とりあえず魔法王国を舞台にしたやつで…!
テンプレくらいだせや
3 :
名無しになりきれ:2010/06/03(木) 21:53:50 O
チンポ3ミリ刻みでスライスするぞクソ虫
4 :
名無しになりきれ:2010/06/05(土) 19:39:33 0
なんで魔法が使えない人間は
奴隷として一生過ごさないといけないんだ!こたえろよ!?
ギュスターヴ、見なさい!
木々が花を咲かせるのは術の力ですか?
鳥が空を飛べるのは、術が使えるからですか?
術が使えなくても、あなたは人間なの。 人間なのよ、ギュスターヴ!!
人間が魔法使えないはずないって冗談daro・・・・・って冗談じゃないの?このケダモノッ!
7 :
名無しになりきれ:2010/06/05(土) 19:56:03 0
魔法を使えない劣等種は消毒だ
魔法文明は栄華を極めていた。
その技術は、かつて幾つもの文明が辿りつけなかった生命の創造にまで及ぶ。
この世界で人間が魔法が使えるようになる条件は唯一つ。
穢れを知らぬまま齢30を迎える事だ。
魔力を失う行為はいつしか禁忌とされ、現在では男性だけの国家、女性だけの国家しか存在しない。
禁忌を犯し魔力を失った者は、穢れた存在として追放される運命にあるのだ。
物語は、そんな時代の魔法王国のひとつ、男ばかりのモーホー王国から始まる……。
9 :
名無しになりきれ:2010/06/10(木) 05:26:10 0
そして二年後・・・
魔法使いが選ばれしエリートだったのは今は昔。
今や魔法使いは街にあぶれ、魔法と関係の無い業界にも魔法使い達が浸透している。
物語の舞台は魔法王国の一角にあるよろずや。俗に”コンビニ”と呼ばれる店だ。
今日はどんな客が来るのだろうか。
※魔法使いのコンビニバイト店員達と、コンビニに訪れる客達の織り成す小さな物語。
魔法使いのコンビニ店員になりきり、名無しの演じる客やトラブルに対処して下さい。
テンプレの提出は不要です。バイトは長く続けても1回でやめても構いません。
GM:なし
決定リール:あり
○日ルール:なし
版権・越境:あり
名無し参加:あり
避難所の有無:なし
表記方法:非小説式
test
失せろコクハ
13 :
店員A:2010/06/12(土) 23:42:57 0
>11
テスト? こんなものはいかがでしょう?
つ【カンニング用魔道眼鏡】
横のネジを回すと色々な科目の情報が見れます。
>12
なんですか? ここにはそんな人はいませんよ。
14 :
名無しになりきれ:2010/06/14(月) 18:48:35 0
テスト
トレーディグカードをサーチして、レアカードだけ頂こう
ここが…魔法王国…?
(よろず屋"魔法王国"に年の頃17、8くらいの白いローブの少女が入っていきます)
あ、あの…。
新しい店員として入るルッセ・リンセンです…けど…。
(店内では先輩の店員Aが奥の方でのんびりしています)
えと…私が受付に立てば…いいのかな?
い、いらっしゃいませ…。
(お客様を迎えるルッセの声は、まるで蚊の鳴くような小声)
>>14 な、何のテスト…?
(テストの単語に。ルッセは、魔術師ギルドで試験が行われていたのを思い出します)
ま…魔術の試験は公園のお向かいの建物…です。
が、頑張って…。
>>15 あ…あの…商品に傷を付けないで…。
それ、探知魔法を封じるマジックシールがかけてあるの…。
だから中は見れない…です。
【名前:ルッセ・リンセン】
【得意ジャンル:薬草類】
【備考:たいへん気が弱いので、性的な質問が一回でも為されれば退職してしまいます】
TRPG形式というのはご存知ですか?
魔法のランプにオークの杖…。
あっ…マンドレークの根が少し足りない…。
こういうの…冒険者の人にお願いして取ってきてもらうのかな…。
>>17 (ルッセが棚の道具を仕分けていると、お客様が入ってきました)
い…いらっしゃいませ…。
TRPG…ええと…リプレイという書物をお求め…でしょうか?
そ、それなら氷海の城というものが…おすすめ…。
あぅ…そ、それとも…私、知らない間に何か大変な粗相を…?
>>10の求人広告には表記方法:非小説式…とありましたけど…店員Aさんの喋り方とは違うのでしょうか…?
その…何か問題がありましたら…すぐにお暇をいたしますけど…。
19 :
名無しになりきれ:2010/06/26(土) 08:38:33 0
ダーシュなのね?!
あのー。この辺にぱふぱふの店があるって聞いたんですけどー。
どこにあるかご存知ですかー?
えっと…ここがトランシア大通りで…あちらがエール通り…向かいが西風小路。
よかった…迷ってない。
(地図を見ながら、ルッセがよろず屋"魔法王国"に入って行きました)
>>19 きゃっ…!
(ルッセが店内に入ると、危うく走ってくる人にぶつかりそうになってしまいました)
あ、あの…お店の中では走らないで…。
お店の中には、とっても危険なお薬もあるの。
変身のお薬とか…体にかかったら大変…。
だから…あの…走るのはお外でお願い…。
>>20 何のお店…?
聞いたこと無い…。
私、この街には来たばかりで…。
どこにどんなお店があるのかは…まだよく分かりません…。
でも、地図になら…載ってるかも…。
(ルッセは地図を広げて探しましたが、そんなお店の名前は載っていません)
ごめんなさい…地図には載って無いみたい…。
そのお店…この街には無いのかも…。
魔法で記憶を消して?
えっと…今日からカフェコーナーを設けることになりました。
開店3日限り、商品は半額でご提供させて頂きます…。
つ『メニュー』
薬草パン/…105G
マンドラゴラジュース/…158G
コカトリスの唐揚げ/…210G
>>22 (お客様が入って来ました)
えっ、記憶を消したい…。
何か厭なことでも…あったのでしょうか?
(奥の棚から乾燥した草を一束を取り出す)
それなら、この"忘れ草"がぴったり…です。
厭なことを思いながらこれを飲むと、その思い出だけが綺麗に消えてしまいすから。
少し危険ですので、あまりお勧めはできませんけど…。
そして三時間後・・・
>>24 お客さんかしら?
いらっしゃいませ。
えっ、三時間後…?
>>22の方の記憶が消えてから、三時間後の事をお聞きしたい…という事でしょうか?
何かの調査かしら?
最近は魔法を使った犯罪も多いそうですし…。
あっ、はい…三時間後のことですね。
それが…
>>22の方は代金を支払う前に忘れ草を飲んでしまいまして…。
代金を頂こうとしたのですが財布を持っておられず、住んでいる場所の記憶も消えてしまったようです。
しかも折悪く、店長とも連絡が付きません…。
困り果てた私は、手紙を持たせた報せの鳥を放って、シティガードの詰め所に通報いたしました。
何でも、あれから二週間以上経った今でも身元不明の人物として拘置されているとか…。
ええと…それで、本店に問い合わせた所、
記憶が戻る薬は在庫を切らしているとかで現在入荷待ちになっております。
申し訳ありません…。
26 :
名無しになりきれ:2010/07/26(月) 13:01:29 0
エリクサー3ダース
>>26 いらっしゃいませ。
ええと…3ダースというと36個ですね。
エリクサーは1つ5000Gですので、合計18万ゴールドになります。
(ルッセはエリクサー36個をケースに納めました)
18万あれば家が建ちますけど…本当によろしいのでしょうか?
うちは返品は一切受けつけませんけれど…。
あ…お買い上げ、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
トイレを貸してください!
さもなければお腹の薬を・・・!早く!
>>28 えっ…は、はい!
おトイレなら、こちらです…あっ。
そういえば、おトイレは下水道のキラーブロブが逆流して…三人が…。
えっと…食中毒なのでしょうか…?
(ルッセは慌てて棚を漁り始めます)
あぅ…腹痛に効きそうな特効薬が見つからない…どうすればいいの…。
と、とりあえずこれをお飲み下さい!
(ルッセは、腹痛のお客様にビンを手渡しました)
つ【サラマンダーに変身する薬】
これで、お腹の中の悪いものが燃えちゃう…と思います…けど…。
ッツ!それしかないか!
(引っ手繰って飲むと変身し、服と荷物が足元に落ち、財布をくわえて渡す)
くわあ!くわああ!くわあー!
(ついでにトイレに行きしばらく後のボロボロながらもドヤ顔で戻ってくる)
>>30 (サラマンダーに姿を変えたお客様が、くわあ!くわああ!くわあー!と叫びながらトイレからでてきました)
あぅ…ぐ、具合は良くなられましたか?
腹痛が治ったのなら良いのですけど…。
私、サラマンダーの微妙な表情の違いは良く分からないです。
変身の解除は…あっ、この薬の成分…呪いに分類されてる…。
えっと…変身の解除は教会でお願いします。
あっ、今はサラマンダーだからお話しできませんね。
今、燃えない石綿に「呪いを解いて下さい」って書きますので、これを見せて神父様に呪いを解いてもらって下さい。
お代は…結構です。
ご迷惑をおかけしましたので…。
あげたら・・・だめか必ずセク質来るもんな
とりあえず、薬草おくれ
>>32 (お店にお客様が入って来ました)
うぅ、すみません…今はこんな店員しか居なくて。
でも店の宣伝は任意ですよ。
あっ、はい…薬草ですね。
ケガに効く普通の薬草は10Gになります。
えっ…お隣のお店では同じ商品が8Gで売ってた…?
す、すみません。
私たちも頑張ってますけど、値下げ合戦になるとどうしても大手のお店には勝てないんです…。
やっぱり、お客様の獲得には独自商品の開発もしないといけませんね。
値段で勝てないなら、商品のラインナップで勝負しないと…!
『エターナルパワーユニバースフォースニートエネルギーインフィニティープラネットスタートレックブリザード1分の1発動』!?♪。
例えば、商品に付加価値をつけたりすることで、
たとえ価格は高くともリピータを獲得することは可能であると考えられるんだ。
>>34 (窓の外を見ると、店の上空にひよこ形の戦艦が飛んでいるようです)
え…大きいひよこが飛んでる?
あっ、よく見たらひよこ型の飛行船みたいですね…かわいい…。
(船から声が聞こえてきました)
エターナルパワー…えっと…ブリザード1分の1発動?
気象制御のお仕事をしてるのかしら…?
>>35 付加価値…なるほど、そうですね。
普通の薬草より体力が回復する薬草なら、高くても買いたくなるでしょうし…。
傷が染みない薬草に香りの良い薬草。
考えれば色々ありますね…ありがとうございます。
さっそく私も何か調合してみますね。
(ルッセは、ぶつぶつと呟きながら店の奥へと消えて行きました)
香り付けならシトラスかクラリセージ…鎮痛ならカユプテ…。
浮く薬ないかね
38 :
ルル=クルーチェ:2010/08/19(木) 20:37:01 O
こんばんは。えっと、ここはなんて国ですか?
>>37 えっと、履くと飛べるレビテーションブーツならありますけど…。
薬でなら羽が生える変身薬くらいですね。
あっ…もしかしたら、水に浮く薬でしょうか?
それなら海水浴に行くお客様が、よくお買い求めになりますね。
(ルッセは棚から液体の入ったガラス瓶を取りだしました)
『死海の塩オイル/500G』
このオイルは塩湖の濃度の高い塩を薬品に溶かして、凝縮したものなんですよ。
全身に塗れば、水に沈まなくなるそうです。
>>38 道をお尋ねですか?
ここはミスランディア王国です。
他の国からは、魔法王国なんて呼ばれているようですね。
東西南北に延びる守護天使の街道を通じて、毎日たくさんの旅の方がこの国にいらっしゃいます。
あっ…国の名前を聞かれたという事は貴方も旅の方でしょうか?
この街は高い壁で迷路のように入り組んでいますので、
初めての方が散策するには地図が入用かもしれませんね。
えっと…これなどは如何でしょう?
(ルル=クルーチェさんに一枚の羊皮紙を手渡します)
『ミスランディア・マップ/200G』
地図に触れると建物の詳細や通りの名前などが表示されます。
これがあれば、きっと迷うことはありませんよ。
>>39 ありがとうございます。
えっと、200Gですか?…この国のおかねは持っていないので、この銀貨でいかがでしょう?
>>40 あっ、はい。
(ルル=クルーチェさんから、銀貨を受け取りました)
ここでは他の国の銀貨も使えますし、両替だって出来ますよ。
では、銀貨の鑑定をさせて頂きますね…。
(書棚から取り出した薄手の冊子を開いて、通貨の一覧表を開きます)
模様と大きさから見て…この銀貨は1000G…ですね。
お釣りは800Gになりますが、この国の通貨でも宜しいでしょうか?
(800Gと地図を差し出します)
『お釣り/800G』『ミスランディア・マップ』
お買い上げありがとうございます。
何か魔法の道具が御入り用の際は、ぜひともまたお越しくださいね。
42 :
レスィス:2010/08/22(日) 15:43:50 O
こんにちはぁ〜
僕、魔法使いの弟子になりたいんですけどー
43 :
記憶喪失娘:2010/08/22(日) 16:44:14 0
ここどこ〜?
私だれ〜?
な〜んにも、お も い だ せ ん ぞ !
>>42 (ルッセが表で掃除をしていると、不意に横から声を掛けられました)
こ、こんにちは…。
えっ…魔法使いの弟子になりたいのですか?
この街にも高名な魔術師は何人もいらっしゃいますけれど、
とても変わった方や気難しい方が多いと聞きます…。
一昔前に比べて授業料もだいぶ安くなったそうですし、
魔術師ギルドへ入学された方が良いのではないでしょうか?
もしギルドへ行かれるなら、これをお薦めします。
(レスィスさんに一本のペンを手渡します)
『魔法の羽ペン/100G』
このペンは後ろの羽で撫でつければインクを消せますので、書き直しが出来るんですよ。
そ、それと…ここは店員の募集は随時受け付けていますけど、弟子の募集はしておりません。
ええと…一応言っておいた方が良いのかな…と思いまして…。
>>43 (女性のお客様が入って来ましたが、なにやら様子がおかしいようです)
ど、どうかなされましたか、お客様?
何も思い出せないって…そ、それはお困りですね…。
すぐにシティガードの方をお呼びしますので、事務所の方にいらして下さい。
(ルッセは、記憶喪失の女性を伴って事務所へと向かいます)
『アイスティー/無料』
もうじきシティガードの方も来られると思いますので、これを召しあがってお待ちください。
…ただのアイスティーですけれども…。
>>44 にゃ〜んも、わかんないお テヘッ
(事務所への道すがら、周囲の喧騒を物珍しそうに眺める)
(黒髪ボブの少女の風貌は、流れ行く雑踏の中で、まるで異国に迷い込んだインディアンの如く浮いていた)
(やや丈に合わない白装束を纏い、三角頭巾に足袋――常識的に考えて、生者が身に付けるには少し早すぎる衣装だ)
(しかし、そんな格好の少女の雰囲気はひたすら明るく、春の麗のようにポヤー、としていた。幸せな娘である)
してぃーがーど? なにそれ、おいしいの?
あ、これ、お〜い〜し〜ぃ〜♪
(事務所に到着)
(アイスティーを無料なことをいいことに、周囲の視線も気にせず、羞恥もへったくれもなく、ソファーにドカッと腰を下ろしたまま、ゴクゴク、とかぶのみ)
(傍から見れば、まだ15にも満たないであろう、うら若い乙女がするには、まさに見るに堪えない行為だ)
/実はTRPG初めてです。ルールはよく知らないので、おかしかったらどうぞ、申してくださいませ
/今気付く、足袋ではなくて、草履だよ
>>45 (身元不明の小女から、シティガードについて問われました)
シティガードというのは、街の治安を守って下さる方々です。
この店でもトラブルが起きた時には、いつも解決をお願いしているんですよ。
ところで、それ…ミスランディアではあまり見ない服ですね?
少し図鑑で調べてみましょうか。
(ルッセは奥の本棚から取り出した事典を開いてみました)
『ミスランディア服飾図鑑/3000G』
真っ白なんて特徴的な服なのに何も書いてませんね…。
あまり一般的なものではないのでしょうか?
>>46 (ルッセは記憶喪失の女性の足元を見て、何かに気付いたようです)
草を編んで作った靴…もしかして…草履?
それは確か遠方の人々の履物のはずです。
もし貴女がとても遠くから来られたとすると、
身元を辿るのに時間が掛かってしまうかもしれませんね…。
…それにしても名前が無いと少し不便ですね。
ずっと貴女さんとか、君とか呼ばれるのもかわいそうですし…。
あっ、…宜しければ仮の名前をこれで決めてはどうでしょう?
(テーブルの上にドンと重そうなルーレットを置きました)
『運命の回転盤/8000G』
これは賭け事に使う回転盤に似ていますが、占いに使う物です。
数字の代わりに文字が書かれているでしょう?
このルーレットを何回か回して、出た文字を託宣として使うんです。
占いですから過剰に期待されても困りますけど、
もしかしたら元の名前と関連がある単語になるかも…。
【はい、こちらこそです】
>>47 ふ〜ん……カッコいいね!
(目を輝かせて説明に聞き入った。現在彼女の脳内では、シティガード=スーパーマン的なことになっている)
(ワクワク、とまだ見ぬシティガードの姿に胸を馳せ、そして相手に指摘された自分の衣服に視線を落とす)
なんだろう……この服、あんまりいい感じがしないな
それよりおっきい本! すっごい! すっごい!
(上の言葉はそっと、虫の囀り程度の声で呟いたもので、恐らく相手には聞き取れてはいないだろう)
(そして、聞き取られてはいけないと言わんばかりに、すぐさま注意を辞典に移し、大きな辞典に対して感嘆の声を上げている)
(彼女にとって、手掛かりが得れなかったことなどはどうでもよいらしく、楽しそうにぴょんぴょん、飛び跳ねている)
ぞうり? えっと……あの、縦長の丸い……
(それはゾウリムシだ)
よくわかんないけど、私遠くから来たのか〜むむぅ……
(過去についての原級が、極めて困難だと言われ、スランプに陥った芸術家のような陰鬱とした雰囲気を出して、頭を抱え込んだ)
(しかし、ドン、という音を耳が拾い、頭を押さえていた手を離して、顔を音の発信源の方向に向けた)
名前……仮の、名前…………
(いくら仮だとしても、やはり抵抗はあるのか――否、違う)
(それは、彼女の眩い向日葵を思わせるような可憐な笑みを一瞥すれば、判明する)
そのルーレット、カッキー♪
やるやる、やってみる!
(言うが早く、やや焦り気味にルーレットを回していく……)
(三回ルーレットを回転させ、ようやくその単語が姿を現した)
えヴぁ? ……エヴァ?
私の名前……エヴァだって
(嬉しそう――というより、複雑そうな顔。少女――エヴァ自身にもその理由は不明だが……)
(兎にも角にも、名前は整ったのだ)
えっと……じゃ、じゃあ改めまして〜♪ エヴァで〜す♪ ヨロシク!
>>47 はい、エヴァさんですね。
こちらこそ、改めてよろしくお願いします。
(しばらくすると、杖の意匠が施された青い外套を羽織り、三角帽を被った男性が事務所に入って来ました)
あっ…シティガードの方がいらしたようですね。
(ルッセは立ちあがって、シティガードに事の顛末を説明します)
えっと…実はこちらの女性が記憶喪失のようでして…。
どこか遠くの国から来られたようなのですけれど、身元は分からないようです…。
あっ…そういえばエヴァさん、気付いた時には何処に居ましたか?
街の東…それとも西の方でしょうか?
何か手掛かりになるような事があれば、思い出してみてください。
(しかし事情を察したシティガードは首を振り、ミスランディア国外の捜索は管轄外であると告げて去りました)
こ、困りましたね…もうじき夕方ですけど、どうしましょうか?
宿屋に泊るのは…先程のお金では無理かもしれません。
うぅん…この街の治安は悪くありませんが野宿は心配ですし…あっ…。
(ルッセは壁に掛かっていた鍵束から一つの鍵を抜き出すと、エヴァさんに手渡します)
『店員Aさんの部屋の鍵/非売品』
どうでしょう。
とりあえず、今晩はこちらに泊まって行かれてはいかがですか?
ちょうど退職された方の空き部屋が、幾つか余っていますし…。
少々手狭かもしれませんが、野宿よりは良いかと思います。
>>49 おわっ!? あ、あれがシティーガード……
(入場してきたシティーガードは、エヴァにとって、動物園で見る初めての象のようなもの)
(彼がどんな人物なのかを、やや離れた場所で、期待と不安の籠った視線で観察した)
(しばらくルッセの話を聞いて、やがて自分に対してされた質問に返答を述べようと、口を開いた瞬間――)
あ、…………
(綺麗な偶像は、その想像だけに収まらせておけばいいのに……少女は現実の飼育された象など、どんな魅力もない、ただの灰色の塊だと知ってしまったのだ)
(しょんぼりとした表情で、彼の背中を見送り、そしてルッセへ顔を向ける)
あうぅ〜、野宿かぁ……――ほえ?
(ルッセの言葉に、更に顔を曇らせたが、次の行動にて――素っ頓狂な声を上げ、渡された鍵に、大きく開いた目を傾ける)
(そして、次の言葉を全て聞き終えて)
いいの? ……いいの、いいの、本当にいいの?
私なんか、迷惑じゃない?
(上目遣いで、少女が頬を薔薇色に染めて、感激を隠しきれない声で確認を尋ねる)
(恐らくルッセの返答は決まっていて、この珍妙な格好の少女は、今宵の寝床を確保することに成功するだろう)
>>50 はい。
空き室はしばらく使っていないようでしたので、後で片づけをしておかないと…。
でも、それはひとまず置いておいて…まずは夕食にしませんか?
その…お腹も空いていらしている様に見えますし…。
(エヴァさんを伴って事務所を出ると、一階窓際のテーブル群に向かいます)
うちのお店は、カフェコーナーを併設していますので、そちらで食事を取ることもできるんですよ。
えっと…そこの空いている椅子にかけて、少々お待ち下さいね。
(エヴァさんに椅子を勧めるとルッセはカウンターの中に入っていき、他の店員と話し始めます)
しばらく、こちらをお願いしたいのですけれど…。
はい…はい…後で変わりますので…。
(しばらくするとトレーに食品を乗せてカフェコーナーに戻って来ます)
『鴨のソテー・オニオンスープ・サラダ・ライ麦パン・木イチゴのジュース/合計1100G』
お待たせしました。
さあ、どうぞ召し上がれ。
>>51 う〜、そういえばお腹が……
【GUUUUUUUUUUUUUUU!】
【極限まで腹のすいたエヴァは、椅子に座って、今夜の晩餐を待ち構える】
【今まで意識しなかったおかげで、気にせずにいられたのだが――気付いてしまった今、彼女の頭の中には、腹の虫を押さえることしか考えていない】
【そしてルッセが、文字通りのご馳走を持ってきて……】
うっわあ〜、美味しそう……
こ、これ、全部いいの? いいの? もう食べちゃうよ、もう待てないよ、もういっただっきま〜す♪
【ルッセの返答を聞き終える前には、暴飲暴食を繰り広げる一つの光景が生まれていることだろう】
【ライ麦パンを片手に、鴨のソテーをつついて、一旦オニオンスープで流し込み、口から喉へ全てを押し流した後に、今度はサラダにフォークの矛先を向けて、最終的に木イチゴのジュースが全ての味々を洗い流す】
【周りの客達も、忙しく動き回っている店員達も、エヴァに好奇の目線を向けていることだろう。今の少女の姿は見苦しいを通り越して、逆に清々しいかもしれない】
【しばらく――時間にしても、約20分。それで、エヴァの舞台は幕を引いた】
ふぅ……満腹、満腹。余は満腹じゃ〜
ご馳走様だったぞ、ありがとうルッセ!
【椅子にもたれながら、体積が見て取れるほど膨らんだ腹を撫で付けている。若干口調が変化しているのは、計1100Gの佳肴のせいかもしれない】
しかしここまでしてもらって、宿までもらうのは……やはり少し、腰が引けるな
何か余にも出来ることはないかの?
【さすがにエヴァも、ここまでの親切に何かの見返りを渡したい、と――若干ずれた語調で返礼を、と】
>>52 /あらららら、ついついクセで、やっちゃった、【】は()へと、お願いします
>>52 (食事を終えたエヴァさんは、何か出来ること無いかと聞いてきした)
あっ、はい…出来る事ですか?
お店は、いつでも人手が不足していますので何か手伝って頂ければ…。
そうですね…では、
『お店の清掃/時給1000G』
『料理の新メニュー開発/1つ開発で5000G』
『宣伝のチラシ配り/時給1200G』
このどれかを手伝って頂けますか?
どれでも、出来そうなもので構いませんよ。
あっ、もちろんお店を手伝って頂けるのですから賃金もお支払いしますよ。
>>54 ふむふむ……
(三つの選択肢を聞いた)
(店の清掃くらいなら出来そうだ。チラシ配りもそれほど難しくない)
(しかし、自分程度が新メニューの開発を手掛けるなどは、逆に店に不利益を生みかねない)
(必然的に選択肢の幅は、二者へと絞られていく)
ぬ?
給料は要らんぞ、こっちは礼のつもりでやるからな
それじゃあ、余は清掃を任された
(言ってすぐに、店内の清掃に取りかかった)
(箒を探してきて、しばらく床を履く。そして、次に塵取りで、集まった埃塵粕諸々を綺麗さっぱり取り終える)
(手際はあまりよろしくなかったが、それでも不器用なりに一生懸命に、やれるだけのことはやったのだ)
ぁ〜……つかれた…………
(エヴァはどっと疲労して、再び椅子に腰を下ろした)
>>55 ご苦労様です。
おかげさまで店内もすっかりきれいになったようですね。
(掃除を終えたエヴァさんに声をかけます)
見た所大変お疲れのようですし、浴場で汗を流してこられてはどうでしょうか?
ちょうど表のトランシア大通りには、街の共同浴場がありますから…。
何でも薬草入りで疲労回復に効能があるそうですよ。
あっ…その前に替えの服を用意しておいた方が良いですね。
確か地下の保管庫には、魔力切れで廃棄する予定の魔法の衣料品が大量にあったはず…。
どのみち捨てる物ですから、もらってしまっても問題は無いと思います。
えっと…その変わった服に愛着もあるかもしれませんし、無理に着替えてとは言いませんけれど…。
(一応ルッセは付いて来るように促すと、奥の階段から広い地下の保管庫へ降りて行きます)
『色々な魔力切れの衣料品/来月に廃棄予定』
どれでも好きなものをどうぞ。
すでに魔力切れの廃棄予定品ですから、遠慮は必要ありませんよ。
(廃棄品保管庫と書かれたプレートの部屋にはローブにブーツ、鋏、鍋にランプと様々な道具が山積みになっています)
>>56 う〜……がんばったよぉ
(心なしか口調も元に戻っており、エヴァは疲れ切った顔でルッセの提案を聞いた)
浴場……おっふろ♪ おっふろ♪
お服もくれるの? わ〜い、わったあ!
(もはや遠慮も何もなく、無邪気な笑顔で喜んでいる。服については、逆に脱げることを歓迎しているようでもあった)
(椅子から立ち上がって、ルッセの後に着いていく)
(保管庫に着けば、そこには一つの店を立ち上げれなくもないほどの、様々な品物達が魔力を切らして、深い眠りに付いていた)
うわ〜! これが全部、要らない服……もったいないな……
そういえば、魔力ってな〜に〜?
(今更と言えば今更な疑問を口にしながら、エヴァは一つの、彼女の丈によく合っている純白のローブを手に取る)
(白装束のことは好きではなかった様子だが、白という色そのものは、彼女の趣味に合っていたらしい)
(ルッセは魔力について簡単に説明しました)
えっ、魔力は魔法の源ですよ。
聞いた事はありませんか?
世界に満ちている見えない力の塊…のようなものです。
魔法使いたちは、この魔力を操って魔法を使うんですけれど…。
あっ、そういえばエヴァさんは記憶を失われていたのでしたね。
でも記憶が戻れば色々思い出せると思いますから、どうか気を落とさないで…。
それでは共同浴場にご案内しますね。
(店外へと出ると、少し歩いて石造りの大きな建物へ向かいます)
共同浴場も最近では大型化して、今ではちょっとしたライバルです。
中にバーやレストランに運動施設まで備えていますので…。
(エルフ、ドワーフ、フェアリー…建物の中は様々な種族でごった返していました)
…今日は、無料開放の日ではないようですね。
選挙が近くなると、元老院の方が貸し切って無料開放する時もあるのですけれど。
右側が女性用の浴室です。
中には水のお風呂、お湯のお風呂、熱い蒸気の部屋の三種類があります。
『タオル、香油、肌かき器/合計1200G』
これをどうぞ。
(エヴァさんにタオルと香油入りの小さな壺、金属のへらを渡します)
肌かき器の使い方は分かりますか?
まず香油を皮膚に塗ってから、これで汚れや汗をかきとります。
肌かき器は金属製ですけれど、肌を極力傷つけない様に工夫した逸品なんですよ。
>>58 魔法の源? 魔法使い?
……う〜ん、どっかで訊いたことがあるような、ないような……
(しかし記憶の山を探ろうにも、それがない状態の今、疑問の追及は断念する他なかった)
(釈然としない気持ちを抱え、ルッセの後を追う)
バー、レストラン……うへへ〜
(まだ食えるのかこの娘は。だらしなく口を開放したまま着いていく。その途中、見慣れない異形達のオンパレードに出くわし、一言)
はっ?
(すれ違う彼等の姿は、自分と見比べてみて全く違う。あれは何なのか――という疑問は恐いので、無理矢理頭の隅に追いやった)
選挙? 元老院? まあ、いいや
それより、おっふろ♪ おっふろ♪
(またしても聞きなれない単語が飛び散るが、この際気にしても仕方ないのだとようやく思い至ったようで、まずは目の前の風呂のことを優先して考える)
(三つの風呂の中で、今最も浴びたいのは――やはり温かいお風呂だろうか。温かいお湯で、滲んだ汗を綺麗さっぱり流してしまいたい)
(エヴァは脱衣所で白装束を脱ぎながら、ルッセに三式の湯具を渡される)
肌かき器? 他のは大体わかるけど……
(服を脱ぎ終え、雪のように白い肌を露出させる。浴場へ入っていった)
(とりあえず自分の勘を信じて、タオルを湯船の横に置き、香油を体に塗りつける)
えっと、こうして、こう、かな?
