1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
「秘本三国志」「諸葛孔明」「小説十八史略」などの中国歴史小説を執筆している
陳舜臣氏とその作品について語りましょう。
この人の「中国の歴史」から中国史に興味を持った人も意外と多いのでは?
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/02(水) 10:16:39 ID:A7Z26Igq0
陳舜臣新春シャンソンショー
病没する前に朱元璋を小説化してほしい。
後、「青山一髪」の続編で孫文死去〜蒋介石の話も書いてほしい。
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/02(水) 18:00:45 ID:UAhxORBI0
小説十八史略は良書だね。というかこれを初めに読んで良かった。
曹操は一気に読めたけど、他は途中で断念。
続編??曹操残夢 -魏の曹一族 は興味がある。
ところで秘本三国志は面白いのかな?
小説十八史略は中国史入門の基本
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/02(水) 18:19:31 ID:Spga0ZFPO
>>4 秘本三国志は普通の三国志とはかなり毛色が違うので、何も知らずに読むとちょっと戸惑うかも。
でも面白いよ。
>>6 三戦板のスレで八百長三国志と呼ばれてたのはワラタ
諸葛孔明や秘本三国志で、中原ではまだ馴染みの薄い仏教に着目してるのが面白かった。
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/02(水) 20:48:52 ID:7QUr0kBb0
俺は陳先生に中国史の面白さを教えてもらったよ。
個人的には中国の歴史とかの柔らかい語りの作品が好きなんだけど
あんまり無いのかな。
「中国五千年」とか
「桃源郷」は珍しくファンタジー入ってるのが印象的
「秘本三国志」は突飛なようだが、実は史料の謎めいた部分を
合理的に解釈してて、異説ながら説得力がある
八百長多いんだけど、その辺りはミステリー作家の名残を感じるんだよねぇ
大学の同級生の司馬遼太郎と比べて、客観的で常に俯瞰してるスタンスを取るところが好きだわ
どちらかといえば武則天には好意的だけど
呂后や西太后には否定的だね
傑物伝・任侠伝・畸人伝・・・の○○伝シリーズで人物の好みが大体見えてくる
曹操ファンみたいだが虐殺・粛清をやった人物にはおおむね厳しい
陳先生、趙匡胤は大好きだけど劉秀はそれほどでもないって感じがするな。
光武帝は地味な上に配下もメジャーなのいないからな。
小説十八史略でも大して取り上げられなかったし。
陳先生は、後漢は建国から豪族が力を持った弱体政権って学説を支持してたからな。
もっとも、否定されはじめたのは最近だからしかたないか。
俺は「山河太平記」読んで、
太平記に嵌った。
「チンギスハーンの一族」全四巻を購入してつい先日読破。
前・中半はドーソンのモンゴル帝国史と自身の著である耶律楚材からの引用が主で
後半のフビライと文天祥の辺りは漢文史料(宋史・元史)を参考にしたと見た。
OPでサラディンを出したのはこの時代のマニアとしては嬉しいが
少し美化しすぎだとも感じた。
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/17(木) 17:45:13 ID:FhgZTX3s0
>>15 この人に限らず歴史的評価ってほぼそんな感じじゃないか
山河太平記は正直出来が良くないよな
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/18(金) 23:31:36 ID:3gWhZThV0
>>17 うん、光武帝の書き方は一歩距離を置いた感を受けた。
自称仲良しの田中芳樹が熱烈ファンだから
彼の創作活動の邪魔にならないようにしてるんじゃない
>>25 二人の対談本読んだよ。光武帝に関しては上にある通り、陳先生はあんまり
興味なさげだったけど、田中芳樹が一人ゴリ押ししていたねw
しかし、オレもこれだけ中国史嵌ってんだから一度は中国に行かないとなぁ。。
小学校の同級生に中国人がいて、中・高で親友だったやつも向こうとのハーフで
ペラペラだから、気楽に動ける年齢の間に行ってこようとは思うんだけど。
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/31(木) 07:58:40 ID:GTMJiL+e0
おばちゃんたちから、この子がねぇ、とからかわれる人か
自分は北宋の王安石を独立した主人公にした小説が読んでみたい。
彼に興味を持ったのも陳先生の『傑物伝』や『詩人伝』『中国の歴史』など
がきっかけだったし。
近年のエッセイでもたまに彼について言及する事もあるので、いつかは彼の
小説を書いてくれるのでは、とも思っているのだが。
それに彼についての小説なら、宋代でも田中芳樹はまず書く事はないだろうしw
>>28 南京で隠遁生活している王安石の家に蘇軾が尋ねてくる辺りでエンディングかな。
その辺りで終わらせるだろうね。
王安石死後は不毛な派閥争いだし
中国美人伝 中公文庫 7/23発売
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/23(土) 00:51:22 ID:cCVKdtPX0
中国美人伝も文庫化するのか。
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/24(日) 00:45:25 ID:Z4IW0zypO
そいつは楽しみだね
「は、は、は」
というフレーズがやたら心に残る件。
「こやつめ、は、は、は」
秘本三国志の五巻読み直したが、関羽の最後が酷ぇと思った
人格崩壊で涎たらす関さん・・・泣けるぜ
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/30(土) 20:07:16 ID:IVFqlG7c0
>>34>>35 「〜だワ!」「〜だのォ!」
を毎回使うのに比べればずっとましさ。
この前新聞に寄稿されてた
お元気そうで何より
先生の絶版になってる推理小説、復刊しないかな
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/15(水) 23:46:54 ID:y5m1SPsu0
桃源郷とかインド三国志とかを読むに、
中国以外の地域にも積極的に手を出してもらいたい。
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/16(木) 07:19:31 ID:SGi/bnEK0
日本史も読みたい
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/16(木) 19:55:15 ID:GhPLgymYO
みんな気軽にリクエストしてるけど、陳御大は今年で83歳だぞ。
小説書くのはかなり体力使うみたいで、72歳で逝った司馬遼太郎なんか晩年はエッセィばっかだったし。
エッセィくらいで我慢しとけよ。
本音を言えばオイラも小説を読みたいのは山々だが・・・
>>42 だって今の日本で、面白い中国史小説書けるのて陳先生くらいしか
居ないから仕方ない。
中国美人伝の文庫版買ったけどまだまだ健在だね
>>43 田中先生がいるじゃないか、
とか言ってみる。
陳先生は田中氏のことは内心どう思っているんだろうね。
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/18(土) 14:17:51 ID:0RGD5CKM0
>>44 陳先生「頭薄くなったな・・・は、は、は・・・」
最初から薄かったかな・・・は、は、は・・・
>>42 そんなご老体だったのか
なんかもっとバリバリ現役なイメージがあった
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 09:06:09 ID:t4rqCBy60
最近でもかなり作品を書き続けていたからね。
正直、年に1作品を書くだけでも、体力的にかなりきついんじゃないかな。
>>40 インド三国志は中途半端な形で止まったのが痛いな。
やはり陳先生にアウラングゼーブは合わんよ。
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:18:21 ID:XdiTGLk80
次はペルシャ、アラビアで挑戦だー、ってもう無理か。
御本人はサラディンを書きたかったみたいね。
チンギス・ハーンの一族のオープニングに少し出演させてる。
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/13(木) 23:17:52 ID:1W/BLGO50
サラディンは是非とも読んでみたいけど、
年齢的に書くのは無理だろうな・・・・・・
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/14(金) 10:32:23 ID:0vl8OG/50
本人が「中国の歴史」に書いてたけど、中国史の歴史学者は
誰でも「元史」で中断だってね
歴史も文化も語学も一から勉強しなおさないといけないから
サラディンなら余計そうなんじゃないか?
