89 :
名無的発言者:04/02/07 17:31
漏れら極悪非道のage-ageブラザーズ!
今日もネタはナイけどageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ∧_∧ age
(・∀・∩)(∩・∀・) age
(つ 丿 ( ⊂) age
( ヽノ ヽ/ ) age
し(_) (_)J
90 :
名無的発言者:04/02/09 09:08
天安門事件は二度有りました
91 :
名無的発言者:04/02/10 09:57
一度目は周恩来事件だね
これなら教科書に載せられる
92 :
名無的発言者:04/02/22 10:37
どっちにしろ、人民は党・政府を呪って暴動を起した
93 :
名無的発言者:04/02/23 14:19
人民の敵・共産党
94 :
名無的発言者:04/02/24 17:33
品の教科書で狂ってないのは数学だけ
95 :
名無的発言者:04/03/09 14:18
支那人で狂ってないのは孔孟老荘だけ
96 :
名無的発言者:04/03/10 10:14
品の小中高校は軍隊編成
校長は大隊長
学年主任は中隊長
担任は小隊長
昔も今も、究極の軍国主義です
97 :
名無的発言者:04/03/11 09:47
これ以上、文盲増やすなよ
98 :
あほねこ ◆jwLiLZSjm6 :04/03/22 10:47
さびれたスレを有効利用する企画。
中国の歴史教科書を分析・解説(ダイジェストかも)していきたいと思います。
今日は前置きです。
・基本方針
1.使用教材は、既出の明石書店『中国の歴史』中学校用国定教科書
2.飛ばすところもあるかもしれないが、1章から順番に見ていく。
3.週1〜2章程度、更新予定。
4.1次資料などを用いての詳しい分析はしない。(できない)
5.内容の「良い」「悪い」は問わない方針。(時々はキレるかも)
6.参加、批評、援護は歓迎光臨。煽りや無内容な批判は放置プレイの方針
7.基本的には、どういう教育をしているのかを観察してみよう、という企画です。
99 :
名無的発言者:04/03/22 12:17
>>黄海海戦って北洋艦隊が勝ったんだっけ?
「大本営発表」でつねW
とっくにバレてる過去の歴史で大本営発表するなんざ、
事実を糞とも思わない中国人にしか出来ンな。
序論
まず、本編に入る前に扉絵を順番に見ていきますと、文化財や建造物などの写真や絵がいろいろと載っていますが、
この教科書で写真が使われているのはこの部分だけのようです。本編に入るとすべてイラストになります。
技術上あるいは予算上の制約のせいでしょうか?それともイラストの方が情報操作を加えやすいと判断したためでしょうか?
さて、監訳を行った東京大学名誉教授の小島晋治氏は、冒頭で中国や韓国のナショナリズムを「愛国主義」と呼び、
日本のナショナリズムを「ナショナリズム」あるいは、近年の「ニューナショナリズム」と呼称しています。
そして、日本の「ナショナリズム」と「ニューナショナリズム」を排他的、自民族中心主義と断じる一方、
両国の「愛国主義」については判断を保留し、「ナショナリズム」と同質のものかどうかを判断するための「よすが」として、
この教科書を読んでほしい、というような内容が書かれています。
次に、教科書の前書き(説明)ですが、この教科書は1992年以降に幅広く使われるようになった教科書とのことです。
また、本書とセットで「九年義務教育三年生初級中学中国歴史教師教学用書」を教師は用いなければならず、
「中国歴史 教学指導と参考」という本を参照することができるそうです。
この二冊も手に入れば、実際にどのような教え方をしているのかを更に知ることができるでしょうが、私は所有していません。
