★チャイナインパクト:大前研一★

このエントリーをはてなブックマークに追加
53ネタ:02/05/07 14:53
中国共産党は国民政党に変身するわけですから
党名は「国民党」がふさわしいでしょう。
これで、台湾人も納得です。
54名無的発言者:02/05/07 15:09
>>52
厳しい世界なのですね。合弁はダメですか・・・。
素人目には合弁だと何かと融通が利きそうな気がするのですが、
逆に利用されるだけされて捨てられるのがオチなのですね・・・。
55名無的発言者:02/05/07 15:13
>>52
だけど自動車とか合弁じゃないとだめって規制かけてるだろ?
56マキアヴェッリ:02/05/07 16:05
民衆というものは善政に浴してるかぎり、とくに自由などを、望みもしなければ、求めもしないものである。
―『政略論』―
しかし現実の中国では改革の恩恵から取り残された国営企業の工人、内陸地方の農民、人民解放軍兵士など、人口の80%を超える不満分子が潜在的に存在しているのが現状だ。
さらに都市部の経済的に成功した人民はもう貧しき「共産党」には忠誠を誓わなくなるであろう。
古来大陸に強力な統一国家を存続させてきたものは強力な中央集権体制と官僚機構であったが、現在都市部および地方の官僚は「官倒」(汚職)にあけくれ、党への忠誠心よりも新興勢力の「向銭主義」に惹かれている。
このような状態で江沢民が今後も安定した政権を維持できるという保障はどこにもないであろう。
さらに「武装せざる金持ちは武装した貧乏人の餌食」になるということを言っておかなければならない。
都市部では貧民が流入し黒社会がはびこり、都市の金持ちは食い物にされるだろう。
さらに「官倒」化された官僚も警察も黒社会とすでに互恵関係にあるので、これを断続的に取り締まるのは困難である。
なお我が国は防衛上の観点からすれば中国が常に地域間、階級間で常に疑心暗鬼と対立状態にある方が安全であるといえよう。
57アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/07 16:08
>>55
長安鈴木とか広州本田、上海ワーゲン.. 輸入車は別として外資は全部合弁ですよね。
だって独資にしちゃったら中国側としては何もウマミないですやん(w
中国にとって圧倒的に不利な業種(自動車が最もたる例)は合弁じゃないと
だめなんでしょうなー 逆にうちらのような電子業界は中国企業も競争力あるから
ま、独資でもエエかと思ってるん違います?
>>54
合弁にならざるを得ない場合、事細かく条項を取り決めることですね。役員の
人数分配とか、ロイヤリティとかいろいろ。それでも文書の効力は中国では
あまり関係ない(w 上海にいる日本人コンサルタントが相談にのってくれます。
ただし、中国側とつるんでる悪徳コンサルタントがいないとも限らないので、
やはり自分で調べつくして他力本願にならないようにすることだと思います。
融通きかせて
なんかスレ題から離れてきてるような...
58アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/07 16:23
>改革の恩恵から取り残された国営企業の工人、内陸地方の農民、人民解放軍兵士など、
>人口の80%を超える不満分子が潜在的に存在しているのが現状だ。

我々経済特区(深セン・珠海・スワトウ・アモイ)戦士(w 及び上海・大連・青島
などの先進都市の企業が必死になって救助しているところだ。
内陸の農民に関しては取り合えず衣食足りてるから、暴動には発展しないと思う。
人民解放軍、特に広州軍区出身の元軍人にはいろいろ企業家が出てきてオモロイ。
中国経済の起爆剤になればいいね。中国の繁栄は決して日本の没落を意味するもの
ではない。分業すればよいのだ。工業に頼っている日本ではアメリカのようには
いかないかもしれんが、道はある。
ということで、>>56氏は悲観せんでもエエ。別に悲観してないか。