大変そうだ
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/14(金) 19:00:58 ID:t6g+i/JIO
陳御大に、もしやり残した題材がありこの世に未練を残したまま逝ったなら、幽霊になってオイラにとり憑ついてくれんかいな。
身体なら喜んで貸すから、今の仕事なんかとっとと辞めて「陳舜臣の再来」として作家デビューして、直木賞を狙いたいなぁ。
まぁ、個人的になんの因縁もないオイラのところなんかには、現れてくれないだろうけど・・・
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/15(土) 23:18:19 ID:CL0NqzfT0
「阿片戦争」と「太平天国」は期待したけど面白くなかった。この人は
近現代史は得意でないのかな。
ライフワークで孫文を扱うといってた後、病に倒れて、その後の作品を
読んでない。どこかに連載していたみたいですが。
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/16(日) 09:51:10 ID:1ENT+hq/0
確かに古い時代の方がおもしろい
多分近現代史には単なる好き嫌いではない、自分の人生経験やらナショナリズム
やらが直接的にはいりこんでしまって、感情移入が過剰になるんじゃないかな
57 :
56:2007/09/16(日) 17:29:31 ID:1ENT+hq/0
自分というのは、読者ではなく作者自身ってことです
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/19(水) 22:25:35 ID:QBnwh8050
明史までは、正史があるので、それをよく読んでいれば、解説したり、
自分なりの解釈をいれて、多少、味付けをしてもよい。中国史に詳しく
ない読者には、面白いですよね。
しかし、阿片戦争以後、清末から辛亥革命、中華民国、抗日戦争、中華
人民共和国の歴史というのは、結局、連続した時代で、全体を通して考察
しなければ、分析できないし、その評価の結論はまだ出ていない。アヘン
戦争や太平天国や孫文、の評価も今後変わるかもしれない。毛沢東や周恩来
にしろ、歴史の人物となっていけば、さまざまな評価が語られるだろうしね。
総括的な歴史書を書くのは、一人の作家の力を超えているのかも知れない。
近代以降は、現代に直結してくるからねえ。
史料が豊富すぎて、冒険ができないんだろう。滅多なことが書けない。
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/20(木) 21:04:30 ID:R9KTh1+M0
>>55 孫文なら『青山一髪』で既に小説化されてるよ。
内容は亡命生活の頃が大半。
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/20(木) 22:22:54 ID:vjWNCqIz0
>>61 そうですか。これでライフワークを書き上げたのかな。
中国の歴史は18巻ほどで、毎月出版されていたような記憶があります。
その後、近現代編を書き始めたが、二回でぽしゃちゃった。
日清戦争を主題にした「江は流れず」というのも、読み始めたが
続刊を読んでいない。本屋に並んでいなかった気がします。
『青山一髪』は読んでみようかな。
ほ、ほ、ほ
『中国の歴史』近現代編ってもうぽしゃったの?残念・・・。
まあ、この時代になると左右バカがまとわりついてくるからなぁ。
え?マジで?
3と4の為に本棚あけて待ってるのに・・・
色んな意味で身近すぎて学問として冷静に話せる
「歴史」にはなりきってない時代だからな。
1949年の中共建国までで終わるんじゃないかな。
質問、たちばな出版から陳御大の本がいくつか出てるけど、
あそこって、何かの宗教系の出版社だったよね?
なにか御大と関係あるのかな?
保
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/17(月) 13:12:17 ID:XaZ9ES1f0
揚
五斗米道の者が主人公と言うだけあって、それに深く関わった劉焉が結構書かれている。
王叡なんかも、死に様まで描かれるとは・・・結構、マイナーな人物の事も書かれていたと思う。
ところで、3巻の終わりは曹操が張繍に敗れたところで終わりなのだが、その後の展開が異様に速い気がする。
そんな自分も、1巻だけ持っていない。どうしても見つからない。
そこで、1巻を持っている人に質問したい。1巻の最後はどの様にして終わるのだろうか?
この質問について一番知りたい事は、「董卓が長安に遷都した場面が描かれているか、否か」。
くだらない事だろうが、自分にとっては結構重要な事なので、是非とも教えていただきたい。
>71
念のため目次を書き出すと次のとおり。
黄天立つべし
月氏の美女
曹操、東へ帰る
洛陽、わが手にあり
鉄騎、白波へ去る
白馬寺だけが残った
というわけで、最後の章に董卓が洛陽から長安へ遷都するシーンがあります。
さらに具体的に知りたい点があれば、また書いて下さい。
私は図書館で借りて読んでから、ネットで探して古本の全巻揃い(文庫本)
を買いました。
バラでも入手可能と思われますので、ご健闘を祈ります!
>>72 素早いご返事ありがとうございます。
後は、ちょっと遠くまで行って探してみます。なにしろ滋賀大津なので・・・京都にでも行かないとありませんね、恐らく。
>>73 ネットの古本屋を活用するという手もあり。
今検索したら、イーブックオフで1巻が在庫にあったぞ。
sa
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/13(日) 22:35:16 ID:yc4xHod70
小説十八史略と秘本三国志は古本屋でもよく見かける。
一番売れたんだろうねえ。
新
陳先生が編集者が薦めた朱元璋の小説化を、
絶対書きたくないって拒否したって話は本当?
だったら中国の歴史で明時代の編集はやらないと思う
>>79 小説は感情移入を要求するから概説書とは一味違う。
>>78の真偽およびその理由はともかくとして、陳先生が朱元璋の精神に触れるのを忌避したとしても不思議は無い。
宮崎市定は小説と概説の両方兼ねてて最強だな
朱元璋に辛いんじゃなくて農民出身の皇帝にはすべからく辛いと思う>陳御大
劉邦はダラしないし、石勒・劉裕はスルー、朱全忠は残虐だったからな。十八史略では
陶淵明に言わせた「劉裕では文人は生きづらい」がそのまま御大の主張であり、本質的に知識人主義だ
sa
ge
そうち
8月23日「ものがたり水滸伝」中公文庫
2008/8/8 は、は、は
今小説十八史略を読んでいます。
始めてこの方の小説を読んだのですが、面白くって面白くって本当に夢中になって読みました。
ただ、最初から晋のあたりまではひたすら楽しかったのに、その後の
小国が建っては滅び建っては滅びの部分は小説って感じでなくて
読みにくくて苦行みたいでした。
それに比べると李世民のあたりは凄く物語的な感じですね。
兄を殺す前に思い出がよみがえったり、ヒロイックな描写が多い
なあと感じました。
これから続きを読むのが楽しみです。
>88
自分は『小説 十八史略』を読んでから『中国の歴史』を読んだ。
引き込まれて一気に読破した。
遅めの夏休みを取ってるが、また読み直そうかな。
>>82 遅レスもいいとこだけど、
秘本でも劉備三兄弟は野卑に描いてたね
曹操は育ちがいいインテリって感じで
しかし曹操で夏候淵スルーですか
レッドクリフ景気の影響はでるかな?
ある種、今の時点でもう三国志ブームだしな。
これ以上どうにもならん気がする。
あかかべ
>94 「作:水木しげる」じゃまいかw
『レッド・クリフ』を観て、『秘本三国志』、『曹操 魏の曹一族』と
『曹操残夢』を読み直した。
もうね、今更なんだけど漢詩の勉強をすることにしたよ。
次は御大の推理小説をざざっと読み直すつもり。
赤壁関係なくたまたま目に付いたんで「曹操」読んでるけど
先生は小説家としては、あんま面白くないな・・・。フィクション部分が。
>>95 その三作、興味あるんだけど『中国の歴史』で「曹操は偉大、曹植は神詩人、曹丕はただの冷血」
みたいな書かれ方をしていて曹丕好きな自分は読むのがちょっと怖いんだよね……。
漢詩や史料に詳しい陳先生なら、一般的に言われているようなただの陰険野郎ってだけじゃなくて、
別の切り口から意外な曹丕像を書いてくれるかも? と勝手に期待してたこっちが悪いんだけど。
チラ裏&携帯からでスマソ
>96
陳氏の歴史小説は歴史に名を残した大人物そのものを主題にした物よりも
そういった人物たちによって引き起こされる激動の歴史に翻弄されながら
自分の道を模索して必死に生きる歴史の脇役たちの視点で書かれた物が面白いな。
>>97 『曹操 魏の一族』と『曹操残夢』では意外に曹丕のことを掘り下げてると思った。
あとがきで陳先生は曹植の詩が好きだと書いておられたけど、「弟が兄を慕う気持ち」
を丁寧に書き込んでいるんじゃないかな。
是非、読んでみてほしい。
>>97 そんなこと書いてたっけ?
