1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/27(月) 18:11:26 ID:dlX+ugJ40
2げっと
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/27(月) 21:18:37 ID:9Oac7D+KO
宮城谷昌光がいなければ、今の俺は存在しなかった。
ありがとう、宮城谷先生。
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/27(月) 22:07:27 ID:qwdbUMOG0
いつか誰かが立ててくれると思ってた
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/28(火) 01:10:35 ID:PRZ5XQwNO
俺個人としては天空の舟が一番好きかな
想像もつかないような夏から商へ変わりゆく時代を
まばらな書物から拾いあげた逸話と想像力で描いた歴史叙事詩
まさに名著だと思う
なんとなく宰相(及び宰相経験者)が主役の作品が多い印象があるな
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/28(火) 09:10:20 ID:JiCB6kCQO
宮城谷の影響で老荘思想にめざめました
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/28(火) 09:33:24 ID:+2A7jxos0
「王家の風日」ちょうど読んでます
タイトルは「おうけのふうじつ」と読めばいいの?
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/28(火) 18:16:28 ID:K4niwXe9O
>>8 それでいいんじゃない。
大辞泉と漢語林で「風日」を調べたけど、載ってなかったね。
出典と意味がちょっと気になるね。
なんかこの人の作品、
主人公の幼馴染が長じるにつれて性格が悪くなる印象がある。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 01:13:27 ID:AYkOeapjO
あと寝取られも多い気がする
主人公の妻が、実は名家の出身っていうのも多い気がする
主人公に部下の結婚の仲立ちをさせて、しかも失敗させるの好きだよね
>>13 士会とその末裔(?)の范雎はそうでもないような。
>>10 違うな
主人公の幼なじみは宮城谷流の主人公補正によって良い性格になる
それが元に戻るだけ
幼馴染じゃないが、鄭安平は不可解だったな。せっかく友情をねっとり描いたんだから
悪人化の過程にも、もう少し筆を割かなきゃしょうがないと思うんだが
鄭安平はべつに悪人化してないのでは?
悪化する戦況の中で健闘しつつ重囲に陥って降っただけだし
名前はなんだったか、弟子が富貴は共にできないとはこのことだとかなんとか、批判してなかったっけ?
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/02(土) 08:40:12 ID:WU/Z9td6O
>>8 発行年月日とか書いてある後ろの方のページに読み方書いてあるよ
なんとなく重複スレっぽいが宮城谷先生好きだから許す。
俺は子産が一番好きだ。
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/07(木) 09:53:59 ID:U+3qluoA0
晏子いまいち、前編のオヤジの話のほうが面白かった
「晏子」は前半の方が一般ウケするのは確かだろうけど、再読以降は
後半の方が断然に面白く感じる
史料の晏弱は会同の後に捕らえられて釈放された事と、來を滅ぼした事しか
残ってないため、晏嬰よりも自由にかっこよく書けるわけで
>>23 同意。
何度か読むと味が出てくる作品だよね。
晏弱の「陽」と晏嬰の「陰」が作品の中でうまい具合にマッチしてる。
だからこそ小説板のランキングでも「晏子」がトップだったんだと思う。
そうか、しばらくしたら再読してみるわ
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 16:04:06 ID:B7aaxmcoO
自分的に宮城谷で初心者にお勧めの本は楽毅と天空の舟と孟夏の太陽
最初から晏弱より晏嬰カッコイイと思った俺は少数派だな。
でも晏子で一番好きなのは崔杼だったりする。
俺も崔杼は好きだな。
でも一番好きなのは蔡朝だったりする
>>27 俺も
最初から晏嬰の方が気にいった
晏弱は人気でるだろうなと予想してたけど、案の定
ちょっと狙いすぎに思うかな
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/14(木) 23:23:56 ID:d1vSktE1O
西周の時代の話を書いてほしいな
穆王とか西王母とか共和とか漠然としたこの時代を宮城谷さんに小説として書いてほしいな
>>19 本当だ、ありがとう。
王家の風日は世界観に馴れてなくて読むの疲れた
今度は太公望に挑戦
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/15(金) 22:12:32 ID:s6076A60O
太公望は話は面白いんだが余計な登場人物が多すぎる
もっと削ることができなかったんだろうか?
正直望の仲間は姜の一族の子供たちだけで十分だと思う
満足いくものを書くために古い漢字から勉強した苦労人。尊敬しています。
晏弱の戦略も大好きだけど、晏嬰の小さいけど頑固なところも大好きだな
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/19(火) 15:41:27 ID:BUWPnHMs0
香乱記のラストにはちょっとガッカリ
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 02:45:17 ID:UONp6+/NO
横山光輝に漫画化してほしかった
崔杼の耄碌っぷりが余りにも好きじゃない。
晏弱⇒晏嬰の代替わりで腐りすぎ。
あれほど親父は理知的な観察で高評価してたのに、
その息子は優秀さを示していたにも拘らず、訳の判らん感情的な印象で過小評価する。
その豹変を書き込んでいないので到底同一人物とは思えない。
主人公の政敵として役者不足だし、リアリティがどうとかでなく作劇の手段として下策だと思う。
カッコよく書きすぎて収拾を付けられなかったようにも見える。
個人的に宮城谷さんの作品があまり好きになれないところは、
主人公側の美化補正が激しすぎ、逆に敵側は
優れた人物であっても過剰に悪くかかれる傾向があること。
晏弱とか介推とか、原史料で詳細が不明だからって超人的に美化しすぎで萎える。
逆に武霊王あたりは後継者で失敗はしたものの、趙を強国に持っていったあたり
戦国を代表する君主であるのに、完全な悪役に貶めてるのはひどすぎ。
べつに武霊王は完全な悪役として描かれていたようには思えない
どちらかというと樂毅の前に立ち塞がる大きな壁という存在だし、戦国時代を
通じてみても前線に立ってリードする型の稀有な君主として、その性質や
そこに至るまでの考察など、掘り下げて描かれていたようにみえる
主人公サイドが美化されているきらいがある点は大いに同意するけど
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 20:15:15 ID:f231f+Zc0
華栄の丘読んだ、これは良かった
長編より中編のほうが饒舌な文章じゃなくていいかも
まあでも相当な悪玉だろ
それまでの文化はカチ壊すし息子は大切にせんし
かといってあれが善玉として描かれてたらキモいからあれでいい
宮城谷作品はそんなに悪玉のキャラ付けが徹底しているとも思わんのだが、
香乱記の韓信だけは違うように思った。救いようの無い書かれ様。
主人公側から見て悪い奴でも敵からすりゃ希代の英雄だったりするからなぁ
やりすぎのきらいはあるけど意図的ではあると思う
43 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 02:20:43 ID:+j0EPj4BO
逆に傑王とか帝辛とか歴史的に露骨に悪とされてる人物はできるだけ擁護しようとしてるな
どうも話の展開がワンパターン化してるような気がする。
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 02:58:53 ID:jVbNvNjN0
あ
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/16(火) 04:27:51 ID:QkyzYdbRO
春秋ものに比べると戦国ものはオリキャラが多い気がするな
ついでにオリキャラで一番好きなのは顎
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/25(木) 14:56:55 ID:XsGQw7+F0
宮城谷作品の中で崔杼が一番好きだな
だんだん人間らしくなっていくところが。彼も一介の人間だったというところが。
「100万回生きたねこ」という絵本のよう
⇒香乱記の韓信
自分が読んでみた分には「救いがないような悪い書かれ方」には思えない。
その意味で完璧に期待外れだった。
個人的には、彼の保身の希薄さとか他人への節義に欠ける卑しさとか、
それゆえの指揮官としての天才を先生は正確に捉えているように思う。
「婦人の仁、匹夫の勇」と股夫は羽を評したが、
それは自分自身に対しても適用できるし、彼が完全性を求めた高祖にも言えること。
あの素晴らしい知性をどうして敵を倒すこと以外に使えなかったのか?という私の疑問は
「股夫は丸暗記系の似非国士無双だったから」という結論で氷解した。
田横の死に様は見事だと思ったが、私は真似する気にはならない。
そして、散々作中で貶しておきながら、
「田横の見事な死に素直に反応出来る高祖」を描写するあたり、
先生はこの時代も人間も良く理解してるなあと深く歓心を覚えるのです。
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 00:33:28 ID:wMO5oUwm0
アンコ殿 道は同じだ 急がれよ
サイチョ前半はかっこよかった
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 13:47:56 ID:g8RT4nBU0
短編集『玉人』が最強。
『指』はエロいぞw
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 20:22:58 ID:Q3WpGbIQO
青雲はるかにが一番エロい
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 21:53:20 ID:KbQz2EiF0
挿絵はいらない
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 23:34:22 ID:7C/rBA+K0
この人の作品て司馬遼太郎のできのわるーい模倣でそ?
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 06:11:18 ID:3vC7SgefO
何を読んでそう思ったの?
また司馬信者か
楽毅の挿絵は好きだったが
管仲のあの版画の挿絵はいらんと思った
同じ人なのになあ・・・
司馬の劣化は池宮
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 00:12:44 ID:gq2vDPSNQ
史料に無い幼少期が似たような性格の主人公なのがなぁ
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 15:03:46 ID:W4nPnT5q0
53は読んだことないだろ。
宮城谷は、司馬のように人文、自然地理から語りを始めたりしないし、
司馬のように人間の人間くさい側面を暖かい目で描いたりしない。
君子を称え、小人を蔑むという筆致で一貫している。
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 15:58:39 ID:corrvqJY0
孝道の話がよく出て来るが、自分を親不孝な人間だと思ってるから
なんだろうな。
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 20:49:07 ID:g5J+zOMU0
>>59 そう。
そういうところが俺は嫌い。
文体だけまねしやがって、というかんじ。
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 20:58:44 ID:g5J+zOMU0
君子を描くのはかまわん。
たたえるのも。
でも、自分が君子であるとおもって小説かいてるだろ?こいつ。
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 21:24:05 ID:uiaxwaPq0
北方は面白くて夜を徹しても読むが、演義は字を追うだけで苦痛になり桃園の契りの前
でギブアップした俺に宮城谷はどう映るでしょうか?
>>61 >文体だけまねしやがって、というかんじ。
誰の文体をだよ
65 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 21:49:42 ID:g5J+zOMU0
おれの文体。
>>63 タニー三国志は曹操が出てくる前に挫折するんじゃないか?
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 22:16:27 ID:g5J+zOMU0
やたらカッコつけた文体。
でもしっくり来ないんだ。おれには。
68 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 22:28:31 ID:mjMzooIPO
宮城谷小説を読んでから春秋戦国時代が好きになったし、俺は宮城谷節が一番好きだな。
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 22:54:33 ID:wdApGd/JO
アンチのやつらは本当に宮城谷を読んでるのか問いつめたい。
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 23:01:11 ID:g5J+zOMU0
三国志は読んでるぞ。
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 23:06:48 ID:wdApGd/JO
俺は先生の信者だけど三国志は正直つまらん
できるなら他の読んでほしい
小説なんてあわん人にはあわないよ。俺にはあわんて
>>67で結論出してるんだから
あわなかっただけだろ。なら読まなきゃいいだけの話だ。
俺のように三国志が楽しめてる人はここでは稀少なのか?
逆に孟嘗君や太公望なんかはあまり馴染めなかった
嫌いってわけじゃないけど
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 00:16:53 ID:aTtnKGko0
この人のエッセイは実は割と読んでるんだ、おれ。
というのはこの人の蘊蓄はおもしろいから。
で、エッセイよむとこの人、若い頃は女にもてず世間に認められなかった人らしい、、。
そういうどろどろが作中人物へのこの人の評価から感じ取れます。
司馬さんのどろどろは、多分、文弱青年が旧日本軍でいびり倒された恨みからきてるんだ、うん。
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 00:18:22 ID:aTtnKGko0
で、三国志はこの人なりの蘊蓄を楽しむ気持ちで読んでるおれ。
>>73 やあ俺。
孟嘗君と奇貨居くべしは俺は途中で投げ出した。
でも三国志や子産や晏子は面白かった。
どうやら女が無駄に沢山出てくるのが気に食わんらしい。
>>76 同類扱いしないで…
俺は途中で投げてないし女が多くて嫌だったわけでもないし
78 :
76:2007/02/01(木) 21:33:01 ID:bQ6Wgt5O0
>>73 すまん。
三国志は宮城谷作品の中で一番楽しんで読めたからつい。
ところで宮城谷先生はもう春秋戦国は書かんのかね?
もう日本史しか書かんのかな。残念だ。
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 09:16:40 ID:r8FRZqkv0
「春秋名臣列伝」「戦国名臣列伝」買ってしまった
戦国名臣列伝の第一回が掲載されたオール讀物は、宮城谷氏のコメントが
数ページにわたって掲載されてて良かった
今でも大事に保管してある
81 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 16:25:04 ID:Pg9h7FkH0
男の主人公は「君子」であることが共通。
いつまでも自分というものを持ち続け、周りの人の生き方まで変えてしまう。
宮城谷さん自身が追い求めてる理想を作品に託してるのかも。
人間関係に疲れたときには必ずこの人の作品を読むようにしてる。
面白いんだけど、もう一回読む気になりにくいw
三国志は三回目読んでるがかなりマターリペース
戦国名臣と三国志以外は二回読んだ事がない。
てか春秋名臣買わないと
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:07:14 ID:4hr4aaElO
楽毅と天空の船は面白すぎて何回も読んだな
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 02:15:55 ID:LLstFKaZO
楽毅いいよな
主父も楽毅も好きだ
尚の進退もかっこよかった
ところで春秋・戦国名臣列伝が文庫化されるのはやっぱり再来年以降かな?
こういう小話集とか短篇とかは移動中に読むから早く文庫化してほしい
三戦板の方のスレは落ちたみたいだ
ほ
宮城谷作品は、短編〜中篇が好きだな。
俊の話がほのぼのしてて一番好きだ。
これ読んで、舜を好きになったよ。
全員出しちゃえ!みたいな感じに当時の大人物オールスター的になるところが嫌いだ。
奇貨居くべしなんかは特に。
呂不イ自身を奇貨とする視点はいいんだけど、四君とか有名な故事の全てに結びつけちゃうのはちょっとね。
孟嘗君もひどかったよな…
あれは風洪が・・・
91 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 20:27:20 ID:o/6BtNx/O
孟嘗君ってあまり歴史にくわしくない一般人なんかにも人気があったらしいんだけどこの時代を研究したりしてる人には評判悪いね
宮城谷さんもなかなか筆が進まなかったらしくあまり自分でもこの作品を評価してないようだ
一般人は有名かつすごいっぽい人がたくさん出てくるのが好きだからね・・・
93 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/28(水) 03:54:37 ID:UNggfOJ40
挿絵が入ってるからこの人の作品はラノベに分類されると昔は思ってました
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/28(水) 04:15:42 ID:FGRgp+zDO
あの絵でラノベはないだろww
95 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/28(水) 22:20:39 ID:RdKst7fcO
楽毅は斉攻めから急に手抜きに
あの絵は結構好きだ
同じ人でも管仲の版画のは微妙だが
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/01(木) 02:21:19 ID:1tsOiATXO
俺としては楽毅は最後までハイテンションに読めたなー
楽毅が更迭され、斉を去るときは横山三国志の孔明が死ぬときなみに号泣
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/07(水) 04:24:20 ID:4cMSoOgHO
そういや張良を主人公でいつか書くって言ってなかったっけ
99 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/11(日) 23:16:40 ID:PqjvF42x0
三国志は後漢時代をあまりよく知らないと初めのあたりは読むのがつらすぎる。
曹騰と順帝、梁冀ぐらいしか長く出てこないから人物を覚えきれない。
皇甫嵩とかが出てきてからは面白くなったんだけど。
100 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/12(月) 01:45:16 ID:DpKQ6jmN0
安能氏の文体のほうが楽しく読めました
「始皇帝」とか「韓非子」は何度読んでも飽きないですね
>>47 あーすごい納得した。
「俺一番!女?どうでもいいよ、俺が一番だもん」って全てを理詰めで切り捨ててた男が、
生まれて初めて本気の恋に落ちて惑っていくってのは逆に「普通の人ってのは誰でも
愚かしさを持ってるけど、それは人として当然の情のせいなんだ、それを持ってないのは
逆に不完全なんだ」と言われた気がしたな。
透徹した目が曇り、破滅していってるのに逆に格好良く思えて凄みさえ感じた。
劉備と周ュの仲の悪さとかありがちだなあと思った。
ビホーが三兄弟嫌いだけど趙雲は好きとか上手い書き方してるし。
ここらへんが後の裏切りの伏線かなあ。
三国志はどこまでやるのかな曹操死ぬまでか
104 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/12(月) 15:28:18 ID:pXwAQ3gx0
この人の作品気が付くと人がものすごく年取ってるな
>>103 霊帝よりも前の頃からやってるから、司馬炎の三国統一までやるんじゃね?
是非三国統一といわずその後の東晋のゴタゴタも書いて欲しいが
それまでご存命なのかが心配だ
板違いだけど、風は山河よりって面白い?
宮城谷節は満喫できる。
109 :
107:2007/03/13(火) 20:45:22 ID:ZQMkgn100
>>108 thx
今大河で太原雪斎が出てるし立ち読みしようかな。
110 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/14(水) 17:35:32 ID:hLCIYBtj0
孫武と伍シショの出てる作品ってありますか?
111 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/14(水) 17:52:47 ID:o4yy/pQTO
「孟嘗君」と「青雲はるかに」は好きだ。
○○は●●
の「は」に、言外の意味を込めるのがブームなのかw
113 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/18(日) 19:29:12 ID:Ll1UfLvf0
天は民の声の反映、みたいな記述が出てきますが、
本当にそのような思想はあったのでしょうか?
小説だから?
もしあったのなら民主主義的だと思うのですが。
114 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/18(日) 20:02:23 ID:TqrnEcDEO
孟子が元ネタじゃないかな。
民本思想って言われてる奴だと思う。
民主主義とは似て非なる物だね。
虚構を描きすぎだろ。
実在の人物を主人公にしてやってもいないことを書くのはいかがなものか。
歴史に取材するんだったら史書にある事跡だけを描くべきだは。
フィクションとノンフィクションが混在しているのはどうも気持悪い。
116 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/18(日) 20:42:44 ID:FQBuBQeZO
小説っていのはそういうものじゃないのか?
それとは微妙にニュアンスが違うが、似たようなことは思うな…
この人の、無名時代の主人公の苦労話はワンパターンで精神修養みたいなことが多くてつまらないし、
しかも主人公の生まれた時とか子供時代、ひどいときは父親の話から筆を起こすのでので長すぎる。
孟嘗君、太公望、楽毅、青雲はるかに、奇貨居くべしなどがそんな印象を受けた。
>>116 比べるのは宮城谷さんに気の毒だが、森鴎外や中島敦は歴史小説と言っても
極力虚構を排しているよ。
歴史上の人物に取材した作品でなければ、作家の自由に描いても一向にかまわんけど・・・
同じ精神修養でも楽毅の中山時代の鬱々具合は好きだな
青雲、奇貨は主人公が優等生過ぎる
孟嘗君に至っては影が薄い
フィクションなしの歴史小説なんて成り立つのか?
そもそも史書自体にフィクションが紛れ込んでる場合はどうするんだ?
そりゃあ無理のあるフィクションを挿入するのは問題あるが、一応流れに沿ったフィクションならいいんじゃないか?
というか、小説読むのに向いてない気がする
>>115
吉村昭が、歴史小説を描く時にあんまり虚構を入れすぎると故人に失礼だ、
みたいなこと書いてたけど、宮城谷氏みたいに人生の半分以上を勝手に作ってしまうと
その時代にちゃんと生きていた英雄好漢に失礼な気がするけどねえ。
まあ、でもこのへんでやめときます。実際俺も宮城谷氏の作品を愛読してるしね。
>>120 活字中毒で特に歴史小説を好む人間なのに、「小説読むのに向いてない気がする」
って言われるのはひどい・・・orz
楽しみ方は人それぞれ で いいじゃないか
あんまり評判よくないけど、個人的には楽毅が一番好きだな
政治家タイプではなくて軍人タイプの人物(こりゃ誤解される表現だが)て他に書かれてたっけか?
