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666シェンリー ◆onIkYTAR5nuu :2011/11/06(日) 17:50:13.01 0
>>661 ヘイラム
…私はシェンリーといいます……
えっと……でも、誰かと会えて……良かった……
ずっと…いろいろなところを回って…魔物達の相手をしていたのですか?
一人でなんて……すごいです。

この飛竜渓谷で何が起こっているか……知ってますか?
こんな変な霧……普通じゃ絶対おきない……
滅ぼされた竜人と、何か関係があるのでしょうか……
(霧から発せられる妙な魔力によるものか、少し顔色が悪い)
とにかく…どこか隠れられる場所を…探さないといけません。


>>662
うそ。何となくだけど…ペール=オロフはこっちに来てるって分かる…
……それとは関係なくって…火事が起きてるの?

>>664 クリストフ
飲み込んだ後に見た人を好きになるんだ……
そういう時に限って邪魔が入ったり、違う人が飲んじゃったり…失敗しそうだね。
(そのまま相手をじーっと見つめる)
……クリストフが誰に飲ませたいか…気になるなぁ……もしかすると、邪魔するかも。
(口元に手を当ててクスッと小さく笑う)

だって……私はさらわれても……どうってことないもん。
今までも何度か捕まったけど……逃げようと思えばすぐ逃げ出せるし……
普通の刃物じゃ……傷も付かない。だから私がさらう方が、面白そう。
でも……騎士さんに「返せ」って言われたら……やっぱり返してしまうかも。
ご本みたいに…うまく戦えないと思うから…お姫さまが泣いてるのも、楽しくないし……
うん、誘拐は……やめておきます……

>へぇ、シェンリーって結構ワイルドなんだぁ……ってやっぱ違くね!?
うぅ……だって……突然……聞くんだもん……私は、使いたくないのに……(目を伏せる)

自分の特技が生かせるって…良いことだと思うな…
人間で魔法が得意なのって、珍しいんでしょ?それを使って…人の役に立つのって、とっても素敵だよ。
だから……そんな顔しないで……?

(クリストフが取り出したサイコロ状の物を覗き込み彼の説明に聞き入る)
まな、くりーんでぃー?空間内が…えっと……??
……どっちも魔法が使えない……一か八かの大勝負……
667ヘイラム ◆Iqg2k4nNWI :2011/11/08(火) 22:17:31.66 0
かつて大きな戦いがあった。人々はその戦いで魔物に敗れた。
そしてある者は魔物に従い、ある者は奴隷となり、またある者は辺境に隠れた。
そう、今ではラディウスと呼ばれる地で奇跡が起きるまでは…

>>662
火事か
これからの季節は空気が乾燥する故、くれぐれも火の用心を怠らないよう。

>>663クリストフ
して欲しいことか……。
生き延びられれば頼みたいことはあるが…今は其の儀は無用だよ。

対策はちゃんと採っているか…フム、洞窟でなければ使えない訳だ。
洞窟そのものがある力で守られているが…恐らく問題なかろうな…
よかろう、案内する。こっちだ、ついて来い。

(…2人の前を歩きつつ)
自分の運命は自分で決める、か……
クリストフ、軍を辞めたのはそれが理由か?
西の帝国諸国は平和が続いていると聞く。魔法の才があればそこそこ出世して幸せに暮らせそうなものだが…

それにしても……いつ竜が来るか知れぬのに惚れ薬の話とは…
ククク…肝が据わっているな。
どれほど力になれるか分からぬが私も助太刀しよう。この剣と、弓とでな。

>>665
なにやらいやな予感がするな…杞憂であればよいが…
668ヘイラム ◆Iqg2k4nNWI :2011/11/08(火) 22:18:12.75 0
>>666
よろしく、シェンリー。
旅に出たのは一年ほど前。それ以来噂話をもとに様々な場所を巡ったが…
ただの噂だった事もしばしば、魔物と出会った時も気付かれなければ隠れてやり過ごすことの方が多くてな…
一人でずっとと言っても…私はそんなに大した人間ではないよ。

…大事無い…訳ではないな…竜でも影響を受ける程強いのか……それとも疲労か……これでは今は話せぬな
洞窟まではもう少しの辛抱だ、我慢してほしい。

(洞窟の前に来て)
…クリストフ、シェンリー、ここだここは竜人の力がまだ及んでいる一番はずれの場所にある。
君たちは少し気分が楽になるはずだ。

この霧の話だったな………結論から言うと竜人の全滅と霧とは関係はあると思う。
古文書によると竜人はここに存在する力を支配し、自由に扱えたようだ。
その力を欲する側は眼の上の瘤たる竜人達の存在が邪魔だったのだろうな。
故にこの渓谷にいた者達を滅ぼし、その力を得た。
それが恐らくこの霧の発生している理由だと推測している。


…思った以上に状況が悪い……もとより一人でどうにか出来るものでも無かったが…
669クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/11/13(日) 23:11:23.07 0
なんか最近グッと冷え込むよなぁ……。

>>666 シェンリー
> ……クリストフが誰に飲ませたいか…気になるなぁ……もしかすると、邪魔するかも。
へっへー、それは秘密秘密ぅ!
シェンリーに教えたら俺様の陰謀が潰える可能性があるかんね。
……それにさ、もし使うとしたら、絶対バレないようにやるから心配無用だよ。クシシ!
(まずは好物を把握して、それに混入するぜ!)

> 今までも何度か捕まったけど……逃げようと思えばすぐ逃げ出せるし……
え……それって誘拐されたってこと……?
……はぁ、シェンリーも人里の手荒い歓迎を受けてきてんだな……。

でもさ、今って竜人や亜人に限らず、小さな女の子が一人でフラフラしてたら、そうなっちゃう世の中なんだよね。
悪辣な奴らが非力な子供を誘拐して、人買いに売ってさ。俺様、貧民街でそういう連中をいっぱい見てきたんだ。
ここじゃ結構、普通の事なんだぜ、そういうの。

ねぇ、軽蔑した?……人間のこと。

> 人間で魔法が得意なのって、珍しいんでしょ?それを使って…人の役に立つのって、とっても素敵だよ。
> だから……そんな顔しないで……?
お、お、俺様にそんなに優しくするなッ……!

(プイと後ろを向く)

……すいません取り乱しました。
ほら、なんていうかさ、ホントに偶々ラッキーってだけで、俺様の意志は全然蚊帳の外なんだよね、その辺の事情さ。
その辺がまぁ、俺様あんまり気に入ってないんだ。
でもまぁその……アリガト……。

(そのまま歩き出す)

> まな、くりーんでぃー?空間内が…えっと……??
その空間じゃ、魔法は使えない。
地水火風、所謂「四大」と呼ばれる魔法は、媒介を失って機能しなくなるんだ。

……でも、錬金術的な反応まで抑制されることはないんだよ。
例えば、火薬が爆発するのは硫黄や木炭が急速に酸化するからであって、サラマンダーが顕現してるわけじゃないからね。
(フリントロック式ピストルを取り出してまじまじと見つめる)
670クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/11/13(日) 23:13:31.65 0
>667 ヘイラム
> 生き延びられれば頼みたいことはあるが…今は其の儀は無用だよ。
そっか!
じゃあもし俺様が生きてたら、その頼みたいこと、きっと請け負うよ。
俺様、これでも多少名の知れたモンスターハンターで通ってんだぜ。
何でも言ってくれよな!

> クリストフ、軍を辞めたのはそれが理由か?
軍ってか、辞めたのは士官学校だけどね。
私事で退学したから奨学金が全額取り消しになっちゃって、今は借金生活だよ。クシシ。

……軍属ってさ、上官命令には従わなきゃダメじゃん。
例えそれが自分の意にそぐわないものでも。
性に合わなくてさ。辞めちゃった。
やっぱり、自分のことは自分で決めたいと思うんだ。

ところでアンタは国の命令でここにいるの? ヘイラムさん。

> それにしても……いつ竜が来るか知れぬのに惚れ薬の話とは…
だってさ……。
(少し小声で)
こういう商売してると、何時あの世逝きになるか分かったもんじゃないし、ちょっと興味あるんだよね。
気になる人に飲ませて一晩の想い出を永遠に……なんてのもいいし、
自分が飲んで告白の景気づけにしちゃってもいいかな…なんて……。

うわぁ、なんか俺様、恋する乙女みたいになっちゃってるぅー!

