【京都】○○○もいるよ【インターサークル】

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240名無し讃頌
第2楽章
Molto vivace
複合三部形式をとるスケルツォ楽章。
主部はニ短調、4分の3拍子、ソナタ形式。
中間部はニ長調、2分の2拍子。

曲調は第1楽章を受け継ぐような形で、第1楽章同様DとAの音が骨格になっています。
弦楽器のユニゾンとティンパニで構成される序奏を経て、提示部ではフーガのようにテーマが絡み合い、確保されます。
経過句ののち第2主題に移りますが、主調が短調の場合、第2主題は通常平行調をとるところ、ここではハ長調で現れます。
(ニ短調に対してはヘ長調)
また、1小節を1拍として考えると、提示部では4拍子、展開部では3拍子でテーマが扱われます。
展開部では、ティンパニが活躍します。
このことから、この楽章はしばしば「ティンパニ協奏曲」と呼ばれることがあります。
ティンパニは通常、主調のニ短調に対してDとAに調律するところを、ここではFのオクターヴに調律されているのが独特です。ベートーヴェンは、既に第8番の終楽章(ヘ長調)で、Fのオクターブに調律したティンパニを使っています。
中間部の旋律は、歓喜の主題に似ています。
速度は更に速められてプレスト。
オーボエによる主題提示の後、弦楽器群のフーガ風旋律を経てホルンが同じ主題を提示します。
フルートを除く木管楽器群の主題提示の後、今度は全合奏で主題を奏します。

Beethoven Symphony Nr.9
http://www.youtube.com/watch?v=N9tJjrxTA2I&sns=em