【ラヴ】ラブファンタジーTRPG【愛】

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65海斗 ◆VYim6jM4h6 :2009/11/21(土) 17:41:12 O
>>62>「あ!実はちょっと付き合ってもらいたい場所があるんですケド」
荷物をロッカーに預け、急ぎ足で学園都市の外れへと向かう。
>「上杉さんに見せたいものがあるんです!急がないと時間が…」
「オッケー、走ろう!」
急いで走る二人、たどり着いた場所は学園を一望出来る丘。
「……すっげー。なんつーか……スゲーとしか言い様が無い…。」
丘から見える光景はまさに絶景。
その美しさを表現する言葉が、海斗には見付からなかった。
>「あ、えっと…」
>「ここ、疲れた時はたまに来る、お気に入りの場所なんです。綺麗でしょ?」
絶景に魅入っていた海斗にまさみが問い掛ける。
「…良い場所だね…。」
海斗は丘から学園都市を見下ろしたまま話し出した。
「……俺の親父さ、結構有名な会社の社長なんだ。いわゆるお偉いさん。
 俺がガキの頃から仕事で忙しくて、ロクに遊んでもらった事も無い。
 毎日勉強しろ勉強しろ言われて、俺はそんな両親に反発しまくった。
 この学園に入った時にボクシング部に誘われて、最初は嫌々入ったんだ。
 でも、ボクシングで成績残せば両親見返してやれんじゃないかって思って、死ぬ気で練習した。
 そして俺は国体でチャンピオンになった。日本で1番になったんだ。」
海斗はそこまで言うと、自虐的な笑みを浮かべる。
「……両親は俺を見直すどころか鼻で笑いやがったよ。殴り合いなんかで1番になってどうする?だって。言ってくれるよなぁ…人の気も知らないで…。」
海斗は目にうっすらと涙を浮かべていた。
それを誤魔化すように無理やり笑顔を作ってまさみに見せる。
「ごめん、何で俺いきなりこんな話したんだろ…。せっかく綺麗な景色なのにね。
 どうするまさみちゃん、時間も時間だし、どっかで夕飯でも食ってく?」
66GM(くるり→二次) ◆A4jsQTgi.Q :2009/11/22(日) 02:53:47 0
>>56
接触香水攻撃に出たくるりだが、すぐに二次に引き離されてしまった。
(なに?)
一瞬戸惑うくるり。
完全に舐めてかかっていたオタク相手に、必勝の攻撃が通用しなかった。
それどころか、そのある種男らしい毅然とした態度に、
ほんの僅かな、聴力検査くらいの音量だが、くるりの胸の奥が鳴ってしまった。
キュンと。

(…ク、ククククク。中々面白いじゃねえか)
思わぬ反撃に、くるりの中の狼が牙を向く。
(恋愛倶楽部四天王であるこのアタシに『胸キュン返し』を仕掛けてくるたァな。
 侮っていた事は素直に認めよう。大したラブ戦闘力だ。
 いいだろう、ここからはちっとだけ本気を出してやろうじゃねえか)
意地でもこの男を篭絡する。
くるりの決意は固まった。

>「始めましょうぞ――某らの"恋愛相談"を……!!」
「ええ、始めましょう☆」
オタクとメイドがパソコンを挟んで向かい合う異様なテーブルを、
さらに異様な熱っぽい黒い闘気が包み込むのだった…!!

「あ、ウェイトレスさん、コクハティー一つ☆」
メイドがウェイトレスに注文するというおかしなイベントを発生させた後、
くるりは何枚かの資料を取り出し、テーブルに並べた。
「ええっとですねぇ〜…☆」
そのうちの一枚を取り、また椅子ごと二次に近付く。
しかし、今度はくっつく程ではない。くっつくと距離を離されてしまうからだ。

相手が精神的に距離を離したくなるパーソナルサークルを見切り、
そのギリギリのラインまで近付くラブ奥義のひとつ、『阿修羅恋空』!

そして資料を指差しながら説明する。
「くるり、ばかだから二次元の世界に行く方法とか、二次元の女の子を連れてくる方法とか、実は分かんないんですぅ…☆
 でも、それを果たせそうなモノの存在はいくつか知ってます☆
 たとえば見てください、ここ。学園が一望できる『小柳の丘』ってゆうんですケド」
67GM(くるり→二次) ◆A4jsQTgi.Q :2009/11/22(日) 02:57:41 0
この資料の文字が、よく見ないと読みにくくよく見れば普通に読みやすい、絶妙な小ささ。
さらに写真は学園を見晴らす丘から撮られた非常に美しい一枚であり、
普段の学び舎やこのカフェテラスも見える。
どちらも思わず覗きこみたくなる代物だ。

話術と資料で、パーソナルサークル外から、
相手の方から無意識に距離を縮めさせてしまうラブ奥義。『無手・百鬼襲恋』!
『阿修羅恋空』からのコンボで、数多の男のパーソナルサークルを侵してきた、
くるりの常套技である。

「ここには龍の化身が眠っているって噂です☆ここで愛を誓い合ったカップルは、
 龍の魔力でどんなカップルでも必ず結ばれるって言われています☆
 これが本当によく効くって話で、動物との恋愛を果たした人もいるらしいんですよ☆
 ひょっとしたら二次元との恋愛でも叶えてくれるかもしれません☆
 あとはですねぇ…」
他にも、一ヶ月通えば魔力でどんな願いでも叶えてくれる『イチ・ロー地蔵』や、
異界への入り口があると言われる『テイルの滝』など、全部で十三もの資料を示した。

「どうです?一個一個は胡散臭いケド、全部試せばひとつくらい解決のヒントに繋がるかもしれませんよ☆
 もちろんくるりもご一緒いたします☆
 あと……、この学園に魔法使いがいるの、知ってます?」
くるりの表情が少し真剣味を帯びる。
今までのキャラ作りの仮面の上に、わずかに素が差したような。
「比喩とか超能力じゃなく、リアル魔法使い。迂闊に近付くと消されるって噂ですけど…
 その人なら、ひょっとしたら、何か重大なヒントをくれるかもしれません」
68GM ◆A4jsQTgi.Q :2009/11/22(日) 03:02:33 0
金原さんは明日一日待って相手が来なかったらフォローします。

