主犯は逃走中

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山香町の夫婦殺傷 殺意否認し結審

 二〇〇二年に山香町で起きた夫婦殺傷事件で、強盗殺人、同未遂などの罪に
問われた元留学生三被告の最終弁論が七日、大分地裁(鈴木浩美裁判長)
であり、三被告の弁護人はそれぞれ殺意と殺人の共謀を否認した。裁判は
結審し、四月十五日午前十時から判決が言い渡される。

 起訴されているのは▽大阪市内でも強盗殺人事件を起こした中国籍で
東京都江戸川区内の男(22)=犯行時(19)=▽韓国籍で別府市
北石垣、金〓秀被告(29)▽中国籍で別府市北石垣、安逢春被告(26)。
検察側は男に死刑、金被告に無期懲役、安被告に懲役十五年を求刑している。

 最終弁論で、男の弁護人は「山香の事件の首謀者は、逃亡している中国人
二容疑者で、計画、実行いずれの段階でも、被告の関与度は極めて低い」と
指摘。検察側の「被告の反社会性は矯正しがたい」との考えに対し、「大分
家裁の調査官報告書は、人格形成が未熟で矯正教育を受ける素地があり、教育
の可能性があると判断している」と反論。「死刑を宣告するのは量刑を誤り違法」
と主張した。

 金被告の弁護人は「被告は殺人について事前や現場での共謀をしておらず、
実行行為もない。強盗殺人罪ではなく強盗致死罪が相当」として、寛大な処分
を求めた。

 安被告の弁護人は、大分家裁が男を強盗致死罪で検察官送致した点を指摘し、
「殺人の共謀は証明が十分でない」と主張。銃刀法違反についても包丁携帯の
共謀を否認し、強盗の従犯としての処罰を求めた。

2:05/02/08 21:05:36
起訴状によると、男は中国籍の元留学生朴哲容疑者(24)=強盗殺人容疑など
で手配中=と共謀。〇一年十二月二十六日午後四時半ごろ、大阪市内のビジネス
ホテルに風俗店の女性=当時(35)=を呼び出し、ナイフで脅して手足を粘着
テープで緊縛。キャッシュカードを奪った上、ナイフで胸や首を刺して殺害した。

 三被告と朴容疑者、中国籍の元留学生張越容疑者(26)=強盗殺人容疑などで
手配中=は共謀。山香町日指、建設業吉野諭さん=当時(73)=と妻(75)から
金を奪おうと、〇二年一月十八日未明、吉野さん方に侵入。「金を出せ」と妻を脅して
棒や拳で多数回殴り、刺し身包丁で胸部を刺すなどして重傷を負わせた。諭さんの腰部
を刺して殺害した―とされる。

 遺族「心からの謝罪と思えぬ」

 被告らは公判最後の意見陳述で反省の弁を口にした。しかし、遺族は「初めて謝罪の
言葉を聞いたが、心から謝っているとは思えない。これまでも手紙や弁護士を介するな
ど、謝罪の方法はあったはず」と悔しさをにじませた。

 安被告は「被害者の冥福を祈り、一生かけて罪を償うつもりです。申し訳ございませ
んでした」。金被告は「遺族の悲しみ、つらさは一生残ると思います。その痛みを背負
いながら生きていきます。機会があれば被害者に謝罪するつもりです」と述べた。

 死刑を求刑された男は、鈴木裁判長から「何か言いたいことはありませんか」と促され、
「ありません」と述べただけだった。





[2005年02月08日09:29]
3名無的発言者:05/02/11 17:38:28
事件を風化させるな
4名無的発言者
4様