そして満州については本来は満州族以外の入植は厳しく禁じられていた。
それが破られるようになったのはつい19世紀末期から20世紀以降の事で、
ロシア帝国の殖民や一進会などの推進した朝鮮人の大量入植などにも、
対抗する形で特に中華民国以降には累乗的に植民者が増えた。
そして肝心の満州国建国時に日本は五族協和を宣言した皇帝を支持し、
満州地域が建前でも満州族の民族社会ではないことを確認している。
従って満州国の系統を受継ぎ延いては大清帝国の衣鉢を継ぐ現国家が、
中華民族と言い満州に住む人間も全て中国人だと言うのも、
日本としては否定できない事情にある。
ただし中国が満州国の存在を認めないのなら日本側も満州国に絡んだ、
過去の経緯一切を放棄して日本と中国の関係を大清帝国時に戻し、
満州を1900年時点の人口密度希薄な台地に戻すことにも、
敢えて反対する理由は無いであろう。
早い話が満州国を丸呑みしたのが現中国だから、
満州国時代の理念から言っても
身の程知らずにも大清帝国の後継者を以って任じている
大陸国家の信条から言っても満州族の圧迫や満州族の独立運動は、
絶対に興らないであろう。
むしろ優遇されているんじゃないか。
ただ田舎の民族自治区出身者は冷遇されているだろうけれど。
支那も満洲も奉天も、古くから存在した呼称で、「政治的思惑」とやらで突如持出
したものではない
寧ろ、大陸失陥後に支那共産党が突如此等の称を葬り去ったこと、日本左翼までが
神経質に此等の言葉を狩立てゐることこそ異様であり、「政治的思惑」を思はせる
そもそも小生は、満人は支那人ではない、と民族の異同を述べたのであり、満人は現
支那國民でない、と國籍問題を記したのではない 批判者は概念把握、命題の認識に
於てあまりに粗雑である
小生は満人の語を、満洲帝國臣民若くは一般的満洲住民、の意で用ひて居り、此中
には漢民族をも含むが、其とても別國満洲に移住して別國籍を得、殊には故國の同族
が未だかつて知らぬ近代を経験した事に因り、支那人とは質的に異る
批判者が説明抜きで書込む、彼等自身が決める事、云々も疑はしい 世には自ら決
められる事も、さうでない事もある 客観的事實を、主観に依って歪曲し、誤魔化す
ことは許されない
男か女か、白人か黒人か、は本人の意向で決定出來ない 清は典型的征服王朝であ
り、國家として支那とは到底認め難い
満洲人が中國人か、に至っては意味不明の命題にて噴飯物に過ぎない 敢て其不明
なる言はんとせる所を推し量れば、意図が國籍なら國籍法等の問題であり、民族なら
初めから動かし難い問題である
東北の呼称を用ひるか否かなど、全く當該國の自由に属する 地球は支那共産党を
軸として回ってゐるのではない だだっこの如き言分である 支那もエヴェレストを
チョモランマと呼ぶ他、尖閣、日本海等々、まさに「政治的思惑」から好きなやうに
呼んでゐる
なほ、満洲民族は共産政権に依っても漢人とは全く異る少数民族と認定され、身分
証にも其旨明記されてゐる さうでないとの書込があったが、左様な認識は誤りであ
る 小生は数多實見してゐるので、確言出來る
43 :
名無的発言者:02/11/01 17:47
>6/33/36
の発言を並べて見ると;
#6
>彼ら(満洲族)にまつわる誤解は東北という清朝公認の地名呼称に従わず、
>日本人が満洲と言い換えた所にはじまった。
#33
>ようするに政治的思惑から「東北」という名称を使わなかった日本人が
>彼ら(満洲族)にまつわる誤解を世界に定着させたという歴史認識を表明しただけ。
#36
>(誤解とは)満洲人の独立運動など存在した試しが無いのに、あったと思い込んで
>いる人が日本にも西洋にもたくさん居ること。
<文中( )内は筆者註。>
この「歴史認識」を解釈すれば次のようになるだろう。
日本人は清朝公認の呼称である「東北or東三省」を用いず、東北を中国本土から
分離しようとする「政治的思惑」から、ことさらに「満洲」(という民族名)を
地域名として使った。そのために東北は満洲族の領域であり、そこには独立心
に燃えた満洲族という民族が住んでいる、という「誤解」が日本のみならず世界
に定着した。
44 :
名無的発言者:02/11/01 17:50
このような「歴史認識」は戦後の、と言っても日中国交回復以後の、日本の歴史
教育の成果だ。
ほとんどの世界史教科書には次のようなことが書いてある。
●満州は民族名であって地名ではない。
●日本人が使った満州という名称は西洋人のマンチュリアに由来する。
●日本人は誤って中国東北部(東三省)のことを満州と呼んだ。
これらは全て「ウソ」である。満州は地名でもあり、マンチュリアとは独立に
発生した名称であり、満州と呼ぶことは「誤り」ではない。
また出版物においても、やむを得ず地域名「満州」を用いる単行本、雑誌記事
には殆ど必ず次のような断り書きが入る。
●ここで断って置きますが「満州」は民族名であって地名ではありません。
●中国人、満州人が「満州」を地名として用いたことは一度もありません。
これも「ウソ」である。中国人も満洲人もかつて地名「満洲」を用いた。
問題はなぜこのような「ウソ」がかくも広く横行するようになったか、だ。
これについては稿を改めて書こう。
45 :
ひ@ ◆t2FAHIHIHI :02/11/01 19:35
満洲マニヤに質問アル♪
「満州」ぢゃなくて「満洲」って書くヤツは滿族なのだらふか?
「ぎょーざのマン臭」って店見つけたんだが、
あのオーナーって、もしかしてMAN-ZOKU?
47 :
名無的発言者:02/11/01 22:47
僕の知り合いに何人か「満州族」がいるけど、他の漢族とそんなに違わない。
当たり前か?
本人たちに「きみ満州族だったの?」と聞くと、必ず
「そうだよ、でも今は漢族と同じ」と答える。
もちろん少数民族の中には「私は満族よ」と一種の
優越感を感じているものもいるらしいが(少数民族政策と関係あるのかも)
彼らにいわせれば「そんな奴は一部分で、そういう奴は威張ってて嫌い」
だそうだ。
そんだけ。
48 :
名無的発言者:02/11/01 22:54
>>42 然り、自らを満族と呼び、漢族と呼ぶは各自の自由にして、
問題はかかる民族呼称を自由に名乗らせて社稷を守らしむる国なるや、
否やにあり。
ここにおいて、漢民族の悪弊として他者を蔑むあり。
あるいは45におけるが如き誇り高き民族の名を汚し、
蒙古人に対して昔日の略奪を詰って平然たるが如きは、
少数派たる民族にとって誠に耐え得ざる苦難なるべし。
華僑ら日本に対して自らの被害者たり善良者たり弱者たりを、
欧米にアピールせんがための我田引水のプロパガンダの如き、
これが祖先より生まれ育ちし故郷においても為されむには、
如何で耐え得むや、誠に同情をせずにおられぬ。
ことに漢族は満州の地が神聖にして立ち入りを許されざる、
禁領地であったことを都合よく忘れておる。
50 :
ふと思ったが:02/11/01 23:08
満洲人に中国人を名乗る資格を認めなかった、
漢人革命家たちの偏見を
>>44氏は受け継いでいるのではないか?