ぶっちゃけ、武霊王が俗に言う「父越え」の対象でいいんだよね?
124 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/19(月) 01:11:47 ID:IemS4n3mO
いや楽毅はかなり評判いいぞ
宮城谷作品の人気投票で2位だったし、この小説のせいで楽毅が中山を守るために戦ったと信じてる人がたくさんいるぐらいだしさ
かくいう私も大好きだ
天空の舟が一番好き
超亀だけど風は山河って家康の小説だったのか
3巻の帯しか見てなかったから、太原雪斎が主人公だと思った。
余りの恥ずかしさに身震いがするのう。
108は俺だバカモン!
というか、家康の小説というのもちょっと違うぞ。菅沼三代の目線から松平三代を語る小説だ。
128 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/01(日) 18:50:09 ID:JpgTmyeNO
ほしゅ
129 :
126:2007/04/02(月) 23:37:29 ID:ZRXxh5W70
トホホそうでしたか。情けなや、ああ情けなや
じゃあ石川数正あたりは悪人化するのかな?
宮城谷氏は秀吉や信玄を嫌ってたような気がするし。
130 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 05:37:25 ID:N8K48Xoa0
劉操、曹策、孫備、諸葛懿、司馬瑜、周亮
宮城谷の長編、初めて読んだ。
香乱記だったんだが、読んだら劉邦ら漢勢の印象が180゚変わった。
陳勝発起あたりからの斉以外の解説は、ダラダラと長く、読んでいてしんどい。
対立する側のも一緒に読むとまた変わるよね
宮城谷氏は、「古い尊貴な血」にこだわりのある人だと思う。
本人がいわゆる三河武士の出で、それを凄い誇ってるからだろうか。
…なんていうか、「礼儀/学問のない成り上がり」に対して冷たい印象が
あるんだよね。礼儀とか学問のある成り上がりには、
「実は王家の血を〜」
「実はさる名門の〜」
「実はかつて滅びた〜」
云々の「高貴な素性の」女性をあてがって、それによって血の賎しさを
中和させる展開がいつも待っている気がする…。
三国志、関羽の死を巡って劉備と孫権が対峙するけど、そこにさしかかったときは
「劉備も孫権も所詮は陰黠な性情の所有者でしかなく、いずれが勝ち残ろうと
常に天地に向かって清風を吹かせてきた曹操の覇権を脅かすことはできない」
みたいなことが書かれないといいなぁ。
個人的には、重耳あたりまでの作風が、荒削りでも伸びやかで好きです。
なーんか批判っぽくなってごめんなさい
>「劉備も孫権も所詮は陰黠な性情の所有者でしかなく、いずれが勝ち残ろうと
>常に天地に向かって清風を吹かせてきた曹操の覇権を脅かすことはできない」
上手いね
なんか宮城谷節っぽいかも
>>134 なんというか爽やかじゃないよな、宮城谷節
徐州虐殺、寡婦姦通、捕虜坑殺、伏后廃立、魏国封建の五大罪を犯す輩のどこが清風なのか?
しかも漢朝は傾いたと雖も献帝は中興の材としては申し分ない人間だった。
主が忠義に値しない男であった、という言い訳は通用しない。
完璧な逆臣とも思わないが、必要悪の権臣以上ではない。
もし清風を吹かせてきたのなら、劉備という自身の悪行の影を喰らって大きくなった様な怪物をのさばらせる事も無かったはず。
ここで述べられたような「清風」とは、諸葛亮、嵆紹、亡宋三傑、謝枋得、方孝孺、鄭成功、康有為のような社会的倫理に忠実なナルシストにだけ揮発出来るものだ。
曹操にそんなものあるはずがない。彼は狂気じみた才知の権化に過ぎない。
果たして宮城谷先生がそんな見方をするのだろうか?
人柄が家柄に大きく左右されるのは確かだが、最後に決めるのは師友、そして自分自身だ。
全ての人間が貴種名門の血を引くことなど有り得ない。
もっと上手に纏めると思うぞ。
つーか、あの時代に清風も悪もへったくれもない気がするぜ
突然変なのが湧いたな
荀ケファンとしてはどうするのか気になる最後
さっと流されそうだけど
後漢書、三国志、どちらを採用するかで最期が変わるな
>>136 なんとなく頷けるな。
いき過ぎた賛美も貶めもいらんとは俺も思うし。
142 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 03:26:47 ID:85/8wHwU0
ビホウの小人キャラ。
>>139 あんまり期待はできないと思うぞ。
官渡かどこか忘れたけど、荀ケのことを「官僚的なずるさがある」とか
書いてたし。首鼠両端の男、みたいな感じで。
代わりに、曹操の魏王就任を推進した荀攸とか董昭とかをこれ以上ないくらい
絶賛してるんだよね。
現役で宮城谷ファンだけど、正直この辺は萎えた。
「作者がチクリと刺した人間は、あまり終わりが良くない法則がある」
みたいに批判されるのが、宮城谷さんにはわかっていないのかと。
結局、曹操と道を違えることになる人物は、悪辣とか陰黠とかそういう
いつもの表現で終わっちゃいそうな気がする。
でも俺も荀ケを漢への忠節に凝り固まってた人間とも思わんけどな。
曹操と同罪というか、結局は皇帝を傀儡にしてる曹操の後押しをしてるんだし。
連載はあまり読まずに単行本5巻までしか読んでないけど、董昭はもう少し
見直されてもいいと思ってたけど、絶賛されてるのか。
なんだかんだ言っても、宮城谷氏はストーリーテラーとして非常に優れてると
個人的には思う。他人との比較で済まないんだが、PHP文庫から塚本史氏の
「裂果」が出てたので、買って読んでみた。
正直に言うと、「孟夏の太陽」とは較べるべくもないヒドさだった…。
なんでもかんでも陰謀論めいた展開にすると、読んでて息が詰まるというか。
ただ、
>私は常々不思議に思っている。衝撃的なデビュー作『霍去病』以来、古代中国を
>題材とした歴史小説を精力的にものにし続けている塚本青史の作品が直木賞の
>候補作にすらノミネートされないのはなぜなのか、と。
というコラムもあったりするから、人それぞれではあるんだろうけど…。
塚本史の歴史モノは俺も殆ど読んだけど、プロットと伏線の回収が
表面に出すぎてて、物語はおろか歴史小説というよりも推理小説の類を
読んでる気分になる。
それでも初期はまあまあ面白かったんだけどな・・・。
あんまり関係ないけど、語尾が「―だわぁ!」「―だのぅ!」になりやすいのは
なんなんだろうな。
塚本は、題材は非常にツボ突いてくるんだけどなぁ……力量がなぁ……
流行に乗ってロクに知りもしない時代を書くエセ作家が横行する中、塚本氏みたいな
作家には頑張って欲しいんだけどなぁ……いかんせん力量がなぁ……
>>143 いや、別に良い人間に書いて欲しいわけじゃないから
それはそれでいいけどw
色々説あるからどれとるんかな、って意味くらいで
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/28(土) 23:56:58 ID:ti+zFovJ0
>>147 何だか題材を、蹂躙された、って気分になるね。
あまり読んでないからアレだが、楊奉を二枚舌で騙し、いち早く曹操を聖人とまで言い、魏では佞人とさえ呼ばれた董昭を絶賛か
爽やかじゃないなぁ
151 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/29(日) 13:10:20 ID:TUcBd1hyO
最近の流れを見ると、Aを評価するためにBを引き合いに出して叩く、というのはよほど醜いとわかる
ここは宮城谷スレだというのに
>>145以降、塚本を叩きすぎている
塚本ファンではないが言わせてもらうと、やはり
>>145は自重しなければならなかった
このスレの品格を元に戻すべく、もう他作家を叩く行為はやめ、作風の比較等に留めるべきであろう
152 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/02(水) 04:34:08 ID:25qZ827VO
スレが見事に生きるというのは難しいものだな
153 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/06(日) 21:38:35 ID:RZ6NiAeC0
司馬遼太郎に絶賛されたらしいし、中国古代史を
これほど書いている作家さんはそうそういないと思うけど、
個人的には陳舜臣さんのほうが好きです。
個人的な意見に過ぎないけど、陳舜臣はとりあげる題材はすごく面白いのに
読んでても文章がつまらなくてダレる
156 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/12(土) 20:22:44 ID:IeAgeOXc0
宮城谷三国志の陸遜はどう書かれてるの? 作者が嫌いそうな人物だけど
157 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/13(日) 02:01:35 ID:SbCfqRmGO
しかしなんで孟嘗君をあれほどマンセーするんだろ?
楽毅読んでて唯一欝陶しい部分だった
田横も理想という割に・・・なんだかなぁ
孟嘗君は別にこの人だけじゃないだろ
159 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/20(日) 03:53:54 ID:tiJ7Yi1eO
劉備の荊州攻略、孫乾、簡擁たちが説客のごとく活躍し、それを阻止しようと劉巴が動きだします。
普段スポットのあたらん人物が活躍するのが宮城谷三国志の醍醐味だよな
というか他の小説がスルーし過ぎる肝心な人物が採りあげられるところがいい
個人的には麋芳の描かれ方も面白いし気になるとこ
重耳だけ読んだ。
なんか中国っていうより日本の時代モノっぽい印象を受けた。
三国志もこんな感じ?
162 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/31(木) 03:04:17 ID:ROMixXGFO
三国志は最初二巻まで後漢の話で三巻から俗に言う三国志の始まりである黄巾の乱が起こる
163 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/03(日) 09:33:30 ID:LNbMZ5c40
孟嘗君といえば、蘇東坡の父親である蘇洵が書いた、
短いけど有名な短文はかなりいいこと突いている:
孟嘗君は良く士を集めると言われるが、鶏鳴狗盗の徒は士とは呼べない。
そもそも「士」と呼べる人一人でもいれば、魏国を強大な国にすることが
容易いことのはずだけど、実際はあちこち亡命する日々を送っていた。
鶏鳴狗盗の徒が孟嘗君の門を頻繁に出入りしているから、士が来ないわけだ、と。
この文は従来論説文の手本としてされてきたが、
士における過大評価もあるかもしれないが、自分的に結構受かる。
164 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/22(金) 21:44:08 ID:0iwITPZgO
孟嘗君は史記だけ見ると小物だが戦国策だとかなりの人物だと思うよ
実際小物だけどな。背とか
166 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/23(土) 21:09:19 ID:tjNY5YYo0
楽毅の斉攻めの主導が孟嘗君なら、相当な実力者だよな。
斉に対する連合軍なんて簡単に組めないよ。
保
絵が入るのが嫌
このシトの趙氏嫌いは少々の程を越えていると思う
孟夏の太陽
華栄の丘
172 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 23:16:31 ID:JgRQbD/w0
スレ違いだが孟嘗君は統一よりも諸国並立・均衡を志した政治家じゃないか?
だから統一された中国から見ると、小人扱いされるのでは?
って思った
資料の裏づけも特になく、何となく思っただけだが
174 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 06:04:32 ID:zGcc8DcDO
決して宮城谷さんは趙氏嫌いじゃないぞ
嫌いだったら趙氏が主役の孟夏の太陽なんて書くかよ
趙盾については功罪両方ともある人物だと思ってるんだろうな
趙盾ほど作品によって性格と評価が違う人物は宮城谷作品では少ないかも
魏冉(月みたいな字は出ないからこっちで)の扱いも
青雲はるかにと奇貨居くべしで全然違うよな
そのギャップが面白い
孟夏の太陽が好きなおかげで沙中の回廊はどうにも楽しめない
士会は嫌いじゃないんだけどなぁ
俺は逆だなあ、沙中の回廊を先に読んだから
孟夏の太陽の趙盾に違和感を感じる。
その後に楽毅読んだからアンチ趙氏気味
>176 殿
『孟夏の太陽』の中ではどの作品が好きですか?
孟夏の太陽(趙盾)
月下の彦士(趙朔)
老桃残記(趙鞅)
隼の城(趙無恤)
夏姫春秋の話題が一つも出てなくて萌えた
180 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 12:11:12 ID:K0iQ3Aej0
あの〜、どなたか時系列に作品を並べてみてほしい。
やってみようと思うんだけど、なかなか手に付かない・・・
181 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 12:45:20 ID:fGVMFf/Q0
ポスト宮城谷昌光って現れるだろうか?
オレがなる!
184 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 21:23:55 ID:keNanJaHO
この人何歳でデビューしたの
保
「宮城谷昌光ってどうっすか?4〜黄河編」が荒れてるので、こっちに避難するべ
187 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:07:18 ID:jR4bXi5h0
わが国はどの国と合従すべきであろうか
189 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 13:59:00 ID:W2KfEpdJO
遠交近攻ということでアメリカ、インド、モンゴル、中国国内各自治区と結び、朝鮮半島と中国を侵略。
そしてロシアに叩かれればまんま宋コースって気がしてきた
今の世界を春秋時代に当てはめるとすると
晋(盟主)がアメリカ、楚が中国、周が国連、秦がロシア、斉がEUみたいなもんすかね
んで、日本が鄭か宋あたりか
すぐに例えたがる人ってなんなんだろ・・・
天空の舟が一番好きなのは自分だけなんだろうか
>>193 伊尹のだよね?アレは結構おもしろかったなー
王家の風日が好きな自分は異端か
なんだか最近、うつうつとして愉しまない、だ。
沈黙の王が好きだ。
198 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 08:29:45 ID:c9oRKVOf0
宮城谷先生の小説って最初に読むなら、どの作品がいいだろう?
199 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 19:10:15 ID:b3sZ/TN6O
短編集なら侠骨記
中編なら管仲
長編なら楽毅
がおすすめ
あくまで個人的にだけどね
私は晏子がお薦めです。自分が最初に読んだ宮城谷作品ということもあるが、
最近また再読してみて、この頃の宮城谷さんは文体も、主人公の完璧超人&聖人君子ぶりも、
なんというか、まだ抑制が効いていて丁度良かったなあと。名言も結構散見するし。
201 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 20:34:57 ID:0gD1Un4NO
楽毅かな?
終盤のやっつけぶりは内緒だが、
序盤の熱さはたまらない。
ある程度知っている故事に絡んだ小説が、最初は一番読みやすいんじゃないかな。
「楽毅」はいいねぇ。
ただ、楽毅が初めから非凡人なのがちょっと気になるところ。
ま、ほとんどの作品に当てはまるけどね。
個人的には「奇貨居くべし」の呂不韋の幼少期の冒険譚が好きだね。
あと、「孟嘗君」の白圭兄さんの活躍。
おっと、初めに読むならってことなら「王家の風日」はどうかな?
有名人の殷の紂王がでてくるし。
それでいて、ただの暴君とも違うイメージなんで新たな世界が開けるかも。
逆に受けつけないかもしれないけどね。
204 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:55:20 ID:0gD1Un4NO
>>203 始めは凡人ぽいのなら「天空の舟」なんかどうかな?
尋常じゃない雰囲気はあるけど、
伊尹がだんだんと成長していく過程が描かれていて好感もてたよ。
初めに読んだのが「孟嘗君」だったので、
登場人物がエライ派手だなあと思ったw
中国史系小説初心者ならおすすめかも。
見せ場あり、キャラも各種揃っているし。
自分が知っている人物の方が読みやすいかな?
知名度の高さだと・・・「太公望」かねえ。
新しい作品ほど宮城谷氏の作風が強く出てる。
俺は、古めの作品が好きだ
中編なら華栄の丘
短編なら長城のかげ
が俺としてはベスト
項羽や劉邦に馴染みのある人なら長城のかげはすんなり入れるはず
「孟夏の太陽」…晋の趙氏の歴代当主についての短編集。
ここをスタートにすれば「士会」「重耳」「介子推」などに読み進みやすい。
「楽毅」もある意味では趙氏に関わる話がほとんどと言える。
×「士会」
○「沙中の回廊」
・・・間違えた。
210 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:55:31 ID:rDfF/AfI0
知名度の高い故事となると、教科書の漢文に出て来るような故事とか?
211 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:22:38 ID:oRbmv3yEO
>>210 「カイより始めよ」とかかな?
楽毅かこいいよ楽毅
212 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:24:25 ID:pJ/GlauNO
軟弱者!
→
早い、早いよ、スレッガーさん
花の歳月がまだ語られていないな
この人の初期の代表作重耳がでてないことに驚きだ
215 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/04(木) 05:03:40 ID:At4WV6KJO
重耳はスタンダードすぎるからじゃないかな
216 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/08(月) 08:33:48 ID:S95eMOZr0
この人は、作風が清らかだから、古代になればなるほど合致するな
217 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/12(金) 01:57:45 ID:+QLDyGpLO
この人は無であり空であるのだ。
過去の偉人でも、こういう人はいなかった。
ゆえに前代未聞のことが為せる。
為すのは劉備ではない。
劉備のもとに集まった人々が為すのであり、
その行為に世俗的な意義をもたせることができるのは…
わたししかいない。
この文、ほんとに素晴らしいよな。
218 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/14(金) 09:49:48 ID:PuzmBZ620
いろんな三国志を読み比べるときに、
三顧の礼のところは必ずチェックする
ここで感動させてくれると嬉しい
219 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/14(金) 15:16:40 ID:Ir779updO
三国志の7巻はいつ出るのかな?
220 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/14(金) 17:01:10 ID:58xcoGTTO
この人の作品は香乱記しか読んでないが面白かったな。
221 :
こんにちは:2007/12/14(金) 17:06:13 ID:bpxtCpf50
222 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/16(日) 21:11:52 ID:Ren+O8+B0
楽毅読んでる
どんだけかっこいいんだ
>>222 范雎(青雲はるかに)もカッコイイよ〜
秦に入る前までね。
224 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/19(水) 13:35:22 ID:s5I1N2k90
楽毅
確かにリンシ入り以降は早っ!と感じたが
連載出版社が変わったことが影響してるのか
しかし、それには関係なく素晴らしかった
特に、中山滅亡までは楽毅がのりうつって書かせてるみたいな・・・
丹冬他の臣下が、またよい!
楽穀や白圭等も好きだが俺の中では晏嬰が一番
226 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/19(水) 21:11:24 ID:+iWqkMlzO
俺は魏ゼンのおっさんが好きだな
あっさり引き下がったのもまた良い
「晏嬰」は初読の読者の殆どは晏弱に転ぶだろうけど、二周目以降は晏嬰にも
堪らなく魅力があるってことに気づかせてくれるって感じがする
何が言いたいかって俺も晏嬰が最高ってことだけど
229 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/22(土) 17:53:42 ID:gY03eqbK0
孫ぴん、足かわいそう・・・
230 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/26(水) 01:52:20 ID:fTEfUPveO
夏姫春秋で楚の荘王にはまったな。なつかしい。
読んだ回数多いのは順に@楽毅、A子産、B晏子か沙中だな
まぁ楽毅がダントツだがw
晏子が圧倒的に多い
こないだ、楽毅よんだけど、昭王は名君だなあ
楽毅、侠骨記、晏子、太公望の順番でよく読み返す
最後の駆け足気味が気になるけど、やっぱ楽毅は良い作品だ
大抵の作品だと、父親キャラは何らかの存在感がある強キャラのことが多いんだが
楽毅の場合は、普通の父ちゃんなんだよなあ
結構、そこらへんで感情移入しやすかった
映像化してほしいな、最後の斉〜趙亡命の流れの哀愁感はガチ
この作者の作品は映像化しても上辺だけというか底の浅いものになりそうな気が
独特の文章からにじみ出てくるものがあるし、それを映像でどう表現するのか
かなり厳しい気がするんだが
235 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/27(木) 14:30:15 ID:alpHOM/N0
宮城谷という世界があった!?と気付き、
喜び勇んでとりあえず本屋で見つけた楽毅→孟嘗君の順番で読んだ
楽毅の中の孟嘗君がどれほど偉大なのかは
楽毅目線でしか書かれてないので、
そうか、楽毅がそう言うんだから偉大なんだろうなあと思いつつ読んだ。
あとで孟嘗君を読んでみて初めて実感できた。
それぞれ別モノとして堪能し、好きな作品になったけど
逆の順番で読んだらもっとよかったかなとも思う。
たぶん好きな作品になるだろうから大事に読みたいと思うあまり
今、本棚にそろえた重耳、介子推に晏子の
どれを先に読むべきか悩んだまま、
横においてある子供向けの「史記」なんぞを読み始めてしまった。
侠骨記、太公望、管仲、沙中の回廊、孟夏の太陽、華栄の丘、子産等々を含め
読む順番にこだわった方が楽しめるという忠告があれば、お示しいただきたいです
236 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/27(木) 16:28:49 ID:U3FLF5qUO
順番はあまり気にしないでよいのでは?