59名無的発言者:02/05/07 19:13
定期age
60マキアヴェッリ:02/05/08 04:12
確かに比率的ごくわずかとはいえ、人口の多い中国では数千万のエリート層が誕生すれば人材不足の日本にとっては脅威であるかもしれない。
ただここで言いたかったのは、中国人は有能な人間ほど「抜け駆け」が好きだとでも言おうか
喩えるなら中国人は「日本人は一人一人はそれほど優秀ではないが協力すれば大きな成果をあげるが、それにひきかえ中国人は一人一人は龍の末裔だと
自画自賛しておきながら、3人集まると足の引っ張り合いで豚になる」みたいなことを言ったときいたことがある。
やはり日本とは比べ物にならない所得格差は貧しい人民の妬みや都市部への流入の原因となるし、
反面成功者には共産党の威信は通用しにくくなり、経済的には発展しても政治的には北京の求心力がなくなるのではと言いたかったんだよ
だから例えば江沢民ら上海グループが嫌日であっても、南部諸都市や大連などと個別に友好関係を築き、
と同時に内陸部の人間や保守派の政府への不満も煽り、両者と北京政府との間を「離間の計」で
隔てていくことは日本としては有効な戦略であるということであると考えたわけです。
私は単純に言えば、江沢民の異常なまでの反日ぶりと軍拡を憂慮してるわけで、中国との経済競争を論じてるつもりでないのです。
ただ理想としては周恩来時代、ケ小平時代ぐらいの日中関係に回帰し、人民がそれほど豊かでなくても安心して農業や工作に従事できる社会の方がいいと思うけです。
61名無的発言者:02/05/08 04:27
>>57
ハイアールと提携した三洋はどうですか?
甘い汁だけ吸われそうな気がしてるんですが。
62名無的発言者:02/05/08 08:22
↑けさの日経新聞の一面にも技術供与の話しがでてたなあ。
日本の起業が世界で生き残っていくには どうしようもないんかな。
63トルファン ◆egRh9IgQ :02/05/08 08:41
松下も広東恵州に本拠を置く大型家電メーカーDCLと事業提携はおろか、
一歩進んで資本提携までしてしまったくらいだから、大変な時代であることは確かですね。
中国企業にしてみれば、松下の持っている多くの先端技術は魅力でしょうしね。
少なくとも、家電業界は、アジア規模の提携や合併が進んでいきそうですね。

ところで、一人になっても加藤派氏に宣言した手前、
チャイナインパクトを読み始めています。
読み始めて、最初から感じたことなのですが、
どうも大前氏は、中国政府要人、とくに朱鎔基首相の発言を最重要視しているようですが、
これらの発言を頭から鵜呑みにしすぎているような気がします。
もちろん、中国政府発表の統計もそのまま信用しすぎているのではと思ってしまいます。
昨年来、アメリカの経済学者を中心に、中国の統計は信用しにくいという発言が、
かなり出てきているのですが、それにもかかわらず、なんの疑いも抱かず資料として採用しているのは、
少々ひっかかります。
少しくらい、疑ってもいいのではと思うのですが。
大前氏は大陸に進出している香港の企業の社外重役を務めているのですが、
そういう立場でいると、そういう立場の目線で見てしまうのかなあと思ったりします。
まだ、読み終えていないので、このあと、大前氏に対する印象が代わるかもしれませんが。
64アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/08 08:54
全ての技術をハイアールに供与することはないと思うが、
ハイアールにとっては三洋のブランドをおおいに利用できるわ。
将来ハイアールが世界の消費者に認知され、ブランドが確立され、
技術も一通り吸収したら三洋は用済みになるんじゃないでせうか?
>>60
少なくとも政治とは関係なく独自の発展を遂げてきた広東や福建には最初から
共産党なんか眼中に無い。貴殿の言う「離間の計」は日本にとって有効ですし、
40以下の世代は華北(いわゆる中央)は別として日本とビジネスをしたり、
日本全般への好奇心に満ちています。江沢民の行く末は秋に行われる、5年に
一度の共産党大会ではっきりするでしょう。
解放軍は脅威ですが、ハード面ではまだアメリカ・日本の15年遅れと言われて
います。海軍・空軍のハード能力が勝負を決定する現代では、中国軍はいわば、
「ウドの大木」です。人口爆発のほうがよほど怖い(w
ただ、台湾問題は要注意です。何がきっかけとなって衝突するか分かりません。
ここまで突っ走ってしまった中国経済を止めるのは不可能でしょう。経済成長率
が1%低下すると1000万人の失業者が発生しますから。
65アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/08 08:59
大前氏は煽り名人
昔は道州制うんぬん、最近まではITと企業家育成道場。
そして今度はチャイナインパクト。
自分個人が儲けるためだけ。
66名無的発言者:02/05/08 12:55
↑アモイさん なんでそんなにエキサイトするの?
67アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/08 12:57
ITでさんざん騙されたからね。
68名無的発言者:02/05/08 12:59
大前氏で覚えてる記事

