エウロペア広場は白亜の塔の立っている廃墟の中にある広場の通称です
135 :
名無しになりきれ:2011/04/18(月) 18:13:43.37 0
>>133 ●余談
他スレで私のことをキチガイと言った奴がいたがそいつは私の何を見てるのか
まあここで言っても仕方ないんだろうけど
ミクシイまで見つけて粘着してくるんだからね
あなたたちの少数派にはぜひ良識ある態度を頼むよ
私はいいけど他の人が心配だ
>>54 元自治といったところ
今は何もしていないなりきりネタでは
>>53>>55-59 だおだお粘着されてかわいそうに
でもこんなの2chでは日常茶飯事だから別に大丈夫と思うけどな
しかしお前らはとってもケツめどの小さい奴ばかりだ
人は失敗して大きくなるものだとわかっちゃあいない
まあそんなこともわからぬ奴に言ったってしょうがないんだろうけど
●余談
他スレで私のことをキチガイと言った奴がいたがそいつは私の何を見てるのか
まあここで言っても仕方ないんだろうけど
ミクシイまで見つけて粘着してくるんだからね
あなたたちの少数派にはぜひ良識ある態度を頼むよ
私はいいけど他の人が心配だ
>>54 元自治といったところ
今は何もしていないなりきりネタでは
>>53>>55-59 だおだお粘着されてかわいそうに
でもこんなの2chでは日常茶飯事だから別に大丈夫と思うけどな
しかしお前らはとってもケツめどの小さい奴ばかりだ
人は失敗して大きくなるものだとわかっちゃあいない
まあそんなこともわからぬ奴に言ったってしょうがないんだろうけど
●余談
他スレで私のことをキチガイと言った奴がいたがそいつは私の何を見てるのか
まあここで言っても仕方ないんだろうけど
ミクシイまで見つけて粘着してくるんだからね
あなたたちの少数派にはぜひ良識ある態度を頼むよ
私はいいけど他の人が心配だ
>>54 元自治といったところ
今は何もしていないなりきりネタでは
>>53>>55-59 だおだお粘着されてかわいそうに
でもこんなの2chでは日常茶飯事だから別に大丈夫と思うけどな
しかしお前らはとってもケツめどの小さい奴ばかりだ
人は失敗して大きくなるものだとわかっちゃあいない
まあそんなこともわからぬ奴に言ったってしょうがないんだろうけど
「追わないの飛陽?」
離脱するシュリーフェンに対しミントが飛陽に聞いてくる。
「今はあれでいいでござる。下手に残られるよりは、でござるが」
これでどうにかこちらも味方の援護ができそうだと思ったが、空の方は体勢を立て直した
味方がなんとか優勢に立ちつつあった。
こちらは連携という点に難があり、上空にも不利になるような瘴気が漂っている。
その為やむを得ず空中で遭遇戦のようになるようグラハに進言したのだが上手く言ったようだ。
(烏合の衆でもこちらの方がやや上質だったようでござるな。さてそれよりも)
混乱の只中をどうにか突っ切った列車砲がついに精霊弾を発射することに成功する。
しかし打ち出された弾は着弾の後はうんともすんとも言わず沈黙を保ったまま地面に転がっており
ミントとグラハの通信からまんまとしてやられた事が判明する。
(これだけ大規模な工作ができるのに、早々に潰しに来なかったということは即ち、
ここでなるたけこちらの戦力を集め纏めて一掃することが狙いでござるか)
それはつまり、それだけのことが出来る戦力を持っているという自負があってのことだろう。
こんな作戦はハッタリでは絶対にできない、少なくとも空中の得体の知れないヴァーユや
地上で静観している地上部隊の数の合計は始めの時点でこちらよりかなり多かった。
だが問題はそこではなく、他ならない戦力というのは・・・
>飛陽さん!フィリップ!マハーカーラよ!!ここは踏ん張り時よ!
セラから入った通信に合わせて探して見れば、上空には以前と変わらぬ漆黒の異様がそこにあった。
「お早いお付きで・・・」
大型の黒い精霊機は塔へ近づいた者から先に、片っ端から撃墜していた。他の機体の動きにミスらしい
ミスも見られないがマハーカーラは綺麗なままだった。やはり並の化物ではないようだ。
こちら側はセラ、フィリップ双方も今の所は健在だがどう仕掛けるべきか
攻めあぐねているとマハーカーラは列車砲へ向けて攻撃を始める。そのまま精霊機を蹴散らしても
良さそうだが、列車砲が頼みの綱であることは重々承知らしい。
「どうあっても拙者たちはあれを使わざるを得ないでござるからな」
近寄る航空部隊を迎撃し列車砲を守ろうとする地上部隊を攻撃し釘付けにする。飛陽も支援に向かうと
聞き覚えのある重低音が辺り一帯に響き渡り先にいた部隊の装甲が次々に割れていく。
「なんだ、何をされたんだ!?」「割れる!機体が割れる!」「どこだ、どこに逃げれば・・・!」
「この間のアレでござるな。一人に絞っていないせいか、それとも単になぶっているのか威力は
僅かに抑えられているでござるが、どの道このままでは皆の機体がバラバラにされるでござる」
味方の布陣からダムルーの効果範囲の近くまで近寄ると飛陽はミントに準備をするように言う。
「アレで無効化できるの?」「厳密には効果の遅延がせいぜいでござるよ」
ミントにそう言うと、車体に横たわっていた巨大な音叉が立ち、表面のベアリングが徐々に回転し
擦れ合い耳障りな騒音を鳴らし始める。
飛陽のいる地点が金属音で埋め尽くされていく。
「ウズナリ機関、作動!」
擦れ合った音からギンというぶつかる音が消え次第にィィィィィンと静かに研ぎ澄まされていく。
「同じ波をぶつけなければ相殺は不可能、しかしそんなことはできない。しかし波が伝わる場を他の
音と波で埋め尽くし混線させることは可能でござる!」
既に人の可聴領域から出始めた辺りで味方に通信を入れる。
「警告でござる!今からあの音波攻撃に対抗する故通信を切っておかないと鼓膜がどうなっても知らんでござる」
車体にジェニファーからいつになく力を送り込まれる、これならばという気になってくる。
「音破砲<渦鳴>、発射!」
『 ッッッ!ギアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!』
既に飽和状態になった飛陽の辺りから列車砲方面の地上部隊の頭上へと押し出されだ音はヴォーチカの声に
増幅されて、強烈な残響音を伴い大音量で爆発すると急速に空間の音と線を膨張させあらぬ方向へと
追いやっていく。叩きつけられた音はビリビリ周囲に広まっては霧散していく。
「迂闊に聞いたらつんぼは免れないでござるよ」
結果は問えば全く別方向の機体にヒビが入ることもあれば、下にいた機体の幾らかはダムルーの影響を脱する
といった具合だった。力を溜めながら再度発声の準備に入る。
「さあ、もっぺん今の撃ってみろでござる!以前の拙者とはちょっと違うでござるよ!」
飛陽は注意を向けさせるつもりでマハーカーラに声を張り上げた。
【飛陽、渦鳴使用、辺りに大音量と僅かな衝撃波発声、マハーカーラと接触】
>おまけのつづき
サボテンは、草か木のどちらかと聞かれれば木である。昔々、ある森に偶然やってきた種があった。
それはとても弱く、本来なら森の中では生きられないはずだった。しかしこれまた偶然生き延びてしまった。
でもサボテンは、他の植物が養分にできるものができず、サボテンにとって森の大地は不衛生だった。
なんとか大きくなったけど、サボテンは森の中、生きづらさをずっと抱えていた。何とかしたいと思ったけれど
ここから一歩も動けない。ある日ある時、春が来て森の力が随分高まったことがあった。そんな時は仲間の中の
誰かが他の動物みたいになって、森とは別の場所で別の生き方をするようになるのを、彼女は知っていた。
彼女は仲間に必死に頼んで、自分に力を分けてもらった。だけど姿はサボテンのまま、他の子みたいに
上手くいかない。ゆっくりゆっくり森を出て、ちょっとずつ自分を増やしていった。普通の地面は汚くて、増えては
枯れて、枯れては増えた。サボテン仲間がいないから、自分で増えるようにならないといけなかった。
色んなことがあった後、彼女は変わった物を見る。動物じゃないものに乗って移動する動物を。
乗せてくれる動物もあまりいないサボテンには、その光景は刺激的で画期的だった。彼女はよくそれを見て
ちゃんとしたやり方や機械の決まりは分らなかったが、いじり方だけはなんとか覚えた。それは楽しくて
いつの間にか自分の事が気にならなくなる程に夢中になっていた。
それからしばらくして、捨てられた機械を見つけた。皆自分のを持っていて、彼女の分は見つからなかったから
とてもとても喜んだ。これでもっと遠くに行ける。もっと早く遠くに行けると。何より、機械はとても清潔だった。
勝手は違ったけど、いじってる内に機械は目を覚ました。名前もあって、その内生き生きし始めた。
サボテンは、植替えをしなければならない。他のサボテンに会い、種を落とし、土を替えるのにも、機械の存在は
大助かりだった。時には人に拾われたり、冬枯れしたこともあったけど、彼女はあちこちを旅した。楽しかった。
いつしか名前も手に入れて、サボテンはジェニファーになっていた。
そして彼女は帰ってきた。彼女は考える。あの日貰った力を返す時が来たのだと、自分の為に一度は
逃げ出したこの森に、帰る日が来たのだと。枯れる間際に放たれた花粉から森の声を聞いたジェニファーは
自分がずっと世話になった機械に声にならない声をかけた。
「いくのでござるな、・・・世話になったでござる」
彼の言葉を無言で肯定するともう一人の機械がこちらを見る。短い間だったが彼女を加えた旅も悪くなかった。
これを気に入っていたから、きっとお古でも喜んでくれるだろう。
機械の中から大地へ向かって飛び込むと、ジェニファーは瘴気に見舞われている森へと急いだ。
【ジェニファー、飛陽から分離、単身森の中へ、飛陽パワーダウン】
139 :
なりきり馬鹿をととのえ屋久島:2011/04/19(火) 22:32:25.97 0
>>136-138 ('A`)<鬱です……。
('A`)<懐かしいとですね、今回は自分はスレ主が居る間は関与してませんがね……。
('A`)<あの時はもう本人が戦う意志を決めてたので……。
('A`)<正直自分みたいに図々しく並の精神で無い人間くらいじゃないと荒らしは凹むものです……。
('A`)<本当に残念です……楽しみだったのに……。
('A`)<その方がここを見てたら使ってもらっても構わないくらいです、ここの名無しさんは素晴らしいとです……。
('A`)<ちなみにさくらさんは元気ですよ、義援金7万ポンと出せる人間は羨ましい……。
>633
('A`)<鬱です……。
('A`)<何だかこう書くとスクエニだけショボく見えますね……。
('A`)<ネトゲではサービス中止なのに、課金延期のサービスなんかしない所も多いとですし……。
('A`)<あ…そういやネクソが1億出すって言ってた……。
>634
('A`)<鬱です……。
('A`)<ああ〜ジュークサイトとですか……。
('A`)<カンガンスがヘリで上から原子炉に水を撒けとか……。
('A`)<原子炉が損傷するっての……。
('A`)<……でも放射能数値が基準を超えてたので戻ってきたということはやろうとしたんでしょうね……。
>635
('A`)<鬱です……。
('A`)<それも問題なんです……もうアメリケ産の味は安全性はともかく日本産に追いついてます……。
('A`)<その安くて不味くないコメを日本に流したら、日本の農家はどうなるでしょう?