陳御大の作品における三曹は
曹操 揺れる独裁者
曹植 運命に翻弄される貴公子
曹丕 自分の心すら制御できる完全無欠な英雄
こういう人物像で一貫しているよ?
秘本の頃から、諸葛孔明でも、小説十八史略でも、曹操でも、曹操残夢でも。
基本的に曹丕が一番のスーパーマンで完全無欠野郎だぞ。曹操が「こいつ恐ー」って思う位。
それで曹操がコイツ陰険冷血と思うんだけど、ハッキリ言って曹操にそんなこという資格なんざない
曹操自身がそうあろうとして、時代の英雄たろうとして、その癖、時々軟弱になる。
曹丕こそ曹操の理想像なのに、曹操の駄目な部分(=詩人としての情緒の部分)が曹丕を嫌うって構図。
だから読んでいるコッチは曹丕の方に同情しちゃうね。曹植なんて一歩間違えばただのヘタレだし。
曹操が知らない所で、曹丕は曹植に優しいしw
曹操贔屓の文体じゃなくて平易な文体で書かれているから感情移入しないで俯瞰して読める。
だから陳御大がどう思ってようと、不快にはならないと思うな。
少なくとも曹丕好きの俺は、読んでて全然不快にならん。
曹操残夢で
「曹丕という人底が深く中々わかりにくいが、その詩は案外わかりやすい。底が浅いのかな?と評した文人がいた」
の一文が俺は一番のお気に入りだ。ココだけ切り取ると曹丕を扱き下ろしているように見えるけどw
曹丕の詩ってそうなんだよなって思うもん。それが魅力だし。
なんか下手に持ち上げたり、扱き下ろしている訳じゃなくて、ありのままを掘り下げているのが陳御大の良いところだと思う。
マンセー小説が読みたいなら他の作家読めばいいと思うよ
丕と植の争いも、どっちも取り巻きがいるから仕方ないみたいな。
他ではこの二人が相当仲悪いとか、植に嫉妬していじめた(豆と豆がらの詩)って
露骨に書かれている事もあるが御大はそうでもないよね?
全く逆だね
兄弟仲は良い
103 :
97:2008/11/29(土) 18:16:59 ID:ZLdxRXJg0
>>99 曹植を通して、曹丕の人物像が掘り下げられてるってことだよね。
それは非常に興味深いなぁ。
>>100 『小説十八史略』では冷徹ながらも自分のやるべきことをきっちりと心得、それを見事に実行した
まさに“下手に持ち上げたり、扱き下ろしている訳じゃない”描かれ方をしていて嬉しかったよ。
それでそのあとに『中国の歴史』を読んだら、確かに曹丕は当代一流の文学者であり、
曹植との争いは取り巻きにも原因があったと述べられている。
けれど母親や弟たち、そして甄氏とのエピソードばかりが強調されていて、
“なぜ曹丕がそうしなければならなかったのか”ということがあまり掘り下げられていないように自分は感じたんだ。
でも
>>100のおかげで、この二作品だけで
>>97のような印象を持ってしまったことがとんでもなく浅はかさだということはよくわかった。
怖いとかなんとかぐだぐだ言っていないで『秘本』や『曹操』を読んでみるよ。
>>99も
>>100もありがとう! そして不快にさせてごめん。
あ、あとレスを勝手に引用したこともごめん。
しかし
>>100よ、そんなに畳み掛けないでおくれよ。
チキンだからPCの前でちょっと涙目になっちゃったじゃないか(´;ω;`)
104 :
99:2008/11/29(土) 23:23:28 ID:PVxTYaI90
>97=103
どうやら「血が騒ぐ」のは魏の曹一族だけじゃなくて、
そのファンも同じだってことだ。
97 も読んだら涙目どころか血が騒ぎ出すから、早く読むんだ!
ちなみに自分はオヤジが好きだ。今も酒に対して当に歌ってるw
a
今年もよろしくお願い申し上げます
文庫版「中国の歴史 近・現代篇」を読了。
続きはいつ出るのかなーと思って調べてみたのだが……
あの、もしかして近・現代篇て頓挫したの?
あれで終わりなの??
続編はありまへん。(オマリー風に)
お上が許さなかったとかなんとか理由は定かならず。
>>108 マジでかorz ありがとう。
非常に残念だが陳先生もご高齢だし、あまりにも年代が近すぎると「今」と
直結するようなこともあって書きにくかったのかもね
しかし今後先生のようにわかりやすく、読みやすく、おもしろく
中国の歴史を書いてくれる人物が現れるのか? と思うと本当に残念だ
秘本だったかで曹丕が甄夫人に「え?お前も植が好きなの?」ってなるのが最高に面白いわ
兄ちゃん、伏望嵌める時に「植の初恋を不倫ごっこで冷やかして、喜ばせてやろう」ぐらいに思ってただろうにw
まさか嫁まで本気とかw 年の差が……とか考えてテラ常識人
来月から中公文庫で「秘本三国志」刊行
これで文春文庫版は絶版か?
新年度
114 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 19:23:07 ID:Ha8raP1F0
聖人君子の劉備像をぶち壊した元祖だろう
115 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/23(木) 21:31:22 ID:uS8RDE64O
推理物が復刊されたのぅ
長安日記の続きが読みたいが無理だろうなw
謎が謎のまま、終わったのが惜しい
>>111 絶版はたぶんない。
複数の出版社から同じ本が出るのはよくあること
個人的には元以降清以前が読みたいんだけど、あんまり書く人いないな〜
闖王主役にした小説とか書いてないのかな
121 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/13(土) 16:26:44 ID:iaJ/E0p60
すれ違いで申し訳ないけど、古代から近代までの日本の歴史の本を探してます。
理想は、陳舜臣の中国の歴史みたいな本です。
何かありませんでしょうか?
>>120 翻訳はあるけどね、『叛旗・小説李自成』。
秘本
124 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 23:41:59 ID:QCfY5NYl0
五胡十六国時代の作品書かないかな〜。
あと、その後の南北朝とか。
十八史略じゃダメなん?
ほ
も
h
?
c
y
great
間違いを恐れずに書けば、
国民党=中華民国=外省人=中国人=親中共
民進党=台湾=内省人=台湾人=反中共という事
134 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/22(火) 08:07:28 ID:XdUIubbI0
内省人 ×
本省人 ○
二度目の発作で大変らしいぜ
ううむ
kamomeサーバ死亡により陳舜臣関連のスレはここだけが生き残りました。
139 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/10(日) 18:59:38 ID:OWLONK/T0
どなたか小説十八史略における「他ならない」の使用回数を数えた人っていますか??