> どれほど力になれるか分からぬが私も助太刀しよう。この剣と、弓とでな。
ありがとう。そう言ってくれてうれしいよ。
でもヘイラムさんにはさ、この渓谷でやらなきゃならない事があるんでしょ?
ヤバそうだったら無理すんなよな。

シェンリーも言ってたけど、これは一か八かの勝負でもあるんだ。
魔法が使えない空間の中で、俺様の銃弾が火竜ペール=オロフの頭部に命中すれば勝ち。
失敗したら……俺様はペール=オロフにかみ殺されるか、踏み潰される。

もし奴に剣を突き立てるなら、そのときがいいと思う。
どんな生物も大抵、食事中は隙だらけだからね。…俺様的には想像したくないけど。
671クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/11/13(日) 23:15:37.56 0
〜洞窟内・1〜

竜の咆哮が聞こえた。

この洞窟に入る前に一回。

そして今、二回目と三回目。

雄叫びが聞こえる毎に、その声量は大きく膨らんで、威圧感は増大した。
確かに近づいている。例の火竜が。

「ペール=オロフが近い!
 各自散らばって隠れて! まとめて見つからないように!」

俺様の怒鳴り声が洞窟の壁に反響してちょっと煩い。

ヘイラムさんに案内してもらった洞窟は少し大きめだった。
ごつごつした岩肌で隠れられるような場所も多い。視界を塞ぐ霧は多少入り込んでいたけど、外ほどじゃなかった。
でも、マナクリーナーが魔法物質を吸い尽くすには問題のない空間の容量だった。……多分ね。

これからここで起こることは、シェンリーとヘイラムさんには説明した。

竜が小箱を奪いにくること。
俺様がマナクリーナーで周囲の魔法物質を消し去ること。
俺様が銃で竜の頭を撃ち抜くこと。

……そして、俺様が失敗したときのことも。
多分、妨害さえしなければ、竜は小箱を奪って飛び去るだろうって。
そして、その時の行動は各自に一任した。

俺様が死んだら、シェンリーどんな顔するのかなぁ。気になる。気になる。
見られないのが残念。
ヘイラムさんは、さっきの打ち合わせ通り、竜に切りかかるのだろうか。
自分の仕事があるのに、突然押しかけてごめんなさい。巻き込んですいません。


…刹那、洞窟入口の光が遮られた。
羽ばたきの音と、くぐもった唸り声。
ズシン、と重量級の足音を響かせた着地音。

「きた」

もっと気の利いたことを言おうと思ったけど、声が震えて、体も震えて、そんな余裕はなかった。
岩場の影に隠れた二人に、俺様の声は聞こえただろうか。

俺様のいる洞窟の広場に竜の影が差したとき、俺様は叫んだ。

「Come, the empty!」

途端、周囲を薄く漂う霧が、俺様の左手の中に吸い込まれていく。
いや、霧だけじゃない。魔法を媒介する物質が、マナが、アルケーが、ある魔法機器の中に吸引されているのだ。


"虚(うつろ)よ、来たれ"


それがMana Cleaner D――俺様の手に収まるような小さな立方体――の起動パスワードだった。
672クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/11/13(日) 23:17:43.69 0
〜洞窟内・2〜

気が付くと、辺りは静まり返っていた。
ただ静寂があった。
先ほどまで痛い程感じていた竜の威圧感さえ、このクリーナーが吸い込んでしまったように思えた。

「……」

俺様は少し、不安になった。
近づく竜の足音さえ無くなったのはどういうことだ?
一歩を踏みしめる度に大地が軋み、洞窟が震えるようなあの足音さえないのは。

「……おいどうしたペール=オロフ!
 お前の欲しい箱はここだぞ! びびってんのかよ、おい!」

明らかに俺様の声の方がびびっているが、そんなことはどうでもいい。
竜はどこだ、竜は…!


でも、もう竜はいなかったんだ。
ひたひたと足音を立ててやってきたのは、一人の人間だった。


「貴君は今、ペール=オロフと言ったか。
 ペール=オロフはここだ。
 何の因果か、火竜ペール=オロフは今、人の姿に立ち返った。
 私はこの度、里を焼き、村を焼き、街を焼き、人を引き裂くこと幾人か、両の手では数えきれない程である」

金髪碧眼の青年が俺様の前に居る。
歳は20歳前後に見える。
肌は白くきめ細やかで、目元涼しく、背筋はすっと伸びて、少し高めの声には気品と諦観があった。
貴族然とした姿に俺様はただ圧倒されていた。

だが全裸だった。

「私を誅すならば、今の内に疾く。
 いつあの忌まわしい姿に戻るとも限らないのだから」

ああ、マナクリーナーは人に掛けられた魔法まで吸っちまったんだろうか。
永続するシェイプチェンジ(変化)の魔法を解いちまったんだろうか。
だったら、こいつが「ペール=オロフ」だ。

こいつ……こいつを殺ったら金貨250枚が手に入る。

俺様はフリントロック・ピストルのハーフロック(安全装置)を外した。
照準は目の前の――ペール=オロフに定めたまま。
673シェンリー ◆onIkYTAR5nuu :2011/11/15(火) 22:10:57.15 0
凄い速さで……こっちに近づいてきてるね……

>>668 ヘイラム
私だって、竜なのに逃げてばかりです……動物達の縄張りや、精霊さんの住処にうっかり踏みこんじゃったら……
すごく怯えられて、怒られて……お話しようともせずに、すぐに逃げて……その繰り返しでした……
もっと勇気を持たなくちゃと思うのだけど……なかなか難しいです。
それに比べたら、魔物相手にやり過ごすなんて、全然平気だと思いますよ。
動物や人間は…家族を守るため…生活するために戦っているけれど…魔物は甚振ることしか考えてないから……
他の種族と比べて、とっても危なくて恐ろしいです……

……ここに居ると……悲しい気持ちになる……えっと、でも…大丈夫です。
ほんの少し、調子が悪いだけだから……えっと、ほんとに平気ですよ?

(ヘイラムの後ろに付いていくと洞窟の前へとたどり着いた)
ここが……(幾分か顔色が良くなり緊張で硬くなっていた表情も和らぐ)
不思議…今から…怖い事が起こるのに…ここにいると落ち着きます…

どうして力が欲しいのか分からないけれど……このままじゃいけないです……
力が欲しくて、竜人達をみんな殺してしまったなら……手に入れた力で、もっと酷い事を……
そんな事に竜の力が使われるなんて……イヤ……
霧を作ってるのは誰の仕業なんだろ…人…なのでしょうか?
この広い渓谷内に……今も身を潜めているのかな?

>>669 クリストフ
教えてくれないんだ…
いんぼう?……悪だくみしてる……(じとーっと見つめる)
バレないようにするなら教えてくれたっていいのになぁ……
でも、やっぱり知りたくない…かも。

でも、誘拐の人達って、ハンターに比べると優しいよ?いきなり攻撃してこないし……
あの時はね……馬車に乗せてくれる時は……優しくしてくれたの……
しばらくして大きな家に着いたら…鎖を付けられて…たくさんお呪いが掛けられた部屋に入れられたんだけど…
部屋の中には…亜人の子どもたちがたくさん居て…みんな泣いてたから…壁を壊して逃げ出しちゃった……
私が誘拐するって話してたのに…誘拐されてたね…

同じ人間なのに…そんな酷い事をしてしまうの…?
まるで…物みたいな扱い…服とお金を交換するような…そんな感じで、売られてしまうなんて…
その子は……どうなってしまうんだろ……きっと、泣いてる……
(目に涙をいっぱいに溜めてうつむく)

> ほら、なんていうかさ、ホントに偶々ラッキーってだけで、俺様の意志は全然蚊帳の外なんだよね、その辺の事情さ。
だから…辞めたんだね……私もね、クリストフみたいに……はっきりと自分の意思を伝えて、動けるようになりたい。
今までは、そんなのは無理なんだって諦めてたけど……えへへ(羨望の眼差しをクリストフの向ける)

それじゃ…クリストフの銃は平気なんだね……私も魔法が使えなくなっちゃうけど……応援、してる。
(ピストルを見つめるクリストフを複雑な表情を浮かべながら見る)
674シェンリー ◆onIkYTAR5nuu :2011/11/15(火) 22:11:48.71 0
>>671
竜の咆哮が聞こえる度に胸のざわめきが大きくなります。
本当は、クリストフとペール=オロフが殺し合うのがイヤでたまらない…
でも、言えない…言えるわけないよ…私と出会う前から、あの人はペール=オロフを標的にしてたんだもの。
もし…余計なこと言っちゃったら…クリストフが失敗するかもしれない…何も言わずに黙ってるのが一番だよね…
もう、後戻りしないって決めたはずなのになぁ…

クリストフの号令で岩陰に隠れる。クリストフはあんなこと言ってたけど、いざとなったらクリストフを掴んで逃げよう。
箱さえ返せば、きっと分かってくれるはずだから……
でも、マナクリーンを使っても飛べるのかな?飛べなかったらどうしよう……

地響きと低い唸り声が聞こえて、圧倒的な存在が岩一枚を隔てた向こう側に居座っているのが分かります。
ちょっとすると霧が消えて…薄い膜みたいに体に張ってた魔法の力も、吸い寄せられていってしまって…これじゃ、何もできないかも…

>>672
……静か……もしかして…襲ってこない?
岩陰から顔を出してみるとそこに居るはずの竜はいなくて…代わりに金髪の男の人がこっちに向って歩いてくるのが見えました。
あの人が…ペール=オロフなんだね……まず、綺麗な人だなぁって思った。
でも、クリストフが銃を向けていて……気が付けば岩陰から飛び出て二人の所に向ってました。

本当に…いいの?ペール=オロフは…人間だったのに…
675ヘイラム ◆Iqg2k4nNWI :2011/11/17(木) 22:53:56.84 0
>>669クリストフ
フ…ではその言葉に甘えさせていただこう。
それに借金生活か……(小声で)それはなお重畳…利用できるな…
いや、こちらの話だ。奨学金はいくら足りない?

