人民日報の著名評論家が日本を誉めた

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108メッセンジャー
例の論文の翻訳です、意訳ですのであしからず。
その1

2002年1月、私は日本を訪問した。まさに北京では一年のうち一番冷え込む
季節である。しかし、つい先日起こったばかりの事件が私の心を
更に震え上がらせることになる。 超薇の事件である。
(超薇:中国の女性アイドル。長編時代劇ドラマなどに出演し人気を博す。)

超薇が商業目的で日本海軍の旗のようなスカートをはき(旭日旗)雑誌グラビア
に載った。私も実際にその写真を見たのだが、はっきりと写っていなかったせいだろうが
私にはそれが日本軍の旗であるとは分からなかった。
もし、はっきりと「日本軍旗」と書いてなければ気付かなかっただろう。
超薇はこの「日本軍旗事件」により、全国各地からの非難を浴びることになった。
彼女を非難するものは、彼女がその軍旗の事情を知っていたかどうか、彼女が
何のためにそのような格好をしたのか等の事情は一切構わず、彼女の個人的権利と
名誉を一切無視して「こいつは売国奴だ!!小日本の妾だ!!」
「強姦しろ!!先祖の墓を暴け!!」と罵り、呪った。
また、彼女の顔写真と別の女性の裸の写真を合成し、ネット上に貼り付け、宣伝
するという事件もおこった。
是だけではおさまらず、事件は公衆の面前で彼女を引き倒し、その上に糞尿を投げつける
というレベルまでエスカレートした。
「北京青年報」2002年4月3日の報道によると、超薇暴行事件の犯人呉某は
「2001年12月28日、彼女が長沙でイベントを行うことを知り、チケットを買い
 超薇の後ろからステージに上り髪を掴んで引き倒し、頭に糞尿を投げつけた」
と告白している。
109メッセンジャー:03/01/18 11:48
その2

全国的な批判と肖像権の侵害、そして暴行事件という圧力の中、超薇はやむおえず
全国民に対し謝罪を行った。しかし超薇が何を着て、どのような格好をするかは
彼女個人の権利である。 意見を言うのはよい、鋭い批判をくわえ人々に事件を
考えさせるのもいいだろう。しかしただそれだけのことである。
このような狂った全国規模の批判、呪い、及び肖像権の侵害という違法行為は
個人の名誉と、国民の権利を侵害するものであり、正常な行動とはいえないだろう。
暴行事件の犯人の呉に至っては「自分が悪いことをしたとは思っていない」
とまで言っている。
110kky :03/01/18 12:12
>>106 2章のとこで経済的繁栄に関しては誉めてるよね、アジアの誇りって。
 でも歴史云々では誉めてないね。
111メッセンジャー:03/01/18 12:20
その3

中国人はいつなったらこのような非理性的な衝動から逃れることが出来るようになるのだろう。
ガンジーは言う「人は動物であるという意味では人は残虐なものである。しかし精神的である
という意味においては非暴力的なものである。そして一度精神的覚醒が起これば、もう
暴力は使えないものである。」
彼は更に続けて言う「非暴力の原則とは、他人を辱めるいかなる行為も行わないことである」
といっている。

私が更に心を痛めているのは、呉某ぼ暴行事件発生後、多くのマスコミが彼の行為を支持し
彼の為に募金活動を開始し、彼を大学に行くための学費を集めてやったことである。
近年「愛国主義者」を名乗るものがたびたびこのような事件を起こしている背景には、このような
マスコミの社会公儀の欠如と、無責任な煽動と大きな関係がある。
112メッセンジャー:03/01/18 12:47
その4

フランクフルト学派がかつてファシズムの群集心理について分析したことがある。
その中に「愛国主義の名のもとに世論の暴政が行われ、人類共同の価値を消滅させ
公民の権利を侵害、剥奪し。人間の攻撃性を煽り、故意にある対象を虐待し
精神的鬱屈を発散させる。」という文がある。
上に紹介した暴行事件にも同じような特徴があるのではないだろうか?
近代、1967年8月22日に起こった、「イギリス大使館焼き討ち事件」という茶番も
まさにこのような「愛国」的衝動から起こったものであった。
このような行為は「愛国」と言ってはいるが、実際は国に災いをもたらすものであり、
国家及びその民族に対し無責任な愚民行為である。
人々はこの事件から何を感じ取っただろうか?理性と野蛮の壁は消えてしまったのだろうか?
113メッセンジャー:03/01/18 13:01

その5

このような熱狂的な民間での勢いを目の前にして、私はある親友の言葉を思い出さずに入られなかった。
彼は言う
「中日両国の政府がことあるごとに『友好』の言葉を口にしているが、あれな全部ウソだ」
これはさすがに言いすぎであろうが、しかし考えるに値する言葉ではある。
日中国交正常化30周年の年にあたり、このような問題のあるべき姿が考えさせられる。
114メッセンジャー:03/01/18 13:19
その6

1月15日午後3時、私は北京首都空港から飛び立った。快晴である。
二時間ご飛行機は日本上空へ到着した。翼の影から下を見下ろすと、薄い霧の下に
長い山脈が連なった島が海の中に現れる。
「本当に小さい。」
そう思った。 後にこの感覚をまた味わうことになる。

それは1月24日、私が沖縄訪問を終え、再び本土に戻ることになったときなのだが
午後3時、飛行機は沖縄那覇空港から飛び立ち、北に向かい1時間ほど飛行した後、
日本最南端の鹿児島から本土に入る。
下を見ると海に1本の紫色をした山が浮かんでいるのが見えた。更に進むと、山と海の間の
狭い土地に多くの積み木のような建物が見える。大阪である。
115メッセンジャー:03/01/18 13:43
その7

中国と比べれば日本は確かに小さい。しかしヨーロッパの一部の国と比べてみると日本は大国である。
日本の面積は37万平方km、中国の黒龍江省より8万平方kmほど小さい。
人工は1億2千万であり、人口密度では中国を遥かにしのぎ、その負担は大きい。
資源が極度に少なく、地震、火山噴火、台風、津波などの自然災害が頻繁におこる。
世界中に日本より条件のいい国が貧困に陥っている例を、我々はいくらでも見てきている。
しかし日本は貧困に陥らないだけでなく、国内総生産額500000億ドルという成果をあげており
世界で第2位という地位を築いている。
事実上「アジアの誇り」であることは間違いない。
116メッセンジャー:03/01/18 14:11
その8

しかしここ10年来、日本経済は衰退し続け、逆に中国経済が急速に発展してきている。
総合的国力と発展の趨勢から言えば、将来中国は日本を越えるだろうというのは
国際的に共通した予想である。
2002年2月17日にアメリカで出版された「ニュースウイーク」の表紙には、日本人少女が
涙を流している写真が掲載されており、隣には「将来、アジアの未来を作り上げていくのは
北京であり、日本ではない。」といったコピーが添えられていた。
さらに「日本の太陽が沈んでいく」といった特集が組まれており「現在、日本の失業率は
戦後最高であり、かつて日本人はタイやフィリピン、インドネシアなどから来たメイドたちを
バカにしていたが、今では失業した日本人たちが中国に仕事を探しに来、列を作っている。
日本の大企業の1000社中420社がすでに中国に生産の基盤をうつしており、
また日本銀行の負債は1350億ドルにものぼり、香港、台湾の外貨準備額に相当する。」
と紹介している。
117メッセンジャー:03/01/18 14:12
ちかれた。 休憩。
118 :03/01/18 14:18
>>117は神!
119kky :03/01/18 16:20
>>117 お疲れ。私も今訳してますが二章の最後まで行きました。読むだけなら数十分
もあれば十分出でしょう。しかし私も何か例えば資料などに使おうと思って厳密に
訳しておりました。そろそろ疲れたので頼っちゃおうかな、訳は上手だし(藁
 