軽くパラパラとめくってみてビビッときた作品からどうぞ。
俺は三国志の完結待ち。単行本で一気に読みたいから。
でも読みたくてウズウズしてるw
237 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/27(木) 21:59:05 ID:alpHOM/N0
235です
「気にしなくて良い」ありがとう。
三国志は、まだおあずけ状態が続きますね。
こちらは文庫化されるまで待つつもりなので、先が長い・・・
吉川も北方も読んだけど、やはりこの人の文が読みたいので、我慢。
>>235 自分なら重耳、介子推、孟夏の太陽、沙中の回廊、晏子の順で読む。
次が斉つながりで管仲→侠骨記にゆくか、
同時代の名宰相つながりで子産→華栄の丘にゆくか。
太公望は全然時代が違うから別にいつでも良いと思う。
孟夏の太陽をいつ読むかで趙氏の印象がだいぶ変わりそうだ
あー、俺沙中の回廊が先だったから
何となく趙氏駄目なんだよな・・・。
242 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/28(金) 23:09:07 ID:QgVJ3XGO0
>>238 斉テーマ、納得しました。
しかしまずは安心して太公望を読むべしですね
周公の話題を読みたかったので、非常に楽しみ
>>239、240、241
孟夏の太陽の趙氏には、複雑な印象を持つ感想がどこかにも載ってた
好き嫌いのイメージは確かにできてしまうもの
結構どっちも好きだけどな。
誰を正しいと見るかでまるで違った人物に見えるってところも
趙氏(とくに趙盾)は作品ごとに全然違うイメージになるねえ
これだけ多面的に描写されるのをみると
宮城谷先生は趙盾のこと結構好きなんだろうなあ
245 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/04(金) 17:48:38 ID:oDBbHHWg0
天空の舟 読みながら新年迎えました
あけましておめでとうございます。
本年中には三国志は完結…しそうにないですなw
漢中攻防戦まで進めばよいほうか。
247 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/07(月) 15:50:44 ID:mbwKNmbv0
文庫になったのを買うまで、死にたくないな
天空の舟いいよね
あれ一番好きかもしれん
顎かっこよすぎだし二人の友情がもうね、感動した
最近離れ気味だったがこのスレ見てたらまた宮城谷小説読みたくなったきたよ
今夜は楽毅でも読み直すかな
249 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/08(火) 12:24:30 ID:lU+omE2s0
伊尹がわかりにくい性格なので、わかりやすい顎が際立つ
二人に育てられた単が、これまたいい男に育ちました
250 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/09(水) 10:14:58 ID:Z6qNIrxx0
王家の風日、読み始めた
自分で耕している周の昌がなかなかおもしろい
伊尹もそうだけど「土にきく」という発想はおもしろい
やはり順当に、時代を下って読むのが良いと思う。
252 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/10(木) 08:50:20 ID:7OxjeE3c0
その順番を調べるのに結構苦労してしまった
沈黙の王や俠骨記はそれぞれの話に時代差があったりもするしね
まあ、読む前の予習と思えば、いろいろ調べるのもいい勉強にはなる
253 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/10(木) 09:45:51 ID:jDe60hxl0
受賞した作品から読み始めるという俺のミーハーさw
楽毅はいいねぇ。大好き。孟嘗君には、興味がわいたけど、実際本読んでたら
冗長な感じがしてしまったかも。3巻までで読むのやめてしまったなぁ。
でも、史記読むきっかけにもなったから宮城谷さんに感謝。
>>240
趙氏はいろんな視点で書かれてるのがいいね。
254 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/10(木) 13:43:13 ID:7OxjeE3c0
3巻ってまだ孟商君大人になってないんじゃ・・・
孟商君を放棄したのに
史記はちゃんと読んでる 253 に乾杯
孟嘗君は本編よりも『楽毅』『奇貨居くべし』で
良い味を出してると思う
256 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/10(木) 23:10:35 ID:7OxjeE3c0
『孟章君』にも、ちらっとだけど楽毅の名が出てくるね
おーいおまいら、「嘗」ぐらい変換せい。
258 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/11(金) 14:23:23 ID:Jlsv57TV0
失礼した
単語登録をしたぞ、どうだ
「孟嘗君」これでよかろう
259 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/11(金) 14:51:50 ID:jnkrzZeVO
俺も天空の船から入った
それから沈黙の王、太公望と進んで…
なぜか今は大和朝廷系の時代小説に浮気中
これ読みおわったら重耳を攻めてみる
晋ルート:重耳→介子推→沙中の回廊→青雲はるかに
斉ルート:王家の風日→太公望→晏子→孟嘗君
261 :
鮑叔:2008/01/11(金) 18:49:42 ID:SnpnhEiuO
斉の管仲もお忘れなく!
262 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/11(金) 18:56:37 ID:Jlsv57TV0
自分なりに年代順にしてみました
なにぶん知識がいまひとつなので、間違いがあったら指摘してください
手元にないのですが、『花の歳月』はどのあたりの話でしょうか
沈黙の王『地中の火』げい
俠骨記『布衣の人』舜
『天空の舟』伊尹
沈黙の王『沈黙の王』武丁
『王家の風日』キシ
『太公望』
俠骨記『甘棠の人』太公望
俠骨記『買われた宰相』百里ケイ
俠骨記『俠骨記』曹沫
『管仲』
『重耳』
『介子推』
『孟夏の太陽』趙武〜趙無ジュウ
沈黙の王『妖異記』鄭公
沈黙の王『豊饒の門』鄭公
『沙中の回廊』士会
『華栄の丘』華元
『子産』
『晏子』
沈黙の王『鳳凰の冠』叔向
『孟嘗君』
『楽毅』
『奇貨居くべし』 呂不韋
『青雲はるかに』范雎
『香乱記』田横
『長城のかげ』項羽
263 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/11(金) 19:19:21 ID:7jp28QQE0
無ジュウじゃなくて無ジュツじゃないのかな?
あー、でも歴史小説オもろいわー
>>262 「花の歳月」は、前漢の景帝の生母、竇氏のお話。
265 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/11(金) 21:41:45 ID:Jlsv57TV0
>>263 その通り、ジュツの間違いでした!
>>264 景帝母ということは『長城のかげ』のあとですね
ありがとう
つ【恤】
●年代別作品一覧 その1
【五帝・尭〜舜】
『布衣の人』 (『侠骨記』収録)
【夏初期】
『地中の火』 (『沈黙の王』収録)
【夏末〜商初期】
『天空の舟(小説・伊尹伝)』
【商中期】
『沈黙の王』 (同名作品短編)
【商末〜周初期】
『王家の風日』
『太公望』
『甘棠の人』(『侠骨記』収録)
【周末〜春秋初期】
『妖異記』 (『沈黙の王』収録)
『豊饒の門』 (同上)
●年代別作品一覧 その2
【春秋期】
『管仲』
『侠骨記』 (同名作品短編)
『買われた宰相』 (『侠骨記』収録)
『重耳』
『介子推』
『孟夏の太陽』 (同名作品短編)
『沙中の回廊』
『夏姫春秋』
『月下の彦士』 (『孟夏の太陽』収録)
『華栄の丘』
『晏子』
『雨』 (『玉人』収録)
『指』 (同上)
『鳳凰の冠』 (『沈黙の王』収録)
『子産』
『老桃残記』 (『孟夏の太陽』収録)
『隼の城』 (同上)
『春秋名臣列伝』
●年代別作品一覧 その3
【戦国期】
『宋門の雨』(宮城谷昌光全集 第1巻収録)
『孟嘗君』
『風と白猿』 (『玉人』収録)
『楽毅』
『青雲はるかに』
『奇貨居くべし』
『戦国名臣列伝』
【秦初〜末〜三国時代】
『香乱記』
『長城のかげ』
『花の歳月』
『三国志』
だいぶ昔に一般書籍板の方で自分でまとめた奴
参考程度にどぞ
>>262 沈黙の王『地中の火』羿
俠骨記『布衣の人』舜
は順番が逆だよ
『地中の火』の羿は夏代の人
太陽を射ち落とした羿は、堯の時代の人なんだけどね
あ、昔まとめた人きていたのか。
この表かなり参考にしています!
272 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/14(月) 08:39:56 ID:L4J5X35d0
>>267-269 ありがとう!結構勘違いしてるものがあったので助かります。
沙中の回廊は、文春と朝日が両方文庫で出してますが
違いが何かわかる方いますか?
書店で見る機会が少ない本なのでよくわからないけど
朝日のがページ数、数十ページずつ多い。
連載してた出版社だから、あとがきその他の違いでしょうか。
>>272 朝日文庫のは原田維夫先生の版画挿絵があるけど、
文春文庫のはその挿絵が無い。
274 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/15(火) 19:04:38 ID:oaoD72Ww0
ありがとうございます。
275 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/15(火) 22:38:26 ID:1P20XNZY0
>>273 新聞連載時の挿絵という事かな
ありがとう
276 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/16(水) 00:35:22 ID:LQATXBq2O
楽毅って、【がっき】【がくき】のどらでも正しいのですか?
yue yi
278 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/16(水) 09:50:29 ID:RourExlO0
もともと中国語を日本語読みで無理やり読んでるのだから
どちらでも好きな方でいいと思うのだが、どうだろう
【がっき】の方が言いやすくない?
279 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/16(水) 11:50:45 ID:c8xrIjFq0
280 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/16(水) 13:47:58 ID:tmAcLLvn0
楽乗を「がっじょう」
楽進を「がっしん」
とは言わないけどな
楽毅みたいにカ行が連続する場合は促音にしたほうが読みやすいけど、
楽乗や楽進は促音にしなくても読める
正しくは「がくき」
でも早口で10回言うと「がっき」になる。
つまりどっちでもよい。
283 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/16(水) 16:56:14 ID:aXsIjjyv0
楽毅は「がっき」って読んでるけど、白起は「はくき」って読んでる俺
284 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/16(水) 18:36:15 ID:PMzIldQB0
どっちでもいいってことでw
図書館で単行本を見たら
表紙にちゃんとふりかなが印刷されていたよ
【がっき】が正解でした
楽毅にしろ白起にしろ「くき」が発音しづらいんだよな
もうピンイン読みでいいよって気分になるw
白圭は『はくけい』やんかいさ
288 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/19(土) 23:43:06 ID:7Lo+xXMX0
どの小説だったか(香乱記、長城のかげ、孟嘗君、楽毅のどれか)忘れましたが、
「○×は言葉にすると嘘になる、だから言わない。・・・」
という文があったと思います。
○×がなんだったか、あるいはどの小説か分かるかたいますか?
言葉は実態を裏切ることがある。
その言葉も、実態もすべてがその人である。
みたいな台詞もあったなあ。
なかなか深い台詞が多いので、すっとばし読みしたらもったいない作家だ。
うむ、心理的な描写も美しいしね。
読み返すたびにハッとさせられる。
当用漢字で書ける文字をあえて平仮名で書き、
代わりに見た事もない漢字がいっぱいでてくるけど、
なぜこの字を使おうと思ったのかを理解したくて、
時々漢和辞典をひきながら読んでみる。
漢字の持ってる奥深い世界を覗き見せてくれる、窓みたいな人。
仏教から生まれた言葉を古代中国に使わないというこだわりもおもしろい。
言葉に対して異常なまでのこだわりを持って
身動きもできない時期があったようだけど、
それだけ精魂注ぎ込んで書かれた物を読めるんだから、ありがたい。
292 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/21(月) 16:18:49 ID:kCgjnmyGO
現在、宮城谷さんが連載してるのって三国志と楚漢人物伝だけ?
293 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/21(月) 21:38:14 ID:PWOzWo8B0
戦国の七雄では楚や燕の国が中原から外れていてエキゾチックでいいね。
楚の非生産的な貴族のポスト一杯創っちゃった効率悪い政治体制や鎧を
着れるのが貴族だけだったというデカダンシズムが好きです。
和氏の璧って趙に渡ったあとどうなったの?
>>292 中日新聞で『新三河物語』を連載してる
新聞の連載小説って短くて読む気にならないから、俺は読んでない
>>288 『孟嘗君』4巻P131(講談社文庫版)
「真意というものはことばにすると妄になる。だから、いわない。
黙っていることが真実なのである。自分もやはりそうではないか、と洛芭は考えた。」
でおk?
296 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/22(火) 03:28:11 ID:4O1PUsf+0
>>293
秦に要求されて有閑に防いだあとは、知らないなぁ。
故宮博物館にはあったのかな?
宮城谷先生が、朱元璋の小説なんか書いたら、どんなふうになるんだろう?
298 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/22(火) 14:01:07 ID:vO/XP/VvO
将として円熟した張飛。
それを描いてくれた。感激した。
>>295 ありがとうございます。
まさにそこです!!
301 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/24(木) 05:43:18 ID:qdkjJ0ZeO
301!
302 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/24(木) 06:12:54 ID:1Cas2mwg0
大学の図書館で宮城谷全集を発見したので全集にしか載ってない幻の作品「宋門の雨」を読んでみた。
墨子として有名な墨翟を主人公とした短編で、墨翟の少年時代から宋を楚から守るため行った公輸盤との中国史上初の
模擬戦までを描いた非常にオードソックスな作品。
だけれども宮城谷さんらしさが随所に盛り込められていて、墨翟の生きた春秋末期から戦国初期の時代背景を丁寧に描いてくれている。
特に墨翟の修学時代の描写は興味深く、墨翟は儒者は嫌いだが、孔子は尊敬しているという人となりは面白い。
50ページぐらいの短編でオススメの一品です。問題は宮城谷全集が希少であることか・・・。
>>300 お前さんのおかげで『孟嘗君』読み直した。
久々に読んだけどやっぱ面白いな…
でもこれ『孟嘗君』が主人公じゃなうわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp
ところで皆は宮城谷先生の小説に出てくる女性では誰が好き?
俺は純狐(地中の日)と・嬉(天空の船)が好きだなー
304 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/24(木) 08:08:18 ID:qdkjJ0ZeO
↑ごめん、訂正。
オードソックスじゃないオーソドックスだった
なんて恥ずかしいミスをしてしまったんだ
>>303 そこが宮城谷文学でしょ。『孟嘗君』の主人公は白圭w
他にも『管仲』の主人公は鮑叔にしか見えないし…
>>299 統一するまででほぼ終わって治世は30ページくらいだな。
管仲がまさにそんなペースでちょっと残念だった
ていうか明禿僧陛下は北方あたりに書いてもらった方が合いそうだ
女性キャラと言ったら・・・ときどき「なんの官能小説だコレは!?」と言いたくなるときがある。
『青雲はるかに』なんてどこのジゴロだよって感じだもんな
ほんっと、宮城谷さんは処女スキー寝取られスキーだな
天空、王家、太公望、楽毅、孟嘗君と読んだけど
女性とのことは、結構きれいに表現されている方が多いと思う
指はそういうテーマなんだなと思うしかないけどね
太公望の最初の結婚は、停滞期の象徴のようでちょっとがっくりしたけど
そのおかげで嫡子を授かったし
舅が後々まで与力してくれたのだから、結果的にはよかった
二人の子と対面できた場面は、なかなか感動した
主人公が絡まない方が面白い。
重耳の前半とか、楽毅でいえば沙丘の乱とか
314 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/27(日) 22:09:13 ID:Sy18Tp/I0
そうなの?w 主人公が最初からある程度絡むほうがいいと思うが。
菅仲はちょっとバランス悪い気がしたんですが、どうなんでしょうか。
孟嘗君も、途中でGIVE UPしてしまったよ。
主人公キャラ以外だと資料少ないからあんまり話をつくれないと思うんだけど。
だから孟嘗君の主人公は白圭だと何回言ったら(ry
>>302 街の図書館で全集みつけてきた。
ネット予約ができるようになって、
やっと税金の払い甲斐のある図書館になったのだ。
今読んでる「管仲【下】」を終えたら幻の「宋門」にトライだ。
墨翟は読んでみたかったので期待。
他に、全集にしか収録されてない小説はあるだろうか?
もう期待できないだろうけど、魏の文侯と武侯の時代を書いてほしかったな
列伝で呉起は書いてるけど、作者的には好きなタイプの人物じゃなさそうだし、
主役に相応しい人物がいなかったのかもね
李カイとか西門豹とか、面白い人物もいるけど、主役格にはなりにくいよな…
>>302 『宋門』読んだ
よかった
墨翟はちょっと偏屈っぽくて身なりもすごそうだけど
掘り下げればいっぱい魅力のありそうな人物みたいだ
弟子もいっぷう変わったのが多士済々といるようだし
もっと書いてくれてページ数が増えても読みたいな
読後が爽やかで、全集にしか収録がないのはもったいないな
『玉人』の中のどれかと取り替えて文庫に…
と言ったら失礼か
ごめん
>>303 自分が好きな宮城谷ヒロインは『太公望』の継。
彼女が「あの人」だと知った瞬間、ああそうだったのかと感心した
>>319 あの展開には「なるほど!」と思った
『太公望』は登場人物も多いけど
途中でフェードアウトしてた人達もそれぞれの形で落ち着いてゆく
太公望の話題ついでにひとつ
召公ってやたら好男子に書かれてるよね。
短編の『甘トウの人』で特にそう思った。
>321
最初、太子だった時から印象いいね
重耳読んだ
あんまり意欲ギンギンにしないところとか
なかなか晴れがましい領土をもてないところとか
素直だがそれほど頭脳明晰ってわけでもないところとか
それでも礼を失せず、人徳で忠臣が寄ってくるところとか
劉備に似てるような気がする
感心に勉強してるのかと思って狐突が部屋を覗いたら
本人は寝てて、側近が変わりに勉強してたトホホ…の場面は微笑ましい
重耳追加
執拗に絡む翼のミステリアス遺児が
最後に「こんなところにいるのがわるい!」の一言で
片付けられたのにもうけました
325 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/14(木) 02:12:51 ID:wAizyfTR0
>>316、>>318自分の拙い書評で読んでくれたとしたら、とてもうれしいかぎりです。
残念ながら、宮城谷全集だけしか収録してない作品は『宋門の雨』だけみたいです。
酒見さんの『墨攻』の最初の部分にも、まるまる出てくるね
今日模試を受けてきたんだけど漢文の問題が、晏子春秋からだった。
晏子が楚に使いに行ったとき、楚王からちびだから小さな門からくぐれば?
と言われたのをうまくやりこめてしまった一連の話。
こんなところで晏子と出会うとは!
恥ずかしながら感動してしまってしばらく問題が解けなかった
こんなの問題文読むまでもないよね〜(単に知っているからだが)と奢りに奢っていたら
案の定句法の問題を一個間違えてしまった……しかも自分が知っているヤツだったのに…
晏子が出たから満点とる!→見事に足下をすくわれました
だから?
本番は何がでても平常心で行けっ!
介子推の従者、慈英っていいやつだな
とんだりはねたり、里の歌をうたって寝たり
一人近くにいると和みそうだ
いいんです!
伊尹ですか?
沙中の回廊の士会の従者も、戦いは弱いが愛いヤツ
こんなスレあったのか!中学の時夢中になって読んでたよ。
>>303 自分も純狐好きだ。あと褒姒がかなり好き。
夏姫春秋は?