上官の命令は絶対、なればそれに従わなくてはならぬ…か
事によっては友人と、家族とすら相見えることになる…それの気風が合う者は少ない。
私には決して出来ぬ話だったが……その道を拒み我が道を歩むか。それも良いな…

…ん?ああ、国、いや主の命でもあるし自ら進んで事に取り組んでいる
半々というところだ。

ククク……明日をも知れぬ身ならば惚れ薬に興味がわくのも当然か…
それがしの…いや、祖国でもよく仲間がそのような話をしていた。

…それにこのような話は恐怖を紛らわすのにいいそうだ。

…さていよいよ竜か…私のこの地における用はほとんど終わっているがまだ死ねない。
だがこのようなところで待ち伏せるのだ、生きるも死ぬも一蓮托生。覚悟はしているよ。
むしろ私が心配なのは君だ。
焦りがあるように感じる…肝心なところで失敗しないといいが…

…さて、指示をしていただこう。
676ヘイラム ◆Iqg2k4nNWI :2011/11/17(木) 22:55:15.16 0
>>673シェンリー
ククク…やっていることを考えたら変な話だがね…

人間には竜と同じ体験することは本来なれば出来ないから役に立つ助言は与えられない…が
最初はそれでいいのかもしれない…徐々に近づいていけばよいのではないか…。
そう思うね…

その言葉通りならば良いが…
悲しい気持ちにか…かつてヒトがいた場所にはその気配が残るそしてそこにいた人たちの気持ちが。
廃墟や遺跡、そういった場所で時折深い悲しみを覚えるのはそのためだそうだ。
ましてやある程度事情を知っている者がそう感じるのは当然だよ。

(洞窟について)
同族なればなおのこと落ち着くはずだ。精霊も久しぶりの友人が来て喜んでいるのだろうな…

…この霧を作り出した者は…
人間離れした魔法使いか、吸血鬼か、或いは正真正銘の悪魔か…正体は分からないが…もうここにはいないだろう。
だからこそ最初に君たち見たとき奴らが戻って来たことを疑った。

何かの実験に竜の力を使ったのではなかろうか…これ以上使わせるわけにはいかない。
だが先ず本当に奴らかどうかの証拠が欲しい…

亜人狩りとは…まさか未だに密かに行っている者達がいるとは…この渓谷は保護区にすらなっていたのに…
677ヘイラム ◆Iqg2k4nNWI :2011/11/17(木) 22:55:43.82 0
〜洞窟内〜
クリストフの指示をうけ私は岩場の陰に隠れた。
次第に羽ばたきの音が大きくなってくる
竜が近づいている証拠だ

それとなく別々の岩陰に隠れている2人―クリストフとシェンリー―に目をやる。
やはり相当に緊張しているようだ。シェンリーには辛かろう。あの者もやはり竜だー

―最初に戦場に出たのはいつだったか―

彼らの顔を見てそんな思いが頭をよぎる。確かクリストフと同じくらいか…
あの時もこうやって相手を迎え撃つ立場だった…もっとも、敵は無数の魔物だったが…
ふと笑みがこぼれる。まったく、何を考えているんだ。

…重たい着地音、そしてクリストフの声

竜が来たか…もう我らが逃げ出すことはできない。

右手に持っていた弓を左手に持ち替える。矢は通らないだろうが牽制ぐらいはできるだろう。
クリストフの先方は正しい、だがあの者を殺させる気はない。あの若さで死なれるのは御免だ…

再びクリストフの声。呪文だろうか。さっきよりもはっきりとした声だ。
魔力が急速に無くなってゆくのが感じられる。そこで私は矢を弓につがえ、次に起こることに備えた…

…いつまで経っても竜は来ない。いや、気配すらしない。

入り口から青年が歩いてくる。ペール=オルフだ…まさか人間とは…

その青年に銃を向けるクリストフ、走り寄るシェンリー
確かにこのままあの青年を殺していいものではあるまい―

「銃を下げよクリストフ。」

3人の許に歩きつつ、旅人としてではなく、将イネス公として話しかける。

「クリーナーはまだもつのであろう?ならばお二方、そう死に急ぐことはなかろうぞ。
  それにこの者(ペール=オロフ)にこの地から出ることが二度とあたわぬものなれば
  最後の望みを我らに話し、祈りを捧げ、今一度日の光を望むことぐらい許されよう。」

ペール=オロフに向き直り若干穏やかな声で

「ペール=オロフ殿。私はイネスのヘイラム。今各地で起きている異変を追究している者。
  貴殿の身に何が起こったのか、宜しければ話してくださらぬか。」
678魔法生物:2011/11/19(土) 17:48:08.13 0
ウボァー
679クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/11/26(土) 15:03:21.10 0
〜洞窟内1〜

「銃を下げよクリストフ。」

ヘイラム=レイセウスの低めの声が俺様を遮った。

そうだ。
俺様は人を殺しに来たわけじゃない。
悪辣非道の竜を退治に来たんだ。

俺様はヘイラムさんに短く返事をして、そっと銃口を下に向けた。
事情を聞いた後でもいい。あいつを殺るのは――

……それに実を言うと、シェンリーの視線が気になって、トリガーを引く勇気が少し鈍ってしまっていたのもある。
マナクリーナーはガタガタいいだしてる。
自壊まであと何分だろう。

ああ神様。
この選択が最良のものでありますように。


「ペール=オロフ殿。私はイネスのヘイラム。今各地で起きている異変を追究している者。
  貴殿の身に何が起こったのか、宜しければ話してくださらぬか。」


さらにヘイラムさんはそう続けた。
ペール=オロフはその言に頷く。

いいだろう、ペール=オロフ。
お前のありふれた悲しい話を聞いてやる。
俺様たちの好奇心を満足させてから、死ね。

今までやってきたことを許せる話なんてあるかよ。
殺戮を正当化する話があるかよ。
鉛玉をくれてやるのはそのあとだ。
報いを受けろよ、ペール=オロフ。
680クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/11/26(土) 15:16:50.37 0
〜洞窟内2〜

奴が、ゆっくりと話しはじめる。

「昔。私の国が滅びに瀕したとき、私は遍歴の魔女と契約を交わした。
 それは、人を竜と化す呪いの契約だった。
 約束通り、魔女は私を竜にした。私は数千、数万の敵兵を焼き払った」

私は勝った、我らは勝った、とペール=オロフは続けた。
でも奴の顔を見れば、そうでなかったのは一目瞭然だった。
奴の国は救われたが、きっと奴自身はそうじゃなかった。

「人は百年で朽ちるが、竜は千年を生きる。
 その竜の中に在って人の魂は脆弱であった。

 暫く、私は救国の英雄であったが、暫くして、私は山中に住むただ一匹の竜となっていた。
 私の意識と記憶は段々に薄れ、竜の本能が顔を出し始めたから。
 
 ――竜は疎んじられた。

 さらに時が経つと、私が私であることを、私がかつて滅びの国の王子であったことを、誰もが忘れた。

 私は生きた。

 ずっと生きた。

 気が付けば家族も、友人も、故郷さえ無かった。
 
 何もかもが変わった。

 変わらぬのは、悠久を生きる者だけ。

 私を私たらしむのは、遠い記憶。
 在りし日の想い出。
 だから、その古びた小箱に入った数枚の羊皮紙だけが、"ペール=オロフ"の存在を証明する唯一のものである」

どうやら話は終わった。
やっぱりな。
やっぱり退屈な、ありふれた、どうでもいい話だった。

自業自得だペール=オロフ。
せっかく身を挺して敵の侵攻を退けたというのに、今はこの様だ。
一度は囃し立てられたが、飽きられて、うっとおしがられて、誰もがお前を忘れてしまった。

そして、俺様は分かってしまった。
奴が何を望んでいるのか。
人の姿に戻れたと言うのに、奴は笑顔のひとつも見せずに、その顔はひどく草臥れている。

許してやるか。
前言撤回して、そろそろコイツを許してやるか。
きっと数百年単位の時間の軛から。

早ければ早い方がいい気がした。
俺様は銃口をペール=オロフに突き付けた。
681クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/11/26(土) 15:18:57.06 0
その時、ガシャン、と何かが砕ける音がした。
俺様が銃を撃った音じゃない。