あとレスは一場面ずつ順番に書いているので、
待たせてしまう場合もあるかもしれませんがごめんなさい…
69名無しになりきれ:2009/11/22(日) 03:24:36 0
コクハティーww小柳の丘www糞ワロタww
やべえ同期の中では一番笑えるスレかもしれんww
70名無しになりきれ:2009/11/22(日) 13:09:33 O
パロディを全面に出してくるのは面白いな
71名無しになりきれ:2009/11/22(日) 18:58:09 0
オタがシグルイ絵で再生されて仕方がない
72GM(まさみ→海斗) ◆A4jsQTgi.Q :2009/11/23(月) 01:13:24 0
>>65
「上杉サン」
まさみは海斗の手を取った。自らの両手でその手を包み込んだ。
「…大きな手です。分厚くて、強くて、一生懸命鍛えた手」
愛しそうに撫で、そしてまさみは海斗の目を見詰める。
「私が認めます。ご両親の分まで。私がこの手を、ボクシングを頑張ってる上杉サンを認めます。
じゃあ、全然足りないかもしれないけど。でも、認めます。…あれ、私、なんで泣いてるんだろ」
ごしごしと目を拭い、まさみは笑顔を見せる。
「…ご飯、食べて行きましょっか」
上杉サンの家で、と言いかけてやめた。
何となく、今すぐに結論を出すのは勿体無い気がしたのだ。
しばらくはこのままで、ゆっくり時間を掛けて―――
「――え!?」
その瞬間、まさみは絶句した。

丘の下から、ぬるりと這いずるように何かが上まで上がってきたのだ。

5メートルはあるであろう、太くて長い蛇のような体。
青い体には硬そうな鱗がびっしりと生えており、顔付きは鰐に似ている。
側頭部には鹿の様な二本の角。首周りには豊かな鬣が生えている。
学園都市広しとはいえ、こんな生き物は見た事がない!!

「ギャガアアアアアアア!!」
怪物はこちらを見据え、甲高い声で吼えた。明らかに友好的ではない。
「ひ、ひぃ!な、何こいつ!?」
まさみは思わず海斗の腕に縋る。

怪物はこちらの逃げ道を塞ぐような形で構えており、逃げるにしても一工夫が必要そうだ。
よく見ると弱っているようにも見え、戦えなくもないかもしれない。
だが、果たして本当にこちらに害を為す存在なのか?警戒を解けば穏便にコトが済むかもしれない。

何にしろ、選択を誤れば。
鍛え抜いた海斗はともかく、まさみは無事では済まない―――!!
73右神 藍 ◆RqjEsQCgDM :2009/11/23(月) 01:26:01 0
>>64
「……いい。そもそも、貴方に謝られる理由が無い」

――――だから、詮索しないで欲しい

いたたまれない様子の明星が出した謝罪の言葉に対する藍の返事は、
どうしようもないまでに厚い壁を感じさせるものであり、至ってそっけないものだった。
しかし、その言葉の響きこそ冷たげなものの、雰囲気は先程までの……つまり、いつも通りの
ダウナーな調子に戻っている事から、既に、先程明星個人に対して放った拒絶の意思表示は
内在していない事が判る。

……実は、今の出来事は、明星が思っている程に
彼と右神藍という少女の心の間に溝を作った訳では無かったのだ。

何故なら、元々が、どうしようもないまでに接触すらしていないのだから。

要するに藍は、自分の触れられたくない部分にうっかり
近づきかけてしまった明星に、本能的に警鐘を鳴らしただけだったのである。
それが、先の色を消した反応。その警鐘に気付いて以降近づこうとしなければ、特に問題にしない。
だから、ずっと他人のままの立ち位置でいろ。
それは、右神藍が他人に求めている関係の全てでもあった。

ああ、なんと自分勝手で嫌な少女だろう。

そして、そんな藍の態度に対する明星の反応を遮る様に、
二人はとうとう恋愛倶楽部運営室に到着し――――藍の手で、その扉は開かれた。

「……ようこそ。恋愛倶楽部運営室へ。面倒臭いけど、ここが貴方の勝負の場になる」

そう言うと藍は、面倒ごとをさっさとすまそうとでも言う様に、明星をその場に
置いたまま、担当者に登録者の顔のデータを閲覧する許可を取りに歩きだした。
74GM ◆A4jsQTgi.Q :2009/11/23(月) 01:29:40 0
選択肢登場です。
逃げるか、戦うか、懐柔するか。
3択のうち1つは、選んでしまうとまさみルートが即バッドエンドになります。

ヒントは、「3択のうちのどれか1つがハズレである」という事実。
つまり……?
75二次元 ◆kKd5XVSGYw :2009/11/23(月) 03:11:52 0
「ええっとですねぇ〜…☆」

愛ヶ浜が恋愛倶楽部謹製と思しき資料を開きながら、しかし絶妙な距離感で述懐する。
二次はジューシーソテーを何故か銃剣の形をしたナイフで切り分け口に運びながら、それを覗き込む。

「くるり、ばかだから二次元の世界に行く方法とか、二次元の女の子を連れてくる方法とか、実は分かんないんですぅ…☆
 でも、それを果たせそうなモノの存在はいくつか知ってます☆たとえば見てください、ここ。学園が一望できる『小柳の丘』ってゆうんですケド」

指差された箇所を見る為に気付けば必要以上に愛ヶ浜へと近づいていることに気付く。
吐息が聞こえるほどに。脳髄を叩くフレグランスの香りがいっそう強くなり、妙な酩酊感とともに漏れた思考は感嘆だった。

(これは――!なるほど、既に篭絡は開始されていると申すか。迂闊で御座った……!!)