('A`)<金持ちの外国人が日本のブランド※を食べ、日本人はメリケン※を食べる……。
('A`)<……皮肉な物です……。
>636
('A`)<鬱です……。
('A`)<……ちょ! ルシフェルさんマジ天使!!
('A`)<このようなのはいっぱいやって欲しいとです……。
('A`)<ルシ好きの友人にも紹介しておくとです……。
140 :
名無しになりきれ:2011/04/24(日) 10:40:18.34 O
おちんちんきもちいいお (´;ω;`)
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
>「さあ、もっぺん今の撃ってみろでござる!以前の拙者とはちょっと違うでござるよ!」
「その声は飛陽。やはり生きていたんだね」
精霊機マハーカーラは巨体を地上に落し飛陽と対峙した。
「あの時の答えはまだ変わらないのかい?返答次第では、僕は君のことを容赦はしないよ。
何故なら、すでにメドラウトは機械猿を生贄として儀式に成功しているからね。
もう僕たちは是が非でも君を欲しいってわけではないのさ。君に残された道は
僕たちの仲間になって機巧童子の一部として生きる道と、ここでスクラップになる道の二つだけ」
マハーカーラの両肩のダムルーが飛陽へ向けられる。
「空と森を見てごらんよ飛陽。機械猿の低脳には困ったものさ。
今、機巧童子は暴走気味でアストラル界の低層を召喚してしまっている。
森を侵食しているように見える精霊力は異世界そのもの。
簡単に説明するのなら、地獄が現世を喰らいながら成長しているという感じかな?
いや、機械の君には、世界が異世界に変換されてゆくと言ったほうがわかりやすいかもしれないね。
…きっと、人格をもった君なら猿よりもうまく機巧童子を操れるはずなんだけど」
ゆるやかに破壊音波が放射され、飛陽の機体を揺らす。
「脅しかも…。本当にアナタが不必要なら一気に壊してるはずよ…」
ミントは飛陽の中で身構えている。
機械人形と飛陽の逃避行は中国風娘によってルーデルにも伝えられてはいたが
まさか今この戦場で、飛陽の操席にミントが乗っているとはルーデルは考えていなかった。
返答次第では最大音波が飛陽を襲うことだろう。
142 :
ととのえ屋久島:2011/04/25(月) 15:29:11.55 0
>>141 ('A`)<鬱です……。
('A`)<懐かしいとですね、今回は自分はスレ主が居る間は関与してませんがね……。
('A`)<あの時はもう本人が戦う意志を決めてたので……。
('A`)<正直自分みたいに図々しく並の精神で無い人間くらいじゃないと荒らしは凹むものです……。
('A`)<本当に残念です……楽しみだったのに……。
('A`)<その方がここを見てたら使ってもらっても構わないくらいです、ここの名無しさんは素晴らしいとです……。
('A`)<ちなみにさくらさんは元気ですよ、義援金7万ポンと出せる人間は羨ましい……。
>633
('A`)<鬱です……。
('A`)<何だかこう書くとスクエニだけショボく見えますね……。
('A`)<ネトゲではサービス中止なのに、課金延期のサービスなんかしない所も多いとですし……。
('A`)<あ…そういやネクソが1億出すって言ってた……。
>634
('A`)<鬱です……。
('A`)<ああ〜ジュークサイトとですか……。
('A`)<カンガンスがヘリで上から原子炉に水を撒けとか……。
('A`)<原子炉が損傷するっての……。
('A`)<……でも放射能数値が基準を超えてたので戻ってきたということはやろうとしたんでしょうね……。
>635
('A`)<鬱です……。
('A`)<それも問題なんです……もうアメリケ産の味は安全性はともかく日本産に追いついてます……。
('A`)<その安くて不味くないコメを日本に流したら、日本の農家はどうなるでしょう?
('A`)<金持ちの外国人が日本のブランド※を食べ、日本人はメリケン※を食べる……。
('A`)<……皮肉な物です……。
>636
('A`)<鬱です……。
('A`)<……ちょ! ルシフェルさんマジ天使!!
('A`)<このようなのはいっぱいやって欲しいとです……。
('A`)<ルシ好きの友人にも紹介しておくとです……。
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
「機巧童子・・・それがあの異界を呼び出すカラクリというわけでござるな」
眼前に降り立った巨人から聞こえる声は不似合いな程涼やかで、談話のような気軽さを含んでいた。
こちらに注意を割かせつつ、離れたジェニファーにも何とか気付かれていない。ここまではいい。
ルーデルから差し出された二択は服従か破壊かを迫るものだったが、飛陽は意に介さない。
ダムルーからの敵意を伴った警報にミントが脅しの可能性を示唆するが、彼は彼で既に
ウズナリの再チャージを始めていた。待たせる気はあっても待つ気はなかった。
辺りには耳障りなくぐもった音が立ち込める。
「それにしても異な事でござる、拙者に向かって『生きていたか』とは流石は・・・」
すぐには答えずのらくらと返事をする中、言外に意思を匂わせて露骨に挑発をすると飛陽は
それとは別にフィリップとセラに向けて内密に通信を出す。
内容は不発に終わった精霊弾の起爆とルーデルの言った機巧童子とやらの破壊への打診だった。
地上と空中の戦力で動けるのはどちらかと言えば空中の方しかない。いつ壊されるかも知れない
膠着状態を刺激することはできない。機巧童子がなんなのかは分からないが、少なくとも今は
ルーデルを倒すことより優先すべきことのように思えた。
しかしここで彼を押さえておかないとそれらの達成もまた困難だと飛陽は判断した。
「飛陽、脅しかもって言ったけど、いきなりそんな風にしたら」
警告に対し威嚇で返す機体をミントは心配するが当人は何処吹く風といった態だった。
「ご安心めされい。ミント殿は拙者と装甲が異なる為これで壊れる心配はござらん」
そういう事ではないとミントは言いたかった。自分のことを考えてくれていたのは良いのだが
肝心の飛陽自身のことについては本人があまりにも無頓着すぎるのだ。それがミントには不満だった、
(ジェニファーは恐らく、一つでも多くの種や花粉を集めつもりなのでござろう。全てを助けることは
できずとも、種が尽きねば森を修復できる可能性があるでござるからな)
ならば、と飛陽は思う。なるべくジェニファーがそうできるように取り計らうのが、せめてもの餞だろうと。
その為に何をすべきかを考えると、黒い巨人を見る。
「お主はどちらがいいとも行ったでござるが、さっきも言ったでござるよ。もう一度撃ってみろと!」
シュリーフェンにも使ったアンカーを答えとして射出するが難なく掴まれてしまう。
「任務を遂行する。森も守る。此奴相手に両方やらねばならんのが、機械の辛い所でござる」
小さく一人ごちると飛陽は相手を睨んだ。
【飛陽、セラとフィリップに塔へ向かうことを打診、ルーデルにアンカー射出をするも取られる】
144 :
名無しになりきれ:2011/04/28(木) 23:12:15.23 0
>>143 >>472 わかりました。さてヴォーチカを入れるか否か。
474 名前:飛陽 ◆fLgCCzruk2[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 20:26:40
おっと失礼。上は私です。
475 名前:フィリップ ◆i3/u6CmHbc[sage] 投稿日:2011/04/08(金) 02:35:55
レス投下しました。
〉セラ氏
イラストありがとうございます!
まるで母と息子、みたいな雰囲気ですね。
最初、フィリップのイメージはギ○スのルル○シュだったので、そのイメージ通りの服装にしていただいて嬉しいです。
テンプルはまだ後日、投下させていただきます。
476 名前:セラ ◆eqAqXE3VMc[sage] 投稿日:2011/04/08(金) 15:59:58
>飛陽さん
よかったです。今日はすごく寝不足なので書けているかわかりません。
>フィリップさん
喜んでもらえて嬉しいです
477 名前:飛陽 ◆fLgCCzruk2[sage] 投稿日:2011/04/10(日) 21:56:08
レバーを戻しましたが大丈夫でしょうか。当方修正の用意ありなので
大丈夫でければ言って下さい。
>>476 書けてますよ。それと寝るのは大事です。ねないこだれだ
478 名前:セラ ◆eqAqXE3VMc[sage] 投稿日:2011/04/10(日) 23:01:17
>>477 だいじょうぶだよー
479 名前:セラ ◆eqAqXE3VMc[sage] 投稿日:2011/04/18(月) 16:34:28
小刻みに書いてごめんなさい
あとから読んでみたらロールが
うまく回ってないことに気がつきましたー
480 名前:飛陽 ◆fLgCCzruk2[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 22:15:54
大丈夫です。なんとかなってます。それとありがとうございます。
まさかこんな形でサボテン掘り下げることができるとは思ってませんでした。
ただ不安なのはレスがかさむことと、自分で設定を忘れてて、どこかで
食い違ってやしないかってことですw
481 名前:セラ ◆eqAqXE3VMc[sage] 投稿日:2011/04/25(月) 15:33:31
飛陽さん。遅くなってごめんなさい。フィリップさんはまた忙しくなっちゃったのかな?