――マナクリーナーが自壊した音だ。
振り向くと、小さな立方体は崩れ、周囲には以前のような薄い霧が放出されつつある。

「やばい、マナクリーナーが壊れた! みんな離れて!」

どうやら長話が過ぎたらしい。
俺様は叫んで銃を構え直す。

……が、予想されたことは起こらなかった。



ペール=オロフは、竜には戻らなかった。


ただの砂になった。


体の先端から、さらさらと崩れ落ちていく姿を見ながら、俺様は思った。
奴の呪いはきっと解けたんだと思う。
だから、生きてきた時間の影響を今、受けている。

「愛する人を守るために」

ペール=オロフは言った。

「禁忌を犯そうというなら、小箱の中の巻物(スクロール)を見よ。
 私の姿を見てもなお、禁忌を犯そうというのなら」

そんなの御免だよ、と俺様は思った。
箱の手紙の中には、どうやら人を竜に変えるDragonize(竜変化)の魔法書が紛れているみたいだ。

「なぁ……私は間違っていたか? 私のした事は……」

最期、奴はそう問うて消えた。

この男のしたことが間違ったことなのかどうか、俺様にはよく分からない。
でもさ、もし、好きな人がヤバい事件に巻き込まれたら……とか考えた。
俺様には無理でも、この魔法を使ったらいけそうな状況で。
助けようとするかな。
反則してでも、助けちゃうかな。
そしたら、アンタと同じになっちゃうな。



もう目の前には、人も竜もおらず、ただ細かい砂粒が風に流されている。

俺様は、かつて人であり竜であった者の断片を一握り、皮袋の中に押し込んで思った。

さよならペール=オロフ。
アンタの故郷を訪れる機会があったらこの砂、その土地に埋めてやるよ。
忙しかったら無理かもしれないけど、暇だったらまぁ、それくらいの事はしてやってもいい。
……そのうちな。

                        火竜ペール=オロフの話  おわり
682クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/11/26(土) 15:21:42.24 0
えっ、竜殺しの証拠がなければ報酬は渡せない?
いや、砂になったんだよ、こういう風にサラサラって!
……信用できない?やっぱダメ?

こんなことになりそうな気がして。若干鬱。

>>673 シェンリー
> でも、誘拐の人達って、ハンターに比べると優しいよ?いきなり攻撃してこないし……
そういう連中に限って最初はいい顔するんだぜ。
言葉巧みに信用させて、油断したところをガバッ!、なんてね。
心の隙をついてくるからな、シェンリーも注意したほうがいいよ。

……あ、お、俺様は大丈夫だから!俺様は!(我ながら、この言い訳が逆に怪しい……!)

> それじゃ…クリストフの銃は平気なんだね……私も魔法が使えなくなっちゃうけど……応援、してる。
結局ペール=オロフは人間だったし、消えちゃったし……この銃を使うことは無かったね。
もし俺様が竜を殺すことになったら、シェンリーと溝ができちゃうかなって思ってたんだけど
そういう意味ではよかった、かな。クシシ……。

>>675 ヘイラム
>> それに借金生活か……(小声で)それはなお重畳…利用できるな…
それって「持つ者」のセリフだぜ、ヘイラムさん!
俺様の借金は、そうだなぁ……。
王国首都に家が建つくらいの額かな。
だからさ、俺様みたいな若造が返済しようと思ったら、ちょっと危ない橋も渡らないとなんだ。クシシ…。

>> ククク……明日をも知れぬ身ならば惚れ薬に興味がわくのも当然か…
だろだろ?
それに俺様のクラスメイトもそんな話ばっかりしてた記憶があるよ。
ところでヘイラムさんは結婚してるの?
もう惚れ薬に用はないって感じ?子供いるの?ねぇねぇ!

>>678
強固な魔法的結合を持っている魔法生物だったら、存在を崩壊させるまで吸うのは無理かもだぜ。
このマナクリーナー、効果小さ目のヤツなんだ。
それに今回の件だって、実は結構な賭けだったからな!
シェンリーとヘイラムさんにはもっともらしく話したけど、基本俺様の思いつきだし。クシシ!

イキテルッテスバラシイネ!!
683名無しになりきれ:2011/12/02(金) 00:14:28.54 O
カドルト!
684シェンリー ◆onIkYTAR5nuu :2011/12/03(土) 22:25:59.44 0
〜洞窟内〜

ペール=オロフはとても綺麗な人でした。その顔は石のように固まってて…竜の姿のときよりも、怖かった…かも。
クリストフは彼に銃を向けたまま。言わなきゃ…「銃をおろして」って…でも、言い出せないまま、まごまごしてるだけで…
ヘイラムさんが居てくれて、本当に良かった…あの人が止めてくれなかったら、きっと胸にモヤモヤがつっかえたままだったでしょう。

人の姿に戻ったペール=オロフはゆっくりと語り始めました。
国のこと、魔女と契約して竜になったこと、そして国は滅んで人々に忘れ去られたこと。
まるで、いつか街角で見かけた紙芝居みたいな…そんな不思議で、悲しいお話でした。
その物語が、やっとここで終わりを迎えるのかな…これで…良かったんだよね。

「やばい、マナクリーナーが壊れた! みんな離れて!」
何かが壊れる音がして、また霧が出てきます。それと同時に体中に魔法の力が戻って来るのがわかりました。
ペール=オロフ自身が消える事を望んでいるなら…竜の姿に戻りこのまま暴れ続けるくらいなら…ここで決着を付けるしかないよね…

だけど、そんな事をする必要はありませんでした。ペール=オロフは体の先端から砂となって消えていってしまっています。

「なぁ……私は間違っていたか? 私のした事は……」
最後にそう言ったペール=オロフを、私はこの先ずっと忘れられそうにありません…
間違ってなんてない…私は、そう思う。もう後戻りできなくなっちゃったら、イヤでも正しい選択をしたって思わなきゃ…耐えられないよ…
ごめんなさい、ただの気休めだよね…でも、私はあなたのこと…否定しません。あなたは立派だったって、私は素直に思うよ。
685シェンリー ◆onIkYTAR5nuu :2011/12/03(土) 22:28:04.81 0
>>676 ヘイラム
今は…こうやって…ヘイラムさんともお話できるから…少しは…成長できたのでしょうか…へへ…
ペール=オロフは…両方の体験をして…でも結末は、とっても哀しいもので……
……ありがとうございます……

クリストフをみて思ったんですが……変に大丈夫だって言っちゃうと、大丈夫に見えない……
今のも…きっとそれと同じ……
ヘイラムさんも…哀しい気持ち…感じるのですね…気分は楽だけど、あまり長くは居れないかも。

うん…強い魔法の力を持っていないと…渓谷全てを霧で覆うなんて無理…
その人(?)はここで手に入れた力を使って、もっと悪い事を企てているのかな…
……私だって…ヘイラムさんのこと、人型の魔物だって思ったから…おあいこです。
保護区だったんだ…今の渓谷を見ていると、しんじられません。

(マナ・クリーンの効果によりペール=オロフの呪いは解け、砂となって消えていく)
(その様子を見届け、やがて全てが砂へと化すとヘイラムに向かってポツリポツリと言葉を発した)
ヘイラムさん…協力してくれてありがとうございました…
あそこで止めてくれなかったら…モヤモヤが溜まってたと思うから…
これから…ヘイラムさんはどうするつもりでしょうか…

>>678
力は抜けるけれど…消えたりしないよ。
危なくないように住処に隠れてて?

>>682 クリストフ
隙しかないから攻めようがなかったって言われたことなら、あります。
逃げ出した後に…こっそり盗み聞きしちゃったの。

クリストフにならガバッ!てされても、イヤじゃないよ?
今までずっと助けてもらったし…役に立てるなら……
でも、それで今までみたいに一緒にいられなくなるなら…寂しいな……

私は……クリストフが無事だったから、嬉しいですよ。
ペール=オロフは人間だったから…もし、クリストフが銃を使っていたら、同族を殺したことになってしまいます。
そんなの…もっとダメだって…だから、もしあのまま竜に戻ってたら、私が戦おうって思ってたんだよ。
あの人は…終わりたかったみたいだから…心置きなく…やれたから…気にしなくても良かったんだよ?

……ねえ……この後、お金を受け取りに街に帰る?
それとも…ヘイラムさんのお手伝い…する?