誘い込まれたのだ。己の心理領域から外へ。そこはもう彼女のテリトリー。愛ヶ浜紅瑠璃の制空権。
げに恐ろしきは手練手管。相対者の無意識を不可視の手で支配し、確実に自分へと傾ける技巧。
二次元以外にときめかないと認識していた心臓が、どくりと大きく拍動した。

(認識を改め申そう――愛ヶ浜、紅瑠璃……我が全童貞力を以ってお相手仕る――!)

「ここには龍の化身が眠っているって噂です☆ここで愛を誓い合ったカップルは、
 龍の魔力でどんなカップルでも必ず結ばれるって言われています☆これが本当によく効くって話で、動物との恋愛を果たした人もいるらしいんですよ☆
 ひょっとしたら二次元との恋愛でも叶えてくれるかもしれません☆あとはですねぇ…」

「動物との恋愛……獣姦に御座るか。確かにそれは難易度的にも二次元と優劣なし。期待でき申すな」

他にも全てで13ある名所・珍所を紹介され、その全てを記憶していく。
こんな格好で登場したわりに、恋愛相談自体は真摯にのってくれるようだ。

ますます目的が見えなくなる。

「どうです?一個一個は胡散臭いケド、全部試せばひとつくらい解決のヒントに繋がるかもしれませんよ☆
 もちろんくるりもご一緒いたします☆あと……、この学園に魔法使いがいるの、知ってます?」

「ほほう、魔法使いと申されたか」

先程までの春風駘蕩とした態度に若干の異変。形の良い目鼻に差した陰りは、垣間見えた愛ヶ浜の本質なのかもしれなかった。

「比喩とか超能力じゃなく、リアル魔法使い。迂闊に近付くと消されるって噂ですけど…
  その人なら、ひょっとしたら、何か重大なヒントをくれるかもしれません」

超能力を有する二次にとって、超常異能の類はさしたる驚きに対象ではない。
しかし、それにしても魔法使いとは些か荒唐無稽に過ぎる。30歳まで童貞を守りきるとクラスチェンジできるというアレだろうか?

何れにせよせっかく進展への足がかりがあるのだ。試してみない選択肢などありはしない。

「それではくるり女史、まずはその『小柳の丘』とやらへ参りましょうぞ」

ガチムチサンドをテイクアウト処理してもらい、二次はテーブルから起立した。
ラップトップ型のPCを畳み、リュックサックの中に丁寧にしまう。

無論奢るつもりなどないので、伝票は自分のものだけをとる。
そうしてもう片方の手を、愛ヶ浜へと差しのべた。
76海斗 ◆VYim6jM4h6 :2009/11/23(月) 18:47:41 O
>>72>>74まさみは海斗の手を両手で優しく包み込む。
>「…大きな手です。分厚くて、強くて、一生懸命鍛えた手」
>「私が認めます。ご両親の分まで。私がこの手を、ボクシングを頑張ってる上杉サンを認めます。
じゃあ、全然足りないかもしれないけど。でも、認めます。…あれ、私、なんで泣いてるんだろ」
「まさみちゃん…」
まさみの目には涙が浮かんでいた。
だがすぐに目を拭うと笑顔を見せる。
>「…ご飯、食べて行きましょっか」
「うん……それじゃあ俺…」
>「――え!?」
自分の家に呼ぼうとした瞬間、まさみが絶句した。
その声に驚き、まさみと同じ方向を見るとそこには―――
>「ギャガアアアアアアア!!」
明らかに普通の動物ではない…言うなれば合成獣の類いの生き物が丘の下から這いずりながら上がってきた。
>「ひ、ひぃ!な、何こいつ!?」
まさみは海斗の腕に縋る。
その怪物は逃げ道を塞ぐように構えている為、容易には逃げられそうにない。
あの声を聞く限り、友好的とも考えられない。
かと言って、あの怪物と闘って勝てるのか…?
若干弱っているように見えなくもないが、それでも十分強そうに見える。
「……コイツはどうにも…参ったねぇ。まさか人間以外を相手にする事になるとは…」
どうやら海斗は闘う事を選んだらしい。
「まさみちゃん、俺が奴に攻撃を仕掛けると同時に全力で逃げて。大丈夫、俺は日本一のボクサーだ。
 そう簡単に殺られやしない。
それに、まさみちゃんが逃げたら俺もすぐに逃げるからさ。」
この状況でもなお、海斗はまさみに笑顔を見せた。
「さて、準備は良い?」
海斗はゆっくりと怪物に近付いて行く。
(―――今だっ!!)
間合いに入った瞬間、海斗は怪物の顔を思い切り蹴り上げる。「走れっ!まさみちゃん!!」
海斗は叫ぶと同時に蹴り上がった怪物の顎に、渾身の右アッパーを浴びせた。
二つの攻撃は綺麗に決まったが、果たして怪物にダメージはあるのだろうか?
77西野 明星 ◆D4v7sdR.7w :2009/11/23(月) 20:28:24 O
>>73

端的に言うと、手持ち無沙汰というか。
何もすることがないらしい。

とにもかくにもさきほど慌てふためいていたことは杞憂だったらしい、と明星は安心していた。
てっきりそれ以降無視されるものだと思っていたが、まだ最初に喫茶店で喋った時のような距離感が残っていたのだから。
要は普通に話しかけることができるぐらいの関係が保てていればそれで十分。
それ未満となると困るが、それ以上を求めるつもりもこれっぽっちもない。
所詮は、期間限定の間柄だ。

ということで現在。特に滞りなく運営室にたどり着き、招かれるがままに中に入り、そこで明星の行動は終わった。
そもそもがそれほど気の強くない明星である。指示がない限り動き回ったりなどするはずもない。
結果右神が許可をとりにいっている間、明星はただ出入口の脇で待っていることしか出来ないのだから。
そして、冒頭へ繋がる。