第1課 歴史は私たちに何を告げるのか
この課では、歴史を見るにあたっての基本的姿勢を説き、歴史に対する興味をかき立てることを主な内容としています。
その方法として、著者は歴史がいかに多くのことを学べる学問であるかを強調しています。
具体的にピックアップしてみますと、「社会主義の祖国はどのようにしてできたか」「今日の幸せな生活はどのようにして得られたか」
「私たちの祖先は誰なのか」「彼らはどのように生活していたか」「思想、品位の養成に重要な役割を持ち」「愛国の情熱と民族の誇りを高めてくれ」
・・・などなど、全部挙げるのは無理なほどです。このようなことが、イラストや図を用いながら3ページに渡って書かれています。
次に「歴史の見方」として、マルクス主義と史的唯物論の観点を持ち、分析する必要がある。と述べています。
その具体例(?)として、「古代の農民蜂起」を取り上げ、「支配階級は」これを軽蔑したが、「マルクス主義の観点」では「正義の行動という結論が得られる」
しかし、「歴史の現象はたいへん複雑なので、複雑な現象を簡単に是とか非とか、良いとか悪いとか切り分けることはできない」と結びます。
なお、ここまでに登場してきたイラストの中に「李自成」(清朝に対する農民反乱の指導者)が描かれているのですが、
周りに群がっている人々と比べると、どうやら身長が4m近くあるようですw
最後に、「西暦」や「紀元前」の年代を計算する簡単な課題が出されています。
第2課 祖国の領域の最も古い人類
この課では何種類かの原始人たちを取り上げているのですが、出始めに、日本人の多くには違和感のある記述が出てきています。
「(わが国は)人類発祥地の一つである」だそうです。中国では人類アフリカ起源説ではなく、
多地域発祥説のほうが一般的なのでしょうか?
ちなみに、もっとも古いのは元謀人(雲南省元謀県で発見)で170万年前だそうです。
次に出てくるのは有名な北京原人です70万〜20万年前に生息していました。
有名なだけのことはあり、それなりに詳しく生活形態などが紹介されています。
次に取り上げられるのは、山頂洞人で約1万8000年前に存在しました。
この課には特に変と思われるところは多くありません。
日本で「人類の歴史」を習うときに見たようなイラストや猿人から人への移り変わりが紹介されているだけです。
最後の練習問題もただの復習に留まっており、軽く流されています。
第3課 氏族共同体時代の住民
続いて新石器時代に入ります。出だしの注目点はさすが共産主義国家です。
「いつ〜し始めたのか」という疑問点をいくつか並べているのですが、その中で
「いつ貧富の差が生まれたのか」「いつ階級が生まれたのか」と、早速、階級対立を気にしています。
本論に入ると、母系氏族社会の発達を取り上げ、水稲の栽培や陶器の使用などが語られます。5600年前のことです。
そして、4〜5000年前に父系氏族社会に移行します。この時期に貧富の差が生じ、階級が生まれたそうです。
ここで伝説の話が登場し、黄帝が炎帝と組んで黄河流域の部族をまとめあげ、堯→舜→禹と続きながら、
中国のハートランドともいうべき中原に移っていったと説明されています。なお、この4代はいずれも名君として描写されています。
著者は、このあたりが「中国」の始まりと説明するつもりのようです。「炎黄の子孫」や「華夏族」といったキーワードも出てきています。
練習問題では、母系氏族の特徴や伝説の要約を求めています。
第4課 夏と商(殷)の奴隷制王朝
この章の前置きでは、紀元前21世紀から紀元前476年までを中国の奴隷制社会の時期としています。