エロエロだ。。。
>>335氏。。。
皇太子の誕生日にその話を敢えて持ち出すとは
そちもなかなかのry
傾国の妃、女兵にもいろいろあると
338 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 23:35:16 ID:mYbcysGTO
個人的に夏姫春秋より青雲はるかにの方がエロく感じた
しかし夏姫春秋といい、青雲はるかにといい、天空の舟といい宮城谷さんは寝取られが好きだねぇ
宮城谷さんの『香乱記』と
司馬さんの『項羽と劉邦』どちらを先に読んだらいいだろうか
その二つなら、『項羽と劉邦』を先に読む方をオススメ
『香乱記』は、楚漢戦争の流れが分かっていた方が面白い
まあ、楚漢戦争の流れを大枠でも分かっているなら
どっちから読んでもいいんだけどね
>>338 寝取られなら、「晏子」の崔杼も
>>339 そのふたつを読んだ後で「長城のかげ」をお勧め
崔杼はガチで寝取られた人だから別に氏の好みのせいではないべ
寝取られw
>>340,341
多謝!
『孟夏の太陽』と『沙中の回廊』の趙盾、
『管仲』と『俠骨記』の曹沫みたいに、
どちらを先に読むかで共感のしどころが変わってしまうことがあるから
つい臆病になってしまった
『長城のかげ』は最後のお楽しみにとってある。
文春文庫から春秋名臣列伝の文庫版がいよいよ発売されるけど、俺は絶対買うぞ。
来月17日には戦国名臣列伝もでるよ
二ヶ月連続のお楽しみ企画じゃ
あれ?今日出てなかった?
イテン屠龍記探してた時見たような・・
あぁ、来月のは戦国のか、サーセン!
>>310 確かに〜
何というか……別の名前で売れない頃そーゆーの書いてたんか?という感じで、
馴れたタッチなような気ガス
ある程度上の年齢層を対象にした小説なら濡れ場くらいあるだろ
ハリウッドの映画にだって必ずラブシーンがあるじゃないか
351は何をムキになっているのか理解不能なんだが。
疲れるのぉ〜
無限花序なんて知ってる人はいるだろうか
重耳大好きなんだが、あの「あーん」というセリフは笑ってしまう
敵城の目の前で魚捕ってた時じゃないか?と適当に言ってみる
この人の作品で、白起が楚の白公葉の子孫で、
先祖の恨みを晴らすために楚に対して攻めまくった、
みたいな表現があったと思うのだが、
白起は秦の穆公の家臣だった白乙丙の子孫ってことはないのかな?
青雲はるかにを読んでみた。
・・・今まで読んだ中で一番主人公モテまくりだな。出てくる女性ほぼ皆じゃねえか!
しかし主人公の意中の人以外を、手頃な脇役とくっつけるの好きだよね。
359 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/11(金) 03:53:32 ID:sGtI/EseO
なんかそこらへん宮城谷さんフェミっぽいと感じてしまうな
【奇貨居くべし】はどうかね?おもろかね?買いかね?
>>357 姓以外の根拠は戦国策なんでないかな
公孫起って表記が出るから。
白乙丙の系統だったら公孫という風にはならんと思うし
362 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/11(金) 23:02:35 ID:QldrtlMM0
王家の風日、管仲、介子推、華栄の丘、晏子、子産
最近このあたり読んでるから、
主人公が女性にモテ・・・なんて新鮮すぎ
もてるどころか、奥さんでさえ出てきやしない
「きっとこのあたりで結婚していただろう」とか
「この頃までに、子どもの一人か二人もうけていたと考えられる」
程度の記述でおしまいだからさ
363 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/11(金) 23:58:33 ID:KZ/snk3qO
1:韓人@腹一杯 :-250/04/11(金) 16:00:11 ID:Z4K+97jw
攻められて降伏するとすぐまた攻められるから合従が出来なくて死んだ
お前それはハメってんだハメ、そんなんで勝っても全然すごくないんだよバーカ
正々堂々やられて負けたんじゃなく立地では韓が不利だから
大体軍備もハンデある、向こうは中央集権だから韓の申不害シリーズより強い商鞅シリーズなんだから勝てて当たり前なんだよ
強い軍旅で卑怯なハメ使って何が絶対強者だアホ、笑わせんな
こんな卑怯国建てた奴も糞だバーカ死ね
あと魏がせっかく韓が合従させたのにたった二回しか援軍に来なかった、貢ぎ物玉5個なのに
脳みそあんのか、韓の城邑減ってんだから奪回しろ糞
お前も死ねよ
もう嫌だーこんな時代ー
>>360 読後感がすごいよ
なんか人生の教科書になったりするかもしれんね
エンターテイメント的にいえば面白くはない気がするけどね。
>>364 ありがと。そっか・・・楽しみたいんだよね。じゃあ
孟嘗君にしとく。
>>364 >エンターテイメント的にいえば面白くはない気がするけどね。
そうお?
かなりのアドベンチャーで自分には面白かったよ。
(他もかなりのアドベンチャーだけどね^^;)
この時代の知識が無い頃に読んだんで、
呂不韋に対するイメージも無かったからかも知れないけど。
…そういわれてみるとたしかに宮城谷作品の中ではエンターテイメント分が多いかもしれない。
あの時代の重要な局面のことごとくに関わってるからね…
368 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/17(木) 23:21:26 ID:h9+ccPgY0
そういえば戦国名臣列伝が発売されたね
369 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/17(木) 23:22:53 ID:h9+ccPgY0
↑ あっ、忘れてた。文庫版が発売されたんだよね
何だか過疎ってるんで、
俺…勝手に、もう…、
我慢できな…あっ…スキ。
1位…太公望
2位…香乱記
3位…沙中の回廊
4位…青雲はるかに
5位…介子推
6位…楽毅
7位…子産
8位…晏子
9位…重耳
10位…管仲
ふぅ〜スッキリした(;´・`)
371 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/18(金) 19:32:30 ID:eI1YvLMZ0
王家の風日も忘れないで下さい
……今思ったけど、これが一番好きなの俺だけ?
>>370 はただ単に俺が楽しかった順に10位まで並べてみただけよん。
王家の風日ねぇ〜
初期の作品は俺はどうも
う〜ん…って感じだった
んだよねぇ。天空の舟も
なんだけどね(-.-;)
俺には比較的最近の作品の方が合ってるらしい…
後、短編集はさらに楽しめなかった(;_;)
373 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/18(金) 22:37:06 ID:DDH/oDhJ0
晏子、子産と続けて読み、今孟夏の太陽でちょっと休憩中
長編でどっぷり楽しんだあとの疲労感を癒すのにちょうどいい
宮城谷さんではないけれど
『山月記』みたいな中国の怪異小説も気晴らしに面白いですね
で、また力を溜めて次の長編に立ち向かう・・・そんな読書やってます
自分の場合は、香乱記があんまり面白くは…
司馬遼太郎の「項羽と劉邦」、あと史記と漢書の記述からできたイメージを、
この作品には覆す力がなかった、という意味だけど
項羽と劉邦の批判者として、田横の行動にあまり説得力を感じなかったのよ
オリキャラ最強伝説を読んでるような脱力感を覚えるというか
たいした逸話も残ってないのに、いきなり
武力:田横>>超えられない徳の壁>>項羽
徳性:田横>>超えられない魅力の壁>>劉邦
とされても…
田横への迸る愛情を、もうちょっと抑えてくれたらなあ、と思った
>>374 その偏愛が、劉邦や韓信を貶めることに向けられていたからなあ
「春秋名臣列伝」を読んでるんだけど、小説と違って頭に入り辛い・・・
俺は楽しんでる
各話の冒頭でまず系譜に言及してくれるのが嬉しい
あらっ、香乱記は不評みたいだね。
項羽側でも劉邦側でもない第三勢力目線が俺には
ちょっとおもしろかったんだけどね。
どっちか寄りの小説ばかり読んでたから。
ところで玉人の中の「風と白猿」。途中章が重複してるんだけど…コレ、
作者の意図?それとも製本ミス??俺のだけ???
379 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/22(火) 13:11:58 ID:++jsb7sPO
今月号の楚漢名臣列伝は『陳余』
自分は陳余を名臣とは思ったことがないのでそのイメージを崩してくれることを期待
景公が晏嬰の危篤を知って、馬車を乗り捨て走って駆けつけるシーンが最高
「あぁ、こいつはいつまでも叱って欲しかったんだな」って泣けてくる
景公はなんか憎めないんだよなぁ
381 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/23(水) 15:41:09 ID:ewkCxDkn0
鳳凰の冠の悼公だっけ、太子時代にあまりにへなちょこで
叔向に「太子!」とビシビシしごかれ恐れおののいていたのに、
成長して晴れて君主として儀式の場に臨んでみたら
いささかの見劣りもせず
側で叔向が目頭を熱くしたっていうのもなかなか微笑ましかった。
そんで人がいなくなると悼公が「いまのでよかったか?」と
叔向にいちいち確認するところも。
それは平公
悼公は先代の父の方ね
平公は士氏と欒氏の抗争で粛清の網に引っかかった叔向になんら救いの手を
差し伸べることもせず、君主としては女と音楽以外は殆どなにもしてない
駄目君主の典型みたいな子だね
叔向や趙武の様な名臣がいなきゃ追放か弑虐されて終わってたかも
馬鹿殿の方が臣下としてはうれしいんじゃない
女と音楽に耽溺したのは、君を政治に無関心にさせるための誰かの差し金かもしれない
384 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/24(木) 21:32:26 ID:+Hndka9d0
好悪をあからさまにするような馬鹿殿はダメだ
バカにつけこんだネイ臣ばっかり贔屓にして国が乱れる
だから、感情をあからさまにせず、誰かに入れ込んだりしない賢さは必要
凶暴馬鹿も諸侯の好感を得られないので最悪
女に耽溺したら、衰弱して死んじゃうのでダメ
礼儀がなってない無粋馬鹿は、諸侯と問題を起こすのでダメ
あとは、多少はお馬鹿ちゃんで、政治やら戦争やらわかんなくてもいい
楽毅読んでると、昭王スゲーって思えるな
滅亡の危機の太子時代を乗り切って、直言にも耳を貸し
客将に過ぎない楽毅に兵権を与えて全幅の信頼を置く
斉を追い詰めると、楽毅を陥れる讒言を撥ね退けて自ら斉に赴き楽毅を労い
もう王になっちゃえよって言っちゃう
ありえないくらいの名君だな
なんであんな息子が生まれたんだろうな
386 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/25(金) 08:07:39 ID:I0kmvGas0
名君って、二代続かないね
名臣も三代続かない
難しいもんだ・・・
王位を勧めたのはやり過ぎだと思うけどね
それに無駄に後継問題をこじらせないためだろうけど、結局は太子の廃替に
踏み切れないあたり、どうも俺はそこまで高い評価ができない
子産読んでいるんだが主人公の出番マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
晏子は親父が活躍していたからまだしも、子国もパッとしねえ…。
このまま上巻終わっちまう。
まぁ、上巻が終わるころならそろそろ子国の最大の見せ場が来るから、
それを楽しみにしる。
上巻は二大大国に挟まれて右往左往する鄭の皆さんが主役
そんなカオスから飛び出して国を引っ張る子産はマジでかっけえぞ
391 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/28(月) 21:24:54 ID:ZEN0xjOv0
子供時代の晏嬰もすごいが、
子供時代の子産は、本当に天才だな
叔向が主人公で書いた作品が読みたい、
叔向は庇護者である趙武や韓起には逆らえず、又范氏・中行氏が抵抗勢力に
なってそうだけど。
叔向が活躍してた時代は、晏嬰・子産同様に後の時代に比べ国がまとまってた。
つ鳳凰の冠
>>392 まとまっていたとはとても思えないな
いずれの国も権力は卿大夫が握り派閥を形成し時には私闘も起こる
晋や斉の未来を予想する季札や晏嬰の言は尤もだし、この時代は私欲の少い
優れた人物が宰相であるおかげで微妙な均衡が保たれていたに過ぎないと思うな
鳳凰の冠 読みました。晏嬰・子産と比べると短編ということもあって活躍が
少ないですね、一言でいうと母の不吉な予言に苦悩する叔向といった作品と思う。
>>394 まとまっていたというのは変ですかね、優れた家臣が多く出た時代と言う事で。
君主より大夫の時代だし
周より諸侯の時代で、いろいろと騒がしくなってた
けど、まだ古来の感覚も活きていて
徳や礼が優れていることは大事だったし
露骨な簒奪や
道理の通らない戦を憚るところはあったから
春秋らしさた保たれていたんだろうと思う
この時代、
国の事情を超えたところで他国の大夫同士の交流があったのは
上級大夫の質の向上に一役かっていたと思うし、
そうして情報をやりとりしていかないと
次の時代には危ないぞという予見があったのかも
そこらで大夫たちの視野が広がっていったと思う
それにしても、君主では唯一荘王、頑張ってるね
「姫」周、魯、蔡、曹、衛、鄭、晋
「子」宋
「羋」楚
「嬀」陳
読んでてわかったのはこんなところなんですが、
「娰」「姞」他、ご存知の姓があれば、ご教授願います。
便乗して質問。
燕って召公の裔だから「女吉」だと思ってたんだが、
「姫」って書いてある場合もあるんだけど、どっち?
399 :
名無しさん@お腹いっぱい :2008/05/08(木) 22:09:40 ID:TAbqSrAl0
>>397 「娰」越
「姞」燕
>>398 「姞」が本姓。
「姫」姓は、召公奭が殷周革命での功績で、武王から貰ったもの。
>>399 多謝!
同姓が多いだけに、
姫姓のお姫様たちはいい嫁ぎ先探しが大変そう
陳、宋は競争率が上がりそうだ
許も姜なのか
>397
嬴:秦、趙
趙・魏・韓・・・晋から別れたから姫姓と思い込んでた
では、魏や韓は何姓になるの?
魏や韓も元をただせば姫性
>>397 「風」任、宿、須句 太昊(伏羲氏)の子孫
「任」奚、薛 黄帝の子孫
「偃」偃、謠、絞、鬲 少昊(五帝)の子孫
周の畢公の子孫を名乗る魏氏と
晋の公子だった韓万が建てた韓氏だもん、そりゃ姫姓だよな
>>406 多謝!しかしそんな姓まであるのか!?
いったい全部でいくつあったんだっけ、姓って。
地震の四川省のみなさんにエール。
春秋、戦国だとどの国になるのだ?
>>408 四川省の辺りなら蜀
ついでに姓をもう一つ
「姚」 舜の姓
陳も舜の末裔なので「姚」姓でもおかしくないのだろうが
その辺りの事情は分からないな。
>>408 蜀だったけど司馬錯に潰されて秦になった
田ももとは陳からなんだよね
田は氏だな
姓と氏の区別はややこしい
「己」蘇、顧、温 昆吾氏の末裔
「竹冠に錢」 彭 韋 彭祖の末裔
「女+云」 路 女+云会人の末裔
「曹」 #37054、#33682 曹晏安の末裔
邾 、莒
失敗した、こうかな
ちゅ、って可愛いな
ちゆだろ。
しょうちゆ も忘れないで
「?」陳
ちゅっを使って宮城谷ごっこをしてみる
よし、明年はちゅっを攻める
私はちゅっの執政をあずかる者です
口を開けると、ちゅっの人であることがわかる
大変です、ちゅっ軍の右翼におしつつまれましたっ!
420 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/22(木) 22:50:53 ID:b8juFm280
歯が黄色い者話を切ってごめんなさい
ここのスレの方々に多謝!
まだ重耳と三国志しか読んでないので たのしみすぎて 震えます
>>238さんのオススメ街道を歩いていきたいと思います。次は介子推。
そして
>>290さんの言葉に同意
白川静先生の「字統」買ってしまった。
翻訳かけたみたいな文だな。
楽毅、再読中
今回は孟嘗君に続いて読んでいるのでさらに楽しめる
敵味方を問わず、登場人物に味のある魅力的な人物が多いな
至言、嘉言も豊作
423 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 14:42:31 ID:Fh/3HlsSO
孟嘗君は自分が主人公の「孟嘗君」より、他の人物が主人公の小説の方が活躍してるよな
重耳も「沙中の回廊」の方が存在感ある
たしかにそう
本人が主人公になると、宮城谷さんの場合
その人物がどれほどすごかったかというよりも、
いかにしてそれほどの人に成長してきたのかというところに
重点&楽しみがおかれるね
田文がどういう年月を重ねてきてあの思想やら偉業があるかを『孟嘗君』で読んでいるからこそ
『楽毅』が憧れる孟嘗君というのが判るような気がする
楽毅おもしろいんだけど、
武霊王をもう少し良く書いて欲しかった
まあ、先生ああゆうタイプは好きじゃないだろうから仕方ない
武霊王も晩年はグダグダだから仕方ないとはいえ俺は結構良く書かれてたと思ったけどな
既出だけど趙氏や受王みたいに作品によって印象がかなり違うのは面白いね
香乱記で散々扱き下ろされてた劉邦や韓信も漢主体の物なら清らかな風が吹くのだろうか
>>426 呂后主人公にして清らかな人豚やって欲しいものだ
関係ないが、人豚話は初めて読んだのがガキの頃だったから、
今でも俺のトラウマだ・・・。
中国史なんてもっと残酷なのいくらでもあるのにな。
俺も武霊王はよく描かれてたと思う
戦国時代の君主としては珍しい陣頭に赴く型で、並み居る群臣の反対意見を
論破して胡服騎射を断行したっていうその志操とか、そのあたりの精神とでも
いうのか知恵とでもいうのか、そのへんがどうやって育まれて形成されて
いったのかについても言及してて興味深いと思ったな
単に強い・かっこいいって部分を強調して描写されてたら、逆に薄っぺらい
存在になってたと思うよ
中山が悪性の限りを尽くしてそれを武霊王が制圧
とかだったら武霊王の描写もかわっただろうにな
武霊王は武力で領土を拡大することにかけては天才的に描かれてたと思う
その方面では先を見通す能力があり、
何年も周到に練り上げて果敢に断行する姿はすごかった
弱点は土地にこだわり、人心をみなかったことと
臣下の才を駒のように考え、人から学ぼうとしなかったこと
その点で孟嘗君と対照的な大物として描かれてる
それに、何といっても身内を管理できなかったことね
最後に嫁した若い妻の子を跡継ぎにしくて、結局破滅する王が多すぎ
中山バカ殿の太子はそこそこで、
そのまた太子はたいそう見所のある若者
跡継ぎでは趙にまけないというのに、
おじいちゃんがバカ殿だったばっかりに国、消滅
433 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:59:42 ID:6cXoQoZxO
英雄的な武霊王よりも、
息子の恵文王の方が、名臣が多いのも面白い
武霊王は、名臣はいらん、使える臣下であればよい
武霊王が胡服騎射の導入に当たって、臣下を1人も殺していないところが偉い。
436 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 10:08:06 ID:h1evTwsv0
>清らかな人豚
ワロタw
どんな書き方だよw
>>436 不謹慎だが、宗教儀式として人豚があったというのはどうだろう
劉氏繁栄の人柱となるため、人豚となることを志願する戚氏
最初は呂氏繁栄をもくろんでいたが、自己犠牲をいとわぬ姿に
心の中でさわやかな風が鳴りひびいてしまい、思わず戚氏の願いを
叶えてしまう呂后
最期を迎える呂后は、穏やかに悟った感じで
「ああ、きっとこれが天命だったのですわ」
「あなたのもとに、今まいります」
「戚氏といっしょに、どうか向こうでも可愛がってくださいましね」
と呟くとか
なんか綺麗にまとまる感じがすると思わない?