数えた事無いけど、海音寺先生の「最も〜」の総使用回数よりは少ないと思うよ
141 :
139:2010/10/11(月) 07:11:18 ID:24c0BSx70
>>140 あ〜確かに。
ちょっと気になるので、挑戦してみます。
142 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/14(日) 19:16:42 ID:KGm3rtj4O
保守
小説十八史略面白かったよ
できれば五代十国時代の話書いて欲しいけれど
小説十八史略では結構流して書いていたから余り興味がないのかな
つーかああいう時代をみっちり書いたら小説十八史略の「ザックリ中国史を追おう!」っていうコンセプトから逸れるからじゃねーかな
実際、五代十国時代をザックリ説明してくれって言われると困るじゃんw
たしかにそうなんだけど、それにしてもこの陳さんノリノリである・・・
みたいな部分とそうでない部分の落差が激しい感じがする。
http://hiyo.jp/cache/of/2010-11-21-12-13-10/http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20101121-OYT1T00350.htm 「書かねば陳舜臣ではない」再起期す、台湾の旅
脳内出血で倒れ、再起を目指す作家、陳舜臣さん(86)が今月初め、自らのルーツである台湾を訪れた。
4年ぶりで、2度目に倒れてからは初めてのことだ。旧友と再会したり、小説にゆかりのある場所を訪ねたり。
「書かねば陳舜臣ではない」と懸命にリハビリに取り組む作家は、久しぶりの帰郷に何を考えたのか。同行して思いを聞いた。
桃園市の国際空港に着くと台湾在住の弟、本臣(ほんしん)さん(72)が駆け寄ってきた。
両手を握られ「おお、おお」と笑顔で応じるが言葉が出にくい。
車いす、創作は口述筆記の短いエッセーがやっとというのが現状だ。
2008年1月、2度目の脳内出血は、右手に加えて左手をもまひさせた。
一時期は「もう小説は書けない」と気力がなえた。
中世ペルシャの詩人、ハイヤームの憂愁に満ちた詩を読み返してはふさぎ込んだ。
だが、「生かされたのはどうしてなのか、考えて」という妻の未知さん(81)の言葉に前を向き始めた。
5Bの鉛筆で文字を書く練習をし、孫娘に「死ぬまで作家でおりたい」と語った。
今春、転地療養として沖縄に移り、次の目標として考えたのが父母の故郷・台湾行きだった。
家族と介護人の助けを借りて、ようやく実現した旅だ。
147 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/21(日) 12:16:16 ID:ODQ6xQVT0
>>146 自身は神戸生まれだが、父母との会話は台湾語だった。
敗戦で日本国籍を失ったのを機に、中国や台湾をよく知ろうと、1946年から3年半、台北市近郊の学校で英語を教えた。
今回、当時の同僚や教え子がホテルに訪ねてきた。
「ハンサムで優しくて。あこがれだった」「皆、年をとり、同級生のよう」。そんな会話に、うれしそうに何度もうなずいた。
故宮博物院にも足を延ばした。
69年の直木賞受賞作「青玉獅子香炉(せいぎょくししこうろ)」では大陸から台北へと運ばれた美術品の運命を描いた。
お気に入りの場所で、「南宋の青磁が好き。南宋、探そう」と展示品に見入った。
3泊4日の旅の終わり、「小説を書くめどはつきましたか」と尋ねてみた。
小さく首を振り、「いや」と短い答えが返ってきた。
以前、陳さんはこう話していた。「書いてくれ、と頭の中に中国の詩人や日本の文人が出てくる」。
書きたいのに書けないというもどかしい状態が、今しばらく続くのかもしれない。
ただ、台湾の空気を肌に感じ、懐かしい人たちと会えたことに、
「来てよかった」としみじみ語った。家族らと同じように料理を平らげ、声には張りが戻った。
「また、来る」という陳さんに、再起の日は遠くはないと感じた。
(文化・生活部 浪川知子)
(2010年11月21日12時00分 読売新聞)
148 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/22(月) 00:19:09 ID:UrAl25x4O
俺はいつまででも、陳先生の作品を待っています。
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/05(日) 14:08:03 ID:W2JKnQ5C0
こんな記事も見つけた。要介護度5では小説書くのは厳しいだろうけど
応援していきたいな。
ttp://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=24627 夫のリハビリ 甘え排す
小説家の陳舜臣(ちんしゅんしん)さん(86)は、1994年と2008年の2度、脳内出血で倒れました。
現在は、日中の大半を車いすで過ごし、執筆は妻の未知さん(81)が口述筆記しています。
リハビリを支えている未知さんは、「『死ぬまで作家でいたい』と願う夫を、出来る限り手助けしたい」と話しています。
ほ、ほ、ほ
151 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/01(火) 21:10:24.08 ID:icKjekUSO
ほしゅ
152 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/17(日) 05:18:46.76 ID:sgt0jkgFO
あげ
153 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/11(水) 17:46:39.02 ID:fL8bFOhMO
捕手
154 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/10(金) 13:31:21.49 ID:1ycpdWFEO
あげ
このスレを保守したのはとうぜんであった。
保守!!!
157 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 22:15:10.28 ID:qz7VZdLF0
「李淵は一人の子を殺せなかったために二人の子と十人の孫を失った」 という文章が印象深い
この人まだ執筆出来るの?
小説マルコ・ポーロ面白かった
160 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 14:13:56.05 ID:5uYrFbuG0
う〜む・・・
161 :
奇矯屋onぷらっと ◆SRGKIKYOUM :2012/03/02(金) 00:43:05.92 ID:VusnqX5s0
162 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/04(日) 05:09:40.20 ID:0e0VtdIa0
「諸葛孔明」は面白かったな
誠実な諸葛亮が良かった
ぐぐったら奥さん亡くなってたのね・・・。
先生、大丈夫かな。
それは心配だ…
最近この人の小説を読んで、「三国志から中国史へ」の定番ルートを歩み始めたところ。
優しい語り口が大好き。
先生のお歳で奥さん亡くすのって精神的にも辛いだろうな。肉体的にもリハビリを支えてくれた人だし
大丈夫だろうか……連れ合いが死んだら後を追うように、って話はよくあることだし
166 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/20(火) 08:51:21.95 ID:9CU6Z0ta0
秘本、十八、諸葛、に続き今は曹操に没頭。
先生の鄭成功をやっと読む。白石一郎先生の怒濤のごとくを先に読んだんでその比較も楽しみだったり。
【レス抽出】
対象スレ:【秘本三国志】陳舜臣スレ【中国の歴史】
キーワード:西遊記
抽出レス数:0
なんだよ評判聞きたかったのに…
中国の歴史は名作だと思う。小説ぽくはあるが、
とてもわかりやすく中国史を学べる。
170 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/25(水) 12:39:19.05 ID:mwubg5YB0
たまに四字成語とかの誤字が散見する
尖閣についてはどういう意見だろうか
陳舜臣って中国史担当の「司馬遼太郎」?
流石にあんなのと同列に扱うのは失礼
174 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/25(金) 14:31:24.10 ID:vG3/oQiU0
もう口述筆記も無理なのかな・・・
数行でいいから、先生の文章が読みたい。
陳は三国志のことになるとおかしくなるんだよな。
狼少年な嘘までぶっこくし・・・。
史実に基づいて考証や解釈の方が断然面白いよね
創作上の人物を登場させると、今ひとつ(中国任侠伝は除く)
風俗や情景をまるで見てきたかのように描写するし、
当時の詩や宗教だとか色々な角度から情勢を解説してくれるから、
読みやすくて勉強にもなるんだよな。
架空の人物の設定や働きがやや突飛なのは、ミステリー作家時代の名残なんだろうな。
「中国の歴史 近・現代篇」の続きが読みたかったけど、
このスレで現状を知って、これはもう諦めるしかなさげかなと思った。無念だ。
>>175 それは小説だからだよ。
全部史実通りで虚構が一切なかったら書く意味もないじゃない。
グレーゾーンな部分を好き勝手やれるから小説家は楽しいってご本人も言ってたし、
面白い解釈だなーぐらいに思っておくのが楽しめるぞ。
そういや『中国の歴史 6』で張魯の母が陳氏だって書いてあったけど出典はなんなんだろう?
wikiで盧氏って書いてあって、ずっとそうだと思ってたから気になる
180 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/17(日) 21:26:00.98 ID:GYwOokr50
諸葛亮読んだ
等身大の人間として書かれていてなかなか良かったよ
完全無欠の天才軍師じゃないのって新鮮かも
当然だけど諸葛亮も人間なんだなぁ、って思った
で、この人日本国籍とってるのね
普通に中国の作家かと思ってた
「秘本三国史」のタイトルだけみて、Hな小説だと思ってた人がいた。
宇能鴻一郎に「秘本西遊記」という、アダルト西遊記小説があるから、
そっち方面だと連想したのか。
年下に攻められる文姫ちゃんエロいから
184 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:xyM1jHQX0
ところで陳さんはキングダム読んでるんだろうか そこがちょっと気になる
陳さん趙匡胤好きだよな
その反面漢の武帝や唐の太宗の評価が低い
>>181 生まれも育ちも日本だし、日本語の方が得意なんじゃね?あれだけの文章書けるんだし。
スレチだが王貞治って日本国籍持ってないんだな。最近知ったよ。
187 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 14:58:26.98 ID:S53sg5Nn0
俺の好きな作家のスレあった!
