パナソニックなど、最優秀賞に 全日本合唱コンクール 2011年11月20日22時37分
第64回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)は20日、
青森市文化会館で職場部門と一般部門B(33人以上)があり、全国9支部の代表計25団体が出場、
金賞受賞団体のうち、職場部門最優秀の厚生労働大臣賞にはパナソニック(大阪)、
一般部門B最優秀の文部科学大臣賞にはグリーン・ウッド・ハーモニー(宮城)が選ばれた。
日本人の作品を歌った優秀団体に贈られるカワイ奨励賞には、
東工大コール・クライネス(東京)と住友金属混声(大阪)が選ばれた。
第22回朝日作曲賞(合唱)の表彰式もあり、「さよなら、ロレンス」を作曲した
川崎市多摩区の森山至貴(のりたか)さん(28)に、
朝日新聞社から賞状と賞金100万円の目録が贈られた。
来年度の全日本合唱コンクールの課題曲の一つとなる。
その他の成績は次の通り。
【職場】
金賞 住友金属混声(大阪)=青森市長賞、札幌市役所声友会=日本放送協会賞
▽銀賞 みちのく銀行男声(青森)、山陰合同銀行混声(島根)、日立コール・システム・プラザ(東京)
▽銅賞 十八銀行混声(長崎)、りそな(大阪)、中部電力(愛知)、富士通川崎(神奈川)
【一般B】
金賞 CANTUS ANIMAE(東京)=青森県知事賞、
お江戸コラリアーず(東京)=日本放送協会賞、鶴岡土曜会混声(山形)
▽銀賞 ノース・エコー(愛知)、淀川混声(大阪)、EST(三重)、
岡崎混声(愛知)、MODOKI(佐賀)、こぶ(岡山)
▽銅賞 ?pice(宮城)、小田原少年少女合唱隊(神奈川)、Baum(北海道)、
豊中混声(大阪)、ある(広島)
http://www.asahi.com/national/update/1120/TKY201111200350.html
被災地に元気を 御影小児童と住民が合唱DVD
東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の3小学校を元気づけようと、東灘区御影石町3、御影小学校の4年生約100人が19日、
阪神・淡路大震災からの復興を願って歌い継がれている「しあわせ運べるように」を合唱し、DVDに収録した。保護者や地域住民約40人も参加。
励ましのメッセージとともに、新年早々に被災地に届ける。
(若林幹夫)
「しあわせ運べるように」は、4年生が被災地復興の後押しにと11月の音楽会で合唱。
担任教諭らが実際に歌声を届けることを提案し、児童が保護者たちにも協力を呼び掛けた。
この日は体育館に児童と保護者らが集まり、数人ずつのグループに分かれ、歌詞カードを手に練習した。
児童たちが「歌い出しは思いを込めて」「『生きていこう』は優しく」などと歌い方について説明した後、
約140人が壇上に上がり、ピアノ演奏に合わせて「ふるさとバージョン」を合唱した。
DVDを届けるのは気仙沼市の南気仙沼小、鹿折小、大谷小。3校とも沿岸部で校舎が被災、児童も亡くなった。
御影小は直接支援をしようと、今年7月に気持ちをつづった寄せ書きと義援金を3校に送った。
その後、「復興したら遊びにきて」「京都に修学旅行に行った」などとお礼と近況を知らせる手紙などが届き、交流が続いている。
御影小は阪神・淡路大震災で児童が犠牲になったほか、校舎は避難所になった。
合唱に参加した東灘区御影本町の男性(78)は「当時は子どもの元気な姿に勇気づけられた。今度は元気を与えたい」。
同小4年の男子児童(10)は「優しい声で心を込めて歌った。喜んでほしい」と話していた。
(2011/12/20 09:15)
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/0004694074.shtml