『あの』恋愛倶楽部の運営室だ。実際明星だって興味は尽きないし、最初は物珍しそうに見回したりした。
しかしやはり大事な機密があったりする可能性を考えると、そんなことは出来ないとすぐとりやめる。
明星はクライアントだ。やはりこちらが下に出ておくべきだし、分もわきまえておくべきだ。
結局出来るだけ周りは見ないようにと下を向いている。
そしてやっぱりちょっと緊張する。忙しなく出入りする運営部の人間が『何こいつ』みたいな視線を投げかける。
肩身が狭い。

とりあえず素数を数えてみる。なんかどっかのマンガに素数を数えると気持ちが落ち着くって書いてあったから。
出来るだけ、小さな声で。
「1,2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31…」
1は素数じゃないんだけどな。
78阿部定和 ◆R6bM.BHzTk :2009/11/23(月) 22:46:07 0
最近、食堂で俺の隣に妙に男子生徒が座っている。
気のせいか、と思ったがお昼時になるといつもそうだ。
しかも上半身タンクトップの男子が俺の隣に、


「まずい  掘られる」


俺は危機を感じ恋愛倶楽部の門を叩いた。
このままでは俺の初体験は掘られまくられる地獄となる。
速めに初体験を済ませたいのだ、俺は。

79GM ◆A4jsQTgi.Q :2009/11/23(月) 23:15:32 0
>>78
>>57>>59>>60をご参照のほどを。



なお、水曜まで書き込み頻度がちょい落ちます。
申し訳ないんですがご了承をば…
80阿部定和 ◆R6bM.BHzTk :2009/11/23(月) 23:32:27 0
それから会員になって数週間。何も起こらなかった。
何故だ。僕は自分の一物を見つめ、何だか虚しい気持ちになった。
そんな時、携帯の着信がなる。
「メールだ。1週間ぶりだな。前は妹からのメールだった。」

久々のメールを開き一文。
『あなたが潜在的に求めている相手を呼び出しました!』

「これは 、 来たな 」

俺は小刻みに腰を振りながら前傾姿勢のままカフェへと進みだした。
どんな可愛い子だろう。俺はワクワクしながらカフェにやって来た。
しかし、近くにいたのは男・男・男。
「まずい、このままでは俺は・・・」
絶望にも近い感情を抱きながら俺は席に座った。
81右神 藍 ◆RqjEsQCgDM :2009/11/24(火) 23:07:05 O
【資料の閲覧許可みたいに、恋愛倶楽部に関わる行動はGMに許可を貰った方がいいですよね……?】
82GM ◆A4jsQTgi.Q :2009/11/25(水) 00:13:06 0
いえ、自由にやってもらってOKですよ。
問題がありそうな部分に触れたらこっちで後から調整するので。


あとやっぱり書けるのは明日以降になりそうです、申し訳ない…
83右神 藍 ◆RqjEsQCgDM :2009/11/25(水) 21:20:55 0
>>77
閲覧許可の申請は、藍が驚く程手早く済んだ。
それは、普段させられていた雑務の手続きから考えると驚く程に早く、
(……それはやっぱり、あの部長が直々に出した命令だから)
故に、藍がそう予測を立てる事は必然だった。
この小さな事実は、山田中山という男が恋愛倶楽部という一個の組織において、
相当な権限を、たった一人で掌握しているということを示しているのだろう。
その事実に対し、藍は
(……はぁ。つまり、本当はこれだけ早く仕事が出来るのに、
 私は今まで面倒臭い手続きを取らされてた……不愉快。実に)
割とダメ人間的な理由で少し憤った。


見慣れてはいるのだが、それでもその容姿を理由から藍を
チラチラと見ざるを得ない他の運営部の人間を気に留める事無く、
藍は待たせていた明星の位置に戻った。
すると、明星は出入り口の脇で立ったまま、何やら数字を呟いていた。
本人は気付いていないのかもしれないが、一人で数字を呟いてる姿は割と怪しい。

「……流石にそれは引く」
なので、藍はとりあえず思った事を口にしてみる。
どうやら、この娘に思いやりとかいう思考は今のところ存在しないらしい。
あと、怪しいレベルでいったら藍のほうが2ランク程上なのだが……そういう都合の悪そうな事も
考えないらしい。
ともかく、一拍置いてから明星を、彼の立っていた場所から少し奥にある
少し立派な椅子とテーブルの所まで誘導し、自身も、机を挟んで明星の真向かいの
椅子に腰掛けると、藍は受理された申請の結果を話し出した。

「……閲覧許可は取れたから、早速PCを使って見るといい。
 面倒臭いけど、原則運営委員が見てない所での閲覧は禁止らしいから、
 始めるなら早くした方がいい。私は、長々と待たない。面倒臭いから」

藍は簡単にそう言った後、テーブルの下の収納部からノートPCを一つ取り出し、明星に渡す。
そしてそのままテーブルにに備え付けてあったお茶請けの和菓子をまぐまぐと食べ始めた。
恐らくは、ある程度の時刻になるまでは藍は明星を待ってくれるだろう。

何日かかるかは解らない。数分で見つかるかもしれないし、
時間をかけて全ての資料を見ても結局見つからないかもしれない。
だが、ともかく明星の先輩探しへのお膳立てはした。ここから先は明星の気合しだいである。

>>82 了解です。あ。あと、私は介入とか全然気にしないので、
 もしGMが右神藍にやりたい事が出来たら、どんどん介入して
 やってくださって構いません。レス多くて大変そうですが、頑張ってくださいね】
84GM(くるり→二次) ◆A4jsQTgi.Q :2009/11/26(木) 01:12:33 0
>>75
(ケケケケケ!喰い付きやがったな)
くるりは内心で奇声を上げて笑った。
13ヶ所の恋愛まじない名所巡り。全部完遂しようと思えば1日2日では終わらない。
1ヶ月通い詰めて初めて願いが叶うと云われるイチ・ロー地蔵を始め、
時間の掛かるイベントが複数あるからだ。
まともにやれば最速でも軽く2ヶ月は掛かるだろう。