三日ルールっぽいのが頭にあって、それと連結して土日に入っちゃったからけっこう開けちゃいました。
そして運が悪いことに書こうと思ったら自分の体調が最悪でしたというオチ…。
それと飛陽さんの書いたジェニファーちゃんのパートにじーんときました。
482 名前:飛陽 ◆fLgCCzruk2[sage] 投稿日:2011/04/28(木) 21:58:34
今回は控えめで投下。季節の変わり目だから喉とか熱とか
けっこうエラいことになるんですよね。お大事にどうぞ。早い遅いとか
あんまし気負わないでください。お願いですから。
ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです。かなり。
>「それにしても異な事でござる、拙者に向かって『生きていたか』とは流石は・・・」
「………ふん」
ルーデルは片眉をあげて、見下す感じで飛陽を見つめている。
何故なら彼は、勝利を確信しているから。これもシュリーフェンというスパイの御蔭だった。
餌を撒き終わり、すでに網で囲んでいる。あとはどれだけ掴み取り出来るかの問題だった。
風で雲が流れる。時も流れる。
飛陽はルーデルを威嚇していた。ミントは怖くなり飛陽をいさめたが――
>「ご安心めされい。ミント殿は拙者と装甲が異なる為これで壊れる心配はござらん」
と、これである。
(ちがうの。私はあなたの心配をしているの)
そう言いかけてミントは言葉を飲みこむ。今は飛陽を信じるしかないのだ。
>「お主はどちらがいいとも行ったでござるが、さっきも言ったでござるよ。もう一度撃ってみろと!」
と先に撃ったのは飛陽。
マハーカーラは唸り迫るアンカーを難なく受け止めると、飛陽ごと横に振り回し、握ったアンカーを放す。
周囲に重い破壊音が広がる。飛陽は土煙をあげ大岩に叩きつけられていた。
マハーカーラの凄まじい膂力。それとは逆にジェニファーという精霊力の源を失っている飛陽。
「でかいのは口と図体だけみたいだね?君はそこで寝てなよ。僕は君の口車には乗らないよ。
だって航空部隊に動きがあるみたいだし、もたもたしていると列車砲も息を吹き返してしまいそうだからね」
マハーカーラは鉄の翼をひろげると、背中の噴口から精霊力を放出させ飛翔する。
だがルーデルは気がついていない。崩れた岩の下で微かに鳴っていたアンカーを撒き戻す金属音に。
焦燥と過信。飛陽の中に人が入っていたとしたならば岩に叩き付けられれば気絶、もしくは死んだだろう。
しかし、飛陽に電気ショックでショートさせる以外に思考停止をさせる術はない。
列車砲に向かって飛翔したマハーカーラの左腕に、崩れた岩の暗がりから再び射出されたアンカーが撒きつく。
すると岩を跳ね除け飛陽が飛び出した。いや、マハーカーラに牽引されているのだから引きずり出されたと言うのが正しい。
「うっ!飛陽!!」
予期せぬ所で負荷が加わり操縦席で体を仰け反らせるルーデル。しかしそれでも、体勢を崩しながらも飛び続けるマハーカーラ。
飛陽はマハーカーラに牽引され空を飛んでいる。森の木々は遥か足下に見える。
「重いね。少しはダイエットをしたほうが良いんじゃないか?飛陽…」
ダムルーが鳴ると飛陽に最大破壊音波が放射された。
「飛陽さん!!」
白亜の塔に飛ぶセラたちの後方。マハーカーラによって空に引きずり出されているのは飛陽。
飛陽のピンチに後戻りをしようとしたセラだったが、前方からは敵精霊機ヴァーユの第二波が迫る。
見れば数倍に膨れ上がっている敵の空軍。
アストラルゲートから噴出される精霊力に混濁し、邪悪な魂が次々と召喚されているのだ。
邪悪な魂は白亜の塔の外壁に眠っているヴァーユたちに憑依し次から次へ、
亀の子のようにヴァーユを産み出し続けている。
今ここでセラが抜けたら航空部隊は全滅するだろう。
(飛陽さんなら、きっとだいじょうぶよ。信じなくっちゃ)
セラは祈る気持ちで操縦桿を前にたおした。
一方、列車砲。――精霊炉に生命が甦り、列車砲は蒸気を噴出させゆっくりと前進を始めていた。
「あの者を援護するのじゃ!」
と飛陽を指しグラハは叫んだが、メドラウトの地上部隊がこれ見よがしに列車砲に砲撃を開始。
地上の傭兵部隊も列車砲を守ることで精一杯だった。
147 :
飛陽:2011/04/30(土) 18:30:40.49 0
>>146 落ちている人格回路に気がついたチンポが、人格回路を優しく持ち上げ胸に抱きしめると
マンコがスカートの裾をひっぱった。ついて来いというのだろうか?
「ワカッタワ…ツイテ行ク…」とチンポが答えるとマンコはどこかへ走り出す。
「ちょっと!どこにいくあるか!?」すっかり存在を忘れられたリーフイ。
怒り心頭の中国風娘はミントの肩に手を乗せると背中から前方へ飛び出して二人を通せんぼ。でも…。
「ジャマシナイデヨ」
と体当たりをされて跳ね飛ばされ、道端でしばらく気絶することになる。
***************************
数分後。爆心地ではムラキたちが黙祷をしていた。
まわりには同士討ちをして果てたおびただしい数の機械猿の遺骸がある。
「死んじまったなんて、うそだろ飛陽…」「だからあん時逃げときゃよかったのに」
トムとディックが号泣していると、一人離れた位置から雨雲を見つめムラキが独語する。
「…飛陽。じきにオレもにそっちへいくぞ。機械と人間の魂があの世で会えるかはわからんが…。
その時はメドラウトの首を肴に一杯やろうではないか」
**************************
10日後。とある街道を闊歩するサボテンと機械人形。
青い空に白い雲。快晴だった。
遥か遠くで馬の足音が聞こえる。人には聞こえない音もミントには聞こえるらしい。
木陰に隠れて様子をうかがえば案の定メドラウトの手の者。白亜の塔にいた仮面の美少年たち。
塔に帰ったリーフイがミントのことをメドラウトに伝えていたのだ。
ドリランドをあとにして5日目の朝に仮面の美少年たちには一度見つかっている。
その時は運良く逃げることが出来たのだが、それがあってからミントたちは近づいてくる者すべてに警戒していた。
今日はそれが功をそうしたようだ。
馬が走り去るとジェニファーを先頭に再び歩きだすミントたちであった。
おちんちんきもちいいお(´;ω;`)
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
おちんちんきもちいいお(´;ω;`)
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
おちんちんきもちいいお(´;ω;`)
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
おちんちんきもちいいお(´;ω;`)
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
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(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
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おちんちんきもちいいお(´;ω;`)
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
おちんちんきもちいいお(´;ω;`)
おちんちんきもちいいお(´;ω;`)
僅かな滞空の後に限度を知らないかのような大揺れが二人を襲う。
「うあああ!」「がぅっ!」
それぞれ悲鳴と呻きを漏らしながら地面に着地するとルーデルはその場を後にしようとする。
「想定が役に立たない力でござる・・・」
アンカーを巻き戻しながら自身の損傷を確認する、もともと雑な作りが幸いしたのか使えなくなった
部分はまだないようだった。装甲表面には今の攻撃かなり傷んだがまだ戦闘に支障はなさそうだ。
(踏ん張れなかったとはいえ、いとも容易く拙者を投げるとは。しかし!)
がらがらと岩が崩れ落ち飛陽の上に覆い被さると、投げた方は空へと飛び発つ。追いすがる形で
放ったアンカーの第2射はかろうじて目標を捉えることに成功する。
しかし引きとめようとした所こちらが逆に空へと引っ張り上げられてしまい、しかも相手は体勢を崩しながらも
飛行し続けている。飛行型は空を飛べても砲戦型のような重装備はまずできず、それをやる場合は
要塞のような作りなるしかない。多少大型化したくらいでは到底クリアできない課題をマハーカーラは
やってのける。遅まきながら飛陽は目の前の規格外の力に焦りを覚えつつあった。
ルーデルも僅かに動揺した声を上げるがまだ余裕があった。それもその筈で相手は無傷であり空も
ヴァーユの第ニ波が飛び立ち地上も籠城同然の状態なのだ。逃げ場はなく現状はただ食い下がる以外の
何者でもない行為を繰り広げているに過ぎない。
「生き物扱いが過ぎるんでござるよ!」
巻きついたままのアンカーを巻いてマハーカーラに肉薄しようとすると再びダムルーが打ち鳴らされる。
>重いね。少しはダイエットをしたほうが良いんじゃないか?飛陽…
「飛陽!またあの音!」「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」「飛陽!」
機体がぎぃぎぃ音を立てる中で再度渦鳴を使用すると周囲へ音が炸裂し機体の崩壊が止んでいく。
(ジェニファー無き今この力比べの敗北は必定、だがそうでなくては狙えぬものがあるでござる)
弾き返した振動波の音が徐々に近くで聞こえてくるようになる。近い、このままでは音の包装が
剥がれ食い込んだ波に貪られるのも遠くない。
「飛陽、さっきもその大声でダムルーを凌いだようだけどこの距離ならどうだろうね」
安全圏は狭まり機体の端々、主に先程叩きつけられた場所にヒビが入り始める。
(まだ、まだもう少し)
目標をひたすらに見つめて耐える飛陽にルーデルの声が届く。
悲鳴を上げるヴォーチカの声が間近に聞こえてきた時、マハーカーラのダムルーに薄い傷が入る。
(来た!)
