キツネだけど

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1キツネ ◆fK8cdcL8N6
丸焼きにされそう。。。
2ウサギ ◆0T74djndZs :2010/10/06(水) 21:59:26 O
丸焼き美味しそう
3名無しになりきれ:2010/10/06(水) 22:29:46 0
4バーバラ:2010/10/06(水) 22:39:34 O
おめ
5名無しになりきれ:2010/10/07(木) 01:57:12 0
保護
6名無しになりきれ:2010/10/07(木) 19:02:50 O
もう丸焼きにされたのか?
7名無しになりきれ:2010/10/07(木) 21:23:57 0
金の亡者
8名無しになりきれ:2010/10/07(木) 21:24:16 0
ニダーランでしか友達できない人
9名無しになりきれ:2010/10/07(木) 21:24:32 0
フォックソ
10名無しになりきれ:2010/10/07(木) 21:24:47 0
寄生虫
11名無しになりきれ:2010/10/07(木) 22:17:53 0
キツネって美味しいのか
12名無しになりきれ:2010/10/17(日) 22:19:33 O
おいキツネ、逃げんな。出てこい。
13キツネ ◆fK8cdcL8N6 :2010/10/17(日) 22:36:40 0
丸焼きにされそうだよ・・・
14名無しになりきれ:2010/10/17(日) 23:34:21 O
誰にだよ
15名無しになりきれ:2010/12/11(土) 11:20:02 O
というわけで小鬼に男性と妊婦が襲われている。
多勢に無勢。流石のカフェでも戦いながら市民を救出するのは困難と思えた月夜田が、咄嗟に足元に落ちている妖刀を拾いあげ構えると予期もせず耳元でサダコが囁く。

「私にはみえました。あなたが臨月のふりをして、小鬼たちから男性と妊婦さんを救う姿が…」
それはサダコの予知能力。学校で一度成仏しかけたサダコであったが、予知をこえた軒並みならない街の騒ぎを見て月夜田にとり憑いていたのである。

「あ〜う〜っ!!うまれる〜!!」手に持った妖刀のセクシーコマンドー効果も加わってか月夜田は直ぐさま喘いだ。
小鬼は魂に反応しているのかも知れないが知能の低さと月夜田の身体に入っているサダコの魂が胎児に擬態していたため簡単に騙すことが出来た。

「キーキーキー」
16名無しになりきれ:2010/12/11(土) 13:08:07 0
というわけで小鬼に男性と妊婦が襲われている。
多勢に無勢。流石のカフェでも戦いながら市民を救出するのは困難だろう。
そう思った月夜田は咄嗟に足元に落ちている妖刀を拾いあげ空に向かって叫ぶ。

「あ!!見て!!しみつきパンツが飛んでる!!」
「キー!!」
それは妖刀のセクシーコマンドーの力で、騙そうとして月夜田は嘘をついたわけだったが
意に反して小鬼たちは喜んでいた。何故なら本当にそれらしきものが飛んでいたから。

「しみつきじゃないです!」
トイレのサダコが着物の裾をひらひらさせながら空から降りて来る。
成仏して天界にいく前に街を名残惜しんで浮遊していたのだ。
「すきあり〜!!」
すでに小鬼たちと刀身が届く位置まで間隔を詰めていた月夜田が踊りかかると白い光が孤を描き小鬼たちを薙ぐ。

ぞぼーん。小鬼たちはFFのような演出で消滅した。
すると音もなく空から飛び下りて来た猫バスが怪我人と妊婦の前に着地する。

「こうなると思って呼んでたにゃ」
バスの中からGSらしき人たちが沢山出てきて右往左往しながら街に散らばっていく。
猫バスは首都近郊に住んでいるGSたちを運んできたらしい。

「あとは怪我人と妊婦さんを乗せて病院に直行にゃ。それぞれ主要施設には結界が張ってあるから安心するにゃ」

「あのートイレから出てみてわかったんですけど街が大変なことになっているみたいですね。
もしよろしかったら私にも手助けさせていただけませんか?」とサダコ。

「うも〜!!」
猫バスが病院に向かってジャンプしようとしたら飛び出してきた牛車を轢いた。
ひっくり返った屋形からは鬼の娘が怒りながら出てくる。
「なにさらしとんじゃぼけ〜!!」
17名無しになりきれ:2010/12/11(土) 13:10:44 0
というわけで小鬼に男性と妊婦が襲われている。
多勢に無勢。流石のカフェでも戦いながら市民を救出するのは困難だろう。
そう思った月夜田は咄嗟に足元に落ちている妖刀を拾いあげ空に向かって叫ぶ。