確約された2ヶ月間のデート。
108のラブ奥義を持つくるりにとって、男一人を篭絡するには十分過ぎる時間だった。

>「それではくるり女史、まずはその『小柳の丘』とやらへ参りましょうぞ」
「ええ、お供いたしますわ、ご主人様☆」
勝った――!
余裕と共に差し出された手に触れたとき。

トキュン

(ば、馬鹿な)
くるりは驚愕した。百戦錬磨の自分が、ただ手を繋いだ程度でときめいてしまうなど。
(最初のあの胸キュン(>>66)が、予想以上に効いていたというのか――ッ!?)
完全に油断していた。どうやら、一筋縄ではいかない戦いになりそうだ。


しかし本当に一筋縄ではいかない事態はこれから発生することとなるのだった。



小柳の丘。
丘に現れた怪物を、少し遠くからくるりは呆然と見詰めていた。
「ば、馬鹿な」
先ほど心の中で思った台詞を、くるりは思わず口に出して呟いてしまう。

「小柳の丘の神龍、マジで実体化しやがったよ、山田中山。
 だが、これは――こんなのは、ただの化け物じゃねえか。
 山田中山、てめえの言ってた話とだいぶ食い違ってねえか……?」

しかし、呆然としている暇もなかった。神龍は突然こちらに向かってきたのだ。
くるりはすかさず二次の後ろに隠れる。
「こ、こっち来たぞ!なんとかしろよテメェ!
 何ともできねえならせめて餌になってアタシが逃げる時間を稼げ!喰われろ」
予想だにしない危機的状況に、もう完全に素になっていた。
85GM(まさみ→海斗) ◆A4jsQTgi.Q :2009/11/26(木) 01:15:52 0
>>76
現れた怪物相手に、戦う事を選択した海斗。
まさみに逃げるように告げ、怪物にじりじりと近付いていく。
間合いに入った途端、繰り出される蹴り、そしてアッパーカット。
>「走れっ!まさみちゃん!!」
「は、はい!」
海斗の掛け声とともに、まさみは走り出す。

「ギャグゥ!」
攻撃を仕掛けられた怪物は、少し吹き飛んでダウンした。
が、すぐにシュルシュルと起き上がり、体勢を立て直す。
手応えが、見た目の大きさよりは遥かに軽い。それでも重いは重いが、精々重量級の選手程度。
動きの速さも対応できないレベルではない。
弱っている以前に、イメージほど強くないようだ。
もちろん、それはボクシング国体チャンピオンの海斗のレベルで初めて下せる評価だが。

重ね重ね言うが、国体チャンピオンレベルで初めて「見た目よりは弱い」などと言える。
「でやああああっ!」
間違っても、喧嘩っ早いだけの女子高生が素手で立ち向かえるシロモノではない。
走り出し逃げるはずだったまさみが、そのまま怪物に飛びつくようなタックルを仕掛けたのだ。
予期せぬ不意打ちに、そのまま組み伏せられる怪物。
「今です、上杉サン!今のうちに逃……きゃあ!」
だが、やはり力の差がありすぎる。
化け物はあっさりとまさみを振りほどき、尾で弾き飛ばした。
そして、まさみはその勢いで。
地面を離れ、丘の上から眼下の街並みへと――――!
「きゃああああああああっ!」

化け物はというと、そのまま海斗の前から回れ右をして退散しようとしている。
一応、追い払う事には成功したようだ。
86GM ◆A4jsQTgi.Q :2009/11/26(木) 01:35:52 0
>>83
了解です、そろそろそちらにもテコ入れするかも。


なお、微妙にミステリーやバトルが入っていますが、
それらは話の背景やスパイスであり、本質はあくまでラブコメないし純愛物です。
こちらからは話を節操なくブンブン振り回しますが、そこをブレさせるつもりはありません。
87二次元 ◆kKd5XVSGYw :2009/11/28(土) 00:11:23 0
「こ、これは……!」

魔法使い云々で半信半疑になっていた自分を恥じねばならない。
そこにいたのは、魔法使いより荒唐無稽で、魔法使いより凶暴異形の生物だった。

「小柳の丘の神龍、マジで実体化しやがったよ、山田中山。だが、これは――こんなのは、ただの化け物じゃねえか。
 山田中山、てめえの言ってた話とだいぶ食い違ってねえか……?」

不意に聴こえた低い声は、愛ヶ浜のものだった。彼女もこの事態は想定外だったらしく、メッキが完全に剥がれている。
先客と思しきアベックの男に殴られたのが効いたのか、化物はこちらへと向かってくる。愛ヶ浜がますます必死になる。

「こ、こっち来たぞ!なんとかしろよテメェ!
 何ともできねえならせめて餌になってアタシが逃げる時間を稼げ!喰われろ!」

「っふ、やっと"中身"が見え申したなくるり殿。その鬱陶しい外面を取り払ったのは大いに結構」

二次はというと、悠長に構えていた。化物のほうを見てすらいない。

「三次元の女人を護る道理などあり申さぬ。だが――"人"を助けるのに理由は要りますまい」

リュックサックに突き刺さっていた円筒状の物体に手をかける。学園都市製エロゲ『ヘビィファンタジー』、
その予約特典のポスターだった。丸めたまま押し込まれた紙片は密度、強度共に手頃な鈍器である。

勿論これによる殴打が異形相手に通用するとは思っていない。だが、アベック(男)のパンチが効いたのも事実。
ならば弱点を効果的に攻めたならば見えるのは勝機!