>>683
……きっと、ここの世界じゃ、通用しないです…
死んだものが生き返るなんて…できるのかなぁ…
686名無しになりきれ:2011/12/06(火) 01:02:09.43 0
保守ついでに
今会いたい人(人間じゃなくても)はいる?
687ヘイラム:2011/12/06(火) 23:30:02.22 0
〜洞窟内〜
私の言葉に従ってくれたようだ
クリストフは銃を下げ、一先ず相手の話を聞く気になっている。
クリーナーは長くは持たぬだろうが…我が使命に関わりがあるやも知れない。
ではペール=オロフ、聞かせて頂こう。

ペール=オロフは語る。
かつてあった戦、祖国の危機に際し、人としての己を捨て去った経緯を

悲しい話だ…この者は自身が止めることの出来ない歴史の流れに翻弄され、
国を愛するが故に人の進むべからざる道を歩み、
遂には安易な死すら許されぬ、人であった時の思い出にのみすがって生きる存在になった…
力の代償はあまりにも重かったのだ

ガシャン

何かが壊れた音、クリーナーが壊れたのだろう。

「やばい、マナクリーナーが壊れた! みんな離れて!」

それは出来ないだろう。この男は死を望んでいる。ならば残された一瞬それに全てを賭け、引導を渡せばよい。
この、孤独で、哀れで、そしてかつては気高かったであろう男に

…だがその必要はなかった。ペール=オロフは見る間に砂になってゆく

「なぁ……私は間違っていたか? 私のした事は……」

分からない……正しかったか間違っていたか、そのよう判断はできるものではなかろう
だが、その心の清さはきっと確かなものだったのだろう
もしもこの男と同じような状況に置かれたなならば…どのような行動をとるだろうか…
688ヘイラム ◆Iqg2k4nNWI :2011/12/06(火) 23:31:00.73 0
(砂になってゆくペール・オロフの姿を見届け、古代語で祈りを捧げた後で)
ペール=オロフ…いかなる悲劇の元になったにせよ、貴殿のとった行動は武人として尊敬に値する。今は安らかに眠られよ…

>>678
…もしやこやつが噂の化け物か…?ここの生き物ではなさそうだが…
異変を嗅ぎつけられたか…?

>>682クリストフ
ハハハ、こんな格好の人間が金を持っているように見えるかい?

それにしても随分な額だ。
危ない橋を渡るのも止む無しだろう。とはいえを無理しない程度にして欲しいものだ

まったく…そのような話になると途端に元気がでる…
…今は息子が一人いる。惚れ薬は必要ないな。仮に興味があったとしても、今の状態では望める物ではないな。

>>683
この世界では死者を無闇に生き返らせることは出来ぬぞ?
多くの者が試みたそうだが、形だけ甦らせたり得体のしれぬ化け物が創り出されてしまったりしたそうだ。
もっとも、月の神が関わる吸血鬼、純粋な魔物のアンデッドはその限りではないが。

>>385シェンリー
>少しは…成長できたのでしょうか…
…(静かに頷く)

往々にして人は事実と異なる事を言うことがあるからね。
相手を心配させないようにするためだが、実際には自分が辛い思いをするだけだ。
確かに…ここは本来は長い出来る場所ではない。
私も誰でも敵に見えてしまう程度には影響を受けているみたいだ。

人間は忘れやすい生き物だよ。
苦しいときが去れば当事者以外はすぐにそのことを忘れ、また同じ過ちを犯す。
今ではここが保護区であることの本当の理由を皆忘れてしまった。
帝国の兵隊ですら、渓谷の入り口に柵を設置してそれで一先ず安全だと思っているほどだ…

(シェンリーの言葉に対して)
いや…哀れな男だった…全てを犠牲にできるほど誰かを、何かを愛し、慈しむことの出来た男だったのだろうな…

よくある話ではあるが、国をひっくり返すようなことを企んでいるのかもしれない。
それだけが目的ならまだ幸いだが。

>>686
かたじけない。もっと早く返事をできれば良いのだが…
今会いたい人か…
我が息子のソフォスだな。
悲しいかな、今は会うことはかなわぬが。いずれ…

さて…私の仕事に関してだが…
実は私がこの洞窟に最初に来たとき、ここには既に白骨化した竜神の遺体があった。
空気があまりにも悪く人を寄せつけないこの洞窟の奥に何か隠してあるのかもしれない。
力を貸していただけるだろうか?
689クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/12/09(金) 01:55:08.48 0
一難去って、また一難の予感!

>>683
ささやき - えいしょう - いのり - ねんじろ!
PerOlov は まいそうされます.

奴の体は砂になって、大部分がどっかに飛んでいっちゃったからね。
まぁ…ペール=オロフの残滓はこの俺様が、奴の生まれた土地に還してやるからさ。
これを埋葬っていうのかは分かんないけど。

>>685
> 隙しかないから攻めようがなかったって言われたことなら、あります。
クシシ、それ分かるなぁ。
世慣れてない感じというか……。

シェンリーに初めて会った時も、なんだか危なっかしくてさ。
誰かに騙されて連れて行かれる前に、俺様が連れて行っちゃおうって思ったんだ。
だって、そっちの方が絶対マシだろ?
酒場には冒険者くずれのチンピラだって一杯いるんだから。

> クリストフにならガバッ!てされても、イヤじゃないよ?
だっ、だから俺様はそんなことしないってば!
まぁでも嫌じゃないならガバッとすることもヤブサカデハナイワケデ……

そ、そのときは宜しくお願いします!

> ペール=オロフは人間だったから…もし、クリストフが銃を使っていたら、同族を殺したことになってしまいます。
軍人なんて皆、望むと望まざるに関わらず、同族殺しの咎を負うことになるんだぜ。クシシ。
俺様だってそうなんだ。だから気にしない。
……アリガト。

それより、シェンリーの遠い仲間をこの手で殺めることにならなくて、よかった。

> ……ねえ……この後、お金を受け取りに街に帰る?
俺様の都合には付き合ってもらった。
なら、次はこっちが付き合う番だぜ。
このまま、渓谷の調査に合流しよう。
賞金は暫くしてからも貰える……とは思うし、ペール=オロフの残骸や小箱に入ってる手紙類とか、多少の証拠も持ってるからね。
690クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/12/09(金) 02:02:08.36 0
>>686
やっぱ士官学校時代の友達と先生かな。
進路は別々になっちゃったけど、同じ釜の飯を食って、苦楽を共にした人たちだからね。
巻き毛のドロテア、モヤシのプレグラン、元気かなぁ。
モモ先生は相変わらずボインボインかなぁ。クシシ!

>>687 ヘイラム
> ハハハ、こんな格好の人間が金を持っているように見えるかい?
後ろに国が付いてるなら、ある程度予算がおりてるのかなぁと……クシシ。

そうそう、竜退治の報酬はこの3人で等分するつもりだから、当分路銀の心配はしなくてすむぜ。
当の竜が砂になっちゃってるから、ギルドに提出する討伐の証拠としてはちょっと弱いんだけど、
他の材料でなんとか交渉してみせるよ。

> 危ない橋を渡るのも止む無しだろう。とはいえを無理しない程度にして欲しいものだ
今回は俺様も反省してるんだ。
竜相手に単身なんて無茶だったし、なにより、そんな事に関係ない2人を巻き込んじゃった。

> …今は息子が一人いる。
そっかぁ……ヘイラムさんはお父さんなんだ。
でも各地の調査が仕事になると、暫く家族とは離れ離れになっちゃうね。
早く任務に目処がついて、国元に戻れるようになるといいね。
手伝うからさ。俺様も。

…子供にはさ、両親の存在って大きいからさ。
無条件に頼れる人っていうか、頼ってもいい人っていうか。
そのうち国に帰れたらさ、できるだけ側にいてあげてよ。息子さんの。

> さて…私の仕事に関してだが…
> 空気があまりにも悪く人を寄せつけないこの洞窟の奥に何か隠してあるのかもしれない。
この渓谷に霧がたちこめる原因、あるいは亜人狩りの発端、帝国がここに派兵した理由……。
その鍵がこの奥にあるかもしれないってわけだ。

じゃあ進もう、ヘイラムさん!
もう何がでてきても俺様、驚かない自信はあるんだからねっ!
691名無しになりきれ:2011/12/09(金) 03:04:44.74 O
モモ先生「カタブレター♪」
692名無しになりきれ:2011/12/12(月) 23:48:49.07 0
もうすぐ容量475KBだけど進行ゆっくりめだし次スレはもう少し待ってもいいかもしれんね
693シェンリー ◆onIkYTAR5nuu :2011/12/14(水) 20:47:28.02 0
これで……安心して探索できますね。

>>686
あのお店の、店主さんに会いたいです。
無事に火竜の事件を解決できたこと……飛竜渓谷で起きていることについて、話したい……
あの人のほかに仲の良い知り合いがいないから、分かりきってる事だけど言わせてもらいました。

