●福井・石川・冨山●駅前&市街地発展度調査201★

このエントリーをはてなブックマークに追加
498名無しの歩き方@お腹いっぱい。
デスク日報
野々市の誇り

金沢市と野々市町の合併論議について何度も取材した10年前、野々市の単独市政は無理だと思っていた。
2000年当時の人口は4万5千人余で、市政移行に必要な5万人突破は難しいと思ったからだ。
しかし、野々市町の人口は昨年10月の国勢調査確定値で5万1885人となり、余裕を持ってハードルを越えた。
この人口減少時代にあって、10年で約7千人、比率で言えば15%も人口が増えたことになる。
野々市側が金沢側を「ストーカー」とこき下ろした時は、言葉が過ぎると感じたが、03年の町長選は単独市政の実現を掲げた安田彦三氏が圧勝。
「金沢市」になることを拒んだ野々市の誇りは、予想以上だった。
国内2番目の人口を持つ町は市に生まれ変わった。人口が増えたのには、それだけの理由があるのだろう。
野々市の花「ツバキ」の花言葉は誇り。市民が誇れる市になるかどうか、執行部の手腕が試される。 (道上宗雅)

北國新聞 2011年11月15日