120kky :03/01/18 17:00
>>117 神に認定!!
121アモイ ◆ZklvPrcw3Y :03/01/18 23:53
確かに神だ 

122名無的発言者:03/01/19 01:15
     _,,...,_
  /_~,,..::: ~"'ヽ
 (,,"ヾ  ii /^',)
    :i    i"
    |(,,゚Д゚) <>>117 神様あーめん
    |(ノ  |)   
    |    |
    ヽ _ノ
     U"U
123メッセンジャー:03/01/19 01:20
さっき帰ってきたらなんか神に認定されてますね(w
続けて訳します。

その9

前述の文章だけを見ると、あたかも日本経済はすでに崩壊してしまったかのような印象を受ける。
しかし、そうではないと私は見ている。 日本の実力は周知の事実であり。
2000年日本人の1人あたり平均GDPは35567ドルであり、世界トップである。
日本は世界一流の製造技術を持ち、科学研究への投資も世界一である。
さらに対外貿易収支黒字も世界一であり、外貨準備額は3616億ドルであこれもまた世界一である。
124メッセンジャー:03/01/19 01:51
その10

近日、日本の月刊「21世紀」2002年3月号で、中国経済の規模は2020年には日本を追い越し
世界で2番目の経済大国になるだろう、という文章が発表されている。
このような予想は比較的事実に即してるとはいえるだろう。

通訳として同行してもらっている松井美穂氏が、ある日白の上品なカシミアのセーターを着ていた。
日本の服飾技術の素晴らしさは有名であり、私も1つ買おうと思い「どこで買ったのか?」と聞いた
のだが、その答えを聞いて驚いた。
「このセーターは北京の燕莎商場で買ったものなんですよ。あのデパートの2階はカシミアの
セーターの種類がたくさんあるんです。」と彼女は言う。
東京銀座でいちばん有名な「三越デパート」においてあるカシミアセーターや洋服の多くは
中国からの輸入である。
東京の人はよく冗談で「ここもアメリカと同じですよ。どこを見ても中国製です」と言う。
このような現象が中国経済の発展の小さな現れであると言ってもいいかもしれない。
今年、中日両国の貿易総額は1000億ドルに迫っており、中国製の商品が日本中を覆い尽くすことに
なるのだろうか。
125メッセンジャー:03/01/19 02:07
その11

後に松井氏は「経済の衰退は日本人の生活にも影響を与えていますね。今じゃあみんな
計画的にお金を使ってるし、食事をするにも洋服を買うにも思い切れなくて。スーパーの
地下にあるお惣菜なんかが流行っていますね」と教えてくれ。
またある友達は「昔は土地は上がり続ける、という神話があった。つまり部屋を買いさえすれば
値段が上がる。バブルがはじけ、土地の値段が下がり、日本人は大きなショックを受けたんですよ」
と言っていた。
長期経済衰退により、多くの日本人が得体の知れない恐怖を中国に対して持ち始めているようだ。
126メッセンジャー:03/01/19 02:43
その12

1月16日午後、糸のように細く雨が降っている。私は東京神保町に向かい本屋を見て回った。
一番興味深かったのは「内山書店」である。
この本屋は中国読書界ではとても有名な本屋であり、1930年代、上海の内山書店と魯迅の
親交は日中交流史の美談の一つである。 近年、中国では内山完造氏の著作である
「中国人の生活」を再版しており、また東京の内山書店においても専門に中国大陸の書籍が
売られており、今日まだこの日中交流の伝統が守られている様子であった。
店内には大陸、香港、台湾から輸入した中国古代、近代の名著「詩経」「紅楼夢」「魯迅全集」
等が並べられており。 また、中国人作家の本や、日本人又は他の国の作者が書いた中国に
関する本も置いてあった。
私と友達が共同で書き上げた「交峰」も中央公論新社により翻訳出版され、ここで売られていた。
一冊の本の定価は3600円であり、さらにこれに税がかかる。  安くはない。
内山書店は大きくなく、営業面積は20uほどで、その中に書棚が隙間なく並べられており
人が1人たつのがやっとであった。
127メッセンジャー:03/01/19 02:43
今日はモウ寝まーす。 おやしみ。
128名無的発言者:03/01/19 10:19
>>99
読んだけど、毎日新聞の社説みたいな論文。
別に日本を褒めてないし、反日で燃え上がる人民に
おまいら落ち着けと諭してるようなトーンだね。
これが中国で物議を醸すほどの親日論文ですか?
識者の人、回答をお願いします。
129ひ@ ◆t2FAHIHIHI :03/01/19 10:29
>>128
このスレ、全部讀んだ?

>毎日新聞の社説みたいな論文。

日夲人の目からすれば、その通りだが、
ポイントは「中國で」、「當局イ則の大陸中國人」によって書かれた論文だということ。
そして、その論文がこの時期に發表されたということ。

その點でこの馬論文は過去に類を見ない画期的なモノだといえる。
日夲では珍しくもない普通の見識だとはいえ、「中國では」画期的なのダ!
進歩が遲いと貶す勿れ。
130ひ@ ◆t2FAHIHIHI :03/01/19 10:33
其れは兎も角、
翻譯してるひと、乙〜♪

君の中國板への貢献度は泰山よりも重いッ!
漏れのワイフへの愛の重さには遠く及ばぬとはいえ。。。

今日はまだじっくり讀む時間がないけど、後でじっくりロ未わわせてもらうよ〜ん♪
131名無的発言者:03/01/19 15:33
>>129
なんか漢字が読みにくいんですけど。
あえてそれらの漢字を使うのには理由があるんですか?
132メッセンジャー:03/01/19 15:38
>ひ@さん
泰山でしか。いや、そう言われると励みになります。では昨日の続きです。

その13

日本訪問の前に、現在日本では「中国脅威論」なる内容の書籍が多く出版されていると聞いていた。
内山書店の店内を覗いて見ると、確かに「人民元vs日本円‐中国経済の脅威」(宮崎正弘著)や
「中国グローバリズムが世界を動かす」(国分良成著)「中国は脅威か?‐日中友好の幻想」(中峰雄著)
「中国は脅威か?」(天児慧著)「威圧的中国、卑屈な日本」「中国WTO加盟、周辺諸国へのショック」
などの多くの中国に関する書籍を見かけることが出来た。
最後の2冊の作者の名前は失念してしまったのだが、目次をさっと見た感じでは、多少誇張しすぎのような
感じを受けた。
このような時、どうしても日本人のある特徴を思い出さずに入られない。 敏感すぎるのである。
このような敏感さは新しい作り出す大きな力の一つになり得るのだが、それは時に不必要な緊張状態を
生み出しもするものである。
133メッセンジャー:03/01/19 15:54
その14

