「無医地区」ご存知でした?
厚生労働省が発表した「無医地区等調査・無歯科医地区等調査」の概況によると、近くに医療機関のない
「無医地区」は2009年10月末現在、計705地区で、前回調査(04年10月末現在)の787地区から82地区(10.4%)減少した。
都道府県別にみると、新潟、北海道、山形、島根など25道県で減少した。
一方、増えたのは12府県で、熊本、静岡、沖縄など。
増減がない10都府県のうち埼玉、千葉、東京、神奈川、大阪は、前回調査でも無医地区がなかった。
★無医地区が最も多かったのは北海道の101地区で、広島(53地区)、高知(45地区)と続いた。
無医地区は、半径約4キロ以内に医療機関がなく、最も近い医療機関へも車などで1時間以上を要し、50人以上が暮らす地域。
無医地区数は、1971年の調査開始以来、毎回減少が続いている。
厚労省医政局指導課は、へき地診療所の整備など地域医療対策の成果のほか、「道路事情の改善や交通の発達などで(1時間以上かかる)地域が減ったり、
人口が50人を割ったりなど、該当地域自体が少なくなっていることもある」とみている。
https://www.cabrain.net/news/regist.do ■無歯科医地区も減
一方、「無歯科医地区」は09年10月末現在、930地区だった。前回調査の1046地区から116地区(11.1%)の減少となった。
都道府県別では、新潟、宮城、鹿児島など30道府県で減。増えたのは静岡、熊本、奈良など9都県だった。増減がなかったのは8府県。
★無歯科医地区が多かったのは、北海道(97地区)、広島(63地区)、高知(57地区)の順だった。
医療介護CBニュース 10月25日(月)より
http://ryouhousi.com/modules/topics/index.php?page=article&storyid=381