「夏」が実在の王朝であるかどうかはともかく、夏王朝の様子はかなり詳しく描写されています。
「玉石を固めて作られていた城跡」「穀物の生産量の増大」と「酒の醸造」「青銅の兵器利用の開始」
「世襲が禅譲に取って代わった」などが主な特徴として書かれています。
夏王朝は暴君が多く、「商」という新興国家に滅ぼされます。
この商王朝は軍事力も強大で、創始者の湯は能力的にも優れていたため、周りの部族が「朝貢」に訪れたとあります。
朝貢という言葉はここではじめて出てきます。この「商」に関しても、その支配体制は残酷なものであったことが強調されています。
その最たる例として、「安陽では、191個の祭事のための穴が発見され、中には1,000体以上の人骨があった。手足をばらばらにされたり、
胴体が切られたり、穴に突っ込まれて石で打たれて死んでいた」のだそうです。
この章の最後での練習問題は面白みに欠けます。ただの復習以上の内容ではありません。
しかし、章の途中で「なぜ、商が夏を滅ぼすことができたのか考えてみよう」という問題が出されています。
本文の内容を見る限り「商の湯は有能な人材を数多く登用し、夏が民衆に見放されていたから」という解答を期待しているようです。
とりあえず、ご挨拶を。
中国美人は中国アメリカ人ってことないですよ。
一応お答えるまで。
あほねこ
あなたは歴史専攻でしょう。
どう思います。
尖閣諸島(日本称)は中国の諸島です。
魚釣島は日本が台湾を占領、接収したと同時に日本に編入させたものです。
日本は先住者がいないということで自国の領土とのべているだけです。
正確には「中華人民共和国台湾省の領土」
日本人として恥じるべき国策です。
あほねこ
あとあなたはA型でしょう。
血液型。
歴史は好きですが、専攻ではありません。専攻は政治学(国際政治、比較政治)です。
国際関係を学ぶには、歴史の知識が必ず必要になるので、付属物として少し勉強しています。
この企画は「中国の歴史を知る目的」ではなく、「現代の中国人が受けている教育を知る」
のが目的です。
尖閣諸島については、領土紛争の舞台であることと、地下に天然資源が確認されていること程度しか知りません。
(台湾についてならけっこう知ってますが、尖閣諸島や竹島、北方領土などの小島には詳しくないです。)
今、簡単に調べてみましたが、日清講和条約(下関条約。中国でも読めますか?)には、台湾と澎湖諸島(澎湖列島となってました)
については言及がありますが、尖閣諸島のことは書いてありません。加えて、日本の調査が始まったのは1885年で、
領土化の決定は1895年1月14日ですから、「日本が台湾を占領、接収したと同時」ではないことは確かです。
なぜなら、日本が講和の方針を決めたのが、同年の1月27日の御前会議で、それから交渉を経て
下関条約に両国の署名が行われたのは4月17日、効力の発生は5月8日のことですから、だいぶ時間がずれているからです。
私は国際法については基礎的な知識しかありませんし、領土の帰属に関する法的根拠のことも良く分かりませんが、
とりあえず、「魚釣島は日本が台湾を占領、接収したと同時に日本に編入させたものです」という主張は誤りだと思います。
これが主要な論拠であれば、素人の私でさえ、事実関係の時期をチェックするだけで矛盾に気づいてしまいますから、
他の論拠で攻めるべきでしたね。
残念でした、血液型はB型ですよ。学術的なこと以外では、すごくいい加減な性格です。
それから、ここまでの教科書分析で一番興味があるのは第2章です。
日本人のほとんどは「人類はアフリカで発生し、世界中に移動していった」という考えに疑いを持っていません。
中国では、どう教えているんですか?本当に「中国は人類発祥地の一つ」と習ったんですか?