>>688 ヘイラム
(光が差したかのように明るい表情になる)
……うん、ありがとう……ございます。

だよね?素直に言ってくれた方が、辛さも半分ずつになるかもしれないです。
……でも、あいてに嫌われちゃうかもって考えたら、思ったことも口に出せないかも……
それに、正直なコト全部言うのも色々マズイってクリストフも言ってたし、人とお話しするのって難しいなあって思ってしまいます。
…でも原因を突き止めるまで、帰らないんでしょう?その……迷惑じゃなかったら、お手伝いしたい……
役に立たないかもしれないけれど、付いていかせてくれませんか?邪魔は……しませんから……
どうしても知りたいのです……どうして、こんなことになってしまったか。

平気で谷を全滅させるような人だから……手に入れた力を使えば、きっと酷いことがおきるのでしょう……
たくさん殺して力を手に入れて、その力でもっとたくさん殺して……どうするつもり?
(悲哀と不安に染まった瞳の奥にほんの少し怒気が垣間見えた)

>>689 クリストフ
へへ……だって、人の中に混じれなかったんだもん。
角と翼は大きいから目立つし、街の中を歩いてたら、みんな一斉にこっちを見るし……
いても立っていられなくて。

クリストフは、騙してじゃなくって、堂々と連れ去ったもんね。
竜を探してるって聞いたときは、驚いたけれど……優しい人だったね。へへ
もしもペール=オロフを探してなかったら、クリストフとも会えなかったのかな。
そう考えると不思議だよね。

他の動物達も、仲良くなるために毛づくろいをし合ったりするでしょう?
悪い気持ちが入ってなかったら、それはとっても嬉しいことだとおもうのです。
……?変なの……

うぅ……人間達の縄張り争いは、激しすぎると思う……
まるで殺すこと自体が目的になってるような……そんな錯覚をしてしまいます……
皆思ってることは同じなのに……家族や大切な人を守りたいって……
……うん、こっちもありがとう。

私も……この谷の異変を突き止めたいって……きっと、今までよりも大変だろうけれど、知りたい。
もしもこれ以上、変なことが起こるっていうなら……食い止めたいです。
箱や、砂は落とさないように、大切に持ってるんだよ?

>>691
面白い人……
クリストフの知り合いって、こんな人ばっかりなのかなぁ。
学校って……楽しそう……!

>>692
まだ、大丈夫……もしも落ちても避難所があります。
694名無しになりきれ:2011/12/15(木) 15:59:54.14 O
町は…滅んでいた!
695名無しになりきれ:2011/12/17(土) 18:25:49.03 0
696名無しになりきれ:2011/12/17(土) 18:25:59.83 0
697名無しになりきれ:2011/12/17(土) 18:26:10.66 0
698名無しになりきれ:2011/12/17(土) 18:26:21.05 0
699名無しになりきれ:2011/12/17(土) 18:26:31.54 0
700 ◆IgQe.tUQe6 :2011/12/17(土) 18:26:41.98 0
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701ヘイラム ◆Iqg2k4nNWI :2011/12/17(土) 22:48:14.70 0
二人を巻き込んでしまった…

>>690クリストフ
さすがに路銀程度なら持っている。
それに報酬は無用。君とシェンリーとで等分するがいい。

まったく関係ない?いやいやそんなことはないよ。
それに…私の方こそ君たちを巻き込んでしまってすまないと思っている…何もこのような事に関わる必要はないのに…

かたじけない…だけど危なくなったら逃げるんだ。ここで死ぬことはない。
だが……実は息子もこの帝国にいる。
帝国の交流との一環として留学事業が行われていてね、今は帝都に留学しているんだ。
今はこちらに住んでいる知人(妹夫妻)に時々は面会するよう頼んでいるが…やはりつらい思いをさせていような。
それなのに…これほど近くにいるのに…今の私はあれに安易に会うことも許されない身だ。
この任務が終わっても難しい。父親としては失格だよ。

>>691
カタブレター……タブレター…?
カカオのお菓子の事でござるか…?高級品でな…あまり食べたことがないな…

>>692
そうでござるな。時が来ればその時こそ…

>>693シェンリー
素直に本当のことを言うべきかは状況によるだろうね。

君も手伝ってくれるのか……すまぬ…
迷惑にはならないとも。だけど危なくなったら君もすぐに逃げるんだ。
仲間が死んでしまう事ほどつらいことはない…

(何かを考え込むような様子を見せ、それから首を振り)
…それを確かめる必要がある。果たしてどれ程我々は阻むことが出来たのか、あの者達が最後には何をするつもりかを…

>>693
滅びた町と言えばそれがしの隊長としての初陣の地でござる。

では行こうか、洞窟の奥に

壁に走る亀裂、明らかに人工のもの(例:箱など)を見つけたら教えて欲しい。
702クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/12/18(日) 20:54:22.90 0
「夜の毛づくろい」って……なんかエロくない?

>>691
俺様の知ってる先生は、そんなバズーカ持ち歩く人じゃないやい!
王立士官学校で教鞭を取ってる方のモモ先生なんだからねっ!

先生はさ、「あらあらうふふ」って感じでおっとりした性格なんだけど、体がもう凄げーの。
胸尻のデカさと腰のクビレが半端なくて、教師用の制服もパッツンパッツンなわけ。
モモ先生が開く講義のとき、最前列席は「かぶりつき」って呼ばれて、男子学生による熾烈な争奪戦が繰り広げられるんだ。

先生が歩くたびに揺れるおっぱいの臨場感、みんなにも是非味わってもらいたいよ!(興奮冷めやらぬ様子で)

>>692
なんかチキンレースみたい。クシシ。
容量ギリギリになったら、ここか避難所に一言レスして新しく建てればいいよな?

>>694
それどこ情報?どこ情報よー?
情報が流れてきたら、まず裏をとることだよ。
ただの噂か、確かな事実か、それとも風説の流布ってやつか?
面白がって無暗に吹聴しちゃ、ダメなんだからな!

カタカタカタ……

----------------------------------
いまどうしてる?   あと135文字
----------------------------------
夜の毛づk


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----------------------------------
Christophe_Loussier くりすとふ・るしえ
 どこかの街が滅んだらしいぜ!やべえなう!
 RT【拡散希望】>>694 町は…滅んでいた!
 #tyuusei_fantasy_sekai_sougou
 30秒前
----------------------------------
703クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/12/18(日) 20:56:29.39 0
>>693 シェンリー
> もしもペール=オロフを探してなかったら、クリストフとも会えなかったのかな。
うん、そうかも。
それどころか、ヘイラムさんにも、あの宿屋の店主にも会えなかったかもしれない。
でさ、もし俺様たちが出会ってなかったら……お節介な官憲にも、真っ裸のアサシンにも、盗賊たちにも、ダイワハウスみたいな箱にも、他のみんなにも、
……そしてペール=オロフにも、会えたかわからない。

出会いは偶然の賜物。
その偶然が折り重なったのが、俺様たちの旅路。
旅は楽しい。これから、もっと多くの人と出会えれば、もっと楽しい!

> 他の動物達も、仲良くなるために毛づくろいをし合ったりするでしょう?
……。
(ここで反応して「じゃあ今夜キミの髪の毛をベッドで毛づくろいするねペロペロ」とか言ったら
 絶対変態だと思われるな……。かといって無言じゃ変だし、なんて言ったらいいんだ……!)

ええと…毛づくろいって…

あのペロペロするやつ……?(やっぱり会話の選択間違えたーッ!)

> 箱や、砂は落とさないように、大切に持ってるんだよ?
むっ。
俺様を子供扱いするなよなッ!
これまでだって、ちゃんと一人でやって来れたんだ。
今更忘れ物や落し物なんてするわけ……あれ、箱どこいったかな……あれあれ…!?

> もしもこれ以上、変なことが起こるっていうなら……食い止めたいです。
シェンリーがそう願うんなら、それはぜったい叶うのだ。
なんたって名うての腕利きハンター、この俺様が付いてるんだからな!

