【空港自慢】全国の空港を語ろう!その3

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セントレアは関空を反面教師にし誰にでも使いやすい日本一の空港。

セントレアの大きな特徴のひとつが“ユニバーサルデザイン”。
これは、バリアフリーを進化させた考え方で、年齢や障害の有無などに関わらず、
すべての人に優しく使いやすい空港を、というコンセプトだ。

セントレアには国際線と国内線が発着するが、このふたつは離れたビルにあるのではなく、
ひとつのターミナルビルの右と左にまとめられている。
さらに、各エアラインのチェックイン・カウンターから搭乗ゲートまでが、
実歩行距離で300m以内という近さになっている。これにより、トランジット(乗り継ぎ)が非常に便利な空港になる。

また、到着は2階、出発は3階に施設が集められているため、
上下階に移動する必要がない。階段を使用せずに動く歩道だけで行き来することができる設計だ。

上下階への移動が不要なのは、到着や出発手続きのエリアだけではない。
このセントレアでは、鉄道駅などのあるアクセスプラザからターミナルビルまで、ずっと段差なしで結ばれている。
このため、電車を降りたホームから出国のセキュリティチェック前まで、カートに荷物を乗せたままで移動することも可能だ。
車を利用する場合には、駐車場へエレベータで移動できるので、重い荷物を持った利用者も使いやすい。

その他にも、床カーペットを、傾斜の部分と踊り場の部分で色を変えて、ころばずに歩けるようにデザインしていたり、
車椅子の利用者が乗ってもその横を歩けるように、動く歩道の幅を広くしたり、
一般トイレでも手動式車椅子で利用可能にしたりと、様々な工夫が取り入れられている。