【ファンタジー世界の酒場で恋愛】★ギルド総合 26
>>498 カレン
あの歩いても歩いても闇闇闇……あんなのはもう御免だな。
>だってルードルさん一人だけじゃないんですもの。そんな思いしなくて済むでしょう?
っはは、そうだな。そうかもしれねぇな。
ま、あんな物は疲れが原因の幻だったかもしれんしね。
こうやって宿で確り休めてる内は会う事も無いだろう。
もし会ってしまったら……そうだな、その時はその刀で闇で何でも斬り開いてくれ。
人間の形ってのがどんだけ過不足無いのかよーく解かったよ。やっぱ多腕なんて無理だな……。
そうそう、いつぞやどっかの酒場でジプシーの踊り子が剣舞やっててさーこうくるくるとな。
多分別の国の踊りなんだろうが、あれは中々凛々しくて良い物だったぜ。
おひねりも多かったしな。
(カレンが風呂から戻ると部屋の中はきっちりと整頓された荷物が広げられごちゃごちゃしていた。
その物々の主は窓辺のテーブルで草臥れたリュックからまだ何かを取り出している)
おう、おかえりーっと。どうやら盥に水汲んだだけの風呂ではなかったらしいな。
いやー久しぶりにリュック広げて整理してたんだが中身出すとキリがねぇや。
俺もとっとと切り上げて一っ風呂浴びてこねぇとなぁ。
(そうは言いつつも手が止まるでもなく、白磁の皿などを蝋燭の明かりに透かしていたのだった)
>>501 ルードル
>もし会ってしまったら……そうだな、その時はその刀で闇で何でも斬り開いてくれ。
はい。そういう時の為に私は居るのですから。
(任せなさいと言わんばかりの笑顔を見せる)
それは別の国の踊りでしょうね。
多分伴奏に合わせて……こんな感じでしょう?
そういえば騎馬民族の中には曲乗りの達人がいますが、もはや踊りのような乗りこなしを見せる人もいますよ。
馬に乗りながらくるくる回るんです。
あの時はおひねりじゃなくて酒保のお酒が出てましたね。
私も行水が出来るのかな〜と思っていたのですがまさかのまさか、温かい湯を張ったお風呂でしたよ。
ルードルさんも入ってくれば……って何ですかこれは。足の踏み場もありませんよ。
よくもまあこんなに沢山入っていたものですね。どうやって入れてたんですか?
(暫く持ち物整理に付き合っていたが、そのうちコテンとルードルによりかかって眠ってしまった)
>>502 カレン
おお、大方そんな感じだが上手いな。
(軽く拍手)
あいつら何百年単位で国々を渡って踊りやら音楽やらやってるからなぁ
混ぜたりアレンジしたり、それが飯の種なんだろうがその手の技術は見上げたもんだ。
酒保?ああ、そうか。あの乗馬技術は見世物じゃなくって実戦寄りだったか。
まあ、それだけ上手く手足みてぇに動かせるなら戦事に動員されるのも頷けらぁ。
ああ、こいつは竜の胃袋と浮袋とか言う特殊な素材を使ってあってな。
(竜の胃袋と浮袋の深く長い説明省略)
竜の力の一端が宿ってるおかげで見た目よりも物が入ってしかも軽いわけだ。
まあ、草臥れちゃいるが師匠から貰った俺のお宝――
(竜素材の説明辺りから相槌も薄くなり静かになったと思えば、穏かな寝息と重みが……)
……まったく、折角の宿だってのに椅子で寝るなよ……風邪引くぞ。
………よっこいせっと。なんだ、荷物よりはだいぶ軽いな。よっと。
(少し迷った後カレンを椅子から抱き上げベッドへと運んだ)
ふぅい、風呂ってまだ空いてんのかね?
(カレンに毛布を掛け蝋燭を消してルードルは部屋を後にした)
>>503 ルードル
見世物でも実践向けでも楽々とこなすんですよね。昔から乗り続けてるからこんなものよって。
私達も半分流れ者のようなものですが、彼等は生き方が全然違う世界の住人ですね。
(などと話していると折良くジプシーの楽団が現れた)
噂をすれば……ねぇ、ちょっと見ていきません?
(翌日)
(チュン……チュチュン……)
ん……あれ? 何で私ベッドで寝てるのかしら?
確か昨日竜素材の話を聞いてたら眠くなってきて……ルードルさんが運んでくれたのかしら。
(そこまで思い至ってから何かされたのではないかと心配を始めたが特にそんな様子もなく、そうこうしているとルードルも起き出した)
あっ。お、おはようございます。
(宿を出て朝市で用事を済ませるついでに朝食をとる)
そろそろ帝都行きの定期船が来るって……あっ、あれですね。
>>500 (瞳を輝かせつつ天井が開く様子を見ていると、猫達がどっさりと降ってきた。
驚きのあまり暫くぽかんとした後、)
まあ、…良かったわ。
叔父様のお部屋にたくさん猫のようなものが居ましたから、てっきり…
…よろしかったわ。
お腹が空いているのではないかしら…あら、ちがいますわ、ヨーゼフさんは餌ではありませんわよ。
(ヨーゼフにじゃれついている猫を抱き上げつつ、くすくすと笑い声をこぼし)
ずいぶん好かれていますわね?
(メアリ嬢の回復の知らせに、ゆっくりと安堵の溜息をついて)
そうですわね。
めまぐるしい休日になってしまいましたわ。
(言いつつも、にっこりと満足気に笑った)
>>505 シャルロット
あ、愛が辛い……。踏まれっぱなしでもふもふ感があんまり無いですなぁ。
じゃなくてお願い誰か助けて……。
(使用人がミルクを運んでくると猫達はさーっとヨーゼフから離れていった)
余程空腹だったんでしょうなぁ。
うん悪い事にならなくて良かった良かった。
(翌日屋敷の使用人達に見送られて屋敷を後にする)
さぁてこれから何するかなぁ。
お嬢さんはこれからどうするんだい?
