ふぁいっ
なぜ戦うのか?
そこに能力者がいるからさ
誰がくれたか知らないけど特殊な能力を持っている。
と言っても珍しい事じゃない。
何せこの学校の奴らはほとんど特殊能力を持っているか、順番待ちみたいなものなのだから。
せっかく特殊な能力をもらったんだから使わない手はないよな。
俺の能力は……テレパシー!
人の隠された本性を見ることができる!
相手の考えていることがわかるんだから無敵な能力さ!
【あ、俺君だ。こっち見てる、キモい!】
【あいつ挙動不審で何考えているかわからないよね。近寄らないでおこ】
え・・・・・・おれってそんな風に思われてたの?
いや、違う。
たまたまなんか俺の事が嫌いな女だったんだよ
違う奴は
>「あ、俺君どうしたのこんなところで?」
【こいつなんでこんなところにいるんだ?存在自体が邪魔なんだよな。死なねえかな】
>「ちょっと、早くいこ。もうすぐ授業始まっちゃうよ」
【ちょっとやめてよねー。こいつ口臭いから話しかけると最悪じゃん!ついでに腋臭だし!】
「う、うおおおおおお!!!!」
糞おお、どいつもこいつも!
俺って口臭かったのか。それに腋臭もかよ
だめだ、もう死のう
俺の心はテレパシー能力に耐えられない・・・・・・
屋上から飛びおりる
くれよ
めだかボックスの安心院?
念動力!
触れずして物を動かす超能力の代表格!
俺が授かった力!
良し!手始めにこの空き缶を念動力で高速飛行させて弾丸と化してやる!
「さあ、空き缶よ!超スピードで俺の敵に突き刺され!ぬ…ぐうおぉぉおおおおお!」
(空き缶が5センチ浮く)
「まだまだぁ!これからだあああ!ぬぎいいいいいいいいいい!!」
(空き缶が1メートル浮く)
「はぁああああああ!!!い・の・ち・を・もやせえええええ!!!!」
あ、ああ、やった!空き缶が飛んでいく!
とんで・・・
あれ?視界が……くら…い…?
力みすぎて脳溢血を起こし倒れた
じゃあデメリットの無い能力で
デメリットのない能力なんてつまらんからヤダ
相手がどんな能力を持っていても関係ない!
俺の能力は時を止める能力!!!
JOJOではラスボス用の能力の指定席みたいなもの!
つまり!俺が!最!強!
「ふははははは!世界よ!俺様にひれ伏せ!さあ、時よ、止まれ!!!」
……お、止まった!俺以外全てのものが止まっている!
走っている奴なんて空中に浮いてるみたいだし、風だって止まってしまっている。
うひょひょひょ。こりゃやりたい放題だぜ!
って、俺も動けねえ!な…あれ?しかも苦しい、息が…
そうか、時を止めるってことは全ての移動という経過も停止するから空気も固定されて動けないし、当然吸えないから息もできないんだ!
そういえばドラゴンボールのグルドは時を止める時は息止めていたっけ。
それにしても動きもできないなんて意味がねえ!
く、苦しい、まじで死ぬ!
時間停止解除…って、どうやるんだ?
そうだ、俺の能力はあくまで時を止める事であって、止まった時を動かす能力じゃないんだ!
あ、あ、あ・・・もう息が…
能力者の意識が途絶えると能力も消え、時は動きだす!
>>8 【シャーボック】
手にしたシャープペンシルを黒ボールペンに変化させる。その逆も可能。
この能力はリスク、コスト等一切不要で無制限に使用できる。
なあ、この世界においてどんな力が一番強いか知っているか?
それは【金】だ!
あん?金で買えないものもある?
ああそうだろうさ、だけど金で買えるものの方が多いし、金で人の心も動かせるのさ
わかってるわかってる
お前は金なんかには屈しないっていうんだろ?
だけどな、お前と違って金に屈する奴だって多いんだぜ?
そう言う奴を使ってお前を叩き潰すこともカ ン タ ンってわけさ
金の使い方知らねえお前には想像もできなかったろ、こんなことになるなんてなあ!
あひゃっひゃっひゃっひゃ!
金ならいくらでもある!
こんなちんけな喧嘩なんかじゃねえ
無尽蔵にある金で金融市場を掌握し、政治家を買収し、世界の王になるんだ!
能力を暴力にしか使えない馬鹿にはたどり着けない境地よ!
「ってなるために、100円ショップで買った5本100円のボールペンをせっせとシャープペンにしているけど、先は長いな……」
そう、ボールペンとシャープペンでは原価が違う
糞安いボールペンを俺の能力でシャープペンに変化させればそれだけで利益を生むのさ
朝から晩まで黒ボールペンをシャープペンに変化させる日々
ああ、そういえば販売ルートってどうしたらいいんだろ……もう、なんだか疲れたよ、パトラッシュ……
そうだ、夢を見よう
金の力で世界を掌握する夢……を……
>>4〜
>>13 くたばれよ小物。
てめえが死んで喜ぶ奴はいても泣く奴はいない。
さすが
>>14!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!
あこがれる ゥ!
16 :
名無しになりきれ:2013/02/21(木) 19:51:47.21 0
虫系を頼む
昆虫。
それは驚異の生物!
蟻は自重の50倍の重さを持ち上げる怪力で、クモの糸は1メートルの太さがあればジャンボジェットすら絡め取る強度と粘度を誇る!
生命力も凄まじく、体が分断されても各神経節によりある程度独自に行動することができる!
俺は昆虫を食することによりその能力を得て昆虫人間になることができる能力の持ち主!
バリエーションは豊富であらゆる場面に適切な昆虫の能力を振るう事が出来るのだ!
「さて、早速昆虫人間にフュージョンだ!……って、虫いねえ!クソお、真冬じゃ虫いねえじゃん!」
ヤバい、これじゃあおれはただの人間にすぎない。
せっかくの能力が……お、あそこはペットショップ!
さっそく蜘蛛を買うぜ!
さて、さっそくスパイダーマンに……まじか、このグロテスクな生き物を口にする?ハードル高すぎだろ!
そもそも蜘蛛って昆虫に分類されるのか?
こんなもん食べた上げく昆虫じゃないからって何も起こらなかったら泣くに泣けねえぞ!
ううう、どうする、俺!
「うおおおぉぉ!いったらああ!いでえええ!舌噛まれた!ぐがあああ!」
くそお!
毒蜘蛛に舌噛まれた!
ちきしょう!これで死ぬなんてオチは絶対嫌だ!
どうせ死ぬなら食ってやる!(バク!ムシャムシャムシャ!)
「ふ、ふふふふ!俺自身が蜘蛛になってしまえば蜘蛛の毒なんて効かねえよなあ!
ふ〜蜘蛛も虫と認識されてよかったぜ!
トラウマもんの体験だったが、これで俺はスパイダーマンに……!あ、あれ?なんだか目が視にくい。
しかも体が動かないし……さむ・・・・・い……どうして…?」
多くの蜘蛛は14もの目を持つが全て単眼であり、視覚はかなり悪い
故に狩りをせず、糸で罠を貼って獲物がかかるのを待つのだ
そして今は冬
殆どの昆虫は低温では活動できず冬眠もしくは越冬することなく子孫を残して生を全うするのだ
蜘蛛の能力を受け継ぐという事は当然その習性も受け継いでいる
だがもっとも重要な点は、なぜに昆虫が小型化しているか、である
太古の昔、60センチを超えるトンボがいたが、今はせいぜい10センチ程度である
なぜか?
それは地球の酸素濃度が低下し、小型化しないと体を維持できないからである。
特に蜘蛛の類には肺というものがなく、気道がかすかに変化した書肺がかろうじて気門から取り入れた酸素を体に供給しているのだ。
人間台の大きさの身体に酸素を供給するにはあまりにも力がなさすぎるのだ
「そ、そんな薀蓄、今になって語られても……」
酸欠状態になると判断能力が低下し、能力解除という行動も起こせず、大変危険な状態となる
かといって、能力を解除すればしたで、舌を蜘蛛に噛まれているので地獄の苦しみを味わう事になるだろう
ドヤ顔で書き込んでるんだろうが、お前つまんないよ?
>>16 【曳碑途蟲】or【蟲隙】
体内に無量大数と比喩出来る数の蟲を飼っている能力者。
己の体内に棲まわせている蟲は人が現世で視る様な「虫」ではなく
須らくが「蟲」であり、各々何処かしらに異質な部分を持っている。
それは周囲の音を食い荒らす蟲であったり、宿主の視力を奪う蟲であったりと特徴は様々だが
共通点として「殺害能力はないが、宿主に悪い影響を与えるもの」という事が挙げられる。
その為戦闘で勝ちたいと思うのなら蟲で足止めを行い、能力者自身が攻撃行動に移らなければならないだろう。
しかし短所は見る角度を変えれば長所にも成り得る。
例えば先述の「周囲の音を食う蟲」ならば、体内に宿している間は誰と話す事も出来ないが
その代わりに衝撃波などの「空気中を伝播して迫って来る攻撃」は無効化してしまうだろう。
蟲共は総じて光に弱く、数瞬浴びただけで死んでしまう。
氷系ぷりず
岩系を頼む
>>20 【鋼凍無型】
この能力者は氷や冷気を自由に操る魔法を使うことができる。
触れたものを凍らせるのは勿論のこと自分の視認出来る範囲であれば何であろうと凍らせることができる。
またこの能力者は氷の造形魔法も得意としどんなものでも作れ、造形物を自由に操作することも可能
(例:氷のバイクを走らせたり氷の銃を作り氷の銃弾を打ち出したりナイフを大量製造し一斉掃射など)
そして生き物をモチーフにした物を造形した場合その造形物は命を持ちこの能力者の言うことを忠実に遂行する
さらにこの能力で作られた氷は鋼のように堅く非常に溶けにくく能力の炎や熱で溶かされることはない
勿論この能力者は凍ることも凍えることもない
身体能力は人外以上
>>21 【陸鮫地竜】
青い鮫の様な竜に変身できる
両腕の先に一本の鋭い爪を持ち、この爪は岩盤を削れるほど頑丈で
特に竜族には高い威力を発揮する
体を折りたたみ腕の鰭状の翼を広げることでジェット機並みのスピードで動ける
地震を発生させるなどの地属性の技を使える
一度だけ5レスの間広範囲に砂嵐を発生させることができる
この砂嵐は地属性を持つ生物以外の体力を徐々に奪っていき
この砂嵐に紛れることで非常に相手に発見されにくくなり
敵は攻撃を当てることが困難になるだろう。もちろん自分にはこの砂嵐は効かない
3レスの間パワーとスピードを爆発敵に上昇させることができる
この間は地属性の技を使うことができず我を忘れて見境なく暴れ回る
この効果が切れても2レスの間自我を失ったまま
電気と炎に高い耐性を持ち、特に電気はどんなに強力でもこの竜には無力
竜族の爪と氷属性が弱点で特に氷属性は絶望的に苦手
変身中の身体能力は人外で飛行能力はないが
上記のスピードと岩をも砕くパワーを併せ持つ
通常時は一般人レベル
バンギラス?
>自分の視認出来る範囲であれば何であろうと凍らせることができる。
こんな能力バトルが成立しねーよ
やり直し
>>25 【うんこの遣い】
うんこの遣いの能力者、うんこを手から出せる
>>26 うんこの遣いってうんこを使う側じゃなくて使われる側だろ?
や・り・な・お・し
静かだ。
今この教室は静寂に覆われている。
そう、俺の氷の世界によって。
俺の能力は氷の作成。
俺の周囲20メートルの温度を奪いつくし、氷を出現させる。
20メートルもの厚みを持つ氷はミサイルをもってしても崩すことは容易ではないだろう。
誰もこの教室には入ってこれない。
誰も俺を傷つけることはできない。
俺はこの氷の世界の王なんだ。
だがそれだけだ。
誰もいない氷の世界でただ一人。
「……って!そんな事に浸っている場合じゃねえ!このままじゃマジで凍死する!
誰でもいいから助けてくれえええ!!!」
そう、今俺は生命の危機に陥っている。
氷を出現させることができるからと言って、氷の冷たさに耐性ができるわけじゃない。
サルから人間になって火を使いだしたからって人間が火傷しなくなったわけじゃないもんな!
自然の摂理だもんな!
そして出現させる能力であって、消す能力はない。
ここまではまあいい。
そういう能力だから。
この能力の最悪のところは、俺を中心として周囲20メートルの熱を奪いつくして氷を出現させることだ。
つまりは、俺は今、厚さ20メートルの氷の塊の中心に閉じ込められている!!!
冷たいし、息が苦しくなってきたし、動けない!
眠ったらだめだ!眠ったらだめだ!!
だ、誰かああああ!!助けてくれえええええ!!
岩かよおお!!!俺の人生詰んだ!
誰か知らないけど岩の能力ってそりゃねえだろ
あれだろ?岩って硬くて頑丈で攻撃力も高いから当たれば強いんだよな!
でも「当たれば」なんて枕詞ついている時点で当たらねえよ!
硬くて頑丈、しかもでかい。
代わりに攻撃が当たらないほど遅い。
これってさ、結局はていのいい的って事じゃん!
雑魚に大技くらわしてもイマイチ凄さが伝わらないよな。
下手に強い奴に食らわそうとしても大技なんて当たらねえし
そこで出番が岩だろ?
ああそうだよ、のろくて当てやすい。
しかも硬いからその硬さを打ち破る大技ってわかりやすいもんな!
そうさ、岩の能力なんて風とか炎のかっこいい能力を引き立てるための当て馬みたいなもんなんだよチキショー!
ああ、俺もかっこいい能力がよかったな。
どうせごつごつしたでっかい岩の塊みたいな体になる程度なんだろうけど
仕方がない、やってやるか
「岩の能力!発言!!!」
・・・・・・
・・・
あれ?何も変わらねえな。
ハァ・・・岩自体はずれだけど、能力そのものがなかったって訳かよ
俺の人生何処までも外れだなあ。
腹減った。家に帰って飯で持つくろ
「う、うめええええ!俺ってこんなに料理上手だったか?
信じられねえ旨さだ!この絶妙な塩加減!匠の域に至ったか!?」
当時の俺は知らなかった。
俺の能力を。
俺の能力は「岩塩」
絶妙な量の岩塩を生み出し料理に加えることにより、その料理は超絶な旨さを発揮する!
後に天才おにぎり料理人と呼ばれる男の第一歩だと知るのはもう少し先の話である
>>29 は?そいつと一緒にすんじゃねーよ
ついでにお前の考えた能力もそいつと同じくらいサムいぞ
>>31 それこそそいつと一緒にすんなよ
わざわざそんなこと書いちゃうお前が一番さむいって気づかないのかな(^-^;
>>32 いやいやうんこの遣いとか言いながら「一緒にすんなよ」ってwwwww
片腹痛いわwwwww
>>38 意味分からない?「引っ込んでいいよ負け犬」のw
はーもう飽きた
またこいつがアホな能力垂れ流したら突っ込みにこよっと
51 :
名無しになりきれ:2013/02/23(土) 00:46:06.18 0
あ、晒しageといてあげるね負け犬♪
その負け惜しみの「で?」をいつまでも繰り返す様を皆に見てもらいな♪
能力
【シャーボック】
毒針攻撃や巻きつき攻撃が可能になる
が、何故か勝率が異様に低くなる
まあマジレスしとくとだな
「で?」とかいう意味のない質問をする前に、
・考える能力が万能最強便利無欠陥すぎる
・それを指摘されたら「うんこの遣い」とか言い返す幼稚さ
・「うんこ使い」と「うんこの遣い」の混同
・上記の状態に関わらずつまらん長文レスを書いてるバカより自分がマシだと思っている
このあたりの問題を見直せってこった
参加する気もなく難癖だけつけるような奴の方が気持ち悪いわ
こういう奴がなな板を荒廃させていくんだなとつくづく思う
まんこの能力を頼む
情報は力なり!
情報を制する者が戦いを制し、その頂点に立つ!
大切なのは的確な情報収集と分析力
それさえあれば最も効果的なタイミングで実行するだけ
そして俺の能力は未来予知!
的中率は100%!
数秒から数分先の未来など手に取るようにわかるのさ
たとえば今目の前にいるチンピラ
まず最初に俺の胸ぐらをつかんで脅して萎縮させ、そのまま頭突き
俺は鼻血を出しながら蹲り、そこにケリが入る
頭がサッカーボールのようだな
まともに動けなくなった俺はそのまま踏みつけられ蹴られ気絶する、か
なるほど、確かにこういう展開もあり得ただろうな
……何も知らなければな!
ほら来た、俺の胸ぐらを掴もうとするチンピラの腕を払いの…あれ?意外とこいつ強いな
胸倉掴まれちまった
まあいい、どうせ頭突きが来るってわかっているんだ
あらかじめガードを
>「わりゃぶち殺すぞオらあああああ!!」
「ひぃい」
しまった、ガードできてねえ……!!!
くそおお、鼻血が出て息が!それに痛い!
まあいい、俺の頭を蹴りに来たところで足を掴んで引き倒してやる
「ぶはああああ!!」
あ、頭がくらくらする
まともに頭蹴られたのか
痛いし、動けない
どうしてだ?全部くるってわかっていたのに何も対処できないなんて
……は!そうか!俺が視たのは未来
100%的中する!
もし俺が未来を知って攻撃を避けたら予知能力が外れたことになる
俺が未来を見た時点で未来は変えられない!
だったらこの能力は何のためにあるんだプッチ神父
ああ、なんかけられているはずなのにもう感覚がなくなってきた・・・
>>55 じゃあ参加するからお前が能力くれよ
これで文句ないな?
能力をくれなかったり「うんこの遣い」レベルの能力を寄越した場合は、
その台詞そのままお前にブーメランになるからな?
なに?まじでやんの?
やるならそれなりに用意するけど
じゃあ
>>11あげる
無理して戦う必要もないと思うけど
>>61 そう言ってんじゃん
そして参加者として言うがここは学校で戦うスレだ
能力の規模は学校で戦う範囲に収めるべき
具体的には破壊力でいえば「学校を簡単には廃墟にできない程度」で、
攻撃系以外の能力もその破壊力の規模に準じる程度の規模ってこった
あと便利すぎるのは論外だ
一個の能力でなんでもできたら「能力スレ」の持ち味がないにも程がある
一種類の能力の汎用性は精々ワンピースの悪魔の実の能力者程度に留めるべきだな
あとうんこの遣い君は能力渡し役としてはクビで
視界に入れば触らずに何でも凍らせ、機械も疑似生命も氷で再現、それらの氷の硬度は鋼並で炎でも溶けず、
身体能力もチートな能力なんてセンスがないにも程がなさすぎる
外部からの荒らし煽りは無視すればいいにしても、内部にこういう無能がいたらスレはどうにもならなくなるからな
>>62 却下
スレタイ
【マタドガァース】
真っ黒い煙を放出し、周りを見えなくする事が可能。
ただし使用者の視界が奪われる事はない。
毒性はないが、煙を吸うと咳き込んでしまう。
アニポケかよ
雷撃系の能力が欲しい
電撃のシールドとかも作れるような
感じで誰かお願い
>>64 それならこっちの方がいい
【腐煙蝕毒】
この能力は、あらゆる食物を腐食させ、
ガスに変換する事が可能。
変換したガスは毒性を持ち、
攻撃にも使える他、撒き散らしたガスで
相手の位置を特定出来たりもする。
>>67 【あらゆるもの】というのは危険ワードだと思う
腐食させるだけで一つの強力な能力なのに、毒ガスに変換するのは既に別の二つ目の能力ともいえる
【水を毒ガスに変換させる】くらいのさじ加減でいいのはなないかな
プールで待ち構えたりすると強力な威力が発揮できるフィールド依存性能力者となって演出もしやすい
逆に言えば水がないと能力が発揮できないから水場を求めての戦いというのも面白いと思う
実際やったら毒ガスの発生源まっただ中にいる自分が真っ先に中毒症状で倒れました!とかオチつけちゃいそうだけどw
>>63 本当にやるのであれば決めておかなければならないことがいくつかあるから、ちょっと真面目に語ってみる。
大前提
能力をもらい戦う事に
→誰と?なんのために?
まずは誰と戦うのか?それが決まればおのずと何のためにも決まってくる
・能力がないと対抗できないような敵?→学校に巣食う何かと能力を駆使して闘う
・同じ能力をもらった生徒?→能力専門学校見たいに能力を磨き戦闘力を高める
・学園地下に洞窟があり、そこに入ると能力が身につく→地底世界の影響をうけ侵攻してくる地底人と戦う
何でもいいけど、これがないと僕が考えた能力の発表にとどまると思う
渡される能力について
どこまで能力を決めて渡すのか
・できることで気ない事全て決める→わかりやすいけど応用が利かない
・抽象的に属性だけ決める→能力の解釈や応用によりできることが広がるが、際限がなくなる可能性
・漢字一文字であとは自由に→属性に近いが程よく制限がつくかなと
能力の条件としては制限と制約と対抗手段というものが必要だと思う
能力発動したら無敵みたいな能力は扱いに困りそう
身体能力
能力を受け取るのが学園で戦う人間なわけだけど、能力以外はどういう扱いにするか
普通の人間が能力の攻撃を受ければひとたまりもないし、運動能力から言えば躱せる可能性も低い
そういった身体能力や反射神経などの底上げの扱い
また自分の能力に対する耐性や練度についても
能力発動させた瞬間に自滅したり、能力をどれだけ扱えるか
いきなり自滅は論外だとしても、火の能力を受け取れば一切火傷しないというのもどうかと思う
そういうのは各自の匙加減で空気読みながら、でほとんど解決してしまう問題だけど、一応あげるだけ挙げてみた
【ベロオォォォオオン】
舌を自由自在に伸ばす事が可能。
唾液には粘着性がある他、舐めた箇所を痺れさせる事も出来る。
舌を巻き付けて、そのまま地面に叩きつけるといった攻撃法もある。
>>68 これは個人的な意見な
凝った設定やストーリー性はなくしてシンプルにバトルするスレにすんのがいいと思う
たとえばこんな感じ
生徒会長選挙が毎期候補者のバトルロイヤルで行われている
学校を舞台に全員集まって能力で喧嘩して(途中乱入もあり)、最後まで立ってた奴の勝ち
決着がついたらすぐに時間を一期経過させて次シーズンのバトル開始
前回の優勝者(現会長)は二期連続当選を目指して選挙に臨む
学年や年齢についてはサザエさん方式で
生徒会の権限は強く何でもし放題だから目指す人は多い
直接会長を目指す人じゃなくても、会長にしたい相手をサポートするために参加する友達とか、
単に力試しをしたいバトルマニアとかも生徒であれば何でも参加OK
こんな感じだと、ストーリーがないから新規参加がしやすいし、
一回一回を短期で畳めるから参加しやすいと思う
ただ学校っていうロケを活かすなら物語があったほうがいいかもしれん
そのへんの判断は任せるわ
能力のできることとか属性とかは特に決めなくてもいいんじゃないか?
強い能力や弱い能力、色んな能力がカオスに入り混じってる方が面白いし、作る側も制限を気にしながらだと窮屈だろう
ぶっちゃけ能力の強弱なんか書く人のさじ加減でどうとでもなるしな
うんこの遣い君みたいな極端なバカ能力だとさじ加減でもどうしようもないけど、あんなのは少数派だろ
あくまで校舎や学校の敷地内での戦いなので能力の規模は察してくださいね、
あんまり強そうなら制限つけてくださいね、程度でいいんでないか
身体能力も普通でいいと思う
能力が強力だから基本の身体能力をインフレさせるんじゃなく、
逆に基本の身体能力が常人並みだから作る能力が自然とデフレする感じで収まってくんじゃない?
常人並みっていってもリアル人間じゃなくマンガの一般人くらいでいいと思うけど
オナニー学園生徒きもい
生徒会選抜バトルロイヤル
参加者は特殊能力を持つ学生
バトル開始から一応の決着でワンシーズン、基本一話よ見切り
能力は自由だけど学校内の戦いなので規模は察してください
身体能力は基本常人並で
バトルメインの掛け合い描写で楽しむスレです
ストーリーはないに等しいので気軽に参加できます
まとめるとこんなもんか?
名前
性別
学年
体格
能力
備考
テンプレはこんな感じで
で、スレタイが「誰かが能力くれるから」ってなっている訳だけど、これの扱い
参加は試合けど能力だけ投下する、ってのもありならそれでいい
参加者は投下された能力で好きなものを選ぶか、自分で作るか
投下する人は選ばれたらラッキーだけど、選ばれなくても泣かない
つー感じで思っているけどあってる?
修正補完などあったら手え加えてちょ
>>72 あのプランでいいなら、ざっくりまとめればそんな感じだな
これも個人的にだが
参加者が複数の能力から選り好みできるとどんな能力がくるか分からない感が減ってアレだと思う
現行?のアンカを引かれた能力を素直に受け取るのを前提として、
「おかしい能力だったら理由をつけて断っていい」にした方がいいんじゃないかね
拒否権が全くないと、うんこの遣い君みたいなチート能力を渡されてバランスが崩壊しかねんから
75 :
名無しになりきれ:2013/03/02(土) 21:03:26.08 O
VIPのヤツか?
>>74 ごめんこのスレのことすっかり忘れてたわ
何かの経験者っていえば何かの経験者だけどそれは置いといて
あんな感じにしろ何にしろ、真面目にやる気ならいっそ新スレ立てた方がいいんじゃないかね
俺が外から来た人だったら、
>>80とか中途半端な位置に細かいルールが書いてあるスレへの参加は敬遠するぞ
やりたいわ
78 :
名無しになりきれ:2013/04/21(日) 03:44:46.11 i
火の能力が欲しい!
↑
っ【火系能力】
ってシステムがいいと思った
79 :
◆qwA8EhymUM :2013/07/13(土) NY:AN:NY.AN 0
参加する。
剣を使う能力か、風を使う能力を下さい。
>>79 あぶなぁーい!聖なる矢がいきなり飛んで来たァー!(能力を受け取るなら刺さり、拒否するなら避けるなりなんなりしてください)
【剣系能力】いつでもどこでも刃渡り90cm程度の一振りの斬れ味が良い長剣を出すことが出来る。
その長剣は軽く感じるので素早く振り回すことが可能な上、剣を持った時に使い方がわかるので達人のように扱える。ただし剣は連続して生成出来ないので基本は一振りだけ。
長剣は力強く振ることで風の刃が巻き起こり、見た目以上のリーチを誇る。上手くすれば炎やら水やらに風の刃をぶつけて斬り裂いて防御に使える。
戦闘不能に陥る覚悟があれば、捨て身の心を持って剣先を向けて刃が射出されるイメージを放てば剣の刃が高速で発射される。
威力は強力であらぬ方向に撃っても当てたい者へ反射して飛んでゆく。ただしこれを放つと剣が使えなくなるので本当に最後の切り札。
要約すると、風のように素早くリーチのある剣をいつでも生成し、それを達人のように扱える能力。欠点は剣を無くすと戦えなくなり、打たれ強さに難があること。
名前は無いので命名は能力者に委ねられる。ちなみに、戦いをたくさん経験することで成長する。
>>80 え?なんだっt…ぐふぉ!?
……あれ?俺生きてる?てか…なんか力が沸いてくるっていうか…
なんだろ…こう力をこめると…えい!
(長剣を出す)
……へ?こんな事出来たっけ?俺
まぁいいや。
[【一本の剣】(ワン・ソード)を習得]
『ありがとうございます!』
82 :
名無しになりきれ:2013/07/15(月) NY:AN:NY.AN 0
「【無限連撃】のカイト」という伝説の男がいる…
性欲の壷の間違いだろ
84 :
名無しになりきれ:2013/07/15(月) NY:AN:NY.AN 0
懐かしいなww
85 :
名無しになりきれ:2013/07/16(火) NY:AN:NY.AN 0
生徒が一人の学校ww
廃校待ったなし!
87 :
名無しになりきれ:2013/07/18(木) NY:AN:NY.AN 0
皆やんねぇの?
前のスレはなかなか繁盛してたのに
88 :
狐狗狸:2013/09/27(金) 01:20:19.54 i
名前 狐狗狸
性別 男
学年 2年
体格 上の下
能力 二次元に自由に行き来したり、物を自由に出し入れする、キャラの能力をコピーなど
の事が出来る能力
備考E:タブレット、ノーパソ、サバイバルセット、救急箱、etc…
89 :
狐狗狸:2013/09/27(金) 01:23:38.61 i
能力を考えてください。
おながいします。
空気を自由に扱える能力。空気に含まれる気体を自分を中心に半径1m弱程度までなら己の思うまま変える事が出来、その気になれば真空状態や純粋酸素だけの空気にすることも可能。
当然そういう有害な気体は吸えば自分にダメージが来るものの、体内の空気を上手く使えば呼吸をすることなく新鮮な酸素を体内に行き渡らせることが出来るので呼吸が必要なくなる。真空状態でも、空気の膜を纏えば真空状態の中でも行動可能。
風を巻き起こす力もあり、パワーだけなら非常に強いが射程はせいぜいパンチぐらいなので風だけ飛ばして遠距離攻撃は不可能。
しかし、別の物質を風の力で射出するとか手足を竜巻で覆って肉弾戦に使ったり風の鎧を身に纏ったりは可能。案外汎用性がある。
欠点は遠距離戦がちょいと苦手というところ。
91 :
名無しになりきれ:2013/09/28(土) 18:29:39.34 I
なかなか最初らへんは苦労しそうな技ですね
能力くれ!
>>92 液体を何でもかんでも操る能力。液体ならば水や麦茶やゲロや血…液体ならばなんでも自分の意のままに操れる。
操れる液体は最初は必ず一塊りの水だけだが、他の液体に操る液体を侵入させれば取り込んで強化出来る。操る水は走らせて相手に激しく打ち付けたり水圧で潰したりいろいろなことが可能。
おまけに動いていれば凍らされることがない。ただし止まっていれば凍らされてしまう。
形状も思うがままゆえ、氷像の芸術に使うことも出来る素敵な面がある。センス次第で素晴らしい作品が作れるだろう。というか凍らせれば打撃に使える。
欠点は、水をちゃんと動かすには集中しなければならないこと。リモコンミサイルのようにきちんと集中しないとどうにもならない。つまり水をしっかり操っている間は本体が隙だらけなのである。
なので本体は隠れて使うべきだろう。精密さが著しく落ちていいのならタンデムコンボ的なことも一応出来る。操作をしながら戦うのは鍛えればできるかも?
て
能力おくれ
能力あげても使わないだろ
な・・・何故それを
使いもしないのに求めるのはどうかと思うぞ、なんで使いもしないヤツの為に能力考えなきゃならないんだか…
じゃあ使うよ
>>95 巨大な「まり」に変身する能力。
「まり」になっている間は自在に転がったり、飛び跳ねることが出来る。
最大スピードは時速百二十キロ。
ただし材質等は普通の「まり」であるため注意が必要。
任意で元の姿に戻れる。
101 :
名無しになりきれ:2013/11/20(水) 20:29:50.79 i
吸血鬼的なのか霊的な者を操れる能力欲しい
そうか
>>100 犬歯がサーベルタイガーのように発達するスキル。
歯には無数の小さな穴が空いており、歯を突き刺した後に血を吸うことが可能。
ただし任意で元に戻すことが出来ず、使用すると実生活に影響を及ぼす可能性もあるため注意。
元に戻すには、歯科等で削る必要がある。
104 :
忍法帖【Lv=8,xxxP】(3+0:8) :2014/02/16(日) 03:10:47.55 0
てす
105 :
名無しになりきれ:2014/02/16(日) 08:56:08.60 O
戦わないのか?
機械系の能力ください
あーげないwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>105 特定の使用法(指定可能)を持った機械を生成するができる能力。
たとえば土を掘削する機械など。ただし生成を行うと空腹に見舞われる上周囲の金属を無差別に吸収して使用するため被害が甚大というデメリットがある。
任意で機械を分解し素材に還元することも可能。
108 :
名無しになりきれ:2014/02/20(木) 17:04:22.39 0
再開しようか
どうしようか
110 :
名無しになりきれ:2014/02/22(土) 03:44:49.39 0
レッツ再開!!看板立てよう!参加者募集
あらゆる漫画・アニメ・ゲーム・特撮・ラノベ・アメコミの能力が使える能力が欲しい
参加したい
能力はお任せする
倍分加能力で
>>111 【作品抓人】(ニジゲンジャンキー)
漫画をポテチの菓子袋に見立てて
漫画内などで描かれた人物を
お菓子のように取り上げて食べる事でその能力を使えるようになる能力者
ただし適用されるのは最後に食べた1人の能力
そして強ければ強いほど味は辛くなり
チート仕様のギャグ漫画のキャラを食べればのたうち回ってしまうだろう
なお、この能力で取り出した人物は他の人間に食べさせて能力を一時的に無効化させる事が可能
そして取り上げた人物はもう戻らないので限りがある
初期装備は好きな漫画を1つ
>>112 【具現声器】
擬音を媒介に魔法を放つスピーカー
「ボォオーー」と叫べばスピーカーからは炎を発射し
「バリバリバリッ」と叫べばスピーカーから放電が放たれる
動物の鳴き声を真似すれば動物を召喚する事も可能
ただし擬音以外には全く反応しない
>>113 【力量保存】
アナタはエネルギーを取り込む袋を持ち歩いており
この袋から様々なエネルギーを取り込んで、
袋から飲み込むことでアナタにエネルギーが注がれる
注がれたエネルギーはあらゆる力を増幅させて
人外級の身体能力に匹敵するほどのパワーになるだろう
脚力や腕力などの一部に特化させる事も可能だ
ただし袋から取り込んだエネルギーは使用すれば当然 消費するので
新しく取り入れる必要がある
袋は決して破れずあらゆる攻撃や概念を飲み込んでしまう
>>101 【影牙霊】
吸血霊を召喚する事ができる能力者
霊はコウモリのように小さいが合体したり血を吸うことで大きくなる
1レスにつき8匹しか召喚できないが
合体したり血を吸ったりを繰り返しているうちに
霊はとても巨大になり 押しつぶしたり 人間を丸呑みにしたりが可能になるだろう
ただし大きすぎると自分の制御下より離れて自分も巻き込まれてしまうので
巨体の調節に気を配る必要がある
俺も力が欲しい!
暗殺者みたいな能力くれ
剣士的な能力を希望
>>118 【弾穿山甲】
暇つぶしに使うプチプチの性質をもった泡を大量に召喚する能力
この泡は体によくひっつき体を覆って防御膜にする事ができる
斬撃や刺撃には弱いが打撃や衝撃を吸収し、力に上乗せする事ができる
ただし一定以上の力を泡にいれてしまうと爆発してしまう危険性ももつ
>>119 【一影同体】
影と同化する能力
影と同化する事によって地面でも壁でも自由自在に移動が可能
一部分だけ同化を解除すると、影自身の大きさに肉体が合わせるので
体を巨大化させる事も可能となる
初期装備はナイフ
>>120 【手中即剣】
あらゆる物質に『剣』の性質を帯びさせる事ができる能力者
『剣』は鉄の硬度をもち時として悪しき物を切る刃となるもの、
つまりすべての物にそれが適用される 小型のものは縦に長くなる
スポンジだろうが小石だろうが、能力者の手にかかればすべてが『剣』となる
マッチ棒やライターを炎の剣として扱う事が可能とするだろう
性質の解除は任意であるために敵意なきものを斬らないといった事が可能
初期装備は木で出来た盾と剣、切れ味 硬度ともに頼りない
必要に応じてライターを所持している事も可能とする
能力者はそれなりに力が強く 扉を破って剣代わりにする事も可能だ
名前:木方 衝子(きほう しょうこ)
性別:女
年齢:17歳
身長:162cm
体重:50kg
学年/部活等:高校2年生/生徒会執行部
容姿:黒髪黒目、髪形はおかっぱ風ショートボブでアンダーリムの赤縁メガネを着用。
能力:
>>121 【弾穿山甲】
暇つぶしに使うプチプチの性質をもった泡を大量に召喚する能力
この泡は体によくひっつき体を覆って防御膜にする事ができる
斬撃や刺撃には弱いが打撃や衝撃を吸収し、力に上乗せする事ができる
ただし一定以上の力を泡にいれてしまうと爆発してしまう危険性ももつ
人物紹介:
元々真面目で穏やかな性格だったが、生徒会に入会した後、徐々に強権的な振る舞いをするようになった。
生徒手帳にある校則をバイブルとしており、校則違反者には容赦ない鉄槌を下す。
制裁に際しては、召喚した泡を防御に使う他、衝撃をトリガーとしたボムトラップとして使ったり、
相手の粘膜(口内・鼻孔・眼球)に張り付かせて一時的に無力化する。
校則の解釈は融通が利かず、また気に食わなければ難癖をつけて罰を強いる事が多い。
貧乳コンプレックスであり、いつも自分の能力で出した泡をパッド代わりにしている。
趣味は裁縫で、ミニ裁縫セットをいつも持ち歩いている。
放課後の教室。
窓からは夕日が差し込んでいる。
下校時間はとっくに過ぎており、生徒の姿は見当たらない。
生徒会執行部の木方衝子は、そんな光景を見て残念そうに嘆息した。
「2−B、居残り生徒なし……か」
もともと執行部に教室の見回りの義務はない。
これは木方がボランティアでやっていることである。
学内秩序のためと謳っているが、彼女の本心はそうではなかった。
木方は2−Bの扉に鍵をかけると、隣の教室の確認へと移る。
その眼はまるで獲物を探す猛禽の眼だ。
そして……その教室には未だ生徒の姿があった。
「貴方……、もうとっくに下校時間は過ぎてますけど……?」
木方は平静を装うのに必死だった。
咎めるような口調だが、油断すると口角が上がりそうになる。
「生徒は下校時間前に速やかに下校すること。
またはみだりに校内に残ってはならないことが校則で明言されています。
居残りの明確な理由があるなら職員室までどうぞ。そうでなければ校則違反となります」
木方は使い古された生徒手帳を取り出すと、パラパラとページをめくった。
P.50で指が止まる。そしてそれをこれ見よがしに提示する。
そこにはもちろん、下校に関する明文化された校則が載っているのだ。
「校則違反は罰則の対象となります。
学生証を提示して、貴方の所属と名前を明らかにしてください。
処分内容は……そうですね」
停学。部活動の自粛。内申点の低下。
木方はその内容をできるだけ辛辣にあげつらった。
たかだか帰宅が遅い程度で受けるべき処罰ではなかった。
でも木方はやる気だった。
生徒会役員である信用と、それを逆手に取った偽証を用いてでも、正義を実行する気だった。
ピンと空気が張り詰める。
何かが変だ、と貴方は思った。
教室隅の掛時計の音がよく聞こえる。
そして貴方の鼓動が早く強く、脈打ち始めた時。
「もし抵抗するようなら―」
彼女は手持ちの生徒手帳をパタンと閉じると、まるで最後通牒のような口調で続けた。
「 執 行 部 手 ず か ら 制 裁 を 行 い ま す 」
木方衝子は、ここにきて初めて笑みを浮かべた。獰猛な野獣の笑みを。
【木方衝子は、貴方に牙を剥いた】
名前 剣 疾風 (つるぎ はやて)
性別 男
学年 2年
体格 身長173cm 体重56kg
能力
>>121 【手中即剣】あらゆる物質に『剣』の性質を帯びさせる事ができる能力者
『剣』は鉄の硬度をもち時として悪しき物を切る刃となるもの、
つまりすべての物にそれが適用される 小型のものは縦に長くなる
スポンジだろうが小石だろうが、能力者の手にかかればすべてが『剣』となる
マッチ棒やライターを炎の剣として扱う事が可能とするだろう
性質の解除は任意であるために敵意なきものを斬らないといった事が可能
初期装備は木で出来た盾と剣、切れ味 硬度ともに頼りない
必要に応じてライターを所持している事も可能とする
能力者はそれなりに力が強く 扉を破って剣代わりにする事も可能だ
容姿 少し長めの前髪、運動用にコンタクトをしているが、印象が変わると苦情を受け伊達メガネを使用中
部活 剣道部
備考 あまり真面目ではなく居残り常習者。成績は中の上。超ゲーマー
>>123-124 「ふぅ…っと…現国の田中の居残りはなげぇな…小テストの点が若干低いだけでそんな長く居残れるかよ…めんどくせぇ…」
呟きながら廊下を歩く人物が一人
「あ…くそ携帯落としてるし…教室か…」
「…ん、あったあった…さぁて帰るか…」
>「貴方……、もうとっくに下校時間は過ぎてますけど……?」
突然話かけられ驚きつつも訪ね返す
「んん…アンタは生徒会執行部の…」
(めんどくさい奴に見つかったな…こりゃ色々厄介だぞ…)
そんな事を考えながら逃げるタイミングを伺っていると…
>「生徒は下校時間前に速やかに下校すること。
またはみだりに校内に残ってはならないことが校則で明言されています。
居残りの明確な理由があるなら職員室までどうぞ。そうでなければ校則違反となります」
>「校則違反は罰則の対象となります。
学生証を提示して、貴方の所属と名前を明らかにしてください。
処分内容は……そうですね」
(……ん?なんか知らない内に話が進んでる…?)
なにやら停学や内申点の低下など、明らかにオーバーな処罰を提示させられて戸惑う
>「もし抵抗するようなら―」
>「 執 行 部 手 ず か ら 制 裁 を 行 い ま す 」
「……は?」
しかもいつの間にか抵抗している流れになったようだ。前方の相手から殺気が漏れている
(なっ…コイツ…教室内でやる気か…!?生徒会執行部なら何でもありかよ…!!)
「おいおい…状況をしっかり確認してから言って欲しいんだが…」
言いながらバックを開け、中から定規を取り出す
それを能力により延長、硬化させながら間合いを見る
127 :
名無しになりきれ:2014/02/24(月) 02:01:55.74 0
時間系能力ください
こんなのいかがだろうか
>>127 【神命時間】
周囲の時間の流れを操る能力
流れを速くする事も、遅くする事も可能。停止は不可
範囲や動かす速度によって消耗が異なる
使い過ぎると寿命が大幅に短くなっていく
129 :
神谷法然:2014/02/24(月) 18:46:57.08 0
名前:神谷法然(かみやほうねん)
性別:男
地位:2年
体格:195センチ,94キロ(体脂肪率6%)
能力:【神命時間】周囲の時の流れを操る。時の流れを加速させることも遅らせることも可能。ただし停止は出来ない。範囲や速度によって消費が異なる。ただし使いすぎると寿命が大幅に減る。
容姿:外人の軍人クラスのマッチョ
坊主頭で学ラン。学園の番長。
備考:【不良】と一部教師から思われている。しかし、非常に優秀な頭脳を持っていて、(テストの)成績は学園トップクラス。性格は寡黙で無口
どんな時も冷静。ただキレると手がつけられない。家は寺。
身体能力がめっちゃ高いのください
>>130 【生存本能-サバイバル・リビドー-】
生存能力にのみ特化されたな能力。すべての気候に対しての適応力を持ち、台風の中ででも自然に暮らすことが可能。
また、全ての身体能力(脚力、腕力、握力etc…)を一時的に45倍に増幅させる「ブレイク・リビドー」を使用することができる。
この場合、急速にスタミナが減少、15分で動けなくなり、20分で脱水症状を起こし始める。
また、その逆の「リカバーモード」というスキルを使用することもできる。
逆というのは、「すべての身体能力を最大時の50分の1にする代わり、怪我・疲労その他すべての体の異常を取り除く」スキルであるため
逆とされている。ただし、それぞれのスキルは一度使用した場合は1時間は再使用できない。
こんなのどうよ。
>126 剣疾風
> 「おいおい…状況をしっかり確認してから言って欲しいんだが…」
「状況……ですか……?」
木方衝子は剣疾風を睨め付けながら頭の中を整理した。
状況1:校則違反の生徒を注意した。
状況2:学生証の提示を求めたにも関わらずダンマリ。
状況3:それどころか、長物を構えて示威行為に及んでいる。
数秒考えて、納得したようにポンと手を打つ。
「なるほど、この状況は単なる校則違反に留まらない。
……生徒会機関への重大な校務執行妨害じゃないですかぁ!」
彼女は大仰にそう言い放つと、困惑する剣疾風にビシッと人差し指を突きつけた。
結論はでた。
無論、それは"不良生徒をやっつける"という大義名分を得たいがためのこじつけだ。
しかし、多少無理をしてでも、正義を行わなくてはならない。
そうしなければ、ルールを守っている者がバカを見る。本来当然であるものが、不当に退けられているのだ。
法令遵守はマヌケ面なのだ。気になるアイツの気になるあの娘は、脱色茶髪のミニスカ女なのだ。
そして、そんなのって、許せないのだ。
「いい?
私の【弾穿山甲<ブギー・ポップ>】はどこにでも存在する」
気づくと教室のあちこちに不気味な泡のような物体がプカプカと浮いている。
泡の半径は大小様々にあり、実は被膜の強度によっても性質が違っている。
木方は手近にあった大き目の泡を選んで、その2、3個をつい、と指で押し出した。
それはもちろん、剣の方向へと。
「その泡は圧縮空気を閉じ込めた風船爆弾みたいなものです。
何か衝撃を与えたら爆発する。何もしなくても、私が爆発させる。」
大人しくしていれば1発で楽になれますよ、と木方は言ったが、実際にそうなっては興醒めだった。
向かってくる人間を幾度も吹き飛ばし、散々なぶってなぶり尽くすのが彼女の趣味なのだから。
先日、"不純異性交遊"の廉で制裁したバスケ部の佐々木とマネの新田にはそうしてやった。
「学校の敵」には、そんな仕置きがお似合いだ。
クスッと微笑みながら、木方衝子はそんなことを考えていた。
【衝撃爆弾(ショック・ボム)で剣疾風を攻撃】
※衝撃爆弾は泡の被膜が破れると発動する。半径1m程度の空間に局所衝撃波。
眩暈と鼓膜(聴覚)にダメージを受け、転倒する可能性がある。
※対象が回避行動をとった場合、木方は手持ちの裁縫セットからマチバリを投擲して爆弾を爆発させようとする。
>>130に追加
1時間「は」だから、最低1時間は絶対に使用できない。
ひょっとしたら2時間立たないと使えないかもしれないし、5時間ずっと使えないかもしれない。
ただしクールタイムが12時間を超えることは絶対にない。
この方がデメリットとしては的確かと
名前:比良坂詠未(ひらさかよみ)
性別:男
地位:1年
体格:159cm、痩せ形
能力:まだない(スピード系のを下さい!)
容姿:足は速いけど、それしか取り柄がない。筋肉質でもないのでよくちょっかいを受ける。
135 :
神谷法然:2014/02/24(月) 20:56:54.40 0
>>134 応...平坂...。
こんな時間にどうしたンだ...
?【近寄る】
>>135 か、神谷君!?神谷君こそなんでこんな時間に?
僕はまだ能力が発現していないから、神父さん達に能力をもらいに来たんだけど…
神谷君は?
>>132 >数秒考えて、納得したようにポンと手を打つ。
「なるほど、この状況は単なる校則違反に留まらない。
……生徒会機関への重大な校務執行妨害じゃないですかぁ!」
「……どうしてそうなった…」
しかしそうこうしているうちに教室は梱包用の衝撃吸収材…所謂『プチプチ』で埋めつくされた
>「その泡は圧縮空気を閉じ込めた風船爆弾みたいなものです。
何か衝撃を与えたら爆発する。何もしなくても、私が爆発させる。」
「へぇ…これが噂の…」
そう、生徒会執行部、木方衝子の噂は聞いていた
冤罪で処罰したこともある人物だ…と疾風は聞いていた
「こりゃぁ…ちぃとばかし危ないねぇ…」
教室内を自分に向かって漂う気泡を眺めつつジリジリと後退し始める
しかし、窓際の席に荷物を取りに行っていた為、すぐに窓に追い詰められる
「……あ〜…くそ…あんまりリスキーな動きはしたくないんだがな…っと!」
突然振り向き、窓から身を乗り出す
そのまま窓枠を蹴って外に出る
「刺されよ…!!」
そして壁に向かって全力で定規剣を突き刺す
「……よっし…こっから…っと!」
ブラブラと反動をつけ、飛び上がり隣の教室…2-Bの教室に飛び込む
(とりあえずは大丈夫…か…あぁくそ…定規新しいの買おう…)
少し急いで教室から出る
【アクロバティックに脱出、隣の教室から廊下に脱出】
138 :
名無しになりきれ:2014/02/24(月) 21:34:12.08 0
>>136 あぁ..先公に呼び出されてよ...。【戦闘中の教室の前を通る】(教室を見て)「おいおい...
生徒会の女の子よう...そりゃあんまりにも酷いんじゃあねェか...?」【加速して背後に回って手刀、気絶させる】
>>134 【鎌股鼬智】
イタチの獣人になる能力であり、
手足をカマのように振ることで鎌鼬を発生させる事ができる
俊敏な動きも可能であり、地面を蹴り鎌鼬を軌道力に加算して走る事ができ、
時として空さえも駆け抜ける事が可能
名前:比良坂詠未(ひらさかよみ)
性別:男
地位:1年
体格:159cm、痩せ形
能力:【鎌股鼬智】
イタチの獣人になる能力であり、手足をカマのように振ることで鎌鼬を発生させる事ができる 俊敏な動きも可能であり、地面を蹴り鎌鼬を軌道力に加算して走る事ができ、時として空さえも駆け抜ける事が可能
容姿:足は速いけど、それしか取り柄がない。筋肉質でもないのでよくちょっかいを受ける。
141 :
名無しになりきれ:2014/02/24(月) 22:16:50.19 0
やれやれ...この女の子...縛って置いとくか...
ナイフ置いとくか、これなら自力で帰れるだろ...。
142 :
神谷法然:2014/02/24(月) 22:17:33.18 0
放出系能力プリーズ
>>138 なるほど、そうだったのか…
そうそう、僕は【鎌股鼬智】っていう能力を手に入れることができたんだよ!
かっこいい能力でよかった!
145 :
神谷法然:2014/02/24(月) 22:49:26.67 0
>>143 期待に沿わなかったらごめん
【炎砲体】
好きな時に体のどこからでも熱または炎を放出できる能力。熱または炎というのは、同時に放出できるのは片方のみということ。
熱および炎の射程は15mあるが、能力には一部制限があり、「【炎砲体】によって物質及び生体の一部またはすべてを変更できない」。
つまり、物を燃やしたり怪我をさせたりすることはできない。ただし、熱さは感じるため、もはや拷問のような能力である。
放出と言っても、周囲に拡散させることも可能だし、収束させてビームのようにすることも可能。
こんなのでよければどうぞ。希望に合っていないなら捨てておkです
>>145 トリップっていう名札みたいなのを名前に付けると偽物とか出てこないから勝手に自分の話が進められてたりすることもないから便利だよ!
名前の後ろに#○○って入れればいいんだよ、○○には好きな文字を入れてね!
>>146 別にそれでもいいんだけど、炎を放出する場合は熱を伴わないから物は燃やせない、
けど人体に触れるとなぜか熱を感じるってこと?
>>148 そういうこと。かっこつけていうと「神経に直接作用させている」みたいな感じ。
熱さは感じるけど怪我はしないから人体には優しい。
だから1000度の熱を相手にあてると相手は熱くて気絶しそうになるけど、実質ほかの人から見ると悶えてるだけ。
やけどもしない。
150 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/24(月) 23:23:21.16 0
てす
151 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/24(月) 23:24:12.48 0
>>151 ううん、友達として当然のことをしたまでだよ!(得意げな様子
>>149 炎の放出と熱の放出の違う点は?
単に放出の際に炎として視覚化されてるかそうでないかって感じ?
>>153 その通り。炎として目に見え、炎が燃えている音とか匂いが再現されているか否かっていう点が熱との違い。
でも見た目としての迫力を与えることはできても、実質その力で何かを破壊したりとかはできない。
使い方としてなら相手の顔とかに向けて放出してギブって言わせたりとかくらい。
さすがにこの能力で破壊可能とかはちょっとチートすぎるからあえてデメリットとして感じるだけっていう風にしたけど、どうですかな?
157 :
名無しになりきれ:2014/02/24(月) 23:59:53.69 0
「あれ…?急に神谷君がいなくなっちゃったよ…どうしよう、木方さんにでも見つかっちゃったら…うう、寒気がする…早く帰らないと」
僕は少し駆け足で階段を下りた。神谷君にはあとで先に帰った理由、説明しないとなぁ…
おっと、学校じゃ「神谷先輩」だったんだっけ。危ない危ない。忘れちゃうところだったよ。
「さーてかえろtt」
ガキィィン!という大きな音が響く。
「うわっ!?なになに!?」 ・・・・・・・・・・
急いで窓に駆け寄る。しかし、そこには縦に細長い穴の開いた校舎しかなかった。
「…なにこれ?」
おそらく、いや、絶対に異能の力が影響してるんだろう、と瞬時に悟った。
この学校の生徒なら特に珍しくもなんともない。むしろ僕のように能力のない人のほうが珍しいんだっけ、と改めて思い出したところで後ろを向き…
「うわあああああ!」
と、叫びながら3階から1階の昇降口までを4秒で駆け下り、5秒で靴を履き、3秒で校舎から校庭の真ん中を通り門の外へ出た(直線のほうが速度が出る)。
「はぁ、びっくりした」
バテたから「はぁ」と一息ついたわけではない。安堵の溜息である。
この程度じゃ呼吸を乱すこともないのだが…取り柄がそれしかないというのも少々困ったところである。
「そろそろ時間だ!神父さんのところに急がないと!」
神父さんに異能の力を授けてもらう約束があったのだ。残り3分で時間切れ、距離は250メートル。5秒もかからない距離だ。
「イケる…ッ!」
僕は走り出した。
【教会へ向かって走り出す】※まだ能力を持っていません
「よし、ついた…はぁ…はぁ…」
さすがに速く走りすぎて息が切れてきた。少しつかれた…
「神父さ〜ん!詠未です、今来ました!」
神父さんと言っても、たくさん座ってるからみんなに言ってることになる。
「来たか…力を求める者よ」
奥の神父さんから声が聞こえてきた。
「では早速だが力を授けるとしよう…」
すると、僕の体が光だし…あれ!?少し背が縮んでる気がする…
「鏡をどうぞ」
シスターさんに鏡をもらい、自分の姿を見ると…
「うわぁ!」
声をあげて驚いた。頭からは茶色の小さい耳のようなものが生えていて、尻には尻尾も生えている。
全体的に茶色い毛が少し生えている。髪色も耳に合わせて茶色くなっている。
「【鎌股鼬智】という能力だ。手を鎌のような形にして振ってみるがよい」
「こう…かな?ってうわぁ!」
風が巻き起こった。
…続く
「すごい、まるでカマイタチみたいだ!すごい!アハハ!」
思わずはしゃいでしまった。これでとうとう、僕も能力に目覚めることができた…
力を手に入れることができた…
「ありがとう神父さん!」
「元に戻る方法だが、ちゃんと念じれば元に戻れるぞ…って、聞いてなさそうだな…」
元に戻る方法はちゃんと聞いた。でもそれどころじゃない。何ができるのかやってみることにした。
まず、手を縦に振ったり、斜めに振ったりした。それだけじゃ風は起こらなかった。でも、手を鎌のような形にするとうまくいった。
次に、風を起こせるということは速く走れるのでは?という疑問を持ったので、さっそく実験してみた。
地面を蹴るときに振り下ろすような形で足を動かすと、うまいこと風が起きた。結果、速く走れるようになった。
「これでもう、いじめられることもないんだ…あいつらに復讐してやるのもいいけど、今日はもう帰ろうっと」
今日のところは変身を解いて帰ることにした。
「ってうわぁ!」
学校のそばを通りかかったら、誰かがつるされていた。
「助けないと!あ、そうだ…この風で! ってこれ、変身してなくても出せるのかな?やってみよっと」
手を鎌のようにして――
「えいっ!」
ビュオォォン、という音を立てて風が吹いた。
いや、風なんて強さじゃない。小さいけれど、風速は台風のそれとは比べ物にならない速さだ。
そう、まさに「鎌鼬」の如き速度でロープに到達した風は、そのロープを真っ二つに切った。
ドサッという音が聞こえ、ロープの下にぶら下がっていた人影がいなくなっていることに気付いた。
あわててロープのあった場所に行くとそこには女子生徒が倒れていた。
見たくもなかったあの顔、もしかしなくてもこの人は…
「げ、木方先輩だ…」
近くにはナイフが置いてあった。これでロープをきれと言わんばかりの置き方だった。
「これでロープ切ってあげようっと」
体のロープを切リ終わったところで、早く帰らないといけないことに気付いた。
なぜなら、彼女が目を覚ましたらきっと僕は…そう思ったからである。
「やばい、早く帰らないと目を覚ましちゃう!」
急いで帰ることにした――
【木方を助けて帰ろうとしている】
音は感じられないけど私にはまだこの眼がある!まだ!私には……このっ!能力がっっ!!
能力ください
>>161 【魔獣眼】
全ての音を目で「視認」する能力。
一度死にかけた人間(死人)が魔獣に魅入られた際発現することがある。(死人と視認を掛けてる)
遠い音ほどぼやけて、近い音ほど分かりやすく見ることができる。見え方は場合によってさまざま。図形の様だったり、言葉なら文字として現れたりする。
また、音だけではなく何かの能力や性能、効能などといった通常視認できないものすら視認できる。デメリットは、視認したくない音なども視認することがあること、
戦闘能力はほぼ皆無に等しいこと。
ただし、相手を凝視することで魔獣の力を発動させ一定時間凝視された相手は恐怖を抱き動けなくなるという能力がある。
上記の恐怖心を抱かせる能力は一度使用した場合30分使えない。また、極度の空腹に見舞われている場合も使えない。
他の能力は常に発動している。
163 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/25(火) 21:08:13.69 0
ふう...
この能力...確かに【最強】の能力だが...体への負担が大き過ぎるな...。今日は早く休むか...。【人通りの少ない路地を一人で歩いている】
>>140に性格とか書いてなかったので追加
性格:気弱で、顔が怖い人とか不良に見える人などを見るとすぐにビビる。ただし、神谷法然の場合は別(友人だから)。
備考:二重人格のような感じで、内に秘めた怒りなどが爆発すると途端に気が強くなり暴言を吐いたり思いっきり相手を蹴ったりする。しかし滅多にそれが起こることはない。
僕は気づいた。教会で獣人状態で撃った鎌鼬と、今の鎌鼬の威力の差が開きすぎていることに。
教会で撃った方は方向を間違えたため柱などが真っ二つに切れたものの動かなかった(速すぎて)のに対し、
此方はロープをかろうじて切ることができたかのような感触だ。大幅に威力が落ちている。
「きっとこの力があれば…フフ、今まで僕の親友や妹たちに手を出してきた連中みんなをブッKろせる…クク、クククク…アハハハハハ!最高だねぇ…たまんないねぇ!誰かを今すぐに切り刻みたい気分だァ!