「あ!!見て!!しみつきパンツが飛んでる!!」
「キー!!」
それは妖刀のセクシーコマンドーの力で、騙そうとして月夜田は嘘をついたわけだったが
意に反して小鬼たちは喜んでいた。何故なら本当にそれらしきものが飛んでいたから。

「しみつきじゃないです!」
トイレのサダコが着物の裾をひらひらさせながら空を飛んでいる。
成仏して天界にいく前に街を名残惜しんで浮遊していたのだ。
「すきあり〜!!」
すでに小鬼たちと刀身が届く位置まで間隔を詰めていた月夜田が踊りかかると白い光が孤を描き小鬼たちを薙ぐ。

ぞぼーん。小鬼たちはFFのような演出で消滅した。
すると音もなく空から飛び下りて来た猫バスが怪我人と妊婦の前に着地する。

「こうなると思って呼んでたにゃ」
バスの中からGSらしき人たちが沢山出てきて右往左往しながら街に散らばっていく。
猫バスは首都近郊に住んでいるGSたちを運んできたらしい。

「あとは怪我人と妊婦さんを乗せて病院に直行にゃ。それぞれ主要施設には結界が張ってあるから安心するにゃ」

「あのートイレから出てみてわかったんですけど街が大変なことになっているみたいですね。
もしよろしかったら私にも手助けさせていただけませんか?」と心配して空から降りて来たサダコ。
18名無しになりきれ:2010/12/11(土) 13:58:39 0
「あ!猫バスが危ないです!!」と突然サダコが叫ぶ。
「え?どういうこと?」びっくりする月夜田。
目の前にある猫バスは別に変わりなく、不思議に思っていると
袋小路に幼稚園バスが入ってくる。猫の形をした本物の小型バスだ。
なんとサダコは猫型の幼稚園バスの危険を予知していたのである。
「きゃあ」「わぁい」
悲鳴を孕んだ幼稚園バスのまわりには疲弊しきったGSたちが並走していて、よってくる小鬼たちからなんとかバスを護衛している状況。
運転席の窓が開いて運転手がカフェたちに質問してくる。
「○○高校はどこでしゅかー!?」
幼稚園バスは遠出した先で小鬼の群れと遭遇して近くの避難所である月夜田の高校に避難しようとしていたのであったが
渋滞や事故でふさがれている道路もあり迷ってしまってこんなところまで入ってきたのだった。
ちなみに運転手の顔は月夜田の担任にそっくり。たぶん親類かなにかの類だろう。

「はう!!」
力尽きた護衛のGSじいさんがばったりと道端に倒れこむ。その隙をついてハンマーを持っている小鬼がバスの窓を割った。
「あ!やばい!!」
わちゃわちゃしてきた。
19名無しになりきれ:2010/12/19(日) 00:37:00 0
>「コンセプトは意思を持ち宙を舞う魔入れ歯! みことどの、少しの間妾の本体を見ていてくれ」
>「おお、ではわしは魔剣ならぬ魔入れ歯と契約を交わしたマスターというわけじゃな! とーう!」

「はい。わかりました!」
月夜田が返事をするとマンホールにGSのおじいさんが飛び込んで、月夜田の隣にはカフェの死体のようなものがポツンと残る。
幽体が一時的に抜けているだけで心配する必要もないのだが、白い顔をしていて、ずっと見ていると怖い。
この人ってこんな顔してたっけって月夜田がゲシュタルト崩壊を起こしているとSADAKOが天に昇って逝く。