後に朝日新聞の知人が「ここ10年間、日本は不況続きで、逆に中国は急速に伸びてきている。
かつて日本は中国と付き合うときにある種の優越感みたいなものがありましたが、今は違います。
中国の発展は実際早すぎます。日本人はもう優越感なんか持てなくなったんですよ。」
と教えてくれた。
また、別の日本人の友人は「隣に13億もの人口を抱えた国があるってのは、実際脅威ですよ。
自分には子供が1人しかいないのに、隣には13人もいる。これは怖いですね。」と言っていた。
近代に入って以来、日本は常に中国の前を走ってきた。 アメリカだけが日本の更に前を行き。
日本人はそのことに関してアメリカのことを尊敬し、そして中国を見下してきたのだ。
しかし現在初めて中国が日本を追い越そう、という状況を前にして、日本人としては感情的に
受け入れがたいものがあるのではなかろうか。 このような心理は何も不思議なことではない。
134メッセンジャー:03/01/19 16:35
その15

しかし中国国内での世論は、現在の日本の状況と全く逆である。北京に帰ったあと2月13日、インターネット上の
あるサイトで「高興興」と名乗るものが、このような論文を発表しているのを見つけた。

「日本はすでに大規模な戦争を起こす準備を整えている、そして始めに狙われるのは中国である。」

この筆者は「日本は1ヶ月以内に核兵器を生産することができ、1年に2万発の中距離ミサイル、40万〜60万の
最新鋭戦車、そして20万機の戦闘機を生産することが可能である。 日本のFSX戦闘機はアメリカのF15の
三倍の性能をもち、日本の偵察衛星は全天候性偵察システムを搭載しており、夜間でも1m以下の小さな
目標を捕らえることが出来る。」としている。
さらに「日本軍は500万人の動員力を持ち、10日以内にアジアを制圧できるだろう」と述べている。
135名無的発言者:03/01/19 20:05

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    凸┃┃ (/)     ┃┃凸
    Ш┃┃ (/)     ┃┃Ш
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  ∧_∧   (/) ∧_∧  ∧ ∧
  ( ・∀・)  (/)(´∀` )  (゚Д゚ )  <今日もまた神に感謝!
  (つ  つミ (/)(⊃⊂ ) ⊂  ⊃
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|        奉  納        |
136メッセンジャー:03/01/19 22:21
その16

このような論調は誇張しすぎであろう。世界中の多くの国が日本の軍事力について研究をしているが
このような結論がだされたことは未だかつて、ない。
筆者が何を根拠にこのように確信しているのかは分からないが、その中から日本に対する恐怖を
感じ取ることはできる。
ことは「高興興」氏の言うように簡単ではない。近年、中国で出版された多くの日本研究の著作は
日本がすでに基本的な民主主義体制を確立し、政府の政策は多くの機関によってその監視の
下にあることを肯定している。一部の中国人が考えるような「軍部」による横暴などというものはもう存在しない。
私はかつて日本共産党政治局委員である山口富男氏を訪ねたことがあるが、彼は「日本共産党の役目の一つは
政権政党の腐敗した部分を批判することです。」と言っていた。
彼の話によると、最近共産党の影響は大きくなってきており、国会にも40名以上の議員がいる。日本の105つの
行政地区で活動を行っているということだった。 この例からもわかる様に、今日日本の政治は、まだ政治腐敗などの
問題が存在するものの、各勢力が互いにけん制しあっていると言うのが現実であろう。
さらに自民党内部にも考え方の異なった派閥が互いに激しく争っているというのは周知の事実であろう。
自民党外部の勢力としては、共産党のほかに社民党、大きな力を持った民主党(160人以上の国会議員がいる)
等の各派がある。民主党政調会長の岡田克也氏は「民主党の目標は自民党を政権から引き摺り下ろすことです。」
と言っていた。
137ひ@ ◆t2FAHIHIHI :03/01/19 22:37
>>129
理由?
そんなモノはなひ。
單なる漏れの好みだ。

もー少し親切に答えると爲るならば、
懐古趣ロ未と日夲傳統文イヒイ呆存の狙いと速やかな自イ也區別の爲っうのと
自我同一性確認の爲っうのと單なる氣紛れってのが微妙〜にシ昆じり合ったってンのが、
眞相に些か近ひと思われ(藁♪
138名無的発言者:03/01/20 01:05
メッセンジャーさんありがとう。
また時間があれば続きをお願いします。
139メッセンジャー:03/01/20 03:04
その17

この様な政治体制の下「10日以内にアジアを制圧できる」云々と言う類の議論は、単なる妄想に過ぎない。
更に、現在の国際情勢というものは第二次世界大戦の時期とは大きく異なっているのである。
この様な状況下、大国の一つである中国に軽軽しい行為を行いうるものはいないといっていいだろう。
上海華東理工大学の戦争文化研究所主任である倪楽雄氏は2002年3月28日の「南方週末」でこう発表している。
「日本は明治維新から第二次世界大戦まで軍国主義の道をとり続けてきた。その結果、日本自身が崩壊してしまった。
敗戦後、日本は武力放棄の道を選んだ。世界との共生に活路を見出したわけだ。その結果が現在の繁栄である。
つまり領土拡大という方法をとらなくても発展することは出来るということである。このことに関しては日本人自身が
一番理解していることだろう。と同時に科学の発展により、人口の抑制が実現されるようになってきた。
無限に増え続ける人口と、限りある生活空間という日本が1000年もの間悩まされてきた大きな矛盾は今はもう存在しない。
現在、経済のグローバル化に伴い「世界との共生」という考え方が国際間での主流になりつつある。
武力衝突を防止し、他の解決策をみいだすということも国際間の健全な協力関係によって作られるものである。
歴史を見る限り、敗戦国を永遠に敗戦国たらしめる、つまり正常な状態に回復さしめないというのは不可能なことである。
将来、日本が再び政治大国、軍事大国になるという流れを前にして、我々はそれを正視するだけの精神的準備が
必要であろう。『日本が再び正常な軍事状態に回復することを認め、同時にそれがかつての軍国主義と別物であることを
理解する』と言うのが、現在の時代に即した考え方ではないだろうか。」
140名無的発言者:03/01/20 03:12
メッセンジャーさん、ご苦労様です。
まさかこの時間でお会いできるとは思いませんでしたよ。
141名無的発言者:03/01/20 09:38
 文字表記の件はひが正しい
 自國語の讀めない田分者は電源切て國語の勉強をせよ
142メッセンジャー:03/01/20 18:31
その18

更に可笑しいのは「高興興」が「日本人は好戦的な民族である」と言っている事である。彼は「日本の民衆は右翼勢力
を作り上げる土壌になっており、常に『軍事大国』になりたがっている」といっている。 実際の状況はどうであろう。
私は日本訪問の折に各界の人々を尋ね、「戦争」について質問する機会を得たが、全ての人がその質問に対して
嫌悪感を示した。 東京の銀座、新宿などでは欲しいものは何でも手に入り、それはニューヨークよりも更に栄えており
恋人たちは美しい服をまとい寄り添ってあるき、現代の快適な生活の中に浸りきっている。この様な国民のどこに
戦争を望む者があろうか? 私は日本のある農村で1人の農夫がトヨタの車に乗りアスファルト道に沿って田んぼまで
乗り付けるのを見た。 彼は車を止めるとトランクを開け、中からゴム長を取り出しそれを履き田んぼに入り、しばらく作業を
した後同じようにして帰っていった。 村の中のいたる所に現代建築の建物が建ち、スーパー、クラブ、喫茶店など
必要なものは何でも揃っており、全てが一戸建ての家であり、車を止めるスペースがあり、生活自体は東京などより
よっぽど快適な様に思えた。 この様な人たちがいったい戦地にいき死ぬことを望むだろうか?
「高興興」はその奇妙な理論により中国政府の公式見解である「日本国民は戦争の犠牲者である」という考え方を
批判し、政府のことを「自分をも欺いている」と皮肉り「日本人は観光を名目に中国に来、スパイ活動を行っている」と
何の根拠もないことを騒ぎ立てている。 ここまで来ると更にヒステリックに戦争について騒ぎ立てだし「わが国は来るべき敵に
備えねばならない」等と言っている。 ここまで来るともう狂人である。
このような意見は単に国民を煽動するだけの無責任な考えであると言えよう。
143メッセンジャー:03/01/20 18:57
その19

