【小倉】 北九州都市再開発の新しい観点 【Kokura】
210 :
EXCULTer's / アベシ系福岡人(ワラ ◆sLZgPNHONI :
【解説2】 伊勢丹進出2年目 - 小倉駅周辺の構造を学習せよ page 1/2
小倉駅前に進出した伊勢丹にはもう1つ誤算がある。立川店をモデルケースをする
など、基本的に小倉 Kokura を見くびった傾向にあったが、その中でも小倉駅ビルの
専門店街(アミュプラザ)を計算式に入れていなかったことも誤算を招いた。
小倉駅ビル専門店街(アミュプラザ、約2万平米)は駅ビルに入居する商業施設の中
では首都圏優位の駅ビルランキングの中で唯一、地方からの上位ランクされている
駅ビルであるが、伊勢丹はこれらを軽視しているように思える。
例えば、旧小倉そごう撤退の条件としてはやはり小倉駅ビルの存在は考慮されてい
たと思われ、再建対象となったそごうが地域の 「 風雲児 」 として君臨する訳にはい
かなかったようでもある。
旧小倉そごうビルに入居するテナントに単なる専門店街のみだけではなく、付加価値
の高い商業施設の入居を地元が要望する理由はそこにある。もちろん、旧小倉そご
う進出時のスローガンである福岡商圏への斬り込み、即ち、都市間競争が履行でき
なければ消費者も満足の行く買い物はできないだろう。
駅前という立地は微妙な立場にある。小倉 Kokura に来るための者と、小倉 Kokura
から出て行く者と、小倉 Kokura を通過(乗り換えを含む)する者と、大まかに分けて
3者に分かれる。
211 :
EXCULTer's / アベシ系福岡人(ワラ ◆sLZgPNHONI :05/02/10 11:17:55 ID:h3SuFZIC
【解説2】 伊勢丹進出2年目 - 小倉駅周辺の構造を学習せよ page 2/E
そのうち、小倉から出て行く者と通過する者はたいていの場合、駅ビルで事足りる。
伊勢丹が視野に入れるべき者は小倉に来るための者を正確にターゲットできるかど
うかに、ある。彼らは小倉 Kokura に来るために期待を抱いて電車に乗ってやってき
ているワケだ。
つまり、デパートの商圏である中距離圏(半径30km以内)からの顧客ニーズに応え
るためにはフロア構成を見直す必要もある。ペデストリアンデッキで連結された小倉
駅の南北両面の広大な空間は 「 2階 」 が 「 1階相当 」、「 1階 」 が 「 地下1階相
当 」 と、通常の駅前空間より1フロア分高くなっている。
旧小倉そごう入居時は1階も2階もほぼ同等に扱われてきたが、これはそろそろ改め
る必要がある。このへんは決断に躊躇するだろうが、小倉駅北口では新幹線のある
建物1階は駐車場への入口、ラフォーレでも2階をメイン入口、ベスト電器でも同様に
2階をメインと捉えている。KMMビルも2階出入口を設けている。
そもそも、小倉駅周辺を西日本17県からのグローバルな集客地域として捉えている
かどうかが気になる。つまり、鉄道を利用するための者にとって利便性が高いのか否
か、が、で、ある。