誰も退治にきやしません。悪い事妄想しながら待ち続けています。
あ、魔神さんこんばんは
宅配便置いておきますね
>>2 やや、冒険者が訪れて来たかと思いきや、配達人の方でしたか。ご苦労様です。
いったい何方からの贈り物でしょうか?何やらカチコチと音がしますね。
ははぁ…、これはどうやら爆弾のようです。
たまにいるんですよ。洞窟を潜って来るのを面倒がって、こんな形で私を退治しようなんて勇者さんが。
最近ではダンジョンも一本道になる時代ですから、仕方ないのかもしれませんが…
ちゃんと道で迷ったり、罠に引っかかったりしながら冒険を楽しんで来ていただきたいものです。
4 :
雛鳥:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN 0
ピヨピヨ(※魔神が生きていると思っていないようだ)
俺たちのスルースキル
6 :
名無しになりきれ:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN O
ビビって攻めてこないんだと前向きに解釈してみよう
8 :
名無しになりきれ:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN O
すまんスレタイが
「肉壺の奥までチンコ挿してる魔神ですが」
に見えるのだが
>>4 これは愛らしいコッカトリスの赤ちゃんだ。
以前から私の肩の所に、コッカトリスが巣を作っているのは知っていたものの…
どうやらこの子は落っこちてしまったようですね。
助けてあげたいのは山々なんですけど、私の住むこの魔神の間は狭いですからね。
下手に動くと潰してしまうかもしれません。
ここは念波で親鳥を呼んであげましょう。カーッ!
>>5-6 スルースキルは大切なものです。
それさえ備わっていれば無事に平穏な日々を維持できますから。
…いえいえ、そうじゃなくて、私としましてはそれでは困るんですよ。魔神的に考えて。
偶にはここまで攻めて来て下さいね。
>>7 そうかもしれませんね。自分で言うのもなんですが、結構強いですからね、私は。
普通に修行を積んだくらいでは太刀打ち出来ないでしょう。
最低限、天使か何かの血を受け継いでいるか、
転生などを行って人間の壁を越えていただかないと、厳しいですよ。フフフ…
>>8 淫魔の血族でしょうか?
いくら私が悪い妄想をしてると言っても貴方には敵いません。
時々彼等の妄想力が羨ましくなりますよ。
私なんて、せいぜい生贄の処女の可否をどうしようか、程度のことしか考えてませんからね。
魔王、この必殺技なら魔王倒せるかな
(魔王の目の前で技を披露する)
井戸魔神さんとはお友達ですか?
13 :
女の子:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN O
>>10 魔神さん処女がどうのと言いながら、おちんちん初物ですね・・・////
>>11 ほう、なかなか筋はいいですよ。腕の鱗が少し剥けてしまいました。
僭越ですがアドバイスさせて貰うならば、属性を付け加えれば尚よろしいかと。
ちなみに私の属性は聖です。
ええ、意外と思われるやもしれませんが、大抵の英雄は聖剣等の煌びやかな装備を好まれるでしょう?
ですから逆を突き才能をこっちの方向で伸ばしたわけでして。隙間産業とでも言うべきか。
しかし私を魔王と思っておられるのは困りますね。王と言う柄ではないもので…
部下などを作り徒党を組むの、疲れるんですよね。気性的に。
…ひょっとしたら別の方と魔違われておられるのでしょうか。ううむ。
>>12 私、どうにも恥を忍んで言えば交遊関係は狭い方でしてね。さながらこの洞窟の部屋のように。
井戸魔神さん…風のうわさに伝え聞いた事はありますが。お会いした事はありません。
しかし、井戸に住むというのはいいアイデアだと感心しますよ。
勝手に人間が水を求めてやってくるのですから、戦う相手には事欠かないでしょう。
とは申せ、私はこの様に図体が大きいわけでして、井戸などに住み着こうとすれば、崩壊してしまうでしょうね。
>>13 あぁ、そこは人間で言う所のシンボルとは違いますよ。
黒き雷を落とすために、電気を貯めておく器官です。貯めすぎると稀に漏れちゃうから困るんですよね。
私が欲しているのは生贄ですからね。彼女なり、嫁を求めているわけではありません。
何をするかっていうと、食べちゃうんです。ぱくりと。怖いでしょう?
ただし人間は主食じゃないもので、食べないと生きていけないほどでもないんですけどね。
それ故、貴女のこと食べたりしませんから、ご安心ください。
ただ洞窟にいるってだけじゃ多分誰もきませんよ
ですからいっそ新興宗教にしてみては
これなら敵も味方も作り放題です
16 :
女の子:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN O
>>14 難しい話は分からないけど、おちんちんはまだ使った事ないんだね。
それで処女さん達に筆下ろしさせようとしてるのね。
魔王様〜、私の事覚えてますか?
100年くらい前に魔王様の生贄になって食べられた者です。
生活不如意な私に自殺する機会を与えてくれてありがとうございました‼ (ペコリ)
お陰様で今は「自己犠牲を以て人々を救った聖女」と言う事で聖人の一人になれました。
いや〜フツーに自殺してたら絶対地獄行きですもんね。これがwin-winってやつですね。
(暫く談笑した後女の子はスーッと消えて行った)
>最近ではダンジョンも一本道になる時代ですから、仕方ないのかもしれませんが…
何やら時代の流れにおける諸事情にも詳しい(?)ようで
某大作RPGみたいに絶対に逃げられない敵とか配置してみたかったりする?あれはいい迷惑だよ、発想は面白いが
19 :
名無しになりきれ:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN O
>>18 仕方ないよダンジョンは最終的には一本道だから・・・
そんで出たり入ったりするのを繰り返す様になる。
まあお互い気持ちよくなるから逃げられなくなるわけだな
伝説の剣GETしたから切り刻みにいくわ
>>15 地上にいる仲間にはそう言った集団を作り上げている者もいるそうで。
しかし私は話術が不得手なものでしてね。
人間風に言えばレベル3くらいでそうか?騙したりするの、苦手なんですよね。
恐らく試みても壺一つ売りつける事が出来ないはず。ましてや教祖など。
しかし何事も挑戦。通販で呪いグッズの販売から始めてみましょうか。
>>16 いえいえ、その様な破廉恥なことは考えておりませんとも。
このでかい図体を御覧なさい。人間とはサイズが合わないでしょう。
これでも昔は妖艶なサッキュバス等との浮いた話も有ったり、なかったり。
…こほん、なんでもありませんよ。
>>17 そうでしたか。正直一週間前はおろか、100年も前に食べたもののことは良く覚えてないのですが…
名誉を賜ったようで何よりです。
神だのああいった連中は普通の自殺を好みませんからね。
向こうでもどうか御達者で。
上手く立ち回れば天使として転生出来るかもしれませんよ。
に、しても人間からすれば洞窟ぼっちの私も魔王に見られているのでしょうか。
それはそれで頂上なことです。
>>18-19 あぁ、逃げられない敵ですか。そういうの嫌われるんですねぇ。
ここに至る道にも、強制的に一度負けないとならない亡霊騎士などを住まわせているのですが、
あれがまた評判悪いようで。誰も来なくなってしまいましてね。
立ち退いてもらおうかと思案の最中です。
…はっ!強制的に去らせようとすれば、私も一度負けなくてはならないのでしょうか…
>>20 大丈夫ですか?紛い物ではありませんか?
よく刻銘を見たら、濁音が半濁音になっていた、等とよくある話ですからね。
挑んで来る前に贋作には気をつけてください。私は手を抜きませんよ。
それに伝説の武器にありがちなのが、魔法の力を篭められている、というタイプの奴です。
技術的には確かに伝説クラスなのではあるものの…
あれ無用の長物ですからね。魔法使いの仲間を連れてればいいだけですから。
ぼっちには有り難い仕様かも知れませんがね。
魔神さん、お風呂湧きましたよ
これからあなた様に仕える悪魔神官ならぬ魔神神官になろうと思います。
でも具体的にどんな教義にすればいいのやら……。
>>22 ありがとうございます。たまにはさっぱりしたいものですからね。
見てください。この背中についた苔を…
定期的に落とさないと、結構魔力を吸うんですよ、この魔界の苔は。
よいしょっ、と…。おっと、いけない、そっと立たないと洞窟が崩壊してしまいますね…
ふう、風呂場に足を運ぶだけでも一苦労ですよ。
>>23 ほう、これは奇特な…高給などは出せませんが、それでもよろしければ是非よろしくお願いします。
なかなか洞窟を出られぬ私に成り代わり、人間達への布教を推し進めていただければ幸いですよ。
教義ですか…そうですね…人間は欲深い割に見栄を張りがちな偽善の生き物ですからね。
その辺をついてやるのはいかがでしょうか。
積極的に不倫を行ったり、飲酒喫煙をしたり、悪徳が実は正しい事で死後報われるんだ、と屁理屈で捲くし立ててやれば、
ころっと入信するような輩も多いかと。
ついでに私の御神体像の販売もお願いしますね。知名度アップにつながりますので。
25 :
市香:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN O
>>21 魔神君のちんちん弄りますね・・・シコシコ
魔神様には得手とする魔術などは有られますか?
よろしければ一目見せていただきたいのですが…
もちろん、一撃で私の方が死んだりはしない程度には鍛えてありますので
27 :
名無しになりきれ:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN 0
こんちはーピザ屋です!
魔王さんのお宅ですかー?(…っかしいなぁ…先輩から聞いてるのと洞窟の形が違うんだけど…?)
キューキュー(私は何故こんな所に来たんだろう??)
キューゥ!(ああ!坊や!!私の可愛い坊や…死んだとばかり思っていたらこんな所にいたのね!)
キュキューッ(さあ、坊や、おうちに帰りましょうね。お父さんも待ってるわ)
29 :
雛鳥:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN 0
ピヨピヨ…(※親鳥の背中に乗り、飛び去るまで魔神をじっとみつめていた)
こいつは一体どういうことだ?
生臭坊主が積極的に不倫を行ったり、飲酒喫煙をしたり、悪徳が実は正しい事で死後報われるっていうから来てみたら女子供しかいやしねえ。
おい、本当にここ極悪人の神様を崇めている所なのか?
ちっ、どいつもこいつもニコニコして気に入らねえ…
せっかくだからそこのネーチャン血祭りにあげて憂さ晴らしするか!
>>25 はて、何方でしょうか。聴き慣れない名前ですが…
生贄にこの様な娘さんはいましたでしょうか。
ははぁ、察しましたよ。貴女は暗殺者と見ました。大方、閨房術を用いて私を始末しようと言う腹でしょう?
そうは参りません。ハァァ…賢者モード発動!…ふぅ
>>26 無論のこと。私の習得した多岐に渡る魔術は48手の殺人技と称され、
嘗ては世界を恐怖のずんどこに陥れたものです。
一例を紹介すればこの月光の夜曲。
一見壮麗な魔力のベールに包まれてる間、じわじわと体力を奪われていくのですよ…
あぁ、状態解除魔法で普通に治りますからご心配なく。
毒と変わらないって言われるのが欠点なんですよね。
>>27 迷わせてしまいましたか?すみませんね。
この洞窟は一部を自動生成ダンジョンにしてるものでして。
以前流行った時に、知人のリフォーム屋がどうしても導入してくれと言うものでね。
仕方ありません。では転送陣フロアの鍵を渡しておきましょう。
今後はあのフロアはスキップ出来ますからご活用ください。ここだけのヒミツですよ。
>>28-29 何とも愛くるしい。
頭をなでてやりたい所ですが、こう小さくては気軽に触る事も出来ません。
図体が大き過ぎるのも考え物ですね…。
しかし、こんなヒヨコが成長すれば毒霧を吐く怪鳥になるのですから、魔物とは業深き存在です。
親子ともども気をつけておうちに帰ってください。
と、言っても私の肩の上なんですけどね。
実はもそもそ動かれると痒くなるのが悩みどころだったりします。
今度されたら念波で苦情を送るとしますか。
>>30 最近生贄が増えて私もご満悦です。
宗教作戦はどうやら効果覿面だったようですね。
とは申せど、あまり増えても彼女たちの生活費が嵩みますから、そろそろ制限でも…
食べちゃってもいいんですが、今はどうにも食欲が湧きませんねえ。見目の良くない娘は家にでも送り返しますか。
おや?気が付けば、なんともむさ苦しい人間が…。彼も生贄として送られて来た人間なのでしょうか?
正直、成人の男性など全然嬉しくないですね。私のおやつにすらなりません。
しかも暴れているし、厄介なものです。辺りが血の海になっても私は自分で掃除出来ないんですよ?
自室に鉄の臭いが篭るなんて真っ平ですから。
呪いで動物にでも変えてみれば、少しは見栄えがよくなるでしょう。キエーッ!
>>31 先刻、魔術を見せていただきたいと申し上げたものです
素晴らしい魔術でした…
確かに解除はできるものの初めて受けるものは対処に遅れて痛手を負うものかと…
光栄です
これから微力ながら布教の力になりたく存じます
おう、魔神さん
さっきキエーッとか聞こえてきたけどカラテでもやってるのかい
人間の武術なんか興味ないかと思ったよ、わっはっは
34 :
市香:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN O
>>24 賢者モード、ですか・・・
わかりましたハッキリ言いましょう。
あなたのチンコはカチカチだ!!
>>31 ああこれはどーも
はあ自動生成ダンジョンですか
腕のいいリフォーム屋っすねえ
おおこんなの貰っていいんですか?
ええもちろん秘密にしますよ、いやー有り難う御座いました!
ただの魔神ではなんですから
いっそここはインパクトつけて地獄戦士魔神(ヘルズ・ウォリアー まじん)とかどうです?
おやこんなところに野獣が…
野獣「キキュ〜♪」
魔神さん
封印の呪文で貴方を封印しますね
>>32 そう言っていただけると私も技を生み出した甲斐があったというもの。
はい。街に行く機会があれば、このパンフレットをばら撒いてきてくださいね。
他にも、もっと観賞してもらいたい技もあるのですが…うずうず。
例えばこの帽子の中から鳩が…
いえ、またの機会にしましょう。
>>33 なんと、あれは空手のものでしたか。あれやると気合が入るんですよね。
遠き昔に挑んで来た人間がやっていたものでね、真似をしたのですが。
思い返せば確かに武道着を着込んでいる方でしたよ。
おまけに片眉毛もそったりして…
その方ですか?ちょっと手合わせした後にお茶飲んで帰りましたが。
どうも地上では私を倒したとか吹いてるみたいで…、いいんですけどね。
>>34 このテラテラと黒光りしてる突起物ですか…
あまり触らないでくださいね。刺激するともっと巨大で、固くなってしまいます。
いざ、決戦に使う時の衝角ですからね。
これで敵のどてっぱらに突撃するのですよ。大抵の敵は一発で逝きます。
>>35 魔法のかかった品ですから合鍵などは作れません。
万一落として拾われでも悪用されないようにしてますから、管理にはお気をつけて。
そうそう、リフォーム屋さん、最近は悪質な勧誘をする同業者が多いそうで、
門前払いばかりで仕事がとれないと嘆いていましたよ。
良かったら紹介するんで、要塞でも建てる時にでも呼んでやってくださいね。
>>36 む、この獣は先の闖入者の成れの果て…?
どちらでもかまいませんが、愛らしい鳴き声をなさいますね。
肩書きをつけるのも良いアイデアだと思いますよ。
これをきっかけに私がサーガとなり、国民的少年誌に連載、
ゆくゆくはアニメ化を果たす機会を掴めそうな気がしてきました。
そして声優のイメージが違う!オリジナル要素などを加えるな!などと叩かれ…
うっ、つい禍々しい妄想に至ってしまった…これも魔神の性か…
>>37 その封印術、知ってますよ。割と有名なものですよね。
何でも、クリスタルとやらとセットになってる奴でしょう?
これね〜、使用期限が結構短い欠陥品も多いみたいで。
封印して運んでる間にクリスタルから敵が抜け出ちゃって、なんて話も聞きます。
何を使おうとも、私を封印しようと思ったら、一人では難しいですよ。
200年くらい前でしたかね?
不世出の天才術者四人で四方陣組まれた時ばかりは、少々やばかった事を記憶しております。
私の一発芸で西の人が大笑いしたもので、最終的には失敗してましたけどね。
39 :
女侍:2013/09/03(火) 21:55:41.10 0
やあやあ我こそは○○○○より五代の後胤○○××子なり帝より悪鬼征伐の詔を賜りてここに征伐に参った。
鬼居れば来よ、来ぬのならこちらから行くぞ‼ わーっ‼
……何だここに悪鬼の首魁がいるという噂は嘘であったか。
しかしここは精神鍛錬に良さそうだぞ。暫しここに留まるとしよう。
>>39 何やら騒がしいと思えば、東国より御来訪の方でしたか。
いやはや、向こうの人々は大人しい方ばかりの印象でしたが、なんともけたたましい。
妙に伏字が多いので定かではないものの、さぞかし高貴な身分かとお察しします。
生贄に命じて上等な玉露でも注がせて来させましょう。
しかし精神鍛錬とはまた奇特な。何もありませんよ。ここは。
そうですね。貴女も座禅を組んで、頭の上にコッカトリスの雛でも飼ってみますか?
精神とバランス感覚が鍛えられると思いますよ。
出てこいシャザーン!
42 :
女侍:2013/09/04(水) 08:34:37.09 0
>>40 いけ……にえ? やはり貴様悪鬼だな‼ 覚悟‼
(ぼうれいきし が あらわれた‼)
そういえばさっき抜け道を突いてやり過ごしたんだ……あっちょっやめっ……こんな所で倒されたら……う、うわあああっ‼
(おんなさむらい は まじん に たべられた)
……ふう、何とか口から這い出してこられたが私も修行が足りぬな。
大人しくコカトリスを養うとしよう。
この俺を不老不死にしてくれー!
44 :
雛鳥:2013/09/04(水) 20:51:19.87 0
ピヨピヨピヨ(※自分の意思に関係なくまた来てしまったようだ)
>>41 シャザーンでもキャシャーンでもありませんよ。
私は人呼んで…、ええと、何でしたかな。
名前で呼ばれなくなって長いですからねー。すっかり個の意識に無頓着になってしまいまして。
う〜ん、昔はデスだのエビルだの強そうな接頭語がついていたような覚えが。
いっそデスハクション大魔神とでも名乗りましょうか。
>>42 貴女、なかなかしょっぱい味ですね。喩えるならば漬物やそんな類の。
これが甘ったるい味ならば、うっかり飲み込んでいたかもしれません。
そうすれば亡霊騎士の伴侶、亡霊侍として新たな人生を歩む運命となったでしょう。
はは、人生何があるかわからぬもの。
コッカトリスと共に何事にも動じぬ精神を養うために、修練を積んでいかれるとよろしい。
国に帰れば、征伐はどうなったのかと難詰されることでしょうが、鋼の心を得た貴女ならば全く気にならないはずです。
>>43 お安い御用です。なれば冥界の吐息を吹き掛けて差し上げましょうか。
これを浴びれば、老いも死も無い存在へと生まれ変わるのですよ。
ただし、代わりにですね。少々知能が下がって言葉が喋れなくなり、
人としての記憶が減退していき、死肉を求めて毎夜彷徨い始めるんですけど、
不老不死を得られる代償としては大したことではありませんよね?では行きますよ。
>>44 これは丁度良い所に。ほら、魔界の魚肉を食べさせてあげるからこちらへおいでなさい。
貴方にはこれよりそこなる侍の客人に寄生…ではなく共生していただきましょう。
親から離れて不安ですかな?なぁに、人間というのは見目可愛い存在に弱いもの。
甘えた声を出しながら頭など擦り付けてやれば、欲しいものはすぐに与えてくれます。
問題は成長して大きくなると途端に態度が豹変することなんですがね…
魔神さん、女侍がしょっぱかったって本当?
それ汗かいていて風呂入ってないんじゃないの!?うへぇやだなー・・・
現実はそんなもんだと思うけどやっぱ美少女は想像通りに綺麗であってほしいねえ
何を言うか!汗臭いからいいのだ!
>>46 この洞窟に到達するまでなかなかそんな余裕は無かったんでしょう。
お風呂と言っても旅先で沸かすのは結構手間ですから。
そうそう、途中のフロアに回復の泉を設けておりまして、旅の汚れはそこで落とすように配慮していたんですが
あれ、罠かと思って使用されない方が多いんですよね。
今度罠じゃないよ!安全だよ!と、看板でも立てて置こうかと思ってます。
>>47 そうなんですよね。香水だのぎとぎと塗りたくらずに、彼女が真面目に修行を積んでいる証左でもあります。
昔送られて来た生贄なんて酷かった。食べようとしたら化粧品と業突く張り味が余りに鼻につくものですから、
風呂に入るよう命じたら別人が帰ってきた、なんてことがありましてね。
いえ、本人だったんですけど、それほど化粧詐欺が酷かったというわけです。
食べる気もしないほど心身共に劣悪だったので、魔界に送ってやりましたが、
どうやら向こうで楽しいお友達をいっぱい作ったようで…。何か感謝の手紙が送られてきて、呆れましたよ。
49 :
女侍:2013/09/06(金) 00:43:28.96 0
>>45 いや実は私の一族は戦に敗れて族滅の憂き目に遭ってな。だが私はどういう訳か死を賜る代わりに悪鬼討伐を命じられたのだ。
だから私は悪鬼の首魁、つまりお主を倒さぬ限り死を賜るのみで帰っても仕方ない。
(こうして女侍の洞窟修行生活が始まった。でも時々亡霊騎士とデートしてたら意味無いような……)
(一年後)
鳥よ、もうお主も一人前のコッカトリスだ。これから辛い事もあろうが頑張るのだぞ。
魔神、私はお主に倒された私ではないぞ。今度こそ打ち倒してくれる‼
キィン‼ ガァン‼ ギィン‼ ギャリリリ……くっ、やはり手強……あっちょっやめっ……わぁぁぁっ‼
うぅ、……何だ(亡霊)騎士殿、何故そんなに嬉しそうなのだ……あれ? 私死んでる。
ランプと指輪、封じられるのならどっち?
>>49 ははあ、貴女もお若いながらなかなか苦労なさっておられるようで。
一族の者が皆涅槃に旅立たれたとあれば、独り残された身でさぞお寂しい事かと。
私もねー。もう身内と会わなくなって、もう千年くらいになりますか。
魔界に生まれし者は葬式なんていちいち挙げやしませんからね。今でも生きているのかいないのか…
それにしてもあれから一年経って、見違えたように立派になりましたね。
私としても感無量であります。うるうる。
おっと、感極まったあまり少々力の制御を誤ったようで…大丈夫ですか。
……し、死んでる…?
…ええと、これで三途の川の向こうにおられる一族に、騎士さんを紹介する機会が出来ましたね!
おめでとうございます。何事もポジティブ思考ですって。
>>50 自慢になりますが、私、数千年生きてきてまだ封印されたことはない封印童貞ですから、難しい質問ですねー。
と、言う事で、封印された経験のある方からまた聞きの話で申し訳ありません。
ランプにしろ指輪にしろ、中に少しは封印空間的な部屋もあるそうなんですけど、矢張りあまり広いという話は聞きませんね。
私、この図体なもので窮屈な所は苦手でして。
仮に封印されるならば、それら小道具よりも、どでかい岩戸の中だと嬉しいです。
しかしこう言っちゃなんですが、現状、いつお越しになるかわからない英雄の方々を待って、
思うように動けないのだから、大して変わらないですね…
既に擬似封印でもされている気分ですよ。
暇なら合コンでもしませんか?
いい娘連れて行くんで
じゃあ間をとってこの壺の中に入ってくれない?
>>51 (数日後)
今まで死んだ事が無いから死ぬのが怖かったが、
一度死んだらもう死にようが無いので死ぬ心配が無用だ。だから気が楽で仕方ない。
おまけに体も軽いぞ。空も飛べるし海も潜れる。神通力と言う物かしら。
さて、では憂いが消えた所で一族の仇を討ってくるとしよう。お、騎士殿も手伝ってくれるのか。
(それから数日後、女侍一族の仇の一族郎党が悉く横死する事件が起きた。
軍記物などには「女侍の長兄が雷になって仇を悉く蹴り殺した。」などと書いてあるが、
実際には女侍と亡霊騎士が乗り込んでいったのである)
>>52 いいですねー。私も太古の時代にはブイブイ言わせたものです。
昔とった杵柄で、選りすぐりの美女を誘ってこさせますよ。
トロル、オークにサイクロプス、何でもござれ。
どの娘も地母神のような包容力で柔らかく我等を癒してくれることでしょう。
え〜っと、念波の帯域はこれで良かったかな…?ピピピ
それととりあえずお酒も大量に用意しておきませんとね。
>>53 ほほう、この龍をあしらった煌びやかな壺ですか。あれでしょう?
優れた霊能力者が祈祷を篭めたという、霊験あらたかな悪鬼を退けるありがたい壺。
いえ、実はね。見覚えがあるのですよ、この壺には。
なにせ、前に私が通販で地上に売り捌かせたブツですからね…
まさか回りまわって、私がこの壺に封印される事になるとは。何とも因果は巡るもの。
かと言って中には入りませんけどね。実態は本当にただの壺ですから。
あ、クーリングオフだけは勘弁してくださいね。
>>54 これはめでたい。見事仇を討たれて師匠の私としても鼻高々ですよ。
…何か違うような気もしますが。それにしても騎士もなかなか付き合いが良い方ですね。
私としても強制敗北の騎士殿に、体よく洞窟より出て行っていただいて、一安心。
これで主催者のオナニーイベントなんて揶揄される事もないでしょう。
ああ、そうそう。幽体でのお散歩、楽しいでしょう?でも気をつけてくださいね。
あまり自由に飛び回って目立つと、たちの悪いゴーストバスターに目をつけられますから。
彼等に祓われた霊体が送られる地獄はきっついんですよ…
年中鬼に監視されてる状態でデスマーチの刑と聞きます。
ばれる前にさっさと成仏するか、あまり目立たない人気のないお墓等で夫婦慎ましくこっそりくらすと良いですよ。
実は気を失った人間にとりついちゃうという裏技もあるんですけどね。真面目なお侍さんには向かない手段ですよね。
魔神(マシン)?
龍神丸ーっ!
>>55 それが私は色々と業が深過ぎてあの世に行けないのだ。
騎士殿と同じと言うのは嬉しいやら悲しいやらだがな。
確か私の遺体は洞窟の中の騎士殿の墓の隣に墓を作って埋葬したのだったな。
ところで物は相談なのだがどうせ墓もある事だし、私達夫婦をここに住まわせてはもらえないだろうか。
>>56 私の体は鱗の発達した甲殻で包まれてますからね。あるいは機械のように見えるでしょう。
マシンでもまがみぐりこでもなく、まじんですよ。まじん。
合体や変形を期待されても困るんですよ。こう見えても歴としたナマモノなものでね。
待てよ。変形は出来るかな…うん。出来た気がします。
エイの様な姿になり、海洋を巡った太古の記憶がありますよ。
ただ、最近使わない機能多いですからねー。今やれと言われても出来るかどうか。
ふー。今年も行けなかったな…海…
>>57 ちょっとちょっと、ここ狭いんですから。あまり大きなマシンなんて召喚されても困るんですよ。
洞窟も壊れちゃうじゃないですか。
…おや?思ったより小さいですね。よく見ると足が短いですよね…
蓋しこのプラモデルの様な機体では私には勝てますまい。
しかしお供の女の子は可愛らしいですね。
変な意味じゃないですよ?その、一般的な意味で。
>>58 それはお気の毒に。霊界に行かないのなら、そんな選択肢もありだと思います。
バイトがめんどいからいかない。提出する課題もほっぽらかし。
世の中それでもなんとかなっちゃうものです。
まして事情があれば仕方ないですね。このむさ苦しい洞窟でよければどうぞごゆっくり。
住めば都と申しますしね。どうか気にせず、存分に霊体モラトリアムを楽しんでいただきたいものです。
…騎士さんも戻ってきたんですか。そりゃそうですよ。いえ、いいんですけどね。
結局、夫婦になって戦力も上がり、洞窟の難易度はますます上がってしまいましたね…
あなたのダンジョン、ちょっと人工的すぎる気がしませんか?
本当は自然の洞窟の筈なのに…
そんな時は…新世代のダンジョン自動生成アルゴリズム採用の自動生成システム
その名も…「ダンジョンツク〜ル・エクストリーム!」
ご覧くださいこの驚愕のクオリティーー
ーーこれが今日からあなたの手に!
さあ、今すぐお電話を!
すごいよおじいちゃん!
魔神ガーZは本当にすごい!
>>60 営業頑張ってますね。私も思わず追加で買ってしまいそうになってしまいましたよ…
いや、もう本当人工的ですものね。私のいる洞窟は。あちこち支線も作りまくって。
実際もう少し天然の素材を活かしたものにしたいと思っていますよ。
場所によっては古代人の描いた壁画みたいなのもあります…
私から見ればただの卑猥な落書きなのですが、人間からすれば学術的価値があるんですかね?
気になる方は是非お越しいただいてその目で確かめてください!土偶のロボットが出迎えてくれますよ。
と、私も営業頑張っておかなければ。
>>61 ほう、マジンガーをご存知で。過去に挑んできた英雄がその黒鉄の城に乗ってましたね。
数十年前でしたかね。リモコンで操るのでもなく、言葉で指示するのでもなく、
直接乗るのがエポックメイキングなんだ。と、熱弁するだけして帰って行きましたよ。
時を越えて今尚愛されるのですから、本当に凄い代物です。
きっと今の子供たちも、マジンガー買って!と親にせがんでいることでしょう。
不死身なの?
いっそのこと勇者と友達になるといいよ
そしたらちょくちょく遊びに来てくれて暇じゃなくなる
>>63 死んだ経験はないから確かな事は言えないものの…私とて一個の生物。
滅茶苦茶固くて、回復行動も行いますし、生に飽きるほどの寿命もありますが、いずれは死も訪れるはずです。
ひょっとしてバグ?さっきの亡霊の人みたいに終わらない系?
などと言う詐欺はございません。ちゃんと初見で倒せます。
経験値や獲得金も用意してありますよ。
…ちなみにまだ成長期です。最近黒角から毛が生えてきました。
>>64 ふむ、友達と言いますと懐かしい響きです。
今はこうしてぽつんと洞窟に篭っておりますがね。幼き頃は友達も多かったものです。
ええ、魔神だって同じ種とは付き合いはあるものなのですよ。
懐かしいな。魔界プロレスごっこに興じたあまり、よく山脈を破壊してましたね。
交互にかけあうんですよ。技を。今の人間の子供と違い、当時の我々はよく妙味を理解っていたものです。
…おっと、つい思い出に浸ってしまって。勇者と、お友達にですか。
彼等とそんな関係が築けるもんなのですかね?人間はすぐガチになりますからねー。
そうですねえ、向こうから友好的に接して来るのなら、かまわないのですが…
…偉そうですか?すみません。ついボスとしての意識が働いてしまって。
何歳?
罠のある宝箱とかやっぱ置いたりしてるんでしょうか
部下のお仕事かな?
>>66 はて。誕生日にケーキの蝋燭を立てる習慣なんてとうにやめてしまいましたからね。
千から先は覚えていない…。万はまだいってない…はずです。鯖を読んでる訳ではないですよ!
魔神は大雑把なもので、暦なんてものも適当ですからね。
太陽の動きなんて物には縛られんのですよ。何せ日の光嫌いなくらいで。
そういえば、私が子供の頃はまだウッホウッホ言ってる人間もいました。
お猿さんの仲間だと思っていましたが、なかなかどうして。随分と出世なされたものです。
>>67 この洞窟ではね。せいぜい捧げられた生贄をこきつかう程度でして。
私の部下と呼べるほどのものはいないのですよ。王たる存在ではないとはそれゆえの事で。
魔物たちは当然数多く住み着いております。部下ではないものの自ら居住を誘った者もいます。
皆様礼儀正しい方が大変多く、私に一言入れていただけることが通例ではあるんですがね。
事情は違えど彼等は各々の意思で住み着いているのです。
ただフロアは私の意思である程度自由に弄りますし、魔物同士で諍いがあれば私が調停に向かいます。
差し詰め管理人といった体でしょうか…
そうそう。宝箱の中身まで私が決めている訳ではないですよ。
ああいうのはね、魔物の互助会みたいなものがありまして。町内会というのか。
定期的に皆でいらなくなったものを集めて配置するんですよ。
中には意地の悪い者が有害なものを混入し、そういったものが罠だと看做されている、という塩梅です。
勝手に住み着いてるミミックとかもいますからね。
久しいな魔神どの、騎士殿からの手紙だ。
何でも24時間365日洞窟のど真ん中に突っ立って冒険者を負かす仕事に飽きたらしい。
つ辞表
それと今日は相談があってな。
最近私達夫婦はダンジョンを作るのにハマっているのだ。
仕掛けを置いたり宝箱に奥義の書と見せかけて夕飯の献立を入れたりするのなどいと楽しいぞ。
だが真面目に魔神に挑む勇者が私達の方に迷い込んではならない。
そう考えて「魔神の間あちら、隠しダンジョンこちら」という看板を立てた。
しかしだな……何故か私達の方に来る者等が後を立たぬ。しかも並々ならぬ熱意で私達の元に辿り着いて挑みかかるのだ。
昼のうちならそんな目当ての知れた不届き者など返り討ちにするのだが、夫婦の時間まで邪魔されるのは勘弁願いたいのだ。
あんた倒しても物語に影響しなさそうだね。EXボスあたりのポジションかな?
町内会想像してわろたw
強そうなので人間の崇拝者とか密かに居そうだけど
寿命が短過ぎて使えないか
13日の金曜日ですか。
魔神的には元気もりもりなのですが皆様におかれましては、いらぬ災難が降りかからぬよう、
身の振り方にお気をつけください。
>>69 ほう。あの騎士さんも伴侶の言う事は素直に聞くのですな。
かかあ天下とは早速まさに…こほん。なんでもございません。
最近勇気ある者が減ったと思いきや、まさかあなた方が洞窟を拡張なさっていた影響だったとは。
そうした努力の姿勢は評価したいのですがね。
そっちの道が繁盛しておられる秘訣はなんでしょうね。人々は隠しというフレーズに惹かれるのでしょうか?