>>109 はい。文明の発祥地の一つだと。
「我偉大なる中華民族は5000年ものの長い歴史と世界に誇るすばらしい文化
をもつもっとも優れている人種だ」と。
そして、「いつまでも、唐の時代のように、世界にただ一つの文明大国、世界の中心」
でいたい強い気持ちを持つ中国人が多いということは、
こういう教育があったからではないかと思います。
私でさえも、こういう考えをぜんぜん持ってないとは言えないですね。
もともと、中国と日本は出身(こういうと怒るのかな)が違いますから、
「中国は落ちこぼれですが、身分の高い先祖を持っている。
日本はただの泥棒からの成金で、いずれ滅びる、しかも中国に滅ぼされる」
と思う中国人さえいます。
「中国の今の貧乏は日本が戦争で奪略したせい、ODAなどいくらあっても償えない。
もっとも、ODAは円借款がメーンで、それも日本人が関わり、
メリットなしにやってない、挙句いちいち感謝しろと言う」とか。
お昼寝をします。
また、お話をいたしましょう。
Bまだいい、Aならいやだなー。気が利くのが一人でいいから。
あなた、空気読めないでしょう。
あほねこへ
あなたがいないと寂しいです。
ここは疲れます。
本当に意味あることをしているのでしょうか、私は。
あなたまでいなくなるとやめるかもよ。
悲しすぎで。
あなたの出身を教えてくださいよ。
関西だといいなぁー。
ばかねこだから、ねこずきですよね。
私、ねこ大好きですよ。
留学が怖い。先が見えない。
あなたと話したい。
弱気になっている中国美人より
小泉の靖国参拝はどうよ。
イラク派遣はなぜ賛成なの。
東京が危ないじゃん。
「人性本賎」っていうのがわかります?
あと、南京大虐殺について、知っていることを教えてください。
いったい、何人殺されたの?
そんな悲惨なことをどうしてできるの、
それで、日本を憎んでも、しょうがないと思うよ。
悲しすぎることですから。
私は2ちゃんねらー(2chをする人のこと)暦3年の人間ですので、いなくはなりませんよ。
しかし、まあお酒と同じで、始めのうちは酔っ払うまで飲み続けたりするものですが、
しばらく付き合っていると、「ほどほど」の大事さが分かるようになるものです。
私は大体、ビッグニュース(「祭り」と呼ばれます)でもない限りは、
一日一回か二回くらいしか来ないです。現実の生活も忙しいですから。
あと、出身などのプライベートな質問は、個人的なメールの中で話しましょう。
あなたのスレで何人かが言っていたように「2ちゃんねらー」であることを知り合いに
知られるのは嫌なものです。
「文明の発祥」なら何も問題ないですよ。
日本人も「中国は文明発祥地の一つ」と思っています。
人類発祥というのは、ヒト科の生物自体の発生という意味だと思うのですが。
それにしても中国でも血液型と人格との間に相関関係があると思われているんですか?
日本人くらいしかそんなことは考えない、と思ってました。
あと、私は空気を「読めない」のではなく「読まない」のです。確かに、よく「読めない」といわれますが、
わざと読まずに行動しているんです。
「人性本賎」renxinben?何ですか?分からないです。
あと、メールを送りましたので話はそっちにしましょう。教科書観察からどんどん離れていきますから。
ごめんなさい。
というのももう遅いのかなー
あぁ〜。
流れを元に戻す、と。
第5課 奴隷制の発展と西周
この課では商王朝最後の王「紂」が暴君で無能であったことが語られます。
その紂は、武王の立ち上げた周により滅ぼされますが、教科書ではこの戦争を「正義の戦争」と
教えています。また、「なぜ正義の戦争なのか?」を考えさせる課題もあります。
中国で最初に年代が記録されるようになったのは周の時代、紀元前841年だそうです。
この課の練習問題は単なる暗記テスト程度のものです。内容薄いなあ
第6課 中華文明の勃興
ここも内容が薄いので、ざっと流します。
第6課では、これまでに見てきた夏王朝から周王朝までに発明された科学的なものや
文化などが紹介されます。暦の発明や甲骨文字、天文学、医学などが挙げられていますが、政治的なことには触れられていません。練習問題も単なる暗記テストです。
前から思ってたけど、
ここで書きつづけて、
誰に読ませるのー
ねこ?