…おっと、僕としたことが取り乱しちゃった…それよりいい加減ここから去らないと木方さんに半殺しにされちゃう!」
慌てて鞄を取り、ナイフをそばに戻して起こさないよう慎重に歩き出す。
【ゆっくりと離れる】
名前:忌引美鬼(きびきみき)
性別:女
学年:2年
年齢:17歳
身長:170cm
体重:52kg
容姿:銀髪ショートシャギー、ミニスカ制服の上に白衣。
能力:
>>146【炎砲体】
好きな時に体のどこからでも熱または炎を放出できる能力。熱または炎というのは、同時に放出できるのは片方のみということ。
熱および炎の射程は15mあるが、能力には一部制限があり、「【炎砲体】によって物質及び生体の一部またはすべてを変更できない」。
つまり、物を燃やしたり怪我をさせたりすることはできない。ただし、熱さは感じるため、もはや拷問のような能力である。
放出と言っても、周囲に拡散させることも可能だし、収束させてビームのようにすることも可能。
備考:容姿端麗、学業優秀、運動神経抜群の三拍子揃った優等生だが、その実気まぐれ屋で奇行が多い困った子。
「研究部」の部長兼唯一の部員で、使われていない旧校舎の物理室に引きこもって怪しげな実験をしている。
てゆーか私物を大量に持ち込んでほとんど住んでいるような感じである。
実験を優先するあまり良く授業をすっぽかしたりするが、それでもテストの点は良いので教員達からは黙認されている。
キーンコーンカーンコーン。
どこからともなく聞こえてくる平和なチャイム。それが正に目覚ましのベルだった。
開かれた目に飛び込んでくるのは真っ赤な夕焼けと夕刻を刺した壁掛け時計。
「もぉ〜〜…………夕方かぁ〜〜…………」
ふぁぁぁ〜〜と大あくび一つして中から綿が飛び出したボロいソファから体を起こすのは一人の少女。
眠い、二度寝したい。そんな本音が一目瞭然のだらしない顔をしながらも、
少女は起きなければという僅かな使命感に押されてどっこいしょと立ち上がる。
「ほんの十分だけ仮眠するつもりだったのに、まーたやっちゃった……」
肌蹴た衣服やよれた白衣を申し訳程度に整えながら、デスクの上に置かれた試験管に手を伸ばすが、
直ぐに中身が無い事に気がついて盛大に溜息を吐く。
「……不覚」
いつも寝覚めの一杯は缶紅茶にお手製の栄養剤を混ぜたスペシャル・ドリンクと決めている。
でないとどうにも調子が出ないのだ。
校内でお目当ての缶紅茶が売っている自販機はたったの一つ。
新校舎の二階にあるほとんど高等部二年生専用となっているマイナーメーカーの自販機だ。
現在、彼女のいる旧校舎の物理室からは結構な距離がある。ぶっちゃけ面倒臭い。
だが、飲みたい衝動を抑えてひたすら我慢する方がむしろ苦しいし、拷問である。
「しゃーない、ひとっぱしり補給に行くか」
結局、少女は気だるそうに物理室を後にするのだった。
カッ、カッ、カッ、カッ。
下校時間はとっくに過ぎ、昼間の喧騒が嘘のように静まり返った廊下を一人歩きながら彼女──
忌引美鬼は今日一日の出来事を振り返っていた。
昨日は徹夜で実験に明け暮れ、気がついたら夜が明けて登校の時間になっていた。
だが、授業の開始まではまだ余裕があると、十分間だけのつもりで仮眠を取った。
そして目が覚めたらあら不思議、時刻は朝を過ぎ昼を過ぎ、夕方すら越そうとしていた。
以上。たった三行である。
しかも自分の記憶が定かならば、既に二週間ほどこうして三行の一日を繰り返しているのだ。
「そろそろ出席日数がまずいことになりそ……明日こそは顔を見せておかないと……ふぁぁ」
とは言うが、本当に危機感のある者だったらこうして寝癖のついた頭をぼりぼり掻いて、
呑気に欠伸等しているはずもないだろう。
「あわっ!?」
そんな寝ぼけ眼をしているから、彼女は不意に全身を襲った前からの衝撃に思いっきり弾き飛ばされた。
受身も取れずにズデンと仰向けに倒れ、その両脚を派手に大開脚。
「……いっててて……星が見えたっつーの」
股を開いたまま老人のような挙動でゆっくりと身を起こす彼女は、とてもミニスカを穿いた若い娘とは思えない。
先輩同輩後輩、どの学年からも美少女として認知されている忌引だが、今の彼女には美の欠片も無い。
しかし、そんな今の忌引にも目が釘付けになっている者がいた。
>>137 それは2-Bの教室から廊下に飛び出してきた剣疾風。
一瞬、目が合うが、忌引は彼の存在を認めてもどっこいしょと立ち上がるだけで、ベタに恥らうようなことはしなかった。
そればかりか掌を出していけしゃあしゃあと言い放つのだった。
「はい、財布出して。見物料500円。さもないとあたしに欲情して襲い掛かってきたって皆に言いふらす」
【剣疾風と接触】
>>137 剣疾風
> 【アクロバティックに脱出、隣の教室から廊下に脱出】
「!?」
木方衝子は慢心していた。剣を追い詰めたと感じていた。
だが、それは甚だ思い違いであった。
剣が飛び出した窓へ慌てて身を乗り出すと、目に入ったのは壁に突き刺さった定規、
そして彼が隣の教室に飛び込む姿だった。
「逃がすかッ……!」
隣の教室だろうと一向に構わない。密室の中で事を済ませば問題ない。
このセクションの見回りと戸締りは、担当教員から木方衝子が引き継いでいる。
誰も邪魔する人間はいない。
しかし廊下に出られたら厄介だ。そのまま逃亡されるかもしれない。
木方は素早く後方に向き直って床を蹴った。
剣が隣室から出てくる前に、扉の前で待ち構えなければ。
だが、その時だった。
「誰かまだいるのかー」
木方は舌打ちした。
声の主は、本来ここに来るはずのない、現代国語担当の田中教諭のものだったからだ。
田中は独特の鼻声と間延びした喋り方が特徴的で、一度聞いた人間ならば間違えようがなかった。
「制裁」は彼女が独断で執行しているものであり、当然、教師への発覚は避けるべきだった。
木方は殺気を急速に衰えさせると、教室に浮く泡を全て消し去る。
その数瞬の後、教室の扉がガラッと開いて、田中の顔が覗いた。
「ああ、お前は生徒会の。
教室の戸締りやってくれてるんだってな。ご苦労さん」
「いえ……」
ギリギリと音が聞こえそうな歯ぎしりだった。
木方衝子は制裁の邪魔をされて正直、かなりイラついていた。
表情で悟られないように会釈がてら少しうつむく。
「そうだ、この教室で剣みなかったか?
さっきまで俺と補習してたんだが、ペンケースを忘れていってな」
「剣クン……ですか?」
「そうそう。剣疾風。
悪い奴じゃないんだが、最近弛んでるようだから居残りテストで気合いを入れてやったのさ。
フハハ」
「メガネをかけた男子なら"もう帰りました"」
木方は2−B、つまり隣の教室の方を一瞥すると無機質にそう言った。
実際、剣はすでに校内にはいないだろう。
それを聞いた田中は、そうかそうか、などと相槌を打つ。
剣が既に下校済みであると確認した田中教諭は、
ペンケースは明日自分がヤツに返すから、などと言って教室を後にした。
(
>>169の続き)
「……」
しばらく仏頂面で立ち尽くしていた木方だったが、
思い出したように生徒手帳を取り出すと、慣れた様子でパラパラとページをめくりだした。
指を止めたのはメモ欄。
そこには多くの生徒の名前と一緒に、その断罪理由も併記されている。
このページは木方衝子の「撃墜ページ」であった。
「剣疾風。下校時刻に関する規則違反。ただし補習授業の義務に依るため、無罪」
今回の件について、メモ帳余白にさらさらと追記する。
明らかに冤罪で処分を下すところだったが、木方の顔に後悔や慚愧の念などは一切感じ取れない。
彼を襲う大義名分が失われてしまった。ただそれが残念なだけだ。
あー。とっても残念。久しぶりに楽しめそうだったのに。
弱者を苛め尽くすのもいいが、強者を屈服させるのは更に気持ちがいい。
彼は恫喝や威嚇に対しても冷静だったし、それに機転と大胆さを兼ね備えていた。
……単に場馴れしていただけかしら。それとも「黄金の精神」を持っていたのかしら。
不当な理由での戦いには身を置かないというなら、正当な理由での戦いの中ではどうなのか。
悪を目の前にしたとき、「本当の正義」を発露する精神の持ち主だとしたら……。
「ま、いっか」
木方は深く考えるのをやめた。頭痛がして気持ちが悪くなるから。
少し前に能力を与えられてから、いつもこんな調子なのだ。
きっと、彼にはまた会える。そのときに決着を付ければいい。
生徒手帳メモ欄の「剣疾風」には、いつの間にか赤ペンで丸がつけられていた。
【剣疾風vs木方衝子 → 教師介入によりノーコンテスト(剣+0pt/木方+0pt)。
【また、剣の機転により剣に+1pt評価点ボーナス】
>>138 >>141 神谷法然
>【加速して背後に回って手刀、気絶させる】
> やれやれ...この女の子...縛って置いとくか...
>>166 比良坂詠未
>「これでロープ切ってあげようっと」
「おい木方、大丈夫か?」
間のびした声が聞こえる。どうやら声の主は先の現代国語担当、田中教諭のようであった。
「はい。大丈夫です」
木方衝子は椅子に座った状態で目を覚ました。
周りには1本のナイフと、切り裂かれたロープ片が散乱している。
体には縛られた跡が赤く残っていたが、それ以外は問題なさそうな状況だ。
「お前、教室の戸締りから全然帰ってこないって、先生たち心配してたぞ」
ふと顔を上げる。
開け放し窓からは冷たい風。
気が付けば日も落ちて、教室の中は真っ暗だった。
何かあったのか、と田中が訪ねたので、木方は正直に話した。
「身長190pくらいの軍人みたいな筋肉男に殴られたあと、ロープで拘束されたようですが、
その後、誰かがナイフでいましめを解いてくれたみたいです」
「そうか……」
「先生。この学校のカウンターテロ組織はちゃんと機能しているんですか?」
「いや、ないと思うが……そういうのは……」
学校の夜は更けていく。
【家路につく】
>>参加者の方達
【ちょっとパラレルっぽくなったのと、中身の体力的な関係で
剣クン戦で一区切り(一旦退場)します。申し訳なし。
木方の時系列としては以下を想定しますが、そうでなくてもいいです。
剣クン逃げる→木方追おうとするが田中先生に足止めくらう→剣クンと忌引サンぶつかる
→しばらく後に神谷サンに殴られて気絶→比良坂クンにロープ切ってもらう→夜に目を覚ます→帰宅】
172 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/25(火) 22:28:35.65 0
この【能力】...
使いこなすには練習が必要そうだな...。
他の【能力】持ちと戦って見るか...。【休憩を終えて町に繰り出す】
「よし、何とかばれずに逃げ切ることができたぞ…」
何とか木方先輩を起こさずに逃げることができた。あぁ、助かった…と一安心して僕は家に帰った。
今日は寝ようかな…また明日。お休み…
次の日の朝。時刻は8:25分。登校は8:30分まで。ここから学校までクラスメイトは15分かかったと言った。
身支度する時間を含めると大遅刻である。
「うわ!やべぇ、マジで遅刻じゃねぇかよ!」
思わず荒いほうの人格が出てきてしまった。
急いで食事をとる…しかし、ここでもアクシデントが発生した。
今は父親が海外出張で、母親も今日は外出の予定がある。妹はすでに学校へ行った。
…僕しかいないのである。
「菜々実は飯を作ってくれて…る!よっしゃ!」
今日は機嫌がよかったらしく、妹は食事を二人分作ってくれていた。
食い終わるまで3分。味わいたいところだけど間に合わないので一気に平らげ、
そのまま歯を1分で磨き、着替えてからささっと鞄を持つ。中はすでに用意されている。
「さて、本気出すか…」
鎌股鼬智の試運転みたいな気分で、獣人形態になり…
「行くぞぉ、【鼬遊び】!!」
適当なネーミングの技名みたいなものを叫んで、自慢げに足を振り上げ、大きく下に振り下ろす。
風が吹き、体が押し出される。
「早い…!今までの走りがウソのようだ!だってほら、もう学校についちゃったよ…」
僕は何度か道を曲がった。しかし、それだってもう曲がるのに必死だった。
でも間に合った…時刻は8:29分。
「やば、このままじゃ学校入れないや!」
慌てて変身を解除して、いつもの走り方で走る。
何とかチャイムまでに席に着くことができたが、今日の学校の先生たちはいつもと少し違う空気がする…
「お前たちに話がある。今日が何の日かわかるか?」
…?
「お前たちは1年生だからわからないか。今日から7日間、授業は無しだ。」
歓声が上がる。
「待て!話は終わっていない。だがその間、お前達には【能力】で戦闘してもらう。」
一気にざわつく。
「戦闘に最後まで生き残ったやつが次期生徒会長だ。生徒会長はすべての権限を所持している。
理事長の命令には従わなければならないがな。この権限がほしいなら争うがいい…俺は反対なんだがな」
一部の不良たちが歓喜のあまり机の上に立って喜んでいる。
それ以外の生徒は不安げな表情でうつむいている。
一方僕…「俺」はとても楽しみな気分だ。早くこの力であいつらに復讐したい…
「ホームルームは終了。戦闘は9:00から開始だ!それまで自由行動!」
急いで歩き出す。向かう先は二年の教室、神谷君の元だ…
神谷君と一緒に行動すれば100人力のはず!
【時刻は8:59分、二年の教室に向かう】
>>162 すいません出来れば応用性とかが高い実践向けな能力をお願いします
このパラレルっぽくなるのちょっと考えたほうがいいかもしれないですね…
とりま俺は
>>70の設定を参考にバトルロワイヤル路線にしようとしたんだけど…
ダメなら
>>173はナシでいいです
176 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/25(火) 22:39:06.65 0
>>176 (。・x・)ゝ
じゃぁここいらで整理します
>>123〜
木方が居残り中の剣を発見→戦闘開始→剣逃げる→木方追おうとするが田中先生に足止めくらう→剣と忌引ぶつかる
→しばらく後に神谷に殴られて気絶→比良坂にロープ切ってもらう→夜に目を覚ます→帰宅
これが木方さんの流れ
たまたま学校で比良坂と会う→戦闘中の木方を見つける→木方足止め→神谷が気絶させる→街に繰り出す
これが神谷さんの流れ
たまたま学校で神谷と出会う→剣が逃げた際の物音を聞く→怯えて学校から出る→神父さんに能力をもらう
→学校に戻る(忘れ物したってことで勘弁)→木方を発見、助ける→こっそりと逃げる→次の日、遅刻ギリセーフ
→次期生徒会長を決める戦闘が始まろうとしている
これが比良坂の流れ
一度切る
剣さんの流れ
居残り→木方に見つかる→勘違いから戦闘開始→能力を駆使し脱出→忌引に見つかる
忌引さんの流れ
寝すぎた→コーヒー買うか。→すっ転んだ→剣発見→お金をねだる
こんな感じでおkですよね?
とりあえず一部前日の夜なので、そこの話が進んで翌日の登校時間になったら全体で戦闘をぼちぼちしましょうか!
>>168-170 「疾風の脱出達人(シップウノエスケープマスター)をなめるなよ…っと!」
駆け足で教室から出ると誰かとぶつかった
「っと…大丈夫か…ってうわ…」
衝突した相手は開脚した美少女だった…視線は釘付けになるがそれは男の性。仕方ない事である
しかし格好を見て気付く、目の前の相手の服装が噂に聞く変人の特徴に一致する事に。
「……ん?コイツ…まさか噂の」
>「はい、財布出して。見物料500円。さもないとあたしに欲情して襲い掛かってきたって皆に言いふらす」
(いかん予想通りだったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)
しかし欲情して襲い掛かったなどと言いふらされると色々と問題だ、生徒会の木方等に聞かれるとどうなるか分からない
「分かった、分かった。払うからちょっと待っt…」
>「誰かまだいるのかー」
刹那、疾風が宙を舞い、近くにあった掃除用具入れの陰に隠れる
(っぶねぇぇぇ…!現国の田中だ…)
現在疾風は彼から逃げている最中である。
「お…おいお前…忌引美鬼だよな?金は払うから少し黙っててくれ…!」(ヒソヒソ
逃げ切る為なら手段は問わない。それが補習脱出の極意
「……行ったな…」
田中教諭の気配が過ぎ、一安心して体勢を崩す
「……協力さんきゅな、いくらいるんだ?」
至って真面目な顔で財布を取り出す。こういう事で嘘をついて騙す事は疾風の流儀に反する
【メタルギア後、支払う準備】
180 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/25(火) 22:57:21.51 0
でもこのまま戦闘しちゃったら人数足りない気がしてきた
俺がやるからもう1キャラ分の能力をだれか頂戴!
名前 冥瞳 星羅
性別 女
学年 2年
体格 胸も尻も控えめ、でも細い。慎重は比良坂より3センチほど大きい。
能力 冥界の力的な能力yr、できれば近距離で
備考 比良坂をいじめてた連中の一人。顔は少し美形だが忌引ほど可愛くない。
>>182 読みがななかったわ。
めいどう せいら
でyr!
184 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/25(火) 23:20:29.37 0
>>182 【ファシスト】能力:嫌いな物が共通している人を1人洗脳出来る。
または、心を折った相手を僕に出来る。能力の発動時間は無限だが、集中していないと能力が切れるため、攻撃を受けると効果が切れる。
>>182 【暗黒酷命】
目を合わせた相手の嫌がる行動のみを強制的に命令出来る
対象がその行動をどれだけ嫌がるかで強制力が変わる
【冥界魔神】
冥界から魔神を呼び出し、戦わせたり憑依させたり。シンプルな能力
出した魔神の強さ、使い方で体力の消費が変わる
本人の身体スペックは常人やり少し上
↑こんなの思いついたが
〜石を爆弾に(能力名未定)〜
手のひらに収まる大きさまでの石に一度触れて念じるのが条件で、起爆できるのは自分がその石の形をはっきりと視認できる時のみ。(双眼鏡、暗視スコープなどでも可
紙一枚でも石の前にあった場合起爆しない。起爆した石(能力を受けた)の破片が当たると誘爆する。
メリット:遠距離でも起爆が可能。敵には見分けがつかない。
デメリット:壁や煙など遮るものがあると起爆しない。誘爆で自分も負傷する可能性がある。
っていうのが友達から飛んできたんだけど、
>>184と
>>185、それと↑で悩むww
187 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/25(火) 23:46:40.42 0
>>186 やっぱりいじめっ子の能力だから地味だけどウザイみたいな感じの能力がいいんじゃあない?
>>186 一応名前漢字と希望から考えてみた
(【冥界魔神】は冥、【暗黒酷命】は瞳)
寝まするのです
>>187 なるほど、確かにいじめっ子の能力だからなぁ…うーん、難しい
>>188 £(。・"・)o†゚*。Good★night。*゚†o(・"・。)β
191 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/26(水) 00:28:03.55 0
ちなみに神谷は正義漢だからいじめとかは絶対にしないよ!!(不良で無口で恐いが話せば良い人)
一応確認ね!!ではお休み!!
Goodnight!!
>>191 悪い奴を倒していたらいつの間にか不良呼ばわりされちゃった(P4でいうカンジ)みたいな感じですね、了解しました!
£(。・"・)o†゚*。Good★night。*゚†o(・"・。)β!
名前 冥瞳 星羅
性別 女
学年 2年
体格 胸も尻も控えめ、でも細い。慎重は比良坂より3センチほど大きい。
能力 【暗黒酷命】
目を合わせた相手の嫌がる行動のみを強制的に命令出来る
対象がその行動をどれだけ嫌がるかで強制力が変わる
備考 比良坂をいじめてた連中の一人。顔は少し美形だが忌引ほど可愛くない。性格は最悪で、
強い奴には引っ付き、弱い奴はいじめ、引っ付いてるやつが弱くなったと思ったら他の強い奴のほうに乗り換える。
とりあえず忌引さんが来て翌日まで進めてくれないと話進まないですね、
別に早く来いって催促するわけじゃないけど気長に待ちますかぁ
一応待機してます。全裸で(嘘)
戦ってるの?じゃあなんか下さい
>>179 >「……協力さんきゅな、いくらいるんだ?」
と、剣が取り出した財布。それを忌引はサッと引っ手繰る。
「スカートの中の見物料500円……プラス命令を強制されたことによる精神的苦痛に対する慰謝料4500円」
そして素早く中身を抜き取り、用済みとなった財布を無造作に投げ渡す。
その手には一枚の5000円札が指に挟まれてヒラヒラと揺れていた。
「しめて5000円。毎度♪」
去っていく忌引の足取りは先程までとは打って変わって颯爽としていた。
──朝。剣との接触から丁度半日が経った早朝。
忌引は愛用のビーカーに淹れた特製の紅茶をぐいっと飲み干し、朝焼け眩しい窓をぼんやりと見やる。
「早っ。もう朝か」
結局、紅茶を買って部屋に戻ってから、彼女は一睡もできなかった。
完全に昼夜のサイクルが逆転していた為、寝ようにも満足に寝られず、
それで時間潰しにやりかけの実験に手をつけたらこの様である。
もっとも、お陰で実験は順調に進んだのでそういう意味では有意義な夜更かしだったといえるが。
「これも培養に時間がかかるせいね。ほんと、困った子」
と、忌引が眠気が襲ってきただるそうな目でじろっと見つめるのは、部屋の端っこに設置されたいくつかの試験管。
それも人一人がすっぽりと収まりそうな程巨大で、中には紫やら黄緑やらの毒々しい液体に漬かった蛙だか蜥蜴だか
わからない得体の知れない奇妙な生物が製造されているそれ。
試験管というよりはそう、培養器といった方が正しいだろう。
「早く大きくなりなさい。さもないと、単位落としちゃうでしょ」
コツンと培養器のガラスを小突いた忌引は、そこでふぁぁぁと大あくび。
十分だけ仮眠する、そう自らに言い聞かせながらソファに倒れこんで、やがて意識を閉ざしていった。
【夜を明かし、眠る】
ただの傍観者なんだけどさ
ここは能力与えるスレにして
戦う学校スレでもたてて新しくやれば?
能力もらったり話進んだりでカオスになってるし
>>198 それ名案ですね!確かにそのほうがいいかも。
別スレ立ててきますね。(建てられるか不安
重複言われるから止めといた方がいいと思う。
>>196 なんかって言われても…希望がなきゃ大したもの思いつかないのです(´・ω・`)
能力を希望する場合は必ず「どんな能力がほしいのか」を明記してください。
「なんかくれ」じゃわかりません。本スレの上のほうに失敗例が載ってます。
また、能力を書き込む方は必ず「デメリット」を設定してください。
以上です。
ひとまず注意書きをかいてみた
vipとはずいぶん勝手が違うな
じゃあシステムボイスがついてそうな機械武装をください
>>200 なるほど…それもあるかぁ、じゃあ立てなくていいか(´・ω・`)
最後剣さんの話が朝まで到達したらみんなで乱戦しちゃって下さいな
>>197 >「スカートの中の見物料500円……プラス命令を強制されたことによる精神的苦痛に対する慰謝料4500円」
>そして素早く中身を抜き取り、用済みとなった財布を無造作に投げ渡す。
「……」
あまりの事に思考が停止したが財布を受け取ると中身を確認する
「……バイト増やすかー…」
その寂しくなった財布の中身は530円のみだった。
翌朝、独り暮らしの疾風は1人寂しく起き、日課であるゲームのログインボーナス回収をしながら朝食を用意しながら顔を洗い…など、色々纏めて行い支度する
そしていつも通り登校し、いつも通り友人と合流する
教室に入ると空気がピリピリとしていた。その空気を感じるだけで否応なしに感じさせられる
(今年もこの時期か…次期生徒会長戦争…)
正直生徒会長になりたくもない疾風には関係ないイベントだが、疾風の能力がそこそこ万能なのと、『剣道部の奇才』と呼ばれる奇策や、それを実行出来る身体能力を持ち合わせた疾風は助っ人に呼ばれ、去年は滅茶苦茶戦わされた。
「……せんせー、気分悪いんで保健室行きまーす…」
捕まる前に逃げだす、それが今回弾き出した結論だ。
>>173 階段を降り保健室に向かう途中、誰かとぶつかった
「おっと…悪い…」
(ここ数日よくぶつかんなぁ…注意が足りないのかね…)
ぶつかった相手を見てみると一年だった
「……お前一年だよな?二年の教室なんか行くと狩られるぞ?」
これは経験からの忠告である
二年生は二回目の戦争であり、勝手が分かっている分容赦なく攻めてくるのだ
「ま…俺は戦いたくねぇから…俺に挑んでもいいが返り討ちにすっぞぉ〜…」
ダラダラと手を振りながら立ち去る
>>206 「あ、剣先輩!」
あり得ない奇策を思いつき、そしてそれを実行してしまう「剣道部の奇才」として恐れられている剣道部の剣疾風先輩だ。
「狩られちゃう、かぁ…でも僕は狩られる前に狩ることができるんです…この力があればね…フヒヒ」
さっそく力を試せる時が来て、少し気が狂っているというのは自覚している。それでもやっぱり、この力に酔いしれたかった。
「返り討ちですか…やってみなきゃわからないですよねッ!」
体を光らせ、少し背が縮んだ「イタチの獣人」に変身する。この姿ならフルパワーを出すことが可能だ。
「あなたの体が真っ二つになりたくなかったら今のうちに逃げていいんですよ…?ヒヒヒ、僕の力を侮らないで下さいよぉ……ソラァッ!」
思いっきり腕を振る。まずは一振り。彼の実力がどれほどのものかを確かめるための一発だ。
少しだけ力は抜いてある。これを避けたなら全力。ガードで受け流したならひるんだ間に畳み掛ける。
さぁ、先輩はどっちですか?――
>>207 「あー…自分の力を過信してるなぁ…」
腕時計を見る、後数秒でチャイムが鳴る
(戦闘時間開始後なら壊しても大丈夫かな…)
>「あなたの体が真っ二つになりたくなかったら今のうちに逃げていいんですよ…?
「ん〜…よし…3…2…」
>「ヒヒヒ、僕の力を侮らないで下さいよぉ……ソラァッ!」
「1…セイッ!」
チャイムと同時に階段の手すりを折り、能力で剣に変え、 詠未を受け止める
「あ〜…怪我すんな…よっ!!」
そのまま壁に叩きつけるべく振る
(こういう事すると怒られるんだよな…ま、今は戦闘行為での破壊は概ね許可されるからいいが…)
>>208 「はやい…ぐふあっ!」
さすがだ、さすが剣先輩…剣道部の奇才とだけはある。だけど、まだだ…まだ……
「っつぅ…今のは骨にきましたよ先輩…でも俺の体力をなめちゃいけませんよ…?これしきの事じゃ倒れませんよ…!
俺が過去に受けてきた苦痛はこんなものじゃない!!!」
先輩の出した答えは「避ける」でも「受け流す」でもなく「反撃する」だった。
でも反撃されたからにはやるしかない。
「食らえ!【鼬跳び】!!」
ネーミングは適当だが、技名としてはそれで十分だった。
手を鎌の形にして振りまくる。本気で振るから風を切る音がうるさいけど、そんなことは気にしていない。
何よりも、こうしていることが「楽しい」のだった。
窓ガラスは割れ、壁には切込みが入り、床にも被害はあった。
しかし、こんなに大振りに振っているのに、風は「見えなかった」。剣先輩なら見ることは可能だろうが、少なくとも僕には見えなかった。
伊達に【鎌股鼬智】という能力名ではない。まさに鎌鼬のごとき速度で風が飛ぶ。
>>209 (あちゃあ…ちょっと手を抜き過ぎたか…気絶してくれたら楽だったんだが…)
カウンターを入れたら即座に距離をとる、それが基本戦術なのだが…
「……ッ!?」
周囲を切り裂く風の存在は予想外だった、しかも考えなしに振って起こす風だからかえって予測が難しい
(いかん…!なかなかやる…!!)
跳ぼうとした方の反対…つまり壁に向かって跳び、その壁を蹴ってまた反対に跳ぶ。
「いかんランダム過ぎる…!」
いかんせん階段の踊り場で分が悪い、避け続けるのは不可能だ
「はっ…!お前なかなか強いな!頑張って勝ち上がりな!」
そう…疾風の十八番、『三十六計逃げるに如かず』、である
「お前の成長が見たくなった!まだ勝ち続けてたらまた会おう、そんときゃ相手してやるよ!」
分の悪い賭けはしない、これも疾風が逃げ続ける時に考える事だ
>>210 >跳ぼうとした方の反対…つまり壁に向かって跳び、その壁を蹴ってまた反対に跳ぶ。
「速い…!」
これだけの数を撃てば必ず1発は当たると思っていた、しかしそんなはずはなかった。相手をなめすぎていた。
奴は瞬時に飛びたい方向へ飛ぼうと、あえて遠回りをしたのだ。まっすぐ飛べば必ず食らうとわかっていたのだろう。その辺りの状況判断は素晴らしいものがある。
>「はっ…!お前なかなか強いな!頑張って勝ち上がりな!」
「逃げる気か!ま、まぁいいか…僕も序盤で飛ばしすぎたし…」
>「お前の成長が見たくなった!まだ勝ち続けてたらまた会おう、そんときゃ相手してやるよ!」
「僕だって次は負けないんだからな!覚悟しておけよ!!」
何とかなった。一息つこうとして、気づいた。ここは2年の廊下。僕は1年。ここは今、弱肉強食の戦場だ。つまり――
「狙われる…!?」
急いで神谷君の元へ行かないと。しかし、一気に教室から2年の先輩たちがなだれ込んできた。この状況じゃ会いに行くことは不可能だ。
「仕方ない、先に1年の連中で腕試ししてくるか…」
僕は階段を下りていった。
212 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/26(水) 22:34:46.27 0
遅刻して来たら...
戦闘が始まってるじゃねぇか...
おもしれぇ...やってやるぜ
【能力を発動し,近くにいる不良を壁を壊して吹っ飛ばす】
やべぇ...力セーブしてこれかよ...戦闘は加減しねぇとな...【そのまま廊下を悠々と歩く】
【あかん、逃げてもうた】
>>211 「よし…逃げきれたか…おわっ!?」
突如、前方から攻撃がくるが素早く避ける。
「ちっ…例え剣でも不意討ちなら勝てると思ったんだがな…」
「やっぱ甘かったか…皆、囲むぞ!」
「「「「おう!!」」」」
周囲を素早く包囲する彼らは疾風と仲の良い人達だ
「おい剣…生徒会長ならねぇなら負けろよ…」と友人男子A
「そうよ!私は生徒会長になりたいのよ!」と友人女子B
「え?勝って生徒会長になるのは僕だよ?」とそれほど親しくない男子C
その発言を皮切りに、内輪揉めの大乱闘が発生、疾風は楽々包囲から脱出する
「……なんだったんだ…ったく…」
と呟きつつなんとなく向かった先、それは旧校舎
(ここなら静かに過ごせそうだな…ケータイでゲームでもして時間潰すかな…)
>>211 「おい、ちょっと待てよぉ比良坂」
あの後ろ姿は見覚えがある。少し姿は違うようにも見えるけど、おそらく能力を取得したからなのだろう。
かつてアタイがイジめてた「比良坂詠未」だ。
「さっきの見てたよ。あんたさぁ、高校入ったからってズに乗ってんだろ?いっぺんシメてやろうかなって思ってたんだよなァ。
ヘヘヘ、ほぉら、『冥瞳様愛してます』って言ってみィ?アハハ」
【暗黒酷命】の力をフルに使って、こいつの精神をぶち壊してやる。そのつもりで技を掛けた…
こいつは絶対にアタイのことを憎んでる。だからその正反対の言葉である「愛してる」なんて言いたいはずがない。
だからこそ「絶対に言う」はずだ。
【1~2階の階段踊り場で比良坂と対面】
>「おい、ちょっと待てよぉ比良坂」
「その声…まさか…!」
後ろを振り向くと、僕…いや、「俺」が一番憎んでいる相手がそこにはいた。
「冥瞳……!!!」
怒りたっぷりの目線でにらむ。今ならこいつに怯えることなんてない。逆に殺してやろうかくらいの勢いのまなざしを向ける。
>「さっきの見てたよ。あんたさぁ、高校入ったからってズに乗ってんだろ?いっぺんシメてやろうかなって思ってたんだよなァ。
ヘヘヘ、ほぉら、『冥瞳様愛してます』って言ってみィ?アハハ」
(…来た!)
やると思った。あいつは能力を使って相手がしたくないことを強制させることができる。
でも、俺にそんな小細工は通用しない。その程度の精神攻撃、「俺」には届かない…!
「冥瞳様愛してます」
さらっと言ってやる。そしてその言葉を発したことによって怒りのボルテージが急上昇する。
(あんな奴のことを愛してるだぁ…?ふざけんじゃねぇ、むしろ殺したいくらいだ…!そうだ、俺はこいつを…)
「kろす…!kろすkろすkろすkロスkロスkロス!!!!」
体が光だした。しかし、背は伸びない。光が収まったが、気にしない。手を振り、振って、振りまくる。
しかし、「僕」と違って「俺」は精密に振る。精密に、正確に、やつの頭・喉・胴体の3か所を狙う。
頭が跳ね跳べば成功、胴体に直撃してもラッキー、首に当たれば完璧。冥瞳が死ぬことを想像すると、思わずにやけてしまった。
機械武装ください
ダメなら幻獣で
>>216 【空想兵器】
自分の想像した武器を作り出す事が可能
ただし、その武器を作る為には相応の素材が必要であり、足りないまま作ると極端に性能の低下物が出来る
これでどうでしょうか?
>「冥瞳様愛してます」
「…!?」
思わず無言になった。さらっと、すんなりと、ごく自然に言ってのけた。強制力が少ないのか…?
>「kろす…!kろすkろすkろすkロスkロスkロス!!!!」
いや、そうじゃない。感情を極限まで殺していたのだ。これはまずい…あいつの能力が先ほどの戦闘だけじゃ少し分かりにくい以上、相手をするのは危険だ…
しかし整理すると大体の内容は見えてくる。奴は獣人状態だ。鼬のように見えなくもない。そして手を振った。すると壁が切れた。
差し詰め「イタチになることで鎌鼬を打つことができる能力」と言ったところだろう。だったら自分に向けて撃たせればいい――
とまでは考えたものの、それは当然嫌がるだろうし、万一あの威力のものが人体に当たれば…確実に死にかける。最悪死亡するだろう。
そこまで考えたところで、突然比良坂の体が光だした。
「何が起きたッ!?」
比良坂に生えている毛が茶色から一転赤黒くなり、目のあたりにヒビのような模様が浮かびあがる。
比良坂の目に浮かんでいたのは…完全な「殺意」。簡潔に言おうが言うまいが、この一言に尽きる。尽きざるを得ない。
そして奴は手を振った…
「振るのをやめろッ!」
効かない…!マズイ、これはまず――
>>217 素材の定義はどんなもんでしょう
壁や机などとりあえず質量の有るものなら素材になる
鉄や火薬など、材質さえ揃えばどんな形でも組み立てられる
ネジが何本、フレームがいくつと言ったように、部品が揃わないとできない
それと初期でどの程度の武装をしていいのかが解らないです
>>219 すいません、少し雑でした
素材は質量のあるもの全てですが、机のように複数のパーツで構成されている物はばらさないと使えません。
机→机の足、板
犬小屋→木の板×複数
作る武器と素材の性質が近いと性能が高くなり、離れると性能は落ちます。
例
光線銃を作ろう→木の板数枚で作成→性能低下
マシンガンを作ろう→鉄の素材を使用→性能上昇
初期だと軽く拳銃程度は作れるが、慣れるとドンドン作れるようになります
>>220 なるほど、もう少し質問いいですか
材料は全部現地調達ですか?最初から持ってていいものがあれば教えてください
それと作成は触れるだけで完了します?それとも組み立てる動作が必要ですか
あれから記憶がない――
冥瞳と対峙したところまでは記憶があるのだけど……ここはどこだろう?
保健室…?いや、ここは…屋上の隅っこ…?
だんだん思い出してきた…!僕は確かあの時…
「食らいやがったぜ!ヒャハハハ!!あぁ…?これ急所外してやがらぁ。まぁ無様に生き残ったほうが俺に負けたという悔し〜い記憶が残っていいきみなんだがな」
突然、体が光だした。しかしやはり何も変わらない。毛の色も茶色のままだ。
「あ、2年が集まってきやがった…端っこの踊り場だったのにもう囲まれてる…仕方ない、あれを使おう!【鼬遊び】!!」
綴りはきっと「鼬遊び」で、読みは「イタチゴッコ」みたいな感じだとかっこいいなぁ…なんて思いながら、屋上へ一迅の風のごとく、
あるいは脱兎のごとく走って行った。
「自力でここまで来たのか…くっそぉ……、立てない…しばらくココで休むかぁ。」
【立てないので屋上の隅っこで休む】
>>214-215>>218>>222 「……アイツ大丈夫だろうか…」
能力を得た者の失敗はだいたい3つある
一つ、能力を使いこなせず自爆
二つ、身の程をわきまえず強者に挑み、返り討ちにされる
そして三つ目は…
「……やり過ぎ、だな」
力加減が出来ず怪我をさせてしまう、あるいは命を奪ってしまう事もある
「……そういやアイツ…かなりテンション上がってたな…やり過ぎてないか不安だ…!」
詠未の能力は殺傷力が高い、やり過ぎると簡単に殺してしまう事もあり得る
そう考えるといてもたってもいられず、全速力で引き返した。
「うーん…」
「誰だよ…乱闘始めた奴…」
「あんたでしょ…」
集団で倒れてる友人達を軽くスルーし、踊り場に向かうと…
>「振るのをやめろッ!」
「マズイ戦闘中か!!」
とりあえず考える事を放棄し、少女を庇う事だけの為行動する
つまり…
「悪い動くなっ!!」
少女に飛び掛かり、押し倒す
少女を狙う攻撃の角度的に伏せれば当たらないだろうという結論だ
押し倒した少女を即座に起こし、手を引いて逃げ出す
【続き】
「ここまで逃げりゃ大丈b…っ…」
庇う時に足に風を食らったようだ…逃げる時は必死で気付かなかったが血が出ている
「暴走してなきゃいいが…ッ…」
【少し用事、
>>221さんすいません少々お待ちを】
>「悪い動くなっ!!」
「うわぁっ!?」
突然男がのしかかってきた!?なんだこいつ!てか顔近ぇし!ま、まぁ、このくらいで簡単に惚れるほどアタイは尻軽女じゃないから?
「っていきなり何よあんた!」
無理やり起こされたかと思うと、今度は手を引いてきやがった!こ、ここ、このくらいじゃアタイは落とせないんだからねっ…
でも少し照れちゃう…
ってそんなこと考えてる場合じゃない、危なかった…死にかけたよまったく。
>「ここまで逃げりゃ大丈b…っ…」
「ちょっとあんた、怪我してるじゃない!ちょっと見せて見なさいよ」
足に切傷がある。これは酷い…、右足のくるぶしの少し上あたりが目測で0.4ミリほど切れてる。
切れ味はなかなかのものだ…もしこの男が助けに来てくれなかったらアタイの首は確実に…
想像するだけでぞっとする。
「たまたまイザって時のために保健室からパクってきたこの包帯で…っと、ホラ、これでもう大丈夫よ」
応急処置は心得ている。今まで付き合った何人もの彼氏がみんな喧嘩好きだったから。
>「暴走してなきゃいいが…ッ…」
「暴走…?」
そういえば、あいつの毛の色が茶色から赤黒くなったとき、自我を少し失っていたように見えた…
「嫌っていることに対して強制力を強める」能力が発動しなかったっていうのも疑問だ…
もし、自我がなくなっていたとしたら…『そもそも嫌うという感情そのものがなかったとしたら』…!
「ちょっと挑発しすぎちゃったかな…。」
やりすぎたかもしれない。
>>225 あ…能力提供用に名前抜いたまんまだった…w
>>221 素材は物理的に持ち運べる物は持ち運んで可です。服のポケットやバッグの中に入る物等です
武器を作るのは
素材を一ヶ所に集める→手をかざす→作りたい武器を強くイメージする→「作成」と唱える(声に出さなくてもよい)
です。雑念が入ると成功率が下がります。失敗した素材は集まって『何か分からない箱状のモノ』になり、素材として使えなくなる
>>227 わかりました、それがデメリットですね
回答ありがとうございます!
>>226 >「ちょっとあんた、怪我してるじゃない!ちょっと見せて見なさいよ」
「この位この学園じゃ日常茶飯事だがな…っ…」
さっき助けた少女が手早く応急処置してくれたおかげで助かった。しばらく休めばまた動けるだろう
「……さっきは押し倒したりして悪い、他の方法が思い付かなかった…一年だな?名前は?」
>>228 これで満足して頂けたら幸いです
(`・ω・)b
>>229 >「この位この学園じゃ日常茶飯事だがな…っ…」
まぁ、それもそうか…と思った。何せ【能力】を持つ子供たちが集められている学校だもんなぁ…
>「……さっきは押し倒したりして悪い、他の方法が思い付かなかった…一年だな?名前は?」
「ハァ?あんた何いってんの?この胸の校章が見えないわけぇ?ああ、さっきほかの1年から奪ったのつけてたまんまだったわ。
アタイは2年の冥瞳星羅ってんだ。よろしくね!」
3年の先輩方を欺くための校章が、まさか顔を知らない同学年にも効果があったとは…これなら順調に3年の先輩方もだませるだろう。
>>231 >「ハァ?あんた何いってんの?この胸の校章が見えないわけぇ?ああ、さっきほかの1年から奪ったのつけてたまんまだったわ。
>アタイは2年の冥瞳星羅ってんだ。よろしくね!」
「あぁ…同級生か…重ね重ね、すまない…星羅」
同級生だったのは少し予想外だったがそこはあまり問題ではない
「それより星羅…あの一年…あ、名前聞いてなかったな…アイツが過剰反応してたようだが…何かあったのか?」
ケータイで友人にメールを送り、状況調査と色々な準備を頼みつつ尋ねる
>「あぁ…同級生か…重ね重ね、すまない…星羅」
「お、おう…わかってくれりゃい〜の。」
いきなり名前で呼ぶとか…恥じらいとかはねーのかよ、ったく…
>「それより星羅…あの一年…あ、名前聞いてなかったな…アイツが過剰反応してたようだが…何かあったのか?」
「あいつは比良坂詠未ってやつでさ、あいつの妹がアタイに文句言ってきたことがあってさ。『砂場を使いたいのになんでどかないの』ってさ。
先にいたのはこっちだってのにと思ってちょっと叱ってやったらあいつ泣きやがって…少し罪悪感はあったけど。そしたら比良坂が急に飛び出してきて
『僕の妹を泣かすな』ってよ…泣かすつもりはなかったってのに、わめくしガミガミうるっせぇし…だから仲間がボコボコにしちゃったわけよ。
次の日から仲間が比良坂をいじめ始めてさ…アタイもグルんなってあいつのこといじめてたんだよ。嫌がることやらせたりしてさ。だから憎まれてる。ずっと…」
罪悪感はそりゃある。でもいじめたい気分のほうが勝っていた。だからアタイはいじめたんだ。そうだ、アタイはサイテーな女なんだ。誰かを好きになったりなんてしちゃいけない女なんだ…
「おい聞いたか?さっき1階の廊下で1年が2年の不良共をブッ飛ばしたんだとよ!」
1年が…?
「ちょっとその話聞かせなさいよ」
「あぁ、それがな、『神谷』っていう1年なんだけど、あっという間に壁ごと吹き飛ばしたらしいぜ。」
「能力は?」
「それがさっぱりなんだ。おそらく【身体強化】みたいな感じのやつなんだろうけど…」
「そう、あんがと。」
へぇ、そんな1年もいるんだ…覚えとこっと。
「ういしょっと…そろそろいいかな…。」
やっとこさ立てるようになった。多分さっきは「僕」じゃなくて「俺」がやったんだろうな、とは思っていたけど…
やりすぎだよ、ね。あのまま剣先輩が戻ってきてなかったら、僕は…殺人をしていただろう。
そう考えると、怖くてたまらなくなってきた。
【下で轟音が鳴り、揺れる】
「うわぁぁぁ!?なになに、何が起きたの!?」
突然地響きのような音と大きな揺れが起きた。あまりの衝撃でびっくりして飛び降りそうになった。
「こっから下降りるの大変だなぁ…空でも飛べればいいんだけど……ん?それだぁ!」
【鎌股鼬智】の俊敏さならいけるかもしれない、空を走るという感覚で行けば…?
「うおおおおお!」
思いっきり地を蹴る。大成功だ!僕は空に勢いよく飛びあがった。やや下方向に音速で飛んで行った…が、音速すぎた。
「あぶ…ねっ!」
真上に思いっきり飛ぶ。風を起こすことならどこでもできるから、うまく速度を殺すことができた。
「校庭の端っこについたけど、すごい状態だなぁ…」
どこもかしこも戦闘ばかりしてる。血が飛び上がり、人は倒れ、後ろから襲うやつもいれば、襲われてなすすべなく倒されるものもいる。
「これが次期生徒会長を選ぶ戦闘だって…?もはや戦争じゃないか…。何てとこに来ちゃったんだ、僕は…」
絶望するしかなかった。冥瞳を半殺しにすることすらできなかったし、今日はなんて日なんだろう…
>>233 「詠未…か…」
静かに話を聞くが…
「……星羅、初対面で悪いが一つ言わせてもらう」
「……お前はバカか」
ここで一呼吸
「……いじめて楽しかったか?それで良かったと思うか?」
ケータイの着信音が鳴り、それに出る
「……あぁ、すまない…助かる…今から向かう、待っててくれ」
通話を切ってから星羅に向き直る
「俺は行くが…さっきの問いの答え、出てるならどう動くべきか分かるだろ?…アイツは屋上にいるらしいぞ」
そう告げると現在地…三階廊下の窓から飛び出し、昨日刺した定規に掴まり、折れる前に硬質化させて二階2-Bに飛び込むというショートカットをする
「あー…くそ…熱血主人公みたいじゃねぇか…柄じゃねぇのに…」
そのまま友人との合流ポイントまで移動を開始する
【うお…リロードしてなかった…】
隼鐘 悠綺(はやがね ゆうき)
性別:女
身長:148cm/体重:39kg
学年:1年/部活:未加入
主な特徴
額に上げた遮光ゴーグルと小柄な体に比して大きな肩掛け鞄がトレードマークの一年生
基本的に寡黙ではあるが感情は豊か。黒のロングヘアに金色の瞳を持つ
肩掛け鞄の中にはレンチやドライバーなど、工具が満載されている
能力:【空想兵器】
あらゆるものを材料として思い描いた兵器を作成する能力
作成には材料を一ヶ所に集め手をかざし、『作成』と唱える必要がある(発声の有無は問わない)
材料には複数のパーツからなるような複雑な物は使用できない
また作成する兵器の性質からほど遠い材質の使用は兵器の性能低下を引き起こす
そして作成時の集中力によって成功率が変動し、失敗した場合は『材料に使えない箱状の物』が出来上がってしまう
始めは半信半疑でしかなかった。だが出来てしまった
机の上には明らかに法に触れそうなリボルバーが転がっている
誰も想像できないではないか。チョークから銃が出来上がるなんて
「ふぉ...... これは、超常的......!」
震える両手で銃を手に取り構えてみる
山盛りになっていたチョークと同じだけの質量は、何故かよりずっしりとした感触を味わわせた
その指先が引き金に触れる前に、シリンダー部から小爆発が起こる
カチ、カチと引き金を引く音だけが部屋に響く。銃弾は出てくる様子もなかった
「これは、失敗...?」
「ううん。きっと、素材がダメなの。」
そう言うと肩掛け鞄から大きめのドライバーを取りだし、机を分解し始めた
非力な彼女は時間をかけて、机からその脚を取り外していく
「〜♪」
太陽光が照らすことのない部屋、何かの倉庫だろうか
駆け出し能力者の彼女の『実験』が、人知れず始まっていた
>「……星羅、初対面で悪いが一つ言わせてもらう」
「……お前はバカか」
「ハァ!?いきなり何いってんのアンタ!?」
>「……いじめて楽しかったか?それで良かったと思うか?」
「そ、それは…」
>「……あぁ、すまない…助かる…今から向かう、待っててくれ」
いきなり『バカ』と言われた挙句説教までしやがって…アタイはそう思った。でも、それ以前に、心に何かがグサリと刺さった気がした。
「何かあったの?」
>「俺は行くが…さっきの問いの答え、出てるならどう動くべきか分かるだろ?…アイツは屋上にいるらしいぞ」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!ったく、足は速いわね、あいつ…」
あ、【能力】で動きとめて話し続ければよかった…でも、あいつにもあいつの事情があるんだよね…
アタイはそう思って屋上に行くことにした。
――
「あ、いたいた。おーい比良坂ー。ってあんた待ちなさいよ!ちょっ…!」
あいつ、今飛び降りたわよね…!?まさかさっきのがショックで…!
急いでその場所へ走って行った。しかし、もう彼の姿は見えなかった…
>>240 【ナイスフォロー b】
>>238-239 【熱烈歓迎!】
>>239 「……ったく…人使いが荒いわね…全く…」
「あぁ…いつも悪いな…」
「ま…私もあんまり戦いたくないから、アンタが無双してくれたら楽だから気にしないで」
「……今度何か奢るよ」
「駅前に出来た新しいスイーツ店ね、高いらしいわよ、あそこ」
「……しっかり働いとくよ」
幼なじみに頼み取って来てもらったのは愛用の木刀である。
この木刀は疾風が剣道を始めた頃…中2の頃から愛用している物であり、正直ここまで保っているのが不思議なくらいの代物だ
「……今回も頼むぞ、相棒…」
『剣が自前の木刀を出す時は何か大事があったとき』と言われるまでである
「……相変わらず酷いな…」
時折襲い掛かってくる輩を斬り捨て(といっても木刀だから切断は出来ないが)ながら探索し始める、目標は詠未…見つけ次第落ち着かせるつもりである
「出来た。これは......傑作。」
机の足、ステンレス製の鋼材を寄せ集めて作った兵器
先ほどチョークで作ったものと似たり寄ったりな形をした銃器だった
そこへ何処の人だろうか、見覚えのない男子生徒が声を荒げて侵入してきた
「ッ......!」
何か前口上を言いたげだったが、彼に向かって咄嗟に引き金を引いてしまった
ステンレスはフレームの、滑り止め部分はゴム弾の、相応の部品として機能し
発砲すら出来なかったチョークのリボルバーとは違う、明らかな威力をもって彼を沈黙させた
「まだまだ、いける。実験の邪魔なの。」
外部の事情など知ったことではない。そこかしこで聞こえる戦闘の音を聞き流しながら
襲ってきた男を外に引きずり出し、彼が手にした一振りの刀を手に取った
「鋼材、見つけた......」
先の銃と組み合わせると、そのまま砲身が長くなった物が出来上がる
倉庫の扉を少し乱暴に閉めると、再び作業に没頭した
武器の作成に楽しさを見いだし始めた彼女の『工作』は、まだまだ続く......
>>242 >何か前口上を言いたげだったが、彼に向かって咄嗟に引き金を引いてしまった
タァン!という銃声が鳴り響く。
「今度は何!?誰の能力!?」
果たしてそれが実際の銃器の音なのか、もしくはそれに近い能力の音なのか、僕には理解ができなかった。
でも、一つ分かることはどちらにしろ『銃器』の音だろう…ということだ。
たまにやるシューティングゲームでよく聞く音に似ていたからである。
「強敵になりそう…フフ」
少しにやけてしまう自分が怖い。まるで木方先輩みたいじゃないか。そこへ一人の青年が現れた。
どうやら同じ学年のようだが面識はない…
「俺の能力は簡潔ながら最強!魔神を呼び出し戦わせる召喚能力さ。お前に魔神が倒せるかァ?」
そう男は言いながら、巨大な何かを出現させる。ゲームとかのラスボスに出てきそうな風貌である。
「うわぁ、おっきい…すごく強そう。じゅるり」
相手には十分すぎるほどの威厳がある。本気だろう。だったらこっちもそれに応えなければならない。
「【トランス】!!」
獣化って書いたらかっこいいよね、と思いながら口にする。アニメの主人公みたいだな、と思うとテンションが高まる。その結果、体は光り、変身できた。
「そんな魔神如き、この【鎌股鼬智】で切り刻んでくれるわ!」
そう言って、僕は手を振った。横なぎに、しかし正確にあたるように。でも、攻撃は外れた。的外れとはこのことだろうか?
「ははは、あたってないじゃないか!」
「なにをう!」
慎重に、だけどしっかりと狙いを定めて撃つ。それを何度か繰り返していくうちに、コツをつかんできた。
相手も相手で、ガードしたり手で振り払ったりするが、威力をあげるとダメージを負うようになってきた。
「どうしたの?最初の威勢は」
「うぐぅ…」
「それが答え?じゃあ、終わらせてあげるね…ひひひ」
大きく手を振る。
「これで終わりだッ!【鼬殴り】!!」
いたちなぐり、じゃちょっとナンセンスだな…と思いながら大きく振りぬく。
相手もこれはさすがに効いたらしく、魔神は消し飛んだ。
「くそっ…うわぁぁぁ!」
「チ、逃げやがった…」
残念だな、と思いながら先ほどの銃声が聞こえたところへ行く。確か、倉庫があるところのあたりかな…?
しかし、自分の身に起きた異変に気付く。
「あれ…?変身が解除できてない……!?」
解除したときの感覚で気持ちを落ち着かせたりだのなんだのしてるけど、まったく解けない。
何故だ…?
ああ、そういえば神父さんがあの時…
「ちゃんと念じれば元に戻るぞ」って言ってたけど、そのあと何か言っていた…?
いや、あの神父さんは何も言っていなかった。別の神父さんが何かを言っていたはずだ。思い出せ、詠未…!
「………………………走…るぞ」
思い出せそうだ…
「…を使…すぎ…と…走…るぞ」
もうすこし!
「力を使いすぎると…う走するぞ」
もうわかるはずだ。
「力を使いすぎると暴走するぞ」
これだぁ!てことは、今暴走してるってこと…?まずいじゃん!?何とかしないと…どうしよう!?
その時だった。突然意識が薄くなっていき、ビキビキというグロテスクな音が聞こえると「僕」の意識は遠ざかって行った…
>>243 一面に広がる机の山。それらは全て分解されている
天板部分だけを積み重ねたそれに向かって手を翳し、思い描く兵器は
「......作成」
声に出して呟いたその言葉に呼応刷るように、木材の山はその姿を変える
完成したのはブースター。足につけることでその移動能力を高めるためのものだ
「......出来た。検証、検証」
おもむろに靴を脱ぎ、ブースターを足に取り付ける
そんな彼女の『実験場』に、足音が近づいていた
>>245 「ウゥ…?」
物音がする。女の声がする。女…人。この学校にいる女の人間は敵だけだ。なら、倒す…
「ウガァッ!」
無意識に【鼬跳び】を使っていた。ドアはバラバラに切れてしまった。そこそこ分厚い鉄製のドアだったのに。
「キサマガ、テキカ…!」
驚くほど低い声が出たもんだ。これが俺とは思えなかった。でも、体は無意識のうちに行動に移っていた。
瞬時に物陰に移動し、そこから3発ほど鎌鼬を撃つ。
それ以上撃つと音でばれやすくなるからである。
【倉庫内にて、暴走状態の比良坂が隼鐘悠綺に向かって鎌鼬を3発撃つ】
>>246 「スイッチ......おんっ」
足につけたブースター、履き心地を確認してから起動する
次の瞬間に火を吹いたその勢いは、彼女を中に浮かせ振り回した
図らずも鎌鼬の軌道からそれる形になる。風によって後ろの壁の表面が爆ぜる
「......!? 異常事態発生?」
なんとか空中で直立の姿勢を保つも、次の瞬間に火が消えてしまう
実験用にと先に木で作ったのが仇となったか、今回のブースターは連続使用が効かないらしい
「......誰、何の用?」
秘密の実験場を荒らされ、不機嫌そうにじっとりとした目線で相手を見つめる
手には銃剣。鋼材を折れ込んだ特別製とも言える作品だ
>図らずも鎌鼬の軌道からそれる形になる。風によって後ろの壁の表面が爆ぜる
「グゥ…」
あたらなかったらしい。残念だ。だが、今のでわかった。足の木製の何かを壊せばいいのだ。機動力を失ったら奴は何もできないはず…?
>「......!? 異常事態発生?」
しかし、どうやらそれだけではダメなようだ。奴が履いている木製の何かは動きを止めた。
>「......誰、何の用?」
「グルゥゥゥ…キサマハ…オレノ…テキ…テキハ…ミナ…ツブス……!」
最小限の動きで【鼬遊び】を発動させ、飛び回りながら、いろんな方向から鎌鼬を飛ばす。
しかし、体力消費が激しすぎて、体が本能的にボールの入った籠の裏に『吸い寄せられた』。
でも、今の動きはさすがに見え見えすぎたらしい…銃口をこちらに向けているようだ
>>248 「敵.........?」
飛び交う鎌鼬。マットを裂き棚に傷をつけていく
悠綺はブースターに火をつけて対抗するも、一撃が右の噴射口に当たったようだ
空中でバランスを崩し、カーテンに閉ざされたガラスにその身を投げるように飛んで行く
「......ッ、邪魔。」
振り向き様に銃を両手で構え、置き土産とばかりに撃っていく
弾丸が描く軌跡を確認するまもなく、火の消えたブースターによって彼女は落下していった
/ごめんなさい今日は寝ます
>>249 >空中でバランスを崩し、カーテンに閉ざされたガラスにその身を投げるように飛んで行く
思わず頬が緩んだらしい。でも、僕には今の自分を制御することはできない。
>振り向き様に銃を両手で構え、置き土産とばかりに撃っていく
「!?」
ギャイン!という声をあげて、僕は倒れた。左肩のど真ん中にストレートに弾が当たったらしい。
まだ肩の中に弾は残っているらしく、血は止まっている…
近くにあったころあいの布キレを拾い、肩から弾を抜き取り、肩に包帯を巻いた。
しばらく使われていない倉庫だったが、いつの間にか生活感のある倉庫になっていたため、応急箱も置いてあったようだ…
…暴走状態の僕でも、何とか処置できたらしい。血は止まり(止血剤があったみたいだ)、ゆっくりとその場で休む…
しかし、周りの音を聞くため耳は澄ましている。いついかなる時もすぐに戦えるように――
以下、コメントアウトってことでyr
>ごめんなさい今日は寝ます
£(。・"・)o†゚*。Good★night。*゚†o(・"・。)β
>>197 忌引美鬼
―ドンドン。
「忌引さん。起きてください。
生徒会長戦挙が開催されましたので、立候補者でない場合は退去していただかないと」
木方衝子は忌引美鬼が滞在する物理室のドアを何度かノックしたり、呼びかけたりした。
しかし、まったく反応がなかった。
結局、手持ちの職員用キーボックスから対応する鍵を探し出し、強引に入室することにする。
ガラリ、と物理室のドアが開く。
「忌引さんいますか?
以前配布された確認票が提出されていませんでしたので、直接聞きに来ました。
戦挙には参加するんですか?しないんですか?」
部屋の隅にキーボックスを置き、慣れない物理室入口でキョロキョロしている木方の腕には「戦挙管理委員」の腕章がピン止めしてある。
実は、現執行部員である木方には生徒会長戦への参加資格はない。
戦挙に際して特設される特別機関「戦挙管理委員会(通称"戦管")」の委員に自動任命されるからだ。
どうしても、という場合は特例が適用されることはあるが、普通、怪我人の搬送や空き教室の確認など、戦挙の裏方に回ることになる。
(忌引美鬼。学校への宿泊が常態化しているが、宿泊届は受理されていない……)
木方の生徒手帳メモ欄「撃墜者候補」には、校則違反常習者の名前がリストアップされている。そしてもちろん、忌引の名前もリストに載っている。
しかし残念ながら交戦の機会はまだない。いや、むしろ「手が出せない」といった方が正しい。
忌引は平素より特段優秀な成績を修めており、理事会や職員会からの覚えがめでたいのはもちろんであったが
部員1名の「研究部」にて大掛りな研究実験を実施しており、学校側から「特別枠」として予算がまわっているという噂もあった。
実際、「研究部」は正式な部活動としての要件を満たしていないため、予算委員会で部費の割り当ての恩恵を享受できないはずなのだ。
もし噂が真実であるとすれば、忌引は学校にとってかなり「特別な」人物ということになる。
(戦挙のどさくさに紛れられれば、あるいは忌引美鬼への制裁も……。
いや、ここで無茶をして上から不興を買っては今後の活動に響くか)
木方は思いとどまった。
それに戦管の中には、生徒の異能や性向を監視している監視役(ウォッチャー)がいる。
監視役の采配で、有能な生徒に役員へのスカウトを行ったり、危険な生徒には有事の際の鎮圧部隊(ライオット・ガン)を差し向けることもある。
ここは慎重に動くべきだろう。
【忌引美鬼の意向を確認する】
【寝落ちェ…】
>>242-250 「と言っても闇雲に探してもなぁ…」
うろうろと探索しつつたまに襲い掛かってくる者を叩き潰しながら移動する事数分
>>251 「あー…ここ隠れてたらめんどくさいなー…」
旧校舎にたどり着いた。
昨日出会った忌引美鬼はここに住んでいると聞くが…
「だとして、詠未が入ってた厄介だなー…」
この学園にいる以上何かしら能力は持っているはずだが、能力の相性や身体能力も勝敗に影響する
詠未の能力は変身型自己強化能力だから
「あの運動のできなさそうな美鬼は危険かな…」
既に暴走していたら噂を聞きそうだがまだ噂は聞かない
「とりあえず入るかな…物理室だっけか…」
【旧校舎に入って物理室を探し始める】
「下に降りて行ったみたいね」
急いで階段を駆け下りる。途中で戦おうとこちらに向かってくる生徒を「邪魔!」と蹴飛ばし、進む。
比良坂に対しての罪悪感がなかったわけではない。でもそんなこと素直に言えるはずがなかった。だからいじめてきた。
それを伝えなければいけない。伝えることができなかったから、彼は悪魔のような姿になってしまった。
アタイのせいだ。アタイがいけなかった。きっとあれは俗にいう【暴走】状態だろう。
アタイのせいで…早く見つけないと。
「おいおい、あんなバケモノみたいなのもいんのかよ…」
「どうしたん?竹山ぁ、顔真っ青じゃんマジウケんだけど」
「それがよぉ、赤黒いイタチみたいなのが突っ走っていったんだよ。マジビビったわぁ〜、顔怖かったし。」
「赤黒いイタチ!?いまアタイそいつのこと追ってんだ。どこに行ったか教えろ!」
「急に怒鳴るなって。倉庫方面だよ、旧校舎の近くの」
「わかった、あんがと」
きっと比良坂だ…急がないと!
【倉庫に向かう】
足音が聞こえる。
誰だろう、また敵かな?冥瞳か?もしくは剣先輩かな、神谷君だといいな…そう思いながら、視認できる距離に来るまで耳を澄ませる。
「戦挙管理委員、監視係の沼野です。あなたの能力が暴走しているようなので、抑えに来ました。おとなしくこちらを飲んでください。」
「グルゥ…?」
僕はそれを飲もうと体を動かそうとした。でもやっぱり僕の力じゃピクリともしなかった。でも、体は勝手に動き始める。
小さな緑の粒だ。小さく「SF-63」と書いてある。この錠剤は【能力】を鎮静させる薬だ。おまけに投与されたら1時間は強制的に眠ってしまう効果までついてる。
保険の授業で習った。本能の僕もそれを理解して、その薬を握りつぶした。『睡眠は危険』と判断したのだろう。
「それが答えですか。それでは特別治療室に強制連行させていただきます。」
滅多に人が入ることはない部屋の名前だ。そこでは【能力】からくる異常を【能力】によって治療する、ということが行われているらしい。
だけど、特別治療室および保健室に入っていいのは3回だけ。1回はいるたび首に下げてる『参加証明書』にスタンプが押され、3個押された者は強制帰宅になる。従わない場合、生徒会からの粛清が待っている。
この僕はまだ保健室には入らないつもりのようだ。だから抗うことにしたらしい。
「グルァァァ!」
一瞬で背後に回る。その間も鎌鼬を数発撃つ。それだけで沼野の右腕に傷を負わせることができた。
しかし、彼女はそれだけでは終わらないようだ。
「【パワード・ファシスト】!!」
「ウグゥッ!?」
動きが止まった。どうしたんだろう?