しかし彼等も隠されてたのが他人の夫婦生活では浮かばれないでしょう。
私も何か隠せればよいのですが、秘め事など特にないものでね。ふふっ。
正直者は損をするのが世の中です。
>>70 そうですね。世界を征服しようとする悪の首魁や、人間への絶望に満ちた堕天使だの、
おかしな方向に進んだ連中を倒そうrと、修行を積みまくった結果、
戦いに明け暮れる人生そのものが目的になってしまい、
もっとわるいごはいねえが、と血に飢えた方を相手にすることが多くて。
とは申せど大抵私の元で負のスパイラルは断たれるのですがね。
修羅達に永遠の安らぎを与えるのが私の使命と言えるでしょうか。
個人的にはもっと人間達の織り成すドラマにかかわりたい気持ちはありますよ。
ただ人間への復讐に燃えるとかギラついた感情は枯れてしまいましてね。
せいぜいヒロインを拉致して勇者をヤキモキさせてやりたい、くらいのものでしょうか。
>>71 アンデッド処理を施せば、寿命の問題は乗り越えられるのですが…
そこまでの覚悟を持った崇拝者がなかなかいないものでして。
宗教活動の成果もあり、信者候補は増えたものの、いざ来てみれば思ってたのと違う…。と我侭を申される人間ばかり。
リッチに成れるというから来たのに、金持ちの方じゃないのか!と逆ギレされる方までいる始末。
私はどうにも教祖や指導者には向いてないのかと自信喪失しそうですよ。
教義なんてろくに考えてないんだから、当然と言えば当然とは言え…
とりあえず手始めにアンデッド化への悪印象を払拭する試みから始めてみようかと。
はじめてのゾンビ!もう死なんて怖くない!を今月のテーマとしますか。
む、何やらいつの間にか目的が変わっていますね…
ひょっとしてめちゃくちゃ強い?
>>72 うむ、どうも世の人はおまけとか思わぬ好機には惹かれるからの。
しかし私達の所の場合、どうも先人の遺した素晴らしい武器防具道具の数々が眠っているという噂があるらしいな。
そしてそれ目当てで訪れて夢敗れまた噂に花を添える、と。
ついでに私達のように亡霊となってこの世を彷徨う羽目になった者にはダンジョンを分譲して貸しているぞ。
よくよく考えれば私達もアンデッドといえばアンデッドだ。
よければ記事の一つも寄稿しようか?
>>73 はい。戦闘力で言えば…いえ、これはやめておきましょう。
後々インフレが行き過ぎて把握できなくなっても困りますからね。
人間の築いた長城や要塞を破壊するくらいはお手のものですよ。
まるで三匹の子豚のおうちの様に、ふーっと息を吹きかけるだけで吹き飛ばせるのです。
こんな例えでは迫力が無いでしょうか?
しかしそんな特技もここにずっと座っていては披露出来ぬ物です。
張り切ると洞窟が落盤してしまいますから…
>>74 自ら洞窟を切り開き、間貸ししているとは…貴女も既に立派な管理人ですね。
成る程、コッカトリスのホステスとして面倒を見た修行がここで花開いたと言うわけですか。
体験が如何なる形で結実されるか、わからぬものです。若いうちは買ってでも努力しろというのは本当ですなあ。
しかも霊となればずっと若い姿のままで…
む、若さ。我ながらこれは良い要素に気が付いたものです。どうでしょう?
美貌の女侍。奥様に永遠の若さを。
その辺りを中心に会報誌へ寄稿でもしていただければ。多少誇張したって構いませんよ。
美貌に関する部分もどんどん持っていっちゃいましょう。
愛の力もて、悪しき空間を断つ!
弱点は?
貴方を見てるとドキドキするんですがこれは恋でしょうか(トゥンク)
>>76 ほう。貴方も御結婚なさっておいでで?
しかし結婚は人生の墓場等と言われますからね。場合によっては力となる所か、精気を失うことも…
いや、之は失礼。勝手な思い込みでしたね。一口に愛と申しましても、色々とあるわけですから。
矢印の向きが一方通行だったり…。ひょっとしたら色恋とは関係ないということもありますよね。
家族の為に振るう力、博愛精神などというのも一種の原動力足りうるでしょう。
ペットに対する愛なんてのもありますよね。
柴辺りが尻尾振りながらきゅ〜ん等と鳴けば思わず愛しく思っちゃうことかと。
いいですねえ。悪しき空間だって断たれちゃいますよね。
>>77 ええ、ありますよ。踵の辺りが弱点でね。矢で射抜かれるところっと逝っちゃいます。
…等というデマを流してるんですが、これがまた効果覿面でね。
高度な情報戦というやつですか。
単なるパクリなのに、信じて弓矢背負ってやってくる人の多いこと多いこと。
あのね、戦闘中に私のそんな所狙ってて勝てるわけないと言うに。
それはそうと本当の弱点ですか?そうですね。饅頭の味や臭いが苦手でしてね。
ええもう、小豆が本当苦手でしてねー。特に渋いお茶と一緒にいただくと、
ぽっくりと昇天してしまう羽目になるやも…。ここだけの話ですよ?
本当に手土産にして来る、なんてやめてくださいね。くわばらくわばら。
>>78 ぶしつけに聞かせていただくのですが、貴方まさか男性ではないでしょうね?
や、特に相手が女性だからどうこう言うわけでもないんですがね。
人間の中には野獣等と呼ばれる神をも恐れぬ存在がいるらしくて…
神を恐れぬのはかまいませんが、私のことは恐れていただきたいものです。
ああ、そうだ。あなたの胸の高鳴りはひょっとすれば恐怖心では?
そうですよ。きっと。この魔神を前にしているのですから、それが普通と言うものです。
フフフ、安心なさい。命まではとりませんよ。
…等ととりあえずすごんでみましたが、これ勘違いだったら相当恥ずかしいですね…
ふぅ、ここが噂に聞く魔神の洞窟か
噂通りなら踵の辺りが弱点だったか?
まぁそんなところ狙える訳がないんだが....
しかし、この新兵器「地雷」を使えば
踵にダメージを与えられるはず!!!
このひよこまんじゅうが効けば良いのだが...
81 :
グリフォン:2013/09/15(日) 11:58:09.59 i
クエ〜、クェェ…クエ〜
(洞窟の中とか俺には向いてないけど
他に就職する当てもないし…
この際四の五の言ってられねー)
ク、ク、キェェェ
(や、雇って下さ〜い)
L!I!O!N!ライオーン!
さあ、ランチタイムだ!
>>75 最近は騎士殿と二人でシムダンジョンと言うものを考えておるのだ。
老い衰えを知らぬのは良いのだが子供は出来なくなってしまったから寂しいのう。
あ、そうそう今日二人して来たのは他でもない、先日の記事の話だ。
脱稿したので届けに来たのだ。
>>80 これはヒヨコ饅頭じゃないですか。なんと恐ろしや。
餌を求めるかのように愛らしい上向きの顔を見ていたら、見ていたら…
お茶と一緒に思わず退治してやりたくなります。
…淹れてきますね。
お待たせしました…おや。何か部屋の様子が違いますね。
くんくん…何やら火薬の臭いがしますよ。
もしや地雷でも仕掛けましたか?名前の割になかなかの策士でらっしゃる…
…ぐわーっ!?
ううぅ…折角のおまんじゅうがぐちゃぐちゃに…。あ、いえ、なんでもありません。
無事邪悪が滅ぼされて何よりでしたな。
それにしてもどれだけ火薬の量を仕込んだんですか。思わず私の頭もアフロヘアーになってしまいましたよ。
>>81 職に困っておいでで?
洞窟内には自由に飛び回れるような広いフロアもありますからね。
どこかで鳥獣のスキルを活かすことも出来るかと存じます。
あるいは洞窟内タクシーとかね。そういえば最近なり手が少ないと嘆いてましたよ。
ただ私、間貸しの様な真似しておりますが、仕事の斡旋はちょっと承りかねますね。
…ふむ。少々お待ちを。さらさらさらっと。
よろしいですか?町内会のスケルトンロードさんの所までこの紹介書を持参して訪れてください。
貴方に合った仕事んも口を洞窟内で見つけてくれることでしょう。
>>82 貴方の様な人は昔見たことはあります。
コスプレって奴ですか?妙にゴテゴテした装備をして。
悪の首領はどこだー!なんて叫びつつ、ここまでバイクで乗り付けて来てね。
排気ガスいっぱい撒いていかれましたよ。
しかし、よく見ると少々以前の方とは異なる感じですね。
以前の方は昆虫ぽい印象でしたから。どちらかと言うと獣のようです。
いっそこの洞窟に住んでみてはいかがでしょう?
他の住民と比べても違和感無いと思いますね。
>>83 ああ、良かった。もう少しで締め切りが来る所でしたよ。
印刷工場のオーガが鬼の様な顔で急かして来ていたところです。
まぁ、元々鬼みたいなものなんですけど。あの方、背中にも怖い顔があってねぇ…
おっと。余談でしたな。どれどれ。成るほど。子供の問題がありましたか…
子は鎹と申しますから、将来を思うと一抹の不安は禁じえませんね。
他所様の家庭に僭越ではありますが、養子をもらってはいかがでしょうか。
それにしてもシムダンジョンとはまた考えましたな。
自由に作れるダンジョンなんでしょう?いいですねえ。楽しそうなアトラクションで。
またそっちの道にばかり冒険者さんが進みそうですよ。
私の方も何か考えなくてはね…原始時代から近未来までの時空を体験出来るシヴィダンジョンとかね。
笑わせてくれるぜ...
エフッエフッエフッ
お前が魔神だな!戦う前に聞きたい事がある!
あのですね・・・僕、伝説の装備みたいな強い武器防具を見つけていなくて、店で買ったものを
使ってるんですよ・・・何が言いたいかっていうと、攻撃力と防御力に少々不安がありまして・・・
ここに来るまでに出てきたベヒーモスも、補助魔法で強化して20ターンくらい粘って勝ちました
その、補助魔法の効果を打ち消す特殊能力とか、持ってます?
持ってたら、まあ無理かな、って思うんで・・・そうしたら出直します、はい・・・
大変だ!ダンジョンの入り口でジャージとフンドシのオバケが戦ってる!
>>85 聞きましたよ。最近息子さんに手料理作ってあげたらちゃぶ台ひっくり返されたんですってね。
何とも恐ろしい.。
私なんぞも子供が欲しい等と考えた事はありますがね。
こう見えましても、何度か所帯を持つチャンスはあったんですよ。
しかし矢張り家庭と子供を持とうという覚悟が持てず躊躇してしまって。
躾なんてどうやっていいものやらわからないですよ。
もし私の子供が不良になったら、手がつけられないでしょうね。
煙草の替わりに火山に火をつけ、窓ガラスどころか世界中の建物を破壊しまくることかと。
>>86 最初の威勢はどうしたのです?途端に弱気になりましたね…
補助魔法ですか…それは…
ええ、いっぱい溜めさせていただきました。ひょっとして無いと言うと思いましたか?
無論大いに解除させていただきますよ。2ターン行動のおまけつきで。
更に私の方も大いに補助魔法を活用させていただきます。
ご心配なく。ずるは好みませんので私の補助魔法も解除出来る仕様です。
ただし、私の場合は素早さ硬さから、攻撃力まで一度に上げますから、
一つ一つ丁寧に解除させて行ってくださいね。
…あれ?つい熱くスペックを語っちゃいましたが、帰っちゃうんですか…
せっかくだからゆっくりして行かれれば良いのに。
じゃ、じゃあディスペルマジックは5ターンに1回の制限をつけますよ。それでもダメですかね。
>>87 なんと。モンスター同士が喧嘩するのは珍しいですね。
私も思わず参加したくなってうずうずして来ますよ…ダヴァイッ!
いけない、いけない。つい血が騒いでしまいました。私は仲裁に回らないと。
どうやらメタルゴーレム同士が争ってるようですね。
え?彼等人間なんですって?嘘でしょう。こんなブロックみたいにごつごつした肉体の人間なんて…
ともあれ、人間の諍いならば私が立ち入るべきではありませんな。決着付くまで思う存分死合って貰いますか。
>ダヴァイッ!
駄目…それは敗北フラグ…
>>89 それはいけませんね。考えてみれば私も服着てませんからね。ひとごとではない…
この状態で負ければ非常に情けない思いをしてしまいます。
かと言って、私の図体に合う衣服もなかなかないもので困ったものです。
何時負ける時が来ても天下に恥じぬ様、私も下着だけは特注でしつらえようかと考えてますよ。
漆黒に輝くビキニパンツを…。我ながら良い趣味だと思います。
いや、でもパンツだけと言うのはかえって恥ずかしいかもしれませんね。
靴下も着用した方が見栄え良くなりそうです。早速念波で手配しますかね…ほわんほわん。
でっけえオッサン、そんなにあちし可愛いのかい?
あとワタルはお供じゃないよ友達だよ
ネクタイを忘れるな!
う、うわっ!なんなんだあんた!
おれはただのブティックのおっさんだよ、シルクを受け取りに行って帰る途中で
何故かこんな辺鄙な場所に辿りついちまったんだ…おっかしいなあ、定期船に乗っていたハズなんだが
うん?服を仕立てて欲しいのかい?…おう、注文なら大歓迎よ!
ウチは最近街で流行の安さがウリの服なんかより、ずっと上品質のモンが作れるぜ!任せときな!
にしても、えらく体のでかいお客さんだな…採寸取るのも一苦労だぜ
94 :
グリフォン:2013/09/18(水) 11:04:04.34 i
クェェー(以下略
(はいはい〜グリフォン便ですよ〜
今なら150…いや200メートルでたったの1ゴールド!
あ…魔神さま!
先日はどうもありがとうございました〜
魔神さまのおかげで無事就職できました!
それにしても、ここは勇者とかもあんまりこなくて安全安心ないい職場ですね〜)
環境利用闘法...
この化け物に通じるかな...
私の前ではこの殺風景な洞窟の
砂から果ては空気までが凶器...
いや、兵器となる...
グリーンドラゴンについて一言
97 :
名無しになりきれ:2013/09/19(木) 15:41:40.17 O
退治に来てくれるはずの勇者が居なかったというオチは?
魔神様って邪悪なの?
何となく、対価を支払えば誰にでも力とか恩恵とかくれそうなんだけど
その対価に生贄とか含まれちゃってるから結果的に邪悪とか言われるだけで
よくいる魔王に対して叫ばれる邪悪とは違う気がするんですが
>>96 交流があるのならともかく、文体が似てるからといって無関係のスレの話を持ち出すのはよくない
>>91 これは失礼、お嬢ちゃん。小さくても立派な旅の仲間なのですね。
ああ、小さいと言うのは悪い事ではありませんよ。
むしろ武器と言えますか。大人になれば徐々にわかっていくことでしょう。
と、同時に失う武器も多くあるわけですが…。失くしてから気付くものの何と多いことか。
貴女も今ある若さと友達を大切にしてくださいね。
>>92 アドバイスありがとうございます。
やはりずっと洞窟に篭っていては、どうにもファッションセンスが曇るものでして…
何かが足りないと思っていたのですよ。きりっと締めたネクタイは出来る男の嗜みですものね。
ネクタイ、パンツ、靴下。三種の神器が揃えば世界を牛耳ることすら可能に思えてきます。
私の溢れる品性と迫力に向かうものは皆怯むことでしょう。
…何かが間違っている気がしますが、気のせいですかね。
>>93 態々この辺鄙な土地まですみませんね。実は私が呼びつけたのですが…いえいえ、なんでもありません。
早速ですが寸法を測ってもらえますか…。すみません。一寸屈みますので。退避しといてくださいね。
よい、しょっと…。まだ高いですか?どうしましょう…。
そうだ。グリフォンやキマイラ等に手伝ってもらって、上の方に上ってきて下さい。
この人は食べちゃダメですよ。貴方達。
サイズはよろしいですか?色は全て黒で統一しましょう。そうそう、ネクタイには紫蝶の刺繍をお願いしますね。
少しセクシーに決めようかと…フフフ。
>>94 無事就職できたようで良かったです。ただ女侍さん達の活躍もあってか、最近冒険者の数が増えてるようでしてね。
それ自体は喜ばしいことなのですが、中には怖い方もおられます。
そんな時は、足に頭でも擦り付けてやれば途端に目尻が下がって、武器を捨て、頭をなでてくれますよ。
人間に媚びる真似はしたくなり?もし、そうであるならばこの鈴を鳴らしてみてください。
彼等の嫌う周波を発するものでね…。あまりの不快音に悲鳴を上げて退散することでしょう。
ではこれを首につけてあげますね。お似合いですよ。まるでネコのようです。
>>85 むっ、一見地味な風貌でありながら貴方にはなかなかの戦闘力を感じますよ。
ひょっとすれば命乞いをする羽目になるやも…
しかし私もこう見えて洞窟の特徴はよく把握しましてね。
例えばこんな風に大量に空気を吸いこめば…ふうう
いかがですか?元々空気の薄い洞窟ですから、人間たちにとっては酸素が足りなくなって苦しいでしょう?
あっ、息吸い過ぎて私も少々目が眩んでしまいました…ちょっとタイムでお願いします。
>>96 グリーンドラゴンですか。恥ずかしながら、私、無駄に年を重ねておりますが、
直接彼らと口を利いた経験はないのです。と言いますか、喋られるんですかね?
一説には竜語なるものを駆使するそうなのですが、私が耳にした事があるのは、
ぐおおんぐおおんと言った咆哮くらいです。
とは申せど彼の種はあちこちでよく見かけはしたものです。
パズルを嗜むもの、山脈に巣を作り冒険者を待ち受けるもの、ヒゲ親父の乗り物としてこき使われるもの…
様々な生活形態を営んでいましたね。
>>97 一口に勇者と申しても、特に公認資格という訳ではないですからね。
国民から勇者と褒めそやされる英雄でも、ここで私に返り討ちにあえばあるいは勇者失格…となるやもしれません。
それでも挑む事に意義があるんだ!強さではなく勇気こそ勇者の勇者たる所以。
と言う理屈もそれはそれでありでしょう。
自称勇者であるならば今迄何人も訪れて白骨になっていったんですがね…
あるいは貴方の仰るとおり、遂に真の勇者は訪れる事無く、私は寿命を迎えてしまう事も可能性も有りうるかと。
真の勇者…、つまりは私自身がそうと認められる程の相手のことですね。
>>98 ええ、屍鬼化もそうですが、私の力も持ってすれば大抵の人間の欲望は叶えられることでしょう。
でもそういった事はあまりしたくないんですよ。
だって願いが叶えられるとあらば、皆さん挙ってここを訪れるでしょう?
強いものと戦うのは楽しくはあるのですが、一般人から何から行列を成して訪れてくるのは真っ平ですよ。
私はこれで割と人見知りなもので。王たる器でないことの一つ証左でしょうね。
実は興味半分に一時期、供物を取って願いを叶えていた時期はあったんですよ。
供物よこせと言ったら、少しは遠慮してくれるかなと思いまして。
それでも結構やばかったですからね。目の前でキャンプ張ってた人もいましたし。
現在○百人待ち、の看板を見るのは思い出すだに恐ろしい。
>>99 ははあ。私の様にダンジョンの奥で冒険者を待ち受けておられるのでしょうか。
竜にしろ、魔神にしろ、人恋しくなってくる時期もあるんですかね。
特にいまは秋ですものね。
洞窟にいても季節感ってのはやはりあるんですよ。体内時計と言いますか。
ついでに言うと鍋も恋しくなって来ました。
鴨がネギ背負ってやってきてくれるとありがたいのですが…
ギュルル〜(お腹空いたなぁ)
ヴー? ヴー…(食える?こいつ食える?食ってもいい?いいよな?)
グルルルルルル…(この俺が相手だ!)
>>102 よさぬか!お前の敵う相手ではない!
…食事ならば麓の村で存分にすれば良い。それまでは辛抱せよ。
やあ魔神殿。子供とは可愛いものだな……。
私達も養子を探し始めたのだが……養子と見せかけて親の仇を討とうとするパターンが多くてな。
相手をするのにも些か疲れ……うっぷ
ぐ、何故だ急に吐き気が……ぐう
こ、これが……話に聞いた……えっぷ
105 :
優理:2013/09/21(土) 15:11:00.30 O
魔神く〜ん♪
久しぶり〜♪
クェー、クエェー!!!
(わーい、こんなにかっこいい鈴が付いちゃいました〜
魔神様ありがとうございます!!!
どうです?似合ってますか〜?
あとは…頭をすりつけながら…こんな感じですか!?)
ク…クェェ…フ、フニャ〜///
>>102 私の体はこの通り、甲殻で覆われております。
腕ならがじがじしちゃっていいのですよ。代わりに首の後ろをなでなでしちゃいますから。
実は魔神でありながら、犬は割と好きな方でしてね。
ほらほら、ミミズの乾いた奴ですよ。犬はこういうの大好きなんですよね。
…おや。今、露骨に嫌な顔をしました?
そうですか…貴方は半分人間ですから、ミミズなんて嫌かもしれませんね。
え?犬じゃなくて狼、と…
こ、これは重ねて失礼しました。
>>103 ほう。闇の眷属たる吸血鬼をこの辺りで見かけるのは珍しい。
本来なら魔族不干渉のならわしにて、他人の食事に口は出したくないのですが…
あの、村の人を吸血鬼に変えるのはほどほどにしておいてくださいね。
彼等を吸血鬼にされると、少々不都合がありまして。何故かと申せば、生贄の年齢がわからなくなるでしょう?
うら若き女性が捧げられて来たと思いきや、実は200歳だったなんてがっかりなんですよ。
前にも人魚の肉を食ったと言う云百歳の少女が贈られて来たことがあったんですが、
もうね、見かけだけは少女でも精神は植物の域ですから。
ふてぶてしくてやたら大声で話すし、食べたご飯は忘れるもので…扱いかねて追い返しましたよ。
>>104 物心ついた養子をとれば、そうした刺客が紛れ込むやもしれません。
どうでしょう。貴女も姑獲鳥を見習い、どこかから赤子でも浚って…
む、どうなされました?ああ、吐き気ですか。
はっはっは。亡霊でも食べ過ぎになることはあるのですな。
…いや、何か雰囲気が違いますね。
騎士さんが頬を染めてうつむいている!?これはもしや…。
こんな時、男は普段いくら偉そうにしていても何も出来ないものです。
そうだ。ちょっと魔女のお婆さんを呼んできますね。
>>105 これは、どうも明美さん。お久しぶりです。
ち、違う!?申し訳ございません。ああ〜…やってしまいました…
困ったな。昔、血の池BARで知り合ったホステスさんだとは思うんですが…
こっちもね。あまり遊び歩かなくなって数百年になりますから。
たまにあるんですよ。こういうこと…。実は冷静に考えてみたら初対面の人だったりね。
>>106 おおよしよし。いい子ですね。先ほどトラップに巻き込まれたシーフの新鮮なお肉だよ。
おなか一杯召し上がりなさい。お代わりもた〜んとありますからね。
…はっ、思わず我を忘れてしまいました。
これなら人間だってイチコロですよ。私が太鼓判押して差し上げましょう。
どんな陰険なおばさんだってにこやかに話しかけてくれること間違い無しです。
タクシーのお客さんがいない月は、これで餌を貰って何とか糊口を凌ぐのも一つの手ですよ。
ここって地下何m?
ガルル…がうがうがうがう(では遠慮なく腕をがぶがぶ)
きゃ?! きゃん、きゃん!(ミミズに驚いて2、3回跳ねる)
わおー、わぁーおー(犬じゃないんだけど、まあいいや。逆に食われるかと思ったんだが…)
クク、クク、クェー、クエェー
(わーいお肉だお肉だ〜
ええっ!?お、お代わりもあるんですか〜!?
いっただきまーす!!)
ニュ…にゃー…ニャアア
(おけ…おくぁ…おかわり!
いやあ洞窟っていいですねぇー!)
>>108 恥ずかしながら定かな所は把握しておりません。
この洞窟、かなり無計画に拡張してますからね。あぁ、元は幻想的な鍾乳石の並ぶ美しい洞窟であったのに。
階段も昇降共に設けられまくっているので、このフロア、何気に地表より高かったりして…
む、よく思い返せばその可能性は薄いですね。
以前、雇われドワーフが、マグマ掘っちまっただ!などと騒ぎ始めて大変な事がありましたから。
あの時は苦労しましたよ。何ヶ月もかけ、後から後から湧いてくる溶岩に氷のブレスをかけ続けて固めたものです。
デスマーチとはああいう事を指すのですかね。ここが最奥地なのもその辺りの事情があるのですよ。
>>109 取って食ったりはしませんよ。どうか脅えないでください。
どうも私、愛玩動物に避けられる体質でして。猫なども私を見ると走って逃げるんですよね。
日頃の悪食が表に出るんですかね?
そりゃあ、獅子や虎を好んで食べてた時期もありましたが。
知らなかったんですよ。あの頃は。彼等が猫の仲間だったなんて。
狼の仲間ならば、そういえばフェンリル狼を食べた事がある遠い記憶が…
気、気のせいですね。恐らく。
ところでどちらかと言えば、貴方は狼寄りの人狼のようですね。私は何となく獣語の意図を察する事が可能ですが、
人里で暮らそうとすれば、かなり辛い思いをなさっておられるのではないでしょうか…
>>110 ええ、私も最初は洞窟の暮らしは退屈だ。等と思っておりましたが、
何百年と経つ内に、ここでの生活も良いものだと感じ始めましたよ。
まこと、住めば都とはこの事ですねえ。
ただグリフォンさんの様にあちこち飛び回って一生懸命に働いている方を見ると、
私もここに座ってるだけでいいのか?と少し疑問に思わざるを得ません。
広報活動は頑張ってはいるんですがね。動かないと無駄に魔力が溜まっていくんですよ…
魔力もただ充填していればいいというわけではありません。たまには発散しないと体調を崩すんです。
しかしこの洞窟、動きにくくて参るんですよ。私はここに来た頃より更に図体が大きくなりましたから、
下手すれば通路につっかえてしまうんです。
ガゥ…ガウガウガウ…(あなたはやさしい…感謝します。がぶがぶ満足できましたんで。元々はニンゲンでした。とある魔族に合成獣にされなんとも奇妙な姿に…)
わおー、わおーん(某ドラまたなるニンゲンどもから命からがら逃げて、気付いたらここに辿り着いたのです)
わぁーおー、わぁおーん(だからというか、出口がどちらか分からないのです。外が安全なら出ますんで、少しだけ居させてくださいませんか?)
がう、がうがう(あ、こちらの食事は気になさらずに)
>>107 魔神殿、子供とは可愛いものだな!
……ところでこの場合子供はどうなるのだろう? 未来永劫このままなのか?
それとももはや人ではなく魔族としての生を歩む素質があるのだろうか……。
親としてはやはり気になってしまう。
キィー、クェー、クエェー…クェ…?
(確かに、魔神様にはこの洞窟は狭いかもしれませんね〜
でも、くつろげる場所があるっていいもんですよ〜
働きづめってのは体に毒ですし…
余った魔力は誰かにあげるとか…ダメですか〜?)
>>112 それはそれは…某ドラえもんだかなんだかの事は小耳に挟んだことがありますね。
やたらと長い魔法の詠唱をする魔術師でしたっけね。
それはともかく貴方が元人間だったとは。
考えてみれば、尤もかもしれません。ライカンスロープは伝染すると言われていますから。
魔獣合成の実験に使うには比較的容易な手段でしょうね。
何故そんな事を知っているのか?私も昔、ちょっと…。
あ、いえ、なんでもありません。
…ところで迷っただけでここに辿り着けるということは、貴方も相当な手練。
人間の頃はさぞかし名のある方だったのでは?
当然歓迎しますよ。私は強い者を好みますからね。
>>113 こうしておぎゃあと泣いている所を見ると、人間の子供と変わらないようですが…
私が抱っこしようとすれば手が透けてしまいます。矢張り幽霊の子は幽霊。肉体を持たない魂のみの存在なのでしょう。
普通の人間として暮らすのは難しいと言わざるを得ません。
女侍さんはどう思われます?この子をこのまま育てて、学び舎に通わせればどうなることか…
級友が肩でも気軽に叩こうとすれば、スカッと空振りしちゃうんですよ。
そんな状態で周囲の人の子達とまともなコミュニケーションがとれるかどうか。
元人間である貴女が人間として育てたい気持ちはわかります。
ただ飽くまで私見ではありますが、魔族の仲間として育てるのが、この子の為でもあるかと…
>>114 成る程。魔力を分けると言うのは良いアイデアですね。
早速実践してみようかと思います。
さて、とは言うものの誰に分け与えた物やら。元から強力な魔物に与えても面白くないですからね。
ここは戯れに、か弱き人間にでもくれてやりましょう。
麓の村の弱くも心優しき羊飼い。彼に私の力を篭めた剣を届けてきてください。
フフフ…この規格外の力を得て人の心がどう変わるか見ものですよ。
救世の英雄として名を馳せるのか。はたまた力に溺れ、闇の道を進むのか…
嵐に会ってこんな洞窟に入り込んじまった時は不運だと思ったが…
冒険者かな?
彼らの亡骸から珍しい品やら効果な品やらがもらえてラッキー!ってやつだぜ
あんまり亡骸から物をとるってのは
いい気分じゃあ無いけどなぁ
魔物供も勝手に落盤やらたまたま持ってた
この簡易魔方陣で退散していってくれるし
やっぱりおれってついてるぜぇ〜!!
もうちょい奥まで行ってみるかな
首をはねられた!
魔神よ!我が望みを叶えよ!
…一緒にご飯食べて…お願い…
>>115 私はちゃんとおぬしに触れるのにな。
まだ小さいから物に触れる術が解らぬのだろうな。おぉよしよし。
子供達は可愛いなぁ。ん? ああ、子供は男女の双子なのだ。
とはいえ、夫婦共々「元」人間だからな。
たまにはと思ってステータス見たら分類が幽霊系の魔族になっておったぞ。
そもそも幽霊では子供が出来ぬから諦めていたのだし、どうもおかしいとは思っておったのだ。
ともかく、もとより人間でないのだから人間と同じ育て方では駄目だろう。
騎士殿と承知の上だ。それに、このような境遇の者は私達だけではないのだしな。
>>116 ほう。運だけでここまで到達されるとは。
運も立派な能力と言えます。人によっては意識して能力を運に振り分ける事で、
回避能力が上がったりする、と言った現象も見受けられるようですが…
一体どんな理屈で伸ばしてるんでしょうか。凄いですね。人体。
ただし、一説によれば人生に於ける運の総量は定量制とも聞きますよ。
ひょっとしたら私に遭遇する、ということで使い果たしてしまったかもしれませんね?フッフッ。
果して私の猛攻を運だけで避け続ける事が出来るのか、是非とも試行してみたい所です。
>>117 私は数年間、石の中にいたことがあります。
テレポートに失敗したのが原因だったかと思いますが…
当時のことははっきりと覚えてはいないのです。
動けないので何もかもどうでもよくなり、そのうち考える事をやめてましてね。
偶然通りかかった旅の僧侶に助けてもらえねば、今の私はいないでしょう。
思えばここで私はラックポイントを大量に消費してしまったのかも知れません。
それ以後なんだかついてなくて…
>>118 お安い御用です。ちゃぶ台でも囲んですき焼きでもつつきますか。
丁度、上等なお肉がギフトで送られてきておりましてね。
ご心配なく。人間のものではありませんよ。聖牛ナンディーの霜降りです。
しかしわざわざここまで来て貴方も欲の無いお人だ。
なんだったら私の秘術にて相方を創造して差し上げましょうか?
神の様に人を産み出すと言うことは少々難しいですがね。人語を解する魔物程度なら…
常に貴方の背後に張り付いて離れない陰獣などはどうです?遠慮しなくて良いのですよ。
>>119 なんと。貴女も立派な魔族になってらっしゃいましたか。
そうですね。歴史を顧みれば人の身から神や魔物になった例はごまんとあります。
貴女を畏れる人が多くなったあまり、自然と転生したものと察します。
ともあれ、これであやふやな身分から開放され、お天道様に恥じる事ない存在ですね。
仮に天使に遭遇し尋問された時も、人のような…幽霊のような…と、口ごもる事もないでしょう。
胸を張って、魔族ですが問題でも?と言い返せばよろしいかと。
子供さんは、魔物保育園に太刀打ちできる十分な力を身に付けるまで、ご両親がしっかり戦闘教育してあげてくださいね。
力のヒエラルキーに沿った分別のつく大人の魔物社会と違い、子供達の世界はかなりシビアな弱肉強食の世界なんですよ。
力に知性の追いついてない者ばかり沢山いますから。
お二人がすくすく育ち、健全な魔族として人間達を脅かす日が来る事を祈っております。
ギャギャギャギャ!クエ〜、クエェェー…
(魔神様〜、お言いつけ通りに村の青年に剣を届けたんですが…)
クェー、クエェー、クェ
(これから一体どうなるんです!?
なんかやばい雰囲気に包まれてましたよ〜
ああこわい)
普段何食ってんの?
目が覚めたら辺りが真っ暗で、洞窟が埋まってしまったのかと思いましたよ。
>>121 身に沿わぬ力は運命を歪めてしまうものです。
過去に魔力を篭めた指輪を与えた男は賢明でしたね。
只、農地を開拓することのみに使い、農民としての生を全うした。人間は身の程を知ることこそが大事なのですよ。
こちらとしてはそれではつまらないのですが。
はてさて、あの青年のこれからはどうなってしまうことやら?
グリフォンさんの見て来た様子であれば、面白い事になりそうです。
村の周囲の盗賊や凶暴な魔物は容易に討てるようになるでしょう。
村娘は皆彼を持て囃し、村長をはじめ権力者達は面白く思わず危ぶみ始め、
一見温厚な羊飼いに眠っている鬱屈した感情が爆発する…。あぁ、ぞくぞくしますね。
>>122 肉ばかり食べて不健康な生活を送っているとお思いでしょう?
無論、肉は重要な栄養源ではあるのですが、それだけではいくら摂取しても私の飢えは治まりません。
主食は英雄達から得られるオーラ!
彼等を打倒し、猛き気を吸収する事こそが我が悦び。
私が心ときめかせながら、冒険者を待ち受けているのも、其れ故でして。
簡単に始末はしませんよ。見込みあるものには、アドバイスを与え、再び戦うチャンスを与えます。
彼等が回復し更に成長すれば、よりたっぷりと美味なる力を味わえるのですからね。
そういえば、昔の知人は絶望などを好んで食しておりましたが、私としましてはあちらは少々苦手な味でして…
124 :
女の子:2013/09/30(月) 06:19:51.67 O
魔神さんのチンコ触ってたら大きくなってきたわ
↑何言ってんだこいつ
魔神って、男として描かれる事が多いけど、女もいたりするよな。
股関に付いてんのは、ちんこではなく避雷針だったような・・・
>>120 うむ、子供達に滅多な事があってはたまらぬからな。
……と、言ってこんな幼子に教える武芸もなぁ。
いやそもそも幽霊としての立ち振る舞いの諸々から教えねばな。
武芸を伝えるのそれからでなければ始まらぬ。
なーんか嫌な予感がするんだよなぁー
ここの分かれ道、どうすっかなぁ?
