三善晃の合唱曲

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787名無し讃頌
>>778
会社を30分早退し行ってきました俺がちょっくら長文レポ。

まず合唱人多すぎワロタ。まあ受付入った瞬間テルがいたのは当然としても、
前の席はハーモニーの編集でおなじみS元氏、そこになんと娘連れで現れた
天下のシミK(「愛人じゃないですよw」って言いながらS元氏に紹介してた)。
左斜め前は東京合唱指揮期待の星、N島氏などなど(て、このお二方がこれ
見たら俺バレバレw)。プログラムに挟んであったチラシも、樹の会、東京カンタート・
N児と合唱だらけ。

で、演奏会はおおむね楽しめた(少なくとも損した気にはならなかった)。
演奏がよかった(コントラバスの音程の命中は甘いのでは?と感じたが)のが一番。

そしてトルスUですが、個人的にはそれほどって感じ。原因ははっきりしていて、編成に
疑問があるため。少なくとも自分は、生楽器の音とエレクトーン(ステージア。しかもやってることは
生楽器のオケの代用のように聞こえる)の音がどうしても不調和に感じられた。室内オケと合唱
とかだったら印象が全然違ったかも。ただし、PVDは少なくともこの曲を演奏できそうな合唱団
としては、間違いなく最高レベルの演奏だったと断言できる。ただし一点、完全にアマチュアの
領域を超えた素晴らしい声の育成結果だったが、今日の曲は鋭角な言葉が矢継ぎ早に飛び出てくるので、
響きに言葉がやや埋もれて明確に伝わらなかったきらいがあったのと、個人的には藤井氏の音楽
について、いつも若干構えすぎで自然さを損ねているのではないかという疑念があったため、超絶賛の一歩手前の感じ。(続く)
788名無し讃頌:2010/02/27(土) 01:05:20 ID:fE4iIXp9
個人的には、川島氏の曲が一番感じ入った。いつも若干ネタじみた
音楽を考える人という認識だが、今日はネタでない純音楽な部分も
自分には今日の各作品の中で一番しっくり来た。ただやっぱり若干ネタ
じみてたけど。テルの作品は、今日の7曲全部を聞くと、変な表現だが
ある意味スタンダードで常識的な現代音楽の秀作という印象。

ただし、今日の演奏会1点大きな不満があり、各曲がまったく違う編成の室内楽
なので仕方ない部分はあるのを理解しつつも、曲間の準備をしている間の冗長感
はハンパねえってなもんで、場合によっては曲の演奏時間並にかかる準備を、
舞台上も客席もほぼ暗転(だけど動きは見える)の中で長々とやるのは、今日の演奏会の
興をだいぶ殺いだ。特にパーカッション奏者が衣装のまま出てきて打楽器の位置決め
(1人で10個位の楽器を担当していたので)をしたのは、素人目にも位置が大事なんだろう
と生暖かく見ても失望した。せめて司会を立てて作曲者(三善以外全員いた)のインタビュー
とかしつつ後ろで準備するとか、何らか方法があったのではないかと首をかしげた。

最後にもうひとつだけ愚痴を。前述S元氏、演奏の途中でかなりしばしば伸びをして腕を上げたり
頭を掻いたり、静寂がことのほか大事と思い咳を我慢しながら後ろから見てた人間にとっては
集中を殺ぐ鑑賞態度ではっきり言って不快だった。以上、長文スマソ。