俺の左手は彼女の胸元にある。「んっ……胸触ってるよ……」。本能のままに胸を弄る。「駄目っ……約束したでしょっ……」
約束。キスの次はしないという約束。「……キスの次って、なんだろうね?」。とぼけたように言う俺。最低かもしれん……。「なんだろうねって、さっきしてたようなこと」「こういうこと?」
服の上から乳首の辺りを擦る。……ノーブラだ。はっきりと指に伝わる感触がある。「やっ……駄目って言ってるでしょっ」。少し冷静になって考える。このまましてしまうのと、諦めるのとどっちが良いのだろう?
今は酔っていない。つまり、酔った勢いという理屈は通用しない。俺自身が、彼女を求めているのだ。それに、本当に嫌ならもっと激しい拒絶反応が来るはずだ。今の彼女にそんな強さは感じられない。
「真琴のこと本当に好きだから……。もっと真琴のこと知りたいんだ……」。こんな台詞が口をついて出る。我ながら童貞とは思えん。
「好きって……昨日逢ったばかりだよ? 身体目当てなんじゃないの? あたし、前にもそうやって男の人に騙されたから……」
「好きになるのに時間は関係ない。俺のことが信用できない?」「うん、できない」。そう言って悪戯っぽい笑みを浮かべる真琴。
……可愛い。思わず、唇を塞いでしまった。今日何度目になるかもわからないキス。そしてそのままおっぱいを揉みしだき、乳首を露出させる。肌色に近いピンク。「真琴の乳首綺麗だ……」「やっ……恥ずかしいよ」
何度も何度も「恥ずかしい」を繰り返す真琴。だが拒絶はされない。舌で転がす。「ひゃんっ」。過敏に反応する真琴。乳首は弱いようだ。両乳首を交互に責めてると、完全に彼女から抵抗の意思が消えた。
次にジーンズに手を掛けると、ハッとしたように彼女が顔をあげる。「駄目! ここじゃ明るいから恥ずかしいよ……」「じゃあ上行く?」「……(コクン)」
場所を彼女の寝室へ移す。「お願い、約束して。あたし祐一のことは嫌いじゃないけど、まだ彼氏だとは思えないの。だからエッチはできないし、祐一のこと気持ち良くさせてあげることはできないよ」
「……うん。約束する。俺は真琴がイッちゃう所見ればそれで満足するよ」
そう言って、彼女を横たえる。キスをすると、さっきよりも激しく求めてくる。俺の責めにも敏感に反応する。スイッチが入ってしまったようだ。
ジーンズを下ろすと、ピンクの可愛らしいショーツが目に入る。秘部は薄っすらと透けている……。濡れている?
「祐一の所為でこんなになっちゃったんだからぁ」。彼女の言葉を無視し、下着越しに秘部をなぞる。もうこのショーツは洗濯カゴ行きだな、などとぼんやり考える。
そして脱がそうとすると、「いやっ、隠してっ」と抵抗に遭う。直に見られるのが恥ずかしいらしい。しかしそんなのは俺が許すはずも無い。
スルスルとショーツを下ろし、秘部を露にする。毛が薄いな、それが第一印象だった。この方が好みだ。直に触れてみると、その濡れようがよくわかる。
風俗で濡れてる嬢はその大半がローションを仕込んでいるだけだが、この場合は紛れもない本物。俺の愛撫に真琴が反応している……そう考えると、また肉棒の硬度が増してくる。
まずは指で。クリは一瞬どこにあるかわからないくらい小さく、それでも撫で上げると敏感に反応する。クンニをすると、僅かに汗の味がする。
そうか、昨日からシャワーに入ってないもんな。真琴は完全に快楽に身を委ねている。自分の欲望を素直に口にする。
「そこっ、そこが気持ちいいのっ」「奥までもっとっ」。指で奥を擦るのがお好きらしい。激しい指マンにも彼女は痛みを訴えること無く快楽に溺れる。そして……。
「……っっっ!」。達したようだ。荒い息を吐く真琴に、優しくキスをする。この達成感は何にも変えがたい。……そして、残るは俺の方だ。肉棒はギンギン。この処理を何とかせねばなるまい。
「真琴の感じてる姿見たらこんなになっちゃった」。彼女の手を俺の股間に導く。
「ねえ、手でしてって言ったら怒る?」「……あたし下手だよ?」「下手とかは関係ない。真琴がしてくれたらそれ以上は望まないよ」。そう言ってズボンを脱ぎ捨てる。
彼女の手を肉棒に宛がう。ぎこちなく手を上下させる真琴。……なるほど、手コキの場合は自分でやった方が気持ちいいのな。力加減とか、その辺りは自分が一番心得ているわけだ。それでも、「好きな女性からされてる」という事実が俺を興奮させ。
……俺は射精した。ことが終わってからは、お互いなんとなく気恥ずかしい。真琴の顔は真っ赤だ。そんな彼女に、もう1度キスをした。