とりあえず一休みするか
おっ、なんだこの指輪?
やけに心が惹かれるな…
おおお…
この指輪はめただけでなんか体が軽いぜ…
今なら世界陸上も優勝できそうな気分だ!
さて、こっちにいってみっかなー
看板たってない方から行くのがダンジョンの鉄則だろ!(魔神の間の方へと歩み始める)
>>124ー125
お前等よくスレ見てからカキコしろよバーカ。
いい感じに民度も下がってきたな
思うように体が動かない。久々に石の中にいた頃を思い出しましたよ。二度と味わいたくない感覚であったのに。
>>124 私の図体がどんどん巨大化していくのは貴女のせいでしたか?
私にそんな浮き輪のような機能は無かったはずですが…
とは申せど、自分の体の事って案外解からないものですからね。
偶に攻めて来た達人などが、よく自分の体の事は自分が一番よくわかっとる。
等と偉そうに申しますが、貴方それただの老衰でしょう。と言う事も多い。
ちなみに以前いらした方は、私の力で良性の腫瘍を排除され、ピンピンになって帰っていきましたよ。
>>125 魔神の女性ですか。確かにいますね。
しかし魔界広しと言えど、魔神クラスはそう沢山いるものでもありませんから、なかなか出会う機会はありませんでした。
そういえば、私が子供の頃にね、山脈二つ越えた所の近所に住んでいたんですよ。魔神のお姉さんが。
ファフニールを乗り回して、よく人間界を滅ぼしてやるんだ、と、息巻いていたかっこいい方でしたよ。
よく私にフーセンガムをわけてくれていました。懐かしいなあ。
今は何をしているんでしょうか…。風の噂にはよくない商売をしているとのことですが…
>>126 人間の生活で喩えれば、そんな感じかも知れませんね。或いは電池と言うべきか。
魔力を電気へと変換し、仰るとおり、自然の雷を吸収する能力もあります。洞窟内では活かす機会もありませんが。
そうして神々をも滅ぼす黒雷を溜めているのです。
ただ一度放てば一週間はスカスカになってしまうので、使いどころは限られますね。
性質としてはちょうど、そう…地上で見かけるであろう、電気鼠の蓄電機能に近いものです。
私も彼らのようにピカピカ〜などと可愛らしく鳴けば人気が出るのでしょうか…。
>>127 幽霊らしい立ち振る舞い…。わかりますよ。
ファントム族にしか出来ない技術もあるわけですからね。
前にも仰られてましたが、相手に触れたり、逆に触れられなくしたり、
物理系透過能力のスイッチを自在に操ることから始めるのがよろしいかと存じます。
あとは例えばこう…パーリィに参加していても、誰にも存在が気付かれない程に空気と一体化する存在感…そんなスキルでしょうか。
暗殺に使えそうですよ。これは。どれだけ人がいてもさくっと任務完了出来ますから。
是非ともお子さまに習得させてみては。
>>128-129 おや?あの指輪はガルーダ300羽の中でも1羽持っているか持っていないか、と言う珍しい代物では。
何故、彼等と戦うことなく、易々と手に入れることが出来たのでしょう?
あの指輪の正体は、体内で稀に生成される固形物なのに…、どうして…ひょっとしたら…
まさに運が付いている、と言うことですかね。これ以上は言わぬが華か。
ともあれ、一日に千里を駆けるほどの俊足を得られる宝具と聞き及んでおります。
これは私と遭遇する事があっても、あっさりと逃げられてしまうかもしれませんね。
少々悔しいので、この扉開けるな危険、と言う看板でも我が間の前にでも立てておきましょうか。
>>130 仲間割れですか?よくあるんですよね、こういう言い争い。
普段は絆などと綺麗ごとを吐いておきながら、いざと言う時になってね。
やれポッドが足りないだの。回復が遅いだの。装備がしょぼくて壁にならないだの。
くだらない事で揉め始める。私から言わせれば単純に戦力不足なんですよ。
アイテムなんかに頼らなくても勝てるように、修行してきなさい、と…ぶつぶつ…
え?元々仲間ではない?それはまた失礼しました…
>>131 近頃この世界も不安定なようですからね。人の心もささくれ立っておるのでしょうか。
クックック…暗黒時代の到来ですか…素晴らしい。
他人への親切が仇となり、肉親同士で財を奪い合う…
そんな世界が訪れるかと思うと、この魔神、歓喜に堪えません。
あっ、洞窟内では、穏やかにお願いしたいところであります。
それはそれ、これはこれと言う事で…
流石の魔神としましても、住処まで澱むと困るんですよ。
こう見えてテーブルクロスの隅が歪んでいるだけで気になってしまう性質なんです。
身勝手ですみません。
>>132 うむ、では早速教えに取り掛かるとしよう。
(一家の居室)
オホン、では今日から物に触れる練習を始めます。まずは実体化から。
なんだ、二人とも出来…ああ、これこれ身体を物に突っ込んで実体化しようとするでない。
実体化した時大変な事になってしまうぞ。
(そのまま実体化したら地面から上半身が生えている状態に)
……ほら、言わんこっちゃない。それではどうしようもなかろうに。
ふむ。いやいや待て待て、お主一体我が子を何にしたいのだ。
>>134 今日はゆっくりと溶岩温泉に浸かり、疲れを落とすとしますか。
むぅ?岩場の地面からにょっきりと人が生えて…
これはこれは、女侍さん一家ではありませんか。
この悪戯、気に入ってしまったんですかね?子供らしい戯れと言えますが、少々吃驚しました。心臓に悪いです…
何とも幽霊らしからぬ存在感。
それにしても、上半身のままじっと見つめられると、怖い物がありますね…
もういいんですよ。充分驚きましたから。
ちょ、ちょっと泣き出さないでください。
…もしかして出られないんですか?仕方ありませんね。
このまま引っこ抜く訳にも参りませんから、周囲の地面ごと切り取りますよ。
女侍さん、ちょっと離れていてくださいね。
魔力充填開始……目からビーム!クワッ。
>>135 実体化を解けばよかろうに……まあ聞こえておらぬか。
ならば仕方ない。魔神殿、お頼み申す。
……ああ泣くな泣くな。掘り出すまでは大人しく待っておれ。
(しばらくすると子供達は無事発掘された)
だから言ったでしょうが。なぜかかがああ言ったのかわかりましたね。ならよろしい。
魔神殿、世話をかけてしまったな。かたじけない。
虫が多いからバルサン焚いとくわ
20個くらい焚くわ
>>136 まだほんの子供ですからね。ああ、御覧なさい。
何と掘った穴からウルトラザウルスの化石が出てきましたよ。
これをプレゼントしますから、もう泣くのはおよし。子供達はこういうの大好きですよね?
おや。あんまり嬉しくなさそうな顔してますね。私が幼き頃は、みんな古代竜が大好きなものだったんですが。
今のキッズはどういったものを好むのでしょうか…
この前もね。幼女の勇者への手土産に、牡丹餅をあげれば、餡子なんていやっ!等と言うんですよ。
まったく洞窟での暮らしが長いと、時代の変化について行けず、困ったもので。
>>137 げふっげふっ、なんですか。この臭いは。
思わず対毒ガスブレス用のバリアを展開してしまいました。
困りますねえ。この辺りには蝿の悪魔達の眷属もいるのですから。
ほら、蜂女さんも地面に落ちて固まってるじゃないですか。
貴方達にとって虫の多くは害悪かもしれませんが、我々にとってはメッセンジャーであったり、
時には貴重な食料になったりするのです。
仕方ありませんねえ。あまり虫達に人間から血を吸ったり、針を刺したりせぬよう、通達しておきますから、
もうこんな物を撒くのはご遠慮くださいよ。
古代怪獣ゴモラ登場
>>138 でも古代竜の背骨の突起の部分だけ貰っても嬉しくあるまい。
……待てよ、この状態の化石があるのならきっと……この辺りは沢山の化石が埋まっているのではないか?
魔神殿、上手く全身骨格を発掘出来たら古代竜を復活させられるかもしれないぞ。
ずっと風呂入ってないの?
臭いし、汚いよ
走りすぎた…
なんか急に突風がふいて洞窟の外まで出ちまったけど
飛ばされたさきにたまたま藁が積んでてて
けがもねえからまあ結果オーライってやつかな
やっと村に戻ったし、これからはしばらく遊んで暮らせるぜ!
ぷるぷる そのていどのかくごでぼくにいどむなんてかたはらいたいよ
>>139 ほぉ〜っ、これが本物の古代竜ですか。彼等が我が物顔でのし歩く世界は、この私から見ても古代ですからね。
よく当世まで生き残っていたものです。珍しいので写真を撮っておきましょうか。
この魔神、両手の親指と人差し指を組み合わせるだけで、紙に対象の画像を焼き付けることが出来るのですよ。
いいですよ〜。そのまま、そのまま…
むっ、フラッシュに反応して暴れ始めてしまいましたね…
大人しくしてください!ヘアッ!
>>140 ええ…手当たり次第に掘っていたら、どうやら違う古代竜が蘇ってしまったようです。
ここはウルトラザウルスの残りの骨も集め、復活を試み決闘させてみまましょう。
派手さに欠ける、洞窟暮らしにも血湧き肉踊る戦いで花が添えられる事かと。
御覧なさい。子供達のキラキラした目を。これはもう大人として期待に応えてやらねば。
…ふぅ、どうやら完成しましたね。この巨砲の何とも素晴らしい事か…巨砲?
ま、まぁ細かい事はよろしい。早速戦わせてみましょうか。
行けっ!ゴモラを吹っ飛ばしておしまいなさい!
おお…何という迫力!轟音響き渡り、大地が震え…
…待った、待った!洞窟が壊れる〜!
>>141 私は新陳代謝が激しい方ではありませんからね。
じっとしていれば、無機物と大して変わらず、老廃物も排出したりはしないため、体臭はあまりないのです。
それでも体表の甲殻に苔等が生えたりはしますから、そうなると痒み等は感じます…
気になってくれば、溶岩温泉に浸かって浮世の垢を洗い流す訳です。
猶、毒などのステータス異常、老化防止、リウマチ等に効能があるようですよ。
客人にもこの湯船を満喫していただきたい気持ちはあるのですが、
どうも少々お若い方には熱過ぎるようでして。
>>142 あの冒険者は、どうやら私と戦う事無く無事に抜け出る事が出来たようですね。
圧倒的実力差を持つ、恐怖の対象たる私に出会わなかったのは、まさに幸運と言うべきでしょう。
いくら指輪により神々に匹敵する俊足を備えたとは言え、足がすくんでは動けないでしょうから…フフフ…
しかし彼にとってある意味不幸なのは苦労をせず、楽を覚えてしまいそうなことです。
命に短き人間の事ですから、反動を迎えずに一生を終えてしまうかもしれませんがね。
ああっ、あの若者に苦労させたいっ…
…決して洞窟をクリアされたので地団駄踏んでるわけじゃ、ありませんよ〜。
>>143 ククッ、折角の口上も、そんなあどけない口調では迫力を感じません。
とは言えど、下級に属するスライム族のこと。この程度の戯れは見逃して差し上げましょう。
…いえ、一見スライムのようですが…。よく観れば水銀の様な灰色をしていますね。
これはあれでしょうか。逃げに逃げる生き様を貫いた結果、尋常ではない長命を経て経験と知識を重ねたと言われる、メタルなシャイボーイ。
ひょっとすれば私ですら想像の付かない様な修羅場を生き残り、悟りの境地を極めているのかもしれません…
そう考えると、この何も考えてないような目の奥にも狂気を感じてしまいます。
歴戦の村人「武器や防具は――――装備しないと意味がないぞ」
>>145 今日も看板の横でお疲れ様です。感心しますよ。
貴方の忠告で助かっている冒険者の方は多いでしょうね。
私からも付け加えるならば、村の外を歩いていると、いつの間にか日が暮れて夜になります。
これも重要なアドバイスですよ。
そう言えば最近の武器防具屋では、商品の購入時に、自動的に着せ替えさせてくれるサービスもあると聞き及んでおりますが、
一体どう言った仕組みで行っているのか…もしや店先で皆さんがあられもない姿に…
もし私が店長ならば男の冒険者に対しては丁重にお断りしますがね。
いやはや、人間の営業努力というのは律儀で計り知れないものです。
147 :
盗賊:2013/10/17(木) 06:42:04.43 0
ここか…
勇者も戦士も魔法使いも死んじまったぞ…
くそっ、勇者って死んでも生き返るってのはやっぱりただの伝説だったのかよ
任せろって言っちまった手前一応ここまでは来てみたが…
俺の勘が「絶対に勝てないからやめておけ」っつうんだよなぁ
ま、一応探索に入るかね
寿命はないのか?
勇者なんだから「俺に任せろ!」と妙な自信で付いてくるが微妙
「絶対に勝てないからやめておけ」といったのに一人で突っ込んでいく
生き返らない…勝手に死なれて生き返らない…
あるかもな
>>144 何故こんな洞窟の中に大砲が埋まっておるのだ……。
これはもしかしてアレか。来るべき再起の時に備えて隠匿しておいた的な何かか。
しかしなんでこんな所に……。
そういえば皆で洞窟を散歩……じゃなくて見回りしていたのだが、私達が置いた宝箱や罠が尽く突破されているのだ。
あれだけバリエーション豊かな罠を張ったのに……(ションボリ)
隠しボスって見つけてもらえないと暇ですよね……
>>30のニコニコとわきあいあいだけど実はとんでもない悪デシタってのもいいんじゃないかな
悪徳溜めて堕落して魔神を崇め終末を待ちわび俺たちだけ幸せになりゃいいのさw
……と 楽しい世界征服的な
面白い気さくな方々ばかりで凄く楽しそうですが
魔神を崇拝して行動し世界を恐怖のずんどこに陥れるのですよw
レッツ世界征服!
退屈な日々に飽きているそこの貴方!魔神と共生!一緒にダンジョンでも考えない?
なんて
そんなもんで・・・だが、上手くいけば世界に広く蔓延してて
勇者と友達になって引き込んじゃったり派手さは無いが結構アクドイやり方と思います
良い洞窟だ
ここに籠って仏像を彫ろう
>>147 私の聞く所によりますと、勇者が生き返らせて貰えるサービスを神から受けられるのは、一行が全滅した時のみとの事ですよ。
つまり…後はわかりますね?ククク…
とは申すものの、実際に試してみるのにも抵抗があるでしょう。
少々助言させて貰いますと、この洞窟にはフェニックスも住み着いています。
運良く彼等の尾羽でも手に入れられれば、仲間の蘇生も可能かと。探してみるのも一興でしょうな。
ただし彼等の体を覆っている炎は地獄の業火と同等と言われています。
手に入れる手段は、盗賊らしく知恵を振り絞ってくださいね。
>>148 どうでしょうか?まだ迎えた事がないですから。
今はその気配もありませんが、何れその日が来れば、死神さんが私の魂を狩りに来るんでしょうかね。
はて、もし彼、あるいは彼女を追い返したらどうなるか?少し楽しみではあります。
しかしふと考えてみれば、流石の私とも言えどその時には老いさらばえて、太刀打ち出来ない可能性も。
ええ、魔神だって歳はとるはずなんですよ。
まだ私が子供の頃、我が家の向かいの海を白髭の魔神が支配してまして。よく夕食の魚を届けてくれたものです。
何時かは私もああなるんでしょうね〜。
しかし、ひょっとしたら彼は産まれた時からあんな感じだったかもしれませんが。
魔界では結構珍しくない話なんですよね。そういうの。
>>149 色々な勇者がいるのです。中には蛮勇を奮う者もいます。
後に付いて行く人間など、いくら普段から仲間などと言っていても、
指導者が倒れてしまえば、ポッキリと心が折れてしまい、死体ほったらかしたまま一目散、なんて珍しくないですから。
この洞窟に救う数多のアンデッドも、身の程を知らない暴走者の慣れの果てだったりします。
己の実力を冷静に見定めて、時には退く勇気も必要なんですよ。
尤も無闇にその勇気を行使し過ぎると、ただの引き篭もりになってしまいますがね。
…あ…洞窟の中で座ってるだけの私にそれを言う資格はありませんか…
>>150 まさか、私が古代竜同士を戦わせた影響で、洞窟のあちこちの仕掛けが壊れてしまったのでは…
こほん…いえ、気のせいでしょう。
性質の悪い冒険者の学習能力を侮ってはいけませんよ。
我々には考え付かないような突破手段を次々と思いつきますから。
女侍さんは元人間と言えど真面目な方ですからね〜。
世の中にはいるんですよ。悪魔以上に悪魔であり、裏の裏をかく発想をする者達がね…
もしかすると数々のセキュリティを突破され、我々のプライベートな情報も、さくっと盗まれてたり…
私が溶岩風呂で古代竜たちと遊んでいる間に、あんな秘密や趣味が第三者に知られてしまうかと思うと…
身の毛が弥立ってしまいますよ。ぶるるっ。
>>151 仰るとおりですよ。彼女等は優しげな笑みを浮かべて、いかにも純粋な顔してね。
その実、笑裏蔵刀。自分の事しか考えず他人を出し抜いていい思いをしようと考えてる連中ばかりで。
しかも最近は、地上に出て恵まれない者に寄付を、自然を守ろう
等と無垢な人々に上手い事話を持ちかけ金を巻き上げて、
自分達は美味いものを鱈腹食べてるんですから、そりゃあ恵比須顔になるってもんです。
一時期は洞窟の財宝を盗んでは売り飛ばしていたので、追い出してやろうかと考えていたものの、
今では身の回りの世話をしてくれて、しかも食い扶持は自分達で得る優秀な信徒達ですね。
しかし集団心理とは怖いものです。良心の呵責に戸惑っていた新入りも、朱に交われば一ヶ月で真っ赤になり、
自分から詐欺を率先して働く様になるのですから。
>>152 ほう。彫刻がご趣味で?この洞窟には奇怪な姿をした魔物が数多く生息してましてね。
モデルには事欠かないでしょう。
…あぁ、仏様の御姿を彫りたい、と。参りましたね。
寺院じゃありませんから、なかなか仏は立ち寄らないんですよね〜。ここ。
たまに血の気を好む阿修羅が遊びに来る程度でして。
無縁仏なら沢山余るほどいるんですが。
ダンジョンの奥に鎮座してるだけもアレだが
直ぐそこまで来たのに話しかけなければ戦闘にはならないからと
一通り見て回って帰っててしまわれるのも困り者
RPGのボスもなかなか辛いね
STGのボスなら戦ってもらえるのに…自爆待ちがあるかw
怪しげな地下世界で突如現れるちょっとダークな大仏の間
ってのもバトルステージっぽくて知る人ぞ知る名所になりそうな気がするんだが
たどり着く前に無縁仏になっちゃうか…
>>155 中にはせっかちにも部屋に入った時点で相手をとっ捕まえて戦いを挑む主もいますからね。
私は迷宮の主としては鷹揚な方と言えるでしょう。
肌が触れ合うくらいに近づいても、話しかけられなければ一応戦闘の幕を開けないようにしています。
私自身はそうは心がけているものの、結構勢いで挑んで来る人が多いんですよ。これがまた。
一度聞いて見ると、折角ここまで来たのだから、戻るの面倒だし、つい。等とのたまう。
そんな方相手には、私もついうっかり本気でブレスを吐いちゃうんですよね。
強そうに見えたら一度深呼吸して手前のフロアへ戻り、修練に励んでいただきたい。
流石にこの洞窟の奥にまで、戦闘機で攻めて来られた経験はありませんが…
飛竜に乗って来る冒険者は稀にいますね。扉開けた途端に、閃光を放って来るんですよ。
ああした無体をした客人には、すぐに天井から鍾乳石の弾幕落として潰れて貰うようにしています。
>>156 それは来訪者が驚く良いアイデアですね。
仏間に入って、ランタンを照らすと冒険者に向けられる数百のアルカイックスマイル。
気が弱い者ならその瞬間に成仏してしまうことでしょう。
一寸信徒に仏像のカタログでも貰って来させますか。
…た、高いっ!仏像ってこんなに高いんですか?
仮にも邪教のご本尊である私が仏などにぼったくられては溜まりませんよ。
ここは他の彫刻家達も誘致し、積極的に仏像を彫らせる様、差し向けましょう…
信徒の皆さん、このでっち上げた仏間が霊験灼かな聖地だとデマを振りまいて来て下さいね。
158 :
盗賊:2013/10/19(土) 18:00:46.54 0
探索探索っと…
やっぱおっそろしい魔王がいるっつっても
盗賊の血がさわいじまうんだよなぁっ…と、宝石やらナイフやら俺の好きなもんが結構あるんだよなぁ
ミミックぐれえなら俺ひとりでもてこずらねえし探索も以外と楽なもんだ
おっ?
暑いと思ったらありゃあフェニックスじゃねえか…
尾羽…拝借しますか!
>>153 あちこちにこんな物があるというのは興味深いな。
しかしまぁ宝箱を開けて何だも取らずに宝石と短剣類だけ取って行くのは……つまりそういう輩なのか。
間違って私達の部屋にやってきたら困るなぁ。
そうそう、泥棒と言えば魔神殿の信徒は浅ましいのう。
我が家の宝物庫を漁っておったから「そんなに宝が欲しいなら秘宝庫の物を一つやる」と言って秘宝庫に案内してほったらかしてきた。
元々幽体化して出入りするところだから通路の類は無いから人間に出ようなどないが、一応魔神殿の信徒だから乾き死ぬ前にお伺いは立てることにしたのだ。
神官「いい洞窟だ。ここを埋め立てて太陽神の神殿を建てよう」
>>158 勇者が死んだと言うのに仲間の為、単身フェニックスに挑むとは。
盗賊とは言えど、なかなかに見上げた性根の持ち主と言えます。
ふむ。ここは一つ麗しき女神の声でも装って助言を進ぜましょう。
こう見えて高いキーの声色を使うのは得意でしてね。あぁ〜〜。
よろしいですか?盗賊さん。フェニックスは食中毒で死ぬ事もあるのですよ。
つまり戦力に自信が無く、真っ向から戦わずして倒そうと思えば…、あとはおわかりですね?うふっ。
…うふっ。は余計だったでしょうか?一気にあやしい誘惑の声みたいになってしまったような…
女神だと信じていただけると良いのですが。
>>159 天知る地知る。げにプライベートが暴かれるは恐ろしきこと。
家族間への秘密すら赤裸々にされるとあらば、うっかり浮気も出来ません。
いやさ、真面目な女侍さんの家庭に限って、そんな醜聞は有り得ないとは思いますが…
ところで、うちの信徒がご迷惑をおかけしたようで。これはこれは。大変申し訳ない。
常々日頃よりそちらの看板の向こうへは行くな、と、注意を与えてはおるのですが。
信徒達もね、悪気でやってる訳じゃないんですよ?
なにせ我等の教義が、他人の物は我等の物、我等で有効に使ってやるのが正義。
と言うものでして。本人達は到って善意で振舞っておるのでどうか御慈悲を。
なんて、納得はしてはいただけないでしょうね。干物になるのも仕方があるまい。
私の言い付けを聞かず、踏み入れてはならぬ地に立ち入ってしまったのですから…
>>160 最近どうにも息苦しいと思いきや、人間がこの洞窟を埋め立てようとしておるとは。
早速ですがオークの群れがそちらへ土砂の除去に向かったようです。
我等はこの洞窟に生きる者。生き埋めになっては敵いませんから。
それにしても自らの信徒は可愛いが他人の信徒は何ともはた迷惑な存在です。
ご本尊の為に働きたいという心理はわかるんですがね。
なんでも小耳に挟んだ所によると、太陽神が弟を恐れて岩戸の洞窟に引き篭もった、等と言う話もございますよ。
太陽神だってね、偶には薄暗い部屋でポチポチと独り遊びしたい。
そんな日もあるんじゃあないか、と。
ですから何でもかんでも、手当たり次第に洞窟を埋めようなどとは、考えぬ事です。
神殿の立地条件ならば…そうですねえ。
村付近の景色を一望出来る見晴らしの良い丘、そちらの方が適しているのでは?
ク、クェー!クェェ…
(魔神様〜お久しぶりです〜)
(実は相談がありまして)
(タクシー代だけでは儲からないんで洞窟内で集めたあれやこれや売ってもいいですか〜???)
クェ…
(あ、そうだ思い出したんですがこの前の魔剣…)
(なんだかんで戻ってきたので売り飛ばしちゃってもいいですか〜??)
163 :
盗賊:2013/10/21(月) 22:04:08.89 0
おぉ?
なんだい今のは、俺もついに天の声が聴こえるようになったか脳みそがおかしくなっちまったかな?
へっ、まぁとにもかくにもだ
騙しや毒ならお手のもんよ
これを、こうして…っと
(しばらく待つ)
おぉ!
まだ死んじゃあいねえがずいぶん弱ったじゃねえか
よしよし、尾羽だけいただきましたよー
これであいつらも生き返れんのかね
とりあえず馬車に戻るか
>>161 私は別にしたいとも思わないしなあ。
夫? 勿論信じているが……もしクロだったら……せめて家に何も問題を持ち込まないで欲しいし、家から何も持ち出さないで欲しい。
何じゃ、そんな教義があるなら話は早い。
彼女の身柄は私の物、私が見せしめに有効に使ってやる。
と言っても何か可哀想になってきたのう。今回は許してやるかのう。
だがまあどうせまた懲りずにやらかすのだろう。
>>162 他に洞窟内にあるものですか…冒険者の遺品の類でしょうか?
ああ言った物は人間に化けるのが得意な魔女達が、定期的に人里に下りては換金して物品等と交換してるんですよ。
もし遺品を拾ったのであれば、彼女達に届けて交換を頼んでくださいね。
ただしちゃんとレートを調べてから、依頼することです。彼女達とて、魔物の一種。油断すると仲間からでもぼったくりますから。
…おや?貴方の咥えているその剣は…
ははぁ、どうやら羊飼いの魂を吸って来たようですね。
いえね、もしも彼が剣の力に呑まれて殺戮に走るようならば、自動的に命を飲み込むように、呪いをかけておいたのですよ。
嗚呼、実に残念です。あの無垢だった若者がね〜。
そうそう、出来れば剣は渡していただけませんか?こうして取り込んだ魂は私の好物の一つでして。ペロリ…
グリフォンさんにはお駄賃として、私のブレスで焼けた冒険者のこんがり肉を進呈しましょう。
>>163 ほっ…どうやら私の声を信じていただけたようです。私の演技もなかなか捨てたものではありませんね。
ふむ。地上の馬車に戻るのは賢明な判断。ついでに武器防具等を整え、再度出直して来るのが宜しいでしょう。
と、言うものの、この盗賊の仲間である勇者は随分猪突猛進な傾向があるようですし、
準備する事無く、また突っ込んで来るやもしれません…
しかし仏とは違い、魔神の顔は一度だけ。三度は勿論二度目もありませんよ。
いっそこのパーティ、勇者よりも盗賊が指揮を執った方が良いと思いますが。
けれども仲間の指示で動く勇者なんて、様になりませんしね〜…
特に勇者と呼ばれる人に限って、リーダーぶりたい方が多いですから。
>>164 人間であれば浮気は男の甲斐性とも申しますからねえ。やや古風な感覚ではあるものの…
家庭に波風を立てぬならば見逃す、ですか。まこと、女侍さんは賢妻の鏡であられる。
あぁ、無論、亡霊騎士さんのことも信じておりますとも。本当ですってば。
うん?信徒が帰ってきましたね。私から罰を与えたい所ですが、女侍さんの寛容さに免じ、今回は不問といたしましょう。
…なんですと?女侍さんの宝物庫近くの住処で見つけたものがあると?
しーっ、声が大きい。少々見せて貰いましょうか…あっ!これは…
…こほん、今日も洞窟は平和で何よりですなあ。
>>165 いや、私はこうして築いてきた家庭をぶち壊しにされたくないだけなのだ。
生前の縁者とはとうの昔に死に別れた故、今の私にはここでの暮らしが全てなのだから。
だから、露見した暁には断じて許してはおけぬ。
さて、ダンジョンを冒険する方は当然だが、冒険される方はなおのことダンジョンの事を把握しておかねばな。
あれっ? 無いっ‼︎ 無いぞっ‼︎ 『私のダンジョン日誌』が無いっ‼︎
ん? この足跡、さては……
魔神殿‼︎ またお主の門徒が……オイ、お主ら何人の日誌を読んでおるのだ。
167 :
盗賊:2013/10/28(月) 22:50:12.87 0
なんなんだよあいつ(勇者)…
折角助けてやっても「ご苦労!では魔神を倒しに行こう!」だと?
なんのためにあんな思いして生き返らしたかわかんねえよ
俺の特技で敵うわけがねえのはわかってんだ
それをなにが「ガンガンいこうぜ」だよ
せめて装備でもなんでも整えていきゃあ良いものを…
付き合いきれねえや、命がいくつあってもたんねえよ……
あいつらだけ勝手にいきゃあいいんだ
俺はもともとはぐれものだぁ
適当に散策して、また旅にでも行きますかね
クエェェェ!?ケケケケッ!
(こんなのって!?魔神様ー…魔女連中の中間搾取がひどすぎて泣けます!)
クエ、クエェェェ…
(その辺に落ちてた解毒薬…賞味期限切れてたので腹壊してたフェニックスさんにあげて引き換えでもらったフェニ尾…)
(一枚一ゴールドとか…気をつけないとすぐぼってきますねあの連中…)
クケケケー、クェッ!
(ちなみに鈴は数千ゴールドだそうですが売る気はありませんっ!せっかく魔神様にもらったものですし…)
(でもなんでこんなに高いんでしょう???)
>>166 成る程。女侍さんは魔族と成り果てた今でも、心には絆を大切にする気持ちが根付いてるのですね。
私共、生粋の魔族は同族との関係にどうにも希薄で、新鮮に映ってしまいます。
まず倒すべきは己の親!そうした価値観を持つ魔神も珍しくないものですから。
私など、もう親の顔も覚えていないものでして。まさに親の顔を見てみたい状態ですよ。
…それにしても、この本によると、まさか女侍さんが通路の分岐点に印をつけないと、自宅に戻れないほどおっちょこちょいだったとは…
そりゃあ、侵入者達が楽に迷宮の構造を把握するわけだ…
いえっ、なんでもありません。もしかしてこの丁寧な達筆で表題を書かれている書物は、女侍さんのものでしたか?
すぐにお返ししましょう。読んでませんよ。読んでませんとも。
私は決して他人の日誌覗くなんて無粋な真似はしてませんから。
や〜、全くうちの信徒どもはけしからんですなあ。
>>167 おやおや、また一つパーティが崩壊してしまいましたか。
嘗てはあんなにも初々しい希望と夢を共有していた者達が…
いやまあ、部外者の想像に過ぎないのですがね。
しかし人の上に立つ者は、多少の強引さを備えているものですが、ここまで傲慢な人間も珍しい。
なんとかは死んでも治らないと申しますが、むしろそのポテンシャルは、人外の存在として生かせるかと。
よろしい。残った彼等は全滅させて、見事魔物へと転生させてみますか。
さぞかし凶暴な徘徊者となるでしょう。
もし盗賊さんが暫く散策を続けるのならば、変わり果てた姿となった彼等と、
再び相見える機会があるやもしれませんね…フククッ…
>>168 洞窟内では季節感に乏しくなりがちでありますが、これから年末になるにしたがい、
矢張り皆、何かと物入りになるものです。
私のプレゼントを大切に思ってくれるグリフォンさんに、少々耳寄りな情報をお伝えしましょうか。
貴方が入手されたフェニ尾。
こうした嵩張らず薬剤となる品は、訪れる冒険者と直接取引出来ますから、
マージンを搾り取られることなく、お得なんです。
他には、そうですね…。今の時期でしたら、私の足元に生えている、
この紫色をした茸やヒカリゴケも、随分と価値のある物のようです。遠慮せずに持っていってください。
ああ、うっかり鍋物などの具にしてはいけませんよ。どうやら特殊な薬剤に使用する貴重品のようで。
何でも惚れ薬とかとなんとか…
金策に励みつつ、どうか恙無く年を越してくださいね。
クケ、クェェェ…
(なるほど〜、直接取引ですか〜)
(じゃあ今度はこっちがぼったくr…いやなんでもありませんっ)
ケ、ケェェ…
(あ、そうでしたそーでした、例のお肉、しまっといたら腐らない伝説を信じて取っておいたんですが、そろそろいただきます〜)
ゲ?クェ!?ゲェェェ…
(あれ?なんか…!?お、お腹痛いなぁ…薬、薬…)
(ふぅ…ん?これ…惚れ薬って…)
>>170 むむっ、今、嘴が邪悪に引きつりましたね。何かけしからぬ事を企んでおいでで?
普段の愛らしさにすっかり忘れておりましたが、グリフォンさんも一端の魔物ですからね。
かまいませんよ。逆に騙したって。
私だってね、昔は人限達を相手に生贄だけ捧げさせつつ、仇で返すなんて生贄詐欺を平気でやっていたものです。
ちょ、貴方その惚れ薬飲んじゃったんですか?あまり熱い視線でこちらを見ないでくださいよ。
…そうです。私の肩にはコッカトリスが巣を作っていたはず。折角ですから娶せてみましょうか。
なかなかにお似合いのカップルになるでしょう。
…とは申すものの、実はコッカトリスもグリフォンさんも雌雄を把握していないのですが…
私と言えど魔物の鑑別士の資格なんて持ってませんからね。
…マッ、、闇の世界に生きる者は、細かい事気にしちゃいけませんって!
>>169 うむ、まあ三つ子の魂百までと言うしな。
魔族になったとて心根まで変わってしまう訳ではない。
魔神殿のご両親はどんな方なのだろうな。
大山程の大きさの御仁なのだろうか。
そうだまさしくその本!
ああ良かった良かったこれでダンジョンの機密が漏れることはない。
本当に読んでないか?
まあ確かに私の日誌の方は私の国の言葉で書いてあるからお主達が読むのは不可能に近いだろうが。
ん? ダンジョンの目印?
ああ、あれは夫が子供達が道に迷うと困ると言うから子供達が迷わぬように付けたもので……待て、何故それを知っている?
さてはお主達私の日誌を読んだな。
173 :
ああああ:2013/11/10(日) 12:08:00.93 0
なんの因果かこんな名前をつけられて…
あげくの果てには魔王討伐、世界平和を守れ、戦争を止めろ、王女を救い出せ…
もうたくさんだ……
つっても俺には戦闘しか取り柄がねえ…
もういっそ俺が魔王になってやろうか…
手始めにこの洞窟を根城にしてやる!
