【提言】 博多駅新ビル調停問題 - JR九州が調停問題で敗れ、井筒屋を継続出店させなければ
ならなくなった場合について考える
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さて、前回(
>>305-307)ではJR九州の提示する複数社コンペ選考方式案において井筒屋が敗れ、
博多駅新ビルから追放された場合についての代替案について提言してきた。
今回はJR九州が調停問題において井筒屋に敗れ、博多井筒屋での40余年の実績が 「 営業権 」
として正式に有効と判断された場合について考え、JR九州の対抗策を予想していく。
ヲ・ヲォ〜レ様はどちらか一方のみに有利になるような提言はしない。あくまで現実的な発想をベー
スに提言を続けていく。
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《1》 博多郵便局を福岡中央郵便局に統合させた上で博多郵便局ビルを再開発の対象にする
現実的にはこれが最有力だろう。JR九州は現行の博多駅ビルの取り壊しと再開発をあきらめ、南
脇にあるわずかな空き地と博多郵便局ビルの取得と再開発を試みると予想される。
知ってのとおり、郵便局については先の国会において郵政民営法案が可決し、大都市駅前にある
郵便局ビルについては一部の政府首脳から早急な再開発を促す強行発言すら出ているコトからし
て、これらの取得と再開発に対しては井筒屋を 「 説得 」 するよりも要する時間は短く、ラクに進行
していくものと思われる。福岡市には大物政治屋も多くいるのでこのへんの 「 官の調整 」 は手っ取
り早く行われるだろう。
一方、博多駅新ビル計画の構造は新駅ビルの一部がホームに被さる構造になっている。これは小
倉駅と同様、新設部分に連絡口を設け、そこから新駅ビルへ出入りする構造になるものと思われる
が、JR九州はこれを現行の博多駅ビル(博多井筒屋)へは繋げないだろう。物理的には繋げるか
もしれないが、実際の運用で繋げるというコトはおそらくないだろう。せいぜい緊急避難通路程度。