>>504 カレン
んーまあ良いか、急いでも船が早く来る訳でもないし一曲くらいなら。
(広場の一角に陣取ったジプシーの一行。各々楽器の準備を終えて演奏を始めた。
歌姫兼踊り子の二人の透き通った声音と幾つもの名も知らぬ楽器達が哀愁漂うメロディーを刻む)
明るい曲も好きだが……偶には良いな、こういうのも。
ふあぁっ……うー寒ぃ眠ぃ……。おう、おはよーさん。
(あくびを噛殺しきれていない眠そうな声)
つーか昨日は大変だったんだぞー。お前さん人の話の途中で寝ちまうしさー。
毛布掛けて放って置こうかと思ったが、こんな季節だし風邪を引かれちゃ困る。
ってわけでベッドに放り込んだ訳だが………この余所余所しさと距離感は一体なんだ。
ほー、川の船ったらもっと小さいのかと思ったがそこそこだな。
(二本マストの帆船が運河を滑る様にして街へと入り込んできた。
乗客と積荷を降ろし終えると客引きらしき男が降りて新たな客を求めて声を張上げる)
割と高いな……帰りは別の道を探すかどうするか……。
ま、乗ってから考えるとすっかな。おーい乗るよー。
(渡し守に金を払いに向かうのだった)
>>507 ルードル
何ででしょうね聴いてて郷愁を誘うような音色です。
(二人分のおひねりを放って二人はまた歩き出した)
(ルードルの話を聞いているうちに疑念が晴れてきた)
そうだったんですか。手間を掛けさせてしまってすみませんね。
>この余所余所しさと距離感は一体なんだ。
(ギクッ)
余所余所しいだなんてそんな……やっぱりわかります? 実はですね……かくかくしかじか。
それでその……疑念の様なものを感じて余所余所しい態度になって……すみません。
ルードルさんに限ってそんな事ないでしょうにねぇ。
ここの運河は大きいですからね。
運ぶ荷物も重たい石とかが多いみたいですし。
安い船賃の船もありますよ。ほらアレとか。
まぁ無事に運んでくれるかは知りませんけどねぇ。
(帝都までの船旅は四日程。岸の景色を眺めたり中の酒場に行ったりして過ごしていた)
……まさか船に乗ってから護衛の仕事が増える羽目になるなんて。
>>506 ずっと天井にいたのですものね。
(言いながら抱き上げていた猫を床に下ろすと、猫はミルクに向かって走っていった)
ねえ、ヨーゼフさん、
天井を開けてくださってありがとう存じます。
そもそもついてきてくださったことにお礼を言うべきですかしら。
…とても助かりましたわ。
(小さく首を傾げて、にっこりと笑ってみせた)
(これからどうするのかと問われ、暫く考えてから、言葉を選ぶようにゆっくりと)
…迷っていますわ。
お逢いしたい人が居ましたの。
最後になってしまいそうですから、それなら、約束を果たさなくてはと思ったのですけれど、
…このまま帰るべきかもしれませんわね。
(一転して、はきはきした口調で)
とりあえず、酒場に戻りますわ。
お部屋を借りてしまっていますの。鍵をお返ししなくてはいけませんものね。
(そう言うと、ヨーゼフの顔を見上げて)
…あなたはどうなさいますの?
今年も終わりだなぁ。
>>509 シャルロット
どういたしまして。
いやあぶっちゃけた話をすれば他にやる事がなくて暇だったからさ。
それにさ、まさかこんな事が起こるなんて思ってもみなかったんだ。
(いやぁ骨が折れたと笑い返した)
……それはまた健気な話だなあ。
しっかしなんとまぁタイミングが悪いと言うか何と言うか。
おや待てよ? 酒場に行けばあえるような相手って事は俺の知り合いな可能性もあるわけだ。
ん、俺か?
そうさなぁ、また安住の地を求めて流浪の旅に出るってのもアリだろうが、そろそろ腰を据える目星を付けたいんだよなぁ。
仕官先でも探そうかな。
もう年を越えて一日経ってしまうのか。
実感わかねぇなぁ。ああ、とりあえずあけましておめでとう、かな。
>>508 カレン
>実はですね……かくかくしかじか。
はーなるほ………ん、んな事ッするわけねぇだろぉぉ!?馬鹿か!?
あぁったく……そんな気が有ったらこの数月の間に何かやらかしてるっての……。
(大きく溜息を吐く)
……いやまあ、なんだ。大なり小なり警戒心は持ってて良いとは思うぞ。
つーか逆に今までよく心配事もなくここまで来れたもんだよ。
そもそもお前さん仮にも女なんだし、そう言うことは契約する前に考えてだなおい……
(再び深い溜息を吐くと説教臭い口調でブツブツと)
下手なのに乗ると川の途中で止められて渡し賃吊り上げられるって噂だしな。
ん、払えない場合?そりゃー船から突き落として川に沈めちまうらしいぞー。
(怪談話のように声を潜め、からから笑う)
っはは、ただの噂だ噂。半分くらいはな。
(怪しげな一言を残したまま船は岸を離れて運河を進んでゆく)
そうぼやいてくれるなよ。何の為にお高い護衛を雇ったと思ってるよ。
今は帝都まで安全に辿り着くのが先決だが、お次は王国領まで急いで引き返さねばならねぇ。
ついでにほれ、ヨーゼフの手紙も預かってることだしな。
新年ですわね!
おめでとう存じます。
以前、新年になって初めてみる夢には重要な意味があるのだと教えていただいたことがありますの。
皆様はもうご覧になって?
>>510 あら、それなら良い暇つぶしになったかしら?
(くすくすと笑いながら肩をすくめた)
それほど可愛らしい話でもでもありませんわ。
ただ少し、…これから先の支えにできたらと思いましたのよ。
打算的な考えですわ。
(話しながら、伏目がちに何か思案しているようだったが、
「俺の知り合いな可能性」と言われて、勢い良く顔を上げる)
…!
そ、……そうですわね…!!
(みるみるうちに頬が真っ赤になり、それを隠そうとでもするように手のひらでばちん!と頬を抑え)
ど、どうしましょう。
もし本当にお知り合いでしたら、…そうでしたら、
私がこんなことを言ったことは内緒にして下さいませね…!!