「学園はバトルをする所に御座らぬ――失せよ魔性の怪異竜!!」

ポスターの筒口を口元に添える。そのまま大きく息を吸い込むと、アニソンカラオケで鍛えた肺活量を以ってポスターの中へ吹き込んだ。
圧縮された暴風吐息は筒状のポスターの中である結果を生む。すなわち空気圧による内容物の射出。

吹き矢である。

ポスター吹き矢に装填されていたのは金属製のボールペン。それなりの重量をもつそれは、先端の鋭さも相まって甚大な威力を秘める。
ベニヤ板を貫通する即席の矢は、狙いあやまたず化物の右目へと飛来する!
88海斗 ◆VYim6jM4h6 :2009/11/28(土) 08:42:18 O
>>85>「ギャグゥ!」
海斗の攻撃を受けた怪物は少し吹き飛んでダウンするが、すぐに起き上がる。
(見た目より軽いな…。しかしすぐに起き上がるとは…人間なら暫く入院するレベルのダメージなんだけど。)
海斗は確信した、これならいける、と。
攻撃を素直に受けたところを見ると、反応速度がさほど良いわけでもない。
体重差も予想していたより無かった。
(ここは一気に纏めに…)
>「でやああああっ!」
一気に纏めにかかろうとしていた海斗に、予想だにしない事態が…。
まさみが怪物に飛び付くようにタックルを仕掛けたのだ。
>「今です、上杉サン!今のうちに逃……きゃあ!」
>「きゃああああああああっ!」
「まさみちゃん!!?」
怪物はまさみを尾であっさりと弾き飛ばす。
まさみはそのままの勢いで丘の上から落ちてしまった。
海斗は急いでまさみの安否を確認するため丘の上から見下ろそうとするが…恐くて見下ろす事が出来なかった。
「…俺の……俺のせいだ…。」
俯きながら呟く海斗の頬には涙が。
怪物の様子を確認しようと振り返れば、回れ右して退散しようとしているところだった。
>>84>>87怪物が向かう先には2人の男女の姿があった。
「……。」
海斗は俯きながらゆっくりと男女と怪物の方へ歩き出した。
89西野 明星 ◆D4v7sdR.7w :2009/11/28(土) 12:00:58 O
>>83
食い入るようにPCの画面を見つめる明星がそこには居る。
画面にあるのはデータ化された膨大な恋愛倶楽部構成員の資料。
プロテクトがかかっているのだろう、最低限の情報しか載っていない。分かるのは名前と、所属と、顔写真。
しかし名前も所属も今の明星には必要ない。自分の脳にあるかの人物の情報は、その姿しかないのだから。

家庭環境からか、この時代にあってもPCに免疫があまりない明星は、
借り受けたPCを起動するのに手間取り、また資料を見るのに少し時間がかかったりしたが、
これといって手を借りることなく、先ほどから資料を見る瞳をそらすことはない。
単純な作業。数は膨大。さらにはそこに探している人物がいるとは限らない。気が遠くなりそうだが。
明星は、毎日毎日あの野球部の苦しい練習に耐えているのだ。まだ体も出来ていないのに、高等部の練習にまで参加している。
それに比べれば、これぐらいの苦労。苦労のうちに入らない。

最初は多少手間取っていたが、一度慣れてしまえば1人あたり1秒だ。
脳内にあるイメージと目の前の顔写真と重ね合わせ、合否を判定するのにかかる時間は。
目の前の資料は顔写真、正面の首から上だけだ。たったそれだけでも、判断材料はいくらでも存在する。
あの髪、あの輪郭、あの顔、あの額、あの蟀谷、あの眉、あの瞼、あの睫、あの瞳、
あの目尻、あの鼻、あの頬、あの唇、あの耳、あの顎、あの首、あの人を形作るもの。
――全てが、鮮明に思い出せるから。
地の文で言ってしまうのも気が引けるが、これは非常にキモい。

ともかく明星は本当にちゃんと見ているのか訝しんでしまいそうなほどの猛スピード。
待たせている、というのが本人に少し重荷になっているらしい。あまり迷惑はかけられない。
しかし急ぎすぎて見逃してしまったりしたら本末転倒だ。真剣に画面を見つめるのは怠らない。

これも違う、これも違う、これも違う。
焦りが、少しずつ大きくなってくる。
果たして、想い人は見つかるのだろうか――。

※DIVERGENCE・秒数check※
Even→見つかる
Odd→見つからない
90西野 明星 ◆D4v7sdR.7w :2009/11/28(土) 12:02:30 O
「あったぁーーー!」
素っ頓狂な声が響く。その室内で違う作業をしていた運営の面々も、何事かと明星を注目する。
しかしそんなことは明星は一切関係がない。明星の頭の中には喜びがグルグル回っている。
PCとにらめっこを始めて小一時間。予想より早く、探し人は見つかった。
「いた、いたいたいたいたいたこの人です!この人っすよ、この人!」
とりあえず右神にも見せておく。もしかしたら知り合いなのかもしれないし。
名前と所属をメモする。これで、いつでも会いに行けるようにはなった。

一呼吸。

「…でも、これからどうすればいいんすかねぇ」
ここでは省略するが、さっきから妙なテンションが続いていた。仕方ないといえば仕方ないが。
そのテンションが落ち着いたところで、明星は口を開く。

はっきり言って、見つかったからといって何がどうなる訳でもない。未だスタートラインにすら立っていない。
会いに行ける。会いに行けるが、会いに行ったからどうなるというのだ。それ以上は、何もない。
だから、判断を仰ぐ。
こっちは金を払って依頼しているのだ、最後まで面倒みてもらおう。
まさか『相手は見つけた、はい終わり』なんて、シケた真似はしないだろう?
名前:マイコン
性別:男
年齢:18歳
身長:175
体重:55
容姿の特徴:色黒、天然パーマ、赤いジャケット

性格:陽気
趣味:編み物、愛犬オスカルの世話
特技:ダンス
装備頭:天然パーマ
装備上半身:赤いジャケット
装備下半身:赤いパンツ
装備足:安物のスニーカー
好きな異性のタイプ:きつめの女の子(性格が)

(宜しくお願いします)
92GM ◆A4jsQTgi.Q :2009/11/29(日) 00:13:30 0
>>91
ごめんなさい、そのままでは参加許可は出せません。
スレを一読して、必要と思われるようにテンプレを改修してください。
是非改修ポイントを見付けて再チャレンジしてくださいね。