しばらく読んでなかったけどまたなにか読みたくなってきたな
>>185 趙匡胤は虐殺とか陰謀とかあんまりやってないみたいだからな
武帝=李陵、司馬遷にひどいことをしたよね(´・ω・`)他色々
太宗=李建成と李元吉に(ry
名君でなおかつ陰惨な臭いが薄いところが気に入ったんじゃないか
弟の趙光義はアレだが…
>>187 武帝は先祖の遺産で俺強えーしただけだもんな
李元吉は元々碌でもない人物だから自業自得
武帝は衛青と霍去病を見出し匈奴を滅ぼした功績は大きい
陳さん嫌いな人物でも功績はしっかり描くよね
『小説十八史略』でも、青年武帝が人材を集めて改革を進めるくだりを丁寧に描いてたし
あの玄宗でさえ武氏討伐の時は凄くかっこよかったんだぜ?
陳舜臣は戦後台湾で暮らしてるけど、中共についてはどういうスタンスなんだ?
「中国の歴史」とか見ても基本、中華民国辺りまでで
共産党のことには余りふれてないな
台湾人だし、やはり難しい問題になるから避けてるのかな
日本についても、たまに少し厳しい視点になることもあるけど
「日本人と中国人」とか読んでも基本、双方に公平な立場に立とうとしてる感じかな
日本贔屓でないのは残念だが、反日ってほどでもないな陳さんは
司馬遼太郎みたいに赤に染まってるわけでもないようだし、
まあバランスがとれてるといっていいんじゃないの
小説でホラ吹くのはまだしも魏の陳羣の末裔とか真顔で言っちゃうのはな・・・
公平な立場に立とうとしてるのか?
「日本人と中国人」読めば分るが文革を肯定したり
文革によって大量虐殺が行われた事は全く書いてないぞ
この人は人肉食も殆ど触れない
宮崎市定の孫弟子らしいが良くも悪くも
誠実に中国史に向き合った宮崎市定の足元にも及ばないな
ううむ、その辺は確かに感心できんな
「小説十八史略」とかは好きなんだが
ところどころ擁護が目立つか……そこは玉に瑕だな
まあ、大体陳氏の主要な研究は清朝末期までみたいだし
それ以後のことは触れない方向でいった方がいいかも
文革肯定だとしても、「中国の歴史」で中国史を触れやすくしたことは功績と言っていいと思うし
中国の歴史の最近読み始めたんだけど
あまり使わない漢字連発する上に、文庫だと字が小さいから相当疲れる…
>>195 汪兆銘政権を持ち上げた歴史家(笑)の宮崎位置さだが何だって?
先生はご健勝だろうか…
奥様が亡くなられていたことを、久しぶりに見たこのスレで知ったよ。
やなせたかし氏逝去の報を聞いて、先生の事が心配になってしまう自分が厭だ。
200 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/18(金) 19:52:39.26 ID:KooOHUEp0
ようやく小説十八史略を見つけたけど大きいやつだったから買うの辞めてしまった・・・
俺持ってるのも大きいやつ。
読みごたえあるよ、買うんだ!w
俺ネトウヨだが
陳先生の中国びいきは許せる
やはり曹操を綺麗に描いてくれたからだろうな
作品が面白ければなんでもいい
204 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/23(水) 19:58:08.45 ID:x9Yh7kr40
水木しげる先生とどっちが先か賭けよう。
205 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/24(木) 01:53:13.81 ID:1ArnK1AOO
高校時代に読んだ秘本三国志が最初の出会いでした
ママンで抜きました
206 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/25(金) 19:10:41.03 ID:JxqJ4XUr0
>>198 そもそもイッチーはヒトラーに会ったことを普通に自慢してたし
戦後もそういうスタンスは貫き通している
良くも悪くも曲学阿世の対極にいる人間なんだけどね
207 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/25(金) 19:47:38.20 ID:yqCOu7+v0
秘宝館『三國志』大好きです
おお、こんなスレがあったのか
陳先生は一番好きな歴史作家だ
すごく優しい人柄が分かる
209 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/26(土) 01:43:33.08 ID:SGV8Z/LP0
「小説十八史略」と「中国の歴史」ってどう違うのかな?
物語重視か史書重視かって感じ?
登場人物の女がみんな「あたし」って言うのが気になる
わたしじゃなくてあたし
利口な淑女もなんか蓮っ葉な感じが
>>209 いや名前の通り、まさに小説と歴史解説書の違い。
重視とかじゃなく。
史実を知りたいなら中国の歴史を読めばいいし
中国史のお話を楽しみたいなら小説十八史略を読めばいい
大きい奴って愛蔵版?w
持ってるけど読みづらいから
普段は単行本の方だわ
小説十八史略は、たまにミステリーっぽいところがあって、
面白いときもあれば見え見えで萎えるときもある。
ただ中国の歴史より小さいネタが拾ってあったりするから侮れない。
214 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/26(土) 16:25:38.31 ID:zP8UKDWd0
ありがと
両方集めてみるか
なかなか売ってないけど・・・
>>206 ハイデッガーだって一時は本気でナチス支持してたけど
哲学者としての名声は揺るぎはしないし
政治的に何を支持していようと、確かな仕事をしていれば
それは評価されるってことじゃないのかな?
少なくとも俺は宮崎氏も陳氏も好きだよ
>>213 忘れられがちだけど推理小説作家だからね。
「秘本三国志」とか「もしも三国志の戦いがすべて八百長だったとしたら」という
ミステリー小説(?)だし。
217 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/31(木) 10:46:07.74 ID:1VUJOLtj0
今「曹操」読んでるけど非常に面白い
正史基準+お話の具合もいいバランスだし個人的にお気に入り上位作品だわ
諸葛孔明も読んでみようかな
『曹操』が面白く感じたなら『曹操残夢』もおすすめ
実質的な続編だしね
>>195-196 穎川陳氏の末裔だからねえ。
表立って中共を批判したら、中国に残ってる一族に不利が働くかもしれないわけだし、
生粋の日本人ならまだしも、陳さんみたいな人にとっては難しいことだと思うわ。
この人の小説十八史略を中学生のときに読んでて
高校での中国史の勉強に凄い役に立った記憶がある
陳舜臣って何人なの?
父か祖父の代当たりで日本に移住してきた中国人の家系?
>>195 それこそ君らが偏っている証拠だよ
君らから見て陳舜臣の見解は中共寄りに見えるのだろうが中国人からすれば日本寄りに見えるのだろう
同時に第三者の外人からすれば「文革は絶対悪」「文革は絶対善」の二者の間に挟まれて困っている老人にしか見えないはずだ
始皇帝ってもう絶版になってるの?
俺も小説十八史略は本がボロボロになるほど読んだな
今では立派な中国史オタクになったが、あの本との出会いはすごく大きかったよ
>>224 なんという俺
俺は一巻が特に愛読本
三国志とかはすでに知ってたけど古代中国史がこんなにも面白いなんてって目からうろこだった
小説十八史略1巻ほど古代中国に親しめる本はなかなかなさそうだな
殷周時代は封神演義があるし、春秋戦国は宮城谷氏がよく書いてるけど
神話の時代となるとね
人間くさい神様の描写とかが好きだったな
陳舜臣って人が死ぬ時に悲しみに包まれた死、みたいなありきたりなのはあんまないね
親族や親友に優しく見送られる、みたいなのが印象的
諸葛孔明なら孔明の叔父が死ぬ所とか小節十八史略なら管仲とかさ
すごく優しい人なんだろうなって思った
小節十八史略なんかも素人にもわかりやすく説明してあるところが随所にある
今のところの最後に書かれた作品って何?
229 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/13(金) 20:17:01.21 ID:rIOSUBoG0
ようやく小説十八史略に入れた!
とりあえず一巻だけだけど
いや〜読みやすいしイイネ
確かに何回でも読めそうですわ
講談社文庫は縦の長さが短いのがなんか嫌…。ちくま文庫とかもそうだけども。
新潮や文春や中公の文庫と並べると不揃いになるんだよな。
この人の作風は淡々としすぎていて、物足りなさを感ずるときがある
でも気合入れて書いた(であろう)小説は
ぶっちゃけあんまり面白くない…
「桃源郷」とかも気合入れすぎてて今ひとつピンと来なかったな
「妖のある話」や「中国任侠伝」みたいなサラリとした感じの本のほうが好きだ
234 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/10(金) 19:34:24.98 ID:jZU09slZ0
「中国五千年(上下)」ってのを見つけた
入門としてはいい本なのかな?
