77 :
飛陽代理:
>「マリーのかわいいクレハちゃんをブジョクする、その口をふさぐくらいの力は残ってるよ!」
「結構でござる。それよりお主の機体、見たところ空戦が可能の様でござるな。それにずっと何か喚いて
いたでござろう。正直通信が五月蝿くて他が聞き取れなかったでござるがお主、まだとっておきが
あるのではござらんか?貯めに時間がかかるから諦めて接近戦をやっていたようでござるが」
先ほどの戦闘でクレハが水晶に踊りかかるまでに妙に時間がかかったのを飛陽は見ていた。撤退もせずに
負傷した軽量機でそんなことをするので玉砕でも覚悟したのかとも思ったが、七星の戦闘を思い出しまた
彼女と話しているうちにピンと来たのである。攻防の両立ができなかったのではないか?と
「もしそうなら拙者が手を貸すでござる。現状あのデカイのを追い出すにはもう少し火力が必要、しかし
生憎拙者にはそれはないでござる。お主に心当たりがあるなら拙者がソイツを撃たせてやるでござるよ」
そう言うとクレハの足元に3両揃って着陸する。飛陽は軽量の空戦機ならばリフト代わりになることも出来るのだ。
「まだ闘うなら拙者に乗るでござる、少しだけならお主に回避の助けにもなるしその下がった精霊炉の出力も
いくらか補ってやれるでござる、腕は・・・これ使えるでござるか?」
言ってアイアンクロウの一つが1両目から外れてクレハの左手の辺りに飛んでいくとコントロール権が譲渡される。
【飛陽、マリーウェザーに共闘要請及び無線式アイアンクロウの左手を一つ譲渡】