昔、文春かどっかの雑誌によく記事が載ってた
(今も?最近、日本の雑誌を読めないから分からない)
で、当時円高が進んで100円切ったら日本経済は破綻するって書いてた。

実際、80円まで進んだが、破綻しませんでした。

で、何年か後からこのことを誰かに指摘されて、言い訳してた・・・。
69名無的発言者:02/05/08 13:00
アモイ殿が騙された!?
中国人には騙されない氏が大前には騙されたのですか?
大前は何をほざいていたのでせうか??
70名無的発言者:02/05/08 13:03
大前氏はこの本でもこう書いてるよ。

「本書で書かれていることは、九〇年代に私が中国に対して書いていたこととはまるで異なる」

変わり身の早い柔軟なお方です。だから、好きだけど(藁
71アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/08 14:37
ということは次回「チャイナ・インパクトU」が出版されたら、
「本書で書かれていることは、2002年当時に私が中国に対して書いてたこととはまるで異なる」
って言うんだろうなー
大前氏が一番力を入れてほざいてたのが、
「ITで世の中が変わる」
「君も企業家になれる」
この2つを鵜呑みにして実害被ったサラリメンは多いと思います。
72名無的発言者:02/05/08 14:47
確かに多そうだ。
IT革命って何だったんだろうな。
あれもバブルの一種?           
73名無的発言者:02/05/08 14:54
まー。IT革命できなくて、韓国に抜かされちゃったってことは確かだ。
74&:02/05/08 14:59
違うでしょう。私たちがこうして発言できることがそれのおかけでしょう。
だけれとも、こうしてすればするほど、
人間の寂しさがました気がして、賛成できないですね、このような革命は。
大前氏の本を読んだことがばいが、そのするどさが感心している一方、
やっぱり中国に行って、全面的に取材してから紹介して頂きたいですね。
日本人の中国観は中国人と同じく、偏り過ぎますね。
どうすればそれを普通になれるだろうな
悩みます。
75アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/08 15:25
PCを操作することがITかよ、おいおい(w 
パソコン通信が進化しただけでITかい?
商業分野でいうとEコマースとか電子決済とか全然普及してないじゃん。
インターネットで買い物する? 普通現物確認してから買うよね。
本だって立ち読みして、迷ってから買うでしょ(俺だけ?
通信販売をITとかいうのはどうだろう?
インターネットを利用した小売業は、小売業全体の1%もないとか。
営業も販売も対面が基本だろ。キー叩いて商業行為なんて危ない危ない。
それでも大前氏は「IT革命」といふ。実体が伴ってないと思われ、IT。