2002年2月9日、江沢民は日本の元総理大臣である海部俊樹氏に「中日友好は両国にとって唯一の正しい選択であり、
友好は互いの国の繁栄を助け、双方の国民にとっても利益をもたらすだろう。」といった意味の言葉を述べている。
物事の見通しが利いており、賢明な意見だと言えよう。
今、中国に一番必要とされているものはなんだろうか?国に一番利益をもたらすものはなんであろうか?
難しいいことではない。中国は24年来の改革開放政策は世界が認めるほどの成功を収めた、
しかし直面している問題はまだ山のように多く、しかもどれも一筋縄では行かない。 例えば法治観念の欠如、
日増しに酷くなる汚職、金融負債、貧富の差、農村における困窮、市場の分割、環境の悪化等。更に最も根本的で
もう避けて通ることの出来ない問題として、政治改革と体制の民主化などの問題がある。
144メッセンジャー:03/01/20 22:50
その20

現在の中国国内外の環境を考えてみるに、20世紀初頭のような「亡国」の心配はもうないだろう。現在中国が直面している
問題の多くは国内問題からきているものである。この様な問題を解決するためには指導者層がその知恵を尽くし、
大きな力が傾けられる事が必要だろう。
このことから今後の中国の戦略は、対外的にはその力を見せず脅威を与えず、国内の発展を促していき問題を解決
していくと言うことに重点が置かれるだろう。 また中国外交の重要な目標として将来50年の間に平和な国際政治環境を
確立する、ということがあげられるだろう。 このことから見ても近年中国が取っている友好的外交は正しいものだと言える。
もし将来中国が大国になり、大国としての責務を負わなければならない立場になったとき、この様に国際的バランスを保ち
けして軽率に行動しないことがポイントだろう。
145名無的発言者:03/01/20 22:53
>>141
は?意味わかんねえ
だれか「ひ」の文字表記を間違いだといってるんだ?
日本語の勉強はおまえからしようなw
146メッセンジャー:03/01/20 23:14
その21

もう少し思考を深めてみる。 将来の日中関係にはいくつかの選択の可能性があろう。まず第一に日本がアメリカとの
結びつきを更に深め、協力して中国にあたると言う選択がある。第二に着かず離れずで互いに探りあい、警戒を解かない。
第三に日中両国が多いに協力しアジアの発展に寄与する。 第二の選択は実際は単なる移行期間の時に取られる方法
だろう。つまり今後の日中関係は第一の選択でなければ第三の選択を選ぶことになるが、どの選択が中国にとって一番有利で
あるかは言うまでもない。江沢民の唱える「友好は両国にとって唯一の正しい選択である」と言う言葉は、まさに今後の
日中関係を言い表していると言えるだろう。
このようなことからもわかるように「高興興」の言う日中の開戦というのは、我々中国人にとって何の恩恵ももたらさないだろう。
147メッセンジャー:03/01/21 00:27
その22

次は「中国脅威論」について見てみよう。 現在、アジアの多くの国が固唾を飲んで中国の行動を見守り、それに対し
色々な対策を立ててきている。世界経済論壇アジア理事のリシトー氏は中国の「経済」誌2002年21号で「中国の急速な
発展は多くの分野で東南アジア国家に黒い影を落としてきている」と述べている。これらの国々は中国がブラックホール
の様に海外からの投資を吸い込んでしまい、中国製品が東南アジアを席巻し、各国産業の空洞化を起こすのではないか
と心配しているのだ。 「参考消息」2002年11月3日の報道では、シンガポール国防戦略研究所が、日本の一部の人間が
平和憲法の改正の動きを見せている事に対し「東南アジアは中国の様に直接日本の軍事力と接近しているわけではない。
我々が恐れているのは中国の軍事力であり、中国を牽制する意味でも日本が憲法を改正し、地域の安全に寄与してくれる
ことを望む。」と発表している。 またインドネシア日本研究所の主任は「私は日本が憲法を改正しても軍事大国になるとは
思えない。」と述べており、更にタイ政府高官は「日本の自衛隊が国連平和維持活動に参加してくれることを歓迎する」
と強調している。
148kky:03/01/21 01:07
メッセンジャー訳うまい。滑らか。どーも自分が訳すと固くてぎこちない表現に
なっちゃって。皆さんもそう思うでしょ?がんばれメッセンジャー!
149スィつもん:03/01/21 03:52
150名無的発言者:03/01/21 05:11
馬立誠の文章の足りない部分:

1、石原慎太郎に対する批判が的外れ。石原が英国作家の小説を引用してるのは
確かに笑うべきだが、中国と米国の間で力の均衡を目指せというのが
なぜ国粋主義だということになるのか。ちょっと感情的だな。

2、中国には現在でも大中華思想はあるのに、「今の中国人には無い」と
一言で否定している。このへんやはり自省能力が無い。
151トルファン ◆v7egRh9IgQ :03/01/21 09:23
>>150
大中華思想と言う言葉を聞いたことがないのですが、中華思想とどう違うのですか。
また、現在の中国に大中華思想なるものがあると言っていますが、具体例を語ってもらうと助かります。
152名無的発言者:03/01/21 09:26
>>151
いまの中国人にとって「中華」は余りにも当たり前の言葉なので
「中華思想」と言ってもぴんとこない。
なので中国語では「大中華思想」「大中華主義」などと言います。
153メッセンジャー:03/01/21 12:00
>148
お褒めいただいて、光栄です。
やっぱりそのまま訳しちゃうと変な日本語になっちゃいますよね。
出来るだけ平易に、論文の文芸的面も出してみようと思って訳しています。
個人的、司馬遼太郎の文体とか結構好きなんで、それに近づけようとしてみたり(w
時間がなくて翻訳があまり進まないのが残念です。
154名無的発言者:03/01/21 12:06

              ∧_∧
             ( ´Д`)
              /  (S)   †
            ⊂ _)_)   〓 
      ____/|__________
     / 神様…翻訳乙カレー
     |  気長に続編お待ちしております。
     \_______________