(数回深呼吸をして気を取り直して)
また、ということはずっと旅をしておいでですの?
こんなに腕が立つのですから、すぐにお勤め先は見つかるのではありませんこと?
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いしますね。
そういえば昨日は山の稜線にそって翼の生えた茄子が飛んでいく夢を見たのですが、これはどんな意味なんでしょう?
>>511 ルードル
そうですよねぇ、きっと私どうかしてたんですよ。
野宿ばかりしていた時は他に心配事が色々ありましたから。
いや私だって警戒心は持ってますよ。
寧ろこんな風になるのは寧ろルードルさん相手くらいのもので私の方がびっくりです。
そういえばいつかルードルさんが私を妹分と言っていましたが、実は私も気を許せる兄貴分か何かと思っていたのかもしれません。
なぁんだ。どれも心当たりがあるから怖い思いしちゃった。
ま、この辺りでは噂であって欲しいですね。
いや、ヨーゼフさんの話からすると辺境で山賊と切った張ったがあるのかなとは思っていたんですけれどね。
ま、ある意味面目躍如と言うか何と言うか。
(船は運河を進み、遂に高く大きな街壁の向こう、帝都に到着した)
賑わい過ぎて気が遠くなりそうです。こんな街片手で足りるくらいしか知りませんよ。
そうでしたそうでした。まずこのヴェンドルフ商店? とやらに行ってみましょうか。
何か為になる情報も手に入るかもしれません。
いつの間にか年をまたいでたみたいだな。
>>512 シャルロット
ま、そんな所さ。
何だい協力しようと思ったのに。ああわかったよ言わないよ。
どうせ誰だかわからないしな。
(そこまで可愛げの無い話でもないと思うんだがね)
……打算的ねぇ。
(自分の一言であたふたし始めたシャルロットを見てくっくっと笑う)
そうそう。昨日は東今日は西ってさ。
用心棒とか剣闘士の当てならすぐに見つかるんだろうけどそれより上となるとなぁ。
なんならお嬢さんが雇ってくれてもいいんだ。
……待った、冗談、冗談だって。俺みたいなの雇ったら後が大変さ。もっといい育ちの奴を探した方がいい。
まあそれでいいってんなら俺からは一言言う事も無いけどさ。
>>513 カレン
>寧ろこんな風になるのは寧ろルードルさん相手くらいのもので私の方がびっくりです。
だって呑んで寝てるし、人の話の途中でスヤッスヤだぞ
まったく、いつもあんなのじゃ無いよな……って逆に心配した所だ。
本当の兄弟がどんなのかは知らんが、多分そんなもんなのかも知れん。
……どうやらただの噂じゃなかったらしいな。
いやまあ、ここは首都の隣町だぞ?流石にそんなのは……いや、無いと良いな。
(予測不可能なしっぺ返しを受けるのだった)
大きな街の周辺だって商人からすれば割りと危険なもんだ。
辺境で気長に網張るよりは獲物が多いからなぁ、兵に終われるの承知でもやる奴は少なくねぇ。
それも農民崩れじゃなくて兵士崩れみたいなのがな。
うわーすげぇ人だなおい!数日前にいた街だって結構な物だったってのに!
陸は開けてるし運河もあるから色々集めやすいって訳か。いいねぇ、金の臭いがしてきた。
ん、あれは……あれが錬金術師か。街の中にも居る事には居るらしいがどうすっか……。
(独特なローブを羽織った集団を遠巻きに眺め何か呟く)
おお、そうだなそうだった。
俺の欲しい物が手に入るかどうかは知らんが行かねぇとな。
(途轍もなく広い街の中を半ば迷い歩き、幾人かに道を聞く事一時間ほど)
随分歩いたがここか?えーと……ヴェンドルフ商店。間違い無いな。
すんませーん。お手紙ですよーっと。
女 :ご苦労様。誰宛の手紙かしら。えっ、ヨーゼフ兄さんから! ちょっと待っててくださいね。
(慌てて奥に引っ込むと今度は男が出てきた)
男: わざわざどうも。すみませんがお時間頂けますか。両親が話を聞きたいみたいで。立ち話もなんですから中へどうぞ。
(応接間に通されると初老の夫婦が二人を出迎える)
初老の男: 始めまして。ヨーゼフの父親のヨアヒムと言います。倅が世話になったそうで。
(しばらくヨーゼフの話や、最近の市場の動向や世間話に花が咲く)
初老の男: 倅が無事なようで安心しました。おや、ちと話が長引きましたかな。
そうそう、お二人にはお礼をせねば。
つシルバーカード
俗に言う5割引券ですな。使える店は国内に点在しているので嫌でも役に立つでしょう。
>>515 ルードル
あれ、でも兄上達とは違うような……。
とはいえ結局は私に油断と隙があったからですよねぇ。
……すみません。
全く賊の居ない町なんてないでしょう。
ルードルさんもあんまり変な所に行かないでくださいよ。
いくらお金貰ってたってむざむざ自滅しに行く人の面倒見切れる自信がありません。
それに万一の事があったら私が悲しいですもの。
ま、そうならない為に私が居るんですけどね。目には目を、です。
この国には「全ての道は帝都に通ず」という諺があるそうですよ。
確かに主だった街道はここから放射線状に伸びているように見えますね。
錬金術師をどうするんです? 金でも錬成してもらうんですか?
すっぽかしたらヨーゼフさんに悪いですもんね。
いい店みたいですね。……ごめんくださーい。
>>516 今の人妹さんでしょうか。目元とかがヨーゼフさんそっくりでしたよ。
ええ、別に急用も無いですし……ルードルさんもありませんよね?
(応接間に通される。ルードルに続いて自己紹介)
(別に通訳の必要もないので大人しく毒見も兼ねてお茶を飲み、商売の話になると完全に置いてけぼりを食らうのでお茶を飲んでいた)
>>516 ヴェンドルフ家
いえいえ、市場の話は行商人には生命線みたいなもんですから
手紙を運んできたとは言え異邦の身に親切の数々痛み入ります。
いやそんな、そこまでしてもらう訳には……
あ、そうそう。今ちょっと腕の良さそうな錬金術師を探してましてね。
術師が集まる工房かなんかってご存じじゃぁないですかね?
