近畿・畿内・KANSAIの明るい話題専用スレ2

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704今日の結論
【2004年8月27日】
ハンナン牛肉偽装、浅田被告側「農水省が犯行誘発」──大阪地裁公判で主張

 BSE(牛海綿状脳症)対策事業を悪用した牛肉偽装事件で、詐欺罪などに問われた元ハ
ンナン会長、浅田満被告(65)の公判が27日、大阪地裁(水島和男裁判長)であり、弁護側は
冒頭陳述で「農林水産省は検品の情報を漏らすなど犯行を誘発、黙認した。共犯もしくはほ
う助罪が成立する」と主張した。

 この日の公判で、事業の策定・実施の中心となった当時の農水省畜産部長ら職員3人を証
人尋問することが決まった。

 弁護側は冒陳で「無罪を主張する考えはない」としたうえで、「輸入牛肉などと国産牛肉は
見分けがつかない」と目視検査のみだったチェック体制のずさんさに言及。「(肉の履歴を証
明する)と畜証明書の添付を不要にしたのはなぜか」と疑問を投げかけ、事業の仕組み自体
が不正を誘発したと指摘した。

 さらに、事業開始後の2001年11月、農水省職員が浅田被告に電話し、広島県の食肉卸会
社社長=公判中=を紹介した際、浅田被告は「社長の対象外牛肉を自分を通じ買い取り申
請することを同省が了解していると理解した」と指摘。当時の農畜産業振興事業団が、検査
対象牛肉の出荷番号を漏らしたのは「(対象外申請を黙認していた)農水省側が事件の発覚
を恐れたためだ」と述べ、詳しい経緯を解明する必要があるとした。