438 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 15:01:23 ID:YrB3/AkRO
いくらなんでも、無理があるだろwww
他所では妖女視されている凄まじい男性遍歴の夏姫の身体から
さわやかな風を吹かせてくれた先生だ、わからんよ
さわやかなロウアイとか清々しい長平の戦いとか・・・
ロウアイは名前からして淫猥だな
週刊文春 歴史特別対談 宮城谷昌光×宮部みゆき
「カッコいい篤姫、女性に優しい信長」
信玄、秀吉、家康から龍馬まで。
英雄の秘話を語りつくした120分
―だそうです
夏姫春秋は、ロジカルに夏姫のありようを
構築できた作品だ、と個人的には思ってる
結局は「説得力」の問題なんだけど
奇貨とか青雲とか香乱記の場合は、解釈に
強引な感じがするんだよね
清濁両面のうち濁の部分から目を逸らしてるというか
でも
>>437は無いわwwwwwww
443 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:41:18 ID:YrB3/AkRO
奇貨の呂不イは個人的に説得力があったと思う
呂氏春秋だけをたよりにいい人化するのかと思っていたが、ちゃんと根拠のあるいい人化で驚いた
:呂不イが宰相のときだけ秦は温情だった(例えば東周を滅ぼすときに東周の君主を別の土地に移して祭祀を継がせる)
:他の秦の宰相が内外から嫌われていたのに、呂不イには諸国の使者や客が頻繁に来ていた(少なくとも他の秦の宰相より人望があった証拠である)
これらは史記に書いてあることであり、この記述と呂氏春秋で呂不イをいい人化した宮城谷さんすげぇと思た
まぁ、それでもちょっと美化しすぎと思ったけどね
中国作品を全て読みきるまでは自分におあずけにしておくつもりだった「歴史のしずく」を
たまたま人が貸してくれたんでつい読んじゃった
奇貨おくべしからの引用が圧倒的に多いな
奇貨も青雲も無理矢理聖人にしているような印象を受けてしまって
イマイチ楽しめなかった
特に青雲は、運命の処女と結ばれる系の逸話が出てきた瞬間に冷めてしまった
宮城谷さんの本は、はまると面白いんだけど、
一カ所でも「これは強引だな」と思ってしまったが最後、
途端につまらなくなってしまう
>>445 それ、分かる気がする
いつも長編の半ばまで神懸ってるんだけどな
447 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/05(木) 01:58:59 ID:auamIAAzO
青雲は無駄に女にもてるのがな・・・
鄭安平の妹に好かれるのはわかるけど、他はどうよ?
青雲は確かにつまらなかった。
「美女にもてたければ、ここを鍛えろ」は、作者自身強引さを分かって、かき消すための
あまりにもわざとらしく台詞と思えたし、
鄭安平の豹変も強引で、今でも読後感の悪さが残っている
作者自身、范雎に魅力をさほど感じなくて、女性に持ち上げさせる手法にでたのじゃないの?
「青雲」好きな人いるみたいだけど、あれだけは理解できんな
あの時代を描くために范雎を主人公にしたのだろうけど、信陵君が主人公ではだめだったのかな?
やはり、秦にさわやかな風が吹いたので強くなったということなのであろうか
449 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/05(木) 12:36:35 ID:hcxgsHIm0
主人公=さわやかな風でFA
450 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/05(木) 22:22:33 ID:auamIAAzO
夏姫春秋が面白かったから次は沙中の回廊を読んでみよう
これって士会の話なんだよね?
青雲と同じで楽毅も同じ理由でつまらなかった
楽毅側の人間が全員なんか特殊な能力とか中山も聖人君主ばかりで話ができすぎ
沙中の回廊、士会
彼が家の中で、最初はちょっとはみだした人間だったのがよかった
士会の家は文官系で、武術なんてほどほどでいいのに・・・て雰囲気だし
晏嬰読むと、反対に晏嬰のところは武将系で、
頭がいくらよくったってなんぼのものか、
やっぱり当主は兵車上で見栄えのする人じゃなきゃ→
晏嬰、小さくてみんなガッカリ
秦・漢王朝シリーズの予想
始皇帝主役・さわやかな焚書坑儒
項羽主役・・さわやかな坑殺
劉邦主役・・さわやかな誅殺
呂后主役・・さわやかな人豚
陳平主役・・さわやかな兄嫁取り
武帝主役・・さわやかな宮刑、さわやかな巫蠱
王莽主役・・さわやかな捏造
・・。宣帝と光武帝以外の主役は無理とみた
ものすごい苦悩の果てにやむを得ず・・・って形にするか、
他の人間に責任押し付ければおk
兄嫁取りは、宮城谷主人公なら大して問題にならんようなw
兄嫁を子供時代の運命の人にしておけばOK>陳平
三国志のさわやかな曹操はどうよ?
宮城谷先生にしては抑え気味にして頑張ってると思うんだけど
袁紹の扱いは悪すぎたけど
むしろ英布がさわやかに鯨刑、墳墓盗掘、義帝暗殺、寝返り、とやりそうだ。
さわやかな趙高もみてみたいな
趙の王族説で秦に復讐するため…とか普通に出来そうだ
なんだ、このさわやかな風の吹きっぱなしは
460 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 21:03:55 ID:IrRnspngO
まじめに光武帝の話を読んでみたいんだが
この時代は日本じゃマイナーだし、宮城谷の名で地位を確立してほしい
残念な作家ぐらいしか書いてないよな>光武帝
462 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 22:41:18 ID:5HZBlh5z0
ひどいでちゅねーw
光武帝は読んだけど、俺は楽しめたぞ
光武帝はイイ子ちゃん過ぎて面白さを感じないなー
運命の人=陰麗華と紆余曲折を経てめぐり合うまでのお話とか。
郭聖通も多分悪くは描かないと思われる。
466 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 03:06:45 ID:BCKv/ZOMO
宮城谷さんが光武帝書くと劉秀の兄がだいぶかっこよくなりそうだな
兄が殺られるまでで2巻、本人が河北いくまでで1巻、天下取りからその後で1巻
>>467 何ですかその晏子は
何ですかその孟嘗君は
個人的な感想だが、宮城谷氏は前漢後漢両方とも嫌いなのではないかと
三国志を読む限り、後漢に対して良い印象を持っていないように思える
個人的に王家の風日で殷を常識に反して
あまり悪く書かなかったのが印象的だったけど。
商は、周が(というか、周公が)儒家にちやほやされた反動で
悪役っぽくなってるけど、彼らの常識からしたら大して悪いことをしていたわけじゃないからねえ。
>>468 でも三国志の後漢部分面白かったけどな
曹騰と順帝に感動した
そこで爽やかな王莽を
一応王莽は爽やかに出来そうか?
似非爽やか聖人だからなw
476 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 12:20:37 ID:BCSmSaElO
曹操を爽やかにする筆力で王莽を爽やかにし劉秀を嫌らしく描いてみてほしい
劉秀は表裏の激しい人物として描かれそう。李世民みたいな
王莽はちゃらんぽらんにしか描かれない気がするw
比干みたいながちがちな男や、周公旦みたいなタイプにもえがかれんだろうし
そういや宮城谷三国志の最初の頃だったかに、
後漢が宦官や外戚の害で国政が安定しなかったのは、
創設者たる光武帝の人格が、一見立派だけど実は不健康な面があった、
その影響がある、みたいなことを書いてたね。
具体的にはどのへんのことなのかはよく分からんが。
>>478 あったなあ、一巻じゃなかったっけ?
たしか、讖緯を信じすぎたとかそういう流れで
創業者の性格が王朝一代に出るとか、そんな話だったと記憶してる
個人的には、後漢の皇帝権力が前漢のそれより弱かったこととか、
色々な要素があって外戚・宦官がのさばってたと思ってたんで、
国の盛衰についてモラルを規準にする見解は「?」だった
今では、
「曹操・曹丕は悪くないYo! 後漢が建国から腐ってたのが悪いんだYo!」
という、主人公正当化のための地ならしだったんだな、と考えてる
近年の氏の作品には、ちょっと論理の強引さを感じてるんだけど、
やっぱ色々変わってきたのかな、と思ってたり
三国志は荀ケの死もわりとさらっと流してたね。
そこまで無理やり曹操=正義、敵対者=悪と規定しようという感じはしないけど、
やっぱりちょっと都合の悪いところは逃げてるような印象は多少ある。
つまり三国志演義と善悪が逆転しているだけなんだな
482 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 07:33:10 ID:HMod2i6OO
歴史上の人物の形を描いてるんじゃなくて、すでに用意された型枠に人物をはめ込んでるってことか?
どの主人公も似たようなキャラと聞くが
三国志は読んでいないが、
そんな強引な筆をすすませる状況では無理矢理、好きな人物を書いてもらっても
失望するだけだな。影響力も少しはあるし
劉備=善、曹操=悪というつもりもないが、曹操はある意味『悪』といわれる行動を
がんがんやることが魅力の人物。それも正史からも読みとれる
また、劉備も正史を読む限り、権謀はあれども、善人的な発言を繰り返している。
それを小説の都合上とはいえ、無理矢理変更されてもな。
三国志演義の方が人格設定は正史に忠実なような・・
>>483 そんなにひどくない
宮城谷さんの作品は確かに聖人型枠があって、主人公をそこに近づけようとするきらいはあるけれど、
曹操に限ってはそうでもない。
徐州虐殺もするし伏皇后だって殺すよ
個人的には、劉備が老子的(己が正しいと思った行動を無為にやるので、
外から見るとわけわかんなくて「なにこの男・・!」って見られる)
反対に曹操が儒家的(一番奔放にやったように見えて、なんだかんだで人材掌握するために、
かなり自分を押さえて我慢しまくって協調しようとしてる)
って解釈が目からうろこだった
曹操主人公だけど処女の洗礼とか天命キタ━(゚∀゚)━!とかないし
どの人物も魅力的に書いてると思うよ
一度読んでみな!
>>478 後漢は初代以外駄目というが
四代目くらいまでは大明クオリティーには到底及ばないと思うのだが
いちいち、劉備を擁護するたび噛みつくな。裴松之の注まで読んだらそうとしか
思えんだろうが。しったかぶりが。
(現実がどうだったかまでは知らんが)
といいたいところが、スレ違いだ。ここは宮城谷スレであった
>>484 とりあえず、レスありがと。正直、三国志はイメージと違いすぎると、萎える方
なので、あまり読もうという気はさほどおきないが。
とりあえず、読みもしない内にレスだけから判断するのは良くなかった。
それはおわびを言いたい
別に劉備の件を言ったわけじゃないんだが
知ったかぶりだの、酷い言い様
一度少しでも読んでから書き込んでくれりゃ良かったろうに
でも実際、後漢の皇帝権力の弱さは事実じゃない?
誰にとってのいい悪いはおいておいて、曹操の権力体制ってのは、後漢のほとんどの
時代、外戚が執権者となっていた時代と同じなことも事実だし。
三國志だと変に荒れるから嫌だな
ヲタが多いからかね
(^ж^)ムホホ
三国志は横山光輝の漫画しか読んだことないし
全く興味ないし何が面白いのか分からない
みんな三国志演義の同人誌みたいな感じで
最近は語られすぎた閉塞感から逃れようとして変則的なモノが目立ってきた
キャラがほぼ固定化されて新鮮みを感じない
と、思ってたけど食わず嫌いはいけないよね
宮城谷氏の三国志が文庫化されるのを待ちつつ
北方謙三氏の三国志を読んでみるよ
493 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 21:36:55 ID:3u/I89WV0
494 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 21:49:14 ID:HMod2i6OO
宮城谷三国志の文庫化はいつだろうな?
文春って完結してから文庫化する出版社だっけ?
てか単行本で何冊出るんだろう?
俺は家にたまたまあった吉川三国志しか読んでないな。
特に好きな時代ってわけでもないし、
猫も杓子もって感じでどうも。
正直、宮城谷氏までやるとは意外でした。
横光が悪いとは言わないがそれだけってのも……
立間訳が一番読みやすいからお勧め。
北方は元ネタ消化した上で別物として読まないと三国志スレ全般で齟齬をきたすぞw
北方は大体どの時代の奴でもそうだなw
あれはあれで楽しいが
南北朝とか藤原純友とか、色の付いてないネタは面白いんだけどな>北方
三国志や水滸伝はどうにも違和感が、ね。
北方の騎馬隊の逆落とし好きは異常
北方のよく調練の出来た騎馬隊が小さく固まって(ryが出てくる頻度=さわやかな風の頻度
黒いひとつの生き物のように←これも入れといて
北方の方がわんさか出てくるな
ここ宮城谷スレだっての
自重しろよ
まったくだ
…豚を使った野戦料理も忘れるな(ボソッ
宮城谷スレにまで匂いが漂ってくるほど
豚の丸焼きは美味そうだった
では宮城谷スレで印象的な食い物は
楽毅が食べて「すっぱい」と評したあれだ
あれはヨーグルトか?
爽やかな風を揉んで揉んで揉みしだくのがヲトコの本懐なんだぜ。
柳 田 哲 志
「田」という字と「折」という字が・・・
まあ、運命だったんだな
笑わない妃が、誤爆を見て笑った
それで何度も誤爆して見せている間に
国が滅びたのだそうだ
羊料理の怨みは怖いよ
鼈の怨みも怖いよ
今月のオールに載ってた楚漢名臣列伝、ムリヤリすぎてワロタw
陳余が全然清風の人に思えん
だってさ、
秦軍を恐れて突撃をためらってた陳余が、張耳と項羽に
張耳→秦軍に抵抗した名声は後世に残る、だから心おきなく死んでくれ
項羽→秦軍に突っこんでください(俺達のために秦軍を減らしてねフヒヒヒ)
と考えていた、
みたいなことを本文中で書いておきながら、
「時代に清風を残した人」はないんじゃないかなw
514 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 18:38:18 ID:0CV1OYTHO
陳余は抜け目なさそうに見えてナイーブだし甘いところがある感じがするね
張耳には逆に、かなりの図々しさを感じる
516 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 04:34:56 ID:8TDh5G5XO
叔向だけど、この人も作品によって、描かれ方が違う気がする。何か「子産」では嫌な奴という印象がある。
517 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 07:45:39 ID:o9f9Ruu5O
子産のやったことを批判してるわけだから仕方ないな
子産読んでないけど
>>516 そりゃそうでしょ
『子産』や『晏子』に登場する叔向は、いうなれば小国を盟下において中原に君臨する
大国晋の宰相補佐なんだから、あくまで晋の利益を優先する公人って位置づけ
小国に対して晋の威勢を背景にモノを言う立場だから、晋よりも一段ないし数段
劣る鄭や斉の人物が主役の作品じゃそう感じても仕方ない
逆に『鳳凰の冠』は叔向個人が主役で、若い頃から成長していく半生の内面描写に
重きをおいてるんだから、そりゃ登場人物の一人に過ぎない他の作品よりも
人間味を感じるってもん
それに『子産』は小国の悲哀や苦悩を描いてるんだから、なおさらというか、敢えて
そう感じるような描かれ方をしてるってのもあるんだろうさ
この人の作品のそういうところが結構好きだ
どこが主の立場かによって人の見え方が全然違うって言うの。
魏冉や白起も、青雲と奇貨では描かれ方に差があるよね
>>516 逆に主役じゃないほうが存在感が大きく感じられたのが孟嘗君。
東晋の桓温を描いて欲しいんだが、これまでの選定基準で行くと
謝安が主人公になってしまうんだろうなあ。
田文さんは作中で親父さん二人の存在が大きいしなあ
歴史の表舞台に立つ前の乳児〜青年期の話が長すぎる気もする
でも宮城谷氏の作品で最初に読んだ作品なんで思い入れ強い
宮城谷さんは、人としての「成長過程」を見られるのが楽しい
奇貨読み始めました
めずらしく主人公が美童だ〜、美童だ〜というので
読むのに張り合いがでます
華栄の丘は、のっけから「言っとくけど、ビジュアル×だから」と
お断りされちゃったし
いい人だったから、それはそれで楽しかったけど
奇貨だと魏冉が好きだな……つーか魏冉・華陽君・宣太后のトリオが良い
喰えないトリオ
風が吹かない、無風トリオ
528 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 22:52:02 ID:1xj/r4CjO
英雄とは、風だ。
・・・鄭穆公蘭の言葉『夏姫春秋』より
名君は燕の昭王だと思うが、晏子の景公のほうが人間的に好きだなwww
人間らしさがあふれててよかった。最近の宮城谷先生の書く君主にはいないパターンだな
あー、わかるわかる。孟嘗君の魏の襄王も俺は好きw
>>530 寝る時にいつものぬいぐるみがないと眠れない子どもみたいだよなw>襄王
ほんと魏の君主は凡庸な子ばかり続くもの…
景公
いつも口うるさかったけど
叱ってくれてホントは、オレ、嬉しかったんだ・・・っていう
(お前は桜中学金八クラスの不良か!?)
あの王様だっけ?
晏嬰が死んだのを聞いて馬車で駆けつけようとしたが「馬車が遅い!」
と降りて走り出し、しばらく走って「やっぱり馬車の方が速い」と乗り直す
行動を数回繰り返した人だっけ>景公
ショックだったのはわかるが、行動が頭がかわいそうな子っぽい…
それだけ晏嬰のこと大切に思ってたってことだろ。
家臣が死に掛けたくらいで普通はそんな事しない。
あのシーンで痛い子呼ばわりするのはちょっと読みが足りなくねえ?
いや、痛いだろう・・・
晏嬰を思っての行動だとはっきりわかるにしても、な
その痛さが可愛くもあるわけで
楽毅を読んでるうちに、管仲も読みたくなったのでポチってきた
呂不韋って、寝てる間に勝手に女性が添い寝してくれちゃうんだ
「なぜ、こうなるのか」w
ふっ、そこにdkmrがあるからさ
さわやかな族誅
略して「爽誅」(さわちゅう)
先日、晏子読了。宮城谷作品をはじめて読みました。
肌に合わないことを考えて慎重に1巻だけを買い、後に2、3、4と買いました。
司馬遼太郎の文に似ているのが印象にありました。
たれ?とか見ると、やや違和感があります。
晏親子が絶対的正義で安心感がありました。
崔ちょはしだいに人間くさくなっていくところが良かったです。
いやみな感じもありませんでした。
晏嬰家の最初の家宰の名前が出てこなかったのは史料に不明だったのでしょうか。
いま楽毅です。管仲を買うつもりでしたが予定変更です。
そのあとは重耳の予定です。
>>541 たしかあとがきに書いてあったはずだけど、「晏子」は名前のある人物に限って
全て史料に登場する人物
だから晏家の家宰は無名のままってことだね
それはそれとして、新規購読者として心から歓迎する
どんどん読んでみて
最初に晏子を読むとはただものじゃないな。
古城の風景を今読んでいるけど、肩の凝る街道をゆくみたいだ。
いえいえ、、、史記であまりの簡易な記述に逆に興味がわいたし、
このスレで晏子の評判が高かったので読みました。
史記も、横山漫画の史記あと興味を持ったので。
楽毅も面白いので先が楽しみです。
いま『孟嘗君』読んでる。親父のターン長っ
でも親父かっけええw
それはそうと夏姫とねっとりしたいハァハァ
>>541 同じように楽毅→管仲と読んだ俺から言わせてもらうと、順番逆の方をオススメする
4巻の後に2巻では物足りなさを感じるかも
548 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 20:46:00 ID:dyZ462hsO
宮城谷小説で一番司馬遼太郎に影響されてる言い回しは「〜といってよい」だな
司馬遼太郎は「〜といっていい」だったはずだが、これを使う頻度とかよく似てる
549 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 23:10:22 ID:wDDS3lDq0
その名を、
「 」(改行)
という。
管仲→重耳→介子推→沙中の回廊
と読んだのだが、次は何がいいだろうか?
楚の荘王が結構出てくるのはあるかね?
