雰囲気や個人的感想を排除して都市を語るのは難しい。
”先入観のない名古屋”を知るには、洞爺湖サミットの各開催地案内を読んで”いま知っている名古屋”と比較してみるのもいいかもしれない。
※この「開催地」に掲載している各地の情報は、各地方自治体から提供いただいたものを掲載しています。
〜歴史・東日本編〜
http://www.g8summit.go.jp/venue/index.html 【東京都】
東京は、1603年に将軍徳川家康が江戸幕府を開いて以来、長い歴史と伝統を築いてきました。
18世紀には人口100万人を超える世界最大都市となり、水陸の流通ネットワークやリサイクルなど、
成熟した都市システムが確立されていました。
近代都市として発展する途上で、震災や戦災に遭遇しましたが、その度に復興し、
1964年の東京オリンピックを契機に、インフラ整備が飛躍的に進みました。
【横浜市】
横浜の起源は、文献などにより11世紀まで遡ることができますが、歴史の表舞台への登場は、
1854年に日米和親条約締結の地となってからです。1858年に、幕府がアメリカ、オランダ、ロシア、
イギリス、フランスとの間で締結した「安政の5か国条約」で翌年の開港が定められました。
1859年7月1日(旧暦6月2日)の開港以降、諸外国から多くの文化や技術が港を通じて日本全国へ広がり、
横浜は「日本近代化原点の地」として日本の近代化を牽引しました。
その後、関東大震災(1923年)での壊滅的被害、第二次世界大戦の大空襲による市街地42%消失、
戦後の接収による基盤整備の遅れ等を克服し、我が国を代表する「国際港都」として発展してきました。
【千葉県】
里山・里海の恵みのなかで、縄文の昔から人々の生活・文化がはぐくまれてきました。約3万年前の旧石器時代の遺跡、
縄文時代の貝塚や古墳・城跡など、2万 9000ヶ所以上の遺跡が存在しており、その数は全国1位です。
古くは、麻がよく育ったことから総(ふさ:麻の古語)の国といい、房総の名の起源となっています。
江戸時代は、幕府直轄領と譜代の小藩が置かれ、中でも佐倉藩は
長崎と並び医学などの学問で当時の日本をリードしていました。
1873年に現在の千葉県が誕生、食糧の供給や住宅地等として首都圏の発展に寄与してきました。