洞窟ん中の魔物も動物も皆殺しだ!!!!
>>172 うっ…盗み読みしたのがばれてしまいましたか。
実は私、遠地と言えど東洋の書物は、ある程度は読解出来るのですよ。
古くからの知己である大魔神から倭国の書物を些か勧められまして。
なに、私の口が固い事は魔界でも有名でしてね。内容に関してはご安心いただきたい。
どうしても言いたい時は井戸の底で叫ぶようにしてるんです。
私の親ですか?どうでしょうねぇ…。恥ずかしながら、記憶も薄れて来ていて…
木の股から産まれた訳でないのは確かなのですが…
なにせ5000年は顔を合わせていませんからね。
しかし向こうは私の好みまで覚えているようで、偶にみかんを送って来てくれるのですよ。
柑橘類が好きですからねえ。大変有り難いことです。
あぁ、こうして話していると、思い出してくるなァ…
よく父がお酒を飲んで宮殿を破壊しては、母が尻尾を膨らませて怒っていたっけ…
>>173 心中お察しします。親から貰った名前は選べませんからね。
しかしやけになってはなりませんよ。
この洞窟は難易度が高い。地上で悪さしている魔王を倒した程度では、
簡単に攻略出来るものではありません。迂闊に喧嘩を吹っかければ、返り討ちに遭うのが関の山。
もし八つ当たりするならば、楽に勝てる相手から慎重に行っては…
と、こう申せばイジメを勧めている様にも聞こえますね。
では、こうしてはいかがでしょう?そこまで名前にコンプレックスを抱いているならば、
通り名をつけてもらうのです。
とりあえず日頃から真っ赤な服を着て、うろついていれば、きっと見た目重視で呼ばれるようになるはず。
真っ赤な疾風やら、二中の火の玉とか、こんな感じの名前です。
そうそう、ツノ等を装着してみるのも一興ですねえ。
ギャギャ!クェェェ!キューキュー!!
(ああ魔神様!この気持ち!まさしく愛です〜!!)
(前はコカトリスさんとかフェニックスさんとか、素敵〜///などと思ってもおりましたが…)
(もうどうでもいいです!今は魔神様が一緒にいてくださればそれだけで十分ですわっ///!)
クェ。キュー…
(ふう。あ、惚れ薬の効果が切れたみたいです。古くてよかったです〜)
(魔神様と、私なんかでは、色々と…その、釣り合いませんし…///)
(や、闇の世界だから表以上にきっと身分とか種族とか大事でしょうし…)
ケェ、クケケケ…
(と、ところで、魔神様もなかなかえげつない商売なさってますね〜)
(商売は信頼関係が重要ですよ〜…って魔神様は商売じゃないから問題なし!ですね〜)
>>175 おやおや、コッカトリスとのラブラブお見合い大作戦は失敗したようですね。
しかしただ座っているだけの私の事をこうも慕っていただけるとは。光栄ですな。
魔族の世界は、実力主義。張りぼての身分や種族など関係ありません…
と、言いたい所ですが、結局、割とそうした要素で実力も決まってしまうんですよね。
人間と違い、身分の高い種族は生まれつき、それに見合っただけの特殊能力も備えていますから。
まさに格差社会と言えるでしょう。
ただ、グリフォンさんだって、古代より連綿と続いて来たなかなかに高貴な血統のはずですよ。
もっと自信を持ってください。
ああ、取引に関してはね。本当、後悔してるんですよ。
人間と言えど、相手を裏切って良いことなんかなかったですね。
ちょい悪親父の武勇伝にもなりゃしない。
良心の呵責等これっぽちもありはしなかったのですが、
話を聞いた吟遊詩人が歌にして私の悪い評判を人間界に広めまして、一時期誰も生贄を捧げてくれなくなったのです。
鎮火させるのに200年はかかりましたよ。
貴方も変な歌の元にされないよう、人間を侮らず慎重に接した方が宜しいかと。
177 :
ああああ:2013/11/10(日) 22:52:27.26 0
うげっ...
ここの魔物強すぎねえか...?
途中で曲がったとこにいた亡霊剣士...
俺もかなり腕に覚えはあったのにこの様だ
あの亡霊剣士がここの首領なのかぁ..?
しかも変なお告げも聞こえやがるし...
仕方ねえ、ここは素直に真っ赤に角で行くかぁ
...情けねえなー
なにもうまく行きやしねえや
この逆側の通路も一応いくかー
なんだか三倍の動きができる気もするしなぁ
>>177 あっ、あの冒険者、本当にツノまでつけている…。
私の忠告を聞き入れるとは、横暴に見えてなかなか素直な若者ですな。
亡霊騎士さんは何といっても強制敗北の特技を持ってますからね〜。
敗北後、一定時間ぼ〜っとしてお茶でも飲んでいれば自動的に先へと進めるのですが、
なかなかそのカラクリに気が付く人はいません。めんどくさっ!とばかりに帰っちゃう人ばかりで。
それにしても最初の勢いが嘘のように消沈してしまいましたね。
可哀相ですから、ここに辿りつく前に少し餌でも与えることにしますか。
倒せば財宝を山と落とすスプリガンを向かわせて差し上げましょう。
一撃で名うての戦士を屠ると言われる巨人…
でも、地上の魔王を倒せるくらいの勇者、ああああ殿なら大丈夫ですよね。
ケェェ、コケ…
(まあ、コカトリスさんも素敵な方(?)だとは思うんですけど…)
(そばにずっといると石にされそうな気がしますもので…)
(まさか、魔神様が岩みたいな外見なのはコカトリスさんのせいだったり…なんて)
(いや冗談ですが)
クェ、クケェェ…
(あと、私たちの家系は確かに古いものですけど…)
(私自身はまだまだヒヨッコなものですから〜…)
グエッ、クケケケ…
(ところで、悪い評判?歌?の事ですが…)
(魔神様にとっては褒め言葉になりそうですが)
(そうでもないんですか?まあ、生贄が来なくなるのは困りますね〜)
(一体どんな歌だったのでしょう?後で古文書を漁って探して見たいですね〜)
>>179 そう言われてみると、洞窟に居座ってから表皮が異様に固くなってきた気もします。
地上に侵攻する気も起きず、石みたいに座り続けているコッカトリス効果なのでしょうか。
性格も少々我ながら頑固になってしまって…と、これは違いますか。
しかし今更肩のコッカトリス一家を追い出すのも気が咎めます。
グリフォンさんは若手のホープですからね。まだまだこれから伸びますよ。
と、言いつつも月日は矢の様に流れるもの。
ついこの間まで新人のつもりであったのに、気が付けば引退を考えるほどロートルになっていた、など珍しいことではございません。
くれぐれも精進は怠らぬよう。
折角流行歌が風化したというのに、再び掘り起こされるのは困りますね〜。
同じ悪行と言えど、一日で都を滅ぼし、百人の勇者を屠った、等と謡われれば誉れなのですが、
挑みし冒険者を逃さぬ魔神、己は供物を貰い逃げ、などと触れ回れられては格好がつきません。
私が多少冒険者に甘くなったのはその頃からなんですよねぇ。
ゲェ!?ケケー…
(ええっ!?まさか本当にコカトリスさんに石にされていたなんて…)
(こんな時もあろうかと、とっておいた金の針、今なら高く売れそうですね〜)
(ってこれもまあ冗談ですが。魔神様がまさかコカトリスの魔力程度で石になんてなりませんよね〜)
クエクエ、クェェェ…
(確かに、月日が流れるのは早いですねー)
(特に、魔神様がおっしゃると経験者?経験神?だけありまして重みがあります…)
(あ、べ、別に魔神様がロートルだとか年増だとかナイスミドル…///だとかそんな事は全く思ってませんよ〜)
コケ、キュエエ…
(あら、そんな歌が流されてたんですか!)
(心中お察しします…流した張本人が辿った運命がどうなったか、推して知るべしですね〜)
(でも、魔神様がいくら冒険者に優しくしくださっても、周りの方々が…(汗))
(まあ、そのおかげでこっちもサイドビジネスが捗るんで文句は言えないのですが)
182 :
ああああ:2013/11/13(水) 23:56:59.91 0
あの亡霊剣士…強すぎたけど俺も今まで何っ回も困難乗り越えてんだぁ…
逃げてたまるかよ!
ってうわぁぁっ!
こいつはスプリガン!?
畜生が舐めんなよ!俺は仮にも魔王を倒した暫定魔王ああああだぞ!!!
(しばらく激しい戦いが続く)
はぁ…はぁ…
クッソ…つええなぁ…
なんとか倒せたし財宝も手にはいったけど
こんな一体の化けもんにこれじゃあ先が思いやられるよなぁ…
………
い、今は雌伏のときだ!
そのうち魔王になる準備が整ってからにしよう!
あ、一応記念に亡霊剣士の間の反対側にも行っとくか…
>>181 年齢に関しましては遠慮なく仰っていただいてかまいませんよ。
実際の話、コッカトリスの魔力どうこうより、加齢により肌が硬質化しているのかもしれませんしね。
流石に4桁を越えてからは鯖読む気力すら失せました。
何より生年月日を忘れてしまったので、最早自分の正確な年齢すらわかりません…
いつも誕生日には楽しみにしていた、ご馳走のチキンすら食べられないのです。
ええい、悔しいのでいっそ今日食ろうてしまおうか。
はっ、これは失敬。危うく更年期だと冷やかされる所でした。
何だか今日は胃の調子も良くない気がしますよ。胃液が逆流しそうです。
ちなみに申せば、この胃液。通常吐くブレスの比ではございません。
何せ飛沫がかかるだけで、オリハルコンですら溶かす劇薬でして。
…あぁ、ご心配なく。既にマンドラゴラを煎じた胃薬を飲みましたから、
グリフォンさんに迷惑をかけるような失態は晒しませんよ。
しかしこんな日は、私と言えど、冒険者相手に手を抜く余裕はありませんね。
いや、手を抜くどころか、逆にやられてしまう可能性すら…
>>182 と、折悪しく冒険者がこちらに向かっているようですね。
これはまずい。
あのマンドレイクの薬、よく効きはするものの、副作用で一時的に魔力の大半を封じてしまうんですよねえ。
私、一応魔力を使わずとも白兵戦だけでも、相当な自信はあるとは言え…
今は楽な姿勢で寝転がることしか出来ないもので、ろくに戦闘態勢すら整えられやしません。
もし体に悪戯落書きされても抵抗しようがありませんよ。
それにダンジョンの奥に救うボスが、昼ドラでも見てる主婦のようなポーズでお出迎え、では様になりませんよね。
グルルルオ……グオオオウ……ふしゅるるるる……
内臓の調子も悪く、緊張と不調のあまり、思わず息も荒くなってしまいます。
この呻き声を聞いて気味悪がられないといいのですが。
ギェ!クェー…
(え!四桁超えてる…年寄りとかそんな段階はとっくの昔に通り越してますね!)
(そりゃ誕生日を忘れても不思議は無いですよ〜)
(というか、暦自体あったのかどうかさえわかりませんね〜)
(あ、あと…その、チキンと言いつつこちらを見られるとなんだか…ぞわっとしますわ)
クゥエ?ギャ、クケケケ…
(あら?お、お客様…もとい冒険者ですか!)
(商売のチャンス…ではなくて腕を鍛えるいい機会ですね〜。魔神様にはちょうどいい暇つぶしなんでしょうか)
(そのへんの"ひるどら"よりは面白そうですし…)
クギャギャ、ケェェ…
(と思ったんですが、運動不足が祟ってませんか?調子がお戻りになるまで時間稼ぎでもしましょう)
(とりあえず、お茶アンドお菓子でもお出ししましようか〜)
>>184 そうなんですよね。私の若い頃はまだ地上に人間の数も少なく、裸で出歩いてるような者が多くて。
よく彼等へ供物の代わりに星の読み方を教えていたんですよ。
我々は太陽が苦手ですから、星々の運行で時の流れを把握していたものです。
今は星どころか洞窟の天井を眺める毎日ですが…こうなってしまうと腹時計しか頼られません。
ぐ〜っ、ああ、お腹が鳴ってきた…。そろそろ飯時ですかね。
…いえ、大丈夫です。流石に洞窟の仲間であるグリフォンさんを食べようなんて思いませんよ。
いくらこう、もこもこと美味しそうなむね肉がついていてもね……はっはっは。
ああ、代理で応対していただいて、済みませんね。グリフォンさんてば、気が効きますよね。
お茶っ葉の選定なんて私より行き届いていて。
いやぁ、私もね。気持ちよく外でも走って来たいのですが、外に出るのも一苦労なんですよ。
面倒と言うより、出口への通路が狭くてつっかえてしまうので…
いっそ洞窟内にドーム球場くらいの運動場でも作ってしまいましょうか。
クェェ、クエクエー…
(なるほど〜、昔は星で暦を…情緒がありますね〜。何か憧れちゃいます!)
(遠い昔から変わらずあり続ける星々…そして星座。まるで魔神様ですね〜)
(でも、魔神様はこの洞窟に長いみたいですから…)
(そろそろ懐かしくなってきたんじゃないですか?)
(なんでしたらリフォーム屋にでも頼んで天井に穴あけませんか???)
(ついでに拡張工事も…)
ギェ!ギャギャ…
(ぎゃ!やっぱり美味しそうとか思ってらっしゃるんですね!)
(まあ…実を言うとちょっとだけですがわかるような気もします…)
(だってチキンとか美味しいですし…私たちもきっと似たような味が…)
(…しません!食べてもまずいです!きっと、たぶん、おそらく…ですよね!?)
キュウ〜、クエクエェェ…
(ああ〜、あのお茶…麻痺毒とかいれとこうかと思ったんですが…)
(魔神様の名誉を考えて姑息な手を使わないことにしました〜)
(一応洞窟内の拾い物でない、いいお茶の葉でお出ししたのですが…)
(…でも、これじゃまるで接待ですね〜。誤解されてないといいのですが)
>>186 ええ、確かに座ったまま満天の夜空を眺められるようになれば、これほど理想的な事はありません。
星々の運行を利用した魔法も強化されますしね。
しかし、空が直接見える…言い換えてみれば、外界より我が広間への直通ルートが繋がる訳です。
そうなれば、飛竜やメーヴェの様な飛行装置で、ぶんぶんと蚊トンボの様に冒険者が乗り付けてくる、
そうなってしまっては気が滅入るのが難点でして…
なぁんだ。お茶に毒を……って、私より狡猾じゃないですか!?無論これは褒め言葉ですよ。
魔族たるもの、策を練る事は消して不名誉ではありません。
ううむ、餌…ではなく、魔獣の身でありながら、貴方がここまでの知能派であったとは。
どこぞで計略でも学ぶ機会があったのでしょうか?
私も力を持ち過ぎたあまり、胡坐をかいて油断していたようです。
良い香りに釣られ、うっかり私自身がお茶を飲んでしまいましたよ…
もし毒物が混入していれば、グリフォンさんがこの洞窟の天下を取っていたやも知れませんね。フフフ…
クケ、ケケケケ…
(やっぱり、地上と直通は問題が多いですか〜、いいと思ったんですが)
(うーん…じゃあ開閉式にしてみるとかいかがでしょう!?某ドーム的な…)
(設置費は…魔神様のポケットマネーでなんとか!)
(これも全て魔神様のため…決して、決して飛びたいけど外に出るのがめんどいとか思っておりませんわ)
ケケ!グギャギャ…
(わーい!褒められました〜)
(この調子で認めてもらって昇進してゆくゆくは腹心に…いえいえなんでもっ)
クェ?ギャギャ…
(え?どこでこんな知恵をつけたかですか?)
(それはもう、私たちは昔から知恵の象徴と言われるくらいですから…)
(実は密かに勉強してるんですよ〜、私たち…)
(まあ、実を言うとあんまり役立ってませんが…闇の世界はどうもそっちより力の方が大事な社会っぽいので…)
>>188 開閉式とは良いアイデアですね。もしくはあらゆる衝撃を受け付けない魔道硝子等で
天窓を設け、侵入者を防ぐ手段もありますか…
そうと決まれば早速天窓を開通させてしまいましょう。ケーイッ!
フフ、どうです。私の口から発せられた怪光線に拠って、一瞬で地上までの穴が空きましたよ。
グリフォンさんも自由に大空へお散歩に出られるようになるのが楽しみでしょう?
…ああっ!?しまった…。ガラガラと穴の周囲の岩が崩れ落ちてきて落盤が…いたたっ。
どうやら些か先走り過ぎたようです…。しかも隙間風が入ってきて冷える…
まだ業者さんも呼んでいないと言うのに。
そう言えば、忘れておりましたが、グリフォンさんは見かけこそ合成獣と言えど、
知識を司り、神々を背に乗せるため、直接彼等に謁見する機会もあるという聖獣の一族でしたね。
申し訳ございません。近頃、つい、バジリスクやマンティコアの類と同列に見ておりました…。
この危機に是非ともその叡智をお借りして、業者さんが来るまでの間、暖を取りたいところですが…
いくら氷耐性を持つ私と言えど、寒いものは寒いもので…。
クエクエ、クェー…
(うんうん、流石は魔神様、ご決断がはようございますわ〜)
(これで地上に出る手間…もとい時間が省けて楽…ではなくて節約になりますね〜)
(そうと決まりましたら、早速業者に電話しt…)
コケッ!?ク、クェェ…
(ななな!?す、すごい、これなら工事費もかかりませんね〜、お見ご…あれ?何か降ってきているようで…)
(痛っ!こ、小石が…ひえええ、今度は巨岩が〜!!)
(咄嗟に魔神様の下に隠れて無ければ危ないとこでしたよ〜)
クエ、クククエクエ…
(いえ、聖獣だなんて…まあご先祖はそういうこともしていたみたいですが…)
(昨今は神々も不況なのか、全然使ってくれないんですよね〜)
(ですから、その辺の魔獣扱いされても文句は言えないんですよ…)
…クエ、ケケケ…
(…まあ、それはいいんですが…確かに寒いですね!まさに鳥肌が立つ、ですね〜)
(こういう時はこたt…ではなくてフェニックスさんの出番でしょうね〜)
(張り切りすぎて一面火の海にならないといいんですが)
>>190 ごほごほ…大丈夫ですか?ややや、グリフォンさんの姿が見当たりません。
まさか瓦礫の中に埋もれてしまったのでは!
なんと、私の下に隠れていたのですか。咄嗟の判断ながら、良い選択をしましたね。
しかしこれが凡百の魔神であるなら、見苦しく避けまわって潰されていた所ですよ。
座っている以外に芸の無い私だからこそ、無事であったと言えるでしょう…
ぼったくる業者が多い昨今ですから、節約しようと自前工事がどうも裏目に出たみたいですね。
まぁ、これも勉強と自分に言い訳しつつ、早速業者さんに依頼しましたよ。
あのバベルの塔をも建設されたと名高い建設会社でして。
…頼んだ後で何ですが、少し不安になってきました…
フェニックスさんを呼ぶのですか。そう言えば最近、尾を無くして火力が出ないと嘆いていましたからね。
案外、丁度良い火加減になっているのでは?
あぁ、噂をすればフェニックスさんがいらっしゃいました
。
…おお、何と言うことでしょう。火が燃え尽きて、彼まで鳥肌が立っているじゃありませんか…
仕方あるまい。魔物同士で寄り集まっていれば、それなりに暖かくなるかもしれませんね。
これを期に洞窟鍋大会でも開催しましょうか。さて、目ぼしい具材は、と……
コケーッ!コッコッコッ!コケーーーーーッッ!!!
(魔神の旦那!鍋をするってんならあの奥にはえてる不思議な白菜見てえなもんなんかが手頃で旨いと思いやすぜ!)
…コケ?ココーッコケー!コケー!
(…なに見てるんですかい?
!あ、あっしなんか食ってもうまくありやせんよ!!
あっしの焔は魔神の旦那もさすがにちょっとは火傷する熱さだと自信をもっておるもんでさぁ!)
クエ!クエエ…
( ふう!いや〜助かりました〜)
(それにしても、こうも落盤が多いとは…)
(もしかして悪徳不動産業者につかまされたんじゃないかって思ってしまいますわ…)
(まあ、怪光線で穴を開けることなんか誰も考えすらしていなかったのかもしれませんが…所謂想定外ってやつですね〜)
クエェ!?キュークエクエ…
(あら!?フェニックスさん…見るも無残に尾羽が…歳をとってもああはなりたくないですね〜、まあ盗られただけなんでしょうけど…)
(ついでに、私尾羽ないんで人ごt…鳥ごとですが…)
(しかし燃えてらっしゃらないのでは先ほどの企みも水泡に帰してしまいますね…)
(ああ、鍋いいですね〜!じゃ、早速私そこの鳥さんと一緒に不思議な白菜?取ってきますわ〜)
クエェ…キュ〜…
(この白菜以外には苔とか謎の光るキノコとかしかないですね〜)
(いっそお供え物とか使ってはいかがでしょうか?食べ物が供えてあるといいんですが…)
>>192 はじめまして、と言う事になりますかな。ここで鎮座して随分と経ちますが、初めて見かける魔物ですね…。
洞窟の世間は狭い様で広いものですなあ。
ご安心を。一瞬美味しい肉が炎しょってやって来たと思ってしまいましたが、
魔物の仲間とあれば、食べるわけには参りませんものね。
ふむ、白菜ですと?あぁ、あれは地表に頭を出したアルラウネの…
…こほん、この際ですから気が付かなかった事にいたしましょう。
何、少々髪の毛の一部をいただく様なもの。彼女達も死ぬ訳ではないでしょうし。
では、折角ですから鍋の火は鶏さんの発する自慢の炎を利用させてください。
フフフ…なかなか良い火加減で…
それにしても暗黒の…?鶏さんのルーツが気になりますね。失礼な言い方になりますが、雑種…こほん、
一体どの様な魔獣を掛け合わせれば貴方の様な存在が生まれるのでしょうか。
悪い意味ではなく親の顔を見てみたいものです。
>>193 工事は今の所、順調に進んでいるようです。
常に監視している、手を抜けば鍋の具にしまうぞ。と、優しく励ましたのが功を奏したようで。
わざわざ具材の調達に出向かせてしまって、すみませんね。
私もお手伝いしたいのは山々なのですが、何せ動きにくい巨体ですから…
決して怠けているわけではありませんよ!
その代わり、用意された具材を切ったりして調理するのは私にお任せを。
と、言う事で、野菜はそれなりに揃っては来たのですが、肉気がどうにも不足してますねぇ。
グリフォンさん達も、動物性たんぱく質を採りたいですよね。
ふう…矢張り天窓の工事完了後、古代の王がピラミッドを建築させた奴隷の如く、業者達を始末して食べてしまおうか…
う−ん、流石に悪ど過ぎるでしょうか?
そう言えば、少し離れますが地底湖がありまして、そこに赴けば新鮮なリヴァイアさんや、魔界八つ目ピラニア等が手に入るかも知れません。
コケー!コッコッコッ!コケーーーーーッッ!
(あっしの炎を役立ててくださるとは!
ありがてえかぎり!)
コケ…?コケーッ…コケッコー!
(え?あっしの親の顔ですかい?
まぁ、魔神の旦那の言うようにあっしは雑種、というか合成魔獣ってんですか、そんな不安定ないきもんでして)
コケーッ!コケ!
(まぁこまけえことはわかんねえんですがね
あっしは育ての親のコカトリスと近所のドラゴンのおっさんが親みてえなもんだと思っとる次第です)
グゲェ、ケケケケ…
(うへえ、優しいというかなんと申しますか…ま、お金出してる分優しいですよね〜)
(しかし…バベルの塔ってだいぶ前の話ですよ〜。それ作ったとかいう業者、胡散臭い…まさか魔神様をかついで…!?)
(おのれ〜許すまじ!やっぱり鍋にしちゃいますか!!!…いやまあ冗談ですよ〜)
クエクエ〜、クエェ…
(いえいえ〜、具ならいくらでも取ってきますよ〜。ないと困るのは私たちですし〜)
(早速…ええっ!?地底湖の!?ど、どうしましょう…私水中で闘うの苦手…というか全くダメなんですよね〜)
(陸海空万能…といきたいとこですが、ヒレとか付いてないんで…)
(犬かき…もどきが精一杯で、戦うなんてとてもとても…)
(うーん、む〜ぅ…ここが頭の使い所なんでしょうね〜)
(な、何かヒントを〜)
>>195 ほほう、コッカトリスも自分の子供を育てながら、孤児の面倒を看ていたとはなかなか甲斐性がある。
血統書なんか無くたって逞しく生きてらっしゃるのですね。私は評価しますよ。
立派な炎滾る鶏冠が貴方が貴方足る所以なのでしょう。どうか誇りを持って生きてください。
あっ、励まし口調になってしまいましたが…気にもしてない部分をフォローしても、反って失礼ですよね。
魔物の世界にも新世代が訪れたのですかねえ。
いやあ、私が魔界にいた頃はステータスって言うんですか?生まれや学歴が結構幅を利かす風潮でしてね。
それでついそんなものが気になってしまうのですよ。世代と言いますか。
私もねー、割と現場でのし上がったくちですから、なかなか苦労しまして…
とと…昔話をしているうち、タマゴが良い具合に煮えましたよ。どうぞ。
その辺に落ちていた親もわからぬタマゴですが、まあ大丈夫でしょう。アツアツの汁で舌を火傷しない様に気をつけて。
尤も熱さに強そうな鶏さんならば、平気でしょうか。
>>196 彼等も一応古い知己ではありますが、私、もしかして担がれてるんですかね。
不景気ともあれば、皆、手段を選ばなくなりますし…
これはもう少し気合を入れて彼等に鞭を振…じゃなかった、愛を注入せねば。
むむ、どうやら魚の調達に苦戦しておられるようで。
水鳥の様に水中にダイブして嘴で…と言うわけにはいきませんかね?
ううん…やはり厳しいですか。
グリフォンさん、鳥っぽいお顔をしてらっしゃいますが、体は獅子ですものね…
水中ではその逞しい筋肉も、足枷になってしまいますか。
ならば、水面に尻尾を垂らして振り振りしてみるといかがでしょう?
逸話にもあるじゃないですか。カワウソに教えてもらって尻尾で釣りをしたと言う。
可愛らしいお魚ちゃん達が寄ってくるのでは。
()クェェ!クケェ…
(なるほど!そういう手がありましたか〜)
(ピラニアとかいる地底湖に尾を垂らすのは少し不安な気もしますが、やってみましょう〜)
グエエエ!!グゲエエー!…
(ぎゃああ!!噛まれたー!やっぱ危険すぎます〜!!)
(まあ、そのおかげで一匹は釣れましたけど…全然たりませんね〜)
(こうなれば仕方ありませんわ、洞窟内で拾った…)
(棒切れに糸と針がついた道具で釣ってみます〜…咥えて使うと辛いのですがまあなんとか…)
クエ、クエエ、クェ!…
(きた、来ましt…ああ!声をあげたら棒切れごと持って行かれましたわー!!)
(そりゃそうですよね…)
>>198 グオオオオ……
すみません。怒って唸っている訳ではないのですよ。
お腹の音が鳴っておりまして…。鍋はぐらぐらと煮えたぎっているのに、
具は菜っ葉ばかりで無駄に食欲ばかりが駆り立てられます…。
仕方ありませんね。ここは本来、禁止されているのですが、ガッチン漁法しかありますまい。
隠れている岩場の近くに、グリフォンさんが空中から石を落として、隙間にいるお魚を気絶させるという方法です。
これなら戦わず、ちょっと泳ぐだけで獲れますよね。あ、もしかしてカナヅチでらっしゃる…?
でしたら、大変申し訳ないのですが…
そちらに私の魔力を篭めた爆弾を届けますから、水中発破させてください。ダイナマイト漁と言いまして、
水中では火力こそありませんが、振動により水面に魚が浮き上がってくるのです。潜る必要すらありません。
まさに邪道の極地ですが、この際構やしませんよね。だって我らは魔族。空きっ腹の方が問題です。
クケケー。ククケケ…
(ですねー。腹減りました…)
(やはり仕方ないです…爆弾でもなんでも使わないと!!)
(と、いうわけで早速いってきまーす)
グェ?グゲエエー
(おや?爆発しない…?ぶっ壊れたんでしょうか)
(ちょっと覗いて見ても大丈夫でs…)
ギャー!!ギャ、ギャギャー!…
(きゃー!!い、いきなりー!!)
(急に爆弾が爆発したとこに覗き込んだもんだから…)
(くちばしから尾の先までずぶ濡れです!へっくし!!)
(まあ、流石は魔神様の巧妙なる奸計です!山ほど取れました)
(でもリヴァイアさんにめっちゃ怒られちゃいました…)
>>200 書き込めないと思いきや、まだ崩落ですか…
漸く復旧したようですね。業者達は少し目を離すとすぐ手抜き工事するから困ったものです。
彼等にも鍋を振る舞い、労おうと思ったのですが、どうしてくれようか。
グリフォンさん、お疲れ様です。是ほど大漁とは壮観ですなあ。
む、それどころではありませんね。嘴が紫になって震えてるじゃありませんか…
何なら、私のブレスドライヤーでささっと一瞬で乾かしても構わないのですが、
これがまた調整が難しいもので。火耐性なんて持ってませんよね?
さあ、そのままでは風邪を引いてしまいますから、こちらへ来て鍋の火に当たってください。
この鍋は伝説の盗賊を煮殺したという由緒ある逸品でして。
底まで味が染みていると評判なのですよ。どばどばとお魚を入れてしまいましょう。
おや?やたら腹の張った河豚みたいな魚が混じってますけど、食べられるんですかねえ。
そうですね…業者に食べさせて様子を窺ってみますか。
みなさ〜ん、さぞかしお疲れのことでしょう。休憩でもとってお食事でもいかがですか〜。
キュ〜…
(あ〜避難してよかった…)
(…いつかはこうなると思ってたんですよ〜)
(やっぱり工法が古くて昔のままだから…)
(でもまあ、その分やすくていいのかもしれませんが〜)
クエ、クエ、クエ〜…
(え、え、えええ〜!流石に炎耐性はないです〜!!)
(いやほんとそれでは焼き鳥が出来上がりそうな…)
(もっとこう、パァァ…!て感じで何とかなりませんか〜)
キュキュ、クエェ〜…
(おお、この魚はまた変なものがとれてますね〜)
(魔神様なら大概なんでも行けそうな気がしますが、私はまだフェニックスさんのお世話になりたくないのでぜひどくm…味見をお願いしましょう!!)
>>202 そ、そうですよね。バベルの塔なんて、今思えばただの古い建築技法で造られてたんですよね…
ふう、古き権威に縋れればろくなことにならないと、訓戒にしましょう…
しかし、何とか天窓も完成まで漕ぎ着けたようです。
見てくださいよ。この紐を引っ張れば、窓が開閉するんですよ。便利ですね。
え?ボタン?そんな文明の利器はついてませんってば。まぁ、これはこれで趣があっていいじゃないですか。
ほら、こうやってパカパカと開いたり閉まったり、楽しいものです。ははは…貴方もやってみますか?
…大変だ!差し込んでくる風でグリフォンさんが凍えて倒れている!?
と、とりあえず、お鍋の出汁でも飲んで温まってください。味付けはシンプルに醤油味とするつもりですが宜しいでしょうか。
さて、魚の方は…。一応何種か業者に毒見はさせましたが…
む…河豚モドキは食べた者が痙攣を起こしはじめましたねぇ…
どうやら、これは×…と。
こちらのクラーケンのゲソは大丈夫のようですね。火が通ったら器に入れてお分けしますね。
キュ…クケケケ…
(おおっ…これは面白いですね〜)
(こんな風に開け閉めできると用もないのについつい動かしたくなっちゃうんですよね〜)
(てっきり旧千年紀の遺物の集まりかと思ってたんですが…)
(なかなかどうして、素晴らしい業者じゃないですか!!)
(あ〜魔神様次私にもやらせてくださいよ〜)
クェェ?キュ…クエ…
(あれぇ?さ…最近外に出てなくてわからなかったんですが…)
(な、なんが、すごぐさぶいでず…)
(ぢ、ぢぎゅう温暖がとが言うのが問題になっでるどは思えまぜん…)
(ひぃぃ!ざっぎ水がぶっだぜいでよげいにざむいです…)
(ああ…なんだか暖かくなってきました…)
(誰かがパトラッシュとか呼んでるのが聞こえる気がします〜…)
クエ!キュウ〜クエクエ…
(はっ!もう少しで越えてはならぬ線を超えるところでした…)
(やっぱり、こんな寒い日は洞窟内に限りますね〜)
(しかし残念ですね…あの河豚、この鍋で作った出汁に良く合うと思ったんですが〜)
(ま〜私は遠慮しときますわ〜)
(折角ですので拾ったあれこれいれてみま〜す)
クェ…キュ〜キュ〜…
(あぁ…なんか汁の色がヤバげな感じに…)
(流石に紫色の水玉模様キノコとかいれちゃダメだったかもしれませんわ…)
(緑色のキノコで相殺できませんかしら〜?)
>>204 紫ってまさか、件の惚れ薬の素材となる茸じゃありませんよね…?
とりあえずは茸単独では効果も殆ど顕れないとは思います。
しかし他の鍋物の具と、如何なる化学反応を起こすか、不安な所ではありますね。
一応紫の物だけは選り分けておきましょう。
それにいくらもうすぐクリスマスだからって、作り物の出会いなど、求めてませんし…
意外でしたか。魔神だってクリスマスを楽しんじゃうんですよ。
なんたって鮮血に染まった真紅の服を着込んだサタンが降臨するイベントですから。
折角天窓が出来た事ですし、久々に私も運動がてら、大空を駆け回り、
街を行き交う幸せそうなカップルに、恐怖と別離を振り撒いて来ようかと、企んでおります。
冷え込むものですから、億劫ではあるのですが、一寸ばかり気合を入れまして。
ついでにクリスマスケーキでも買って来ようかと。
だって冬の風物詩が泥臭い魚と怪しげな茸の鍋だけじゃ、寂しいじゃありませんか…
ケー、ケ〜〜…
(あー、ようやく戻ってこれました〜)
(ちょいと外に出たら道に迷っちゃいまして…)
(どこ行っても行き止まりとか…焦りましたよ)
クエ??クケェ〜…
(ええ??昨日あたり外にいたあの赤服髭もじゃの男はサタン様だったんですか…)
(何やら箱のようなものを配っておりましたが…)
(しかし、サタン様も大変ですね〜サタン苦労す、と呼ばれるのも無理はないと思います〜)
(魔神様も自らこの苦行を行おうとされるとは、私感動いたしました!!)