>>517 カレン
そう謝らなくてもいいっての。別に何かがあったわけじゃねぇしさ。
あーっとそうだなぁ……ある種の信頼関係的な物が出来ているのは悪い事では無いとは思うぞ。多分。
んー?じゃぁお前さんの兄貴ってのはどんな奴なんだ?
やっぱお前さんよりも強かったりすんの?
>ルードルさんもあんまり変な所に行かないでくださいよ。
ういうい、わぁってますよってーの。一応危ない橋は避けてるさ。
それでも、たまーには横道に逸れたり逸れて見たりが商売のだなぁ
>それに万一の事があったら私が悲しいですもの。
……ああ、分かったよ。
ま、急に襲われた時に腕と刀が錆び付いてないといいな。
>錬金術師をどうするんです? 金でも錬成してもらうんですか?
ああ、それは俺も考えたよ。だが酒場に居た錬金術師に一回頼んでみたが無理な話だとさ。
そんな訳で今の俺は錬金術師が作る上質の火薬辺りを狙っている。
……んだが、当てがねぇからなぁ。普通に売ってない物はコネや当てがねぇとどうしようもねぇわ。
ヨーゼフ父:おや、要りませんか。珍しい事ですな。
ヨーゼフ父:ま、外国じゃ使えませんし国内でも却って怪しまれで、あまり役に立たないかもしれませんなぁ。
ヨーゼフ父:では何か他の事で……錬金術師? 錬金術師は我々庶民とはあまり関わりありませんよ。
ヨーゼフ父:とは言っても例外はあります。学会を叩き出された錬金術師はゼロではないですからな。この辺にも一人住んでおります。
ヨーゼフ父:ただ彼は極度の人嫌いですから取り合ってくれるかどうか。おまけに治安の悪い地区に住んでいますから訪ねる時はご注意ください。
>>518 ルードル
信頼関係ですか。そういうものかなぁ……まあルードルさんがそう言うのなら。
一番上の兄上は父上に似て戦上手でひとかどの武辺者でもあります。この人は私や他の兄弟より断然強かったですね。
二番目の兄上は頭の回る人で所謂軍師役でした。碁と将棋はこの人に教わったんです。
三番目の兄上は学問好きで家臣や領民にも学問を教えていましたが、堤を築くのにも精を出していました。年も近かったので私が一番親しくしていたのはこの兄上ですね。
分かっていただければ良いのです。分かっていただければ。
駄目なんですか。まあ、そんな事できたら今頃世の中金で溢れかえってますよね。
ヨーゼフさんとこみたいにジョンドゥさんが伝手を教えてくれたら良かったんですけどね。
けどあの人の場合そういう訳にも行かなかったんでしょうねぇ。
>>519 ヴェンドルフ一家
このお茶美味しいですね。
(店を出る時にちゃっかり茶葉の小瓶を買っていった)
ルードルさん、ヴェンドルフさんが言ってた錬金術師の所行くんですか?
……なんて、聞くまでもないですよね。
でも何か惹きつけるものが無いと厳しいんじゃないでしょうか?
……な、何でそんなにこの子を見るんですか?
>>514 笑いましたわね!!
(ヨーゼフの笑う声を聞いて、鋭い目つきで睨みつける。
しかし、そわそわした様子や紅潮した頬のせいで迫力はない)
協力なんてしていただかなくて、け、結構ですわ…!
恥ずかしいじゃありませんか!
(イタズラじみた目でヨーゼフを見上げ)
あら、雇って差し上げてもよろしくってよ?
行くところがありますから、護衛なんて如何かしら。
…なんて、ごめんあそばせ。結構ですわ。
公道を通って行く程度なら、私一人でも何とかなりますもの。
(俺みたいなの、とヨーゼフが言うのを聞きながら、
困ったように少し眉尻を下げ)
ねえ、ヨーゼフさん?
ご自分の生い立ちを卑下するものではありませんわ。
お育ちがどうであれ、それは大したことではなくってよ?
>>519 ヴェンドルフ家
矢張りヴェンドルフ家への信頼の賜物ですから。
一介の、しかも異国の行商人でしかない自分が扱うには畏れ多いもので。
お心遣いだけは確りと頂いておきます。
人嫌いとはどうも……難儀な話ですな。
いえ、でも自分も商人の端くれ。この情報は有り難く使わせて頂きます。
さてと、長居をしてしまった様で自分達はここら辺で。お茶とお話、そしてご厚意もどうも有り難う御座いました。
王国で息子さんに色々と伝えて置きますよ。
(ヴェンドルフ家に見送られて出て行く)
(出て暫くした後)
……ふぅい、敬語ってのはどうも疲れるな……肩が凝るっ。
>>520 カレン
おいおい……恐ろしく立派な兄ばっかりじゃねぇか。
ああ、確かにそれじゃぁ俺みたいのが同列に兄貴分を名乗るのは違和感があるだろうな。
(苦笑染みた笑いを漏らす)
あれ?つーか領民や家臣って……うん?
まさか、お前さんって結構かなり俺が思っていたよりも更に良いとこの出だったり……?
奴は首に値札が付いてるしなぁ……名を出して利益があるか解からん。
そうだな、あるいは奴の首を持って行けば火薬でも金貨でも貰えた事だろう。
……ま、俺は荒事嫌いだし、奴にも世話になった事だ。
今は首を当てにするのはやめておこうか。
(冗談らしく笑う)
悪ぃな。治安が悪くとも何だろうと、ここまで来て引くわけにもいかねぇよ。
取り合えず、荷物や身の回りの金品には気を付けたほうが良さそうだ。
>でも何か惹きつけるものが無いと厳しいんじゃないでしょうか?
そーだな……なんか珍しくって人嫌いな錬金術師でも飛び付きそうな物なぁ……。
(ふとカレンの刀が眼に入る)
>……な、何でそんなにこの子を見るんですか?