(あまり器用そうではない手を懸命に動かし、金属製のへらを体に、ツー、となぞらせていく)
(こそばゆい刺激が、なぞった部分に襲いかかった)
(エヴァの肌が、やや朱色を帯びた)
>>59 あっ…力を込め過ぎ…です。
肌が赤くなっていますから…。
肌かき器は、ほとんど撫でるだけでも充分なんですよ。
(ルッセも入浴を済ませました)
ここで人気の飲みものは、苺やオレンジなどを加えたミルクです。
入浴後の方々に良く飲まれるようですね。
うちの店のカフェコーナーにも同じようなものはありますけれど、
ここで飲むものより味は落ちる様な…。
それはともかく…私たちも水分補給をしておきましょう。
『果汁入りミルク/各種120G』
では、そろそろ戻りましょう。
まだ部屋の準備もありますし。
(浴場から出ると、すでに日は沈み、空も濃い藍色です)
あっ、もう陽が沈んでますね…。
今、明かりを用意します。
――万物に満ちるマナよ、きらめく光となって暗闇を照らしたまえ。
(ルッセが呪文を唱えると、手に持っていた肌かき器が光り始めました)
そういえば、まだ空き部屋の様子を確認していませんでしたね…。
たぶん、それほど散らかってはいないと思いますけれど…
(明かりを持ったまま、店に戻るために歩き始めます)
>>60 う〜……
(しばらく朱色の肌を湯に浮かべ、そして入浴を終えた)
(脱衣所に置いておいた替えの服である、純白のローブに着替える。白装束は不格好に畳まれ、エヴァの手に収まっている)
(着替え終わった後に、ルッセが果汁入りミルクを勧めて来た。勿論喉の渇いていたエヴァにとって、飲まない理由などない)
ゴクゴクゴクゴク――……っぷぁっはあ!
お風呂上がりの一杯は、世界のどんな水分よりも価値があるね! 私、そう思うよ
……ん、それじゃあ、おっへや♪ おっへや♪
(風呂上りの火照った体に、涼しい夜風を浴びせる。空には藍色のカーテンが一面にかかっていた)
(暗い夜道に、さすがに歩みも止まるが――ルッセの起こした現象に、目を引ん剥く)
すっご〜い! い、今のはどうやって?
……あ、それが魔法っていうの?
(魔法の光に感服の言葉を上げた)
(帰り道を辿っていき、しばらくして到着した。エヴァが店内へ進んでいく)
(改めて陳列されている物品達を眺めてみる。何か記憶の手掛かりになりそうな物がないか、探しているらしい)
>>61 (ルッセは魔法について説明しながら店へと戻ります)
はい、これが魔法ですよ。
明かりを灯す魔法は初級の魔法ですから、
子どもたちが見よう見まねで使っている時もあったりします…。
(店に着くと、エヴァさんがきょろきょろと商品の飾棚を眺め始めました)
何か見覚えのある物はありますか?
北方の角笛に南国の仮面、うちの商品には異国で作られた魔法の品もありますけれど…。
(ルッセは、水晶の小瓶が並ぶ一角に足を踏み入れたエヴァさんに商品説明を始めてしまいます)
そこは魔法のポーションコーナーです。
普通の傷薬にエリクサー、嘘をつけなくなる薬に変身の粉薬に透明薬…。
たぶん品揃えは、ミスランディア一です…!
その…私が調合した物も…幾つかあったりして…。
(ルッセのポーション説明には、少しだけ熱が入ってたようでした)
あっ、私ったらつい長話を始めてしまって…すみません。
(エヴァさんを元店員Aさんの部屋だった従業員用居住室へと案内します)
ベッドにシーツ、水差しに呼び鈴……えっと、枕がありませんね。
誰かが持って行ってしまったのでしょうか…?
ではこれをお使いください。
『夢見の羊毛枕/1200G』
羊の精霊たちが睡眠を導入して、すぐに安眠できる枕だそうです。
他に何か必要なものがあれば遠慮なく、言ってくださいね。
では、おやすみなさい…。
>>62 うーん……だめだ、何にも思い出せない
(しばらく見続けたが、どれもエヴァの記憶を揺り動かす者は見つからなかった)
(水晶の展覧会に訪れたところで、ルッセの熱の籠った説明に耳を澄ませる)
ルッセが作ったんだー……凄い凄い!
特に変身の薬とか
(意外にあっさり流したが、ミスランディという単語は普通に知っていたようだ)
(従業員用居住室に案内され、ふっくらと柔らかい弾力を内包した枕を手渡された)
うん、ありがとうルッセ、おやすみなさ〜い!
(本当に遠慮もなく寝た)
(ベッドにダイブして、柔らかな温もりに身を浸し、夢の世界へと誘う枕へ頭を沈める)
グ〜、グ〜……
(その夜エヴァの鼾は、はしたなくも店中に騒音を届けていたらしい……)
(翌日、朝早くに教会の鐘の音が街中に鳴り響きます)
………ぅぅん。
(ルッセは起き上がると髪に櫛を通し、白魔道士のローブを着ると店内へと入っていきました)
おはようございます…。
(他の従業員に挨拶をしてカウンターの中に入ると、鏡に向かって話しかけます)
『遠話の鏡/50000G』
(鏡の中には別のどこかが映っていました)
いつもお世話になっております。
よろず屋"魔法王国"です。
えっと…夢見薬に使う夢紡ぎ草の発注を依頼したいのですが…。
確か夢見薬なら、過去の光景を夢に見る事も出来たはずですよね…。
はい…では後日また。
(鏡を通した話を終えると、商品の補充や点検をしながら来店するお客様を待ちます)
65 :
黒服の男:2010/08/31(火) 02:05:35 0
ちょいと、邪魔させてもらうよ……
(見る者にやや威圧感を抱かせる、浅黒く焼けた肌に丸刈りの高身長)
(顔にはサングラス、服装は黒を基調に纏められたキッチリとしたスーツ姿のどことなくヤクザちっくな男)
(注意深く観察すれば、スーツの胸部分にはブードゥーを思わせる印が付けられている)
(カタギには到底出せない、無意識のさっきとでもいうものを放出しながら、店内へ入って来た)
(男は少し進んだところで立ち止まり、周囲の棚の状態をグルリと見渡す)
ふん、小店舗と思えば、それなりの品揃えは確保してあるらしいな
いや、今はそんなことはどうでもいい、か……
(男はルッセの方へ大股で歩いていき、ハスキーボイスで質問を繰り出す)
お前は店員だな?
最近――つい昨日のことだが、白装束を着た少女を中へ入れただろう……どこにいる?
ああ、それと……嘘は付くなよ。お互いの為にならない……
(質問――否、脅迫ともいえる……シティーガードを呼ばれてもおかしくないほどだろう)
(勿論シティーガードがまともに動いてくれればの話だが……)
うぅ…ん。
少し元気が良すぎるのが困りものですね…。
(店内ではホウキがひとりでに動き回り、床を掃いていました)
『魔法のホウキ/3200G』
>>65 (しばらくすると店内に黒服の男性が入って来ます)
い、いらっしゃいませ…。
どのような物をお探しでしょうか?
(黒服の男性は、白装束を着た少女の行方を聞いてきました)
エ…えっと…。
(白装束の少女がエヴァさんの事だと気付きましたが、それを話すのは躊躇われて少し口ごもります)
この街では白装束なんて…珍しくありません。
白い服のお客様なら、一日に何人もいらっしゃいます…。
わ、私も白いローブですし…。
それでその…なぜ白装束の方をお捜しなのでしょうか?
事によれば…お力になれるかも…知れません…けれど…。
(ルッセは殺気に威圧されながらも、黒服の男性にそう訊ねました)
67 :
黒服の男:2010/09/01(水) 01:41:19 0
>>66 ほう、珍しくもない?
確かにあのような格好をしている輩もいないわけじゃない……
なるほど、考えたものだな、白ローブの店員よ
(男の威圧感は衰えることを知らず、更に凄味をかけている)
(ルッセがしたごまかしも、もはや見破っているのだろう――)
そして探している理由まで……
答えてやろう――お前に教えることはない、店員
ただの一店舗の店員に過ぎないお前には、あまりに重すぎる問題だ、深く関われば、死すらも厭わない
(脅し――否、それは本当の、事実を淡々と述べているようにもきこえる)
(男は教える気など毛頭もない、という一貫した態度を貫いている)
それで、もう一度訊こうか……白装束を着た少女がいるだろう
いいか、そいつを出せだなんて言ってるわけじゃない。ただお前が、匿っている……その事実さえ話せば十分だ
(再び繰り返される質問、一方的な要求――男の殺気は、まるでナイフのように冷やかな危険さを感じさせる)
>>67 あ、貴方の言う通り、その方がこちらに居るとしても…。
死すらも厭わない…なんて方にお渡しするわけにはいきません…!
あ、あまり他のお客様のご迷惑になるようなら、シティガードの方をお呼びしますよ…!
(ルッセは連絡用の鳥が入っている鳥籠に手をかけます)
『報せの鳥&鳥籠/8000G』
この報せの鳥を放てば、すぐにシティガードの方を連れて来てくれると思います。
どうしますか…?
(問いますが、本当にシティガードが来るとこちらが困るかも知れませんので鳥籠は開けません)
>>68 (困り果てている所、緊張を破るようにお客様が割って入って来ました)
い、いらっしゃいませ。
薬草に羽ペンですね。
『薬草/10G』『羽ペン/100G』
(お客様は、昨日ガードが女の子を医者に連れて行った旨を話します)
そ、そういえば…こちらのお客様の言う通り、昨日もシティガードの方が来られましたね。
もしかしたら、その方が白装束の子をお医者様に連れて行ってくれたのかもしれません。
その子を探すなら、お医者様を当たられては如何でしょうか…!
(お客様の助け舟に目で感謝しながらも、黒服の男性にやや強い語調でそう答えます)
70 :
黒服の男:2010/09/02(木) 01:51:46 0
>>69 シティーガードねえ……
来られたら、少し面倒事が増えるな
(逆に言えば、それだけで済ませれる――暗にそういったことを、仄めかしているのかもしれない)
(男は鳥籠の中の鳥に、射殺すような視線をサングラスの上から、飛ばした)
(勿論、それが犯罪だと言われない範囲での、男なりの小さな脅しだ)
(男が何かを話そうと、口を開きかけた際に――――)
>>68 ――――ふむ? それは一体……というか、お前は……?
(突然の乱入者にやや焦った声を放つ)
(というか、焦っているのは、乱入者に対してではなく、男に驚愕の事実を告げる、とんでもない、はったりにだった)
(ルッセと乱入者の話を訊き比べ、やはり少し怪しいと思い至る所はあったのだが……ついに、諦めたのか)
ふぅ、わかったよ……わかった
今回は俺の負けということにしておこう、だが、次はこうはいかんが……
(次、というのは、十年後の話ではないのは確かだろうが)
(男は懐を無造作にさばくり、黒一色の財布から、10000Gを取り出して、カウンターに置いた)
迷惑料だ、取っておけ……
ついでに、香水を一瓶貰っていくぞ
(ぶっきらぼうに告げた後、あまり高くなさそうな――かつ、匂いの強めな香水の瓶を手に取り、さっさと出ていった)
(次に彼の足が向かうのが、医者の方向なのは、恐らく確かだろう……)
(兎にも角にも、店内に混乱を呼び寄せていた男の撃退には、成功したのだ)
>>70 (黒服の男性が店内から出て行きました)
はぁ…ふぅっ…心臓が止まりそう…。
(黒服の姿が完全に見えなくなると、ルッセは大きく息を吐いて、へたり込みます)
あっ、こうしてちゃだめ…。
エヴァさんにお知らせしないと…。
(エヴァさんの部屋に向かい、軽くノックするも返事は有りません)
まだお休みなのかしら…?
(ドアを開けて入ると、眠りについているエヴァさんをゆさゆさと揺すります)
エヴァさん…起きてください…! エヴァさん…!
困りましたね…よくお休みのようですけど何とか起きてもらわないと…。
ここは―――。
(ルッセは、何かをエヴァさんの鼻先に近づけました)
『バロメッツ・バーガー/280G』
エヴァさん、朝ご飯ですよ…!
(焼き固めた挽肉とトマトソース、野菜と香辛料の香りがエヴァさんの鼻孔を刺激します)
>>71 (従業員用居住室)
(羊毛の枕を抱きしめながら、ベッドのシーツに包まり、ソレは蠢いていた)
ふにゅぅ……
そんな、の――――ぇめ、だめだってば――――ぅ、ぅぅうん、、、
(まるで少女の魘され声――実際、そのままなのだが……)
(そんな声を上げ、激しく体を右に左に――ベットから転げ落ちないのが不思議なくらいだ)
――――――――むにゅうぅ……
(記憶喪失の少女――エヴァの目覚めは遅い)
(その深い眠りは、窓から差し込んだ強烈な日光を浴びようと、下から流れて来た慌ただしい喧騒を耳で拾っても――揺ぎ無い、断固一徹とした睡眠の姿勢だった)
(そんな彼女に目覚めを持ってきたのは――ノックをして入って来たルッセ――が持っていた物だった)
(エヴァの重く閉ざされていた瞼は、意地汚い話し――その物が漂わせた、腹が丁度空いた朝に持って来いの香りという色気に、瞬時に開かされてしまったのだ)
――――――――ッ!?
この鼻腔を擽る微かな香辛料の香り
この目に鮮やかな色合いをしたトマトソース
このよく焼かれたパテと野菜が見事に合わさった至高の朝食――完成していたというの? あさごはん……
(嗅覚、視覚、そして鼻先から感じる触角に――エヴァの味覚は、本日のお客様を待ちかまえる準備をあっという間に整える)
(不意に彼女の両手は、目の前の食欲を掻きたててやまない、悩ましい存在へと伸びていった)
(そこからはあっという間の出来事だった――――)
(生物的本能から来る、“食いたい”欲求から溢れる最高スピードで、ルッセの手から朝ご飯は引き離された)
(ルッセがその次の場面を目で追ったとしても、それはもう見当たらない――)
(エヴァの口が蛙みたいに膨らみ、モグモグと咀嚼の運動をしているのを見れば、どういったことなのかの想像は容易に付く)
(エヴァの咀嚼から嚥下までの時間は、まさに“あっという間”)
(五回以上していないだろう、口の動きを終わらせて、ゴックンと全てを異に落とした彼女の顔には、大きな満足が伺える)
あ〜満腹――とまではいかなかったけど……
ありがと〜ね〜、ルッセ♪ お礼に今日もお店手伝うよ!
(ゆったりとした、宙に浮いているような思考はやはり崩さず、何とも平和な答えを述べて見せる少女だった)
(エヴァはベッドに上半身だけを起こした状態で、ルッセを寝ぼけ半分の瞳で見つめている)
/誤字脱字 どんなに見ても やっちゃうよ
しょうがないけど しょうがなくない
話し→話 触角→触覚 異→胃
(嗅覚、視覚、そして鼻先から感じる触角に――エヴァの味覚は、本日のお客様を待ちかまえる準備をあっという間に整える)
(不意に彼女の両手は、目の前の食欲を掻きたててやまない、悩ましい存在へと伸びていった)
この部分は上下逆orz
>>72 あっ、えっと…お手伝いよりお伝えしないといけない事があります…!
(エヴァさんに先程の一件を話し始めます)
先程、店にエヴァさんを探してる方が来られました。
でも…とても怖い感じの黒服の方で、明らかに普通の様子ではありませんでした。
エヴァさんの行方を突き止めるためなら、死すらも厭わないなんて言っていましたし…。
せっかくのエヴァさんの過去の手がかり。
本当なら、すぐにお引き合わせするべきだったのかも知れません。
でも、何故かエヴァさんに会わせてはいけないような気がして…追い返してしまいました。
せっかく過去を突きとめるチャンスだったかも知れないのに…これで良かったのかどうか…。
(黒服の男性をどうしたものかと考えていると、服についていた奇妙な印の事を思い出しました)
あっ…そういえば、さっきの黒服の方はよくネクロマンサーが付ける印を付けていたような?
ネクロマンサーというのは死んだ人をゾンビにして操ったり、降霊魔術を使う方々の事です…。
それだけでは悪い方とは限りませんが…死者を操るという特性上そうではない方も多いです。
エヴァさんには、何かお心当たりは有りませんか?
(話が続く中、下の方から他の店員の呼び声。ルッセに商品の配達へ行くよう声が掛けられます)
あっ…外へ?
こんな時に…ええと…うぅ。
(困ったようにエヴァさんと部屋の外を何度も交互に見比べます)
>>74 ほえ〜――――? なーにー?
(まだ眠気の解け切ってない意識をフル回転させ、ルッセの話に耳を傾ける)
――――――――…………
私を、探してる人……?
(エヴァの顔から、スーッと、血の気が引いていくのが見て取れる)
(彼女にも理由はわからない――しいて言うなれば、本能的に刻み込まれた――圧倒的なまでの、恐怖)
――――――――ぁ、……
――――――――ゃ、……
――――――――ゃ、…………やだあああああああああああ!
やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ――――――――
(頭を抑え込み、記憶の奥底から唸りを上げる、“何かからの得体の知れない恐怖”に、ひたすら否定の言葉を連呼する)
(まともに話どころか、思考さえ働いていない――とても、情報が引き出せる状態ではなかった)
(どちらにせよ、あの男をエヴァに逢わせるのはマズイ、と――常識的な思考さえあれば、達する結論だ)
(まあ、元より記憶を失ったエヴァが、“ブードュー”についての情報を、残しているはずがないのだが……)
(しかし、ショック療法という言葉がある)
(もし、エヴァが落ち着きさえすれば、ショックを受けてる内にうっかりと、頭の片隅に追いやられていた記憶の金庫の鍵が開くかもしれない)
(どちらにせよ、時間に全ての権限を委ねるしかないのだ――歯がゆい思いは、胸の内に秘めておくのが一番だ……)
……………………
(ルッセに任せられる配達の依頼――迷いを見せる彼女を置いて、エヴァは独り、姿勢をそのままに、沈黙を守り切っている)
(そんな切羽詰まった情景の中へ、一つの騒音が、窓の外から飛び込んでくる)
(それは一羽の鳥――の形状をしたスケルトン{肉も皮もない、何らかの魔法により骨だけの姿によって甦らされた鳥})
(俗には、ブードューの伝言用として使われるそれが、あり得ない速度で窓に突進し、叩き割って、中へ侵入してきたのだ)
(スケルトンの鳥は、ルッセが何か言うより早く、微動だにしないエヴァを差し置いて、伝言を述べた)
『お前達の店に少女がいることは判明している。今すぐそいつを連れて店を出ろ』
『早くしないと店内が死体の山になるぞ! わかったら早急に、指定の配達場所に来い――待っているぞ、絶対に連れてこいよ』
(それだけ告げると、スケルトンは魔力が抜け落ちたかのように、サァ、と体を灰に変えて、呆気ない崩壊を見せた)
(この伝言に従うかどうか――どうやら、時間はあまりないらしい)
(エヴァはベッドの上で体操座りをして、顔を膝の間に埋もれさせ、口を固く閉ざしている)
>75
うぅ…どうしたらいいの…。
こんなの完全に私の危機対処能力を越えてます…。
…エヴァさんは連れて行くのも、お店に残しておくのも危険ですよね。
お店には、これといって頼りになる人もいませんし…。
あっ、ま、まずはシティガードの方に助力を仰いだ方が良いですよね。
店の警備に来て貰って、配達場所にも向かってもらって…あっ…。
(その時、思案するルッセの頭にフッと苦し紛れにも似た考えがよぎりました)
…これなら…。
もしかしてエヴァさんの過去を知ることが出来て、あの黒服の方も何とか出来るかも…。
(ルッセは、一階の薬品棚から青い液体の入った薬瓶を持ってきます)
『写し見の変身薬/15000G』
エヴァさん。
この薬は…飲むと最初に見た者へ変身することが出来るんです。
これを二人同時に飲めば、エヴァさんは私の姿に。
私はエヴァさんの姿になるでしょう…。
姿を入れ替えれば…しばらくエヴァさんは安全だと思います。
私は…戦う事はできませんが魔除けの白魔術が使えますから、
逃げるくらいならできる…と…思います…。
相手も魔術師ですから普通にシティガードを向かわせても、逃げられてしまうかも知れません。
でも私が隠れ家を突き止めてから、エヴァさんがシティガードの方に連絡すれば逮捕できるかも…。
逮捕の罪状は、お店への脅迫行為だけでも充分だと思います…。
ど、どうでしょうか?
恐そうな方でしたから関わるのは気が進まないかもしれませんが、
このまま放っておいてはエヴァさんにも危害が加わると思いますし…。
(恐る恐るエヴァさんに聞いてみます)
>>76 ……………………
(ルッセから訊かされた言葉を咀嚼するのには、あまりにエヴァの思考は衰弊しきっていた)
(しかし、)
(それでも、)
―― コクン ――
(一度だけ、)
(確かに、)
(体勢をそのままで、頷いた素振りだけを見せた)
(エヴァにはまともな判断が出来ていないのかもしれない――この計画には、ルッセの危険度が大幅に上がるという問題点がある)
(普段の彼女の思考ならば、恩義を感じるルッセに、このような役回りを許すことはしないのだが――やはり、そうとう参ってる様子だ)
(エヴァはゆっくりとした動作で、足を床に伸ばし、ベッドから腰を上げた)
(しかし、顔は手で覆われており、隠されたまま――恐らく、相当酷い表情をしているのだろう)
>>77 エ、エヴァさん、大丈夫ですか…?
(心配そうにエヴァさんに声をかける中、他の店員が配達に行くよう督促にやって来ます)
あっ、はい…それが実は…。
(ルッセは督促に来た他の店員へ、黒服の魔術師が店に襲撃してくる可能性があることを伝えます)
やっぱり、これは伝えておかないといけませんよね…。
これで、お店には警備の方が来てくれると思います。
それで配達の場所ですけれど…街外れのヒュプニア墓地公園だそうです。
届けるのは粉状のお香に香油、依頼したのは先程の方ですよね…。
『パウダーインセンス&マジックオイル/25000G』
墓地公園が見える場所まで一緒に行ってくだされば、後は私が一人で行きます。
エヴァさんには…どこに居てもらいましょうか…。
十分な警備が来てくれれば、ここに戻っても良いのですけれど…。
そうでなければ外に出るしか…。
大勢の人の中に紛れるなら、昨日の浴場内の施設でしょうか?
あっ、連絡に使う何かも用意しないと…。
そ、それではええと…心の準備は、よろしいですか?
(ルッセは写し見の変身薬を飲みました。これで最初に見た者そっくりの姿になるでしょう)
>>78 ……………………
(あまり大丈夫そうではないエヴァは、必要以上に口を動かすことすら億劫なようで、その沈黙をルッセへの答えに差し出した)
(ルッセが店員へ、危険を告げる内容を説明している最中も、彼女の顔は覗かせてくれなかった)
……、私――あんまり、お、そと、いたく、ない…………
…………すぐ、に――お、みせ、もどっ、て、いい、かな…………?
(途切れ途切れに、まるで壊れた時計のように不正確なリズムで、足りない脳味噌で考えた意思を表明する言葉を刻んだ)
(エヴァは、決して覆った手を離さないように注意しながら、ソーッと左手を変身薬に伸ばし、手の隙間から液体を流し込む)
(やがて、エヴァは、顔から手を離した――――覗いたのは、あまりに、歪な顔だった)
(エヴァの顔は、醜く、爛れて、歪み、腐らせ、腫れ、狂っていた――――)
(まるで、その顔は、死から、偽の生還を果たした一匹の――――――――)
ゾ ン ビ
(やがてチェンジする双方の外見――なにも違和感はない)
(エヴァだった少女の姿は、ルッセの姿に)
(ルッセだった女性の姿は、エヴァの姿に――――)
(エヴァの姿を取ったルッセの顔は、何時もの通りの綺麗な、笑顔が素敵な、向日葵のように天真爛漫な顔)
(一方の、ルッセの姿を取ったエヴァの方も、何も変わらない、綺麗な女性としての魅力を充分に放つ、女性の姿)
(先程のビジョンは理解不能で、判断の付けようがなかった…………)
…………それ、じゃあ、いく?
(エヴァはルッセの表情で、ルッセの体付きで、ルッセの声色で、部屋の扉から外に出ようとしている)
>>79 えっ、お店に戻るんですか?
は、はい…でもお店の中で安全な場所と言っても…。
一般の人が入って来ないのは、従業員用の部屋か商品倉庫くらいしかありませんけれど…。
(エヴァさんが顔から手を離した一瞬、崩れかけた顔が見えました)
ひゃ…っ! えっ、い、今…エヴァさんの顔が…。
魔法の薬で変身する際に肉体が歪んだだけ…?
(すぐにルッセの顔に変わったエヴァさんにそれ、じゃあ、行く?と問われます)
あっ…そ、そうですね。
では、これを持っていて下さい…。
『メーラーの石版/3500G』
ある魔術師が発明した二つ一組の連絡石です。
この手の平ほどの石版は、表面を指でなぞって文字を書くだけで対になった石版に字が浮かび上がります。
(エヴァさんに石版を手渡すと店を出て、トランシア大通りを抜けて街外れに向かいます)
この先です。
姿が見えないようですが、きっとどこかから監視していますよね…。
それでは、ここからは私が配達に行って来ますね。
この会話も聞かれているかも…。
(そう密やかに囁きます)
ここからは、私が配達をして来ます。
これ以上ご迷惑はかけられませんから。
さようならエ………ルッセさん。
(ルッセは、エヴァの振りをしながら配達の品を持ち、墓地公園の入り口から中へ踏み入ります)
>>80 “商品倉庫”、ね…………――――これ、は?
(重要なキーワードだけを反復し、手渡された石版を、不思議そうな瞳で見つめ――ルッセの説明を訊き、理解したのかしてないのかといった表情で、懐にしまう)
(そして、店内を抜け、大通りを抜け――エヴァは、墓地公園前まで辿り着いた)
そう、なの……ここ、か、ら……………………
(会話を盗聴されている可能性を危惧され、一旦口を閉じ、改めて辺りに漂う、異質な空気を肌で感じ取った)
(それは、何の関係もない一般人でも感じ取れるものであったが――エヴァには、何か思う所があったのかもしれない)
うん、また、ね、るっせ…………
(ルッセが配達品を持って中へ侵入していったのを見て、彼女はいきなり、襤褸を出してしまっている)
なつかし、い、にお、い…………
(常人の嗅覚では反応しない、これは帰省本能が呼び覚ました、匂いという記憶の一種なのだろうか)
(エヴァの鼻孔を擽るのは、酷く、乾いた、それでいて、とても色鮮やかな、一概には説明のしようのない――不思議な匂い)
(エヴァは墓地が気にいっているらしいが、先程、あまり店内に戻ると、自分で言ったことを思い出し、墓地から背中を向け、ゆらりゆらりとした足取りで、店へ向かった)
(その背後で、一つの影が、妖しく踊る黒い目線で、エヴァの動きを監視していた――――――――)
(やがてルッセが、立ち並ぶ墓石の森の奥へ進んでいけば、先程店に襲来した男が、“一人”)
(他の墓石とはやや違う、四隅に赤いマークの掘られた墓石へ、店でついでに買っていった香水を漂わせながら、煙草を咥えて、煙を吐き出している)
>>81 (エヴァの姿をしたルッセは、墓石の近くに佇む黒服の男を見つけると声をかけます)
あ、あの…!
配達の品は…代わりに私が持ってきました。
これ以上、他の人にご迷惑はかけられませんから…。
(そう言うと、黒服の男に配達の品を突き出します)
『パウダーインセンス&マジックオイル/25000G』
お店まで来て私を探していたのは、貴方…ですよね。
記憶が無いので思い出せませんけれど、貴方は私を知っているんですか?
エヴァさ……私は誰なの?
知っているなら、教えてください…!
(エヴァさんの正体を知るべく、矢継ぎ早に黒服の男へ問いかけます)
83 :
黒服の男:2010/09/08(水) 18:34:58 0
>>82 ――――――――――――――――!
(黒服の男が、近づいてきた懐かしい容姿の少女に気付き、サングラスから放たれる鋭い視線を向けた)
…………………………………………。
(無言で頼んでおいた品を受け取り、彼女が言った言葉に訝しげに眉を顰めながら耳を傾ける)
(そして咥えていた煙草をゆっくりとした動きで、右手の指で掴み――左手の掌に押し付けることで揉み消した)
ふむ……………………
(こんな喋り方だったか――――僅かな疑問点が浮かび上がるが、記憶がないという証言から、とりあえずは頭の片隅に追いやった)
(黒服の男が頭の中で解答を纏め上げ――重く閉ざされていた口を、開く――――)
あなたは私達の希望――肉体をそのままに、“死からの復活”を果たしたお方……
覚えがありませんか?
(店での荒々しさが嘘のような、温和で、相手を安心させるような、優しい物腰の男は――サングラスを外し、素顔を晒した)
――――――――『フランソワ・イーヴ・デュヴァリエ お嬢様』……あなたの教育係を任せられていたものです
お嬢様は、元々私達の宗派の現神官長様――最も偉いお方の一人娘にして、次期最高神官長を任せられるお方になります
しかし、他の次期神官長狙いの、反対勢力の剥げ狸共の策略によって、その命を落とされてしまった…………私達は、あなたの死を認めれなく、今まで誰も成功させたことのないブードゥーの秘儀を行いました
成功するだなんて思わなかった――――だが、あなたは、私達が行った儀式によって、甦った――半信半疑で実行した結果を訊いた時には、耳を疑いましたよ
低級な動物の骨などに、擬似的に命を持たせて、操る術を私は知っていました
それ以上の位置にいる存在に命を戻すことなど不可能だということを、私は習いました
それでも、あなたは現代の魔術の限界を――容易に超えてしまった
この情報については、反対勢力の耳にも入っています。だからこそ、あなたの捜索は少し、柄にもなく、乱暴になってしまったほどにです
後であの店にも謝っておかなければ――もしかしたら、“反対派の者達が押し入って”……なんてこともあるかもしれない
まあ、何はともあれお嬢様さえ無事ならば、私達が後のことは手を回します――――
さあ、お帰りなさいませ お嬢様。
(男が優雅に腰を折り曲げて、右の手を、自らの愛おしい主人へと差し出した)
>>83 エヴァさんが蘇生した死者だなんて…そんな事って…。
死者が命を持って蘇えるなんて…伝説にしか聞いた事が…。
(黒服の男の衝撃的な言葉に目眩がしてきます)
フランソワ・イーヴ・デュヴァリエ。
それが、エヴァさんの本名…。
確かイーヴは別の地方ではエヴァでしたね。
だからエヴァ…。
(ルッセは黒服の男に向かい、話します)
あの…私はエヴァ…いえ、イーヴさんではありません。
前に貴方が、よろず屋で会った店員です。
この姿はイーヴさんに危険が及ばないように…変身の薬で入れ替わりを…。
その…貴方が余りにも…危険な感じを漂わせていましたので…。
てっきり…エヴァさんを危害を加えに来たのかと思って…。
イーヴさんは、今お店にいる筈です。
連絡石がありますから、これでイーヴさんと連絡が取れると思います。
でも、こんなの…どう伝えたら…。
(ルッセは懐からメーラーの石版を取りだして、文字をなぞります)
『エヴァさん、今どちらですか? お店にいるのなら、すぐに向かいます』
(事実を知ってしまったらエヴァさんが錯乱してしまうのではと考え、そちらに向かうという事だけを伝えます)
少し具合が良くないようにも見えましたから、心配ですけれど…あっ…。
エヴァさんは、変身する前に顔が崩れていた様に見えました。
魔法薬の変身の影響と思ってしまいましたけれど…。
もしかして、蘇生の術が解けかけていたのかも……い、急いで戻らなきゃ…!