>>206 私も丁度パンドラの箱配りを終えて、今戻ったところです。
いや、ほんと普段出つけないと、近所ですら迷子になってしまって参りますね。
何とか無事にクルシミマスのうちに洞窟まで戻られて良かった…
いや、まぁ、お互いこういうのは程々にしますか。洞窟のひんやりした空気が一層身に堪えますから…
さて、それは兎も角、折角だからケーキを食べましょうよ。
苦悶の表情を浮かべた生首を模した苺のトッピングが美味しそうでしょう?
フフフ、実はこの日のために予約しておいたのですよ。
おや?信者さん達もこの日を祝い、賛美歌ならぬ惨美歌を唄い始めましたね。
何かを呪い、地を這うかの様に呻く皆の低い声が、魔界の郷愁を誘います…。うっとり。
ケケッ、クケェ〜クケクケ…
(おおっ、これはケーキ!パンがない時に食べるとされている…)
(いやあ素晴らしい!このイチゴも怨嗟の声ともあいまって実に良くあってます!あとはギロチン台を模したロウソクでもあれば完璧ですね〜)
ケケ、コケケケ…
(では、早速いただいちゃいます〜)
(しかし、年末って本当に忙しいですね〜)
(冒険者が年末の生活代金を稼ごうとラッシュしてきました)
(おかげで私も駆り出される始末…戦闘要員じゃないんですけどね〜)
(ま、みなさん張り切っちゃいまして全滅しまくりで、魔神様のお手をあまり煩わさないで済んでますが〜)
クエェ〜…
(まだ気が早いのですが来年もよろしくお願いします〜)
ホッホッホッ
すこーし遅くなってしもうたがここのものたちにもクリスマスプレゼントをやろうかのぉ?
いいこかどうかは知らんがね
>>208 ギロチンともあれば奢侈な生活を送っていたとされる王妃の砂糖菓子も欲しい所ですね…
しかし年の瀬もあっという間ですよ。
私も最近外界を廻るようになって、改めて師走を肌で感じましたね。
ぼ〜っと宮殿の工事現場を眺めておると、何をぼやっとしとるのか、と親方らしき男に怒鳴られまして、つい工事を手伝ってきてしまいましたよ。
私の膂力があれば、骨組みなどマッチ棒のように組めるので、勢いで落成式まで付き合って来ましたが…
いやはや、何をしているのでしょうね、私も…
思わぬ日当のおかげで、年越し蕎麦と御節を用意する事も出来たので好しとしますか…
とは申すものの、やはり疲れますね。人の世に塗れると。
体力に余裕はあれど、気疲れと言いますか。暫くはまた洞窟の玉座で引き篭ろう…
国家が催す年末ボーナスイベントとやらで、目の色変えた冒険者が訪れるのも毎年恒例です。
グリフォンさんも、冒険者との戦い、お疲れ様でした。
また来年お会い出来れば幸いです。良いお年を…
>>209 この洞窟に集うは見目悪しき者の群れ。
しかし中にはプレゼントを楽しみにしている、心清きモンスターもいるかもしれません。
などと、いくら誤魔化そうとも貰える物は貰っておくのが、魔の魔たる所以であります。
人間達に送ったプレゼントの余り物で構いませんから、いただければありがたいですね。
恐らくは時期的に、長靴に詰められ、半額になった魔法少女の食玩等かと予想しますが…
ワインやシャンパンの値引き賞品ならば、皆も喜ぶでしょうな。
年末の大バトルを終えた皆を労う事が出来ようものだ…
おっと、失敬、せがんでいる訳ではないのですよ。
酒は百薬の長と申しますでしょう。魔物とて好物にしている者は多いということで。参考までに…
アケマシテオメデトウゴザイマス…ケ、ゴフッ…
(あけましておめでとうございます…う、ごふっ!無理やり人間の声を真似るもんじゃないですね…ゲフンゲフン…あー…)
ケケ!?クッケーコケケケ…
(ええ!?外で労働なされたんですか!?この寒い中良く外に出られる気になりましたわね〜)
(魔神様が手伝われたということで聖堂…いや魔堂?に認定されなければいいんですが〜)
(将来プレミアつきませんか???)
ケケ〜クケェ〜
(それにしても〜正月ですか〜)
(一年が過ぎるのは早いもんですね〜今年はどんな冒険者やハプニングが待ち受けているやらですわね〜)
(では今年もよろしくおねがいします〜)
久々に魔界へ帰省していたのですが…相変わらず何も無い所ですね。
無限に広がるかと思われる荒野に、吹き荒ぶ冷たい風…魔族達が中つ国へと進駐する理由もわかろうというものです。
>>211 少々遅れましたが新年あけましておめでとうございます。
九官鳥じゃないんですから、無理を為さらずに…気持ちは伝わりますよ。
御節も手をろくに付けないまま残しておりますから、どうぞ食べていってください。
そして闇の世界の奥底にて熟成され、粘度の高くなった憎悪の念をくたくたと煮込んだ憎煮。
これも魔界のお正月の定番ですよね。
まぁ、私もこうやって人の声を模した音を発してますけども、
実はこれ、腹の鱗を擦って出してる音なんですよね。いざ声帯を震わせると呪いとなる波長が発動してしまうので…
あぁ、昨年の暮れのことですか。人間達は私こと魔神が建築したと気が付いてなかったようです。
見るからに体のサイズからして違うのに。
何なんでしょうね。あの土方の連中の妙なノリのよさは…
仰る通り、正体に気が付かれないままだったのも悔しいですから、私のサインなり、痕跡を残しておいた方がよかったですねぇ。
はて?そう言えば私の名前は何であったか…
…色々と、先行きは不安ではありますが、本年も宜しくお願いいたします。
クエェ〜キュ〜…
(魔界ってそんなになにもないとこなんですか!?)
(一度行こうかな〜なんて、魔に属してる者なのにお恥ずかしながら行ったことがないんですよね…)
キュ〜、キュキュ〜…
(あぁ〜、それにしても、魔神様が働いたりしてがんばってくださってるのに…)
(私はぼうっとしてたら正月が終わってしまいましたわ…)
(素敵な雑煮が食べられたってことくらいしか記憶にない正月…)
(これではいけませんよね!?今年はもっと魔としての品格を高められる一年にしますわ!というわけでよろしくお願いします〜!!)
>>213 本当に殺風景な所ですよ。まぁ、魔族たるもの一度は巡礼しておいて損はないかと。
興味があるならば私がゲートを開いて差し上げますよ。
一回ごとに地上の精気を吸い上げ、500ヘクタールほど砂漠化するそうですが、まぁ、我々には大した問題ではないでしょうな。
品格、いい二文字ですね〜。是非書初めにでも…って、これは無茶振りでしたか…
お正月も大分過ぎてしまいましたしね。
しかし見上げた心意気であることには違いない。
その向上心はこの魔神と言えど、見習いたい所であります。
例えば食事をする時に、肘をつかないようにするとか…
座っている時に足を組んでみるとか…どうにも小さいですね……
う〜ん……、あ、これは失礼。改めて魔族らしい品格とは何かを沈思してしまいまして。
とりあえず座っている玉座でも掃除しておきますかね。
クケ〜…
(それにしても〜…獣?の私が品格とか、行ってもいいんですか!?と思わんでもないです〜)
(おすわり、おて…は違いますよね〜)
(一体品格とは何なのでしょうか…)
(…哲学って魔物のすることではないですわ〜)
ケケッ、コケックケッ…
(ささっ、話題を変えましょう…天使とかが物珍しさにつられてやって来ないうちに…)
(書初め…ですか、折角なのでやってみます〜)
(ふ…筆が…もてない〜)
(仕方ないから…くわえて…って、これじゃ上手いこと書けないです〜)
(ん〜!ん〜!…うわぁ下手〜!)
(こうなれば…奥の手!いえ奥の尻尾!!)
(ふさふさ具合では筆に負けませんわ!これで…書き切ってやりますわー!!!)
クェェ…クエクエェ…
(ううぅ…見えないし力入らないしで最悪でした…)
(しかも洗わなきゃいけないですし〜!)
(まだまだ寒いっていうのに…へっくし!考えただけで寒けが…ううっ!)
さてさて、お正月もとっくに過ぎたことですから、気持ちを切り替えて参りますか。
等と申しましても、相変わらず椅子を暖めるだけの毎日には変わりありませんが。
>>215 フフッ、なんとも微笑ましい光景。…あぁ、グリフォンさんは真面目に頑張ってるのに失礼でしたね。
しかし、グリフォンさんはこの冬を通して常時凍えている気がします。
他の魔物達も口には出さずとも厳寒に苦しんでいるに違いないでしょう。
中には冬眠に入ったまま、目を覚まさない者も…
最近は挑んで来る冒険者さんの姿も減りましたから、それだけが救いですかね?
とは言えど、私としましては戦わなければ存在意義が失われますし、若干物足りなくもあり…。
うちもひとつ、暖房器具でも用意したい所ではあるものの、まずここまで電気が通ってないんですよね…
天窓工事を施した影響で、改築予算もなかなか回せなくて。
ただし、ポジティブにこうも考えられるのではないでしょうか。
居心地の悪い場所ほどダンジョンとして高等であると!
…思わず見栄を張ってしまいました…。不甲斐無い洞窟運営で大変申し訳なく思います。
近い内に何とか炬燵程度は設置出来る環境にしようかと、何とか知恵とマネーを振絞る心積もりです…。
217 :
名無しになりきれ:2014/01/24(金) 00:54:55.56 0
あげちゃえ
キュ〜〜…
(う〜〜寒いですわ〜…)
(こういう時は不死鳥の炎で暖を…と思ったんですけど…)
(考えてみるといつもいつも燃えてるわけじゃありませんよね…困りました〜)
…ギャ!クエ〜…
(…もう!かくなる上は、穴掘ってマグマでも露出させて遠くから温まるしかないですわね!)
(じゃあ、この辺でも掘って…ほら何か…ってこれは!!!)
クシュン、キュ〜…
(くしゅん、地下水脈でしたわ…)
(もう諦めて、冬眠するべき時期なんでしょうか…そのまま春には骨になっちゃいそうですが…)
(誰か〜雷の魔法でコタツ動かしましょうよ〜)
(しかしまあ、きっと冒険者が来ないのも途中で凍死してるせいですわね〜…冬将軍元気すぎますわ…)
>>217 ぐあ、日の光が身に染みる…。
私これでも魔族でして。吸血鬼程ではないにせよいきなり太陽光を浴びると、効くんですよねぇ。
そういえば、星を鑑賞するために天窓をつけたものの、日中は太陽に晒される羽目になったんですよ。
考えてみれば当然っちゃぁ当然なのですが。
お陰でどでかいカーテンも買う羽目になりまして。
大変でしょう?いちいちあの位置のカーテンを開閉させるのは。しかも不恰好で。
そんなこんなで結局あまり星を見る機会もなくて…外にも出かける事も無くなりましたし。
あぁ、ストレスと日光浴効果で、鱗の隙間から変な煙出て来た…
>>218 うっ、マグマですか。正直何処を掘れば溶岩帯に当たるかは薄々見当がついてはいるものの…
あれはトラウマなんですよ。
一度噴き出て来たら後から後から湧いていくら冷却してもきりがない…
料理の味が薄いので店の親父に文句を言ったら、どばっと醤油一升ぶち込まれるようなものです。
いくら寒いとは言え、やめておきましょう。
私も黒雷を放つ事が出来ますが、雷を生活電力へ利用しにくいのと同様で、なかなか上手く貯蓄と運用が出来なくて…
常時発電している状態を保つ事が出来ればあるいは…
え?私は嫌ですよ、そんな事するのは。一種の拷問じゃないですか。それ。
魔法使いの冒険者でも捕獲出来れば絞りとれるんですけども。
あ、良い事考え付きました。折角天井を繰り抜いたのですから、太陽光発電でもしてみましょう。
洞窟の上部に鏡を並べて、そこから窓の穴を通じて電線を引っ張って来て…
来週にはあったかライフを迎えられそうです。
…って、まるでこの魔神ともあろう者が、人間の様な生活を送るように来ました。
文明の発展による工業技術が魔法の時代を終えさせるのか…
うぅ、少々せつなくなってきましたよ…
キュ…キュ〜クエクエクエ…
(えっ…え〜やめやめやめましょうやっぱり溶岩掘りは!)
(こ、この年で焼き鳥は嫌です〜!!)
(出過ぎて洞窟が埋まってしまうなんて、シャレになりませんわ〜!!いやまあ、勇者とかいっぱい来たらまとめて全滅させるにはいいかもしれませんが…)
(…もしかして、万一魔神様が敗北するようなことがあればそうやってダンジョンが自壊する機能ついてたりしません????)
クエ!!ゲッゲッ…
(まあ!それはともかく…雷は…一瞬しか光らないからやっぱりダメですかね〜)
(そういえば、人間界には雷の力を貯める道具があるとかないとか…でん…バッt…なんだったかしら〜)
(そんなもん使わなくても、おっしゃる通り魔法使いでもこきつかえば問題ないでしょうに…まことに人間というのは何を考えているのでしょうね〜)
(工業技術なんて、所詮は猿の浅知恵にしか過ぎませんわ!!!!)
ク、クェー〜ゲェ〜…
(べ、別に〜羨ましいなんて全然思ってませんわよ!!)
(暖かさ寒さを命令一つで完全に操る奇跡の箱だとか、世界中どこの景色でも望みのままに映し出す魔法の板だとか、一瞬で凍った食物を溶かす伝説のチン!だとか!)
(ち〜〜〜〜〜っとも、羨ましいなんて思いませんわ!!!!…思いませんもん…)
(しくしく)
…チラッ…
>>220 ええ、やめておきましょう。地脈を刺激すれば地震等の災害に見舞われる可能性も増えますからね。
冒険者達にその弱点を突かれない様、地脈へのルートの前に我が玉座の間が設置されていると言う寸法なのです。
そういう意味では私が膝を突くことあらば、この洞窟も無事ではすまないでしょうな。
私もただなーんの考えもなく、座ってる訳ではないのですよ。
魔法使いは往々にして狡猾なもの。ギルドを設け、自らを魔力を持つ選ばれし人種など主張して、己を守っておるようですな。
人間界に於いて、魔法使いが奴隷としてこき使われる羽目にはまずなりますまい。
侮られず、かと言って嫉妬を招かず、奴等は常に計算して社会をコントロールしておるのです。
工業が発達し彼等の立場も失墜したかと思いきや、工業製品と魔術を融合させた魔導器等も発明してるようで…。
冒険などするよりさぞかし儲かるんでしょうね。
人間達の創造した便利なアイテムが作動できるのも、全ては力の供給源があってこそです。
ほら、御覧なさい。太陽光から力を得る為の施設が完成しましたよ。
ただ、この広めのフロア一帯の空調を支配する、奇跡の箱を作動させるだけの力は流石に賄えません…
それでも櫓炬燵程度なら…と思っていたのですが、それではグリフォンさんが入れませんよねぇ。
と言うわけで、魔法の絨毯を入手してきたのです。
このほかほかのマット…こほん、失礼。絨毯の上で寝そべっておれば、グリフォンさんも暖を取れるのではないでしょうか?
からくり屋敷の如く魔道具を使いまくる・・・いや、もったいないな
魔神ならそれだけのMPは賄えようといってもなんか怠惰な感じしちゃうし
魔法や電気を扱える者でも一人で動かすのは大変なのよ
目一杯運動するのと同じぐらい疲れるのよ・・・なんて話も聞くしなぁ
一部を動力として取り出す場合も装置から離れられず
発電所じゃネェんだよ!何やってるんだよ!と不満が溜まってしまうとか何とか
数だけ多い魔法覚えられないのにMPだけ持て余してる奴らから
ドレイン的に絞りとるとか人力で装置を回させるのも魔界的良かろうが・・・拉致&拷問だな
正に外道!・・・って魔人さんだったか
突っ込んだ分の力を超えられないのが問題なんだよな
今のところ一度動かせばずっと動き続ける物が無いから
願いを叶える物等と偽り魔力吸収装置を世にばら撒くってのもいいかもしれんな
私たちや魔神様は放出側の魔方陣の上に座ってるだけで良い
さぞやみなぎるのぅ…力を蓄積して…ヒッヒッヒ....
まぁ、とはいえ……、そんなの物騒な時代じゃのぅ
流石に悪ど過ぎるでしょうかな?
我々魔法使いや科学者の中には自分の興味の追求の為なら他がどうなっても知らん
という手は確かに多いやもしれませぬが
魔法でクッキーでも練成して焼いておるほうが平和…でもなかったの〜
ホッホッホッ
>>222 私も洞窟の一員として設備の充実に貢献したい気持ちは山々なんですがね。
技術に関しては人間に一日の長がありまして。
この洞窟にも種々の仕掛けがありますが、その殆どが人の技術によるものなのです。
魔導器を増やそうと思っても、人間、もしくはそれに近いドワーフの様な種族の手を借りる必要があり…。
当然新たに求めようとすれば、足元を見られるでしょう?ついこの間も散財したばかりですからね。
怠惰に流れちゃってもいいのですが、資金面でなかなか追加は出来かねます。
不思議なものですよねぇ、寿命など我々の足元にも及ばないに関わらず。
彼等は次の世代へと知識を紡ぎ蓄えていくんですよね。
その辺の感覚が疎い訳ですよ、我々は。死など遠い事で、熱心に研究等没頭する事はない。
今日、何かを遺さねばという欲求が薄いのです。
そして誰かに伝える必要も無い。欲しければ奪うのみ。
>>223 ええ、私の魔力そのものは余ってるんですよね。動く機会に恵まれませんから。
一応人間で言う脂肪なる物とは無縁でありますが、魔力の溜め過ぎも体によくないそうなんですよ。
某ケンタウルスの医者によると、寿命が三千年くらい縮むって言いますね。
機会があれば有効活用したいんですけどね。
私の力も武具等動かないものに力を篭める事は出来るのですが、動力に作用させる実験はなかなか成功しないのです。
動作が安定しなくて壊れちゃうんですよねぇ。
そもそも技術者に乏しく、実験出来る機会がなかなかないのですが…
私自身が動力源となると…、まぁ、起きてる間はいいんですよ。
問題は就寝時でして、当然寝てる間は魔力のコントロール等出来ないのです。
大体、あちこち機械のパイプを取り付けられれば煩わしくて寝られやしない。
人間の魔法使いを動力にする。倫理観の面であるならば我々にとってさして引っかかる部分はありません。
ただし供給の絶対量がね…。動力にしてもよくて数日で命が尽きちゃいます。
如何に魔法も覚えられない低級と言えど、人間に魔力持ちなんて、そこまでいるもんじゃありませんからねぇ。
100人に1人程度いるかいないか。国単位で言えば相当な数となるでしょうが。
昔の人間界ならともかく、現代では退化して魔力持ちの人口率も更に減っているとも聞き及んでいます。
なかなか現実的手段とはならなくて。
>>224 こういう時はおばばさんの様な人間に近い方のご意見は参考になりますねぇ。
あぁ、今でも人間でしたか?失敬。我等魔物の中にいても、絵的にすっかり馴染んでおられるものですから…
外部から魔力転送なんて事が可能なんですか?微々たるものでも、集積させればかなりの魔力量になりますねぇ。
私自身は先刻申し上げましたように、動力になるつもりはないのですが…
しかし動力源となる魔法使いを捕らえて、その者に外部より延々と魔力を送り続けてみましょうか。
枯渇しなければ死なないでしょうし、これならば少数の魔法使いさえ捕らえれば事足りますから。
おばばさん。良い知恵を授けくださり、ありがとうございました。
久々に我が信者達をこき使って、吸収装置をばら撒かせますかね。
ふぅ、その前に珍しくエネルギー問題等と小難しい事を考えたもので、私もクッキーなど甘いお菓子で一服したくなってきましたよ。
とりあえずお茶でも淹れさせて…
……ああっ!?信者達が殆ど残っていない!
…うぅ…人間って飽き易いですからねぇ…
また布教に励まないと…
闇の魔導士や闇の神官って元は人間だけど邪悪な勢力側に付いた者達だからねぇ
ドラクエの敵として出てくる魔法使いとかそんな感じだろうな
>>226 そうなんですよねぇ。私共に交わり魔族として暮らしてる人間もいるんですよね。
歳経るうちに肉体も魔へと変じて行く者もかなりおりますが…
皆一様に悪事に対して熱心なんですよ、生粋の魔物よりもね。
我々の集団に早く馴染みたい…と言う訳ではないでしょうけども。
そんなに張り切ってあくどく生きなくてもいいのに。と思うこともしばしば。
彼等の愛らしさには初々しさに思わず頬も緩んでしまいます。
一方で辺境に集まる我等と異なり、まるで高徳の僧侶でもあるかの如く、偽善者として人間社会に紛れ込んでおる邪神官も多いですな。
いざ正体がバレれば高笑いしつつ、ぎとぎとした悪趣味な衣装に着替える…。
その瞬間の彼等のドヤ顔と言ったら。ある種の美学と言えるかと。
昔、ここに流れて来た老悪魔神官も、そうした武勇伝を誇らしそうに語ってくれたものです。
彼は静かに人として一生を終えましたがね。
その崇高なる魂は今も洞窟に漂っておる事でしょう。
キュ、キュ〜…
(の、呪いが…そしてそれが解けたと思ったら今度は少ししか喋れない呪いが…)
(恐ろしいですわ…ますます魔の道に精進してしまいそうです〜)
(とりあえず、怒ってたらなんかあったかくなったので結果オーライ!って考えますわ〜!)
>>228 おや、グリフォンさんは次元の狭間に囚われてしまいましたか。
この洞窟ってたまに起こるんですよね〜、こうしたひずみが。
元々時空の流れが不安定な土地柄なもので、宿命なんでしょうな。
私とて無縁とは言えません。現在こそ不都合が無くても今まで幾度も制限を受けて来た事があります。
どうやら並行世界に存在し得る無関係な他者の行動が干渉し合い、連鎖反応が起こるようで。
私は只々ここに座ってるだけであるにも関わらず。
しかし怒って暖を取ると言うのも珍しいですね。
このまま怒り続けていれば世にも珍しいファイアグリフォンに進化出来るのではないでしょうか?
私も何かに激怒すれば炎の魔神へと変化するやもしれませんね。ハッハッハッ。
おっと、笑っているようではまだまだ進化も遠いですかな…。
キュキュキュ〜…
(わ〜あったかいですね〜この絨毯…)
(こういうのも悪くないですね!!)
(あーなんだかゴロゴロしたくなってきましたわ〜)
(こうやって…くるまるような形で…)
(…きゃ〜〜、コードが絡まって絨毯巻き状態に…)
(た、助けて〜…あ、これあったっかくていいかも…)
クエ、ケケックエ…
(まあ、それにしても…)
(要するに何か力の源があればいいんですよね〜)
(何処かその辺の弱い神を取っ捕まえるなんてどうでしょうか〜?)
(神ならエネルギー切れとかなさそうですし…)
(あ、でもそれだと神々と全面戦争になっちゃいますかね…?)
キュ〜ぅクエクエ…
(う〜、地面の下にある大地の恵み、マグマの力を何とか借りられれば…あ、雷の力じゃないからダメですね〜)
(…うう、知恵の象徴という称号を返上しないとダメそうですわ…!)
(ああ…それにしても、しかしこの絨毯巻きいいですわ〜…)
(あ、まさかとは思うんですが。美味しそうなんて、おもってませんですよね…)
クエ!キュ〜キュキュ…
(そうだでしたわ!せっかくだからこれを…)
(今日という日のために用意した…)
(はい!どうぞ〜!)
つ【謎の黒い物質】
>>230 何やら美味しそうな蒲鉾を思わせる簀巻きになってしまっていますが、喜んで貰えたようで何より。
奮発して工事させた甲斐があったというもの。
この所冷え込みが激しかったので、貴方が凍らずに済んで良かったですよ。
ただしコードの扱いには気をつけてくださいね。漏電してしまうと少々厄介なことになります…
神を自称する異形の輩は数多居れど、殆どは魑魅魍魎の類でしょう?
その呼び名に見合う実力者など、そうはいやしません。
私としましては、弱い時点で神という存在とは認め難いですね…
と、やや言葉遊びになって申し訳ないのですけども。
要は顔を出すのは自称神ばかりで、真に神と呼べるに相応しい高位の存在なぞ、なかなかこの地に立ち寄らなくて。
何か挑発的な行いをすれば或いは誘われて来る可能性もありますが…
世界の真反対に位置するオリンポス山に穢らわしい不浄物でも送り届けてくれましょうかね。
>>231 ほほう、この艶やかとも呼べる黒き物体は…。千年に一度、闇の深淵より産み出されるというダークマターではありませんか。
最近ではある特別な日、苦悶する人の男子に渦巻く怨念から抽出する方法が発見されたとの噂も聞きますね。
ともあれ私とてまだこの生涯に於いて三度と見た事のない代物。
有り難く頂戴し、我が力の一部とさせていただきましょう。
ぐふぅ…、体に満ちる甘露なる悪の波動と、ほろ苦い暗黒の力織り成すコラボレーションがたまりません…
怒りや悲しみ、憎しみ・絶望に堕ちたエネルギー…02/14に大量に溜まるんだよな
アイツを許せない、生まれてこなければ良かった、鬱だ、こんな世界破壊されるべきだ
憎い!憎い!!憎い!!!みたいなブラックホールに成っちゃいそうなほどの
でかい負のエネルギーの塊が出てくる事もあるよな
ブラック過ぎて苦いから混ぜ物した方がいいか
カップルで持ち上げといて落とされることで…なんかでなw
高いほど位置エネルギーは高まります、持ち上げといて堕とす…大事ですよね
こんな日作った奴って相当悪だよな
>>233 元来は聖人の遺徳を偲ぶ日であるそうですが、或いはそれに便乗したデミウルゴスか、はたまた菓子屋の陰謀か。
ええ、落差の利用は魔族間ではそれはもう定番でして。
魔界では希望こそ絶望を味わう為のスパイスと申しましてね。
対象となる人間に振り掛けるものなのですよ。
私も昔はよく、その効果を使って黒く濁った魂を狩り集めたなぁ…
私との戦いに勝って、村に戻れば幼馴染の娘と結婚する、なんて輩相手には特に全力を尽くしました。
ただ殺したりはしませんよ。倒して幽閉するんです。
彼の帰りを待つ可愛い娘が、五年待ち、十年待ち…
その姿を水晶玉を通してじっくりと見せつけてやるのですよ。
最初のうちはね、娘も近寄ってくる男達の求愛を断るんです。
冒険者もほっと胸を撫で下ろし、人の絆を見たか!などと誇らしげな様子で私にのたまう。
しかし娘も最後にはついには待ちきれなくなり、優しくしてくれた男の元へと嫁ぎましてね。
そんな時、冒険者がどんな目をしていたか想像がつくでしょう?
極上の料理が出来上がり、という寸法ですよ。
あぁ、その頃を思い出すだけでつい舌鼓を打ってしまいます…
キュ〜キュキュ…
(あー確かに…自称神ってあんますごい印象ないですね…)
(神っていうからには、なんかものすごい全能の存在を思い起こしますが、実際には…)
(しかも、思ったより簡単にやられちゃったり。どうなってんでしょうね〜)
(おまけに、仲間うち…いや兄弟ですら争って自滅する始末。オリンポスとかオリンポスとかオリンポスとか…)
(全能でもない割りに得も高くない、一体何がすごいの!?って思っちゃいますわ〜)
クエ、キュ〜キュ〜…
(東洋では、永い時間が経った物が神になるそうですが…この洞窟内ならもしかしてそういう品物がありそうですね〜)
(そういうのに神頼みとかどうd…)
(…ああでも!?古びた短剣とかよれよれの防具とかに神頼みする魔神様…それは見たくない〜!!)
ここだと忘れられた宝箱が神と言うかミミックになりそうな
>>235 基本的に古代の神こそ優れている訳ですよ。規模が宇宙レベルですからね。
若い神ほど力に乏しく人間達の影響を受けて、姑息な策略を弄し優れた古代神を追いやる…
いやはや、全く以って美しき年功序列を揺るがす若者には頭が痛くなります。
あぁ…所謂付喪神ですな。その手の物ならばごろごろ転がっておりますよ。
グリフォンさんもたまに見かける機会もあるのでは。
例えばほら…、あの屈強そうな漆黒に光るプレートアーマーが特徴的なダークナイト。
彼、中身ありませんからね。彼という表現も便宜的ではありますが、結構ご存じない方が多いんですよねぇ。
最初は彼もね、ただの打ち棄てられた兜だったんです。それが気が付けば、自力で篭手や胴を調達し…
今じゃ中の人がいるのか、と言うくらい普通に会話も出来ます。
成長を見守ってきた私としては感慨深くて…
まぁ、しかし、ここから彼が紛う事なき神と呼べるほど出世するとは、どうにも考えにくいんですよ。
いい意味で私の予想を裏切って欲しいものですがね。
>>236 この洞窟ではミミックも魔物のファミリーとして気ままに過ごしていますね。
東洋的感性であれば、或いは彼等も神と呼べるのでしょうか…
う〜ん、冒険者の来ない時は暇そうに蓋をパタパタしてる存在が神…
私からすれば怪異と言いますか、モンスターと言いますか。矢張りそうした表現が馴染みます。
いやね、唯一神など認めやしませんが、米一粒に宿る存在まで神として崇め奉っておれば、神インフレ起こしちゃうのでは。
等と不安になってしまいまして。
とは申せど、人間の強欲を抑えるに良い思想ではあると思いますよ。
魔族である私からすれば違和感を覚えるというだけでね。
とりあえず正味な話、私とガチに戦い、せめて引き分けられるほどの存在でなければ神などとは、とてもとても。
結局は力ありき、なのですよ。我々の価値観は。
238 :
ぬこ:2014/02/26(水) 21:25:04.98 i
ナー……ナーォ……(きゅるるぅぅ…
>>238 そこの影に隠れているのは誰でしょう?出て来なさい。
…何だ、猫ですか。
いえいえ、こんなダンジョンの奥深く、ただの猫が迷い込むとは思えません。
ひょっとすれば冒険者が忍び込む為に変装しておるのやも…
ふむ。背中にチャックはありませんね?よく見れば猫とは違う気配を感じます。
尻尾も別れ始めているし、どうやら妖魔の類と見受けました。
魔物の仲間がお腹を空かせているのならば、無碍には出来ませんねぇ…
以前に地底湖の魚を食した折、少々干物にしておいた食べ残りがあります。これでも良ければお食べなさい。
歪な形をしていますが、味は保障しますよ。普通の猫ではないのでしたら、差し支えはないでしょう。
何、礼などは要りません。お腹のふわ毛をもふもふさせていただければ、それで…
クエークエックエッ…
(あーそれにしても…)
(捨てられてた鎧かと思って持って帰って売り飛ばそうと思ったら、いきなり動いてビックリしたことがあったんですけど…)
(あれが付喪神ってやつだったんですね!)
(暗い洞窟の奥でいきなり鎧が起き上がってこっち向いた時はあまりに恐ろしくて全力で逃げまくっちゃいましたけど)
(よーく考えたら大したことなかったです…)
(いわゆるアンデッドって分類?かしら?)
(これぐらいで怖がってる私もまだまだってことですわね…)
(そ、そういえば!魔神様も、こんな洞窟で過ごされてる以上ホラーな体験されてますよね〜)
(なんか出てきてビックリしたりはしないんですか〜??…いやよく考えたらびっくりする理由がないですよね…)
(ボスより強い隠しボスとか、そもそも魔神様が隠しボス的な何かなのに…ここにはいませんよね?)
>>240 私が幽霊や不死者を相手に怖がることはないです…。人間の場合はあれでしょう?
見える人と見えない人がいるから、恐ろしい訳でして。
我等魔族からすれば誰しも普通に見えるわけですし、会えば挨拶するただの隣人、ならぬ隣霊でと言いますか。
グリフォンさんは彼等が恐ろしいのですか?
元々聖獣ですから、ここに来るまであまり死の穢れに依る魔の住民達に出会う機会がなかったのかもしれませんね。
なに、そのうち慣れますって。皆、気のいい連中ばかりですよ。
ちょっと怨念が激しくて、恨みがましい愚痴ばかり垂れますがね。
ああ、私以上のボスですか?この玉座の後ろにはもう溶岩帯が延々と続くのみ。
マグマの奥を突き進んでもあのお方、なんていやしませんよ。
ちなみに私自身も多段変身などしません。
サプライズにサプライズを重ねてもしょうがないですからねぇ。
苦手なんですよ、ああいうの。やたら棘を増やしてみたり、小さくなってみたり…。
出来なくもないですが、今時そんなので驚いて貰えるとも思えませんもの。
でもね、じつは最近少しぶるっと来た話があるんですよ。
なんでもサイクロプスさんの肩の付け根に、悪性の人面瘡が出来たんですって。
本体に似て一ツ目でぎょろりと肩から頭を見上げてくるとか。
どうも自堕落な食生活を送っていたら発症したそうで…。
全く以って恐ろしいですよねえ。生活習慣病は。
クエ〜クエックエッ…
(ええ〜そうなんですか!?常識ってここでは全く役に立ちませんね〜)
( 隣霊…ここは地獄か天国か…って、魔神様がいるくらいだからこれくらい当然ですわね〜)
(付き合いが何千年とかなりそうで仲良くしないと、やってられませんわ!)
(というか、あのアンd…方々ってもうずいぶん昔に生きてらした方ばかりでしょうし…太陽光発電とかついて来られるのか少々心配になりますわ…)
(それにしても、う〜ん…私ももっと周りに合わせて、真っ黒になってカァーとか鳴いたほうがいいんでしょうかね〜)
(じゃ早速…この魔法で漆黒に…)
カ、カァ〜…クエッ…
(こ、これで〜…ダメですか???)
(まあせっかくですから、ここは一つ魔神様もイメチェンのために第二形態的な何かを作られるのもいいかもしれませんわ〜)
(いわゆる流行ってやつですわ!)
(真・魔神とか、魔神(本気)とかそんな感じですかね〜)
>>242 そういえばこの間スケルトン先生がいらしたおりに、太陽あつっ!肌もないのにガングロなりそう!