ITバブルで一番儲けたのはITコンサルタント。簡単なことを複雑にした
プログラムソフトとか売りつけて。殺し文句は「他社もIT導入してますよ」
「負け組になりますよ」「情報技術が企業の生死を左右しますよ」
うちの会社にも2年前、売込みが激しかったなー 相手にせんかったけど。
スレ違いスマソ。
76アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/08 16:39
ただ、大前氏のこの本に、
中央で政変が起きても工場は止まらずに操業し続けるだろう、という指摘は
その通りだと思います。(たまには誉めんと
中国は既に経済的に分裂してるというのが私の実感。
言葉も習慣も違うし、EUの連合体みたい。
北京がコントロールできなくなっているのは確かです。
私も北京が嫌いです。巻き舌のきっつい中国語を聞くと鳥肌が立ちます。
77トルファン ◆egRh9IgQ :02/05/08 17:38
中国はもともと経済的には分裂していたのではないですか。
歴史的に見ても、北京は一度も経済都市になったことがないでしょう。
清朝以前は、揚州や開封、蘇州あるいは杭州あたりが経済都市だったわけだし、
清朝以後は、広州、上海、天津なんかがそれに代わる実力をつけてきたわけでしょ。
しかも、これら経済都市は、必ずしも中央のコントロール下にあったわけではなく、
地元の経済官僚及び豪商が実権を握っていました。
アヘン戦争直前の広州を考えただけでもそれは判ると思います。
ようは、中央にたてつかないで、それなりのお金を上納すれば、
ほとんど自治は各地域に任せるというのが、綿々と受け継がれてきた中国の統治の実態だったように思います。
だから、いまさら大前氏に、中国は経済的に分裂していると言われても、
なんだかねえ。
78トルファン ◆egRh9IgQ :02/05/08 17:47
>>74
&さん、久々の登場ですね。
私は、本屋に並んでいる中国関係の本を見る限りは、
日本人の中国並びに中国人観はものすごくバラバラだと思っています。
もう少し、かたよったらどうだと思うくらいです。
たとえば、この大前氏の「チャイナインパクト」と、
小学館文庫から出ている「中国に再び喰われる日本」青木直人著を比較しただけでも、
精神分裂してしまいそうなくらい、見解が違います。
なんでおなじ中国関係の、しかも、経済に絞り込んだ話なのにこうも違うのかと、笑いたくなります。
それが私に言わせると中国のおもしろさなんですが。

79名無的発言者:02/05/08 18:12
>>78
中国近代史を専攻した私から見ると日本人の
中国人の見方は驚いたことに三国時代やせいぜい明朝の時代の
人間に対するものなんですね。
三国時代の劉備や曹操がどうのこうのというのは
日本の卑弥呼の時代の官僚(そんなものがあればの話)を
現代日本人に当てはめて論じているのに等しい。
日本人はアヘン戦争以後の中国の歴史を知らなすぎです。
まあ、生徒にちゃんと教えない日本の教師も悪いのです
(いろいろ問題があるんでね。)
80トルファン ◆egRh9IgQ :02/05/08 18:27
>>79
それは、日本人が戦国時代や幕末の歴史群像が好きだと言うことと大差がないのでは。
劉備や曹操を見て、中国人の典型だとはよもや思っていないと思いますよ。
それより、今現在日本で犯罪をしでかしている輩を見て、
あれが中国人だと思われる方が怖い気がするのですが。

>日本人はアヘン戦争以後の中国の歴史を知らなすぎです。 <
この点については、全く同感です。
現代の中国を理解しようと思ったら、絶対に知らなくては行けない時代だと思います。
81アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/08 18:41
現代中国人ともたっぷり接触してると思いますが。>日本人の中国人の見方
どこでも痰吐く、声がでかい、傍若無人、モラル無し、いい加減
が、現代中国一般大衆の特徴かと。

