人間とエルフTRPGスレ

このエントリーをはてなブックマークに追加
141マイノス代理
「しまった!そうだ彼女は!」
イーネがやったことに対して大方の見当をつけるとマイノスは警戒し現れた大きな力に
対して臨戦態勢をとる。感の良い者や他の精霊使いも似たような反応をとる。
イーネは言ってしまえばシルフが服来て歩いていると言っていいほどの偏った属性持ちだ。

この場で自分を触媒にでもしたのか、あるいはその属性の極端さから他の風の精霊と接触が可能なのか
何であれイーネにアレを呼び出せる何かがあるのだ。呪文を唱えただけで使えるということはまず
ないのだから。今のところ人方の光に反応は見られない。

「イーネさん何やってんですか!それが何だかわかりませんが引っ込めてください!危ないですよ!」
マイノスは精一杯声を張り上げるがイーネは意に介した風でもない。
(これ以上なんかまずいことにならない内に何とかしないと・・・どうすれば、一体どうすれば・・・)

少年の頭は一気に混乱寸前まで追い込まれていた。このあと里の人々に謝らなければいけないが
謝罪の言葉が受けんで来ない。どう言っても許してもらえる気がしない。気が遠くなってきた。