155メッセンジャー:03/01/21 14:13
その23

この様な国際状況の下、中国政府は台湾問題においては平和統一、一国二制度を強調し、また日中友好を推し進め
北朝鮮の核開発に反対し、南海諸島領有問題をひとまず棚上げし、積極的に日中韓及び東南アジア諸国との交流を行い
各国との自由貿易区の設立に尽力し、更にメコン川流域の開発を行い東南アジア諸国に中国経済の恩恵を与えている。
この様な政策はアジア諸国の中国に対する疑念を晴らすであろうし、「中国脅威論」自体を意味のないものにしてしまうだろう。
2002年11月、朱熔基はカンボジアを訪問し対中国借款3億ドル返済の免除、更にベトナム、ミャンマーなどアジア6カ国の
対中借款返済返済の部分的及び全面的免除を約束し、東南アジア諸国に歓迎された。
中国と東南アジア諸国との自由貿易計画の設立後は、インド及び日本なども遅れを取り戻すかの様に、続けて東南アジア
諸国と自由貿易協定を結んだのであった。
これを基に2002年11月4日、日中韓首脳会談のおりに、日中韓三国間での自由貿易区について考慮する事を提案し
日韓両国の同意を得たのであった。
現在、多くの人が「アジアの時代」の到来を唱え、各国の文化を尊重すると言う原則の基に、アジア経済の統一を
推し進めている。 まず東アジアと東南アジアの経済統一を実現させ、更に次の段階に進もうとしている。
朱熔基は常に「アジア新時代」の幕が今開かれる、と言っておりまさにアジアのリーダーの名にふさわしいといえる。
中国の様な大国としては常にこの様な心がまえを持っているべきであろう。
156名無的発言者:03/01/21 18:39
日本が中国につくことはありえないだろ。
共産党の独裁が続く限り。
157トルファン ◆v7egRh9IgQ :03/01/21 19:02
>>152
それだけですか。
158名無的発言者:03/01/21 23:39
メッセンジャーさんサンクス


これって、日本人にはごくごく普通の事を書いてるような…
それだけ中国は言論統制があるのかな…
159メッセンジャー:03/01/22 00:30
>158
統制があるどころか、共産党に都合のいい情報ばっか流しまくって
馬鹿な国民が「日本鬼子!!」って排日すんのを止められない現象が起きるくらいで。
注:全ての中国人がそうではありませんが
その24

西欧のやり方を見てみよう。ヨーロッパではアジアよりも戦争を経験してきた歴史が長く、お互いの憎しみと言うものも
アジアの国々より深いだろう。 例えば1814年から第二次世界大戦までの間、フランスは6度もパリを隣国ドイツに
蹂躙されている。さらに近代の2回の大戦のいずれもヨーロッパから起こっているし、その戦場もまたヨーロッパである。
今日、ヨーロッパ人はかつての敵と友好を結ぶと言う点ではアジアの遥か前を行っている。 統一通貨ユーロを制定
しただけでなく、全ヨーロッパを包括する憲法まで作ろうとしている。これらは人類のなしえた最も大きな成果の一つであり
また、人類共生のための大きな試みでもある。 フランスの学者「ドーガン」(原文では多甘)は民間調査の結果、西欧各国
がかつての民族主義からヨーロッパ一体化へと思考を変えてきていることを指摘している。彼は「西欧各国の国民はみんな
節度を持った民族への誇りを持っており、決して自国の軍隊を極度に信任することはない。そして、隣国に対してはますます
一体化の意思を示しており、信任し始めている」と言っている。
「大同書」(原文のまま)を著者はこのことを知って、あの世で笑っているかもしれない。
「アジア人はいつまで農民根性はいつまで続くのだろうか?」と。
160メッセンジャー:03/01/22 00:38
追加

もし「高興興」のような者の声が大きくなっていくとすれば、その結果は中国に災難をもたらし、他国を利することになり、
中国を孤立させることになるのは疑いのないところだろう。
161名無的発言者:03/01/22 06:09
メッセンジャーって留学生ですか?
どれくらいの語学レベルだと、そんなに上手に訳せるのですか?
162トルファン ◆v7egRh9IgQ :03/01/22 07:58
メッセンジャー氏、まだまだかの地はしばれるでしょうがご自愛くださいませ。
それにしても、見事な翻訳でした。
また、おもしろい文章がありましたら紹介して下され。
163ななし:03/01/22 09:16
まだ続くのかな
164名無的発言者:03/01/22 09:40
素晴らしいね。
良ければもっと翻訳してくださいな。(他の論文も読んでみたい)


それにしても高興興ちゅう輩は日本で言う所の架空戦記作家じゃなかろうか。
米軍相手のシナリオだとアレだから受ける日本を題材に法螺吹いてるのでは。
少し考えれば戦車何十万だの何万機だのどう考えてもおかしい。

素人軍事オタクに国中が煽られてる感じですな。
165メッセンジャー:03/01/22 11:50
>>164
まさにその通りです。気違い国民に政府が煽られて、反米、反日やってます(w
米軍が駐ユーゴ中国大使館爆撃した時も、最初は「抗議しる!!」
と政府も言ってたんですが、そのうち大学生が全国でデモしだして
軽いパニック状態になったんで鎮圧しました。
まあ日本に関しては、謝罪要求すれば金が入ってくるってのもあるでしょうが。

ああ、それと僕は留学生です。ちなみに訳はまだ終わってません(スマン

166メッセンジャー:03/01/22 12:03
もう一つ、反日、反米に関して。
去年だったかある雑誌で中国の「紅客」と言うのが特集されていました。
中国語でハッカーのことを「黒客」(ヘイカと読む)で、中国の
ハッカーだから「紅客」。
そいつらはアメリカや日本のサイトを中心に攻撃してて
「あいつらは俺たちを侵略した!!今度はこっちの番だ!!富士山に中国の
旗を立てる!!!」といきまいてるやツラで。
まあ、そういう奴らがいることはいいんですが(どの国にもやばい奴はいます)
理解できないのが、その雑誌が「彼らは愛国の英雄だ」と書きたてていることで
もう、ジャーナリズムの中立性なんてありません(w
まあ、こういうのは中国の一面に過ぎないのですが、しかし事実です。
そういうのを実際に知りたければこういうとこに行ってみてはどうでしょう?
論壇で中国人と討論できます。(なんか自分が右翼みたいな気がしてきた(w)
http://www.japanpig.com/
それから、少ないですが僕が翻訳した中国の新聞をアップしてるとこがありますので
よかったらどうぞ。(全部でありません)
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=asia&key=1031842722&ls=10
167メッセンジャー:03/01/22 12:54
その25

「高興興」の考え方だけが特別過激なのではない。 あるインターネットのサイトでは年間1万篇もの評論が発表されており
その全てが「東洋鬼子」「倭寇」「小日本」など日本を罵る内容ばかりで、日本のいい面を述べたものは一つもない。
これには歴史的原因があるのはもとよりであるが、多少感情的すぎるきらいがないでもない。 しかも決定的に前向きに
物事を解決していこうと言う態度が欠けている、といっていいだろう。
事実、戦勝国が敗戦国に対して寛大な態度を示す、ということは、より親密で打ち解けた状態を作りうるものであり、
彼らに厳しい態度で臨むより、自分の安全も保障される、というのも確かである。
168メッセンジャー:03/01/22 14:15

