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名無しは20歳になってから:
たばこは、肺がんをはじめとして喉頭がん、口腔・咽頭がん、食道がん、胃がん
、膀胱がん、腎盂・尿管がん、膵がんなど多くのがんや、虚血性心疾患、脳血管疾
患、慢性閉塞性肺疾患、歯周囲疾患など多くの疾患、低体重児や流・早産、奇形な
ど妊娠に関連した異常の危険因子である。さらに、本人の喫煙のみならず、受動喫
煙も肺がんや虚血性心疾患、呼吸器疾患、乳幼児突然死症候群などの危険因子であ
る。また、たばこに含まれるニコチンには、依存性がある。
最新の疫学データに基づく推計では、たばこによる超過死亡数は、1995年には日
本では9万5000人であり、全死亡数の12%を占めている。また、人口動態統計によ
ると、近年急増している肺がん死亡数が1998年に初めて胃がんを抜き、がん死亡の
中で首位となった。また、たばこによる死亡や有病のために、1993年には年間1兆
2000億円(国民医療費の5%)が超過医療費としてかかっていることが試算されて
おり、社会損失全体では少なくとも4兆円以上の損失があるとされている。