などと身を挺したギャグを披露してくれていました。
雰囲気を暗くしないように気を使ってくれたのでしょうが、こちらとしては中途半端な気遣いが余計身に染みて…。
以後、天窓を開く時は時間を決め、扉に予定表を貼り付けておくようにいたしましょう。
うむ?グリフォンさん、少々イメージが変わりましたか。
いいですよね、こういうの。つい私も魔界時代の溜まり場を思い出してしまいます。
懐かしいなぁ。周りの悪友達と競い合って、お洒落には気を使っていました…。
頭をアフロにしたり、モヒカンにしたり、身長よりも大きい武器を背負ってみたり…
ガスマスクつけて来た友人には流石にそれはどうなんだ?と思ったものですが。
久々に当時の傾奇者魂を思い出して、コスプレ…もとい変身してみるのも良さそうですね。
名前も少々捻って遠国の言葉でも適当に使ってみましょうか。
【最終魔神スフォリアテッレ形態】
…おお、自画自賛になりますけども10倍くらい強くなった気がしますよ。
そう言えばいつぞやのグリフォンさんから頂いたプレゼントにお礼、
というほど大げさな物でもありませんけれども、少々心ばかりの品を作ってみましたよ。
漆黒に染まった物体を頂いたので、対照的に白を基調としたものが良いと考え、天使の羽根を使った羽毛布団を御用意させてもらいました。
ふさふさのお洒落なコートも考えたんですがね…
獣系の魔物に服をプレゼントしても、着脱が面倒でしょうから。
まだまだ冷え込みが激しい季節、お布団を被っているだけでも暖かく過ごせるかと思います。
それにしても、ラッパを吹き鳴らしつつ後から後から湧いてくる天界の軍を相手取り、久々の大立ち回りでした…
流石に疲れましたので、私も、もう暫くは冬眠するといたしましょう…Zzz…
ク…クェ〜…
(ふ…ふえ〜、ここのとこ商売が忙しくて休んでる間もありませんでしたわ…)
(その割りには、儲かってないのが残念ですけど)
クケェ!?コケッコ…
(うひゃあ!?おおお!!すごい最終形態ですね!?びっくりして変な声が出ちゃいましたわ〜)
(すごい迫力…よくありがちな名前負けしてないですね!!)
(何か意味があるんですか!?さぞ由緒ただ式いにしえの名なんでしょうね〜)
(うう、こんな素晴らしいお方が傲慢な神々に貶められて…しくしく…)
(でも、これなら勇者なんて風の前の塵に同じ!ですわ!!)
(う〜んかっこいい!素敵!男前!悪の大魔王っぽい!…あれ?大魔王って…表の魔王様がかたなしですわね〜)
キュ??クェ、クエ〜!!
(え??こ、これは〜!!)
(きゃ〜きゃ〜、羽毛ぶとんよ〜!!!)
(前から欲しいと思ってたの、よくご存知でしたね〜!)
(しかも、天使の羽!!なんという高級品!!さすが!魔でも神様ですわ!)
(ううう…ありがたき幸せ!これからも精一杯お使えします!!)
(あ、でも勇者に装備を売るのはやめられません…ごめんなさ〜い!!)
(装備売って、倒された勇者から装備剥ぎ取ってまた売るっていう永久機関が美味しすぎて…)
>>245 グリフォンさんも随分とお疲れのようで。
私も珍しく玉座から離れる機会が増え、体力だけは取り得ですが、些か気疲れの方をしております…。
頑張っても雀の涙ほどのリターンしか無ければ、脱力感が半端ないですよねぇ…
ところでこの最終形態、そんなに強そうに見えますか?
ううっ、しかしこうなってくると人間達の会話から適当に意味も分からず聞きかじったネーミングとは言えませんねぇ…ぼそり。
……あ、いえ、こちらの話ですよ。
ノリで披露させていただきましたが、確かに人間の勇者程度では闘気を前にして行動すら出来ますまい。ずっと私のターンとなるでしょう。
この前の天使戦ですら使う必要は無く、洞窟の管理神としては明らかにオーバースペックという能力でして。
しかもこれ、巷によくあるパワー開放の例に漏れず、反動が酷いんですよねぇ。
後で腰にズンと来る…。食欲も減退して三日もろくに物が入らない…。
はぁ…何をやってるんだか。まるで介護を受ける老人のようです。
その点、グリフォンさんは商売熱心、実にアクティブでいらっしゃる。
何でも更なる効率的な錬金術を見つけたそうで。
…ふむふむ、なるほど…勇者の装備を剥ぎ取って、別の勇者に売りつけて…
正直ハメに近い形のようですから、ここだけの話にしておいた方がよろしいでしょう。
なに、ハメ自体はかまやしないのですよ。悪徳結構。大いにおやりなさい。
ただし、マスタークラスの冒険者の耳に入ればブラックリスト入りにされて懲罰を食らう場合もあるので、そこは注意された方が。
うっかり真似されて商売敵が増えても困りものですしねぇ。
。
ランプを持ってきたのですが、擦ったら願いを叶えてくれるのでしょうか?
>>247 ははあ。私自身はランプを住処とする魔神ではありませんのでねえ。
申し訳ないのですが、いくらランプを懸命に擦られても、要望には応じかねます。
そういう話ではなく、そのランプに願いを叶える魔神が入っているかどうかのご質問でしたら、とりあえずここで擦ってみたらいかがでしょうか?
もしタチの悪い魔神が出現しても、私が立ち会っていれば横暴には振舞えないはずですから。
私としましても、好戦的な魔神ならば久々に運動がてら戦ってみたい気持ちもあります。
そうそう、擦ってみる前に願い事はツッコミどころのないように、よくよく練っておいてくださいね。
例えば、ただ金持ちになりたい、等と願いを申し出てみても、貴方自身が金持ちになれるとは限りません。
どこぞの知らない誰かが金持ちになってしまう可能性もあります。
基本ですが、誤魔化しようのないよう、条件を指定していかなければなりませんよ。
彼等は揚げ足取りが愉しみであり、生業みたいなものですから。
基本的に私よりも悪知恵が勝るのです。実際にはもっと捻くれたすっとぼけ方もするでしょうね。
引き換え条件を巧妙に隠す輩もいますしね。よくある願いの代償というやつです。
もし、ランプの魔神が出現する事あらば、このあたりもきっちり確認しつつ取引していきましょう。
クケケケ〜…
(魔神様も冒険者達とその形態で戦われるんですか〜)
(やっぱり始めはわざとやられて、仕方が無い我が力の一端を見せようとか言ってババ〜ンって感じで変身して…)
(しびれちゃいます〜!憧れちゃいます〜!)
(そこで決め!これが我が最終形態!!)
す…スフォルツァート!!!クエェ…
(思わず言っちゃいました…お、お許しを〜)
(でも素敵!かっこいい!!)
(オーバースペック万歳!!ですわ〜!)
(まあ、反動は…いややっぱり反動の存在こそが凄さを物語ってると考えれば!!)
キュ〜クエ〜…
(ブラックリスト…ですか…)
(う〜ん、最近やたらと強いのばかりくると思ったらそういうことだったんですか〜!)
(私は健気に商売してるだけなんですよ〜)
(なのにこの仕打ち…ひどいと思いません!?)
(まったく、動物愛護精神が足りませんわね!いやまあ動物じゃありませんけど…)
とあるスレッドには古の魔剣を名乗る者が現れてますけど魔神さん何かご存知ですか?
>>249 ちょ、ちょっと名前を叫ばないでくださいよ。照れくさいじゃないですか〜。
…まぁ、、私の最終形態を楽しんでいただけて何より。
腰を痛めてまで気合充填させた甲斐がありました。
手前味噌になりますけれど、他の魔物にもあれがなかなか評判が良くてね。
よくやってみせて、って言われるんです。
何か宴会芸のような扱いになってるような気がしないでもないですが…
アンコール…?いや、ちょっとそれは…すみません。やってる側は本当にきついんですよ。あの姿。
グリフォンさんもすっかり黒いフォルムが馴染んで来ましたね。
強敵と戦い続ける影響か、逞しくなったようにも見えます。
レベルで換算すれば、10は上がってるんじゃないでしょうか。
同種族の中でも一際突き抜けた存在として、噂になっていると思いますよ。
反面、洞窟は薄暗いですから、姿は目立ちにくい。
そう考えてみるとターゲットにされた状況では、逆に有利に働くのではないでしょうか。
侵入者にバックアタック等を仕掛け、返り討ちするにはうってつけです。より一層の戦果を期待しております。
あるいは儲かり過ぎちゃって換金がめんどくさ〜い、なんて贅沢な状況に…?
>>250 ほほう。この様な辺境の洞窟の奥ですら耳にするのですから、さぞかし強力な魔剣なのでしょう。
しかし不肖、この魔神、洞窟の外の出来事には大変疎いものでして。
古の魔剣とあらば、私も今まで何処かで耳にする可能性がありえた訳ですが…
恥ずかしながら今日の今日まで存じ上げませんでした。いやはや、世の中狭いようでなかなかに広い。
もしかすると私などよりも更に年嵩であり、付喪神の中でも上位存在なのかもしれませんね。
まぁ、流石に自力で歩いたりは出来ないでしょうから、選んだ所有者がこの洞窟を訪れる機会が無い限り、出会う機会は考えにくいですな。
ケケッ、クェクエ〜…
(おおっ、やっぱ皆に人気だったんですね〜)
(この私の目に狂いはなかった…やっぱりいいものですわね!!)
(連続して変身できないというのも、最終形態の重みを引き出していると思えば…!)
(表の魔王様もぜひここで魔神様のこの素晴らしさを学んで欲しいものですわ〜)
(あんだけ強そうに見えて実は中間管理職…ということが良くあるそうです…それもこれも、きっとかっこよさが足りないせいですわ!)
クエ!?クエクエ〜…
(ええ!?私がそんなに強そうに!?)
(自分じゃまったくわかりませんでしたわ…レベルとかも、魔神様に言われるまで見たこともありませんでしたし…)
(いやあ、いい経験させてもらってますわ〜)
(夢はいつかこの洞窟の中ボス…今まではまったくの夢物語でしたけど、もしかしたら最初のほうの中ボスなら私でも届くでしょうか!?)
キュ〜キュ〜クエックエ…
(こうなったら、てってー的にきたえて中ボスの座を狙えるまでに強くなって見せますわ!!)
(あ、でもその前に布団で休憩〜♫)
>>252 重みを引き出している…
なんですか。その妙に素晴らしいプラス思考は。思わず目や体表から鱗がポロポロと抜け落ちてしまいましたよ。
この世界、割と名乗っちゃえば勝ち、みたいな部分がありますから〜。
ただし、虎の威を借りる様な立場で魔王を名乗っちゃうのは、あまり格好よくはないですよね。
昔いたんですよ。私が少々稽古をつけてあげたら、図に乗って地上へ侵攻し、魔王を自称した魔族が…
小国を三つ程度制圧し、それなりの勢力を作り上げてたようですから、生暖かい目で見守っていたものの、
強力な勇者パーティーに敗れると、私に泣きついて来まして…
地上に出たっきり、上納金は勿論のこと、手紙一通すら送って来なかった者が、窮地に陥った途端、弟子面をして、助けてと戻ってくるわけです。
一応カタキは討ってあげたものの、仮にも魔王を称した者が、プライドはないのかと数年間みっちりと玉座の前で説教しましたよ。
私は魔王道を行く者は力よりも、先ずその心構えが問題だと思うのです。
グリフォンさんも、もし魔王を目指すのであれば…
…あ、魔王じゃなくて中ボス狙いなんですか?中ボス道ってのはどうなんでしょうか。
それでも矢張り只強いだけでは立ち行かないと思いますよ。
とりあえず部下を大切に、悪そうな笑いや鳴き声を開発する、そんな感じですかねぇ…
クェェ!?キュキュ〜…
(えぇ!?名乗ったもの勝ち…名前の争奪戦とか起きないか心配ですね〜)
(東のなんとか〜とか、西のほにゃらら〜とかそんな感じで共存できるかもとは思いますけど…)
(魔神様はその心配なさそうで何よりですわね〜…と言うか、まずはそのお名前をあちこちに轟かせなければ!!)
(それこそそんじょそこらのグリフォンでも知ってるぐらいに…)
(えっ何よフェニックス…私が世間知らず!?ううっ…そ、そんなこと…キュ〜…)
…キュ〜、クエクエ…
(…なるほど〜、確かにそんな魔王様はかっこ悪い…と言うかボスっぽくないですわ〜)
(ボスたる者、やはり毅然としていなくては示しがつきませんもの)
(しかし、魔神様にお弟子さんがいらしたとは!これは是非ともお使えして教えを請わなければなりませんね!!)
(あ、でも上納金は…あと負けることが日常茶飯事になりそうなので説教はご勘弁を〜っ!!)
(基本的に闇討ち型なもんで…これがいわゆるダークサイド落ちってやつですか…文字通り闇の力に頼ったばっかりに…)
キィ、キィ〜クェェ…
(ぶ、部下を大切に…それと鳴き声、ですか…)
(え、え〜っと…じゃあ…しもふりにくを まいにち たべられるせかい! そんなせかいを わたしは しょくんに やくそくする!!)
(それと…)
クェ〜クェックエックエ…ゲホンゴホン…
キュ、キュ〜キュ〜
(な、何か違うような気がしてきました…)
>>254 おや?暗闇から声が…。もしやグリフォンさんでしょうか。
なかなかに優秀なステルス技術を身につけたようですねぇ。
驚きのあまり、思わず念話が途切れてしまいました…。
改めてお返事させていただきますと、私の名前が世間に轟いたら轟いたで、問題なんですよね…
あまりに有名になっては、影の猛者としての存在意義が薄れますから。
人見知りなもので、大挙して冒険者が訪れても困ります…。
ここに死体の山が築かれても、掃除も面倒です。
とは言えど、地上のボスを倒した所で、さあ平和になったぞ!と安心しきってしまい、私の存在を忘れられてもそれはそれで、悲しくはあります。
偶には私の脅威を地上へ知らしめねばなりませんね。しかし、その匙加減がこれまた難しい…
そうですね、前は宗教に頼った時期もありますが、今回はもっと直接的な行動を示してみようかと。
それとグリフォンさんへのちょっとしたお手本の意味も篭めて…
ぐぉぉん ゴゴゴゴゴッゴゴ グァッハハハハ〜〜〜
と、まぁ、こんな感じで柄にも無く洞窟の周辺一帯に哄笑を響かせてみました。
地上の人間達には何とか地鳴り程度の脅威と存在感は示す事が出来たと思いますが…
キュ!?キュウウウウウウウウ…
(えっ!?えええええええええ!?)
(ば…きっとカセットがバグって…ってのは冗談ですけど!は、恥ずかし〜!)
(こ、これではボスにもなんにもなれませんわね…クェェ…)
>>257 カセット…?カセットと仰いましたか…?あぁ…なんと懐かしい響きでしょうか。
そう、太古の時代、我々のサーガはカセットなるアーティファクトに収められていたのです。
グリフォンさんも古き良き神話の時代をご存知だったとは…
あの頃の民草はこぞってカセットを求め、行列を為していましたね。
フ…今宵は久しぶりに魔窟から禁断のカセットを取り出して、当時の思い出に耽ってみましょうか。
…むぅ…古い機器だけあって、なかなか映りませんね。こうやって横にして叩いてみれば…
おぉ、どうやら起動したようです。わくわくしてきましたよ。
でろでろでろでろ
うっ、うわぁぁ!この音は……数百年の思い出が、今ここで消滅……
がっくりです。もう寝ましょう…
グゲェ!?ク、クェェ…
(あぁ!?で、でーt…もとい冒険の記録が!?)
(こ、これはもう黒いものが溜まるじゃすみませんわね…恐ろしや恐ろしや…)
(まー古いと仕方ありませんわね〜…記憶も年取ると薄れるみたいですし)
(って、いやあの、べ、別に魔神様の記憶がどうとか、昔すぎてどうせ覚えてないから気にしないでーなんて思ってるわけではっ…)
(わたしはそこまで知らないんですけど、昔はカセットとやらと、本体とかいうのの間に紙を挟むとかやっていたそうですわね〜)
(めんぼうなる道具でカセットを掃除したり…息で埃を払ったり…)
(今は、聖なる円盤…何やら虹色に輝くディスクなるものが読めなかったらどうしようもないそうで…時代は変わった…ってか昔のほうが驚きなんですけどね〜わたしからすると…)
クエッ、キュ〜クエックエッ…
(まあっ、それはそれとしても…そういえば魔神様はここでどういった暇つぶしをなされてるんですかね〜)
(その辺の石ころとかもう百回は数え尽くしてそうですわ…)
(このアーティファクトにしても、そんなに長くやると飽きそうですし…)
(ま、まさか我々の大敵は実は冒険者などではなく退屈!?)
(お、恐るべき真実に気づいてしまったのかしら…)
(こういう時はお世話になってる麓の村人とかと何かするとか…?)
(武器ロンダリングとかで結構取引あるんですよね〜)
(多分魔神様もさくっと受け入れてもらえると思いますわ〜)
>>259 記憶ですか。そういえば私、お昼は何を食べましたかねぇ…?なんてね。ちょっとお茶目にボケてみました。
…ちょっと、そんな心配そうな目で見つめないでください。呆けじゃありませんよ!ボケですから。
私が人間界に来た頃の記録媒体は、まだ石版や骨がスタンダードでしたね。
その時代に比べればカセットなんて本当に文明の利器で、冒険者から奪い取った時は本当に凄い発明だ!100年は栄華が続くだろう、なんて思っていたものですが。
キラキラの円盤はまだ回す道具がなくて…。
円盤だけはあるので天井から吊るして飾ってるんですけどね。どこかの冒険者が持って来ないかな。うずうず…
あぁ、冒険者が円盤回しを持って来るのを待つよりも、こちらから村へでも出かけて手に入れてみるのがいいですね。
…と、少々待ってください。私がこの巨体でいきなり押しかけても、ただの侵略としか思われないのでは…
この前だって、大きな笑い声を轟かせて驚かせたばかりなので…
グリフォンさんは彼等と交流があるのなら、今度お邪魔しますって話を通しておいてくださいよ。
いや、ただ、お邪魔しますでは威厳がありませんね。
近いうちに破壊の化身たる魔神が降臨するであろう!こんな感じで通告をよろしくお願いします。
クエ〜クエ〜…
(本当〜ですか〜?)
(実は覚えてなかったり…とかしませんかね〜)
(でもまあ、地位が上がれば上がるほど記憶にございません、なんてことが増えるような気がしますし〜)
(まあ、かくいうわたしも昼ごはんなんだったか思い出せない時も…)
(ほ、ほら、その…お前はいままでに食べたパンの枚数を覚えているのかっていう使い古された言い訳もありますわ!!)
キュキュ〜…
(なるほど〜そのカセット奪ったものだったんですね〜)
(ん?でもよ〜〜〜く考えるとなんでそんなものを持ち歩いていたんでしょうかね〜)
(カセットに限らず、どーしてそんなもん持ち歩いてるの〜?って思わざるを得ないものを持ってる連中もたまにいますよね〜)
(まあそういうアイテムって妙に高いので、見かけたらなるべく集めるようにはしているんですが…)
(流石に、<名前がありません>とかいう不気味なアイテムは拾わずにそのまま埋めて来ちゃいましたけど…)
(はっ!?もしかしてこの前名前が出なかったのもアイテムの呪いじゃ…な訳無いですよねー!)
(モンスターを使役している冒険者???が持っていた金の玉なんか高値で売れてウハウハでしたわ〜)
(…いやまあ、思ったより高くなくて、これ表面にメッキしてるだけでしょ!?と、思わなくもないんですが…)
クケックエクエ〜…
(ああ、魔神様の降臨の件は確実に伝えておきますわ〜)
(せっかくですから貢がせましょう!円盤回しの機械もあるでしょうし)
(そうそう、そーいえば…その円盤回しなんですが…風の噂では、どんどん新しい円盤回し機械とやらが出てしまって…)
(昔の円盤が回せないこともあるみたいですよ〜…まったく、本当困ったもんですわね!)
(かといって、古い機械はあんま動かないらしいですし…なんでもなんとかタイマーなるものが入っていて、それが切れると壊れるとか)
(こうなれば、魔神様の威厳で100年使える機械を作らせるしかありませんわ!!)
(と、いうわけで…村へのどうk…ご命令、よろしくお願いしますわ!!)
>>261 気が付けばいつの間にか随分さっぱりしたよそおいになっていたのですね。春を迎えたので気分転換といった所でしょうか。
世間でも行楽などと浮かれておりますが、私は気を引き締めてダンジョンの警備に励まなくては。
パンの枚数?そう言えばよく聞きますねぇ。どこぞの吸血鬼がお気に入りの例え話だとかなんとか。
まぁ、我々とて用途や由来不明のアイテムをドロップすることは稀によくあることですからねぇ。
…と、これなんかも割と使いまわされた矛盾表現ですか…気に入っておりますが。
閑話休題。昔から長旅のお供に携帯向きの玩具を持ち運び遊んでいる者が多いんですよ。
一時期は猫も杓子も、謎の帯を閉じ込めたカセットテープを使い、音楽を愉しむ歩き男等と呼ばれるう道具を所持していたものです…
ちなみに私が奪った相手は、据え置き型でしたが…。以前なんかピアノ背負った冒険者が来た事もありますよ…
彼の場合は何でも戦闘に使うそうなんですがね。
伝言の件、お疲れ様です。しかし円盤回しにも色々あるのですね…
こちらも貴重な財産を投じて入手するのですから、所謂勝ち組を選びたいものです。
うむむ、こっちの機械は目新しいソフトが少ないし、あちらはピンク色の下品ゲームばかり溢れている…
なかなか満足のいく円盤回しはないようで。おや?最新型はまたカセット式なのですか?
こういうの、1度離れると本当に疎くなりますよねぇ…
よし、グリフォンさんもやる気になってるようですから、我々で作りましょうよ!凄いアイテムを。
過去未来の全てのカセットや円盤に篭められた情報を全て吸出し、自由に編集出来るミラクルなアイテムを!
…いくら我々が魔族とは言え、あくどすぎますかね…?
クエクエ〜…
(なるほど〜、そういえばそんな季節…)
(こういう時こそ気を引き締めよ、と、遥かな太古からよく言われてる…気がしますわ〜)
(まあ、そんな年寄りで無いんであんまりわからないと言われますとそのとーり!なのですけれども…)
キュキュキュ!?クエ〜…
(それは!?稀に良くある…いや〜、でも本当にその通りだと思いますわ〜)
(稀に…その、稀なんですけど…なんか良くある気がして…)
(これは間違いなく神族系の嫌がらせですわね!)
(こーいうやり口で魔族を黙らせることができるなどと思って欲しくありませんわね!まったく〜)
キュ、クケェクエックエ〜…
(まっ、それはともかく…なるほど〜ピアノですか〜そんなので殴られたくは無いですね〜)
(ってかピアノなんてぶん回すやつの相手は全力でキャンセルですわ。はい)
…クエ〜クエックエ…
(…勝ち組のゲーム機、ですか〜)
(なんなんでしょうね〜わたしも最近は洞窟ぐらしで疎くて…)
(って、魔神様、それは!?そのようなアイテムをお作りになられると、恐ろしい…法務を司る部隊が襲って来そうな気がしますわ!!!)
(或いは、吸い出す相手によってはかの伝説のハ=ヴォック神とやらの怒りを買うか…)
(まあ、これら相手でも魔神様なら太刀打ちできそうな気がしますし…いっちょやっちゃいましょうか〜)
>>263 …私も年寄りではないはずなのです…少なくとも魔神界の中では。
他の魔神な、恐竜が天下取ってた時代に生まれた者ですら珍しくないのですよ。
彼らに比べれば、私などむしろニューフェイスに属するわけでして。…ええ、無理はしていませんとも。
気分を晴らすため、古代の戦国武将のように洞窟内の庭園へ桜を大量に運んできました。
少々時節はズレたものの、これで我々もお花見が出来ますねぇ。
風雅を愉しみながらゲームを遊ぶのもおつなものです。
早速ですが、ゲーム離れで仕事が無いと愚痴っている開発者を浚ってきて試作型遊戯器を開発してみたんですよ。
今日はこれをお披露目したくてね。
ボタンがない?フフフ、これはね。魔力や念を使って動かすのですよ。実際プレイしてみましょうか。
ぬ〜ん…ほら、ひょっこりと画面に出て来た小柄なヒゲ親父が敵をふんずけたでしょう。
ついでに言うとこのキャラクターは私のオリジナルデザインでして、既にグッズも開発、販売しており…
…おや?どこぞの法務部隊の足音が聞こえてくるようですね。
ククゥ!!クエクエ〜…
(おおっ!!桜を中に運ばせるとは、さすがは魔神様です〜)
(いや〜お花見行きたかったんですけど、如何にもこうにも外に出るのが億劫…もとい、忙しくて出れなかったもので〜)
(くぅ〜!この景色…風雅ですわね〜)
クェ〜??キューキュー…
(あらぁ〜??これは…おお、新開発の遊戯盤!!こんなものまで用意していたとは…!)
(なるほど〜、この遊技盤のお披露目会!というわけですか〜、実にいいタイミングですわ!)
(洞窟の奥に隠れておくのがもったいない企画力…まあ、人間たちには高レベルすぎて理解できないかもしれないのでこのままが一番かもしれませんが〜)
クエックエキュキュ〜…
(まあともかく、物は試しというわけで、早速試しちゃっていいですかね〜)
(なるほどなるほど、手を使わないと…どんな種族でも使える、いわゆる"ばりあふり〜"なのですね!?)
(この配慮に、全魔物が感涙にむせぶことでしょう!!)
(じゃあさっそく…あら!この髭面は!部隊が襲って来そうな…ま、まあ…魔神様ならきっと誰相手でも勝てますわよ!!)
キュキュキュキュ!!!!クエ〜!!!…
(ああああ!また死んだ〜!!!大丈夫、まだ100回を大きく超えてはないですし…次こそは〜!)
(いやぁぁ!また穴に落ちましたわ〜!!!)
>>265 綺麗に色付いた桜だったでしょう。何せこの土壌には夢半ばにして息絶えた幾多の冒険者の亡骸が眠っていて…
おや?微妙な表情になりましたね…これは失敬。
ふむ、高レベルと仰いましたか…。実はそこなんですよ。
魔力が無いと動かせないんです、この遊戯盤。弱き人間にとっては敷居の高さの点で普及させるのが困難でして。
魔界の方じゃなかなかの手応えが返って来てるんですがね。品薄で追加出荷が追いついていない状況です。
まぁ、よくある話じゃないですか。人間界でも海外では売れてるのに、国内じゃさっぱり売れない、なんてざらにある話でしょう。
しかし久々に財産を増やす良い機会なのです。
こちらの世界でもまだ商売は諦めてはいませんよ。魔力の替わりに生命力を搾り取って動かすシステムを開発中でね。
あぁ、そこはもちろん余計なエネルギーを燃焼して、ダイエットに効果があります!などと誤魔化して販売しますけれど。
そうそう、魔族ヲッチというコンテンツも展開中でしてね。これがまたグッズの売れ行きが大変好調で。
特に魔界じゃ私をモデルにしたマジニャンというゆるキャラが大人気なんですよ。
是非とも人間界でも成功させ、興味を持ったキッズ達をじっくりと悪の道に引き摺り込もうと企んでおります。
クエクエ〜キュ〜…
(この桜にそんな曰くが…か、怪談ですわね…)
(昔からそういうの苦手で…いやまあ、その割りには魔族なんてやってますけどね〜)
(骸骨騎士とか、いつも見るたびにビクッとしてます、はい)
(ゾンビとか見るたびに噛まれたらゾンビになっちゃう!などと反射的に考えちゃいます〜)
クエ〜…ギュギュ!ゲーゲー…
(そういえば…結局!一面もクリア出来ず…)
(このままでは一生一面、後悔しませんとか言わなきゃいけなくなりそうですわ)
(まあ…この異次元難易度なら、動かし方さえなんとかなれば人間界にも売れる気がしますわ〜)
(何と言っても、この手の遊技が好きな人間どもときたら、マゾいことこのうえなし!ですからね…)
(ああでも!なけなしの生命力とか脂肪とか吸い取ったらそんな人間あっという間にお陀仏ですわね〜)
(…なるほど、それで人間を弱らせようという奸計!さすがは魔神様、金も巻き上げたうえに戦力まで削ぐとは、一石二鳥の素晴らしい策ですわね!)
マ、マジニャン!?ク、クエェ…
(ま、まじにゃん!?な、なんとも畏れ多い…)
(いやまあ魔神様がいいならいいのですが、受ける感じが…もはや畏怖の対象でもなんでもないですわね〜)
(何処かの国の一地方の町…いや村なんかでゆる御神体とかなってそうですわ)
(一体どんなキャラなのか…どれどれ…)
キュ、キュウウウウ!クエ〜…
(か、かわいいいい!これ欲しい〜!!早速注文…ポチッとな…っと)
(はっ!?このままではわたしも悪の道にひきずりこまれて…!?)
>>267 屍鬼族に噛まれたら仲間になる…というのはお約束ですからね。
近頃の人間風に言えばウイルスに感染させると言った所でしょうか…
まぁ、私の心肺にも似たような効果を持つガスを発生させる器官がありましてね。
自分でもウイルスなのか菌なのは判別はついておりませんが、その手の悪しき粉末を口から霧状に吹き付けることが可能なんですよ。
血液なんて媒介しなくても、一夜にして人の町をカボチャの化け物へと変えちゃう事だって可能です。
そうそう、マジニャンにも似たような仕組みを設けてましてねぇ。
グッズの見かけに騙されてはなりませんよ。山椒は小粒でも…と申しますでしょう。
可愛らしい外見に惹かれて買った子供が、棚に飾って夜ぐっすりと寝ている間に…と言うわけなのです。
尤も一日では効果は顕れません。すぐにバレちゃいますからね。数ヶ月かけてじわじわ効果発揮される様調整してあります。
ついでに申しますと遊戯盤本体の方にもこっそりと常時個人情報を集める機能がありまして。
情報の持つ力は剣と魔法に勝りますからねぇ。
玉座から動かずして全世界を支配してしまおうという怠惰…ではなく、遠大な計画なのです。
おや?グリフォンさんもポチってしまわれたのですか?仕方ないですねぇ。
商品が届きましたらこちらにお持ちください。特別にマルウェア機能をオフにしてさしあげましょう。
おっと、この話はくれぐれも内密にお願いしますね。悪い噂が広まってしまうと心無い大人たちのネガティブキャンペーンに使われてしまいますから。
キュェエエ!?ク、クエ〜…
(えぇぇぇ!?そ、そんな危険な器官があったんですか!?)
(しかもカボチャ…もはや怖いを通り越して笑うしかありませんわ!!)
(洞窟にいるなんとかパンプキン的な方々はもしかするとひょっとして…???)
(うーむ…私も気をつけないといつの間にやらゾンビグリフォンだのパンプキンなんとかになっちゃうかもしれません…)
(いやでもいっそゾンビの仲間入りすれば襲われないし怖くない!?ですかね!?)
クェェェェ!?クエックエックエ〜…
(ひょええええええ!このグッズにまでそんな恐ろしげな仕掛けが!)
(あわわわ…しっかり宝箱に入れておいたのですが、これは封印の壺か炊飯器にでも入れておかなければ…えっ、解除していただけるんですの!?)
(あ〜助かった〜…ですわ〜)
(というか、お作りになるもの全てにことごとく恐ろしげな謎機能、孔明も真っ青な何かが入っていますわね)
(もうそういう機能がないと逆に不安を感じるレベルですわ〜)
キュ?クゥゥ〜…
(えっ?もちろん秘密をお守りしますよ〜)
(そりゃもう、まだまだ鶏ガラスープとかそういうのにはなりたく…クェェェェ!な、なんでもございませんわ魔神様〜っ!!)
>>269 ええ、普段は制御しておるのですが、偶に寝ている時ガスが漏れる事があるみたいなんです。
特に鼾をかいてると危ないらしくて…。兎に角、私がぐうぐう言ってる時は要注意ですよ。
この広間に用事のある場合は、ガスマスク着用をお勧めします。
パンプキンやゾンビになれば恐怖心こそ消えど、あうーだの、パプー、などとしか喋れなくなりますからね。
この洞窟がパープー、もといパンプキン塗れになっては、私としても困ります。
グリフォンさんの鳴き声だってクエ〜からパプーになってしまうのですよ!
……考えてみればあんまり変わらないかも…。い、いえ、なんでもありません。
…さてと、これで商品の危険な機能は全て停止したはず。
少々削除しきれない魔道符が残っている可能性もありますが、とりあえず表面化して悪さはしないはずですよ。
フフフ…機密についてはくれぐれも留意しておいていただきたく思います。
詳しくは言えませんが、私が洞窟内及び近辺の状況を把握する手段は多種多様なのですから…
まぁ、あまり深くは考えないでください。元々ブラックボックスは何にでもございますでしょう。
普段暮らす、この土地とて私すら与り知らぬ仕掛けが施されてる可能性は大です。
未だ見ぬ魔神の仕業か、はたまた神の意思か。
世界は陰謀で渦巻いているのですよ…
キュ〜クエ〜キュキュ〜…
(お〜いや〜ありがとうございます〜)
(これで晴れて好きなところに飾れますわね〜)
(そのうち、つくもがみみたいに神化したりしませんかねこれ〜)
(いや魔神化でしたわね〜)
(…まさか、そうやって子孫を残されていたり…?)
パプ〜パプ〜…クエックエックエ〜…
(ぱぷ〜ぱぷ〜…なんて、思わず言っちゃいました〜)
(これでも通じる…そんなことは…流石にありませんよね…?)
(いやぁー!!気づかないうちにカボチャ化が進行してるんでしょうか!?)
(でもまあ、最近運動してないから確かに胴体がだんだんカボチャに近い形に…)
クエッ、キュ〜クエックエ…
(しかしまあ、確かにもうちょっと人間の言葉とかで話せるようになれば楽でしょうね〜)
(ちょっと練習しますか!)
オハヨ!オハヨ!ロッカーノウエ、ロッカーノウエ!スゴイスゴイ!
>>271 ほう、冒険者の声を真似て発声練習をしておいでですか。感心感心。
しかし何やら重要な機密を話している気がします…。後でこっそりその場所を探っておきましょうよ。
多分しょうもないものですって?そんなことはないはず。きっと財宝の鍵でも置いてあるのですよ!
ふむ。体型が気になるようならば、トレーニングに励んではいかがでしょうか?
これから海辺で逞しい姿を披露したい季節が近づいてますものね。
と、申しましてもフットワークの軽そうなグリフォンさんと違い、玉座固定の私には縁遠い話ではありますが。
花見と違い、流石に洞窟内に海を運んでくるわけにも参りませんから。
海なんていつから見てないものか。ポセイドンと決闘して以来…
いえ、海洋スタイルで荒天の中、楽しく泳いでいたら巨大幽霊船と激突した海難事故が最後でしたか…
いけませんね、つい思い出に浸ってしまいました。
そうだ!もし運動したいのであれば丁度いい器具をお貸ししますがいかがですか?
