【TOKIWA】大分県企業とお国自慢2

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718名無しの歩き方@お腹いっぱい。
組織設け共同仕入れ
トキハ本店、別府店の改装も

トキハ(大分市)は今期から商品統括部を新設し、別府店との共同仕入れを強化する。
また今期中に前年の倍の15億円を投資し、大分店と別府店を改装する。
どちらも収益力の強化を狙ったもので、営業利益率1.5%を確保する。
同社は大分店、わさだ店、別府店の主力3店がある。従来は各店でMDを組み、
独自色の強い仕入れをしてきた。新設した商品統括部は主に大分店と別府店の仕入れの
一本化を図るもので、バイヤーも共通化する。この機構改革に伴い、4月から大分店を本店と
呼称している。
トキハは00年12月に大分市内で2店目のわさだ店(トキハわさだタウン内)を開業した。
これによって本店の客数が減少し、厳しい経営を強いられてきた。
本店は今期に入って客数減、売り上げ減に歯止めがかかっており、改装で集客力を強化する。
別府店は慢性的赤字が続いており、業態転換によって再生させる。
本店は今年度中の改装で食料品を強化する。地下1階に加え、書籍などの地下2階も食料品売場とし、
総菜、洋菓子を強化する。書籍などは売り場を縮小し、上層階へ移す。
別府店は百貨店部分を縮小し、テナントビル化する。空き状態の専門店棟3、4階へ9月中をめどに
テナントを導入する。百貨店棟では地下の食料品をトキハインダストリーに賃貸(9月末)、
7階の食堂、催事場は今年度中にすべてレストラン街にする。このため直行エレベーターを新設する。
同社の今年度の売り上げ目標は1.8%減だが、これらの施策を通じて、
経費節減による利益確保から増収による利益確保へ「攻めの経営」(岡本邦彦社長)に転換する方針だ。

(繊研新聞6/28)