大前研一はもうマレーシアの国策顧問とかは辞めたんですかね。
マレーシアを先進国にするなんて息巻いてたけど、停滞したままやん。
中国がマレーシアの上をいくと気づいて鞍替えしたか。このこうもり野郎。
長谷川慶太郎と同じで毒にも薬にもならんことを垂れ流す。
82名無的発言者:02/05/08 19:10
>>81
いい面と悪い面なんて、表裏一体だよね。
要は、自分の気持ち次第ってことだ。
日本人・・・神経質=細かいとこまで気が届く&起用とかさ。
むろん、ワシも、「この馬鹿中国人」とか思うことは多々あるが。
そんな悪いとこばっか書いてると自分が性格歪んでみられて損するのに。
アモさん、時々、いいことも書いてるんだから・・・。
83名無的発言者:02/05/08 19:11
器用の間違い。スマソ。
84アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/08 19:15
>>82
たまにはガス抜きさせて(w
中国嫌いだったら3年もいませんよ。それに>>81で書いたこと悪いことだ
なんて言ってまへん(ププ
85マキアヴェッリ:02/05/09 01:46
まったく中国とは関係ないのかもしれないですが…
大前研一はかつて中曽根康弘のブレイン役みたいなこともやってたんやろ?
中曽根内閣時代の85年にプラザ合意で竹下がバブルを興したんやろ?
それに彼はどうもアメリカから無意識に遠隔操作されてるエージェントっぽい感じはするよねっ
あくまで最終的にはアメリカが得するみたいな… 例えば、日本がインフラ投資や設備投資を中国に
大掛かりで取り組んで失敗した後、その後釜にアメリカが進出するとか…
かつて旧満州をめぐって日本に圧力かけながら蒋介石を後押しして中国市場狙ってたし…
(結局あれは林彪との東北争奪戦に敗れて失敗したけど^^;)
考えすぎかもしれないですが、まぁ〜でも大前氏に比べたら竹中平蔵の方が国策に携わってるからより危険だと思うけど。
どうやったらITで数百万人に上る中高年の失業者の雇用を創出できるのかその根拠がわからん
彼と仲の悪い塩爺の方がよっぽど常識的判断力があると思う。
86マキアヴェッリ:02/05/09 02:03
それから大前研一が以前絶賛してたアマゾン.comとかの図書のインターネット販売だっけ
結局広告費とか経費がかさむ割りには販売部数が伸びてなくて赤字って話を聞いたんですが本当?
あと台湾問題ですが、北京オリンピックまでは雌伏の時だと自重するとは思いますよ。
独断専行したあげくに台湾軍に敗退したあげくに五輪も失敗したら解放軍は完全に孤立するやろう
ソ連の例もあるからわからないけど少なくともロシア人よりは中国人の方が合理的に考えると思うけど、
そもそも2005年までは台湾軍の方が装備、士気ともに優位だときいてるし
だからこそ日本としては江沢民の歴史認識問題とかに対抗してトルコに経済支援を行いながら
ウイグル独立運動のバックアップをして行けば、2008年までにかなり圧力をかけれると思う
そもそも西部大開発とは昔の日本の満州開拓団と一緒で、送り込まれる下層の人民や現地の少数民族にとっても悲劇だと思う
それに大規模な環境破壊とかが行われれば、地球規模の異常気象とかに繋がる可能性もある。
日本の諫早湾や無駄なダム工事などを他山の石として中国も計画を見直すべきではないだろうか
たとえば、現金収入の少ない内陸部の人達に農閑期に植樹してもらい黄河上流地域を緑化すれば、下流の黄河の水不足を緩和し
その方が生活の向上になると思うのですが…
もっとも日本のゼネコンとか大手商社がコミットしてれば、日本でやったのと同じようなものしか出来ないのかもしれませんが…
87名無的発言者:02/05/09 02:20
>>86 アマゾンは最近は黒字じゃなかったっけ。
88アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/09 08:58
大前研一の言うチャイナ・インパクト地域、6つのメガリージョンとは
@上海を中心とした長江デルタ⇒上海市、江蘇省、浙江省
A北京と天津を結ぶ北京・天津回廊⇒北京市、天津市
B大連を代表とする東北三省⇒黒龍江省、遼寧省、吉林省
C青島・煙台を中心とした⇒山東省
D深センから広州にいたる珠江デルタ⇒広東省(香港含む)
Eアモイ・福州を中心とした⇒福建省(台湾含む)

メガリージョンに含まれない、大前研一が敵に回した地域;
河北省、河南省、山西省、安徽省、江西省、湖北省、湖南省、陝西省、四川省、
貴州省、雲南省、甘肅省、青海省、海南省、新疆ウィグル自治区、 寧夏自治区、
広西自治区、内モンゴル自治区、重慶市
他に漏れてる地域はないか?
人口比率でいうと80:20
80:メガリージョンにカウントされる勝ち組
20:前途多難な負け組
ここでもグラシャムの法則(80:20の法則)が活きていた!
あ、俺、日本の都道府県名は全部言えない非国民です(w
89名無的発言者:02/05/09 09:07
>資本家の入党なんて、本来の共産主義と相反するもの。
実質的にもはや「共産党」なんかではない。