235 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/11(土) 00:26:24.13 ID:NbDbY4qvO
いいんじゃね
オイラは『中国五千年』→『小説 十八史略』
→『中国の歴史』って読んでいった気がする。
もう二十年近く前に読んだから、
細かい内容の違いは覚えてないけどね。
>>235 自分は『小説十八史略』→『中国の歴史』→『中国五千年』の順に読んだ。
『中国の歴史』は最初の予定より3冊増えていて作者として反省あったと思う。そので書かれた『中国五千年』は、その反省を生かして通史としては読み易くなっていると思う。
陳さんの持ち味は、当時の風俗やら文化を豊かに表現する知識量だなと思う。
ミステリー成分が多めになると歴ヲタには不評なのかもね。
説明やエピソードをさらりと挿入できるのが上手いというか
史の流れを止めないで話を持っていける
複数の文献からの相違をまとめるのがうまいよね
240 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/11(土) 19:34:52.03 ID:j1lH1Rsu0
基本的に読みやすい
色々読んでから小説十八史略読んでそう思った
三国志関連も面白いしあまりその時代知らないけど元代の頃のやつも読んでみたい
小説十八史略は登場人物が多すぎて読むの大変だね
ある程度人物や地名などの予備知識がないとちょっとしんどい
陳さんは蒙古に対する評価が低いと聞くが、本当?
そういう印象はないな
けど孔子など聖人とされる人を非難するような箇所は幾つかあった
どっちかっていうと判官びいきな人という印象
>>242 『中国の歴史』で元の政治について「形だけでも理念が必要なのに、それが無かった」と書いてあるので評価は低い。
陳氏の近世以降の王朝評は宋>清≧明>元で、これに関しては宮崎市定氏の影響を強く受けていると思う。
陳さんは基本的に文明人上げ、野蛮人下げだからねえ。
教養とモラルのある人を好んでるなって感じは読んでてすごく伝わるよね。
>>240 チンギスハーンの一族とか、耶律楚材あたりを読んでみるといいよ。
246 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/02/22(土) 17:55:48.55 ID:gQbPaeuB0
陳舜臣先生の話題で耶律楚材の名を出すと杉様の影が差す。
247 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/02/23(日) 12:49:51.82 ID:T5BMkaxi0
桃源郷を上読んで随分経つが、下を読んでみようかね
>>246 杉様と呼ぶか汚杉と呼ぶかで彼に対する評価が分かる。自分は後者だが。
249 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/02/25(火) 18:34:28.76 ID:5kqJ3a1w0
やっぱり陳さんのが一番面白いのよなあ
あの優しい口調がいい。
同意
作品の口調で人柄が分かるよね
俺もそれが好きで陳舜臣ファンになったな>優しい口調
殺伐とした戦争の続く場面でも、読んでいて気持ちが荒んでこないというか
最近、「論語抄」読んでいる
エッセイ調で読みやすくて、しかも面白い
「論語抄」は好きな本のひとつだ
公冶長第五の「宰予、昼寝ぬ」の話で孔子がブチキレた理由で荻生徂徠の考察とか引いて
宰予は単に昼寝してたんじゃなくて昼間から女と寝ていたからだって説明が
真偽は別としてめっちゃ笑ったし、感心した
陳さん中国の古典だけじゃなくて、日本の古典にもめっちゃ詳しいよな
255 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/08(土) 02:45:01.99 ID:oFpAkJ3D0
諸葛孔明読んでるわ
ちょうどいい感じに史実っぽい孔明
三国志演義では軍師として神格化されてるが
実際の孔明は軍事はいまいちだけど政治家として有能で、
バランス感覚に富んだ人間だったみたいだからね
陳さんの孔明像は史実寄りで好きだ
インド三国志の続きが読みたいなー
ハイダル・アリーとティプー・スルタンの親子とかデュプレクスやクライブとか
陳氏がどんな風に書くのか読んでみたい人物が多すぎる
258 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/25(火) 11:46:31.96 ID:X5wkvWY60
259 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/28(金) 19:49:48.21 ID:V6kU4Zcj0
「曹操」読んで「諸葛孔明」読んだ
秘本読んでみようかと思ってるけど話の流れは被っちゃうのかな?
流れはかぶっちゃうっていうかスターシステムみたいな感じでチラホラ
別にネタバレ的な展開ではないと思われ
261 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/04/04(金) 01:11:15.53 ID:bQ/9rSIY0
「枯草の根」を読んだ
初めてこの人のミステリー作品を読んだけど面白かったわ
>の二者の間に挟まれて困っている老人にしか見えないはずだ
なんかわろた
右側でも左側でも、イデオロギーに燃えてる作家は多いけど
陳さんの場合、あんまりそういうドロッとしたものがない気がする
文体と同じ、あっさりした人柄を感じるというか
陳さんて今、寝たきりなの?
現代に於ける知識人階級の人間って、陳さんみたいな人のことを言うんだろうな。
中国史だけじゃなくて、日本やインドについても相当詳しそうだもんな
267 :
士孫瑞:2014/05/14(水) 01:48:11.37 ID:r8W0nOcUI
268 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/14(水) 03:14:02.63 ID:mkjMoCeC0
デブ豚死ねデブ豚死ねデブ豚死ねデブ豚死ねデブ豚死ねデブ豚死ねデブ豚死ねデブ豚死ねデブ豚死ね
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269 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/14(水) 07:41:36.34 ID:hrS/xEPn0
この人はなんで関羽に対する風当たりが強いんだろうな。
近年でも日本史つつきの井沢氏とタッグ組んで関羽をディスってたな。
さすがに現代でも中国では関羽は怨霊の一種と思われてる、とか書いてあるのを
見たときはかなり幻滅してしまった。
アンチ長嶋なんてのも日本にも居るくらいだから
関羽がどれほどの大英雄であっても好き嫌いはあるだろうけど
チープなアンチ心情からくる嘘はやめて欲しかったな。
そういうのは一般人がやることだと思ってたよ。
誰が歴史を歪めたか―日本史の嘘と真実 (祥伝社黄金文庫) [文庫]
これかな。俺も見たことあるよ。
俺も陳氏の独善というか、中国史は自分の感覚が正しい!みたいなのを
感じることはあるかな。
関羽に対してはメジャーすぎて嫌いとかそんな感じなんかね。
歴史の研究者にしてみれば、何もかも総取りで持って行ってしまう
巨大コミュニティの関帝信仰とか出てくると
脱力してしまって好きになれないんじゃない?