何の問題にもならない掠り傷が入ったのを見て飛陽は渦鳴の出力を調整してその距離を維持する。
渦鳴用のエネルギーを全て使うつもりで騒がしく、そして静かな空中戦を続ける。
混戦した空間内で自分を打ち消すような波にも合わず、あらぬ方向へ追いやられた振動波は別方向へ
飛び、時に変化しながら射程内で影響の出る機体を崩していく。当然空間を埋め尽くす音の量が多ければ多いほど
より外側へと追いやられる。
ダムルーを攻撃するには空間から追い出された振動波が目の前に来るように防御範囲を縮めなければ
ならなかったのだ、そして今ダムルーに入った傷を見て射程距離に入ったことを確認する。
後はダムルーに振動波を跳ね返せばいいのだが、この攻撃には欠点がある。
それはヴォーチカが振動波を打ち消せる波を解析して出せず、言ってしまえば大量に放たれた音で
くじ引きを行うしかないこと。言うなれば乱反射する振動波をダムルーに当てるという運任せ、
当てずっぽうにならざるを得ないことだ。
射程に収めてなるべく多く当たるように声を絞ったものの、自分も攻撃に晒されることになり、
車体側面がさらに割れていく。当然といえば当然だが機体の性能上飛陽の方が先にガタが来る、
あくまで狙いはこの太鼓だった。
「飛陽、離れて!このままじゃ・・・!」「このまま逃げたほうが助からないでござる!」
この至近距離では熱線は使えないと踏んで接近したのだ。残る攻撃は三叉戟とダムルーの二つ、
マハーカーラの攻撃のの中で最も特徴的かつ厄介な後者をなんとかできれば光が見えそうなのだと思った。
「我慢比べでござる、拙者声には自信があるでござるよ!」
それ故彼は敢えて残る道を選んだ。
【飛陽、ダムルーに対抗、機体全体にダメージ蓄積】
150 :
名無しになりきれ:2011/05/04(水) 22:32:54.48 0
>>149 落ちている人格回路に気がついたチンポが、人格回路を優しく持ち上げ胸に抱きしめると
マンコがスカートの裾をひっぱった。ついて来いというのだろうか?
おちんちんきもちいいお(´;ω;`)
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白亜の塔から迫るヴァーユの第二波と、味方の航空機隊が再び空で激突する。
中央で指揮を執るのがイスルギーン。左翼がセラ。
だが右翼のフィリップの姿がセラの位置からでは確認出来ない。
「はりゃ?フィリップは!?まさか、落とされた!?」
セラの胸は鋭い刃物で刺し貫かれたかのように痛んだ。
しかし王女は青年の消えた空から、すぐさま視線を外し眼前の敵だけに集中する。
乾坤一擲の勝負に遅疑逡巡は許されない。泣くのはこの戦いが終わってからだ。
そう心に誓い、セラは悲しみを振り払うかの如く機銃で敵を撃ち落してゆく。
一方、飛陽。
ヴォーチカの追加装甲にはパリパリと亀裂が走り始めていた。同時にマハーカーラのダムルーにも。
>「我慢比べでござる、拙者声には自信があるでござるよ!」
「そうね。あなたいい声してるもの。
でも、私も耳には自信があるんだけどヴァーチカから出てるこの声。
あの太鼓の音と合わないわ。
もっと綺麗なお歌を奏でるつもりなら半オクターブあげなきゃダメよ」
ミントは少しヴァーチカの音波を調整した。
「私、この音が好き。だって天空をつらぬくような綺麗なハーモニーなんだもの…」
すると…。マハーカーラのダムルーが金切り声をあげ爆ぜる!
くじ引きが大当たりしたのだ。真実というものはきっと美しい音を奏でるものなのだろう。
「飛陽!きっさまー!!」
ダムルーを破壊されたルーデルが怒声をあげ三叉戟を振りかざす。
「やったわ!飛陽!!」
それとは逆にミントは大喜び。操縦席で跳ねアンカーの撒き戻しスイッチをONにしてしまう。
ぎゅんぎゅんと撒き戻されるアンカーに二つの機体がますます距離を詰めると
三叉戟を振りかざしたマハーカーラの左半身にヴァーチカが激突。
「ぐはっ!!」
飛陽が退くと高をくくっていたルーデルは虚をつかれてしまう形となった。
いつの間にか飛陽の眼下の風景は廃墟となっていた。
そう旧王都である。中央には不気味な威圧感を纏い聳え立つ巨大な白亜の塔。
重なりあった二つの精霊機はコントロールを失ったままでありながら白亜の塔へと直進していたのだ。
ヴァーチカに密着されたマハーカーラは本来の揚力を徐々に失うと失速し廃墟へと堕ちる。
――ジェニファーは枯れ果ててゆく森の木々の枝越しに墜落する飛陽たちを見ていた。
「・・・・・(とびかげー)」
声にならないジェニファーの声。
機械のともだちは森を守るために、決して叶わぬであろう敵と戦い続けている。
ジェニファーは意を決し、集めた森の種をボス猿に託すと負の精霊力で侵食された死の大地へと歩を進めた。
(あのばしょへ、いく・・・)
ジェニファーは初めて機械に触れたあの場所へいくつもりなのだ。
ふらふらになりながらも死の大地を走り続けたジェニファーは、枯れ木に囲まれた井戸を見つけそこへ飛び込む。
ころころと長いこと転がった先には、一番初めに造った飛陽になる前の「とびかげ」が眠っていた。
ジェニファーは、そのままゴルフボールのように試作型の飛陽に収まると戦車を操り暗い坂道を駆け登った。
目指すはヴァーチカの体をもつ飛陽だ。
* * *
飛び交う無数の砲弾を脇腹にうけつつ、列車砲はトンネルへと突入。
数分前までの彼らの目的は第二砲撃ポイントである広場で再度砲撃戦を展開することだったが
スパイの存在が確認された以上、このまま作戦を遂行するのは愚策であった。
敵の目的は残存した王国の戦力を引きずり出し一掃することなのだろう。
作戦自体の阻止が目的ならば、列車砲に爆薬を仕掛け、走る前に爆発させれば済むことである。
やはり、メドラウトの地上部隊も必要以上に列車砲を追うことはないようだ。
これは明らかに罠が仕掛けられていることを意味していた。
グラハは、トンネル内部で交差するドリランド行きの路線で傭兵たちを降ろすと
単身、列車砲に乗り込み白亜の塔へとむかう。
彼は、不発に終わった爆弾を命にかえても爆発させるつもりなのだろう。
ガラガラと瓦礫を押しのけ立ち上がろうとしたルーデルは密着している飛陽に激怒した。
「人に逆らう機械めっ!!恥を知れ!!」
マハーカーラは飛陽を持ち上げると、噴口から精霊力を迸らせ
連なる建物を目標にし、ヴァーチカの顔面でそれらを砕くかのように押し続ける。
白煙の道が廃墟に刻まれる。
「きゃあああ」
終いにはミントの悲鳴。そして一際大きい衝撃音。
振り仰げば聳え立つ白亜の塔。ついに飛陽の顔面が塔の外壁へ押し込められたのだ。
「ふふふ…。機械にも破壊される恐怖はあるのかな?」
ルーデルは意地悪そうな笑みを浮かべ問う。
その傍ら、近くの外壁にはぽっかりと口を開けた大穴。
穴のそこに眠るのは不発に終わった列車砲の精霊弾だった。
【航空部隊(フィリップさんたち):精霊機ヴァーユと空戦を展開中】
【列車砲:グラハを一人乗せ単身で走行中。(傭兵部隊はドリランド方面へ撤退中)】
【飛陽さん:白亜の塔でマハーカーラと交戦中】
154 :
名無しになりきれ:2011/05/05(木) 21:53:36.50 0
>>151-153 落ちている人格回路に気がついたチンポが、人格回路を優しく持ち上げ胸に抱きしめると
マンコがスカートの裾をひっぱった。ついて来いというのだろうか?
「ワカッタワ…ツイテ行ク…」とチンポが答えるとマンコはどこかへ走り出す。
「ちょっと!どこにいくあるか!?」すっかり存在を忘れられたリーフイ。
怒り心頭の中国風娘はミントの肩に手を乗せると背中から前方へ飛び出して二人を通せんぼ。でも…。
「ジャマシナイデヨ」
と体当たりをされて跳ね飛ばされ、道端でしばらく気絶することになる。
***************************
10日後。とある街道を闊歩するサボテンと機械人形。
青い空に白い雲。快晴だった。
遥か遠くで馬の足音が聞こえる。人には聞こえない音もミントには聞こえるらしい。
木陰に隠れて様子をうかがえば案の定メドラウトの手の者。白亜の塔にいた仮面の美少年たち。
塔に帰ったリーフイがミントのことをメドラウトに伝えていたのだ。
ドリランドをあとにして5日目の朝に仮面の美少年たちには一度見つかっている。
その時は運良く逃げることが出来たのだが、それがあってからミントたちは近づいてくる者すべてに警戒していた。
今日はそれが功をそうしたようだ。
馬が走り去るとジェニファーを先頭に再び歩きだすミントたちであった。
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自らに発破をかける為に叩いた軽口にミントが同意を返した矢先に彼女はヴォーチカの声の
出力調整を変更した。するとどうだろう、誰の物ともつかない絶叫が女性の断末魔のようになったではないか。
ヒステリックなその声に充てられたかのように次いでダムルーが破壊される。
(ミント殿の好みが判らぬ!)
内心で慄いていると予想外の反撃に怒りを顕にしたルーデルが武器を振りかざす。
「っ不味い!離おわ!」
アンカーを切り離して距離を取るつもりが成果に喜ぶミントのはずみで逆にマハーカーラに突進してしまう。
ミントの突飛な感情の移り変わりに振り回されたものの結果的にはそれに救われた形だった。
仮にアンカーを切り離していれば、投げ放たれた三叉戟はあやまたず飛陽を貫いていただろう。
装着された盾のようになりながら揃って墜落すると、元の白い色を失いつつある街の亡骸が視界に
映り込む。やや外れの位置に落ちたとはいえ計らずも敵の本陣へ近づけたようだ。
体勢を立て直して距離を取ろうとするが先に起き上がったマハーカーラに板が立てかけられるように
車体を起こされて身動きが取れなってしまう。
>人に逆らう機械めっ!!恥を知れ!!