中国語は、うちが教えてあげる。
やさしく、ね。
はなな。
んー、まとまった量になったらいい議論の材料になるかな?とか。
あと、ここに書き込むって宣言すれば、面倒になっても投げ出さずに続けられるかな
と思って。中国語を教えてもらう方法を本気で考えてみよう。
今は台湾の留学生に教えてもらってるんだけど、もうすぐ帰っちゃうらしいから。
第7課 春秋五覇
この課からは新展開。春秋戦国時代に入ります。(紀元前770年〜紀元前221年)
この時代は、奴隷制社会が崩壊し、封建社会が形成される時期と位置付けられています。
同時に、天子の地位や権威が低下した時期とも語られています。
春秋初期、諸国の数は100を超え、覇権を争います。その中で頭角を表したのが五覇と呼ばれる諸侯です。
さらに、その中で優位に立ったのが斉の「桓公」であり、主な戦略として「尊皇攘夷」
(天子の権威を用いて、他の周辺部を平定する)を用います。
教科書では各国の軍路が地図を用いて示されており、大まかにいっていわゆる「平原」の争奪戦と見てよいと思われます。
ここでは、「臥薪嘗胆」などの故事がいくつか紹介されてもいます。
練習問題の課題では、単なる復習に加え、
伍子?の言から「10年で人口を増やし、財を蓄える。10年で教育と訓練を施す」の意味を考えさせる課題が出されています。
第8課 戦国の七雄
戦国時代はさらに続きますが、この課ではその多くが「商鞅」などによる改革の紹介にさかれています。
その内容は、ほぼ家柄(貴族)ではなく、実力による登用というところに主眼がおかれています。
これらの改革により、封建制度が確立していったようです。
また、残酷な刑罰として「車裂き」が紹介されています。
練習問題は、単なる復習に留まっています。
第9課 大変革時代の社会経済
この課では、春秋時代の経済や技術の発展が語られます。
春秋時代の後期、製鉄技術が発明されます。このあとに、妙なことが書いてあります。
「製鉄技術の発明はヨーロッパより1,900年も早かった」(゚Д゚)ハァ?
どうせ比べるならヒッタイトあたりにするべきだろう、
などと突っ込む以前に1,900年も早いとはどういうことでしょうか?
第7課の記述から考えて、おそらくB.C.500年あたりの発明と思われるのですが、
そうすると、ヨーロッパではA.D.1,400年頃ということになりますが・・・
どうもこれは強力な電波の観測に成功したようです。あるいは「製鉄技術」の定義に重大な問題があるようです。
高炉を用いた「銑鉄」ということであれば、大体こんなものかと思われますが、
単に製鉄技術というならヨーロッパではB.C.1,000年よりも前に鉄器が使われていました。
それ以外には、大規模な堰の開発など、治水技術の発達が大きく扱われています。
また、都市や商業、農業技術の発達も取り上げられています。
練習問題はただの復習に加え、当時の中国の手工業や農業技術が世界でも先端であったことを
示す事例を挙げさせる課題が出ています。
第10&11課 空前の繁栄期を迎えた春秋戦国文化(一,二)
以下の2つの課では、孔子などをはじめとする思想家たちや文化の発展を取り上げています。
彼らの単なる紹介は省き、両課での政治的な狙いが強いと見られる部分や興味深い記述を見ていきます。
孔子については、彼の学説が「封建統治者に利用されて形を変え」た、という程度にしか判断を加えておらず、
「生産労働を軽蔑した」点についても特に何も評価は行われていません。
しかし、孟子の場合は「頭脳を働かすものは人を支配し、肉体を働かすものは人に支配される」という思想に関して
「統治階級による搾取を弁護する思想」と非難がましく述べています。
技術の発展については、「言い伝え」によると魯班という優れた建築家が
「竹でカササギを作り、風力を使って空の上を三日三晩飛んでいることができた」と、リリエンタールも真っ青の電波を飛ばしています。
両課の練習問題は政治色が薄く、単なる暗記問題にとどまっています。
第12課 秦の始皇帝の六国統一
この課では、始皇帝を中心に匈奴や万里の長城について語られます。
紀元前260年、すでに最強の国家となっていた秦は趙と戦い、趙軍の40万人は降伏しますが、
そのほとんどは穴に埋められて殺されます。これによって、さらに優位に立った秦は