「コマンド!『特別治療室へ向かう』」
「ググゥゥゥ」
無理やり体が動かされる。でも、本能の僕には効き目が薄かったらしい。
「グゥゥゥルルルル…グルァッ!!」
無理をしながら後ろを向いた。その時、手の形を鎌にしていたようだ。後ろを向く力で手を振ったらしい。
鎌鼬を見てから避けることは不可能に近い。沼野は左わき腹にそれを食らった。
「うっ…!」
強制能力のようなものが解けたのか、体は軽くなった。そして、ここぞといわんばかりに鎌鼬をたたきこむ。
切り刻まれていく沼野。しかし、意図的に外しているのか、体の外側しか傷ついていない。
僕の頬はまたしてもゆるんだ。きっと痛がっているのを楽しんでるんだ。酷い奴だな、僕は…そう思いながらも、止めることはできなかった。
【倉庫で監視役を一方的に攻撃する】
255 :
隼鐘悠綺 ◆WavOJ.wdWQ :2014/02/27(木) 21:07:16.11 0
グラウンドにある物は、意外と材料に適したものが多いらしい
使われないながらひっそりと佇む鉄棒は、そのまま素材になる
野球部の打球を校外に出さないようにと設置されたネットを外せば、支柱も立派な素材だ
サッカーゴールなんかも金属部分が使用できるし、それを置くためのタイヤはポテンシャルの高いゴム弾になる
彼女にとって最高の実験場とは、すなわち屋外だったのではないか
内に籠りがちな彼女にとっての倒錯的な結論に楽しさすら覚えてしまう
「......邪魔。」
時折やってくる能力者は軒並み彼女を甘く見ているようで、口上を述べているうちに伸されてしまう
彼らに妨害された工作品は、軒並み使えない箱状の塊になってしまう。それが厄介でたまらない
だがたまにやってくる者が手にする能力産の武器が至上の素材になるため、それもまたよしとしよう
「〜♪」
何かを反映しているのだろうか、出来上がるのは戦闘用の機器ばかり
それが彼女の潜在意識なのか、それとも彼女を戦わせようとする見えない意思によるものなのか
最初のブースターは形も残っておらず、両足を完全に覆うような機械装甲へとアップグレードし
腰の可動式ホルスターにはハンドガンをはじめ、大小様々な銃器が肩を並べていた
>>251 「ふぁっ!?」
部屋に入った木方が話しかけた瞬間、これまでソファでぐったり横たわっていた忌引がガバッと起き上がった。
しかし、彼女は木方を見ることなく、一目散に部屋のパソコンに駆け寄ってキーボードをカタカタと鳴らし始める。
「やばいやばい、少し気を抜くとこれなんだから」
途端に、モニターに表示される無数の真っ赤なエラー表示がとてつもない速さで打ち消され、
いつの間にかゴボゴボと沸騰するように泡立っていた培養器が静けさを取り戻していく。
稼動安定。それを意味するアルファベットがモニターに表示されると、忌引はほっと安堵の溜息を一つ。
ぬるくなった紅茶の入ったビーカーを手にして、ぐいっとその中身を呷った。
「ぶっ!」
しかし、ふと視界の端に移りこんだ木方の存在が、それを勢い良く吐き出させる。
「……びっくりしたぁ! 一瞬007かと思ったわ」
袖口で口元を拭いながら頓狂なことを抜かす忌引であったが、既にこの時、
彼女は木方の正体に、そしてここに来た目的に察しをつけていた。
「戦挙管理委員」。その文字がプリントされた腕章が、真っ先に目に付いたからだ。
「……戦挙なら参加しないわよ。生徒会長なんざきょーみナッシング。
かといってこの部屋から出るつもりもない。見ての通り、いつ機械にエラーが出るかわからないんで。
あたしの研究が一秒でも滞ったら人類の進歩が100年は遅れちゃうのよ、わかるでしょ?
邪魔しないで」
忌引は、犬を追い払うようにしっしと手を払った。
【戦挙には不参加の意向を伝える】
「何よこれ…」
倉庫のそばまで行くと、あたりには箱の形をした物体が散乱していた。
そして、その真ん中には銃火器を腰にそろえた重装備の女が立っていた。校章からして1年だろう。
「これ、アンタがやったの?ちゃんと片付けろよ〜?アタイしらねーかんね?」
片付けなんかしなくても正直どうでもいい。とりあえず、通るのには少し邪魔だ。
258 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/27(木) 22:47:23.41 0
>>254 >【倉庫で監視役を一方的に攻撃する】
ボゴォ!!倉庫の壁が壊れる。
壁を壊して入って来た神谷は巨大な獣人が女の子を攻撃しているのを見た。
それは明らかに戦闘ではなく強者からの一方的な暴力だった。
怒りに体全身の筋肉が軋む。気が付けば神谷は能力を全開にしてその獣人を殴り飛ばしていた。
闘うことは嫌いではない。ただ一方的な暴力は大嫌いだ。その獣人のしていることは、彼を【キレ】させるのには十分だった。
さらに能力で加速し、追撃を加える。体に懸かる負担は彼の皮膚を切り裂き、骨にヒビを入れる。しかし、頭に血が昇った彼はそんなことは気にしない。獣人を吹っ飛ばすと彼は言った。
「立て!!誰だか知らんが吹っ飛ばす。1分で叩き潰して保健室に送ってやる。さっさとしろ!!」【倒れた獣人の前で仁王立ち。全身からは血が流れている】
(神谷は自分が攻撃した獣人が比良坂だとはまだ気付いていません)
>>254 >壁を壊して入って来た神谷は巨大な獣人が女の子を攻撃しているのを見た。
あれは…神谷君だ、止めに来てくれたのかな…?
>気が付けば神谷は能力を全開にしてその獣人を殴り飛ばしていた。
「ギャイィィン…」
大きく吹っ飛ばされる。後ろの壁にぶつかる。痛い、痛い…
>皮膚を切り裂き、骨にヒビを入れる。
「グギィィィアアァァァァァ!!!!」
言葉にもならない、よくわからない声が出た。神谷君の能力は確か【時間操作】の類だったはず。
それならさすがに勝ち目はないだろ、あきらめておとなしくなるんだ、本能の僕…
>「立て!!誰だか知らんが吹っ飛ばす。1分で叩き潰して保健室に送ってやる。さっさとしろ!!」
なぜか僕はニヤッと笑った。意味が分からない。あばらの骨にひびが入っているのに。
その瞬間だった。僕にもわからないことが起きた。僕は突然沼野のほうへ飛んでゆき、首元をつかんだ。
何をするつもりだろうか。そう思った。次の瞬間、僕は彼女を上下に揺さぶった。彼女のポケットからたくさんの薬が落ちてきた。
印字されている数字の【SF-42a】と【SF-42c】を取出し、一気に飲み込む。
僕の怪我は一瞬で治った。外見だけは。いまだに骨は治っていないし、左肩も痛むけど、皮膚の傷等目立ってる外傷はすべて治った。
どこでその薬が治療薬という知識を得たのだろうか。本能の僕は薬を見分けて飲んだのだ。そして、僕は風の速さで神谷君の背後に回った。
7発ほどの鎌鼬を引き連れて。
【神谷君の右側を鎌鼬を放ちつつ移動】
>>256 ウロウロと迷う事また数分
「ここか…ん?先客か…ってお前は生徒会の…」
一応即座に仕掛けられた場合に備え腰に構えた木刀に手を添える
「忌引美鬼、いるか?聞きたい事があるから来たんだが…」
木方から全く視線をそらさず尋ねる
「ここに暴走した鼬の化け物みたいな能力者、来なかったか?」
261 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/27(木) 23:30:06.40 0
>>259 「あれは...!?比良坂!?」
信じられなかった。誰よりも優しい彼奴があんな事をするなんて。
「彼奴...まさか妹の復讐をするつもりなのか...!?」
彼奴の妹は何人かの不良にいじめられていた。神谷はその不良達を吹っ飛ばし、反省させた。比良坂と仲良くなったのもその時だ。
だが、彼は自分自身で不良達に復讐しようとしている。
「畜生...それじゃあの不良達と同じじゃねぇか...。」
自分の行った【正義】は正しかったのだろうか?神谷は一瞬考える。しかし、彼は、いつでも自分を信じている。
それは今も同じだった。
彼奴を止められるのは俺しかいない。そして、彼奴の妹をいじめていた奴等の腐った根性を叩き直してやれるのも俺しかいない。だから闘う。それが今自分が親友にしてやれる最大の事だ。彼は決意を新たにした。
「待ってろよ...比良坂。」
【倉庫から出て行く】
学園内はとある怪物の話で持ちきりになっているようだ
風に聞くその特徴から推察するに、それは先ほど彼女が戦ったイタチの化け物のようだ
「......ふーん」
能力の暴走などままあること、取り立てて特別なこともない話だ
しかしそれが少し前まで接していたものとなると、少し興味がわいてしまうのは仕方のないことだろう
「気になるね。ちょっとだけ」
歩行には向かないブースターがばらけ、背中のリュック状の機器に格納されていく
金属製のバックパックはかなりの重量を持つ、バランスを崩しながら彼女は歩き始めた
昔から重いものを背負うのは慣れたもの。最も、それが身長が伸び悩む理由の1つなのであるが......
263 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/02/27(木) 23:36:03.58 0
訂正
>>261 >
>>259 >【飛んで来た鎌鼬を加速して回避、しかし二発当たる】
「グッ!!...あの能力は...!?比良坂!?」
>信じられなかった。誰よりも優しい彼奴があんな事をするなんて。
>「彼奴...まさか妹の復讐をするつもりなのか...!?」
>彼奴の妹は何人かの不良にいじめられていた。神谷はその不良達を吹っ飛ばし、反省させた。比良坂と仲良くなったのもその時だ。
>だが、彼は自分自身で不良達に復讐しようとしている。
>「畜生...それじゃあの不良達と同じじゃねぇか...。」
>自分の行った【正義】は正しかったのだろうか?神谷は一瞬考える。しかし、彼は、いつでも自分を信じている。
>それは今も同じだった。
>彼奴を止められるのは俺しかいない。そして、彼奴の妹をいじめていた奴等の腐った根性を叩き直してやれるのも俺しかいない。だから闘う。それが今自分が親友にしてやれる最大の事だ。彼は決意を新たにした。
>「待ってろよ...比良坂。」
>【倉庫から出て行く】
>>260 「まぁーた……」
不意にひょこっとドアから顔を出す剣を見て、忌引は如何にも迷惑そうに呟いた。
>「ここに暴走した鼬の化け物みたいな能力者、来なかったか?」
「化け物は来なかったけど、邪魔者なら来たわよ。──誰かしらねぇ〜」
そして、じとっと湿っぽい視線を剣に送る。
「とっとと出てかないとこの選管の委員さんに昨日のこと言いつけるわよぉ?」
>>263 >「グッ!!...あの能力は...!?比良坂!?」
気づいてくれた。神谷君は僕に気付いてくれた。やっぱり君は真の正義漢だよ。こんな姿でも気づいてくれるなんて。
でも、少し遅いよ…
本能の僕は背後に回って一息ついてから、そのまま倉庫を風のように去って行った。
どうやら休憩できる場所を探しているようで、きょろきょろしている。と、その目に映ったのは旧校舎だ。
中に入るつもりなのだろう。
【旧校舎へ向かう】
「グルル…」
聞き耳を立てる。どうやら上の階から人の声がするらしい。
だが、僕はそこへは行こうとしない。『剣先輩』の声も聞こえるからである。傷を完治させてから戦うつもりなのだろうか。
物理室の真下にある『旧保健室』で応急手当てをする。
ちょっと、物を探す音がうるさすぎるなぁ。ていうか乱暴すぎるでしょ…鍵のかかった引き出しもこじ開けちゃうし。
無理やり開けた戸棚から見つけたのは『IH-09b』と書かれた薬。今は材料の値段が高騰してなかなか作れないらしい。
効果は確か、【1日以内に負ったすべての傷を即時回復】っていう【能力】を錠剤にしたって書いてあったから、【即時回復】のはず。
ちゃんと頭で理解してこの薬を探し当てたんだね、本能の僕は。なんでそういうところは頭回るんだろ…
>「とっとと出てかないとこの選管の委員さんに昨日のこと言いつけるわよぉ?」
上では喧嘩が起きてるのかな…?
【物理室の真下で大きな物音を立て、回復用の薬を飲む】
>>262 >「気になるね。ちょっとだけ」
「ちょっとアンタ、アタイの話聞いてんの?」
こうなったら、【能力】使うしかないかぁ。
『箱みたいなヤツを今すぐにすべてどかせ』
はぁ、こんなことのために能力使いたくないんだけどなぁ、ったく…
>>267 突然聞こえた声に辺りを見回し、次に箱状の物体を見る
彼女の工作が失敗すると出来るらしい、なんの材料にもならない立方体だ
前述の通り使えない、重い。正直あまり気は進まない
「......出来れば、拒否。どかす?何処に?」
その性質上、念じるだけでは消えないのだ。億劫だと思いながら声に出して聞き返す
すぐ近くまで移動させればいいなら。あるいは新型兵器の性能評価のためにちょっとくらいは遠出しても。そう思っていた
>>268 >「......出来れば、拒否。どかす?何処に?」
効いてない…?ああ、気が散ってるのか――
アタイの能力、【暗黒酷命】の効果は『相手が嫌がることを強制的に実行させる能力」だけど、集中してないとまともに作用しない。
でも、彼女は言った。「出来れば、拒否」と。つまり、強制力はそれなりにあるってこと。
だったらもう一度、今度は集中して言うんだ……!
『今すぐ、その箱を通行の邪魔にならない場所に全てどかせ!』
【能力を使い、強制的に箱をどかさせる】
>>269 「通行の、邪魔...... 命令口調、気に入らない」
能力の効き具合は悠綺の気分によるところも有ったのかもしれない
つまり箱をどかすという行為、実はそれほど嫌ではなかった所もあるのだ
彼女が最後に作ったのは、移動用のブースターである。その性能評価に役立てようかという側面もあったためだ
だが押さえ付けられることが嫌いな悠綺は、その口調に不快感を覚える
そんな感情が逆に星羅の思惑通り、箱の移動をさせる一因となった
(...? 気に食わないのに、何で?)
そんな疑問をよそに、新型ブースターはその性能を遺憾なく発揮し
瞬く間にとはいかないまでも、比較的早期に箱状の物体を移動させた
>>270 >そんな感情が逆に星羅の思惑通り、箱の移動をさせる一因となった
「やりぃ!サンキューな〜」
今度こそアタイの【暗黒酷命】はうまく効いたらしい。さっすがアタイ。
にしてもあいつの動き、結構速いな…。あいつが履いてる鉄の靴みたいなやつ、火みたいなの噴いてる…
もしかして、映画とかアニメとかに出てくるブースターって奴?あいつはまさか、それを【能力】で作ることができんのかな…?
てことは、あのいかつい装備も納得がいく。こりゃ相手にするのはつらそうだ。
「んじゃ、アタイは探してる人がいるから。あ、そうそう、アンタ、赤黒い獣人見なかった?倉庫の方に行ったみたいだけど」
一応聞いておこう、聞くことに損はないから。
>>271 「むぅ...... ま、いいか」
嫌々ながらの撤去作業だが、テストも出来て感謝もされた。取り敢えずは言うことはない
脚だけではちょっとバランスが悪かったから、バックパックにもスラスターを付けよう。そう決めながら
探し人だという獣人は、きっとさっき戦ったヤツなのだろう。それを彼女に伝えよう
「あかぐろ.....イタチ? さっき倉庫で襲いかかってきたの。.........逃げたけど」
再びブースターをバックパックに格納する。肩にかかるベルトをよいしょと背負い直した
鞄の中にレンチをしまいながら、逆に質問してみることにした
探してる人ってさ......... こいびと?」
>>271 >「あかぐろ.....イタチ? さっき倉庫で襲いかかってきたの。.........逃げたけど」
「倉庫、か…やっぱりね…。え、逃げたって!?くそっ、どこに行ったのよアイツ…!ったくめんどくさい奴だわ…」
どうやらもう倉庫にはいないらしい。行くあてもないので、適当に探すしかないようだ。
>「探してる人ってさ......... こいびと?」
「…ハァ!?そそそ、そんなわけないでしょーが!!あああいつのどおこここが…ったく、おお驚かせるんじゃなないわよ!」
思わず動揺してしまった。他人から見たらそういう風に見えるのだろうか。別に、あいつがよけりゃアタイも――
って、そんなこと考えてる場合じゃない。早く比良坂を探さないと。アイツ一体どこ行ったのよ…
「アタイはアイツに言わなきゃなんないことがあるから探してるだけ。それはとても大事なことで、今すぐ伝えなきゃいけない事なの。
だから好きとかそんなんじゃないんだからねっ!」
捨て台詞を吐いて、走ってく。顔が熱い。まったく、今日はホンットついてない日ね…
>>273 「あ、逃げたっていうのは、私が。ね」
普段喋りなれていないせいか、少し言葉足らずだったようだ
最も、最後に見てから割と時間はたっているため別のところを探したほうが言いかもしれないとは思うが
思ったことをすぐに伝えようとは、彼女はあまり思わなかった
「......動揺、動揺。...まあいいよ」
恋人というワードに過剰に反応する星羅を見て、しめたとばかりににやついた
端から見れば真っ赤な顔だが生憎本人には見えないだろう。あまり色々言うのは止めておこう
走っていく星羅の背中に向けて、小さくひらひらと手を振った
「......ばいばい」
「グルルゥ…」
傷の手当ても終わった。さて、上には少なくとも3人の人間がいることは分かった。
話し声が聞こえたけど、3人の中に戦管の連中がいるのかどうかまでは聞き取れなかった。
だが、少なくとも敵であることは確かなのだろう…そう判断した本能の僕は、物理室の下にあるこの部屋から、
天井へ向けて鎌鼬を3発撃った。
しかし、どうやら何にもぶつからなかったらしく、ただ天井を突き抜けていくだけだった…
【下から物理室の何もない床へ攻撃】
能力やるよ
つ【顔芸】
ドヤ顔、泣き顔、怒った顔などの顔をするときネットでネタになるような顔に
見えるようになる。ただそれだけ
>>264 >「化け物は来なかったけど、邪魔者なら来たわよ。──誰かしらねぇ〜」
「……悪かったな、心配して損したわ」
美鬼は無事なようだ、詠未も来ていない
>「とっとと出てかないとこの選管の委員さんに昨日のこと言いつけるわよぉ?」
逆に疾風が危険な状況なようだ
「おいおい…ひでぇな…ったく…」
>>255-256>>275 「……?なんだ…下が騒がしいな…」
突然床下からガタガタと音が聞こえてくる。何かいるのだろうか
「確か下は…『旧保健室』か?『旧保健室』の薬品の使用は許可されているのか?」
と木方に問う
回復薬等を使えばスタンプを増やさずに治療出来てしまう
しかもなかなか人が来ないから貴重な薬品も保管しているはずだ
「……嫌な予感がするな、少しここに近付くなよ…」
疾風が移動し、今までいた場所に何も無いスペースが生まれる
「……下に声が聞こえていたらここに撃つだろう…ほらビンゴだ」
先程まで居た場所を鎌鼬が通過していく
この攻撃には見覚えがある
「……はぁ、よりによって詠未か…このタイミングで来るなんてな…」
探していた相手だが、今出るとなると少々問題が発生する
「……おい戦管、ここの下に暴走者がいる…まぁもう動いてるかも知れんが。とりあえず美鬼を守ってやってくれ…暴走者は俺が止める」
旧物理室前の廊下に出て、どこから仕掛けられても対応出来るように構える
>>277 >旧物理室前の廊下に出て、どこから仕掛けられても対応出来るように構える
廊下の方へ行く足音が聞こえた。旧校舎の床は木製だから、足音がよく聞こえる。
おそらく一人だろう。このあたりにいる人間は敵しかいないという思考を思い出したのか、
急に目が鋭くなった本能の僕は鎌鼬を廊下に向かって乱射した。
無数の斬撃が廊下に傷をつけ、廊下の端から端までの大穴を開けるという結果に至った。
これはまずいと判断したのか、散乱している薬を奪って本能の僕は旧保健室から離れようと廊下に出た。
【人が落ちれる程の穴をあけ、逃走しようとしている】
>>278に語弊がありそうなので追記
人が落ちれる程の穴をあけ、そこから逃走しようとしているのではなく
あけてしまったがゆえに逃走しようとしています
>>279 名前ミスった最悪 見なかったことにしてください
>>278 「……ここは動いた音がよく聞こえるな…下にも筒抜けか」
ギシギシと音の出る廊下を少し歩いたところで、音の出ないように摺り足で後退する
すると…
「……やり過ぎだ…完全に暴走してるな」
また剣が居た場所を鎌鼬が通過していく
今回は大穴を開けるオマケ付きだ
「……罠…じゃないんだろうな」
その穴に躊躇せずに飛び込む
着地してからまた神経を研ぎ澄まし、気配を探る
世間一般では女性の方が耐G能力が高いと言われているが、果たしてどうだろうか
現在の人類の耐G能力の平均値がたまたま女性に片寄っているだけかもしれない
詰まるところ個人差でしか無いのだ。酔う人は酔うし逆もまた然り
「きゅ〜......」
大粒の汗をかいて木陰に寝そべる悠綺の姿がそこにはあった
肩部スラスターを増設したのを良いことにグラウンドを飛び回っていると気分が悪くなったのだ
紛うことなき加速度病である。噴射機構の全力機動には体がとても付いていかない
くらくらする頭を押さえ、ゆっくりと深呼吸をしていった
>>256 >>264 忌引美鬼
>「……びっくりしたぁ! 一瞬007かと思ったわ」
……じゃあ貴女はボンドガールのつもりなのかしら
つい憎まれ口を叩いてしまいそうになる。
だってそれは仕方がないことなのだ。
目の前の女は、すらりとした長身に、出るところは出て引っ込むところは引っ込んでいる抜群のスタイル。
おまけに鼻梁は涼しげに整い、丈を詰めたミニスカートからは眩いばかりの白く長い脚がのぞいている。
「らしい」といったらこれほど「らしい」女性も珍しい。
……イラつく。
> とっとと出てかないとこの選管の委員さんに昨日のこと言いつけるわよぉ?
「剣クンがどうかしましたか?
セクハラ、悪戯、付き纏いなどについては生徒会でも職員でも専門の委員がいますので気軽に相談してください」
女性の相談に対しては基本的に女性のスタッフが応対する。
「ちなみに男性の相談ダイヤルもあります」
一応、剣クンにも案内しておいた。
……忌引は美人だが、そういった行為に付け込まれそうな隙があまりないように見える。
どちらかというと剣疾風が忌引にからかわれている、という方が説得力がありそうだ。
女慣れしてなさそうな剣。
男慣れしてそうな忌引。
クッ……イラつく。
> 「……戦挙なら参加しないわよ。生徒会長なんざきょーみナッシング。
> かといってこの部屋から出るつもりもない。
「不参加の場合、校内にいては危険です。
ほぼ校内全域が戦挙会場になりますので教室内に居れば安全、とは言い切れません」
実際、昨年の生徒会長戦では、能力の強力な一撃によって校舎の一部が損壊している。
「さぁ早くこちらへ」
木方は留まる忌引を引っ張り出すように右手を差し出した。
基本的に戦管には非戦闘員を守る義務はないが、もし噂通り忌引が学校のVIPだとしたら、貸しを作っておくのも悪くない。
【忌引への行動:物理室を脱出するよう勧める】
>>281-282 >その穴に躊躇せずに飛び込む
「!」
後ろでなった音に気付き、急いで交戦しようと後ろを向こうとした本能の僕は、何かに気付いたかのように前を向いて走って行った。
その目指す先には、小さな木がある。そしてその陰には、先ほど倉庫で戦った女の人だ。
「ウグルルルルゥァッ!!!」
完全に理性を失ったかのような声で吠えながら、僕の体は風となって木を揺らした。
そして、その木は真ん中からヘシ折れ、少女のいる側の反対側へ向かって折れてしまった。
そのまま少女の右側までターンして再び少女のほうへ走る、風となって。
その手は少女を狙って鎌鼬を4~5発放っていた。
【旧校舎から離脱した後隼鐘を発見、攻撃】
>>260 剣疾風
> ここか…ん?先客か…ってお前は生徒会の…
剣疾風。
手に木刀を携えているところを見ると、この催しに参加中ということだろう。
「……剣クン。
昨日はすいません、私の誤解でした。
事情は田中先生から聞いていますので、昨日の居残りは規則上問題ありません。」
木方は特に感情のこもらない声で謝罪を述べた。いわゆる棒読みである。
最後に、「補習も授業の一環ですからね」は心持ち声大きめで発言してやった。
「それに定規もダメにしてしまいましたね。代わりのものを用意したのですが……
今は不要でしょうから、生徒会長戦明けにでも」
木方は自前の鞄をちらっと見た。
昨日の戦闘で失われた文房具の弁償にと、製図用のチタン製直定規を買ったのだが、さすがに今渡してはその辺に放っておかれそうだ。
ちなみに授業で使うA4タイプのノートに対して、この定規は大きすぎて重すぎる。
嫌がらせであった。
> 確か下は…『旧保健室』か?『旧保健室』の薬品の使用は許可されているのか?
「旧保健室に薬品があった、ということは、それを使ってもよい、ということです」
木方は答えた。
実際に使用が禁忌とされている物品は、すでに撤収されているはずである。
「使えるものはなんでも使ってよいということです」
こと異能戦闘に置いて、能力の相性は重要だ。
その優劣を覆すためには校内の備品を有効に活用しなくてはならない。
> ……おい戦管、ここの下に暴走者がいる…まぁもう動いてるかも知れんが。とりあえず美鬼を守ってやってくれ…暴走者は俺が止める
「……」
木方はポケットからスマホを取り出してアプリを立ち上げた。
戦挙管理委員会の周知はトゥイッターの鍵付きアカウントで常時呟かれているのだ。
「配布されたアカウントのログインパスを忘れましたね……」
普段ボッチの木方は、ソーシャルアプリへの理解度は低い。
「剣クン。貴方の言うこと全てを請け負うことはできませんが、下のアレが本当に鎮圧対象なら力添えできるかもしれません」
ま、業腹ですがね。木方は心の中でそっと呟いた。
【剣への行動:比良坂の情報をまとめて、加勢するかどうかを決める】
>>275 比良坂詠未
> 【下から物理室の何もない床へ攻撃】
忌引、剣、木方の三人で善後策を協議していると、階下から床を突き抜けて教室の天井に何かが着弾した。
それは物理室の屋根板を破壊し、木端と細かい埃をあたりにまき散らした。
「階下から攻撃されるとは思いませんでしたが、これは……精密射撃って感じではなさそうですね」
狙い打ったにしては着弾地点がバラバラだし、実際、衝撃波に当たったり、当たりそうになった者はいない。
木方はそうそうに自分のバッグと各教室の鍵が入ったキーボックスを回収し、物理室入口付近に走った。
「戦管は候補者同士の戦闘に関与しないのが基本なので」
【比良坂への行動:基本的に傍観するが、攻撃を受ければ反撃する。また、忌引への攻撃に対しても反撃する】
>急に目が鋭くなった本能の僕は鎌鼬を廊下に向かって乱射した。
>何かに気付いたかのように前を向いて走って行った。
旧校舎のそばを通った時だった。突然旧校舎の中で轟音が響いたと思ったら、『何か』が旧校舎から飛び出していった。
「何よあれ!?風…?」
とりあえず、旧校舎の中に入ってみることにした。
旧校舎と言えど、完全に使われていないわけではなく『戦挙用のオブジェクト』として何度か補修されている。当然おろそかではない。
しかし…これはどういうことなんだろう。天井が崩落してきたように見える。おかしい。
毎年修繕されているはずの旧校舎で、それによりにもよって一番つかわれる『床』が、崩落しているのだ。
>その穴に躊躇せずに飛び込む
呆然と立ち尽くしていると、上から剣が下りてきた。
「剣じゃない!ちょっとこれは何?説明しなさいよ」
剣に近寄ると、穴の上から視線を感じた。上を覗くと、そこには木方と忌引がいた。
「げ、木方じゃない…」
一度彼女に粛清されかけた記憶があるアタイにとっては、まさにサイアクな瞬間だった。よりにもよってあの木方がなんでここに…
そうか、忌引が引きこもってるから引っ張り出しに来たのね…?と、勝手に納得した。
「あんたらどうしてここにいんのよ?あ、そーだ!さっきここから飛び出していった風みたいなのはなん」
そこまで言ったところで、突然木が倒れる音がした。
慌てて後ろを振り向くと、木が1本『伐採』されていた。そしてそのそばにはさっきの女と、赤黒い化け物…比良坂だ。
「見つけた…ッ!」
急いで走りながら向かう。そして、叫ぶ。
『さっきの重装備女!今すぐこっち来い!!集合!!ダッシュ!!!』
288 :
隼鐘悠綺 ◆WavOJ.wdWQ :2014/02/28(金) 22:23:26.89 0
>>284 不味い、誰かに見つかった。
バイザーのセンサーがレッドアラートを発令し、警告音を響かせる
倒れていく木から咄嗟に飛び退くと、一瞬だけ視界の端に見覚えのある影が映る
(アイツ、さっきの......)
バックパックから展開したブースターが脚を覆う、その間にも鎌鼬が迫る
不可視の空気の揺らぎの襲来を察知して横に飛び退くも、生身の左腕が少し巻き込まれた
顔をしかめつつも右手は可動式ホルスターに延び、そこから長銃を取り出すと
切り傷まみれの左手を添えて、立て続けに3発のゴム弾を牽制程度に放つ
学校中に響け発砲音。この異変に誰か気がついてくれ。
玉のような汗を流しながら、痛みと気分の悪さを必死で押さえつける
>>283>>285(飛び込む前)
>「……剣クン。
>昨日はすいません、私の誤解でした。
>事情は田中先生から聞いていますので、昨日の居残りは規則上問題ありません。」
「え…お、おう。ならいいんだ…」
実際はその居残りから逃げたところを発見されたのだが
>「それに定規もダメにしてしまいましたね。代わりのものを用意したのですが……
>今は不要でしょうから、生徒会長戦明けにでも」
「……どんな奴?」
まさか定規をわざわざ弁償してくれるとは思わなかった
しかもその定規がチタン製の製図用定規。デカイ硬い重い。嫌がらせだ。
でも、今の状況なら…
「……正直弁償とか必要無いんだが…その定規は使えそうだ。ありがたく貰っておくよ、ありがとう」
定規をズボンの背中側に挟む
>「剣クン。貴方の言うこと全てを請け負うことはできませんが、下のアレが本当に鎮圧対象なら力添えできるかもしれません」
「……んじゃ、俺は行くかな…」
(
>>281に続く)
>>282>>284 「……そっちか…しかも高速移動してる…!」
詠未の気配を察知し、感じた方向に走る。
誰かが傷付くのはあまり見たくない。まして自分の意志ではなく傷付ける詠未も見たくない。
「……こんなこと思うから主人公っぽくなるのかね…ったく…!」
全力で駆け抜けると詠未はすぐに見付かった、攻撃体勢の詠未が
対象は…女子か、しかも動けないようだ
「くそ…間に合え…!!」
鎌鼬が女子に着弾する寸前…
「動くな!動くと当たるぞ!!」
その女子と詠未の間に入り、木刀と定規を剣化させ急所を守るべく構える
急所以外の場所なら体で受け止めるつもりだ
/リロードミスで状況がぐちゃぐちゃに...
僕はずっと疑問に思っていた。さっきから今僕の体を動かしている意志を『本能』と仮称してはいるものの、これは本当に『僕』なのだろうか?
何にも躊躇せず、ただ戦いだけをひたすらに求めさまよい、そして僕が持ち合わせていないはずの知識を持っている。もし仮にこれが僕ではないとしたら…
薬などの知識を持ち合わせている、なおかつ戦いを好む生徒の【能力】を受けているのかもしれない。
でも、この姿でこれははたから見れば誰もが【暴走状態】だと思うだろう…何とかして体の制御権を奪いたい。
何かないか、何か体を動かす方法は…
そうだ、こいつは攻撃を食らった時に「ギャイン」と鳴いた。つまり、『痛みを感じる』ということだ。
激痛によってこいつの意識を僕から剥離することが可能かもしれない。わずかな望みだ。
僕は痛みによって我を取り戻すという、古典的かつ確実な方法に打って出た――
そう思った直後だった。僕の体に1発のゴム弾が当たったのは。
ゴム弾が命中した個所はまたしても左肩。そしてそれは治ったように見えていた傷に直撃した。
「ウグゥァァァアアアアアアアアアアア!!!」
右側にターンしたつもりが、そのまま右側に勢いよく投げ出されてしまったようだ。
後ろの壁にもぶつかる。2種類の激痛が僕と『コイツ』を襲う。
耐えろ、耐えろ…今まで受けてきた苦しみはこんなものじゃなかったはずだ。今までの苦痛に比べたらこれくらい…!
【いかん、ぐっちゃぐちゃになってるな】
スーパー整理タイム!
比良坂が穴をあけたところから始めます
比良坂:薬を奪う→廊下に穴をあける→剣クン降りてくる→それに気づき目標変更→襲い掛かる
冥瞳:穴が開いた音に気付く→旧校舎に向かい剣たちに会う→剣夢中で気づかない→木方も見かけ「げっ」
→隼鐘サンに能力行使、しかし焦りすぎで届かず
剣:木方に弁償定規もらう→廊下に穴が開く→この下か…→躊躇なく降りる→気配察知→隼鐘サンとの間に入る
木方:弁償定規を渡そうかな→今はいいか→しかし剣クン受け取る→戦闘にゃかかわらんと言う
一回きりま
隼鐘:グラウンドではしゃぎすぎちった;→木陰で休む→ヤツが来る→比良坂撃つ→銃撃つ→比良坂食らう
→剣クンが間に入る
神谷:倉庫から出る
ほい、ざっとこんな感じのはずです。一部改編しましたがそこはご愛嬌ってやつで。
295 :
名無しになりきれ:2014/02/28(金) 22:46:22.66 0
比良坂側に追記
襲い掛かる→ゴム弾被弾→そのまま右へ投げ出される
銃声を聞き付ける前に状況に気づいた人影が近づいてくる
一人はさっき会った女子生徒。目の前のコイツを探していた人だ。
そしてもう一人は、見覚えのない...... 先輩だろうか?
「...了解。」
星羅の声を聞き付けて、銃を持ったままそれなりの速度でイタチの横をすり抜ける
集音性の高いマイクも有れば便利かな... そんなことを考えながら
当たった銃弾はたまたま前回の傷を抉ったようだ。運がいいな、と思いながら
強くのし掛かるGに歯を食い縛り、星羅の元まで一直線に加速する
あの先輩は...... 大丈夫、だと思う。少なくとも今の私が戦うより遥かにマシだろう。
「...到着、ありがとう。」
空中で体を反転させて星羅と肩を並べる。ブースターの火が消えて、重厚な鉄塊を地面に下ろす
/ロール順決めます?混乱は減りますよ
>>297 >/ロール順決めます?混乱は減りますよ
それもそうですね、その方が未来人状態になったり置き去りにならなかったりしてすむかもしれないですね。
ですが、順番はどうしましょうか?
【ロール順はお任せしますんよぉう】
【という訳で一旦行動停止で順番待ちま】
神谷サンがいれば神谷サンを優先するべきなのですが…
忌引さんか神谷さん、もしくは木方さんの誰かひとりを優先すべきだと思います
忌引さんは穴が開いてからの行動がなかったような…?
// 私は早くて一日1レスが限界なので、自分自身の生死などにかかわる決断以外で早く進んでしまった場合は、他の人に従属する(もしくは無視される)、で構いません
// バトルの裏方まわろうかと考えたのもそういう理由なので、私のレスに関してはあまり考慮にいれずに進んじゃってください
複数人がかち合ったときに随時決めていきましょう
そこに入るときは○○さんの次ロールしますと宣言してからとかで
303 :
名無しになりきれ:2014/03/01(土) 00:28:26.33 0
また名前ミスってんだけど泣ける
どんまい魔剣さん
>>283 「んも〜〜うるさいわねぇ〜〜」
立て続けに入ってきた木方、剣、そして階下からの轟音。
これでもかと睡眠を妨害されたことで、流石の忌引も語気を強める。
>「さぁ早くこちらへ」
「なぁーにがこちらへよ、あたしはここから出ないっちゅーのに」
パン。
しれっと室外へ誘導しようとする木方の手を払いのけ、忌引は気だるそうに髪をかきあげて言った。
「ここから出て行くのはあんたよ。あたしゃこれでも自分の身は自分で守れるくらいの力はあるの。
そんじゃそこらの可愛いだけが取り柄の女と一緒にしてもらっちゃ困るわ。
さぁ、わかったら出てった出てった。しつこい女は嫌われるわよ〜? 特にあなたみたいに権力志向の強い女はね」
【これは誰が動けばいいんだろうか…俺?】
さあ、ロールしよう!
>>297 (あの女子は退けたな…さっきの声は星羅か…知り合いが保護してくれたから安心だな)
あの女子(隼鐘)のゴム弾のおかげで詠未は体勢を崩し、右側に投げ出された
おかげでこちらも準備をする事が出来る
定規をさっきと同じ場所に戻し、木刀を水平より少し下…所謂『下段の構え』や『地の構え』と呼ばれる剣道の基本的な構えで息を整える
「……さぁ、ここなら丁度いい。今回はちゃんと相手になるよ」
そこから木刀を上げ、右足を前に出す『八相の構え』や、木刀を真っ直ぐ構えた『正眼の構え』等、色々な構えを相手に見せ、どの構えがメインかを相手に知らせない
そのまま相手の動きを観察しながらランダムに構えを変え続ける。
>>306 忌引美鬼
> なぁーにがこちらへよ、あたしはここから出ないっちゅーのに
非立候補者を会場から離脱させる、というのも戦管の仕事である。しかし。
木方衝子は、ただでさえ鋭い目つきをさらに細めた。
(異能者を強制的に撤収させるのは手間だな……)
戦管権限による強制執行も不可能ではないが、今は間が悪い。
近くで大規模な戦闘が起こっており、いつ邪魔が入るかわからないからだ。
それに見たところ、忌引は物理室の環境を保全するためにこの場所を離れないのであり、戦挙の妨害は考えていない。
木方は彼女を退ける優先度はそれほど高くないと判断した。
「そうですか……では戦挙活動に巻き込まれないように気をつけて。
それから、非立候補者にも正当防衛の権利は与えられていますが、候補者への積極的な攻撃は控えるように。戦挙妨害となりますので」
> さぁ、わかったら出てった出てった。しつこい女は嫌われるわよ〜? 特にあなたみたいに権力志向の強い女はね
「うふふ……忌引さんはなんでもお見通しですね」
木方は口の端を上げてニヤリと笑った。こういったストレートな物言いは嫌いではない。
「ただその助言は一年前に聞きたかったな。今じゃスッポン女を地でいってるから評判は散々なの」
木方は校則違反常習者の追跡(トラッキング)を常としている。胸の内に潜む仄暗い情熱が、むらむらと木方を駆り立てるのだ。
無論、目前に立っている白衣の彼女もまた、木方の密かな標的であることに変わりはない。
物理室から引く決断をした木方は、スマホを見ながら他の戦管の書き込みを流し読みした。
ようやくパスワードを思い出したのである。(生徒番号をある数式に当てはめたもの)
どうやら、今しがた階下から攻撃してきた者は1年の比良坂詠未という生徒であり、自我を失って危険な状態だという。
忌引にもその旨を伝える。
「ん……?」
この情報を流したのは、同じ戦管の沼野という生徒だ。
しかし先程の様子をみるに、比良坂への対応が完了しているとは思えない。
GPSロケートによると、沼野は近くの倉庫に留まっている。何度か更新をかけるが、その後の情報の追記もない。
何かあったのだろうか。
「私は同僚の応援にいきますので、これで失礼します。
……まぁ私一人が消えたところで、暫くは騒がしいでしょうけれど」
旧校舎付近では未だ戦闘音がひっきりなしだ。
加えて、大型機械の駆動音のようなものまで聞こえ出している。
木方は自分の鞄とキーボックスを携えて、物理室にできた穴から階下にひょいと飛び降りた。
【忌引美鬼 +1pt:【看破】貴方の鋭い洞察力は、いつでも真実を見抜く】
【木方衝子は物理室から移動。沼野(NPC)のいる倉庫へ向かう】
>>309 「ゥゥ…」
コイツは動けない。僕の体で好き勝手してるコイツは今動けない。痛みが応えたようだ。
でも僕は違う。これしきの痛みじゃ止められない…!
探せ、探すんだ。僕を操っている奴を追い出して僕を元に戻す方法を…
そういえば、さっき持っていった薬何があったっけ…?
「ウゥゥ…」
僕の体が勝手に動き、薬を漁る。その中に、『CD-992』の文字を見つける。
この薬は俗にいう『デバフ』に分類されているもの(【能力】由来のもののみ)をすべて治療する高級薬だ。
これを飲めば…!
無理やり腕を動かそうとする。操ってる奴が異変に気付く。それでも僕は動かし、
他の薬ごとそれを飲み込んだ。
「ウグァァァァアアアアア!!!!」
手に生えた毛の色が茶色に戻り、そのまま毛は消えていく。
成功だ、僕は操りから解放されたんだ。
突然、どこからか声が聞こえた。
『お前は俺を拒絶するのか…?』
お前が僕の体を乗っ取ったんだろう?当然の報いだ…
『お前は俺だ。俺はお前の【能力】そのもの、我が名は【鎌股鼬智】であるぞ…?』
「しつこいなぁ…だったらおとなしく僕に従え…ッ!!」
無理やり変身した。もう声は聞こえなかった。体は自由に動く。すべて元に戻ったんだ…
【旧校舎付近:倉庫内】
旧校舎付近の倉庫は想像以上に荒らされていた。まるで小さな嵐が暴れたかのように備品は切り裂かれて、あちこちに散らばっている。
「……壁面に穴が開いてる時点でお察しか」
そうなると、連絡を絶っている沼野の身が心配だ。移動の際の電話にも応じていない。
案の条、比良坂暴走の件を発信した沼野は、ごちゃごちゃになった倉庫の奥に倒れていた。仰向けになって目を瞑り、苦しそうに胸を上下に動かしている。
「沼野さん」
ブレザーを切り裂かれて上半身はかなり露出している。上腕に出血の痕があるが、幸いなことに、表皮を薄く斬られている程度で、深い傷はないようだ。
木方は自らの能力【弾穿山甲】で召喚した無数の泡で、彼女の傷口を覆った。この泡は人の体によくひっつく性質があるため、とりあえずの止血にも使える。
「木方先輩……比良坂詠未が」
戦管の沼野は目を覚ました。木方に気づいて口を開く。
「知ってる。比良坂はもうここにはいないわ……それより沼野さん、大丈夫?」
「すいません……私……鎮静剤、飲ませようとして……」
確か沼野は監視係(ウォッチャー)として登録されていたはずだが。
「監視役は遠くから監視するのが仕事なの。実働は手練れの鎮圧屋に連絡する手はずでしょう」
「連絡とれなくて……だから私がやらなくちゃとおもって……」
連絡が取れない……?だとしたら何のためにスマートフォンが配布されたのか。
木方はスマホを開いて「鎮圧部隊」として登録されている生徒達の状況を確認した。
状態は全員「FREE(手すき)」とある。だが、GPSの現在位置は「不明」となっている。
不信に思った木方は、部隊員1名の詳細情報を開き、現在位置の履歴を見る。
/////////////////////////////////
戦挙管理委員会 鎮圧部隊
3年D組 宵闇名月(よいやみめいげつ)
【状態】 FREE
【現在位置】 不明
【GPS通信履歴】
時刻 : 現在位置
0700 : 不明(通信不可)
0730 : 不明(通信不可)
0800 : 不明(通信不可)
・
・
/////////////////////////////////
「GPSの位置取得に失敗している」
(
>>312の続き)
他の鎮圧部隊員の情報も確認したが、やはり例外なく、所在がつかめない。
「宵闇、天照、黄昏、黎明……ダメだ。アイツら、こんな時位にしか役に立たないのに」
鎮圧部隊(ライオットガン)は、戦闘向きの能力者を選抜して作った特殊班だ。ベテランの3年生を中心に組織されていて練度は高い。
そんな、いざというときの「彼ら」だけに位置情報の履歴がない。その他の"一般的な"戦管委員のデータには問題ないのに。
木方は考えた。
・彼らのアプリやスマホに異常があるのか?
しかし、戦挙管理委員は早朝に集まって事前の打ち合わせをしている。スマホを配布されたのも今朝。だから、打ち合わせのときにそれを指摘しなかったのは変だ。
・既に比良坂のような「危険な異能」にやられたのか?
しかし通信履歴を見ると、戦闘前から記録がないのもおかしい。
・では委員の仕事を放棄したのか?
なぜ?理由がわからない。鎮圧屋がそろってサボタージュする理由が。
・鎮圧部隊のスマホにだけ細工されたのか?
会長戦に際して鎮圧屋が狙い撃ちにされたのか?誰によって?
木方は様々な可能性について思考を巡らせたが、何にせよ、沼野をこのままにしてはおけない。
自分のブレザーを沼野に羽織らせると、木方は傷ついた彼女を保健室に連れていくことにした。
【木方衝子:沼野(NPC)を連れて保健室へ移動。目的は沼野の治療と戦管の情報収集】
/戦管めっちゃカッコいいな
次誰が動く…?
/ここから剣先輩vs詠未と悠綺×星羅先輩だと思ってたら戦闘終わったからな〜
なんかこう闇っぽい能力下さい
鎌股鼬智を強化発展させて闇っぽくした奴…
強いけど、その分デメリットもちょっと強めでオナシャス
>>317 【鎌獄鼠嵐】
身体の至るところから鎌や穂先を初めとした黒い刃を生やす事ができる能力
この刃には例外なく赤い紋様が刻まれており、他人の血を吸う毎に強化されて行く
この刃を振るえば黒い風が巻き起こり、それに乗って移動力を高めることも可能
更に獣人形態や獣形態に変身する事ができる
元はヤマアラシとイタチを混ぜたような怪物である
一部変身も可能で、変化した部位は獣のごとき身体能力を得る
弱点として、皮膚を突き破って表出する刃は例外なく肌を切り裂くため流血も痛みもあること
そして刃を振るわなければ風も起こせないため、痛みを伴わなければ無能力である
刃によって傷ついた体は刃を仕舞うことによってのみ治るため、常に流血が必要
また力を使うほど理性が少しずつ削られる。その変化は獣の部位を使うと特に顕著である
こんな感じ?
【校舎裏 / 保健室へ至る道】
木方衝子は、満身創痍の沼野のために最短経路で保健室を目指した。
旧校舎裏を通ってまっすぐ行けば、新校舎の非常口に突き当たる。そこまで辿り着けば保健室は近い。
校舎裏の通り道は、薄闇の世界だ。
校舎と体育館に挟まれているため、日中でも薄暗く、ジメジメしている。
見た目も殺風景で、古い焼却炉や芝刈機・清掃道具などを入れる小屋が雑然と配置されているだけ。
雑草の類は用務員の手が入っているのか、適当に刈り込まれているのが多少の救いだった。
「よぅキホー(木方)。やっぱ来たか、待ってたぜ」
木方と沼野が道の半ばに差し掛かったとき、どこからか声がした。
このガラの悪いダミ声には聞き覚えがある。
素早く振り返ると、学ランを激しく着崩したショートリーゼントの人物が立っていた。
猫背で両手をポケットに突っこんでいるが、それはただ「姿勢が悪い」というよりは、ネコ科の動物が獲物を狙っているかのような雰囲気がある。
「宵闇先輩」
その男の名は宵闇名月と言った。戦管の鎮圧部隊所属。
高い報酬(奨学金)と引き換えに、学校の武力として行使される通称「ライオットガン」のひとり。
全体的に細身の体をしているが、はだけたワイシャツの胸元からは鍛え上げられ、それでいてしなやかな胸筋が覗く。
宵闇は部隊きっての武闘派である。
「私を待っていた、というのは?」
「オメーよ、負傷した戦管がいるから保健室行くって、本部に報告してたじゃねぇか。
だからよ、ここを通ると思って張ってたんだがよ」
そしたらビンゴ、大当たりだ、などと言いながら宵闇はへへへとかアヒャヒャとか笑って少しはしゃいだ。
一方木方の疑念は深まった。鎮圧屋がこんなところに居てもまるで用はない。
負傷した戦管の回収というのならまだ話はわかるが、沼野には自分がついている……そもそも、応援など頼んでいない。
「どういうことですか」
木方は質問した。他にも聞きたいことはいろいろとある。
(
>>320の続き)
「どういうことですかねぇ」
宵闇には意地悪そうに口を歪める。
「クソ真面目で高2になっても処〇のキホーさんにわかんねぇことなんかあんの?」
ケタケタと笑う。
「わかりません」
アッソ。じゃあヒントな。宵闇は酷薄な笑みを浮かべながら続ける。
「ヒントその1」
宵闇はバラバラと自分の足元に何かを落とした。
それは幾つかの腕章だった。なにか泥のようなもので汚れているが、かすかに"戦挙管理委員"の文字が見える。
――戦管の腕章だ。
木方も沼野も同じ物を左腕にピン止めしているから、今バラ撒かれたのは別の委員に配布されたものだろう。
「ヒントその2」
宵闇はポケットに突っこんでいた右手を2人の前に差し出した。
血まみれのナックルダスターが鈍く光る。
宵闇名月は手の開閉を繰り返しながらそれをうっとりと眺めている。
「ヒントその3」
宵闇がナックルの嵌った右手の手首を素早く返すと、そこには新たにバタフライナイフが握られている。
制服の袖に隠してあったのか、手練の早業だ。
宵闇は中空で右手をぱっと開いた。刃を下にして落下したナイフは、地面に撒かれた戦管腕章にブスリと突き刺さった。
「オー、これはかなり象徴的ダゾ。ワカルカナー?」
「わかりました」
「頭イイネ」
笑う。もうオオウケ。キホーちゃん澄まし顔で冷や汗たらしてっからね。
(
>>321の続き)
これはつまり、鎮圧部隊は仕事を放棄したばかりか、生徒会の自治運営にも反旗を翻したということである。
今のパフォーマンスはきっと宣戦布告なのだ。
宵闇の所持していた幾つかの腕章はさしづめ、戦管委員を襲った際の戦利品といったところだろう。
「この蜂起には何の意味があるんですかね」
木方は宵闇に対して半身に構える。
状況からみて、鎮圧屋は全て寝返ったと見ていいか。今や木方はそんな風に考えていた。
「他の連中は知らねぇがよ。報酬もらって暴れられんなら何も言うことはねぇ。
金の出所が学校だろうが生徒会だろうが、俺っちにゃー関係ねぇのさ」
生徒会が買収したのか?だとしたら、戦挙管理委員会という組織の中枢がこの件に関わっていることになる。
なぜなら戦管委のほとんどは、元生徒会関連の役員で構成されているからだ。
宵闇はかるくステップを踏み始めた。
(……彼我の距離は約5m)
考えるのは後だ。木方は戦いの算段を始めた。
敵の得物はナックルダスター。つまり懐に飛び込んでの格闘戦になる。
「いいかぁキホー、俺っちの能力は【一影同体】」
ヤツが飛び込んできたところを迎撃して……
バスン!
「!?」
5m前方にいたはずの宵闇の姿は、今や木方衝子の目の前にあった。
間髪いれずに鋭い衝撃が木方の体を貫く。
宵闇の右拳は木方の腹部を抉るように薙いだ。
「どーこ見てんだ糞メガネ!影の中の俺っちは超速えーぞ?」
負傷中の戦管・沼野の絶叫があたりにこだまする。
校舎裏の通り道は、薄闇の世界だ。
一影同体<シャドウ・ウォーカー>には格好の餌場となる。
【木方衝子は宵闇名月と交戦】
以後、【条件1を達成する→貴方に+1pt】
【条件2を達成する→木方1回休み】
(敵役データ)
名前:宵闇 名月(よいやみ めいげつ)
性別:男
年齢:18歳
身長:176cm
体重:56kg
学年/部活等:高校3年生/生徒会戦挙管理委員会 鎮圧部隊所属
容姿:ショートリーゼントと長いモミアゲがトレードマーク。細身だが筋肉質。
ピッタリの黒い学ランを着込み、ワイシャツの胸元を大きく開いている。指輪などシルバーアクセを多数着用。
能力:
>>121【一影同体<シャドウ・ウォーカー>】
影と同化する能力
影と同化する事によって地面でも壁でも自由自在に移動が可能
一部分だけ同化を解除すると、影自身の大きさに肉体が合わせるので
体を巨大化させる事も可能となる
初期装備はナイフ
人物紹介:
高い報酬(奨学金)と引き換えに、学校の武力として行使される通称「鎮圧部隊」のひとり。
札付きのワルであり、悪名には事欠かない。
影を自由に移動する能力【一影同体】を最大限に利用するため、
戦闘の際は影の多い閉所(トンネルや路地裏など)で待ち伏せをすることが多い。
武装はナックルダスターとバタフライナイフ。
攻撃は単純だが影の中を高速で移動し死角から襲ったり、影の展開によっては三次元的な機動も可能なため、
影中では宵闇の動きを捉えることすら難しいとされる。
「迷惑…かけちゃって、すみません」
僕はひとまず謝った。剣先輩と、隼鐘さんに。よくわかんない誰かが僕を操っていたせいで、迷惑をかけてしまった。
でも、もう僕はいつもの僕だ。さあ、今度こそ決着をつけよう――
「剣先輩、今度こそ今朝の決着をつけましょう…!!!【変身】!!」
しかし、僕の体から生えたのは予想と反したものだった。
「ぐあああああっ!!!!」
痛い、痛い、痛い。すごく痛い。体中から血があふれ出る。いったい何が起きたのだろうか…。
手を見た。何ともない。肩を見た。何か、鎌のようなものが生えてきている…。
――皮膚を突き破って。
「能力が…違う!?」
多少能力が変わったらしい…。痛みと流血で意識がもうろうとする。それでも構わない。短期決戦と行こうじゃないか…!
冷静に考えろ。僕の能力はもともと【鎌股鼬智】。そして今の能力はまったく別のもの…ではないと考えるのが自然だ。
なぜかと言えば、簡単だ。体から生えているのが『鎌』だからだ。もともとの能力が『手足を鎌の形にして振ることで風を起こす』能力ならば、
コイツはそれの強化発展型の可能性が高い…。その『鎌』を全身から生やしそこから風を起こすことができる…
という推測だ。
腕からも鎌が生えてきた。そろそろ試してみないと死ぬかもしれない。
「どぅおおおおおおりゃぁぁあああ!!!」
思いっきり腕を振った。そこから発生したのは、黒色の『風』だった。
鎌鼬よりも範囲の広い、けれども鎌鼬のような速度で襲い掛かる殺意の奔流。
【剣先輩に対し進化した能力で風を起こし攻撃】
「……ほう?暴走を自力で止めた…?」
暴走を自力で止める等という話はあまり聞かない、かなりの精神力を使ったはずだ。
>「剣先輩、今度こそ今朝の決着をつけましょう…!!!【変身】!!」
「おいおい…暴走が終わったならお前と戦うつもりはねぇよ…」
……様子がおかしい、先ほどまでの能力とは異なるように見える
それに…
「……おい、大丈夫か?無理せず休んだ方が…」
>「どぅおおおおおおりゃぁぁあああ!!!」
台詞の途中で詠未が動いた、今までと同じような攻撃のようだ。
「ったく…そんなの当たらな…ッ!?」
速度も威力も範囲も桁違いだった。余裕を持って回避したのに全く間に合わない。
「……ッ…あぁぁぁぁ…ッ!!」
少し遅れた右足に直撃し倒れこむ、完全に斬れるまではいかないがかなり深手で、移動が制限される
「くっ…そ…!ここまで強力になるかよ…!!」
疾風最大のアドバンテージであるスピードを失った事により疾風に焦りの色が目立つ。
移動出来ない疾風はただの剣を振るかかし、対する詠未は速度、威力、範囲と三拍子揃った強敵。
誰から見ても勝敗は決まった様に見えるだろう。
しかし、疾風は諦めなかった。
「はっ…!後輩が血を流してまで俺を倒しにきてるってのに…ここで降参するわけにゃいかねぇよなぁ!!」
疾風は一瞬で詠未との距離を詰めた。"千切れかかった右足"で踏み切って。
「……せぇぇぇいっ!!!」
距離を詰めると同時に剣化させた木刀で斬りかかる、本当に、全力で。
血が流れ薄れる意識を繋ぎ止め、烈迫の気合いと共に降り下ろす。
剣道の大会でも見せたことのないような速度で上から下から剣が詠未を斬ろうと襲いかかる。
「...なおった?」
かつて自分に襲いかかった異形はそこにはいなかった
あるのは精悍な青年の姿だけ
何かの写真かで見覚えがあるようなないような。そんな思考に囚われる
ああ、そうだった。彼は確か隣のクラスの写真にいた人間だ。
この一件にカタがつき、体調が戻ったら。名前だけでも聞こうかなと思いを馳せる
しかし。
突如咆哮によって思考が現実に引き戻される
そこにいたのは先ほどまでの面影こそあれ全く違う黒い刃だった
暴風の余波が此方まで飛んできて黒髪を揺らす
異質の生物の登場に悠綺は咄嗟に銃を構える
しかし、その引き金を引くことは出来なかった
未だ後を引く加速度病、流れ弾の危険性。そして何より見知らぬ同級生の意志を踏みにじりたくはなかった
>>325 >「……ッ…あぁぁぁぁ…ッ!!」
思わずニヤリと頬が緩む。だが、それ以上にその姿は残酷であった。
「うっ…!」
吐き気がして、思わず吐瀉してしまった。吐瀉物は赤色だった。
>「はっ…!後輩が血を流してまで俺を倒しにきてるってのに…ここで降参するわけにゃいかねぇよなぁ!!」
「なっ!?」
千切れかかった足で思いっきり踏み切り、そして恐ろしい速度で振りぬかれる木刀。気迫と相まって、思わずひるんでしまった。
「しまっ…グアアアアアアッ!!!!」
思いっきり体で斬撃を受け止めてしまった。ただでさえ血が多く流れているというのに、今ので一気に残りも流血してしまった。
「うっ…」
朦朧とした意識の中で、僕はポケットから薬を漁った。すべて飲み込んだ。その中には『鎮静剤』や『止血剤』、『強制睡眠捕縛剤』なるものも入っていた。
薬の中には治癒系統のものもあったらしく、傷は少しだけふさがった。しかし、もう何も考えることはできなかった。
僕は負けた。そうだ、負けてしまった。彼にはかなわなかったようだ。ああ、僕は死ぬのかな――
いつしか鎌は引っ込んでいた。僕は目を閉じ、横たわった。
そこから先の記憶はほとんど残っていない…
目が覚めたのは保健室だった。
>>322 >>327 >いつしか鎌は引っ込んでいた。僕は目を閉じ、横たわった。
「詠未!!」
アタイはアイツに言わなきゃいけないことがある。でも、あいつはそれを聞くことはなかった。あのままじゃ死んじゃう…
『コマンド!起きろ!起きなさい!起きやがれ!!起きろおおおおお!!!!』
彼は起きなかった。動じなかった。でもその顔に浮かんでいたのはすがすがしい笑顔だった。
「あんた…」
急いで詠未を担ぐ。厳密にはお姫様抱っこだ。そして急いで保健室へ連れて行った。
>負傷中の戦管・沼野の絶叫があたりにこだまする。
「!?」
叫び声が聞こえた。アタイもよく知っている沼野だ。アイツは確か戦管になっていたはず…何かあったのだろうか。
でもひとまずはこいつを運び込むのが先だ、あとで見に行こう。アタイは保健室へ急いだ。
詠未を先生に引渡し、詠未のカードにスタンプが一個押される。
「すぐにこの子を治しますからね。ほら、さっさと行かないとほかの生徒に狙われるわよ?」
「あ、はい。そいつをお願いします」
感情を押し殺した声でそう答えてから、アタイはその場を去った。
向かう先は校舎裏、さっき声が聞こえた場所だ…。
>>310 >「私は同僚の応援にいきますので、これで失礼します。
> ……まぁ私一人が消えたところで、暫くは騒がしいでしょうけれど」
木方が去ったことで、やっと部屋には誰もいなくなる。
「やれやれ」
忌引はひとつ息をつくと、踵を返してパソコンの置かれた椅子にどかりと座り込んだ。
「まったく……話が違うじゃないの」
そして、カタカタ、とピアニストのような細い指で滑らかにキーボードを叩きながら、モニターに向かって口を尖らせた。
「戦管が訊ねて来るなんて聞いてませんわ。話が伝わってないんじゃないですか?」
すると、ブン、と頬杖をついたスーツ姿の中年がモニターに映し出され、ニヤリと口を開いた。
「────忌引君か。寝覚めは最悪、といったところのようだね」
「まぁ、あたしも今日が戦挙の日だと忘れてましたから、油断してた点については反省しますけど。
でも、予めここをバトルフィールドから除外しておく手筈が整っていなかったのはそちらの不手際ですわ」
「うむ。どうやら執行部には伝わっていなかったようだ。だが、彼らを責めないでやってくれたまえ。
なにせ戦挙はこの学園の一大イベント。ましてや今回は、色々と前例が無い特殊な催しが仕込まれているからね。
色々と苦労があったことは察してやってくれたまえ」
「それだけでこちらに危険が及ぶ事態を享受しろと?」
「無論、それなりの見返りは用意させて貰うよ。次回の特別予算の大幅な増額……これで手を打ってはくれないか?」
「あたし、結構敵が多いみたいなんですよ。つい先日も欲情した男子生徒に襲われそうになって……
かろうじて事なきは得ましたけど、お嫁に行けないカラダにされたらどうしようって不安で不安で」
猫なで声で哀願するわけでもなく、泣きまねをするわけでもなく、脚と腕を大胆に組んで流し目する忌引には、
とても科白に見合った危機感は感じられない。誰の目から見ても正しく口だけの三文芝居だ。
しかし、モニターの男はその大胆さを褒めるように口角を一層吊り上げて言った。
「ならば『部隊』の何人かを君の護衛に回してやろう。なんなら、研究部付の部隊を新たに創設してやってもよい。
何を命令するも自由の君だけの部隊だ。なぁに、次の編成会議で私が一言言えば直ぐに通る」
「あらあら、そこまでして戴けるなんて光栄ですわ。それじゃ、お任せしようかしら」
「ところで例のアレはどうだね? 計画通り、今回の戦挙には投入できそうかね?」
「勿論ですわ。あたしがボタン一つ押せば今すぐにでも解き放てます」
「それは結構。アレはいい金になる。是非、今回の試験を成功させてくれたまえ……」
男の顔がブツッと消え、モニターが砂嵐に変わる。
「えぇ……わかってますわ、理事長──」
誰もいない部屋で独りごちる忌引の顔には、日光の加減のせいなのか、不気味な影に覆われていた。
>>327-328 「……はっ…速攻で決着がついたのは良かった…かな…」
限界を越えて行動を続けたため、精神力も尽き地面に前のめりに倒れる。
>『コマンド!起きろ!起きなさい!起きやがれ!!起きろおおおおお!!!!』
「さっさと…保健室…連れてってやれ…」
正直疾風もかなり出血している、右足もいつ千切れるか分からない
「……はっ…俺は…先輩だからな…胸を貸してやるのが…先輩だよな…」
(スタンプが一つ増えちまうな…でもま、生徒会長になる気はないし…いいか…)
静かに目を閉じ、意識を失う。
「これは…夢か…?」
今見ているのは幼い頃の自分、記憶の中の自分を見ている。
「あの子が…まさか本当に…!?」
「えぇ、間違いないわ!木の棒でうちの息子を斬ったのよ!!」
「あり得ない!!そんな事は不可能だ!!」
「いいえ、今あの子は病院で治療を受けてるわ。」
「そんなはずは…」
「貴方達の息子は能力者なのよ!!」
その時はまだ幼かったのと、能力の使用に慣れてなかったという事で罪には問われなかった。
だが、危険だからと政府に両親と引き離され、俺はずっと同じ…『先天的能力所持者』達と共に生きてきた。
お互いの能力の危険性を理解するためと称して何度も戦わされた、その戦いで死んだ奴もいた。
しかし、そこでの出会い、いまだに友人な奴もいる…幼馴染みの『柊 涼風』(ひいらぎすずか)がその筆頭だ
俺が政府に連れ去られる時、彼女も同時に連れ去られた。その時にお互い『先天的能力所持者』だと知った。
正直、幼い自分は知り合いのいない隔離施設に放り込まれたら精神が耐えれなかったであろう。
今生きてるのは涼風や、施設で出来た友達のおかげだと言える。
当時の自分は内気で怖がりで…いじめられっ子だった、でもいじめられる度に
「能力の強さが何よ!能力抜きの実力でかかってきなさい!」
と、涼風や友人がいじめっ子達を退治していた。
「俺は…皆に助けられて生きている…」
だから、剣道を必死で習った。困ってる人は助けた。出来るだけの人と積極的に関わった。内気な性格を直した。色々と変えてきた。
だから、今の自分がある。そして、詠未を助けようとも思った。
今まで助けてもらったのだから、今度は自分が皆を助ける番だ…そう思えたんだ。
【詠未に一撃加えた後、その場に倒れ気を失う】
>>331 星羅が詠未を抱えて去ったあと、木刀が落ちる乾いた音が聞こえる
そこには先ほど割って入った上級生、先ほど彼女が盾にして逃げた剣疾風の姿があった
彼女は刻明に記憶していた。黒い風が疾風の右足を切り刻む様を
私が逃げたから?その後撃たなかったから?重々しい罪悪感にさいなまれる
「ぁ、ぁ............」
頬を生暖かいものが伝う。記憶の中に黒い人影が幾つもちらつく
忘れていた。忘れていたかった。
倉庫で試したこのチカラ。何故急にチョークなんかで銃を作ろうと思ったのか
彼女は持っていた。自分のその能力を、生をこの世に受けたときから。
彼女は使っていた。小学生の時に教室で、ただある人の気を引きたくて。
彼女は撃っていた。か弱い指でその引き金を、気づかぬうちにその人に向けて
脳髄が弾け。教室が紅に染まり。生暖かい液体が服に、手のひらにこべりついて。
何人もの人が私を囲み。人殺しだと喚きたて。そうして辿り着いた先は、無機質な鉄柵のなか。
血を吹き出し倒れ行く姿が、重なる。
違う。
違うの。
私じゃない。
届かなかった言葉が頭の中をぐるぐると回り続け、そしてーーー
重いものが落ちるような音にはっと我に帰る
先ほどまでのフラッシュバックはなりを潜め、重苦しい罪悪感だけが残った。
長い、長い夢を見ていた気がする。内容は思い出せない。頬を伝う涙と負の感情という残り香だけがある
そんなことはこの際どうでもいい。今は彼の救助が先だ
足をすっぽり覆うブースターで太股を締め付け止血し、それごと疾風を背負い込んだ
「ぅお、重っ...... でも大丈夫。」
地面においたバックパックから車輪が表れる。ゆっくりとその上に乗り
もう片方のブースターの推力で、保健室までドライブと洒落込もう。そう思いながらブースターを起動した
>>332 体が揺れている、何か乗り物に揺られているようだ…少し顔を動かし状況を確認する。
風景を見る。なかなかな速度で流れている。
反対側を見る。女子の顔がそこにあった。
……女子?
