鈴木輝昭

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295名無し讃頌
淀工の定演で「カムイユカラ」2番初演。
やっぱり〆切を落としたみたい。

毎年淀工の定演では、
コンクール報告ステージと題してその年の課題曲自由曲をやる。
今年の自由曲は6年前の委嘱曲「怪物たちの雑踏のなか(高嶋みどり)」

しかし今日の定演ではそれを取り上げず、
2年前からの委嘱曲「カムイユカラ」の最後となる曲を初演。
パンフには8月ぐらいに届いたのでコンクール自由曲には間に合わなかったとの旨。

委嘱の経緯もMCで話されたが、
10年ほど前の全日本高松大会で輝昭氏から、
「淀川工業に書きたい曲のアイデアがあるんですが」と誘われたが、
まだぺーぺーだった(ギャグだろうが)淀工としては、
当時から売れっ子の輝昭に委嘱するか迷って先送りにしてもらった
しかし2年ほど前に輝昭氏に会った時に、
「まだ10年前のアイデアは淀工のためにとってありますよ」
と言われ委嘱を決意して3年がかりで完成する予定だったが…ということらしい。

それならなぜ今年の分をもっと早く完成させられなかったのだろうか。
一昨年去年と輝の自由曲を引っ提げて全日本で金賞をとっていた淀工が、
今年は関西で関学高等部に一票差で破れダメ金止まり。
大阪大会と関西大会で淀工の演奏を聴いたが自由曲の詰めが甘かった。
おそらく輝の自由曲に見切りをつけたのが遅すぎたのであろうか。
課題曲の精度は抜群だったのもこういう理由だったと思うと泣けるな。

東北の人は結構慣れてるのかもしれんが、
初めて演奏会で輝の〆切落としの被害を目の当たりにしてポカンとしてもた関西人でした。
長レススマソ
296名無し讃頌:2008/01/20(日) 04:10:43 ID:K4iskO7Z
おっと肝心の組曲について書くの忘れてた

男声合唱組曲〈KAMUY-YUKAR(カムィユカラ)〉〜三つのアイヌ神謡より〜(知里幸恵編訳)
I.Pon Okikirmui yayeyukar(小オキキリムイが自ら歌った謡):“Tanota hurehure”
Ii.Esaman yaieyukar(獺が自ら歌った謡):“Kappa reureu kappa”
Iii.Nitatorunpe yaieyukar(谷の魔人が自ら歌った謡):“Harit kunna”

ピアノ付。一部(I.のみ)アカペラ。
アイヌ語と日本語のどちらもテキストだが、
私見で聴いた限りはI.とIii.はアイヌ語の比率が高めでIi.はほぼ日本語。

大変そうな組曲。事実今日も全曲初演ではないしね。
いずれ淀工の演奏で全曲初演が聴けるのだろうか…。

テキストはこちら参照
http://www.nextftp.com/y_misa/sinyo/chiri.html


一昨年I.を聴いた時は本当にカッコ良かった。
が、ピアノが入ってからはちょっと微妙に感じたな…
輝のピアノにありがちなモティーフのオンパレードだった感が