B.C.230年〜B.C.221年までの間に残る六国すべてを滅亡させ、中国史上初の統一国家を形成します。
始皇帝は、国ごとに(似通ってはいたが)バラバラであった文字を、秦のスタイルに統一します。
ラテン語をスタンダードとしたローマに通じるものがあるようです。また、よく知られているように、貨幣や度量衡の統一も行います。
さらに、思想統制のために民間に所有させる本は医薬、占い、農業に関するもののみと定め、他の書物はすべて焚書の餌食となります。
始皇帝に批判的であった儒者460人は生き埋めにされます(坑儒)。
始皇帝の晩年には北方の匈奴が力を増し、秦との戦いが起こります。秦は長城を築いて匈奴を防ぎます。
ここでの練習問題は、暗記と復習に留まっています。
第13課 秦末の農民戦争と楚漢の争い
巨大な権力によって、多くのことをやってのけた秦朝ですが、
阿房宮の建設や農民への重税などのために、国力は疲弊します。また、刑法が非常に残酷で、
死刑だけでも腰斬、車裂など十数種類あったそうです。
また、罪を犯したものの家族や関係者にまで刑罰を課すことも行われたようです。
始皇帝が死んだ翌年、陳勝・呉広の乱が起こります。彼らの率いる軍は最終的には数十万にもなりますが、
半年も経たずに敗北します。この反乱は、本書では「封建地主階級に大きな打撃を与えた革命」と評価しています。
陳勝・呉広が敗れた頃、項羽と劉邦も農民などで構成された軍を率いて秦に反旗を翻します。
両者は皇帝の地位を4年に渡って争いますが、その結末は周知のとおりです。
練習問題は、通常の復習に加え、陳勝・呉広の蜂起の原因と意義を答えさせる問題が用意されています。
期待される解答は上記の通りでしょう。
126 :
名無的発言者:04/04/17 23:03
尖閣諸島は日本の領土です。
八重山諸島の一部として国際法に則った手続きを経て編入されたものです。
中国は捏造によってその事実を否定し、侵略を画策しています、
中国人として恥じるべき国策です。
第14課 西漢(前漢)の興隆
漢代初期の武帝の時代には、経済状態の好転から人口は3000万余りに、
漢代末期には6000万近くに増えた。武帝は封建統治体制の思想的基盤として、儒家を選択します。
それと同時に他の思想はやはり退けられることとなります。
儒学に対しては長安に太学を開設するなどの優遇策を取り、その学生は最盛期には1万人に達します。
また、全国に学校ができ初歩的な地方教育システムが作られました。
練習問題の内容は、通常の復習問題のみしか出されていません。
第15課 東漢(後漢)の統治
東漢の和帝以後、幼い皇帝が繰り返し擁立されます。
本書によれば、この後10代に渡って17歳未満(中には1歳や2歳も含まれる)の皇帝が即位します。
このために皇后が実権を握り、外戚の影響力が増大し、さらに宦官に権力が移っていきます。
これらを背景に政治は腐敗します。さらに天災が重なり、民衆は困窮します。
そのため、各地で反乱が相次ぎ、ついに黄巾の乱が起こります。彼らは敗北しますが、
その損害の大きさから東漢は有名無実の政権となります。
練習問題では黄巾蜂起の発生原因、農民戦争などのまとめを課しています。
第16課 両漢の経済と社会生活
漢朝の統治者は農業を重視し、商業の自由を規制しました。
農業の分野では、地下を通るカナードが作られるようになり、犂に犂壁が取り付けられ、
耕作効率が向上します。本書ではこれがヨーロッパより1,000年早かったと述べています。
また、大根やセロリなどの野菜を温室で栽培しており、これもまたヨーロッパより1,000年早かったそうです。
そして、水力ふいごも利用されるようになります。これもヨーロッパより1,000年早かったと書かれています。
何やら、ヨーロッパを強く意識しているのが感じられますが、西洋コンプレックスの深刻さが伺えて興味深い記述です。
せっかくなので、もう少し調べてみます。時期的に考えてB.C.200年からA.D.200年あたりということは、ローマ帝国の時代ですね。
ということは、地中海式農業が当時のヨーロッパでは主流なわけです。犂壁に関しては、小麦の耕作に有効と考えられますが、
1年中温和な地中海性気候の中で、「温室」はそもそもあまり必要ないのではないでしょうか?