成程
感覚として菅原道真と同じような経緯で神様なってるから、まあ怨念ってのは強ち間違いでもねーんでね。
つか信仰の対象としての関羽は兎も角、歴史上の人物である関羽ってどう表現したらいいかわかんないわ
そこまで名将って感じでもなく、妙に魏将に人気があって身内からはちょっと腫れ物みたいな扱いで
陳氏は今でもって言ってるんだよな。
さすがにそれは違うな。
陳舜臣=中国文化の全てでもないんだし
あまり知らない分野だってあるんだろう。
人物・日本史記を読んだ。
芭蕉や鑑真の話がとても暖かみがあって好きだ
挫折した桃源郷と孫文にもう一回チャレンジしようかな
阿片戦争と太平天国は本当に面白かったんだけど、読み返すにはボリュームがありすぎる(苦笑)
278 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/08/03(日) 14:31:55.23 ID:isreqPUY0
桃源郷は観光旅行みたいで読んでいて安心できる。
十八史略しか持ってないけど呉起と魏の宰相争いした田文のこと孟嘗君って書いてるけど間違ってるよな
鮎川哲也『死者を笞打て』は、実在のミステリ作家をモデルにした
人物がでてくる楽屋落ち的作品。沈舜水というキャラクターは、陳舜臣のもじり。
281 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/08/10(日) 00:46:44.51 ID:AKy6YleTO
>>272 その本は井沢がホストで陳先生がゲストの対談本だよね。
井沢は怨霊(御霊)信仰に焦点をあてて日本史を講じているが、その怨霊信仰のルーツが中国にあるとかんがえている。
古代中国では、子孫に祭祀されなくなった祖霊は祟るとされており、
無縁仏=怨霊だったのが後に怨みをのんで非業の死をとげた者を指すようになった。
井沢は日本におけるその画期を聖徳太子だとしているが、陳先生との対談で怨霊繋がりで関羽が出てくるのはある意味しかたが無い。
というのも、正史が引用する蜀記によれば、蜀滅亡時に関羽の子孫は根絶やしにされている。
関帝信仰の発祥を考える上で張飛と比較した場合、関羽は戦争による敗死だが張飛は寝首をかかれているので、非業の度合いなら張飛のほうが上。
しかし、娘を劉禅の后としていた張飛に比べ子孫が絶えた関羽は誰からも祭祀されなくてさぞかし不憫に思われた事だろう。
関羽の架空の息子関索が活躍する花関索伝や、関羽の子孫関勝が登場する水滸伝には、族滅した関羽の霊を慰める意図もあったと思われる。
三国志平話のように庶民に大人気だった張飛が、関帝のような信仰に発展しなかった理由は、ここにあるのかもしれない。
そんな関羽も演義が成立する頃には、呂蒙や曹操を怨んで呪い殺す怨霊になってる。
ちなみに、井沢は聖徳太子も非業の死をとげて族滅した怨霊と考えているみたい。
自分はちょっと意見がちがうが。
それもあるが、関羽の比較的古い神号の元帥というのがそもそも荒ぶる神格に用いられ易い神号だし
更に古い神としての呼び名が関三郎。
このネーミング自体が本名ばかりでなく、字すら迂闊に呼べない遠慮がある扱いの難しい神霊である証みたいな物。
それに全国区で信仰される発端も、唐代初期に中国天台宗が開祖天台大師智ギの引導で怨霊化した関羽が成仏し、仏寺の守護神になったと喧伝したものから。
当然、それには関羽は怨霊化しててもおかしくない悲劇の武将という認識が当時前提だったから成立してた訳で。
当時はな。
護国の武神時代から現在の万能神になるまでの
経緯をすっぽぬかしてしまうのでは
当然、誤解も招くだろう。
今では中国や台湾、日本の中華街に至るまで
天帝の一柱となった関帝の方が圧倒的に有名だからな。
まあ、秘本三国志とか見るに陳は関羽嫌いだろうから
低く見積もってしまったのかもしれないけども。
中国仏教からも今では蓋天古仏と呼ばれ
関羽は仏としても悟りを得た存在として認められている。
それに、今でも中国には関羽の子孫が堂々と名乗る人たちが
沢山いる。史実で滅亡が記録されているからといってそれが真実ではないという
現実がある。
大切なのは今でしょ。過ぎ去った過程の時代は現代の事実じゃないよ。
こういう自称子孫って結局証明できないんだよな
陳舜臣も後漢の陳寔の末裔を自称してるけどな
自称つっても、家にそういう系図が伝わってたらしょうがないよね。
俺の家も肥後菊地氏の末裔らしいが、宗家が戦国時代に没落してるから、眉唾かもしれん。
御先祖が系図を捏造してるかもしれんが、一応伝わってるからそう言うしかないし、それで詐称扱いとかされても困る。
中国五千年、二周目だけどほとんど忘れてしまってる。なんとなく「ああ、こういう流れだったな」って程度
通史というか、中国史の概要だけでもすぐに話せる程度にはなりたいなぁ
共産党は後何年持つのだろうか
289 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/09/14(日) 17:06:43.49 ID:d7nZx2KF0
動物虐待者リスト
犯罪者◆樋口昭彦(44)◆日本興業銀行行員◆東京都世田谷区砧3◆猫を洋弓銃で殺害
犯罪者◆北田哲生(33)◆さくら銀行行員◆川口市栄町二◆猫の頭部切断して玄関先に放置
犯罪者◆大久保雄路(21)◆中卒無職◆宇都宮市清住1◆ハムスター20匹以上殺した後、飼い犬、猫を蹴りやゴルフクラブで撲殺
犯罪者◆森山博人(37)◆無職◆神戸市須磨区東落合1丁目◆自宅のベランダから猫6匹を投げ落とし殺す
犯罪者◆長谷川正宏(33)◆那覇市立神原中学校教諭◆那覇市樋川のマンション8階◆猫をマンション8階から投げ捨て
犯罪者◆上原宏之(38)◆川崎市建設局土木管理部主査◆東京都大田区西六郷2◆猫を粘着テープ巻きにして車に放置猫23匹殺
犯罪者◆松原潤(27)◆九州大学工学部卒無職◆広島県呉市焼山西3丁目◆ネットに猫虐殺写真公開
犯罪者●栗山龍(40)●猫虐殺が出来るSMクラブ経営者(検索おすすめ)
犯罪者●松本誠(28)●無職●大阪鶴見花博公園で猫を岩に叩き付け池に投げ殺す
犯罪者●村元隆俊(32)●飼い犬を虐待死火を点けて殺す、止めに入った祖母も灯油をかけ殺害
犯罪者●増田和春(57)●農業●犬の悲鳴に気がついた、無職女性の飼い犬の首を切って殺す。
犯罪者●館山祐子(50)●北海道苫小牧市、元ペットショップ経営●犬計6匹餓死させる「エサをやったが食べなかった」
まだいますので、お楽しみに!
>>287 俺もこれ読んだけど「中国の歴史」は量が何倍もあるんだよな?
