今日のミルモどうよ?地理ネタ満載だったな。

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1名無しの歩き方@お腹いっぱい。:02/06/01 21:46
どう?地理的に言うと。
郡山人は仙台出張の帰りに福島を訪れることにした。
「福島は郡山より田舎に違いないぜ!いっちょう福島でも相手にしてやるか」
郡山人は東北本線に乗って、福島へ向かう。
藤田駅から延々と続く美しい住宅地とその彼方に見える福島の都心が見えて来た。
郡山人はその景観の美しさと市街地の広がりに動揺するとともに
郡山駅の隣の日和田駅まですら市街地が続いていない郡山の事実を思い出さずにはいられなかった。

福島駅に着くと、郡山人は福島駅の規模の大きさにさらに愕然とした。
駅舎は東口、西口両方にあり、東口にはルミネ、西口には郡山よりはるかに規模が大きいパワーシティピボット、
車社会郡山には存在しない都市型鉄道の飯坂線、阿武隈急行線が乗り入れてる。
さらに新幹線の時刻表には「次は大宮に止まります」の文字が!
「なぜ郡山に止まらないんだ、ゴラァ!!」と郡山人は思わず絶叫しそうになった。
各駅停車「なすの」が郡山始発になったことを喜んでた郡山人だったが、
実は郡山軽視、福島重視であった現実に気付いてしまったのである。

しかし郡山人は駅前に出て安心した。
駅前は綺麗ではあるがまだ郡山の駅前に1日の長があると。
気をよくした郡山人は「ついでに裏口でも見て田舎さを再確認するか」と独り言をつぶやき裏口へ向かった。
裏口で郡山人は郡山駅の表口ですら比較にならない賑わいに圧倒された。
ここで郡山人は自分の過ちに気づいた。
表口だと思っていたのが実は裏口だったのだと。
郡山人は駅前広場にしか人がいない郡山駅の現状を噛み締めるしかなかった。
大町方向にとぼとぼと歩いて行く郡山人。
大町に着くまでにビッグアイほどの極端な高層ビルこそないものの、高さがきれいにそろった高層ビル群、
郡山駅前大通りのように曲がりくねってないきれいに整理された道路、
国道13号、高湯街道、飯坂街道と平和通りが交わる車線が多くて複雑過ぎる交差点などを
目の当たりにする度に郡山の貧弱さを痛感することになった。

福島パセオ通りの商店街は都会的で、これに比べれば郡山中町商店街は田舎の商店街であった。
しかし、ここで郡山人は一つだけ福島に勝った部分を発見した。
朝鮮銀行の存在である。
郡山には朝鮮銀行がある。福島にはそれはない。
郡山人はこれで精神の安定を保つことが出来たが、朝鮮銀行があってどうするのかは考えないことにした。
何よりも福島には郡山にはない日本銀行がある・・・
涙を乾かすようにスピードを上げさらに県庁へ向かって歩く。
しかし、どこを歩いていても郡山よりも遥かに格好良い街並が郡山人の胸を締め付ける。
歩道と車道も郡山より圧倒的に整備されていた。
県庁に着く。
「なんだビックアイより小さいじゃないか」
しかし、公園から見える景観は高層ビルが林立する壮大な物であった。
チンポビルのビックアイとは比較にならない。
郡山人は精神的に耐えきれず、県庁前に激しく嘔吐した。

「辛い・・・もう帰ろう・・・」
郡山人はふらふらになりながら、家に帰ろうと思い福島駅を目指して歩いて行く・・・
しかし、意識が朦朧としていたせいか気付いたときには福島南部の金谷川駅前にいた。
金谷川は国立福島大学や県立福島医科大学があるように、学生の街である。
街並も郡山の自称学生の街安積永盛では考えられないくらいおしゃれだ。
金谷川駅は橋上駅舎でさらにエスカレーターまで付いている!
「俺は郡山に生まれるんじゃなかった」
郡山人は一言発すると、発狂したまま東北本線の線路に飛び出して貨物列車に跳ねられた。
郡山人は死んだ。