「否だ!それが武器<拙者>の意味なればこそ!」
反論したのも束の間、ルーデルはそのまま飛陽を力一杯押して、あちこちの壁や柱にぶつけ
砕きながら疾走していく。一歩も身動きできなくされたその場所は奇しくも当初の目的地であった。
既に多くの木々が枯れ果てた周囲にはアンカーを固定できる程のものは残っておらず、
残った力で声と機銃で壁を破壊しようとするが、火力と時間が不足しており唯一地面に接触している後輪
の力だけでは引き抜くまでには至らない。
この状態では窺い知ることはできないが、自分に止めを刺そうとしている相手は声から察するに
幾分かの余裕を取り戻していたようだった。
「生憎でござるよ、どちらにしても!」
タイミングを合わせて本体と車体の部分を切り離し、勢い良く突撃させるとその後ろには
あのカカシのようなヴォーチカが立っていた。
ヴォーチカ改は車体部分と変形したヴォーチカを強引にくっつけただけの機体である。
分離して変形しなおした手と白亜の塔で体を支え、車体を思い切り蹴飛ばして牽制に使ったのである。
「でもこれで丸腰よ飛陽、このままじゃ」「今のが最後っ屁でござるか」
進退窮まったその時だった。飛陽が『何か』に気付いたのは。懐かしい気配と、力と、存在を感じたのは。
彼女が来ている、どこかは分からないが近くまで来ていると。
「待て、主人が有る内は、でござるな」「飛陽、何を」
飛陽の言わんとしていることが判らずミントが聞き返すが返事をする前に、ルーデルが車体をどかして迫る。
それに合わせて、食らえと吠えるとヴォーチカの頭部が激しく光りだす。
攻撃用のアンジーライトを目眩ましに使い守勢に徹する。
残された力を光量に集中させることで視界を灼く程の光を放つ。光の中心にヴォーチカがいると
却って分かりやすいが直視できない光の中では致命的な攻撃を放つことは難しい。
できるはずのないヴォーチカ本体でのマハーカーラへの防戦を行うには目を奪う他無い。
彼女が近づいて来ていてもそれが精霊機に乗っているとは限らない。にも関わらず飛陽の頭脳はただ一つの
答え以外決して導き出す事はなかった。それは根拠のある答えでも、経験から来る勘でもない。
何故ならそれは彼にとっては絶対であったからだ。
『マズイぞ!殿下が危険だ!殿下を守れ!』
声色を変える偽りの警鐘を鳴らすと、トンネルの入り口でグラハを待ち伏せていた部隊や
防衛戦を構築していた砲撃部隊の注意をこちらに向ける。
しかし近くの壁には不発弾とルーデルがいる。彼らが援護できる地形ではないのだ。僅かに兵を
引き離そうとすると遠方の廃トンネルから列車砲が飛び出し、二重に虚を突かれた部隊が同乗している
グラハに蹴散らされる。一方でヴァーユはまるで聞こえていないかのように変化はない。
(一人でもいい!来い、集まれでござる!寄れば寄るほど拙者は見えなくなっていく!)
有らん限りのハッタリと小細工を以て二人は足掻いた。
「ジェニファーーーー!拙者はここにござるぞーーーーーーーーーー!」
【飛陽、ヴォーチカ本体に分離後に周囲に目眩ましと偽報、遠方にグラハ確認、ジェニファーに呼びかけ】
157 :
名無しになりきれ:2011/05/08(日) 23:14:13.36 0
>>156 ('A`)<鬱です……。
('A`)<懐かしいとですね、今回は自分はスレ主が居る間は関与してませんがね……。
('A`)<あの時はもう本人が戦う意志を決めてたので……。
('A`)<正直自分みたいに図々しく並の精神で無い人間くらいじゃないと荒らしは凹むものです……。
('A`)<本当に残念です……楽しみだったのに……。
('A`)<その方がここを見てたら使ってもらっても構わないくらいです、ここの名無しさんは素晴らしいとです……。
('A`)<ちなみにさくらさんは元気ですよ、義援金7万ポンと出せる人間は羨ましい……。
>633
('A`)<鬱です……。
('A`)<何だかこう書くとスクエニだけショボく見えますね……。
('A`)<ネトゲではサービス中止なのに、課金延期のサービスなんかしない所も多いとですし……。
('A`)<あ…そういやネクソが1億出すって言ってた……。
>634
('A`)<鬱です……。
('A`)<ああ〜ジュークサイトとですか……。
('A`)<カンガンスがヘリで上から原子炉に水を撒けとか……。
('A`)<原子炉が損傷するっての……。
('A`)<……でも放射能数値が基準を超えてたので戻ってきたということはやろうとしたんでしょうね……。
>635
('A`)<鬱です……。
('A`)<それも問題なんです……もうアメリケ産の味は安全性はともかく日本産に追いついてます……。
('A`)<その安くて不味くないコメを日本に流したら、日本の農家はどうなるでしょう?
('A`)<金持ちの外国人が日本のブランド※を食べ、日本人はメリケン※を食べる……。
('A`)<……皮肉な物です……。
>636
('A`)<鬱です……。
('A`)<……ちょ! ルシフェルさんマジ天使!!
('A`)<このようなのはいっぱいやって欲しいとです……。
('A`)<ルシ好きの友人にも紹介しておくとです……。
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
ヴァーチカの頭部が太陽の如く光り輝き、敵部隊に偽りの情報が流される。
光の中心付近にマハーカーラを補足したグラハは猪突し大剣を一薙ぎ。
マハーカーラは間一髪ズルリと巨体を滑らせ剣撃を掻い潜ると三叉戟を振りかざす。
「来たね勇者グラハ!その剣技もまだまだ衰えてはいないようだ!」
「おぬしは!やはりルーデル!!」
刃鳴りも高く火花が散る。絡み合う刃。ギリリと押し合う。
地に映る影が一つになる。
「何故じゃルーデル!?何故、王国に牙を剥く!!
このまま抵抗を続ければ、わしはお主を討たねばならぬ!」
瞬間、轟音が一つ。マハーカーラの巨体が尻餅をついた。
グラハの精霊機が、マハーカーラの胸郭に頭突きを繰り出していたのだ。
「くっ…」
鉄の翼を開き、マハーカーラは空に逃げる。そこへ目掛け遠くの空から迫る熱線。
大気を切り裂き迫る熱線の正体はセラのホーリークルセイド。
空がヴォーチカに負けず劣らず白く輝き、間一髪。
至近距離からのピナーカで熱線を相殺したのはマハーカーラ。
「もうやめて!兄様!!」
セラは、敵の空軍をイスルギーンたちに任せここへ来た。
「セラ」
ルーデルは静かな目でセラを見つめる。
「む!姫君じゃと!?」
瞠目するグラハ。三人と機械二人は、ついに白亜の塔で対峙した。
>「ジェニファーーーー!拙者はここにござるぞーーーーーーーーーー!」
「・・・・・!!(とびかげー!!)」
光源にむかい戦車は直走っていた。そう、太陽を目指して伸びる植物のように。
しかしその光源も近づけば近づくほど弱弱しくなり強さを失ってゆく。
「もう、ヴォーチカはもたないわ。数分で鉄の棺になる…。今のうちに脱出しましょう」
ミントは飛陽のコアとなる箱を手にとって、コードに手をかける。
「あ、そうそう。ヴォーチカにプログラミングして最後に何か自律行動を…。
えっと、そうね…。あの不発弾にしがみついて自爆とかはどう?」
そう言ってミントは飛陽の意識が宿る箱を手に持ち、点滅するヴォーチカの計器類にキス。
そして操縦席から人間離れしたジャンプを見せるとジェニファーに向かって一目散に逃走する。
主を失ったヴォーチカだったがプログラム通りに不発弾を目掛けゆっくりと歩いていく。
「ここよ。ジェニファー」
ミントが手をふると急停止する戦車。ミントは戦車に乗って飛陽を再びセット。
「あとは皆で逃げるだけね」
再び飛陽となった戦車の操縦席で、ミントは一息ついていた。
人間離れした動きをルーデルに見られていたことにも気がつかず。
* * *
「あれは機械人形!?」
ミントの存在に気がついたルーデル。だが背後のヴォーチカには気がついていない。
ミントはセラとグラハにヴォーチカの自爆のむねを内線で伝える。セラが横目で街道を見れば飛陽&ミントがいる。
「ちょっと強引過ぎじゃない?ミントさん」
「時は一刻を争うの。それに誰かが塔に入って不発弾を誘爆するよりもましだわ…」
「くっちゃべっておる暇はありませぬぞ姫君!敵軍も集結しつつあります。
わしが殿(しんがり)を務めますゆえ、撤退いたしましょう!マハーカーラとの勝負はあとまわしですじゃ!」
グラハが大剣を構えマハーカーラの注意をひくと、邪魔をするなとばかりにマハーカーラは三叉戟を構える。
「機械人形を逃すな!戦車だ!あの戦車を止めろ!!」
メドラウトの私設軍が本格的に動き出す。金に物を言わせASLから購入した最新型の精霊機。
宙に浮く箱たちは、分離機能を撤廃しコストダウンに成功した小型のホロウ・クロウラと言ったところ。
やはり手元には強く使いやすい駒を置いていたのだろう。レーザーターレットから無数の光槍が放たれる。
彼らは飛陽の足止めをするつもりらしいが、動きが止まってしまった時点で爆発からは逃れることは困難になる。
つまりゲームオーバーなのだ。
160 :
名無しになりきれ:2011/05/10(火) 21:53:12.17 0
>>158-159 ('A`)<鬱です……。
('A`)<懐かしいとですね、今回は自分はスレ主が居る間は関与してませんがね……。
('A`)<あの時はもう本人が戦う意志を決めてたので……。
('A`)<正直自分みたいに図々しく並の精神で無い人間くらいじゃないと荒らしは凹むものです……。
('A`)<本当に残念です……楽しみだったのに……。
('A`)<その方がここを見てたら使ってもらっても構わないくらいです、ここの名無しさんは素晴らしいとです……。
('A`)<ちなみにさくらさんは元気ですよ、義援金7万ポンと出せる人間は羨ましい……。
>633
('A`)<鬱です……。
('A`)<何だかこう書くとスクエニだけショボく見えますね……。
('A`)<ネトゲではサービス中止なのに、課金延期のサービスなんかしない所も多いとですし……。
('A`)<あ…そういやネクソが1億出すって言ってた……。
>634
('A`)<鬱です……。
('A`)<ああ〜ジュークサイトとですか……。
('A`)<カンガンスがヘリで上から原子炉に水を撒けとか……。
('A`)<原子炉が損傷するっての……。
('A`)<……でも放射能数値が基準を超えてたので戻ってきたということはやろうとしたんでしょうね……。
>635
('A`)<鬱です……。
('A`)<それも問題なんです……もうアメリケ産の味は安全性はともかく日本産に追いついてます……。
('A`)<その安くて不味くないコメを日本に流したら、日本の農家はどうなるでしょう?
