【小倉】 北九州都市再開発の新しい観点\ 【──】
【EXCULTer's / Esprit de Kokura】 2006年 - ヲ・ヲォ〜レ様の一般教書演説 page 1/8
0.ヲ・ヲォ〜レ様の年頭あいさつ
近年、我が北九州市を取り巻く状況は日々刻々と変化している。
「 衰退は我々には関係ない 」 と無関心を装っていても、衰退はもう小倉 Kokura の街まで
迫ってきた。
企業の倒産や他都市への移転のみが衰退を表しているのではない。本来、動くべきものが
止まっている状態も衰退を表していると言ってもいいだろう。
青写真が提示されたにもかかわらず、何も変わっていない再開発、気が付くとそこは単なる
駐車場として放置、あるいは当初の事業計画から大幅に削減、など、それらは衰退を意味
する以外の何物でもない事実である。
昨年は 「 波乱の北九州市政 」 を背景に、ヲ・ヲォ〜レ様の提言と必ず反対のコトをしでか
す行政サイドの首根っこを引っ捕まえた感触…いや現実にそれらを体現しているレベルに
まで増幅されてきた感じである。
こういった場合、” 左派勢力 ” に 「 丸投げ 」 して 「 何もさせない 」、「 何も使わせない 」
と言ったペナルティも視野に入るコトになるが、今年はそれらペナルティ発動の間で揺れ動
く市政を垣間見るコトにもなるだろう。
「 しても 」 「 使っても 」 北九州99万市民のマイナスになるのであれば、それらを止めさせ
るのが 「 最良の策 」 であり、どこからみても 「 当たり前 」 だろう。
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1.我が日本国の破滅
これら左派勢力の恩恵はかつての村山政権発足時にわずかに見られた 「 景気回復 」 の傾
向と、クリントン政権における 「 アメリカの黄金期 」 においても既に実証されている。経済政
策で保守・右派勢力が成功を収めた実績はなく、かつてのバブル景気は当時の自民党政権
における赤字国債の大量発行による、我が国の経済破滅への危機の根底を築いた。アメリ
カは言うまでもなく、共和党の 「 戦争好き 」 は米西戦争当時からその体質はまったく変わっ
ていない。
また、「 過去の清算 」 についても考え直す必要があるだろう。村山元首相は 「 謝罪 」 した。
クリントン元大統領は中東和平に貢献し、差別偏見のない外交姿勢を体現した。ブッシュ氏
のイスラエル偏向寄りではなくパレスチナも平等に扱った。一方でユダヤ教徒への配慮も示
した。
ものは考えようである。我々国民が直接謝罪したり低姿勢を示す訳ではない。それらを政治
屋が 「 肩代わり 」 してくれれば我々国民がいちいち考える必要もなく、反日デモやテロの恐
怖に怯える必要もないのである。つまり、政治屋が政治屋たる職務をまっとうしていれば、我
我国民が政治に対して関心を持つ必要はなく、それらに割くムダな時間も必要なくなる。
小泉首相はかつてのブッシュ氏(親)の過ちを犯そうとしているが、それは 「 間違い 」 である。
これは小泉首相だけではなく、自民党自体にも向けられる危機でもある。
例えば、憲法9条の改正や、自衛隊の 「 正規国軍化 」 の明文化、原則非公開の死刑を含
めた判決の出せる軍事裁判所の創設…などなど、中東の恨みをかうブッシュ氏(子)が政権
にかかわっている時期にこれらを議題に出すのは 「 間違い 」 である。親子揃ってホームラン
級のバカのブッシュ家の言いなりになるのはあまりにも危険すぎる。
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一方、我が国の経済面の無策はモロに祟り、” 借金 ” は既に総額1,009兆円を超えている。
「 緩やかな景気回復 」 とは口だけの棒読み台詞そのものであって、誰も相手にしていない。
我々国民はじゅうぶんにこれらを知っている。しかし忙しすぎる日常に、それらに関わる暇す
らないのである。政治屋はあくまで 「 国民の代表 」 であって、「 極悪代官 」 のそれとは違う。
今年はこれら 「 化けの皮 」 を剥がす年でもある。もうバブル景気の過ちは繰り返させない。
もし、そうなれば我が国は確実に 「 破滅 」 する。
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2.ゴミ袋の4倍値上げ
中でも、「 ゴミ袋の4倍値上げ案 」 の ” 市議会可決 ” は、北九州99万市民全てを敵に廻
す背信行為として既に定着し、それらの意志は鮮明に行政サイドへと伝わっていくコトだろう。
当初、1枚60円とされた指定ゴミ袋の価格は50円に引き下げられ、正確な倍率は3.3倍で
ある。しかし、切り上げ算入で4倍になる事実に変わりはない。
