★緊縛強盗団4人逮捕 中国人ら十数人組織 全国で犯行
加古川市内の民家で二〇〇四年九月、千七百万円相当の貴金属などが奪われた
事件で、兵庫、大阪、奈良の三府県警合同捜査本部は六日、強盗致傷などの疑いで、
住所不定、無職鄭海勝容疑者(27)ら中国籍の四人を逮捕した。四人は中国人ら
十数人でつくる“緊縛強盗団”のメンバー。三府県のほか石川、埼玉県など各地で犯行
を重ねていたとみられ、合同捜査本部は余罪を追及する。
ほかに逮捕されたのは、いずれも住所不定無職の呉紹興(29)▽陳訓瑞(33)▽崔
光弼(31)の三容疑者。
調べでは、四容疑者は同年九月二十六日午前三時すぎ、加古川市野口町の民家に
侵入、二階で寝ていた三人の手足を粘着テープで縛り、「カネ、カネ、出せ」などと脅し、
貴金属など千七百万円相当と現金八万円を奪った疑い。二人が顔などを殴られ、約一
週間のけがを負った。陳容疑者以外は、容疑を認めている。
四容疑者の中には〇四年十月、大阪市天王寺区で起きた金庫破りなど三件(被害は
現金計百八十七万円、貴金属や商品券など計約八百十二万円相当)の強盗事件に関
与した者もおり、大阪地裁などに起訴されている。
グループは犯行ごとにメンバーを変え、見張り、運転、実行など、役割分担をしていた
という。メンバーには日本人もいるとみられる。
神戸新聞 2006/03/07
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000004361.shtml