国立ガンセンターの朴ジェガブ院長がすすめるタバコを止めるコツはやや独特だ。
「こんな風にしなさい」という式でない。「喫煙は病気なので、病気に対して正しく把握し、無条件に止めなさい」という式だ。
朴院長は「もしあなたが喫煙のせいであす死ぬと言われて、きょうタバコを吸う気になれますか」と聞く。
朴院長の言うタバコを止めなければならない理由を紹介する。
▲タバコは毒物だ〓タバコをし好品だと思うのは大きな間違いだ。タバコは69種の発ガン性物質と4000種以上の化学物質が含まれている毒物で、
麻薬に分類されたマリファナよりも中毒性の強い物質だ。
タバコには特に、死薬の主成分の「ひ素」、死刑ガスに使われる「青酸カリ」、ペンキ除去剤の「アセトン」、殺虫剤に使われる「DDT」など有害重金属と薬物が含まれている。
この事実を知ってもタバコを吸う気なのか。
▲喫煙は病気だ〓タバコを吸い始める瞬間から患者だ。また、喫煙による糖尿病、高血圧などの疾病が誘発される可能性が大きいので、
患者のなかでも重病だ。したがって、かならず禁煙クリニックで病気を治してもらわなければならない。
韓国では「喫煙患者」の死亡者数は年間1万7700人あまりだが、これは1995年に三豊(サムプン)デパート崩壊事故の時に亡くなった502人の35倍にも達する数値だ。
すなわち、三豊惨事が10日ごとに繰り返されているというわけだ。それに慢性疾患患者にもなりたいのか。
▲喫煙は家族の苦痛だ〓間接喫煙だけでも、家族は25%の喫煙をすることと同じ被害をこうむることになり、疾病の危険にさらされる。
また、両親がタバコを吸う場面は、子どもたちに喫煙の誘惑を感じさせる。もし、喫煙で肺ガンでも発病したら、それこそ家族のみんなが苦しくなる。
家族を愛しているなら、必ず禁煙しなさい。
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