その26

2002年夏、全国のメディアが俳優の姜文が靖国神社を参観したことについて大々的に報道し、社会に荒波を立てた。
(姜文:中国の有名な役者、監督。「赤いコーリャン」「太陽の少年」などに出演)
一部のメディアは彼を「売国奴」等と書きたて、まさに「不倶戴天」の姿勢をとった。またあるメディアは著名画家の陳逸飛
等の言葉を引用し「奴は腐りきっている」と責め立てたために、一部有名人をして彼の弁明をせざるをえない状況にまで陥った。
7月1日の「北京青年報」は「感情的な愛国主義と真の愛国主義ではない」と題する論文を発表した。陳逸飛はこの時の
ことを後に回想し「姜文が靖国神社に行ったのは芸術家の深い生き方としてであって、靖国を参拝することとは別物だ。」
と述べている。
また映画監督である賈樟可は「私は当時、もし彼が靖国神社に行き軍国主義者たちの集会に参加したのであれば、それは
あっていい行為ではないと思う。しかし、1人の映画監督としての行為であるならば、それは責められるべきではないと思った。
後に『青年報』で発表された論文と、全く同じ考えである。」と述べている。
更にこれも映画監督である陸川は「一部のメディアは報道の過程で完全に事実を見失っていた。姜文がその取材を受けたときに
これは完全に映画の目的で参観したのであるという意思を表示したのは、誰でも理解できることであった。
参観と参拝は全く別の物であり、これを同一視することはしてはならない。しかし一旦メディアが事件を報道しだすと、まったく
違うことを騒ぎ立てており『このやり方は酷すぎる、このようなヤツラはまさに死に値する。姜文を『売国奴』に仕立て上げて。
大体このような努力が成功するかどうかさえ疑わしいではないか。』と思い。このような人為的な報道を見て、まさに身の毛のよだつような思いがした。」と告白している。
169メッセンジャー:03/01/22 14:16
更に例を述べよう。作家である阿城は「中国の更なる改革と発展には、私たちが国際的な常識を身につけることが必要である。
靖国に行ったかどうかは問題ではない。靖国は日本の公共の場の一つであり、重要なのは彼がどのような身分でもって
行ったのか、と言うことである。政治家が靖国に行き、そこに一定の政治的意思があるならばそれは参拝であろう。
これが常識である。このような常識を持っていれば「姜文靖国参拝事件」のような茶番劇は起こらなかったろう。」と述べている。
170670:03/01/22 17:05
age
171名無的発言者:03/01/22 20:36
メッセンジャー氏は神!
どうもありがとうです。
172アモイ ◆ZklvPrcw3Y :03/01/22 22:52
ホントに日本語訳、お見事!!
これ馬氏に送りつけたら? てか無料で公開するにはもったいないくらいの
できばえだね。
173名無的発言者:03/01/22 23:53
おつかれさま。
って、これで終了なんでしょうか?
174メッセンジャー:03/01/23 00:42
まだ終わりませんよ。
その27

これもまた2002年夏の出来事である。深センのあるバーの入り口に、この様な看板が掛けられた。
「日本人はいるべからず」
日本人は来るな、と言うのである。そのバーを経営しているマスターは「これは日本の歴史教科書修正に抗議するものである。」
と述べている。 中国の古い諺に「自分がされたくない事は、他人にもするな」と言う言葉があり、また「徳を持って、罪に対する」
ということわざがある。 中国人はかつて「中国人と犬入るべからず」という侮辱を受けた。 その時の我々はどう感じただろうか?
現在、我々が力をつけてきたからと言って同じ行為を他人にする事が許されるとでもいうのだろうか?
更に言えば、これまで我々は政治と経済を同列に論じることのないようにしてきた。教科書改正を行ったのは日本人の一部分の
人間であり、どうしてその罪を一般の日本人に着せることが出来ようか?
この様な現象は全て民族主義が引き起こした対外関係での反映である。
175メッセンジャー:03/01/23 01:41
その28

北京大学教授である謝冤氏は2002年10月11日の「湘声報」で以下のような論文を発表した。
「9,11事件(アメリカ貿易センターテロ事件)が起きた夜、ある大学構内で『やった!!ざまあみろ!!』という歓声があがった。
私はこの種の人間の性格を非常に不健全だと思うし、正常な価値判断の能力を失っていると思う。一番醜いものに喝采を
浴びせているのである。」
更に、首都師範大学の呉思敬教授は同じ「湘声報」で「現在、民族主義が急速に高まってきており、多くの人が偏狭な
民族主義と愛国主義を混同している。」と述べており。 またある学者は「長期の偏向的な教育が、一部の人間を
性急で心が狭く、博愛の精神と哀れみの心の欠けた人間にしている。」と言い、また雑文家の烈山は「一部の『愛国主義』
を煽り立てている人間は、その実は国賊である。」と切り捨てている。
176メッセンジャー:03/01/23 02:36

その29

90年代に起こった「民族主義」には二つの欠点がある。
一つは傲慢で、独りよがりであること。 改革開放の成果を知らしめる事は国民の士気を鼓舞するためにも必要な物であろう。
しかし、一旦それが度をすぎると高熱をだし、憎悪の炎を燃え上がらせることになる。 我々は過去、この様な失敗をたびたび
犯してきている。 近年、以下のようなある著名な学者の言葉があちこちで引用されるようになった。
「今日、西欧文明はもうかつての勢いを示していない。21世紀はアジアの世紀であり、また、多くの人は「21世紀は中国の
世紀である」とまで言っている。 この様な発言は「Noと言える中国」に代表されるように、アメリカが2010年までに崩壊し
世界の発展の一切は、中国の恩恵を持ってしか成し得ないことを予言していると言っていいだろう。」
この類の考え方は全く何の検証もなされずに結論を出しており、自己の愚昧さの反映であるにすぎない。
この様な無知狂言が一部の人間の手により「愛国主義」の仮面を被せられ、我々の判断を誤らせている。
177 :03/01/23 04:10
素晴らしいですメッセンジャー様。
178メッセンジャー:03/01/23 15:14
今使ってるPCが友達ので、その人今週日本に帰っちゃうし、さっさと仕上げます。
その30

第二に排外的であること。 最近出版された「グローバル化の影の下、中国の取る道」の中で、特別に「栄光なる孤立主義」
と題した文章が書かれている。 この本の作者はヨーロッパは高度に一体化しており、中国には付け入る隙がないと言う。
よって、中国は独立且つ閉鎖的な経済体系を作り上げるべきであり、国内の地域貿易を促進するべきである、と述べている。
作者は更に、アメリカ政府の目的は中華民族を地球上から抹殺することだ、アメリカはそのために現在DNA兵器を開発中
であり、アメリカをはじめとした西欧諸国の迫害から、中国は逃れられない、などとありもしないことを書きたてている。
また「衝突」と言う本では、現在進行しているグローバル化はアメリカの陰謀であり、アメリカは世界を自分の奴隷にしようと
思っている、と述べられている。 更にこの本の作者は現在盛んに言われているグローバル化の流れは避けられない物であるが
しかし、それはごく少数の者が社会を煽り立てているに過ぎない、とし。 更に中国の国有企業が経営難に陥っているのは
その経営面に問題があるのではなく、外資の導入が引き起こした結果だと言っている。
また「中国を脅かす、隠された戦争」の著者は、グローバル化はアメリカが仕掛けてきている「隠された戦争」である。
この戦争は中国を滅ぼし、二度と立ち上がれなくし、中国を西欧の統制下におくことになる、と言っている。
179あぼーん:あぼーん
あぼーん
180メッセンジャー:03/01/23 16:41
その31

この様な農民根性の持ち主の一面的で、真実を捉えていない発言が、多くの人々の喝采を浴びるようになっている。
21世紀の今、中国はすでに昔とは比べ物にならないくらい強大になってきているのだが、意外なところで「義和団事件」
当時のような民族主義が勃興してきており、鎖国的なったりと再びあのばかげた歴史が繰り返されようとしている。
対外貿易省の副大臣である龍永図がWTO加盟当時のことを回想し「話し合いを進めていく上で、中国代表にとって一番の
プレッシャーであったのは、諸外国との交渉ではなく、国内から湧き上がる、私個人を「国賊」だなどと煽り立てる世論であった」
と感想を述べている。
181メッセンジャー:03/01/23 16:44
その32

