◆日本設計に内定/高層複合15万平米/郵便会社の名古屋中央局再開発
名古屋市にある名古屋中央郵便局駅前分室などの建て替えプロジェクトで、設計予定者が
日本設計に決まった模様だ。日本郵政グループの郵便局会社は近く、公募型プロポーザルの
選定結果を公表する見通し。3大都市圏にある中央郵便局の建て替えに向け、それぞれの
設計者が出そろったことになる。
名古屋中央局分室などを建て替える(仮称)名駅1丁目計画は、日本郵政が隣接地所有者の
名工建設、名古屋鉄道と共同実施する大規模開発事業。延べ約15万m2の高層複合ビルを
建設する計画で、2012年春の完成を目指す。
新ビルの構成は、郵便局窓口のほか、賃貸オフィス、商業などの複合施設を想定している。
容積率の割り増しに向け、特区制度などの活用も検討する方針だ。
今回のプロポーザルでは、「建築設計業務」として、基本設計(建築、設備)と環境影響評価の
委託先を選定した。履行期限は09年3月13日。09年度に予定している実施設計業務も継続して
委託する予定だ。発注者支援業務となるコストマネジメントなどは別途発注する。
建設地は、名古屋市中区名駅1丁目の敷地約1.2ha。
東京、大阪、名古屋にある中央郵便局の再開発プロジェクトは、郵政民営化に伴う目玉事業の
一つ。現在、施工者選定の入札手続きを進めている東京中央局の設計は三菱地所設計、
大阪中央局は日建設計が担当している。
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