「……っ…君はだr……ててててて…」
誰か尋ねようとしたが右足に走るとてつもない痛みにより発言を遮られる。
その痛みによって思い出す、今の状況、今自分を運んでくれている彼女が誰か。
「君は…さっきの娘だね、詠未…鼬の化け物に襲われていた…」
太股見てみると、今彼女が使っているブースターと同じ物で縛って止血してある。
そして今向かっている方向は保健室。
「そうか…君が助けてくれたのか…あのまま放っておいても戦管に回収されるのだが…わざわざありがとう、助かるよ…」
そう言って少し微笑む。
正直、放っておかれてもおかしくはない、戦管の回収が入るまでに失血死していたかも知れないが。
彼女のおかげで失血死を免れている、最大限の感謝の気持ちを伝えたい。
「……君の…名前は?」
まだ体力が戻らず少し声が弱くなってしまった、彼女を心配させてしまうかも知れないな…
>>333 「気がついた...?」
顔の横から聞こえる声が耳をくすぐる
それなりの速度で走る車輪、そのスピードに髪がなびく
それにしても保健室に着く前に気が付くとは。心底意外そうな声を出してしまった
「そうだよ。貴方を餌にして逃げた」
「だからお礼はいらない。......血の付いた制服の、代わりを用意してくれたら」
人はそれを謝礼と言うのだが、そんなことは露知らずといった顔で
それにしても痛そうな声だ。スピードを早めようかとも思ったが
地面の凹凸が傷に与える影響を考えて、速度上昇を諦める
「よみ。イタチはそんな名前なの?」
やはり知らない名だ。記憶が確かなら同級生のはずだが
そして問われた質問に、顔を向けることもせず淡々と答える
あの戦闘をしていた者と同一人物とは思えないか細い声を、無表情で聞きながら
「悠綺。はやかね、ゆーき」
>>334 (まだ全体的に痛むが、会話する程度なら問題ないな…)
「……餌にして逃げた、か…だったら何であそこに居たんだ?逃げたならもっと遠くに行ってるだろう?」
彼女は俺を囮にして逃げたと思い込んでるようだ
「…寧ろ俺は、勝手に君の撃墜スコアを奪った事になるかもしれないな…ま、俺のせいで汚れた制服は言われなくても新しいのを買おうと思っていたが…」
「……アイツ…比良坂詠未は俺が止めなきゃいけなかったんだ…先輩として、『先天的能力所持者』として…能力を授かったばかりの奴を止めなきゃダメなんだ…」
>「悠綺。はやかね、ゆーき」
「そうか…悠綺、改めてありがとう。そしてすまない。」
(保健室が見えてきた、彼女ともここでお別れか…)
「……そろそろ保健室だな、ここでいい…歩いて行くよ…」
「……」
ここはどこだろう。どこまでも暗い、暗い空間だ。
なぜ立っていられるのだろうか。床か地面でもあるのだろうか?
でもそんなことを考えてもなぜかはっきりとした答えは出なかった。
『お前は私を使役する人なの…?』
「!?」
声が聞こえた。どこからだろうか?
『私は、お前の能力そのものだけど…何か質問なりなんかない?』
すごく適当そうなイメージがついてしまった。
『お前の考えてること、分かるよ。私はいつだって適当だからさ。だからさ、簡単に自分を亜種へと変えることもできる訳』
亜種…?
『お前が使っていた能力は突然変わった。能力の根本的な効果こそほとんどブレちゃいないけど、実際はすごく変わっているはず』
そうだ。僕の能力は、獣人形態になることで強い鎌鼬を起こせる能力から、皮膚を突き破って出てくる鎌を振ることでより強い鎌鼬を撃つ能力になっていた。
『その能力の名は【鎌獄鼠嵐】。好きな読み方でいいのよ?』
漢字がまるで知っていたかのように思い出された。読み方は音読みでいいか。
『音読みだとレンゴクソランだね。多分。まあ、それはいいとして、今日のお話はここまでね。また明日会おうね!楽しみにしてるから。じゃね』
…え?いきなりすぎるでしょおおおおお!!
「…ハッ!」
夢、か…?
>>336の続き
「あら、目が覚めたの?」
「あ、先生…僕は…」
「そうね、あなたの能力は【成長型】だったようね。あなたを調べさせてもらったけれど、神父が発行した能力の概要書とは能力が異なっているわね」
「【成長型】…?」
ここから長い説明が始まるのであった。聞かなきゃよかった。
「通常、能力は大きく分けて【先天型】、【後天型】の二種類があるわけ。でもその【先天型】と【後天型】にはそれぞれ亜種がある。まず、先天系なら
【段階成長型】っていうのがあって、つまりこれは徐々に能力が解放されていくタイプのこと。それから【期間消滅型】。一定期間たつと使えなくなる能力のこと。
でも、焼失した後は後天的だけど神父に見てもらうことで同じ能力が付与されるわ。次に、後天系の話なんだけど、こっちは先天と全く違うのよね。まずは、【複数型】。
複数の能力を所持できることね。スチール系統の能力は含まれないわ。次に【不可診査型】。病院などのスキャナで能力を判定できない能力はなんであれ全部ここに分類されるわ。
他の呼び方で言うと【新型】とかっていうあれね。そして、あなたのような【成長型】。【段階成長型】との違いは『1度しか成長しないことがある』ってこと。
あなたの場合はもう成長はほとんどない、あってもラス1ってとこね。そして最後に【旧世代型】。
これは中々居ないのよね。理由は簡単よ。旧世代の能力は基本的に【先天型】だけだった。そして能力を数値化したときのパターンが旧世代の能力のそれと類似している場合は
【先天型】と診断されることもある。たとえそれが【後天型】に限りなく近くてもね。これは要するに『限りなく0に近い負の数』って奴ね。コイツは厄介よ?【先天型】のアドバンテージである
『能力に対する過剰適性』をそのまま持っているうえ、【後天型】の強みである【能力に対する耐性】も持っているからね。まぁ、強敵ってことよ。」
「…先生、簡単に言ってください。できれば三行くらいにしてください」
「そうねぇ…『あなたは【成長型】 能力の使い勝手は変わった 扱いには気をつけろ』かしらね」
「説明要らなかったじゃん…」
「なにをう!」
先生がものっそいスピードで反応した。さすが、研究者の端くれ。
「とりあえず動けそうなので行きますね」
「まぁ、ふつうなら『絶対安静!』なんだけど、先生の能力と素晴らしい科学力とちょっぴりの愛で治してあげたからすぐに戦いに行けるわ!」
「愛、ねぇ…」
嘘くさいチープな言葉だな、と思いながら僕は先生に一礼した後部屋を出た。
さて、どうするか…。とりあえず誰か知らないが運んでくれた人に感謝。じゃあ当初の目的を果たすか…。
そもそも僕は神谷君と会うつもりだった。しかしそれはもはや絶望的だ。/(以下コメントアウト)最近参加していないので(コメントアウトここまで)/
とりあえず安全な場所に行こう。そうだなぁ、校舎裏なら人気も少なそうだ。不良も戦いに行っていないだろうな。
足の部分の鎌を出した。
「うあぁっ…」
すごく痛い。けどこの痛みにも慣れる必要がある。
「この能力の根本が変わっていないなら…できるはずだ!」
思いっきり地を蹴る。やはりできた。うまい具合にスピードも上昇した。途中で後ろを見たけど、地面がものすごくえぐれてた気がしたので見なかったことにした。
>>335 「私は... にげたよ。私を呼んだあの人も、餌にしようとしてた。」
一目散に逃げてしまえば、かえって気を引いてしまう危険性もある
そして彼女を呼んだ声、星羅の元までひとまず逃げて、追ってくるなら彼女をも使って逃げるつもりだった
無意識下の判断とはいえ更に人を危険に晒そうとした。募る罪悪感はそのためだと、彼女は思っていた
「だから、お礼は要らない。それにーー」
左手をそっと、軽く掲げると。そこには切り裂かれたような傷跡があった
変貌を遂げる前の鎌鼬によって刻まれたもの。疾風の右足のものほど重傷ではないが
「これはついで。だから、いい」
自分も腕の治療に来た。連れてきたのははオマケでしかないと
そう言った彼女の前方に、そろそろ保健室が見えてきたようだ
ドリフトでもするかのように車体を思い切り横にすると、車輪から高音と砂埃が生じる
そしてアスファルトに揺られる感覚が傷に強く響くだろう
「...ん、行こう?」
そばで抉れた地面には、今は気を使う余裕はない
彼のため、自分のため。疾風を背負ったまま保健室の扉を開けた
【校舎裏:木方衝子と宵闇名月】
「クリーンヒットゥ!……って言いたいとこだが、テメー何か仕込んでやがんな」
宵闇の右フックを脇腹に受け、後方に吹き飛んだ木方だったが、すぐさま体勢を立て直してすっくと立ち上がる。
一方、攻撃の手ごたえに違和感を感じた宵闇は、いったん攻撃の手を止めた。
(【弾穿山甲】の泡を制服の下に展開させていてよかった)
木方衝子は、宵闇夕月が挑発を始めたころに、衝撃を吸収する泡をひそかに召喚していた。
目立たないように極小の泡を大量に呼び出して、胸・腹・背中を覆うベスト状に仕立てたのだ。
「普通はワンパンで胃液かゲロぶちまけて乙るんだがな。狩った他の戦管みてーによ」
意外そうな顔をした宵闇だったが、すぐに気を取り直して言った。
「ま、いーや。今のがダメならもっと痛いのブチ込むだけだ」
宵闇は右手のナックルの横のボタンをぐいと押し込む。
すると、ナックルダスターの表面にスパイク(棘)が跳ね上がった。
「こいつでテメーの仕掛けごと破ってやんよ」
【弾穿山甲】で発生する泡は面での衝撃をよく吸収する性質がある。
しかし、刺したり切ったりする線や点の攻撃を防ぐ術はない。
あのスパイクで強打されれば、泡の被膜は抵抗なく弾けるだろう。
(どこから来るのかわからないのでは、事前に罠を仕掛けることもできないな)
影を自在に、しかも高速で移動する宵闇の動きを予想することはできない。
また、予想できたとしてそれに反応できるかすらも怪しかった。
事実、先程の踏み込みは想定の範囲内だったはずなのに、対応できていない。
木方は動じない様子で宵闇をねめつけているが、内心は冷や汗ものだ。
そのときだった。
>>328 冥瞳星羅
> 向かう先は校舎裏、さっき声が聞こえた場所だ…。
誰かの足音が聞こえる。
誰かがこちらへ向かっている……?
先程沼野が発した叫び声に反応したのかもしれない。
その沼野といえば、目の前の出来事によほど驚いたらしく、校舎の壁を背にしてへたり込んでいる。
(鬼が出るか蛇がでるか……)
なんにせよ、現状の戦力で目の前の男を止められるとは思えなかった。
この状況の鍵を握るのは、足音の人物の動向にかかっている。
敵か味方か……。
木方衝子は無神論者だったが、このときばかりは何かモヤモヤとしたものに祈らざるを得なかった。
【木方衝子は向かってくる足音に注意を払う】
【冥瞳星羅 +1pt:
"通りすがりの正義の味方"(条件1・一番目に戦闘エリアに立ち入るを達成)
あなたのゆく先々にはなぜか困った人々が待ち受けている。
そして大抵、あなた自身の意志とは関係なくトラブルに巻き込まれるのだ】
「あれは…沼野!?どうしたの、大丈夫!?ってあれは…ゲ、木方と宵闇じゃん…」
思わず歩みを止めてしまった。ん?でも何かがおかしい。宵闇は確か戦管に引き抜かれたって聞いたけど…?
なんで争ってるんだろ…てかあの武器殺す気満々じゃん!!やば、助けないと!
『コマンド!攻撃をやめて今すぐ武器を捨てろ!!』
武器を捨てさせることはできずとも、攻撃を止めることはできた。
よっしゃ、アタイってやればできる子じゃ〜ん。でもなんであいつら争ってるんだろ…?
まあでも、木方がいる反対側に転がってる勲章とそこに突き刺さるナイフを見ればわかる、か…。
あのナイフはたまに宵闇がちらつかせるナイフと同じ形。きっと宵闇の好むナイフだろう。それがあれに刺さってるってことは…
推して知るべしってやつかな?
まあ、どうせ倒せなくてもこいつら助けられればそれでいっか…。流れで参加しちゃっただけだし、アタイ。
『コマンド!持っている武器をすべて隠さず捨てろ!今すぐに!』
このコマンドが効けばあとは拾った武器で軽くダメージ与えて逃走…と、そこまで考えたけど策が崩れたらもう何もできないんだよなぁ…
せめて戦闘系の能力者が助けに来れば話は早いんだけど…。
「っとととととっ…。行き過ぎちゃったかな?」
歩いて戻る。と、そこには冥瞳の姿があった。
「冥瞳…!!」
少しだけにらむが、その横には木方先輩と、さっき傷つけてしまった沼野先輩、そしてワルで有名な宵闇先輩がいる。
争っているようにしか見えない。そして聞こえるあの呪文のような呪詛のような言葉。
『コマンド!』
やっぱりね。戦ってる。でもあれはちょっと分が悪いかな。なんとなく察しがついたけど、明らかに悪いのは宵闇先輩だなと思った。
これはまずい。一方的な展開になりかねない。
…やるしかない。
「んぐっ…ううっ……あぁぁっ…」
激痛が走る。でもそんなことはどうでもいい。足の鎌をひっこめ、思いっきり右腕を振る。
範囲は最小、威力は最大、風速は最速で。
ナックルダスターの棘にかすっただけだったその風は、ナックルダスターの棘を根元からヘシ折った。
そして大声で、
「次はその腕をもぎ取りますよ。僕の進化した能力によって殺されるのか、それとも哀れに逃げ帰るかどっちがいいか選んでくださいね」
ゲス顔で言ってやった。今までの僕じゃ考えられなかっただろうけど、そんなことが言えるようになってしまっていた。
一応風を出す用意をしておく。この鎌にはちゃんと切断力があるから近接戦もこなせなくはない。僕に死角があるとすれば彼の能力に対する対策がないことだ。
でもやるしかない。
【校舎裏:経験と勘(バトルセンス)】
「なんだぁ、少し賑やかにやりすぎたか?」
戦管の一年が騒いだせいか、何人か狩場に紛れ込んじまった。
通達では"静かに素早く"を心掛けろってことだったが……正直、面倒なんだよ。
だいたい性に合わねぇ。俺っちは暗殺者じゃねぇんだ。どっちかといえば喧嘩屋よ。
予定じゃあ、まず邪魔な戦挙管理委員の数を減らす。
その後、乱闘(バトロワ)で損耗した立候補者どもをやる。理由は知らねーが、そういう筋書きだ。
結局、戦管だろうが立候補者だろうがヤッちまうんだ。どうってことはねぇ、ここで全員まとめて潰してやんよ。
この校舎裏の薄闇空間(トワイライトゾーン)を戦場に選定したのも、こういうときのためじゃねぇか。
全てはぬかりねぇ。そうでなければこんな稼業、やってられねぇのさ。
>340 冥瞳星羅
邪魔者その一は、あの女……たしか2年の悪ガキとつるんでたヤツだ……セーラとか言ったか。
俺っちがそいつと目を合わせた瞬間、女が騒いだ。瞬間。俺っちは武器を捨て去ろうとする欲求にかられた。
>『コマンド!攻撃をやめて今すぐ武器を捨てろ!!』
……こいつは、そういう能力だな。俺っちに"そうさせたいと"思わせる能力。
>『コマンド!持っている武器をすべて隠さず捨てろ!今すぐに!』
ああ、わかった。こいつは魔眼持ちだ……。俺っちは伊達にこの学校で3年生きてねぇ。
何回か、この手のヤツらとかち合ったことがある。目を合わせちゃあいけねぇ類の異能だ。
だがどうだ。この衝動、耐えられねぇというわけじゃあねぇ。
正直、このメリケンサックがあろうがなかろうが【ど う で も い い か ら な(※
>>185:暗黒酷命)】。
俺っちの本当の武器は、この鍛え上げられた肉体と、影渡りの能力そのものだ。
よしんばサックを捨てたとしても、必要とあればすぐに拾ってやる。
ここは影の空間。影に融けて、サック拾って、すぐさま女のこめかみをぶん殴りにいくことなんて容易いことだ。
>341 比良坂詠未
> 次はその腕をもぎ取りますよ。僕の進化した能力によって殺されるのか、それとも哀れに逃げ帰るかどっちがいいか選んでくださいね
邪魔者その二は……誰だか知らねぇ。
誰だか知らねぇが相当厄介な能力持ちだ。金属製のスパイクを全部持ってかれちまった。
だが、喧嘩ってのはそういうことじゃあねぇ。
バカでけー刃物(ドーグ)を振り回したり、粗悪な銃(サタデーナイトスペシャル)をぶっ放せば勝ちってわけじゃねぇ。
「"あたんねー"からよ……」
なんで俺っちが鎮圧屋(ライオットガン)なのか。
なんで【一影同体】がサイコーなのか。
俺っちは目の前の3匹に教えてやることにした。
(
>>342の続き。
>>342は敵役の宵闇名月のセリフです)
【校舎裏:プランD(いわゆるピンチ)】
「冥瞳さん……?それに比良坂……!」
へばっている沼野が2人の乱入者の名前を伝えた。
冥瞳星羅の名前を木方は知っている。ちょっとした問題児で、個人的制裁のために直接対峙したこともある。
一方、比良坂とは物理室でニアミスをした程度だが、そのときに見た獣じみた容貌とはまったく違っていた。能力の暴走は収まったのだろうか。
「2人ともよく聞いて……宵闇名月は影を素早く移動する。本当に速い」
木方は宵闇の能力を端的に伝えた。異能と対峙するときに有用なのは、敵の能力をよく知ることだ。
知らなければやられる。能力者は自分の能力を最大限に利用してくるのだから。
2名の加勢が入って3対1。
いける。
そう思ったときだった。
>341 比良坂詠未
> 次はその腕をもぎ取りますよ。僕の進化した能力によって殺されるのか、それとも哀れに逃げ帰るかどっちがいいか選んでくださいね
「もぎっ取っときゃよかったんだよなぁ〜。すげー惜しい。そしたらオメーらの勝ちだった」
宵闇のニヤケ面がイラつく。
「強がりはなしですよ宵闇先輩。貴方は詰みです」
「キホーよぅ、テメー鎮圧屋舐めすぎなんだよ。この稼業じゃあ一対多数なんてよくあることでよ」
宵闇は薄笑いを浮かべながら、ヌルりと影に融けてゆく。校舎裏の薄闇にまぎれて、その姿は完全に消えた。
「俺っちの影渡り、しっかり見とけよ。……ま、見ることができりゃーな!」
"敵"のいない景色。空気が張り詰める。
「!」
まず、木方衝子が吹き飛ばされた。突然影から現れた宵闇に反応できずに蹴り飛ばされた。
>340 冥瞳星羅
次の瞬間、影を高速で渡った宵闇は冥瞳星羅の真ん前に移動している。冥瞳の腹部をナックルで強かに殴る。適当な防御行動をとならなければ、呼吸すらままならないだろう。
>341 比良坂詠未
最後に、比良坂詠未の側面に現れた宵闇は、比良坂の膝関節を踵で打ち抜くような蹴りを放つ。まともに入れば転倒は免れない。
そして静寂。
攻撃の後、あたりに攻撃者の姿はない。見えない。だから、反撃の仕様がない。
「これが【一影同体】……。"あたらねー"からよ、テメーらの能力(ドーグ)にはよ」
どこからともなく響く宵闇の声。見えない敵がじっとこちらを見つめている。
(
>>343の続き)
【校舎裏:プランB(omb)】
参った。
終わった。
手がでない。
木方衝子はもはや心が折れる寸前だった。
自分の思いつくような戦術では、宵闇には勝てない。
この影のフィールドで待ち伏せされた時点で、もう結果は見えていたのだ。
せめてこの影をなんとかできればいいのだが……しかし、その準備を終える前に宵闇が阻む未来しか見えない。
(クソ……)
ここにきて頼りはあの2人だけ……。
比良坂詠未の能力は……詳しくはわからないが、強力な鎌鼬を生成するものだろう。
当たれば一撃必殺。しかし……当たるかどうかが問題だ。
冥瞳星羅の能力は……【暗黒酷命】。木方は一度冥瞳と交戦経験があるため、この能力のことは調べていた。
>>185【暗黒酷命】
> 目を合わせた相手の嫌がる行動のみを強制的に命令出来る
> 対象がその行動をどれだけ嫌がるかで強制力が変わる
(いくら早くても、攻撃するときに【目を合わせること】自体を避けるのは難しいはず……)
> 対象がその行動をどれだけ嫌がるかで強制力が変わる
「宵闇名月。聞け」
木方衝子は痛む体をひきずりながら、近くの職員用キーボックスを自分の近くに取り寄せた。
空き教室の閉錠のため、木方が職員から借り受けた箱である。中には各教室の鍵がぎっしりと入っている。
「このキーボックスの中に、私の能力【弾穿山甲】でパンパンに膨らませた泡が入っている。
この箱にショックを与えれば、衝撃で泡は爆発して、爆風と鍵束を撒き散らす爆弾になる」
木方はキーボックスを静かに開けた。確かに、箱の底には大きく張った風船のような泡がギチギチにつまっていた。
それは、まるでクレイモア地雷。
「貴方がこの箱を殴りつければ、爆弾は起動する。爆風で吹き飛び、飛び散る鍵束でズタズタのぼろ雑巾になる」
バアン!
しかし、再び吹き飛んだのは木方であった。爆弾が爆発したわけではなく、宵闇名月が木方を殴り飛ばしたからだ。
クレイモア・キーボックスはその場に鎮座したままである。
「アブねーもん作りやがって……。てかよ、そんなこといって一体なんの意味があんだよ?
せっかくのトラップも手の内見せちまってよ。びびっておかしくなったのか?」
クソ女が。こんなもんは早くどっかへ捨てちまいてーぜ。
何かの拍子に蹴っちまったら爆発すっかな。【あーアブねぇ最悪だ。嫌だ嫌だ。】
宵闇名月は顔をしかめた。
まぁいい。とんだ茶番をはさんじまったが、あとは残り2匹……
>>340 冥瞳星羅と
>>341 比良坂詠未……。
「さあて、狩りの再会といくかね」
宵闇名月は2人に牙をむく。
木方はぐったりとして息も絶え絶えであったが、冥瞳星羅と比良坂詠未に強い視線を送った。
【木方衝子:負傷にて1回休み】
【宵闇名月:冥瞳星羅と比良坂詠未に【一影同体】で攻撃】
>>343-344 >最後に、比良坂詠未の側面に現れた宵闇は、比良坂の膝関節を踵で打ち抜くような蹴りを放つ。まともに入れば転倒は免れない。
「…ッ!」
思いっきり膝に蹴りを入れられ、すっ転ぶ。しかし、衝撃は免れることができた。一度腕を振り、空に飛びあがったからである。
しかし、そのあとの僕の体がどうなるかはわかるはずだ。そう、『落ちる』のである。
「うわぁぁぁあああ!」
少し弱めの風を起こして衝撃を緩和した。うまい具合に作用したらしい。よかった。
「君は影に潜むというんだね。そして影から攻撃する。なら、その影ごと全部壊せばいいじゃないか…フフッ」
この能力は前の能力を引き継いで強化されているようなものだ。なら、空を飛べた前の能力と同じようにこの能力も空を…
「飛べるはずだッ!」
そう小声でつぶやき、風の力で飛び上がる。飛び上がったところで異変を察知した。
「しまった、影がッ!」
時刻は夕暮れ時。僕の影は伸びたのである。やばい。でも、逆にこれはチャンスだ。そう感じた。
「飛べええええ!」 ・・・・
風を起こして飛ぶ。ハイスピードで飛びながら、校舎ごと影に攻撃を浴びせる。
「とりあえずよけて〜!」
力のない大きな声で言った。さあ、反撃してやろうか。
「【冥風】!!」
全身の鎌をより多く、かつ貧血を起こさない程度に出現させ、そして体を回す。
少し風を起こして方向を変えながら、360度すべての方向に回転し、すべての方向に風を飛ばす。
そしてこう大声で言った。
「君の能力が影と同化する能力なら、影を壊せばいい。そうすれば君の肉体にもダメージが通るはずだ」
影になれる能力なら、その影を壊せばいい。影をつぶせばそれで終わりだ。一番あるといいのは『光』なんだけど、この際どうでもいい。
どこにあたるか?知らない。誰かに当たるかも?知らない。倒せれば、いや、楽しければいい。
僕の顔は笑っていた。微かに、しかし確実に。
【校舎裏:狂風】
比良坂の放った鎌鼬は、本人を中心に校舎裏を破壊して回った。
道に面する校舎の窓ガラスは破砕し、物置小屋の屋根は吹き飛んだ。
まるで小型の竜巻のように。
それは全てを巻き込んで……その場にいた沼野も、木方も例外なく。
嵐の後。
不審に動くものがあった。
それは風にたたきつけられて気を失った木方の体。
完全に脱力している彼女の肢体を押しのけて、影からヌルリとあらわれたのは宵闇名月である。
宵闇はまさに「木方の影」に隠れて、この嵐を乗り切ったのだ。
「あーあー……すげぇなテメー、この辺り全部ぶっ壊しちまったのか……?」
現れた宵闇は周囲をきょろきょろと見渡す。
砂や雑草の類は巻き上げられて辺りに降り注いでいる。
加えてガラスやコンクリートの破片、設置してあった古い焼却炉の金属片もごちゃ混ぜになって……ここだけ見ればちょっとした災害映画の一場面のようだ。
そんな彼の制服も、例に漏れず鎌鼬に切り刻まれてボロボロだったが、行動を制限できるほどの傷には至っていない。
「だけどよ、これだけ派手にやるとスパイクをバッサリ切断するぐれーの威力はでねーのか」
攻撃する範囲を広げたからなのか、あるいは自分で出力を絞ったからなのか。
さきほどの嵐に金属を切断するほどの……人間がバラバラになってしまうような威力はでていない。
「しかし……テメーを侮ったぜ。躊躇がねぇってのは……ウェッヘッヘッヘ……美点だ」
普通は、躊躇する。
面識のある人間を巻き込むことを躊躇する。
だが、ヤツは違った。ヤツは敵だけを見ている。
敵を倒すのに手段を選ばないということは、ヤツも"こっち側"の人間ということなのだろう。
「しかしこれ以上、俺っちとテメーが遣り合う理由はなくなっちまったなぁ。"因縁"が足りねぇってのかな……まぁテメーにしてもそうだろうが」
目標である戦管の2人はヤれたし、比良坂に至っては少々能力の相性が悪い。
影渡りの能力は、地面や壁面を滑るように移動できるが、空中を飛翔する相手に拳や蹴りは届かないのだ。
「ここはテメーの勝ちだヒラサカ……だっけか?」
誇れよ。1年が3年の鎮圧屋を鎮圧しちまったんだからな。
宵闇は、いつの間にか回収していたバタフライナイフを比良坂めがけて投擲した。
そして、その隙をついて倒れた戦管2名の体を影に引きずり込むと、割れたガラス窓から暗い校舎の中へと姿を消した。
【宵闇名月:木方衝子、沼野を連れて逃亡】
取得ポイント:
【比良坂詠未 +1pt:"プロフェッショナル":貴方は目の前の敵を倒すことができるなら、どんな犠牲も厭わない。
それは残酷だが、確実な勝利を貴方にもたらすだろう】
討伐称号:
【"影縫い":貴方は「影渡り」で知られる能力者、宵闇名月を撃退した】
【"ブギーポップ・カッター(不気味な泡の切断者)":貴方は「冷血執行委員」で知られる能力者、木方衝子を撃破した】
【"ファシスト・コンビクター(ファシストの断罪者)":貴方は「小柄な全体主義者」で知られる能力者、戦管・沼野を撃破した】
//都合でしばらくお休みします。今までお付き合いいただいた方、ありがとうございました。お目汚し失礼しました。
/遅くなって申し訳ない
「……そうか…君も怪我してたのか…」
怪我させないつもりで乱入したのに怪我させていた…
だが見た感じ腕の傷はそれほど深くないようだ。これが顔で、なおかつ跡が残る様な傷だったら…と考えると、早くついて良かったなと思う。
>「これはついで。だから、いい」
「……そか、ありがとう」
何度目かの感謝を述べたところで、視界が大きく動き、揺れと共に右足に痛みを感じる。
だが、彼女を心配させまいと笑顔で耐える。
>「…ん、行こう?」
ドリフトで停止したのは保健室前。これで少し安心して休めるな…と思うと共に、
……もう少し、彼女と居たい、と感じた。
「まあ、ね... でも、そんなに痛くない」
車輪の生えたバックパックに疾風を降ろし保健室のドアに歩み寄る
先ほどまで普通に会話していたため、彼の右足の怪我が立てるほどのものかどうか失念していたが
たぶん大丈夫だ、と思う。ドリフトの振動にも声ひとつたてなかったのだから。
「...失礼します」
言ってドアを開ける。応接間のような机の前に座る養護教諭がいた
さっきまで誰かいたような、そんな雰囲気を感じる
「いらっしゃい。今日はお客さんが多いわね?」
学園内戦争、生徒会総戦挙。この日に保健室に客が多くなくて何なのだろうか
そんな皮肉すら頭に浮かぶ。だがその犠牲者には変わりがないので、黙って大人しく参加証明書を差し出す
「はい、一回目。治っても無茶しないのよ?」
それは私の預かり知るところではない。逃走に巻き込まれただけなのだから
ひどく毒々しく見える朱の判を見つめながら、不意に連れてきた男子生徒が気になった
振り返って入り口を見て、その向こうにいる彼に呼び掛ける
「どうしたの?...はやく」
>「どうしたの?…はやく」
「え?あ…あぁ…」
少しぼーっとしていたようだ。
前を見ると養護教諭が不思議そうな顔をしていた。
「君…剣君ね?君は確か…まだ第三段階に成長してないとか…」
「えぇ…はい…」
「なかなか珍しいケースよ?先天型でこの成長速度は…」
……剣の能力は現在第二段階、第一段階は棒状の物を鋭利にし、剣にする能力だった。
「私としてはその能力を調べたいところだけど…今はその傷の治療が先ね。」
あまり心配はかけまいと平然を装って歩いていたが、養護教諭にはバレていたようだ。
「あなた…その傷で歩けるのも不思議なのに、この傷の広がりかた…無理に力をかけたわね?地面を蹴って跳ぶとか」
養護教諭にはお見通しだった。
しかも傷の広がりかたや深さでどんな行動をしたかまで分かるとは…
養護教諭の的確な治療で痛みはすぐに引き、多少走れる程度には傷が塞がった。
「……これで大丈夫です、ありがとうございます。」
「前の子も絶対安静だったけど、先生の能力と素晴らしい科学技術と愛で直してあげたわ。でも、貴方はダメ。足がもう少し回復するまで動いちゃだめね…はい、参加証。スタンプ1よ。」
「……分かりました。もう少し休みます…悠綺、君はどうする?」
能力のメカニズム。私の時は話さなかった。
それもそうか、と思う。この力はついさっき発現したものなのだから。
能力で治したと言っている以上相手の能力を知るようなものでは無いのだろう。
データにも無いはずだし仕方ない。色々聞きたいとは少し思っていたけれど。
「......つるぎ?」
そう言えば名前を聞いていなかったな、と思い返す。
最初に会ったのは化け鼬に襲われていたとき。当然自己紹介の余裕なんて無かった。
会話をしたのは...あぁ、さっき彼を運んでいったのが最初か。
自分の行動で彼を傷つけた。保身のために人を差し出した。最低だな、と自嘲の笑みさえ浮かぶ。
...無論、表情には出さない。心の中で、だ
それにしても『どうする』、か。
いったい自分は何をしたくて、何をすればいいんだろう?
そもそも自分が何者なのか、記憶に靄がかかったように曖昧だ。
僅かな頭痛を感じる。気になる程じゃない。先に自分の今後を考えてしまおう。
「......どうする?」
出てきたのはそんな言葉。
全く見通しがたたない。決定権を委ねるように、小首を傾げてオウム返しに聞き返す
351 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/03/10(月) 00:23:22.55 0
ヤバイ
しばらくカキコできなかったから状況わからん
どなたか説明していただげまつか?
>「……つるぎ?」
「え?……あ、あぁ!そういや名前聞いてからこっちは言ってなかったね。俺は剣、剣疾風だ。」
軽く自己紹介してからベッドに横になり少し考える。
悠綺がもう行くというのならもうお別れだろう。滅多に会うこともないはずだ。
だからといって、その悠綺を止める理由は疾風には無い。
悠綺がまだ残ると言った場合は…
(コンビでも組まないか?と誘ってみるのもいいかな…)
悠綺の能力は知らないが、作成系の能力であろう。
援護してもらえたら楽に戦えるか…
(あんまり戦うのは乗り気じゃないがね…)
>「……どうする?」
「……その返答は予想外だわ。」
養護教諭も苦笑している。
しかし、彼女が決めないと言うのならこちらが決めるしかあるまい。
「なら…俺とコンビでも組まないか?」
特にキザな台詞でもなく、かといって雑でもなく。
ただ、友達を遊びに誘うような勢いで誘ってみた、握手の手付きで。
>>351 /ここはまとめ上手の化け鼬さんがまとめてくれる…!(ぶん投げ
「そう。つるぎ、はやて」
彼の名前を再確認するようにゆっくりと繰り返す。
その間にも左腕の傷が癒えていくのがわかる。これが養護教諭の能力だろうか?
能力と言えば、バックパックを外においたままだった。最もあれは私じゃないと動かせないが
早いところ回収した方がいいだろう。もう一度作るには多くの材料がいる品物だから。
疾風は何か言いたそうにしているが、それに気付くほど彼女は感情の機微に敏感ではない。
自分が問いかけを発したことも忘れて保健室のドアに手をかける。
と、そこにかけられた言葉は『コンビでも組まないか』と言うものだった
「......。」
少し考える。確かに彼といるのも悪くはない。
この先あの化け鼬のような無差別な傷害に巻き込まれるかもしれない。それを考えると提案は有難い。
「......よろしく」
そう言って差し出された手を握る。これからを考えると少し笑みも浮かんでしまう。
だが彼女はあるものを失念していた。それはつまり...
「うふふ、青春ね〜」
第三者たる養護教諭の存在だ。からかわれた気恥ずかしさに頬を僅かに染めて顔を反らす。
ドアの外に見えた鈍色のバックパックさえも、自分をからかっているかのように感じた。
丁度キリがいいかな…一旦ここで区切るのもアリかと。
とりあえず、状況整理かな
355 :
◆WavOJ.wdWQ :2014/03/10(月) 01:56:59.48 0
バブルな戦管木方:戦管の特殊部隊の一人(NPC)の暴走により拉致される
鎌鼬くん詠未&コマンド娘星羅:上のNPCと交戦、戦闘終了
剣道先輩疾風&メカ少女悠綺:保健室でコンビ結成
かな
比良坂「おかえり神谷君!説明の時間だよ!って言っても量多くない?50レスくらいあるんだけど…。」
ちなみに、神谷君失踪当時の状況はこちらを参照yr
>>293-295 ちなみにこの時の忌引サンはドアのあたりで受け答えしてるだけなので省略
能力の【成長型】だのなんだのはなんか流れ的に
>>337を採用してるっぽい?
>>295から下
比良坂
体の制御権が自分以外の誰かにあることが分かった→制御権を奪い返す→能力が成長→剣と戦闘
→双方重傷を負う→夢の中で進化した能力と会話→説明を受ける→安全だと思い校舎裏へ
→誤射()により沼野および木方を負傷させてしまったあと宵闇に二人を連れ去られる
冥瞳
比良坂を保健室へ運ぶ→宵闇と木方たちのところへ居合わせる→やられる
忌引
木方の救いの手を払う→理事長と会話
一旦きりま
ってなんだよ!
>>355でまとめてくれてるじゃんか!
俺頑張らなくてよかったやん!www
www
とりあえず、雰囲気的に【第一章 完】みたいな感じでいけるかと思う
続投しようと思う
359 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/03/10(月) 16:09:39.19 0
ありがとうございます
360 :
◆WavOJ.wdWQ :2014/03/10(月) 20:24:29.35 0
雑の極みみたいな説明だったけどいいのか...?
どこのロールも地味にキリがいいのな
さて、これからどうするかね…
ここまで第1日目
ここから第2日目
ってことでもいいんじゃないかな?区切りいいしw
目が、覚める。窓辺から朝の日差しが顔を覗かせていた。
ここは何処だろう?見覚えの無い景色、白いシーツのかけられたベッドが視界に映る。
そうか、と気づく。昨日は保健室でいつの間にか寝てしまったのか。
「んぅ...不覚」
加速度病、受けた傷、混乱した状況。それらが落ち着いたことで安心したのだろうか。
あのソファーで眠りに落ちた私を、誰かがこの保健室の奥にあるベッドまで運んでくれたのだろう。
「おはよう、気分はどう? 全く、学校での宿泊にはちゃんとした手続きしないと本来ダメなのよ?
まあ、今回は傷病者に対する先生の愛ってことで何とかしてあげたから、そう心配そうな顔しないの」
本来ダメなのか。これは不味いことをしたと思うが...
そんなに表情に出ていただろうか?とっさに自分の頬をぺたぺたと触ってしまう。
うぅ...またしても不覚だ。以降この人には頭が上がらないかもしれない
「......あ」
小さく声をあげる。昨日の彼はどうしているだろうか。
右足の怪我は昨日であらかた治ったようだが、それでもあれだけの深手だ。
まだ保健室にいるかな?思うが速いか首だけ振って保健室を探してみた。
>>363 「ん…起きたか、おはよう悠綺。」
挨拶しながら少し奥の小さい台所からから顔を覗かせる。
少し早めに起きた疾風は、ほぼ完全回復した体の確認も兼ねて家に荷物を取りに戻った。
その時ついでに朝食用の食材を取ってきていて、現在調理中だ。
「あぁ…今朝食作ってるから。先生も食べます?」
「いいわねぇ、今日も軽く食べてきただけだから助かるわ」
「悠綺、使い捨て用歯ブラシと歯磨き粉持ってきたけど使うか?」
てきぱきと朝食を作りながら尋ねる。かなり手際がいい。
「……あぁ、今更だけど食べるよね?それとも家に帰って食べてくる?」
そう尋ねながらもどんどん調理を続けており、ベーコンの焼ける香ばしい匂いが立ち込める。
「ん...おはよ」
いた。何やら調理場のようなところで料理をしている姿を見つける。
ここに調理場なんてあったのか...そもそも必要なのか?
まだ下がりそうになる瞼を擦りながら養護教諭に視線をやると。
「なーに?コンビの片割れさん。目が覚めて相方の朝ごはんなんてしあわせねーぇ」
違う、そう言うことじゃない。
...この話は彼の食事を食べながらゆっくりするとしよう。
それにしても身体中が少しだけべたべたする。寝癖もついているようだ。
髪もとかしたいしシャワーも浴びたい。一度家に帰ろう。でも...
「つかう。食べる」
もう少し、この場にとどまって居たかった。
微笑ましそうな表情を浮かべる養護教諭。今は無視だ、無視。
鼻をくすぐる香ばしい匂いが保健室に広がる。今日はまだ始まったばかりだ。
「よし…っと、出来た。」
机に料理を並べる。
目玉焼きとカリカリに焼いたベーコン、トーストにコーンスープと、順番に並べていく。
「今日も戦闘があるだろうしね…しっかり食わないと。まぁ食材があんまり無かったからこれぐらいしか作れなかったけどね」
施設に入ってからある程度すると料理当番にされ、料理を教えられたのである。
いつでもどこでも刃物が作り出せる疾風には案外合っているスキルかもしれない。
「……っと、そうそう先生。さっきからなんだか能力の発動に違和感があるんですよ」
「なに?(モグモグ)違和感って(ムシャムシャ)」
「いや話す時は食べるの止めましょうよ…なんというか…不完全燃焼というか…出しきれてない感じがするんです。今までこんな事はなかったです…」
「……もしかすると能力が進化する予兆かもね」
「マジっすか!?」
そりゃテンションも上がる。
今までの能力に不満は無いが、新しい能力というのは期待するものだ。
「どんな能力が出るかな…!」
「さぁ?まず出るか分からないし、出ても手から直接剣が出る程度じゃないかしら?」
/新能力募集!
/現在の能力の進化版的なのをオネシャスッ!
367 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/03/11(火) 23:26:43.90 0
あぁ...朝か。【保健室の奥のベッドから出て来る】
(まだ体中が痛むな...でも動けるか...。
あんだけ派手に怪我してたんだからもっと酷いんじゃあねぇかとも思ってたが...俺が寝てる間にどんな治療したんだ...?)
まぁ良い、とりあえず体の負担減らしとくか...。【能力で自分の時間をゆっくりにして瞑想】
(2日目か...この能力も使いこなせるようになってきたな。しかしやはり使いすぎるのは危険だ...。
不本意だが今日は戦闘はなるべく避けるか。
だが比良坂達が戦闘始めたら俺も闘るしかねぇがな...。
復讐だなんだ馬鹿な事言ってるが本当はいい奴だからな...。殴ってでも彼奴にそんなことさせねぇ...。)
【パンの匂いを嗅いで】
なんだ...?俺以外にも泊まった奴が居たのか?
まぁ良い,俺も飯にするか。
【昨日学校内の購買から持ってきた食料を食べる】(お金は置いてきた)
>>366 【手中皆刃】
手にした物体を触媒に任意の形状の剣を呼び寄せる能力
日本刀やナイフ、両手剣やレイピアまで剣と呼ばれるものなら何でも良い
この剣は未知の丈夫な金属でできており、密度が一様なためサイズと重量は比例する
また本来の形が剣に近いほど手に馴染むだろう
更にライターなら炎を纏いスポンジなら柔らかい、といった属性付与も可能
この属性をパージして身体に鎧のような形で纏うことも出来る
ただし属性鎧と属性剣の併用は不可
とここまで考えたけど出来ればもうちょっと要望聞きたい
>>368 かなり満足な能力ですよ!俺TUEEEEよりも程良く強いのが一番ですしね!
……まだ第三段階ですしね…ふふふ…
正直元の能力が完成されてて発展させづらい
>>370 ふむぅ…発展進化は厳しいか…
詠未が亜種に進化したからこっちは通常発展で行こうかと思ってたけど…
最初から「何でも剣になるし属性もおk」だからな
通常進化は威力か使い勝手か自由度のアップがメインだから初期の自由度が高いとつらい
>>372 なるほど…よく分かりました。これからどういう風に強化してもらおうか、希望を考えておきます
同様に【空想兵器】も進化させづらい
>>374 いかん…俺も進化とか考えずに能力配ってた…w
こっちも進化要素が有るとは思ってなかったし
鼬くんが進化するって言い出して焦った
よく考えると無理に進化する必要もない事実
実際悠綺ちゃんは進化の予定無いです
【血骨刃換】
物質と使用者の血液を触媒により強力な剣を作れる。
物質は何でもいい(隼鐘の能力産の箱でもおk)が、武器の性能は物質と血液の量で決まる。
血の多さは武器の鋭さに関係し、物質の良さは武器の耐久・属性に関係する。
触媒にする物質がよくても血が足りなければ性能は弱体化する。
その逆もある(物質が悪かろうが血を多く使えば性能が上がる)。
ちなみに隼鐘の箱は物質としての価値は下の上くらい。(いくらでも量産できるため
こんなのどうよ!ただし「なんでも剣にできる」はできないけど
剣にしたいものを触媒にすれば間接的にできる的な
なんかごめん。。。w
バトルものなら進化あるとかっこいい!と思ったんです(´・ω・`)
>>379 デメリットも強化された性能強化か…かなりいいと思います!
進化を出すのは後にするつもりなので、選択肢にいれさせてもらいます!
>>380 大丈夫だ、問題ない。激しく同意する(
まぁ誰でも進化出来たらもうスーパーヤサイ人大量発生しちゃうからなぁ…w
>>380 問題ないです!
進化と相性が悪い能力もあるってだけなので
進化=強くなる でもないしね
条件が厳しくなったり、逆に緩くなる代わりに性能劣化とかね
なんか小休止の空気なので新キャラ作ります
名前:入江 紅牙
性別:男
身長:178cm/体重:73kg
学年:2年/部活:未所属
主な特徴
ブラジル人を祖父に持つクォーター
生まれ持った褐色の肌と紅い瞳、色素の抜け落ちた髪は学園内でも目立つ特徴だ
その性格は自由で凶暴、気に入らないことは押し通す
だが根が無茶苦茶と言うわけでもないため問題行動は比較的少なめ
校則違反だが半ば黙認されている羽織っただけの学ランに襟元のファーがトレードマーク
能力
未定。キメラな獣能力をお願いします
>>384 【MultiChimeraDevice】
様々な動物のDNAを取り込むことでその動物の性質を得ることができる能力。
得た性質は体の好きな部位に適用することができる。
胸に能力の力で浮かび上がった紋様のそばに近づけるとそのDNAを取り込むことが可能。
能力を使用した場合性質が人間より遠ざかるほど疲労する。
(その辺はそちらで考えていただいた方が手っ取り早いかと。ただ鳥は「飛べる」という点で人間と大きく違うというところをお忘れなく…)
「んん…今日はちょっと早めに起きれたかな。でも今日は登校時間前に校門あたりにいようかな。」
今日は早めに起きた。妹に余計な心配はかけたくないから、僕はさっさと昨日買っておいたおにぎりを二つ食べた。
そしてそのまま支度をして学校へ直行…しようとしたところで妹が起きてきた。
「お兄…?今日は珍しいわね…。まあいいわ。いってらっしゃ…あ、まさかお兄戦挙に出るつもりじゃ」
「いってきま〜す。」
結局余計な心配をかけさせてしまった。軽く頭を2回ポンポンと叩くと、
「僕は死にはしないから大丈夫。心の傷のほうが今も痛いよ…。」
「お兄…あのね、冥瞳からメールで話があるって。とても大切な話なんだってさ。
いつも絵文字ばっか使ってるあの人が、絵文字一切使ってなかったから多分…真面目な話なんじゃないかな」
「僕はアイツを信用するつもりはない。よほどのことがない限りね。まあ、今の僕ならあんな奴簡単にひねれるけどね。
それじゃ、行ってくるよ」
そういってさっさと家を出た。
〜朝礼〜
「私が本校の校長である!!!」
相変わらず声がでかいなあ。マイク要らないくらいだもんなぁ。
「本校の優秀な戦挙管理委員が全員行方不明になった!これは非常事態である!!!」
あぁ、宵闇の仕業か…
「そのため、私が用意した生徒よりもか・な・り強いOBたちに来てもらった!!」
OBまで持ってきたかぁ。
「彼らはみな一度本校の生徒会長になったことがあるほどのつわものである!!そして、彼らには私の能力を一部貸与した!」
校長の能力は【イモータル】と呼ばれているけど本来の名前は明かされていない。
能力の内容は単純明快、そして簡潔なものだ。その名の通り『すべての攻撃を無効化し、同等以上の攻撃力で攻撃を返す』というチートじみた能力。
しかも他人に貸与可能とまで来た。これは本当にチートなんじゃないか…と思ってしまうほどだ。
「彼らは特別な校章を身に着けている!そして彼らの部隊名は【ワイズマン】だ!覚えておくとよい。以上、解散!!
戦闘は現時刻を持って開始!」
まともに人が集まらなかった朝礼。それもそうだ、この朝礼は絶対出ろみたいなことはないから、ほとんどの生徒がバックれている。
さて、まずは冥瞳に会おうか…あ、あそこにいたいた。
少しの疑惑と、少しの怒りが心の中で渦巻いていた。
>>385 初期の使用可能遺伝子はある程度自由で良いですかね
>>387 その辺ももちろんそちらで決めちゃって構いませんよ!
むしろその方が楽かと(俺もあなたも(о'д')b)
389 :
◆WavOJ.wdWQ :2014/03/12(水) 19:45:10.03 0
>>388 それもそうですね
略してMCD、頂きます!
昨日まで里帰りで学校には居なかったが、久方ぶりに来てみれば何故かお祭り騒ぎだ。
歩いていた一年の肩を掴んで問うと、そう言えば生徒会総戦挙なんて物があったな。
年に一度の一大イベント、頂点を争う闘争。戦闘狂のつもりはないが、騒ぐ血は否定できない。
「そうか... 今週がそうだったか。なら登り詰めてやるよ、俺が頂点になァ!!」
紅い眼光が閃き、獰猛な牙が口から覗く。
そそくさと退散する人影。...ああ、あの一年を引き留めたままだったか。
何でもいい、合法的に暴れられて地位まで手に入る。完璧じゃないか。
胸元の紋章も、地を吸い荒れろと語りかける。無論逆らう気などこれっぽっちも無かった。
>>366 >>367 「んむ......美味しい」
程よい焦げ色のトーストを頬張り疾風に親指をたてる。
他人の手料理は初めて食べたが、なかなかどうして美味しいじゃないか。
塩胡椒を求めて無意識にさ迷う左手。それに気づくとバツが悪そうに手を引っ込める。
ふてくされたようにトーストを咀嚼し、コーンスープに口をつけたとき。
保健室の奥、さっきまで寝ていた辺りからカサカサと音がする。
養護教諭が異例と言っていたが、此処に泊まっていた人が他にもいたのか?
「誰か......いる?」
音の聞こえる方へ向けてそういい放つ。
ここは保健室、そう戦闘にはならないだろうが念のためにバックパックに手をかける。
アタイは今日は学校に泊まった。
この学校の地下室にはアタイの部下に作らせたシャワーがある。
水道を引っ張ってきただけだけど、それでもかなり優秀なものだ。
軽くシャワーを浴びて、近くにおいていたタオルを使って体をふき、服を着る。
この部屋はいつも来てるから半ばアジトのようなものだ。それにアタイと当時工事にかかわった部下以外は絶対に知らない場所だ。
一つだけ難点があるとすれば携帯の電波が圏外にはいかないまでも弱まることだろう。少しメールなどにラグが生じてしまう。
まあ、居心地は悪くないからすぐに寝れるでしょ。
アタイはそのまま横たわり眼を閉じた。
〜朝礼前〜
アタイはメールで比良坂の妹に大事な話があると比良坂に伝えてくれとできる限り真面目な文面でメールを送り、
部下にも比良坂を捜索・ここに連れてくるよう命じておいた。結構嫌がってた。そりゃそうだ、外は大戦争の真っただ中なのだから。
しばらく待ってりゃくるでしょ。うん。
「はぁ〜…。待ってる間暇だなぁ〜。とりあえず比良坂と仲直りできればいいんだけどなぁ〜。」
思わず声に出てしまうほどの悩みの種だった。罪悪感はあったけど、どうしても謝ることができなかった…。
比良坂にはもうチョッカイを出さない、そんでもって友達からでもいいから――
友達からでもってなによ、ばっかじゃないのアタイ。顔を赤くしながらアタイはただひたすらに待っていた。
【MultiChimeraDevice】。それが手に入れた力。
この力を手に入れてから、俺は様々なDNAを記録してきた。
お陰で欠席がかさんだ。出席日数足りるかな?
まあ今はそんなことはどうだっていい。先ずは力を試したかった。
「......来たか」
現れたのは一年生。恐らく炎を扱う能力者。
自分の格好は目立つようだし、いい餌が噛みついてくれたようだ。
手のひらで紅蓮を煌々と輝かせる彼にかける時間は......20秒。
それだけで、片付けてやろう。ニタリと笑みを張り付けた彼の、腕が膨張していった。
片腕を変化させる。黄と黒の警告カラーはベンガルトラ。
膂力の強化された右腕に、目の前の"餌"は炎を放つ。
「遅い、トロい。」
目視から回避までの一連の動作。余裕をもって間に合うレベルの速度。
野生に埋もれた遺伝子の、それが生存本能。
脚力を増強するまでもない。一挙一動が見える、読める。
この力は身体を"無理矢理"変化させ過ぎると疲労が伴う。
逆に言えば自然な形での変異なら、然程の疲労は無いと言うこと。
筋肉、爪、体毛。人間の構造とは基本的に同じ腕。
この程度なら疲労は気にならない。その腕を一閃、凪ぎ払う。
僅か7秒。それだけで校庭に人影が一つ沈んだ。
「ピコピコンッ…ピコピコンッ…ピコピ」
「何よもううるっさいわね!!」
うるさくなっているスマホの画面をタッチしてみるとGPSタグの消失メッセージが再生された。
炎を扱える能力を持った部下だった。こいつの場合消失じゃなくて「焼失」かな、とか考えてクスリとしてしまった。不謹慎だな、アタイ。
反応はついさっき消滅したらしい。おそらく誰かにやられたのだろう。まぁ、しょうがないね。
とか思っていたら、とうとう彼が来たみたいだ。
「冥瞳、こんなとこに連れ出して何のつもりだ…?」
「あら、遅かったじゃない。待ったわよ?」
勇気出して言えるかな…?
396 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/03/13(木) 13:38:56.35 0
>>391 心配しないでいい,,,。
闘うつもりは無い。
【能力で後に回りこみ静かに話かける】
少し聞きたいことがあるんだが,,,。
俺達の【能力】について何か知っている事はあるか?
いや,,,昨日とある男と闘ったんだが,,,能力の形が変わっていたような感じがしたんだ。【能力】が【進化】するような事はあるのか?
そうだとしたら俺の能力も進化するのか?
>>396 この男、油断も隙も無いようでいてどこか抜けている。
素早く後ろに回り込んだ、その動作は全く見えなかった。しかし...
これだけ近くで疾風が進化について騒ぎ立てているのだ。今さら「進化はあるのか?」と質問する方が可笑しいではないか。
「あらー、いい質問ね。神谷くん」
悠綺が口を開こうとした、まさにそのタイミングで養護教諭が楽しそうに答える。
出鼻を挫かれた気分だが、まあいい。この説明は彼女に任せよう。
「能力の進化、いや変化といった方がいいかしら?これは誰にでもあり得ることなの。
貴方の能力... 周囲の時間を操る力。これは能力としては非常に強力な部類よ。
その場合更に発展した力を得るということは難しいかもね。まあ、無い訳じゃないんだけど...
隠れた副作用に無意識が拒絶反応を示し、より安全な別の能力に変異する、その可能性の方が高いわね。
あくまで可能性の話。結論づけるとその彼も貴方も変化はあり得る、ってことよ。」
「......らしい」
研究者と言うものは誰もこうなのだろうか?怒濤の解説の奔流に流される心地だ。
申し訳程度に言葉を添える。一応質問を受けたのは私だし。
それにしても時間を操る能力か。敵にはしたくない。
私の機械、疾風の剣。時が狂えばどれだけ抗えるかも怪しいのだ。
>367>398>396-397
「ふふ…旨いか!いやぁ…一人だと味なんて気にしないからなぁ…」
ちゃんと味付けはするが、かなり適当で、不味くなることもたまにある。
「ちょっと嬉しいねぇ、他人が旨そうに飯食ってくれると…かなり簡単に作った物で悪いけどね。」
クスクス笑う養護教諭を視界から外すと、悠綺の手が何かを探すように動いてる事に気付く。
「あぁ…醤油か?ソース?塩?」
持ってきたバックから調味料セットを取り出す。
「……そうだ!今度家来るか?晩飯でも作ってやるわ!」
養護教諭が吹き出した、無視無視。
「まぁ無理にとは言わんが……何だ?」
ふと後方に気配を感じ、木刀を取り出して構える。
>心配しないでいい、、、。
>闘うつもりはない。
と声が聞こえたと思うと悠綺の背後に回った人影、頭はスキンヘッド。
特徴的な髪型、時間を止めたような動き。これまた噂に聞く人物だった。
「……お前が神谷…神谷和尚か?」
実家が寺だという事もあり、強力な能力と共に噂になっている
「『時間を止める程度の能力の和尚』、か…多少間違いだったようだが。」
彼の能力は時間を止める事ではなく時間の流れる速さを変える能力だったようだ。
止められたらどうしようもないが、流れる速さを変える能力なら対策が出来る…かもしれない。
悠綺にさりげなく近付くと耳打ちする。
「こっちの能力の情報は喋るなよ?情報がある方が有利だからよ。」
そう伝えてからふと時計を見ると…
「……Oh…朝礼の時間とっくに過ぎてる…」
直後、戦闘時間の開始を告げるチャイムが鳴った。
399 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/03/13(木) 23:55:57.43 0
>>397 そうか,すまない。ところで戦闘開始のチャイムが鳴ったがどうする?
(なるべく避けたい所だが)闘るか?
(※神谷は能力で自分の時間を遅くしてたので話の内容は聴こえてませんでした。自分の時間を遅くすると周りの音は速すぎて聞き取れません。
説明不足すみませんでした!!)