「さようなら…SADAKOさん…」

>「ゲーーーーゲッゲ!」
かなしい気持ちを破る下卑た声。そして現われた赤悪魔の口から吐かれた火炎で焼かれる民家。

「あの家、炎も熱もシャットアウトしていないのっ!?」
「そうにゃ!タイガーボードじゃないにゃ!!」
ポップコーンのように猫師匠がマンホールから跳ね出て来た。続いてGSおじいさんも。
「このくたばりぞこないが!!地獄へ還れ!!」
くたばりぞこないは明らかにGSおじいさんのほうに見えたが、
彼は年金で買ったとっておきの破邪札を懐から取り出すと赤悪魔に使用。
「わしには見える!お主ののりしろがのう!!分解札!!一家離散!!」
暗い時代のせいか企業ブラックとかそんなアイテムが流行っている。
「グワーーーッ!!」
赤悪魔の体が足元からバラバラに離散していく。正確には小鬼に戻っていく。
下半身から崩れていく赤悪魔は焦燥にかられながらもおじいさんをギロリと睨みつけ
まだ融合している上半身でパンチをし、その老体を学校まで吹き飛ばした。
おじいさんはこの攻撃で本当に力尽き口からこぼれた入れ歯はカフェの胸元にポトリと落ちる。

おじいさんの戦線離脱後に赤悪魔は本来の姿と小鬼の集団に戻ったわけだったが再び赤悪魔は叫ぶ。
もう一度、小鬼を肉として纏うつもりらしい。
「あ!!そうだ!!あれを使えば!!」月夜田は倒れているカフェの懐から札を取り出しかざす。
「吸魔札”水洗便所”」ドッシャー!小鬼たちは札に吸い込まれていく。
「ゲーゲーゲー!!」赤悪魔は負けじと呼ぶ。それを吸い込む札。さらに小鬼を呼ぶ赤悪魔。
そして許容量を越え身がつまってしまったトイレのように水みたいなものを溢れださせた吸魔札で火事はおさまった。

なんのこっちゃよくわからないがとりあえずは火事はおさまった。
20名無しになりきれ:2010/12/19(日) 00:45:18 0
>「コンセプトは意思を持ち宙を舞う魔入れ歯! みことどの、少しの間妾の本体を見ていてくれ」
>「おお、ではわしは魔剣ならぬ魔入れ歯と契約を交わしたマスターというわけじゃな! とーう!」

「はい。わかりました!」
月夜田が返事をするとマンホールにGSのおじいさんが飛び込んで、月夜田の隣にはカフェの死体のようなものがポツンと残る。
幽体が一時的に抜けているだけで心配する必要もないのだが、白い顔をしていて、ずっと見ていると怖い。
この人ってこんな顔してたっけって月夜田がゲシュタルト崩壊を起こしているとSADAKOが天に昇って逝く。

「さようなら…SADAKOさん…」

>「ゲーーーーゲッゲ!」
かなしい気持ちを破る下卑た声。そして現われた赤悪魔の口から吐かれた火炎で焼かれる民家。

「あの家、炎も熱もシャットアウトしていないのっ!?」
「そうにゃ!タイガーボードじゃないにゃ!!」
ポップコーンのように猫師匠がマンホールから跳ね出て来た。続いてGSおじいさんも。
「このくたばりぞこないが!!地獄へ還れ!!」
くたばりぞこないは明らかにGSおじいさんのほうに見えたが、
彼は年金で買ったとっておきの破邪札を懐から取り出すと赤悪魔に使用。
「わしには見える!お主ののりしろがのう!!解魔札!!一家離散!!」
暗い時代のせいか企業ブラックとかそんなアイテムが流行っているようだ。
「グワーーーッ!!」
赤悪魔の体が足元からバラバラに離散していく。正確には小鬼に戻っていく。
下半身から崩れていく赤悪魔は焦燥にかられながらもおじいさんをギロリと睨みつけ
まだ融合している上半身でパンチをし、その老体を学校まで吹き飛ばした。
おじいさんはこの攻撃で本当に力尽き口からこぼれた入れ歯はカフェの胸元にポトリと落ちる。

