★★☆新潟市は札仙広福を目指すべき☆★

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826名無しの歩き方
新潟市は運河「線」を軸とした交通体系を有し、それらの水辺空間は顔となる文化や風土を生み出す核として機能していた。つまり、運河「線」はそれ自体が目的を持って街を形作るのではなく、人々の様々な利用法やそこから生み出される景観によって街を形成していくために多様性ある独自の文化・風土が確立されるに至ったのである。しかし、近年の規格化された都市開発とともに舟運は衰退し、さらに交通体系は自動車へと変換されていったため、運河を中心とする地域文化は衰退してしまった。そこで本稿では、ここ新潟をケーススタディーに近年の街づくりに対する反省と、かつての水辺と都市の関係性を見直し、より地域生活に密着した運河「線」を軸とする街づくりを提案する。これはまた、従来のパスやディストリクト、もしくは「点」と「点」を結ぶ動線でしかなかった「線」の新たな機能を呈示した一つの提案である。