ゴミ袋の4倍値上げには北九州99万市民の猛烈な反発が背景にある。民間の発想では業
績が低下して売価を吊り上げる企業などバカ扱いされるのがオチであるが、それを行おうと
しているのが北九州市役所である。
北海道庁では財政問題から逃げるコトなく直視し、全職員一律10%の給与削減策を表明し
た。これが 「 当たり前の判断 」 であって、「 勤務中に散発に行ける特例 」 のある北九州市
役所は異常そのものだろう。
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3.小倉競輪臨時職員の斬り捨て行為
また、小倉競輪臨時職員の 「 斬り捨て御免行為 」 には、市役所前での座り込み抗議や中
心街での 「 デモ 」 にまで発展した。
これらに対してはJRA小倉競馬場に見習ってモノレールの延伸による集客対策を講ずるか、
もしくはJRAサイテライト施設である 「 ウィング 」 と同様に市内各地に場外券売施設を創設
すれば収益は改善しそうなものであるが、北九州市政は 「 競争相手 」 のいない競輪場には
興味がないらしい。
何もしないのでは面白くないらしく、臨時職員を路頭に迷わせてその反応を見て喜ぶ変態ぶ
りである。そのつもりがなくても傍からみればそう見られても仕方のない状況を自ら作り出し
ている。
旧・小倉市政では巧妙かつ斬新な発想による、市民の喜びそうな話題を提供してくれたが、
北九州市になってからは暗い話題のほうが多くなった。
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4.若松競艇場へのテコ入れと東西間の内紛
一方、若松の競艇場には予算注入を行ってテコ入れを行うと言う。近隣の芦屋競艇場のコト
を考えると、これが 「 二重投資 」 による血税の散財と疲弊を招くだけなのか、それとも弱小
自治体をイジメる喜びなのか、はたまた北九州市内における 「 東西間の内紛 」 なのか区別
の付かない状態に見える。
旧5市合併から40余年が過ぎ去ってもなお、この旧5市意識で市政が進む対等合併の弊害
が続くのは 「 うんざり 」 である。
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若松へのテコ入れが、どのような成果とリターンを創出するのかを提示していない北九州市
政に対して、一抹の疑念を持つ市民は増え続ける一方だろう。
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5.苅田町との二重投資
さらに、昨今の朽網駅と苅田駅のリニューアルとバスターミナル設置には嫌気が差している。
どうせならば北九州市と苅田町の境界線に新駅を設置してバスターミナルを設置すれば二
重投資は避けられたのではないのか。
福岡県庁は 「 北九州市に苅田町は割譲しない 」 意思を表明しているのに行橋中津方面か
らのわずかな利用客のために苅田駅を 「 死守 」 するのつもりなのだろうか。このあたりは
血税を散財している以外の何物でもないだろう。
頼んでもいないのに余計な買い物ばかりする困り者…これが北九州市政そのものである。
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6.中心街の放置と小倉東映会館跡地再開発での失態
中心街での政策における失態もモロに露呈した。小倉東映会館跡地再開発においては市助
役と商議所会頭が ” 陳情 ” に赴くものの、モノの見事に 「 門税払い 」 された。自らが明確
なビジョンも持たずに反対だけを表明する者に 「 マトモな反応 」 を出せるはずもない。
北九州市政は中心街に対してこれほどまでに愚鈍な対処しかできないのは無能な人材しか
いないからだろうか。だから人口がどんどん減るのだろうか。
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7.路線価のさらなる下落 - 熊本市未満の政令指定都市の実態
行政サイドによる勝手な思い込み - 「 北九州市はモノづくりの都市 」 の勘違い政策によって、
中心街は放置され、福岡市はおろか、中核市の熊本市よりも路線価の評価は下落した。
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8.人口が減る政令指定都市 - 勘違いのものづくり政策市長
人口は100万人を下回り、99万人台から98万人台へと下降中である。勘違いの都市政策
の下に着実に没落してきた結果がそのまま反映されているのだからヲ・ヲォ〜レ様は今さら驚
きもしないが、これが、この都市政策が…そもそもこれらに税金を納付する値打ちがあるのか
どうか疑問に思えてくる。