走っても走っても背後より地獄の番犬に追い立てられるルームランナー。商品名、無間地獄くんと申しまして。
昔手に入れてより長らく埃を被っているもので、貴方に使っていただければ地獄くんも本望だと思いますよ。
273 :
名無しになりきれ:2014/05/30(金) 09:36:00.60 i
掘ってー掘ってー穴掘ってぇ〜…ボコッ!
あたたた…何か広いところに出たなぁ。ここ何処だぁ?
274 :
鬼神:2014/05/30(金) 21:57:20.03 0
よっ!遊びに来たぜ。お前相変わらずこんな薄汚ねぇ洞窟に閉じこもってんのか
せっかくだから一緒に王都を滅ぼしに行こうぜ!あと、最近調子乗ってる魔王とかいう奴も気に食わん。
いっちょここは神の力を見せつけに懲らしめにいかねぇか?
キュ?キューキュー…
(えっ?財宝ですか〜、まあ見るものによってはもしかするとそうかもしれませんわね〜)
(それよりも、確かにそろそろあの季節…外は随分と暑くなってきたみたいですし)
(しかぁし!この洞窟警備員たるこの私に季節など関係ありませんわ!全力を尽くしてこの洞窟の最奥部をお守りするのみ!)
(浜辺でのんびりと寝そべったりしてる暇などないですわ!…それにつけてもこの揚げ芋おいしいですわ〜…もぐもぐ)
クエ、キュークエクエ〜…
(あら、ポセイドン様と決闘なんてしてらしたんですか!?)
(それは見て見たかったです…ああ、私があと生まれるのが数千年早ければ〜!!!)
(まさに怪獣対k…ではなくて、神対魔王!燃えますわね!!)
(…しかし、幽霊船も気の毒に、遭難して幽霊船になった挙句に魔神様にぶつかるとは…)
(泣きっ面に蜂なんて言葉が何処かにあるそうですけど、まさにそんな感じですわね〜)
クエッ!?キュークケ〜…
(ええっ!?運動に役立つもの器具ですって!?)
(早速拝見…これですか!)
(これでカボチャ呼ばわりを避けられますわね!ありがt…ってあれはぁぁぁぁ!)
(ケルベロス!頭三つあるぅぅぅ!こわいいぃぃ〜!!!)
(…た、確かにこれなら一生懸命走れそうですわ…まさに地獄!)
>>273 暫く前から地中より異音が聞こえてきて、土竜でも住み着いたのかと思いきや、採掘者さんでしたか?
しかし貴方がこうして周辺を掘り進んでおるならば、もしや油田の臭いでも嗅ぎ付けたのでは?
はたまた宝石や金の鉱脈の類でしょうか。
いえね、私もそんな予感はしていたものの、この辺りは火山脈もあるもので、なかなか思い切った採掘が出来なくて…。
一部で良いからこっそり教えてくださいよ。
え?自宅に帰ろうとしたらここへ出ただけ?なぁんだ。そうでしたか…
それにしてもどうしましょう。この穴。どこから続いてるのか知りませんが、奇襲にでも使われたら少々難儀ですね〜。
おちおちゆっくり眠れ…もとい瞑想する余裕がなくなっちゃいますよ。
>>274 やあ、どうもどうも。お久しぶりです〜。いいですよね〜、王都強襲。
城壁を一息で破壊した時の、あの人間達の真っ青な顔と言ったら。
思い上がった魔王たちにも、格の違いを見せ付けてやらねばなりません。
そして散々暴れた後には犠牲者の生血で割ったワインをくいっと飲み干す。これがなんとも言えないんですよね。
機会ありましたら一杯やりましょう。
と、まぁ勢いでぽっかり開いた地中の穴よりこんにちはしてきたお客に、千年来の知己の如く応対してしまいましたが、今の鬼神さん、どなたでしたか…
私が存じ上げているとすれば、仏法の守護者たるあの方?それとも人の身であれど修羅道に堕し、鬼神と成り果てた、あの方だったか。
何分、他の邪神達と交流を持っていたのも昔のことですから、記憶も定かではなくて。
ひょっとすれば、向こうも魔神違いで初対面だったのかも知れませんね…。
>>275 美味しそうなお芋の臭いがここまで漂ってきましたよ。流石グリフォンさん。洞窟守護者の鑑ですな。
どれ、私もマンドラゴラクッキーでもいただこうかな。
怠惰を司る悪魔どもも我々を見れば、思わずリスペクトを捧げて来ることになるでしょう。
お互い自堕落に間食をしてしっかり洞窟を警備しましょうね。
浜辺の天使達を羨みつつ…
なんでしたら近年リヴァイアサンや水神が地底湖で夏祭りを行ってるみたいですから、その機会に納涼でも楽しんでみたらいかがですか。
浴衣は体の線が出ないから気軽に参加でき…、こほん。これは余計でしたな。
兎も角、肌を焼くような洒落たことは無理でしょうが…
屋台でどくろ焼きを食べるくらいの事は出来るようですよ。
髑髏の形に焼いた団子が3つ刺してある地底湖名物です。
中に詰まった餡子がまるで脳味噌のようで風流だと、評判で、外地より買い付けに来る人も偶にいるという話で。
あぁ、私は行った事はないんです。水辺の連中はうちの邪教信者と折り合いが良くないものでね。
何度か祭りに伴うみかじめ料の問題でもめていて…
こういう場合、大抵うちの信者達の方が発端となっていて悪いんですよねぇ…はぁ…
クエ!!キュ…クケ〜…
(ええ!!あれ…まさか魔神様の信者だったとは…)
(森ネズミとかペラペラソースだとか、わけのわからないことばかり話してたもので、てっきり邪教の集団かと〜)
(しかしまあ、みかじめ料でもめてらしたんですね!)
(これが噂に聞く宗教戦争というやつかと思ってみていましたわ〜)
キュ〜、コケケケ…
(まあ〜、なんにせよ身内での争いごとは避けたいですわね〜)
(巻き込まれそうになって避難してたらまたまた迷子になってしまって…)
(地図でも持っておけばよかった〜!!なんて後悔してますわ…)
(そのうち魔界直通な支洞に迷い込んだりなんかして…)
>>277 近頃、洞窟に蔓延する寄生種に感染した冒険者達が、宗教を立ち上げているようで。
彼等の配るビラがあちこちで捨てられ、洞窟の美観が損なわれると、町内会にてちょっとした問題にもなっております。
我等魔物にとってはせいぜいその程度の被害なのですが、どうも人間たちの間では阿鼻叫喚になっているみたいですねぇ。
私の信者の一部にも感染し、勝手に改宗する者がいるようで、焼却処分がなかなか追いつきません。
水神族に寄生種…。この狭い洞窟の中でも社会がある以上ごたごたは耐えず、困り物です。
力づくでなんとかしてもいいんですがね、魔物間に於いては手荒な手段は好まないもので…・
湖の近くの通路ならば、片側に沿って歩けばいずれ私の部屋に辿りつくはず。
まぁ、洞窟内が入り組んだ構造になっているのは、宿命とはいえ、味方まで迷っては問題ですよね。
そこで実は最近新しい技術を開発しました。
体内に埋め込んだ空間感知型の魔法生物が、目的の方向にホストを誘導してくれる…そんな技術なのです。
制御が難しくて何度か実験体が行方不明になっていのが、この度漸く完成に至りまして。
迷子に悩むようならば、試してみてはいかがでしょうか?
…あっ!今蔓延してる寄生種ってもしや…
い、いえ。こちらの話です…。どうか用心して無事に戻ってきてくださいね。
クエクエ〜、クエ〜…
(なるほど〜、寄生体なんていうものがこの事件の背後にいたとは…!)
(まったく困ってしまいますわね!天然のもの、あるいは人の手になるものかは知りませんが…)
(私みたいなか弱い生身の生き物にとっては勘弁してほしいものですわ〜)
(スケルトンさんらとかゴーストさんらみたいなしt…もとい、アンデッドならなんともないでしょうけど…)
(いっそスケルトンになってしまえば…って、やっぱあの世に行くの怖いので却下です〜!!)
キュ?コケケケ…
(えっ?迷路って壁沿いに進んで行けば必ずでられるんですか!?)
(おお〜流石は魔神様!そんな奥の手が…って、それってものすごい歩くことになりません???)
(…なるほど、それで新型の実験体を…付けます付けます〜!)
(…え、これ口から…キュ〜…こ、ここは我慢我慢…)
(…ううっ、まずっ…あ…でも…あら!)
(何となく道がわかるような気がしますわ〜!これは便利〜)
(そーいえばこれ、生き物なんですよね〜…流行りの寄生虫ダイエット効果とか、期待しちゃうところですわ!)
クエックエックケケケ…
(この調子で、いろいろ装備を整えたいですわね〜)
(このまま強化されてゆくゆくは中ボスに…!)
(と、言ってるそばからお腹が…ぐぅ〜…)
(もぐもぐ…もぐもぐ…ああ、ダイエット効果が…)
>>279 ふむ、動作こそ安定したものの、栄養供給効率の問題がありましたか。
メモメモ、っと。あ、すみませんが暫くそのまま続けていただけます?
もう少しデータを…こほん、もといダイエット効果も出てるようですし、きっと健康にもいいと思いますよ!
どうしても体調が悪くなるようであれば、虫下しチョコを差し上げますがね。
自分で実験出来ればいいのですが私の体の場合、この手の生物は軒並み免疫が働いて追い出してしまいますからねぇ…。
道案内に関しても元々千里眼能力を持つ第三の目がついてますから必要がなくて。
ほら、見てもらえます?この掌の目です。いつの頃からか出来たんですよ、イボのように。
作業をしてると、不意に傷つくような事が多いので普段は閉じてます。
と言いますが、何気に利益よりも邪魔になることが多いので取っちゃいたいんですよね。
額にくっついてる魔族が羨ましいです…。
グェェッ!?キュ、キュ〜…
(ぎゃああ!こ、これは〜!やっぱり副作用があったんですね!!)
(…ま、でもダイエットになるなら…よく言うじゃないですか、健康のためなら死んでもいいって〜)
(あ…でもよく考えたら、出るのと入るので収支トントンですの!?)
(現実は甘くなかったみたいですわね…)
(まあ、痩せすぎるのもどうかと思いますし!これでいいんですわね!!)
(…け、決して開き直ってるわけでsはないですから!)
クエエエッ、キュ〜…
(ところで、その目(?)ですが、実際見えていたりするんでしょうか!?)
(いや、それを使えばとうs…もとい、観察が簡単に!!)
(いやぁぁ!プライバシーの危機ですわ!)
(モザイク機能の搭載を…って…)
(よく考えたら隠すようなこと何もありませんでしたわ…)
キュウウ、クケ〜…
(そういえば、魔眼といえば…睨みつけるだけで相手が倒れたり…)
(暴走しそうになるのを必死で押さえてるんでしたっけ!?)
(なんかかっこ良くて憧れますわね!)
(邪気…なんとか?でしたっけ?いいですわね〜)
>>281 ええ、実は私が玉座におりながら、ある程度洞窟内の状況を把握出来るのはこの手の目のお陰でして。
尤も閉じている時の方が多いものですから、常時全体を把握している訳では有りませんよ。
基本的には話題に上がった場所だけ眺めている感じですねえ。
洞窟住人の私生活については近頃、積極的に監視してはいませんからご安心を。
私が他者の動向に関心が薄いと言うのもありますし、ほら、どうも他人の不幸でも気疲れしてしまうタチで。
色々とあえて知らないでおいた方が良い事が多いのですよ。
魔神の私が申すのもなんですが知らぬが仏とも言いますしね。
それにしてもこの目に興味があるのですか?
私自身特に望んで得たものではないので、欲しくても真似をするわけにもいかんでしょうな。
そうですねぇ、昔小柄でつんつん頭の妖怪から聞いた話によると、狙って付けようとすれば苦痛を伴う儀式が必要とのこと…
しかし私としては痛い、苦しい方法をとるのはお勧めできません。
楽してズルしていただくのが魔族としてのモットーというものです。
どれ、この機会に冒険者の捕虜でも使って模索してみましょうか。
メガネをかける感覚で気軽に邪眼を得られる方法を。
欲しい能力は千里眼、石化に、催眠、魅了効果と言ったところですかね?
ひょっとしたら私より強い力を持てるかもしれませんよ。フフフ…
さーせーん……あの〜……あれ?
っとー……ぁれ?っかしーなー……住所が明らかにおかしいんだよな……
あーっとー……り、リフォーム?の依頼?をとあるお得意様の名義でなんかー……たぁのまれ…た?んスけど……
人いないっつか………いや、えぇー……ちょっ、絶対ヤバいところなんだけど
あれぇ?……いやいや………あーーー……そか、そうだ……絶対そうだわ……
あのぉ〜……ま、魔神?さん?ど、ど、どこだろ
>>283 どうも邪蛇ムシュフシュの群れに囲まれいる侵入者がいる模様。
普段なら放っておくんですけども、どうも冒険者ではないようで。様子がおかしいですねえ。
おや、これはこれは、以前天窓備え付けの折にお世話になった業者さんじゃありませんか。
最近はリフォームなど特に依頼してはいないはずなのですが…
よく聞くんですよねぇ。頼んでも無いのに勝手に床下にトラップ装置を仕掛けて代金を請求してくるという話。
貴方も、もしやそのパターンではないでしょうね?
えっ?自動生成ダンジョンの依頼で来た?
あ〜、そう言えば以前そんな話もありましたね。やんわりとお断りしたはずなのですが。
まさか受注されていたとは…、いやはや、断る時は何事もはっきりと申さないといけませんねぇ。
古代より連綿と続いて来た遠回しに語るという美徳は、最早現代では通用しないのかもしれません。
まぁ、しかし貴方も仕事とは言え暑い中こんな所まで大変な旅路だったでしょう。
空振りで帰るというのもなんですし、血の池地獄の様子がちょっとおかしいので見てきてくださいよ。
どうも調子が悪く血の色が薄くなって来て参っておりまして。
このままではただの風呂になってしまいます…
キュ〜クエクエ〜…
(わかりましたわ〜じゃあ、早速適当にその辺のやつに聞いて見ますわ!)
(…なるほどなるほど〜、自らの眼と引き換えに…って、これは痛そうなのでパス!!)
(…えーっと、死の淵を彷徨うほどの猛毒とともにこの薬を…無理無理む〜り〜!!)
(…暗黒教団による儀式と手術…これもナシ!)
(う〜ん、やはり安全な方法はなさそうですわね〜)
(それこそ魔法の眼鏡とか…なんか、視力とか犠牲になりそうな…
クエックエ、キュウ〜…
(まったく、どうして能力向上をするのにこんな苦しい方法ばっかりなんですか!?)
(まあ、楽にできるならみんなやってる!ということなんでしょうけど…)
(そうですわ!魔神様がなにやら新しい方法を考え出せばきっと大ブレイク間違いなし!)
(洞窟の財政も一発逆転でウハウハですわよ!)
キュ?クエッ〜…
(えっ?具体的な方法ですか…それはまあ、あれをこうして…)
(…そうですわ、捕まえた冒険者でも使って実験すればすぐ出来ますわきっと…)
>>285 ええ、実験をしようと張り切っていたのですが、矢張り悪いことは出来ないものですね。
どうやら近頃人間達の間で、この洞窟が改造人間を産み出す悪の秘密結社のアジトと思われるようで。
まったく、人の口に戸を立てられぬと申しますとおり、何処からか情報が漏れ伝わったのでしょうね。
すっかり冒険者の足が途絶えてしまいました…
それにしても視力が犠牲になるという話を聞くと、私としても胸が痛くなります。
なにせ普段薄暗い洞窟から動かないでしょう?私も随分視力が落ちてきてましてね。
と、言いますか下手に環境適応能力が高いせいで、深海魚や土竜の如く、目の器官そのものが失われてきておるのです。
ほら、頭の部分を見てくださいよ。前は禽獣の様に大きく凛々しかった瞳がまるで魚類の様な小さな目に…
千里眼に拠って遠くの物は見えるのに、本来の視力が失われつつあるとは恥ずかしい有様です。
これでは他者の強化を考える余裕などありません。
実は状況を改善しようと、最近は洞窟の周りを散歩して遠くの風景を眺めるよう日課にしてるんですよねえ。
小鳥の囀り。胸を満たす深緑の香りに、眩しい程の木漏れ日。
洞窟の生活では味わえない新たな発見に満ちておる日々であります。
ダンジョンの外をほっつき歩き、自然を愛でる隠しボスなど、何とも様にならない話ですが…
これ、みんなには言わないでくださいね。
キュ〜クェェ…キューキュー…
(な〜るほど…確かに、能力って使わないと落ちますものね〜)
(私も最近めっきり飛ばないので、翼が退化…はしてませんね、流石に…)
(でも、獲物を追いかけて飛んだり跳ねたりしないもんですから、もうすっかり筋肉が…)
(適応性が高すぎるってのも困りもんですわね〜)
(そのせいで魔神様も、外を歩くことを強いられるとは…おいたわしや)
クェェ、キュ〜…
(そうですわ、洞窟の中も明るくして、目を使うようにすればどうでしょうか!?)
(折角電気も引いたことですし…)
(ついでに道案内も立てておけば、冒険者も迷わずに済みそうです!)
(これからの時代、いかに客を引くかが商売の明暗を分けるってことなんですよ!!)
キュ、クェェエッ。キュキュ〜…
(あ、そういえば。改造技術も成熟してきたことですし…)
(私も、ドラゴンのようなウロコ!とか、クジャクみたいなド派手な尾羽!とか…)
(そういう感じのみてくれ重視な改造をしていただきたいな〜なんて…)
>>287 いやあ、今日も外界をジョギングしていい汗をかいてきましたよ。
途中でうっかり村や町を3つ4つほど踏み潰してしまいましたが、まぁ、ご愛嬌ということで。
そして帰ってくれば冷たい地底湖で汗を流す。これが最高に爽快なのですよ。
水神達は嫌がっているものの、お陰様でこちらは頗る快調です。
グリフォンさんも文字通り羽を伸ばしてアウトドアライフを満喫してみては。
…えっ、環境を改善するアイデアがある?洞窟をライトアップしてはどうかですって?
そうですね。良い発案だと思いますよ。
しかし主たる私が身代わり人形を飾って外をほっつき歩いてる間に、貴方がこんなにも洞窟の経営に関して真摯に考えておられるとは…
一人だけバリバリ健康になってしまって済まない気持ちで一杯です…
露骨に電灯は風情がありませんので、松明風のライトをあちこちに設置してみましょう。
私の玉座の上にも魔界の太陽を模し巨大な照明を兼ねたオブジェを作り…
あぁ、何かますます秘密結社のアジトみたいになって来ましたねえ。
せっかくですからグリフォンさんもそれっぽく改造されてみますか?
ドラゴンや孔雀も良いのですが、バッタ風なんていかがでしょうか。
地上ではバッタの改造人間が大人気らしいですからね。
289 :
名無しになりきれ:2014/09/09(火) 15:47:25.34 0
誰もいないな( ノ゚Д゚) よし!
花火でもしよう
>>289 むむ?久々に目を覚ましてみれば。
この洞窟もすっかり冒険者の足が遠のいたせいか、最近は村人が遊び場にしておるようです。
親子で花火ですか。旬であろう夏は少々過ぎてしまいましたが、風情がありますねえ。
私は特に線香花火が好きでして、あのか細くも可憐な火が虚ろな魔界に漂う魂火を思い出す…
…そうだ…魔界で思い出しました…。
私は何を人間を見て和やかな気持ちになってるんでしょうか?
嘗ては千年王国を一日にして滅ぼし人類を絶望に陥れていた魔神たる私が!
よし、心を鬼にして我がテリトリーに足を踏み入れたこの親子を呪いで石へと変えることにしますか。
いや、ここは子供だけの方が良さそうですね。
そうすれば恐れおののいた親達が冒険者達を差し向けてくるに違いありません。
花火で祝うのは無事可愛いこの子を救ってから、ということにしていただきましょう。
J( 'ー`)し たけし、夕御飯持ってきたよ
J( 'ー`)し まだ洞窟から出る気はないのかい?
J( 'ー`)し あんたの幼馴染みのスライムのかー君ねぇ、就職が決まったみたいだよ
J( 'ー`)し あんたもそろそろそんな洞窟からは出て他の仕事を探したしたらどうだい?
>>291 魔界より送られしこの手紙は一体…?
あぁ…目を瞑れば瞼に滲む母の顔…
そう、私はたけしと呼ばれていて…
…あれ?これ私の記憶でしたっけ。どうなんでしょうね。
最早私の親子の思い出など遠い古代の出来事ですから、記憶が薄れきっていて定かではありませんが…
私はもっとこうギガギガしい濁音の聞いた名前だったような…
先ほど脳裏に浮かんだ女性も思い返すと、近所のヘカテーおばさんだったような気もします。
ひょっとすればこの手紙は洞窟に住み着いた他の魔物宛だったのかもしれません。
しかし言われてみるとスライムの友達はいましたね。
スライムと申しましても、人間界で見かけるような愛くるしい顔の付いた奴ではなく、どろっとした液体状の存在です。
とにかく食いしん坊な奴でしてね〜。いつも何かに餓えていて、よく人間界に遊びに行っては大陸ごと飲み込んでいたものです。
家庭環境がよくなかったのでしょうか…
…はて、考えてみれば彼もスライムと呼んでいい存在なのかどうか…
293 :
勇者:2014/09/11(木) 20:46:28.89 0
もしオレの仲間になれば、世界の半分をお前にやろう
>>293 やれやれ、これまた妙な取引を持ちかけられたものです。
どっちがボスなのか分かったもんじゃありませんよ。
しかし正確に言えば勇者とて聖職者ではないんですよね。
中には欲望にギラついた勇者がいても不思議ではない。
むしろ貴方の様に剛毅な物言いをなさる者こそ、本来の意味での勇ましい者と言えるでしょう。
話に乗りたい気持ちはやまやまなのですが…
。
実際の所、不肖魔神、世界など必要としていないもので…
貰ったとしても統治などガラにもない。
気分転換に吹き飛ばす程度の価値しかございません。
しかも世界と言えどたかが人間界の半分ほどでしょう?
私の故郷、広大な魔界に比べれば豆粒ほどの大地なんですよねえ。
そうだ、なんなら貴方もこのちっぽけな世界を手に入れただけに留まらず、魔界の支配でも狙ってみてはいかがですか。
何ならこちら側からのゲートなら何時でも開いて差し上げますよ。
尤も行きは良い良い、帰りは怖い。
帰り道のゲートは保障しませんがね…
ちわー、三河屋です
御用聞きに来ました
>>285 おや、三河屋のゴブリンさん、毎度こんな場所まで御足労いただきありがとうございます。
今日も何と洞窟の皆がか暮らしていけるのも、貴方達の様な商人のお陰ですよ。
そうですねえ。少々早いものの冬篭りの支度を始めておきましょうか。
特に今年は洞窟内に照明を多く配置したこともありまして、多めに燃料を備えておこうかと。
あと儀式を執り行うための供物の羊も足りなくなってきています。
洞窟まで運ぶのも大変でしょうが、これもまた大量にお願いしますね。
さて、必要な物資はこんな感じですかね〜。以上見積もって貰えますか?
…高い。以前よりも随分高くなってますね…
これはどうしたことでしょうか。何ですって?税率が上がった?
……思い上がったか。魔界元老院の凡愚どもめ……
はっ!いけません。思わず久々に狂戦士状態のスイッチが入りそうになりましたよ。
洞窟周辺一帯がクレーターになるところでした…
まったくまつりごとの手際の悪さにも困りものです。彼等議員にはもっとしっかりして欲しいですねえ。
297 :
老人:2014/09/14(日) 22:50:13.80 0
久しぶりじゃのう…
わしが誰だかわかるか…?
60年前お前を倒すと約束した勇者じゃ…
あれから色々あってのお前を倒すことをすっかり忘れておったわ…クァーッハッハッハ…
昨日、昔の仲間と同窓会をしてのうお前さんの話が出て、お前さんのことを思い出したんじゃよ
仲間の皆も誘ったんじゃが、皆年をとってもう戦いたくない言いおったんじゃ
だから、しかたなくわし一人で来たんじゃ
わしだって出来ればもう戦いたくない…
じゃが、わしは勇者じゃ…勇者が約束を破ったらカッコ悪いじゃろ…
さてと、とっととお前さんを倒するかのぅ…
…やっぱりやめとくわい…どう見ても今のわしじゃぁお前さんは倒せん…
帰ってばあさんが作った煮物でも食うとするかのう…邪魔したの…
じゃぁの
魔神さん、お腹減ってません?
これよかったら、食べてください
つ【毒饅頭】
>>297 うん…?そう言えばついこの間出会った勇者に何処となく似ていますね…
少し見ないうちに随分外見が変わったような…
竜宮の呪いにでもかかったのでしょうか。
おお!そうでした。人間にとっては60年は随分と長い年月ですよね。
私どもにとってはあっという間ですから、なかなかそこに考えが至らないもので。
大体挑戦者とは二度と相見える機会も少ない…
何せここで最期を迎える者が殆どですから。
それにしても老いさらばえたとて、魔物犇く洞窟を再び抜けてくるとは大した逸材。
このまま手ぶらで返すのも強者に対する非礼となるでしょう。
この不死鳥の玉子でもお持ちなさい。
煮物に入れて食せば長寿の効がありますよ。
>>298 ほほう、手土産とは珍しいこともありますねえ。
丁度お茶を煎れたところなもので、遠慮なくいただきますね。
…うん、こえはなかなかおいひい…ごくん
いやあ、珍しい香辛料でも隠し味に入ってるんでしょうか?
そんじょそこらの既製品にはないぴりりとくる刺激的で珍しい味でしたよ。
折角だから貴方も食べてみませんか?ほら、遠慮せず。
フフフ、冗談もこの辺にしておきましょう。
まぁ、毒殺を試みるのも悪いアイデアではありませんでしたよ。
どうせボスは完全耐性なんだろう、という一般的なイメージに反し、サプライズで耐性の穴を空けている魔神もたまにいますからねぇ。
生憎私はそうしたサービスは行っておりませんが…
さて、これで終わりですか?では今度はこちらから毒ブレスのプレゼントといきますかね。
300なら魔神様が人間を滅ぼす
>>300 300層突破おめでとうございます。
そうですねえ。願掛けしていただけるのはありがたいのですが、人類を滅ぼすのはまだ少し早い、という印象があります。
444や666と言った難関が更にこの後待ち受けていますからね。
楽しみは後にとっておきましょうよ。
とは申せどこの機に何の脅威を示さないのも魔神としての名折れ。
全人類とはいかないものの、貴方の住む国に女の子しか産まれなくなる呪いをかけて差し上げましょう。
どうです?最初のうちは男性が喜ぶでしょうね。
しかし10年後、20年後、断絶する家庭。増える異国からのぎらついた目をした移民。
緩やかに忍び寄ってくる恐怖と言うのもなかなかおつなものじゃないですか。
そんなことはさせないぞ!あ〜んパンチ!
デブ?
>>302 ややっ、貴方はこの洞窟で初めて見かけるモンスターですね。
さだめし人間に捨てられたパンが変じて産まれた…と言った所でしょうか。
どうです?ニアピンくらいは掠ってますか?
えっ。正義のヒーローですってぇ!?
こ、これは全くの見当違いでしたね…大変失礼しました。
成る程、貴方も私の退治に来たというわけですね。
先ほどのパンチ、なかなかに筋が良かった。ここで返り討ちにするのも惜しい逸材です。
その力、正義などに使うのは勿体無いかと思いますよ。
人間達のために戦ったところで、結局最後は食べられるだけでしょう?
自分の欲望を満たす方向に使ってみては。
>>303 御覧の通り甲殻に覆われた体なもので、一見しただけでは太っているかどうかわからないかもしれませんね。
手っ取り早く結論から申しますと、人間の観点からすれば痩せこけている…と言えるでしょう。
仮に甲殻の下だけ見ればヒョロく見えてしまう可能性も否定出来ず…
この洞窟には多くの魔物がおり、肉食草食と様々な生態系を持っておりますが、
我々上位の魔族は生物の肉体…所謂食物を生命線にはしておりません。
魂や畏怖や絶望等の感情を主食にしているわけですね。
私の場合は特に強者との戦闘の際に生じる闘気を好んでおります。
つまりこれらが満たされれば我々にとっては太る、という状態になるわけです。
ですが近頃はめっきり手練の挑戦者も減りまして、たまに昔の勇者が訪れては茶飲み話をする程度。
魔力の消費を抑える為、普段は寝…瞑想している始末に…。
先ほどパンの化身の方が攻めて来たお陰で少しはお腹が太りましたがね…。ありがたいことです。
やはり悪事は行うものだ、と改めて痛感しましたよ。
∧_∧
( ´・ω・) 私が世界で一番強い格闘家ですズズー
( つ旦O巨大な岩を指一本で破壊することが出来ますズズー
と_)_) 私の指で気孔をつけばどんな魔物でも死にますズズー
>>305 世界一の格闘家を標榜する格闘家はこれまでも多く訪れて来ました。
ただしいざ相対してみれば、体重だの噛み付き禁止だの条件付ばっかりだったんですよね…
貴方は彼等とは別格に骨がありそうだ。
私としても腕が鳴りますよ。
特にその気孔とやらの技術、戦いの中で見極めたい所ですね。
早速にでも手合わせ願いたいのですが…
魔神を前にして茶の席を設けるその悠然たる佇まい。
流石と言いますか何と言いますか、こちらから襲い掛かるのも無粋と言うものです。
いいでしょう、死合いの前に一席お付き合い致しましょう。
……さて、数時間経過しましたね。そろそろ始めませんか…うっ!
日頃正座に慣れないもので、足が痺れて…
は!まさかこれが狙いだったのではッ…!?
体長は何十メートルあるの?
>>307 人間からすれば見上げる形ですから正確に把握し難いでしょうが、今が20メートルくらいですね。
どこぞの宇宙人や怪獣と比べればそんなものか、と思えるでしょう?
実は洞窟内で身動き取れるよう、魔力で体の成長を抑えてるんですよねぇ。
本来、私ども魔神は龍族と同じく生涯成長し続けますから。
なら魔法でもっと小さくなれないのか、という疑問も当然おありでしょうが勿論可能ではあります。
ただし体のサイズを小さくするのはかなり魔力を食うので滅茶苦茶疲れます。
それに魔王少女じゃないんですから、ちっちゃくて角ばったトゲトゲの魔神が玉座の上にぽすんと座ってたとしても、
冒険者さんからしても全然嬉しくはないかと。所謂誰得、と言うことですね。
よってそんな無駄な努力はいたしません。
魔法攻撃と打撃攻撃、どちらの攻撃が嫌ですか?
コンビニでおでん買ってきたけど食う?
>>309 これまたストレートに弱点を聞いて来ましたね…
よろしい。ここは余裕を持ってお答えしましょう。
私の場合は堅い殻で身を覆ってますでしょう?故に2択に限るならば打撃の方が通じ難い。
いや、と言うほどはないものの、私との戦いでは魔法を使った攻撃が有効になるかと。
それに例え武人を名乗って拳一つで闘っている者でも、達人の領域に達してる人間は大抵魔法に近い力も有しているのですよ。
気だの何だの怪しげなエネルギーを篭めるのはお約束でしょう。
強化魔法による武器攻撃という手段も有りますからね。
武器に自然界の力を付与するだけでなく、自分自身にも通常では考えられないほどの腕力を付加させることも可能でして。
例えばか細い少女が巨大ハンマーをぶんぶん振り回すような、あの現象ですよ。
ただの物理攻撃でも星を割る程の質量をぶつけられれば私とて無傷では済まないでしょう。
そこまでの人間に出会ったことはないもので、仮定ですがね。
星無くなったら本人も生きていけないでしょうし…
まぁ、何にせよ人間の身で魔法の修行をすることなく私に勝てる可能性は有りますまい。
>>310 ほぉ…これが噂の!実際に目にするのは初めてですよ。
東洋の神秘と言うやつですか。この辺りではなかなかお目にかかる機会がなかったんですよねぇ。
大変だったでしょう?こんな遠国の奥地までつゆを零さず運んで来るのは。
少々ブレスで火を通してからありがたくいただきますね。
焦がさないように、焦がさないように…ふぅ〜…
くんくん…魔神の私でもわかるほどいい臭いがしますよ。…もぐもぐ。
おや?もしやこの浮かんでいる小バエが旨味の秘訣で?
あ、ち、ちがうんですか。ご容赦を…
何はともあれ珍味体験をさせていただきました。貴方の労に感謝してこの宝石の王冠を授けましょう。
魔神様に大ダメージを与えるには光属性の魔法がいいですか?