民族主義の高まりと、一部メディアの無責任な世論の煽動は大きな関係があると言えるだろう。 一部メディアは商業的利益
のみを追求し、低俗で感情的な市場の要求に迎合しており、物事の善悪の判断が出来ないところまで落ちてきている。
真実の区別がつかず、何かと言えば世論に油を注ぎ込み、人の目を引くような言動をし、憎悪の火を巻き上げさせ
社会の環境の悪化を招いている。 一部メディアが「趙薇」「姜文」の事件の時に演じた役割が好例であろう。
「公共社会システムの変化」という本の中で、げんだいメディア機能の衰退の主な原因は「消費者主義による過度の批判意識」
である、と指摘している。
この教訓は、現代の法治国家にとって良好なメディア環境の必要性と、メディアと国家、社会と大衆の良好な相互関係
そして、民主主義、法治主義を維持していくことの重要さを教えてくれている。
この様な民族主義の高まりは、中日関係に大きな影を落としているのは明らかである。趙薇、姜文等の一連の事件は
我々に大きな警告を与えているのではなかろうか?
182メッセンジャー:03/01/23 16:50
>>172
アモイ氏がそうやって評価してくれるのはありがたいですが
馬氏に送りつけて僕が中国人に狙われた(略
まあ、そんなことがあると嫌なのでおくりません(w
よろしければアモイ氏が勝手に使って頂いてもかまいませんよ。
(馬氏に送りつけるなりなんなり)
183名無的発言者:03/01/23 17:06
メッセンジャーさんありがとう。
良スレだ。
184メッセンジャー:03/01/23 17:41
その33

再び日本へ目を移してみる。
日本内閣総理府の下部機関が例年、ある民間調査を行っている。 そのテーマは「中国への親近感」である。
1978年から現在まで毎年無作為に2000人の人を選び出し調査を行っている。 20年間の中で一番調査結果が
よかったのは1980年で、調査では「中国への親近感」は78,6%を示していた。 しかし1989年には一気に51,6%まで
落ち込み、2000年には48,8%まで落ちている。
185メッセンジャー:03/01/23 17:42
その34

なぜこの様な結果が出るのだろうか?答えは簡単である。日本人の一部中国人の行為に対する印象が悪いのである。
例えば密航者の数の激増である。具体的な例をあげよう。 今年10月25日南京市検察院は一つの密航事件を起訴した。
福建省蒲田出身の陳文樹をリーダーとするグループは、2年間の間に9艘の遠洋船で国内10個の沿海都市の19の港と
日本から同時に船を出し、海上において730人を密航させた、とされている。
現在、東京一都市に限っても10万に以上の中国人密航者がいると見られている。密航者は日本の犯罪組織において
窃盗、強盗、殺人などの犯罪を犯しており、更に偽紙幣の偽造と使用を行っており、多くの中国人女性が売春行為を
行っている。 東京新宿においては日本人犯罪組織と、中国人犯罪組織が激しい抗争を繰り広げており、すでに中国人は
日本人を圧倒し始めている。 香港の「太陽報」2002年3月7日の報道では「在日中国人の犯罪数が急増」といった内容を
伝えている。日本のテレビでも2001年には平均一日25人の中国人犯罪者が逮捕されている、と報道していた。
その他にも、地下鉄の無賃乗車、ゴミ分別意識の欠如、公共用地の無許可での使用、あちこちにゴミを撒き散らす、
痰を吐くなどの現象が日本人の反感をかっている。 一部日本人は「中国人が来たら引っ越す」とまで言っているし
私が大阪を訪問した時も市役所の役員が「何故だかわかりませんがね、毎月100人以上の中国人女性が離婚経験のある
日本人男性と結婚していますが、またすぐ別れちゃってそのまま大阪に居座っているんですよ」と教えてくれた。
186メッセンジャー:03/01/23 18:39
その35

これらの問題は香港メディア及び国の報道機関も報道していることであり、何も目をそむける必要はないのだ。自分自身の
欠点を正視することこそが、自分の民族に誇りを持つことであろう。
もちろん、日本の一部の民族主義者が近年の経済衰退の不満を利用し、日本人の民族感情を煽り、歴史を逆行させよう
としていることが両国の国民に警戒されてもいる。
この民族主義者の代表とでも言うべき人物は東京都知事石原慎太郎である。 私が新宿を訪れた時、そこに高く聳え立つ
東京都庁をみて、思わず彼の言動を思い起こした。 石原氏が「文芸春秋」誌3月号において発表した「中国に打ち勝ち
日本再建への道」と言う論文が代表的なものであろう。 彼はまずイギリス人作家(作家名は翻訳していません)が1933年
出版した「未来世界」を引用している。 「未来世界」では21世紀の中期には世界は日本を中心に統一されるだろう、と
予言されており、石原氏は「このイギリス人作家は100年後の世界を日本に托したのである」と言っている。
これはいささか傲慢すぎはしないだろうか? 石原氏は日本の現状に不満をもっており、このままでは日本がアメリカの
51番目の州になってしまうか、中国に飲み込まれると思っている。 その証拠に彼は文章中で「日本はいかにして、
アジアを舞台に行われている、アメリカと中国と言う覇権国家と対峙するべきであろう?」と提議している。 それについて彼は
「前門の虎であるアメリカと対峙しつつ後門の狼である中国を牽制するしかない。そうしてこそ日本の経済的回復が見られる
のである」と答えている。 更に彼は言う「中国に対抗するためには、日本円経済圏を確立する他になく、日本の先進技術と
アジア諸国の廉価な労働力を結びつけなければならない」と言っている。 当然ながらここに中国は含まれていない。
彼はこうしてこそ日本が金融、通信、運輸などの方面で中心になりえ、「アジアネットワークの指揮者」になれるといっている
のである。 もちろんこの石原氏の様な妄想は日本の主流ではない。 私は日本国民がこの様な人物に対し理性的な対応を
してくれることを切に望む。 石原氏の主張は日本に危害を与える物でしかない。
187名無的発言者:03/01/23 18:42
石原批判はして李鵬の
「あんな国20年後にはなくなってる」
発言には言及しないのがさすが。
188名無的発言者:03/01/23 21:44
良スレage
189名無的発言者:03/01/23 23:35
>187
あれはオーストラリア人に対するリップサービスなんじゃねーの?
日本はAUを侵略した唯一の国家じゃなかったっけ?
そういや、香港を守備していたAU兵も、
旧日本軍にケチョンケチョンにやられてたな。
190アモイ ◆ZklvPrcw3Y :03/01/24 00:01
>メッセンジャー殿
上海日本語学校上級クラスの時事日本語用テキストに使っていいすか?(マジで
191メッセンジャー:03/01/24 00:50
>>190
アモイ氏へ
いいっすよ、こんな翻訳でよかったら。
自分の中国語の為に訳してるだけですから。
そういえばアモイ氏は上海で仕事してるんでしたっけ?
日本語教えてるんすか?
192名無的発言者:03/01/24 01:19
>>189

いやさ外交儀礼上そんな事を言うのはどう考えても馬鹿。
というか言われた方も困るよ、オージーにとっちゃ日本は最大の貿易相手国なんだし、
相槌打ったりしたらそれこそ問題。

