5 :
名無し讃頌:
私の経験です。長文スマソ。
数年前、三善晃の大ファンだという大学合唱団員(♀)と話をしたことがあります。
「三つの抒情」や「クレーの絵本」「地球へのバラード」などには、目をらんらんと
させて話をしていましたが、私が「アン・ヴェール」の名前を出した途端、
「え? 何それ?」みたいな顔をされたのが印象的でした。
詳しく訊いてみると、どうも彼女は「交響三章」「深層の祭」など、
三善の合唱曲以外の主要作品については、聴いてもいないどころか
存在さえも意識していないようでした。
あまつさえ、合唱と管弦楽のための三部作についても。
「おまw 大ファンを自称しておいてwww」と草を脳内で生やしましたが、
口に出すのはやめました。
ネットで調べれば、あるいは三善晃の本を読んでも、彼に関する資料をちょっと
でも目にするだけでも、彼がその他の分野にもいっぱい作品を残していることは
わかるはずですが、彼女の視線があまりにも合唱に偏りすぎたせいで、それ
以外の世界が目に入らなくなっていたのだと思います。
これを読んでいる人も「ありえねー」と思うでしょうが、私も軽くショック。
合唱中心主義自重w
その後、彼女の姿を見た者はいません。
というのは嘘で、彼女とは会っていません。