貴方も…来て下さい…!
(そう黒服の男に言うと、ルッセは店に向かって走り始めました)
85 :
レスィス:2010/09/10(金) 00:35:36 O
>>44 はい、ペンのお代。
ギルドだね、ありがとう!
実は僕、みなし子になっちゃって…。店員募集してるの?
えへっ、不定期になるけど助手として雇ってくれないかな?あれ…修羅場に
接しちゃったかな?
86 :
黒服の男:2010/09/10(金) 03:20:51 0
>>84 ――――――――――――――――?
(右の掌が空白を握ったままなことと彼女の言動に不審な点を抱いたのか、体勢を正してマジマジと目の前の人物を見つめる)
(やはり違感を感じる――エヴァの皮を被った何かが目の前にいるのだと、そんな予感が過り冷や汗が一筋)
(そして、彼女が開けた口から放たれた言葉はその悪夢のような予感を答えに結び付けるものだった――――)
――――――――つまり、お嬢様はまだ、店内だと……
(額に立つ青筋と共に男の口調も辛辣なものに変わり、ルッセが持っている連絡石を見つめ――イーヴからの返事が来たのを確認し――)
(次いで膝を折り地に掌を付ける。この異様なポーズが示すのは、墓場にてブードゥーが最も効力を示す魔法でもある呪文――――)
――――――一――――――――――チチチチチチチチチチチチチチチチ――――――――――――――――チチチチチチチチ
――――チチチチ――――チチチチ――――チチチチ――――チチチチ――――チチチチチチチチ チチチチチチチチチチチチチチチチ
(――――奇怪な超音波を吐き出しながら姿を現した無数の――蝙蝠のスケルトン)
(とりあえず即席の戦力としては一番手堅い、反面強度に欠けるが……兎に角、男もルッセの後を急いで追いかける)
(蝙蝠達は民間人に気付かれないように、はるか上空を飛ばせながら店まで全速力のダッシュ)
(元から身体能力も高かった男は、このまま行くならばルッセが辿り着くよりも一足早く店内へ辿り着くだろう)
それにしても、“顔が崩れてた”――か……
やはり一度死んだ人間が甦るのは不可能なのか? …………イーヴお嬢様
(疾走しながら、蚊の鳴くような声で小さく呟き、連絡石から返ってきた返事について思い巡らす)
『ワタシ、マダ、ミセ、イル、ヨ クロイヒト、トカ、タクサン、キテル、ヨ』
『ワタシ、マダ、ミセ、イル、ヨ クロイヒト、トカ、タクサン、キテル、ヨ』
(イーヴは石板に、振るえる指で文字をなぞっていく――やや、歪な文体になってしまったが仕方ない)
(この異様な空気に触れれば、厭でもそのことが理解できた――――)
>>85 (修羅場――確かにそうだった。店内に突如として押し入ってきた黒服の男数名と、恰幅のいい丸々と出っ張った腹をした、髪の薄いこれまた黒服の男一名)
(仲良くお買いもの、といった雰囲気じゃないのは見ればわかる。どれも皆、目をギラギラ光らせて、まるでハイエナの群れかなにかのようだ)
(襲来した悪魔たちが携えるのは、宙に物理法則を無視した魔術的な作用によって浮いている髑髏)
あなたー……ここの店員さんですか? もしそうなら、白装束を着た少女か何かを知りませんかね?
いえ、いえいえ、言わなくてもこちらとしては全然構わないんですよ、別に――鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス が僕の信条ですから
(恰幅のいい男の言葉――物腰は柔らかだが、確かに見え隠れする狂気の刃)
(“助手として雇ってくれ”の部分は訊いてなかったようで、細めた視線でレスィスを睨み付けている)
(レスィスは本当のことを知らないだろうが、この男なら相手がみなしごであろうと、真実を言おうともどういった対応をするかは、先の言葉で判別が付く)
(そしてその光景をドアの隙間から覗いている、ルッセの姿をしている、酷く動揺したイーヴ)
(あの男の声が――イーヴの記憶を、揺り籠を揺さぶるようにゆっくりと、動かしていく――――――――)
>>85 (店内をふよふよと漂う妖精がレスィスに近づいてきます)
だいじょうぶよう。
お客の人たちはお店が立て込んでても、修羅場でも遠慮しないで来なさいよう。
名無しのお客たちもなのよう。
何も売れないと、パニャがお腹いっぱい食べられないのよう。
(妖精は、レスィスの助手になりたいという話に答えます)
店員はいっぱいいた方が良いから、おまえさんも今日からしっかり働きなさいよう。
パニャに持てない重い物を持って、馬車馬のように働くのよう。
>>86 黒い服のお客さんがいっぱい来たよう。
ここには良いものがいっぱいあるから、何か買って行きなさいよう。
(白装束の少女について問われて答えます)
???…白装束なんて、パニャは知らないのよう。
何も買わないなら、出てってよう。
ここは貧乏人のたまり場じゃないのよう。
【名前】:パニャ
【種族】:ようせい
【性別】:ようせい
【年齢】:ようせい
【容姿】:50cmくらいの大きさで、金髪に緑の瞳、背に虫の翅。
【備考】:ルッセ・リンセンがレジ以外にいる時に、お客さんが来たら対応に現れる店員。
妖精は忘れっぽいので続きもののお話しには対応できません。お店の外にも出ません。
>>86 黒い人たちって…もしかしてイーヴさんを狙う人が店に…?
(小走りのルッセを、疾風の様に黒服の男が追い抜いて行きます)
あ…私たちが着くまで、イーヴさんに隠れてるように伝えなきゃ…。
(ルッセはトランシア大通りに入った所で立ち止まり、連絡石に新たな文字を書き加えます)
『エヴァさん、お店に悪い人たちが来たようです。どこかに隠れててください』
(トランシア大通りには活気ある街の人々の姿。朝も過ぎて人通りが増えてるようです)
あっ…これじゃ間に合わないかも…。
(辺りを見回すと、魔法のホウキで家の前掃除をしているおばさんの姿)
す、すみません…!
よろず屋"魔法王国"のルッセ・リンセンです。
後で返しますので、その魔法のホウキを貸してください。
どうかお願いします…!
(ひったくるように魔法のホウキに跨り、呪文を唱えました)
――魔法のホウキよ、その秘められた力を解き放ち、空を駆けたまえ。
(ホウキはふわりと浮きあがり、ルッセを乗せてお店の前まで運びます)
>>87 この姿じゃ…まずいですよね…。
あ、いえ…さっきの人やシティガードの方が来る時間稼ぎくらいにならなるかも…。
(イーヴさんの姿のまま、店内へと入ります)
きゃっ…が、骸骨…?
(ルッセが店の扉を開けると宙には幾つもの骸骨)
わ、私なら…フランソワ・イーヴ・デュヴァリエなら…ここにいます。
(店内を見回して、イーヴさんの姿が無いことを確認し、黒服の男たちにそう名乗ります)
【
>>88で、
>>87の黒服たちに話しかけたのに間違えて
>>86の黒服に話しかけたよう】
【パニャは妖精だから、かんべんしてよう】
91 :
レスィス:2010/09/10(金) 23:32:22 O
>>88 (わあ、不思議な妖精さんだぁ〜)
そうかぁ、それは良かった!じゃあ遠慮なくお店に入るね。
(店員にしてくれるという話を聞いて)
ありがとう!精一杯頑張るよ!
君は何て名だい?いや…ですか?
(妖精さんが答えます)
パニャ、とっても可愛らしい名前だね!
僕はレスィスです、よろしくね!
では、まず何からすればいいですか?
92 :
黒服の男:2010/09/11(土) 13:08:52 0
>>89 ――――これだから、ブードゥーは他の魔術に見劣ると言われるんだ…………
(魔法の箒に跨り空を駆けるルッセを、羨ましそうな視線で見上げて、地上の雑踏を掻き分けて走っていく)
(しかし、人の多いこと――男が店まで辿り着くのは何時になるのか…………)
仕方ない、な
――――お前達! 先に行ってあの店員の手助けをしてこい
(はるか上空へ、自らの声を命令にして風に乗せる。すると、命令を訊いたスケルトン達は速度を一斉にあげて、店内まで飛行していった)
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ――――――――
(しばらくすれば、ルッセより一足遅くスケルトン達は店まで着く)
(男からの命令が下されるまでは、気付かれないように各々身を隠しながら、ルッセが店内へ入っていくのを確認し――待機状態)
>>89 『ウン、ワカッタ』
(イーヴは誰にも気付かれないように注意しながら、ドアを閉め、奥へ身を隠す)
(そこには丁度いいサイズの段ボール箱が数箱置いてあったので、とりあえずそれを使って、上手く全身を隠れるようにした)
(イーヴは気付いていなかったが、ルッセはドアを閉めた数十秒後に乗り込んできたらしい)
(しかし音は届く――――ルッセが確かに響かせた発音は、イーヴの耳から脳神経に伝わり、隠された箪笥の棚を開けた)
――――――――フランソワ・イーヴ・デュヴァリエ……………………
>>88 悪いですが、今日はお買い物に来たわけではなくてね――可愛らしい妖精さん
知らない、と言いますか……そうですか、そうですか
それにしても口の汚い妖精さんですねー――これはお仕置きが必要でしょうか
(男が部下達に目配りをすると――部下達は皆一様に右の掌を骸骨に触れさせ、命令を施そうと――――)
>>89 おや?
あなたは――――やはりいらしていたのですね、イーヴ様♪
(男は口角を悪魔のように吊り上げて、ゆったりとルッセに向かいコツコツとした足音を響かせて近付いてくる)
(部下達も歪んだ安堵を浮かべるが、掌だけは油断せずにそのままの状態)
随分と探したのですよ……さあ、お父様の元へ帰りましょう
――――――――イーヴ様!
(男がルッセの手をがっちりと握り、そのまま店の外まで強引に連れ出そうとする)
>>91 (レスィスに何をすればよいか問われて答えます)
それなら、お店の用心棒してよう。
さっきから、へんなガイコツがふわふわしてて邪魔なのよう。
あのガイコツを全部お店の外に追い出してよう。
用心棒の時給は1000Gだけど、ちゃんとパニャに紹介料を払うのよう。
>>94 お仕置きなんていらないのよう。ばか。
(パニャは、ふわふわ飛んで部屋の天井へ避難します)
ここまで来れるもんなら来てみなさいよう。ばか。
>>94 (恰幅の良い黒服の男がルッセの腕を掴み、店の外へ連れ出そうとしてきます)
お、お断りします…。
私の事は放っておいて…!
(ルッセは掴まれた腕を振り払おうとするものの、がっちり掴まれた手はルッセの腕に喰い込んだままです)
貴方たちは…私が戻らない方が都合が良いのでしょう…?
神官長の座なんて貴方に差し上げますので、どうかコノママシズカニ――。
(それまで発していたイーヴさんの声に、ルッセの声音が混じり始めます)
エッ…?
(そして不意にエヴァの顔がぐにゃりと歪み――)
あ…もう変身薬の効果が切れて…?
(――元のルッセ・リンセンの顔に戻ってしまいました)
あぅ…えっと……………いらっしゃいませ…。
97 :
黒服の男:2010/09/13(月) 00:29:45 0
――――――――ひぃ、はぁ、はぁ、……やっと着いた、か…………
(汗だくの男が店の前へと到着)
(荒い呼吸と、荒い心音が休憩をさせろと抗議するが、今はそんな場合ではない。疲れ切った体に活を入れて、慌ただしい店内へ入る)
(その際に、待機させておいたスケルトン達も男の全身に纏わり付いて、白骨鎧として店内へ侵入)
(中は、妖精が一匹天井まで飛んでいく姿と、イーヴの顔をしたルッセの顔が元に戻る所――そして、最も視界に入れておきたくなかった、醜く太った男)
(男は店の入り口を開けて視線が一挙に自分に注目する瞬間に――全ての勝負を決めにかかった)
――――やあやあ、お集まりの諸君!
刻も上午だというのに、五月蠅くしては近所迷惑千万だ――俺がこの喧噪、掻き消してやろう!
(やや劇がかかった言葉で動き出す――白骨の蝙蝠達。その数は、軽く百を超える)
(その蝙蝠が店内の至る所へ、二匹の蝙蝠がルッセの方へ飛んでいき、その耳を塞ぐ形で彼女の肩にとまる。男の耳にも同じく)
(そして、蝙蝠達が啼き出した――――――――)
チ―チチチチチチチチチ
チチチチチチチチチ―チ
チチチチチ―チチチチチ
―――チチチチチチチチチチ
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
>>95 口の減らない妖精さんですね……よろしい、行きなさいスカイル!
(男の指示で、部下達が髑髏を操縦し――天上へカタカタと口を鳴らしながら進んでいく)
(スピードはそこまで早くはないが、正直五月蠅い)
>>96 フフフフフ、あなたの白骨でも持っていかなければ、あなたのお父様は納得されないのですよ
これもそれも全て、あなたが死からの生還なんて奇跡を起こしたせいですよ――土へ還りなさい、亡霊よ!
(出口まであと数歩、自分の目当ての少女の顔が変わった)
…………………………………………はい?
(間抜けな声しか出せない――と、次の瞬間ドアを開けて入って来る、見慣れた男)
(様々な現象が複雑に、一気に起こり過ぎた――そのせいなのかもしれない)
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!
(騒音が店内で踊り狂う――もし、男の思考が一秒でも正常に働いていれば、音を消す魔法を唱えれたかもしれない)
(だが現実問題、これはもうすでに起こってしまったことだった)
か、かんがえましたね……この時間帯なら、シティーガード以外にも人が集まって来る
一人か二人なら揉み消せますが、ここまで大規模では…………
(けたましい店内でその声は、小鳥の囀り程度の音量さえ出してはいなかった)
(男は耳に手を当てたまま、『黒服の男』の脇をすり抜けて店の外に向かう――躊躇している時間はない)
――――Memoryしておきますよ。今日の出来事、この店、全てのことを……
(置き台詞一つ残して男は店を出ていった。次いで部下達も出ていった。髑髏はそのままだった{聴覚は存在しないらしい})
――
――――
――――――――
――――――――――――――――
(やがて人が集まってくるだろう。物見遊山の近所から厄介事退治に駆り出されたシティーガードまで、折々の人間達が――――その中に、男はいない)
/変な終わり方になって申しわけない
しかし別の人がいるのに、俺ばっかがあんまり話を続けてはいけなとおもってこうなった
まだ問題は山積みだけど、それは普通の日常で解決していく――本当にすみませんでした
>>96 あっ、何してたのよう。
お店に誰もいないからパニャは、とってもたいへんだったのよう。
(妖精は、ルッセに向かって文句を言い始めます)
他の店員が来たから、後はお任せするのよう。
パニャはあんまり働きたくないから、そろそろ奥で休むのよう。
レシィスは、散らばってるガイコツをちゃんと全部捨てておくのよう。
>>97 (大勢の蝙蝠たちがチチチチチと啼き始めました)
耳が、わんわんするのよーう!
おまえさんたち、静かにしないと犬のエサにするわよう!
>>98 (カタカタと顎を鳴らしながら、髑髏がパニャに向かってきます)
来ちゃイヤよう!
ごろつきと物乞いは、しっしっ…よう。
>>99 あんまり気にしちゃダメよう。
>>100 おまえさんは、何気なく100番目のお客さんなのよう。
記念にこれを上げるのよう。
福引の時に必要だから、大事に取っておくのよう。
『福引券』
(接客を終えると、妖精はふわふわ飛んで店の奥へ消えて行きました)
>>97 (イーヴさんの教育係だった黒服の方が店に入って来ました)
えっ…何…?
(ルッセの肩に舞い降りた二羽の骨蝙蝠が耳を塞ぎます)
やっ…きゃぅ…んんっ…っ…!
(そして骨蝙蝠たちが店中に響き渡る鳴き声を発します。耳を塞いでも骨を震わすほどの音量で)
…っ!
(大音響で人が集まるのを厭ってか、恰幅の良い黒服の男とその部下が撤退して行きました)
み、耳鳴りが…塞いでもらったのにまだ耳の奥が鳴ってます…。
あっ…イーヴさ……エヴァさんは?
(まだ本名を伝えていないことに気づいて、エヴァと言い直して呼びかけます)
エヴァさん、どこですか?
もう出て来ても大丈夫です。エヴァさん…!
(ルッセは、エヴァさんの名前を呼びながら店の中の扉と言う扉を開けて回ります)
>>99 【はい、了解です】
>>100 【えっと…私では無いです。たぶん撤退した恰幅の良い黒服さん…だと思います】
103 :
レスィス:2010/09/14(火) 20:46:27 O
>>101 えっ、骸骨を?どうやって?
>>102 はじめまして。パニャさんに店員に雇っていただいたレスィスです。働くがてら
魔術を習いたいのですが…
>>100 /イーヴこと、黒服の男こと、恰幅のいい黒服の男からの言葉でした
名無しにしてて、申し訳ない……
(やがて蝙蝠の大合唱が止み、蝙蝠達は白骨として崩れ、再び死を迎えた)
(店内は結構な量の骨粉塵が、雪のように床一p分降り注ぐ――一度掃除が必要だろう)
>>101 犬の餌はごめんだな……
(やや疲れた声で、店の奥へ消えていった妖精を見送る)
>>102 (男の方も耳鳴りが酷いが、それよりまずは探すものがある――――)
――――――――――――――――エヴァ? なんだそれ……いや、今はとりあえず…………
イーヴお嬢様、イーヴお嬢様! どこですか、どこですかあああ!
(男も掠れた声を張り上げ、勿論エヴァという名前は知らないのでイーヴの名を呼ぶ)
(ルッセと同じようにドアを開けては、中を見、また開けて――先にイーヴ、否、エヴァを見つけ出したのは――――)
(従業員倉庫)
(段ボール数箱を重ねて身を隠していたつもりだったが、白いローブの裾がチラリと見えている)
>>102 ―――――――― スー……スー……
(ルッセの開いた扉の先で、彼女は喧噪など余所に可愛らしい寝息を立てていた)
(どうしてあの大音量の中で眠れたのか――理由は不明だが、事実であった…………)
(その彼女の顔は――――――――
ふにゅぅ……
そんな、の――――ぇめ、だめだってば――――ぅ、ぅぅうん、、、
ゾンビだなんて恐ろしい顔ではなく――まるで春の麗のようにポヤー、とした顔だった。なんとも幸せな娘である……………………)
>>103 (レスィスさんに声をかけられ、立ち止まります)
あっ…前にいらして下さった方…?
働きながら魔術を習いたい…それは勉強熱心ですね。
確か、この店にも魔術師ギルドに通いながら働く魔術師の方もいらっしゃいます。
でもギルドへ入会するためには、纏まったお金が必要ですし…。
入会の為のお金が無いのでしたら…そうですね…。
(ルッセはしばしの思案の後、レスィスさんに提案しました)
この店では魔術書や薬草に関する書物も取り扱っています。
店番の合間にそれを読んで暗記してしまう…というのはどうでしょうか?
もし汚してしまったり、破いてしまうと大変な事になってしまいますけど…。
あっ…とりあえず住みこみで働かれるのでしたら、従業員用の居室があります。
今、鍵をお渡ししますね。
(壁に架かる鍵束から一つの鍵を抜き出して、レスィスさんに渡します)
『従業員室の鍵/非売品』
少し手狭かもしれませんが、必要なものは揃っていると思います。
ニ階の一番奥の部屋ですので、荷物などがありましたら運ん込んでくださいね。
それと…さっそくですが、荷物を置いたら店内の清掃をお手伝いして欲しいのですけれど…。
あっ、そ、それではまた後で…!
(ルッセは、また小走りに店内の扉という扉を開け始めます)
>>105-106 あっ…エヴァさん?
(どうやら黒服の教育係の方より、ルッセの方が先にイーヴさんの姿を見つけたようです)
エヴァさん…!
ご無事ですか?
(ルッセは、倉庫の中で眠るイーヴさんにそろそろと近づくと顔を覗きこみます)
へ、変身薬は…解けてるようですね。
顔は…崩れてないようですけれど…。
あれは見間違いだったの…それともやっぱり…。
エヴァさん…?
(揺すったりしたら壊れてしまいそうな気がして、ただ名前を呼びかけるだけです)
エヴァさん…!
(何度呼びかけても起きません)
………。
(ふにゅぅ…という寝言を聞いてルッセは一旦店内に戻り、何かを手に戻って来ます)
エヴァさん、起きてください…!
『マロンのシュークリーム/200G』
(甘い焼き菓子に一縷の望みを託して、イーヴさんの鼻先に近づけてみます)
>>107 ――――――――――――――――ッ!?
(鼻先に伝わる柔らかなシュー生地の感触)
(鼻腔から侵入し、脳髄を揺さぶる官能的な香り)
(口内で意図せずとも涎の生成が行われ、腹の中から『グー、グー』と空腹警報が鳴り響く)
これは、シュークリーム!
(つまりは、ただ一つの菓子が眠れる少女を覚醒させたと…………)
(エヴァはルッセの手の内のシュークリームをあっさりと?ぎ取り、間髪入れず口に運ぶ)
(咀嚼は数回、ゴクンと嚥下――彼女はゾンビでも、イーヴでもない、ただの食い意地が張った少女だった)
お昼ごはんにはちょっと早いかな?
ま、何はともかく、ありがとうルッセ!
(無邪気に笑う彼女は、段ボールをゆっくりと横にずらして、立ち上がった)
(扉の外を見れば、何故か床が白い灰だらけなのと、見知らぬ顔が一つ――後は、懐かしい香水の残りが少々…………)
――――――――お嬢様…………
(燦々と太陽は活発に輝き、人の往来も最高潮に達する、昼少し前といった所)
(浅黒く焼けた肌に丸刈りの高身長の、サングラスと、漂う強い香水の香り)
(黒を基調に纏めたスーツ姿のどことなくヤクザちっくな男が一人、難しい表情で天下の公道を闊歩していた)
死からの復活など所詮は、一時の春夢に過ぎないということか
イーヴお嬢様はあの日確かに死んだ。俺はただ認めたくなかっただけ……
――――――――阿呆だな、フフ
(男ははるか遠くに見える、ルッセの店を一度だけ振り返ると、駆け足で雑踏にまぎれ、消えていった…………)
(ルッセの店のレジの上に、一瓶の香水が乗っていた。男が残した置き土産らしい)
(それなりに高価な物品で、瓶にはブードゥーの印が刻まれており、何故か蓋が微妙に開いていた)
/すみません、書き忘れてました
黒服の男はルッセがエヴァを発見した時には、もう店の外に出たということで……
>>108 (ルッセは立ち上がったエヴァさんに声をかけます)
エ、エヴァさん、具合は…よろしいんでしょうか?
体が溶けたりするような感じとか、無性に生き物に噛み付きたくなるような感じはしませんか…?
(おそるおそるエヴァさんの細い手首をとってみると、脈を感じ体温も温かいものでした)
エヴァさん…良かった…まだ…。
あっ…そういえば、今エヴァさんのお知り合いの方がお見えになってます。
まだ、そちらにいらっしゃるかと…。
(どう説明したものかと思案しながら、店内を指し示します)
>>109 えっと…イーヴさんの教育係の方…!
…名前を窺っておけば良かったです…。
(店内へ移動して店の中で何度も呼びかけましたが、そこに黒服の男はもういないようでした)
店の中には居ないようですね…いったい何処に行かれたんでしょう…?
まさか、このまま消えてしまうなんて事は無いですよね…。
せっかく会えるのに、そんなのってあんまりです…。
(ふとレジを見ると、机の上に香水を発見します)
この香りは…あの黒服の方の?
…イーヴさんの為に置いて行ったんですよね。
蘇生に関係ある物…でしょうか?
あ…蘇生の事は、もう少し落ち着いてから伝えた方が良いですよね…。
(ルッセは香水を掴むと、おそらくは?となっているエヴァさんに香水を見せます)
エヴァさん、これを持っていて下さい。
(この香水は多分、蘇生魔術の維持に必要な物…ですよね…)
この香りは、エヴァさんの体調が悪くなるのを防ぐ効果がある…ような気がします。
確信はありませんけれど…。
『ホールディング・ポーチ/1500G』
これ、魔法の小袋で数倍の大きさの物を入れらるんですよ。
紐を首にかけておけば、無くさないと思います。
(ポーチの中に香水を入れて、エヴァさんに渡しました)
112 :
レスィス:2010/09/17(金) 21:57:30 O
>>107 わぁ、本当ですか!?ありがとうございます!
(周りの本棚を見回して声を弾ませるレスィス、そして大事そうに部屋の鍵を受け取る)
(やがて従業員室に荷物を置いて急いで戻ってくる)
さて…と。どう掃除をしたら良いもんだろう…?
(レスィスはホウキ置き場を栗色の瞳でさがします)
>>112 (店内に戻って来たレスィスさんが、掃除用具を探しています)
あっ、掃除用具ですか…?
それなら、そこの魔法のホウキをお使いください。
(隅に立てかけてある何本もの魔法のホウキを指し示します)
魔法のホウキは扱いに慣れないと、動き回るホウキを止められないこともあります。
もしかしたら…普通に持って掃いた方が良いかもしれません。
せっかくの魔法のホウキですけど…。
この塵の量は、一人で片づけるのはちょっと大変ですし、私もお手伝いしますね。
塵を集めたら、このバケツに入れてください。
『バケツ/100G』
えっと…魔法の品ではありません。
魔法のバケツなんて、あんまり作る人がいませんから…。
(ルッセも魔法のホウキを取ると床を掃き始めます)
…大掃除になりそうですね…。
>>111 え〜っとー…………
(何のことかわからない――言いたげな表情で、ルッセを見た)
(それから次に、自分がどうして寝ていたのかとか、ルッセの慌てようはどうしたのかとか、店内の白は何なのかとかを考えた)
どうなんだろ?
(しかし、答えは出るものではないので、とりあえずルッセが指さした方向へ移動する)
あの人が、私の知り合い――じゃない、んだ
それにしても“イーブ”、“香水”? ルッセの話は難しいな
ありがとう、ルッセ!
(にこやかな笑みで、特に何も考えてないようにして、ポーチを受け取ると、首に提げた)
(中からはやけに懐かしい香りがするものの、記憶の倉庫の鍵穴とは一致しないようだ)
(それにしても何かが吹っ切れているらしく、エヴァは特に疑問を浮かべなかった)
(今は目の前にある――この白景色の事実をどうにかすることを、決意した)
それじゃあ、私もお掃除、お掃除♪
(エヴァは隅に立てかけられた箒の一つを手に取り、床掃除を始めることにした)
115 :
レスィス:2010/09/18(土) 09:03:00 O
>>113 (ルッセの指し示す方向を目で追う。すると魔法のホウキが何本も立て掛けてあ
るのが見える)
あっ、はい。わかりました。このバケツに入れればいいんですね?
ここまで汚れるなんて、一体何があったのか…伺ってもよろしいですか?
(ルッセは入り口の壁に宣伝用の紙を貼り付けます)
“現在、よろず屋では魔法の掃除用具が不足しています
もし持ち込んで頂ければ、高価買取いたします。”
>>114 (エヴァさんが箒を手に取り掃除を始めました)
ではエヴァさん、お願いしますね。
(エヴァさんは箒で床を掃きながら、ポーション棚の方へ近づいていきます)
あっ…そ、そちらは…。
商品棚には割れやすい物もありますから気を付けて…。
(エヴァさんが床を掃く箒が商品棚に触れると、棚がカタンと揺れました)
………?
(棚が揺れた弾みでポーションが横になり、コロコロと棚の端へと転がって行きます)
>>115 (レスィスさんに店の有様について聞かれました)
あっ、はい…先程ちょっとしたトラブルが起きまして…。
(エヴァさんの方に顔を向けると、やや小声になります)
エヴァさん――そちらでお掃除してる黒髪の子です。
彼女を狙って、悪い人たちが店に来たのですけれど…。
その方たちを追い払った際に、魔術で召喚した骨の鳥達の残骸が積ってしまったんです。
(話しながらも、スッスッ…とホウキで掃き集めた塵を手際良くバケツに集めて行きます)
(しばらくの掃除の後、積った塵は全てバケツの中に収まりました)
……これで、だいたい集め終わりましたね。
バケツ30杯分にもなりましたけれど…。
これをゴミ捨て場に捨ててきて頂きたいのですが……って、場所が分かりませんよね。
私が御案内しますので、付いて来て下さい。
それに私もさっき借りた魔法のホウキを返しに行かなくちゃ…。
(ルッセは、ここに来る際に借りたホウキを持って店の裏手へ向かいます)
>>116 お掃除、お掃除、ラ〜ララ〜ララ〜♪
(やや外れた音で歌いながら掃き掃除に精を出すエヴァ――悲劇はポーション棚に差しかかったところで起きた)
ほえ?
(まさしくお約束通り)
(陳列されたポーション達が棚の端から転げ落ちて――地面にドガシャン!)
(見事に床の白い粉末を、混ざり合って不気味な色に変色したポーションが、更に混ざり合って――もう、何が何だかわからない状況だ)
むむむむむ…………
(周囲をキョロキョロ――誰も見ていないことを確認{と、自分で思っただけ}、そして割れた小瓶の一欠片を手に取ると…………)
魔法――出来ないかな〜……むむむむむ……………………
(意識を限りなく集中し、結果――――割れた瓶の欠片が僅かに光り、そして落ちていた欠片も呼応するようにして光りだし、その欠片同士が、エヴァの持った欠片へと再び結合していく)
(魔法――――もしかしたら、先程の事件により、何かを思い出したのかもしれない)
(やがて瓶は元通りに――次は液体の方を元通りにしていく、が)
…………混ざっちゃったけど、いいのかな?
『不気味なポーション』
(決してよくはないが、それ以上如何こう出来るものでもないので、箒を片づけて掃除共々終了した)
それじゃあ、出発進行〜♪ なすのおしんこ〜♪
(一人で言いながら、ルッセの後へと続いていく――――――――)
(店の裏に出ると、そこには古びた一台の荷車)
『魔法の荷車/25000G』
あっ…これですか?