>海斗さん
ちなみにバッドエンドは回避してます。
ここからが本当のスタート。


次の本レスで、ストーリーの根っこの部分を大体明かします。
ちょっと最近体調を崩し気味で、今日中には書けないかもです…。
93名無しになりきれ:2009/11/29(日) 00:14:38 0
>>92
お疲れさん。ゆっくり頑張ってくれ
94海斗 ◆VYim6jM4h6 :2009/11/29(日) 21:52:18 O
>>92
【良かったー。正直BADエンドかと思ってましたw
 無理をなさらず自分のペースで書いて下さい。】
95右神 藍 ◆RqjEsQCgDM :2009/11/30(月) 00:04:11 0
>>90
あまりのする事の無さに、藍がもはや寝始めていたその時

「あったぁーーー!」
「!!?」

突如として、そんな声が運営室の室内に響いた。
その声にビクリと反応し起き上がった藍が、反射的に口元を袖で拭いつつ、
きょろきょろと周囲を見渡すと、そこには喜色満面で、その想い人の姿を見せる
明星の姿があった。

「いた、いたいたいたいたいたこの人です!この人っすよ、この人!」

言われて藍が暗視ゴーグルごしに覗き込んだ画面に映っていたのは一人の少女。
(確かに、美人……けど、どこかで見た気がする)
そして、その顔を藍はどこかで見た事がある気がするのだが……
人の容姿に対する記憶力が弱い藍にはどうしても思い出せなかった。

「……おめでとう。早く見つかって私も嬉しい。主に勤労時間的な意味で」
なので、とりあえずは思考を放棄し、そう言っておく事にした。

それから僅かに時間が経過し、明星のテンションがやや落ち着いた頃、
明星は藍に尋ねて来た。
「…でも、これからどうすればいいんすかねぇ」
よく考えてみれば、この状況は未だスタートラインに立ったに過ぎないのだ。
普通は、相手が特定されているという事など前提条件に過ぎない。
その上で、情報や場所を武器に依頼者の恋愛を成就させてこその恋愛倶楽部。

なので藍という少女も、面倒臭いと思いながらも仕事は丁寧に遂行する。
このアドバイスは、明星の恋愛が成立するか否かの、運営委員としての
力量を問われる最初の一歩なのだ!!

「それじゃあ……告白すればいい」

それは実に素晴らしいアドバイスで……って、あれ?

「その場所の近くまで付き添って、私は見てる。
 早速、告白しに行くべき」

真顔で言い切る藍
……思えば、他人との接触を好まない上に、そもそも恋愛感情を
理解出来ていない藍に、恋愛の緊張感とか恐れとか甘酸っぱさとか、
そういった物を鑑みた上手いアドバイスなど出来る筈も無かった。
96GM ◆A4jsQTgi.Q :2009/12/01(火) 23:36:49 0
「はあああ!?」
くるりのぽかんと開いた口から、驚嘆の音が漏れる。
二次は丸めたポスターを口に当て、何をするかと思えば弾丸の如き勢いでペンを吹き出したのだ。
「ギャアアアア!」
ペンは猛烈な勢いで怪物の右目に突き刺さった。
のたうち回る怪物を見て、くるりはハッと我に返る。
「グロオタ!アレを殺せ!逃がすんじゃねえ!」
くるりが二次に怒鳴るのと、怪物が淡い光に包まれるのはほとんど同時だった。
怪物はそのまま光の中にかき消えていく。
そして、完全にその姿を無くすと、光も消えた。
「逃げられたか!図ゥ体の割に逃げんなは早ええな糞がッ!」
くるりが舌打ちし、一瞬の静寂が流れる。
そしてようやく、くるりは素に戻っていた自分に気付いた。
「あ……えーと」
くるりは二次に振り返り、自分のほっぺに指をあてて可愛らしく笑んだ。
「あはっ☆ご主人様強いんですね、カッコ良かったです〜☆助けていただいてありがとうございました☆」
もはや胡散臭いだけである。

そこに海斗がとぼとぼと歩いてくる。
くるりは少し着衣を整え、咳払いをして彼を迎えた。
「高等部二年の…上杉海斗君ですね?私は大学部一年、愛ヶ浜くるりと言います。
 勝浦まさみちゃんから、よく貴方のお話は聞いていました」
私はあの子の担当でしたからね、とくるりは言う。
「先ほど彼女が崖から落ちたのは見ました。龍にやられたようですね。
 貴方にはご愁傷様でした…としか掛ける言葉がありません。
 何せ、今後貴方は彼女からメールを受ける事も、彼女の声を聞く事も、彼女と手を取り合って歩くことも、
 彼女の唇に触れる事も、彼女の存在を感じる事も、一切なくなってしまうのですから――」
くるりは一拍溜めて、次の言葉を言った。

「――しばらくの間は」

くるりは踵を返し、すたすたと歩き出した。
「上杉君。まさみちゃんは姿を消しただけで、まだ生きています。ですが、助け出すには貴方の力が必要です。
 こうなってしまった以上は説明しなければなりませんが、詳しくは明日お話します。
 明日の放課後、ファミリーレストラン『ダクヒナ』まで来てください。
 ご主人様ももちろん来てくださいね☆」

一人帰途につくくるり。その最中、何故無関係の二次にまで翌日来るように言ったのか、
自分でも分からないまま、ずっと考えていたのだった…。
97GM ◆A4jsQTgi.Q :2009/12/01(火) 23:40:14 0
遅くなってごめんなさい。
中々書く時間がないため話を翌日に持ち越しました。
小柳組は一旦インターバルを挟んで、積もる話は放課後ということで。
98二次元 ◆kKd5XVSGYw :2009/12/01(火) 23:54:49 0
把握申し上げる
99海斗 ◆VYim6jM4h6 :2009/12/02(水) 18:34:53 O
>>96>「高等部二年の…上杉海斗君ですね?私は大学部一年、愛ヶ浜くるりと言います。
いつもなら真っ先に興味を示す女好きの海斗だが…彼女が誰であろうがどうでも良かった。
自分のせいでまなみが…それだけで頭の中が一杯だった。
二人の事を無視して通り過ぎようかと思ったその時、くるりの口から予想外の言葉が発せられる。
>勝浦まさみちゃんから、よく貴方のお話は聞いていました」>私はあの子の担当でしたからね、とくるりは言う。
「担…当…?……なるほど…倶楽部の人間か…。」
海斗は俯いたままボソッと呟く。
>「先ほど彼女が崖から落ちたのは見ました。龍にやられたようですね。
 貴方にはご愁傷様でした…としか掛ける言葉がありません。「やめろ…」