これらのうち、この街に将来の希望を持てなくなった者は次々とこの街を捨てている現状が横
たわっている。我が国の人口総数は減っているが、都市レベルでは政策次第で増えも減りも
する。福岡市をみればこの40余年の間に40万人以上の差を付けられていると言う 「 事実 」
がそれらを実証している。
もちろん、市長のみの責任ではない。最大の責任は無能な市議会にあると言ってよい。
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9.北九州市という1つの単位の都市は維持できるか
大都市・政令指定都市への集客には、たいていの場合、中心街の華やかさとその魅力を体
現するコトによって…つまり、 「 三次産業 」 のテコ入れ・活性化を支援していくコトによって人
口が増えていくものであるが、北九州市にはそれらが 「 まったく 」 ない。これで人口が増える
はずがない。
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小倉北区を 「 中央区 」 に改称して北九州市が旧5市意識を捨てた、新しい1つの都市の単
位として再出発するコトこそが、誰もが考える 「 当たり前 」 の発想だろう。そうでなければこ
れ以上北九州市が1つの都市の単位であり続けるコトは難しいだろう。
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10.新北九州空港へのアクセス鉄道計画の空中分解による敗北へのロードマップ
新北九州空港へのアクセス鉄道は青写真すら提示しない有り様である。何もしないより現状よ
りかは 「 モノレールを空港まで延伸します! 」 ぐらいの強行姿勢を見せるべきであるのにそ
れすらもしない。
JRグループ各社の協力が取り付けられない現状と様相を呈したきたのであれば、モノレール
の延伸を表明してJRグループ各社に背を向けても構わないだろう。市民が期待しているのは
「 なあなあ節 」 ではなく、「 強力なリーダーシップ 」 である。風見鶏のようなふらついた態度し
か取れずにいる指導者に誰が味方するのか。
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11.不正不祥事汚職による北九州99万市民への愚弄行為
昨年は市職員による不正不祥事汚職が 「 モロ出し 」 になった年でもある。これについては
ヲ・ヲォ〜レ様が常々日頃から提唱している 「 (仮)公務員処罰法案 / (仮)公職罰則加重規
定 」 の制定を国会で取り上げてもらう必要があると言える。
公職に就く者が犯罪行為に走るなどの著しい逸脱行為に至った場合、通常の罰則/刑期に一
定の倍率を加えてより厳しく処罰する法案とそれに伴う新しい罰則加重規定である。これらは
警察官・自衛官による捜査情報漏洩・機密漏洩に対してもより厳しく処罰する必要があると言
える。
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12.福北連携事業と福北ネットの即時停止 - 理由のない血税浪費は許されない
「 福北連携事業 」 を血税を散財して行う理由がわからない。福岡市のコトは福岡市が、北九
州市のコトは北九州市の予算枠で勝手に行えばいい。血税の散財を伴わない、民間企業に
よる営利活動や、非営利のボランティア活動ならばいっこうに構わないが、そこに血税が投与
されるコトに、市民に対してどのような成果と利益を付与するものなのかを問いたい。
誰が福岡市と連携するコトを望んだのだろうか。下関市でも、200km先の広島市でも…ある
いは1,000km先の東京都でも連携したい者のほうが多いかもしれない。では仮に下関市と
広島市と東京都と連携したとすればそこに新しい部署と人材が必要になる - もちろん血税で、
だ。事業を立ち上げるのであれば、そこに顧客に対する説明責任と、成果と利益を提示する
のが民間企業の発想である。
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13.魅力のない都市像への荒療治 - 現市政の一掃と望まれる人材とは
ヲ・ヲォ〜レ様は嘘をついてまで北九州市が魅力ある都市だとは言えない。現実を直視し、市
民の不満を共感し、それらを良い方向へと導いていくコトを提言し続ける以外に道は開かれな
いだろう。
北九州99万市民の本当に望んでいる魅力ある都市像とは人口の減る都市像でもなければ
中心街を放置する都市像でもなければ三次産業を軽視し二次産業にテコ入れする都市像で
もない。
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これらへの 「 荒療治
>>690-697 」 が…今年の主要な議題である。