(付いてきたレスィさんとエヴァさんに向き直ります)
これは牛やロバで引っ張らなくても、ひとりでに動いてくれる荷車です。
荷物は空飛ぶ絨毯に乗せても良いんですけど、やっぱり下に物を落とすと危険ですからね。
荷車に乗せていきましょう。
(バケツを荷車に載せていきます)
――ドナドナ、私に付いて来て。
(ルッセが荷車に向かって呼びかけると、バケツを満載した荷車はゴトゴト動き始めました)
ゴミ捨て場は…えっと…北ですね。
(今日は、街に牛や馬にロバ、ユニコーンやケルベロスといった生き物が見られます)
今日はやけに生き物が多いですね。
あっ…ミスランディア・ダービーが近いのかも知れません…。
ミスランディア・ダービーは、毎月牧場主催で行われているレースです。
レースの日が近づくと、騎手の方に連れられた珍しい生き物が街を歩いてることもあるようですね。
賭けも行われるそうで、レース前日には予知や占いの品がよく売れるとか…。
そして…翌日にはクレームの方が大挙して押し寄せてくるそうです…
(そんな話をしながら街の通りを北へと歩きます)
>>116 そうだったんですか…。
(エヴァの方をチラッと見ながら:エヴァさんは、なぜ悪い奴らに追われていた
んだろう…)
でも、もう悪者は来ないんですよね?
(ルッセを見習い、慣れないながらもホウキを扱い掃除をするレスィス)
住み込みで雇っていただけるんだから、しっかり働かなくちゃ…。
あの、お店の用の他に皿洗いなど雑用も何でもしますので、気軽にお声をかけて
下さいね!
(やがて掃除が終わって)
はい、ついて参ります!
>>118 わぁ、珍しいなぁ!
魔法が上達すると、こんな事も出来るようになるんですね。
ミスランディア・ダービーですか?わぁ、確かにいろんな動物が歩いてますね。
ははっ、予知や占いでも予測できないんですねw
(初めてみる大きな街の賑わいに心を弾ませるレスィスです)
>>118 魔法の馬車だね
(ルッセと馬車の後に続いていき――――)
うわー、すごー――い?
っていうか、……な、な、なんなのぉ、あれぇ〜?
(街を当たり前のように街を歩く異形たちに、慄きながら、必死でルッセの後を着いていく)
“ミスランディア・タービー”?
(どうやら珍しい生物たちのレースらしい――若干見てみたい気分になるが、とりあえずは北へ……)
そういえばルッセはよく魔法使うけど、実はスゴイ人だったりするの?
えと…すみません。
私は少し寄るところがありますので…。
(途中、朝に箒を借りたおばさんの家の前で立ち止まると扉をノックしました)
先程は、箒をお貸しいただいてありがとうございます…おかげでとても助かりました。
あっ…これは気持ちですのでどうか受け取ってください。
『グリフォン・サブレ/500G』
(ルッセは家から出てきたおばさんに何かを渡すと、荷車の方へと戻ってきます)
>>119 (店の仕事を任せてと意気込むレスィスさんに微笑みます)
はい、よろしくお願いしますね。
従業員の手は、あまり足りていませんのでとても助かります。
(街の様子に高揚している感じのレスィスさんに声をかけます)
そういえば、レスィスさんはこの街に来て日が浅いようですね。
この街に来られる前は――。
(みなしごになった…という話をしていた事を思い出し、聞いて良いものかを躊躇って言葉を切ります)
あ、い、いえ………。
急に環境が変わって大変かもしれませんが、しばらく街に住んでいればきっとすぐに慣れると思いますよ…。
>>120 (エヴァさんにすごい魔法使いなのかと問われてしまいました)
い、いえ…私なんて、ごく普通の魔法使いです。
そんな、すごい魔法使いなんかではありません…!
(ルッセはとんでもない事だと言わんばかりに、慌ててかぶりを振ります)
このミスランディアは土地に魔法の力が強いせいか、魔法使いの人口も多いんです。
街で一番力の強い魔法使いの力を100とすると、私は5とか6くらいでしょうか…?
うちで扱ってるマジックアイテムも、誰でも使えるように作られたものですしね。
……あっ、あそこがゴミの処理場です。
(街外れの四方を水路に囲まれた広場の中で、巨大な青銅の焼却炉が白煙を吐きだしています)
近づくと熱気がすごいですね…。
あの焼却炉の中は、燃える土フロギストンと火の精霊でいっぱいとか。
たまに一、二匹サラマンダ―が炉の外に逃げ出す事もあるようなので、周りを水路で囲んでいるそうです。
(ルッセは荷車を引き連れて水路に架けられた橋を渡り、炉の管理人の姿を探します)
>>121 はい、精一杯頑張ります!
ありがとうございます、早く街やお店の雰囲気に慣れるよう励みます!
ルッセさんのことは、何と呼べばよいのですか?
それから…魔法力には、どんな種類と、あと適性のようなものはあるのですか?
>>121 (やがてゴミ処理場まで辿り着く)
うひゃー、あっつそお!
こんな場所でも仕事してる人がいるんだ……
にしても、ルッセで5だなんて、皆すごいんだね〜
それでも皆の役に立ってるルッセは、やっぱりすごいな〜
いったい街一番の魔法使いさんは、どんな人なんだろう……ルッセは知ってるの?
>>122 (レスィスさんに、何と呼べばよいのかを問われました)
あっ、はい…おかしな呼び方でなければ、どのような呼び方でも構いませんよ。
ルッセでもリンセンでも…。
(続いて魔法についての質問も受けます)
ふふっ…勉強熱心ですね。
魔法力の種類でしたら色々ありますよ。
神、悪魔、ルーン、歌、言葉、精霊、元素、マナ…。
魔法使いは、こういった様々なものから力を引き出して使います。
その他にも、まだ知られていない魔法力があるかもしれませんね…。
適性は…どうでしょう?
人によって得意や苦手があるらしいって聞きますけれど…。
店に戻ったら、何か調べられそうな物を探してみますね。
>>123 (エヴァさんの賞賛を受け)
役に立つだなんて…こ、こそばゆい気持ちになります…。
私なんてまだまだです。
(エヴァさんに街で一番の魔法使いについて聞かれます)
え、えと…どうでしょう?
その辺りの方々は生きた伝説みたいなものですから、あまりお見かけしませんし…。
私が知っている中でしたら、錬金術師のアルバさんですね。
うちで扱ってる商品はかなりの物品が、アルバさんの開発したものですから。
やっぱり、普段の生活で使える魔法が一番ですよね。
上位の魔法でも、隕石を落とす魔法なんてあまり使い道がありませんし…。
(少し進むと、炉の近くに管理人の姿を発見しました)
あ…いつもご苦労様です。
えっと…これをお願いしたいのですが…少し多いですけれど。
(焼却炉の管理人に荷車の荷物を渡します)
熱い…ですね。
(開けられた炉の蓋からは赤熱した空間が垣間見え、もうもうとした熱気を噴き出ていました)
(炉の管理人は、荷車に積んでいたバケツの中身を次々炉内へと放り込んで行きます)
――。
(作業は終わり、全てのバケツが空になりました)
うぅ…汗が…。
そういえば、ここではなくて離れた所で待っていても良かったですね…。
では私たちは戻りま――。
(炉の蓋が閉じられる寸前、中から一匹の火蜥蜴がぬっと飛び出してきました)
新人研修かい?精が出るねえ
>>125 私は“シンジンケンシュウ”じゃないよ、エヴァだよ!
(踏ん反り返り、的の外れた答えを述べてみせた)
>>124 伝説の錬金術師なんて、憧れちゃう〜!
っていうか、隕石なんか落とせたら危ないと思うな
(ルッセが作業を終え――ようとした正にその時、蜥蜴のような生き物が飛び出してきた)
(エヴァと炉の、丁度中心に出現したその生き物を、エヴァはマジマジと見つめ――)
わー、すごいすごい! これはなんなの、ルッセ?
(何にでも触りたがる子供特有な好奇心が災いした。エヴァが危険も顧みずに火蜥蜴へと近寄り、その胴体を撫でようと手を伸ばす)
>>124 わかりました、ではルッセさんとお呼びしますね。
あらためて、よろしくお願いします。
(深々と会釈をする)
(ルッセの説明を受けながら)
なるほど、なるほど…。
(素早く手帳にメモを取りながら頷くレスィスだ。店に帰ったら調べてみると言われて)
ありがとうございます!僕も自分の適性を知りたいです。長所は伸ばして、弱点
はカバーする術を知りたいですからね。
>>125 (炉の近くで管理人に話しかけられました)
は、はい…そのようなものです。
こちらがエヴァさんで、そちらはレスィスさんです。
何か御入用の物がおありでしたら、管理人さんもお店の方にもいらしてくださいね。
…それでその…サラマンダーが管理人さんの…う、後ろに――。
(ルッセが思わず取り落としたバケツが、カランと乾いた音を立てました)
>>126 (エヴァさんは、何気なくサラマンダーに近づいていきます)
ダ、ダメですっ…!
サラマンダーは火の精霊ですから、触ったら大火傷しちゃいますよ…!
(ルッセは、引き倒さんばかりの勢いでグイッとエヴァさんの服の裾を引っ張ります)
ぁ…ぅうっ…。
(怪訝な眼のサラマンダーがノシノシと歩き回る中、炉の管理人から声が飛びます)
えっ…サラマンダーは冷たい物が嫌い?
でも私は冷気の魔法は使えませんし…。
あっ……た、確か近くに水路があるはずですよね。
水をく――。
(ルッセは、立ちあがろうとしてペタンと座り込みます)
…す、すみません、腰が抜けてしまいました。
(サラマンダーはこちらを警戒しているのか、不審な目で睨みつけているだけです)
>>127 (レスィスさんは、魔法の勉強にとても意欲を見せているようでした)
ええ、頑張ってくださいね。
レスィスさんなら、きっとすぐに魔法も覚えられますよ。
それで…申し訳ありませんが肩を貸していただけないでしょうか…?
体に力が入らなくて…。
>>128 火の精霊なの、よくわかんないけど……とりあえず、水を汲めばいいんだね?
(エヴァは何を思ったのか――バケツに近寄るのではなく、その場で全意識をバケツに集中させる)
(すると――――
ふわっ
――――バケツが独りでに浮き始め、そのまま水路の水を掬う)
(やがて水を掬い終わり、八分目まで水を入れたバケツがエヴァの手元まで浮遊してくる)
(このままエヴァがサラマンダーへ水をかければ、全てが完了する、はずだった――――――――)
えーい、ザッバーン!
(本当に何を考えているのか…………)
(エヴァはバケツの水を自ら被って、全身水浸しの状態になりながら、“冷たいものを嫌い”逃げるサラマンダーに近寄ろうとする)
>>128 大丈夫ですかっ?!
(慌てた様子でルッセに駆け寄ります)
何なら、店まで背負って行きますよ。僕は力持ちなんです。
(断ろうとするルッセを細身の身体に背負う)
はい、魔法の勉強頑張ります。すぐに覚えられるかは、ものにもよりますが…。
でも僕は魔法の先生になるのが夢なんです!多少の事ではへこたれません。
>>129 (エヴァさんの魔法でバケツがふわふわと浮き、水を汲みあげていきます)
浮遊の魔法…ひょっとしてエヴァさんの記憶が戻りかけてる…?
あっ…そうですっ。
そのままサラマンダーに水をかければ、きっと炉の中に戻りたくはず……え?
(エヴァさんは、なぜか水を被ってサラマンダーに近づいていきました)
ええっ…!
(サラマンダーとエヴァさん、しばし睨みあう両者)
…あっ。
(やがてサラマンダーは、エヴァさんの異様な迫力と滴る水に不利を悟ったのか後ずさりを始めます)
ろ、炉の蓋を…すぐに開けてください…!
(すかさず管理人の方が炉の蓋を開けると、サラマンダーは踵を返して炉の中へと戻って行きました)
はぁぅ…ぅ…い、生きた心地がしませんでした…。
エヴァさん…水を撒けばサラマンダーは逃げて行ったのにどうして水を被って…?
一歩間違えば大火傷ですよ…!
>>130 あ、いえ…店までなんて、そ、そんな…。
(しどろもどろで遠慮するものの、レスィスさんに背負われてしまいました)
ま、魔法の先生。
そうですか…レスィスさんはしっかりとした考えを持ってるんですね。
私なんて、まだ将来の事はそんなにしっかりとは考えられません…。
その夢が叶うように私も応援してますね。
(次第に焼却炉に集まってくる街の住人の視線に気づきます)
あ、あの…!
レスィスさん、荷車は空ですから…そ、そちらに乗せて頂ければ…。
あ、後は荷車で店に戻れますので…。
(ルッセは赤面して荷車に乗せてくれるように頼みます)
>>131 (ルッセを背負うレスィス)
ありがとうございます!
ルッセさんは、どんなきっかけで魔法を習われたのですか?あ、いえ、話したく
ない事情があるなら話さなくて全然構わないのですが…。
(ルッセの赤面の理由がわからないレスィスだが、ルッセの指示に従う)
わかりました、この荷車に降ろせばいいんですね。
(とりあえず荷車にルッセをそっと降ろす)
>>131 あっ……行っちゃった……
(口惜しそうな顔で、炉の奥の焔を見つめる)
(全身水浸しの状態で、ようやく寒さの感覚が戻ったのか、身を震わせた)
だって――触りたかったんだもん!
(火傷の痛手よりも、彼女の頭の中ではサラマンダーの肌触りの方が重要事項と認識されていたようだ)
あ〜あっ……触りたかったなぁ
――――火の精霊さん
(そして荷車まで運ばれていったルッセに付いていき、その横で頬を膨らませている)
>>132 (荷台の上に降ろしてもらいました)
あ、ありがとうございます…。
それでは、そろそろ店に戻りましょう。
――ドナドナまで、店に戻って。
(ルッセが腰かけた荷車がゴトゴト動き始めます)
(しばらく通りを進んだ所で、さきほど問われた魔法を習ったきっかけを話します)
さっき、私が魔法を習ったきっかけを聞かれましたよね?
えと…それほど特別なきっかけは無くて、お婆様が薬草を扱う白魔道士でしたので、
お婆様の家に何度も遊びに行って、色々聞いている内に自然に覚えていまっただけなんです。
この地方では魔法を扱う人が珍しくないので…。
>>133 さ、触りかったんだもん…って、ダメですよ。
触るには危険な生き物なんですから…。
(頬をぷーぷー膨らませるエヴァさんを見て)
なんだか危険が分かってても触っちゃいそうですね…
…エヴァさんにゴミ捨てを頼む時は、
耐火の薬を飲ませてあげてからの方が良いのかも…。
(しばらく荷車が進み、やがて店の裏手で止まりました)
あっ…もう、足も大丈夫なようですね。
仕事をさぼるわけにはいきませんし、戻らないと。
(ルッセは荷車から降りると、店の中へ入って行きます)
…あまり混んではいないようですね…。
>>134 危険だなんて誰が決めたの?
あんなに可愛かったじゃん〜……
退化の薬――私退化しちゃうの?
(勘違いしながら店までの道を逆戻る)
お、み、せ、に到着〜!
さーて、お仕事お仕事♪ でも、なにをすればいいのかわかんな〜い!
――――というわけで、私は何をすればいいのかな、ルッセ?
(ルッセの後に続き、店内の商品棚を適当に見回しながら質問)
>>135 (エヴァさんがお仕事の指示を求めてきます)
そうですね…。
実は、最近お店の商品がいつの間にか無くなる事があるみたいなんです…。
お客様を疑うのは気が進みませんけれど、
何らかの方法でお金を払わずに商品を持って行ってしまう方がいるのかもしれません。
それで…。
原因を突き止めるために、お客様の中に紛れて見張りをしていただけないでしょうか?
前から勤務している店員では、すぐに気付かれて警戒されてしまうかもしれませんし…。
『万引きの見張り/一人捕まえるたびに3000G』
…もし現場を見つけたら、店員の誰かにそっと知らせてください。
危ないですから、間違っても取り押さえようなんて思わないで下さいね。
(ルッセは、エヴァさんに万引きの見張りをお願いしました)
>>134 お婆様が?偉大なお婆様だったのですね。言うなればルッセさんの師匠ですよね。
羨ましいです…。僕は魔法にあまり理解のない家に生まれたもので。今はもう…
(僕の信念と行動を束縛する人間はもういないんだ。だけど…虚しい)
もう、みんな、流行り病で死んでしまったのですが。
ルッセさん、僕は立派な魔導師になります!
どうぞ行く末お導きお願いいたします。
(深々と頭を下げる)
〜店に着いて〜
(エヴァさんは、早速仕事を言い使っている。僕も何か出来ることがないか聞い
てみよう)
あの…ルッセさん。僕は何をすればよろしいですか?
>>137 流行り病…そうですか…。
それは…何と言ってよいのか…。
(言葉に詰まっていると、レスィスさんが行く末お導きお願いいたしますとお辞儀します)
い、いえ…お導きだなんて、私は誰かを導けるような人間ではありません。
できるのは、ほんの少しのお手伝いくらいです。
(そして、レスィスさんもお仕事の指示を求めてきます)
えっと…レスィスさんは、馬に乗った経験はお有りですか?
実は、さっきお話ししたミスランディア・ダービーですけれど…。
飛び入り参加が自由ですので、街のお店の中にも宣伝目的で出場される方が多いんです。
うちでも誰か出れないかという話はあるのですが…生き物に乗れそうな店員がいなくて…。
もしよろしければ、レスィスさんに出ていただけないかなと…。
牧場では馬や牛や羊を貸し出してくれるそうです。
豚でもラクダでも大トカゲでも、ユニコーンでも四足の歩行動物なら何でもよいとか…。
持ち込みも出来ますが、さすがに飛ぶ生き物は駄目だそうです。
それで…牧場に行って乗る生き物を決めて頂きたいのですが…。
街の南にある牧場の主に予約をお願いすれば、大丈夫なはずです。
『牧場で乗れそうな生き物を予約/レースのエントリー権』
あっ…もし出来るのなら、牧場以外で生き物を捕獲して来ても構いませんよ。
どこにいるのかまでは、分かりませんけれど…。
>>136 万引きCメン、ってやつだね!
(微妙に違う)
(エヴァは目を輝かせ、まるでこれから遊びにでも行くような気構えで、見張りについた)
よーし、犯人さん――私が捕まえちゃうから、覚悟しながら万引きしてね!
(犯人がいたらその場で現行犯逮捕でもしようと、まるで言いつけを覚えてはいない)
(しかも言ってしまっては意味がないだろう――それでも牽制程度には効果があるかもしれないが)
―――――ガサッ
(そしてエヴァは強運か凶運か、その言葉にあからさまな反応を示した人物に気付いてしまった)
――――〜〜〜っ!?
あ、あそこの人って……もしかして……もしかしなくても……
(エヴァの視線の先にはいかにも、いかにも怪しげな雰囲気を垂れ流している男がいた)
(見つけた……ルッセが一生懸命作った商品だってあるんだ。このままにはしておけない――、と)
(単純な思考回路だが、エヴァは身勝手に人の努力を踏み躙る行為に怒りを感じていた)
(だからこそ、突っ走った――――)
この人万引きでーすっ! ちょっと店の奥まで来てね! 「な、なにを、言って……やめてくd――や、やめろ……」
(エヴァは素早く男との距離を詰め、その腕を握り大声で叫んだ。男は抗議の声を上げながら、軽く抵抗している)
(しかしエヴァはそんなことを気にせず、ルッセの元まで大柄の男を運んだ)
(浅黒い肌に丸刈りで高身長の、サングラスと強い香水を付けた、黒スーツ姿のどことなくヤクザちっくな男を――――)
>>139 あ、貴方は…!
(エヴァさんがつれて来たのは、黒服の教育係でした)
えっと…万引きかどうかはまだ分かりませんので、
私は奥の事務所でこの方のお話を伺いますね。
エヴァさんはそのまま………いえ、休憩していて下さい。
(エヴァさんに見張りは不向きと判断して、休憩に入るよう促します)
『昼食代1000Gの入った小袋/1000G』
もうじきお昼ですし、これで何かを召し上がっていて下さい。
(エヴァさんに1000G入った小袋を渡すと、ルッセは黒服の男を事務所へと引っ張って行きました)
(事務所に引っ張って行った黒服の男を、椅子に座らせます)
あの…お名前は伺っていませんでしたけど、エヴァさんの教育係の方ですよね?
今日は、どうしてこちらにいらして…?
ま、まさか…イーヴさんの蘇生魔術に何か不具合でも…!?
(堰を切ったように黒服の男に色々問いかけます)
>>138 馬ですか、ありますよ!村の牧場へ手伝いに行ったおりに、何度か乗らせて
いただきました。
(宣伝の為にもダービーに出てくれないかという話を聞いて)
はい、大丈夫ですよ!自信はありませんが、出来るだけやってみます。
街の南にある牧場の主ですね、わかりました!
では、今から行って参ります。あの、ダービーのために毎日、練習時間を割
かせていただきたいのですが。
〜牧場〜
馬【脚力A・持久力C・乗り易さB】
牛【脚力C・持久力B・乗り易さB】
羊【脚力B・持久力C・乗り易さA】
象【脚力C・持久力A・乗り易さC】
好きなのを選びな
143 :
レスィス:2010/09/30(木) 18:13:25 O
>>142 ありがとうございます!
では、多少なりとも乗り慣れている 馬 を選択させていただきます。
(わーい、と小袋を受け取り満足したエヴァを残して、男は事務所に連行され、座らされる)
――い、いや、俺は――ぼ、僕は……
――――〜〜〜、いや、お前には隠す必要もないか
(別人を装おうとしたが諦め、普通の口調に戻す)
蘇生術の件については、どうとも言えん
あれは元々あり得ない、奇跡によって起こったことだ……俺達には予想も付けられん
だからこそ、様子を伺いに来たわけだ――結果は如何わしい輩と判断されたようだがな
(少しさみしそうに言う。言い、煙草を一本取り出し、咥える)
まあ、急いでどうこう出来る問題でもない、今は目の前の問題だ
俺の同僚が――何だっけか、“ミスランディア・ダービー”に出るからなんか寄越せ、とか言ってきてな……
俺は骨の馬にでも乗ってろ、と言ってやったんだが、あいつにはこの前の件でいろいろと借りが出来て、断れないんだよ
そこで、“エヴァ様”の様子見と兼ねてどうすればいいのか訊きにきたってわけさ
頼む――小柄な奴だから、出来るだけ小さい生物がいいんだが……
〜牧場〜
ポニー【脚力B・持久力C・乗り易さA】
猪【脚力B・持久力B・乗り易さB】
兎【脚力A・持久力C・乗り易さC】
亀【脚力C・持久力A・乗り易さA・水陸両用】
また出走者かい?
何、小さい奴が良いって?
残ったので良ければ好きなのを選びな
>>141 あっ、はい…乗馬の経験があっても、やっぱり練習は必要ですよね。
素人から経験豊富な騎手の方まで、色々な方が出るレースですし…。
えっと、仕事の合間のあまり忙しくない時間帯なら練習の時間に当てられると思います。
それでは…レース、頑張ってくださいねっ。
(ルッセの返答を聞いてから、レスィスさんは牧場に向かったようです)
>>144 (蘇生術に関しては、黒服の男も良く分からないようでした)
そうですか…。
(予想していた事ですが、やっぱりルッセの顔は曇ります)
(黒服の男は、ミスランディア・ダービーへ出場できる生き物の紹介を求めてきました)
えっ…レースへ出走?
それでしたら、牧場に行けば予約ができると思いますよ。
飛び入りの方でも出走は出来る筈ですし。
(地図を広げて)
牧場は、トランシア大通りを南に向かって…この辺り【
>>145】ですね。
牧場主に乗る生き物の予約をお願いすれば、レースに出走できるはずです。
まだ良い馬が残っているかどうかは分かりませんけれど…。
それで…あの…お名前を伺っても宜しいでしょうか?
いつまでもエヴァさんの教育係の方…って呼ぶのは失礼かなと思いまして…。
>>146 俺の同僚がな。運動神経最悪のクセして、出しゃばってね……
まあいい、『トランシア大通りを南の
>>145の牧場』だな
(男がスーツの懐から紙を取り出し、牧場の場所を記入した)
(そして右のポケットから、何かの骨を取り出し、それに呪文を唱えて――――)
(骨が、スケルトンの鳥に変わる)
くれぐれも寄り道はするなよ
(スケルトンの足に紙を結び括りつけ、外に向かって飛ばした)
さて、これで解決だな……俺の名前か?
ま、まあ、教育係だなんて役職名は確かに違和感を感じるが
俺の名前は――サムディだ。別に覚えなくてもいいがな
(さて、と言いながら椅子から立ち上がり)
これからもちょくちょくと顔は出す
エヴァ様のことについては俺も全力で事に当たっている……それでも、香水があれば少しは腐敗化も抑えられるだろう
俺が店に来れない間は、頼んだぞ
(小瓶を一つ取り出し机に置く。そして男は勝手に出ていった――)
――
――――
――――――――
(時と場所は移ろい、牧場)
>>145 (子供のように小さな男。黒くやや丈に合わないスーツを不格好に纏い、胸の部分にはブードゥーの紋章)
あっしは、そうですねえ……この“亀”ってのが面白そうだ!
こいつを借りさせてもらいやす
(縁起の悪い顔で欠けた歯を見せながら笑い、中々動こうとしない亀を引っ張って去っていった)
>>147 (サムディさんにエヴァさんのことを頼まれます)
は、はいっ…!
この香水をエヴァさんに渡せばいいんですね。
(サムディさんが店を去ると、ルッセはカフェコーナーに移動しました)
あっ、エヴァさん。
えと…さっきの黒服の方ですけれど…万引き犯では無くて…その…ええと…。
エヴァさんの…いえ…エヴァさんに…その…か、片思いをしていた方のようでした。
(サムディさんへの心象を悪くするわけにはいきませんが、咄嗟には良い説明も思いつきません)
エヴァさんに贈り物を渡せないかと悩んでいるご様子でして…。
それで、ついつい挙動が不審になってしまっただけだそうです。
あっ、この香水がエヴァさんへの贈り物だそうです。
御本人は店に迷惑かけて申し訳ないと仰って、すぐに帰られてしまいましたけれど…。
(サムディさんに貰った香水をテーブルの上に置きました)
では、私もお昼を頂きますね。
『ジャイアントクラブの魚介パスタ/900G』
(テーブルに着くと、ルッセも昼食を取ります)
>>148 (カフェコーナーのテーブルの一つ、既に積み重なった空皿の山、勿論エヴァのものだ)
(明らかに小袋一つでは払えない量を、頬にソースを付けながら幸せそうな顔で、食べ続ける。まだ食う気だ)
――片思い?
……や〜ん、私ったら罪な女!
こんなプレゼント、ぷれぜんと……これは、香水? いい香り、 、 、
(トロン、と夢見心地といった顔で、香水の香りを楽しむ)
(だが、その瞳からはおかしなことに、水滴が溢れ、零れ……)
……ねえ、ルッセ……いまからおかしなこと訊くけど、いいかな?
――――もし私が幽霊だったらどうする?
(暗いトーンで問いかける)
>>149 (エヴァさんが、もしも自分が幽霊だったら…と沈んだ声で問いかけてきました)
……。
(ルッセは突然の質問に絶句し、しばしの沈黙の後、戸惑ったように口を開きます)
それは…もしものお話…ですよね?
幽霊がこの世に留まるのが、良いことなのかどうかは分かりませんが…。
できることなら、少しでも長く一緒にいてくれたら…と思います。
もし、そのような方法があるのなら…この世に長く留める方法も探すと思います。
やっぱり…友だちに…急に消えられたくありませんし…。
エヴァさん、どうして急にそんなことを…?
それに…どうして泣いてるの?
『ミスランディア織ハンカチーフ/700G』
(ルッセはローブの内ポケットから、刺繍の入ったハンカチを取り出して遠慮がちにエヴァさんの涙を拭います)
………。
(お昼の時間が過ぎると店にお客様も入り始め、やがて夕刻が近づいてきました)
>>150 ――――そう、?
そう、かな……本当に、まだ生きててもいいんだよね
(それはルッセへの返答ではなく、まるで自分に言い聞かせるような口調だった)
ううん、ただなんとなく聞いてみただけだよ! もう、ルッセはシンパイショウだねー…………
(笑う。泣き顔を無理矢理引っ込めようと、いたいけな笑顔を作るエヴァ)
(しかしその涙は隠し通せず、しかしその涙は柔らかく優しい布の感触により拭き取られ、拭い去られ…………)
――――――――――――――――
(やがて空は暮れなずんだ朱色を見せ、エヴァはまだ店内で万引き犯がいないか目を光らせていた)
……………………
(あまり気が入っていない様子だが、幸いにも万引きを働く者はいなかった)
(ふと窓の外から夕刻を告げる光が差し込んできたのを感じ、そろそろ時間かと思いルッセの側に駆け寄る)
ねぇルッセ、私ちょっと外に出てもいいかな?
>>151 (エヴァさんの、まだ生きててもいいんだよね…との言葉にルッセは諦めたように眼を伏せます)
………。
(夕刻、エヴァさんが外へ出て良いかを聞いてきました)
えっ…外に?
はい、それは構いませんけれど………ちゃんと戻って来ますよね?
(先程のエヴァさんの様子に不安を感じて、そう問いかけます)
この付近なら街燈も灯っていますけれど…外へ出るなら、一応灯りを持って置いて下さい。
(紐を通した光る小石を取り出しました)
『蛍石のブレスレット/5000G』
…夕食の時間までには、戻ってきてくださいね。
今日は朝に入荷したカボチャを使ったお菓子を試食して欲しいので…。
食通のエヴァさんがOKを出せば…安心して新商品として出せますものね。
>>152 うん、ありがとう
楽しみにしてるね、カボチャのお菓子! 私がしっかり吟味してあげるんだから
(ブレスレットを受け取り足早に、(過去に手に入れた)白いローブを翻し、朱に染め上げられた路を歩いていく)
(どうやら河原へ向かったらしい――――)
(入れ違いに骨の鳥――スケルトンが店内に騒々しく入り込んできた客に対しても迷惑だろう)
(だがそんなことはいざ知らず、スケルトンは(どうやら喋れる物と喋れない物があるらしい)甲高い声で喋り始めた)
『俺だ、サムディだ
とりあえず死因について詳しいことはわからんが、内の専門家、が――
エヴァ様が死から甦った際に纏っていた白装束はどうした?