('A`)<金持ちの外国人が日本のブランド※を食べ、日本人はメリケン※を食べる……。
('A`)<……皮肉な物です……。
>636
('A`)<鬱です……。
('A`)<……ちょ! ルシフェルさんマジ天使!!
('A`)<このようなのはいっぱいやって欲しいとです……。
('A`)<ルシ好きの友人にも紹介しておくとです……。
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
光を挟んで睨み合っていると、今度は駆けつけたグラハがルーデルと切り結ぶ。
重量型の機体でありながら、それでもマハーカーラの他の長所を封じながら押しこんでいく当たり
接近戦においては相当の手練れであると分かる。
軽量型なら機敏さで翻弄し、重量型なら力ずくで押すというのがそれぞれの基本的な接近戦のあり方だ。
しかし機体の長所がはっきりしている場合それを生かした戦い方をさせてもらうことは難しい。
言い換えれば相手の土俵で戦わないことが重要になってくるからだ。
充分に加速が乗っていたために接敵したグラハはそのまま数合打ち合った末に頭突きでダウンを奪う。
そして空へ逃れたルーデルをセラが狙い撃ちするも空に正視が困難なほどの陽炎が生じる。
(間一髪、どうやら首も繋がったようでござる)
3人のやりとりの隙に逃れようとする飛陽だがヴォーチカの体は軋む音を立てるばかりで動きは遅い
ままだった、このままではミントの言う通りになる。そう思い次の手を考えようとすると意識がぶつり、と切れる。
次に目を覚ました時には視点や感覚が随分懐かしいものに戻っていた。
「!動力切れでござるか!あ、危うく完全に落ちる所でござった・・・」
数十秒の間にこちらと向こう、機体の変更、味方の撤収準備に考察と理解が追いつかないでいると、
ミントからバックログとでも言うべき情報が送信される。説明の手間が省けるのが機械の旨みといった所か
「ジェニファー・・・」
状況が飲み込めると機械は帰ってきた主人の名を呼ぶ。消耗しきった体は今にも枯れ朽ちて
しまいそうだった。できたのか、できなかったのかはこの際問うまい。全く、自愛に欠ける植物である。
そう決めると飛陽は新しい自分の体に火を入れ、自覚し、掌握する。
それは偶然の一致なのか、それともジェニファーに纏わる因果なのか。この機体は飛陽タイプの雛形とも
言える機体だった。森の外で彼女が初めて見た機械。戦闘用として発掘されたいくつかの車両型を元に
通常の、作業用としての車両型が発展していった。その後車両型を戦闘用に改修したとき、この姿へと回帰
したのはある種の必然だったのかも知れない。
三両はないが不思議な力を感じる。ジェニファーからは然程力を送られていないが頼りなさはない。
目の前で這いずり目標へ近づいてゆくヴォーチカを見つつ後退を始める、ミントとセラ達と何やら話しているが
強引だと思うのは飛陽も同意だった。ただ気になったのはルーデルの反応の変わり様だ
「お主は本当にモテモテでござるな」
どうやら目的の器物らしいミントにこぼすと全速で走りだす。本来なら兄妹水入らずの一つもこさえて
やりたいが、それどころではない。歩きの時に比べてヴォーチカの進みがかなり早いのだ。
(最初っからああしていれば・・・)
そうは言ってももう遅い。逃げる先には無数の敵機がひしめいているのだ。
「各々方もお早く!巻き込まれてしまうでござるよ!」
敵の火線が自分に集中することが予想できると飛陽は自分の中の"古くて新しい力"に集中する。
「罷り通る!早速ヤルでござるよ!」
ジェニファーにもう少しだけ力を分けてもらい、状況を打破する為の術を使用する。
「いざ!火木遁、火<ホ>ノ嘘吹きの術!」
埃に塗れ苔生した車体はむしろ生き生きと野を馳せた。その背ににわかにフキの葉が芽吹き
大きな向日葵ほどの大きさに成長し密生する。
レーザーターレットから放たれた攻撃が当たったフキの葉は雨だれにしなるかの様にゆらめき、燃え広がる。
次々に注がれる光線を受け止めた葉は炎上し飛び陽炎を包む。
しかし次の瞬間、火の手が最大まで膨らむと大輪の火花をつけたフキの葉は空へと飛び散り、真っ赤に咲き誇る。
その間にも新たな葉が生えては燃えて、燃えては飛んで爆散するのを繰り返す。
元はと言えばいつかに遭遇したとある相手の使ってきた光学兵器に対抗するために編み出した技であったが
その傾向と対策がここで役立ったのは飛陽にしてもやや意外であった。
あまり高高度までは登らないため攻撃の役には立たないが防御面としての役割は充分にこなしている。
「やっぱりこの体は最高でござる!」「やっぱりこっちの方が似合ってるわね」
取り立てて武装らしき物も無く背中を丸焼けにして追っ手に撃たれながらも飛陽は歓声を上げた。
「自分」にとって全てがあるべき場所に戻った、自然な感覚に。
まだ離脱の済んでいない者の残る戦場を確認するとそこにはセラ達とルーデルの反応も含まれていた
(此奴等を何とかせねば、援護には行けぬか)
自分を追ってくる敵影は徐々にその数を増している。
【飛陽、逃亡中につき追手が多数、味方の状況確認、乗り継ぎ完了!】
163 :
名無しになりきれ:2011/05/13(金) 22:19:08.42 0
おちんちんきもちいいお(´;ω;`)
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
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(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
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(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
おちんちんきもちいいお(´;ω;`)
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
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(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
おちんちんきもちいいお(´;ω;`)
地上で身構えるグラハ。その精霊炉は熱く燃え蒸気が立ち昇っている。
60年来、数多くの修羅場を潜り抜け、老兵の命を守ってきた大盾にはたった今し方、幾筋もの深い亀裂が生じた。
数回斬り結んだだけだと言うのに、敵の三叉戟は鍛え抜かれた大盾を使いものにならなくしていたのだ。
白い髭の奥で口元がゆるむ。血が騒ぐ。勇者だったころ、少年だったころの気持ちが鮮明に甦る。
「さすがはティルネラントの王子。神憑っておる。
もう一撃受けておれば、精霊機ごと胴から上が無くなっておったわい」
グラハは大盾を切り離す。重い音。砂煙の下、自重で砕け散る大盾。
「邪魔をするなグラハ。お前は大人しく地べたを這いずり回っていろ」
グラハを一瞥し、ルーデルは空から視線で飛陽を射抜いた。
老兵は小さく舌をうった。
「流石に地上には降りてこんか。
倒すには爆発の中に放り込むしかないのかも知れぬ…」
独りごちるグラハを尻目に、ルーデルはセラとグラハを無視して飛陽の追撃を始める。
ルーデルの欲しているもの。それは機械人形ミント。
ここにいるグラハと空戦を続けているイスルギーンは機巧童子の秘密を知っていたのだろう。
だからこそ、凶行に走ったメドラウトが何をするのか予想し、この作戦を考えたのだ。
―――すでに兄と交わす言葉は、セラにはなかった。
陰謀と術策の蛇の巣である王宮で育った兄妹の心に差ほどの違いもなく兄の心も痛いほど分かる。
機械人形を土産にメドラウトと協力し、王国の覇権を手中に収める。
今までそんな考えも、幾度と無くセラの脳裏をよぎっていた。ボタンを一つ掛け間違えば、ルーデルは自分だったのだ。
ただ――
飛陽を追いかけるマハーカーラの背が、セラには滑稽にみえた。
「男って、我侭な生き物ね…」
セラはルーデルの死を望んだ。
「グラハ、あなたはトンネルまで逃げなさい!私は飛べる!だからだいじょうぶ!
飛陽さんたちも機械だから、そう簡単には死なないわ!!」
「うぬっ…姫君。……わかりましたじゃ!ご武運をお祈りいたしておりますぞ!!」
グラハは逡巡したのちトンネルへの道へと急ぐ。
* * *
廃墟の道を土煙をあげ疾走する飛陽。それを追いかけるのは量産タイプのホロウ・クロウラ。
背後にはマハーカーラ。飛陽にみるみるうちに追いつく。
ホロウ・クロウラから繰り出される無数の光槍で飛陽の背の植物が飛んでは爆ぜる。
土煙と混濁した植物の粒子が、追いかけるマハーカーラの機体に何度も浴びせられる。
意を決し、セラは背後からルーデルに言葉を投げつける。
「兄様。機械人形の尻を追いかけるのもよいのですが、少しは自分のなさってきたことを振り返ってみてはいかが?
