名古屋周辺の建設的話題をまったり語るスレ【139】

このエントリーをはてなブックマークに追加
39♪ルンルン女帝superセレブ梅田 北区民^^♪ ◆Qdh1dfdJJw
 欧米勢がリチウムイオン電池の事業化に対する投資に躊躇するのを尻目に、ソニーを皮切りに三洋電機、
松下電池工業などの日本企業は1990年代前半に実用化のための技術や製造ノウハウを確立、
以来、生産設備の積極投資に踏み切ると同時に市場開拓に力を入れてきた。 
 おかげで今や世界で販売される携帯電話やノートパソコン向けのリチウムイオン電池は、
日本製コバルト酸リチウムイオン電池が圧倒的なシェアを誇る。米国など競争相手どころか、
日本製リチウム電池を買い続けてくれるお得意様に過ぎない存在だ。少なくとも今まではそうだった。
 ところが、トヨタがリチウムイオン電池の次世代ハイブリッド車への搭載を延ばしたことで、この構造に変化が生じ始めていることが明かとなった。
きっかけは、2006年から2007年にかけてノートパソコンや携帯電話用のリチウムイオン電池が大量にリコールされたことにある。
限られた件数ではあるが、オーバーヒートし、火災が発生したケースが問題視されリコールされた。
 確かに、現在リチウムイオン電池の主流となっているコバルト酸リチウムイオン電池はオーバーヒートしやすく、
電池の中に不純物が入っていたり、事故で電池自体がつぶれたりすると、
ショートして「熱暴走」と呼ばれる爆発につながる危険があることが分かっている。だが、そうだとしても実際に引火したり、
爆発する可能性は極めて小さいという。
★お流れとなった次世代「プリウス」への搭載★
 トヨタは、日本製コバルト酸リチウムイオン電池の技術を進化させた自動車用リチウムイオン電池を開発し、
2008年後半に発売を予定していた次世代「プリウス」に搭載しようと計画していた。
実現すれば、既に低燃費である「プリウス」の効率性をさらに向上させ、他社の追随を許さないクルマに仕上がるはずだった。
しかし、自社が採用を検討しているリチウムイオン電池が基本的にはコバルト酸系であることから事態を重視、
安全性を確認できるまで採用を遅らせることにしたのである。