と、あの時は何分混乱していたからどうも問うのも忘れていたが……
少し探してみてくれないか? 次に来たときに取りに行くからさ、 、、 、 、 、 、 、 』
【という内容を告げた後、スケルトンは白い灰となって店内のゴミとなった】
>>146 (仕事の忙しくない時間帯なら練習に当てられると聞いて)
はいっ、頑張ります!ありがとうございます。
(ルッセに励まされて牧場へ向かいます)
馬に乗るのは久しぶりだなぁ…
>>152 (夕刻になりました)
ただいま、戻って戻りました!
牧場では幸い、たくましい葦毛馬を貸していただける事になり、練習も
まずまず良好に運びました!
これ、いただいて来た余り物のお野菜です。形は不具合ですが、味は
おいしいと思いますよ!
>>153 いらっしゃいま…。
(入口に気配を感じ、来店したお客様への挨拶をしようとドアに顔を向けます)
…きゃっ!
(店内に入って来たのはサムディさんの使い魔、骨の鳥でした)
………。
(骨の鳥はサムディさんの伝言を告げると、灰になってしまいました)
白装束なら、まだエヴァさんの部屋にあるはずですよね。
エヴァさんも、捨ててないと思いますし…。
何か新しいことが分かったのかしら…?
(ルッセはエヴァさんの部屋に向かいかけて、立ち止まりました)
…やっぱり、勝手に部屋に入るのは良くないですよね。
エヴァさんが戻られたら、調査の為に白装束をお借りしなくちゃ…。
(ルッセはレジへの業務に戻ったものの、何となく気もそぞろといった感じは否めません)
>>154 (しばしの時を置いて、レスィスさんが入口から入って来ました)
レスィスさん、おかえりなさい。
練習も上手くいっているようですね。
その野菜は頂き物ですか…?
ありがとうございます、後で調理場に持っていきましょう。
あ…それと魔術の資質を測る道具ですけれど、測れそうな物を用意しておきました。
(ルッセが引き出しの中から取り出したのは、二つの針を備え、外と内に二重の模様が書かれた羅針盤)
『属性の羅針盤/10000G』
短針【森、墓場、丘陵、火山、大地、魔法陣、霧】
長針【太陽、剣、月、靴、盾、鏡、一角獣、扉】
(ルッセの右手の中で、羅針盤はニ本の針をゆらゆらと揺らし、短針は森、長針は一角獣を差し示します)
森は生命で、一角獣は回復の象徴です。
これは私の資質が、生命の回復であることを指し示しています。
レスィスさんも、この羅針盤を持って短針と長針を動かしてみてください。
精神を集中して念じれば、きっと動くはずです。
(そう言って、レスィスさんに羅針盤を渡します)
>>155 ただいま帰りました。はい、お陰様で練習は順調です!
(貰い物の野菜をルッセに手渡す)
(ルッセから羅針盤を受け取る)
あ、はい、わかりました。
(右手の上にのせて、一身に念じる。やがて針が指し示したのは…)
あ、【森】と【太陽】です!
これはいったい…。確か森は生命の象徴でしたよね。
(レスィスはルッセに伺いを立てました)
>>156 (レスィスさんの手の中で、二つの針は太陽と森を示しました)
太陽の光は生成…何かを生み出す象徴です。
もう一つの森は、レスィスさんがおっしゃった通り生命です。
ですから、レスィスさんは生命に関わる魔法と、何かを生成する魔法に適性があるようですね。
そして、最も得意とするのは生命を生成する魔法になります。
えっと…動植物を生み出したり、ホムンクルスなどの魔法生物を造りだす魔法などでしょうか?
何だか、すごい魔法ですね…。
あっ…適性がある魔法なら覚えも早いですけど、
それ以外の魔法も覚えられないってわけじゃありません。
中々習得できなくても諦めないで下さいね。
(ルッセは、しばらく外を見ながらそわそわしていますが、我慢できなくなったようで扉へ向かいます)
そろそろお客様も少なくなってきましたので…私、少し外に出てきますね。
エヴァさんが心配ですし…。
(夕刻も過ぎ、やや閑散とし始めたトランシア大通りへとルッセは出て行きます)
エヴァさん、何処まで行ってしまったのかしら…?
>>157 わあ、すごい魔法ですね、生命を産み出せるなんて!
凄くドキドキしています。
熟達すると所謂フランケンシュタインなどをも創れるのですか?
少なくとも、ゾンビを造るなど悪いことはしないように、ここに固く誓います!
まずは、肩に乗る可愛い鸚哥(インコ)など生成してみたいです。
はい、ありがとうございます。諦めずに頑張ります!
(エヴァを探して心配気に外へ出て行くルッセに向かって)
行ってらっしゃいませ!
料理の下ごしらえをしてお待ちしていますね。
(しばらく街の中を歩いたものの、エヴァさんの姿は見つかりません)
入れ違いになったのかしら…。
もう、部屋に戻ってると良いのですけれど…。
(すでにエヴァさんが店に帰っていることを期待して、ルッセは店へ戻ります)
>>158 (店に戻ると、レスィスさんが料理の下ごしらえを終えていました)
あ、良い香りですね…。
レスィスさん、エヴァさんは戻られていませんか?
(問いながら店内を見回しましたが、エヴァさんが戻った気配はないようです)
仕方ありませんね…。
先に料理を作っておきましょう。
(すでに調理済みであった為、料理は程なく出来上がります)
『パンプキン・パイ/400G』
『パンプキン・ポタージュ/200G』
『パンプキン・シード/100G』
少し甘みが強いかもしれませんね…?
えと…皆様、試食をお願いします。
お客様方も遠慮せずにどうぞ。
(パイを小さく切り分けたり、コップにポタージュを注ぎます)
160 :
レスィス:2010/10/13(水) 22:42:47 O
>>159 あっ、お帰りなさいませ!
ええ、頂いたパンプキンのよい匂いがするでしょう!
(ルッセにエヴァはまだ戻らないかと聞かれて)
それが…まだ帰ってらしてないんです。どこでどうされてるのか…僕も
とても心配です!
(パンプキンづくしの料理が出来上がり、ルッセの少し甘みが強いかも
知れないという言葉に)
ルッセさん、塩を振りかけたクラッカーなどもお出ししましょうか?
>>160 クラッカー…。
あ、付け合わせには良いかもしれませんね。
『大麦のクラッカー/100G』
(試食を終えて)
もう夜ですね…。
エヴァさんは…シティガードの方々に捜索届けを出しましょう。
ミスランディアは広いですし…。
(ルッセはエヴァさんの特徴を書いた手紙を持たせて、報せの鳥を放ちます)
もしかして、こっそり戻ってる…ということはないですよね?
一応確かめておきましょう…。
(エヴァさんの部屋に向かいます)
エヴァさん…?
(ノックして遠慮がちに扉を開けるものの、部屋は灯りも無く、人の気配はありません)
…やっぱり戻られていないようですね。
(床に目を落とすと、無造作に置かれた白装束を見つけます)
あ…これ…エヴァさんの着ていた白装束。
少し皺になってますね…。
何か手掛かりが残ってるかもしれませんし、洗濯はしない方がよいのでしょうか…。
(ルッセは白装束をクローゼットの中に仕舞うと、店内に戻ります)
レスィスさん、今日はもうお休みください。
私は、もうしばらくここで待ってますね…。
それではまた明日…。
(ルッセはカフェコーナーの椅子に腰かけていましたが、しばらくするとウトウトして眠ってしまいました)
>>161 僕、クラッカーが大好きなんです…。
(試食を終えて)
はい、わかりました。お休みなさいませ。
(…夜中に厠に立ったおり、眠ってしまっているルッセを見て、上掛けを持って
来て背中から掛けてあげました)
ルッセさん、お休みなさいませ…
(静かに自室に戻るレスィスでした)
(夜が明ける頃、騒がしい獣の嘶きでルッセが目を覚まします)
ぁ、ふぅ…。
(椅子から立ち上がる時に、掛けられていた上掛けがハラリと落ちます)
あ…これ、誰が?
(上掛けを持ったまま、店内を見回します)
エヴァさんは、まだ戻られないようですね…。
何だか、今日は一段と動物の声が多いけれども…。
あ…もしかして、今日がレースの日?
(他の店員に聞いてみると、午後からミスランディアダービーが開催するようです)
え…もう何日か後と思っていたのに…。
(ルッセは、他の店員に観戦用の道具を積んだ簡易店舗を用意するように言われました)
外の営業へは…私が行っても宜しいでしょうか?
外の方が人を探すには、良いでしょうし…。
(ルッセは他の店員に断りを入れて、倉庫へ向かい荷車にも似た簡易店舗を用意します)
『移動式簡易店舗・屋台/120000G』
164 :
レスィス:2010/10/19(火) 17:55:33 O
>>163 あ、ルッセさん、おはようございます!
よく眠れましたか?
僕はミスランディア・ダービーへのエントリーのために、先に会場へ行くのをお
許しいただけますか?
>>164 (道具の用意をしていると、廊下からレスィスさんが入って来ます)
あっ…レスィスさん、おはようございます。
(レスィスさんは会場へ行く事を申し出てきます)
確か出場の受け付けは、牧場で行っていたはずですけれど…。
私、レースの日まで数日の猶予が有るとばかり…。
慌ただしくさせてしまってすみません…。
えと…何も食べないのはいけませんから、これを持って行って下さい。
(袋に紙の箱を入れて渡します)
パンにソーセージと焼きトマト、焼き卵とキノコのソテーと炒めたキャベツを挟んでソースをかけた物です。
『ランチボックス/500G』
今日は往来も見物の方でいっぱいの様です。
気を付けて行って来て下さいね。
〜牧場〜
おお、出場者が来たかな?
コースはこうだ
(牧場主がコースの説明をする)
【ミスランディア牧場→メルキア大通り→竜橋→ヒースの丘→トランシア大通り→ミスランディア牧場】
ここから出発して街の外を出る
そしてヒースの丘に一際高くそびえるエデルの賢樹を中継地点にして、また戻ってくるのだ
魔法で監視してるからインチキはできんぞ
>>165 牧場ですね、わかりました!
いえ、大丈夫ですよ。むしろお知らせしなくてすみませんでした。
ばたばたしてたので…
それはそうとエヴァさんは帰ってこられましたか?
わあ、ありがとうございます。美味しそうですね!
お心使いいただき本当に嬉しいです。
はい、それでは気をつけて行って参ります。頑張りますね!
>>166 ふむふむ、なるほど…。
(アーバン牧場でかりた葦毛馬ウルフを引いて、説明に聞き入ります)
何とか入賞できればいいなあ…
〜牧場〜
うむ、では間もなくレースを開始するぞ
(多くの騎手が厩舎に向かったり、連れている動物に跨ってスタート地点に向かう)
>>167 ん?
見慣れん若造がおるな。
だが悪いな小僧、今年もこのドルク様とサンダー号が優勝だぜ!
がははっ!
(大柄な髭面の男が黒い馬に乗って豪快に笑う)
>>167 (レスィスさんがエヴァさんの行方について尋ねます)
いえ…まだ戻られません…。
ご無事だと良いのですけれど…。
私は、今日は外に出て移動式の簡易店舗で営業するつもりです。
今日は街に人も多いですから、お客様や見物の方に聞いたりすれば何か手がかりが得られるかもしれません…。
移動式店舗にも、エヴゥさんの似顔絵を貼っておこうと思います。
あ…どんな感じか分かりませんが、魔法でレースの模様が映されるという噂もあるそうです。
もしかしたら、私もレースを拝見できるもしれませんね。
(ランチボックスを持ったレスィスさんが牧場へ向かって行きました)
私もそろそろ、外に出ないと…。
(しばらく後、屋台を用意したルッセも外へ出ます)
>>168-169 (屋台を動かしながら牧場の近くにやって来ると、牧場内には大勢の人間と動物たちがひしめいているのが見えます)
えっと…営業するなら、人のいそうな牧場の近くが良いですよね…。
すみません…通ります。
(牧場とメルキア大通りの半ほどの辺りの道は、レース用にロープで区切られていました)
牧場を出たら、この辺りを通過するみたいね…。
あっ…もうすぐ始まる…?
(牧場内の動物たちが一斉にスタート地点に向かって行くのが見えました)
171 :
レスィス:2010/10/21(木) 20:00:00 O
>>168 あっ、僕も行かなくちゃ。
よいしょっと・・・
(ウルフ号の背に乗るレスィス、ゼッケンは68番です)
>>169 こんにちは…。ははっ、僕も惨めな負け方はしませんよ!
(なんだか強そうな馬だなぁ…。でも、マークしていけば、ひょっとしたら追い抜けるかも…)
>>170 そうなんですか…無事でいてくれるといいですね!
では行って参ります!お店のPRの為にも入賞したいです。
〜牧場〜
よーし、集まったなスピード狂ども!
みな正々堂々と戦ってトップを目指せ!
優勝者には金30万ゴールドも出るからな!
準備は良いか?
では……レディィゴォォォォ!
(牧場主がファイアーボールを打ちあげてスタートを告げた)
俺のゼッケンは1か、去年のチャンピオンに相応しいぜ。
ハイヨー!
行くぜ、サンダー!
のろまどもを引き離せ!
(騎乗する黒馬に鞭を入れ、真っ先に先頭集団から飛び出すとメルキア通りに入る)
174 :
レスィス:2010/10/22(金) 06:01:11 O
>>172 さ、30万ゴールド!?
それがあれば、学費を払う事もルッセさんに家賃をお渡しする事も出来ますね!
よし、頑張るぞ!
(出発の合図とともに、馬の腹を蹴るレスィスです)
>>173 あっ、ドルクさんは先行策か!
どうしよう…あまり最初から飛ばすと、馬が後半でへたばらないだろうか?
だが、ここで置いてかれては、勝利はない!
ええい、ままよ!
(ドルクの後を果敢に追い始めたレスィス騎乗のウルフ号です)
>>172 (牧場の方から炎の玉が打ち上がって弾けました)
レースが始まったようですね。
間もなく、この辺りを通過するはずですけれど…。
>>173 (メルキア大通りには、すぐさま砂埃を散らしながら動物の一団が駆けてきます)
あっ…もう先頭の方々が来たようですね。
(先頭集団にレスィスさんの姿を探しますが、トップは風の様に走る黒馬)
あれは…いったいどなたなのでしょうか?
普通の黒馬みたいなのにずいぶん速いですね…。
(観客の一人に黒馬の方が何者かを尋ねます)
昨年のチャンピオンのドルクさん…。
強敵ですね…。
>>174 (ドルクさんのすぐ後ろを追いようにレスィスさんの乗る馬もやって来ました)
レスィ…さん…がん…って…ください!
(周囲の歓声で声が掻き消されてしまう中、手を振ります)
>>174 ちっ、ぴったり付いてきやがるな。
なかなかやるじゃねぇか、小僧!
(馬を駆って竜橋を渡りきるとヒースの丘に入る)
今年はあのでかい木が中継地点か。
ち、この丘……思ったよりきつい坂になってるな。
このペースで持つか……?
いや!
行け、サンダー!
(エデルの賢樹へ向けて疾走)
>>175 ぬう、サンダー号は強敵だなあ…
あっ、ルッセさん?
(人混みの中に一瞬、こちらに一生懸命に手を振るルッセさんの姿を認めます)
ルッセさんも応援してくれている、ここは頑張らなければ!
>>176 それにしてもサンダー号は豪快な走りだ。置いていかれないようにしなければ。
あの巨樹が中継地点か。
う…この坂はきつい!だが、サンダー号が加速したぞ!
(レスィスは躊躇わずにウルフ号に鞭を入れました)
>>176-177 (騎手の一団はあっという間に駆け抜けて行きました)
騎手の方たちが、街の外に出てしまいましたね…。
ここから、どうやってレースの様子を知るんでしょう…?
(しばらくすると広場の噴水が噴き上がり、水のスクリーンを作ります)
『メルキア噴水/街の施設』
あ…噴水の水に遠見の魔法がかかっていたんですね。
(水のスクリーンに大樹がそびえる丘が映し出されます)
えと…先頭がドルクさんで、レスィスさんは追いかけてますね…。
急坂みたいですから、落馬しないと良いのですけれど…。
(ルッセは他の観客と一緒にメルキア大通りでレースの観戦です)
(エデルの賢樹に到達するとグルリと一周して、街へと向かう)
ハイヨー!
>>177 (追い付いたレスィスに向かって)
ちっ、追い付いたか。
だがな、小僧!
このレースはお上品な貴族のもんじゃねぇ!
多少の荒っぽさも許されるんだぜ!
(ドルクはウルフ号の横腹に蹴りを入れる)
>>178 観戦してるだろうルッセさん達に、恥ずかしい姿は晒せない!
はいよ、ウルフ!駆け上がれ!
>>179 大きな樹だな!遠回りにならないように気をつけなければ。
追いついたぞ!
(ドルクがウルフ号の腹に蹴りを入れて来ました)
何をするっ!
(ピシリ、と咄嗟にドルクの足めがけて鞭を放ちます)
>>180 (レスィスの鞭にサンダー号が加速した)
サンダー、飛ばしすぎだ!
ぐっ、言うことを聞かんか!
(真っ先にヒースの丘を駆け下りると街へ入り、ゴールの牧場に向かう)
ちっ、下り坂でスタミナを使いすぎたか?
あと一息だ!走れ走れ!
(何度も鞭を入れるが、サンダー号は次第に速度が落ちて行く)
>>181 サンダー号が加速した!
だが、ここでスタミナを消耗させては、最後まで保たない!
あっ、サンダー号はどうやらかかってしまってるみたいだ。
(ヒースの丘を駆け下り、サンダー号に追走します)
サンダー号のペースが次第に落ちて来ている!今だ!
それっ、ウルフ!
(レスィスはぴしり!とウルフ号に鞭をくれました)
(ゴールのミスランディア牧場に入った時点でレスィスとは互角の位置)
>>182 ちいっ。
このままじゃ最後のコース一周で押し切られるな……。
だが、ゴールテープを切るのは俺だ。
(牧場外周の柵にいる大勢の観客を眺め)
後、半周でゴールだぞ!
ガランの野郎、何してやがる……さっさとやれ!
(観客の一人がぶつぶつと低く呻く)
これで俺が優勝だ!
(ウルフ号の数メートル先の地面が急に盛り下がり、落し穴が作られる!)
>>183 危ない!それっ、ウルフ!(咄嗟にウルフ号をジャンプさせるレスィス、障害競争の練習経験がある
ウルフは辛うじて穴の上を飛び越えました)
くっ、だがスピードが落ちてしまった!何だ、このトラックは!
観戦されている皆様、お疲れではありませんか?
応援で渇いた喉を潤す飲みものは、いかがでしょう…?
『ミックスベリーのジュース/100G』
(ルッセは飲食や観戦や応援用の道具を販売しながら、牧場の付近へと移動します)
>>179-184 あ…ここからなら遠目にレースの模様が見えるみたい…。
(牧場の競技用トラックに出走した動物たちが入ってきたようです)
レースは…レスィスさんとドルクさんの首位争いになっているようですね。
(先頭の一団がトラックを半周した所で、レスィスさんの乗る馬が悪路を避けるために跳ねました)
気のせいか、道がでこぼこしているような…。
あんな穴もさっきはあったかしら…?
『真視の眼鏡/9800G』
あの穴が魔法で作られた物なら、これで見れば分かるはずですけれど…
(ルッセが魔力ある眼鏡をかけると、使われた魔力の残滓がトラック付近に漂っているのが見えます)
もしかして誰かが不正に魔法を使って…?
魔法の使用は禁止されてたような気がしますけど…。
みんな頑張っているのに不正なんて…許せません。
『吸魔の壺/15000G』
(付近の魔力を吸い取る壺の蓋を開けておきます)
>>184 上手くかわしやがったか。
だが、これで追い付いたな。
(再びウルフ号に並ぶ)
>>185 ガラン、もう一度だ。
オレ以外の奴に目くらましでもかけてやれ!
(観客席に目配せすると、観客の中に紛れている何者かが呪文を唱える)
どうした?
何をしている?
何も起こらんぞ!
(相棒のガランが放った魔術は、吸魔の壺に吸い取られたようだ)
ぐぬぅ!
(そのままレース場を走り抜けてゴールを切った時、ドルクはレスィスの背中を見ていた)
ええい、畜生が!
〜牧場〜
第64回ミスランディア・ダービーはよろず屋魔法王国所属、レスィスさんの優勝〜!
優勝者には賞金30万Gと、トロフィーが授与されます。
>>186 また並ばれたか!
馬のスタミナも落ちて来ている。
また落とし穴があったら……だが、ここで怯んでは負けてしまう!
よし、最後の直線だ!
はいよ、ウルフ!行け!
(レスィスはウルフ号にひと鞭をくれました)
…抜けた!
(レスィス騎乗のウルフ号はゴールを先頭で突き抜けました)
やったあ!!
(レスィスは鞭を持った右の握り拳を高く挙げました)
>>187 (レースの後に行われた授賞式で、レスィスはトロフィーおよび賞金30万Gを受
け取りました)
(拍手を浴びて少し照れるレスィスです)
>>185 ルッセさん!
(レスィスがルッセを見つけて近寄って来ます)
練習をさせていただいたお陰で、1位が取れました!
僕、かけっこで1位を取ったこと無かったので、すごく嬉しいです!
それで、これ…
(トロフィーと30万Gを差し出す)
僕はこれから牧場へウルフ号を返しに行くので、預かっていただけませんか?
それと、実は僕はお金に疎くて…。牧場への謝礼は幾らぐらいが宜しいでしょう?
>>186 (吸魔の壺に魔力が溜まって行きます)
やっぱり…誰かが魔法を使ってる。
レース参加者の誰かが勝つために使ってるの…?
でも、魔法での支援はできません…!
(先頭の騎手がゴールすると、周囲に歓声が沸き立ちました)
あっ…あの馬は…。
>>188 (観客の中で売り子をしていると、レスィスさんが駆けよってきました)
レスィスさん、おめでとうございます…!
初めてのレースなのに、優勝なんてすごいですね。
まさに人馬一体という感じでしたよ。
(馬を返還しに行くレスィスさんが、トロフィーと賞金を手渡してきます)
えっ…牧場への謝礼ですか?
えと…いくらでしょう…。
一割程度なら失礼にならないかと思いますけれど…。
あっ、私も御一緒しますね。
牧場主の方には、私もお伺いしたいので…。
(簡易店舗を動かして、厩舎の近くへ向かいます)
>>187 (牧場主へ向かうと、挨拶をして話し始めます)
お初にお目にかかります。
私はよろず屋、魔法王国のルッセ・リンセンと申します。
実は私が観戦していました所、今年のレースで不正に魔法が使われた形跡がありまして…。
このままでは公正を保つことが出来ないと思います。
次回のレースからは、不正防止用にこの吸魔の壺はいかがでしょう…?
(不正防止に役立ちそうなマジックアイテムを並べて、営業を始めます)
190 :
レスィス:2010/10/27(水) 18:25:38 O
>>189 ありがとうございます。ウルフ号という素晴らしい馬を得たお陰です。
謝礼のほうは…一割ですね、わかりました。
(同行するというルッセに)
あ、はい、願ってもない事です。では、一緒に参りましょう。
(牧場に行く道すがら、レース中魔法で妨害された事を知り、驚きかつ
納得するレスィスです)
…あの穴ぼこは、魔法で作られたものだったんですね。何も無かったからいいよ
うなものの、怪我人が出てたらと思うと許せません。
(やがて牧場につき、牧場主にウルフ号を返還して賞金の一部をお礼に
差し出しました)
ウルフ号を貸していただき本当にありがとうございました。
(ルッセがマジックアイテムの営業を始めたので、勉強の為に興味深く
見守っています)
あっ…これなどはいかがでしょう?
支援や妨害の魔法を避けられますし、参加者の名札代わりにも使えるかも知れません。
それから、こちらの粉は土に混ぜれば吸水性がとっても増すんですよ。
(牧場主の方に幾つかの商品を買い取ってもらいました)
>>190 (営業を終えると、夕刻に近づいています)
結局、街の方でエヴァさんを見かけた方はいませんでした。
この近くにはいないのでしょうか…。
いったい、どこへ消えてしまったんでしょう…。
ちゃんと食事をとっておられると良いのですが…。
(レースも終わり、街の方々へと散って行く観客を見ながら呟きました)
なんだか、冷えてきましたね…。
人もまばらになって来ましたし、もう戻りましょうか…。
(簡易店舗を動かして店へと戻ります)
>>191 エヴァさん、本当にどこへ行ってしまったんでしょう。心配です。
あの黒服の方でしたか、あの方には聞けないのでしょうか?
はい、日も落ちて来ましたし、早くお店に帰りましょう。
今日の売り上げはいかがでしたか?何が一番売れました?
それでルッセさん、頂いた賞金で魔法学校へ入学出来るでしょうか…?
(矢継ぎ早にルッセに質問するレスィスです)
>>192 黒服の方…サムディさんですか?
残念ですけれど、お住まいの場所を知りませんので、こちらからの連絡はできかねます…。
あっ…そう言えば、お知り合いの方がレースに出る様な事を仰っていましたね。
まだ、この街におられると良いのですけれど…。
(道すがらにレスィスさんが色々と訪ねてきます)
売上に売れ筋の商品ですか?
売上は87700Gで、売れ筋はやっぱり飲食物でした。
『クラーケンのチーズフライ/400G』
これは今朝一番に入ってきたクラーケンの足を使ったものです。
他には薬に帽子、ショールなども売れましたよ。
それで魔法学校への入学金ですが…。
必要になるのは、だいたい300000Gくらいでしょうね。
詳しくは魔法学校の事務局で聞けるかと思いますけれど…。
(ルッセは店に着くと、簡易店舗を片づけ始めます)
>>193 あ、サムディさんと仰いましたか。
(住まいを知らないため連絡出来ないと聞いて)
それは残念ですね…あっ、お知り合いの方がレースに出てらしたのですか?
では、探してみましょう!まだ近くにいらっしゃるかも知れませんし。
なるほど、クラーケンのチーズフライ、本当に美味しいですものね!
飲み物は何が一番売れましたか?クランベリーのジュースなんか売れそうでしたけど…。
(魔法学校の入学金についてルッセから聞きました)
…300000Gですか?
(レスィスの顔が少し曇ります)
さっき牧場主さんに馬を貸りた謝礼として賞金の中から30000G差し上げましたので、
今は270000Gしかありません…。
あの、明日か明後日にでも、魔法学校の事務局に話を聞きに行って来てよろしいですか?
もちろん、エヴァさんの消息を辿るのが優先ですけれど…。
>>194 (レスィスさんが飲みものについても聞いてきます)
ご熱心ですね…飲みものも売れましたよ。
きっと皆さん、応援で喉が渇かれたのでしょう。
あまり売れない物もありましたけれど…。
『かぼちゃジュース/120G』
新鮮な物をジュースにしたので栄養は満点なのに…。
(さらにレスィスさんは、魔法学校への事務局へ行ってきても良いかを訊ねてきます)
魔法学校ですか?ええ、もちろん構いませんよ。
学校によって料金なども違うみたいですし…やっぱり色々見てから決めるのが良いと思います。
魔術師ギルド、魔法学校、魔術教団、ミスランディアでは魔術を教える所はたくさんありますから。
すぐ近くに魔術師ギルドが二つ、少し離れた所に魔法学校もありますね。
(ルッセは地図をレスィスさんに手渡すと、カウンターに戻りました)
ここのところ店を離れがちでしたので、こうしてレジに座るのも久しぶりな気がしますね…。
最近は業界の用語で名無しと呼ばれる一般のお客様がお見えになりませんが、
あまり店を離れない方が良いのでしょうか…
(思案しながら魔法のランタンや糸車など、商品の手入れを始めます)
>>195 かぼちゃジュースですか、美味しいのに…。ぼってりとした先入観からかな?
ルッセさん、かぼちゃ祭りももうすぐありますし、かぼちゃジュースをもっと飲
み易いように改良しませんか?そうですね、山羊の乳を混ぜたらどうでしょう?
ありがとうございます!
さっそく明日にでも色々回ってみます。
そういえば、ミスランディア・ダービーはお店のいい宣伝になったでしょうか?
ダービー出場を勧めて頂いたお陰といっては何ですが、これを納めて下さい!
(ダービーの賞金から30000Gをルッセに手渡しました)
(ルッセが渡してくれた地図をみて)
わぁ、ありがとうございます。沢山在るんですね!
さっそく明日見て来ます。
あっ、それでですね、このお店は営業時間帯やローテーションはどうなっていま
したでしょう?
197 :
カナ:2010/11/02(火) 19:09:13 O
ここは何処?わたしは誰?
198 :
カナ:2010/11/02(火) 19:14:29 O
(明け方に降りだした霧雨の中、十二歳くらいの娘が街角に立っています)
(娘は側の看板に書かれた文字を読み上げました)
よ…ろ……ず…屋?
>>196 (レスィスさんが、かぼちゃジュースにミルクを混ぜる事を提案します)
山羊の乳…なるほど、そうですね。
色々試してみましょう。
(ルッセは、お礼の言葉とともに賞金を渡すレスィスさんを留めました)
いえ、いけません…!
この賞金は、レスィスさんが努力して手に入れた物です。
魔法学校への入学金もありますし、どうかご自分の為にお使いください。
(そう言って、賞金を返します)
(続いてお店のことについても聞かれます)
営業時間ですか?
深夜から明け方にかけては店を締めますが、かなり遅くまで営業しています。
夜は夜番の方たちが担当されますが、私は交代の時くらいしかお会いしません。
そういえば、そろそろ夜番の方に代わる時刻ですね…。
レスィスさんもレースでお疲れでしょうから、今日はゆっくりと体を休めてください。
では、また明日…。
(ルッセは部屋へと戻って行きます)
>>197-198 (翌日の明け方、店開けの準備をしていると扉の前に女の子が立っています)
あ…おはようございます。
ちょうど、これから店を開ける所だったんですよ。
(看板を見る、女の子のけげんそうな顔を見て)
よろず屋は初めてですか?
ここは魔法の道具や、生活用品、その他もろもろの物品を扱うお店です。
何かご入用のものはありますか?
(優しく声をかけます)
200 :
カナ:2010/11/02(火) 20:14:36 O
>>199 あ…、わたし…、
(首を傾げ、ふと左手に掴んだ紙切れの感触に気づいたように掌を広げます。
そこに鉛筆で大きく書かれた文字は…)
カ ナ
あ…わたし、カナ…。気がついたら、ここに立っていたの…。
>>200 カナさんですね。
気付いたらここに?
もしかしたらカナさん…分かるのは、ご自分の名前だけでしょうか?
(困惑しているようなカナさんの様子を見て、そう訊ねます)
それは…お困りでしょう。
近くに親御さんがおられるような気配もありませんし…。
何か記憶喪失に効くような薬があれば、良いのですけれどね…。
まずはお入りください…寒くはありませんか?