グラウンドに伸びた肢体に駆け寄る生徒。あいつの仲間、新手か。
ちょうどよかった。さっき殴ってわかったが、まだまだ力の制御ができてない。
どの程度の変異をどの程度の疲労で出来るのか。それも確かめたいところだ。
「さぁ、準備はいいか?」
返答など聞かない。一方的な宣戦布告。
脚力強化のチーター。さっきの時にわかっちゃいたが大した疲労もない。お手のものだ。
迅速、俊足で間合いをつめる。勢いをそのまま乗せて獣化無しの右ストレート。
出された手のひらに弾かれる。障壁持ちか。上等だ。
この力を手に入れてから各地で遺伝子を探し求め、そして力の使い方を模索した。
そして分かったのが、より疲労を軽くするには既存の器官を流用すればいいと言うことだ。
例えば水中で長く行動したい。だからと言ってエラを作ってしまおうとは思わない方がいい。
何故か?肺呼吸と別個に新たな対組織を作り出す負担が大きすぎるからだ。
この場合同じ肺呼吸、同じ哺乳類。クジラの構造を利用するのがいい。
水中での活動時間、調査でもするのでない限りその程度で十分だ。そうした力の扱い方は心得ているつもりだ。
だが増した力量の制御は未だしたことがない。一発で炎使いの一年を昏倒させてしまったのが証拠。
だから今回の障壁使いの一年、少ない疲労で、長期戦に持ち込む。
サイドステップ、空中回転、跳躍突進。増した脚力でフットワークを刻み、右へ左へ翻弄する。
そろそろ頃合いか。一段と腰を屈め、飛び掛かるモーションを取る。
頭髪の一部が縒り集まってサイと同じ角を形成する。鋭角による刺突で決める。
相手の右肩に深々と角が突き刺さる。血に濡れたそれを引き抜き変異を解除すると、紅く染まった前髪が垂れる。
これでいい、俺は戦える。見つめた右手を握りしめ、これから始まるだろう闘争に歓喜した。
>>398-399 「.............そのうち、ね。」
晩御飯を振る舞ってくれる。それは嬉しくないわけではないが
家事で引けを取るわけには行かない。こっちには女子としての意地がある。
若干眺めのディレイを挟んで、疾風の提案にそう返した。
神谷、そう言うらしい男。見たところ相当厄介だ。
養護教諭が口に出した、それは時間に干渉する能力。
概要しか口に出してないため弱点があっても現在は不明。とてもじゃないが交戦する気にはなれない。
もちろんその条件は向こうも同じ。情報を持っているだけ此方が有利。
余計なことは喋るなと釘を刺す疾風に、分かっていると視線で答え。
戦闘を始めるか?かけられたその問いに淡々と答える。
「......出来れば、拒否。」
情報は得た。此方が有利。
しかし対策が立たないのであればその優位性は砂上の楼閣だ。
時間操作。交戦すればするほど手掛かりを与えてしまう戦闘において、相手には策を立てる時間が十二分にある。
戦闘狂なら諦めるしかない。しかし戦わないで済むのであれば、刃も銃も交えたくはなかった。
>>399>>401 「……チャイムが鳴ったねぇ…でもさ、ここは保健室だし今はパスかな…」
「そうね、今ここで怪我人を増やされても困るわ。」
「こうしよう、とりあえずお互いに離れて五分間は攻撃しないことにしよう、それでいいか?」
持ち込んだ荷物をまとめつつ問う。
まとめたのはいいが、どうやって管理しようかと悩んでいたが、養護教諭が置いてていいと言ってくれたのでありがたく置かせてもらう事にする。
神谷に見えないように準備運動代わりに爪楊枝を小さい剣に変えてみる。
「……やっぱり違和感があるな…」
静かに呟く
//ここの会話を分割するの難しいので二人まとめさせていただきます、すみませんorz
「冥瞳…話ってなんだよ?」
いきなり本題に入る僕。あまりイラつきたくなかったから、早く話を済ませたいのだ。
「あ、あのさ…その、いろいろと…詫びようと思ってさ。今までのコト。」
心の準備が足りなかったアタイに、いきなり話し出すのは少しつらかったけど、少し我慢。
「こっち…、きなよ。なんもしないからさ。そこ座ってよ」
「別にここでいい。…座らなかったら強制するんでしょ?」
「するわけないよ。アタイはもうそこまで鬼じゃないからさ」
「今までのお前はどうなんだよ?」
「鬼…それもとびっきりの悪鬼というべきかな。昨日会った奴にさ、全部見透かされちゃったんだよね。そう、全部。
その時さ、心にグサッってなんかが刺さった気がしてさ、何か使命感に駆られるようになっちゃってさ…。謝らなきゃって。
今までアタイがしてきたことは絶対に許されるべきではないことだって分かってるし、償わなければいけない罪だっていうのも分かってる。
だから謝らせてほしい」
一呼吸おいて、アタイは土下座の姿勢を取った。
「今まで集団で君をいじめてきて、本当にごめんなさい。もう二度と、君にも他の誰にもあんなことは絶対にしません」
少し泣きそうな声でアタイは言った。
「許して、とは言わないんだね」
僕は思ったことを素直に言い放った。彼女自身も先ほど「絶対に許されるべきではない」と言っていたからかな。
まあ、絶対じゃないとは思うけど。
「いいよ、僕は許すよ。うちの妹もすっかり仲良くなっちゃってるみたいだし。それに、今までいじめてきた奴が
僕に向かって土下座する最高のシーンを見ることができただけでも幸せかな、さすがにジョークだけどさ」
ちょっとサディストっぽく言ってあげた。あ、そうだ…いいこと思いついた。
「許す代わりに一つ頼まれてくれないかな?冥瞳。神谷く…神谷先輩を探してほしいんだけど」
「神谷ぁ?ああ、あいつね。もちろんいいわよ、頼まれました」
さっそく部下全員にメールを一斉送信した。内容は簡潔、「二年の神谷を探せ」これだけだ。
「さ、待ってる間に何か話しましょうか」
「何かって何さ?あ、そうだもう一つ。神谷先輩と僕とそれからお前でチームを組まない?
魔眼タイプと時間操作タイプとそれから変身タイプ。3人そろえばうまいことバランスよく戦える気がするんだ」
一応、交渉を持ちかけてみる。こいつは戦闘力こそないがアシストにはもってこいの能力を持っている。
「え、アタイなんかでいいならもちろん参加させていただくわよ。おっと、もう返信が来た」
さっすがアタイの部下だ。仕事が速くて助かる。内容は…っと。「保健室からそれらしき声が聞こえた。ほかに二つ、知らない女子の声と剣の声が聞こえた。以上」
こいつの能力は【ヒアリングサテライト】。能力そのものは下位系統のものだけど、一定範囲内のすべての声を聞き分けることができる能力だ。
その範囲というのが何とこの学校全体がすっぽり覆われるほどの大きさだ。でも戦闘力は…皆無。
「保健室だってさ、いこ、詠未」
手を引いて保健室へ一緒に行くことにした。
「よっ…あ、そ、そうだね、行こう」
あれ、こいついま名前で…おかしいな、錯覚かな?ちょっと冥瞳が可愛く…気のせいだ、うん。
>>399 補足説明どうもです。そうか理由あっての描写だったのか...
説明は地の文ですると良いですよー
それと今回は戦闘じゃないのでとやかく言わないですが
「壊す」とかの行動を確定描写しないほうが良いですよー
405 :
名無しになりきれ:2014/03/14(金) 22:02:26.82 0
新能力提案
【障壁召喚】
自由に性質の違う半透明の結界のようのものをその場に一瞬にして出すことが可能
たとえば柔らかい壁、硬い壁、弾力のある壁、ドロッとした壁、自由に移動
させれる壁、常に自分に対する攻撃に反応して自動で発生する壁、
クッソ小さい壁を大量に召喚、燃える、凍る、電撃が走る、重力発生…など
自由に設定可能
性質は同時にたくさんつけれる。
形も自由、細かったり太かったり丸かったり…
ただし効果が強力なほど体力を急激に消耗する。
あまりにも強力な壁を作ると体力を消耗しすぎて死に至ることも…
>>405 いいんじゃないですかね?使用者の戦術次第でかなり強くなるかと
よしそこの君!そう、このスレを見てる君だ。この能力を使って君も参戦してみないか!?
407 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/03/15(土) 00:03:40.64 0
>>404 ありがとうございます。
了解しました!!
408 :
名無しになりきれ:2014/03/15(土) 18:29:36.83 0
405だけどこのスレのあらすじ的なもの聞かせてほしい。
登場人物とかなぜこのような状況になったのか、
教えてくれたら自分の考えた能力でちょっと参加してみたい。
>>408 木方衝子→融通効かない系戦挙管理委員。泡を出す能力
剣疾風→不真面目系剣道部員。何でも剣にする能力
神谷法念→やたら厳ついけど良い奴。時間の流れを制御する能力
忌引美鬼→裏で何かやってる完璧超人。熱いけど燃えない火を出す能力
比良坂詠未→気弱&共謀な二重人格の元いじめられっ子。風を操り鼬になる能力
冥瞳星羅→部下沢山の元いじめっ子。嫌がることをさせる能力
隼鐘悠綺→寡黙で好奇心旺盛な不思議っ子。いろいろメカを作る能力
入江紅牙→自由で目立つ見た目の問題行動少ない系問題児。いろんな動物になる能力
抜けてたらごめん
勝ち残った者が生徒会長だ。ただいま戦挙期間中
悠綺と詠未が倉庫で交戦。詠未の獣化が解けなくなり能力に乗っ取られる
↓
運動場で再びエンカウント。剣と星羅がバーサク詠未を止めに来る
↓
詠未は薬で自力で能力解除。でもそのまま剣と交戦。双方傷を負う
↓
星羅が詠未を、悠綺が剣を保健室へ搬送
↓
そのころ戦挙管理委員(以下『戦管』)の内部分裂が発生。木方が宵闇(NPC)と交戦
↓
復活した詠未と星羅が駆けつける。宵闇を何とか撃退
↓
同時期、剣と悠綺はコンビを結成した。一日目終了
まだまだ続くぜ!戦挙期間
・いじめっ子星羅といじめられっ子詠未が仲直り。神谷も混ぜてのトリオ結成を計画中
・剣と悠綺は居合わせた神谷と養護教諭を交えて保健室で雑談中
・新キャラ紅牙はNPCを二人倒し孤独に暴れ中
交戦開始のチャイムは鳴った!生徒会総戦挙二日目の始まりだ!!
412 :
岡辺鬼羅:2014/03/15(土) 21:55:40.11 0
参戦させていただきます。
名前 岡辺 鬼羅 (おかべ きら)
能力 405を参照
性別 男
学年2年 体重62s 身長 174,2cm
帰宅部
特徴 そこらにいる普通体系。髪は黒、目も黒、一般的な日本人
周りに対しては優しい素振りを見せているが超腹黒
絶対殺さない、急所を避けて苦しむ様を見て楽しむ。
413 :
岡辺鬼羅:2014/03/15(土) 22:13:59.91 0
変な能力授かった。
壁を召喚できるんだってよ
…地味だ。防御しかできねぇじゃん。
まぁ学校へ登校するとした。
すると現れたのは能力者、やべぇよやべぇ…防御しかできねぇのにどうすんの?
相手は…まぁ襲ってくるよな、そう思いながらとりあえず自分の四方を結界で固める
そして相手の攻撃、目からビームだ。っちょ、目からビームってマンガじゃないんだし
古いってのwでも光線=光速、壁の耐久限界越したら俺の死は確定的だ。
どうしよう…俺は考えた。この能力は本当に防御だけの能力なのだろうか?
もっと自由にはできないのだろうか?
そもそもこの壁は「一瞬にして」「自分の指定した場所に自由に出せる」
つーことは相手のいる場所に直接出せばどうなるのだろう?
――――次の瞬間、辺りは血の海になった
414 :
岡辺鬼羅:2014/03/15(土) 22:53:51.15 0
とりあえず目からビーム野郎を瀕死の重体レベルまで追い詰めた後は
そのまま放置して学校へ無事、着くことができた。
…おーこれはひどい…血の海だわ、すげー
今までよくもまぁ無能力で生きてこれたなぁ…
んでこの海を作ったのが…あいつか、あの返り血獣人野郎か、
見た感じあのやられてる方俺に似た能力の奴かな…
どうしよっか…ちょっと付け入って仲間にしてもらうか、隅を歩いてこっそり逃げるか…
逃げるのは簡単だ。学校に来る間、自分の能力についてだんだんわかってきた。
壁の性質を「光を反射する性質」にして、自分の周りを囲む。そしてこっそりと移動すればいい。
話すにしたってあのキチガイに話しかけようものなら即座に八つ裂きにされかねない。
あ、逃げるの無理だ。相手は獣人、においに敏感だとすれば姿を消しても感づかれる。
やべぇ…どうしよう…よし、念のため自動で攻撃に反応する壁を周りに置いておくか、
コントロールムズいけど。
>>414 /本人確認のため酉を付けると捗る
直近での戦闘。何故かは知らないが血の海に染まっている。
自分が倒した障壁使いの傷は肩口に貫通した風穴ひとつ。それにしては量が多い。
直感した。この男、強者だ。ふわりと吹いたそよ風が血濡れた前髪を撫でる。
目的にはまっすぐ向かう主義だ。そして今回の目的は『頂点に立つこと』。
紅牙は直情ではあるが無謀ではない。手段は選ぶが自分は危険にさらさない。
よって目の前の同級生 ー学証が同じだー に無暗矢鱈に手出しはしなかった。
「難しい顔してどうした?戦闘希望か、そうじゃないのか」
一声かける。戦闘になるなら構わない。
戦闘にならないなら、それに越したことはないが。
416 :
岡辺鬼羅:2014/03/16(日) 00:30:38.70 0
気づかれた…やべぇ…話しかけられた。
でも顔を見る限り敵意はないようだ。
あっでも戦闘マニアとか、もっと血をよこせぇ!的な意味合いの言葉だったらどうしよう…
「お、お、おはよう…入江君…だよね?」
対してコイツのことを知っている訳でもない。名札をみて今、同級生だと理解できたぐらいだ。
でも今は選挙期間、もしも攻撃してきたら…コイツの反射速度は尋常じゃない。
俺が壁を作る前に殺られる自信がある。…よし、勇気を振り絞って言ってみる。
「よかったら一緒に行動しないかい?俺、つい最近能力授かったばっかでまだ能力も使いこなせていないしさ、
君ぐらい強い人と行動できたら俺は君を守りつつ、攻撃できるようにサポートできると思うんだ。
ハハハ…なんてね…」
さぁ、どう来る?コイツを味方につければ少なくとも生き残りやすくなることは確実だ。
いざというときは不意打ちで始末して逃げりゃあいい。
もし仲間になってくれるなら2手にわかれて行動とかもできるし連携もできる。
…腹減った。この能力、体力の消費がかなり激しい、このままいくといつ殺られるかわかんねぇ…
俺を知っている?クラスメイトだったか?
......覚えがない。第一俺はここ最近学校にすら来てなかった。記憶を探しても朧気な像すら出てこない。
挨拶と共に掛けられた言葉に少し考えさせられてしまった。
それはともかく同盟のお誘いと来た。お互い手の内は未知数。
今ここで交戦する手も無くはない。反応速度は圧倒できるであろう。
しかし相手は現に『授かったばかりの能力で一人倒している』。油断など出来ない。
いっそここで手を組むのが最善か?堂々巡りの思考を断ち切るためまずは返事を返すことにした。
「悪い、俺はお前のことをよく知らない。クラスメイトだったか、ただの同級生か?
行動を共にするのは悪くない提案だが、自己紹介でもしておこうか?
...お前は俺のことを知ってるようだし、名前と能力、それだけで結構だ。教えてもらおう」
あ、もしかして酉が分からなかったパティーン?
トリっていうのは俺とかの名前の後にある◆なんとかってやつのことで、
付け方は簡単。名前の後ろに#なんとかって入れればおk。
例をあげれば「#aiueo」とか「#おういぇ」とかそんな感じかな。
これを付けることでいわゆる名刺というかネームタグみたいな役割を果たすわけよ。
そんな感じ。
419 :
岡辺鬼羅:2014/03/16(日) 08:37:25.47 0
どうやら戦闘は間逃れたようだ、危ねぇぇぇ!
ここは素直に答える。
「ただの同級生だよ、俺は岡辺鬼羅。嫌いなものは自分のdqnネーム!
能力は『障壁召喚』指定した性質や形の壁を一瞬で指定した空間に
出す程度の能力。ただ、使いこなせば万能能力だけど体力の消費が
異常なまでに激しくて…」グギュルルルル...
腹が鳴った、ハズい…
学校って食料あったっけ、職員室とか、保健室とか、
おっと、いけない。こんな状況の中食うことしか考えてなかった…
『障壁召喚』か。パッと聞けば防御専用の能力。
しかし『一人倒している』事がどうにも気になる。さて、どう使うか...
使いこなせば万能、か。確かに足場が出来るだけで選択肢は大幅に広がる。
俺の跳躍、奴の障壁。意外といい組み合わせかもしれない。
「よし、わかった。これから俺と組もうじゃないか...」
いいかけて音が響く。この状況で空腹だと?
...面白い。面白い奴だコイツは。
懐に忍ばせた焼きそばパンを目の前の同級生に放り投げてやる。
「はははっ、お近づきの印だ。食いな」
屈託のない、笑顔で。
「あ、いたいた!神谷く…」
そこまで言いかけて、思わず僕の口は、それどころか僕の体は固まってしまった。
訝しげな目線でこちらを見る星羅。僕の視線の先にいたのは、剣先輩とあの女子だ。あっちも少し驚いてるみたいだ。
それどころか、戦闘態勢まで取ってるし…。そんなに僕って危険なのかな?
…危険でした。
「いや、構えなくていいですよ、剣先輩。そこの君も。その、あれだ。僕は戦闘しに来たわけじゃなくて…神谷君と組みに来たんだよ。
こっちは星羅とも仲直りができたしさ。集団で行動したほうがいろいろといいかなって。ダメ…かな?」
なんだかまだ警戒している気配があるようだ。仕方ない、か…
僕はポケットを弄ってつつみに入ったままの一つの錠剤を取り出した。そこには『CD-992』と書かれている。(効果は
>>311を参照)
「これ、お近づきのしるしにどうぞ。そんな睨まなくても、毒なんて入ってないですよ。どちらにしろこれは状態異常を回復する薬だから、能力産の毒は混ぜられませんよ。安心してください」
この近くに毒になるものはまずない。それは当たり前だ。何せ、ここは学校。オブジェクトにも毒になるものは塗られていたり配置されていたりというのはないはず。つまり、【能力】によって生み出された毒のみが使用可能…のはずだ。
あくまで推測だけど。
「ちなみにこれの出所はここじゃ言えないけど、皆にならわかりますよね…?」
笑顔でそういった。内容は少し腹黒さを帯びていたけれど。
422 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/03/16(日) 21:58:09.36 0
>>421 (何故あの二人が一緒にいる?まさか能力で操っているのか?しかし彼奴の表情からはそんな感じはしないな,,,。戦闘になるとは考えづらいが,,,念のため能力を使いながら近づいて見るか,,,。)
「おい,,,比良坂,,,何故お前がそいつと一緒にいる?」
423 :
岡辺鬼羅:2014/03/16(日) 22:32:13.32 0
俺は今、同級生の入江と学校内を散策中だ。
どうやら戦闘にもならず、おまけにいい仲間ができた。
いきなり懐から焼きそばパンを出されたのには思わず驚嘆したがかまってられるか。
たぶん10秒以内に平らげたと思う。こんな調子で大丈夫なんだろうか俺…
普段は大食いって訳でもないのに腹が減ると人間どっか変わるんだなぁ…
目的は生き延びながらも狩る→腹が減っては戦はできぬ→食料探し
ということで。
購買から食料を盗むことも考えたが無理だ、なぜなら最強無敵のガーディアン、
『obachan』がいるからだ。彼女の能力は【超人強化】
何者をも受け付けない体、鉄をも余裕で砕く腕と足に強化する能力、
もし一目でも見られたら最後、金を払わない限り生きては帰れない。
なんにせよ俺は金欠、無謀すぎる。
ということで比較的簡単に食料が手に入りつつ勝てないレベルの相手がいないところを
探しているわけだが…
ん、なんだ保健室あたりが騒がしいな…
>>421-422 >「あ、いたいた!神谷く…」
保健室から出たところで聞き覚えのある声が聞こえる。
条件反射で構えてしまったが、今は大丈夫だと悟り、すぐさま構えを解く。
「おはよう、詠未。傷は治ったか?」
笑顔で相手のコンディションを尋ねる。
一見フレンドリーに接しているが、これは相手の状態を知って対応するための台詞であり、すなわち戦闘する際の下準備である。
「……これは…ほほう、まだ持ってたのか…」
これには苦笑してしまう。どれだけ薬を取ってきていたのか…
「ま、ありがたく貰っておくよ…状態異常の薬か、便利だな…」
相手の観察に夢中でスルーしてしまったが、詠未の発言に気になるところを見つける。
「……神谷と組む?って、よく見たら星羅もいるじゃないか!仲直り出来たのか!よかったよかった!」
これは素直に嬉しい。
だが、相手の戦力が増えた事は懸念事項だ。
(今回の戦挙…最後に勝ち残るのは詠未だな…まだ俺が知らない奴もいるかもしれないが、この三人が集まったなら…)
「……そうか!仲直り出来たのなら記念に朝飯作ってやるかな…もう戦闘時間ひ始まってるが保健室なら大丈夫だろ!よし、入りな!」
【仲直り記念に朝食を振る舞おうと提案】
何となくわかった。コイツの能力は使うごとに腹が減るらしい。
よって今は食料探しのため放浪してるのだが...何にせよ金がない。
どうやらコイツも持ってないようだ。まあ俺が持ってたからといって易々と奢ってやったりはしないが。
だが戦闘になれば役に立ってもらわなければならない。食事はその後だ。
俺が前衛、アイツが後衛。アイツが作った足場を俺が跳び回る。完璧。
その旨を伝えさまよっているが、どうやらアイツは目標を定めたらしい。
行き先は、保健室。なるほど確かに騒がしい。さーて相棒、お前はどうする?
この前の化けイタチ。あいつが仲間を連れてきた。
そして今度は目の前の時間操作能力者をスカウトするのだと言う。気に食わない。
イタチくんの隣の女。私は彼女を知っている。運動場で遭遇し、その能力も受けた。
厄介。非常に厄介。嫌だと思えば思うほど、身体は意思に逆らってしまう。
「......なに」
手にかけていたバックパックをそのまま強く握りしめる。再び暴走?あり得なくはない。
だがあろうことか彼は警戒を解くよう呼び掛けると、何やら疾風に薬を渡している。
受け取っていいのか?説明を鵜呑みにしていいのか?二度も理由なく襲いかかってきた相手だ。信用できない。
疾風に疑う心算は無いらしい。朝食を振る舞おうとまで言っている。
あの時のやり取りを見ても、彼らは元々知り合いだったのだろう。
だから、私が注意してなくちゃいけない。化けイタチに潜む悪意に。
鋼鉄のバックパックを背負う。システムは何時だって起動できる。
保健室を荒らすのは忍びないが、自衛の準備くらいする権利だって誰にでも有るでしょう?
【来訪した詠未、星羅コンビに対し密かに臨戦態勢をとる】
427 :
空桐 霧:2014/03/17(月) 00:49:24.15 0
ザッ… 「空桐だ。…クウドウじゃない、カラギリだ。予定どうり潜入には成功した。…ああ、ゼッドなら届いたよ。ちゃんと碧葉の所にも届いたか?あいつが行っているのは---か。
能力は確か…改変、だったかな?あらゆる構造を変えるって話だったな。何?連続起動は2時間まで?分かった注意するよ。通信終了。」ザザッ…。
組織の人間以外は存在すら知らない、能力を強制付与するデバイス、ゼッド。
これを使えば俺は構造を変化させる能力者になれる。…2時間だか。まぁそれを補う通常火器も充電器もある。なんとかなるだろう。しかし、なぜ組織は俺たちに能力者の情報を集めさせているんだ?何かが気になる。
おっと人が来たか?ゼッド作動。空気の構造を変化させて光学迷彩だ。
なるべく手出しはするなという通達だ。喧嘩をふっかけられないうちは大人しくしていよう。
428 :
空桐 霧:2014/03/17(月) 00:58:46.77 0
俺も病気だったようだ。病気が治るまで引き下がっていよう。…治らないだろうが。
キャラハンさん方、こいつ
>>427>>428バトルスレでも自己中俺設定で叩かれていたので
警戒注意です
うちの弟が携帯持ち出して好き放題してたみたいです。ご迷惑おかけしました。
…そろそろ動くか。手出しは様子を見てからしよう。
名前: 火々里火 碧葉(カガリビ アオバ)
学年: 高校3年
性別: 男性
能力: 改変【チェンジ・ザ・ワールド】
直接触れたものの構造を変化させる。
変化させる対象に指定はなく、発動範囲も自由に出来る。しかしこの能力は元々何の能力も持たない人間が能力者とまともに渡り合うためにある組織が開発した
「能力発動デバイス」(通称ゼッド)
を体内に埋め込んだ事によって得たものである。ゼッドはバッテリー式であるため、連続2時間以上の使用は不可能であり能力を上げればその時間は更に縮む(空の状態からフル充電まで3時間)。
そのため通常火器や、充電器なども携行している。
現在組織からの通達で能力者のデータを収集中。
性格: 冷静
体力:1
知力:5
攻撃力:3
防御力:3
戦術:4
素早さ:3
そもそもここは要望→授与の形で与えられた能力で戦うべきだろ
持ち込み有りならやりたい放題じゃん
>>430 >>431さんの言った通り、ここは他人に与えられた能力で戦うスレです。
性格や設定などはある程度自由にしていいと思いますが、能力は別です。
どんな能力がいいかを提示して、それに他の誰かが能力を考えて渡す。そして、それを使って戦うというスレなので、自分で考えた能力を使いたいなら新しいスレを作るか、他のスレに行ってみてはいかがですか?
他人に作ってもらうのでいいなら、希望を出して下さい。自分含めて誰かが考えます。
折角だから参加してみようか、成長する系がいいな。
>>433 【龍成鯉人】
龍人へと変身する能力者
しかし変身するには条件が必要であり、
『何かに抗いそこをくぐり抜ける』必要がある。
滝でもよし、拳の嵐でもよし、火の海でもよし。
精神がもつ限りであれば、体に眠る龍の血が命を留まらせ強力な龍人へと変身できる。
龍人がもつ能力は『くぐりぬけた』存在に依存し、
滝であれば強力な放水を行えるし、火の海なら炎を召喚し、
拳の嵐なら 格闘能力が格段に向上し 強力な連打をお見舞いできるだろう。
実質的に上限のない 成長能力だが、
ここから成長するにはさらにもっと過酷な何かに抗う必要があり、
精神力を必然的に鍛えられてしまうだろう。
龍人から人間に戻っても龍人時のパワーはリセットされないが、
変身の条件はより過酷になるので注意する事
435 :
岡辺鬼羅(中の人):2014/03/17(月) 22:10:20.46 0
能力説明補足
鬼羅の能力の特徴は様々な性質の壁を出すほかに、
壁を『どこにでも』『一瞬で』出すことが可能な能力。
とある科学の超電磁砲の黒子の能力を想像してもらうとわかりやすいと思う。
あのガラスをコンクリの柱にテレポートさせてあれみたいな感じ。
だから立っている人間に垂直に壁を出せば…
また、デメリットも腹が減るだけではなく、無茶して連用しすぎると
立つどころか動くこともままならなくなる。
そして最悪の場合は…確実な死。
以上ですっ
436 :
名無しになりきれ:2014/03/17(月) 22:16:07.09 0
地面から生やすんじゃなくて瞬時に形成なんだな
でも人間の体内に直で出せたらチートじゃね?
5ミリくらい脳に出せば全員即死じゃん
437 :
岡辺鬼羅:2014/03/17(月) 22:26:20.90 0
【光反射壁で周囲を囲み、こっそり保健室に入る】
危険なのは分かっている。だが頭の中に
「主要キャラに無理にでも関わんないと俺らの存在意義無くなるよ^^」
という言葉がリピートされるのだ。
気配までは消せないが、姿を消せば十分だろう
ついでに食料が拝借できれば文句はない
入り口近くで臨戦態勢とってる奴がいるな、ばれないように慎重に…
保健室に侵入、ん?なんだあれ?薬…?
外の奴はじっと中のやり取りを見ている、これからリアル修羅場が起ころうとしてんだな、納得
さてと、食料、食料♪
グギュルルルル・・・
やっべ、ばれたw殺されるw
【入江と一緒に部屋の隅で息を殺して乗り切る】
近づくにつれ俺の嗅覚が告げる。ここには食事があると。
建前は岡辺の食料調達と言うことになっているが、実のところ朝食の焼きそばパンをくれてやったせいで俺も空腹だ。
本当ならこんなコソコソした真似はせずに堂々と突入してやりたいが、今は飯のため辛抱辛抱。
早いとこ飯食って目ぼしい奴でも狩るか。などと思考していると...
腹の虫が鳴る。俺じゃないぞ。全く、これは完全にバレたぞ......
面倒な交渉事は御免だからな。何とかしてくれ、相棒。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目の前の喧騒以外の雑音が響く。外か。大体の方向は見当がつく。
化けイタチの手の者の奇襲か?単なるイレギュラーか?何れにしても油断は出来ない。
よってバックパックを一部展開、手頃な拳銃を手に取りその方角へ向ける。
「......だれ」
身分証明の要求。従わなければ引き金を引く。
一見異常は見当たらないが、よく目を凝らすと景色に揺らぎがある。
その中心とおぼしき地点、硬質ゴム弾の射出口を。
無慈悲に、機械的に。そこに向けて反応を待つ。
439 :
岡辺鬼羅:2014/03/18(火) 00:09:40.48 0
俺たちに銃口が向けられる、おいおいアレ合法じゃねぇよな?
おそらく姿を現さなければ撃たれる、撃たれれば死ぬ、
光の反射壁は光しか反射できないし、耐久も脆い。100%貫通されるだろう。
念のため、自動ガード壁を展開、ゆっくりと姿を現す。
「あ、あの…すいませんしたぁぁぁ!」
まずは謝罪、にしても怖ぇ、本物の銃向けられるってこんな気分なのか。
呑気に考えているが次は弁明、
「僕ら、金なくて食い物買えなくて、つい盗みに手をかけてしまいました!
本当にすみませんでした!」
正直に言う、しかしさっき見た薬のことは黙っておく。
確実に怪しいもんなあの薬。
許してもらえるかな?頼む、許してくれ!
心の中で懇願した。
>>436 素早く動き回っている相手には当てにくい。というか当てれない
ただでさえ体力消費が激しいからチート性能ではないと思う。
格闘戦や、長期戦やられたら即アウト
壁は空中にも出せるし自分の周囲を移動する奴も作れる。
向けられた銃口と無表情。おお、怖い怖い。
などと呑気に思っていると岡辺は心底恐怖しているようで、謝罪の言葉を捲し立てていた。
銃刀法が施工されてる以上、あの拳銃は能力産。多分殺しまでしないだろうに。
そして盗みに走ってはいるが、まだ未遂だ。言う必要なんて無いだろう。
でもまあ、一度言葉にまった以上は仕方がない。岡辺に合わせてやるか。
「...とまあそういう訳だ。許してやってくれ」
あくまで他人事のように振る舞う。一緒にされたくないからな。
腹をすかせて放浪している以上、共犯であることに間違いはないんだがな...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
人数は二人。名前は分からない。学年証は2年。
能力は未知数。目的は......食料?
てっきり奇襲かと思っていたら少し拍子抜け。だが銃は下ろさない。
虚偽の情報を掴まされていたら?朝食をダシに接近し、強襲に会うかもしれない。
しかし調理者が疾風である以上、食料の譲渡権は彼にある。
人のいい疾風のことだ。きっと断りはしないだろう。頭が痛くなる。
銃口を二人に向けたまま、首だけ動かし疾風を見る。この事態の判断を彼に委ねるように。
>>437-440 養護教諭に謝り、食材等の残量を確認。よし、まだ大丈夫だ。
しかし、先程から妙な気配が一つ…いや二つか。何やら様子を見ているようだが…
「……んで、腹減ってんだな?あんたら…」
姿を現した人影は二つ、調理中の疾風は顔や学年証を見ることは出来ないが、悠綺が確認してくれているはずだ。
「ん〜…飯食いたいんだよな?だったら…」
と少し考えるように軽く上を見る。
食というモノは人間にとって重要だ、自らの情報よりも重要な状況もあるだろう。
「お前らの能力を教えろ。それで飯食わせてやんよ。」
(嗅覚と聴覚から刺激してみるか…)
醤油を少しフライパンに垂らす。少し焦げて香ばしい匂いと、じゅぅぅぅぅ…という焼ける音が発生する。
今さらだけど【MultiChimeraDevice】って獣になる能力じゃなくて特性を手に入れる能力なんだな
完璧に吐き違えてるけどどうしようか
443 :
岡辺鬼羅:2014/03/18(火) 22:17:09.11 0
…どうやら最悪の事態は逃れたようだ。
そして相手はなぜかキッチンに向かう。
じゅぅぅぅぅぅと何かが焼けるにおいがする…
入江はこの状況をどう捉えているのだろう、テレパシーとかあったら以心伝心
完璧な連携が可能だろうになぁ…
とにかく俺は腹が減って減って仕方がない、光反射壁を出したせいで
おなかゲージが 40/100 ぐらいだというのに、我慢などしてられない。
…あれ?入江、腹鳴った?
とりあえず相談する、能力バラして飯にありつくか、不意を衝いて逃げるか、
俺は断然前者。欲望をギリギリ抑えてるレベルの空腹だ。
「入江君…どうする?」ギュルギュルギュル・・・ハァハァ・・・
腹を鳴らしながら問いかける。ここは入江の判断に任せようと思う。
能力の開示が飯にありつく条件か。こいつは面倒だ。
戦闘で腹が減る特性上岡辺は食わないとダメだな。使い物にならない。
こいつの能力は【障壁召喚】。様々な種類の壁を指定の場所に一瞬で出現させる能力。
これだけ言えば防御用だ。脅威レベルはまあ低めだろう。実際岡辺は後衛のつもりだし。
いざ戦闘となると重要なのは前衛、つまり戦闘用の能力だ。俺の情報をくれてやるのは不味い。
「じゃ、俺は良いからこの塗り壁くんに腹一杯食わせてやってくれ。バリア張る能力だ。よろしく」
少ない情報を一方的に押し付け岡辺の背中をぐいっと押す。
俺に判断を委ねた以上異論も抵抗も無いだろう。保健室に押し込む。
まあ俺の場合身体構造の変化で空腹感自体はどうとでもなる。疲労が絶えず付きまとうが。
余計なことは言うなと岡辺に視線で伝える。わかってもらえるとはあまり思っていないが。
「喉乾いた。そこいらの給水機で水でも飲んでくるわ。食い終わったら呼びな」
手をひらひらと振りながら保健室から遠ざかる。こっちまで情報開示を強制されちゃたまらない。
調味料が漂わせる香ばしい風味を嗅覚で楽しむ。名残惜しいが俺は一時撤退だ。
みなさん遅れて申し訳ないです!
>>442 まあ、ある意味一緒でしょ!うん!ww
特性を手に入れた後、その特性を使用して獣になる っていう考え方でいいと思う
>>427-428 >>430 自分で能力を考える上にかなり性能がチートなのはなしで。
あ、怒って某うんこの使い君みたいになるのはなしで!
>>429 忠告、ありがとうございます!
もし参加したいという方。でもどんな能力がいいか悩む方。そんな方のために能力のプリセットをいくつかご用意いたします。
此方から選んでね☆(NPCに使うのもOKです!)
【超烈蹴脚】
足の力を単純に強化する能力。ただし、強化の度合いがやはり能力らしく、蹴っただけで風を起こせたり蹴りを浴びたものは40m吹っ飛ぶとかそんな感じの強さになる。
ただし、その足で地面を蹴ったりすることは出来ず、能力が適用されるのは「生き物」に対する蹴りのみである。
デメリットは特にないが、能力自体は少し地味でもかなり強力な肉弾戦仕様。
【ツヴァイランス】
両腕に強力な貫通属性を与える能力。拳で殴れば貫通して後ろの相手に当てることも可能。ただしそれとなく離れている相手に当てることは困難を極める。
また、貫通属性があるので相手に刺し傷を与えることも可能。
デメリットは特になし。肉弾戦で威力を発揮する。
>>446の続き
【クイックリィサモナー】
詰まる所「言霊使い」のような能力。単純に指定した物質を目の前(自分のつま先から10センチ先)に召喚することが可能。ただし、その能力によって生み出した瞬間に
術者本人がつぶされたりとかは絶対に起きないようになっている。ただし、あらかじめプリセット登録していないものは細かく設定を指定しなければならない。
プリセット言霊の設定方法は自分で勝手に考えちゃってOKです!
使用するたび喉が渇く。この渇きを我慢するとやがて脱水症状を起こす(架空のもので水を飲むだけで治るが治癒方法がそれ以外ないうえ放置で死亡)
【FA-Reprint of Lucifer】
FAとはFallenAngelの意。つまり「堕天使ルシファーの複製」ということ。ルシファーほどではないが一部の魔法を行使できる。
魔法を行使するたび頭から何かが抜けて行く(記憶だったり、感情だったり)。特にスキル難度が高いものを使用するほどより多く何かが抜ける。
忍法帳リセットされたから連投になるけど許してえぇぇぇ
難度1…少し何かが抜けた気がする(遠い記憶が) 難度2…あれ、そういえばあれなんだっけ…(少し近い記憶が) 難度3…昨日の夕飯なんだっけ…!(かなり近い記憶)
難度4……え?あ、これそういうリアクション取るべきものなの?あーw(感情が一部欠落) 難度5………あ、ああ…(より多くの感情が欠落) 難度6…一部の感情と少し近い記憶が消滅
難度7…ここ数日の記憶+感情が大幅に欠落
行使できる魔法は以下の通り。
光魔法
・敵を追尾する1発の光弾(難度1
・一定の距離を真っ直ぐ飛んだ後爆発を起こす光弾(難度2
・敵を追尾し、なおかつ敵より3cm離れたところに到達すると爆発を起こす5発の光弾(難度4
・自分から半径150mの範囲内の自分が敵と認識した人物のみにダメージを与える光(難度5
闇魔法
・まっすぐ飛ぶ闇弾(難度1
・手に闇の力を宿して殴る力を強化(難度3
・敵を目で追うことにより敵の後ろを爆発させる(難度5
・見た敵を石化する(難度7
訂正、【FA-Reprint of Lucifer】の光魔法4つ目は難度6でオナシャス
>>422 「警戒しなくていいよ、神谷k…神谷先輩。彼女とは仲直りしたんです」
まぁ、彼女のほうはどう思ってるかは知らないけど、でもたぶん本気で謝っていたはずだ。あいつは友達を裏切らない
ということはよく覚えている。
>>424 「ホントですか先輩!ありがとうございます!ぜひいただきたいです!」
そういえば僕、今日はまだ何も食べてないや…
「え、アンタ飯作れたの!?すげーじゃん、ちょっと位なら食べてやらないでもないけど…?」
アタイは心底びっくりした。そして腹の虫も感嘆の声を上げた。
450 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/03/19(水) 22:36:33.45 0
>>449 そうか,,,
お前はそれで良いんだな?
ったく,,,お前が復讐なんて言い出すから焦っちまった,,,
まぁ良かったな,,,。
それで?お前も何か俺に用があるんじゃないのか?
...おっと、「こんなこともあろうかと」なんて台詞を吐くつもりは無いが、岡辺にはまだ能力を話してなかったな。
急に戦闘になれば困るが、今回は好都合だ。知らないものは教えられないだろう?
良好良好。食堂の前の給水機の前に立ち、ペダルを一気に踏み入れる。
よく冷えた水道水が喉を潤していく。ついでに筋肉もマッサージしていくか。
なにせここから先は何が起こるかわからない。先の戦闘の疲労はいつまでも溜めてられないしな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一名は能力を開示。一名は逃走。
一人が残った以上問い詰める事も可能か。これでいいのだろうか。
さった二年の男は白髪に褐色の肌、襟元のファーと特徴的に過ぎる外見だ。見間違えることはないだろう。
目の前の男は食事を通して顔を覚えればいい。この二人がタッグ、おそらく敵性存在。そう認識した。
「......どうする?」
料理は彼の手のひらの上。与えるも与えないも疾風次第。
まだ銃は下ろさない。招き入れるその指示が降りるまで。
故に顔だけを疾風に向けて少し緊張した顔でそう尋ねた。
>>450 「そうだそうだ、忘れてたよ。アハハ」
そもそも来た用事を忘れていた。
「率直に申し上げます。神谷先輩と組みに来ました。僕たちと一緒に闘ってください」
真面目な顔でそう言う。と、そこで突然剣先輩たちが立ち上がった。
>>438-444 「「…」」
思わず黙り込んでしまった。アタイも何かしたいところだけどヘタに動いたらヘマしそうで怖い。
*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+*
何も言えなかった。ただ、ココで口を挟んで話をこじれさせたりするとかえって危険だと思い、無言で見つめた。
女子は戦闘態勢を取っている。あ、そういや名前聞いてなかったな。後できいとこっと。
…いっけね、まだ敵(?)だった。
/授与者から許しが出たから存分に獣になる
454 :
岡辺鬼羅:2014/03/20(木) 20:59:51.38 0
入江がなんとか簡単にその場を済ませてくれたようだ。
つーか塗り壁って、俺の能力劣化版じゃねーかw
…にしてもうまそうな料理だ、早く食いたいものだ、まぁ相手に食事をやる権利はあるのだが。
それにしてもさっき入江に睨まれたのはなぜだろう?「なにか秘密を漏らせばただでは置かない」という
暗示のようにも思えたが…
あれ?そういえばあいつの能力、まだ説明受けてなかったな、えっと…初めて見たときには
虎っぽいのになっていた気がする。あいつの能力は動物に変身する能力とみていいだろう。
たとえば…虎以外にもなれるとか?キメラみたいな神話みたいな姿になるとか?
そんな妄想をしながら俺は食事を頂く許可と入江が来るのを待つ。
その間、向こうでは僕たちと戦ってくださいとの会話。どうやらこいつらは知り合いらしい。
よし、1人は名前を覚えた。神谷、というらしい。いかついな。
殴られたら3mは吹き飛びそうな体してやがる。ウホッ、いい体…
いかんいかん、何を考えている、俺はホモじゃないぞ!
「んで、詠未はあいつのこと知ってんの?」
唐突に小声で横から話しかけられ、少し体が跳ねた。
「知る知らないどころか初めて見た顔だよ。二人とも」
「ふーん、そうなんだ…」
腑に落ちない、と顔で訴えてくるけどそんなこと言われても僕にはどうしようもない。
「とりあえず一人は一緒にご飯するみたいな雰囲気だけど、席あいてるのかな?」
「別にいいんじゃない?最悪床で食えば」
「それはかわいそうでしょ」
「席がなきゃそうするしかなくない?」
「まあ、その通りなんだけどね…」
と言った会話をヒソヒソしているけど、少し視線を感じたので前を向いた。
星羅もそれとなく気づいて会話をやめる。なんだかんだで物分りいいな、コイツ。
彼女がほしい!
>>456 彼女が作れそうな能力で参加したいと読み替えていいのか
>>456 【隷属瞳】
魔眼系統の能力。
冥瞳の魔眼とは能力が違い、能力を発動させた状態で目を合わせた相手(異性限定)に恋をしている相手がいない場合、
その異性を発動者の眷属(擬似的な彼女)にすることができる。
ただし一度に効果が及ぶ人数は5人まで、また洗脳状態の異性が強い衝撃などで「夢から醒める」かのような状況になった場合能力は適用されなくなる。
これで彼女作ってこい!w
剣先輩が来ないと進まないな
ふと、僕は気づく。
「ねえねえ君、機械使う君だよ、同じ学年だけど知らないから名前聞いとこうと思って。
僕の名前は…知ってるだろうけど比良坂詠未っていうんだ。君の名前、教えてよ」
目の前の少女の名前を知らない事に気が付いた。左隣から強い視線を感じるけど、そういう意味じゃないというアイコンタクトを送って続ける。
「この前の非礼は詫びるから名前くらいは教えてよ。非礼も何も暴走してたから制御がなかなか効かなかったんだけど…。まあ、あのときのことは一回水に流そうよ、ね?」
流せないだろ、と内心思ったけど、流してくれるかもしれないかすかな希望にかけてみた。頼むから敵対心を解いてほしい。
*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+*
「〜〜〜」
あいつ、目の前の女とばっか話してあいつに気があるのかな?
そう思って目で訴えたけど返事はおそらくノーだろう。なんとなくそういう目つきに見えた。
むー、もっとアタイと話とかすることあるでしょ…。いや、考えて見れば大して話すことないじゃん!
いやいや、好きな食べ物とか好きな色とか、好きな人とか…
って何考えてるのアタイは! …思わず我に返った。
横から声が聞こえる。どうやら話しかけられているらしい。
さては会話に気をとらせて正面の...塗り壁?を逃がす算段ではないだろうか?
...と一瞬思考したが彼は仲間を求めて保健室に来ている。目の前の2年と繋がっている線は薄いのだろうか。
「......ひらさか」
名字だけを繰り返す。名前はすでに知っていた。
過去は水に流そうと言われても此方は実害を被っている。そう易々と警戒を解けたものではない。
(......それに)
加えて言うなら再び暴走する可能性濃厚になってきたといってもいいだろう。
彼は制御が効かなかったと言った。敵愾心がどうあれ対応はしなければ不味い。
従って空いた手でもう一丁の銃を取りだし掴む準備はしておく。
...まあ、ここで敵対心だけでも除いておけば暴走しても私に手をかけるのを踏みとどまってくれるかもしれない。
根拠のない推測ではあるが、取れる手は取っておきたかった。
「ゆーき。はやかね、ゆーき」
銃の構えは崩さない、視線も欠片も合わせない。
だが掛けられた問いに対する答えは呟くように、しかしはっきりと伝えてやった。
>>461 「隼鐘さん、ね。覚えたよ。これからよろしく…って言っても、まあ、そう簡単に警戒心が解ける訳はない、か」
そりゃそうだ。こっちは一度暴れた身。また暴れる可能性も否定できない。
僕としてはそりゃ、否定したいけど。一応僕の能力は僕に服従した…はずだ、と思う。
昨日みたいな大参事にはならないだろうけど、また暴走したらあの薬を再び…
ここまで考えて、思い出した。
CD-992はさっき渡したので最後だったぁぁぁぁぁ!!
暴走したらどうしよう、星羅に止めてもらおうかな…いや、こいつそもそも戦闘能力は皆無だ。
隼鐘さんなら止めてくれる…わけないよね。しいて言うなら僕の息の根を止めてくれそう。それはちょっと迷惑だな。
まあ、少なくとも暴走するつもりもないし暴走しそうにないから大丈夫でしょう、と思い込んだ。
「そろそろ僕もおなか減って来たなぁ…。醤油の焦げたにおいだけ嗅がせて、これじゃただの飯テロって奴だよ…」
「飯テロって何よ?」
「本来の意味は確か…深夜ごろおなかが減ってる時に、おいしそーうなご飯の写真とかを見せたりすることなんだけど、僕はそんな感じのニュアンスで使ってるよ」
「へー。そんな言葉あるんだね」
軽い会話を交わして食事を待つ。あの壁を使う人…建築家?さんも一緒に食べるのかな…?
警戒が解ける訳がない?当然。一朝一夕で解けるものか。
それが能力の制御不足と聞けばなおさらだ。いつ弾けるかも知れない。
それもあるが、一番の理由は何と言っても。
「...襲われたから。血も出た」
実害があったから。一度敵対すれば只でさえ白紙の信用はガタ落ちだ。
お陰で上級生の男子を背負って保健室に移動する羽目になり、成し崩し的に宿泊までしてしまった。
あ、と気づく。身なりを整えるため一度帰ろうと思っていたのだった。
何となく体がベタつく。匂いも心配になってきた。銃を構えてない方の手を顔の前に持ってきて嗅いでみる。
今からは帰れないか。着替えもないしせめて...
「......シャワー、浴びたいかな」
不意に口を突いて出た言葉。彼女はそれに気付かない。
リアルの都合で顔を出せなかった…申し訳ない
>>443-444>>454 「……あぁそうかい、塗り壁君はバリアを張る能力ね」
相手もなかなか賢い。詳しく教えず、かといって能力を開示していないわけでもない。
詳しく教えろと言いたい所だが…こちらも能力を開示したら飯を食わせてやると言ったからには食事を振る舞うべきだろう。
>>449 「あいあい…星羅、別に嫌なら食わなくていいんだぞ…?」
皆に喜んでもらえるのは嬉しいが…こちとら一昨日5000円も財布から抜かれて金欠なのだ。
両親とは連絡もとれない以上、自力でなんとかしなきゃいけないのだ。
「……っと、塗り壁さんや、あんたの名前も教えてくれると嬉しいんだが」
さもなくばこれからも塗り壁だぞ?と付け加える。
>>460-463 「はいはい…出来ましたよ…っと」
出来たのは先程作ったのと同じメニュー。醤油?刺激するのにだけ使いました。
「俺はちょっと情報収集するために友達と連絡を取るが…」
>「……シャワー、浴びたいかな」
「……あぁ、そういえば悠綺もここ泊まったんだったな…シャワー…ねぇ…」
教師用の奴とかならあるだろうか…等と真剣に考え始める
466 :
岡辺鬼羅:2014/03/22(土) 16:23:32.26 0
塗壁は困る。即座に名前を言う。
「岡辺です。…でご飯は食べさせてもらえるのでしょうか?」
さっきから銃を構えられている分、敬語になってしまう。
つーかいつまで構えてるつもりだよ、腕疲れねーの?
まぁ自動ガード壁(たぶん3発鉛玉食らったら破壊程度の強度)があるから撃たれても急いで逃げるがな。
ちなみにこれを二人分出すのにはとても体力を消費する。出さなきゃよかった。
食わせてもらえるのなら真っ先に「銃おろしてください怖くて食べるのが怖いです。」と言いたい。
カロリーメイトがあればエネルギー吸収効率も良いだろうなぁ…
俺の能力たぶんカロリー消費系の能力だろ。もうやだこのデメリット。
//今回は上が星羅、下が詠未です
>>465 「た、食べないわけないでしょ!せっかく作ってもらうんだから当然いただくわよ」
おなかが減ったら戦はできないからね。…いろんな意味で。
な、何考えてんのアタイったら。いろんな意味って何よいろんな意味って。
>>463 「シャワー、ねぇ…。」
そういえばアタイの地下室にそれらしいものはあるけど…。
あそこ一応秘密の場所だし、あんまし教えたくないんだよなぁ…。
とか思っていると勝手に詠未が口を開く。
「ああ、星羅が僕を呼び出したあの部屋にシャワふごっ!」
慌てて口をふさぐけどもう遅い、隼鐘ちゃんが気になりだしてる。
「シャワ」まで行ってしまったのだから止める必要はなかったんだけど…、一応敵だし、あそこアジトみたいなもんだし。
「詠未…アンタねぇ、一応アタイ達こいつらの敵になるかもしれないのよ?そうやすやすと拠点を差し出していいわけが」
「いいじゃん、やさしくして損はないでしょ?」
「何言ってるの!大ありよ、お・お・あ・り!そのまま拠点が乗っ取られでもしたらどうするの!」
「いくらなんでもそれはないと思うよ。この人たちそこまで悪じゃないからさ」
君と違ってね、とか言いたげな目線に少しムッとしながら、あきらめて詠未が言おうとしたことを言う。
「アタイが作らせた独房みたいな部屋に簡易的なシャワーみたいなのがあるけど、そこでいいなら連れて行こうか?タオルもあるし」
まだ予備のタオルが15枚ほどあったはずだけど…。まったく、拠点を差し出すのには早すぎるっての。
…まあ、その優しさは嫌いじゃないけど。
*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+*
「シャワー、かぁ…」
そういえば星羅が僕との話し合い場所に選んだ中世の牢獄みたいな古びた石レンガみたいな壁の部屋、水が出るところあったなぁ…。
「ああ、星羅が僕を呼び出したあの部屋にシャワふごっ!」
口を押えられた。なんでだろ?
そう思っていたら星羅に拠点を差し出すのは早いと指摘された。そこで少し言い合い―と言っても喧嘩ではない―をして、
最終的に星羅が折れてくれた。まあ、いいとこあるじゃん。ちょっとだけ見直した。ちょっとだけね。
「岡辺、ねぇ…。」
壁を召喚する能力、黒髪、日系の肌色、黒色の瞳。学年は恐らく…2年。メール欄に打ち込んでいる途中で、ふと思った。
ツレがいたな…。
アタイは漏らさずそれも書いた。白髪、褐色の肌、赤い目。学年はこちらも恐らく2年。
気をつけろ、と添えて一斉送信。
数十秒たって、返信が来た。
「壁使いの方、リサーチコンプ。そいつは周りに結構優しい岡辺君だな。でも偶にソース元がはっきりしていないが
『あいつが急所を外して敵を攻撃して笑っていた』なんて信憑性の薄いウワサも聞くなぁ。
さて、問題はツレの方だ。コイツは恐らく入江っていう男だ。こいつは凶暴だぞ。お前じゃ手ぇ付けらんないだろうな。能力は変身系統。
こいつが変身したスナップショットを1枚添付する。かなりブレてはいるけど新米のスナップショットだ。そこは許してやってくれ。
だが、スナップショット以外のものにも変身したというソース元不明な情報も流れてきた。とにかくコイツは凶暴。留意せよ
NLNI,CS」
実にアイツらしい長文。こっちが送ってきた情報に対してさらに詳しい二人の情報で返してきた。さすが滝山、やっぱすごいわ。
末尾に添えられた「NLNI,CS」とは「Now Looking New Information,Coming Soon」の略。気取ってるだけだね、オッケー。
そして添付してある写真を見ると…。
殴りかかっている入江の姿が映る。片腕が黄色に見える。でも少し黒色も入ってるか…?
なんだろ、どこかで見たようなないような…。でも取るのを急ぎすぎたのかブレまくっている。こりゃいくらなんでも文句つけたくなるわ。
でもまあ、情報料の代わりに許してやるよ。そう心の中でつぶやき、隣の詠未にこっそりマルコピしたメールを送る。
>>466 「......良いみたい」
許可が降りた。これでやっと銃が下ろせる。
拳銃サイズとはいえ鉄の塊。片腕で保持するのは少女の細腕では難がある。
とはいえ仲間と言うわけでは決してないので警戒だけは怠らないが。
...彼も座って食べたいだろう。自分の席を開けその後方に立つ。
これなら視界から外れる分相手の初動は遅れるだろうし自分は早く動ける。
少し疲労した右腕を逆の手で揉みほぐしながら、周囲に目を光らせた。
>>467 「...しゃわ?」
意外な方向からそんなワードが聞こえる。
どうやらその拠点のような所にシャワーがあるようだ。
拠点...か。知っておいて損はない。最も恩を仇で返すような真似はしたくは無いが。
今それより重要なことはそこが使えるかどうかだ。
「借りれる?」
今度は顔を向ける。頼みごとをするのはこちら側だから。
比良坂詠未と星羅というらしい上級生。本質は悪ではないと、そう認識した。
>>469 「それじゃ決まりね。食事が終わったらついてきてね。あ、君にツレがいるならそいつも一緒に来ていいけど…
中に仕切りはないから。ツレの人が仮に男の人なら外で待機してもらうことになるけど…いいわよね?
まあ、ツレがいるヤツなんてそうそう見ないけど」
今年は仲間を作る傾向が多くみられるけど、去年は見かけたことがあまりなかった。見かけたことが少ないだけで、実際は変わらないかもしれないけど。
「まあ、ツレが誰であろうが別にいいんだけどね」
もし仮にツレがいるとしたら近くにいる可能性は高い。近くにいるなら会話が聞こえてても不自然なことは何一つない。アタイはそう思った。
でも近くにいるなら保健室の中にいるかもしれない…
まさかね。
「じゃ部下にもメール送っとくか。こっちが許可出すまで地下室から出ろ・地下室によるなっと…これでおっけー。んじゃ、遠慮なくいただきます」
アタイはやっと食べ始めた。隣の詠未はすでに半分近く食べていた。はやっ。
「...一人でいく」
付いてくる人が居るならばそれは疾風だが、連れてきたところでどうにもなるまい。
彼は一度帰宅しているし、なにより相手にとっては拠点の位置をあまり漏らしたく無いだろうから。
もちろん自分もこの情報をリークするつもりはない。シャワーを借りて今回は終わり、だ。
そうしている間に星羅はメールを打ち終わった様子で、食事に手をつけようとしていた。
「待ってる。...ありがと」
待機の意思と、感謝の言葉を。小さく声に出して伝えた。
>>471 「別にアタイは気にしてないわよ。じゃ、行きましょうか」
アタイは隼鐘ちゃんを連れて地下室への隠し通路へ向かう。
「あ、ほんとは置いておきたいところだけど…アタイ戦闘能力皆無だから一応護衛に詠未つけてもいいけど、どうする?
嫌ならコイツは置いてくけど…」
コイツとはなんだコイツとは、と隣の人がわめいてるけどガン無視。
比良坂。少し真面目に考える。
さっきも整理した通り暴走の危険性がある。それに奇襲を食らえば2対1の劣勢か。
...まあ奇襲の可能性は薄いが。自分はそれなりに戦えるつもりだし、護衛の必要はないか。
暴走すれば抑止力が大きいのは非戦闘員がいる此方より疾風ともう一人の方かもしれない。
流石に岡部という二年生も暴走した能力者相手に疾風と対立はしないだろう。多分。
「...いい、二人でいこう」
ちらっと詠未を見て言う。なんか挑発的に聞こえるのは気のせいだ。
それよりも早くさっぱりしたい。バックパックを背負い直し、星羅の後ろに付いて行った。
>>473 「おっけー。んじゃ、詠未はココで留守番ね。…ついてくんなよ?」
「ついてくわきゃないだろ!僕は変態じゃないわ!」
隼鐘ちゃんをつれてアタイは保健室を出た。
15分後――
「あそこよ!まあ、少し道は複雑だったけどあとはこの道をまっすぐ進めばおっけー!」
先に行ってドアを開けてあげよっと…
>>473 「悪かったよ…ったく」
なんかいい気分にはならないなぁ。
んで、こっちは少なくとも味方じゃないやつが一人と、味方になるかもしれない人が一人。
顔見知りだけど敵対中かもしれないやつが一人。
――結論を簡潔に言おう。ここは敵地だ。
僕っていま敵のど真ん中にいるんじゃん!?これどーすんの!?星羅頼むから戻ってきてよおおお!一人で戦うのはつらいって!
いや…でも今ココでこいつらを倒すことができれば…ウヒヒ、一気に強敵をつぶせるチャ〜ンス?
ううん、ダメだダメだ。冷静に考えろ僕。ココで二人を相手にしても勝ち目はない。
…というか三人になりそうだ。
食事をいただいた後、僕は食器を台所まで運び、剣先輩に一言「ごちそうさまでした」と言ってから椅子に座って待つことにした。
外は相変わらず騒がしい…今日は近場で戦闘があったのかな。血しぶきが窓にちょっとだけ飛んできて心底びっくりした。
体が跳ね上がった。
…血なんて昨日ので見慣れたのにね。
どうやら辿り着いたようだ。思ったより道は複雑だったが、覚えられない程ではない。
だが今回はその道を敢えて覚えなかった。この場所を他に伝えないように。
何となくは把握してしまったが、招待された手前その程度は許してくれるだろう。
そして扉が開き、その全容が明らかになる。
「......広いね」
その空間に少し驚いた。広大と言うほどではないが快適そうな空間が広がる。
今まで知らなかった。学校のなかにこんな場所があるなんて。
戦挙が終わったら、また貸してくれるかな?そんな淡い期待を少しだけ抱いてしまう。
477 :
岡辺鬼羅:2014/03/22(土) 23:24:19.29 0
ヒャッホー!ようやく食事にありつけた。
銃を下してもらえたからたぶん安心して食事を頂ける。
周りの人は俺の食べるスピードに唖然としてた様だがそんなこと知るか。
あっという間に自分の分を平らげてしまった。ごちそうさまでした。
感謝感謝。超美味かった。
「ごちそうさまでした。超おいしかったです。」
感謝の意を述べる。食料強盗したはずなのに食事もらって…恵まれてるな、俺。
さて、これからどうしよう。食事を頂いた以上、何かした方がいいのでは?
エネルギーはだいたい補給したと思うから、しばらくは戦えるな。一緒について行って戦うのもありだと思うな
また別の目的で学校を放浪するか、だとしたら能力者狩りかな。でも一人で行くのは危険だ。いつ体力切れで
やられるかわからないし、入江を待とうかな…
少し悩み顔でなにか動けるきっかけを待つ。
...っと、そろそろ岡辺の奴は食い終わったかな?
こっちは水だけでも動けるが、時間がたてばまた腹が減る。その時はどうするかな。
肉食動物の特性も持っているため人も食えないことはない。だが校則と味がよろしくないからな。
「...一度戻ってみるか。合流した後で少し考えよう」
次の行動を口に出す。一種の癖だ。
無論戦闘時に次の一手を口に出すような真似はしない。計画性を持って動こうとするときだけだ。
...発言内容に計画性の欠片もないだと?五月蝿い、良いんだよ今は。
よって俺は岡辺と合流すべく、階段を駆け降りた。
>>477 そういえば、と思って見て見ると岡辺先輩の顔つきはとっくの昔に食い終わってるかのようだった。
「いつの間に食べ終えたんだろ…」
そう思っていたその時だった。階段の方からドタドタと音がした。誰か階段を下りてくる…
それだけならよかった。でもその足音は明らかに急いでるように聞こえた。
保健室近くの階段から音がして、それが急いでるということは…ここに駆け込んでくる可能性もなくはない。
「誰か来たかな…?ちょっと失敬〜」
こっそりベッドの裏に潜む。こっそりとか言いながらバレバレだけど。
「ういっす。食事は終わったか?」
遠慮なく保健室の扉を開けてそう声をかける。
岡辺の目の前に置かれた皿を見る。綺麗に何もなかった。
これでアイツもしばらく動けるだろう。良好。
「で、腹が満ちたら次はどうするつもりだ?選択権はお前にやるよ」
かといって一宿一飯の恩義がどうこう言い出したら拒否する。仲良しごっこはあまりするもんじゃない。
今後の方針はいかに効率良く要領良く敵を蹴散らすか。それを要点として動くことだ。
ここは、戦場だ。足りなければ、満たされなければ、奪いとるより他はない。
思わず獰猛な笑みがこぼれる。危ない危ない。瞬時に表情を引き締め、岡辺の回答を待った。
>>480 「〜〜〜」
話し声が聞こえる。さっきの男の声だ。名前は確か…星羅のメールに書いてあったのは「入江」だっけ?