中々売ってないから、どんなもんかわからん。
戦国海商伝が面白い
明の大まかな経済、他王朝の遺民に対する苛烈な迫害、扱う商品なんかをわかりやすく書いてくれてる。
ただやっぱ、地図も見たほうがいいな。
292 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/27(月) 21:36:36.79 ID:TLGlZ85J0
「中国の歴史」と「中国五千年」って何が違うんですか
しかし陳舜臣氏の本って大型書店に行かないと、とんと見かけないね
10年ほど前に比べると古本屋では中国の歴史と小説十八史略をとんと見なくなった。
294 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/09(日) 05:21:05.29 ID:R49/WFCk0
ここ最近↑の二つを探し回ってるけどまったく見つからない
うちの市内の古本屋にはどっちもあったよ
ただ3巻だけとか4巻だけとかだったから買いにくいけど
296 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/26(水) 17:51:02.47 ID:2PRDLCpQ0
若い頃の陳氏イケメンだな
昔の本の初版の著者写真顔見て思った
そうでもないさ
298 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 15:40:44.90 ID:FAWPoSGX0
文天祥や耶律楚材が好きな陳先生だけど
それにあからさまに対抗心出したのが杉山正明だよな。
299 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/26(金) 10:32:46.40 ID:4sXZx/nL0
こないだAmazonで注文した「中国の歴史」が今日届いたんだが、ワクワクが止まらない
マジかよ
ご冥福をお祈りします。
いまの僕があるのは先生のおかげです ありがとうございました
陳舜臣スレこんなところにあったのか
まさか訃報に接して見つける事になるとは…
ほんと、先生と出会っていなかったら自分は張飛のままでした
安らかにお眠りください…
ただの三国志好きだった自分を
中国史好き→世界史好きにしてくれたのは陳さんだった
もう新作が読めないのは残念だな
306 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/21(水) 17:08:23.84 ID:bEKmfSZ10
今知りました
中国ものもですが、ミステリ作品も大好きでした
ご冥福をお祈りします
308 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/21(水) 19:11:38.77 ID:vYPDGtAc0
まだ早いよ・・・
俺より3つも年下じゃないか・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
先生、お疲れ様でした。
そして、これからもお世話になります。
高校の頃から20年以上、結婚してもどこに引っ越しても
中国任侠伝と続・中国任侠伝、それと中国畸人伝はかならず本棚に入ってた
班超は西域をこよなく愛した。
勅命といえども、彼はここを去ることができない。愛する西域を、
匈奴の馬蹄に踏みにじられてよいであろうか。
「ものども、つづけ!」
班超は高々と鞭をあげて叫んだ。
めざすは東の洛陽ではない。
西のかた、たったいま棄て去った疏勒に引き返すのである。
40過ぎてもこのくだりで胸熱になる///
ご冥福をお祈りします‥‥
先生ありがとう
さようなら〜
314 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/21(水) 20:22:21.05 ID:QGTFybCO0
スレがやけに伸びてるから何かと思ったらマジかよ・・・
本当陳先生には感謝の言葉しかない
本当ありがとうございました
315 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/21(水) 20:25:00.09 ID:QGTFybCO0
ちょうど二三日前に古本屋で「エッセイでつづる中国の歴史」みたいな本があったけどスルーしてしまった
明日速攻買いに行きます
陳舜臣さん亡くなったのか
でもそこまで長生きしたなら大往生だね
最近は反中運動が高まってるけどこれからの日中をどう見据えていたんだろう
317 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/21(水) 23:14:24.87 ID:dTdh+G2t0
時流を正確に見る目があるなら、中国が悪いと言うはずだがなw
>>317 李登輝を全く評価してなかったから、それはないな
319 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/21(水) 23:28:39.83 ID:4WbhhdY+0
阿片戦争は本当に傑作
320 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/21(水) 23:59:15.42 ID:glegFCEd0
ご冥福をお祈りします
『諸葛孔明』が好きだったなあ
小説十八史略は本当に楽しかった
322 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/22(木) 10:37:21.84 ID:jvt1lHkM0
「論語抄」が最後の出版物になったのか。
晩年は全身不随で寝たきりだったから仕方ないか。
323 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/22(木) 11:54:43.34 ID:eQx5nXj20
珍しいね、今日日老衰って。
チンギスハーンの一族が一番好きだった。小説以外に
中華料理の本の監修とかされてたよね。合掌
324 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/22(木) 11:59:51.36 ID:4q/lhg040
陳舜臣フェアが始まるね
325 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/22(木) 12:39:05.69 ID:jvt1lHkM0
小説十八史略ではエンディングで出てるし
チンギスハーンの一族の四巻では準主役扱いの文天祥が個人的に好きだった。
中国の歴史は地味なタイトルに加えて、ですます調にすごく違和感があったから最初は読む気にならなかったけれど
そこをこらえて読み始めるととても読みやすくて面白かった
>>326 なんで、ですます調にしたんだろ?
口述筆記とかかなあ
328 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/22(木) 20:05:31.65 ID:I327vLvj0
ですます調で言えば「秦の始皇帝」もいろいろな視点から見てて面白い本だった
小説じゃなくて解説とかはですますにしてんのかな?
>>329 「中国近代史ノート」を読んで近代の中国の勉強とかしたけど
ですます調じゃなかったなあ
「雨過天晴」っていうエッセイ集も読んだけど、普通の文章だった
多分、ですます調って「中国の歴史」だけな気がする
他にあるかもしれないけど
331 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/22(木) 22:19:06.17 ID:8QJkYYvg0
陳さんついに亡くなったのか。追悼にルバイヤート買おう。
でも老衰って最高の死に方だね。
本当に感謝です。
>>330 中国の歴史以外にですます調だと中国五千年、儒教三千年がそうだった。
探せばもっとあるんでは。思いつくのだと
実録アヘン戦争、弥縫録、中国傑物伝、ものがたり史記辺りは違った。
小説だと十八史略、チンギス・ハーンの一族、諸葛孔明、桃源郷辺り読んだけど
なかったな。
龍鳳の国って別々の数編合わせたのだと偏によって変わってた。
どう使い分けてたんだろうかね。
竜はあらゆる民族の象徴の塊、鳳凰は鳥のみ
>>331 失礼
自分の早合点だったようです
そういえば「中国五千年」と「儒教三千年」は読もうとして読んでなかった
さっそく読んでみようかな
そういえば「儒教三千年」は積ん読してたような気がするけど・・・
まだまだ陳先生の本は読んでない本が多いので、これからゆっくり読む予定
ご自身が亡くなっても、陳先生の本が読めるのは幸せなことです
陳先生に自分も感謝
昨日の読売新聞で宮城谷昌光が陳舜臣の思い出語ってたね
>>333 訃報を報じた板で「長安日記」教えられて、早速図書館で借りたら、
ですます調だったよ。普通の小説でも使ってたみたい。
特に法則性あるわけでもないのかな
>>335 それは意外だなあ
今度、図書館に行ったら借りてみるよ
次は宮城谷さんか、
三国志は完遂したし、もう思い残しはないかな?
「長安日記」の賀望東の正体は謎のままで終わったんだね
天皇家の正統な血筋とかかな?
>>339 すっげぇロマンチックな推理wを展開すると、紀皇女の産んだ子。
父親は、弓削皇子でも文武天皇でもOK。
推理小説は読んだ事無かったわ
読んで見るかな…
うえええなんかスレ伸びてると思えば
今頃知りました…なんてこったい
小学生の時に図書館で読んだ「中国五千年」ではまって
「中国の歴史」とか「諸葛孔明」買ったわ…
小説十八史略は一人暮らしの狭い本棚に分厚い愛蔵版収めてます
自分の中国歴史文学好きの原点な方でした
まあ、とは言ってもあとは宮城谷氏くらいしか居ないけど
陳先生はイスラム国と日本の対応はどう思ってただろうなあ
家族は知らせてたんだろうか
元々8年もののスレで、訃報でも100も伸びてない…先生のファンと2ch住人って全然被らないんだな
345 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/27(火) 20:52:19.47 ID:UwlLIoUC0
高齢に多いのかもね。
中国英雄自体が過疎だからなのもあるか。
>>344 ここにスレがある事自体知らないんじゃないの?
かく言う自分も、陳さんは初期の頃のミステリーのファンで、あんまり
歴史物は読んでいないもん。
>>341 陳さんのミステリーは、あくどい描写や無駄なエロがなくて読みやすいよ。
悠揚迫らぬって感じのミステリーで、今だと物足りない感想になる人が
多いだろうけれど、そんなほんわかさがいい。
それと、やっぱ国を失った華僑さんなので、そんな境遇の人の哀しみが、
事件の動機になっている場合、絵空事ではない切実さがある。
芸スポとかVIPにも立ってたね
まあその辺はニュースソースあればアフィ狙いでスレ自体は立つんだけど、結局人はあんまり集まらないんだよなあ
っていうかこのスレの住人とかじゃ
訃報聞いたときの反応が「うそ!陳先生が…」じゃなくて「ああ、とうとう陳先生が」になるし
様態が良くなかったのは知られていたことだからな
まあいつ逝ってもおかしくは無い御歳だったし
351 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/15(日) 04:14:05.50 ID:a+S57LLC0
今更ながらご冥福をお祈り致します
陳舜臣
統率:62 武力:53 知略:84 政治:76 野心:75 義理:85 魅力:70
「耶律楚材」読了
話としても面白かったし、耶律楚材と金末とモンゴル帝国の事について学べた点でも良かった
万民のためにモンゴルを文明化させようとする耶律楚材の奮闘ぶりに素直に感動できる
こういうテーマって割と鼻につきそうなもんだけど、あまり引っかかる事もなく読めたところが陳先生らしいなと思った
チンギスハーンの一族も読みなされ
中公文庫の日本の歴史と並行して中国の歴史を読んでいると、図や写真が少なくて物足りなく感じてしまう
>>354もちろん「チンギスハーンの一族」にも興味を持ったけど
それ以上に西遼を舞台とした作品「桃源郷」の方が読みたくなったな
チンギスハーンの一族も桃源郷もどっちも読んだけど
桃源郷はわりとミステリー作品みたいな感じだったな
せやな
話としては面白いけど、遼のことはあんまり出てこないな
私信
こんなネットの辺境まで探しにきてくれてありがとう
だけどここにはレスしたことなかったんだ
360 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
桃源郷は観光ツアーみたいで和やかに読めた