雰囲気や個人的感想を排除して都市を語るのは難しい。
”先入観のない名古屋”を知るには、洞爺湖サミットの各開催地案内を読んで”いま知っている名古屋”と比較してみるのもいいかもしれない。
http://www.g8summit.go.jp/venue/index.html ※この「開催地」に掲載している各地の情報は、各地方自治体から提供いただいたものを掲載しています。
〜文化・西日本編〜
【大阪府】
大阪は古くから交通の要衝として栄え、6世紀から7世紀にかけて四天王寺が建立され、
難波宮が置かれるなど経済、文化の中心地として発展してきました。
その源は時代、時代の民の才覚であり、とりわけ近世においては、
千利休、井原西鶴、近松門左衛門、緒方洪庵など現代に大きな影響を及ぼしている才人を多数輩出しています。
こうした中から、上方歌舞伎や文楽などの伝統芸能や、「食い倒れ」といわれる豊かな食文化が育まれました。
また、多種多様な文化施設が集積しており、伝統文化の枠にとどまらず、
オーケストラやジャス、ミュージカルなどの公演も盛んです。
【兵庫県】
多様な気候と風土にはぐくまれた広大な県内各地には、
世界文化遺産に登録されている姫路城、別名「白鷺城」をはじめ、歴史的文化財が数多く点在するほか、
淡路人形浄瑠璃などの豊かな伝統文化が今も訪れる人々の心に訴えます。
また、外国から神戸港を通じてもたらされた映画やゴルフをはじめとする
欧米の文化が日本各地へ広がるとともに、一方でカラオケやアニメーションなどの
日本文化が世界に広まっていきました
【京都府】
千二百余年の歴史を持つ京都は文化・文明の交差点として、伝統に育まれた豊かな文化を発展させる一方、
国内外から多くの文化を受容し、融和させ、新たな文化を創造してきました。
京都には、茶道や華道など日本の応接文化の源流や懐石料理、精進料理等の日本の食文化の原点があります。
また、葵祭、祇園祭、時代祭のほか五山の送り火など数多くの日本の季節の風物詩があります。
京都の文化的創造力や知的財産は日本のアイデンティティーともいえる高い文化性を世界にアピールします。