「選択権はお前にやるよ」
襲うか、襲わないか…ココで逃げるのも手だけど、神谷君の答えを聞いてから出たほうがよさそうだ。
でももし彼が動物に変身できるとして、彼の鼻が動物のように効くとしたら…
――ばれるんじゃね?
やるしかない。逃げるだけでいい。どうせ刃を出せば血のにおいと声でばれちゃうだろうし。
さて、やるか。
「うっ…!」
じゃきっ、という音を立てて腕から刃が生える。
「っらぁ!」
思いっきり振って前方の窓を割る。そして足からも刃を生やし、小さな風を起こす。
僕にとっては小さくても、意外と被害は大きかったようで…ベッドが1つ八つ裂きになった。
「ごめんなさ〜い!」
そのまま窓に飛び込み、校庭に到達。そのまま「ついてこれるもんならついてきなよ!」と挑発し、
旧校舎方面へ向かった。
理由は簡潔。CD-992の在庫を探すためだ。…多分ないけど。
>>466-467 「岡部…ね、了解、食ってよし。星羅もな」
腹ペコ三人衆に許可を出すと真っ先に岡部が食い終わった。
「……初対面で敵対意識丸出しの奴の飯をよくそんな速度で食えるな…正真正銘のバカか…」
敵対意識があるからと言って何か入れているわけではない。決して。
>>469-474 「……あいあい、気を付けて行ってこいよ〜悠綺〜」
シャワーを浴びにいくという相棒を見送りながらふと思う
(……水の出るアジトなんてどうやって作るんだ?)
>>477-481 「はいはい…お粗末様ね。」
岡部はともかく、星羅、詠未も速攻で食べ終わった。どんだけ腹ペコだったんだ。
「ん〜…ここに居る奴全員相方待ちじゃねぇか…」
詠未と神谷は星羅、俺は悠綺、岡部は…詳細不明のアイツ。
と、突然詠未が動き出した、ベッドの裏に隠れたりしている。
その後間もなくアイツがやって来た、岡部の相棒のアイツだ。
「飯なら食わせたぞ、足りないとかの文句は聞かんぞ?材料買って来てからにしろ」
と、またしても詠未が動いた、今度は能力を出して窓から飛び出した。
「おい!ここで使うなよ!」
即座にバックステップしたが服が少し切れた。後で弁償してもらおうか。
ベッドも一つ壊れている、こいつも弁償させてやろうか。
「……ったく…大丈夫かい?お三方…」
一応心配してみる、同じ学校の生徒だし。
ポケットの携帯が震えながら大きな音をだしている。
「何よもうピーピーピーピーうるっさいわねぇ〜」
いやいや携帯を開くと詠未からの初めてのメールが届いていた。
しかし中身は期待したほどロマンチックなものではなかった…
「現在一方的に逃走中 保健室に敵は戻ってきた 旧校舎旧保内に逃げ込み成功」
とだけ書いてある。アイツあそこ好きなのかな?まあ、いっか。
「あ、隼鐘ちゃん?シャワー終わったらアタイ、風の速さで逃げ回る暴れん坊に会いにいかないと行けないから校庭までは案内するけど…
そこからはさすがに一人で保健室行けるよね?」
ここまでの道は複雑だから、一度通っただけじゃ全部記憶するのは難しい。それに部下がマメなことに配置してある置物とかを3週間おきに違うものに変えているらしく、
アタイですら偶にわからなくなってしまう。そんな道を一度通っただけのやつが完全に記憶できたらすごいと思う。
…アタイの頭が悪いだけな気がしてきた。
「ったくあのバカ、売られてもない喧嘩を買ったに違いないわ。頭冷やしてもらわないとね…
あ、メールしてくれればいつでもここに案内する…と言ってもあんまり連れてきすぎると覚えられちゃいそうで怖いけど…
まあ用事があってシャワー浴びたいときとか昨日浴びれなかったー!って時はいつでも連絡頂戴ね。あと戦挙終わったら好きに出入りしていいわよ。ここいいサボリ場所だしね」
おっと、アタイがたまーに授業サボってるのは言っちゃダメだったかな。先輩の威厳がゼロになっちゃうね。アハハ。
こっそり作らせたとはいえ、校長には多分ばれてるんだけどね…。
ごくたま〜に使う情報屋キャラ(
>>468の滝山)に能力を持たせたいです
監視能力…戦闘能力は皆無でお願いしたいです、広範囲探知とかスパイ衛星みたいなのとか
そんな感じのでお願いします!
後寝ます!£(。・"・)o†゚*。Good★night。*゚†o(・"・。)β
>>484 【視界拡張】
視界を広げる能力
真上・真下だけではなく後ろも見える
広げる方向は縦・横だけでなく奥行や時間も可能で
ある程度 未来や過去の様子も見ることができるし
常人離れした視力で遠くのものを視認する他、透視能力も兼ね備える
この能力の真髄は視認したものにまるで目の前にあるかのように干渉する事が可能な事である
視覚以外の四感で感じる事ができるため 情報収集に一役買ってくれるだろう
>>485 かっこいい!まさにこういう能力を待ってました!
ぜひ使わせていただきます、ありがとうございます!
質問ですが、奥行きも広げるということはより遠くのものも見れるってことですよね?
487 :
岡辺鬼羅:2014/03/23(日) 20:17:19.18 0
おっ入江が戻ってきたな。そしてすかさず選択を任される。
その時一瞬入江がにやけた気がする。それも、とびきり凶暴な。
俺の選択はもしかして間違っていたのではないか?コイツとタッグを組んだこと事態。
こりゃあれだ、獲物をとっとと狩らせろこの野郎とかいう意味なんじゃないのか?
だが、飯を頂いた恩がこいつらにはある。ここは被害を出さず、出させず、保健室から出ることを選択する。
俺が意思を伝えようとしたとしたその瞬間、ベッドの下に隠れた奴がベッドを破壊して窓から飛び出していった。
びっくりした…ん?痛っ!ちょっと切られたな。血が出てくる。大丈夫かと聞かれたが、ここは大丈夫と、怪我をしたことは隠す。そして再び意思を伝える。
「えーと…じゃあ、ここから出て、見つけたやつ手あたりしだい倒していく…とか?」
おっと、少し怖い表現になってしまったな、それを言った瞬間、周りの奴は俺を警戒心のこもった目で見てくる。
いやいや、こいつらとは戦いたくないから出ようって言ってるんじゃねーか。
入江は承諾したらしく、俺と一緒に保健室を出る。
「あの、怪我したとき以外はもうここには来ませんので!ありがとうございましたー!」
最後に礼を言って。つかもう怪我してるし、隠してるけど。
____________________________________________________
保健室を出て、入江にまず質問をする。
「入江君、君の能力、もう少し詳しく教えてくれないかな?僕は君に能力を教えたけど、
君の能力は腕が虎みたいなものに変化したのしか見ていない。」
まぁ俺も壁を出せることぐらいしか教えてないし、壁も1種類しか見せていない。
なるべく情報を聞き出して仮に敵対したときに弱点を調べて確実に勝てるようにする。
これぞ、腹黒プロフェッショナル。
吹き荒れる暴風、切り裂かれるベッド。
奴の進行方向とは真逆の位置にいた俺はどうやら鎌鼬にあまり巻き込まれずに済んだようだ。
ただ一筋、右頬に傷が入る。流れ出す血を舌で舐めとり、一つの事を心に決めた。
次はアイツだ。
「見つけた奴を手当たり次第か。俺は見つけたぜ。あの鎌鼬だ。行くぞ」
岡辺の問いもいとわず走る。問答は移動しながらで構わない。
俺が岡辺と共闘する上で与えるべき情報は少ない。即ち人より動けるという一点のみだ。
疲労を顧みなければ様々な特性が得られるが、明かす手の内は精々「跳躍」「怪力」「超感覚」程度。
そんなものは見れば分かる。戦いのなかで理解すればいい。
「俺の能力は獣化。人より良く動ける、その程度だ。」
他のチカラをそう使うこともないだろう。
俺が岡辺に求める協力は空中への細かな足場の設置のみ。
爪先のみで駆け回る獣の跳躍に多くの面積は必要ない。
相手にとっての障害であり、自分にとっての足場である。それだけ舞台が整えば十分。
「早く行くぞ。行き先は旧校舎。俺の能力が気になるならば戦闘中に観察でもしてな」
489 :
名無しになりきれ:2014/03/23(日) 21:53:32.47 0
>>486 当然そういう事になる
だから常人離れした視力という記述をしてるワケだったけど
書き方悪かったかな
490 :
◆taZqHR8ods :2014/03/23(日) 22:19:32.89 0
>>489 いえいえ、そんなことはないです
ぜひ使わせていただきますね!
>>483 「行ける。ありがと」
シャワーを浴び終わって掛けられた声に答える。
流石に着替えるわけには行かないけれど、体が洗えたことで気分も心地よい。
そういえば、彼女は詠未が暴走したときに私を助けてくれようとしてくれたんだっけ。
今回の件といい迷惑をかけっぱなしだな。戦挙が終わったときに改めてお礼をしよう。
制服を着直しバックパックを背負い込む。
金属の重みが細い両肩にずっしりと沈みこむ感触を味わいながら星羅に向けて微笑んだ。
「頑張ってね。彼と」
今はこうして恩を受けているが、次会うときは敵同士かもしれない。
戦挙はさながらバトルロワイヤル。生命のやり取りこそ少ないが、それでも過激なイベントではある。
ふと、頭にズキンとした痛みが走る。朧気に写るタイル張りの部屋。ここは...シャワールーム?
疑問に思った刹那、頭痛も光景も綺麗に消え失せていた。一体なんだったんだろう。
ただ最後に一言だけ、健全な生徒として言っておく。
「......サボりは、よくない」
492 :
比良坂詠未ペア ◆taZqHR8ods :2014/03/24(月) 00:00:04.59 0
「ここに…あ、やっぱりないかぁ…」
CD-992を含むほとんどの薬品がなくなってしまっている。そりゃそうだ。昨日ほとんど使ったからだ。
残っているのは効果がよくわからない謎の薬品ばかりだ。
説明書の文章もちょっと読みにくいというか…何が言いたいのかさっぱりな薬品ばかりだ。
こりゃ、使い物にならないなぁ。
…ん?コイツは…どれどれ、『水に溶かすと増えるよ!意志を持たせるon your water!すばらしい』なんじゃこりゃ。
とかすと増えてどうなるんだろう…?試してみようかな〜。
*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+*
>>491 「じゃ、アタイはここで。そんじゃまったね〜」
そう言って扉を開けようとしたところで…
>「頑張ってね。彼と」
「はっ!?ああ、うん、ぱ、パートナーとしてはまあ、その、頑張るよ、うん」
え、なんでアタイ動揺しちゃったんだろ、変な風に聞こえちゃったのかな…きっと気のせいだよね。
>「......サボリは、よくない」
「アハハ、まあ今後気を付けるよ、今後ね」
実際気を付けるかどうかは少し分からないけど。
そそくさと扉を開けて走る。向かう先は当然、旧校舎。
【超烈蹴脚】を疾風の幼馴染みのNPC、「柊 涼風」の能力としていただきます
>>487-488 「いってらっしゃ〜い…俺は悠綺を待つかね…」
そろそろ戦管や先生方からお叱りが来そうなので一応保健室から出る。
養護教諭がやけににやけていた気がするが気のせいだろう。
「青春二組かぁ…私ももう少し若ければなぁ…!」
聞こえない聞こえない。
「……出たのはいいがここから動けないんだよな…」
保健室から出たところで結局動けないわけで。
「どうすっかねぇ…文庫本…は今は持ってないしな…携帯ゲーム…は論外、没収されるか…」
「はぁぁぁぁぁやぁぁぁぁぁぁてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
鬼気迫る表情で一直線に走ってくる人影が一つ。
誰かを認識した時にはもう遅い。
「せいやぁっ!!」
「ふごぉっ!?」
蹴り飛ばされた。
「ちょ…涼風…手加減…手加減…」
「なんでしなきゃいけないのよ!今は戦挙中でしょ!?」
「ごもっともです、ハイ。」
幼馴染み様のお陰で保健室に逆戻りである。養護教諭が前回の怪我が完治してなかったとして扱ってくれたお陰でスタンプの追加はなしである。
「あらあら…修羅場きちゃう?」
聞こえない聞こえない。
「……んで、なんのよu」
「用!?あるわよ!昨日帰ってなかったでしょ!何してたのよ!!」
「怪我して学校泊まってたんだ…」
養護教諭が本当よと肯定する。
「……怪我って?どうせしょうもない怪我で、大怪我だ〜大怪我だ〜って騒いだんでしょ?」
「足千切れかかった」
「はぁ!?」
また養護教諭が肯定してくれる。
「ほ…本当なのね…ごめん…蹴り飛ばしたりして…」
「別に、気にしなくていいよ…いつもの事だし…」
「何よ!私がいつも蹴り飛ばしてるみたいじゃない!」
(いつも蹴り飛ばしてるじゃん…)
【悠綺が来るまで涼風に事情を説明する】
星羅と別れ1人保健室を目指す。
気分を新たにした彼女の口からは鼻唄が聞こえるほどには機嫌も良い。
今日の様に学校に泊まってもシャワーを浴びられる場所がある。それが嬉しかった。しかし...
「...連絡先知らない」
そう、「いつでも連絡くれていい」とは言われたが、肝心の連絡先を知らない。
次会うときに聞けるだろうか。少し不安になってくる。
そうこうしながら保健室前まで辿り着いた悠綺の目の前広がる光景。
「.........うわー」
修羅場だった。
気を使って少し時間を置いてから保健室の中をそっと覗く。
何やら話している疾風ともう1人の女性、そして養護教諭の姿。
養護教諭と目が合うと、彼女はニッと笑ってこう言った。
「ほーら二人とも、痴話喧嘩はそこまでー。疾風くん、彼女きたわよー」
またそう誤解を招く言い方をする。
他人で遊びたがる性格はどうにもならないものなのだろうか。
ともかくも疾風と顔をあわせると、ちょこんと手をあげ報告する。
「...帰ってきた。ただいま」
「水水…みzあった!水!そんでこの水に薬品をとかすと…うわぁぁぁぁっ!」
水が光りだした。そして水がコップからあふれた。
…水が増えた。
瓶には、『水に溶かすと増えるよ!意志を持たせるon your water!すばらしい』と書いてあった。
水に溶かすと増えるよ!は分かったが、意志を持たせるから先がよくわからない。と、その時だった。
「よう。お前が俺を起こしたんだな、ケケケ。俺は実は錠剤型に封印されてたのさ、まあ助けてくれてあんがとな」
「封印?君は何を言ってるの?君は何物?」
「俺はなァ、かつてこの学校の初代校長をやっていたモンだぜ」
「…は?」
意味が分からなかった。目の前の液体が校長って、どんな世紀末だよ。いや、世紀末でもこんなことねぇよ。
「封印って言ったけどどういうこと?」
「あァ、俺があんまりにも長生きして次の校長になりたくてもなれねェ奴がいたからよ、無理やりこんな姿にされちまったってワケよォ」
「長生きってだけで!?」
「まァ、俺の能力のせいなんだけどなァ」
「君の能力…ってどんなものなの?」
「【人工真祖】ってもんだ。効果は簡潔、不死と他の物質への魂の移動。これだけさァ」
「不死…!?長生きってレベルじゃないんですけど!?」
「まァここの薬品が何かくらいは分かるからよォ、戦挙絶賛エンジョイ中な生徒に教えてやるよォ」
「ほんと!?」
さっそく教えを乞うことにした――
ピピッ、と現校長の通信機から音声が鳴る。
校長は通信機を取った。
「…なんだね」
「こちらワイズマンT部隊。隔離中のサンプルFKが旧保健室の薬品に交じって戦挙に乱入、男子生徒の手により復活しました」
「…なんだと?奴がこの世に戻ってきたのか…?」
「ええ。戦挙の邪魔などをされては困りますが、どういたしましょう?」
「…そうだな。そちらにワイズマンQ部隊を派遣する。Q部隊は奴を封印することが可能な部隊の一つ。彼らの指示通りに奴を再び封印しろ」
「了解。行動に移ります」
ワイズマン達は旧保健室の中のうごめきしゃべる液体をじっと見つめていた。
最初に感想を。
正座ってかなり足痛いんだね。
「普通昨日足が千切れかかった奴を正座させるかな…」
「なんか言った?」
「気のせいですごめんなさい」
「なんで謝るのよ」
そうこうしてる内に養護教諭が何かに気付いたようだ
>「ほーら二人とも、痴話喧嘩はそこまでー。疾風くん、彼女来たわよー」
「彼女!?」
「おい涼風違うzうぼぁっ!!」
言い切る前に蹴り飛ばされた。頭を。
蹴り飛ばされ吹き飛んだ先で悠綺に手をあげ応える
「あぁ…おかえ…り…」
虫の息だった
「うぐぅ…ふらふらする…」
「何よ!悪かったって言ってるでしょう!?」
「うふふふふ…大丈夫よ、私がちゃんと治療してあげたから。」
「何度もすみません…」
「気にしないで、私も楽しいから!」
涼風に悠綺との関係を説明する、納得してくれたようだ
「……と、いうわけでだな。悠綺と俺はコンビを組むんだ」
「へぇ〜…疾風が積極的に戦おうとするの何年ぶりだっけ?」
「んなの覚えてないわ…とりあえず、涼風はこれからも一人で戦うんだな?」
「えぇ、私は自分の力を試したいだけだからね…疾風を守る為にさ」
「今は俺の方が強いだろ?」
「蹴り飛ばすわよ」
「ごめんなさい」
「……んで、悠綺。これからどうするよ?校内ぐるっと狩りツアーとか、校内ぐるりん弱者お助けツアーとか?」
「そのネーミングセンス、どうかと思うわ」
「うるさい。……ま、何するかは任せるわ」
養護教諭が終止にこやかだ、いいことあったのかな。
499 :
隼鐘悠綺 ◆WavOJ.wdWQ :2014/03/24(月) 01:39:18.90 0
待って。色々と待って。
目の前で繰り広げられる展開に頭が付いていかない。
まず疾風と知り合いらしい女性は誰で、何処からやってきた?
そして何故疾風が三度保健室のお世話になるようなことになる?
この状況を一言で言うなら壮絶。故に一言も発することなく出入り口で待機するより他に何もできなかった。
コンビの片割れに手を出されると困るのだが... 疾風の反応を見る限り大丈夫なのだろう。
そして出された選択肢。どうしよう、今後のことを特に決めていなかった。
「校内ぐるっと...... ツアー」
最後まで決まらなかった。まあ歩きながらどうするか決めよう。
そう思って出した中途半端な答え。意味を汲み取ってもらえるだろうか。
くぅ…いってぇ、まさかスカウト行動中にバレるなんてなぁ、ひっさしぶりの失態だぜ、ったく…
今日は仏滅ってところかなぁ?いやぁ、いきなり二日目で保健室1回目ってのは最悪のスタートだぜ…。
俺は偵察行動を怠らない。それは顧客に売る情報を集めるため…顧客って言ってもほとんどが冥瞳なんだけど。
アイツにはよくしてもらってる。今までの総売り上げのほとんどはアイツだし…ってか情報料よりも1パーくらい多めに払ってくれてるのは結構感謝してる。
まあ、だからこそ情報を売る気になるんだけど。
…今日はちょっと珍しい能力を持った1年がいたとの情報を聞きつけ、偵察に行ったけど…
まさかアイツ、ビットを射出するタイプだったとは。くそっ…やらかした。完全に俺のミスだった。
何やらがやがやした声が聞こえる保健室に俺は入った。
「たのもーう、センセー、さっそくやられちったんで治療オナシャス…っと、これはこれはひどい有様で。強盗にでも遭われたんですか?」
「それがねー、威勢のいい一年生が窓ガラス割ってそこから飛び出していったのよねぇ…全く、もっと保健室を大切にしてほしいわ」
「愛、ですか?」
「さすがに教室に愛は持てないわよ」
意外な発言が飛び出した。これは面白い情報だ、メモメモっと。
「左肩と右足の太ももに結構深い傷を負ったのでオナシャス」
ベッドに横たわろうとして気づいた。ベッドが一つ足りない。
…壊れていた。
「あ、そういやあんたら、冥瞳見なかったか?ちょっとトリッキーな一年の情報があるんだが…携帯の充電がついさっき切れちまったもんでねぇ」
購買まで行けばいいけど戦闘能力がないもんで途中でやられそうだ、と付け加えておく。
「なるほど、あそこにそこの君…確か隼鐘悠綺ちゃんと言ったかな?アハハ、驚かないでくれよ。隼鐘ちゃんを連れていったと。んであいつは旧校舎にねぇ」
旧校舎は昨日旧保の薬品の80%以上がなくなったので3日目にリフィルが来るという話だが…
「あんたらにココで情報を売ろう。旧保健室の薬品についてだ。コイツはちっとばかしレアかつ重要な情報だから、1200円な。ああ、あんたらグルっぽいから一人代表で買って情報共有とかしちゃっていいぞ。
ただしここのメンバー以外にはなるべくばらさないように、頼むぜ?ま、買うならだけど」
商人魂というやつか。怪我して寝てても商売を続けようと必死な俺って…
「ぐるっと…狩りか」
「ぐるっとツアーとしか言ってないのに勝手に判断していいの?」
「だってもう片方はぐるりんじゃないか」
「それでいいのかしら…」
突然思い出したかのように涼風が悠綺の方を向く。
「……そういえば私自己紹介したっけ?」
「あれ、してなかったっけ」
「私は柊 涼風、このバカ疾風の幼馴染みで同級生よ」
「バカ言うな」
「バカでしょ?」
「お前の方がバカだろ、脳筋女」
えぇ、飛びましたよ。この短期間で三回目です。
「あら、しぶといわね」
「先生には感謝してもしきれない…」
「そろそろスタンプ増やそうかしら…」
「私は構いませんが」
「俺が構うよ、スタンプ増えると悠綺を助けれないだろ!」
「……やっぱ付き合ってんの?」
「ちげぇ!!」
「……そろそろ出ていってもらわないと戦管に通報しないといけないわねぇ…あ、今は戦管じゃなくてワイズマンだったっけ?」
それは困る、勝てる気がしない。
「んじゃ…長い間お世話になりました。」
「次来たらスタンプ増やすわよ?」
「分かってますよ」
「……そろそろ私も行くわね。力試しを続けるわ。」
「おう、しばらくは俺達の前に顔出すなや」
「何か言った?」
「空耳だ…悠綺、行こうぜ」
「お互い頑張ろうね、悠綺ちゃん!」
ぐはっ…リロード忘れてた…
>>502 今回のはしょうがないと思われ
ほんの数分のすれ違いでしたし…
504 :
◆WavOJ.wdWQ :2014/03/24(月) 02:31:53.85 0
どうする?
用事があるので寝るが、>500と>501の間を明日書こうと思う
明日じゃないな…もうとっくに日付変わってる…
お疲れ様です
情報購入等々の展開は疾風先輩に一任するよ
>>505 £(。・"・)o†゚*。Good★night。*゚†o(・"・。)β
【
>>500と
>>501の間】
「……旧保健室の薬品のレアな情報… 1200円…か…」
かなり気になるが、現在財布はかなり薄っぺらい。
中身を覗いても3580円しか入ってない。
「どうするかね…これ払ったら飯が食えなくなるかも知れんが…」
数分考えた結果、代金を払い情報をもらう事にした。
「……ぐっ…しばらくはもやしか…!」
「……私が作ってあげるわよ」
【情報屋に代金を支払い、情報を買う】
>>509 >数分考えた結果、代金を払い情報をもらう事にした。
>「……ぐっ…しばらくはもやしか…!」
「毎度ありぃ!さて、情報の方だが旧保健室の薬品がわずか1日で想定外の量減ってしまったのでいつもならあるかどうかすら分からないリフィルが3日目の午後に行われるそうだ。
これに合わせ、一部校舎の建築系の能力者たちによる応急処置等も行われるそうだ。まあ、このリフィルの情報は本来開示されぬ上あそこに行くやつも少ないだろうから競争相手は少ないはずだぜ?
あ、だからってこの情報がウソだってわけじゃぁない。俺も情報を買うことはある。信頼できる情報源から得た情報だから絶対にリフィルは起きる。だから安心しなぁ」
その情報源が俺の能力による時間を超えた視野拡張能力とは言えないよなぁ。
「んじゃ、あんたらも頑張りな。こいつぁおまけだが冥瞳が比良坂を追って旧校舎に行ったようだ。だが、比良坂について行ってるのはあいつだけじゃあない――入江という男だが、あいつもヤツを追い掛けてる。
助けに行く…なんてこたぁないだろうが、まあせいぜい漁夫の利くらいは狙えるだろうよ。どれも戦闘向きの厄介な能力だからなぁ。一気に潰したいなら旧校舎がおすすめってわけさ。おまけはこれだけ。じゃあ俺は寝るわ、お休み〜」
怪我は治ったから寝ないでさっさと行けと怒られた。仕方ないか…
俺はとりあえず彼らに手を振り保健室を後にした。
511 :
岡辺鬼羅:2014/03/24(月) 21:42:29.76 0
俺は今、入江とあの鎌鼬を旧校舎の中、追いかけている。
あ゛〜、飯食わせてもらった上に見逃してもらった恩人の仲間を潰すのは正直一番やりたくなかったことだ…
およそ10分前までは。俺はあの時、腕を傷つけられている。許さねぇ、こうなった以上、あいつは敵だ!
気づいたら目がギラギラしているように思えた。一年の時を思い出す。
無能力者だった俺は研ぎ澄ました包丁2本、ピアノ線を武器に暗殺行動を繰り返したものだ。あの時の快感は忘れられねぇぜ。
四日目に能力者に暗殺されかけて大怪我して敗退したけど。無論、今もその武器は隠し持っている。
走っているとじれったい!無駄に体力を消費する。ここで壁召喚。
性質は空中移動壁、地面に平行。自分の意志で操って移動する。
入江はなかなかの勢いで走っているがそれに追いつくにはこれが一番だ。
単純な性質なほど体力は消費しない。よってあいつを潰す体力は温存できる。
「さぁどこだ!出てきやがれ!鎌鼬ィ!…八ッ!」
しまった、本性が出てしまったな。どうしよ、どう誤魔化そうか。
まぁ今はあいつを叩きのめさないと気が済まない、ふつふつと怒りが込み上げてくる。
「入江君…とりあえずあいつを潰す事には僕は賛成だ…君の鼻が頼りなんだ…
早く見つけてとっとと潰そう…!」
怒りを込めて語りかける。潰す潰す潰す潰す潰す!
「岡辺ェ!いい顔になったじゃねーか、えぇ?
大丈夫だ、此方からアイツの血の臭いがする。間違いねーよ」
一度誤魔化そうとしたのだろう、獰猛な笑みを隠すように眉間にしわを寄せる岡辺。
だが遠慮は無用と言わざるを得ない。人を戦闘に掻き立てる本能の表情。それでこそだ。
血の海と化した戦場で大した動揺も見せなかったときからその気は有るとは思っていたが。
ここで確信に変わった。血沸き肉踊る闘争心。上等だ。
「良いもん持ってんじゃねーかよ。乗せてもらいたいが先導は必要だしな。
ペース上げるぞ。振りきられないようしっかり付いてきなァ!!」
嗅覚で位置は絞りこんだ。移動の気配も感じない。
よって「超嗅覚」の特性を一度切り離し、「駿足」の特性を利用する。
学生服の下、脚に広がる紋章。それが一瞬発光し、次の瞬間にはチーターの足を造り上げる。
旧校舎。その一室。特定したその位置に向かって駆け、ガラス窓を突き破り侵入する!!
「ほうほう、なるほどね…」
薬の説明を受けて、有用な薬をいくつかポケットに突っ込んだところで、校長に聞いた。
「これからどうするの?元校長」
「簡単さ、他のものに魂を移してひっそりと暮らしていくよ。君たちを一番そばだけど一番遠いところから眺めるのさ」
「ふーん…女子更衣室とか行かないでよ?」
「その手があったか」
「あ、言わなきゃよかった」
そんなくだらない会話をしていた時であった。パリィィィィィン!と後ろから大きな音が。
慌てて風を起こして後退。上の階には住人がいたはずだ。迷惑がないように旧校舎裏に入る。
「待ちくたびれちゃったよ!さあ、かかってきなよ先輩方ぁ?」
大声で叫ぶ。星羅が気づけばそれでいい。そして全身の鎌を出してから先ほど盗んだ薬の一つを口にする。
「あった、止血剤…っと。これでよし」
1週間の間能力が要因の怪我から血が出なくなるというものだ。これで鎌の根元からの出血を抑える。
…痛みは引かないけど。
「ああぁ〜、痛いなぁ…全身が切り刻まれたかのようだよ」
と言いながら痛そうな顔は見せない。
――さあ、来いよ!
514 :
岡辺鬼羅:2014/03/24(月) 23:15:26.93 0
「やぁ、また会ったね。…さっきはよくも俺の腕に傷をつけやがったな…」
爽やかな笑顔で話しかける。そして今度は剥き出しの闘争心の笑顔。
入江との初の共闘…これで闘いのカンを身につけようか。
俺は瞬時に空中に10個ほどの壁を召喚、入江と俺にはまだ自動ガード壁が残っている。
完璧。さらに相手の移動を妨げるかのようにいくつか地面に垂直に壁を8個ほど召喚。
入江ならこの障害壁も蹴って移動も可能だろうからな。…たぶん。
おなか 85/100
保健室から出た時のスピードからして俺からの人体に直接出す攻撃は無理だろう。
大人しく援護に尽くすことに決めた。でも近づかれるようなことがあれば…血飛沫ブシャッ♪とね。
保健室から辿った血の臭い。能力の使用には流血が不可避なのだろうと踏んでいた。
よって相手は短期決戦を強いられ、結果逃げ回ることで消耗を狙う計画を立てていたが...
「...アテが外れたか」
いや、それはさっきまで正しかった。奴があの薬を飲むまでは。
生憎と俺は薬品の類いには疎い。名前を見ただけでは効果なんてわかるはずもない。
だが目に見えた効果、即ち奴の止血という現象はしっかりと確認した。
「さて、岡辺。......行くぜ」
その声に呼応するかのようなタイミングで幾つもの障壁が現れる。
地に立つ壁、空に浮く壁、俺たちの周囲を徘徊する壁。舞台は整った。
先ず使う特性は「駿足」のみ。校舎への侵入に使った効果そのままだ。
獣の脚に力を込め、地を蹴り跳躍し接敵する。
空中に配置された障壁から障壁へと跳ね回り、狙いを絞らせないよう縦横無尽に動く。
さあ、お前の力を見せてみろ。手の内を晒し俺の掌のステージで躍り狂え。
跳躍の準備動作、脚を曲げる瞬間毎に作為的に行動を遅らせる。
このディレイを隙と見るか誘いと見るか。仕掛けてこないならば速攻でぶち殴ってやると跳躍の中で思考した。
「先輩たち、コンビネーションいいじゃん。でもそんなんじゃあ僕にはまだ届かないですよォ!!!」
軽く鎌を振り体を回転させる。徐々に速度を上げ、僕を中心とした黒い竜巻を生み出す。
「ここまで来てみてくださいよ、きっとあなたの体は八つ裂きですからねェ!!!」
いくつかの障壁を破壊してもまだ勢いが衰えるどころかむしろ増していく竜巻は、旧校舎自体も飲もうとしている。
「そらそらそらぁ!」
少し鎌鼬を飛ばす。障壁にかすったりかすらなかったりと方角は適当だけど、ある程度の妨害にはなるだろう。
竜巻か。これでは迂闊に近づけないな。
そしてそもそも俺の能力は特性上遠距離攻撃の手段に乏しい。想像より厄介な戦闘になりそうだ。
「威勢だけは認めてやんよ......っと!!」
一つの鎌鼬が唸りをあげてこっちに飛んでくる。バック宙でかわし地面に降り立つ。
奴が竜巻を起こした際の回転。そして今回の鎌鼬。
共通点は『腕を降ること』。単なる景気付けかも知れないが、もしそれが能力行使に必要な行動なら?
...何はともあれ此のままでは旧校舎その物が危ない。跳躍で建物から離脱、その際に岡辺の胴を抱え引きずり出す。
「暴れんなよ。いいか、これから俺が言うことを次の機会に実行しろ、いいな?」
落下しつつそう告げる。岡辺も動物の特性を利用できれば、高周波で秘匿回線が繋げるというのに。
そこまで来て一つの案を思い浮かぶ。この際だ、ついでに告げてしまおう。
「先ずひとつ。どんなに小さくてもいい。奴の腕の振りに合わせて邪魔になるように障壁を出せ。
腕を振りきらせなければ、風を出せない可能性がある。だがタイミングは重要だぞ?
次に。これはあまり腹が減らない程度なら、でいいが。
『通過した音の周波数を下げる壁』を展開しろ。一方通行だが秘匿回線だ。
ただ重ねて言うが腹が減りそうなら止めておけ。お前だって貴重な戦力だしお前自信暴れたくて仕方がないだろ?」
>>509 >>510 自称情報屋の立て板に水を流したような語りに少し面食らいながら情報に耳を傾ける。
曰く戦挙の三日目、つまり明日に自由使用可能な薬品類の補充があるようだ。
彼の言葉を信じるならこの情報を知るものは少ない。つまり新品から選り取りみどりと言うわけだ。
悠綺のようにそもそもそんな薬品の存在を知らないものも多いだろう。大きなアドバンテージと言える。
「...だいじょうぶ?」
1200円出費がそれほどまでに痛いのだろうか。悔しげな表情の疾風に同情する。
そこまで厳しいなら少しは頼ってくれてもいいのに。この反応を見る限り自分の方が懐に余裕があるはずだ。
とはいえこれも優しさなのだろうか。そう思うと何だか責められない。
...さて、今日はこのあとどうするべきか?
既知の能力者同士の戦闘に行くのも悪くはないがリスクは高い。
迂闊に薬品庫に近づけば、その情報を感づかれてしまうかもしれない。
...やはり、ここは任せよう。行き先を疾風に委ね、バックパックを背負い直す。
「...どこいく?」
519 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/03/27(木) 22:25:31.65 0
またカキコできなかったから状況説明お願いします(-_-;)
岡辺鬼羅:表ではいい子な隠れ狂人。いろんな壁をいろんなところに張る能力←NEW!
・入江&岡辺、コンビになる
・悠綺と星羅、ちょっと仲良くなる
・疾風&悠綺ペアは保健室で今後を相談
・比良坂VS入江&岡辺@旧校舎。星羅も絶賛急行中
くらい
521 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/03/27(木) 23:31:44.40 0
ありがとうございます!!
何か僕と同盟結ぶとかなってたんですけどどうしたら良いですかね?
過ぎた時間は戻さない方がいい
結んだか結ばなかったかだけロールで書いて行動おこせばよろし
523 :
名無しになりきれ:2014/03/30(日) 20:56:05.56 0
初見
自由度高いスキルとこれからどうしたらいいかの説明をくれ
>>523 とりあえず能力を
【折紙師】
どこからともなく千代紙を取り出すことができる
それを使って作品を折ればそれらを自由に使役することができる
鳥を折れば空を飛ぶなど、モチーフとなるものの特性を受け継ぐのが特徴だ
また、千代紙に漢字を一文字記入することで作品に特性を付与することができる
「斬」なら切断力を持ち、「巨」なら文字通り巨大化するだろう
「活」などの文字で自我を与えるなど多少複雑なことも可能だが複数の文字の併用はできない
しかしあくまで作品の本質は紙である(特性付与などの例外を除く)
そのため火に弱く、濡れれば脆くなり、引き裂けば簡単に破れるだろう
作品の使役数は無制限であるため数の暴力が期待できる
しかし行動を制御するのは能力者本人であるためあまりに多い併用は難しいだろう
「活」で自我を与えるなど、能力者への負担を軽減する特性付与も重要になるだろう
バトルロワイヤルで会長を決める戦挙期間中。
一人頂点を目指すもよし、徒党を組むもよし、裏で暗躍するもよしだぜ
あと能力名ミスった【折紙師】→【折神師】で変換してくれ
【テスト】
527 :
◆J/oczXnR/E :2014/04/03(木) 04:49:58.21 0
おお!書き込める…
差出人 あわあわ<
[email protected]>
件名 こくち
宛先 (あなた)
送信日 たったいま
--
◆◆◆ こくち ◆◆◆
みなさんの だいじな のうりょく を ねらっている ひとたちが います
ごういのない ごういんな たたかいを しかけてくるひとには きをつけて!
<広告枠>
私の時給、低すぎ!?アルバイトでお悩みの方はここをCLICK!↓
--
【昨日の、どこか】
誰かの声がする。
「よく聞いてくれ。キミ達には、この話を聞いてもらわなくては……いや、聞く権利がある」
朦朧とする意識の中、木方衝子は声を聞いた。どうやら声の主は、自分に向かって話をしているようだった。声は続けた。
「キミたち……いや、キミたちだけじゃない。"僕たち"は、未来を奪われている」
唐突な話だ。どういうこと?
「僕ら能力者には、監視され、管理される未来しかない。この学校に囲われた時点で、僕らの未来は決しているんだよ」
そんなバカな。木方は思った。我々は自由だ。
何不自由なく学校生活を送り、誰にも束縛されていない。戦挙だって生徒の自治でやっている。
卒業後の進路にしたって、進学か就職かは生徒の意志によるではないか。
「よく考えればわかることなんだ。今のこのバカ騒ぎの中で、僕らは何をしているのか?この能力を使って、どんな素敵なことをしているのか?」
……。
……血が、流れていた。
学友同士が、能力を使って、争っていた。
誰もが、傷ついていた。
「なにも戦挙中に限ったことじゃない。
異能は"異能を使うためだけに"、様々な問題を起こしてきた。だから僕らのような役職が生まれた。違うかい」
この声の主は誰だ。役職?どうしてそんなことを話す。不快だ。我々異能者を否定するかのような発言じゃないか。
「この社会(システム)が、そんな危険な存在を、僕ら異能者を、おいそれと野に放すなんてするものか。
なにより、社会の大多数を構成する"普通人"が、僕ら異能に対してある種の危惧を抱くのは当然だ。
だから、僕らが檻に入れられて、飼い殺しにされるのは、社会の要請でもある」
僕らは、これからずっと籠の鳥。
私たちが、これからずっと……?
「能力を授かって、増長したことはあるかい? 自分たちは選ばれた人間だと、そう思ったことはないかい?
……そうじゃなかった。僕らは囚われていたんだ。この異能によって、社会的にも、そして自身の心さえも、囚われてしまったんだよ」
校則違反を犯した生徒を力づくで屈服させたときのことを、木方は思い出した。
そのとき、相手を【弾穿山甲】で吹き飛ばしたときの自分の顔を、木方は窓越しに見たのだ
――それは、誰か知らない顔だった。普段、鏡で見ている自分とは別の自分。それが能力に囚われる、ということなのか。
「僕らと普通人を隔てるのは異能の力……この力こそが、僕らを閉じ込める根本の原因……。
いいかい、今から生徒会長のマスタープランを話す。これは僕らの"未来"を取り戻す計画なんだ」
しばらくして、木方の意識は途切れた。疲れ切った体と混濁した思考が、外界の刺激を全て拒絶した。
【校舎屋上】
「お姉さま、私、この件にはあまり乗り気になれません……」
ふわふわの桃色髪をツインテールにまとめた少女は、伏し目がちに、おずおずと発言した。
少女は小柄で華奢な体格だったが、乗り込んでいるのは無骨な四脚型のフレームパワードスーツ。そして携えるは大型のスナイパーカノン。
これらは全て彼女の能力【Machinery Smith】で生成したものである。
名前は黎明あけの(れいめい あけの)。生徒会長戦挙で無暗に暴れる生徒を取り押さえるライオットガン(鎮圧部隊)のひとりである。
「気に入らないならついてくる必要はないぞ、あけの」
これに応えるのは、艶のある黒髪を背中まで伸ばした、長身の女生徒。
すらりと伸びた背筋と、美人というよりはハンサムな容貌……名前は黄昏夕日(たそがれ ゆうひ)という。
元々女子剣道部主将であったが、その腕をかわれて生徒会役員入りした経歴をもつ。戦挙期間中は黎明あけのと同じ部隊に所属している。
「……すいません」
あけのはしゅん、となって引き下がった。お姉さまの言うことは絶対なのだ。
だいたい、戦挙管理委員会の一部が密かに企むこの計画……「異能浄化計画」とか言ったか。
あけのが夕日に聞かされたのは戦挙前日であった。
特殊な能力を持っていると、それを恐れる大人たちに束縛されたり、利用されたりしてしまうから、その能力自体を無くしてしまう計画。
詳しいところはよくわからなかったが、計画の骨子はそういうことだと、あけのは理解していた。
(でも、もしそんなことになったら……)
同じ戦管や立候補者を襲うことと、能力を無くしてしまうことになんの因果関係があるのかはわからないが、
正直いって、あけのはこの計画には消極的だ。
だってそんなことになったら、憧れの先輩と行動を共にする理由が失われてしまう。
あけのは、屋上から校庭を睥睨する黄昏夕日の横顔をちらりと窺がう。
強い意志を感じさせる切れ長の瞳。整った鼻梁。風にそよぐ美しい黒髪。やっぱりかっこいい。
それに比べて自分はどうだ。
勉強ができるわけでもない。運動だって正直苦手な方だ。弁が立つでもなし、要領も悪い。
特別可愛いわけでもない。背も低い、ちんちくりんだ。
成績優秀、運動神経抜群で美人の黄昏夕日と並び立つには、この能力が絶対に必要なのだ。
(
>>530の続き)
「あけの。これから私たちはどうするんだった?」
黎明あけのがいつものようにぼーっと夕日を見ていると、行動予定の確認という形で夕日から突っ込みが入った。
これもいつものことではあったが。
「アッハイ、えーっと……旧校舎の保健室に薬品の補充にいくます」
「それから?」
「……薬品を取りに来た生徒を狙い撃ちします……」
「いいね。それから?」
「えーっと……忌引さんの護衛に」
「まぁ、それは彼女のご機嫌次第だがな」
昨日、理事会から直々の命令があったのだ。科学部部長・忌引女史の身辺を警護せよと。
彼女の研究は学外からも高く評価されており、理事会との太いパイプを持つのではないか、と生徒会ではわりと知られた存在である。
「あの……忌引さんもやっつけるんですか……?」
「いや、やるにしても彼女はあとだ。この計画が理事会や職員会に露見するのは遅い方がいい」
計画のために、彼女らが襲った戦管数名が失踪しているのは既にバレている。仲間の宵闇名月が派手にやりすぎたからだ。
今朝の朝礼でも、校長直々に告知があったし、人員補充に"ワイズマン"(生徒会OB)が投入された。
しかし、唯一の僥倖は、それが宵闇の単独犯だと思われていることだ。
戦管の主要メンバーが裏切りに関わっているということは、まだ知られていない。
「出発しよう」
黄昏夕日はピッと踵を返すと、旧校舎方面へ歩き出した。
はいぃ、と気の抜けた返事をして、黎明あけののパワードスーツがガシャガシャと動きだす。
黄昏とて、この計画には懐疑的だ。もしかしたら、生徒会長の口車に乗せられているだけなのかもしれない。しかし。
(黎明あけのに、この能力は不要だ)
計画が成就するにせよ、失敗するにせよ、あけのの能力を取り去るという約束は既に取り付けてある。
彼女に戦場は不似合いだ。それに……。
いや、余計なことを考えるのは止そう。まずは旧校舎の一室。次の戦場は決まっていた。
【戦管・黄昏と黎明コンビは、旧校舎/旧保健室にて待ち伏せを行う】
(敵役データ)
名前:黄昏 夕日(たそがれ ゆうひ)
性別:女
年齢:18歳
身長:172cm
体重:55kg
学年/部活等:高校3年生/生徒会戦挙管理委員会 鎮圧部隊所属
容姿:髪形は背中まであるロング。美人だが、意思の強そうな瞳とピンと伸びた背筋から、ハンサムと言った方がしっくりくる。
能力:
>>80【千子村正】
いつでもどこでも刃渡り90cm程度の一振りの斬れ味が良い長剣を出すことが出来る。
その長剣は軽く感じるので素早く振り回すことが可能な上、剣を持った時に使い方がわかるので達人のように扱える。ただし剣は連続して生成出来ないので基本は一振りだけ。
長剣は力強く振ることで風の刃が巻き起こり、見た目以上のリーチを誇る。上手くすれば炎やら水やらに風の刃をぶつけて斬り裂いて防御に使える。
戦闘不能に陥る覚悟があれば、捨て身の心を持って剣先を向けて刃が射出されるイメージを放てば剣の刃が高速で発射される。
威力は強力であらぬ方向に撃っても当てたい者へ反射して飛んでゆく。ただしこれを放つと剣が使えなくなるので本当に最後の切り札。
要約すると、風のように素早くリーチのある剣をいつでも生成し、それを達人のように扱える能力。欠点は剣を無くすと戦えなくなり、打たれ強さに難があること。名前は無いので命名は能力者に委ねられる。ちなみに、戦いをたくさん経験することで成長する。
人物紹介:
元女子剣道部主将。3年になってから生徒会役員入りした。凛々しい容姿と性格から女子生徒に人気が高い。
武装は能力名ともなっている【千子村正(せんじむらまさ)】。風を纏う一刀。後輩・黎明あけのの随伴歩兵として彼女の護衛をするのが主な仕事。
名前:黎明 あけの(れいめい あけの)
性別:女
年齢:17歳
身長:152cm
体重:43kg
学年/部活等:高校2年生/生徒会戦挙管理委員会 鎮圧部隊所属
容姿:桃色の髪をツインテールにしている華奢な女生徒。伏し目がちで引っ込み思案。
能力:
>>107【Machinery Smith<機械生成>】
特定の使用法(指定可能)を持った機械を生成するができる能力。
たとえば土を掘削する機械など。ただし生成を行うと空腹に見舞われる上周囲の金属を無差別に吸収して使用するため被害が甚大というデメリットがある。任意で機械を分解し素材に還元することも可能。
人物紹介:
先輩の黄昏夕日をお姉さまと慕う引っ込み思案な少女。普段はおっかなびっくりだが、お姉さまのためなら体もはるし、命もかける。
能力は周囲の金属を自分の体と融合し、機械(主に兵器)として変容させる。
しかし還元能力の制御は不完全で、過去、取り込んだ金属の還元がうまくいかず重金属中毒のような症状を起こしたため、外科手術で体内の残金属を摘出したことがある。
最近、自身の能力の影響で、体の一部が半金属化していることに気が付いている。
武装は、四脚のパワードスーツと長距離カノン+ハンドガン(銃器はゴム弾使用)。近距離戦もこなすが機敏には動けない。
四脚のそれぞれに装着されたバンカー(打出し杭)でどんなところにもでも機体を固定でき、またカノンの反動にも耐えることができる。
黄昏夕日が敵の足止めをしている間に狙撃を行うなど、黄昏とコンビで動くことがほとんど。
新規さんかと思ったら違った
534 :
白河 蛍:2014/04/04(金) 22:41:20.88 I
新キャラいきます!
名前:白河 蛍(シラカワ ケイ)
性別:男子
学年:3年
特長:黒髪のボブヘアーで女性に間違えられる程の端整な顔立ち。だが性格(特に口が)悪く、見た目で告白してきた女子の心をことごとく砕け散らせる。普段はメガネだが、伊達メガネの為、戦闘時にははずす。
前生徒会副会長。1年の戦挙時は鎮圧部隊として不参加だったが、2年時に鎮圧部隊を辞退。後に副会長となるが、任期終了前に辞職し、今回の戦挙に挑む。
所謂No.2タイプのキャラです。どなたかカウンター主体の能力を下さいませm(_ _)m
535 :
sage:2014/04/04(金) 23:26:20.85 I
こんなのどう?
【衝撃排出】インパクトリジェクト
相手の攻撃を左手で吸収し、右手でそのまま返す。吸収出来るモノは物理攻撃や衝撃波など、直接ダメージを負うモノに限る。
なので操作系などの間接攻撃は不可。
さらに自身の体を通して相手に返す為、あまりにも強力な攻撃(例えば核爆弾など)は吸収不可。
さらに最大のデメリットはカウンター攻撃の為、自分からの攻撃は出来ない。
名前がONE PIECEみたいになっちゃったけど、こんなのでよければどうぞ。
536 :
名無しになりきれ:2014/04/04(金) 23:29:10.87 0
魔眼系能力ください
537 :
白河 蛍:2014/04/04(金) 23:32:50.98 0
ありがとう!これでいきます!
名前:白河 蛍(シラカワ ケイ)
性別:男子
学年:3年
特長:黒髪のボブヘアーで女性に間違えられる程の端整な顔立ち。だが性格(特に口が)悪く、見た目で告白してきた女子の心をことごとく砕け散らせる。普段はメガネだが、伊達メガネの為、戦闘時にははずす。
前生徒会副会長。1年の戦挙時は鎮圧部隊として不参加だったが、2年時に鎮圧部隊を辞退。後に副会長となるが、任期終了前に辞職し、今回の戦挙に挑む。
能力:【衝撃排出】インパクト リジェクト
相手の攻撃を左手で吸収し、右手でそのまま返す。吸収出来るモノは物理攻撃や衝撃波など、直接ダメージを負うモノに限る。
なので操作系などの間接攻撃は不可。
さらに自身の体を通して相手に返す為、あまりにも強力な攻撃(例えば核爆弾など)は吸収不可。
さらに最大のデメリットはカウンター攻撃の為、自分からの攻撃は出来ない。
>>518 「ん〜…そうだな…ただ戦うだけじゃあなぁ…」
正直、目的はない。
そしてする事もない。
「……とりあえず動くか〜…仕掛けられたら反撃する感じでいこう」
>>528 「ん…メールか。…む…アルバイトにお悩み…じゃない、能力を狙っている…?差出人は…知らないアドレスだな…」
すぐにでも広告を調べたかったが今はそれどころではない。
(能力を狙っている…?誰がこんなふざけたメールを…)
「……まぁいいか…とりあえず覚えておくか…」
539 :
白河 蛍:2014/04/05(土) 00:04:03.06 0
戦挙二日目
新校舎三階・生徒会室
本来ならこの部屋の中央にある椅子には【あの人】が座っている。しかし今は戦挙中。この部屋には俺以外に誰もいない。
昨日からこの部屋を一歩も出ていない。が、退屈はしない。何故なら挑戦者という名の暴徒共が後をたたないからだ。
頭のいい奴なら会長が戦挙期間中に生徒会室に籠る訳がないとすぐに分かる。
「ったく、この学校は馬鹿ばっかだな。」
そう言う自分は何をしているのか?それはもしかしたら【あの人】が戻ってくるかもしれないと思っているから、ココにいるのだ。
「そう言う俺も馬鹿って事か…。」
酷く荒らされた部屋の中を見渡して小さく呟いた。
そう、荒らされたのだ。確かに俺はダメージを受けていない。全ての暴徒達を返り討ちにした。
しかし、それは彼等の力そのものでやられていっただけだ。
俺の能力は【衝撃排出】。相手の攻撃をそのまま返す。故に俺自身がこの部屋を荒らした訳ではない。
「いつまでもココにいても仕方ない…か。」再び小さく呟く。戦挙管理委員の失踪、鎮圧部隊の反乱。それに、生徒会長の…。
まだ表舞台には出たくなかったが、事態は急変してきている。全ては予想の範疇だが、これ以上の急変は望む物ではない。
それに、こうならない為に副会長を辞職したはずだった…。
「やはり大元を絶つしかないか。場合によっては【あの人】を力づくでも止めなければ!」
俺は部屋を出て、戦挙の渦中に身を委ねる覚悟を決めた。
【白河 蛍、戦挙に参戦。失踪した戦管の捜索と鎮圧部隊の武力的排除に向う】
540 :
神谷法然 ◆z81gXHd6h. :2014/04/05(土) 00:06:10.75 0
>>528 何だ...?このメールは...?
能力が『奪われる』だと...?
一応同盟を組んだからな...比良坂達にも教えておくか..。
>>516の方に向かう
541 :
名無しになりきれ:2014/04/05(土) 00:08:34.79 0
魔眼系能力ください
542 :
鶴吹恭:2014/04/05(土) 00:40:57.64 0
名前 鶴吹恭(つるかぜ きょう)
性別 女子
学年 高校1年生
特徴 委員会や部活には所属していない
どちらかというと学校行事等には消極的
先輩をつけまわす事が好き
面倒な奴だが何となく憎めない
容姿 黒髪でポニーテールで軽く結んでいる
前髪ぱっつん
常に眠たそうな黄色い目
一回り程大きな制服を着ていて少しだらしない
何か時間を操るとか空間を切り貼りできるとかそういう能力下さい
543 :
鶴吹恭:2014/04/05(土) 01:20:34.34 0
≫542
備考 空間的な能力や時間に関係する能力を持っている為、生徒会長を決める戦闘には参加出来ない。(戦闘の結果が分かってしまう、時間をゆっくり動かし技を避ける、自分の体を再生させるなど圧倒的に有利な能力を持っていると考えられる為。)
生徒会と仲がいい。(生徒会からすれば良い人材な為)
544 :
白河 蛍:2014/04/05(土) 09:40:15.86 0
【新校舎 三階廊下】
「さて、先ずは鎮圧部隊をとっ捕まえて、失踪した戦管の行方を吐かせるか。」
と言った物の、鎮圧部隊の行方も昨日から分からなくなっている。どうやって探すか…。
「そうだ!奴等は戦菅を襲っている!と言う事は生き残っている戦菅は奴等に襲われる可能性があると言う事か!」
そう呟くと、俺はポケットから端末を取り出した。これは昨日襲ってきた鎮圧部隊メンバーが持っていた戦菅用の端末だ。
「今、居場所が分かるのは…この二人か。
夕日とあけの…旧校舎に向かってるのか?」
会長側近の夕日と、夕日にべったりのあけの…。正直、戦菅メンバーでも俺が苦手な二人だが…今はそうも言ってられない。
それにこの二人なら【あの人】の居場所も知っているのでは…。
俺は旧校舎に向う事にした。
【白河 蛍、旧校舎に向う。】
>>541 まだいるかな
【視奇彩砕】
様々な眼を切り替えることができる能力。瞳の色も変化する
左右の眼で別個の力を使用でき、効果を併用することが可能
持続するタイプの効果は一度目を瞑ればリセットされる事に注意
紅:灼焔眼
見たものを燃やす力。布や紙なら一瞬、鉄などでも見続けることで炎に包むことが可能
また炎が何に燃え移るか等も任意で操作可能。ただし瞬きの瞬間は一瞬無効になる
術者にはこの能力によって直接発生した炎におけるダメージは無効となる
蒼:零凍眼
見たものを凍らせる力。同時に周囲の温度も下げる
氷はいわゆる水の固体ではなく、半透明で冷気を発し強固だが熱に弱い
術者にはこの氷によって発生する冷気によるダメージは無効となる
緑:衆風眼
見たものへと風を吹かせる能力。風の方向性は制御可能
眼を瞑った瞬間に発動し、その威力は対象を見た時間による
この風は切断属性を持ち、術者はこの風によるダメージを無効化する
続く
黄:轟雷眼
見たものへ眼から雷を射出する能力。雷は最短距離を突き進む
射出にはある程度対象を見続ける必要がある。勿論眼を瞑ればリセットだ
例によって術者には雷からの直接ダメージは無効
橙:活性眼
見たもののポテンシャルを引き上げる能力。何をどう強化するかは任意
ただし効果が切れれば全身に疲労と痛みを伴う。この効果は強化の持続時間によって程度が変化する
灰:脆砕眼
見たものの弱点を視覚化する能力。生物には効果がない
その点に刺激を与えることで簡単に壊すことができる。ただし術者による刺激でしか効果は得られない
発動後に眼は瞑られ、しばらく片目となる(劇中時間で5分ほど)。
桃:注視眼
一度見たものをロックオンする能力。
たとえ物陰に隠れようと対象の方向を向いてなかろうと注視したことになる
紫:呪詛眼
見たものを蝕む能力。体調悪化や金縛りなどの怪奇現象をかける
始めは効果を実感できない程度だが、見れば見るほど症状は悪化して行く
後は要望があるごとに覚醒と言う形で追加するかもしれない
547 :
名無しになりきれ:2014/04/05(土) 18:30:43.23 0
>>542 【空間工作】(くうかんであそぼ)
アナタは以下の道具を持ち歩いている
1.巨大ハサミ
空間にちょっと切れ目をいれて切れ目を広げて別座標への穴を作ったり、
立方体状に空間を切りとって別のところの空間とチェンジするといった真似ができる。
2.巨大テープ
ハサミで作り出した切り目を、このテープで貼ることにより消すことができる
3.巨大ヘラ
空間を粘土に見立てて このヘラを使って捻じ曲げる事が可能
4.ダイヤル 4つ
物体やハサミで切り出した空間にこのダイヤルをつけると、
その空間の時間の流れる速度を-4〜4倍まで調節する事が可能である。
ダイヤルは取り外すと徐々に空間の中の速度は従来の速度へと戻っていく
>>542 【侵双神理】
理を切り裂く巨大な双剣を召喚する能力
通常の剣としてだけでなく、斬ったものの時間を操る能力を持つ
刃を当てた瞬間から発動可能。最大で5分ほど時間を逆行させることができる
傷を斬って癒したり、人を斬って元いた場所に戻したりなど用途は様々
また二振りの剣を組み合わせる事で巨大な鋏を作り上げる事が出来る
この鋏は空間を切り裂く事が可能。切り取って剥がし別の場所に貼り付ける事でワープホールも作成可能。
空間を切り取る事で周囲から孤立させる事も可能。いわゆる異空間
この内部での時間の流れは自由であり、外部からの干渉を許さない
動物な能力ください
550 :
鶴吹恭の能力:2014/04/05(土) 20:33:11.57 0
【侵双工作】(しんそうづくり)
理を切り裂く巨大な双剣を召喚する能力。
通常の剣としてでなく、斬ったものの時間を操る能力を持つ。
刃を当てた瞬間から発動可能。
傷を斬って癒したり、人を斬って元いた場所に戻したりなど用途は様々。
また二振りの剣を組み合わせる事で巨大な鋏を作り上げる事が出来る。
この鋏は空間を切り裂くことが可能であり、空間にちょっと切れ目を入れて切れ目を広げて別座標への穴を作ったり、空間を切り取って剥がし別の場所に貼り付けることでワープホールも作成可能。
空間を切り取る事で周囲から孤立させる事も可能。いわゆる異空間である。
この内部での時間の流れは自由であり、空間に取り付けたダイヤルによって調整出来る。速度は問わない。
外部からの干渉を許さない。
鋏によって作り出された切り目等は巨大なテープを貼る事により、元に戻すが出来る。
巨大なヘラを使うと空間を粘土に見立てて新しい空間を創りあげられる。
新しく作られた空間は我々が存在する空間と混ざり合うことは無く、創り出した者が意図的に混ぜる事で初めて混ざり合う。
≫547と≫548が考えてくれたヤツを混ぜて使わせて貰いたい。
二人とも有り難う
>>549 既出の能力とかぶりそうだから方向性が聞きたい
552 :
白河 蛍:2014/04/05(土) 22:49:35.68 0
【校庭】
俺は全速力で旧校舎に向かっていた。
新校舎と旧校舎のちょうど真ん中辺りに差し当たった時、俺の前を5人の男女が立ち憚った。
「おっと!ココは通さないぜ!」と大柄な男。多分二年生だろう。
「ん?この人は確か…副会長じゃないか!?」と俺に気付いたのは、細身の少年。こいつも二年生だったか…。
「やりー!大物じゃないか!あんた達、やっちまうよ!」とキンキン声の女。こいつは確か三年生だ。
「わるいな、俺は急いでんだ。お前らの子守をしてる暇はないんだ。後でボコボコにしてやるから、大人しく隠れて待ってろ。」
俺はいつものように用件を端的に伝えた。
「なっ!?ふざけるなぁー!!」
大柄な男が顔を真っ赤にして迫ってきた。
大柄な男が右腕を高く振り上げると、その肘から先が大きな斧に変わった。
「うわぁ〜!!!」奇声を発しながら全力で振り下ろされた斧となった右腕を左手で軽く受け止める。
「ったく…時間がないって言ってるのに…。」
右腕を掴んだまま、左脚で地面を軽く蹴り上げた。
身体が宙で円を描き、右脚が大柄な男の側頭部に直撃する。
と同時に巨体が後方に吹き飛ぶ。
斧使いが飛ぶが早いか、俺は細身の男に向かって走り出した。
細身の男は落ちている石を拾い、俺に投げつける。
するとその小石が巨大な岩となり、こちらに向かってくる。
岩が当たる直前、俺は右手を前に突き出した。
先程の斧の斬撃が掌から放出され、岩が真っ二つに割れる。
その間をすり抜け、驚く細身の男に一撃おみまいしようかとした瞬間、今度は左横から空気の塊が飛んできた!
落ち着いて左手で吸い込み、身体を伝ったその衝撃は右手から放出され、前方の細身の男を吹き飛ばした!