>>550 沙中の回廊の後なら、晋繋がりで「孟夏の太陽」とか
>>550 夏姫春秋と華栄の丘がお勧め
時代背景もかぶっててすんなり読めるよ
その後は晏子と孟夏の太陽、次いで子産、鳳凰の冠といけばいいんじゃないかと
550の流れだとズバリ、晏子が良いと思う。
げき克が最初に敵役として出てくる。士会もちょっと登場する。
春秋戦国の人物っていつも他人を批判しているようなイメージがあるな
春秋左史伝読んでると特にそう思う
自分の職場のじいさんたちも気に入らないことに文句ばかりいってるから
いつの時代もそうなのかなと思うと面白い
>>553 最初のアレは、ゲキ克が怒って当然だと思うけどな・・・。
それを言うなら
>>550の流れでいくと孟夏の太陽も半ば敵役のスピンオフ作品になるな
>>555 その後やりすぎたっていうことだよなwあれは
でもやっぱあれ見ると、晏嬰の切り返しってすげえなとか思ったw
>>555 沙中の回廊で士会ですら、あれだけされりゃ俺でも怒るわって言ってたもんな
あの時期に士会怒らせる度胸のある奴は居ないけどなw
そんなうっかりさん見てみたいw
あと調子にのってる知ヨウさんを本気で怒らせてみたい
___
(_ _) r""⌒ヽ r""⌒ヽ
| | ,' __ヽ''__ ヽ
| | i ━` i´━ i
| | ヽ __ 」__ /
| | \ ┠─┨ /
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(___) ヽ___/
_,,,,,,,,,,_ _,,,,,,,,,_
,/゙_,,,,,,,,,,,^''-、 ,,/゙_,,,,,,,,,,^ヘ,、
/ ,i´ `゙i、 │ / ,/ `'i、 `i、
゙l ヽ,、 ゚゙゙″ / / ゙l │
゙'-、,_^''ー-,,_ │ .| | |
^''ー、,_`゙''i、 │ ゙l │ .l゙
: r‐┐ ゙'i、 .) .゙l ゙l、 / ,l゙
: ゙l、ヽ,、 ._,/ ,l゙ \ ‘-,_ ._/ .,/
゙'-,,,, ゙̄"゙_/ ゙'-、,,, ̄,,,,,,/
 ゙゙゙̄`  ̄
562 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/07(木) 15:19:28 ID:Dm6013Nb0
キングダム読んで春秋戦国時代の小説を読みたいと思ったのですが宮城谷
小説はまず何から読んだらいいのでしょうか。全く知識ゼロです。
あのあたりのこととなると、ちょっと前の時代になるけど
「寄貨居くべし」あたりになるんだろうけど、まぁあんまこだわらずに読むと
いいと思うよ。
あの呂不韋は最初に読ませるものとしては適当ではないと思う。
一般的な呂不韋像に接した時のギャップが酷いだろうから。
嫌いじゃないけどね、奇貨
全くの予備知識ゼロで読めるかねえ。
俺は元々中国史好きだったから抵抗なかったけど・・・。
先に横山光輝の史記とかでも読めばかなり入りやすくなるんじゃないかな
全く知識なくて読んだらまず〜公とかで混乱しそうな気がする
俺は安能務氏の春秋戦国志を勧めたいな
文体が軽くて戸惑うかもしれないけど、漫画からはいるなら丁度良いかも
春秋戦国時代への造詣の深さは宮城谷先生と双璧だと思う
安能春秋戦国志いいよね
三国志しか知らなかった時に薦められて読んで
ものすごいはまったよ
まこと、お勧めだわァ!
まったくだのォ!
571 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/08(金) 15:53:35 ID:GbfpcDUF0
春秋戦国志を読んでみようかと思います。上、中、下があるんですね。
楽しみです。
氾亜父のいったいどこが疑わしいんですか
宮城谷さんの小説で孫武が登場する小説ってありますか?
>>574 小説ではない
春秋名臣伝でとりあげられているんで、興味があるならそちらを
河南が舞台の小説自体ないんじゃないか?
河南出身の人物が主人公の小説もないような
中原の礼が守られた国々以外書きたくないんだろうか
季札を主人公にしたモノを書いても良さそうなんだけど
季札好きそうだよねえ。
各国回っているから他の人物と絡めやすそうだし。
・・・逆に言えば相手の方で書き尽くしたってのもあるけど。
君子中の君子という誉め言葉はかなりポイント高いよね
こういってはなんだけど、固辞し続けて遂に君主として立たなかったあたりに、
自己満足というか自身の名声を最優先したんじゃないかと勘繰りたくなる
小説になったら爽やかな切口で展開する気はするけど
でも面白そうではあるよね。
描かれ方としては、古人の風格と感性をまとったひとってかんじなのかな
猛暑日に孟夏の太陽を読む・・・
今更だが、下水道のあの事件は
隼の城の水攻めを彷彿させる。。。
しかし季札は進退綺麗過ぎて逆に主人公にしにくい気もするぞ
聖人君子すぎて人くささが無いと言うか
変にエピソード突っ込みにくいかな。
歴史上に聖人君子など存在せぬわァ!
お高くとまっていても、本性は偽善の固まりであろうのォ!
こっ、闔閭があァ〜ァ、さっ、簒奪したときいィ〜ィィ、
きっ、季札はあァ〜ァ、なっ、何をしておりましたかなァ〜ァァ?
「孫子伝」(PHP研究所)を購入するが吉だわァ!
妙な流れになってきおったのォ!
みんな塚本好きだなw
題材はツボついてくるんだよな、塚本。本当に残念だ……
バンヤロー!
いっそのこと独自スレ作れよ
俺規制されてるけど、タイトルは
【多作】塚本史の作品を語る【多彩】
とかで(タイトルくらいは真面目にw
個人的に、宮城谷氏には魏の文侯の時代を書いて欲しい
もしくは呉起
>【多作】塚本史の作品を語る【多彩】
でも結局は
【だわァ!】塚本史の作品を語る【だのォ!】
みたいな感じになりそう
というか寂れて速攻で落ちるだろうね
「呉越舷舷」までは読んだ自分でもスレが賑わう想像がつかない
592 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/15(金) 01:08:16 ID:t8gLtnN90
塚本つまんなくね?
>>592 故に盛り上がってるw
いやホント、ネタの選択は凄くツボを突いてるんだよなぁ。
それが何故こんなに駄作なのかと……。
ま、この先は独自スレやね。
少なくとも、「霍去病」「白起」「呂后」あたりの最初期の作品はそれなりに楽しめた
全作品を通じて感じるのは、漢代の作品はまだ読めなくもないものの、
「田釐子・成子」「裂果」「呉越舷舷」といった春秋時代を描いた作品は酷いの一言
「田釐子・成子」「王莽」「霍光」「裂果」あたりは爽やかな風は微塵も吹いてない
「呂后」「凱歌の後」「張騫」「蔡倫」「一諾」と短編も多く描いてるが、「一諾」以外は
まあまあ
他にも、「光武帝」「始皇帝」「荊軻」「曹操」「孫子」なども題材にしてる
とにかくこの作者、陳瞬臣やバンヤローとともに題材だけはとにかくひたすらいい
題材”だけ”は…
歴史小説スレででもやるか、まだ生きているかしらんが。
晋の分割を扱った作品てありますか?
晋の分割がメインテーマではないが、その時代を描いたものなら「孟夏の太陽」に収録されている「隼の城」
「光武帝」と「霍去病」読んだけど、
読後に何も感じず、読み返したいとは決して思わずだった。。
イマイチ焦点があってなくて、だらだらと歴史追ってるだけで
誰にも感情移入出来なかった
「曹操」買おうか迷ってたんだけど、やっぱりいつもの塚本さんっぽい?
そろそろ、塚本作品については歴史小説スレで語ってはくれないか?
601 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/19(火) 23:05:05 ID:BXzfQ4yB0
そういうときは自分からタニーのことを語るものだ
罵倒でもなんでもいいから
そうかかれると将棋の方が浮かんでしまうなw
宮城谷が光武帝を描いたら、さわやかな風どころかさわやかな台風がやってくる
くらいに描かれるのかね。
大変力を入れて描写された兄が悲劇的な最期を遂げた後1巻で天下を取る光武帝
陰麗華という美女もいるし、先生的には書き易そうな気もするな
606 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/21(木) 00:17:35 ID:STT5MrBx0
タニー先生には安易に走らずに爽やかな王莽を描いてほしいものだ
それなら劉禅を爽やかに書き切ったあとでいい。
宮城谷先生には、ぜひ則天武后にもさわやかな風を
さわやかな風を起こしながら舞い踊る安禄山を
お前らさわやかつけておけばいいと思ってるだろ!
さわやかな酒池肉林
でも先生、憎らしい人物は徹底的に憎らしく書くよね
三国志の梁冀とか
人の善悪がいつもかなりはっきりしているところ見ると
先生はキリスト教徒なのかなと思うことがある
>>609 安禄さんが踊るって、なんかトトロを思い起こすな
梁冀も最期はなんか物悲しい感じだったような気がする
615 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/22(金) 16:43:50 ID:GHdkxLBz0
この人の作品で、ある男が他国の皇太后か誰かに誘惑されてしかたなく
一夜の関係を持つようなエピソードがある作品てありますか?
>>615 さて、聞いたこと無いなぁ。記憶にないだけかもしれんけど。
てかどーゆー限定されたシチュエーションだそれw
誰か亡命してきたけど
>>615みたいになって
さっさと別の国へ行った人がいなかったっけ。
(でも自分の娘をその国の君主に嫁がせていた)
主人公格じゃなくて数行くらいのエピソードだったが。
…うろ覚えで気持ち悪くなったw手元に本が無くて更に辛いwww
>615
>618 の書き込みのとおり、叔孫僑如ですね。
「晏子」(文庫本での1巻なので単行本では上巻のはず)にそのくだりが載ってます。
お相手は、声孟子(斉の霊公の母)です。
617で言ってたのはそれです、ありがとう。
621 :
615:2008/08/23(土) 18:52:44 ID:ranJUzFr0
みなさんありがとうございました。
晏子は昔読んだことがあるので間違いないと思います。
本屋で探してみます。
おまいら凄いな。
最近「晏子」読んだのに、言われるまで思い出せなかった。
そりゃ日本で一番宮城谷昌光の小説が好きな人が集まってるんだからな
力を合わせれば知らないことは(多分)無い
↑
そんな風に言われると ただ宮城谷昌光好きなだけのに嬉しくなるな
三国志7巻、たしか今日の発売かな
15日ですよ
さっき文芸春秋読んできたけど、13日発売だって。
今月の三国志チラ見したら好きな武将がようやく?登場してて嬉しくなった。
出てたな。
三河物語の1と一緒に出てた。
仕事中だったから買ってこなかったけど…
晏子がとてもおもしろく私も食事を質素にしてみたら
1週間で3kgも痩せました!晏子ってすごいんですね!!
三国志新刊面白かった
VS馬超いいね
631 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/16(火) 12:43:33 ID:uLTHi4nk0
>>まんがいちのご不幸の際には完璧な服喪で3年頑張って下さい
3キロどころじゃないと思われます
衰弱死確定だな。
残念ながら、現代社会では足掛け三年の服喪は出来ない(;_;)
ニートは両親が死んだら自動的に完璧な服喪に突入しそうだなw
635 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 13:49:25 ID:lLzhaHZ90
そっとおかゆをもってきてくれる家宰もいなきゃ
美談に感激してくれる敵将もいない…かわいそ
そもそも当時の中国の価値観が現代日本で通用するわけもなく・・・
昨今の日本は、復讐は何も生まない!的な思想があるからな、
仇討ちが最高の孝行となった世界とは全然違う
麋芳と博士仁も爽やかな風が吹く感じで
描いてくれるのかなぁ。
士仁ですね
639 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 06:16:54 ID:B367Dz+XO
関羽は宮城谷さんらしいさわやかな戦死だったな
荀イクあたりがあっさりだったね
先生的にもよくわかんなかったのかな
陳舜臣ばりに捏造してさわやかに書いてくれるかと思ってたのに
>>640 たぶん綿密に書けば書くほどジュンイクも曹操も爽やかじゃなくなるから
三国志でさわやかなキャラっているんかいな?
陸遜あたりか?
ゾウ洪、張バクあたり
権力握ろうって奴らが爽やかなはずがない
上のヤツは清濁併せ呑むものだが
それに従っている人は本当に爽やかなヤツもいたかもしれんな
646 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 20:42:15 ID:+blEPYjQ0
魏の文帝〜明帝時代の三国志なら、高堂隆とか徐邈バクとかが
爽やかになるんじゃないか?
高堂隆は、間違いなく名臣の一人だと思うんだけどなぁ
もっと長生きしていたら、間違いなく司馬懿の粛清を喰らっただろうけど
647 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 09:12:53 ID:EPngZcfR0
宮城谷作品で好きになった人物を他の列伝で見て凹むことよくある
中国史に本当は爽やかな人物なんて一人も居ないのか
648 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 11:44:55 ID:3ajTfbBVO
>>647 例えば誰?
俺は逆にハンショを無理矢理爽やかに描こうとしてるのを見て苦笑いだったクチ
そういや三国志が文庫化らしいな
完結も近いってことだな
やっぱり孔明の死くらいで終わりかなあ
同じく范雎で萎えたクチ
あれは無理ありすぎる
呂不韋も個人的に納得いかなかった
孟嘗君も司馬遼太郎に「あんな小物をよく書くな」って言われたんだっけ
呂不韋は前半はともかく後半がなぁ
いやまあ、すぐれた文化人としての側面を否定するつもりはないのよ
ただ、呂不韋が信義を重んじるだけの人なら
「奇貨おくべし」
と先行投資はしないだろう、と首をかしげただけで
個人的には、宮城谷の気持ちは分かる
「○○は暴君だよね!」
「○○は名臣だよね!」
とか吹きまくる奴に限って、簡単に手に入る文庫本の解説のみで、
歴史上の人物のイメージを固めてたりするから
ただ、文庫本の「世界の歴史」の類は、初めて世に出たのが
四十年前の昔だったりして、すでに反証がなされてるものも多い
そういう「古典」の知識で人を語ることに、宮城谷は反発を
覚えているように思える
そんな井沢元彦な動機でああいう作品群は書けない気がするが。
>>650 よくあんな大物っぽく描けましたね、だったような
宮城谷は凄い技量を持ってる、みたいな誉め方だったはず
それに対して宮城谷氏は、孟嘗君は本当に凄いんです、という内容の反論をしてる
654 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 03:34:45 ID:r38ualWZO
孟嘗君は史料によって全然人物が違うからな〜
史記と戦国策を比べると司馬遷があながち孟嘗君を嫌ってたっつう説は本当のような気がしてくる
>>643 陸遜は晩年まで書いたりすると哀愁が漂っちゃうからなぁ
爽やかな曹爽
三国志では爽やかな禅譲が行われたのかな?
そもそも宮城谷小説作品においてだけでも
違う人物から見れば他作品の主役が悪にみえたりするからな
そこが好きだったりするけど。
呂不韋なんて、宮城谷以外でよい描写されているのを見たことがないからな。
呂不韋すら聖人のように描いてしまうのはちょっと違和感を感じたが慣れた。
普通、性人に描かれる。
いーの?ここがいいの?
>>657 禅譲は建前としてみんな「爽やか」なんじゃねえの。
・・・実際そんな綺麗事じゃねえけど。
663 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 07:07:52 ID:gd0A+E5kO
>>662 本屋にいけば本も出てるぞ
メインは孟嘗君らしい
664 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 23:52:56 ID:xyUAY2j50
とりあえずテキストゲット
665 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 16:29:26 ID:RZAPfWoVO
宮城谷さんのおかげで楽毅は中山を守るため武霊王と戦ってたって信じてる時期があった
あと、重耳を読んだあと、左伝を読むと狐突や否鄭のエピソードがほとんど創作であることを知ってショックを受けたな
666 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 21:09:16 ID:9JGK0TqpO
天空の舟は全部創作なの?
そもそもどこまでが事実かなんて確認しようがないけどな、
文字も無かった頃の話だし。
桑の木から生まれたって伝説と、料理人になって
主の娘の結婚の付き人として行った先で認められたって話をベースに、
後は辻褄合わせて創作したんじゃないか。
668 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 00:35:16 ID:tY8qIoH20
宮城谷さんの創作は好きだ
669 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 02:52:15 ID:9yExhXMKO
宮城谷氏の創作で主人公が意味不明のモテ男になるから嫌だ
それなんて范(ry
671 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 10:15:24 ID:0/GsSzLqO
宮城谷さん俺もモテ男にしてくださいおねがいします
さわやかな風を吹かせる特訓からだな
673 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 09:15:18 ID:swHMnMX9O
息リフレッシュガムを買って噛んでいたのに、好きなこの前でハァーーってやったら臭い言われました
助けて下さい
天空の舟であの時代に関する書物を読み漁ったなぁ、高校時代。
宮城谷さん、一時期ハマったけど、何冊か読んでるうちに
どれ読んでも、中身はたいして変わらないことに気付いて読まなくなった
676 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 00:43:32 ID:ZclsRXcnO
君子像しか描かないからな
まだ読んでないけど登場人物の数が多い三国志には期待してる
677 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 18:49:46 ID:WpbsLIQO0
22:25 NHK教育 知るを楽しむ・この人この世界「宮城谷昌光・孟嘗君と戦国時代・魅惑の戦国時代」
678 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 21:03:33 ID:ZclsRXcnO
679 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 22:50:51 ID:ycYgAzWUO
面白かった!
ミオワタ
蔵書の数に圧倒、まるで私設図書館じゃまいか
読ませて貰いたい……
681 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 22:54:14 ID:ixsby0XUO
前振りが長いあたりがいかにも宮城谷さんらしいなあ
文候を名君中の名君と言うならぜひとも小説書いてほしい
でも史料が少なすぎて難しいんだろうな
面白かった。これから2ヶ月楽しみだわ。
それにしても、相変わらずかわいいおじいちゃんだなぁ
683 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 23:06:06 ID:CW7tarcj0
文候小説希望!
それにしてもすごい福耳に見とれてしまったよ
唐挙先生がみたらなんて言うかな
684 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 02:03:10 ID:0JXnBKEnO
再現VTR内の孟嘗君がかぶってた冠って、あれ正しいの?
当時の冠の形ってあんなのだっけ?
魏の文侯はたしかに戦国時代でも指折りの名君でそれが窺える話も多いけど、
主役にして小説にしても師友や臣下の存在感や活躍の方が目立ってしまって
文侯自体の盛り上がりがどこかいまいちなんだろう
西河やギョウの経略、中山征伐、秦との攻防、有名だし盛り上がるだろうこのあたり
なんかもみんな文侯自身は出張ってるわけではないし、いろんな場面を思い
浮かべてもどう考えても主役が食われちゃうもの
NHKの番組で初めて宮城谷さんを見たけど、穏やかそうな人だな。
小説の雰囲気と近い感じだなぁと思った。次回も楽しみだ。
687 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 19:32:04 ID:zQmILNOf0
爽やかな風とか徳とかいってギラギラしたおじさんだったら嫌だもんな
苦労もしたけど品よく謙虚という、小説を裏切らない人だ
本人が「たいそう」と言っているのに頑なに「大変」と字幕つけるのは失礼だ
あの作風で見た目が北方だったら裏切られた気分だろうなw
三国志の7巻てもう出てる?
690 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 22:58:19 ID:dJTWJnrD0
その時歴史が動いたも一応見た
映画使って戦闘シーンを見せてくれたのが良かったといえば良かったが
当然くい足りなかったな
16日から三週連続 BS夜話
691 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 19:07:23 ID:6xz+Q3fz0
早速文庫版1・2巻勝ってきたよ 楽しみ
三国志文庫出たのか!
朝になったら本屋いって来る!
693 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 09:50:57 ID:K/fEnYe+0
宮城谷作品、寝る前にローテで読んでる。
中国に行った事なくて、資料だけでこんなに書けるのね〜スゴイ!!
この人の作品マンガにすると面白いと思う。
文章だから面白いんだと思うが・・・。
漫画じゃ大して盛り上がる場所があるわけでも無し
味気なくなるだけじゃないかな?
ひとつのイベントが終わるたびに宮城谷氏が途中で解釈を語りだす漫画。
よし、『青雲はるかに』を成人指定で出そう
697 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 23:15:41 ID:zoBSYRoZ0
横山御大が「青雲はるかに」を書いたら面白そうなのだけど
もうこの世にいない…
698 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 01:32:50 ID:VWh7xN61O
横山先生には楽毅が重耳を描いてほしかったな
699 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 19:14:26 ID:Ls8Xpmjf0
第2回「斉の成立と田氏」22:25〜22:50 NHK教育
忘れないように一応(´∀`∩)↑age↑
横山先生の漫画「史記」に、楽毅出てるよ。重耳は忘れた。文庫1〜2巻なくしちゃったんだ。(楽毅は文庫三巻)
三国志を買って少し読んでみたけど
まさか後漢の最初から始まったんで度肝を抜かれた
まあ、面白い部分だけ掻い摘んで書くより好感が持てるけどね
いきなり劉備等を登場させずに後漢滅亡の遠因から書き始めるあたり
几帳面な宮城谷さんらしくて感動した、読み始めたばかりだけど
704 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 23:29:49 ID:wf7BNA0DO
第二回も大満足でした!!