あ、いや、別に。何も考えちゃいねぇよ?それに護衛から剣を取り上げるのは些か不味いしな。
そうさな……こう言う時こそ売るに売れない、値が付かない物を手土産にしてみるかな……。
>>522 ルードル
商人と話してるときのルードルさんいつもと別人みたいですよ。
よくもまぁペラペラペラペラと。
このまま三人合わせたら完璧ニンゲンですよね。
いや、そういう違和感じゃないです。
そもそも兄上とルードルさんを比べてどうこうとか……そんな事していたら一度だって告白しようなんて思わなかったでしょう。
>まさか、お前さんって結構かなり俺が思っていたよりも更に良いとこの出だったり……?
地方の領主と言うのが一番早いでしょう。此方だと中小の地方貴族とか騎士に近い感じですね。
……思ったより旨味も無いでしょうしね。
尤も、旨味があってもやろうと思いませんけど。そんな事したら絶対化けて出てきますよ。
雇い主に釘は刺せても無理矢理止める筋合いは無いですからね。
要る物はそう多くないし荷物は宿屋に預けておきましょう。
>あ、いや、別に。何も考えちゃいねぇよ?それに護衛から剣を取り上げるのは些か不味いしな。
護衛じゃなかったら取り上げてたんですか? (眼光がギラリと閃く)
そんな曰く付きの代物をルードルさんが持ってるんですか。まあでも手元に渡ってきちゃったら処分にも困りますしねぇ。
>>521 シャルロット
ええ笑いましたとも。
……悪かった、悪かったよ。
そんなに怒らないでくれよ。
ほ、ほら綺麗な顔が台無しだぜ?
お? お? お?
それは有り難き幸……(ガクッ)
違うんだよ、俺が言いたかったのはもっと長ーい、主従関係の話さ。
こればっかりはおいそれと任せられるものじゃないだろう?
>>523 カレン
無頼の輩の様な喋り方では商談に障りが出ますゆえ。……ってとこか?
別に何かを騙したり偽った訳じゃあるまいし、そう言ってくれるなよ。
こっちは情報が喉から手が出るくらい欲しくて、あちらは親切に話をしてくれてるんだ。
話は自ずと長くなるってもんだよ。
思いっきり特権階級のお嬢様じゃねぇーかっ。
まったく、領主の娘つったら長女じゃなくっても貰い手は多いだろうに。
行き遅れの年増じゃあるまいし、何を先走っていたのやら……。
い、いやっ……そんな事する訳ないだろ?
俺はこう見えても法と決まりは結構守るほうだし。
……だから、まあなんだ……そう睨んでくれるなって。
(両手を前に出し目線をそらす)
あっとそーだな。俺が見てもよく解からん物、なら結構多いよ。
それが珍しいのかガラクタなのかすら俺にも解からねぇんだけださー。
(カラカラと笑う)
ま、如何にもこうにも、まずは人間嫌いな術師と接触せにゃなるまい。
(表の通りから横道を幾つも越えた先、その地区は在った。
古い建築物が密集していて昼間だというのに薄暗く、まるで谷底のようだ)
……路地一本先から異世界に飛ばされた様な感覚だな。とても帝都とは思えねぇ。
こんな場所に住んでるたぁ本当に交渉の余地なんてあるのか……?
……いや、急ごうか。行って無理ならとっとこ帰るとしよう。
>>525 ルードル
下手に反感買うより余程マシですしね。
領主の三女ならそうでしょうが、私の故郷での通り名は「四郎」ですからね。
下手したらお嫁さんが来てましたよ。
(嘘を突き通すのって難しいですよね、と苦笑)
ま、遠く離れたこの地では出自も何も無い様なものなんですけどね。
恋は盲目って言いますよね。正直、まだ燻っているものはあるんですよ。貴方にその気が無いのも判っているのですが。
ルードルさんがそういう人じゃないって事は承知していますけどね。
何だそういう事なんですか。もっと怖いものかと思ってましたよ。
(ホッと胸を撫で下ろして笑いかける)
(表通りに近い方はまだ露店商や元気な博徒なんかが居るが、奥の方はちょっと向こうに何者か転がっているのが見える有様だった)
人外が住んでいたって驚きませんね。
(教えられた所は「◯×◯研究所」と表札がかかっている以外なんの変哲もない小屋だった)
ここですね。ごめんくださーい。
(返事が無いので帰ろうと踵を返すと扉が一人でに開いた)
(唐突な出来事に呆気に取られてルードルと顔を見合わせる)
……人嫌いの割りにすんなり扉は開きましたね。
>>526 カレン
ああ、とことん男扱いだった訳か……。不遇なのか笑い話なのか境目に困るな。
まあな、こんな遠く離れた場所で一人じゃ例え生まれが王族貴族でも意味なんかねぇさ。
けど故郷に帰れば別だろ。……有る物は有効に使うべきだと俺は思うぜ?
何がどうして盲目になんてなるのかすげぇ疑問だよ……。
よーく覚えとけよ……何にしても、よく見ないで買うと後で絶対に後悔する、ってな。
なら毎回睨んでくれないと助かるんだけどな……。
怖い物が見たいのか?そーだなそれならこれなんか中々。
(そう言って一枚の手鏡を取り出した。縁は凝った装飾がなされているが鏡自体は曇っている。
……なのに、何も映さない鏡から自分以外の視線を感じる)
威力も効力も曇って落ちてるだろうけど、あんま見るなよー?
ちょいと昔、権力争いに使われてたって言う気を狂わす鏡とかなんとかって話だ。
なんだ留守か?それとも客の顔を見るのすら嫌か。
はぁ、しかたねぇ。今日は出直して飯でも――(扉が軋みながら開く)
……ノックで蝶番が壊れたって訳じゃないよな……いや、でも好都合。
虎穴に入らんばなんとやら。出迎えられたと思って入ってしまおう。言い訳はもう思い付いたし。
(再びノックしてからルードルは小屋に足を踏み入れた)
さて、学会を追放されるなんてどんな人物やら……
>>527 ルードル
今となっては笑い話ですね。
何にもなければ故郷に帰れば懐かしい家族も居るでしょうね……向こうは私の変わりようにビックリするでしょうが。
ま、実家については機会が来たら考えますよ。
……ええ。
そんな事一言も言ってないじゃないですか! いえ怖いわけじゃないですけど、ねぇ?