今度は空気の塊を飛ばした男に向う。
慌てた男が数発の空気の塊を飛ばしたが、全て左手で吸い込み、右手を前に差し出した。
「動くなぁー!!!!」
キンキン声で女が叫ぶ。すると体の自由が効かなくなった。
「私の能力は【声縛り】。私の声が聞こえている限り、あんたは動きがとれないよ!」
「ご丁寧に能力を教えやがったな…」
体は動かないが声は出るようだ。
「動くんじゃないよー。今だ!やってお…」
「わぁー!!!!」
女がいい終わる前に、俺は大声を出した。案の定、女の声が聞こえなくなると体の自由を取り戻した。
刹那、右手から空気の塊を女に向けて放つ。
女が奇声をあげて吹き飛ぶ。
その瞬間、右回し蹴りが空気放を構えていた男を吹き飛ばした。
その間、1分足らずの攻防。一人残った女が震えている。
「戦闘に参加しないところを見ると、お前は回復か防御系の能力者だな?
さっさとこいつ等を保健室に連れて行ってやるんだな。」
捨て台詞を残し、俺は旧校舎に向かって再び走り出した。
【白河 蛍、NPC4人に勝利&1人と不戦。+4pt】
新規さんは本人確認のためにトリップを付けると良いぜ!
名前の最後に#○○○○っていれればおk
ちなみに俺の名前欄は#あbcでfgって入れた例な
554 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/05(土) 23:39:08.03 0
私は今日も1人で屋上に居た
「暇過ぎて死にそう」
授業が終われば私はフリーだった
学校行事等に消極的(教師からやるなと言われているのが事実だが)だからやる事なんてなかった
「〜〜〜〜〜!!」
「〜〜〜。」
??渡り廊下で生徒が揉めている
「おっ?白河先輩じゃん」
白河蛍、前生徒会長。
わたしたちが追いかけ回した生徒会メンバーの1人
あれ?白河先輩って副会長辞めたよね?
また選挙でるの?
「よし!追いかけようっと」
戦闘が終わったのを確認して走り出そうとするが白河先輩は旧校舎へと姿を消す
「あれじゃあ追い付かないなぁ」
仕方ない、と私は双剣を取り出し鋏に変える。
「先輩には悪いけど切り取っちゃえ」
巨大な鋏で小さく旧校舎の空間に切り目を入れる
更に、その切り目を広げ白河先輩をそちらに誘導する
「気付いてないね、てか気付けないよ」
白河先輩が切れ目の空間に入ったのを確認して私はその切れ目に向かって飛び降りた
勿論、巨大な鋏を持ったまま。
(トリップてす)
555 :
白河 蛍◇ngk/komo:2014/04/06(日) 03:06:13.02 0
走り出した俺は違和感に気付いた。
しかしそれはほんの少しの違和感。蚊の様な小さな違和感は直ぐに消えた…。
「誰かに見られてる?」
しかしそれはいつもの事。副会長になってからこっち、常に誰かにつけ纏われていた。
「今はそれより夕日とあけのだ!」
端末の示す先は目の前だった。
「ん?こんなに近かったのか?」
※夕日とあけのも切り目に入ったって事で。
二人の姿を確認すると、俺は声を掛けた。
「夕日!あけの!無事か?」
「副会長!?あ、元副会長か…」
夕日が答える。
「もちろん無事ですが、どうかなさいましたか?」と夕日。
「どうもこうもねぇだろぅ!昨日から何人の戦菅が消えたか!お前達、襲われなかったか?」
「私達を襲う人なんていませんよ。それより白河さんこそ気を付けて下さいね…。こんな輩に!」
俺は背中に悪寒を感じた!それは能力でも何でもなく、所謂経験値によるものだ。
とっさに左手で何かを受け止める!それはあけのから発せられたハンドガンだった!
「何をするんだ!あけの!」ハンドガンの弾を吸収しながら俺は叫んだ。
その時だった!俺を新たな殺気が襲う!
素早く、そして的確な斬撃。それこそが夕日の誇る千子村正だ!
繰り出される斬撃が1回、2回、3回と増えていく!俺はそれを時にはかわし、時には吸収しながら耐える。
その一撃一撃が常人なら致命傷だ。
(まずい!このままでは俺のキャパを超えてしまう)
キャパを超えた攻撃を吸収すると、俺は体内からダメージを受けるのだ。
白河蛍の能力【衝撃排出】は決して使い勝手の良い能力ではない。むしろ使いづらい能力だろう。
それでも白河蛍を副会長まで登りつめたのは、ひとえに日々の鍛錬と一年生からの戦闘経験、それにもって生まれた戦闘センスによるものだった。
「夕日!お前等が裏切り物って事か!」
斬撃の合間に繰り出された蹴りを受け、後方に吹き飛んだ。
刹那!あけののカノン砲が迫る!
(まずい!これは確実にキャパオーバーだ!)
分かっていながらも受けるしかない!
カノン砲を吸収しながら、体内部から外へ血飛沫が弾け飛ぶ。
ついに耐えきれなくなった俺は、その場に崩れ落ちた。
「お姉様、トドメをさします?」
「いいえ、この人は【あの方】の獲物。私たちが手を出す事はできなくてよ。」
薄れ行く意識の中を二人の声が響いていた…
※鶴吹さん、しばしお待ちをm(_ _)m
【回想】
暗闇の中に輝く、一粒の光。
その光が広がると、そこにはいつもの生徒会室があった。
「どう言う事だ!?俺は断じて認めねーぞ!!」
俺に向かって背を向ける生徒会長の椅子。
その横にはこちらを冷たく見つめる黄昏夕日。
『貴方が認めるも何も、これは執行部の決定事項です。』
冷たい声が部屋中に広がる。
「俺のいない時を狙って、勝手に案件を通しておいて、何が決定事項だ!
『貴方が何を言おうが結果は変わりません。次の戦挙から適応されるのです。』
「だったら俺は執行部を辞めてやる!次の戦挙に出て、お前達の思惑を全て潰してやる!」
普段から自他ともに認める口の悪さだが、こんなに感情的になった事はなかった。
「今日限りで副会長を辞めてやる!お前等、後悔するなよ!」
捨て台詞を履き、その場を立ち去る俺に冷たく、そして淋しげな声が突き刺さった。
『やはり朱には交わりませんか…。』
再び光が消え、暗闇の中へ…。
「だい……です……じょうぶ………か?」
遠くで声が聞こえる…。いや、近くか?むしろここはどこだ?
「大丈夫ですか?」目を開くとそこには見知らぬ女子。
「あ!よかった…気がつきましたね。」
何処かで見たような…。あ!そうか!さっき見逃してやった女子だ!
ん?俺を手当してくれてる?やっぱり回復系だったんだな。
「お前はさっきの…。仲間はどうした?」
「仲間じゃないんです…。実は脅されてて、無理やり仲間にさられて…。でもおかげで助かりました。」
て事はさっきの奴等はあそこで倒れたままか。まぁ戦菅(今はワイズマン)か先生が保健室まで運んでくれるだろう。
「そうか…だがおかげで助かった。怪我もそうだが、体力もキャパも全快してるみたいだな。」
※この女子のキャラ又はNPC募集!
その時だった!先程まで感じていた違和感が巨大な物となって全身を襲った。
「お前!少し物陰に隠れてろ!」
俺はそう叫ぶと臨戦体制に入った。メガネをはずし、周囲に警戒網を張る。
(こいつはかなりの手練れ!)
俺の戦闘勘(バトルセンス)がそう叫ぶ!
「さぁ!隠れてないで出てきやがれ!」
【白河 蛍、戦闘不能から回復。新たに戦闘準備にはいる。】
【旧校舎/旧保健室】
>>556 白河 蛍
「あの……その人、白河さんですよね……」
保健室の入口から顔をのぞかせながら、黎明あけのは問うた。操縦する四脚パワードスーツが大きすぎて、教室に入ることができないのだ。
教室内では、激しい戦いを終えた黄昏夕日と、気を失って床に横たわる白河蛍の姿がある。
「ああ」
夕日は、倒れた白河の傍らに屈みこむと、彼の顔にかかる髪をそっと払ってやった。顔からは悔しさが滲み出ていて、少し心が痛む。
なぜなら彼は、ほんの数週間前までは同じ生徒会役員として仕事を共にした仲間だったのだ。
「会長にはよく、懐いていたものだがな……」
生徒会長から企てを聞かされたあの日、異能を学校から消し去ってしまう計画を知ったあの日、白河は反発してそのまま生徒会を辞した。
だが、まだ外部にその情報を漏らしてはいないようだった。会長を説得し、事を内々に収束させるつもりなだろうか。
「白河さん、ずっと一緒にやってきたのに……やっぱり仲間を裏切るなんて私」
「黙れ」
「だって」
夕日はできるだけ感情を押し殺したまま、だがまくしたてるような勢いで、言った。
「……では他人を切り刻むだけの、私の能力が必要だというのか?誰がそれを望む?
あけの、お前の能力で作った鉄の棺桶。入り心地はどうだ?銃で生徒の頭を撃ち抜いたときの感触はどうだ?
もう何人やったからわからない程撃ちこんだ……それが病みつきになったのか?だから、自分の能力を失うのが惜しいのか?」
「い……いじわる言わないでください……」
夕日はあけののパワードスーツにつかつかと近づくと、強引にあけのの腕を取った。
「"機械と一体になる"気分はどうだ、あけの」
黎明あけのの体の一部は、パワードスーツの操縦桿に溶け込んで一体になっている。だから思うままに機械を操ることさえできる。
だが、彼女の能力制御は不完全だった。その証拠に彼女の腕は、おおよそスーツに関係のない個所まで、金属めいて硬質化していた。
夕日は硬質化した腕をグッと力を入れて握ったが、あけのがその痛みを感じることはなかった。
「触らないで!」
「……人を傷つける能力も、"不完全な能力"も、どちらも必要ない。全校がゴタゴタする戦挙中が一番いい機会なんだ……あまり余計なことを考えるな」
青くなったあけのが何かを言いかけたとき、旧保険室に続く廊下にパタパタと足音が響いた。
白河のことを追ってきた女子生徒が息をきらせて入ってきたからだ。誰か来ちゃう!と、あけのはパワードスーツに乗りながら若干挙動不審になる。
「おい、そこの女子。我々は戦挙管理委員だが」
夕日はあけのを手で制すると、落ち着いたよくとおる声で言った。
「この男子を新校舎の保健室へ連れて行ってくれないか。怪我をしている」
別にこれは温情というわけではない。夕日は思った。ただ、我々の能力というもののあり方について、何が正しくて何が間違っているのか、よくわからないだけなのだ。
お前にはそれが分かっているのか。だから会長に反駁したのか。ただ、それを確かめたいだけなのだ。
【黄昏と黎明->白河蛍:気絶状態の白河を、追ってきた女子(回復NPC)に引き渡す(
>>556に続く)】
【白河 蛍】 +1pt
"フェイク・トリップ":あなたはトリップを付けることができていない。
>>553を参考に、名前欄に "#" + "適当な文字列"を入力すること。トリップ(◆○○〇〇)自体は、投稿するときに自動生成される。
"パペット・マスター":この板では、他の人が作ったキャラクターを直接操ることは推奨されない。他の人のPCに話しかけたら、その人からの返信を待ってみよう。逆に他の人に接触されたら、その人に返信してみよう。
【旧校舎付近、物置の屋根上】
自分の能力を、不完全な能力、と言われてしまった。
この能力こそが、憧れの黄昏夕日に並び立つ誇らしいものだと思っていたのに。
黎明あけのはひどく落ち込んでいた。
あの言い分からすると、夕日は自分のことをずっと足手まといだと思っていたのだろうか。
そうだとしたら……当時いい気になっていた自分があまりにも痛々しく、とても情けなく思えてくる。
そして、物置の上で、青いビニールシートをかぶって、カノンのマイクロサイト(照準器)を覗いている自分の姿が、その感情をさらに重くした。
こんなの女の子のすることじゃないよ。
サイトには旧保健室で薬品を補充している黄昏夕日の姿が映る。
お姉さま……。
本当の薬品補充(リフィル)は明日の午後の予定だったんですよ。なのに日にち間違えて……おっちょこちょいなんだから!
しかし、夕日に「今日だ!」と言われたので、そのことは黙っておいた。
夕日には頑固なところがあって、何度か喧嘩したこともある。でも先程のように激しく言われたのは初めてだった。
いつもは母様みたいに、ちゃんと窘めてくれる。でも今日は絶対に譲らないで、頑なな感じだった。なんだかいらいらしていた。
「お姉さま……なにか迷っているのかな」
何かに確信が持てないとき、不安なとき、つい気が立ってピリピリしてしまう。
そんなことはあけのにはよくあることだった。でも、どうしたら夕日のそれを解消できるのか、あけのにはわからなかった。
>>554 鶴吹恭
退屈だったので、あけのはマイクロサイトでその辺を見回した。
戦闘と思われる光景が、散発的にだが繰り広げられている。
「?」
校庭の方の空間がぐにゃりと歪曲したような気がした。気のせいかもしれないが、あけのはそんな能力に心当たりがあった。
「恭ちゃんかな」
鶴吹恭は1年生ながら、強力な能力を保持しているために戦挙の立候補権を失っている。
それを遊ばせておくにはもったいないということで、生徒会も取り込みに必死で動いているのだ。
あーあ、私もあれくらいすごい能力があればお姉さまの役に立てるのに。
黎明あけのは嘆息すると、マイクロサイトを旧保健室の方に戻した。
【鶴吹 恭】 +1pt "軌跡":あなたの強力な能力は、ただの傍観者にさえその痕跡を予感させる。
【黄昏 夕日:旧校舎/旧保健室の薬品棚に医薬品の補充を行う】
【黎明あけの:旧校舎/旧保健室に視線が通る物置の上に潜んで、狙撃の機会を狙う】
559 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/06(日) 15:39:52.65 0
「ちょっ・・・足速すぎだよ・・」
私が創り出したパラレルワールドの中を迷わず突っ走る白河先輩
しばらくすると白河先輩が足を止めた
「やばっ・・!」
とりあえず一番近い教室に飛び込む
幸い見つかってはいないがそろそろおかしいと思い始めるだろう
だって今までずっと追いかけ回しているのだから
再び走り出すかと思いきや誰かと話しているようだ
「他に入り込んでる人が居るみたい。1人?ううん、2人いる」
教室から顔を出しやり取りを見る
「あれは黎明先輩と黄昏先輩!」
共に生徒会戦挙管理委員会を務める実に興味深い先輩
勿論2人共追いかけ回している
黄昏先輩の事をお姉様と慕う少し変わった黎明先輩
元剣道部主将でその凛々しい顔立ちや性格が男女共に人気が高い黄昏先輩
雰囲気も性格も違う2人が常に一緒なんてワケありだ
なんて勝手に脳内でお喋りしてたら3人共居ない
「何が遭ったのだ」
何かを考えだすと周りが見えなくなるのが私の悪い癖
「このまま逃がしちゃったら勿体無いよね〜」
巨大なヘラとテープを取り出す
結局私はこの空間を本来の空間と分離させ、閉じこめる事にした
「さぁやるぞ」
白河です。トリップの付け方、理解しました。以降はこれでいきます。
夕日さんとあけのさんは敵役だと思ったので動かしてしまいました…。以後気を付けます。
うわあああ!ごめんなさい!お気に入りバーから見てたら表示されてなかった!最悪だあああ、
もう何十レスも前から俺消えてるじゃん…ほんとごめんなさい!
何が起こったんだろう…
僕は全身真赤になって倒れているみたいだ。
あれ…足音が聞こえてくる…物音がするなぁ…。
体を起こして窓からのぞく。
すると、生徒が一人旧保健室から出ていく様子が見えた。
…そうか、薬品を補充したのか…。あぁ、眠いなぁ…。
そのまま僕は倒れた。
*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+*
「あ、あれは…詠未!?ちょっとあんた…その恰好は何よ!?服もズタズタのボロボロだし、何より血まみれじゃない!?」
急いで処置を施す。応援も要請した。とりあえず応急手当てをしたいけど…
「ん、この部屋はもしかして…旧保健室…?てことはつまり…薬品があるのかも!」
とりあえず中を見渡す。そして応急処置に使える薬品を数個ほど取出し、急いで飲ませる。
「これでひとまずはよし、っと。そういえば入江たちがいないわね…この状況だと詠未は『やられた』っていうことになるのかな」
そりゃそうか。
比良坂さんですね?初めまして、白河です。もうすぐそちらと合流するので宜しくですw
>>563 はい、こちらこそ初めまして。比良坂詠未と冥瞳星羅の二人のキャラクターを操作している者です、
どうぞよろしくお願いいたします!
【パラレル内 新校舎】
「この違和感…能力による物か?って事は異空間にでも飛ばされたって事か…。」
俺はこの能力に覚えがある。いつも生徒会執行部メンバーを付け回していた奴だ!
「確か名前は…鶴吹とか言ったな。何処かで見てるんだろ!?出て来いよ!」
と言った物の、これはかなり分が悪い…。
いくらキャパが回復したと言っても、あいつの能力で吸収出来そうなのは空間を切り裂く時ぐらいだろう…。
(俺が最後に吸収したのは…夕日の斬撃だったか…。4、いや5発分ぐらいは残っているかな…。)
【衝撃吸収】は一種類の能力しかキープされない。
例えば炎を吸収して、それは排出せずに次に風を吸収すれば、最初の炎は消え、最後に吸収した風が残る。
逆に同じ能力なら複数回ストック出来る。
但し、何回も吸収してキャパオーバーを起こせば先程のように暴発する。
「出て来いとは言ったが、俺との相性は最悪かもな…。むしろ味方にすべきか…。」
そう、まずはこの異空間を抜け出し夕日とあけの及び他の裏切り者を探すのが先決!
(確実に勝てるという保証のない)無駄な戦闘は避けるべきだ。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか…。」
俺は臨戦体制のまま、歩いてくる鶴吹を待った。
【白河 蛍:異空間にて鶴吹 恭と接触。】
566 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/06(日) 19:58:54.20 0
比良坂さん、たぶん初めまして。
恭については≫542-543と≫550を見て下さい。
後に会うと思うのでその時は宜しくお願いします。
>>566 はい、初めまして!
此方こそ、どうぞよろしくお願いいたします!
あ、追記します。新規さんのお二人に自己紹介します!
詠未のステータス(能力除く)は
>>139、今の詠未の能力は
>>318で、冥瞳星羅の方は
>>193を参照してください!
「んん…」
「…!! 詠未、起きた?」
「ああ、起きたよ…おはよう」
「おはようっていう時間じゃないわよ!もう、心配させないでよね…全く」
「泣くなって…」
「泣いてなんかないわよ…グスッ」
「なんだよグスッって」
「グスッなんて言ってないわよ…ヒック」
「泣いてるじゃん…」
くだらない会話をして、詠未は起き上がった。ここは旧保健室の中のようだが…校舎に傷がついてるというか…
初日の戦闘並のぼろ付具合だ。またやっちゃったか、と思いながら周りを見渡す。
「薬品のリフィルがなされてるね…」
「そうね、アタイも夢中になって気づいてなかったけど…アンタが大半の薬を平らげたんだっけ?」
「その言い方はやめてよ、僕が大食らいみたいじゃないか」
「薬の大食らいって…アハハ」
「笑いどころじゃないってぇ〜。クスッ」
【二人で笑ったりしながら会話を楽しんでる】
569 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/06(日) 20:26:21.25 0
「出て来いよ!」
急に叫ばれ吃驚する
白河先輩、随分と強気でいるけど顔は困惑の色をしている。
思っている事位すぐに分かる
だってずっと追いかけ回していると嫌でも顔だけで考えることが分かっていく
「よくお気付きになりましたね、さすが副会長を務めていらしただけありますね〜。」
ここは出た方が良いよね
ひょこっと巨大な鋏を持ったまま白河先輩の前に出てくる
あ、威嚇されてる。
でも身体を怪我されてるみたい
「安心して下さい。私、白河先輩に危害を加えるつもりは全くありませんので」
そして白河先輩を指さす
「それより、そのお身体。今後の戦挙に支障がでます。私で良ければ治しましょう。」
鋏を双剣に戻し構えた
>>569 >「よくお気付きになりましたね、さすが副会長を務めていらしただけありますね〜。」
巨大な鋏を持った鶴吹が現れた。
「当たり前だ。お前みたいな特種な能力者を執行部がチェックしていない訳がない」
(相手も能力発動準備ってところか…。)
一掃の警戒をする。
>「安心して下さい。私、白河先輩に危害を加えるつもりは全くありませんので」
確かに殺気は感じられない。それどころか無警戒?この距離ならあいつが能力発動する前に右手の斬撃を浴びせられるが…
(待てよ、鶴吹には被戦挙権はなかったはず…)
>「それより、そのお身体。今後の戦挙に支障がでます。私で良ければ治しましょう。」
そう言われて自分の身体を見る。
さっきの少女のおかげで体力と能力のキャパは回復しているが、見た目の傷は治っていない。
(なるほど。あの娘はそういう能力か。現状でも戦闘に支障はないが。)
「そういやぁお前には被戦挙権はなかったんだよな?あぁ分かった。お言葉に甘える事にするよ。」
警戒を時、メガネを掛けてゆっくりと鶴吹に向かって歩きだす。
「それともう一つ提案がある。お前、俺に力を貸さないか?」
「本来なら被戦挙権のないお前の力はタブーだが、訳あってそうも言ってられない。
詳しく話せばお前を巻き込む事になるから話せんが…。どうだ?」
【白河 蛍:被戦挙権のない鶴吹 恭に共闘を持ち掛ける。】
571 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/06(日) 22:12:02.63 0
少し近寄ると白河先輩は右手を少し構える
しかし少し考えるような顔をすると右手を戻した
『お前に被戦挙権は無かったよな?』と、言われ小さく頷く
「空間と時間を操れれば殆ど無敵ですからね。」
というかもしこの能力でなくても戦挙に出たりしない
はっきり言えば私は地位なんて求めていないし傷ついてまで手に入れるなんて御免だ
あぁ、傷治さなきゃね。
双剣を握りしめ白河先輩を斬る
「大丈夫です。本当に斬っているワケじゃないので。」
みるみる内に傷は消え無傷になった
すると白河先輩がメガネを掛け近づいてくる
あ、こっから出せと。
『お前、俺に力を貸さないか?』
「え?」
『本来なら被戦挙権の〜』
力を貸すって事は堂々と追いかけ回していいって事だよね?
そういう事だよね?ね?
『〜。どうだ?』
「勿論!やらせて頂きます!堂々と白河先輩を追いかけ回せるなんて夢のようで・・・あっすいません」
引かれた。しかたない、これが私だもん。
そうと決まればここから出なきゃね
双剣を鋏に変え本来の空間へとつながる切れ目を入れる
「じゃあ白河先輩、戦挙しましょう?」
振り返って少し笑って見せた
>>568 /とりあえず戦闘結果とロールの時系列教えてください合わせるので
【異空間出口】
>「勿論!やらせて頂きます!堂々と白河先輩を追いかけ回せるなんて夢のようで・・・あっすいません」
後半は聞いていなかったが、とりあえず力は貸してくれるようだ。
異空間と現空間を繋ぐ切れ目が出来る。
>「じゃあ白河先輩、戦挙しましょう?」
「あぁ、そうだな。先ずは他の執行部メンバーを探すところからだ。」
そう言って異空間から出ようとして思い出す。
「あ!そこの少女!ついて来ないとこのまま取り残されるぞ。」
先程の少女が物陰から走ってくる。
「そういやぁ名前を聞いていなかった。」
「御有楽 鈴(みうら すず)、一年生です。」
「一年生って事は鶴吹と顔見知りか?」
「ーーーー。」
鶴吹がこちらを振り返って答えた。
「それなら話は早い!御有楽、お前も力を貸せ。」
小さく頷く御有楽。俺たち三人は異空間から抜け出した。
【旧校舎/旧保健室】
異空間から抜け出した俺たちは、先程まで夕日の反応があった旧保健室に向かった。
「…アハハ。」
ん?笑い声?声から察するに男女に一人ずつか。
ドアを開けると、そこには服がボロボロになった少年と、その片隅で微笑みながら涙を流す少女の姿があった。
【白河 蛍:鶴吹 恭と御有楽 鈴と共闘。非戦闘にて危機を脱出。三名に+1pt。
その後旧保健室にて比良坂&冥瞳ペアと遭遇】
白河です。現状整理しましょう。
旧保健室/比良坂vs入江&岡辺ペアの戦闘→入江&岡辺ペア勝利→その場を離れる?→冥瞳が比良坂と合流→比良坂の手当→鶴吹&白河&御有楽と遭遇
旧校舎外/白河vs黄昏&黎明ペアの戦闘→一方的な白河の敗北→御有楽が白河と合流→鶴吹の能力で御有楽&白河が異空間に閉じ込められる→三人が共闘の意志を固める→異空間から旧保健室に移動→比良坂&冥瞳と遭遇
こんな所?
あと、話の流れ上でNPCにキャラつけちゃいました。
名前/御有楽 鈴(みうら すず)
学年/一年生
見た目/身長152cm、体重42kg。童顔でお下げ髪の為、小学生に間違えられる事もしばしば。
性格/おとなしめ、引っ込み思案、人見知りという三拍子揃った、所謂人間関係下手。その為、友達が少なくいい様に扱われる。
能力/回復系でダメージを回復させるが傷は治せない。
と言う感じの能力を誰か下さい!キャラは白河が操作します。
ちなみにこちらはダラダラと適当に移動だと思い
リフィルされてたりされてなかったりが人によって違うぞ
今は戦挙何日目でロールしてる?俺は二日目だけど
白河達は戦挙二日目です。
ちなみに白河の一日目は生徒会室から出ていませんので、外の情報はゼロです。
579 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/06(日) 23:12:28.80 0
空間の切れ目に足を踏み入れる
空間と空間の間には隙間がある・・・例えるなら、そう。
電車のホームから電車に乗り込む時に見える線路
この真っ黒な闇に墜ちたらどうなるのだろう
きっと音もなく墜ち続け何時かは塵や灰になってしまうだろう
「何余計なことを考えているんだ、私は。」
初めての戦挙
謎の期待がある一方、心にはこの闇の様な真っ黒な何かが疼いていた
振り返ると一人の女子生徒がやってきた
この子、私と同じ一年生ね
胸元に付いた一年生カラーの赤いバッジが見える
確か彼女は「御有楽鈴」
同じクラスだから名前位知ってるけどけど殆ど接点なんかない
(恭は特殊な能力を持っている事によって浮いており、同級生に友達が居ない)
『一年生って事は鶴吹と顔見知りか?』
「まぁ挨拶くらいしたこと有りますけど」
本当にそれだけ
勿論、御有楽さんがしてきたのだけど
異空間から出る御有楽さんの手を引く
「宜しくね」
と、小さく呟きながら
>>560 返信ありがとうございます。敵役ですが死に水は自分でとってやりたいと思っています。よろしくお願いします。
>>577 旧保健室の薬品の補充は「3日目の午後」、という情報を見逃していたので、戦管の敵役が2日目に補充した描写をしてしまいました。(一応敵役が予定を勘違いしたのだと地の分フォローしています)
なので現在は2日目という認識でいいと思います。
それから、旧保健室は比良坂ペアが描写で使用したので、黄昏夕日と黎明あけのは旧校舎の別の部屋(多分物理室方面)に移動しているということでお願いします。
また、私のレスは最低1日程度時間がかかると思われるので、チャットのように素早くロールしたい人は絡まない方がいいかもしれません。
(そもそもスレの速度が緩んだのでまた参加しようと思ったんですが、今はまたスピードが戻りつつありますね。すいません)
二日目のつもり
リフィルされるのは三日目と認識
>>580 監視だけじゃなくリフィルも日程間違えてたのには気づかなかったっす
読み直したら普通に書いてました... ごめんなさい
んじゃリフィルは三日目の予定だったが、黄昏夕日の勘違いで二日目にしちゃったって事で!
おっけーっす
おや、メールだ。
部下からの定時報告だ…。どれどれ、ちゃんと目を通さなきゃな。
「緊急連絡。リフィル時間帯に変更有。当初は3日目の午後を予定していた旧保健室のリフィルだが、
2日目の午前に繰り上げ。リフィルはすでに終了。
常連顧客の情報:冥瞳星羅は旧保健室にて比良坂詠未の応急手当てを済ませた後、談笑中」
何ぃ…!?これはまずいぞ、間違った情報を送りつけてしまった。
能力で未来などを閲覧すると、やはり彼らが応急手当てを済ませ談笑していた。
そして彼らは敵に遭遇する…このままじゃ分が悪い。
急いでこっそり収集したメアドの中から剣疾風のものを探し、メールを送る。
「件名:情報の訂正
リフィル時間帯に変更があったようだ。すでにリフィルは済んだ。比良坂と冥瞳はすでに薬品を一部使用したらしい。
潰すタイミングを見失ったようだな。まあどんまいってやつだ。さらに俺の能力で閲覧した未来によれば
彼らは敵と遭遇するだろう。彼らを助けたら情報料全額返金してやる。お詫びだ。NLNI,CS」
送信っと。あぁ〜、やっべぇ。一気に手に入れた儲けが消えるぜ、これで…
あいつらが助けに行くときまったわけじゃないけど。でも疾風のお財布事情からすると、わかんねぇよなぁ…
>>587 「んだよ…今日はメールが届きまくるな…」
新たに届いたメールの内容を読んでからため息を一つ
「悠綺わりぃ…用事が出来たわ…」
今届いたメールの内容を伝え、詠未と星羅を助けに行くと伝え、
「どうする?これは個人的な用事だから付いて来るかは任せるが…っとっせい!」
と言いつつ近くの教室の扉を破壊し剣に変形させ、軽く準備運動をする。
「……なんか嫌な予感がすんな…先行くわ!旧校舎な!」
と告げると窓から飛び出した。
[旧校舎]
「帰って来ました旧校舎…っと…」
こそこそと隠れながら移動する。俗に言うメタルギア状態だ。
「あれか…ん、まだ敵は来てないみたいだな…」
それどころかイチャイチャしている、俺が敵になってやろうか。
割りと本気で考え始めた頃、教室の扉を開けて中に入る人影。
「……まぁた厄介な敵だな…」
鶴吹…これまた噂で聞いた名だが、能力や顔は見たことがある。
(さぁて…戦闘が始まったら乱入させてもらおうかな…出来るだけカッコよく!)
ガラッ、と閉めたはずのドアの音が聞こえた。
「誰だッ!?」
右腕のすべての刃をむき出しにして僕は言った。敵意剥き出しすぎるかな…
「やめなさい、詠未。アンタ達は誰?何しに来たの?敵なら容赦しないわよ?
…そうねぇ、まずは全員の名前と能力を教えてもらいましょうか」
星羅が能力を使って名前を聞き出そうとしているようだ。相手が嫌がるのであれば聞きだせるし、嫌がらない場合でも言ってくれるだろう。
どちらにしろ、答えは一択なんだけど…彼らはどっちだろうか。
【詠未:敵意剥き出しの状態で戦闘準備中】
【星羅:白河達の能力を暗黒酷命で聞き出そうとしている】
【旧校舎/旧保健室】
>「誰だッ!?」
傷だらけの部屋の中には傷だらけの少年。どうやら先程まで戦闘が行われていたのだろう。
少年は右腕から刃を出し、俺たちを威嚇している。
(こいつは具現化系攻撃型か…。)
どうやら一年生のようだが、傷口から見るに戦闘相手は夕日とあけのではなさそうだ。
>「やめなさい、詠未。アンタ達は誰?何しに来たの?敵なら容赦しないわよ?
…そうねぇ、まずは全員の名前と能力を教えてもらいましょうか」
(この女は二年か。言葉に力を感じる。操作系補助型ってところか。)
「教えてやっても構わんが、その前にこちらの質問に答えろ。ここに戦管の二人が来なかった?」
「−−−−。」
成る程、やはりあの二人の仕業ではなさそうだ。
「そうか。お楽しみの所、邪魔をしたな。」
深い意味はないが、そう言い残し部屋を出ようとした。
その時、何者かの殺気を感じた。
(他にも誰か居るようだな…。)
確かに今は戦挙中。出会った相手を倒そうとするのが普通。
「普通じゃないのは執行部だけか…。」
自分にだけ聞こえる声で呟くと、
「ところで誰かは知らないが、俺とやる気か?出来るなら無駄な戦闘は避けたいんだがな。」
右手の中指で眼鏡をクイッと持ち上げながら、『誰か』にも聞こえるように少し大きめの声を出した。
「但し、この二人は戦挙不参加だ。やるなら俺一人だが…どうする?」
俺は両腕を横に拡げながらクルリと反転した。
それは臨戦体制ではない事を示していた。
自分の戦闘勘が、目の前の少年やこの場にいる他の誰かが自分より格下だと教えていたからだ。
【白河 蛍:比良坂&冥瞳ペアと遭遇。比良坂及び教室外の誰かに戦闘の意志を確認】
私は自分が嫌いだ。
能力者だらけのこの学校で強い力を持つ訳でもなく、強い仲間を持つ訳でもない。
だから初めての戦挙なのに、いいように使われてしまうんだ。
「こいつがいればいくらダメージ受けたってへいきよ。」
先輩が嬉しそうに話してる。私でも少しは役に立つのだろうか。
「おい!誰か来るぜ。先ずはあいつやっちまうか!」
確かにバトルロイヤルなんだけど、これじゃぁカツアゲするチンピラと変わらない…。
(ん?でもあの人見た事がある…。確か入学式で…あ!白河副会長だ。)
私がそう考えてる一瞬で4人の先輩達が倒された。
「おいお前!−−−。」
何かを言い残して去って行った…。本当に強い。
そりゃ副会長って事は前回の戦挙で準優勝って事だから当たり前なんだけど。
でもあの強気な態度は自信からくるものとは別の気がする。
私は何故か副会長が気になって追い掛ける事にした。
(見失った?どこ…?あ!あそこに倒れてるのはもしかして!?)
副会長だった。あんなに強い人がこんなにボロボロに…。
>「おい、そこの女子。我々は戦挙管理委員だが」
>「この男子を新校舎の保健室へ連れて行ってくれないか。怪我をしている」
(戦菅なら連れてってあげればいいのに!)
でも私はそんな事、言葉に出来ない。
二人が去ったのを確認して、私は自分の能力で副会長のダメージを取り除いた。
「大丈夫ですか!?大丈夫ですか!?大丈夫ですか!?」何度かの呼びかけの後、副会長は目を覚ました。
「あ!よかった…気がつきましたね。」
>「お前はさっきの…。仲間はどうした?」
「仲間じゃないんです…。実は脅されてて、無理やり仲間にさられて…。でもおかげで助かりました。」
>「そうか…だがおかげで助かった。怪我もそうだが、体力もキャパも全快してるみたいだな。」
(キャパって言うのは副会長の能力の事かな?)
そんな事を考えていると副会長の顔が険しく変わった。
>「お前!少し物陰に隠れてろ!」
言われるがまま急いで隠れる。するとそこに現れたのは同じクラスの鶴吹さんだ。
この人も私と同じで一人ぼっち…。でも私と違うのは強いから。私からすれば同じでも全く違う人…。
>「よくお気付きになりましたね、さすが副会長を務めていらしただけありますね〜。」
(え?白河さんって副会長辞めちゃったの?何があったんだろう…。)
>「あ!そこの少女!ついて来ないとこのまま取り残されるぞ。」
暫く話していた二人。急に私を思い出したかのように呼びかけられた。
(取り残される?どう言う事?)
よく分からなかったけど急いで飛び出す。
>「そういやぁ名前を聞いていなかった。」
「御有楽 鈴(みうら すず)、一年生です。」
>「一年生って事は鶴吹と顔見知りか?」
>「まぁ挨拶くらいしたこと有りますけど」(それは私が何度か挨拶したから…かな。)
>「それなら話は早い!御有楽、お前も力を貸せ。」
(何が早いのか分からないけど、私頼られてる?)
何だかこの人には魅力がある。私はついて行く事にした。
>「宜しくね」鶴吹さんが小さく呟く。
「こちらこそ…。」
差し出された手を掴んで、私も小さく呟く…。こそばゆいけど、何だか、嬉しい…。
592 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/07(月) 12:05:52.15 0
『誰だッ!?』
うん?
旧保健室に入った白河先輩の後ろから顔を出す
中には冥瞳星羅先輩、あと一年と思われる傷だらけの男子
うわぁ身体中傷だらけで痛そう
あ、冥瞳先輩と目が合った
やばい。すごい睨まれてるよ
確か冥瞳先輩ってなかなか厄介な能力だったよね、面倒だなぁ。
『やめなさい、詠未。』
へぇ『詠未』君か
イタチになれる子だっけ、たぶん
『まずは全員の能力と名前を教えてもらいましょうか』
やだ、ちょっと怖いですよ冥瞳先輩。
後ろで会話を聞いていると人の気配を感じた
この感じ、執行部?
一緒にいる御有楽さんは気づいてないみたい
だって怖いもんね、色々と。
「あれ、もうお話終わりました?名前と能力教えないのですか?」
踵の向きを変え立ち去ろうとする白河先輩に問う
--------------------------------
いる
さっきの気配が近づいてくる
反射的に鋏を構える
貴方は、一体何者なの?
>>590>>592 バレてる。
完全にバレてる。
明らかにバレてる。
出来るなら悠綺を待ってから接触したかったが…
「……ハイハイ盗み聞きして悪かったね。俺は通りすがりの2年生だよ。」
名前や能力は言わない、敵にわざわざ情報を流す必要は無い。
「乱入してスコアを稼ごうと思ったんだがな…双方戦闘の意思無しなら、そちらにはお引き取り願えるかな?コイツらには用があるんでね」
コイツら、の所で背後の詠未と星羅を親指で指差す。
「まぁ…やりあおうってんなら受けて立つぜ?」
テス
>>593 (二年生。剣を持つ所を見ると具現化か操作系の攻撃型か。)
>「……ハイハイ盗み聞きして悪かったね。俺は通りすがりの2年生だよ。」
>「乱入してスコアを稼ごうと思ったんだがな…双方戦闘の意思無しなら、そちらにはお引き取り願えるかな?コイツらには用があるんでね」
>「まぁ…やりあおうってんなら受けて立つぜ?」
「通りすがりの割には戦闘体制だな。その上コイツらに用があるって事は顔見知りだろう?
やりあうかどうかは別にして、さっきの女の質問に答えてやる。俺は三年の白河 蛍。前戦挙の準優勝だ。
能力は【衝撃排出】お前達の能力をそのまま跳ね返す力だ。」
ゆっくりと詰め寄りながら眼鏡をはずす。
「たが、もしやると言うのなら、俺は能力を使わん。お前達の様に能力に頼りきった闘い方では戦挙は勝ち残れん事を教えてやる。」
「鶴吹!手を出すなよ!こっちよりも外を気にしていろ!お前も感じてるんだろう?」
鋏を構える鶴吹に促す。そう警戒すべきはこいつらではない。
「さて、では課外授業と行きますか!!」
【白河 蛍:比良坂&冥瞳&剣と戦闘開始※但し能力は不使用】
【プロフは
>>125】
>>595 「……ちょっと今ムカついたわ…能力に頼りきった闘い方…?はっ…そう見えるかよッ!!」
先程滝山から届いたメールを表示した携帯を星羅に投げ渡す。そしてドアを変化させた直剣を構える。
上段下段中段…滑らかに構えを変えて相手を惑わせる。
「戦法自体は自力で生み出す物なんだよ…そりゃ分かってるよな?戦闘技術にはちょっと自信があってな…技術と能力、2つを組み合わせた闘い方を見せてやるよ!」
ステップインで距離を詰め、剣を上段から降り下ろす…と見せ掛けて、袈裟斬りの反動を利用して下段回し蹴りを放つ。
ステップインで迫ってくる剣。
上段から振り下ろされる刀。だがそこに殺気はない。あるのは下からだ!
下段回し蹴りの脚を上から踏みつけて押さえる!
「成る程、確かに戦闘技術はあるようだな。だが己の殺気もコントロールできないようでは、本当の強者には通用せんぞ。」
剣の腹部に左手で掌を当て、後方に飛ばす。
※少しチートじみてますが、しばしお付き合いを…
※補足
白河 蛍については、所謂「師匠的キャラ」を想定しています。序盤はチート気味になりますが、最終的にはヤラレキャラなので、みなさんお気を悪くせず、温かくお付き合い下さい。
>>597 「はっ!?あぐっ…!」
動きを見切られた事と殺気がコントロール出来なかったと言われた事に対する衝撃が走る。
「なるほど…偉そうにするだけはあるか…」
(どうする…現状俺個人での勝率は低いか…!)
白河に注意したまま周囲を気にする。
(……あれだ!)
横にあった身長計を程よい長さに蹴り折り、掴んで剣に変える。
「二刀流…ってのも一時期試しててね。意外に上手く出来たんだよな…」
二刀を構えて間合いを測る。
それと敵キャラ投下したいので、どなたか破壊力抜群の放出系能力を下さい!
601 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/07(月) 13:44:20.92 0
手を出すなと言われ、渋々承知する。お手伝いしたいのに
「わかりました。危機だったら言って下さい。」
少し後ずさり御有楽さんを近づける
「私が貴方を護るけど貴方も気をつけて。敵はまだ居る。」
白河先輩の「外を気にしていろ」っていうのは御有楽さんを護れという意味もあると思う
彼女は回復系能力だから攻撃は難しい
なら私がするしかないよね
目の前の戦挙も確認しながら周りの状況変化に気付けるよう全ての神経を研ぎ澄ました
602 :
◆uuhSmK027Y :2014/04/07(月) 13:51:19.89 0
≫600
名前 城音零(しろね ぜろ)
性別 女
年齢 二年
よしここまで考えた。
後の情報は任せた((
>>599 (時計の針を刀に変えた!?成る程、それがこいつの能力か)
辺りを見渡すと椅子の足(だった鉄パイプ)があった。それをつま先で蹴り上げ、左手で掴む。
「二刀流だと?それが能力の過信と言う物だ!」
白河に剣道経験はない。が、剣道有段者の相手を毎日の様にこなしていた。元剣道部主将の黄昏夕日だ。
元々有段者でもある彼女だか、能力の【千子村正】は能力者を更に達人に変える。
その動きに比べれば、『今の』剣は子供の様な物だ。
椅子の足(だった鉄パイプ)を片手で構えたまま、俺は気配を絶った。常人なら目の前にいる事さえ見失う程だ。
そのまま全力で剣に向かって飛び込んだ!
>>600 【悪意咆哮】ダークシャウト
半径500m以内の自分に対する悪意、又は自分が敵対する物への悪意をエネルギーに変えて口から放出する。
エネルギーに変えられた悪意は対象者から消える為、連発は不可能。
さらには悪意のない物(例えば戦いたくはないが仕方なく…など)からはエネルギーを得られない為、使用不可。
605 :
◆uuhSmK027Y :2014/04/07(月) 15:00:22.46 0
≫604
口からだすのかwww
じゃあ零ちゃんの能力それで
>>605 女の子ならこっちの方がいい?
【雷獣招来】イズンオーバル
体内に溜まった電気を放出する能力。直接飛ばす事も、体や武器に纏わす事も可能。
※能力者は免疫がある為、自分の電撃で気絶はしないが、ビリビリと痺れる。
体内の電気がなくなれば充電が必要。コンセントや電柱、落雷などから充電する。
607 :
◆uuhSmK027Y :2014/04/07(月) 15:52:43.72 0
では
>>604はこちらに引き取らせて下さい。白河の敵キャラ作ります。
あれ?またトリップズレてる?テスト
>>603 時計の針→× 身長計→○
「……ッ…!?」
目の前にいるはずなのに白河の輪郭ボヤけて見える。
(……ここまで気配を消せるのか…!?)
>「二刀流だと?それが能力の過信と言う物だ!」
「だったら試させてもらうぞッ!!」
飛び込んでくる白河を左の剣で受け流す。その反動を殺さず回転して右の剣を振る。
612 :
◆uuhSmK027Y :2014/04/07(月) 17:56:11.19 0
零ちゃんって誰が動かすの?
旧校舎。明日のリフィルまでは近づかないほうがいいと思う。
しかし冥瞳星羅には借りがある。助けに行くというのなら仕方ないかな?
「......え?」
などと考えているうちに疾風は行ってしまった。先ほどのメールはそんなに重要な案件だったのか?
...行ってしまったならしょうがない。何より一人は心もとない。
旧校舎に行くと言い残した疾風を追って、重い荷物を背負い駆け出した。
【リフィル終了の知らせは受け取っていない】
【隼鐘悠綺:剣疾風を追って旧校舎へ】
敵キャラ
名前/黒響 蝦蟇(くろびき がま)
性別/男子
年齢/18歳(3年)
見た目/身長180cm、体重80kg。茶髪の天然パーマで、目つきはかなり悪い。
性格/陰険で陰湿。負けず嫌い。他人を見下している。他人を怒らすのが得意で趣味。
設定/白河 蛍と中学の同級生(だが白河は覚えていない)。
昨年の戦挙において、白河に敗北した為に優勝出来なかったと思いこんでいる。その為、執拗に白河を付け狙う。
今戦挙では鎮圧部隊として参加し、戦菅や執行部の排除を率先して行っている。
能力/【悪意咆哮】ダークシャウト
半径500m以内の自分に対する悪意、又は自分が敵対する物への悪意をエネルギーに変えて口から放出する。
エネルギーに変えられた悪意は対象者から消える為、連発は不可能。
さらには悪意のない物(例えば戦いたくはないが仕方なく…など)からはエネルギーを得られない為、使用不可。
零ちゃんはよかったら鶴吹さん動かして下さい♪
616 :
◆uuhSmK027Y :2014/04/07(月) 19:41:39.67 0
名前 城音零(しろね ぜろ)
性別 女子
学年 17歳(二年)
身長 175cm
体重 お察し下さい
容姿 蒼い髪を伸ばしている(長さは腰より少し短い位)
肌が白く足が長い
紅連色の目
性格 冷静で何があっても動揺しない
能力は
>>606
※身長計 了解&失礼しました。
剣に飛び混むと左手の椅子の足(だった鉄パイプ)を振り落ろす。
それを剣の左刀が受けながす。と、同時に回転しながら右刀が横から迫る。
(このまま受けると流石に椅子の足は真っ二つだな…。)
ただの鉄パイプと能力で出来た刀ならどちらが強いかは一目瞭然。
俺は流れ来る刀に自分の武器を並行にあてがい、その回転に合わせ、数発の蹴りを繰り出しながら後方に飛んだ。
何発かは当たった手応えがあった。
距離を保ちながら、俺は子どもに教えるかのような口調で話始めた。
「レッスン1、殺気及び気配の使い方。これを扱えればこんな使い方も出来る!」
俺は自分の殺気を剣の後ろから飛ばした。
618 :
◆uuhSmK027Y :2014/04/07(月) 19:47:45.33 0
>>617 了解しました☆
タイミングをみて登場させます
>>618 こちらも、もう少し剣君とのバトル楽しんだら敵キャラ投下しますね♪
620 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/07(月) 20:13:10.04 0
「さすが白河先輩、相手を挑発させるのが上手い」
「ち、違うと思います・・・」
え。違うの?
御有楽さん、冷静なツッコミ有り難う。
「・・・!」
気配がする
女生徒がいる
「御有楽さん準備してて」
敵が強くて相手にならないなら最悪、異空間に飛ばす。
そしてそのまま抹消しちゃうのが早い
そんな上手くいかないだろうけどね
今は動けないから相手を待つしかない
>>617 「くっ…!?」
(確実に当たると思ったのに…!?くそ…ッ!)
>「レッスン1、殺気及び気配の使い方。これを扱えればこんな使い方も出来る!」
>俺は自分の殺気を剣の後ろから飛ばした。
「!?」
突然の背後からの殺気。
戦闘状態から更に集中を高めている今の剣は、条件反射で振り向き様に回し蹴りを放つ。
(ッ…!しまった…!!)
無理に蹴りを繰り出した為にバランスを崩してしまった
「・・・」
目の前で起こる戦闘を、僕たちは呆然と見つめていた。
でも一つ分かったのが、彼らに星羅の能力が通じなかったことだ。
彼らは自分たちの情報を差し出すつもりは『ある』、そして嫌がっていないということは強制はできない、ということだ。
ここまで来ると星羅が能力のない人と大して変わらないように見えてきたけど…まあ、そしたら僕が守るしかないよね。
そうこうしてる間に剣先輩が少しバランスを崩した。
「先輩、少し痛いですけど…我慢してくださいねっ!」
少し鋭さをにぶめに、かつ風圧は大きめの風を放つ。調整が難しく、少し鋭さが多めになってしまったのか、
剣先輩の制服の両脇腹の部分がズタズタになる。傷はとても軽微だからよかったけど。
さらに支援攻撃の応酬。足からも刃をだし、体全体で鎌を振る。ダンス部顔負けの動き方で。
――まあ、風をある程度扱えればこのくらいの動きは余裕だよね。
バランスを崩した剣を無理矢理立て直す比良坂。その横から風の刃が飛んでくる。…もともと俺のいた場所に。
殺気を飛ばした瞬間、俺は二人の左横に移動していた。
「敵意のある者なら、今のではお前は終わっている。」
驚く二人に構わず、俺は話し続けた。
「レッスン2、能力の練度!お前の様な具現化系能力は同時にいくつも具現化するものではない!その結果が…」
椅子の足(だった鉄パイプ)を剣に向かって投げつける。と同時に突っ込む。
鉄パイプをよける為に刀を払い、ガラ空きになったもう一方の刀に右手を振り下ろす。
「…こうなる。」
片方の刀が真っ二つに割れる!
もちろん本当に素手で折った訳ではない。刀に当たる瞬間に右手からさっき吸い込んだ【斬撃】を放出したのだ。
もちろんよっぽどの達人でなければ気づかないレベルの瞬時の発動。
しかも先ほど「能力を使わずに戦うと」言ったブラフも効いて、本当に素手で折った様に見えたはずだ。
「レッスン3、自分の能力に見合った技術!お前の様なタイプは先の先を取る動きは向いていない。
相手の動きを詠む、謂わば後の先を取るべきだ。」
そう、それは自分自身にも言える事。
剣は昔の自分に似ている。熱い所も、がむしゃらな所も、不完全な所も…
自分の頬が緩む感じを覚えたその時、教室の外から轟音が聞こえてきた
何処だか分からない場所から出ると、そこは旧校舎の入り口だった。
(今のは何だったの?)
でも考える暇はなく、前の二人は迷わず何処かの部屋を目指して走って行った。
運動神経のない私は後を追いかけるのが精いっぱいだった。
ドアを開け入って行く白河先輩。ひょこっと顔を出す鶴吹さん。
(何だかこの二人、お似合い…)
そんな事を考えて、私は頬を赤らめた。
などと思ってる間に教室の中の生徒た白河先輩が揉め始めた。
と思ったら教室の外から一人入ってきた!?
(いつの間に…。)
と思ったら急に戦いが始まった…。正直この展開についていけない…。
>「さすが白河先輩、相手を挑発させるのが上手い」
「ち、違うと思います・・・」
(挑発と言うか、何だか…楽しんでる?)
とか考えてたら、急に鶴吹さんの顔が険しく曇ってきた…
>「御有楽さん準備してて」
「え!?何の準備!?」
私が言い終わるか終わらないか、その時、外から轟音が鳴り響いた…。
>左横に移動
「…ッ!」
気づけば相手は左横にいた。あっという間だった…
ここは退くべきか。しかし、剣先輩に申し訳ないしぁ。仕方ない、やるかぁ。
「すぅー…はぁー……
――コンバート!!」
刹那、僕の体は獣人形態になった。
「この手を取れ、星羅!逃げる支度だ!」
その間に剣先輩の武器が折られてしまった。これはいよいよまずいぞ…
「剣先輩、痛くても我慢してくれますよねぇ…!!」
無理やり手を握る。そして思いっきり足を振りかぶる。追い風を起こし、全速力で走る。
旧保健室から窓を突き破り、先ほど僕が倒れていた旧校舎裏へ、さらにそこを通過して倉庫→校庭→アジトというルートをわずか3秒で走破した。
しかし、さすがに無理が過ぎたらしい。僕の足はアジト前で足を止めた時点で痛み出した。
「なんかスネのあたり飛び出てるし…骨イッたでしょこれ…あぁぁ〜痛い…」
何とか扉を開けて星羅をおしこめ、自分も中に入る。
「剣先輩も早くしてください!入らないというなら別ですけど…いたっ」
【アジト(当人たち以外は入口が分からない)へ避難、剣先輩へ中に入るかと尋ねる】
辿り着いた旧校舎。少し遅れてしまった。
ついてすぐに疾風の姿を探すも、その影はなく。
あるのは荒々しい教室の傷跡と、たった一つの人影。
「......だれ?」
疾風は用件を何も私に告げずに消えた。コンビとしてそれはあんまりじゃないか。
だから今彼の身に何が起こっているのか、まったく見当すらつかない。
用事とは何か?この人物との対決か?
...いや、違うだろう。決闘ならともかく、今は結果がものを言う。
仲間がいるのなら人数は多いに越した事はない。戦挙とは、多分そういうものだ。
何かの救援?ますます考えにくい。
勝負事なら存在そのものが弱点になる危険性を孕むが、それがないのならば人手は必要なのだ。
たとえ非力でも知識がなくても、協力者がいるなら使うはず。
...わからない。ただひとつ言える事は。
目の前のこの人物、彼が疾風に関わっている。
部屋の片隅に転がった、扉の剣が私に告げていた。
【隼鐘悠綺:旧校舎に到着。白河蛍にエンカウント】
外の轟音に気を取られてる間に三人に逃げられてしまった。
「あの音は…あいつか。動きだした様だな…。」
そこに現れた一人の少女。
(ん?何だか沢山の機会を背負っている…具現化の産物か?)
彼女の視線が俺の折った刀に向けられる。
「おい、お前!剣とか言う奴の仲間か?あいつならイタチに連れられて逃げて行ったぞ。」
「二人ともありがとう、おかげで助かったよー」
「別に僕はそんな…剣先輩がいなかったらどうなっていたことか」
アタイはとにかく礼を言った。そりゃそうだ、代わりに戦ってくれたし、
なにより非戦闘員のアタイをわざわざここまで運んでくれたし。
「あ、てかアンタ隼鐘ちゃんは如何したのよ?そういえばいなかったじゃないの」
詠未にしたってさすがに3人は連れていけないだろうし…ていうかアタイも捕まるので精一杯だった
あのスピードに彼女が耐えられるか…ってところか。そもそもあの場にいなかったし。どこに行ったんだろ?
「大丈夫なのかな…一人で……。
ねえ、隼鐘ちゃんもここに呼ぼうよ。あの子は戦闘能力こそ高いけれどやっぱり心配だわ」
貸しに貸しを重ねるのも悪くないか…いや、これは貸しとかじゃなくてあくまで友情か。
別にあっちが助けてって言ってるわけじゃないし…まあいっか。
なんだかみんな【暗黒酷命】に耐性つけてきてる気がする
強制されたくないことを強制する能力なら
最初からどっちでもいいって思ってればそもそも躱せるっていうのは確かにそうなんだけど…。゚(PД`q。)゚。
こいつは別に進化させる!みたいなことはないと思うし、このままでつづけるけど…星羅がただのお荷物になりそうw
いかに彼女を守るかっていうのもある意味面白そうだけど(
>>629 能力の使い方に閃きを感じればいいんじゃないかな?冥瞳さんだけじゃなくて、他の主要キャラみんなをそうさせる存在に白河はありたいです。
基本、戦いは避けたいんだけど、戦う事で次の世代を育てたい&共闘の二人を戦いから遠ざけたい。
でも自分には止めるべき事と倒すべき相手がいてる。
何でも一人で抱え込む元副会長です(笑)
>>630 ひらめきかぁ…少し妙案がないか考えます!
>>631 ストーリーの中で思いつくかも…ですよ♪
>>627 てっきり何か仕掛けてくるんじゃないかと思っていた。
だがその様子はない。どうやら取り越し苦労だったようだ。
イタチ、ということは恐らく比良坂だろう。
残念ながらイタチの知り合いは他に見た事がない。
彼に連れられたという事は、場所は......
「......何処に?」
てんで見当がつかない。同級生とはいえまともに話した事はないのだ。
そもそもの第一印象が襲撃者であるからして...
そこでふ、と気付く。暴走の危険、疾風を単騎で晒している事。
まあ保健室であの精神の安定を見届けたばかり、まだ大丈夫だろう。
だが、とも思う。そもそも戦闘がなければ剣が折れる事は早々ないだろう。
比良坂との交戦か?それともこの男か・はたまた第三者か?
行き場のない思考がぐるぐると頭を回り、行動を急げと私を急かす。
「何処に、行った?」
「この戦闘の跡は?」
彼がここにいた、それだけは間違いないだろう。
目の前の男も折れた剣もそれを裏付けている。
だが、彼がどうなったかはわからない。目の前の男も把握してないかもしれない。
だが、彼から何かしらの手がかりは得られるだろうと、そう踏んでの問いかけだった。
焦ってはならない。私を追跡する事で疾風を追っているのだとしたら?
チームの分断を引き伸ばすための会話だったなら?
今疑っても仕方がない。それは理解している。
だが割り切れない感情の渦が、悠綺の表情に暗い影を落としていた。
目の前の少女は困惑している。無理もない、見ず知らずの男に言われて、はいそうですかと言えれば戦挙など起こらない。
>「何処に行ったの?」
「さぁ?それは俺には分からん。むしろ知り合いなら連絡が付くだろう?」
>「この戦闘の跡は?」
「戦闘か…しいて言うなら課外授業かな」
自分で言っていておかしくも思えた。
だがあの少年達なら託せるかもしれない…。この学校の将来だけではなく、能力者の未来を。
「追い、お前!早くここを離れた方がいい。もうすぐお前達の手には負えないような奴がやって来る。」
確信はない。が俺の戦闘勘がそう告げる。
「それと剣に会ったら伝えてくれ。本当に強くなりたかったら俺の所に来い…と。」
(その時まで俺が生きていたら…な。)
「鶴吹!一度ここを離れたい。体制を立て直すぞ。」
今はまだヤレる時ではない…もう少し駒を…いや!希望を集めるんだ。
【旧保健室での戦闘終了】
【白河 蛍】エンペラーバトル:圧倒的力で撃退。+2pt
【剣 疾風】バトルレッスン:闘いの中で己の力を見つめ直す。+1pt
【比良坂 詠未】グッドエスケープ:仲間を守る為、自らを顧みず逃走。+3pt
【冥瞳 星羅】フューチャーシンキング:自らの能力に限界を感じ、新たな使い方を模索する。+1pt
ロールで矛盾が生じてしまった...
>>613で疾風の目的を知ってるふうな描写、なしでお願いします
636 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/08(火) 05:19:28.98 0
>>625-634 「逃げられましたよ!?追いかけますか!?怪我、されてないですか!?追いかけますか!?追いかけますか!?」
あの人達、詠未君の能力で逃げたけどはっきり言って私には意味がない行動に見えた
私の能力、忘れたの?
空間を飛び越えられる=瞬間移動が出来る
何故逃げた
早く追いかけたい
捕まえて戦わせたい
何かが疼く中、人が現れた
この子も一年
きっとさっきの人とペア持ってた子だ
彼女、すごく状況が掴めていないみたい
まぁこんな教室見たら当たり前か
「あ、詠未君達の所に行きたいの?連れてってあげようか?空間を切っちゃえば一瞬だよ?」
彼らの所へすぐ行けるのはデメリットじゃない
彼女がどう答えるかだけど
気配が一層強くなる
やっと此処で誰だか分かった
【あの先輩】だ
前に追いかけ回していたらバレて、ズタズタにされそうになった記憶がある
白河先輩がここを離れたいと言うのでとりあえず鋏を構える
「【あの先輩】は厄介です。今の空間で戦挙するとこの学校、吹っ飛びますよ。余裕で。たまには私達も頼って下さい」
【あの先輩】がくる前に何とかしなければ・・・!
>>622-625 「詠未!サンキュ!!」
詠未が送った風で体勢を立て直す。
そのまま詠未の鎌鼬の着弾を確認しようと振り向いたが、既にそこに白河の姿は無い。
>「敵意のある者なら、今のではお前は終わっている。」
>「レッスン2、能力の練度!お前の様な具現化系能力は同時にいくつも具現化するものではない!その結果が…」
「くっ…」
飛んできた鉄パイプを左の剣…身長計で切り裂く。
>「…こうなる。」
右手に持っていた扉の剣が真っ二つに折れる。
「なん…だと…!?」
今まで剣の強度と鋭さには自信を持っていた…一本の時は、だが。
しかし、今は戦闘に集中しており、二本作った事で強度が落ちる事を完全に忘れている。
「剣が…折れた…?」
剣を折られる事で相当のショックを受けた。
>「レッスン3、自分の能力に見合った技術!お前の様なタイプは先の先を取る動きは向いていない。
>相手の動きを詠む、謂わば後の先を取るべきだ。」
「……くっ…!」
>「剣先輩、痛くても我慢してくれますよねぇ…!!」
詠未がいつの間にか変身して疾風を掴んでいる。
そのまま飛び、道筋は全く分からないが何かの部屋の前にたどり着いた。
>「剣先輩も早くしてください!入らないというなら別ですけど…いたっ」
「……あぁ…ちょっと考え事をしてから入るよ…」
詠未達が中に入るのを見てから近く壁を殴る。力加減が出来ず壁に少しめり込んだ。
「……クソッ…クソッ…!クソッ!!」
三度殴った所でそろそろ壁がもたないと気付き、少し冷静になる。
(クソ…奴は何者だ…?どこかで見た気がするが…それより…)
「……悠綺……合流しないと…」
そう呟きつつ中に入る。
>「あ、てかアンタ隼鐘ちゃんは如何したのよ?そういえばいなかったじゃないの」
「さっき一旦別れた。合流は出来てない。」
(少し言い方が悪かったかな…落ち着け…俺…)
>「大丈夫なのかな…一人で……。
>ねえ、隼鐘ちゃんもここに呼ぼうよ。あの子は戦闘能力こそ高いけれどやっぱり心配だわ」
「そうだな……あ、連絡先聞いたっけ…」
【旧保健室】
戦闘の後は静けさだけが残った。
いや、性格には鶴吹の『騒がしさ』だけが残った。
>「あ、詠未君達の所に行きたいの?連れてってあげようか?空間を切っちゃえば一瞬だよ?」
「そうだな、連絡先が分からなければそれもいいだろう。心配するな、俺は(元)副会長だ。生徒を守る義務がある。」
都合のいい時だけ執行部を語る…。もともと副会長などやりたくてやったいた訳ではないのだが…
ふざけてはいるが鶴吹の顔は曇ったままだ。俺の思った通り、この娘の器はすでに俺たちのそれを凌駕している…。
>「【あの先輩】は厄介です。今の空間で戦挙するとこの学校、吹っ飛びますよ。余裕で。たまには私達も頼って下さい」
「もちろんそのつもりだ。頼りにしている。それに仮にも(元)副会長が学校をぶっ壊す訳にもいかんしな(笑)。」
「白河先輩…初めて笑った…。」
キョトンとする御有楽。かなり驚いたようだ。
「ふ、ふふふ…。あははは。」
それを見て笑がこみ上げた。鶴吹も御有楽も声を上げて笑った。それを少女が不思議そうに見ていた。
(俺の人選は間違ってなかった…。)
「さぁ俺たちは行くが、お前はどうする?」
【白河 蛍:隼鐘 悠綺に着いて来るか問う】
空間を斬る?能力が蔓延るこの学園内でも掟破りなそのワードに一瞬思考を停止してしまう。
噂には、聞いたことがある。余りにも強力ゆえに行動を制限された能力者の存在。
恐らく彼女がそうなのだろう。副会長だといったこの男の、配下の様なものだろうか。
だとしたら?噂が正しければ彼女は戦挙への参加資格を持たないはず。
彼女と組んでいると言うなら、その目的は戦挙に残ることではない...?