塔に打ち込まれて不発に終わった精霊弾。今はどうなっているのかしら?」
ヴァーチカは、今まさに不発弾に抱きつこうとしていた。
自爆。ルーデルは一瞬で悟る。
ルーデルはマハーカーラの機体が軋むほど急激に反転させヴァーチカに迫る。
その時だった。漆黒の機体に異変が起きたのは。
マハーカーラから蛸の足の如くぐんぐんと生える森の植物たち。
飛陽の背に乗ってやってきた森の命が、機体を包み込み動きを止めている。
「これは?なんだッ!?」
揚力を奪われ地に落ちるマハーカーラ。噴口の炎に焼かれても何度も甦り絡みつく植物たち。
「そんな…。こんなものが!?」
植物の根はマハーカーラの心臓部。クリスタルに眠っているダイコクテンまで達していた。
そして――
ヴァーチカは雄たけびをあげ自爆。続いて精霊弾も大爆発。瞬間、白亜の塔は巨大な火柱に包まれる。
火柱は赤い空を吹き飛ばし、本来の青い空を甦らせ
続いて高エネルギー波が大地を掘削し津波のように廃墟を飲み込んでいった。
166 :
名無しになりきれ:2011/05/14(土) 18:47:14.51 0
>>164-165 ('A`)<鬱です……。
('A`)<懐かしいとですね、今回は自分はスレ主が居る間は関与してませんがね……。
('A`)<あの時はもう本人が戦う意志を決めてたので……。
('A`)<正直自分みたいに図々しく並の精神で無い人間くらいじゃないと荒らしは凹むものです……。
('A`)<本当に残念です……楽しみだったのに……。
('A`)<その方がここを見てたら使ってもらっても構わないくらいです、ここの名無しさんは素晴らしいとです……。
('A`)<ちなみにさくらさんは元気ですよ、義援金7万ポンと出せる人間は羨ましい……。
>635
('A`)<鬱です……。
('A`)<それも問題なんです……もうアメリケ産の味は安全性はともかく日本産に追いついてます……。
('A`)<その安くて不味くないコメを日本に流したら、日本の農家はどうなるでしょう?
('A`)<金持ちの外国人が日本のブランド※を食べ、日本人はメリケン※を食べる……。
('A`)<……皮肉な物です……。
>636
('A`)<鬱です……。
('A`)<……ちょ! ルシフェルさんマジ天使!!
('A`)<このようなのはいっぱいやって欲しいとです……。
('A`)<ルシ好きの友人にも紹介しておくとです……。
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
「ええい、しつこいと言うに!」
狙って火の花を飛ばすことで徐々に追手を減らしてはいたが能率が上がらず飛陽が焦れた声を挙げる。
回避運動を取りながらの迎撃は否応なく退避する速度を遅らせる。それでも到達目標だった白亜の塔を
通り過ぎて大分距離を稼いだはずだった、しかし
「飛陽、来た!」
自分に価値が無くなったかと思えばルーデルは、今度はミントに執着があるようだった。
望みのものが尽く目の前に現れては反抗してくる辺り相当運が悪い。だがそれが逆にこの男に
今日までの執念を育んだのだろう。
多少の被弾は已むを得ないと直線で逃げようとするがそれでも距離が稼げない。
その時排気口から濃い土煙が一気に吹き出す。飛陽はメンテもしていない機体が異物でも吐き出した
のかと思ったが、これはジェニファーが個人的に行なったものだった。
ただその煙を物ともせずに、あと少しという距離まで迫るとマハーカーラが急旋回した。セラが何かを
ルーデルに言ったようだった。飛びついていった先にはヴォーチカがいる。何を思ったかは想像が付いた。
ここで追いつかれるのも不味いがヴォーチカが破壊されるのもまた問題だった。
>これは?なんだッ!?
あと一歩の所で驚愕の声が聞こえ、見やるとマハーカーラに次々と植物が根を張っていくではないか。
少なくともあのような武装は飛陽には搭載されていない。仲間を活かそうとするジェニファーの
苦肉の策だった。
植物は生きることに関しては貪欲なまでにポジティブである。力の正体や聖邪に関係なく自分たちを
活かすための糧としてしまう。マハーカーラほどの力を持った者ならばその勢いも凄まじいものとなる。
ついに動きを止められた漆黒の巨人の前で、老人が断末魔の声を響かせると次の瞬間、その場の
全ての者が押しのけられるような、その空間から追い出されるかのような衝撃波と熱波に打たれる。
「ああああぁぁああああっ!」「くおおぉぉぉおぉ!」
回線が焼ききれそうな中で飛陽は飛ばされないように堪えるのに必死だった。
空中では高度が足りなかった者や上手く対処出来なかった者が次々と吹き飛ばされていった。
正しく視認できたのは火柱が塔を飲み込んだ所までで、その他の事は分からない、
今となってはただもうもうと辺りに黒煙と爆発の余韻が残るばかりだった。
そこには以前の白さ等はどこにも見当たらなかった。
「や、やったでござるか・・・」
飛陽は誰に言うでもなく確かめるように呟いた。
【飛陽、熱波の耐えた後にルーデルの撃破を確認しようとする】
168 :
名無しになりきれ:2011/05/17(火) 22:02:01.01 0
>>167 tyun_kichi .ちゅん吉.
@ @Stripes_WA よろしくぅ!!
5月15日 お気に入り リツイート 返信 ≫
tyun_kichi .ちゅん吉.
11時くらいにプラント収穫しますよ!!
5月15日 お気に入り リツイート 返信 ≫
tyun_kichi .ちゅん吉.
@ @Stripes_WA うぇい!ありがとうさぎ…!
5月15日 お気に入り リツイート 返信 ≫
tyun_kichi .ちゅん吉.
ねぇ待ってwwwwぷりたものついったのプロフィールwwwwつらい!!!!
5月15日 お気に入り リツイート 返信 ≫
tyun_kichi .ちゅん吉.
ちゅんさん今日カラオケから参加でも大丈夫かな…orz 体力がやばい
5月15日 お気に入り リツイート 返信 ≫
tyun_kichi .ちゅん吉.
@ @pplplplpplp がんばってら…\(^o^)/!!
5月15日 お気に入り リツイート 返信 ≫
tyun_kichi .ちゅん吉.
@ @nurunurumuru いびきとか聞いてない聞いてない
5月14日 お気に入り リツイート 返信 ≫
tyun_kichi .ちゅん吉.
@ @nurunurumuru 見事に…
5月14日 お気に入り リツイート 返信 ≫
tyun_kichi .ちゅん吉.
さっき通話入れなくてごめおおお\(^o^)/
5月13日 お気に入り リツイート 返信 ≫
tyun_kichi .ちゅん吉.
@ @pplplplpplp なん…だと…www泣くほど甘いの作ってったるな(^ω^b)グ
5月13日 お気に入り リツイート 返信 ≫
tyun_kichi .ちゅん吉.
@ @pplplplpplp おうお菓子くらいなら作ってくよ冬!…アッ、、なおちゃん甘いのだめだったっけw
5月12日 お気に入り リツイート 返信 ≫
tyun_kichi .ちゅん吉.
パイ生地伸ばすのすげー上手くなったし(白目)
5月12日 お気に入り リツイート 返信 ≫
tyun_kichi .ちゅん吉.
@ @Stripes_WA だいぶ違うなwww
5月12日 お気に入り リツイート 返信
【おちんちんぺろぺろぽん】
とてつもない爆発。セラはセラフィーの光の翼で飛陽を包み込み守る。
>「や、やったでござるか・・・」
「そうね…。やったみたいね…」
爆発で、大地を削った精霊弾は巨大なクレーターを生み出していた。
白亜の塔という電波塔を失ったヴァーユたちも元の石像へと戻り地に落ちてゆく。
溶けかけた白い月が蒼天に浮かびあがっている。
冷たい空を見上げ、王女はかなしい気持ちに包まれた。
もうこの世に兄はいない。メドラウトも。
力の大半を内部抗争に費やした王国も義勇軍に大敗するだろう。
すべては終わるのだ。
「あ。あれを見て」
機械人形が指をさす。目を移せばそこには小さな森。
マハーカーラの残骸から、ダイコクテンの精霊力によって森の木々が芽を吹いていたのだ。
いつの日か森は甦るだろう。遠いいつの日にか。
「昨日の花は、今日の夢…」
誰の言葉か。ミントはつぶやいた。
>>169 スカID:sasimi_rage
寂しいので話し相手なって下さいカス野郎w
光が瞬くまでの僅かな間に多くのことがあった。
「高度を上げよ!負傷している者は肩を貸してやれい!吹き飛ばされるなよ!」
グラハから連絡を受けたイスルギーンが撤収の指揮を執り、味方が去っていくその一方で、
白亜の塔ではメドラウトが静かに機巧童子を見上げていた。
「遅かれ早かれ、こうなるのはわかってたでおちゃる。終わりの形がここに現れただけのこと・・・・・・」
真っ黒な殻の中が真っ白に照らされて行くにつれ、ある男の目が暗く閉じていく。
瞼の裏側に、今日まで景色を繰り返しながら
----------------------------------------------------------------------------------
今を迎えるより少し前、踏ん張りきれずに飛ばされかけた飛陽たちの前に、セラフィーが降り立ち
翼を広げる。車体を固定していた根も何とかちぎれずに済む。
かたじけないと礼を言うと、飛陽があることに気づく。
(・・・・・・ん、これは、あ、明らかに時間が早く進んでいるでござる、いったいこれは・・・・・・!)
白一色の外を窺い知ることはできず、ただ内部時計が本来では有り得ない速度で時を数えていた。
故障かとゆっくり数えようとするが、機械である飛陽の時間も同様に加速してしまい確認できない。
代わってジェニファーがゆっくり数えると一秒あたりにかなり時間が経過していることが判明する。
(と、時がきし、む・・・・・・!)
