ビジネスマンのための中国経済事情の読み方

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byみやざき
中国の玩具メーカー、じつに52・7%が倒産、残りも近く倒産を予感
  がら空きの広東貿易フェア、年末の注文が激減し、ようやく恐怖心理が拡大
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 スポーツ・シューズとアパレル企業が上半期だけで62000社廃業した。華南とりわけ広東省だけの「公式」の数字。実態はもっと大きいだろう。
 凄惨な輸出戦線の現場と化しているだろう、と推測できた。その恐怖は本物となって、工場閉鎖が相次ぐ広東の模様が、今朝(16日)のヘラルドトリビューン一面トップである。
 一昨年来、毒入り食品、ペットフーズ、インチキ風邪薬、鉛入り玩具等々。中国から米国への輸出は「身から出たさび」によって、激減してきた。
それでもテレビのリモコン、ステレオのヘッドフォンなど、群小のメーカーが広東にひしめきあって輸出商戦を広げてきた。
 その集約的フェアが広東貿易市。
 今年の中国最大の貿易フェアは、信じられないほどのがら空き。欧米からバイヤーが絶えたのだ。
わずかに産油国とロシアとアフリカ諸国からのバイヤー。広場に「通訳」のプラカードをさげての「通訳業」も雇用主あらわれず手持ちぶさた。
 余談だが、中国で地方都市の繁華街は「家庭教師」のプラカードを下げた大学生(それも圧倒的に女子学生)が密集し、親たちは、その辻へやってきた、
「あなたは英語が得意?数学はどう?」などと会話しながら家庭教師(「家教」と略す)を選ぶ。国際会議にしても、こうやって通訳は辻々に立つ。
 さて、中国にようやく、しかも突然の襲われた大不況は輸出産業の壊滅的打撃であり、それが、ウォール街発の米国経済の不況によってもたらされた。因果応報?