おじいさんの戦線離脱後にも続いていた破邪札の効果で赤悪魔は本来の姿と小鬼の集団に戻ったわけだったが再び赤悪魔は叫ぶ。
もう一度、小鬼を肉として纏うつもりらしい。
「あ!!そうだ!!あれを使えば!!」月夜田は倒れているカフェの懐から札を取り出しかざす。
「吸魔札”水洗便所”」ドッシャー!小鬼たちは札に吸い込まれていく。
「ゲーゲーゲー!!」赤悪魔は負けじと呼ぶ。それを吸い込む札。さらに小鬼を呼ぶ赤悪魔。
そして許容量を越え身がつまってしまったトイレのように水みたいなものを溢れださせた吸魔札で火事はおさまった。

なんのこっちゃよくわからないがとりあえずは火事はおさまった。
21名無しになりきれ:2010/12/19(日) 01:32:36 0
「赤悪魔を退治は出来なかったけど火事はおさまったから万々歳ね」
と月夜田は胸を撫で下ろしたが赤悪魔は小鬼たちを呼ぶのを止めない。まるで狂ったノリスケ。

「ゲッゲー!!」
3メートル6メートル…。12メートル。小鬼を吸収してどんどん膨張していく赤悪魔。
口からはしゅうしゅうと煙。

「これって火を吐いたら火事どころじゃ済まないかも…。ガスタンク爆発よ…。メガフレアの勢いよ…
カフェさん…入れ歯から戻ってきた?もう逃げましょ?このままだと生きたまま火葬されちゃうよ…」
22名無しになりきれ:2010/12/19(日) 01:37:20 0
「赤悪魔を退治は出来なかったけど火事はおさまったから万々歳ね」
と月夜田は胸を撫で下ろしたが赤悪魔は小鬼たちを呼ぶのを止めない。まるで狂ったノリスケ。
わらわらと集まってくる小鬼に集団はレッツゴー300匹。
「ゲッゲー!!」
3メートル6メートル…。12メートル。小鬼を吸収してどんどん膨張していく赤悪魔。
口からはしゅうしゅうと煙。

「これって火を吐いたら火事どころじゃ済まないかも…。ガスタンク爆発よ…。メガフレアの勢いよ…
カフェさん…入れ歯から戻ってきた?もう逃げましょ?このままだと生きたまま火葬されちゃうよ…」

ピンチだ。
23名無しになりきれ:2010/12/26(日) 16:32:16 0
カフェの願いを聞き入れたおにぎり姫は、猫バスの下あごをこちょこちょしてニッコリ笑っている。

「おかかおにぎりを作ってたも。山ほどの…」と姫。
「ほいさー!」
古来より市民は、やんごとなきかたには弱いもので、威勢の良い掛け声をあげながら
まるでおにぎりマシーンのようにカフェパパが米を握りカフェママは鰹節をシャンシャンと削り始めている。

「おにぎり姫って、伝説では大きくて黒い霊獣を従えていたはずなんだけどいないのね」
月夜田が首をかしげていると姫はてくてくと結界の外に出て行った。

「とにかく頑張って!おにぎり姫!私の未来がかかっているんだから!!」

一方。赤悪魔と苦戦を強いられているGSたち。
虐げられてきた小鬼の執念が赤悪魔を核となし怨念の血肉と化しているのだろう。

赤悪魔は阿波日の家の近くで鼻をクンクンし、二パーと笑う。

「おい!!あれは阿波日さん家じゃないのか?この匂いは爆発物の匂いだ!!まずいぞ!誘爆して二次災害が起きるかも知れない!!」

そこに現われたのはおにぎり姫。近くの銭湯の煙突の天辺に立って両手を天にかざしている。

「京本よ。ピーターよ。そして生きているすべての中高年よ!!わらわにおかかおにぎりを少しずつ分けてたも!」

日本中から無数のおかかおにぎりが空を飛び姫の両手に集まってくる。もこもこと集合していく玉はまるで元○玉。
赤悪魔が怨みのかたまりならこのおにぎりは愛のかたまり。カフェのご両親の愛情もたっぷりつまっているはず。
「ギャウ!!」巨大愛情おにぎりで何かをされてはまずいと、先手必勝、赤悪魔はおにぎりに火を吹いた。
「キャアアアアアア!!」おかかおにぎりは無残に焼かれ、焼きおかかおにぎりになる。
だが何かがおかしいことに赤悪魔は気がつくだろう。辺りには美味しそうな焼きおにぎりの匂いが漂っていたのだ。
「ニャアアアアアア!!」どこからともなく猫の声。猫バスのようで猫バスでない。猫バスの三倍はあろうかという巨躯の黒猫。
その巨大な黒猫は口から波動エネルギーを発射して赤悪魔を吹き飛ばし、
ご褒美なのか、姫が作った巨大なおかかおにぎりをムシャムシャと食べ始めた。この巨大猫又の名前は「黒ぬこヤマト」。おにぎり姫のペットだった。