……そうだろ相棒?クシシシ!
704クリストフ ◆pSc2XoBK8wZ2 :2011/12/18(日) 20:58:35.51 0
>>701 ヘイラム
> それに…私の方こそ君たちを巻き込んでしまってすまないと思っている…何もこのような事に関わる必要はないのに…
俺様、こんなナリしてるけど、義理はちゃんと通させてくれよな。
それにさ、これはヘイラムさんのためってだけじゃなくて、今後の俺様の評判に関わることでもあるんだ。
誰かと一緒に仕事をしようってとき、薄情な奴より、ふつう義理堅い奴を選ぶでしょ?クシシ。

> かたじけない…だけど危なくなったら逃げるんだ。ここで死ぬことはない。
それだけは心配無用だぜ!
俺様、逃げ足だけは誰にも負けないかんね。
色んな化け物とやり合ってきたけど、一人じゃどうしようもない事なんてザラだった。
そういうときは、一旦逃げて考えるんだ。
必要な物資が足りないのか、人手が足りないのか、情報が足りないのか……。

ヘイラムさんも、ヤバくなったら無理すんなよな。

> この任務が終わっても難しい。父親としては失格だよ。
げげぇ、国交が絡んでるのはちょっと厄介だな……。
でもそれが規則なら、しょうがないよ。息子さんだって分かってくれてる。
仕事だってそうだ。しょうがない。それで報酬を貰ってるわけだしね。

(――本当は、しょうがなくない。今すぐ、会いに行って――)

こんなときにテレポートの魔法が使えればすぐに会えるのに……今じゃ誰にも扱えないんだ。術式が難しすぎて。
ちぇっ……ホント、魔法使いは役立たずっと。
家族に会えるようになる魔法……なんてあったら、皆欲しがるのになぁ。クシシ。

(――皆じゃない。俺様が欲しいのに――)

> では行こうか、洞窟の奥に
そうそう、本格的に洞窟の捜索を始める前に、俺様なりに情報を整理してみたよ。何か間違ってる?

飛竜渓谷に起こったこと
1.以前は竜人や亜人が住んでいて、「保護区」だった。 >>676
2.彼らは渓谷内である種の「力」を振るえたが、その力を狙う勢力に滅ぼされてしまった >>623 >>668
3.その後、常に霧がかかるようになった。普通の霧ではなく、気力を奪う瘴気。 >>623
4.化け物が多く出没するようになった。 >>623
5.帝国が何かを探していた。今は引き払っている。 >>623 >>629
6.今滞在している洞窟に竜神(人?)の遺体があり、奥になにかありそうだ。 >>688
705名無しになりきれ:2011/12/18(日) 21:20:18.39 0
(片腕のない男と、その手下と思わしき男が一行の後ろからこっそりと入ってくる)
「ちッ…遅かったか、既に灰になっちまってやがる」
「…おい、誰かいる。見つかるとことだ、とっととずらかるぞ」
「フン、この宝玉が手の内にある限り、他の誰にもあの力は使えねえはずだしな…
 せいぜい無駄な探索でもしててもらうか」
「あいつらに最初の実験台になってもらうのも悪くはねえな?」
706名無しになりきれ:2011/12/19(月) 23:35:49.23 O
だが無慈悲に


第一部 完!
707シェンリー ◆onIkYTAR5nuu :2011/12/22(木) 09:59:22.35 0
このまま奥へと進むのですね。

>>694
本当?街が滅ぶなんて……自分の目で確かめないことには信じられません。
あ、でも……私の知らない、どこか遠い街は……滅んでいるかもしれませんね。
もしかしてそのことを言ってるのですか?

街が滅んだら、住んでいた人たちはどうするんだろう……旅人になるのかな。
自分ひとりだったらまだやっていけそうだけど、小さい子どもとか、お年寄りを連れていたら……すごく大変……
他の土地に上手く住み着けたらいいのですけれど……

>>701 ヘイラム
私もここのこと、知りたかったから……きっと、ヘイラムさんが付いてくるなって言ってても……
別々になって探していました。
人の世は、巻き込み巻き込まれですから……どんどん、巻き込んでください。
ヘイラムさんも、無理しないでね……死んでしまったら、任務もこなせないし……家族にも会えない……
私は……家族ってものがよくわからないし……それで寂しいって思ったこともないけれど……
クリストフを見ているとね、とても悲しそうな顔をするときがあるの。
親と子が仲良く歩いている所とか……すぐに元の調子に戻るけれどね。

できるなら……力を竜人達に返したい。
どこまでできるかわからない。でも、出来るだけのことは…やりたいです。
(いつになく毅然とした態度で言ってのけると洞窟の奥に広がる暗闇を見つめる)
708シェンリー ◆onIkYTAR5nuu :2011/12/22(木) 09:59:51.13 0
>>702 クリストフ
へへ、クリストフと出会ってから……楽しいことばかりだね。
実は、大変な状況になっても……心のどこかで楽しんでいるのかもしれないや。
官憲さんに追っかけられたり、ペール=オロフと向き合ったときも、すごく危ないことなのに、ドキドキわくわくする。
何もしなければ危ない目や辛い目に会うこともないけれど、こうやって色んなことに首を突っ込むのは、すごく楽しい!

それは「たびはみちづれよはなさけ」って言葉だよね。
私は他の人よりも色々と丈夫だから……たくさん巻き込まれて、たくさんであいたい。
悪い人がいても……一度は逃げずに、向き合ってみるかも。

……?なに、考えてるの?
(無言で考え込むクリストフに首を傾げて瞳を覗き込む)

>あのペロペロするやつ……?
……クリストフにも知らないことがあるんだね。
毛づくろいっていうのはね?ただペロペロするんじゃなくって、毛並みを整えたり、虫を取ってあげたりするんだよ。
上手く喋れない動物達にとって、仲良くなるために大切なことなの。
(フッと微笑んで得意げに解説する)
あ、人間でペロペロする事はないよね?

>今更忘れ物や落し物なんてするわけ……あれ、箱どこいったかな……あれあれ…!?
……その箱って、竜になる呪いが入ってるんだよね?
もしも誰かが中身を見ちゃったら……大変なことにならないかなぁ?
この渓谷に居るのって、私たちだけだとは限らないし……
(じとーっと咎めるような目で相手を見上げる)

へへ……ありがとう、クリストフ。そういってくれると、何でも出来そう。
(これまでの状況を纏めた文に目を通して小さくうなずく)
一目で今までのことがわかるね……えらいえらい。

>>705
ん……?
(男のささやく声と物音が聞こえて振り返ってみるが霧で良く見えない)
誰か居るのですか…?

>>706
もうちょっとだけ続きます。
新しい世界ができたら…もっといろんな人に出会えるかな。
709wiz忍者:2011/12/22(木) 10:45:07.48 0
久しぶりの彼だ
珍しく服を着ている。

あいあむてぃんかーーふんふふーん♪

おやぁ?イチャコラ君らもここまで来たか
まあいい…ついでに見極めさせてもらおう

片腕の男とその従僕「だった」物を谷底の奈落へさっさと蹴り落とすと

手に付着した血を払い、男の姿は霧のなかに掻き消えた。
710ヘイラム ◆Iqg2k4nNWI :2011/12/26(月) 22:57:15.05 0
>>704クリストフ
…よろしく頼む…

戦術の要は抑えているじゃないか、なるほど、化け物との戦いはお手の物のようだ。

逃げ方はわきまえているつもりだ。いざとなったらちゃんと逃げるよ。
…贖罪のためにも死ぬ訳にはいかんのだ…

…先ずはこの渓谷でやるべき事を終わらせよう。全てはそれからだ…
そういえばクリストフ、君は……孤児か……

テレポートなぁ…私自身使ったことは無いが…嫌な記憶しかないな…

(飛龍渓谷の状況まとめ)
すばらしい!全てその通りだ。
私がまとめるべきだったのだが…ありがとう…まったく不甲斐ないばかりだよ。

>>705
(振り返って物音のした方を見る。その表情は非常に険しい。)
遅かった…だと…そのようなことではないかと思ったが…うかつに動くのは危険か…

>>706
この地の調査が終われば町に向かおうと思う。様々な人物に会えるといいが。

>>707シェンリー
旅は道ずれ、とはよく言うね。
別々に動くよりも一緒に行動したほうが何かと安全だろうな…
わかった、じゃあ改めてよろしく、シェンリー

私は生まれた時に地元の占い師のお婆さんに占ってもらってね、それによると天寿だけは確実に全うできるそうだ。
だから多分ここで死ぬことは無いよ。

…クリストフは普段は気丈に振る舞っているようだけど…やはり人の子、無事生き延び、安心させてやらねばなるまい…

私もそうしたい、確かに力は魅力的なものだが、やはりあるべき形に戻すべきだ。

家族、か…私は…

>>709
殺気……!(警戒しつつも先程物音のした方へ走り出す)

……あの素早い身のこなし……それにこの手際の良さ……いったい何者だ…?
711ヘイラム ◆Iqg2k4nNWI :2011/12/27(火) 22:31:01.40 0
ううむ、これはいかぬ…
誤:旅は道ずれ
正:旅は道連れ

では皆の者、良いお年を
712名無しになりきれ:2011/12/29(木) 04:06:09.55 0
このまま奥へと進むのですね。

>>694
本当?街が滅ぶなんて……自分の目で確かめないことには信じられません。
あ、でも……私の知らない、どこか遠い街は……滅んでいるかもしれませんね。
もしかしてそのことを言ってるのですか?

