真実から目をそらし続ける人生。都合のいい解釈３

俺たちは、自分を「個」と考えてしまうが、
生物学的には、多くの細胞が、それぞれの役割を担って
お互い同士を支えあっている共同体に過ぎない。

生物進化の過程で、細胞は単独に行動するより、共同体として
生きたほうが環境の変化に対して生き残れるのと
判断（思考したわけではないが）した結果、
運命共同体の一員になることに同意した。

「脳」は、体全体を構成する細胞郡の５％程度に過ぎない。
ニコチンを摂取したいという脳の独り善がりで、
他の９５％の細胞が長期間苦しめられる状況が続けば、
当然のことながら、体の細胞は、数億年の昔、自分ひとりだけで
自由に気ままに生きていた時代を思い出し、
人体から遊離しようと必死になる。

それが、つまり「ガン」なのだ。