もっと北部(ガリア、ゲルマニアなど)を対象とするなら、それ以前の問題として彼らは農耕民族ではありません。
比較の対象を完全に誤っています。
水力ふいごに関しては、イラストも載っており、鉄の精錬に使われたとありますが詳細はいまひとつ不明です。
その後も、これまでの文化を扱った課に比べると、その優秀性の誇示に力が入れられており、
その内容に非常に自信を持っていることが読み取れます。ページ数も他の課と比べて3ページほど多くなっています。
(平均7ページに対して10ページ)
練習問題では、復習問題が問われているだけです。
第17・18課 両漢と匈奴の和平と戦争 両漢の西域経営と対外関係
17課の前置きで、匈奴は漢の時代に「わが国の・・・大家族の重要な成員となった」とあります。
つまり、匈奴は中国である、という認識で書かれていることになります。
さて、17課は内容が単純な事実関係の羅列に留まっており、
政治的意図を感じさせるようなところがあまりありません。練習問題もただの復習です。
18課では、シルクロードが取り上げられ、ローマ帝国に伝わった絹が非常に愛好されたとあります。
そして、対外関係として朝鮮や日本との関係が扱われます。朝鮮との関係は3,000年前から交流があったと書かれています。
日本との関わりが何年前からかということは、ただ「たいへん長い」としか書かれていません。
練習問題では、ただの暗記テストしか出題されていません。
第19・20・21課 大いに栄えた秦漢文化一、二、三
ここから三課は、すべて文化的内容を扱っているので、まとめて書いていきます。
まずは、「紙」が世界初の発明として取り上げられています。
これが世界に普及していった図(世界地図)が示されているのですが、何とも妙な図です。
この図では、中国から放射状にヨーロッパやアメリカ大陸、オセアニアに伝わったように書かれています。
数学が取り上げられている部分では、相変わらず「三平方の定理」の発見が西方より500年早い、
代数、幾何の中には1,000年早いものもあるなどの記述が目立ちます。
王充という学者が『論衡』という唯物論思想を著したとして紹介されています。
彼の扱いはかなり詳しく(2ページ半が割かれている)、練習問題でも出題されるなど、
共産主義国としては外せない人物のようです。
(なお、『史記』の司馬遷も取り上げられていますが、彼でさえ2ページ弱の扱いです)
珍しいところではスポーツの発展が挙げられています。曰く「わが国は古代サッカーの故郷」
「角抵(相撲)、剣撃(フェンシング)、秋千(ブランコ)が流行した」のだそうです。
角抵や相撲の起源についてはよく分かりませんが、剣撃を「フェンシング」と訳すのはどういう神経なのか理解しかねます。
ここで取り上げた3課とも、練習問題は内容の復習に留まっています。
第22課 三国の鼎立
この課は日本でもファンの多い三国時代です。
曹操の魏に始まり、蜀の諸葛亮が大きく取り上げられ、
三国の中では孫権の呉は扱いが一番小さくなっています。
三国ともその統治能力は高かったように書かれており、ネガティブな内容はありません。
練習問題もたいした内容はありません。
sage失敗。まあいいや。
第23課 西晋と東晋
魏が次第に司馬家に乗っ取られ、蜀は無能をさらして魏に滅ぼされます。
魏は歴史上西晋と呼ばれるようになり、280年には呉も滅ぼされます。
東漢から魏、晋にかけて、北方と西方の少数民族が内地に移住し互いに同化が進みました。
その数は数百万に達し、五胡と呼ばれます。西晋はこうした少数民族に重税を課し、
奴隷として売り飛ばしたりしたため反発を買うようになりました。ついには匈奴の劉淵との戦争によって滅ぼされます。
