WORKINGの佐藤潤だが。

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176小鳥遊 宗太ψ ◆.SOTAGpv8M
蒸気機関は、蒸気を送る配管内で、蒸気が周りの空気で冷やされて一部がドレンとなり、
そのドレンが管の曲がり角等で、高圧で叩きつけるいわゆるウォーターハンマー現象の事を考えなければならない。

ウォーターハンマーは、数メガパスカル以上の圧力で叩きつけるので、ひどい場合は、配管を破損させます。
水や油等の液体は空気等の気体と違って、押し縮める事は出来ません。拠って、配管内で強引に液体を
押し縮める事になり、その結果、ものすごい圧力で液体を叩く。それでウォーターハンマーと呼ばれる現象が起こるのです。

飽和蒸気とは、やかんで沸騰させた水蒸気を思い浮かべれば分かる。
蒸気機関車や蒸気機関を動かすのに使われるのは、ボイラーの中で、さらに加熱させるので、加熱蒸気となります。

黎明期の煙管式ボイラーでは、当然飽和蒸気を蒸気機関に送っていました。このため、運転の効率が悪かったのです。
現在の蒸気機関や蒸気タービン等は、一度発生した水蒸気を煙管内にある水管と呼ばれる管に送って、さらに加熱させて、
加熱蒸気を発生させる事で、より効率のよい蒸気の送り方が出来るように工夫されています。
177小鳥遊 宗太ψ ◆.SOTAGpv8M :2010/09/10(金) 05:04:09 0
自転車の場合は、片足が六時の位置なら、もう片足は十二時の位置となり、それは、下死点と上死点と二つの死点が出来ているのです。
レシプロ機関は、ピストンの往復運動をクランクシャフトで回転運動に変える構造上、どうしても死点という要素が発生します。

死点のところでトルクが不足すると、エンストを起こすので、死点のところで止まらないようにする工夫が必要です。
黎明期の蒸気機関や石油発動機では、大きなフライホイールを使って出来るだけ回転力を保つようになっていました。
蒸気機関車の場合は、走行中、死点に差し掛かる事で再起動不可能とならないように、ピストンの位置で、死点で
止まってしまう事がないような工夫がなされています。