李鵬みたいなのが平気でトップになれる中国って…
193メッセンジャー:03/01/24 01:37
その36

私が東京に滞在していた時に何人かの識者の方々に会う機会があった。 その中の1人の人に「日中友好を妨げているのは
中国の持っている中華思想ですよ。」という内容のことを言われた。私が「あなたが言っている中華思想とは一体何なのです?」
と質問すると、彼は「つまり中国を世界の中心だと考え、周辺の国を野蛮だ、としてることですな」と答えた。
そこで私は「昔は中国にはそのような考え方がありました。しかし今は違います。ここ数十年間中国は一貫して平和5原則を
主張しており、このことは世界中が知ってます。」と答えた。
この人物は更に「中国は強大になり、今では日本の上に乗っかってあれやこれやと批判している。」とも言った。
これに対し私は「中日二国間に摩擦が起きるのは正常なことです。これは平等な話し合いによって解決できます。
日本は中国以外の国ともいろんな問題があるのではないですか?中国は決して日本を押さえつけようなどと思っていません。」
と説明した。
これが所謂「一部日本人の過剰な反応と誤解」である。
194メッセンジャー:03/01/24 01:38
その37

私が日本滞在当時、上に書いたような耳障りな考えを除けば、やはり両国の友好を望む声というのが体勢を占めていたのを
感じた。 私が接することのできたことだけに関すれば、自民党代理幹事長の町村信孝氏、社民党副主席の東門美津子氏
民主党政調会長の岡田克也氏、共産党政治局委員の山口富男氏、また早稲田大学、立教大学、及び日本政策研究大学院
の教授の方々のどれもが日中友好に対して正しい理解をもっており、日中関係をもう一歩進んだ物にし、双方の理解が
深まっていくことを望んでいた。
例えば町村氏は「両国の人間どちらにも自分の考え方がある。今後、こういう所に力を入れていかなければならない。
特に若い人たちへの教育は重要だ。」と言っていたし。 また東門氏は社民党は一貫して中国に対し好感を持っている
と言い。 岡田氏は彼の地元でもある三重県と中国河南省との友好関係を推し進めており、羅山県の「希望小学校」に
5000元の寄付をしている。 山口氏においては2001年の江沢民との会談の中で中国共産党に資本家の党員を入れることに
指示を示しており、これは江沢民の「中日友好は唯一絶対の道である」との考えが、両国の識者の間での共通の認識である
ことを証明している。
195名無的発言者:03/01/24 01:45
ひとつ気になるんだが
日中国交正常化後に
日本が中国にしてあげたことはODA援助や技術供与など
プラス面のことを多くしているが
中国側が日本にしてくれたことって
ろくでもないことが多いような気がする。
李鵬発言、教科書干渉、靖国干渉、江沢民の執拗な歴史認識発言
など歴史ネタは豊富だが、ほかになにかあったっけ?
日本にプラスになること。
196名無的発言者:03/01/24 01:50
>>195 プラスのこと
中国人がはるばる日本に来て、数多くのピッキング犯罪を犯して
日本人の防犯意識を他の外国並に高めた。
197アモイ ◆ZklvPrcw3Y :03/01/24 03:10
>>195 プラスのこと
日本企業に安ーーーい土地と原料と労働力を提供したこと。
あ、日本の工場が縮小閉鎖ってマイナス面もあるか....
>>191 今は実質フリーで仕事してます。日本語教えながら。
日本へ戻るか上海に留まるか。どうすっかな
198トルファン ◆v7egRh9IgQ :03/01/24 07:49
>>195
ODAってその多くが日本の企業のひもつきなんですよ。
北京空港なんかそれの良い例です。
まるで日本で空港を作っているみたいでした。
それと、五洋建設と言う会社知っていますか。
あそこは、港湾土木がいちばん得意な会社なんですけど、
アジアのあっちこっちでODAがらみの仕事をしています。
電力用・水資源用で作られる多くのアジアやアフリカのダムも、
鈴木宗男の例を出すまでもなく、ODAがらみの企業が多数進出しています。
もちろん、アモイ氏が197で語っているような利点もあります。
ただ、もう、経済大国化しつつある中国にODAが必要かと思えばそうは思いませんが。
それこそ、ラオスなんかにお金を回した方がいいかなと思います。

メッセンジャー氏、がんばれやあー、あと少しで終わりでしょうから。
199 :03/01/24 11:51
そろそろアンケートも終盤。

http://www.bnn-s.com/bnn/bnnMain?news_genre=18&news_cd=I20021021180
「是か非か 小泉総理靖国参拝」
200名無的発言者:03/01/24 12:26
200!!
201名無的発言者:03/01/24 20:37
202メッセンジャー:03/01/25 01:27
その38

近日終了したばかりの第16回人民代表大会では「新機軸の創造」と言う言葉が強調された。 私は日中関係においても
この原則を守っていかなければならない、と思っている。 古い考えを捨て、新しい価値観を作り出し、真実をもって事にあたる
と言うことが必要とされるだろう。
まず戦勝国であり且つ大国であると言う危害を持ちつつも、今までのように日本に対して必要以上に厳しくあたらないことが
必要である。 もう戦後から60年もの月日が経っているのである。 香港の「亜州週刊」の11月4日号に「楽観的中国の改革」
という文章が発表された。 その文は「将来の歴史家は2002年を中国の大変化の年と位置付けるだろう。この一年におこった
出来事は中国がすでに国際的に寛容で、あたたかい国家であると認識されたことをしょうめいしている。」と述べている。
この様な認識の変化は中国が国として成熟してきた証であり、これはわが国が国際関係において60年代に得た教訓を
生かしていることを証明していると言っていいだろう。 日本元総理大臣である村山富市氏、それから現首相である
小泉純一郎氏等の人たちが、中国芦溝橋や瀋陽などの地に赴き、哀悼の意を示し、日本の侵略戦争の対し反省の意を
表した。 これを見てもわかるように日本の謝罪問題はすでに解決しており、形式に固執する必要はないのである。
203メッセンジャー:03/01/25 01:28
その39

その他にも、日本は1979年から2001年までの間に、中国に向けて26679億円の低利息借款を行ってきており、その費用で
北京地下鉄、北京首都空港、北京汚水処理場、武漢空港、五強渓水力発電所、重慶長江大橋、秦皇島港、広州鉄道等の
150個ものインフラ整備プロジェクトに協力してきている。
この低借款の利率は年間にわずか0,79%〜3,5%であり、しかも返済期限は30年又は40年という長期返済である。
これらは全て日本側の誠意の表れであると言えよう。 長い間中国国内ではこのような日本からの協力について紹介する
ところが少なかった。 今こそこの誠意に対し正当な評価を与えるべきであろう。
もう一つ、日本が政治大国及び軍事大国になろうとしているということがある、例えば日本が海外派兵し平和維持活動に
参加すると言ったことだが。 この様なことに対し大げさに騒ぐ必要はない。
重要なことは将来を見据えることであり、国力を競う場所は経済の面においてのみでよい。 日本と中国はアジアの中心である。
この両国の国民は自分の民族主義についてよく考えるべきであるし、その偏狭な価値観を克服し、一体化に向けて進んで
行かなければならない。 中国自身のことについて言えば中国と東南アジア諸国との自由貿易区確立の早期実施、
日中韓三国の自由貿易協定の締結などを、責任を持って成し遂げなければならないだろう。
それこそがアジア全体の意思であり、大きな流れである。

馬立誠
204メッセンジャー:03/01/25 01:32
ひやあー、やっと訳し終わったです。
最初は要約しようと思ったけど結局全部やっちゃいました。
では、これからは識者の皆さんでこれをネタに討論なり何なりしてくらさい。
これからはちがう板でニュース中心に訳していくつもりです。
まあ、他に「これを訳して欲しい」っていうリクエストあればどうぞ。
暇だったらやります(w