これが曰く付きの鏡なんですか?
(怪訝そうに鏡を見つめる。カレンの愛刀はカタカタ鳴っている)
気配が明らかに違いますしこの子はこの調子ですから本物なんだろうなって事は判りま……
(突然カレンが愛刀に手を掛ける……が、刀は鞘から出ようとしないしカレンは抜刀しようとする腕を止めようとしている)
(ルードルが腕を掴んで何度か呼びかけると漸く刀から手を離し落ち着いた)
っふう……助かったぁ。ルードルさんがいなかったら……。
(中に入ると甲冑が出迎えてくれた。どうもこの家の使用人は中身の無い甲冑らしい)
(家の中はそこそこの屋敷並の広さがあるようだ。二人は応接室に通された)
小屋の大きさからすると不釣り合いなくらい広いですよね。何か使ってるんでしょうか。
(話していると館の主の錬金術師と名乗る甲冑がやって来た。が、この甲冑奇妙な形をしている。
顔は人の顔、手も指先まで細かく作り込まれ、動きも柔軟。甲冑というより鉄で出来た人と言う方が相応しい)
錬金術師 「この技術を使えば無敵の軍隊が作れる。なのに頭が固い軍人共め、道義にもとるなどと抜かしやがった(ブツブツブツブツ) ところで何の用?」
>>528 カレン
これだけはそれっぽい事件を歴史書で追えてさ。なんでも髪飾りで侍女を刺し殺してから自分も――
(言い終わる前にカレンの様子に気が付いた。
刀の柄を掴んだまま腕が僅かに震え、目もまるで曇り鏡の様に何も映っていない)
お、おい?カレン!どうした!?おい!
>っふう……助かったぁ。ルードルさんがいなかったら……。
いなかったら、って……!いや、正気に戻ってよかった……。
まさかこんなに早く影響が出るとはな。軽々しく見せるべきじゃなかった……。
(扉を潜ると、奥からガチャガチャと音を立てて甲冑が現れた。
少し驚いていると甲冑は執事の様に恭しく御辞儀をし、二人を奥へと案内したのだった)
空間を捻じ曲げているのかもしれんね。聞いた事はあるが初めてだ。
……こりゃー厄介な場所に入り込んだな……。
(暫くすると館の主が現れた。しかし、その姿は人のそれを捨ててしまったかの様に無機質さが漂っており
独り言からも、彼がどこか人の道を踏み外しているのが見て取れる……。
それでも、ルードルは何時もの調子で話を切り出していた)
ああ、用を簡素に言えばそうだな……そう、鑑定を頼みたい。
そこらに転がってるような鑑定士に見せても如何にもならん物ばかりでね。
あんたみたいな錬金術師を探していたんだ。
ま、長話は好きじゃ無さそうだし、ほいよっと。
(そう言うと応接間の机に袋を滑らせた。
その袋はリュックの容量からすると随分と少なく、荷物の内の一部のみのようだ。
袋の中に先程の鏡の様な物は入っておらず、溶解した塊や鱗状の石など素材と思しき物が多い)
>>529 ルードル
死線を潜るのは一度二度では無いですが、今回ばかりは流石に駄目かと思いましたね。
この子が鞘の中に踏みとどまってくれた、というのもあるでしょうけれど。
(スッと腕を引くと愛刀がさっきの一向に抜けない様子とは打って変わり、いつものように滑らかな動きで鞘から姿を現した)
きっと元は普段鏡を使う中で真綿で首を絞めるように使用者を蝕む物だったんでしょう。
それが年月を経て表向きの鏡としての機能が失われ、本来の呪具としての力が強まったのかと。
……そんな顔しないでくださいよ。ルードルさんが悪いわけじゃないんですから。ね?
(この館には甲冑が至る所に置いてあった。あれが皆動き回る代物だったらいざという時非常に厄介だ。果たして斬れるのか。
と考えているとお茶が出てきた。だがどうも油にしか見えない)
錬金術師「ん? 飲まないのか? 何、油は飲めない? そうかそうだったなすまない忘れていたよ。まあ何かに使えるだろうから取っておいてくれ」
錬金術師「ふむ、これは恐らくナントカカントカという絶滅したドラゴンの化石だ。
東方では薬にするそうだが……まあ人の身を抜け出した私には無縁の代物だな」
錬金術師「他には? 金属譲ってくれ以外で何か無いのか? なんなら金属を私に呉れても良いんだ」
ブリエドがこのスレを育てたな
それは間違いなく事実
ちなみに放尿の元ネタはハンターハンターのウボォーギン
だって豪快でかっこいいじゃん
>>528 カレン
俺も死ぬかと、殺されるかと思ったぜ……。
まさか禍物に祟られ掛けて禍物に助けられるたぁな。まったく笑えねぇ。
ああ、お前さんの想像した通りの事が書いてあった。その後その名家も失落しちまったよ。
だが、そいつ等の跡目を狙った様に掠め去った奴等もまともな死に方をしなかったって話だ。
<ルードルさんが悪いわけじゃないんですから。ね?
どうだかな……鏡を出したのも見せたのも俺だ。
それに、……一瞬だが俺は逃げようとも思った。もう駄目かと思ってな……。
(帝国人には家に来た者に必ず茶を配る習慣や法律でもあるのだろうか。
人嫌いの噂ゆえ、途中で屋敷から追い出されるくらいは想像していたが甲冑執事が茶らしき物をカップに注いでいる。
その茶葉の香はヴェンドルフ家の物とは比べ様も無く――)
な……!この臭いは……こいつは油じゃねぇーかっ。
>油は飲めない? そうかそうだったなすまない忘れていたよ。
……凝った甲冑だとは思ったが、どうやら本当に人間じゃねぇーみたいだな。
その姿はあんたなりの不老不死の探求の成果だったりするのか?