ではなく私営企業を共産党支配化におこうと
しているに過ぎない。
 
共産党がブルジョア政党になるわけもなく
大前は甘い、というより根本的におかしい。

90アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/09 09:08
↑ >>88
失礼、人口比率、逆でした。
80:前途多難な負け組
20:メガリージョンにカウントされる勝ち組
91名無的発言者:02/05/09 09:10
「やがて中国の崩壊がはじまる、といって
よろこんでいる人たちがいる」
というなら、内容について
きっちり論破すべき。
92トルファン ◆egRh9IgQ :02/05/09 09:18
おかげさんで、チャイナインパクトを読み終えました。
大前氏は、沿岸部6地域はすでに経済的には、中央から独立しており、
手をこまねいていたら日本は一気に沈んでしまうというような論調でした。
珠江デルタ、福建地区、長江沿岸、山東沿海部、北京・天津、東北三省の6つについて、
説明を加えているのですが、実際に彼がまともに視察したのは、珠江と大連だけではないかと思います。
この両地域についての記述は、自分の実体験から来ているので、詳しく書かれていますが、
他の地域は、私が素人目に読んでも誰かの受け売り、あるいは資料の棒読み臭いです。
しかも、自分の得意分野というかシンガポールにコネのある大前氏ですから、
シンガポールの中国進出の実態にはかなり触れていますが、台湾の進出実態にはほとんどおざなりです。
不思議なのは、日本の進出状況についても、なんだかうわべだけしかなぞっていないで、
具体的にどんな日本企業が上手に中国と渡り合っているかという記述がほとんどないのです。
そういう点ではものすごく物足りない本でした。
しかも、珠江・大連には、大前氏が実際に企業活動をしている地域なので、
その地での成功例ばかりを引用しています。
あげく、中国沿海部は、今、道州制そのものなので、日本もこれと渡り合い結びつきを深めるためには、
日本も道州制を敷かねばうまく機能しないとまで言いきるあたり、
昔の自説の正しいことをいいたいがためにこの本を書いたのではとうたがいたくもなりました。
大前氏のいうように、中国政府と渡り合うよりは、各地域ごとに密接なつながりをもち、
お互いが経済的に依存しあうようになれば、相手の存在も無視できなくなり、
相互理解も進むであろうという意見はまさに的を得ているだけに、
どうも我田引水的な記述が目立つのは残念でした。
それと、こういう経済関係の本をかく人によくありがちな、自分にとって都合のいい資料だけを持ち出して、
資料は雄弁に語っていると言うような論調は鼻についたかな。
以上、読後感でした。
93ひ@天一好吃!:02/05/09 09:20
>>89
>ではなく私営企業を共産党支配化におこうとしているに過ぎない。

そういう見方でもいいと思うが、それこそ共産党の変質を象徴的に示しているのでは。
いまだにそれすらも反対する抵抗勢力が根強く存在することを考えると、
果たしてそんなことは可能なのか。
むしろ、取り込むつもりが、呑み込まれることになる可能性が強くはないか?
少なくとも、あの党はもはやプロレタリア政党ではない。
94アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/09 10:24
>>92 禿同
大前氏は少なくとも福建省の福州とアモイには来ていないと思われ(w
東北三省と大連は違うんだけどね(w 発展してるのは大連だけで、
黒龍江省、遼寧省、吉林省をメガリージョンにカウントするとは!
俺的にはこの三省は立ち遅れていてそれこそ国営企業の失業者が
これから大量に出てくる。
さーて、それではじわりじわりと大前氏の主張に賛成するところは賛成し、
反論するところは反論していきませうか(w
聖なる2ちゃんねる厨房の威信にかけて。シャローム!
95トルファン ◆egRh9IgQ :02/05/09 14:10
チャイナインパクトと言う本は、基本的には第10章「日本経済がとるべき道」だけを読めば足りるような気がするのですが。
ただ、この章だけは日本が中国に対してどんなスタンスでいるべきかというひとつの指針にはなると思いますので、
読んでみることをおすすめしたいですね。
大前氏は、製造業などはすべて国外に委託してもいいという考えです。
私も特別なブランド性の高いモノは、引き続き日本人のニーズにあわせて国内で生産すればいいと思いますが、
それ以外の量産するような、高度な技術を必要としないモノは、
どんどん国外にでて工場を造り、生産し、地域に密着して、その地域では無くてはならない工場にしてしまえばいいと思います。
農産物を含めて、日本国内の製造業は、ブランド化にむけて頑張るしかないと思いますよ。
私は飲食業に関係していますから、その視点でいえば、
てまひまかけて育てた農産物は、ブランド化に成功する可能性は大です。
たとえば、大分のどんこのしいたけ、深谷ネギ、新潟魚沼米、山形のサクランボ、
北海道の有機大豆、丹波の大納言小豆などなど、そういう商品は、ごく当たり前の農作物の1.5倍から2倍の値が付きます。
商品をいかに他とは違うモノにするか、特化するか、すなわちブランド化して、
国内消費者に認めてもらうかが、国内製造業のあり方だと思います。
中国などでの海外生産は、肝心なところは絶対移植しないというポリシー、
すなわち、研究機関は日本で育成し続けるという大前氏の意見には、大賛成です。
中国にうまい汁ばかり吸わせる必要はありません。
上手に利用して、共存出来ればそれでいいんだと思っています。
96トルファン ◆egRh9IgQ :02/05/09 14:18
追加として。
大前氏はあくまで日本としてどうするべきかという視点に立っているので、
中国沿海部の先進地域にしか関心がないのかもしれませんね。
内陸部がどうなろうと、利用価値がなければ、日本には関係ない、
そして、俺にも関係ないというスタンスだと思いますよ。
企業家としては、あるいはコンサルタントとしては、そういう姿勢でいいんだと思います。
内陸部の貧困地域をどうするかというのは、中共の考えることですから、藁。