4世紀から5世紀前半まで、様々な民族が国家を作りいわゆる「16国」時代になります。
この間、経済が衰退する一方で各民族の移動が活発化し、相互の同化が進みます。
西晋の末期、司馬一族の司馬睿(しばえい)により、歴史上、東晋と呼ばれる政権が建立されます。
彼らは北方に帰ることを望み、「中原」の奪還に執念を燃やします。
その目標は東晋の時代には達成されませんでしたが、黄河以南の地を支配下におさめることには成功しました。
練習問題では通常の復習以外は出されていませんが、この課は通常よりも若干長めになっています。(約11ページ)
第24課 動揺の中で発展した南朝
この課の前置きで、士族は「腐敗した社会の寄生虫」という表現が出てきます。
東晋が軍の大将劉裕に譲位を迫られ「宋」が成立した後、160年に渡ってクーデタが相次ぎ、
次第に勢力を弱めながら宋、斉、梁、陳と国号を変えていきます。
魏以降、政府が官吏を選ぶ際には家柄などにより、そのランクが設定されるようになります。
(「九品中正」)彼らの内、家柄のよい上品は代々大官となり、
「士族」と呼ばれ、それ以外の「庶族」とは関わらない独特のヒエラルキーを構成します。
かくして、前置きで言われたように階級闘争を重視する共産主義から見ると
「寄生虫」と酷評されるようになります。さらに、本文中の課題として「士族の特徴」を考えさせ、
「どうして腐敗した社会の寄生虫なのか」をご丁寧に学生に言わせるようにもなっています。
さすがに練習問題ではこの話題はもう出てきませんが、通算で三度「腐敗した社会の寄生虫」
という同一の表現が出てくることから、本課で強調したいことは十分すぎるほど伝わります。
練習問題は課題の数も少なく、軽く流されている感じです。
135 :
名無的発言者:04/04/29 11:18
で、いよいよ現存中国人の直接先祖である鮮卑人が出て来るわけだ
第25課 北朝の民族大融合
重要な内容無し 省略
第26・27課 三国両晋南北朝の文化一・二
もはや、お約束の感がありますが、今回は「円周率の小数点以下7桁目までの計算の正確さ」(苦笑)
でヨーロッパよりも1000年余り早かったとあります。
しかも、26課の練習問題では、穴埋めとしてこの点が「ヨーロッパよりも( )年も早かった」
と答えさせる問題まで用意してあります。
また、『神滅論』の著者である無神論者の范?が、極端にではないものの比較的大きく取り上げられており、
統治階級が仏教を利用して欺瞞を進めていることを暴露したと説明し、その後も非常に肯定的に扱っています。
練習問題でも彼の再確認がなされています。
27課では王義之の蘭亭序など書道に関するものが多く扱われていますが、純粋に文化の紹介が続くだけで、
興味深い記述は見当たりません。練習問題も暗記問題のみです。
まとめ
ここで一段落です。明石書店出版の本書は、四冊の教科書を収録したものであり、
その内の一冊目が上記の27課までとなっています。一冊目で扱われたのは主に古代の歴史であり、
南北朝の6世紀後半までです。27課の後には後書きのようなものは見当たらず、
非常に簡略化された年表が付されているのみです。
・・・で、今ごろ気付いたのですが(遅杉)私が扱っているのは
>>1さんが扱っているのとは違う本ですね。
上であげられているのは小学校用の教科書。私が扱っているのは中学校用でした。
その内、小学校バージョンもやってみようかな。
高校バージョンは2001年時点で近刊となっていますが、まだ出ていないようですね。
一区切りしたのでageます。
138 :
ミ彡  ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ |ミ彡:
あほねこ ◆jwLiLZSjm6