(暖炉に火を入れて)
私は、よろず屋店員のルッセ・リンセンです。
そうですね…まずはシティガードの方に連絡してみましょう。
この街にお住まいなら、ご家族が捜索届けを出されているかもしれませんし…。
今、何か体が温まるような飲みものを入れますから、お召し上がり下さい。
『パンプキン・ポタージュスープ/200G』
(温かいかぼちゃのスープをカナさんに差し出します)
202 :
カナ:2010/11/03(水) 18:04:32 O
>>201 (優しそうなルッセの佇まいと声音にほっとしたように息をついて)
うん、そう…。気づいたら、ここにこうして立っていたの…。
(ルッセに導かれるように店内へ入り、きょろきょろとあたりを見回す)
(ルッセの自己紹介に心持ち首を傾げ)
あ…なた…、ルッセ?リンセン……聞いたことある。
(運ばれて来たパンプキン・ポタージュスープを前に)
わあ、美味しそう……!
(スプーンを手に取るが、パチン!と薪が弾けた暖炉に驚いたように
椅子を蹴って物陰に隠れると、絞り出すような声を上げる)
やめて…誰…も…、殺さないで……!
>>202 えっと、私の名前をご存じなの?
うぅん…。
(カナさんをしげしげと見つめます)
…ごめんなさい。
私はカナさんに見覚えが無い…ような気がします。
街中で営業した時にすれちがったのかしら…?
(スープを飲もうとしたカナさんは、突然何かに脅えるように部屋の隅へ走ります)
どうしたの、殺さないでって…?
(カナさんの口から出た剣呑な言葉に眉をひそめて)
何があったのかは分からないけど、ここはだいじょうぶ…だいじょうぶよ。
(近づくと安心させるように抱きしめ、頭を撫でながら)
(しばらくして、カナさんが落ち着きを取り戻した頃に)
カナさん、お名前以外に何か分かることはある?
何か手がかりがあれば、良いのですけれど…。
(カナさんに向かって)
カナさん、お疲れではありませんか?
まずは雨で濡れた服を着替えなくちゃ…確か子供用の服も倉庫にあったはず…。
えっと…とりあえず私の部屋に来て下さい。
(ルッセは自分の部屋へと案内します)
204 :
カナ:2010/11/03(水) 21:01:44 O
>>203 ううん、名前を聞いただけ。
どこでだろう・・・
(はぜた薪に飛びすさって物陰に隠れたカナを安心させるように抱きしめ、
頭を撫でるルッセに落ち着きを取り戻していくカナです)
(カナはふと側の、売り場の本棚にある白魔導士の名簿に目をやり)
あ、これ……。ルッセ、ここに載ってる。…×××…が、話してた。
カナ…が覚えてるコト。
(頭を抱えこんで)
火…が……燃えてる。いやっ、熱い、止めて…!
(再び呻くカナを優しく抱擁し落ち着かせるルッセです)
ありがとう……取り…乱して…ごめんなさい。
(ルッセに肩を抱かれ、ルッセの部屋に向かうカナです)
ククク…、どこへ逃げた、私の小鳥ちゃん?
クルルの爺め、あの館から瞬間移動でカナを逃がしたものとみえる。
さて、どこへ翔んだのか…。
※カナと二役です。
>>199 はいっ!
(簡単なお料理に非常に興味を示すレスィスです)
(賞金の一部をルッセにもと思ったレスィスでしたが、ルッセは断りました)
ありがとうございます…。
僕は本当にここに来て良かった。ルッセさんをはじめ優しい人々に恵まれて…
(涙ぐむレスィス、ここへ来るまでは苛められた事もあった模様です)
一日も早く魔法学校に入学し、色々な魔法を習得したいです。
(営業時間について説明を受けました)
なるほど…了解しました。
(ルッセに今日はもう休むように言われ、挨拶をして自室に戻るレスィスです)
>>199 (朝、眠たげに目をこすりながら店に出て来るレスィスです)
おはようございます…。あっ、そうだ、今日はローテーションで僕はお休みでしたっけ。
ルッセさんに断って、魔法学校を見学に行かなければ。
あれっ?ルッセさんがいない?…お部屋かな。
(レスィスがルッセの自室に向かいます)
>>204 (部屋に着くと、カナさんにふわふわした青いタオルを渡します)
『幸せの青いタオル/10000G』
まずは体を拭いて。
風邪をひくといけませんから…。
ちょっと待っていて下さいね。
今、着替えを持ってきますので。
(そうカナさんに言うと、ルッセは倉庫に向かい、子供用の服を探します)
うぅん…子供服は無いですね…。
処分してしまったのかしら?
あっ、リビングドール用のドレスならサイズが合うかも…。
(黒いゴシック風のドレスを持って部屋へ戻りました)
すみません…カナさんが着れそうなものはこれくらいしかなくて…。
気に入ってくれると良いのですけれど…。
(ドレスを広げてカナさんに渡します)
その服は、暖炉のそばに吊るして乾かしておきますね。
濡れた服が乾くまでは、これを着ていて下さい。
本当は人形用のですけれど、生地には上等な絹を使っていますから着心地は良いと思います。
>>207 (カナさんの着替からしばらくすると、部屋にノックの音が響きました)
レスィスさん、おはようございます。
今日は魔法学校の訪問に?
(ドアを開くと、レスィスさんに挨拶します)
あっ…こちらの方ですか?
えっと…こちらはカナさん。
迷子のようなのですけれど、何か怖い目に遭ったのか記憶があやふやなようでして…。
今、シティガードの方に連絡を入れようかと…。
(部屋の訪問者に気づいた様子のレスィスさんに、カナさんを紹介します)
カナさん…こちらはレスィスさん。
うちの店員で、乗馬がとっても得意なんですよ。
(カナさんにも、レスィスさんを紹介します)
209 :
カナ:2010/11/04(木) 20:08:27 O
>>208 (ルッセに幸せの青いタオルを渡されました)
あ、りがと…う……
(濡れた服を脱ぎ、おぼつかない手つきで顔や体を拭います)
(やがてルッセが倉庫から戻って来ました。ほんのりと色づく花のような、
ふくらみを帯びた思春期の胸を少々恥ずかしげに隠します)
あ…カナ、着れるならどれでも、大丈夫……
(差し出された黒い、レースを使った華やかな服をみて)
わあ…この服、可愛い。ありがとう…!
(カナがニコッとルッセに笑いかけます)
わたし、さっき…の…本を、見てみたい…の。
(先ほどちらっと見た白魔道師の名簿が気になるようです)
ルッセ…が、載ってるかな……
(時折たどたどしい言葉、カナは別な国から来た事も考えられます)
黒い…鴉みたいなマント。とっても、こわい……
(何かを思い出したらしく、身震いをするカナです)
ククッ、さて…と。
逃げる小鳥を狩るのもなかなかに面白い趣向だ。
さて、どこに逃げたのかな…と…ん?
(左手首に嵌めた、カナの髪が入った人探し用の黒魔法式簡易方位磁針を、
眉をひそめながら覗き込みます)
この方角は…ミスランディア方面か。よし。ククッ…、待っておいで小鳥ちゃん。
ハッハッハ…………
(黒い、鴉のようなマントを翻すとミスランディア近郊に瞬間移動するべく
最寄りの黒魔法式魔法陣に向かいます)
>>209 (着替えたカナさんに声をかけます)
ふふっ…よくお似合いですよ。
(名簿を気にするカナさんに)
あっ、はい…魔道士名簿ですね。
今、持ってきます。
名簿を見たことがあるなら、何かを思いだす手がかりになるかもしれませんね。
(ルッセは本棚から分厚い本を抜き出して、部屋に持ってきました)
『魔道士名鑑・ミスランディア歴215年版/40000G』
これが今年の名簿です。
魔術学校を出ていたり、ギルド所属の魔道士なら、たいていは名前が乗っているはずですけれど…。
たぶん、私の名前もあるはずです。
他にどなたか、カナさんがご存じの方はおられますか…?
(名簿をテーブルの上に置いて、カナさんが見やすいように椅子を用意します)
>>208 (ルッセの自室をノックすると、すぐに返事がしてルッセが顔を出しました)
おはようございます。実は、今日は魔法学校に見学に参りたいのですが…
(話をしていると、ルッセに寄り添うように少女
>>209が佇んでいます)
(目線に気づいたルッセが少女を紹介してくれました。怯えた様子の少女に)
こ、こんにちは…。
僕はこの店で働かせていただいているレスィスと申します。
(ひと通り挨拶をすると、ルッセの自室を辞して魔法学校の見学に向かうレスィスです)
213 :
カナ:2010/11/05(金) 21:39:09 O
>>211 (ルッセに服がお似合いだと言われて)
あ…りがと…う。
(優しい言葉にホッとしたように息をつく)
>>208>>212 (ルッセにレスィスを紹介されて)
あ…こん…にちは…。
馬…、わたしも…好き。
(馬、という言葉に緊張がとれて、ニコッと微笑みます)
(レスィスはすぐに魔法学校見学に行ってしまいました)
(やがてルッセが店の本棚から魔道士名鑑を持って来ました)
ありが…と…。
(ルッセに促されて椅子に座り、テーブルの上で名鑑を広げます)
パラパラパラ……
あ…これ、ルッセ……
(カナが名鑑を三分の一ほどめくったあたりでルッセの顔と名前が出て来
ました)
(もう暫く根気よくめくっていると、やがて白魔道士の項は終わり、黒魔
道士の項に入りました)
あ……!
(三分の二ほどめくったところで、カナは怯えたように椅子からガタンと
立ち上がりました)
こ…れ…、この…ひと…!
(カナがルッセの袖を掴みながら、頁に記載された男を震えつつ指差しま
す)
(そこには、闇よりも黒い射干玉(ぬばたま)の瞳と長髪の三十代ほどの男
の写真が載っています)
〜魔道士名鑑より抜粋〜
〈ジェイネル=J=フィッツジェラルド〉
通称はJJ、もしくは夕闇のフィッツジェラルド。
生成魔法をよくし呪術にも長け、瞬間移動の魔術などにも長じている。
火のエレメントへの適性が非常に高く、代わりに水のエレメントへの適性
は低い。魔法の場での水を嫌う)
現在は、時間を止める術を研究している。
彼の周りにはいつも緻密な結界が張られ、常人には彼を傷つける事は出
来ない。
なお、彼は白魔道士は「偽善者」だと言ってはばからない。
依頼料は通常の一・五倍と割高だが、仕事は確実である。
>>212 はい、お気をつけて。
あ…気休めかもしれませんけれど幸運のお守りを持って行って下さい。
マリンブルーのカルセドニー。
学業への効能は…これだったかしら?
『玉髄のペンダント/500G』
では、行ってらっしゃいませ。
良い所が見つかると良いですね。
(海色をした玉髄のペンダントを渡し、レスィスさんを見送ります)
>>213 (ページを繰るカナさんが急に立ち上がりました)
ど、どうかされましたか…?
(ルッセは、カナさんが指さす事典の項目に目を落とします)
黒魔道士のジェイネル=J=フィッツジェラルドさん…。
生成に呪いに転移魔法を操るなんて…かなり高位の魔術士のようですね。
お名前を聞いたことがありませんけれど、ミスランディアの方ではないのかしら…。
この方がどうかされましたか? もしかしてお知り合いでしょうか…?
そういえば、カナさんの喋り方にも異国風の訛りを感じますし…。
(取り乱した様子を見せるカナさんに、そう伺います)
215 :
カナ:2010/11/06(土) 19:30:46 O
>>214 (ルッセの問いにカナは震えながら答えます)
あ…カナ、このひと、知っ…て…る。とっ…ても…こ…わい。
(軽く痛み出したらしい亜麻色の頭を両手で押さえながら)
…このひ…と、カナやみんなのお…家、燃やし…た…
あ…
(蒼い目を見開くと、ルッセにしがみつきます。どうやら、何かの情景がフラッ
シュバックしたようです)
怖い…、怖…い。周り…は炎…ばっか…り。お部…屋、燃…えてる…!
(落ち着かせるように抱き締めてくれるルッセですが、カナは今はそれ以上思い
出せないようです)
ルッセ…、カナ、この国…の…子じゃ、ない…かも…。ことば…、違う…
(カナは、握っていた紙をルッセに差し出します。
そこには、遠い異国の言葉でKanaと走り書きされていました)
カナ、自…分の…国、思…い出し…たい。
お願…い…、国、いっぱい…載って…る本、見せ…て…くれ…る?
(カナはルッセに、諸国総覧のようなものを見せてくれるよう頼みました)
クソッ、ミスランディアは霧雨か。これでは水を苦手とする私は今は転移出来ない。
(歯ぎしりをする)
そうそう独りで逃げおおせられる訳もないが…
(つ、と目を細める)
ククッ、私は転移出来ずとも生成動物を転移させる事は叶う。いちかばちかだが…
(呪文を唱えると、叫び声とともに一羽の漆黒の鴉がフィッツジェラルドの元へ
舞い降りる)
…クワイエット、今から一仕事を頼むぞ。
(フィッツジェラルドは鴉に呪文を唱えて任務をインプットします)
…よし、行け…!
(鴉は魔法陣の中に入ると、一瞬のうちにかき消えました)
>>216 カナさんや、みんなのお家を燃やした?
あ…もしかしてフィッツジェルドさんが、何かの仕事をする時に巻き添えに…?
フィッツジェルドさんの依頼が何だったのかは分かりませんが、
それがカナさんに関係しているなら、ここまで追ってくる事も考えられますね…。
(魔道士名鑑の"仕事は確実である"の一節を思い出し、ルッセは眉を曇らせました)
(ルッセにしがみ付いたカナさんは、異国の言葉の書かれた紙を手渡してきます)
Kana…確かにこの地方で使われている言葉ではありませんね…。
これは、どこの国の文字かしら…。
(カナさんから、多くの国が載っている本を見せてとお願いされます)
えっと…地名だけの地図より、国の風土も紹介している物の方が良いですよね?
それに完全な世界地図は、まだ誰も完成させていませんし…。
(書棚の引出しから、何冊かの本を出してテーブルの上で広げます)
お捜しの国が、載っていると良いのですけれど…。
『大陸旅行記ダリーニ版/1300G』
『フルプ海見聞録/2000G』
『南エルテンオッド地方諸国記/1500G』
挨拶などの簡単な言語も紹介していますから、私も探してみますね。
(ルッセも一緒に、カナさんの持つ紙に書かれていた文字を使う国を探します)
218 :
カナ:2010/11/06(土) 22:45:20 O
>>217 どう…しよ…う。怖い…
(フィッツジェラルドがここまで追って来るかも知れない、というルッセ
さんの言に怯えるカナです)
(カナはルッセさんに紙を手渡し、考えるように小首を傾げます)
Kana、は…イロハ…文字の…こと。そし…て、私の名…前…、それ…
から…ううっ!
(カナがこめかみを押さえて微かに呻きます)
(気遣うように椅子に座らせてくれたルッセさんが、多くの国が載ってい
る書籍を三冊ほど持って来てくれました)
(テーブルの上に広げ、二人でカナの住む国を探し始めます)
…あっ!
(カナが『フルプ海見聞録』の231ページを指差します)
(そこには赤、黄、緑が縞になった国旗が載っています)
〈イスヴァン王国〉
大陸の東方、フルプ海の沿岸にある古王国。
気候は温暖で、オリーブの栽培が盛んである。この国の特産はオリーブオ
イルであり、高値で取引されている。また、オリーブを使った石鹸なども
土産物として人気になっている。
人口 8400万人
面積 17万km
言語 カナ言葉
>>214 (ルッセから美しい色をした玉髄のペンダントを贈られました)
あ…、ありがとうございます!
頑張って見学に行って参ります。夕方、日の沈むまでには戻って来るつもりです。
では、行って参ります!
(ペンダントを首からかけると、意気揚々と魔法学校見学に向かうレスィスです)
さて…、まずどこから回ろう?
ミスランディア魔法学校がいいかな。
(街の地図を片手に、数ケ所ある魔法学校を回るつもりのレスィスです)
――――――――――
はぁ…、
(レスィスが溜め息をつきました。歴史も一番古く由緒あるミスランディア魔法
学校の入学金は、教材を含めて32万Gとレスィスの持っているお金からは5万Gほ
ど足りません)
仕方がない…次に行くか…。でもどれも入学金が足りなかったらどうしよう…
(地図を広げて、次は街の北にあるミスランディア公立魔法学院に向かいます)
よろず屋の店員さん、いるかい?
>>155 『属性の羅針盤/10000G』
短針【森、墓場、丘陵、火山、大地、魔法陣、霧】
長針【太陽、剣、月、靴、盾、鏡、一角獣、扉】
…について詳しい設定を聞きたいんだが…。
>>218 (小さく驚きの声を上げると、異国記のページを捲るカナさんの手が止まります)
イスヴァン王国…東の国ですね。
イスヴァンのオリーブ石鹸は、うちの店でも扱っていますよ。
『オリーブ石鹸/450G』
イスヴァン王国とミスランディアは距離的に離れてますけど、
フィッツジェラルドさんは転移の魔法を使われるようですから、油断はできませんね。
何か対抗するような方法があれば良いのですけれど…。
国外の魔道士ならシティガードの方たちも積極的には動いてくれないでしょうし…。
(魔道士名鑑を見直し)
水のエレメントへの適正が低い…事典に載っているのはこれくらいですね。
何か水を使って魔法を封じる方法があれば良いのですけど……雨、水路、噴水…うぅん…。
(思案するものの良い案は浮かばず、窓の外の霧雨を見て考え込んでしまいます)
>>219 (窓の外にはトランシア大通りを歩くレスィスさんの姿)
この霧雨は夕刻には止むのでしょうか…。
レスィスさんがお戻りになられたら、何か温かいものを差し上げた方が良さそうですね。
>>220 はい、いらっしゃいませ…!
(何やらお客様が来るのが久々な気がして、小走りにレジの方へ駆けて行きました)
属性の羅針盤の商品説明ですね。
これは内周に七つ、外周に八つの絵柄が描かれている羅針盤でして…。
長短二つの針が、手に持つ方の得意な魔法を教えてくれます。
短針は対象【森(生命)、墓場(不死)、丘陵(物体)、火山(エネルギー)、大地(環境)、魔法陣(魔法)、霧(幻)】
長針は操作【太陽(生成)、剣(破壊)、月(変化)、靴(運動)、盾(防御)、鏡(調査)、一角獣(回復)、扉(召喚)】
…を表していて、二つの組み合わせで魔法の効果が決まります。
特殊な魔法でなければ、ほとんどの魔法はこれで分類できるんですよ。
「エネルギー×生成」はファイアボールやブリザードなどの攻撃魔法。
テレポートなどの転送魔法は「物体×運動」になります。
魔法の得意、不得意が明らかになってしまいますから、
昔ながらの伝統的な魔法使いは、こういう分類をあまり好みませんけれどね…。
あっ…お買い求めなら10000Gになります。
(続いてミスランディア公立魔法学院の門をくぐったレスィスです)
え…と。ミスランディア魔法学校は四年制だったけど、ここは五年制で少
数精鋭みたいだ。事務局はどこかな…
(黒や白のローブを着た若者達が、校内を往き来しています)
(やがて事務局から浮かない顔をして出て来るレスィスです)
はあ…、やっぱり学費が足りない。教材費合わせて30万Gだって。思えば、
魔道士のローブも買わなきゃならないんだよな。
あと三つ行ってみようかな。次は、魔術師ギルドか。ここからは西南だな…
(やがてレスィスはミスランディア魔術師ギルドに着きました。
創立の古さはミスランディア魔法学校に僅かに譲りますが、今では業界一
番の大手です)
(中庭にある噴水のそばのベンチでひと休みするレスィスでした)
〜魔術師ギルド〜
>>222 よっ、兄さん不景気な顔だねぇ
何々、金が足りない?
足りなきゃ金を借りればいいんよ
1ヶ月で一割なんて良心的な金貸しは街にはごろごろしてるぜ?
3万借りて、利子は1ヶ月に3千、1日に換算すればコーヒー1杯分ってなもんよ
224 :
カナ:2010/11/07(日) 15:09:19 O
>>221 あ…Olive(オリーブ)…石鹸…みせて……
「みせ…て」…ばか…りで…、ごめん。
(カナが申し訳なさそうにルッセさんに頼みます)
(オリーブ石鹸を持って来てくれたルッセさんに)
あ…りが…とう…
(そう言いながら包み紙越しにオリーブ石鹸の香りを深く吸い込みます)
あ…懐か…し…い、匂い、する…あ……!
(フィッツジェラルドについて語るルッセさんに触発されたように)
あ…JJ…、JJ、水…キライ……
(目を閉じ、またも頭を抱えます。今見た書籍とオリーブの匂いで何かを
思い出しかけているようです)
JJ、来た…クルル…おじ…いちゃん…かばっ…て…くれた。
クルル…お…じい…ちゃん、転移…の…魔法、使わな…くても、瞬…間移
…動、出来…る。
JJ…は、カナ…にも、その…チカラある…、思って…!
おじいちゃん…!
(流暢なカナ言葉でカナが叫びます。目を見開いたカナの頬に涙が伝いま
した)
(ミスランディア魔術師ギルドの学費もやはり教材や衣服込みで30万Gほ
どでした)
そういえばルッセさんが、魔法の学校に入るには大体30万Gぐらいはかか
るって言ってたっけ。困ったなあ…。
>>223 あ…、こんにちは。
お金を借りる?それは考えてもみませんでした…
でも僕、未成年なんです。一応働いてはいますけど…
借りるとなると保証人とかも必要になりますよね。
一度お店に帰って、店主の方に相談してみます…。
(本格的に降りだした雨の中を次の見学地に向かいます)
(レスィスは、街の東南にあるミスランディア魔法カレッジに着きました)
(ふと近くにいた白いローブのお姉さんに話しかけます)
あの…、事務局はどこですか?
(お姉さんは丁寧に教えてくれました)
あ、ありがとうございます。
(一礼すると職員室の隣にある事務局に向かいます)
――――――――――
う〜ん、どちらにしようかな。
(レスィスは幾つかの候補を廻った後、ミスランディア魔術師ギルドとミ
スランディア魔法カレッジのどちらかにしようか悩みながらよろず屋に帰
ります)
ルッセさんに相談してみよう…
226 :
220:2010/11/07(日) 18:06:38 O
>>221 じゃあ、ひとつ貰おうかな。説明書は付いてるかい?
つ10000G
それから軽食をいただきたいんだが。酒もあるかい?
ククッ…
(目を閉じると、低い声で呪文を唱えるフィッツジェラルドです)
(やがてフィッツジェラルドの閉じた瞼の裏に、霧雨にけぶる街の情景が
視えてきます)
ほう…これがミスランディアか…。わりと大きな街だ。
(フィッツジェラルドは、先ほど魔法陣を使い転移させた鴉の目を通して、
映像を視ています)
クッ…。雨が煩わしいな。晴れておれば造作も無きものを。
カナ…。私の求める瞬間移動の能力を、後天的に身につけたのではなく、
先天的に持っている娘。彼女がいれば、わざわざ魔法陣なぞ使わなくとも、
瞬時に求める場所へ出現することが叶う…!
まぁ、邪魔なジジイにとどめを差すことには成功したが…
(フィッツジェラルドが火を放ったために、悲鳴を上げて逃げまどってい
たサンナル屋敷の人々の姿は彼の眼中には無かったようです)
待っていろ、カナ…!
>>224 クルルおじいちゃんというのは、カナさんのお爺様?
そう…カナさんをかばって…。
(悲しみに涙を流すカナさんに何と言葉を掛けて良いか分からず、ルッセはただ抱きしめるだけ)
(落ち着いた頃に、やや遠慮がちに声をかけます)
でも魔法を使わなくても転移なんて…。
お爺様は魔法的な種族の血を引いていたのかしら?
カナさんにもその力が宿ってる…。
あっ…もしかしてフィッツジェラルドさんはその力を狙って…
(お爺様を殺めたのでは――という言葉をかろうじて飲み込みます)
でも水を嫌う方なら、この雨が上がるまではきっとここには来ないと思います。
まずはお食事にして、それから今後どうするかを一緒に考えましょう。
(カナさんをカフェコーナーへと案内します)
>>226 お買い上げありがとうございます。
説明書はありませんので…今お書きしますね。
(ルッセはペンを持つと羊皮紙にスラスラと使い方を書き上げます)
(商品を渡すと、お客様から食事の注文を受けました)
えっと…軽食とお酒ですね。
はい、こちらでは食事もできますよ。
今すぐに持ってきますので、カフェコーナーでお待ちください。
『鳥肉のあぶり焼き・ヴェルジュ(酸味葡萄汁)ソース和え/300G』
『薄焼きパンとチーズ/150G』
『ミスランディアワイン/250G』
『野菜スープ/200』
(しばらくして料理を運んできます)
どうぞ、できたてをお召し上がりください。
>>225 (しばらくして、レスィスさんが帰って来ます)
おかえりなさいませ。
見学の方はどうでしたか?
雨足も強くなってきたようですから、切り上げて来られたのでしょうか?
体が冷えたと思いますので、まずは何か温かいものを召し上がってください。
(先程、お客様に出したメニューをレスィスさんとカナさんにも差し上げます)
>>228 (レスィスは、よろず屋の入り口で水色の傘をたたみました)
ただいま帰りました!
(ルッセさんに雨のために切り上げて来たのか問われて)
あ…、はい、とりあえず見学というより事務局のみ廻って来たんです。
学費が大体いくらなのか知りたくて…。それから、授業形態やカリキュラ
ムなども。
(いただいて来た学校案内のパンフレット五冊をリュックから取り出すレ
スィスです)
(まずはお食事をとルッセさんが言い、食事がテーブルに並べられます)
あ…、はい、いただきます。わあ、とっても美味しそうですね!
(レスィスはカナさんと食事を共にしました。時々チラチラとカナさんの
様子に目をやるレスィスです)
(食事を終えると、レスィスはルッセさんに切り出しました)
あの…、僕なりに候補を二つの学校に絞ってみたのですが、実はどちらか
に決めかねていて…。
(レスィスは食器を片付けたテーブルの上にパンフレットを置きます)
〜〜学校紹介〜〜
× 最も古い伝統を誇るミスランディア魔法学校は由緒があり、四年制で
魔法研究が盛んになされているのですが、入学費が32万Gで他に教材費も
かかります。
× ミスランディア公立魔法学院は公立の学院であり、少数精鋭で魔法の
実技習得に重点を置いていますが、五年制と卒業まで長くかかります。入
学費は30万G(教材費込)ですが、魔法に失敗して学校を破壊すれば、即実
費で払わなければなりません。
○ ミスランディア魔術師ギルドは、前出のミスランディア魔法学校の次
に古い、格式ある学校です。
現在、一般的に魔法学校と広く認識されているのは、このギルドです。こ
こは様々な学科があり、研究派と実技派が共存しています。四年制で入学
費は30G(教材費・衣服込)です。
× ミスランディア魔術道院の授業では、主に魔法を日常に取り入れたり、
健康法や薬を生み出したりしています。
薬学科と言ってもいいでしょう。入学費は27万Gです。
○ ミスランディア魔法カレッジは入学金(教材含む)が24万G、三年制の
夜間学校で、望めば卒業後に他学校の三年次に編入可能です。
授業はほとんど夕方から夜半ばまでで、主に就業者向けのローテが組まれ
ています。
歴史は浅いが、進取気鋭の風が強いです。
…これが、僕が今日訪ねて来た学校です。その中で良いかな、と感じたの
がミスランディア魔術師ギルドとミスランディア魔法カレッジだったんで
すが……
有名で大手な魔術師ギルドに入るには、入学金が3万Gほど足りないんです。
それなら魔法カレッジなら、夜間学校で仕事にも響かないし、学費も余裕
で払えますし良いかなぁとも思ったんですが…
魔術師ギルドでとある方にこう(
>>223)言われて、正直心が揺れ動いてい
ます…
>>229 読み直してみたら、ミスランディア魔術師ギルドの入学金が30Gになってました…。
正しくは30万Gです。
>>229 (レスィスさんから、どの魔法学校を選ぶかを迷っているとの話を聞きます)
魔術師ギルドと魔法カレッジの二つが候補なんですね?
街にお金を貸す方がいるのは存じていますが、返済できなかったらどうなるのでしょう…。
私はお金を借りる方法は、あまりお勧めできません。
それでしたら、お金が溜まるまで様子を見る…というのも良いと思いますけれど…。
一刻も早く魔法を習得したいという事でしたら、魔法カレッジでしょうか?
でも見学は、しっかりとして置いた方がよいと思います。
最終的にはレスィスさんが自分でお決めにならなければいけませんからね。
えっと…それでこちらもお話ししたいことがあるのですが…。
(ルッセはフィッツジェラルドさんがカナさんを狙って、この街に来るかも…という話を始めます)
とても強い力を持った黒魔道士の方らしくて、どうしたら良いのか…。
対処方法と言っても、今の所は水を嫌うという点くらいしか見当たりませんし…。
>>231 そうですね、お金を借りて返せなかったら大変な事になりますものね…。
(ルッセさんに諭されて、お金を借りるのは潔く諦めるレスィスです)
(そして見学はしっかりすべきだと助言されて深く頷きます)
それであの、ルッセさん。少々伺いたいのですが、ここのお給料は月にい
くらになりますか…?
魔術ギルドと魔法カレッジは、毎年4月と10月に入学出来ますので、次
回かその次までに3万Gほど貯められるかどうか知りたいので…。
僕も一刻も早く白魔道士になって、自分や周囲の方達の身を守れるように
なりたいんです。それに店員としても、今のままでは半人前ですし…
(ルッセさんにカナさんの身の上と、それを追う黒魔道士の存在を聞いて)
その方は、火の魔法を得意としているんですよね?
だとしたら、ここを見つけたら、このよろず屋も火の海にしかねませんね。
付近にある家屋も必要とあらば燃やしかねません。
お尋ね者と言うか、その線でシティガードの方に出動願えませんか?
…あとは、カナさんに軽めの水の魔法というか、撃退するための水系の呪
文をいくつか覚えていただければ…如何でしょう?
233 :
カナ:2010/11/09(火) 18:21:25 O
>>228 (ルッセさんのおかげで気持ちが静まったカナです)
あ…りがと…う…
(カナは落ち着かないように瞳を動かします)
あ…、お…じいちゃ…ん、庇ってくれた……
周…り、燃えて…た…
カナ、気…づいた…ら…、ここ…、来て…た…
他…は…何に…も…わからない…
(カナが首を傾げ、涙の乾いた顔をルッセさんに向けます)
ルッセ…さん…、いま…何…月……何日……?
(ルッセさんにカフェコーナーに案内されます)
あ…カナ、お…腹…すいた……
(ちょうどレスィスさんが店に戻って来て、食事を一緒にとることになりました)
(運ばれて来た料理をみて)
わあ…、美味しそう…!