おっと、しっけいしっけい。口が過ぎたな。
ああ、金属は持ち合わせが無いが鑑定品の中に興味をそそる物が有れば言ってくれ。
ある程度の価値も解かるんだろう?こんな機会はまたと無い。鑑定追加してもいいかい?
(ゴトリと今度は木の箱をリュックから取り出していた)
>>532 ルードル
……そんな鏡持っててよく今まで無事でしたね。
というかどうやって手に入れたんですか?
>それに、……一瞬だが俺は逃げようとも思った。もう駄目かと思ってな……。
私にもしもの事があったら迷わず逃げて下さいと常々言っているじゃないですか。
(ルードルの顔をグッと引き寄せる)
もし私に何か負い目があるのなら今回の事は忘れてください。
恨んだりなんてしていませんから。
(ニコっと微笑みかける)
錬金術師「ああ、私は人間の身体を抜け出してより耐久性に優れた身体へ魂を移したのだ。多少不恰好になってしまったが不老不死へ近付いたのだ。これくらいの代償など」
錬金術師「勿論、真の不老不死とはこのような物ではない。この状態は通過点に過ぎない」
錬金術師「コインの一枚もないのかね。じゃあアレだ、お嬢さん、その剣を見せておくれ。その剣には親近感を感じるのだ」
(しばらく後)
錬金術師「……これはナントカの種子だな。さて、今度こそ終わったぞ」
534 :
名無しになりきれ:2014/02/19(水) 15:20:23.82 0
The reason to make a trip?
>>534 んあ?旅の理由?
そうだな……まあ、稼ぐ為。あとは成行きと好奇心ってところか?
>>533 カレン
そいつは他の行商人と物々交換のついでにな。怪しい物は大体そうだ。
俺が覗いた時は頭がグラ付く程度だったから気を抜いていたが……。
やっぱ商人は呪いに強いって噂は強ち間違いじゃないのかもしれんな。
>私にもしもの事があったら迷わず逃げて下さいと常々言っているじゃないですか。
……そうは言われてもだっ……!
(視界の外から手が伸び、顔を引き寄せた)
>もし私に何か負い目があるのなら今回の事は忘れてください。
>恨んだりなんてしていませんから。
(カレンの黒い瞳を見ていると、ひどく落ち着く様な、少し鼓動が早まる様な、そんな気がした)
……まったく、お前さんは変わり者だよ。俺が見てきた中でも一二を争う位にな。
わかったよ、次何かあったら俺は一旦逃げる。けど忘れるなよ、お前は俺の護衛だ。
だから、全てが終わるまでは死んでくれるなよ……。
不老不死に興味が無いとは言わないが、終着点なんて本当に有るのか?
魂だって不滅不壊とは限らないだろう。
コインは商うもんじゃないだろ。まあ何か売り込んでくれるなら話は別だが。
>その剣を見せておくれ。その剣には親近感を感じるのだ
……いや、俺の品物じゃぁねぇから何とも言えねぇけど……どうするよカレン。
む、早いな。何か気になるものはあったか?無けりゃ鑑定の料金交渉と行くか。
>>534 旅に出たきっかけは家中のゴタゴタを避ける為。
その後は……自分の剣の腕試し、見知らぬ地への好奇心、訪れた場所への愛着、そういうのが心の中で大きくなってきたから。
そうそう、稼ぎの為というのもありますね。傭兵とか用心棒とか冒険者とか。
>>535 ルードル
そんな噂初めて聞きましたね。まあ私より貴方たちの方が呪いの効き目が薄いのは確かですけど。
わかっていただければ良いのです。わかっていただければ。
ええ、わかっていますとも。
それにね、私が死ぬような所に貴方一人だけ放っておくのは心配で堪りませんから。
錬金術師「もしかしたら永劫叶わん夢かもしれないが、そうと決まったわけではない。それだけで私が研究するには十分過ぎる理由なのだよ」
見るだけならいいですよ。ただし、すんなり見せてもらえないなら諦めて下さい。
錬金術師「ふむ……ふーむ……ふむ。剣自体は何の変哲もないただの剣。いやこれは……ふーむ……うんありがとう」
錬金術師「いや、金はいらん。それよりゴミを引き取ってくれんかね。こんなもの何が大事なんだか知らないが皆よろこんで貰っていくのだ」
つ金剛石、火薬
変な人もいるものですね。
>>536 カレン
宝石やら指輪に呪われる金持ちの話はやけに多いが運んでる筈の商人の話は滅多に無いからな。
ま、古い呪術の多くが所有者や使用者限定の効果だし、それが原因だとは思うが……。
もしかすると、物が運んでくれる足を求めてるとか……っはは、無いな。
死を恐れた結果じゃなくて研究がしたくて不死に、か。
ある意味羨ましくもあるな。死ぬまで……いや、永遠に人生に飽きることが無さそうでさ。
お、ただで良いのか?気前が良いねー気前がいいのは大歓迎だ。ゴミの掃除くらいべつになんt……?
(再び甲冑執事がガシャガシャ何かを運んできた。
それは硝煙独特の臭いがする樽と水晶の原石……では無く多分アレは……)
あ……あーっと?持ってくる物間違えてるって訳じゃねぇーな。
…………まるで来る前から色々見透かされていたような、そんな気分だ。
>>537 ルードル
>もしかすると、物が運んでくれる足を求めてるとか……っはは、無いな。
さあ、どうでしょうね。でもこの子の事を考えてみると強ち外れていないんじゃないでしょうか。
たまに思うんです。私が死んだら次の使い手に巡り合うかどうか判らないからこの子が私に世話焼いてくれるんじゃないかって。
錬金術師「望まぬ物がいくら錬成されても私にはゴミでしかないのだよ」
錬金術師「? 何の話だね。未来は流石にわからんよ」
錬金術師「では確かに渡したぞ。帰り道は気をつける事だな」
(ガッチャガッチャと仰々しく動く甲冑執事に見送られて二人は研究所を後にした)
(宿屋にて)
棚ぼたとはこういう事を言うんでしょうね。でもこんな値打ち物があるなら今までにもまして賊に気をつけませんと。
まあいつも通りにしていた方が却っていいんでしょうが。
「……母上もお身体にお気を付けてください。あらあらかしこ ○年○月○日 橘嘉連」
さて、お風呂にでも入りましょうかね。ルードルさん、そんなに見ても物は変わりませんよ。
……ふう、いいお湯でした。ルードルさん、まだ眺めているんですか。(苦笑)
大きな宝箱と小さな宝箱どっちがいい?