そしておにぎり姫は、黒ぬこヤマトと一緒におにぎりを求める旅にでた。現在の彼女は幸せであった。
昔、姫が封印された理由は飢饉も何もお構いなしにやたらおにぎりを作っては腐らせたことが原因だったからだ。
24名無しになりきれ:2010/12/26(日) 16:37:09 0
カフェの願いを聞き入れたおにぎり姫は、猫バスの下あごをこちょこちょしてニッコリ笑っている。

「おかかおにぎりを作ってたも。山ほどの…」と姫。
「ほいさー!」
古来より市民は、やんごとなきかたには弱いもので、威勢の良い掛け声をあげながら
まるでおにぎりマシーンのようにカフェママが米を握りカフェパパは鰹節をシャンシャンと削り始めている。

「おにぎり姫って、伝説では大きくて黒い霊獣を従えていたはずなんだけどいないのね」
月夜田が首をかしげていると姫はてくてくと結界の外に出て行った。

「とにかく頑張って!おにぎり姫!私の未来がかかっているんだから!!」

一方。赤悪魔と苦戦を強いられているGSたち。
虐げられてきた小鬼の執念が赤悪魔を核となし怨念の血肉と化しているのだろう。

赤悪魔は阿波日の家の近くで鼻をクンクンし、二パーと笑う。

「おい!!あれは阿波日さん家じゃないのか?この匂いは爆発物の匂いだ!!まずいぞ!誘爆して二次災害が起きるかも知れない!!」

そこに現われたのはおにぎり姫。近くの銭湯の煙突の天辺に立って両手を天にかざしている。

「京本よ。ピーターよ。そして生きているすべての中高年よ!!わらわにおかかおにぎりを少しずつ分けてたも!」

日本中から無数のおかかおにぎりが空を飛び姫の両手に集まってくる。もこもこと集合していく玉はまるで元○玉。
赤悪魔が怨みのかたまりならこのおにぎりは愛のかたまり。カフェのご両親の愛情もたっぷりつまっているはず。
「ギャウ!!」巨大愛情おにぎりで何かをされてはまずいと、先手必勝、赤悪魔はおにぎりに火を吹いた。
「キャアアアアアア!!」おかかおにぎりは無残に焼かれ、焼きおかかおにぎりになる。
だが何かがおかしいことに赤悪魔は気がつくだろう。辺りには美味しそうな焼きおにぎりの匂いが漂っていたのだ。
「ニャアアアアアア!!」どこからともなく猫の声。猫バスのようで猫バスでない。猫バスの三倍はあろうかという巨躯の黒猫。
その巨大な黒猫は口から波動エネルギーを発射して赤悪魔を吹き飛ばし、
ご褒美なのか、姫が作った巨大なおかかおにぎりをムシャムシャと食べ始めた。
この巨大猫又の名前は「黒ぬこヤマト」。おにぎり姫のペットだった。
(巨大おかかおにぎりの愛のエネルギーで異界から召喚されました)

そしておにぎり姫は、黒ぬこヤマトと一緒におにぎりを求める旅にでた。現在の彼女は幸せであった。
昔、姫が封印された理由は飢饉も何もお構いなしにやたらおにぎりを作っては腐らせたことが原因だったからだ。
25名無しになりきれ:2010/12/26(日) 17:06:17 0
赤悪魔は黒ぬこヤマトに敗れ去った…と思われたがまわりにひっついていた小鬼が吹き飛ばされただけで生きていた。
ふらふらになりながらも偶然に牧街とドリーたちを発見した赤悪魔は…。
「ゲーーーーゲッゲ!」 と叫び
その雄叫びに呼応し、ぞろぞろとその辺から小鬼が沸いてきて、赤い悪魔に合体していく
「ゲゲゲ…グワオォーーーー!!」
数十体の小鬼と融合した赤悪魔は、3mはあろうかという筋肉隆々の姿へと再び変貌する。
「グォゥーーーーーーー!!」
変身赤悪魔は口から高熱火炎を牧街とドリーたちに吐きかける。