今回の大前氏の著作で一番気に入ったのは、
北京とは、中央政府とは関わり合いを持つなということかな。
図星だと思っています。
97アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/09 15:26
今、現実に起きている問題として、中国企業の特許料未払いがあります。
欧米・日本が持っている技術の特許を使用しているにもかかわらず、中国企業は
その特許料を払わない。訴訟合戦が始まろうとしています。
欧米・日本は特許料を払えと言い、中国は特許料が高すぎるといふ。
WTO加盟後の火種ですね。
アメリカはアメリカで安い海外産鉄鋼に関税かけてますが(w
WTOはそれぞれの国のエゴが剥き出しになります。
98アモイ ◆lvPrcw3Y :02/05/09 15:56
大前氏の言う主張「製造業はすべて国外に委託してよい」
つまりアメリカに倣って日本も製品の付加価値で食っていけ、ということ
なんでしょう。しかし日本は極端な工業依存国家です。今でさえ空洞化が
激しく、技能工職の人達がどんどん仕事を奪われているのも事実。
世界一高い給与の日本人ですから当然、加工賃の安い地域に流れるわけです。
かといって、今まで技能工職だった人達にいきなりコンピュータのプログラム
を組めとかセールスをやれ言うのは酷なような。
「付加価値」でどれだけの労働者の喰いっぷちをカバーできるでせうか?
99トルファン ◆egRh9IgQ :02/05/09 16:53
>>98
残念ながら、今の日本は技能工職人口が激減しています。
東京大田区の現状を見ると、技能工職従事者の多くが、40代以上という統計が出ています、
早い話、悲しいかな、大田区では、技能工職は後継者がいないまま、
消えて行かざるを得ない状況なのです。
そういう技能を学ぼうという日本人がどんどん減っていると言うことなんです。
そして、そういう技能を持った人々はすでに一部アジアへ指導者として流れているというのも事実なんです。
以上のことは、日本人が技術を持った人々を認めてこなかったつけであるような気がします。
昔、日本人は、匠の技術を持った人々を尊敬してきたはずなのに、どうしてこんなことになってしまったのか、
東京の城南地区に住んでいると実感するときがあります。
町工場が日本を支えていた時代はもう遠い過去なのかもしれません。
願わくば、それでも、元気を持ちつづけて頑張っている人々になにか行政が手助けしてあげればと思ったりします。
100哈哈哈 ◆F7psLi56 :02/05/16 19:31
100獲ったりぃ〜!
101早稲田政経:02/05/16 22:02
大前のこと、このまえの経済史入門の講義でアジア経済史の大家である本野
が痛烈批判してました。
どういうふうに?