(時々レスィスさんが気になるのかこちらを見て来ますが、食事に夢中なカナは
気も付きません)
あっ、あの鴉には邪悪な気配を感じるわ
よぉ〜し、目つぶし!!
(ミコポンが放った小さな矢は鴉の左目に命中しました)
>>232 (レスィスさんがお給料の話を切り出します)
お店のお給料ですね。
業務内容と就業時間にもよりますが、月に130000〜180000くらい…でしょうか。
住み込みの方は家賃で3〜4万Gほど引かれます…。
(レスィスさんは、シティガードの方に動いてもらってはと提案されました)
そうですね…すぐに連絡を入れておきましょう。
でもフィッツジェラルドさんがいつ来られるか分からない以上、
シティガードの方に何日も店に詰めてもらうというわけにはいかないかもしれません…。
(カナさんに水の魔法を教えてはとの提案を受け)
ええ…いざという時に身を守れるよう、カナさんも魔法を覚えていた方が良いでしょうね。
魔法は簡単に覚える方もいますが、苦手な分野だったりするとなかなか習得できません。
『属性の羅針盤』でカナさんが、何に向いているかを測ってみましょう。
>>233 (カナさんに今は何月何日と問われます)
えっと…カレンダーはどこだったかしら?
『日捲りカレンダー/800G』
今日は………9月25日ですね。
(ルッセは、なぜだか少々躊躇った様子を見せながらも今日の日付を答えました)
ところでカナさんは…魔法を使えますか?
すでに何か身を守る魔法を覚えていらしたら良いのですけれど…。
そうでなければ、とても危険でしょう。
私が教えられる事は多くはないですけれど、
もしかしたらカナさんにも何か魔法を教えて差し上げられるかもしれません。
ですが…よほど向いた魔法でなければ、今から雨が上がるまでに魔法を覚えるのは難しいでしょう。
それで、この羅針盤でカナさんの得意魔法の分野を調べたいのですけれど…。
(カナさんに属性の羅針盤を手渡します)
短針【森、墓場、丘陵、火山、大地、魔法陣、霧】
長針【太陽、剣、月、靴、盾、鏡、一角獣、扉】
使い方は、二つの針が動くように手に持って念じます。
カナさん、やってみてください。
(短針から一つ、長針から一つ、直感で好きな絵柄を選んでください)
>>234 (外から鴉の鳴き声が聞こえてきました)
何かしら…?
(窓の外を見ると、大きめの葉を傘に屋根の上を舞う妖精が目に入ります)
また妖精のイタズラね…。
あんまり動物をいじめちゃダメよ。
(窓を開け、屋根の上の妖精ミコポンに声をかけます)
>>235 あっ、綺麗なおねえさん。
ちっちっち、ミコポンいじめてなんかいないよ?
だって、あの鴉からはとっても邪悪な波動を感じたんだもん!
嘘だと言うなら見てみて。
(手負いの漆黒の鴉を指差します)
>>235 (ルッセさんがお給料と家賃について説明してくれます)
月に13万G…。なるほど、家賃が天引きされて食費がかかっても、3万Gを
払えそうですね。
あっ………
今日はもう9月25日ですから、後期(10月から)の入学願書を出すのにもう
間に合わないですよね…?
(魔法の学校のパンフレットをごそごそと取り出すレスィスです)
(シティガードの方に、何日もお店に詰めてもらうのは出来ないかも知れ
ないと聞いて)
それなら、カナさんをシティガードの詰所に保護してもらう、という事は
出来ないでしょうか…?
(食事も終わり、カナさんの魔法能力を計るのを見守るレスィスです)
238 :
カナ:2010/11/10(水) 21:00:37 O
>>235 あ……今…日…、カナの…、誕生日…
(ニコッとルッセさんに微笑みかけるカナですが、すぐに表情が翳りました)
な…のに…、JJ…カナの…お家、燃やし…た……
(カナの目が潤み、唇を噛み締めます)
あ…、カナ、回復…の魔法、知って…る。ちょっと…だけ…
(カナがルッセさんに渡された羅針盤を手のひらに置くと、針が動きました)
【短針】森
【長針】一角獣
>>236 えっ…鴉から邪悪な波動?
確かに鴉は黒魔道士の使い魔としてよく使われるけど…あ…。
(鴉がフィッツジェラルドさんの使い魔である可能性に思い至り)
カナさん、窓の外から見えない位置に移動して。
もしかして魔法か何かで捜索されているかもしれませんから…。
(鴉の動きに気をつけながら、カナさんに小声でそっと促します)
あなたも雨の中は寒いでしょう。
雨が上がるまで、こちらで雨宿りしていきなさい。
(どこか不吉な雰囲気の鴉から妖精ミコポンを遠ざけるべく、こちらに来るように呼びかけます)
>>237 (日付を聞くとレスィスさんが慌ててパンフレットを取り出し、入学願書を見直します)
魔法学校入学の受付期間ですか?
どうだったかしら…。
まだ10月前ですから、後期の入学には間に合うかもしれません。
(カナさんをシティガードの詰所に預けるとの提案に)
それは…どうでしょう。
詰所で外部の人が泊まれそうなのは、牢屋くらいしか無かったような…。
牢破りができないように魔法封じの檻がありますから安全と言えば安全ですれけど…気が進みません。
それに目の届かない所に預けるのは不安ですし…。
(まだ帰ってこないエヴァさんの事を思い出して、ルッセの表情が曇ります)
それは最後の手段として考えておきますけれど、
他にも何かフィッツジェラルドさんへの対策が無いか考えておきましょう。
商品倉庫を探せば、水に関係する道具もあるかも知れませんし…。
>>238 (お爺様や家の事を思い出したのか、カナさんの表情に翳りが差します)
今日がカナさんのお誕生日…。
辛い時なのにこんな事を言っても良いのか迷いますけれど…。
でも、やっぱり言わせて。
…お誕生日、おめでとうございます。カナさん。
(ルッセは控え目にですが、はっきりと祝福の言葉をかけました)
(カナさんがルッセの渡した羅針盤を持つと、揺れる針が動きを止めます)
森の一角獣…ここは治療魔法のカテゴリーです。
怪我や病や毒を治す魔法。
カナさんの得意分野は私と同じなんですね。
治療魔法なら私でも教えられると思いますけれど…どうしましょう?
急いで覚えても防御や攻撃ではありませんから、
フィッツジェラルドさんへの対策にはならないかもしれません。
それに少しお疲れのようですし、いざという時のためにしっかりお休みになった方が良いのかも…。
>>239 ミコポン、嬉しい!
ミコポンを見ると、大抵みんなビックリして逃げるか、動きが止まってし
まうんだもの。
でもちょっと待ってね、バーニング・アロー!
(体勢を立て直してこちらへ向かって来る、左目を射抜かれた鴉に再び矢
をつがえます)
命中!
(鴉はもがき苦しんでいます)
(呼びかけてくれたルッセさんに向かって)
うん、ニコポン雨宿りさせて♪
(傘をたたみながらルッセさんにニッコリと笑みを向けました)
>>239 (ルッセさんから後期の入学は可能かもと聞いて、パンフレットを見直す
レスィスです)
あ…、そうですね、10月の半ば頃までは大丈夫みたいですね。
それであの…
(レスィスの声が小さくなります)
あの、お給料を3万Gほど前借りさせていただきたいのですが…
図々しくてすみません。
(カナさんを目の届かない場所に行かせるのは不安だというルッセさんの
言を聞いて)
確かにそうですね…わかりました。
では、一緒に商品倉庫で何かあるか探してみましょう。
ところで、その不思議な方は…
(ミコポンさんをまじまじと見てしまうレスィスです)
242 :
カナ:2010/11/11(木) 20:51:22 O
>>239 あ…りがとう…ルッセ。
(カナは、瞳を哀しみと喜びに揺らしながらもしっかりとルッセさんの祝
福を受け止めたようです)
(森の一角獣はルッセと同じ治療の魔法に適正があると聞いて)
ルッセ…と…、同じ…嬉しい。
(カナがニコリと笑います)
(ルッセさんが治療の魔法を教えてくれると仰り)
うん…、カナ、お…しえて…欲し…い…
(今はしっかり休んだほうがいいとルッセさんに言われて)
うん…カナ、窓…の…な、い、お…部屋…で、眠…りた…い……
243 :
カナ:2010/11/11(木) 20:55:17 O
>>239 (鴉の目から隠れるようにルッセさんに言われて)
う…ん…、わか…った…
(怯えるように奥へ続く廊下に向かって走ります)
>>240 この街で妖精はそれほど珍しくないですから、ビックリなんて…。
(ルッセがそう言いかけた所で、ミコポンが突然鴉に魔法の矢を放ちます)
………ぇ。
(ルッセも絶句して動きが止まってしまいました)
ミ、ミコポン…。
(鴉がけたたましく叫び、通りの向こうに消えて行きます)
………ちょ、ちょっと過激だったけど、きっと街を守るためにやった…のよね?
でも、あの鴉は本当に誰かの使い魔だったのかしら…。
(得意げな顔のミコポンがふわっとが窓から入って来ました)
よろず屋にいらっしゃいませ。小さなお客様。
ここは、いろんな魔法の道具や日用品を扱うお店よ。
妖精用の食べ物もあるけど、お一ついかが?
『ドングリのクッキー/50G』
『蜂蜜/100G』
>>241 (レスィスさんが困ったように話を切り出します)
お給料の前借りですか?
それは私の判断ではちょっと…。
店長さんに伺ってみませんと。
そういえば私も店長さんにはあまりお会いしませんね…。
いらっしゃるなら、一番上の階だと思いますけど…。
あっ…とりあえず借用書はご用意しておきますね。
『羊皮紙の借用書/10G』
(ミコポンを不思議そうに見つめるレスィスさんに説明します)
この方…あっ、妖精ですね。
森や丘が近いこの街では妖精が珍しくないんですよ。
私はカナさんを休ませてから倉庫に行きますね。
レスィスさんは先に倉庫に行っていて下さい。
>>242-243 窓の無い部屋はあったかしら…?
カナさん、とりあえず私のお部屋にいらしてください。
とりあえず部屋には、外から見えないようにカーテンを掛けておきますから。
確かカーテンには、吸血鬼用の光を通さないものもあったはずです。
初めて見た時、こんなもの誰にも使わなれないと思いましたけれど…。
(黒いカーテンを棚から取り出すと、それを抱えてルッセは自分の部屋へ案内します)
『闇のカーテン/5000G』
(カーテンでサッと窓を覆うと、部屋の中は真っ暗で何も見えません)
本当に真っ暗になりますね…蛍石のランプは…。
(ごそごそと部屋を探るルッセ。しばらくすると部屋が淡い光で満たされました)
カナさん…今は何も考えずにおやすみなさい。
魔法を覚えるにも何をするにも、まずはしっかり休んでから………ね?
(カナさんを休むのを確認してから、ルッセは倉庫の方へ向かいます)
>>244 う〜ん、今度は右目から脳天を狙ったつもりが、心臓に当たっちゃったね。
どっか飛んでっちゃったから結果オーライ♪
あれで死なないなんて、やっぱ自然の鴉じゃないね!
(ルッセさんにいらっしゃいませと言われました)
うん、いらっしゃいました!
(ルッセさんに食べ物を勧められます)
わあ、美味しそう!
ありがとう、いただきま〜す!
(さっそく椅子に座って食べ始めるニコポンなのでした)
あっ、それなあに?
(ニコポンが、テーブルの上に置いてある羅針盤を目ざとく見つけました)
(ルッセさんに説明を受けて、さっそく試します)
これ、どういう意味?
(ニコポンの手の平の上で、羅針盤は短針が火山、長針が破壊を示します)
>>244 ありがとうございます、では後で店長さんに会いに行って来ます。
今は、カナさんを守るほうが先決ですよね。急いで倉庫から何か発掘して
来なくては。
(ルッセさんにミコポンさんの説明を受けて)
妖精なんて、本当にいたんだぁ…
(蜂蜜を旨そうに舐めるミコポンさんをまじまじと眺めます)
(ルッセさんにカナさんを寝かしつけてから倉庫に向かう、と言われ)
わかりました!では僕は先に倉庫で役に立ちそうなものを探してみます。
247 :
カナ:2010/11/12(金) 22:35:05 O
>>244 (ルッセさんに誘われて、彼女の部屋にカナは再び行くことになりました)
(部屋に付くと、ルッセさんが闇のカーテンを用意してくれました)
あ…、ありが…と…
(部屋が真っ暗になり、ルッセさんは蛍石のランプを取り出すと、部屋の
机上に置いてくれました。部屋にほんのりと淡い光が灯りました)
ほ…んと…、ありが…と、いろ…い…ろ、いっぱ…い……
(カナは改めて深い感謝の念をあらわしました)
(ベッドに入り、母か姉のように優しく言い聞かせてくれるルッセさんに、
こくりと頷きます)
あ…りが、と…
おや…す…みなさ…い……
(カナはやがてぐっすりと眠ってしまいました)
ええい、何だ、あの妖精は!
(どうやらニコポンの事を言っているようです)
(鴉はニコポンの手に寄って葬られてしまいました。苛苛と左の親指の爪
にかじりつくフィッツジェラルドです)
こうなったら、…くっ…、少し体力を消耗するが、水に強い生物を生成し
よう。
ラニキス・オードグル・グウェンダー・パルサム!
(フィッツジェラルドが低い声で呪文を唱えると、魔法陣から煙が立ちの
ぼり、やがて中から妖精のようなものが現れました)
ククッ、カナ捜索の途中でもしまたあの妖精に会ったら、剣をも二分する
「アクア・ブーメラン」を繰り出してやれ。
ぐっ…私は力を消耗した……おっと、それ以上近寄るなよ。
(作成者に近寄ろうとする妖精のようなものを制止するフィッツジェラル
ドです。水の性質を嫌う為でしょう)
…あぁ、そうだな、お前にも名前をやろう。そうだな……霧影(きりかげ)
でよいか。よし、ではさっそくミスランディアに迎え!
私は少々リカバリー(眠ることにより体力を回復)する事にする。
(フィッツジェラルドは簡易ベッドに窮屈そうに横たわりました)
それにしても…、あのクソ妖精の他に視えた、妙な白魔道士のおんな…、
あれは何者だ?あの妖精とグルなのか…?
(どうやらルッセの姿を鴉の眼ごしに捉えていたようです)
>>244 ………また後でね。
(眠りに落ちたカナさんを起こさないようにそっと扉を締め、廊下へ出ます)
この雨…明日の夜か明後日には止んでしまいそうね…。
(通りの石畳を打つ雨を見ながら、階段を下りて行きます)
>>245 (属性の羅針盤を持つミコポンが、針の示す意味を聞いてきました)
火山の剣…これはエネルギーを破壊する魔法のカテゴリーね。
火や竜巻のエネルギーを消したり、海を凪にしたりする魔法よ。
他にもエネルギーに関わる魔法と、破壊に関わる魔法が得意なのね…。
…得意魔法と性格って何か関係あるのかしら?
(ふとミコポンに倉庫の発掘を手伝ってもらうことを思いつきます)
私たち、これから倉庫で探し物をするんだけど、もし暇なら手伝ってくれないかしら?
手伝ってくれたら、何か気に入ったものをおみやげを持たせてあげるわ。
あんまり高いものはダメだけど。
(そう言ってミコポンを倉庫の物色に誘います)
>>246 (ルッセは倉庫の扉を開けると、雑然とした様子に嘆息します)
ちょっと見ない間にまた物が増えてちゃってますね……。
(広い倉庫の中には、すでにレスィスさんの姿も見えました)
お待たせしました、レスィスさん。
では、この中から水に関わってそうなアイテムを探しましょう。
(ルッセは積み重なる箱や商品を調べ始め、一足の靴を取り出します)
『ウォーター・ウォーキングシューズ/3500G』
水の上を歩ける靴…は何かの役に立つかしら?
とりあえず、水に関わる道具は全部別にして確保しておかなくちゃ…。
(次に見つけたのは小さな樽)
『ワインメイカー/300000G』
えっと、こっちは注いだ水が一晩でワインに変わる樽…?
うぅ…使えそうなものは、なかなか見つかりませんね…。
(開封した別の箱から雑多な道具を取り出し、ルッセはなおも発掘を続けます)
>>249 つまり、威力の中和ってこと?
(ルッセの解説に頷きながら)
ふんふん、エネルギーと破壊にも適正があるわけね。わかった、何となく
掴めたよ、サンキュー!
(ルッセに倉庫の物色に誘われました)
いいよ!えっ、何かいい物があったらくれるの?よっしゃ!
さ、そうと決まったら早く行こ行こ。
(ルッセがカナを寝かしつけるのを廊下で待ち、やがて出て来たルッセと
倉庫に向かいます)
(倉庫に入ってみて)
思ったより広い倉庫だね。
どれ……
(腕まくりをしながら物色を始めるミコポンです)
うーん…。水に関係あるものは、と…
『水鉄砲』
ねえ!これって使えない?飛距離はどれ位かな?
(ミコポンは、ルッセに水鉄砲を手渡しました)
それから…んっ?
『水玉模様の雨傘』
かわいーーっ!!!ねえこれ!これ後で頂戴。
(興奮しながらルッセにねだるミコポンです)
あとは…
『魔法の水鏡』
何これ。鏡が水になってて、あたいの顔が映ってるわ。
(ミコポンが指を入れると、鏡の中に手首まで入ってしまいました)
抜、抜けない!抜けた!
…はあ、危なかった。これって封魔具?
(ミコポンがルッセに興味津々といった具合に尋ねます)
レスを見返したら、あたいの名前がミコポンとニコポンの二通りになってたね。
ごめ〜ん!!
これからは、ミコポンに統一するからね。
あたいの国ではミとニの発音が微妙だから、どっちもはずれじゃないの。
そんなわけで、よろしくね!
>>249 (倉庫に入って、あれこれ段ボール箱を開けたりしていると、ルッセさん
とミコポンがやって来ました)
(お待たせしました、とルッセさんが声をかけて来ます)
そんな事ないですよ。カナさんはちゃんと眠られましたか?
僕のほうは…まだ収穫がありません。
見つけたものといえば…
『アース・クウェイクごっこ』
説明書※これを使うと、局地的に地震が起こせます。威力は部屋一室分。
…間違ったら、この倉庫を壊滅させてしまいかねませんね。これは奥にし
まいましょう。
『ウォーター・リップ』
説明書※なし
??? ただのリップクリームなのでしょうか…?
『アクアマリンの指輪』
説明書※宝石アクアマリンを嵌め込んだ指輪。
これは、女性ものなようですが…
『ウォーターベッド』
説明書※中に水を入れてふくらます、快適な心地のベッド。
寝具は必要ありませんね…
『水ノコギリ』
説明書※なし
何でしょう、これは…。これが一番お役に立ちそうなものですかね…
…と、いった具合で進んでおります…。
何か使えるようなものは、ありますか?
>>250-251 (ミコポンはさっそく自分の得意魔法を理解したようでした)
そう、エネルギーの中和よ。
ふふっ…頭の回転が速いわねっ。
(ミコポンも倉庫の中を探し始めます)
水鉄砲の飛距離は…この店から向かいの建物くらいまでは飛ばせるわ。
でも、ちょっと飛ばせる水の量は少ないかも。
(別の箱から取り出した雨傘を広げたミコポン。どうやら傘を気に入った様子です)
雨傘ね、いいわよ。
でも妖精が持つには少し大きいんじゃないかしら…?
風の強い日には、飛ばされちゃわないように気を付けてね。
(今度はミコポンが不思議な鏡を手にしています)
魔法の水鏡…それは目に見えない物を映す鏡よ。
魔法で姿を隠していても、その鏡には姿が映っちゃうの。
えっ…手が吸い込まれた?
他にも何か魔法の力が籠っているのかしら…?
(ルッセも鏡を手に取って鏡面を眺めます)
何か不思議な力はありそうだけど、何の力が秘められているかは分からないわ…。
でも、これがあれば姿隠しの魔法を使われてもだいじょうぶね。
(ニコポンとミコポンの違いを聞き)
そうだったの…。
てっきりニコポンは地方訛りか、言い間違いなのかと思っちゃった。
こちらこそよろしくね、ミコポン。
>>252 (レスィスさんも倉庫の品を探し始め、幾つかの道具を見つけたようです)
ウォーター・リップは水中でも呼吸できるようになる魔法のリップクリームです。
水の中に隠れる…という時には使えるかもしれませんね。
そちらのアクアマリンは、精神の濁りを浄化して安らぎを与える石です。
身に着けていれば、呪術への守りになるでしょう。
水ノコギリは…私も初めて見ましたので使い方は分かりません。
(レスィスさんに並べられた物の中でどれが使えるかと問われます)
そうですね…。
ただのコップも紙の上におけば文鎮として使うこともできますし、叩いけば音色を出す楽器にもなります。
割ればナイフとしても使えるでしょう。
一見使えなさそうなものでも、工夫次第では使えるかもしれません。
ウォータベッドも中に水を入れてから割れば、一瞬で部屋を水浸しにできますし…。
(倉庫の捜索で何時間か経った事に気付き)
あ…もう深夜近いですね。
私たちも明日に備えて、そろそろ休みましょう。
カナさんにも魔法を教える約束ですし…。
ではレスィスさん、また明日…。
(ルッセは倉庫で見つけた幾つかの道具を手に部屋へと戻りました)
ミコポンのベッドには、ふかふかのタオルを敷き詰めたバスケットを用意してあげるわ。
今日はもう遅いし、泊まって行きなさい。
(ミコポンの寝床を用意すると、ルッセは椅子に腰かけてそのまま朝まで眠ります)
>>253 (リップクリームの説明を聞いて、感心するレスィスです)
それでは、これはカナさんに持っていて貰いましょう。効き目はどれ位な
んですか?裏の井戸に隠れて頂くことは可能でしょうか?
(矢継ぎ早にルッセさんに質問するレスィスです)
安らぎを与え、呪術への守りになる…それでは、このアクアマリンの石も
カナさんに身に付けて頂きましょう。
(ルッセさんに、他にも発掘した物の用途を伺います)
…なるほど、ただの紙コップでも考えようで色んな使い方が出来るんですね。
(すでに時刻は深夜を回り、ルッセさんに今日はそろそろ休もうと言われました)
はい、分かりました。それでは、ルッセさんもゆっくりお休み下さい。
お休みなさい。
(レスィスは自室に戻って眠りにつきました)
>>253 あはっ、ルッセの説明が分かり易いのさ!
(ルッセに水鉄砲の飛距離を聞いて)
そっか、接近戦になったら目潰しぐらい出来そうね。
(雨傘をもらえると聞いて)
やった!
うふふ、お気遣いありがとう。でも大丈夫!あたいは力が強いから。
(続いて水鏡の説明を受けます)
ふんふん、なるほど。もしかして、これって魔法で作られた鳥獣を鏡の中
に封印出来るんじゃないの?どっかで聞いたことある。ほら、鏡の裏に古
いアルビス語で『封』って書いてある。呪文はこれかな?鏡の裏に書いて
ある…ラミパス・グリング・ドールド!
(すると、水鏡が淡い金色に光りました)これ、あたいが持ってていい?
また変なのが来たら、これで封印してあげる。
ははっ、地方訛りと思ってくれて構わないよ!実際、あたいの国では都会
ではミ、田舎では二って発音だから。
…あたいは大陸北方のアルビス王国出身なんだ。
だから古いアルビス語も、全部じゃないけど知ってるのさ。
(ルッセがふかふかのベッドを用意してくれました)
わあ、ありがとう!!
ルッセは思いやりがあるね。それじゃ、さっそく…
(ミコポンは嬉しそうにいそいそとベッドに潜りこみました)
それじゃ、おやすみなさ〜い!
>>254 ウォーター・リップの効き目は一時間ほどです。
井戸の中は隠れられないことはありませんが、この季節は水も冷たいでしょう。
長くいれば風邪をひいてしまうかも…。
(道具の説明を受けるとレスィスさんが自室に戻ります)
>>255 (魔法の鏡の秘密に気付いたミコポンがアルビス語の呪文を唱えました)
………!
この鏡は封印の魔力を持ってたのね。
古アルビス語を読めるなんてすごいわ、ミコポン。
それじゃ、鏡はお願いしちゃうわね。
(ルッセが自室に戻って、ベッドを用意するとミコポンも眠ります)
(翌日の朝早く、目覚めたルッセの耳に雨音が聞こえてきました)
…まだ雨は降ってるようですね。
カナさんに魔法を覚えてもらうなら今のうちですけれど…。
怪我を治す魔法以外だと毒か病を治す魔法かしら?
そろそろ、カナさんにも起きてもらった方が良いかもしれませんね。
…カナさん、朝ですけれど…。
(カナさんに小さく声をかけます)
おはようございます、カナさん。
今日はカナさんに魔法を覚えてもらいます。
あ…でもその前に皆さんに体力を付けてもらわないといけませんね…。
(ルッセは部屋を出るとカウンターに行き、料理を作り始めました)
『バゲット入りベークドエッグ・スープ/600G』
滋養のある香草を混ぜたスープです。
温かいうちに、お召し上がりください。
(ルッセは朝食を用意し終わると、今度はポーションが並ぶ棚の前で薬瓶の吟味を始めます)
>>256 (朝、目を覚まし、皆のために朝御飯を作ってくれているルッセさんに、
元気よく挨拶するレスィスです)
あ、おはようございます!
昨日はかなり遅くに寝たのに、お早いんですね。よく眠れましたか…?
(やがてルッセさんが作ってくれた美味しそうな料理をテーブルに並べる
のを手伝うレスィスです)
いただきます。
(静かに美味なスープを飲むレスィスです。食べながら、色んな考えが頭
をよぎります)
カナさんを追っていると思われる魔道士は、どの位の力を持っているんだ
ろう。カナさんの住んでいた屋敷に火を放ったのか、それとも魔術を使っ
たのか…。
カナさんの言う瞬間移動なんて、本当に出来るものだろうか?
魔法陣を使ってないとすると、魔術でなく超能力、という事になる。
それから、ミコポンが撃退したあの奇妙な鳥!あれは一体何だったんだろ
う…
そう言えば、ミコポンが使ったのは魔法の矢なんだろうか?聞いてみよう。
(食事も終わり、皆の分の食器を片付けると、洗い始めるレスィスです)
>>256 えへっ、古いアルビス語の呪文はアルビス王立魔法学校で学んだのさ。
文法にちょっとひねりがあって字も崩して書いてあるんだけど、何とかク
リアしたよ!
(ルッセに褒められて嬉しいミコポン、鏡は任せると言われ応えます)
うん、任せて!
(次の日の朝、ミコポンが起きて行くとちょうどレスィスが食事の用意を
してくれています)
あっ、ありがとう!
(妖精用の小さめな椀の前で、椅子に立ちながら食事を取ります)
>>257 (レスィスに鴉に放った矢のことを問われて)
あはは、あれ?あたしの得意技【バーニング・アロー】だよ!
そうそう、魔法!火の属性を持ってるの。ほら、羅針盤によるとあたいは
破壊にも適正があったでしょ。あの羅針盤はアルビスには無かったなぁ…
あたいの学校ではペンジュラム(振り子)で適正を探ったの。
あんたは学校行ってる?あんた、まだ十代だよね?
(ミコポンはレスィスに質問を浴びせ始めます)
訂正だよ!
>>258 ○ちょうどレスィスが食事を運んでくれて〜
×ちょうどレスィスが食事の用意をしてくれて〜
>>256 (早々と食事を終えたミコポンが、棚に向かうルッセに興味を持ちます)
あっ、何やってんの?
ご飯ご馳走さま、美味しかったよ!
260 :
カナ:2010/11/16(火) 20:39:19 O
>>256 (ルッセさんに声をかけられて、カナは目を覚ましました)
あ…おはよ…ルッセ……
(目を手でこするカナ、ルッセさんの気遣いによりぐっすり眠れたようです)
魔ほ…覚える…わかった。
(ルッセさんに伴われて食堂に向かいます。テーブルに座り、ぼんやりと
ルッセさんが手際よく料理をしているのを眺めます)
(やがてレスィスさんが起きて来て、出来上がったスープを運んで来てくれます)
あ…、ありが…と。い、ただ…きまぁす…
(やがて美味しいスープを食べ終わると、ご馳走さまと口にしてミコポン
の後ろから、薬品を棚から取り出しているルッセさんの処に行きました)
これ…、なん、て、薬…?
(ルッセさんにたどたどしいミスランディア語で尋ねます)
クッ…外は今日も雨か。
だが水の性質を持つ霧影にはちょうどいいだろう。最も、雨が上がり日が
差せば雲散霧消する使い魔に過ぎんがな。
(ククッと喉を震わせるフィッツジェラルド、自ら造り出した霧影に対す
る愛情は微塵も無い様子です)
…どれ、ミスランディアの様子を観るか。
(空を飛ぶ漆黒の霧影が、やがて街角に降りて行きます。昨日、ミコポン
が致命傷を与えた鴉の亡骸がぽつりと横たわっています。それを間近に見
た霧影は、ボソボソと呪文を唱え一気に息を吸い込みました。鴉の姿が黒
い霞のようになり霧影に吸収されていきます。全部吸い終わった後に遺さ
れたのは、黒い羽根一枚とミコポンが放った二本の矢でした。鴉の知識を
取り込んだ霧影は、こめかみを押さえると鴉だったものの記憶を辿ります。
霧影はミコポンと、さらに側で見物していたルッセの姿をチラッと捉えま
した。フィッツジェラルドが声を上げます)
よし、それだ!そいつらだ…待て、一旦戻れ。その矢をこちらに持ってこい。
(フィッツジェラルドが冷厳に命じます)
>>257 (レスィスさんの挨拶を受けたルッセは、特に眠たげな様子は見せずに挨拶を返します)
おはようございます、レスィスさん。
ええ…だいじょうぶですよ。
私はよく眠りましたから。
(朝食の間、レスィスさんがいくつか疑問を発します)
フィッツジェラルドさんは、水が苦手だそうです。
おそらく、反属性の火の魔法が得意なのでしょう…。
魔道士名鑑を見た限り、かなり力の強い魔法使いだそうです。
(そうして食事が終わるとレスィスさんが食器を洗い始めました)
では、そちらはお願いします。
あっ…そういえばレスィスさんは魔道士名鑑を見ていませんでしたね。
カウンターの本棚にも置いてありますから、いつでも閲覧して下さい。
(
>>213の魔道士名鑑と同じ物がカウンターの本棚にもあります)
>>258-259 (棚の薬瓶を吟味していると食事を終えたミコポンが、興味深そうに話しかけてきました)
『殺虫薬/1200G』
(ルッセは鮮やかな紫色の液体が入った瓶を手に持ちながら説明します)
これは毒よ。
カナさんに魔法を教えるのに使おうかなと思って。
あ…毒って言っても殺虫用の強くないものだからね。
毒を消す魔法の練習は、毒を真水に戻すというやり方で覚えるの。
実際に毒に苦しんでる人にかけられればいいんだけど…。
街中で毒にかかってる人なんて、あんまりいないものね。
>>260 (ミコポンに薬の説明していると、カナさんが一つの薬瓶を手に用途を訊ねてきます)
あっ…それはダメ…!