街が滅んだら、住んでいた人たちはどうするんだろう……旅人になるのかな。
自分ひとりだったらまだやっていけそうだけど、小さい子どもとか、お年寄りを連れていたら……すごく大変……
他の土地に上手く住み着けたらいいのですけれど……

>>701 ヘイラム
私もここのこと、知りたかったから……きっと、ヘイラムさんが付いてくるなって言ってても……
別々になって探していました。
人の世は、巻き込み巻き込まれですから……どんどん、巻き込んでください。
ヘイラムさんも、無理しないでね……死んでしまったら、任務もこなせないし……家族にも会えない……
私は……家族ってものがよくわからないし……それで寂しいって思ったこともないけれど……
クリストフを見ているとね、とても悲しそうな顔をするときがあるの。
親と子が仲良く歩いている所とか……すぐに元の調子に戻るけれどね。

できるなら……力を竜人達に返したい。
どこまでできるかわからない。でも、出来るだけのことは…やりたいです。
(いつになく毅然とした態度で言ってのけると洞窟の奥に広がる暗闇を見つめる)


708 :シェンリー ◆onIkYTAR5nuu :2011/12/22(木) 09:59:51.13 0
>>702 クリストフ
へへ、クリストフと出会ってから……楽しいことばかりだね。
実は、大変な状況になっても……心のどこかで楽しんでいるのかもしれないや。
官憲さんに追っかけられたり、ペール=オロフと向き合ったときも、すごく危ないことなのに、ドキドキわくわくする。
何もしなければ危ない目や辛い目に会うこともないけれど、こうやって色んなことに首を突っ込むのは、すごく楽しい!

それは「たびはみちづれよはなさけ」って言葉だよね。
私は他の人よりも色々と丈夫だから……たくさん巻き込まれて、たくさんであいたい。
悪い人がいても……一度は逃げずに、向き合ってみるかも。

……?なに、考えてるの?
(無言で考え込むクリストフに首を傾げて瞳を覗き込む)

>あのペロペロするやつ……?
……クリストフにも知らないことがあるんだね。
713名無しになりきれ:2011/12/29(木) 04:06:27.71 0
このまま奥へと進むのですね。

>>694
本当?街が滅ぶなんて……自分の目で確かめないことには信じられません。
あ、でも……私の知らない、どこか遠い街は……滅んでいるかもしれませんね。
もしかしてそのことを言ってるのですか?

街が滅んだら、住んでいた人たちはどうするんだろう……旅人になるのかな。
自分ひとりだったらまだやっていけそうだけど、小さい子どもとか、お年寄りを連れていたら……すごく大変……
他の土地に上手く住み着けたらいいのですけれど……

>>701 ヘイラム
私もここのこと、知りたかったから……きっと、ヘイラムさんが付いてくるなって言ってても……
別々になって探していました。
人の世は、巻き込み巻き込まれですから……どんどん、巻き込んでください。
ヘイラムさんも、無理しないでね……死んでしまったら、任務もこなせないし……家族にも会えない……
私は……家族ってものがよくわからないし……それで寂しいって思ったこともないけれど……
クリストフを見ているとね、とても悲しそうな顔をするときがあるの。
親と子が仲良く歩いている所とか……すぐに元の調子に戻るけれどね。

できるなら……力を竜人達に返したい。
どこまでできるかわからない。でも、出来るだけのことは…やりたいです。
(いつになく毅然とした態度で言ってのけると洞窟の奥に広がる暗闇を見つめる)


708 :シェンリー ◆onIkYTAR5nuu :2011/12/22(木) 09:59:51.13 0
>>702 クリストフ
へへ、クリストフと出会ってから……楽しいことばかりだね。
実は、大変な状況になっても……心のどこかで楽しんでいるのかもしれないや。
官憲さんに追っかけられたり、ペール=オロフと向き合ったときも、すごく危ないことなのに、ドキドキわくわくする。
何もしなければ危ない目や辛い目に会うこともないけれど、こうやって色んなことに首を突っ込むのは、すごく楽しい!

それは「たびはみちづれよはなさけ」って言葉だよね。
私は他の人よりも色々と丈夫だから……たくさん巻き込まれて、たくさんであいたい。
悪い人がいても……一度は逃げずに、向き合ってみるかも。

……?なに、考えてるの?
(無言で考え込むクリストフに首を傾げて瞳を覗き込む)

>あのペロペロするやつ……?
……クリストフにも知らないことがあるんだ
714名無しになりきれ:2011/12/29(木) 04:06:45.35 0
このまま奥へと進むのですね。

>>694
本当?街が滅ぶなんて……自分の目で確かめないことには信じられません。
あ、でも……私の知らない、どこか遠い街は……滅んでいるかもしれませんね。
もしかしてそのことを言ってるのですか?

街が滅んだら、住んでいた人たちはどうするんだろう……旅人になるのかな。
自分ひとりだったらまだやっていけそうだけど、小さい子どもとか、お年寄りを連れていたら……すごく大変……
他の土地に上手く住み着けたらいいのですけれど……

>>701 ヘイラム
私もここのこと、知りたかったから……きっと、ヘイラムさんが付いてくるなって言ってても……
別々になって探していました。
人の世は、巻き込み巻き込まれですから……どんどん、巻き込んでください。
ヘイラムさんも、無理しないでね……死んでしまったら、任務もこなせないし……家族にも会えない……
私は……家族ってものがよくわからないし……それで寂しいって思ったこともないけれど……
クリストフを見ているとね、とても悲しそうな顔をするときがあるの。
親と子が仲良く歩いている所とか……すぐに元の調子に戻るけれどね。

できるなら……力を竜人達に返したい。
どこまでできるかわからない。でも、出来るだけのことは…やりたいです。
(いつになく毅然とした態度で言ってのけると洞窟の奥に広がる暗闇を見つめる)


708 :シェンリー ◆onIkYTAR5nuu :2011/12/22(木) 09:59:51.13 0
>>702 クリストフ
へへ、クリストフと出会ってから……楽しいことばかりだね。
実は、大変な状況になっても……心のどこかで楽しんでいるのかもしれないや。
官憲さんに追っかけられたり、ペール=オロフと向き合ったときも、すごく危ないことなのに、ドキドキわくわくする。
何もしなければ危ない目や辛い目に会うこともないけれど、こうやって色んなことに首を突っ込むのは、すごく楽しい!

それは「たびはみちづれよはなさけ」って言葉だよね。
私は他の人よりも色々と丈夫だから……たくさん巻き込まれて、たくさんであいたい。
悪い人がいても……一度は逃げずに、向き合ってみるかも。

……?なに、考えてるの?
(無言で考え込むクリストフに首を傾げて瞳を覗き込む)

>あのペロペロするやつ……?
……クリストフにも知らないことがあるん
715名無しになりきれ
このまま奥へと進むのですね。

>>694
本当?街が滅ぶなんて……自分の目で確かめないことには信じられません。
あ、でも……私の知らない、どこか遠い街は……滅んでいるかもしれませんね。
もしかしてそのことを言ってるのですか?

街が滅んだら、住んでいた人たちはどうするんだろう……旅人になるのかな。
自分ひとりだったらまだやっていけそうだけど、小さい子どもとか、お年寄りを連れていたら……すごく大変……
他の土地に上手く住み着けたらいいのですけれど……

>>701 ヘイラム
私もここのこと、知りたかったから……きっと、ヘイラムさんが付いてくるなって言ってても……
別々になって探していました。
人の世は、巻き込み巻き込まれですから……どんどん、巻き込んでください。
ヘイラムさんも、無理しないでね……死んでしまったら、任務もこなせないし……家族にも会えない……
私は……家族ってものがよくわからないし……それで寂しいって思ったこともないけれど……
クリストフを見ているとね、とても悲しそうな顔をするときがあるの。
親と子が仲良く歩いている所とか……すぐに元の調子に戻るけれどね。

できるなら……力を竜人達に返したい。
どこまでできるかわからない。でも、出来るだけのことは…やりたいです。
(いつになく毅然とした態度で言ってのけると洞窟の奥に広がる暗闇を見つめる)


708 :シェンリー ◆onIkYTAR5nuu :2011/12/22(木) 09:59:51.13 0
>>702 クリストフ
へへ、クリストフと出会ってから……楽しいことばかりだね。
実は、大変な状況になっても……心のどこかで楽しんでいるのかもしれないや。
官憲さんに追っかけられたり、ペール=オロフと向き合ったときも、すごく危ないことなのに、ドキドキわくわくする。
何もしなければ危ない目や辛い目に会うこともないけれど、こうやって色んなことに首を突っ込むのは、すごく楽しい!

それは「たびはみちづれよはなさけ」って言葉だよね。
私は他の人よりも色々と丈夫だから……たくさん巻き込まれて、たくさんであいたい。
悪い人がいても……一度は逃げずに、向き合ってみるかも。

……?なに、考えてるの?
(無言で考え込むクリストフに首を傾げて瞳を覗き込む)

>あのペロペロするやつ……?
……クリストフにも知らないことがある