ヒント。大きい方はミミック。
>>538 カレン
さてな、自らが使われる事を望んでいるならそれも有るのかもなぁ。
ま、話だと何十年も蔵で待ってたんだ。オマケの一つや二つしてくれても不思議ではねぇさ。
俺も聞いて見たいもんだ、物の声ってのをさ。
(宿屋に着いてからと言うもの、ルードルは椅子にどっかりと座ったまま呆けたように原石を眺めていた。)
>ルードルさん、まだ眺めているんですか。
………ああ、こうやって眺めてたら穴でも開かないか、ってなー。
っはぁ、冗談はさて置き、全く一切極々ふっつーの原石にしか見えんなコレ……。
結構な価値があるってとこまでしか俺には解からん……。
幾ら研究に執着してるったってこうも簡単に手に入っちまうと色々勘繰るものもあるさ。
>>539 宝箱
選ぶまでもなく大きいh>ヒント。大きい方はミミック。
う、迷うな……あーでもある程度の危険を冒してでも得るものが大きいなら俺は大きい宝箱を選ぶ、かもだな。
>>539 ふーむ迷いますねえ。こういう場合ついと日つきがちな大きい宝箱は罠っぽいですし……ほらやっぱり。
中身がどっさりあっても持ち運びが大変なので私は小さい宝箱にします。
中身だけ持って帰れるならそれに越した事ないですけど。
>>540 ルードル
まあ道具は使われてこそだと思いますしね。
ルードルさんが使いそうな物だと……意思を持つフード付きコート、リュックサック……ちょっとねぇ。
意思を持つ短筒あたりが一番ありそうですね。それ年季入ってそうですし。
穴は流石に開かないでしょう。
(ないないとあしらうとなぜか原石の一部がポロリ)
げっ……でも肝心の所は無事ですから……。そうだ、原石のままじゃ売っても値段が低いんじゃないですか?
>幾ら研究に執着してるったってこうも簡単に手に入っちまうと色々勘繰るものもあるさ。
まさか私達が何かの実験台だったりして。(怖がらせようとして言う)
……そ、そんな事って無いですよね。
(却って本人が不安気にルードルに問いかける)
今日は市場の日ですね。ええと何か売るような物はっと (ガチャガチャ)
>>541 カレン
時が物に意志を持たせるなら、コイツじゃまだまだ先だろうなぁ。
俺じゃこいつが話しかけてくれるまでは生きて無さそうだしさ。
ま、偶にはしっかり磨いてやるかな。
っはは……わぁってるよ。オリハルコンの次の次の次くらいには硬い鉱物だぜ?
見てるだけで穴なんて空くわけ<ポロリ
は、剥がれたっ……い、いや原石だし剥がれくらい別に珍しくも……ないよな?
>まさか私達が何かの実験台だったりして
……い、いやまさかな……おいおいおい勘弁してくれよ……。
売るなりなんなりしてとっとと手放すべきか……?つーか人の手で造られた宝石って売れる、のか?
店を開く前に税を納めないと、だな。税の未払い程度でガレー送りとかなっても洒落にならねぇし。
さてと、久しぶりの商売らしい商売だ……確りと、稼がなくちゃぁな。
543 :
カレン ◆uFKuqtr5gU :2014/03/17(月) 08:58:40.11 0
たまには上げてみましょうか
>>542 ルードル
まあ時間だけが条件でもないでしょうけれど。
それなら私の実家はさまようよろいだらけですからね。それはそれで面白そうですけれど。
兎に角、大切にしていればいい事あるんじゃないでしょうか。
ま、まあどうせ削ったりする所ですからね。
い、いや流石にそこまでアレな人でないと信じたいです。
まあ実験と言ってもあの人の場合「朝起きたら私が鋼鉄の身体に!」みたいになるんでs……なんか嫌ですね。
>売るなりなんなりしてとっとと手放すべきか……?つーか人の手で造られた宝石って売れる、のか?
売れるか売れないかという事なら売れると思いますよ。ただ天然物とは価値が違うと思いますが。
これをどう売りさばくかがルードルさんの腕の見せ所ですね。
まあ安全を買っているようなものですからね。
今日は私の出番がありませんように。
(突っ立っているのも不自然なので隣で楽器を弾いたりナイフでジャグリングしていた)
(金剛石は砕けないッ!)
もう恋愛成就ということでいいかな?
ルードルの前レスから1週間経過につき
― 終了 ―
カップル成立 ルードル×カレン
ルードルとカレンは、めでたく結ばれ、
幸せに暮らして子供を作り、また冒険者として旅立っていきましたとさ
― ギルド総合 fin ―
さて、エンディング書きたければ書いて、
完全新規へと移行しようか
また人も来るだろう
>>546 あんたの話はよくわかるぜ。ああ、でも次元が違い過ぎて全然わかんねぇや。
そうだな、そう、例え話だ。例え話でもしよう。
例えばこう、面白くも無い世界に神が飽きちまって世界を丸ごと消しちまったとしようや。
そんでもって神が「もう一度光あれ」なんて一言言っただけで全てが最初からすくすくと始まる
って事はねぇだろー?世界の材料が足りなかったら新世界もオジャンだ。
ま、世界が確り完結できるものなら、もうこの辺でもよいのかも知れねぇけどな……。
っはは、ただの例え話だ。そんな世界のどうこうなんて俺が決めるものじゃねぇしなぁ
行商人にどーしろってんだか……
材料はみんなで作れば良い
次のステップに入って新規がゾロゾロ
神はそれがギルドが生き残る道と仰せだ
だかお前ら夫婦に主導権はある
じゃあこっちでEDを向かえよう
向こうは完全新規用に解放するとして