書店で売ってるから、テキストも買ってみるといいかもよ
ちょっとした小説なみのボリュームで大満足だ
706 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 11:53:52 ID:66xwPE4M0
>>704 うわー、見逃した!1回目はwktkでスタンバイしていたのにorz...
調べたら再放送が10月20日午前5:05〜5:30にあるそうだ。
再放送と本放送の放映日が同じってところに注意だな
撮り逃した人は朝にリベンジして、忘れん様にすぐ夜にも備えればいい
708 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 18:53:46 ID:2atSqWoE0
一回目に宮城谷さんが言ってた
人がいかに生きるかを考えた時に宗教の力が必要だ
その宗教がなかった時代に人がどう生きていこうとしたかというテーマで
戦国時代を描きたかった・・・というあたりに感銘受けた
自分はキリスト教の洗礼を受けてはいるが
人がいろんな価値観を模索しながら必死で生きていた様子や
そういう人を描く宮城谷さんの視点が好きだ
>>701 重耳も出てる。ほんのちょっとだが。
要は春秋五覇を駆け足にって感じのところの2番目ってとこで
>>708 「宗教がなかった時代」というより、上古より続いてた政祭一致が上手く
機能しなくなってきた初めての時代において、人々がどうそれを乗り越え
ようとしたか、でしょう。
「宗教がなかった時代」と書いちゃうといわゆる「世界宗教」(仏教やキリスト教など)
が「まだ」生まれてなかった、広まってなかった時代の様に読めちゃう。
「宗教がなくなっていった時代」との表現ならわかるんだが。
今日だよな!
先週間違えて総合を録画したから、
いまから教育を録画する
712 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 00:25:07 ID:tiV1DQ1Y0
>>711 おう、忘れるとこやった! ありがとー!
今日こそは見逃さないぞ〜
714 :
712:2008/10/20(月) 21:33:07 ID:tiV1DQ1Y0
今録画した第二回を見た。
「管鮑の交わり」良かったっす。
また見るの忘れちゃったし、我ながらなんでだ…?
録画しとけば済んだ話だよな…うんorz
716 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 23:11:37 ID:n07RZk9OO
今週も宮城谷さんに萌えることができました
717 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 00:10:38 ID:FFrGSpbJ0
まだチャンスあるじゃん
再放送が来週月曜の早朝だからすぐ録画操作すべし
小説では威王はあまり出てこないからガンガレ
>>717 うん、是非そうさせてもらうよ。
自分は最近戦国時代に興味を持ちましてね、ここに書き込んでおいてなんだけど自分はまだ宮城谷さんの小説を読んだことがないんだ。
過去レスにオススメの小説がいくつか挙げられているのでその中から自分が気になった人物のを読ませてもらいます。
719 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 01:02:58 ID:/MiBn1c1O
宮さんの話は良いんだけど、NHK側の作りの甘さが気になって仕方ない。
公孫の発音とか、机と椅子とか、建物とか…。
>>714 うは。いいな。録画し忘れた。
以前はこのシリーズは再放送が二回あったように思ったけど、今は一回なんだ。。orz
>>719 家臣の服装とか「弁髪にしてない清代」っぽいよなぁ…
昨日初めて見たけど、あんな穏やかそうな人が夏姫の濃厚ラブシーン書くなんて・・
てかそれしか読んだことないんだけど。
723 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 22:12:56 ID:FFrGSpbJ0
玉人もけっこう濃厚かも
宮城谷さんのラブシーンってたとえ濃厚でもなまぐさみがないような気がする
でもまあ、なんとなくきれいにぼかしてくれた方が宮城谷さんらしいけどね
いい感じで読んでるときに、余計なところに気をつかいたくないから
現代小説を書いてた頃からそういった濡れ場はよく書いてたみたいで
先達からも評価はされてたらしいね
しかし無限花序を読んでるとどうしてここから歴史小説に移行したのか
俺にはちんぷんかんぷんだ
夏姫のマグロ状態のはずなのに絶濃な味わい
文庫版三国志読み始めた。
ずいぶん前の時代から書き始めるな・・・と思っていたら
途中で話が分からなくなる部分があって「あれっ?」と思い
ブックカバーを外したら2巻から読み始めていたことに気づいた・・・。
文庫版の三国志、1〜2巻が発行されたけど
後はまだまだ先になるのかしら?
728 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 07:30:54 ID:aid07xeL0
730 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 10:32:43 ID:zpCdlVNYO
三国志は何故わざわざあんな古いところから始めたんだ?
曹騰かわいい
1巻を読めばその意図はある程度は理解できるはず
それ以外にも人によって読めない環境かもしれないが、連載前に
いろいろとコラムを書いてるし、たしか文藝春秋のサイトにもあるはず
未読の人は読んでみるのもいいかもしれん
>>730 三国志がただの英雄活劇になってて
それに違和感を覚えた先生が歴史の背景から真の三国時代を書こうとしたんじゃないかな
一巻のあとがきを読むとそんな風に感じられたが
三国時代に至るまでの遠因がどこにあるのかを書こうとしたら後漢初まで遡らないといけなかったとか
晏子みたいに曹操書くには操騰を書かないといけないと思ったからかもしれない
>>727 先月ハードカバーで7巻が出たばかり。
文庫もどこかの時点で、この先待つことになると思われ。
ローマ人だって文庫化相当期間かけてるし。
前ふりが嫌なら宮城谷読むのはやめたほうがいい
前フリがまた面白いんだけどね
737 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 12:28:10 ID:SZdi/ZGZ0
そして最後も華々しくきっちり終わるのが好きな人にはむかない
本誌ではもう曹操死んじゃったけど
どこまで書くつもりなのかな
739 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 21:58:36 ID:MVTAcSfZO
>>733 何かと思ったら、1巻のあとがきじゃねえか
ごめん、宮城谷先生の三国志は未読なんだけど、
先生が書いているのは「正史」で「演義」とは別ってこと??
>>740 どっちでもないみたい
曹操が爽やかすぎるので史実がベースでもないらしい
史実ベースだよ
曹操がアンチ儒教の人じゃなくって儒教的な人っていう書き方だな
で、劉備が老荘系だと
あとは偽善を憎むってのも同じだったかな
>>740 正史ベース
>>741 読んでない身でいい加減な事を教えるなよな…
正史を元にした、小説。でいいかと。
爽やか風味の。
史料がある方が、想像力の入る余地がなくて、弾まない印象だな。>三国志
演義でなじみのない、人物の解説で、へーてかんじだけど。
747 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 10:56:32 ID:+hAELMNy0
見逃しがちなヒト
今夜も気をつけるべし
あと20分を切った
皆々、観逃さんように気をつけませう
またしても大梁と邯鄲の発音が気になった
そういや前回、公孫鞅のことを「こう そんおう」って言ってたのが気になった
「こうそん おう」だよね
752 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 23:52:23 ID:+hAELMNy0
公孫オウの発音は自分も驚いた
ところで切り絵みたいな紙芝居みたいなのいいな
ホウケンの死ぬとこもなかなか上手かった
実写の孫ピン達は時代が進んだチャイナ服着てるゼンジー北京みたいで違和感あるが
あの髪型や服装は時代考証正しいの?
NHKで宮城谷さん監修で間違ってるとは考え難いが、なぜ作品中のさし絵とあんなに違うのだ?
753 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 01:54:11 ID:0iKICreTO
昔作った映像の使い回しかもな〜。
>>752 宮城谷さんはただ喋ってるのを収録しただけで
監修は関わってない模様、、、
>>751 人形劇三国志で孔明の森本レオが「銅雀台」を「どうしょうだい」と、
ラジオ三国志で橋爪功が「デイコウ」を「ねいこう」と発音したとき
以来の衝撃だったOTL
756 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 15:35:28 ID:E6LwbXg80
せっかく宮城谷さんの内容に浸ってるのに
あの再現映像のテカテカしたチャイナ服見るたびに鬱だ
どう考えてもおかしいだろう
絵はすごくいいのに
録り貯めしてあった4回分を一気に観た
あいかわらずゆったりとした物腰と語り口調がいいな
ただナレーションの「こう そんおう」って言い方はちょっと気になった
1,2回あたりで鼻を少しグズってた気がする
風邪でもひいてたのかな
あと10分を切った
皆お忘れなく
759 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 22:24:02 ID:EEjtQX210
よし!
風呂も入った
歯も磨いた
忘れるところだったw
突然予約録画が始まったから何事かと思った
テキストも買ったし、準備万端!
761 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 22:58:08 ID:jX3pIzwKO
なんか作り方が変わった?
今回は自宅?収録だったな
763 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 00:01:37 ID:0JZZMpxh0
宮城谷さんも今お風呂あがってきましたみたいな感じだった
スーツよりご本人らしい感じがする
イオウがもうイーヨに吹いた
764 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 06:52:08 ID:CBbDv7XiO
不覚にも孟嘗君で号泣してしまった
>>763 風呂上りの彼に扇風機あてて、宮城谷さんにさわやかな風が、
とかナレーションやってほしい。
ちょいワラタ
コント番組にする気かいな!
宮城谷さんの‘さわやか’ってイメージは全国区?
それともココだけ?
769 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 06:58:11 ID:UFBQ6aX0O
>>768 宮城谷氏自体の知名度が全国区じゃあない気がする
三戦板ですら「正史をベースにした三国志の小説ってある?」なんて質問が
ちょくちょくあるくらいだし、知らん奴はまったく知らんのだろうな
772 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 18:35:31 ID:wbl6u6ly0
>>769 いっぱいお礼を言わなきゃっていう息子に
人を助けた方が礼を言うんだよっていうあれか
偉大なパパだったな
>>771 三国志ファンから見た宮城谷三国志の評判はどう?
後漢から始まった時点で読むのやめた人もいるのかな?
俺は楽しくて読み出したら止まらなくなったな
二巻の真ん中辺が少し冗長的だったけど
曹騰の部分が良すぎて、曹操?誰それwって感じ
まあ、三国志は好きじゃないけど、宮城谷さんならきっと最後まで楽しませてくれるだろう
774 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 20:13:43 ID:wbl6u6ly0
「項羽と劉邦」好きな人からみた「長城のかげ」評も聞いてみたいな
いま「長城のかげ」読むために「項羽と劉邦」読んでるとこだけど
人生の哲理を語ってくれないので物足りないと思ってしまう自分は
宮城谷中毒
>>773 >>771だが最高の一言
これまで満足できる三国志モノの小説に一度も出会えなかったのもあるし、
この先もこれ以上のモノもそうはないだろうと思う
俺の様に三国志は演義もそこそこのまま史記や左伝で古代に興味が進んだ
人間にとってこういう著者の存在はありがたいばかり
三国志はあまり好きじゃないから未読だったんだが
ココの評見てたら読みたくなった。
曹騰辺りが色々書いてあるなんて最高じゃないか。
777 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 08:32:56 ID:OqHJI5RzO
>>774 俺は宮城谷氏のワンパターンな君子像には食傷気味だけどな
そろそろまったく別の人物像を描いてほしい
ハンショみたいに無理矢理爽やかってやらなくていいと思う
個人的には激情家の伍子胥を宮城谷氏の膨大な知識で描いてほしいな
爽やか分はコウリョとの主従関係でいけるし、孫武との友情でもいけるし
しかし、宮城谷氏自身が「中国人は一度恨んだら何があっても相手を許さない。だからこそ許すという行為が爽やかな風を吹かす」
みたいなことを言ってるから死んでも平王を許さなかった伍子胥はあんまり好きじゃないかも
778 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 09:37:38 ID:jan1gvlMO
さわやか三国志 ちょん切れ!曹騰ちゃん
死体に鞭打つ、なんて、嫌いそうだなぁ
宮城谷氏的には伍員は主役に花を添える悪役以外に納まりようがなさそうな。
日暮れてなお道遠し、とかもう完全に迷妄した老人として描かれるぞ。
>>773 回りに薦めまくってる
今まで読んできた中で一番好きな三国志になった
もともと曹操ヲタだからあのさわやか曹騰&曹操には撃沈した
劉備の描き方も好きだ
申包胥の方が好きそうだ。
悪人をトコトン悪く描けないんだよな、ついフォローしてしまう。
人の見方としては正解なんだが(誰だって良い面も悪い面も持っている)
話としてはピンボケ気味になるのは否めない。
784 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 12:46:41 ID:EIWOiTNjO
曹騰って言うほど描かれてたか?
史実の曹騰の事績に絡んだ話って何が描かれてたっけ?
785 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 18:06:17 ID:ofPf418D0
今晩は諸子百家と稷下の学か。楽しみですな
>>785 ああ、そうだ、今晩だ。
ありがとう。すっかり忘れるところだったよ。
787 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 22:53:36 ID:m6u1NZi3O
子墨子が出た瞬間、「誰?!」ってなった。
冠、髪、服のすべてが間違っているなんて……
辮髪だもんな……
ラーメンマンの影響強すぎ
789 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 23:44:40 ID:m6u1NZi3O
>>788 宮城谷さんの話が際立って良い分、映像のショボさも逆に際立つよなw
790 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 00:13:22 ID:dKExel+ZO
紀元前の中国で飛行機に近い物が発明されていたってマジかいな……
凧じゃね
墨攻の映画の最後に気球みたいなのが出てきてたな。
793 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 14:51:49 ID:lA8ATJAi0
>788 789
映像のチャイナ風があんまり気になるんで問い合わせてみた
あの時代の風俗は資料不足で詳細までは明らかじゃないから・・・ということで
映像は参考までに、ずっと後の時代のものを流してるんだそうだ
理解の助けになるというよりは誤解のもとじゃないかと個人的には思う
宮城谷さんがあれだけ資料を確かめて執筆している作家で
出版物にある挿絵のイメージもある程度定着しているのに
残念だなと思う
番組に出てくる絵の方はなかなかいいと思う
あの映像はあんまりだよな
参考とはいえ他の選択肢はなかったのか?
795 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 22:41:09 ID:3vSP94oZO
>>793 生間乙。
資料なんか探せばあるのに、やっぱり手抜きしてるんだな。
796 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 23:49:04 ID:lA8ATJAi0
793です
あの映像を「別の時代のものです」等のテロップもつけずに流すのは
宮城谷さんのストイックで誠実な執筆姿勢に対してとても失礼な気がしたので
問い合わせもしたしここに書かせてもらいました
まあ、題材として取り上げられたこと自体は嬉しいし
言ったところで無駄とは思うけど
製作側にあれでいいやと思われるのはファンとして納得いかなかったので
今朝は再放送
で、今夜も放送
皆、お忘れなく
799 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 22:51:02 ID:NM06W68oO
とうとうチャイナドレスまで出たか
>>799 見た。チャイナドレスはないよね、さすがに。
他に衣装なかったのかな。
楽毅と太公望が好きで、息子に望(のぞむ)って名づけちまったよ。
次は毅?
女の子だったら夏姫
>>799 朝イチで見てズッコケた。
中国=チャイナドレスって小学生かよ、、、
>>802 オイオイ、夏姫は可哀想だろう・・。
名前に姫が入ってるとどことなくスイーツ(笑)なイメージがあるなw
元ネタが中国史だとは思うまい
805 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 12:14:37 ID:6TveK5km0
夏姫はなぁ。
男の勝手な欲望で翻弄されるイメージがつく… ハァハァ
毅はいいよね。
娘しかいないけどorz
三人兄弟が生まれたら
申生、重耳、夷吾、と名付けよう
808 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 20:07:26 ID:NK39TJgdO
次男しか成功せんから止めとけ。
どう読ませるのかが気になる。まさか全部音読みでは辛い。
810 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 09:04:24 ID:RQNkZf7O0
武、文、宣、孝 あたりなら普通に使える
いっそ今時の中国人でもやらないような長男「孟」次男「仲」三男「季」で渋く
>>811 後で娘が生まれると長男が発情して悲劇が起きないか
仇と成師で
815 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 19:10:52 ID:Nuw3X5tYO
圉と妾で
慶父・叔牙・季友
817 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 23:54:49 ID:3YaXpRnrO
成功して欲しいので、范蠡と名付けよう
孫を殺す気か。
この流れ面白いな w
で、誰も‘昌光’ってつけようという猛者はおらんかえ?
820 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 21:10:44 ID:zu0kiSmj0
「尭」と「舜」の禅譲コンビ、これ最強かも
尭はあきらとか読ませてなんとかする
兄弟にこだわると、立派で幸福なのは難しそうだ
伯イ&叔斉もなんだかだし
821 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 21:57:51 ID:KbpsmL5mO
途中からDQNネームが混ざり始めたな
822 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 02:36:57 ID:Ide6K9awO
関羽張飛で名付けてみるは。
羽飛でハルヒ
823 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 06:28:25 ID:k3GMfTbwO
太公望から男なら望(のぞむ)女なら望(のぞみ)
お前等センス悪すぎ・・・
オレ、娘に宮城谷ってつけるよ
つ豎勺、易牙、開方
827 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 21:34:48 ID:MJmQ/zSTO
オカマ、孫殺し、親不孝
素敵な三兄弟になりそうだ。
828 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 10:00:43 ID:3s5TB6klO
好きなタレントの名前を拝借するのと変わらないレベルだな
829 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 17:42:33 ID:oXdPTABT0
好きなタレントはこの先覚せい剤で逮捕されたり
離婚で泥沼演じたりするやもしれんが
少なくとも千年以上前の人物ならおいそれと評価は変わらないからな
実在そのものが否定されることはあるかもしれんが
大抵の人は多分聞いてもわからんな。
原典がわかるような中国史ヲタなら、
「へー、その名前つけるんだあ(半笑」ってとこだろう。
今日放送日だけどみんな覚えてる?
しかも最終回なわけだけど
832 :
さいしゅうかい て弱い武将みたいんだな。:2008/11/24(月) 22:11:22 ID:q5o+yx070
最終回あげ
833 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:00:41 ID:ukEUgaOWO
いやー良かった
宮城谷先生のお陰で毎週月曜が楽しみだった
またテレビに出てくれないかな
嗚呼! ローマ見ていて見逃してしまった orz.......
>>834 オレもローマ見てたけど華麗に移動したぜ!
この先ローマが取り上げられるのと春秋戦国時代が取り上げられる可能性を考えたら
答えは自明だしな
ふしぎ発見あたり春秋戦国時代を取り上げないかな……
836 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:56:13 ID:gaSgU2hBO
不思議発見で取り上げるとNHK並のヒドさになる。
ソースは墨攻上映時の内容。
ワキ毛てw
>>834 おーい、明日早朝の再放送は録画予約したか??
839 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/02(火) 20:04:30 ID:Um9CCMfv0
この前北方センセが水滸伝を語る番組見たけど
水滸伝を語りながら自分(の価値観)を語っていたなあ
宮城谷さんの二ヶ月は時代と孟嘗君を語って
自分語りもないし、自分の作品についても全く語りなかった
水滸伝と孟嘗君の一般認知度がかなり違うというのもあるけど
そういうところが宮城谷さんらしい
狐白キュウって、縫い目ばかりで暖かくもなさそうだな。
狐白キュウなら……あります
ご都合主義にワラタ
そういう連中が書いたのが「歴史小説として」面白いかは別問題。
この人の文章の惨さはまた更に別問題。
あ、ごめん誤爆
チッ…!