やがて白い暗幕が開かれると、先程までいた戦場が一介の荒野へと変じており、空には
太陽に代わり月が登っていた。
戦いと爆発の余韻から気付いた者は少ない、というよりそもそもこの場に無事でいる者が極少数だった。
白亜の塔が消えて、それに伴い機巧童子とゲートが閉じた際に元に戻ろうとした世界が
時間までも引き寄せたのだろうか、今となっては分からないことだった。
セラが自分の言葉を受けて戦いの終わりを告げる。
あれもこれもと欲しがった子どもは、結局何を手に入れることもなく最後の眠りに付いたらしい。
何も残っていない地に、石の雨が振ったもののそれも直ぐ止んだ。
ミントの小さな呟きを聞きながら周囲を見渡すと、勝利を感じさせないセラフィーの姿を見つけた。
その理由はこれまでのマハーカーラとの間にあった会話から、なんとなく察しが付いた。
何に答えるでもなく、飛陽もまた、呟く。
「人は一人では生きられぬ、とは良く言うでござるが、あれは事実にござる」
ゆっくりと、淡々と
「一度この世に生まれれば、必ず人から嫌われ、そして恨まれる。
それ故に、人は一人では生きられぬ、人は一人では生きられぬのでござるよ」
ー夢々お忘れあるなー
静かにそう告げると新たな息吹に視線を移す。生き物とは容赦の無いものだ。あれだけの
猛威を振るった相手の亡骸にさえ、遠慮など無しに根を張るのだ。
人気も消えて冷え始めた夜気を車体に頬張りながら、彼は帰り支度をする。
「・・・・・・一応はこれで此度の遠征は完了でござる、これからミント殿は如何なさるおつもりか」
聞けばミントは出撃前と変わらぬ答えを、前よりは温度が感じられる言い方で言ってくる。
容赦がないと思いながら、今度はセラに聞く。
「お主はどうするのでござるか」
聞いてどうする分けでもない。自分は帰るが、彼女はどうするのか、そんな意図さえ含まない
素朴な疑問だった。
戦場跡に流れる風は止むことを知らずに吹き続けている。だがその中に
季節の変わり目を知らせる匂いがあったことに、サボテン以外に気付いた者はいなかった。
173 :
名無しになりきれ:2011/05/21(土) 02:05:38.70 0
>>171-172 ('A`)<鬱です……。
('A`)<懐かしいとですね、今回は自分はスレ主が居る間は関与してませんがね……。
('A`)<あの時はもう本人が戦う意志を決めてたので……。
('A`)<正直自分みたいに図々しく並の精神で無い人間くらいじゃないと荒らしは凹むものです……。
('A`)<本当に残念です……楽しみだったのに……。
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
砕け散った白亜の塔の土台が、水盤の如く零れ落ちる月明かりを集めていた。
今や月の光を浴びた風景は雷光に浮かび上がる一枚の絵のようだ。
明るいところでは輪郭がなく、暗いところだけが不自然な彫刻の群を成す。
>「お主はどうするのでござるか」
戦車の問いに沈黙が落ちる。
何か非常に壊れやすい貴重なものを支えているような沈黙が。
王女は沈思し、自分に言い聞かせるようにゆっくりと答えた。
「王国へ帰ります。メドラウトの反乱で混乱した祖国を鎮静しなければなりません…」
冷淡な声だった。
そこには、世を忍ぶ仮の姿のセラはなく、ティルネラント王国第四王女の姿があった。
ただ―――その心は飛陽たちへの思いであふれている。
政争から逃れたセラが、孤独な戦場で出会った友人たちへの思いが……
彼女は夜空を見上げ、心に浮かぶ言葉を口にする。
「ありがとう」
それが最後の言葉だった。
精霊機セラフィーは光の翼を広げ、風を掴むと東の空へ一瞬で消える。
東の空。星の集団から離れて、一際輝く一つの星がみえた。
東方の占星術によればそれは獅子の牙を司る。
天に輝く獅子の牙は力強く孤高に輝いていた。
――――それから幾許かの時が流れる。
エウロペアではゆるやかな変革が訪れていた。
終戦を契機にエウロペアから離れ東の大陸に渡る者たちがいた。
彼らは開拓民として生きる道を選んだ者たちである。
また、エウロペアに残って生きる者たちもいた。
どちらにしても彼らには一点の曇りもなかった。
戦争は終結し、彼らには無限の未来が拓けていたからである。
176 :
名無しになりきれ:2011/05/25(水) 03:13:15.63 O
>>156 ('A`)<鬱です……。
('A`)<懐かしいとですね、今回は自分はスレ主が居る間は関与してませんがね……。
('A`)<あの時はもう本人が戦う意志を決めてたので……。
('A`)<正直自分みたいに図々しく並の精神で無い人間くらいじゃないと荒らしは凹むものです……。
('A`)<本当に残念です……楽しみだったのに……。
('A`)<その方がここを見てたら使ってもらっても構わないくらいです、ここの名無しさんは素晴らしいとです……。
('A`)<ちなみにさくらさんは元気ですよ、義援金7万ポンと出せる人間は羨ましい……。
>633
('A`)<鬱です……。
('A`)<何だかこう書くとスクエニだけショボく見えますね……。
('A`)<ネトゲではサービス中止なのに、課金延期のサービスなんかしない所も多いとですし……。
('A`)<あ…そういやネクソが1億出すって言ってた……。
>634
('A`)<鬱です……。
('A`)<ああ〜ジュークサイトとですか……。
('A`)<カンガンスがヘリで上から原子炉に水を撒けとか……。
('A`)<原子炉が損傷するっての……。
('A`)<……でも放射能数値が基準を超えてたので戻ってきたということはやろうとしたんでしょうね……。
>635
('A`)<鬱です……。
('A`)<それも問題なんです……もうアメリケ産の味は安全性はともかく日本産に追いついてます……。
('A`)<その安くて不味くないコメを日本に流したら、日本の農家はどうなるでしょう?
('A`)<金持ちの外国人が日本のブランド※を食べ、日本人はメリケン※を食べる……。
('A`)<……皮肉な物です……。
>636
('A`)<鬱です……。
('A`)<……ちょ! ルシフェルさんマジ天使!!
('A`)<このようなのはいっぱいやって欲しいとです……。
('A`)<ルシ好きの友人にも紹介しておくとです……。
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
176 名無しになりきれ 2011/05/25(水) 03:13:15.63 O
>>156 ('A`)<鬱です……。
('A`)<懐かしいとですね、今回は自分はスレ主が居る間は関与してませんがね……。
('A`)<あの時はもう本人が戦う意志を決めてたので……。
('A`)<正直自分みたいに図々しく並の精神で無い人間くらいじゃないと荒らしは凹むものです……。
('A`)<本当に残念です……楽しみだったのに……。
('A`)<その方がここを見てたら使ってもらっても構わないくらいです、ここの名無しさんは素晴らしいとです……。
('A`)<ちなみにさくらさんは元気ですよ、義援金7万ポンと出せる人間は羨ましい……。
>633
('A`)<鬱です……。
('A`)<何だかこう書くとスクエニだけショボく見えますね……。
('A`)<ネトゲではサービス中止なのに、課金延期のサービスなんかしない所も多いとですし……。
('A`)<あ…そういやネクソが1億出すって言ってた……。
>634
('A`)<鬱です……。
('A`)<ああ〜ジュークサイトとですか……。
('A`)<カンガンスがヘリで上から原子炉に水を撒けとか……。
('A`)<原子炉が損傷するっての……。
('A`)<……でも放射能数値が基準を超えてたので戻ってきたということはやろうとしたんでしょうね……。
>635
('A`)<鬱です……。
('A`)<それも問題なんです……もうアメリケ産の味は安全性はともかく日本産に追いついてます……。
('A`)<その安くて不味くないコメを日本に流したら、日本の農家はどうなるでしょう?
('A`)<金持ちの外国人が日本のブランド※を食べ、日本人はメリケン※を食べる……。
('A`)<……皮肉な物です……。
>636
('A`)<鬱です……。
('A`)<……ちょ! ルシフェルさんマジ天使!!
('A`)<このようなのはいっぱいやって欲しいとです……。
('A`)<ルシ好きの友人にも紹介しておくとです……。
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
保守
>>178 177 名無しになりきれ sage 2011/05/29(日) 03:01:37.02 O
176 名無しになりきれ 2011/05/25(水) 03:13:15.63 O
>>156 ('A`)<鬱です……。
('A`)<懐かしいとですね、今回は自分はスレ主が居る間は関与してませんがね……。
('A`)<あの時はもう本人が戦う意志を決めてたので……。
('A`)<正直自分みたいに図々しく並の精神で無い人間くらいじゃないと荒らしは凹むものです……。
('A`)<本当に残念です……楽しみだったのに……。
('A`)<その方がここを見てたら使ってもらっても構わないくらいです、ここの名無しさんは素晴らしいとです……。
('A`)<ちなみにさくらさんは元気ですよ、義援金7万ポンと出せる人間は羨ましい……。
>633
('A`)<鬱です……。
('A`)<何だかこう書くとスクエニだけショボく見えますね……。
('A`)<ネトゲではサービス中止なのに、課金延期のサービスなんかしない所も多いとですし……。
('A`)<あ…そういやネクソが1億出すって言ってた……。
>634
('A`)<鬱です……。
('A`)<ああ〜ジュークサイトとですか……。
('A`)<カンガンスがヘリで上から原子炉に水を撒けとか……。
('A`)<原子炉が損傷するっての……。
('A`)<……でも放射能数値が基準を超えてたので戻ってきたということはやろうとしたんでしょうね……。
>635
('A`)<鬱です……。
('A`)<それも問題なんです……もうアメリケ産の味は安全性はともかく日本産に追いついてます……。
('A`)<その安くて不味くないコメを日本に流したら、日本の農家はどうなるでしょう?
('A`)<金持ちの外国人が日本のブランド※を食べ、日本人はメリケン※を食べる……。
('A`)<……皮肉な物です……。
>636
('A`)<鬱です……。
('A`)<……ちょ! ルシフェルさんマジ天使!!
('A`)<このようなのはいっぱいやって欲しいとです……。
('A`)<ルシ好きの友人にも紹介しておくとです……。
(´;ω;`)おちんちんきもちいいお
ここもう終了してっからやるなら新しくスレ作った
方がいいぞ、荒らしツールも使われてるっぽいし
181 :
名無しになりきれ:2011/06/20(月) 06:35:31.15 O
終了したスレでツール剥がし忘れるとかとんだ赤っ恥だよね
183 :
名無しになりきれ: