★「新幹線や駅の全面禁煙考えて」 9学会がJRに要望書
日本循環器学会など9学会は、禁煙週間(5月31日〜6月6日)にあわせ、全国のJR旅客
6社の社長に対し、全面禁煙を求める要望書を送った。新幹線などの列車内や駅のホームでの
受動喫煙による健康被害を防ぐのが狙いで、30日までに文書で返信を求めている。無回答や
「現状維持」でも公表する。今後、私鉄各社にも同様の要望書を送付する方針だ。
JRにとって「煙たい」要望書を送ったのは、日本口腔衛生学会、日本口腔外科学会、
日本公衆衛生学会、日本呼吸器学会、日本産科婦人科学会、日本循環器学会、日本小児科学会、
日本心臓病学会、日本肺癌(がん)学会で組織する合同委員会。
要望書は、列車の端や中間にある禁煙車の乗客が喫煙車を通って移動する際、たばこの煙を
吸わされるのは「非常識かつ目に余る」状況で、多数の乗客から各学会へ苦情が来ていると批判。
飛行機は国際線を含め全面禁煙であることも踏まえ、車内や駅構内の全面禁煙を求めている。
また、列車内やホームで粉塵や一酸化炭素濃度などを測定するのは「公共交通機関にとっては必須」
として、結果の公表も求めた。
昨年5月に施行された健康増進法は、多数の人間が利用する施設などの管理者に、受動喫煙の
防止を義務づけた。 (以下略)
朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0607/007.html