幸姫にプレゼントしたのは、もとはといえば昭王の狐白キュウとはバレなかったのかね。
男用と女用ではサイズも違うと思うが。
穣公とか書かないかな・・・
>>839 北方は自分のスタイルも売り物にしてるんだよ
ハードボイルド作家風に魅せるのに苦心したり
(バーボンのふりしてウーロン茶飲んだり葉巻吸ったり)
ファンもそれを望んでるところあるから、
あれはファンサービスだと思ってくれ
849 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/22(月) 20:36:15 ID:y+2gU2ld0
夢をみせる、それが俺のスタイル
あえてカメラから視線をはずし、煙のむこうで呟く
オンザロックにした黒烏龍茶が腹の脂を溶かしてくれる、北方はそう信じたかった
夢をみせる、それが天の示す道であるといってもいい
あえてカメラから視線をはずし、爽やかな風が通るのを感じながら呟いた
それはそれとして、
黒烏龍茶で脂肪が溶けることなどあるはずがあろうか
体型維持は自らが乗り越えてゆく壁のようなものである
こんなスレ有ったのか・・・。
敬遠していた宮城谷作品をここ数ヶ月でほぼ読みきった。
読んでいる間は、どうも氏の文体は好きじゃないなぁと思いながら読んでいた。
しかし先日、他の人の歴史小説(童門先生の上杉鷹山)を読み返していて、
今まで読みなれていた文体にどうしても違和感を感じるようになっている自分が居た。
宮城谷作品読んでて文体に毒されてしまっていたではないか。
謝罪と賠償を要求する。
>>850 最初とっつきにくいよな。
というか、初期のは文章がごつごつしてて、こなれてないから、よみづからった。
樂毅ぐらいから読みやすくなったと思う。
三国志に至っては格調高い文章になってきた・
童門なんかもう読めたもんじゃないw
項羽と劉邦はひどかったw
残念作家は残念なだけだが、童門はなんか腹立つ。
三国志以外で、三河物語以降何か書いてますか?
「オール讀物」で楚漢名臣伝を書いとる
三国志のようによく知られている作品を史実に照らし合わせながら改めて
小説化するなら、次は玄奘三蔵を題材にしてくれないかな。禁をおかしても
真理を追究する熱い求道家であると同時に、会う人を尽く虜にする不思議な
魅力をもっていたらしい。いったいその魅力はなんなのかを宮城谷先生の
筆で描いてみてほしい。
「爽やかな風」で説明終わりそうな気がする。
859 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/03(土) 20:20:06 ID:jADvm6An0
【ニンニキ】宮城谷昌光の大唐西域記について語るスレ1【ニキニキ】
とか立ちそうだなw
861 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/04(日) 00:36:27 ID:e3t6SQJhO
爽やかに秦の統一戦争を描いてください
爽やかな生き埋めあたりが無理
863 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/04(日) 16:17:18 ID:/Wbd/QglO
書物を焚く炎をさわやかな風が煽りたてた
864 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/04(日) 16:41:39 ID:e3t6SQJhO
生き埋めは兵たちに滅びの美学を語らせておけば解決
滅びの美学は北方の専売特許だろ
宮城谷先生には似合わないな
秦王政の飽くなき領土拡張に心を痛めつつも
黙って従ってしまう李斯とかどうだろうか
866 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/04(日) 22:11:06 ID:nJ6sb8Sh0
「奇貨おくべし」の最終巻で秦の統一戦争の前半は書いてるな
呂不韋が蒙ごう(蒙毅の祖父)たちを将軍に起用して三晋を侵略し
三川郡、上党郡、太原郡、東郡を設置してるところまで
当然大量斬首なしのさわやかな征服ぶりw
確か少年兵は逃したってことを書いた書物があるから、それを使ってごまかせば・・w
>>866 正直ちょっと逃げすぎじゃなかろうか
斬首や生き埋め程度で宮城谷節の爽やかさがかき消されるものでもあるまいに
秦の統一戦争って、終盤は殆ど完全なワンサイドゲームで小説にしても面白みが
薄いんじゃない?
項燕が多少の意地はみせるけど、これも王翦には通用しないし
李牧を主人公に描けばまあまあ面白いかもしれないけど、末路があまりに悲劇も
いいとこで、書き手も読み手も辛いかもよ
あとは燕の太子・丹の往生際の悪さっぷりとか?
宮城谷評価では、たぶん同時代では
信陵君(無敵)>廉頗(名将)>李牧(良将)
871 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/06(火) 04:05:27 ID:8BxKqDyN0
楽毅はどうなのかな?かなり名将じゃない?
この時代、純粋に強い将軍だったら、個人的にはトップにくる面子は
白起と李牧の二強って感じ
呉起も樂毅も廉頗も信陵君も王翦も、揃って名将と呼んで全く差し支えないけど、
どんな状況やどんな条件でも勝てそうな将軍ってのを挙げるとなると
何故か白起と李牧しか出てこない
873 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/06(火) 22:11:38 ID:Uvi3/qa0O
大軍を統率する能力なら王翦だろう
60万の軍を破綻させることなく広大な楚を滅亡に追いやった
秦が楚を短期に潰せたのは圧倒的な国力があり、そして王翦がいたからだと思う
そいや、信陵君書いてないんだっけ?
結構さわやかに書けるんじゃないかなぁ・・・
晩年酒色におぼれて死ぬのが難だな
そこまで書かなければおけ
あれだ、疑われないように酒におぼれたと見せかけたが実は別の病気で死んでしまったとにすればw
878 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/07(水) 02:44:19 ID:kpOv0jQn0
酒におぼれたのは残念だけど昔の娯楽といえば女と酒ぐらいしかなさそうだな。。
あんだけ馬鹿な君主だとわかったら自分の存在意義見失うよな。。。再三だぜ・・・
歴史にのこらなかっったことも含めればしょっちゅう疑われたんだろーなー。
宮城谷さんなら、酒におぼれて死ぬ様すらさわやかに描けるだろ。
それか哀れな晩年は2ページほどにまとめて終了。
いや、晩年を描いて終わりにせずに、劉邦や張耳の様な、後世で讃えたり
奇遇していた大物にも触れたりして、少しでも暗い終盤をフォローするかも
というか、張耳なら終盤の登場人物として出せるんじゃない?
それなりに活躍させたりとか
でもあの人はちょっと宮城谷作品の主人公にしてはDQN気質すぎるような気もするな
将軍殺して軍隊の指揮権奪ったり・・・
戦国四君の中でも、一番893の親分みたいなキャラでしょ(そこに劉邦があこがれたらしいが)
短編なんかで書くなら良いと思うけど
でも孟嘗君だってちびだって馬鹿にされて、
その辺の住民皆殺しにしたって話があるし・・・。
あれ、その辺のエピソードってあったっけ?読んだ記憶が無いな。
触れてはいるね。
司馬遷の妄想乙、って事にしてるけどw
文庫で言えば5巻のP288-289。
ああ、司馬遷逆恨み説あったのこれかw
そこまでやっちゃうとなんだかなー。
他を貶めて主人公を美化するのは三流だってばっちゃが言ってた
886 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/08(木) 23:29:37 ID:HxyjewZTO
司馬遼太郎的には孟嘗君はいまいちな人物だったみたいだな
>>881 大丈夫、横山史記だと将軍を殺す前に泣いてるからw
そのエピを使えばいい
司馬さん(「街道を行く」以外ほとんど読んだ)以来初めて
宮城谷さんの時代物のハマった
白圭萌え!! いろいろ出てくる美姫も好き
今太公望読み直しているとこですが…住民の皆さんに質問です。
物語終盤で、小子セキが望に向かって
「羌公は女好きだな
(姫姓の周・?姓の召すなわち姓に女ヘンのつく2国を懐柔したから)」
という台詞がありますが…
王族とはいえ、召人が文字を読めたのでしょうか?
(別スレにも貼りたいのでご容赦)
891 :
890:2009/01/12(月) 01:40:57 ID:lybda+xs0
>>890 あれっ?IMEパッドの手書きモードでキツの字入力したのに、
投稿レス本文には反映されないのね?
むしろ何で読めないと思うのかが知りたい。
召を未開の蛮族だとでも思っているのか?
>>892 文字って商で出来たんだろ?
敵国がそれ取り入れて読む気になるわけ?
敵を知り己を知れば(ry
知識として敵国の文字が読めても別におかしくないと俺は考えるが・・・。
手元に太公望無いのでうろ覚えなんだが
召って商に付いたり離れたりしてなかったっけか?
それなら文字くらい使えるんじゃないの。
それ言っちゃうとじゃあ周と召は何でやりとりしていたんだって
事になるような。
895 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/13(火) 10:37:19 ID:0zWK66cpO
この人には孟嘗君がどう見えているんだ?
マスク狩りですね。わかります。
898 :
ageるぞお:2009/01/14(水) 20:10:32 ID:XZQbqLkJ0
今の中国はカンベンだが… 宮城谷さんの描く中国は大好きだぁ〜っ
だが…
宮城谷三国志を読むと気が滅入るよ。
だって極悪人と小悪党が多くて多くて…
なんか善人君子も含めあんまりヒト多すぎて、
先生も描写すんの機械的になってる気が…
>>898 おれは南宋までの中国なら大好きだ。
そうか、三国志は、そんなに細かいか。
そういうのは好きだな、今度読んでみよう。
900 :
898:2009/01/15(木) 00:05:19 ID:C3HbqRzw0
>>899 sageちゃいかん!レッズスレ並みにageまくれ!!!
三国志は演義のできが秀逸すぎるから大変だな
三国志ネタを出すとすぐに荒れるし
902 :
>898 >900 :2009/01/15(木) 00:25:29 ID:C3HbqRzw0
>901
お前ら…黙殺?
903 :
黙殺:2009/01/15(木) 00:30:27 ID:FF/tgHLIO
>>898 三国志は読んでないが、氏の他の作品からありありと想像できる。
氏に長編は向いてないよネー(´・ω・)(・ω・`)ネー
>>900 ドメサカ随一の電波スレと一緒にスンナw
905 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/15(木) 00:51:23 ID:C3HbqRzw0
>904
戦術ゼロ監督不在のクソチームに興味はないが、
あのファンスレの消費速度だけは見習うべきだと
太公望や管仲も言ってたよ。
906 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/15(木) 06:06:16 ID:vEPnlZvxO
楽毅の中山時代は宮城谷さんの想像だよね
フィクションではあるんだが史実と信じたくなるぐらい良くできているな
実際、楽毅のことを話す際中山を武霊王から守るため戦った名将と紹介する人間がいるぐらいだもんなあ
ってことは、実際の楽毅は中山出身ってだけで
歴史には燕の将軍となって斉を壊滅寸前に追い込んだってあるだけ?
太公望が山にこもって魔剣の修行する場面も好きだよ。
楽毅がいなかった場合でも燕は七雄に数えられたんだろうか?
燕については斉をボコボコにして秦による統一をアシストしたことくらいしか知らない俺にはわからん
後は太子丹の悪あがきくらいかね。
ほとんど出てこないんだよなあ、燕。
宮城谷の三国志、マジで面白すぎるんだが。
燕は小国っぽいイメージなんだけど
説客が「帯甲数十万なんたらかんたら」って大国のようなことを言ってるから
(ある種の誇張はあるにせよ)けっこう地力はあった国なんじゃないのかな
燕ってたしかに地味だよな。
史記の燕世家を読んでも召公セキの後、蘇秦の合従までこれといった事跡がないし。
やはりハイライトは昭王の時代だな。斉だけでなく、東胡もフルボッコにして遼東まで勢力を広げてるんだよね。
野村監督の時は派手に強かったけどな>燕
燕違いだw
昭王の時だけ確かに派手に強かったな
916 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/26(月) 03:06:55 ID:jOY3HIWRO
そうなると昭王=野村監督か
俺は関根監督時代が好きだ。
広沢、池山の三振コンビとか大味すぎてたまらん。
>>917 それも確かに素晴らしいが、俺は若松監督の
「ファンの皆様、本当にありがとうございます」と言おうとして
「ファンの皆様、本当におめでとうございます」と言ったのがツボ。
遅ればせながら宮城谷さんの三国志を読み始めました。
最初はイマイチな感じがしたけれど、面白くなってきた。
919 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 02:09:54 ID:q8rc4GEt0
2巻の曹操の挿絵かわゆす
表紙の女の人の絵が素敵で
文庫の「玉人」買ったんだけど・・・><
921 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 22:55:40 ID:DIlRliaNO
『玉人』は表題作も含めて全体的にエロかったな
個人的に『雨』が一番好き
922 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/05(木) 21:25:06 ID:RYfxJ+AR0
岳飛の作品も書いてるのこの人?
青雲しかマダ読んでない。いまモウショウクンよんでます。
923 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 11:06:17 ID:MrVv1UwMO
太公望が一番面白かった
オレは白圭になら抱かれてもいいと思った。
県回のまねをして枝を振り回すも
翡媛に「あぶないあぶない」と取り上げられ
風洪は「剣術はものにならぬだろう」と苦笑
「周の父上は女にもてる。それともあれは真珠のせいか」
「・・・真珠のせいではないらしい」
「孟嘗君」の孟嘗君、好きだ〜〜
926 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 20:01:34 ID:m/wy5N+L0
孟嘗君は新聞連載だっけ
娯楽要素もきちんと押さえてあるね
927 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 20:02:22 ID:m/wy5N+L0
孟嘗君は新聞連載だっけ
娯楽要素もきちんと押さえてあるね
殷と商の関係って、わかりやすく言うと
国号が殷で、首都が商
って感じでいいんかな? 日本-奈良 とかみたいな感じで。
殷を諱とした宋代では、それすらも商としたようだけど。
>>928 どっちかというと、自称が商、周による他称が殷だと解釈するほうが正しいんじゃね?(厳密には微妙だけど)
少なくとも殷側は自分たちを「殷」とは呼んでいないと思われる。
なるほど。
周がそう呼んだから、史書に定着した、というわけかな。
商の業
ガッカリ作家が仲達書いてる……久しぶりに読んでみようか(そしてガッカリするか)
自分も気になったが、やっぱガッカリ作家なのか?
宮城谷三国志は、文庫派なんでよく分からんが、仲達は出てくるかな。
文庫2巻に名前だけは出てきてたよな。
がっかり作家って誰のこと?
塚本?
935 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/07(土) 11:43:32 ID:95AGKpZz0
田中芳樹?
塚本でしょ
奇貨の順番てどうなってんの?
通し巻数振ってくれないと全然わからないんだが・・・。
それで後回しにしていたんだけど、図書館にまとめてあったっぽいので
借りてきた。
とりあえず5巻で全部?(それすら判別できん)
同上。5巻なのは知っているのですが
図書館にはずっと3冊しかなくてまだ借りていません
マニアックな巻数の付け方で、、、困ってます
王義之の書からとった「楽毅」の題字みたいなマニアックさならいいのですが…
>>938-939 春風篇・火雲篇・黄河篇・飛翔篇・天命篇
の順番じゃなかったかなあ
今手元に全集しかないんで副題?の順番で抜き出してみた。
黎明編、登校編、天使編、風雲編、四面楚歌編じゃないかな。
>>941 嘘教えんなwww
>>940の順番で合ってる。
背表紙の下の方にある、み 36の後の数字(1〜5)が奇貨の巻数の順番。
>>940>>942 ありがと。
背表紙の〜ってのは文庫?単行本?
まあ図書館の本だから装丁されていて見つからんけど。
ラベルに入れるくらいの気遣いあってもいいのにな・・・。
風邪篇・放火篇・河豚篇・飛箱篇・亡命篇だったはず。
948 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 14:34:08 ID:fX2Zz5JZ0
すみませ〜ん
結局940の方のが「奇貨」の順番でOK?
>>948 >>942も言ってる様に、コードの数字でも確認できるってまだわからん?
あとがきがある以上は最終巻はすぐわかるんだし、そんなに不安なら
各巻の冒頭と最後の数行くらいで確認くらいできるだろうに
どこまで他力本願で自分で頭を使うことを考えない輩なんだか…
950 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 18:09:29 ID:+T4YrHKbO
うっせーなハゲ
お説教はたくさんだ! ってかw
介子推のラストは感動した
>>949 ググれって言えば済むのになんでこんなだらだら長文書いたの?
馬鹿は黙ってろ
良薬口に苦し、諫言耳に痛し
ってか。
お前ら仲良しだな
957 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/10(火) 23:29:20 ID:8bufCpE70
妄想の中の敵を相手に弋戟をふるったところでその闘いは虚しい
そこにただようのは腥臭である
奇貨読んでいるんだが、何かこの主人公は苦手だな・・・。
根暗いじめられっ子がいきなり優等生美形って、豹変しすぎだろ。
ちやほやっぷりが半端じゃなくて嫌だなあ。
959 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 15:18:47 ID:plznEIOZ0
根暗ないじめられっこ時代から目鼻立ちが整ってはいたんだろうけど
閉鎖された人生の中の負け癖思考から一転、世界が開け自信がついたことで
成長期の顔つきはかなり変わっただろうなと思う
鮮乙こそ奇貨をみつけた人間じゃないかな
呂不韋の既存の評価とあまりにかけ離れてるから奇貨は無理があるという人もいるが
自分は説教くさくって、この作品大好きだ
美形上等くらいに思ってるが、嫌なら仕方ないよね
960 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 15:27:12 ID:c0CtEC4vO
受験で滑り止めに落ちた僕に宮城谷節の説教下さい……
血の巡りの悪い奴よ
落筆点蠅 らくひつ・てんよう
なんじが小さな成功を獲得して帰ってきたら、どうしようと思っていた。
大きな成功を得るには長い年月がいる。早い成功は、みずから限界を作る。
964 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 21:15:21 ID:plznEIOZ0
小成は大成の前の躓きにしかならぬというからな
965 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 21:18:54 ID:Oq7Nnlsj0
目的が無ければ努力をしつづけにくい。
が、人が目的をうしなったときに、目的をつくるというのが、
才能というものではないか。
このようにして
>>960は歴史の中に淪没してゆくのであった。
三国志の文庫の3、4巻はいつ出るんだろうか...
秀逸なレスが続くな、と思っていたら
>>966でビール吹いた。
ここまでまったく労わりの言葉なしw
971 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 22:57:45 ID:c0CtEC4vO
すがりたい気持ちで書き込んでしまいましたが、宮城谷先生の名文を思い出させるレスを頂き感動しました
972 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 00:09:10 ID:iD5nmLbn0
宮城谷昌光『歴史のしずく』(中公文庫)を買いに走る
もしくは『奇貨居くべし』(中公文庫)を読む
これでドン底から何度でも這い上がれる
谷の深さは谷底に落ちたやつにしかわからないらしいからな
ID:c0CtEC4vOは、受験で滑り止めに落ちたのである。
悲嘆に呉れ、このスレに書き込んだ時は藁にも縋る思いであっただろう。
しかし、スレ住民から労わりの言葉はなかった。
そればかりか、終には歴史の中に淪没してゆくとまで言われたのだ。
にもかかわらず、ID:c0CtEC4vOは、感動した、と云うのである。
逆境にも負けず、周囲の言葉を受け止め、また前へ進んでゆく。
ID:c0CtEC4vOとは、そういう人である。
974 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 18:45:26 ID:iD5nmLbn0
それはそれとして、
重耳なんか苦節19年
それまで逃げてはやる気失くして臣下に尻叩かれてはまた逃げて…だ
しかもおまえさんは滑り止めにも受からなかったことで
ただの一校も入学金を納めずにすんだわけだから、微妙に親孝行だ
小さく胸をはれ!
本命も落ちたのか?
このようにして追い討ちを受けるのが常であるが、
それをものともしない勁さがあるのもまた彼である。
ワロタw
(五木寛之の著書も読むと癒されるよ・・・つーか諦めがつく)
宮城谷さんの話では父親世代が若い時と変わらず頑張ってる
すごく励まされるよ
(私事だけど…資金ためてもう一度大学に行こうと計画中)
979 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 07:15:34 ID:FfSGx3g10
978は若いの?
金庸の世界ではいつも老人が最強でわしも元気づけられるよ
981 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 15:50:37 ID:jJv3Yri7O
老人っていうとあれだけど、王翦みたいな百戦錬磨の名将が好きな俺
なにげに桀宋も老人
このスレもう少しで終わるけどさ、次スレって必要あんの?
一般書籍板にも先生のスレあるし、分散してると片方が過疎ったりするから勿体ない
中国史以外の話は向こうでするんだし、いいんじゃねえの?
俺そっちの話興味ねえもん。
次スレ賛成。
986 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 14:04:25 ID:EZ6KuEar0
立て方知らないので他力本願になるけど
次スレ希望。
はげしく埋めるのだ
管仲
子産
太公望
重耳
晏子
箕子
楽穀
士会
田横
呂不韋
白圭
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。