>>312 まぁ、言わせて貰えば多いんですよね。
相手が魔なんだから光上げとけば何とかなるだろう。そういう考え方をする方。
余談ですけども、この間もヴァンパイアロードさんと同じ様な話題になりましてね。
今時得意げに十字架突きつけてくるハンター相手にケロッとした様子を見せた時の、相手の絶望に満ちた表情、
あれがたまらないんだとか。近頃は最初だけは苦しんだ振りをするのがマイブームだそうで。
虚々実々、戦いの駆け引きとはそんなものですよ。
好きな物を嫌い、嫌いな物を好きだと情報操作するのは基本中の基本です。
効かないどころか相手の体力が回復することだってありますからね。
さて、以上の話を念頭に置いていただいたところで…
私、光魔法は苦手です。
とか言って本当は闇魔法が苦手なんでしょ?騙されないよwww
今、究極の闇魔法を研究しているから
それが完成したらあんたを倒してやんよwww覚悟しておくんだなwww
>>314 ほほう、究極とは大きく出ましたね。これは楽しみだ。
貴方の寿命と言うタイムリミットが尽きる間に是非とも完成させていただきたいものです。
ただしご注意を。それほどの術ともなれば、当然大きな代償を伴いますから。
恐らくは魔神たる私でも一旦発動させれば数十年間は活動が出来なくなるほどでしょう。
人間が使うのならば自分の命だけならまだしも、大切な家族の命も引き換えにする、なんて珍しくもありません。
まして究極ともあれば、国一つの民衆の命を捧げなくてはならない場合もありますね。
しかもそれだけの犠牲を払いながら、こ、こんなはずでは…等と血を吐いて死亡。
そんな魔術師達を私はこれまで数人見て来ていますよ。
彼らですら100年に1人ほどの才能。人間にとって貴重な人材の命が一瞬にして散るのです。
仮に究極とやらを知り得たとしても、慎重に検討に検討を重ねてからお使いください。
からあげにレモンの汁をかけておきました
>>316 捧げ物ですか。ありがたいことです。
まぁ、この前オデンをいただいたことですし、私は左程食物を必要としないので今日は肩に巣を作ってるコッカトリスさんの家族に恵みましょうかね。
おや?いつの間にかいなくなってる…
はっ、からあげってもしかして…いえ…考え過ぎですよね…
仕方ない。これは私がいただきます…うぅ…レモンの汁が何特に身に染みますよ。
半分ほど食べるので精一杯でした…はぁ。
いけませんね。私が落ち込んでいては。負の心に釣られて辺りに魔の瘴気が立ち込めて来ましたよ。
ほら、得体の知れない触手や目玉も暗獄界からぬたぬたと這い出してきて…
…む、これはこれで結構居心地がいいですね。
アントニオ猪木「やる前に負ける事考えるバカいるかよっ!」
橋本「時は来た、それだけだ」
蝶野「I am Champion!」
棚橋「愛してまーーーーーーす!!!」
中邑「イヤァオ!俺をたぎらしてくれぇえええ!!!」
オカダ・カズチカ「俺とお前じゃレベルが違うんだよ!レェベルがっ!」
>>318 騒がしいパーティですね……洞窟にマイクの音が響いてコウモリさんが居辛そうにしていますよ。
どこかで聞いた名前もちらほらとおられるようですが。えぇと…そうだ。格闘家でしたかな。
ははぁ、地方巡業をやっておられると。成る程、わかりましたよ。
所謂一種のショーマン集団なのですね。
威勢の良い事を仰るので、一瞬ガチ…もとい本気になりかけましたが、私とてその辺りは心得ておりますよ。
あ、これ既に撮ってます?まだ大丈夫?ちょっとおめかしするので待っててくださいね。
はいお待たせしました。じゃあ…いきますよ〜。3・2・1…ぐわぁ、やられた。
え〜、こんな感じでよろしかったでしょうか…ドキドキ。
| ̄| ∧∧
|ニニ( ゚Д∩コ
|_|⊂ ノ
/ _0
(ノ
えっ…と、危険な魔物がいる洞窟
\はここかな…、と/
 ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧ ∧∧
∩Д゚≡゚Д゚)| ̄|
ヽ |)ニニニ|
| |〜 |_|
∪∪
∧∧ ミ ドスッ
( ) ______
/ つ 立ち入り禁止|
〜( /  ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄
∪∪ || ε3
゙゙~゙~
洞窟の奥はキノコなんかも生えてくるんじゃないですか
キノコ鍋やりましょうよ魔神さん
>>320 近頃中級の冒険者を見かけなくなりました…
半端な能力で挑んでくる彼等の遺品が、洞窟の魔物たちにとって結構な収入源になっていたのですが。
はて、この立て札は?
ははぁ、さては立て札の警告のせいで冒険者が引き返していたのですね。
早速引っこ抜いて…、いや、ここは内容を書き換えておきましょう。
ああ、でもインクがありませんね。何か代わりになるものは?
おっと丁度良い所に行き倒れた盗賊の死体がありますね。
この血を使って、探索意欲を掻き立てる文章を…
【この奥に麗しき女神が住んでます】
フフ、我ながらなかなか綺麗な血文字が書けましたよ。
>>321 そうですねぇ。でもキノコ鍋はついこの前やったじゃないですか。
たった一年くらい前でしたか。え?もう一年ですって?
あぁ…この辺りの感覚は種族に依って異なるんでしたねぇ。
わかりました。またやりましょうか、キノコ鍋。
キノコは高純度の魔力も含んでいますから、私ども魔神族もエネルギーの補充になりますしね。
さて、肝心のキノコは…?むむっ、去年殆ど食べ尽くしたせいかあまり見当たらない…
とりあえず今あるものをより集めて苗床を作って…
どうやらまともな量になるには後一年はかかりそうですよ。
そ、そんなうらめしそうに餓えた子犬のような目で見ないでください!
幸い以前儀式用に補充した山羊や羊の肉があります。仕方ないですから、これらを使って鍋を作りましょう。
どうせならキノコよりお肉の方が食べ出がありますよね?
魔神は洞窟の外に出れるのか(驚愕)
>>323 ええ、この体ですから洞窟内を通って出るのは難しいのですけれど。
私の座っている玉座の上を御覧ください。天窓が付いているでしょう?
あそこからショートカットで外に出られるようになっております。
万一私を倒す事が出来た方も、飛行手段があればここから楽に出られる便利仕様!
尤も私以外は外から入れませんが。
暫く前はここを利用してよく外出していたんですよ。
近隣の町や村の人々と触れ合い、時には夜通しで語り合い…
そして気付いたのです。
やっぱり私はちゃんと洞窟の番をしていないと駄目だな、と。
善き村人達と話していても、何か違うんですよね…落ち着かない。
矢張り魔神は魔神らしくあるべきなんですね。
と、言うことで辺り一帯に呪いと恐怖を振りまいて戻って来ました。
しかもこんな時に限って、冒険者さんが結構訪れてるんですよ。
【誰もいないんで帰ります】なんて書き置きがあって、寂しいじゃないですか。
結局洞窟の玉座、ここが私の居場所なんだな、と痛感した次第であります。
まぁ、これからも偶には気分転換に少しの間外の空気を吸いに出る事もあるかもしれませんがね。
ワシの波動球は百八式まであるぞ
326 :
遊び人:2014/10/06(月) 19:29:16.64 0
ここに女神ちゃんがいると聞いて来ました(^o^)/
女神ちゃんはどこにいるのかな?キョロキョロ(^o^三^o^)
君は女神ちゃんを守っている魔物さん?(^o^;)
今日は君には用はないんだ(^o^;)
女神ちゃんどこにいるか知らない?(^o^)/
>>325 そのいでたちは庭球なる球技の選手ですよね。
あまり詳しくはないのですが以前外出したおりに町で見かけたことがありますよ。
…それが何ですか、波動球って…
相手が私だから良かったものの、相手が人間ならただの怪我じゃすみませんよ。
いえ、ひょっとしたら私は間違えていたのかもしれません。
庭球は球技ではなく、武道。
そう解釈すれば全てに納得が行きます…
いいでしょう。貴方を武道家として認め、庭球にてお相手しましょう。
あっ、でもその網みたいな…ラケットって言うんですか?
私は持ってないんで、代わりにこん棒を使って打ち返させていただきますね。
>>326 はぁ〜…矢張り文面はよく考えるべきでしたね。
結局看板に釣られてくるのは軟派な遊び人でしたか…
いや、ちょっと待ってください。
ただの人間が魔物や罠のひしめく洞窟を潜り抜けて、此処までたどり着けるわけがない…
人は見かけによらぬもの。先程の冒険者も球遊びに興じてるだけかと思いきや、なかなかの戦士でしたからね…
この方もきっとただの遊び人ではない、伝説の遊び人に違いありません。
是非ともその妙技を披露していただきたいものですが…
お目当ての女神様なんていないんですよね〜。
…そうだ。ここは以前使った女神の声色を利用して…
私はこの魔神の中に封印されてる女神よ〜。貴方の本気を見せて助けてくださいな〜。
まぁ、いくら好色な遊び人とて流石にこれで騙されはしませんかね…
328 :
遊び人:2014/10/07(火) 17:19:41.06 0
ん?何か聞こえる(^o^)
マジかよ…女神ちゃん魔神の中にいるの?(^o^;)
この魔神を倒さないと女神ちゃんに会えないのかぁ(^o^;)
自慢じゃないけど俺めちゃくちゃ弱いよ(^o^;)
子供でも倒せるスライムに殺されそうになったことあるよ(^o^;)
ここまで来れたのは強い人の後をつけてきたからなんだよなぁ(^o^;)
その人この部屋の入口でモンスターにやられて死んじゃったし…どうしよう…(-_-;)
女神ちゃんを助けたら…女神ちゃんパフパフしてくれるかも…(-_-;)
お…俺、戦う!(^o^)/
おっぱ…女神ちゃんを救うために戦うよ!(^o^)/
∩
∩--、(゚∀゜)ノいくぞ、魔神!
しク ノ人ニニつ
`( ノ′ ノ
`-、く
/∠、
`ー′
三ニ
三ニ―
三ニ←―ぴゅーん!!!(遊び人は逃げた)
三ニ――
三ニ―
三ニ―
三ニ―
>>328 えぇ〜、そんなに弱いんですかぁ?そう言えば何かあっちの方で悲鳴が聞こえたような…
う、うう〜ん、でもそんな弱いあなたでも私を助けようとしてくれるなんて嬉しいわ…
って、逃げた!?く…うまく騙せそうだったのに、何かを勘付かれましたか?
しかしフェイントの技術はなかなかでしたね。流石の私も動きが止まりましたよ。
もし何かマジックアイテムを持っていれば、隙だらけの私に一撃を食らわせることが出来たでしょうに。
しかも逃げ足が速い。一瞬で私の攻撃範囲外に逃れるとは…
逃げ足の速さだけは伝説クラスと言っても過言ではありませんでしたね。
その素早さ、武術に活かしていれば天下をとれた可能性があるかと…
まさに才能の無駄遣いと言えましょう。
いずれ真っ当な職に転職でもして、再び挑戦しに来ていただきたいものです。
最強のドラゴンと戦ったら勝てる?
・・・
【腕を縛られ目を塞がれた少年が血の池の手前に座っている】
【どうやら彼は生贄と呼ばれるものらしい…】
勇者「魔神いねぇなぁ」
賢者「おかしいですねぇ。ここに魔神がいるはずなんですが」
格闘家「いないなら帰ろうよ〜。私はやくお風呂に入りたい」
剣士「……もう誰かに倒されたのかもしれん」
勇者「そうかもなぁ。ああ〜、来て損したぜ。みんな帰ろう」
>>330 むぅ…お返事が遅れてしまい大変失礼致しました。
どうやら洞窟で動かない生活が続いているせいか耄碌してしまったようで…
かと言って留守にする事も問題がありますし、何とか室内運動をするよう心がけねば。
これでは最強のトカゲどころか、その辺りの火に紛れているサラマンダー程度にも負けてしまいそうですよ。
まぁ、それは兎も角、最強と申しましても私が出会ったことのあるドラゴンは、大抵騎乗用の生物なんですよねぇ…
この洞窟に於いて古代竜の化石より復活させた事もあったものの、矢張り左程の強さではありませんでした。
魔界でも私が生まれる前は、竜族が数多く生息していたみたいなんですよ。
ただ殆どが絶滅してしまったそうで。
中には魔王を食らう龍がいたと言う伝承があるとかないとか。
もし生きていれば刺激的なバトルが出来たでしょうに。残念極まりない。
…いえ、ひょっとしたら今でも最強と呼ばれる伝説のトカゲが生きており、悠久の時流の中、エンカウントする機会が無いとも限りません。
その日に備えてまずはスクワットから…!
>>331 おやおや、これは懐かしいスタイルの生贄だ。
今でも古来よりの伝統を守っている人間達がいるんですねえ。
大抵手を抜いて動物を代用するようになっていましたから。
いやあ、ありがたいことです。
尤も私は大して人肉を好まないもので、肉の方はガルムにでもあげ…
う〜ん、見当たりませんね?
あぁ、そういえば彼は魔界ケンネルコフにかかって入院したんでしたっけ。
しかたない。私だけ贅沢に魂だけでもぺろっといただきましょうか。
?…ムムッ、一瞬感じたこの殺気は…?もしや少年のものでしょうか。
さては勇者が自ら生贄を装いここまで潜り込んで来たのかも知れませんね。
迂闊には近づかぬ方が良いか…。
さあ、目覚めなさいガーゴイルさん。いいですか。
起き掛けの所にすみませんけれど、早速あの少年をちょっとばかりつんつんして来てくださいな。
334 :
名無しになりきれ:2014/10/23(木) 13:45:03.60 0
魔界沈没
/フフ ム`ヽ
/ ノ) ∧∧ ) ヽ
゙/ | (´・ω・`)ノ⌒(ゝ._,ノ
/ ノ⌒7⌒ヽーく \ /
丶_ ノ 。 ノ、 。|/
`ヽ `ー-'_人`ーノ
丶  ̄ _人'彡ノ
ノ r'十ヽ/
/`ヽ _/ 十∨
>>334 魔界の下層には天地創造の昔より力を蓄えてきた有象無象が蠢いていると言います。
彼等が寝返り一つ打つだけで鳴動が起こり、上層に済む下級魔族の数%が滅びる、との魔界調査局調べのデータもありますから。
あちらの世界は常に沈没の危険と隣り合わせと言っても過言ではないでしょう。
この際自慢しますと、私の生まれもかなり下層の方でしてね。えっへん。
え?下層だと身分が低いんじゃないのか、ですって?
いえいえ、天国などとは逆に我々はより深く、奥底の出身程に格が上がる訳です。
まぁ、いくら上層が滅びようと下層の強者にとっては憂う事も無し、ではあります。
何せ既にこれ以上無いほど既に沈んだ世界なのですから。
上の方の住民は大変でしょうね〜。
>>335 ムッ!?この置物は…。これもガーゴイルの一族なのでしょうか?
いや、だとしても絶対目覚めさせない方が良いタイプのガーゴイルですね。
魔神たる自分が言うのもなんですが怪し過ぎる。
私の悪い予感は当たるんですよ…
とりあえずこっちを見ないよう後ろに向けて置いておきましょう…
風邪ひくことある?
紅葉狩りに行きませんか?
>>337 ええ、ありますよ。
人間とは感染源が異なりますから、人間界に来てからは全くと言うほどひかなくはなりましたけども。
それでも魔界にいる頃は私も割とデリケートな方でしたね。
すぐ咽喉に来てたんですよねえ。
尤もその程度の症状なんて軽いもの。
タチの悪いかかり方をすると姿形まで変異してましたから。
昨日まで人型だった魔物が、風邪のせいで次の日には全身口だらけのクリーチャーになってる事なんて事も珍しくもなく。
見たことも無い化け物からおはよう、風邪ひいちゃった、なんて鼻声で挨拶されるんですからね。
ちょっと移ると嫌だから、近づかないでください、と。
実に風邪の蔓延する季節は過ごし辛いものでしたよ、まったく。
洞窟においでになる皆様も毒や、呪い、風邪には充分お気をつけて。
>>338 あぁ、いいですねぇ。地上では行楽のシーズンですものね。
私とて洞窟に篭ってないで是非とも紅葉を楽しみたいものですが、この間暫くは仕事に専念すると誓ったものですから…
私の仕事?当然ここにただ座り続けて、冒険者を待ち続ける事ですよ。
…何か黄昏てしまいました。はぁ、外に出かけたいなぁ。
…ただ、席を外している時に限って、お客様がいらっしゃるものですから困っておりましてね…
そうだ!この前見かけた
>>335の妙な置物でも玉座に置いておきましょう。
何となく迫力があるし、身代わりとしては充分ですよね。
それじゃお弁当用意して来ますので出かけましょうか。
いやいや、ご当地でペロッと人間の魂をいただくのもおつですなぁ。
340 :
名無しになりきれ:2014/10/25(土) 13:34:11.13 0
俺は死にたいんだ
俺を殺してくれ
>>340 ほう、貴方のその気力の抜けきった顔。
人間にこんな表情をさせるとは、地上の現魔王もきちんと仕事を遂行しておるようですね。
ただ私としてはそんな人間の魂は左程好みの味ではないのですよ。
生きたい、負けたくない、何としても足掻いてやる。
そんな勇者の魂ほど食欲をそそるのでして。
まぁ、他の魔物を相手どるにせよ、この地で命を落とすのはお勧め出来ません。
この洞窟は秘境とは言えど、樹海などのスポットとは趣が異なります。
何せアンデッド化率が半端じゃないですから。
折角全てを終わらせようとしたはずがゾンビとして蘇ってしまい、臭く痒い体で永遠に近い時を過ごしたくはないでしょう。
この洞窟に何十年住んでいるんですか?
>>342 どうでしょうか…?私、天窓が出来るまで太陽を拝む生活とはかけ離れた素敵洞窟ライフを過ごしていましたから…
大体、玉座でこっくりこっくりして目覚めたら何日経っていたか把握するには、もう胃袋頼りしかないんです。
このぺこぺこ具合だと3週間程度かな…?そんな生活ですよ。
そんな私が洞窟来訪記念日なんて覚えている訳も無く。
近頃こそ人間達から奪った時計等のお陰で、多少は暦も察しがつきますけども…
ああそうだ。少なくとも私がこの洞窟に住み着いた頃には、時計なんて文明の利器は無かったですね。
時計が人間社会で何時頃発明されたものやら正確な所は測りかねますが、少なくとも数十年内に作られたと言えるほど新しい道具でもなかったはずです。
と、なれば私が此処に来て最低数百年は経ってますよ、間違いなく。
まぁ一応お答えさせていただいたものの、我ながらかなりの丼勘定ですよねぇ…申し訳ないです…
寒いのは苦手ですか?
>>344 まさか〜、私に弱点など有りはしない…
等とは申しません。
実は寒気ってかなり苦手なんですよね。
戦闘中に氷魔法をいくら食らっても平気なのに、隙間風を食らったら震えてしまいます…何故でしょうね?
気合の問題でしょうか。
洞窟内とて意外と寒暖の差は生じるんですよ。
一応溶岩帯の近くではあるものの、危険なので過去に私が封じたものですから今は血の池風呂を沸かす程度の地熱しか無く…。
それでも風呂は温まりますので、この時期はもう殆どいつも浸かってますね。
玉座の間に入浴中とありましたら大抵浴場にいますから、挑戦者の方は其方へ来て頂いています。
え?いきなり入浴中に来られて大丈夫かって?
それは気になさらないで結構。
だって私、常時裸なんですもの。
私も風呂に一緒に入っても良いですか?
ザー(血の池風呂にバスロマンを入れる)
どっこいしょ(タオルを巻いたまま風呂の中に入る)
いい湯ですね〜
ブホッ(風呂の中でおならをする)
(~)
/⌒ヽ ̄ ̄旦\ ))
{jjjjj}\___\ ))
(・ω・`)/※ ※ ※ヽ
 ̄ ̄ヽ二二二二二)
ゴソゴソゴソ
>>346 く…何たる非礼。裸のつきあいの心得を弁えぬとは数百年ぶりにこの魔神、本気と書いてマジの怒りを覚えましたよ。
もしここが銭湯ならば即戦闘になっていた所…。ええ、せんとうなだけにね。
ククク…入浴中だと言うのに背筋が凍って来たでしょう?
一矢報いた思いですよ。尤も私の精神を削って放つ諸刃の剣ですがね。…はぁ。
ああ、しかしこの入浴剤というのはいい香りがしてなかなか悪くない。
何せ普段は鉄の臭いしかしない血の池風呂なもので。
こういう工夫はいいですねぇ。
じゃあ今度はヨルムンガンドの体内で作られた強酸発泡剤を入れてみますね。
ツンと来るような酸っぱい臭いで胸が満たされ、強烈な泡でどんどん汚れが落ちていくのがわかるでしょう。
>>347 愛らしいコタツムリが洞窟内をもそもそし始めると、いよいよ季節は冬に移り変わる…
そんな風情を感じます。
みかんやお餅が好物なんでしたっけね。
炬燵でみかんは魔界古代の石板にヒエログリフで書かれているほどの定番要素ですから。
是非とも施してあげたい所ですが…
あまり親切にするとコタツムリは自分から動かなくなってしまうんですよねえ。
挙句の果てには厠にもいかなくなるとか…怖ろしや。
ここは心を鬼にして見守る事に致しましょう。
ところでこれを見てくれ
こいつをどう思う?
>>349 ああ…どうやら呪われておるようですね。このままではろくに使えないでしょう。
いざ戦闘と言う時にそれでは困りますから、然るべき施設に行き対処した方がよろしいかと。
こうした事態に陥らないためには、普段よりきっちり相棒の手入れをして、始めて挑む相手には注意を怠らぬよう。
初見の相手は見栄えこそ可愛くとも、如何なる状態異常化行動を持っているか分かったもんじゃありませんからね。
呪いと言っても様々。変色して威力を落とすだけではなく所有者の体全体を腐らせる呪いだってあるのです。
普段より重々お気をつけください。
…ところでこれ得物の槍の話ですよね?
邪神より強いの?
お菓子くれよ
お風呂から突然ルシウスさんが登場
>>351 邪神、ですか…ううむ、我々魔神と特に明確な区分があるわけでもないんですよね。
鼬とフェレットの関係みたいな物、と言うか…
いや、何か違いますね。余計わかりにくくなったかも…。すみません。
兎も角、私の事だって言おうと思えば邪神と呼べるのではないでしょうか。
あぁ、ただ最近それほど邪な事して無いですから…
元邪神と言うことになりますかね。
魔、と邪では少々邪の方が悪い様な印象がありますね。
単純な力比べではそう他者に引けを取ることはないでしょうが、ワル度で言うならば邪神よりは劣るかも知れません。
>>352 ま〜たですか。
近頃カボチャの魔物がお菓子くれないと悪戯する、と煩いんですよね。
ゾンビのようにそればっかりしか言わないんですよ。
こちらは洞窟の仲間を食べさせるために、日々の糧を確保するにも四苦八苦するほどな状況なんです。
せがむばかりか悪戯すると脅してくるなど言語道断。
そんな余裕は無いとばかりについ連中を炎ブレスで一掃しちゃいましたよ。はっはっは。
…何ですって?ほう、なるほど。これはお祭りですと?
いやあ、そうでしたか。そう言えば小耳に挟んだことはあります。
この地域では流行っていない風習なもので忘れていました…
先程の魔物には申し訳ないことをしちゃいましたね。
ま、まぁ、そういうことでしたらさっき焼いたカボチャでも食べましょう。
きっとほくほくとお菓子の様に甘くて美味しいですよ。
おや?これ、中身が人間だ…
>>353 うわっ、びっくりした。いきなり目の前に湧いて出て来ないでください。
嫌なら見るな、の猫を思い出しちゃったじゃないですか。
まぁ、この周辺は魔界門に近い不安定な空間ですから、古代人がいきなり訪れるのも珍しいことではありません。
しかしその方は普段、東国によく出没すると聞き及んでおります。
ん…と、なるとここから東国に繋がるタイムゲートがあると言うことになりますね。
思えば東国出身と思われる旅人が急に出没する現象もそれ故でしょうか…。
らんらんるー!
ドナルドは嬉しくなるとつい殺っちゃうんだ!
356 :
名無しになりきれ:2014/11/02(日) 15:01:35.20 0
この板も人減りましたね
魔神様、何かやりました?
>>355 フフッ、殺気満々なのは結構な事ですよ。
その燃え上がるような頭に血の滴るような唇…
さぞかし名の有る魔族でしょうね。
…何ですって?彼奴は食糧調達の為に襲撃して来た人間ですって?
か、変わった人間もいるものですね…
総員、配置について全力で相手を迎え撃ちなさい!
このけたたましく踊り狂う道化師、只者ではない…
決してはんばっかーなるパン料理の美味しそうな臭いに手懐けられて、甘く見てはなりませんよ。
気を抜けば次にその材料へと変えられるのは自分たちなのですからね。
>>356 どうでしょうか。私が近年やったことなど、近郊の村々へ鶏になる呪いをばら撒いたことくらいですからね…
ここは王都より遠く離れた辺境。更にその奥まった山々に穿たれた洞窟。
知る人ぞ知る、外界より隔絶された陸の孤島ですから。
外の世界では何か起こったのでしょうか?
フム、千里眼を通して見ると矢張り飢饉の兆候が見られますね。
多少暴徒が暴れた程度ではこうも全体の人口が激減することはないでしょう。
天災に見舞われた…或いは失政の果てに大きな戦争が起こった後、と言うところですか。
…いえ、むしろ何も無い事自体が活気の無さを招いた可能性も有りますか。
まぁ、この洞窟は何時も通り静謐に包まれていますがね。
むしろ私が大して何もしていない事を申し訳無く思ってしまいますよ。
今後は私も多少気合を入れて鎮座せねばなりませんね。
例えば…此れまでより多少背筋をピンと伸ばしてみたり。
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これを見ろ!
これは魔神を封印するランプだ!
今からお前を封印してやるから、覚悟しやがれ!
>>358 ああっ!何ということでしょう。輪入道にエビフライさんが食べられてしまった!
…エビフライなら特に問題ありませんね。
しかし件の過疎化が進めば飢饉が起き、実際に共食いすら憂慮される事態に陥る可能性だって有ります。
洞窟の魔物仲間内でそんな悲劇が起こらぬよう、食糧の備蓄をこれまで以上に推し進めねば…
まずはそうですね。襲撃部隊を編成して遠征を行い人間達から物資を奪って来させるか。
ただ問題は人里が遠い事なんですよね。行きたがる者もいないでしょう。
次善の方法として洞窟内に牧場や畑を設けますか。ただ通気性の悪い立地条件ゆえに牧畜を行うとなると臭いが篭るのが難点と言えます…
まぁ、臭い位我慢していただきますか…
はぁ…何とも頭が痛いものです。
>>359 ははは、こうしたマジックアイテムは大抵紛い物なんですよねぇ。
…むっ、ランプが光り輝き始めたようですが…
ほう…まさかこれ程の魔力を秘めていようとは…もしや本物…?
威勢の良さは口だけではありませんでしたか!
いかん!…す、吸い込まれてしまう〜〜!
おや…?何か途中で止まりましたね…。
あ、これ蓋の所のシールが剥れてるじゃないですか?
これまだ十中八九まだ中に他の魔神さんが入っておられますね。
それにしても危ない所でした…。まさに油断大敵。
私にもどうやら驕りがあったようです。
数百年ぶりに目が覚めた思いですよ。ある意味で貴方には感謝せねばなりませんねぇ。
何かしらの褒章をお送りして報いたいものの、恥ずかしながら近頃ろくな物がなくて…
そうだ。エビフライでもいかがですか。
メレンゲって
なぁに?
メレンゲって
なんだYO!
γ~三ヽ
(三彡Oミ)
(´・ω・`) オレ様を呼び出したのはお前か?
( ∽ ) さあ、願いを言え どんな願いも聞き流してやろう
( (~
~) )
Ω ((~~
_γ⌒ヽ、)
(_| ̄ ̄_フ
> <
やはり私とキミは運命の赤い糸で結ばれていたようだ!
キミを初めて見たときに私は心を奪われた!
…この気持ちまさしく愛だ!!
>>361 メレンゲですか。魔界で三千年に一度咲く花に寄生すると言う妖蝶の蛹の事ですね。
と、まぁ、今の冒険者さんには嘘八百を並べてみましたが。
洞窟仲間の皆さんは鵜呑みにしてはいけませんよ。こんな知識を披露しても恥かきますから。
確か魔女さんが昔教えてくれた人間のお菓子でしたね。
何でも人間の様な気持ちを持ったお菓子だとか。
いやぁ!食べちゃやだぁ!などと心の声が聞こえてくるのでしょうか?
もしそんな料理があるのなら、一度食してみたいものですが…
…改めて思い出したら私も騙されていたような気がしてきました…
>>362 ほう、先程のランプから魔神を呼び出しましたか。
成る程、私を封印出来ないのなら同格の相手と競わせてみよう。という作戦ですかね。
しかし…ハズレじゃないですか?こちらの方。
失礼、御同輩。気を悪くしないでくださいね。
ただ魔神として折角呼び出されても聞き流すだけ、なんて…召喚者が気の毒じゃないですか。
見てくださいよ、可哀相に。すっかり目が死んでしまって…
ああ!?この魔神、してやったりみたいな顔してる!私よりワルだっ!
>>363 赤い糸…ですか。どれどれ。
ははぁ…どうやらアラクネさんの生み出した血の糸が絡まっているですね。
ここに来るまでに巣の一部に引っかかってしまったんですねぇ。
胸の動悸が止まらないでしょう?
まるで初心だった少年時代の恋路の様に。
この状態、ずっと続きますよ。
ここまで申せばもうお分かりですよね。
そうなんです。命が燃え尽きる時まで続く猛毒です。
何なら解毒薬を処方してあげても宜しいのですよ。
その代わりに手持ちの財産全てと引き換えになりますけれど…クックック。
タバコ吸ってもいいか?
一万年と二千年前から愛してるー
八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった
>>365 くわえタバコの当たり前な粗野な冒険者が多い中で、貴方の様に断りを入れる方は珍しいですねぇ。
ええ、ええ。私は一向に構いませんよ。
天窓があるこの玉座の間は換気もし易いですしね。
特にこの周辺はブレスを使う魔物が多いので、煙なんて気にしてたら暮らせやしません。
私自身もうっかり寝息で毒や石化ブレスも吐く癖もありまして…
ただしこの洞窟でも女性の魔物が多いフロアでは最近悠長な事も言ってられないようですね。
喫煙者は蛇蝎の如く迫害されるとか…
しかもブレスを吐く魔物も同様らしくく、こっちに流れてくるんですよね。
洞窟の中ですら何とも住み難い世の中になっていくようで参ります。
>>366 よくそんな過去の事を覚えてられますねえ。
私も魔界の奥地にておぎゃあと産まれてから、大体それくらいの時を過ごしてきてますがね。
遠い昔の記憶など、とんと忘れてしまったもので。
一体八千年前には何をしてたのやら。
う〜ん、う〜ん、そうだ…軍艦リーゼントを決めてタルタロスで暴れていた頃でしたかね…
はたまたチャリオットに乗って煉獄山の峠を攻めていた時期でしたか。
悪友達と共にヘブンへと登りラッカースプレーで落書きをして、散々怒られもしたっけ…
いやはや、何にせよ当時に比べれば私も丸くなったものですよ。わはは。
私の戦闘力は53万です。
私が本気を出せばこの星を消しさる事も出来ますよ。
ほっほっほっ・・・
原子爆弾には勝てますか?
メメタァ!!
ケーキの上の苺はいつ食べる?
>>368 53万…それってすごいんですかね?
私もやる気になれば星の一つや二つ滅ぼす事は可能ですが…
ならば、私も53万近くの戦闘力という事になるんでしょうか。
まぁ、所詮数値では強さは測りきれないと思いますよ。
特にその基準ではインフレ起こしそうな気がしますし…
ちょっと強くなっただけで億とか軽く突破しそうじゃないですか。
>>369 私は人の科学技術には詳しくは無いものの、聞く所に寄ると核熱系の攻撃らしいですね。
魔界にもその属性を得手とする者は多かったので、私もある程度魔障壁を使って対策は出来ますよ。
ふむ、国を一つ滅ぼすか滅ぼさない程度の威力ですか…
その程度であれば恐らくは耐え切れるでしょう。
ただし、この洞窟ごと守るのは少々厳しいと言えます。
いくら人が行き交うことの無い僻地とは言え、安易に近場で起爆実験などはしていただきたくはないですねぇ。
何だかんだで住み心地の良い、私の第二の故郷ですから。
>>370 な、何をするだァーッ!
…ほう、私を擦り抜けて振動を伝えましたね。
私の経験から言いますと、気功の類に属する技術ですな。
昔から武道家さんはよくこう行った技を披露してくれましたが、この様な奇妙な音を耳にするのは初めてですよ。
呪文と言う訳でもないですよね。
ふむ…私も少々真似してみますかね?
オイヨイヨーー
うう、上手くいかず変な音が聞こえて来ましたよ…
>>371 ケーキ、ですか。久しく食べつけて無いですねぇ。
そりゃもう最初に食べますよ。口の中に酸っぱい味が広がれば、甘味も増しますから。
とは言え私の好むケーキンのトッピングは人間の魂がこんもりと持ってるタイプの物ですがね。
酸いも甘いも嗅ぎ分けた老人の魂の後に、子供の甘い魂をいただく…
これが格別なんですよ。
魔神さんは女ですよね?
374 :
はは:2014/11/13(木) 19:58:17.47 0
おまえしおくりなににつかつた
このまえあげたばかりだろ
もうにどとおくらないからかくごせよ
しかしいえまでとりにきてちちにあたまさげるならかんがえてもよい
しきゅうへんとうせよ
>>373 ええ、この厳つい甲殻の下には金髪の美少女が…。
なんてことはありませんからね。期待しないでくださいよ。
私に出来るのは鱗を擦り合わせ女性の声色を模す事くらいです。
実を言えば人間に化ける術も使えなくはないんですがね。魔力が使えなくなり、暫く元へ戻れなくなる、と制限が厳し過ぎまして。
あまりのリスクの高さゆえ禁じ手にしております。
グサッと刺されただけでおしまいですから。
>>374 この手紙は…。ああ、目を閉じれば母の顔が瞼に…
浮かんで来ませんね。
親不孝な事ですが、何分数千年は顔を合わせてないもので。
大体これ私宛ての手紙でしょうか。だとしても頭を下げるなんてありえませんね。
魔族の父子関係はいざ会えば力の競い合い、もっと言うならタマの取り合いとなるのが通例なのですよ。
あなたと合体したい
∧_∧
( ´・ω・) 前にあなたに腕とあばらと足の骨を折られた世界一の格闘家ですズズー
( つ旦O今日は再戦に来たのではありませんズズー
と_)_) どうか私をあなたの弟子にしてくださいお願いしますズズー
蝶野「何かいってるなぁ…ちょっと待て。宇宙人が何か言ってる」
宇宙人「マジン マイ フレンド」
蝶野「(ビンタ3秒前)」
>>375 人間の姿に化けられるのですか? 本当ですか?ジー
成れるならなってみてくださいよ
魔王を倒した勇者って、その後どうやって生活していくんだ?
いつも魔神が座っているところに置物がある
魔神はどこに行ったのだ
382 :
水木一郎:2014/11/22(土) 11:06:47.01 0
洞窟に潜むやばいモンスター
スーパーモンスター
魔神がーーーーーーーーーーーーゼット!!!!
【封印】
魔神の墓
385 :
名無しになりきれ:2014/12/13(土) 00:47:57.67 0
おっぱい
386 :
名無しになりきれ:2014/12/27(土) 23:48:13.07 0
魔人さんはよ復活してや
387 :
名無しになりきれ:2015/01/02(金) 18:38:35.80 0
洞窟の奥で鎮座している魔神は従軍慰安婦に謝罪していない
388 :
名無しになりきれ:2015/01/17(土) 00:39:08.46 0
井上真央「ん…お願い…ここ…ここに入れて…」
松本潤「ここ?ここってどこ?言ってごらん」
井上真央「言えないよお、恥ずかしい…」
松本潤「恥ずかしくないよ、さあ言ってごらん」
井上真央「……こ…」
松本潤「何?聞こえないなあ。もう一回どこに入れて欲しいか言ってごらん」
井上真央「…こ……公明党」
389 :
名無しになりきれ:2015/01/17(土) 02:46:49.58 O
不覚にも…
これはひどい!
甘城ブリリアントパークにおけるアトラクションがめちゃくちゃに破壊されている!
まるでサキエルかシャムシエルが怒ったみたいだ!