―○○高校。
赤悪魔は退治されたように見えたので月夜田は鼻高々だった。
後頭部が背中にくっつくくらいにふんぞり返っている。

「私の判断は正しかったー!私は神よー!」
そういって担任の頭をぐりぐりと撫でまわしている。

猫師匠がカフェを連れ、また街に小鬼退治と市民の救出に向かおうとしていると

「待ちなさいカフェ!!もう行っちゃダメ!あなたはGSだけど女の子なのよ!!
今まではママも目を瞑っていたけど今回だけはガマンできないの!
もう危険なことはやめなさい!もう危ないことはしないって誓いなさい!さあ!」

カフェママはカフェに強い口調で言った。
26名無しになりきれ:2011/01/04(火) 01:26:06 0
>「ディック、トム、やれるか」
「やらいでか!上手くいきゃあ大峡谷に抜け出せるかもしれやせんぜ!」
もこもこと土に潜っていく飛陽モドキたち。

>「やかましい!煙幕が切れるまででござる!それくらい待てぬでござるか!それからまずは
名を名乗れでござる!拙者は飛陽ちゃん!」

「飛陽ちゃんですか…。あなたのことは知っています。僕の名前はルーデル。
この精霊機「マハーカーラ」で世界を破壊する者です。そして飛陽。あなたは新世界の鍵となるもの。
ここで僕たちの仲間になればあなたの命は保証すると約束いたしましょう」

威嚇射撃を悠々と避けつつ、勧誘は自分に飛陽が従って当然という口調で行われた。
それを聞いたムラキは返答によっては飛陽を破壊しなければならないと再び思案する。

飛陽の返答を待たずに先に開いたもの、それは漆黒の精霊機マハーカーラの肩に装着されている貝殻のような大盾。
両肩の開いた大盾内部からはダムルー(太鼓)のような円形の物体が現われ大気を振動させていく。
ドン。ドーン。ドーーン。
変調しながら鳴り響く重低音にまず始めに異常をきたしたのはラドムームの装甲だった。
「装甲ランクB―固有振動周波数同調完了―」
マハーカーラの両肩のダムルーから煙幕の繭に向け破壊振動が照射されラドムームの装甲が瀬戸物のようにひび割れていく。
「何故だ!?装甲が砕け散る!?」
破壊されていく理由はマハーカーラの両肩の太鼓から照射されている指向性の高いソリタリーウェーブによるもの。
目標物の固有振動周波数に太鼓の周波を合わせているために逆に強度が低くても材質の異なる飛陽や戦車隊の装甲は依然健在だ。

「このままでラドムームはもたん!いっそ煙幕の外に出て刺し違えるか!?」
ムラキは一人、特攻を決意する。
「早まりなさんな隊長さんよー!!今の敵さんのわけのわからん太鼓攻撃で掘ってた地盤が車両ごと下の空洞に落ちましたぜ!!」
「なに!?どういうことだ?」
「延々と掘らなくっても地下道がすでに地の底にあったってことですぜ」
「馬鹿な!ロンデニオンの地下遺跡のように、ここにもそのようなものが!?ならば話は早い!」
ムラキはわざと通信回線を故障したようにしルーデルに聞こえるように叫んだ。
「メドラウトの…ガ…手に渡るぐらいなら死ね飛陽!!ガー…」
そして皆で地下道に逃げ込み、そのあとに無人の戦車隊の2両目を自爆させる。
これで皆死んだということに偽装出来れば、すべては万々歳であった。

戦車隊を先頭に飛陽、ムラキが地下道を行く。進む方向は勿論白亜の塔と正反対の方向。
地下道は広く精霊機でも立って歩けるほどだった。

「煙幕が晴れて、我々の死体があがらなければルーデル王子も訝しむだろう。
だが流石に地下に逃げたとは思わんか。彼がこの地下道の存在を知っていたとしたら話は別だろうがな。
それにしても毒殺されたはずの王子が生きていたとは。祖国に戻って語っても誰も信じないだろうがよ」
ムラキは顎髭をしごきながら誰に話そうとしているわけでもなく宙に言葉を投げつける。
飛陽等がイサームの仇ということは今は頭にないらしい。