(慌ててカナさんの手から薬瓶を取り上げます)
『ラブフィルター/250000G』
このポーションは…飲むと最初に見た人を好きになってしまう危険な薬です。
廃棄処分にしたと思ったのに…夜番の人が間違えて置いたのかしら…?
危険物ですから、後でレスィスさんにお願いして焼却炉に捨ててもらいましょう。
(ルッセは薬瓶をカウンター奥の棚に仕舞うと、改めてカナさんに向かいます)
えっと…カナさんは基礎的な回復魔法は使えるんでしたよね?
怪我以外の治療魔法と言うと…毒か病の治療魔法になります。
どちらをお教えしましょうか?
>>258 バーニング…魔法の矢かな?
(レスィスの問いに、ミコポンは快活な口調で答えてくれます)
なるほど、火の属性が得意なんだね。攻撃に適正があるなんていいなぁ…
えっ、ペン…ジュラ…ム?
(不思議に思ったレスィスは、ふとルッセさんと目が合い助けを求めます)
(学校に通っているのか、それから年齢をミコポンが尋ねて来ました)
いや、まだ…今ちょうど入学を考えてるところだよ。
年は14歳。今、魔法学校に入学すれば18歳前後で卒業出来るんだ。
>>262 (ルッセさんがフィッツジェラルドについて語ってくれるのを、頷きなが
ら聞くレスィスです)
なるほど…。では油断出来ませんね。もしここに来た時のために消火器を
用意しておきましょうか…?
(食器を洗うレスィスにルッセさんが声をかけてくれます)
はい、かしこまりました!
(ルッセさんはさらに、魔道士名鑑をいつでも閲覧していいと言ってくれ
ました。早速、皿洗いの後に拝見することにします)
………。
(フィッツジェラルドの項をみていたレスィスが顔を曇らせます)
これ…、「水を嫌う」とは書いてありますが、「水が弱点だ」とは書いて
ありませんね。そのあたり微妙だな…。
264 :
カナ:2010/11/17(水) 20:18:28 O
>>262 (カナは興味半分に棚の薬瓶を手に取ります)
あ…これ……
(すると慌てた様子のルッセさんに取り上げられます。どうやら、ラブポー
ションの一つのようです)
あ…、そ…れ、知ってる…
カナ…の、パパ、ママ…に…それ、使った……
(ふいに頭を抱えるカナです)
う…パパ、ママ…!
(ルッセさんに抱き締められて、カナは平静を取り戻しました)
(ルッセさんに、基礎的な回復魔法は使えるのか確認されます)
うん…。カナ、使…える……
(カナはカウンターに行くと、ナイフで左の二の腕を軽く傷つけました。
そのままルッセさんのところへ戻って行き、)
《フォーマ》
(右手をかざしながら異国の言葉を短く唱えると、傷つけられたばかりの
左腕から傷が消え去ります)
(それからルッセさんに、毒と病を直す魔法のどちらを覚えるのがよいか
聞かれます)
ん…、カナ、どく…を、直す…ほうが…いい。
JJ…が、来た…ら、す…ぐ、使え…るや…つ……
だいぶ空が明るくなってきたな。
(宿屋の窓から西の空を見はるかすフィッツジェラルド、彼の元に霧影が
戻って来ます。窓を開けると中に入って来ようとする使い魔に)
待て。止まれ。その羽根と矢の一本だけを置いていけ。
そのもう一本の矢を持っていれば、鴉の記憶にあったクソ共を探しやすい
だろう。任せたぞ。さあ行け!
(また左手の爪を噛むフィッツジェラルド、どうやら鴉を葬った連中に興
味が湧いているようです)
…ククク、あいつらをしもべにすれば、よりカナを捜索しやすくなる。
あの奇妙な妖精!火の魔法を使う俺とは気が合いそうだ。しかし、あのお
んなは何処かで見たな。魔道士名鑑だったか…
(雨の中おもむろに魔法書の置いてある店に向かうフィッツジェラルドです)
【連絡】
※ルッセさん、すみませんが魔道士名鑑に載っているルッセさんの紹介ペ
ージを執筆お願い致します。
>>262 (殺虫剤…いわゆるキンチョールみたいなものね、と自国の殺虫剤を思い
出しながらミコポンが頷きます)
あ。あたいも教えてもらおうかなぁ。ほんのごく初歩的なものなら、適正が
あまりなくても出来なくはないでしょ。
そうだね、病人か…。
どうれ、あたいが実験用にネズミを捕まえて来てあげる。
(天井裏に行ったミコポン、しばらくすると丸々と太ったネズミを一匹捕
まえて来ました)
さあ、始めようか!
>>263 (ミコポンの説明に困惑を見せるレスィスさんにペンジュラムについて教えます)
あっ…ペンジュラムは振り子のことです。
振り子は古くから物探しに使われてて、ダウジングという水脈を探す技法が特に有名です。
(レスィスさんが火災に備え、消化の準備を提案します)
消化器…そうですね。
火災にも備えておいた方が良いでしょう。
魔法使いが珍しくない街ですから大火事にはなりにくいと思いますけれど、
すぐに鎮火できるに越したことはありませんものね…。
レスィスさん、倉庫にも消化に使えそうな物が幾つかあると思いますので、後ほどお探し頂けますか?
>>264 (回復魔法の習得について聞かれたカナさんが、自らの腕をナイフで傷を付けます)
カ、カナさん…!?
(カナさんが呪文を唱えると、腕の傷は拭ったように消え去りました)
…回復魔法の習得度合いは分かりました。
でも、今度から無闇に自分の体に傷をつけてはだめよ。
(やや強い語調で言い含めます)
(カナさんの希望を聞くと習得したいのは、解毒の魔法とのこと)
はい、解毒の魔法ですね…分かりました。
毒薬は黒魔道士が好んで使うものですから、覚えておいてもよいでしょうね…。
えっと…まず毒と言っても毒には種類は様々な物があります。
幻覚に麻痺、さっきの媚薬や変身薬なども毒の一種です。
解毒の魔法は、体内に解毒成分を作りだしてそれらの毒を浄化するんです。
まずは私がやってみますね。
精神を深く集中して、世界そのものに呼びかけるように呪文を唱えます。
(色鮮やかな液体が中を満たす瓶を手に取ると栓を開けます)
万物に満ちるマナよ、解毒の薬となりて、身を苛む毒を浄化したまえ――トゥア・イルミッド。
(ルッセが精神を集中して呪文を唱えると、濃い紫の液体が透明な真水へと変化しました)
…では、カナさんもやってみてください。
>>265 〜白魔道士名鑑〜
〈ルッセ・リンセン〉
ミスランディア在住の白魔道士。
薬草学に長けた白魔道士エリディア・リンセンの孫。
彼女自身もハーブなどの生薬を利用して薬品を作り、近隣住民や行商人などに売っている。
ギルドや魔術学校などの名簿には名が見られないため、
祖母に師事して魔術を習得したものと思われる。
【※有名人ではありませんので、このような感じだと思います】
>>266 ひゃぅ…っ!
(ミコポンの捕まえてきて鼠を見ると、ルッセの動きが固まります)
ダメ…ダメよ…それを近づけちゃダメ…。
(いやいやするように首を振りながら後ずさり)
や、病を治す魔法ね…えっと…こうよ。
万物に満ちるマナよ…あ、悪しき病を取り除き…病める者を癒したまえ――トゥア・リルフ。
(呪文を唱えたものの精神を集中できなかったようで、何か変化が起きたようには見えません)
268 :
カナ:2010/11/18(木) 19:19:48 O
>>267 う…ん…、わ…かっ…た…
(ルッセさんにやや厳しい口調でたしなめられて頷くカナです)
(毒薬は黒魔道士が得意とするとルッセさんから聞いて怯えたように身を
震わせます)
あ……JJ、お…じい…ちゃん、に「グロリブ」…って、魔法…かけた…
口…に、含ん…だ…食べ、物…毒に…なる……
(カナはだんだん記憶を取り戻して来たようです)
そ…れで…、JJ、みん、なに…魔法…かけ…た…「トゥワイブ」こ…れ
…、石…に、なる…魔法…。パパと、ママ、石に……!
(カナが途切れ途切れに声を震わせます。その時の情景を思い出している
ようです)
(ルッセさんはカナの痛ましい過去に沈痛な表情をしつつも、今習得出来
る魔法を頑張って覚えるよう勧めてくれました。
まずはルッセさんが解毒の魔法の模範演技を見せてくれました。カナもやっ
てみるように言われて恐る恐る取り組みます)
あ…、トゥワ・イルミッド。
(ぼすっと軽い音がして、薬瓶から白い煙が立ち上りました。どうやら失
敗したようです…)
(アチ魔法店にやって来たフィッツジェラルド、おもむろに棚にある書を
手に取りました。ぱらぱらとページをめくります
>>267)
…あった。このおんなか。
ふむふむ、ああ…なるほどな。エリディア・リンセンの孫娘か。よし。
(フィッツジェラルドはぱたんと本を閉じると、店番の老婆からいくつか
の品物を買い求めました)
…さて、と。億劫だがまた歩いて帰るか。人目に立ちたくはないものな。
(雨が上がり、美しい夕映えのなかを宿屋まで移動します)
あちらもこちらも雨でまったく憂鬱だったが…、あちらの雨も上がれば、
簡単に移動することが出来る。
ククッ、ミスランディアよりさほど遠くには逃げていまい。
待っていろ、カナ…!
【連絡】
ルッセさん、執筆サンクスでした。
>>267 (ルッセさんにペンジュラムの説明を伺って)
なるほど、振り子の事なんですね。…もし良かったら、今度使い方を教え
て下さい。そういえば天然クリスタルを使ってやるような…
(ルッセさんから消火器の他にも消火の役に立ちそうなものを、後で倉庫
から見つけて来て欲しいと言われ、倉庫へ走って行くレスィスです)
わかりました、解毒は二人が習っていますので僕は水のアイテムを探しに
行って来ます。いつ黒魔道士やそのしもべが来るかわかりませんし…
(倉庫の中をあちこち物色し始めるレスィスです)
あ、これ…は…
《魔法の巻きホース》※説明書付き
ホースから一定時間水が出続けるホースです。ホースは十五mほどまで伸
ばして使う事が出来ます。
これは使えそうだ。他にももっとないかな…?
(続けて倉庫内を、魔法のアイテムを求めて漁るレスィスです)
>>267 (奇妙な叫び声を上げつつ後ろにじりじりと下がるルッセを見て)
えっ、どうかしたの?ホラ、ぷりぷり太った旨そうな…じゃない可愛いネ
ズミでしょ?
(しどろもどろに呪文を唱えるルッセ。当然呪文は失敗しました)
一体どうしちゃったの?あ、ひょっとしてこのネズミ?わかったよ、屋根
裏に戻して来る。
(ミコポンは屋根裏から、今度はコウモリを捕らえて来ました)
…これならいいでしょ?
(ミコポンはコウモリに痺れ薬を飲ませたいようです)
あ、そうだ。あたいもそのフィッツジェラルドっていう奴のプロフィール
を見せて貰おうかな。
(魔道士の事典を見に本棚に行き、頁をめくって調べます)
…ふんふん、なるほどね。水が嫌いって事は火の魔力は強いんだ。そうだ
よね、カナの家を燃やしちゃったんだし。
じゃああの鴉は、そいつの使い魔じゃなかったのかな。バーニング・アロー
が効果てきめんだったんだから。でも油断は出来ないね。
(ミコポンがルッセに向かって喋りかけます)
>>268 グロリブにトゥワイブ…。
お父様とお母様まで石に…。
(ルッセも悲痛な表情になりますが、何かを思い出したように口を開きます)
今、魔法で石になったとおっしゃいましたよね…。
それでしたら、魔法で元の体に戻せるかもしれません。
上位の治療魔法には、そういう魔法もありますから。
石化されたお父様とお母様が、まだ砕かれずにいればですけれど…。
(カナさんが魔法の練習を始めますが、結果は失敗)
新しいことを始める時は、なかなかうまくいかないものです。
でも諦めずに続ければ、きっと上手く扱えるようになりますよ…!
(ルッセは店番の傍らに根気よく解毒の魔法を教え続けます)
>>270 (レスィスさんに、ペンジュラムの技法について教えてくれるよう頼まれます)
すみません…振り子で調査する術は私も見ただけなんです。
実際に試みたことはありませんので、どう教えたらよいものか…。
(申し訳なさそうに答えます)
おそらく魔法学校でしたら、ペンジュラムの技法に詳しい方もおられると思います。
(ルッセが消火に使えそうな物を探してくれるように頼むと、レスィスさんが倉庫へ向かって行きました)
では、そちらはレスィスさんにお任せしますね。
>>271 可愛い…そ、そう…。
でもね、人間の中にはあまり鼠が好きではない人もいるのよ。
私もあんまり…ぅうん…。
(そう歯切れ悪く答えると、ミコポンが鼠を屋根裏に戻そうとします)
も、戻しちゃダメっ…!
鼠はきっと森や草原で暮らしてた方が幸せよ。
外に離してあげて。
ほ、ほら、服や商品なんかも齧られちゃうし…。
(そこはかとなく必至な様子で、ルッセは鼠を外に離すように要請しますが――)
(ミコポンは今度は蝙蝠を持ってきてしまいます)
ど、どうして…屋根裏に蝙蝠まで住みついてるの…。
うぅ…痺れ薬は…そこの黒い液体の入った瓶よ。
(ルッセは距離を取って蝙蝠にも近寄りません)
(ミコポンは本棚に向かうと、魔道士事典を見て鴉が使い魔ではなかったのかと推理します)
あっ…そうだとしたら、フィッツジェラルドさんは、きっとこの付近で使い魔が消えた事を不審に思うわ。
使い魔がいなくなったら、術者は必ず気付くはずだもの。
すぐに他の使い魔を寄こすか、本人が来るかも…。
(ルッセは緊張した面持ちで答え、窓から外の様子を窺います)
273 :
カナ:2010/11/19(金) 19:11:49 O
>>272 え…ホン…ト……?
(カナが思いがけない話に目を輝かせますが、ルッセさんの砕けていなけ
れば、の一言に顔を曇らせます)
(解毒の魔法に失敗して、ルッセさんに力強く励まされます)
あ…ごめ、ん…な…さい…
うん、カナ、頑…張る。
(カナは三度目で解毒の魔法に成功しました!喜ぶカナでしたが、不意に
悪寒を感じウィンドウの方を振り返ります)
あ…!
(そこにいたのは、一見妖精のようにも見える禍々しい…黒い霧が形を取っ
たような奇妙な生き物でした。硬直したカナが慌ててルッセさんの後ろに
隠れます)
い…や……、来…ない…で……!
(宿屋に戻って来たフィッツジェラルドは、不意に何かを感じてテーブル
の上の水晶球を覗き込みました)
よし…でかしたぞ!カナだ!!
何だと、あれは…あのおんな、ルッセ・リンセンと妙な妖精も一緒にいる
な。何かの店か…。三人、間抜けな面を私の目に晒しているな。よし、向こうの雨が上がり次第移動
だ。霧影、そのまま人目につかぬようそいつらを監視しろ。
(水晶球ごしのターゲットを前に、爛々と切れ長の目を光らせるフィッツ
ジェラルドです)
>>272 そっか、服や商品をかじられたり糞をされたりしちゃうから嫌いなんだね。
OK!店の裏手の山の中に放して来る。
(ミコポンはやがて蝙蝠を連れて来ますが、ルッセの反応は冴えません)
ま、麻縄で体をくくってあるから店の中を飛び回ったりしないよ。あまり
気にしないで♪
(ミコポンは意気揚々と痺れ薬を取り出し、蝙蝠に飲ませます)
(フィッツジェラルドがここに来るかも知れないと聞いて)
何だって!?なら、あたしお得意のウォーター・シャワーをお見舞いして
あげる。火事消し用にやっとの思いで習得したの!
>>273-274 (カナが怯えるようにルッセの後ろに隠れます)
さっそく来やがったな!おととい来やがれ!!
バーニング・アロー!
(俊敏なしぐさで弓に矢をつがえて放ちます。一発命中して、矢は霧影の
眉間を貫きましたが、代わりに店のガラス窓にもひび割れ穴が出来てしま
いました)
>>272 (ルッセさんにペンジュラムについては、魔法学校で習うように言われます)
なるほど…そうだ、ミコポンに教えて貰…あうぅ、アルビス語が解らない!
やっぱり学校に行きます…
(レスィスはルッセさんに魔法のアイテム探しを任せると言われました)
はい、かしこまりました。
(やがてレスィスが魔法の巻きホースの他に見つけたのは、以下のものです)
《魔法のシャボン玉》
一定時間、軽い火の攻撃から身を守ることが出来ます。
《水のコート》
身に付けるとある程度の火の攻撃から身を守ります(顔用マスク付)。
以下のものには説明書が付いていませんでした。
《水枕のバンダナ》
《水蛇の横笛》
《水攻めのムチ》
《魔法の丸薬(水)》
《水流れの時計》
うーん、これらは持って行ってルッセさんに聞いてみよう。
>>273-274 (窓の外には霧雨に煙る中、妖精にも似た姿の黒い靄がこちらを覗いています)
こっちをじっと窺ってるあの生き物は………魔法生物?
でも、まだ雨が降ってるのに…。
水に強い使い魔でしたら、フィッツジェラルドさんとは関係ないのかしら…?
(霧影の禍々しい雰囲気に、カナさんがルッセの後ろへ隠れます)
カナさん、気をつけて…。
(カナさんを後ろに守りつつ、ルッセは霧影の居る辺りに向かって声をかけます)
貴方は…フィッツジェラルドさんの使い魔ですよね?
もし、そうでしたら、フィッツジェラルドさんに伝えてください。
このよろず屋は、便利な道具がたくさんあります。
全部上手く使われることを目的として、職人の方たちが丹精に作り上げたものです。
でも、カナさんは…道具ではありません。
人を物に…手段にしてしまうのは、人を人として見ないのと同じこと。
力を得るためにカナさんを自分のものにしようなんて間違っています…!
(霧影に向かって言葉をかけていると、隣からミコポンの呪文が聞こえてきます)
>>275 (ミコポンが放った魔法の矢が店の窓ガラスに穴を開け、霧影の顔の辺りへ向かいました)
あっ…。
(急に放たれた矢に驚きつつ、ミコポンに声をかけます)
バーニングアロー…炎の矢…?
ま、また…いきなりなのね。
でも、あの霧みたいな体には物理的な攻撃はあまり効果が無いかも…。
(ルッセは、霧影が割れたガラス窓から入り込んで来ないかを警戒します)
>>276 (廊下からレスィスさんの足音)
レ、レスィスさん…気をつけてください。
店を正体の分からない生き物が窺っています。
今、ミコポンが魔法の矢を放った所ですけれど…。
(レスィスさんにも警戒を呼びかけます)
>>275>>277 (後ろにカナを庇いながら、滔々とこちらに訴えかけるルッセを水晶球ご
しに眺めながら)
フン、戯言の好きなおんなだ。
(鼻で笑ったフィッツジェラルドが軽くあくびをしていると、いきなり矢
をつがえたミコポンが、)
「バーニング・アロー!」
(よく通る、甲高い声で矢を放ち、そして炎の矢は霧影の眉間をあやまた
ず貫きました)
キシャアアアアーーー
(霧影の形が崩れ、雲散霧消するかのように飛び散ります)
ククッ。
(フィッツジェラルドが低く喉を鳴らします。やがて店内にいるルッセ達
から見えない辺り、路地裏にザワザワと黒い霧が集まり、再び人の形を取
り始めます)
フフフ…そう、いい感じだ。夜になったら先ほど間抜けな妖精が開けてく
れた窓の穴から入り込めばいい。
穴が閉じられたら…そうだな。暖炉の煙突、もしくは料理用の換気扇から
侵入しても良い。
279 :
カナ:2010/11/20(土) 19:34:41 O
>>277 (カナはルッセさんの後ろに隠れ、言葉もなく震えています)
>>277 本当ですか!?
(台車で持って来た荷物をそのままに置いてルッセさんのところまで行く
と、カナさんの肩をそっと抱く様にして奥へ連れて行くレスィスです)
ルッセさん、僕たち奥の店員控え室に行ってますね。(震えるカナさんに優しく声を掛けます)
カナさん、大丈夫ですよ。店の奥の店員控え室に行ってましょうね。
>>277-278 当たった!
(攻撃が効かないのでは、というルッセの心配をよそに霧影がさらさらと
形を崩します)
やったね!
(止めるルッセをよそに店の玄関から飛び出ると、ミコポンはいなくなっ
た霧影の痕跡を探ります。そして路地裏を覗いてみると…)
いた!バーニング・シャワー!!
(ミコポンが、矢と共に背中に背負っていたステッキを強くひとふりしました。
炎の雨が霧影目指して降り注ぎます)
>>278-279 (ミコポンの放った矢は霧影を消し去りました)
あっ…消えた…?
(ルッセは窓に近づくと外の様子を窺います)
あの黒い靄みたいな魔物…追い払えたのかしら…?
(窓の外を見るルッセへ、不意に一陣の風が吹きつけてきました)
くしゅっ…風が冷たい…。
窓に開いちゃったこの穴…後で何かで塞いでおかないと。
(ルッセのローブを握るカナさんの手に手を被せようとして、ふらっと揺らぐルッセの体)
あっ…すみません、カナさん。
突然目眩がしてしまって。
(何歩か歩いた所で壁に手を突き)
カナさん…ごめんなさい…。
しばらくカナさんの事、レスィスさんにお任せしたいと思います。
私は、少し体調を崩したみたいなので…。
でも安心してください。
レスィスさんはきっと頼りになると思いますから。
(そう言って安心させるように微笑みかけます)
>>280 (倉庫から戻って来たレスィスさんに向かって、やや弱々しく声をかけます)
こんな時に…すみません…。
レスィスさん、私もしばらく休ませて頂けないでしょうか…?
疲れてしまったのか…何だか急に具合が悪くなってしまいまして…。
悪い病ではないかどうかも調べてなければいけませんので、しばらく部屋に籠ります。
申し訳ありませんが、カナさんを宜しくお願いします…。
それと…魔法学校の入学、上手く行くようにお祈りしていますね。
(レスィスさんが、カナさんを店員控え室へ連れて行きました)
>>281 ミコポン…私、何かは分からないけど良くないものにかかっちゃったみたい…。
病気か毒か呪いかは調べてみなくちゃ分からないけど…。
もしも、危険な病や呪いだったりしたら大変…。
私しばらくの間、誰かに移さないように部屋で一人で治してみるわね…。
その間、みんなをお願いしてもいい…?
勝手な事を言ってるのは分かってるけど、今は他に攻撃魔法に詳しい人はいないの…。
そうしてくれれば、とてもうれしいのだけれど…。
(そう頼むと、ミコポンはあたいに任せてと言わんばかりに玄関に向かっていきます)
あっ…待って、正体の分からない相手にあんまり軽率に向かって行っちゃダメよ…!
(ルッセはミコポンの背に声をかけますが、目眩と息苦しさに追う事は諦め、覚束ない足取りで自室へと戻ります)
【よろず屋伝言板 (ルッセ・リンセン)】
転送量過多による契約解除との事で、近日中にここへは来られなくなってしまいそうです。
一区切りつくまでは続けられればと思いましたけれど…無理かもしれません。
戻れるかどうかについては未定です。
このような時に、誠に申し訳ありません…。
ルッセに関しましては、タイミング的に退職というのは無理そうですので、
毒、病、呪い…等の何かにかかってしまい、治療の為に自室から出られない、
ということでも宜しいでしょうか…。
>>281-282 (路地裏まで追って来てトドメを差すミコポンの喧嘩っ早さを、唖然とし
ながら水晶球ごしに覗くフィッツジェラルドです)
クソッ、やむを得ん、使い魔による偵察は止めだ!
(とは言うもののフィッツジェラルドにはどこか余裕が感じられます)
ククク…あれは、ミスランディアの街の片隅にあるよろず屋か。
さて…と、ミスランディアの地図を買いに出掛けるとするかな。間もなく
ミスランディアも雨が上がるだろう。フッハハハ……!
(フィッツジェラルドは天に向かって哄笑します)
―――――――――――
(一方、ミスランディアでは、炎の雨の鎮まった後に小さな黒い鳩の雛が
一匹倒れています。どす黒い邪気は全く感じられません)
【連絡】(フィッツジェラルド&カナ)
ルッセさん、了解しました。
2ちゃんには携帯からも繋がりますので(私がそうですw)、もしよかっ
たら暇な時にお越し下さい。
ミコポンさん、レスィスさん、術が解けて元の姿に戻った利
発な黒い鳩の雛です。よければ可愛がってやって下さい。
>>282 えっ、大丈夫?変なものでも食べたんじゃないだろうね?それとも、うっ
かり毒薬を飲んだ?
(顔面蒼白、急に具合が悪くなった様子のルッセを気遣いますが、みんな
を頼む、攻撃魔法に詳しいのは貴方しかいないからと言われ)
わかったよ!安心して!
とりあえず、部屋でゆっくり寝てなよ。店長にはあたいから伝えてあげる。
フィッツジェラルドの事もね!
>>283 (魔法生物にのみ聞くバーニング・シャワーが降り注いだ後、静かになっ
た路地裏には一羽の黒鴉の雛が倒れています)
これが、あの黒い人形の核だったんだね。どうやら、もう邪気は消えたよ
うだ。
(雛に近寄りつつくミコポンに、雛は羽を震わせます)
あっ、生きてる。…ルッセは部屋に行ったから、カナに治癒の魔法をかけ
てもらおうっと。
(ミコポンは鴉の雛を両腕で抱えると、店の中の店員控え室までふわふわ
と飛んで行きました)
カナ!もう大丈夫、これ見て!これがさっきの生き物の核だったんだ。
怖がらないで。大丈夫、もう邪気はないよ。バーニング・シャワーできれ
いに吹っ飛ばしてやった!
それより、この鳩の雛!黒魔道士の邪気に晒されてたから弱ってる。あん
たの治癒魔法で治してあげて。
【連絡】
鳩の雛サンクス、伝書鳩としてあたいが貰うよ!
285 :
カナ:2010/11/21(日) 21:32:22 O
>>282 (カナは立ち眩みしたルッセさんに驚きます)
あ…、ルッセ…!
大…丈夫…?カナ、部…屋ま…で、付い…てって…あげる……
(しかし、移るかも知れないから、とルッセさんに柔らかく断られます)
そっ…か、わ…かっ…た。
レスィス…の言…う…こと、聞…いて、待っ…て…る。
ゆっく…り…、治し…て、ね、ルッセ。
(カナは心配そうに部屋に歩いて行くルッセさんの後ろ姿を見つめます)
>>280 こくり。
(声もなく震えるカナ、レスィスさんの提案に頷きます)
う…ん…、わかっ…た…
(レスィスさんに抱えられるように、奥の控え室に向かいます)
(控え室にはテーブルと椅子が幾つかあり、二人はその一つへ座りました。
レスィスが水筒のジャスミン茶を注いでくれました)
(その時、バタンと魔法で扉が開きました。鴉の雛を抱えたミコポンが、
カナの魔法で雛を治してくれるよう頼んで来ました。
どうやらさっきの黒い霧の核はこの鴉の雛だったようです。もう邪気は無
いと言われ)
うん…、カナ、も…JJの気、感…じ…ない。
今、治し…てあ…げる。
(カナが治癒の魔法を唱えると、仄かな光が鳩の雛を包みました。やがて、
雛は元気になり餌をねだり始めました)
286 :
カナ:2010/11/21(日) 21:38:04 O
>>284 【連絡】
>>285下部はミコポンさんへのレスになります。アンカー洩れすみません。
ちなみにミコポンさん、鳩の雛を貰い受けていただき有難うございますw
>>282 ルッセさん、急にどうしたんですか!?
ひょっとして、正体の分からない生き物のせいなんですか?
(ルッセさんは、そうではないと言うように軽く首を降りました。どんな
病気か調べなければいけないので「カナさんを頼みます」それから「レスィ
スさんの魔法学校がうまく行くように」と言い残して自室に壁を伝いなが
ら去って行きました)
店長のところへ言って来なくちゃならないけど、今はカナさんを落ち着か
せるほうが先だ。
【伝言】
ルッセ・リンセン様
事情は了解しました。
フィッツジェラルド(&カナ)氏も言ってまし
たが、僕も携帯からですw
検索で「べっかんこ」を探すと、ホラ貴女もスグに携帯厨の仲間入り!
一度試してみて下さい。
>>283 【連絡】
黒鳩の雛、どうやらミコポンさんがいただくようです。
僕にも、何か下さい…なんつってw
>>284-285 (弱っている鳩の雛を前に)
カナさん、治してあげて下さい。僕もカナさんの治癒魔法がみたいなぁ。
(カナが呪文を唱えると、みるみるうちに鳩の雛が元気になっていきます)
お腹、空いてないかな。パン屑を貰ってこようか?
(ミコポンに尋ねます)
あっ、それからミコポン、僕、今回のフィッツジェラルドの件とルッセさ
んの体調不良のことを店長に話に行って来るよ。カナさんを守っててくれ
ないか。
(ルッセ部屋に戻ると、ハーブの入った香炉に火を付けます)
けほっ…。
『香炉/5000G』
(たちまち部屋には薬草の香りを纏った煙が立ち込めました)
まずは空気の浄化…。
これで、病の感染を防げるはず…。
(次に棚から幾つかの薬瓶を取り出して、口を付けます)
後は…少し眠らなくちゃ…。
(ルッセはベッドに横たわると、静かに眼を閉じました…)
【よろず屋・伝言板 (ルッセ・リンセン)】
先日の件ですが、今回の契約解除は免れました。
ですが過度の転送量に心当たりが無いため、復帰に関してはしばらく様子を見た方が良いように思います。
原因が分からない以上、再発の不安が拭えませんので…。
いつ急に消えてしまうか分からないという状態では、きっとご迷惑をおかけしてしまうでしょう。
状況が安定すれば戻れるかもしれませんが、今はまだ無理ではないかと思われます。
なお携帯はフィルタリングをかけておりまして…。
スレッドフロート式掲示板はここであれ、外部であれ、全て見る事ができません。
ですので、そちらを経由しての入店は困難かと思われます。
では皆様、親身になって頂き、本当にありがとうございました。
289 :
黒猫:2010/12/31(金) 07:02:09 O
みゃ〜お(保守)
291 :
宣伝: