>>3 第1章 報道統制は愚民政策の主な手段 第2章 報道メディアに対する政府の統制
第3章 メディア従事者に対する二重の統制 第4章 「内部文書」と情報の機密保護制度
第5章 手かせ足かせにあえぐ中国の記者 第6章 情報封鎖と一部真実をまじえた偽情報作り
第7章 ジャーナリストはハイリスクな職業 第8章 犠牲者の墓苑
第9章 中国における外国人ジャーナリスト 第10章 外資は中国のメディア業に参入できるのか
第11章 中国政府のインターネット規制 第12章 偉大な兄弟があなたを見守っている
第13章 中国政府のイデオロギー的「傑作」−冷戦意識
「中国の嘘」 何清漣著 中川友訳 扶桑社
序章 深い闇に閉ざされた神秘の中国
中国当局がメディアを統制する目的は単純明快である。
すなわち、@国際社会に対してはこの国で今何が起こりつつあるかを絶対に知らせないこと、
A国内に向けては情報を規制して人民を相互に隔絶した状態に置き、事実と架空のイメージを判別する能力を奪うことで集団的な対抗勢力に成長し得ないようにすることである。
中国のメディアは政府に厳しく統制された「万華鏡」であり、国際社会はこの「万華鏡」を通してしか中国を理解できないと言えるだろう。
≪専門家の慨嘆ー「中国に長くいればいるほど、中国がわからなくなる」≫
中国のメディアは万華鏡みたいなものだね。一見したところとても奇麗なんだけど、すべてに細工が施されているんだよ。
アメリカの農村に行かなければアメリカの豊かさはわからない、中国の農村に行かなければ中国の貧しさはわからない・・・・。
しかも中国では、外国人が行ってもいい地域、行ってはいけない地域が法律によって規定されているのです。