「とりあえず飛陽。今のお前は我々の捕虜だ。そこの所は重々肝に命じておけ…」
そのムラキの言葉には力がなかった。一同はどこまで続くともわからない地下道を進んでいく。
27名無しになりきれ
>「ディック、トム、やれるか」
「やらいでか!上手くいきゃあ大峡谷に抜け出せるかもしれやせんぜ!」
もこもこと土に潜っていく飛陽モドキたち。

>「やかましい!煙幕が切れるまででござる!それくらい待てぬでござるか!それからまずは
名を名乗れでござる!拙者は飛陽ちゃん!」

「飛陽ちゃんですか…。あなたのことは知っています。僕の名前はルーデル。
この精霊機「マハーカーラ」で世界を破壊する者です。そして飛陽。あなたは新世界の鍵となるもの。
ここで僕たちの仲間になればあなたの命は保証すると約束いたしましょう」

威嚇射撃を悠々と避けつつ、勧誘は自分に飛陽が従って当然という口調で行われた。
それを聞いたムラキは返答によっては飛陽を破壊しなければならないと再び思案する。

飛陽の返答を待たずに先に開いたもの、それは漆黒の精霊機マハーカーラの肩に装着されている貝殻のような大盾。
両肩の開いた大盾内部からはダムルー(太鼓)のような円形の物体が現われ大気を振動させていく。
ドン。ドーン。ドーーン。
変調しながら鳴り響く重低音にまず始めに異常をきたしたのはラドムームの装甲だった。
「装甲ランクB―固有振動周波数同調完了―」
マハーカーラの両肩のダムルーから煙幕の繭に向け破壊振動が照射されラドムームの装甲が瀬戸物のようにひび割れていく。
「何故だ!?装甲が砕け散る!?」
破壊されていく理由はマハーカーラの両肩の太鼓から照射されている指向性の高いソリタリーウェーブによるもの。
目標物の固有振動周波数に太鼓の周波を合わせているために逆に強度が低くても材質の異なる飛陽や戦車隊の装甲は依然健在だ。

「このままでラドムームはもたん!いっそ煙幕の外に出て刺し違えるか!?」
ムラキは一人、特攻を決意する。
「早まりなさんな隊長さんよー!!今の敵さんのわけのわからん太鼓攻撃で掘ってた地盤が車両ごと下の空洞に落ちましたぜ!!」
「なに!?どういうことだ?」
「延々と掘らなくっても地下道がすでに地の底にあったってことですぜ」
「馬鹿な!ロンデニオンの地下遺跡のように、ここにもそのようなものが!?ならば話は早い!」
ムラキはわざと通信回線を故障したようにしルーデルに聞こえるように叫んだ。
「メドラウトの…ガ…手に渡るぐらいなら死ね飛陽!!ガー…」
そして皆で地下道に逃げ込み、そのあとに無人の戦車隊の2両目を自爆させ土で穴を埋める。
これで皆死んだということに偽装出来れば、すべては万々歳であった。

戦車隊を先頭に飛陽、ムラキが地下道を行く。進む方向は勿論白亜の塔と正反対の方向。
地下道は広く精霊機でも立って歩けるほどだった。

「煙幕が晴れて、我々の死体があがらなければルーデル王子も訝しむだろう。
だが流石に地下に逃げたとは思わんか。彼がこの地下道の存在を知っていたとしたら話は別だろうがな。
それにしても毒殺されたはずの王子が生きていたとは。祖国に戻って語っても誰も信じないだろうがよ」
ムラキは顎髭をしごきながら誰に話そうとしているわけでもなく宙に言葉を投げつける。
飛陽等がイサームの仇ということは今は頭にないらしい。

「とりあえず飛陽。今のお前は我々の捕虜だ。そこの所は重々肝に命じておけ…」
そのムラキの言葉には力がなかった。一同はどこまで続くともわからない地下道を進んでいく。