「貴方たち...」
言いかけた瞬間、彼らの会話が始まる。届かなかった声は風に掻き消えた。
【あの先輩】とやらと戦闘になれば、学園そのものが消し飛ぶ...?
どう反応すればいいのかわからない、それほどまでにすさまじい事象。
それをあろうことか彼らは、話の種に談笑する余裕すら持っていると言うのか?
...いや、これは彼女の能力ゆえか。空間を斬れると言うのなら逃亡などお手の物と言うことなのだろう。
話に聞く情報では、私では敵いそうにない。そう判断した悠綺は決断を下す。
「...行く」
戦挙参加資格のない筈の人物。副会長だと言うがゆえの信念。
そして何より目の前で起こった暖かな笑みの連鎖を、悠綺は信じてみることにした。
【隼鐘悠綺:白河蛍との同行を決意】
「あ〜ァ!ったくよォ〜!!折角暴れ回れると思ってたのによォ!!」
当たり一面暗闇の中、黒響 蝦蟇(くろびき がま)はイライラしていた。
「折角、鎮圧部隊(ライオットガン)っていう学校公認で生徒狩が出来る特権持ってんのによォ!!」
鎮圧部隊とは決してそんな部隊ではない。本来は悪質な戦挙違反者など、戦管が手に負えない生徒を粛清する部隊なのだ。
「なのに何だってんだよォ!!ワイズマンってのはよォ!!彼奴ら俺たちを狙ってやがる!しかもチートじみた技でよォ!!」
鎮圧部隊の暴走はもはや全校生徒に知れ渡っている。その対策として校長が集めたOB部隊、それがワイズマンだ。
「宵闇ィ!!この陰気臭い影から出しやがれ!!俺は一人でも暴れてくるぜ!!出さないならここで暴れてやっからよォ!!」
暴れられてはたまったものではない。宵闇は黒響を外に出す事にした。
【旧校舎外】
「う〜ん、久々のシャバの空気はうめェなァ〜」
精一杯体を伸ばして黒響が大声を出した。
その目に見知らぬ校章を着けた私服の男が止まった。
「ん?なんだありャ?あれがワイズマンってやつか?」
その男は背を向けている為、黒響には気付いていない。
「いくらチートじみてても不意打ちくらえば一溜まりもねェだろうよォ!!てめェらのせいで俺は暴れ足りねェんだよォ〜!!」
黒響のワイズマンに対する殺意=悪意が高エネルギーとなり、体内に集まる。
「消しとべェ!!【悪意咆哮(ダークネスシャウト)】」
黒い光の塊の様な物が黒響の口から飛びだし、ワイズマンの背後から命中した。
と同時に轟音がなり響いた!
「ひゃっはァ〜♪ほんとうに吹き飛びやがったァ♪」
土煙の少し収まった校庭に先程の男の姿はない。
「あァ〜すっきりした。思ったよりストレス(悪意)溜まってたんだなァ〜。」
晴れ晴れとした顔で黒響が叫んだ。
「よし!次は邪魔する戦菅どもだ!待ってろよォ〜!!」
そのまま黒響は旧校舎の中へと入って行った…。
>「そうだな……あ、連絡先聞いたっけ…」
「はっ、ペアの連絡先情報も持ってないとか、アンタ大丈夫ゥ?」
軽くののしって、ガラケーの電話帳を開く。
「ほれほれぇ〜、アタイは持ってるよぉ〜?」
なぜか見せつけ、そして隼鐘ちゃんにメールを送る。
『件名:今疾風と一緒だよ
内容:めっちゃ強い奴にやられそうになったから詠未がアタイ達を連れて例の地下室に連れて行ってくれたんだけど、
アタイたちボロボロだし、疾風がアンタのこと置いてったって聞いたよ!?ひっどいわよねぇ〜、ってことでこっちに来たいなら
部下をよこすけどどうする?』
ぽちっ、とな。
ふと、彼がうなだれているのに気づき、周りを見渡すと少しヘコんだ壁があった。
壁殴り代行業者目指せるんじゃねぇのってくらい壁にひびが入ってる。
「ほれ、メール送っといたから。じきに返事が来るでしょ…それより、アンタ大丈夫なの?
その…プライドっていうかさ。自信っていうか…砕け散ってるんじゃないの?さっきの戦いで…」
壁と疾風を順番に見て、アタイは一つの案を思いついた。
「少なくとも今言えることを一つだけ言うとすると、
今のアタイ達じゃアイツらには【絶対に勝てない】ってこと。悔しいけど、性能がそもそも違いすぎるんだよ。アタイはそもそも戦闘力がないし。
でさ、ココで提案があるんだ――。
アンタの剣が折られたっていうことは、折られないように特訓すればいいんじゃない?ウチの地下室は少し狭いけど、ちょっとした秘密があってね…
なんとちょっとしたお遊戯スペースもあるのよ!っていうかあそこ対能力用にできてるからそこで特訓したほうが安全だけど…特訓する?しない?
するとしたら指導役…というかお手伝いとして詠未やアタイの部下を使えばいいけど。剣の耐久をあげる特訓とか、攻撃速度をあげたりとか。
でも特訓するなら条件があるんだ。この特訓をものの数時間でやり遂げる…つまりマスターできるっていう自信と
悔しさをバネにできるかっていう精神力、そんでもってアンタの勝ちたいっていう気持ちが必要なんだけどね。
さあ、受ける?受けない?負けたままで悔しいか悔しくないか、どっちよ!?」
思い切って一気にバーッっと言葉を並べて見たけど…詠未には少し頑張ってもらうか。あれはもう保健室行かないといけないよね…
でもまぁここに骨折をある程度治す薬があったりして…
643 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/08(火) 19:46:39.32 0
>>639 あ〜驚いてる
まぁ私はこの学園でちょっと特別だからね
戦挙資格が無い私が何で白河先輩と居るのか不思議だよね
「...行く」
「ですよね。貴方ならそう言うと思っていました」
鋏を降り下ろし切れ目を入れる
空間の向こう側には少し離れているが逃げた三人組を確認する
「どうぞ、貴方を待っていますよ。」
三人は何か話し込んでいた
私達が突っ込む場面じゃない
隼鐘先輩は驚いていた
>>643 す、すみません…
口をはさむようで何ですがさすがにあそこは「絶対に把握されない隠れ家」という設定なのでそれはちょっとアレなのです(´・ω・`)
5秒で走破して離脱というところからも位置バレはさすがに不自然かと
【異空間】
剣達のアジト前に異空間の出口が繋がる。
少女が戸惑いながらもその出口に向かって行く。
俺は少し考えてから口を開いた。
「鶴吹、御有楽、二人とも彼女に着いて行ってくれないか?」
驚く二人。それはそうだろう。
「剣と…比良坂って言ったかな?あの二人に強くなりたいか問うて来て欲しい。もしその気があるのなら、この空間に連れて来るんだ。」
確か鶴吹の能力では場所と時間をも凌駕した空間、所謂『精神と時の部屋』を作れるはず。
※分からない人はお父さんに聞いてね。
俺はあの二人を育てたい!そんな欲求を抑えられずにいた。
>>644 そこは隼鐘さんが座標を覚えていた…でどうでしょう?鶴吹さん個人では次は到着しないって事で(^^;;
ちなみに悠綺は一年なので先輩には該当しません
648 :
城音零 ◆WNrWKtkPz. :2014/04/08(火) 20:14:02.85 0
>>640 うるさい。うるさいうるさい。
同じ鎮圧部隊でもこうも違うのか
私はイライラしているが動く事が出来ない
何故なら【充電】してるから
まぁ世に言う電気泥棒ってヤツ
能力は十分なんだけどこれは面倒臭いわね
「うるさいわね。少しは静かに出来ないの?ぶっ飛ばすわよ」
ちょっと睨みつけるがコイツはうるさくなるばかり
あぁ嫌だ
すると宵闇が黒響を出した
私は出ないわよ、と目で合図する
と、轟音がする
「彼奴ねぇ・・・」
充電も終わった様だし追いかけてみるか
充電したての私の身体はとても軽かった
勝手な設定ごめんなさい(泣)
>>646 位置を敢えて覚えていないと言う描写があるのでちょっと
適当な場所に移動→使いを待つってことでどうでしょう?
師匠キャラということでココでお決まりの修行シーン入れようと思ったになぁ…
未練がましいけど
>>476であえて覚えなかったと言ってる辺りやはり不自然さは残るというか…
能力が空間を操るといってもやはり時間操作系統ではないから…
何が言いたいかっていうとその、覚えてる連中は星羅とその部下、詠未と滝山しか知らないという設定なので
なるべく他人の設定には準拠してほしいっていうかそんな感じです
勝手なことを申し上げてすみません
651 :
◆uuhSmK027Y :2014/04/08(火) 20:27:56.79 0
書き込んでいる間にすごいレスが!
もし不具合があったら勝手に脳内変換しちゃって下さい
それに合わせます
本当に勝手な事しちゃってすみません(泣)
んじゃ保健室で別れる→そこで使い待つ→アジトでどう?ちなみにお決まり修行の為に鶴吹さんと御有楽も目隠しでもして連れてって下さいw
>>652 ではちょっと俺がでしゃばりすぎな気もしますが
>>643,645は下記の内容にさせていただきます
比良坂チーム:ペア+疾風が旧保健室から逃走→アジトに到着→疾風に特訓をするかどうかの話を持ちかける→
白河チーム:ペア+疾風が旧保健室から逃走→使いっぱしりに逃走先を探させる(偵察系の能力者ってことで)→アジトが割れる→
こんな感じでよろしいでしょうか。
キャラが新たに増えると処理大変なんで、冥瞳のメール→隼鐘が保健室で待つと返信→冥瞳の使いが保健室に到着でどう?
>>654 それいいですね!賛成です
白河チーム:ペア+疾風が旧保健室から逃走→隼鐘にメール来る→保健室で待つと変身→冥瞳の使いがやってくる→自白させられる也なんなりでアジトが割れる→
こんな感じですかね?旧保健室だから自白剤の一つや二つあるでしょみたいな都合も付けられるし(
こちらはアジト探すのが目的じゃないんで、自白まではやり過ぎかなw
普通に連れてってもらってOKでは?鶴吹さん達には目隠しなり何なりで道順覚えさせなければ◎
>>656 ですね、そうなると
冥瞳の使いがやってくる→使いがこの人たちも仲間かなと思い一緒に連れて行く(目隠し使わせる)→
こうですね!
それで!って隼鐘さんや鶴吹さんの許可待ちですが(^^;;
悠綺へのメール見せればいいんじゃないですか?
メール「アジトにいるよ」
白河「よし連れてけ」
悠綺「だってさ」
みたいに
660 :
◆uuhSmK027Y :2014/04/08(火) 21:05:45.50 0
>>659 それだぁ!
特訓場所は空間を使うもよし、地下室のお遊戯スペースを使うもよしって感じで
修行してる間に詠未も療養+ちょい特訓的な感じで行こうかな
星羅も新しい使い方をそこからひらめくみたいな感じだといいかも
いやぁ、師匠キャラの登場で一気にそれっぽさが増したなぁ…!w
面白くなってきたぞぉ〜w
>>660 ではちょっと俺がでしゃばりすぎな気もしますが
>>643>>645は下記の内容にさせていただきます
比良坂チーム:ペア+疾風が旧保健室から逃走→アジトに到着→疾風に特訓をするかどうかの話を持ちかける→ ここはこのままでいいんですが
白河チーム:ペア+疾風が旧保健室から逃走→隼鐘にメール来る→保健室で待つと返信→冥瞳の使いがやってくる→使いがこの人たちも仲間かなと思い一緒に連れて行く(目隠し使わせる)→
このような手段でアジト前まで来たということになります(道順は覚えていないのでもう一度来ることは不可能)
所詮某デートしてデレさせるラノベに出てくる「フラクシナス」みたいな感じで扱っていただけると…
他人からは見えないけど的な
>>641-642 >「はっ、ペアの連絡先情報も持ってないとか、アンタ大丈夫ゥ?」
>「ほれほれぇ〜、アタイは持ってるよぉ〜?」
「あぁ…悪い、任せた…」
背中を任せる相棒の話なのに冷たいな…と自分でも思ったが、現在の心理状態的に他人を気にしている余裕は無い。
誰が相手でも自分を…そして友達を守れるように鍛え続けてきただけに剣と共に心も折れる。
「……特訓…か………」
すると即答しかけたが、マスターする自信はなかった。
あれほどの相手を倒す力を数時間前後でマスター出来るとは思えなかった。
しかし、
「……場所、借りていいか…」
悔しかった。勝ちたかった。なら特訓しなきゃならない。ごちゃごちゃ言ってる余裕は無い。
「……ありがとう、星羅。」
悔しさや情けなさ等はひとまず外して、星羅に感謝の言葉と共に微笑みを向ける。
「さぁて…この感じ懐かしいな…」
上半身の制服を脱いでから幼い頃、護身術として習った格闘技の動きを一通り繰り返す。
柔術や合気道、中国拳法等をアレンジした滑らかな動きが特徴の格闘技だが、徒手空拳の格闘はあまり得意ではなかったが、体重移動等を剣術に取り入れる為に習い続けた。
一通り基本の動きをこなすと徐々に速度を上げつつもう一度同じ動きを繰り返す。いかに息を切らさず、かつ素早く繰り返すのを続ける。
基本的な訓練をただひたすら繰り返し、取り敢えず悠綺を待ってみる
一旦
>>663投下しときます
すぐには返せないかも知れないんで…(~_~;)
665 :
◆uuhSmK027Y :2014/04/08(火) 21:26:02.64 0
>>662 でしゃばってなんかないですよ!
意見を出すのは良いことだと思います!
まとめて頂き有り難う御座います!
混沌とした異空間の中で携帯のジングルが鳴り響く。
表示された名前は「冥瞳星羅」。現在地はアジトであるとの内容。
本文を見るに疾風、そして比良坂もそこにいるようだ。
これで男の求める人物の居場所はわかった。だが厄介な事に私は場所を覚えていない。
...これは計画通り、ととる事も出来るのだが。
「どうする?」
白河にメールの本文を見せる。この情報だけで場所は特定できまい。
行く事が出来るかは私のあずかり知る所ではない。重要なのは二人の存在。
このメールに返信するだけで、先ほどの問いを二人に届けることができるだろう。
【隼鐘悠綺:白河の返答待ち。回答次第メールを送る】
>>663 >「……場所、借りていいか…」
「やる気になったね?いい顔じゃん。こっち来て」
部屋に連れて行く。
「ここよ。ってちょっ!アンタいきなり何してんの!」
いきなり制服の上のほうを脱ぎだした!ちょ、アタイ女なんですけど!やめてよね…対応に困るじゃない。
「よ、詠未?骨はどう?」
「何とかいけそうかも。薬が効いてきたよ、骨のでっぱりも消えてるし。特訓に付き合うくらいなら…なんとか」
「おっけー、じゃああとよろしくね」
*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+*
いきなり任されちゃったよ…どうしよう。
そうだな、まずは剣の耐久の強化とやらをやらせてみるか…
「先輩、すみません…何か剣を出してみてください。というわけで星羅さっそく何かぷりーず」
「あいよ〜」
出てきたのは鉄の棒だ。どうやら廃材とのこと。
「これで剣を作ってみてください。そして、その剣で僕の鎌鼬をすべて『斬って』ください。避けずにね。
僕の鎌鼬は本気を出せばこの辺の壁くらい簡単に切り刻めますけど…それこそ人一人くらいなら簡単にミンチにできますけど、死なないでくださいね?
返事は聞きませんよ、ではさっそく行かせてもらいます!」
獣の姿に変身する。少しスネが痛み出したけど、まあいいか。
「ウグルゥゥゥ・・・ウラァッ!!」
高速で腕を振りまくる。鎌鼬の威力はさすがに落としてはあるが、風速は最大で撃つ。
最大の風速で撃った鎌鼬は本人ですら目視することはできない。それこそ、感じることのできない…真の『鎌鼬』。
気づいた時には血が出てる…妖怪鎌鼬の劣化版って奴だ。
その分威力制御等が難しいけどな…さあ、斬れるもんなら斬ってみなぁ!この『俺』の鎌鼬をさぁ!アヒャヒャ!!
>>665 でしゃばってないならよかったです、ご理解ありがとうございます!
>>666 タッチの差でゾロ目取られたああああ!www
くそうw
>>666 少女に見せられた携帯。メールの内容を理解するのに時間がかかる。
>『件名:今疾風と一緒だよ
内容:めっちゃ強い奴にやられそうになったから詠未がアタイ達を連れて例の地下室に連れて行ってくれたんだけど、
アタイたちボロボロだし、疾風がアンタのこと置いてったって聞いたよ!?ひっどいわよねぇ〜、ってことでこっちに来たいなら
部下をよこすけどどうする?』
(今時の女子高生のメールはよく分からん…が)
「部下をよこしてくれる、らしいな。なら分かりやす場所に一度出るか。職員室か保健室か…。」
「なら保健室はどうですか?あそこは戦闘禁止エリアですし。」
と御有楽が答える。
「ならそれで。鶴吹と御有楽も着いて行くといい。俺は少し異空間を借りて休む事にするよ。」
考えれば昨日から一睡もしていない。御有楽のおかげで体力は全開だが、眠気はべつだ。
>>669 「...了解。」
『件名:Re:今疾風と一緒だよ
使者の派遣を希望する。保健室にて待機
追伸、もし疾風と比良坂が更なる強さを望むのなら
私の他に三名の同行許可を出してほしい。』
送信して携帯をしまう。さて、今度は移動だ。が...
「...そうか」
ある事に気付き小声でつぶやく。
そう、ここは異空間。どこにでもつながるワープホール。
重い荷物を背負って延々鳴子必要はないのだな、と。少しだけほっとした。
鳴子→歩くで。どういうミスなんだこれ...
アタイの携帯が鳴りだす。返信が来たらしい。
「どれどれ…っと」
>
『件名:Re:今疾風と一緒だよ
使者の派遣を希望する。保健室にて待機
追伸、もし疾風と比良坂が更なる強さを望むのなら
私の他に三名の同行許可を出してほしい。』
「三人…?いやぁ〜な予感がするなぁ。まぁ、いっか。そこの熱血と…暴れん坊〜、返信来たよ〜。
もっと強くなりたいならあと3人一緒に連れてくる許可くれってさ〜。アタイはいいけど、どうする?」
「俺は別にかまわねぇよ、どんな奴が来たって万一暴れようモンなら切り刻んでハンバーグにでもしてやらぁ」
「うぅ〜、怖いねぇ〜。疾風、アンタはどうすんの?」
とりあえず今のうちに部下3人にメールを送る。一人は連れてくる専用、もう一人はドアの警護。
最後の一人は…最悪な状況になった時の『記憶操作』を行うための能力者。この場所だけは絶対にバレたくないもんね、
アタイの絶好のサボリ場所…もとい隠れ家だし。ここはアタイらの聖域、汚されたくも、怪我されたくもないんだけど…
詠未のやつ、容赦なしね。片方が怪我しそうだわ…
もう薬ないわよ…?
>>674 www
dmですw
マジレスするとスペース押したついでにN押しちゃって
あとはUとOが少し誓いから打ち間違えとかですかな?
「そういやァ、さっき何だか旧校舎の中が騒がしかったなァ」
誰に話かけるでもなく、大きな声を出しながら黒響は旧校舎/旧保健室に向かって歩き出した。
「戦闘でもあったんかなァ〜っと。ん?あれは…。」
黒響の目線の先には白河 蛍の姿が。
「あ!し〜ら〜か〜わァ〜!!!」
黒響は前回の戦挙において白河に敗北し、会長の座を取り逃がした(と思っている)のだ。
「あの餓鬼ィ〜!!消えろォ〜!!」
有無を言わさず【悪意咆哮】を放つ。が、直撃する前に白河(と他数名)の姿が消えた。
放たれた【悪意咆哮】は旧保健室の壁に当たり、旧校舎の半分を吹き飛ばした。
「なんだァ!?消えやがった!!」
驚きと怒りを隠しきれない黒響。
「グゾォ〜!!!何処にいっだァ〜!!!」
「バードウォッチングは楽しいねぇ…」
俺は事の成り行きを眺めていた。メールの一つや二つ、俺が傍受できないわけがない。
その程度の設備なら買えたし…
上で何やら轟音が響いてる。誰か暴れてるのか?俺の後輩たちのカメラ映像を一通り眺めて、俺は新しい商売相手に目星を付けた。
「ほぅ…3年の白河…それに鶴吹かァ…。白河は食えなさそうな奴だが、鶴吹ならまだ…丸め込めそうだなぁ。いいカモ…になりそうだが、
こいつが情報を買うタイプか買わないタイプか、こればっかりは分かんないからなぁ…。とりあえずリサーチを続けてればいいかぁ」
相変わらず轟音が響いてる。集中しづらいけど、アジトの一室…所詮「多目的スペース」―当人たちはお遊戯スペースと呼んでいるが―の真下を借りてる身だ。
文句を言えない立場なんだよなぁ。
「…ん?これは…まぁずいぞぉ?」
急いで階段を駆け上がる。隼鐘の言う「ツレ」ってこいつらのことだったのか…!
ピピッと通信音が鳴る。
「ザー…ザー…
私が校長である。どうした?」
「はい、校長。ワイズマンQ部隊の隊員のうち一名が何者かによる襲撃を受け、『消滅』しました」
「そうか…誰が消えたかわかるか?」
「第63期生、最終学級が3組の渡部ヤマトです」
「…そうか…ヤマトが…ズズッ…まぁいい。了解した。そのまま作戦は続行できるか?」
「…あ、はい。可能です」
「ならば作戦を続行せよ」
「な、なんだこれは!?」
「どうした!?」
「旧校舎が…半分消えています」
「なにぃ!?すぐに修復班を向かわせる。お前たちはヤツを…初代校長を探せ!」
「了解!」
校長は鼻をすすった。声もその刹那の間は少し涙ぐんだ様子だった。彼に何か思い出があったのだろう。
…可哀そうに。
【白河 夢の中】
「食らえェ〜!!【悪意咆哮】」
(でかい!?受け来れるか?)
俺は左手を差し出し、「【衝撃】ぉ!」
体内を衝撃が流れる。体が爆発しそうになるのを必死に堪えながら、右手を奴に向ける。
「【排出】ぉ〜!!」奴のエネルギーが奴に跳ね返される。
「ぬ!グゥォォォ!!」
この世の物とは思えぬ声を出し、黒響は倒れていった。
「貴様…覚えていろ…よ。必ず殺してや…る…。」そのまま黒響は意識を失った。
「はぁはぁ…。これで残るはお前だけだぞ。」
『後天性能力者にしてはなかなかやりますね。』
(何だ!この威圧感は…。気を抜くだけで意識を失いそうだ。)
『それに私の前でまだ倒れずにいる。これは素晴らしい人材ですね。』
(どう言う事だ?これが奴の能力なのか?)
『どうです?私の下で働きませんか?貴方なら副会長を任せられそうです。』
精一杯の力を降り絞り、俺は奴に向かって突っ込んだ!
「断る!!」
…俺はそのまま意識を失った。
681 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/08(火) 22:26:27.32 0
「了解しました〜。異空間の入り口は閉めちゃっていいですか?
連絡頂ければ開けますから。邪魔者は入れない方がいいでしょ?あ、メアド教えます。」
白河先輩の言うことを聞かない訳が無い
て、事でメアドを教えた
実は白河先輩のメアドは取得済みなんだよね
言ったら引かれるか
「おい!緊急事態だ、冥瞳、ちょっといいか?」
「何よ、アンタ急に…」
コイツが語尾を少し伸ばす独特なしゃべり方をしない(例をあげれば「そうかぁ」等)時は大抵ガチで急いでる時だ
ってアタイは知ってる。そりゃコイツとは長い付き合いだからね。
「緊急事態だ。隼鐘のツレ、お前らが交戦した3人組の可能性が超絶高いぞ…!」
「アンタ、ツレってどこでその情報を…あー、例のメール傍受機?趣味悪いわよアンタ。
それは置いといて、それってガチ…だよね。どうすっかなぁ〜…まあ、アイツらに戦う意思がないならいいんだけど…
それを祈るしかないかな」
「そうか、分かった。続報に期待せよ。んじゃぁ〜なぁ」
「その厨二病みたいなクセ直さないんだね」
「うっせ、これは治らねぇもんなんだよ」
くだらないやり取りをしてから、滝山は戻って行った。
…祈るか。
683 :
城音零 ◆uuhSmK027Y :2014/04/08(火) 22:45:30.95 0
>>677 「ちょっと黒響!なに校舎ぶっ壊してんのよ!!」
やっと追い付いて息を整えたらこの有り様
いくら白河が憎いからって校舎を壊して良いワケじゃないの!と言うけれどまるで聞く耳持たないわね
「校長がかわいそう。校舎を修理しなきゃいけないじゃない」
グルグルと怒りを露わにする黒響と半壊した校舎を交互に見て言った
初めて白河先輩の笑顔を見た…。屈託のない、子どもの様な笑顔。
年上だけど、失礼ながら可愛いらしい笑顔。
二人に着いて行き、再び異空間へ。
急に白河先輩が思いついたように口を開いた。
>「鶴吹、御有楽、二人とも彼女に着いて行ってくれないか?」
「え?…えぇ〜??」
余りにも突然な発言に戸惑う。
>「剣と…比良坂って言ったかな?あの二人に強くなりたいか問うて来て欲しい。もしその気があるのなら、この空間に連れて来るんだ。」
(さっきまで敵対してたのに?そんなの受け入れられる訳が…)
>「了解しました〜。異空間の入り口は閉めちゃっていいですか?」
(え?鶴吹さん、即答しちゃった!?)
それなら私も断れない…。
「…分かりました。けど、多分断られますよ…。」
二人に聞こえるか聞こえないか分からないくらいの声で呟いた。
鶴吹さんと隼鐘さん、それに私は保健室の前に現れた。
>>684 「まったく人使い荒いよなー、ボスも」
「ほんっとそれなぁ〜。ガチ俺たちをなんだと思ってんだよ」
「部下じゃね?」
「パシリだろ」
「いやいや、嘘でもダチって言えよ」
「「「ハハハハ」」」
俺たちはニコイチ…ではなくサンイチってやつかな?三人で一個みたいなもん。
俺ことタイゾウが転移系の能力者。右隣のジンベエが身体強化系の能力者。
んで、左隣のタクムが記憶操作系の能力者だ。
俺は思い浮かべた場所へ自分の指定した人間および自分を移動させる能力がある。
本来なら目隠し持った奴が保健室に行くべきだったんだが、どうやら途中で襲われたらしい…残念だ。
ジンベエは用心棒。タクムは最悪の場合、アイツらの記憶を消すために同行してる…
んでたまたまおれたちはみんな仲良し。
「えっと…女の子が3人っていうこの合コン会場みたいな状況は如何してくれるのかな?」
「よせよタクム。相手は戦闘に優れた能力者だ。1年のくせに1日目で絞られたような顔つきじゃないとこを見ると…
分かるよな?」
「わかってるよ。別にナンパするわけじゃねーんだから」
「俺はジンベエ。よろしく頼む」
「おい!抜け駆けはよくないだろ俺にも自己紹介を」
「あーお前らは黙れ!ったくもー何してんだよ。とりあえずお前らを今からアジトへ案内する。
全員で手を握り合うぞ。いちいち人数指定するのめんどくさいからこれが手っ取り早いんだ」
全員で手を握り、輪を作る。はたから見て見ればただのなかよしだけど、実際は違う。
「行くぞ、それっ…【転移】!」
刹那、周りがフェードアウトし青白い世界になる。そしてそのあとすぐにアジトの目の前に俺たちは移動した。
「ついたぞ。おーい、星r…ボスはいるかぁ〜?」
「アタイが言ったらキレること言ってみて」
「スリーサイズ教えろ」
「テメアタイの胸が小さいのわかってて言ってんのかゴルァ!
…茶番は後にして本人確認完了。ういしょっと…」
一瞬ボスの顔が曇った。
「まあ、入んな。立ち話も…なんだしさ。ちょっと汚いけど許してくれる?」
俺たちはココで外の見張りにつくことにした。
/*今日からすでに朝早いのでもう寝ます
/*6時30分から支度して8時までに満員電車に突っ込んでいかないといけないのです…
/*通学はつらいです。゚(PД`q。)゚。
>>667 「……この鉄を剣化するのか、任せろ。」
鉄の棒を剣に変える。
(これで鎌鼬を斬れ、か…まぁ出来ない事はない…か。)
その考えは間違いだった事を理解する。
鎌鼬は斬れた。斬った、ではなく『斬れた』。
(速い…!?)
詠未の動きからかろうじて剣を合わせるが、ギリギリ当てるだけなので二つに別れた鎌鼬が体の両脇を通過していく。
開始から2分、段々と服の切れ目と細かい切り傷が増えた頃、鉄剣が限界を迎えた。
「ぐっ!?」
最後の鎌鼬を捌き切れず、ギリギリで避けようとするが太ももを切り裂かれてしまう。
「くそ…強度も反応も全然ダメだ…!」
>>675 >「三人…?いやぁ〜な予感がするなぁ。まぁ、いっか。そこの熱血と…暴れん坊〜、返信来たよ〜。
>もっと強くなりたいならあと3人一緒に連れてくる許可くれってさ〜。アタイはいいけど、どうする?」
「……あぁ、構わない。大体誰が来るかは予想出来るがな…」
>「緊急事態だ。隼鐘のツレ、お前らが交戦した3人組の可能性が超絶高いぞ…!」
ほらみろ、予想通りだ。
強くなりたいなら連れて行け?何をするつもりだ…
【規制だと…!?】
>>685 冥瞳さんに招き入れられて少し戸惑っていると、ツカツカと鶴吹さんが入って行った。
私も慌てて後ろ着いて行き、中に入った。
「お邪魔しま…す…。」
恐る恐る中を除くと、剣さんとイタチ?が戦っていた。多分特訓なんだろう…。
「あのぉ…、白河副会長から伝言が…。」
(あ!元副会長だった…。)
その言葉な剣さんとイタチ?が反応した。成る程といった感じなのかな?
私の言葉を遮って、鶴吹さんと隼鐘さんが説明を始めた。
(あ!二人とも凄い傷…。)
ふと二人を見て気付いた私は、二人のダメージを取り除く事にした。
「すみません…私の力では傷は塞がりません。でも出血と痛みは消えるはずなんで…。」
本当に私はみなさんに比べて非力だと痛感させられた。
>>683 黒響の怒りが少し落ち着いた頃、後ろの人影に気づく。
「なんだァ、零のやろうかァ。俺に何かようかァ?」
半壊した校舎…。これが黒響の白河に対する悪意そのものだろう。
「あのやろォだけはぜってェ〜俺様の手で消してやるゥ!!」
そんな事をしたら会長に消されるわよ…と言う言葉は黒響の耳には届かないようだ。
「会長も甘いよなァ〜。能力者が邪魔なら全て消しちまえばァいいだけのことだろうに。」
多分、黒響にも計画の全容は伝えられているはず。だが理解はしてないようだ。
「あァ〜!イライラする!取り敢えず目に付く奴を片っ端から消して行くかァ!」
半壊した旧校舎背に、黒響は新校舎へと歩き始めた。
ごびゅう 【誤謬】
―― 一見正しいように見えるが、実は誤っていること。間違い。詭弁。
【過去のどこか。狭い議場。ひしめく聴衆に一人の男が訴える】
「異能……それは見えざる者(名無し)によって与えられる才能。
異能……それは圧倒的な優越。
異能……それは人類の可能性でさえある。
それがどうだ。蓋を開けてみれば……どうだ。
目の前に広がる異能の世界とは、なんのことはない。
血と暴力の世界、金と権力の世界だ。
異能者は己の力を誇示するために他者を蹂躙し、
管理者はまるで、彼らの存在を世界に喧伝する奴隷商だ。
生徒の為の"戦挙"は、ただ異能の品評会に成り果てて、
そして我々は、売られた先の研究機関で一生、籠の鳥を演じるだろう。
ここは無法地帯でも、奴隷市場でもない。
ここは学びの園、ただの学校ではなかったのか。
……こんなことは誰が許そうとも、私は決して許さない。
全ての狂いの根源は、この異能の力にある。
だから私は、この力をこの世から消し去ってやる。
世界から歪なものを取り除いてやる。
誰も彼もから、根こそぎ奪い尽くしてやる。
一切合切平らげて……無論、この私自身でさえもその例外ではない。
私は異能を喰う。"異能だけを喰い尽くす"。
お前たちの生命に、なんの障礙を残すことなく、異物を残らず拭い去る。
だから恐れるな。
ただ戻ってゆくだけだ。"普通の人間"に立ち還るだけだ。
お前たち自身の輝きは、私ごときの異能によって、いささかも減じられることはない。
それでもまだ未練がましく、しがみつきたいか?
異能の力だけが、身を立てるよすがなのか?
それはお前たちの本来の価値ではない。
それはただ"異能の価値"にすぎない。
労せずして、偶然、幸運のうちに手に入れた、ただ"贈り物(Gift)の価値"にすぎない。
それなしでは生きてゆけぬと言うなら、果たして"お前自身の価値"は、どこにあるというのか。
異能の価値が、お前の価値では決してないというのに!
異能は、進化への道標ではなかった。
異能は、退化への誘惑にすぎなかった。
これは避けるべき罠だ。乗り越えるべき試練だ。
聞け!
力にすがる全ての生徒たち、力に囚われし全ての生徒たちよ!
今こそ呪縛から逃れるとき、己の力で立ち上がるときだ!
暴力での支配(生徒会長戦挙)を終わらせ、利権へのしがらみ(学校の異能斡旋事業)は根本より断つ!
我々は人間である。
化け物でも、商品でもない。
我々は、"人間だ!"」
(
>>691の続き)
演説が終わる。
しかし、議場は静謐に包まれていた。
そこには満場の拍手も、熱狂的な歓声も、興奮冷めやらぬ聴衆の人いきれも、全くといっていい程、何も無かった。
ただ沈黙があった。
遠く位置する者の息遣いさえ聞こえてしまうような、深い沈黙があった。
謂わばこれは、失うための戦いであった。
失うことでのみ、未来を勝ち得る戦いであった。
だが、その場に立ち会った者たちの、誰もが肌に感じていた。
悲壮ともいえる冷たい炎の奔流が、多くの聴衆の心を席捲していることを。
零下の青い篝火が、聴衆の心を責め立て、また駆り立てる様を。
……切欠は、ひとつの小さな拍手だった。
そしてそれは同心円状に素早く広がって、圧搾音の連なりは瞬く間に狭い議場を埋め尽くした。
【旧校舎/旧物理室前】
黄昏夕日は考えていた。
忌引美鬼(
>>167)という女生徒のことだ。
彼女は現在の(名目上ではあるが)護衛対象でもある。(
>>330)
「そういえば忌引さんって、なんの研究をしているんですか?」
歩く夕日の後ろから、黎明あけのが質問した。
あけのは小柄な体を四脚パワードスーツに乗り込ませて、無骨なマシンを器用に操縦している。
機械がガシャンと一歩を踏み出す度に、ふわふわの桃色髪も上下する。
「確か……生命科学とか、生物工学とかいう分野で評価目ざましいと聞いている」
忌引は、異能の学園の中にありながら、異能とは別の才能を開花させている異例の女生徒だ。
彼女の研究は広く世間に評価されており、その成果は学会誌に取り上げられるほどである。
まさに"異能によらぬ価値"を体現している稀有な存在であった。
「彼女の論文が雑誌に掲載されたこともある。……私にはよくわからなかったが」
その雑誌は、自校の生徒が記事になったということで、有志から学校の附属図書館に寄贈されている。
しかし問題は、それが英語の専門誌だということだ。
当然、図書館を利用するような一介の生徒が読み込むにはかなり専門性が高く、夕日程度の知識では歯が立たなかった。
ちなみに、ある英語教諭がボランティアで和訳を試みたが、難解な専門用語が満載で結局、訳の話自体が有耶無耶になったという噂も伝わっている。
「彼女こそ、真に価値ある人間と呼べるのかもしれん」
話を聞いたあけのは、へぇー、と感心するような顔をした。
「生命科学って、要は生物の授業みたいな感じの内容なんですよね?
私たちが持っているような、生き物の"超能力"を解明するような研究だったらスゴイのに」
そしたら、私たち異能者の立場も変わってくるのかな。あけのは呟くように言った。
だが、夕日はその話があまり耳に入っていなかった。なぜなら、あけのの顔をじっと見ていたからだ。
(リスみたいだな……)
黎明あけのは、よくボケっとしている。
すぐ気が緩むというか、本質的に無防備な性格なのかもしれない。
今も口を半開きにして、「ふーん」とか「そうかー」などと一人でぶつぶつ言っている。なんだか間の抜けた感じだ。
彼女はどちらかというと下膨れの幼い顔立ちで、前歯も他の歯に比べて少し大きい。
そのため、平素より齧歯類の小動物めいた雰囲気を醸し出していた。
「……」
さすがに見られていることに気づいたのか、あけのは口を閉じてさっと窓の外を見た。ここはできるだけ顔を逸らしておくべきだろう。
「……理事会からのお達しもあったことだ。忌引女史の警護を理由に、暫くはここを拠点にしよう。
ただうろつくよりも、何かあったときに言い訳が立つ」
妙な空気を払しょくするように言い放つと、夕日は物理室前の廊下にどっかと腰を下ろした。長期戦の構えだ。
彼女たちの真の目的は、戦挙中の生徒を襲い、その能力を奪ってしまうことである。
それが生徒会長の"マスタープラン"だからだ。
奪い去る方法は会長しか知りえないことであったが、とにかく、このふたりはその計画に加担することに決めている。
特に黄昏夕日には、計画に協力する強い理由があった。
【黄昏と黎明:旧校舎/旧物理室前で生徒を待伏せる】
【白河 夢の中】生徒会室
『それが君の答えか。』
「ああ。あんたは間違ってる…。」
饒舌な演説を終えたばかりの会長に責めよる。しかしその言葉には怒りも憎しみもない。あるのは哀しみだけだ…。
「言いたい事は分かる。俺も能力に操られてた部類の人種だ。あんたに出会うまでは…。」
「だが…だからこそ能力に頼らずに闘う術を覚えた。能力を制する術を身につけた。それはあんたから教わった事…。」
「学校(ここ)を出たら如何なるかなんて、俺にはさっぱり分からん。けど、それを自分で見付けて行くからこそ、俺たちは人間じゃないのか?」
「あんたのプラン、俺は絶対に反対だ!強制的に能力を奪うってのは、個人の個性を奪う事だ!そんな事、他人が決めて良い事じゃない!」
「能力に囚われるのは心が弱いから。なら、そうならないように導くのが俺たちの仕事。奪う事じゃない!」
『…どうやら平行線のようだね。』
「…だな。」
(俺が救いたいのは、俺じゃない。もっとも力に囚われてるのはあんたじゃないか…。)
「ともかく、俺は認めん!これは次の議題にさせてもらうからな!」
俺は部屋を後にした。
【????】
(ん?ここは…?)
(そうか。ここに来るのも久しぶりだな。)
白ボヤッとした光が徐々に形をなしていく。
『久しぶりだな、蛍。』
「そうだな、いつ以来だっけ…。で、今日は何の用だ?」
目の前に現れたのは二つの尾を持つ狐。
『御主、あの少年達を鍛えるつもりか?』
「ああ、あいつらはあのままだと暴走しちまう。昔のお前のようにな。」
『…能力と術者が手を取り合うなど稀有な例だ。』
「あん?じゃあお前はなんだ?ただの物好きか?」
皮肉めいた口調の俺に気を悪くしたのが、そいつは背を向けた。
『我を御主を護りたい…。そう想っただけだ。御主が我にそうしたように。』
「ああ、分かってるさ。」
狐の頭をポンっと叩く。
「悪いのはお前達じゃない…。それを利用しようとする奴が悪いだけだ。それに…。」
俺は言いかけて止めた。が、それも意味のない事。こいつは俺なのだから。
「まっ、何にしろ俺はまだヤられる訳にはいかない!頼りにしてるぜ相棒!」
俺は【衝撃排出】にそう微笑みかけた。
設定は引き取るではなく渡すものかという心構え。
そろそろ容量もなくなってきましたね。
元々ここは1年前に立てられた過疎スレ(失礼)ではあったので、完走できたら万々歳かという雑感。(名無しが能力を考えてくれるスレにするという案もありましたが)
お話にしても、1スレ使いきるくらいが賞味期限かという体感はあります。
(敵役データ)
名前:生徒会長
性別:男
年齢:18歳
身長:177cm
体重:60kg
学年/部活等:高校3年生/生徒会戦挙管理委員会 委員長(元生徒会長)
容姿:
能力:
>>【Abillity Eater<異能食い>】
・対象相手の能力を喰う。
対象の能力を喰うためには、対象が無力化状態でなければならない。(気を失っている/深く眠っている/抵抗する意思がない、など)
抵抗の意志がある場合は、捕食は即座に失敗する。つまり、"わざと奪われようとする場面"を除き、基本的に他PCの能力を奪うことはできない。
喰われた対象は異能を失い、普通人へと戻る。
・喰った能力は自分の能力として使用することができる。
(※これはギミックとして、このスレ中の「せっかく名無しが考えてくれたのに使われなかった能力」を使える、ということを意味する)
しかし、能力を複数同時に扱うことはできない。別の能力の特性を維持したまま別の能力を使うことはできない。
能力Aを発動したまま能力Bを使う場合、能力Bが発現した瞬間、能力Aの効果は即座に消失する。発現する能力は常に1つ。
人物紹介:
「能力浄化」を掲げ、戦管委の一部を離反させた張本人。
生徒会長の仕事に携わる内、生徒会長戦挙がもはや異能の品評会と化しており、学校運営(理事会)が異能斡旋事業の一助としている事実を知る。
そういった理由で学友たる生徒同士が対峙し、血を流しているという状況に深い憤りを感じた彼は、学校への復讐をたくらむ。
「能力浄化」は校内の異能を一掃し、その能力を全て奪い、最後に自分の能力を自分の能力で消し去ることで完了する。
異能がなくなれば、戦挙も学校の事業も、その意味を失うと信じている。
……しかし、戦挙前後に"異能喰い"で多くの能力を取り込んだ結果、彼は"異能の塊"とも呼べる存在に変じている。
自身の存在は、喰った異能の存在に浸食され、限りなく薄くぼやけてしまっている。
その証拠に、彼の本当の名前を憶えている者はもはや存在せず、自他ともに「(元)生徒会長」というアイコンでしか認識できない。
外面は強い意志を持った人間のように振る舞っているが、既に論理的自我は失われており、
「能力浄化」への激しい妄念が脊髄反射的に彼を突き動かしているにすぎない。異能の亡霊。ボス候補1。
このキャラクターは最終的に必ず敗北し、破滅する。融和や和睦はない。彼はすでに亡霊である。
>>575 遅くなったけど、こんなのどう?
【異物吸出(ギフトキャッチ)】
第一形態…能力によるダメージや、能力を使用した事によるダメージを吸い出す。吸い出せる対象は「能力」による物だけなので、怪我や病気などによるダメージは不可。
第二形態…能力そのものを吸い出す。ということは…?
やっぱり黄昏さんが来ると話が進みますね♪しかも私の考えと同じ方向なんで助かりますw
>>697 ちょっと会長とかぶっちゃいますけど、これでいきます!裏設定もできそうですし(ニヤ
699 :
鶴吹恭 ◆uuhSmK027Y :2014/04/09(水) 19:47:26.76 0
>>685 >>688 「ちょっと汚いけど許してくれる?」
え。凄く汚く見えるのは私だけ?私だけか。
「それにしてもさっきの転移は便利ですね。私みたいに道具を必要としませんからね」
中に入りながら感心する
いや、まじ便利
「白河副会長から伝言が...。」
「あぁ!それね!忘れてたよ!」
御有楽さんが言ったお陰で何の為に来たのか思い出した
二人に伝言を教える
それと同時に御有楽さんが二人の傷を治した
へぇ、こういう感じの能力なんだね
傷口は塞がらないのか
ダメージだけを取り除けるなら私が傷口を塞いであげればいいんじゃない?
喉まで出かかっていた言葉を私は何故かは分からないけど飲み込んだ
700 :
城音零 ◆uuhSmK027Y :2014/04/09(水) 20:06:07.23 0
>>689 「何か用かって貴方は目を離すと学校の備品をすぐ壊すでしょう!!私が貴方を見張ってないと誰が見るのよ!!!」
少し怒鳴る
白河を消したらあんたが消されるでしょうが
この馬鹿
「能力者をすぐに消さないのは会長に考えがあるからよ。私たちは従うしかないでしょ」
そう、会長には会長なりの考えがあるから・・・
少々の沈黙
先に動いたのは黒響で旧校舎に背を向けて歩き出す
「ちょっと!待ちなさいよ!ねぇってば!!」
新校舎に向かっていく黒響を追いかけた
>>688 >「すみません…私の力では傷は塞がりません。でも出血と痛みは消えるはずなんで…。」
「痛みが引いてく…骨のあたりにずっとのこってた違和感も消えた…。ありがとう、いい能力だよね…
僕のとは違って誰かの役に立てる素晴らしい能力だよ…僕のは迷惑ばかりかけてさ…全く、やってらんないよねホント、アハハ」
僕もできれば支援系がよかったのになあ。誰かの役に立てれるような能力なら『俺』が出てくることもないんだけどな…。
「僕も同行していいか聞いてもらってもいいかな?この鎌、風を起こす専用のものではあるけど一応近接攻撃だって可能な程度の硬さはあるのさ!
試したんだけど壁に穴が開いたよ」
うっかり壁を壊したのをばらしてしまった。まあ、戦挙中ならいいか。
*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+*
「アタイはまだいいかな。アタイにはまぁとっておきの策が…おっと、これは秘密なんだよね」
アタイは修行にはいかない。どうせそういう方には向いてないから。
それに…実はちょっとくすねてきた秘薬があったりして。まあこれを飲むかどうかはまだ考え中だけど。
/能力を募集中!
/暗黒酷命をより強力(相手に命令をする能力の強化だと嬉しいです、もしくはその発展だともっと嬉しいです)に、
/なおかつデメリットをより強く(反動が来るとかだとうれしいです)したものがほしいです!
/結局これしか方法がなかった(
白河です。
なら冥瞳さんも付いて来てはどうですか?白河の話の中にヒントがあるかもですよ♪
「ったく、何処行ったんだ岡辺の奴は...」
慌てて離脱したからか、跳躍の加減を間違えたようだ。
おまけにイタチの風に振り回され、完全に岡辺と離ればなれになってしまった。
...なってしまったものは仕方がない。正直言うと足場があるだけで戦闘の感覚はずいぶん違ったのだが。
「さて、先ずはこれからどうするかだな」
敢えて声に出して言う。こうすることで筋道がはっきり見えるのだ。
...言ってしまえばおまじない、癖の類いのものでしかないが。
そんな評価を胸のうちで一人繰り広げ、現状を整理することにした。
イタチとの交戦。あいつの能力は恐らく風を起こす力。同時に刃も生えていたが戦闘用かどうかはまだ分からない。
岡辺との離別。正直いって厄介だ。信頼も信用もしてはいないが、一人と二人じゃあ全然違うからな。
他は...思い浮かばない。参戦して間もないため如何せん情報が少ない。
方向性も全くたつはずもなく、ただ頭をかきむしるだけの作業となった。
「ぁあー... どーすっかなぁ」
ぶっちゃけると生徒会の戦挙そのものには興味がない。
俺はただ自分の力量の証明のために戦うだけだ。
ならば標的として最適なのは?
その1、あのイタチと決着をつける。
その2、近寄る相手を片っ端から叩きのめす。
その3...ライオットガン、あるいはワイズマン。
危険じゃないか?とも思う。彼らは異力せめぎ会う戦挙戦の抑止力だ。
力はより強大な力によってのみその勢いを収束させる。彼らの力量が半端なもので有るわけがない。
だが。天井を打ち破る。その響きだけで甘美な痺れが走る。力量の証明。相応しいではないか。
もっとも、探そうと思って見つかるわけでもないだろう。その逆境がさらに闘争心を掻き立てる。
晴天の下、照りつける太陽。一個人間であり獣の身を持つ男が、小さく牙を剥いた。
>>702 戦闘員じゃないからどちらにしろ修行をしても戦闘員になれないのです(´・ω・`)
あくまでサポート用のサブキャラ的ポジで居たいというか
>>704 では二人だけ連れて行きます!剣さん待ちたかったけど、先に始めちゃいましょう!
【黒磔誓承】
対象に命令を下す能力
効果時間の上限は「対象がどれだけその行為に対して嫌悪感を持つか」で変動するが最低で0.5秒は持続する
また、0.5秒以上の持続の場合でも術者はいつでも命令をキャンセルすることが出来る
同時に下せる命令は一つのみ。ただし対象の数は問わない
能力の発動には「対象の名前」を宣言した後に「行動の詳細な命令」を宣言する必要がある
例:「おい、止まれ!」→× 「○○、すぐに足を止めろ!」→○
「対象の名前」の宣言の代わりに「対象と目を合わせる」事でも能力の発動は可能。ただし宣言中に視線がそれれば無効。
「崖から飛び降りろ」「首を吊れ」「隣の男を殺せ」など生命に直接関わる命令は例外なく無効となる。
「隣の男を殴れ」「自分を斬れ」などの負傷を伴う命令は実行可能だがそれによって生命活動に直接支障が出ない範囲にとどまる
ただしこれら命令の効果時間中に対象が被った被害はすべて術者本人にも返ってくる
例えば「自分を斬れ」の命令で対象が自分の手首を斬った場合、術者の手首も斬れることになる
更に「止まれ」の命令で行動を制限されている途中に別の誰かに対象が頬を殴られた場合、術者も同様に頬を殴られる感覚を味わうだろう
>>701 >「痛みが引いてく…骨のあたりにずっとのこってた違和感も消えた…。ありがとう、いい能力だよね…
僕のとは違って誰かの役に立てる素晴らしい能力だよ…僕のは迷惑ばかりかけてさ…全く、やってらんないよねホント、アハハ」
「そんな事ないですよ!怪我も病気も治せないこの能力…。私何か戦いの中でしか役にたたない。」
私は自分の能力が嫌いだ。血清と同じでウイルスがいないと役にたたない自分の能力は、平和な世界には何も必要とされないのだ。
>「僕も同行していいか聞いてもらってもいいかな?」
「もちろん!剣さんと比良坂さんに来てもらうようにって言われでますから。」
本当なら冥瞳さんも来て欲しかったんだけど、本人が拒否したので、私たちはお二人を連れて異次元に行く事にした。
異次元について鶴吹さんが説明をしている。何でも時間の流れが違うらしく、異次元の1年は現実世界の1日だそうだ。
そして中で1年が経てば、自動的に出口が現れるらしい。
これは術者にもしもの時があった時の為らしいけど…。
鶴吹さんと冥瞳さん、それに私はこちらに残る事にした。たった一日でも情報収集が必要と判断したからだそうだ。
異次元の入り口から中で眠っている白川先輩が見える。しかし、剣さんと比良坂さんが1歩足を踏み入れると目を覚まし、
「…来たか。」とだけ呟いた。
その顔はおもちゃを与えられた子供のようにイキイキとしていた。
修行、ねぇ。声に出さずに呟く。
何を今更?既に戦挙は始まっており、そこから鍛練を始めて何になる?
何の理由が?彼ら二人を鍛えることはあの男にとって何かメリットがあるのか?
彼は何だ?戦挙権を持たない「特待生」をも従えるその力、目的とは何なのか?
考えれば考えるほど分からない。何故彼らを一瞬でも信用できたのかも分からなくなっていた。
あまりにも情報が少ない。あまりにも謎が多い。考える足掛かりが見当たらない。
けれど。それでも良いと俯瞰する自分自身も確固として存在した。
考えたところで分からない。分かったところで取る手立てもない。そんな存在ならいっそ放っておけば良い。
ならば彼らを思考の外へと追いやり、可能なことを可能な限りやるだけ。
「...外、出てくる」
現在の武装はそれほど充実してはいない。むしろ単騎で能力者と敵対するには不十分だ。
いつものゴーグルに付加したヘッドギア。移動補助の為のバックパックに脚部ブースター。
そして拳銃はじめ銃器が数丁。それが現地点での武装のすべて。
機動力に特化した装備群。遠距離攻撃に重きを置いた武装。
接近戦になれば?取れる手立ては離脱のみ。インファイトなどもっての他だ。
機動を封じられれば?装甲としては欠陥品の加速装置は鉄屑と化し、そのまま足枷になる。
だから。時間が空くと言うのなら。武装の増強は最優先と言える課題になると判断した。
前衛が居ないが故の結論。陽動と援護だけでは心許ないのだ。
もっと強く、もっと堅く、もっと疾く。そう、まだ足りない。
能力に開花して間もない筈の自分が次第に能力者としての感性に慣れていく。そんな実感を肌で確かに感じ取っていた。
【旧校舎/旧物理室(現・科学部部室)前】
ふと窓の外を眺めた黎明あけのは、旧校舎に向かって歩く男子生徒の姿を目に留めた。
のしのしと歩くその姿は、まるで大型の肉食獣が餌場を探してうろつく様を想起させる。
――その男とは、入江紅牙であった。
「お姉さま、日焼けしすぎの男子生徒がこっちにきます!」
廊下に座していた黄昏夕日も、あけのに促されて窓の外を覗く。
「いや違うな……あれは地黒だろう」
どうでもいい会話を交わしながら、夕日は算段をつけた。
まず、あの男子生徒は戦管ではない。
戦挙管理委員は、慣習として生徒会役員が自動的に引き継ぐものだ。もともと生徒会に足繁く通っていた夕日は、戦管の大半の顔を知っていた。
それに、様子を見るとあの生徒は単独で行動している。
誰と歩調を合わせるでもなく、堂々と、傲岸不遜といった趣で歩を進めている。
戦挙前半は計画に加担せぬ戦管を、後半は立候補者を中心に襲う、という計画ではあったが、結局は能力者全員を手にかけることになるのだ。
有利な状況を作れるのであれば、襲撃対象の区別を優先することもない。
「やるか。相手がひとりなら都合がいい」
コクリ、とあけのも無言で頷いた。
かの生徒が、この騒ぎに巻き込まれることには同情を禁じ得ないが、夕日がやるというのなら、やるのだ。
例え何を敵にまわそうとも、もう決めたことではないか。
渦巻く迷いを振り切って、今はやるしかない。もし手を緩めれば、それが夕日の危機を招くかもしれないのだ。
(しかし……油断ならんな)
夕日は男子生徒――入江紅牙の身のこなしを見て直感した。
ただ歩くだけにしても、その体捌きはしなやかにして力強く、爛々と輝く眼は油断なく周囲を探っている。
洗練された武人とは異なる凄み。
絶えず生存競争に曝されて、生き抜くことを常とする野獣のような生命力を感じる。
「人も鉄騎も、なんでも斬ったが……虎を斬るのはこれが初めてか」
夕日は静かに呟くと、素早く窓枠を飛び出して、入江の進路上にその身を躍らせた。
(
>>710の続き)
【旧校舎/裏庭】
>>703 入江紅牙
――旋風(つむじ)起こりて砂塵が舞えば、渦風(うずかぜ)すぎて、女が一人――
どこから現れたか、女は身に付いた砂埃を優雅に払うと、射抜くような鋭い視線を入江紅牙に向けた。
「いつから庭に獣を放すようになったのだ、この学校は」
女性ながら低音含みの、よく通る声だ。
女は、墨で引いたような漆黒の長髪を風に遊ばせ、入江の眼前に泰然と佇立している。
その眼には強い意志の光を宿し、背筋はまっすぐに伸びて、いかにも武人然とした風であった。
すらりと伸びた脚はしっかと大地に根を張って、何事にも揺るがぬという彼女の心構えを映す。仁王立ちだ。
女は手中の一刀、【千子村正】を地面に突き立てると、続けた。
一陣の寒風が彼我の間隙を吹き荒ぶ。
「私は戦挙管理委員、鎮圧係の黄昏夕日(たそがれ ゆうひ)という」
彼女の右腕に巻かれた"戦管"の腕章が、この発言を裏付けている。
しかし、今や一般の生徒にとって、その意味するところが従前と異なることは、本日の朝礼以降顕著であった。
「……ふん、戦管が既に一枚岩でないのは先刻承知といった顔だな。まずは君の名前を聞こう」
夕日は静かに言うのだが、その口調とは裏腹に、なにか反駁を許さぬような、勝手をすれば咎めるような、人を圧倒する妙な迫力がある。
【黄昏 夕日⇒入江:入江に名乗りを上げる】
【黎明あけの⇒入江:旧校舎/旧物理室前の窓付近に隠れて、入江と黄昏の様子を窺がう】
>>708 過去と現在の狭間=夢と現実の狭間に俺は居た。二日ぶりの睡眠は、俺の中に眠る感情を呼び起こした様だ。
その時、異次元の扉が開いた。
「…来たか。」
剣と比良坂の姿が見える。二人とも怒りと恐れ、期待と不安の入り乱れた顔をしている。
「そう身構えるな。俺の目的は戦挙に勝つ事じゃない。一人の男を止めたい…いや、倒したいだけだ。その為にはお前達の力が欲しい。」
ゆっくりとした口調で真実のみを話す。会長に教わった人心術をこんなところで使うとは…。
「お前達は強くなりたいからここに来たのだろう?なら利害は一致しているはずだ。」
二人の緊張が解けた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「先ずお前達、【能力】とは何だと思う?己の武器か?…それは間違いだ。
【能力】にはそれぞれ意思がある。その意思に自分の意思が取り込まれる事を【暴走】と言う。」
比良坂の顔が曇る。
「心当たりがあるようだな。先ずは自分自身の【能力】と語り合う事が大事だ。お前達は夢の中などで【能力】が形を持って現れた事はないか?」
二人は顔を見合わせた。
「それを【具象化】と言う。先天性能力者なら、【能力】に何年も語りかけて【具象化】させる事も可能だが、後天性能力者にはほぼ不可能だ。俺も後天性だからよくわかる。」
俺はポケットから丸い錠剤を取り出した。
「そこでこの薬だ。無理矢理【具象化】を起こさせる薬。原理は分からんが、二年の忌引美鬼と言う生徒が作った物のだ。」
かく云う俺もこの薬で本当の【衝撃排出】と出会った。
「お前達がすべき事は、自分の本当の【能力】を知る事だ。」
そう言って俺は薬を二人に手渡した。
>>711 「何時からだぁ?下らねぇことは訊くもんじゃねーよ。
『最初から』に決まってんだろ。異能も獣と大差ないだろ?」
近付くもの全てに片っ端から威圧を与え、その双眸で蹂躙するような荒々しい紅牙の威圧。
対して彼女はそれらを受け流し切り伏せるような、凛とした佇まい。
そんな真逆のオーラを放つ、目の前の女。戦挙管理委員と名乗った彼女は地に刃を突き立てた。
ライオットガン。向こうから現れたか。自身でも意識せぬうちに、口元に乾いた笑みが浮かぶ。
「二年、入江紅牙。...鎮圧部隊が何の用だ?」
風が揺らした襟元のファーが頸を微かに擽ってゆく。用件などどうでも良い。
ただ力を振るいたいだけ。此が与えられた本能だと解っていても、最早関係はない。
高圧的な彼女の言をものともせず、平然と答えてやる。彼女の迫力を正面から押し返す。
一人の武人と一匹の獣。聳え立つ旧校舎の前、二つの影が不敵に向かい合った。
>>712 >かく云う俺もこの薬で本当の【衝撃排出】と出会った。
「具象化…そうだ…思い出した。僕の能力はそもそもこんな形じゃなかった…」
>>311の頃を思い出す。あの時、【鎌股鼬智】と名乗る少年のような声をした何かに語りかけられた…
でも僕はそれを拒絶した。
当時のことを明確に話す。
「…というわけで僕はアイツに出会った。でもそれきりただの一度も見ていない…」
アイツ、元気かな。能力が変わると、やっぱり違う感じになるのかな。少し気になった。
「うーん…飲んだ方が確実だけど…飲んだ方がいいのかなぁ?」
そう訊ねた。
>>714 >「うーん…飲んだ方が確実だけど…飲んだ方がいいのかなぁ?」
「そうだな、お前は飲む方がいい。剣は先天性のようだから飲まなくても【出会える】可能性があるが、一度拒否したお前は次にいつ【出会える】かわからんぞ。」
「それと、自分の【能力】が自分に友好的だとは限らん。それなりの覚悟をしておくことだな。」