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関係者などによると、主な地権者は五月末までに全体の再開発計画に合意。
事業主体となる任意の協議会を、求人情報誌を発行する雇用促進事業会(熊本市)、
別のビル所有者、熊本市などで構成することも固まった。
花畑公園北隣の複合ビルは、産文会館のホール機能の確保ほか、
再開発区域を広げることで、歩行者の回遊性をさらに高めることなどが狙い。
予定地となるNTT西日本桜町別館ビルと「ガスト熊本城前店」の土地
(計約二千六百平方メートル)については、雇用促進事業会が既に取得している。
雇用促進事業会が所有する駐車場や、産文会館など約四千八百平方メートルに劇場や
商業施設の複合ビルを整備する当初計画についても、同社が五月末、産文会館北隣
(電車通り沿い)のビルの土地・建物を取得した。
花畑地区再開発は、国の認定を昨年受けた熊本市の中心市街地活性化基本計画
(二〇〇七〜一一年度)に盛り込まれた事業の一つ。再開発する二カ所のビルの規模や
事業費については本年度中に固め、約五年後の完成を目指す。
近隣では九州産業交通ホールディングス(熊本市)を中心にした熊本交通センター一帯の
再開発構想もある。同構想も中心市街地活性化基本計画に盛り込まれており、二つの構想の
相乗効果による一帯の魅力アップ、中心市街地の活性化も視野に入れている。