【朝日】 JR九州、七社会に10月加入 石原社長表明 - 博多駅ビル購入意向
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http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=6916 JR九州の石原進社長は24日の定例会見で、九州電力や西日本鉄道など福
岡市の有力企業7社でつくる「七社会」に10月1日付で加入すると発表した。
メンバーの西日本銀行と福岡シティ銀行が同日付で合併して、構成メンバーが
1社減るため、8月上旬から加入を要請されていた。
石原社長は加入する理由を「公共性の強い事業への協賛など、今以上に社会
貢献に加わる必要があると考えた」と話した。
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【解説】 JR九州が福岡市財界入りをすればもはや 「 暗黙の制約 」 はなくなる
これまで暗に計画を寝かせていた北九州都市モノレール東西線(小倉〜到津
〜大蔵〜黒崎)の計画にゴーサインを出すべき時期がきたようだ。この区間は
現在運用中の小倉線(小倉〜企救丘)の、採算ベースのギリギリの路線ではな
く、市の財政を確実に潤す 「 ドル箱路線 」 である。元北九州市長(門鉄局長出
身)の谷伍平氏がこの路線を先行着工せずに北方電車の廃線跡から着工を優
先させたのは出身母体のJR(当時の国鉄)に対する 「 配慮 」 でもあったのだ
ろう。が、しかし、近年ではそのJR九州も社長を始め、首脳陣は福岡市サイド
寄りの姿勢を鮮明にした。本社も門司港から博多に移転させてから十数年経
つ。時間が経つにつれてJR九州と北九州市の関係は希薄になってきたようだ。
…もはや 「 暗黙の制約 」 は存在しない。計画にゴーサインを出し、北九州市
の発展を促すべきだろう。それが北九州市の仕事だ。