>何せ、今後貴方は彼女からメールを受ける事も、彼女の声を聞く事も、彼女と手を取り合って歩くことも、
 彼女の唇に触れる事も、彼女の存在を感じる事も、一切なくなってしまうのですから――」「やめろって言ってんだろ!!アンタ達には他人事かもしんねぇけどなぁ、俺はっ―――」
>「――しばらくの間は」
ここでまた予想外の言葉が…。
だが、この予想外の言葉は海斗に希望を与える。
「えっ…しばらくって…まさかっ!?」
この疑問を口にした時には既に海斗の目に光が戻っていた。
>「上杉君。まさみちゃんは姿を消しただけで、まだ生きています。ですが、助け出すには貴方の力が必要です。
 こうなってしまった以上は説明しなければなりませんが、詳しくは明日お話します。
 明日の放課後、ファミリーレストラン『ダクヒナ』まで来てください。
 ご主人様ももちろん来てくださいね☆」
「生…きてる…?まさみちゃんが…本当だな?もし俺の力で助け出せるってんなら何でもするよ、俺!
 そんじゃ、明日の放課後なっ!」
海斗は二人に別れを告げた。
100海斗 ◆VYim6jM4h6 :2009/12/02(水) 18:36:20 O
次の日の放課後、ファミリーレストラン『ダクヒナ』の入口には両手にバンテージを巻いた海斗の姿が。
ボクシング部に入って初めて部活を休んだ。
授業が終わると同時にバンテージを猛スピードで巻き、全力ダッシュで『ダクヒナ』まで来たのだ。
「何だか…妙に緊張するな…。試合でもこんな緊張しないってのに…。」
海斗は少し躊躇いつつ、店の中に入って行った。
101名無しになりきれ:2009/12/02(水) 19:14:34 O
くるりタソ大学生だったのかよww
102二次元 ◆kKd5XVSGYw :2009/12/03(木) 23:24:53 0
「ギャアアアア!」
「はあああ!?」

狙いあやまたずボールペンが化物の右目に命中し、名伏しがたき色をしたよくわからない固体液体を噴出させながらのたうちまわる。
二次は冷静に筆箱から更なるボールペンを取り出し次弾を装填する。苦痛の怨嗟の声が足元からじわりと上るがスルー。あくまでスルー。

「グロオタ!アレを殺せ!逃がすんじゃねえ!」
「把握した」

愛ヶ浜の要請に応えつつ二次はペンを装填したポスターを振りかぶる。姿勢は鉈を担ぐように。PC研究部の必勝形である。
このまま太鼓の達人で鍛え上げた膂力でもって振り下ろせば遠心力によってカタパルトの如くボールペンが発射されるだろう。
吹き矢よりも疾く、吹き矢よりも重い、必殺の一撃。

果たしてそれが化物に突き刺さる寸前、淡い光に包まれた化物が消え去った。跡形もなく、消滅した。
息絶えたのではない。遁走したのだ。喪失した空間の真空を埋めるように風が吹き、戻ってきたのは静寂。

「逃げられたか!図ゥ体の割に逃げんなは早ええな糞がッ!……あ……えーと」

素を出していたことに気付いた愛ヶ浜がバツの悪そうな顔で首を背け、一瞬置いて振り返った。
見事な能面スマイルだった。

「あはっ☆ご主人様強いんですね、カッコ良かったです〜☆助けていただいてありがとうございました☆」
「……左様に御座るか。それはまこと重畳」

最早言葉も出ない。
そんな二人の会話の外から、先ほどまで化物に襲われていたアベックの男がことらへ歩いてきた。
女がいないのは、おそらく襲撃によって眼下の崖下へ落とされたからだろう。
幽鬼のような男の表情が、そんな憶測を確信に変えるが如く如実に物語っていた。

「高等部二年の…上杉海斗君ですね?私は大学部一年、愛ヶ浜くるりと言います。
 勝浦まさみちゃんから、よく貴方のお話は聞いていました」

「年上……だと……!?」

おっと、あまりの驚きに素が出てしまった。キャッキャウフフな衣装に身を包んだ愛ヶ浜の外見年齢はどう見積もっても十台中盤。
二次と同級かその下程度だと認識していたが、げに恐ろしきはやはり化粧ということか――まさに化けの粧である。

「上杉君。まさみちゃんは姿を消しただけで、まだ生きています。ですが、助け出すには貴方の力が必要です。
 こうなってしまった以上は説明しなければなりませんが、詳しくは明日お話します。
 明日の放課後、ファミリーレストラン『ダクヒナ』まで来てください。ご主人様ももちろん来てくださいね☆」

上杉というらしき男へ何事か告げると、恐ろしくチャーミングなウインク一つ残して愛ヶ浜は去っていく。
呼ばれた意味は分からないが、とにかく明日の『ダクヒナ』が、全てを纏めるターニングポイントとなるのだろう。
この荒唐無稽な現実と、折り合いをつける為の。


ファミレス『ダクヒナ』は『ダクファン』の姉妹店である。
最大の特徴は、なんと言ってもリアルタイム店内BBS。料理の注文から店員への要望、果ては取るに足らない雑談まで、
店内のあらゆる人間へ行き渡る掲示板式のチャットデバイスが据えつけられている。
もちろんBBSを介さぬリアル会話も可能で、意志伝達の殆どが掲示板によって行われるこの場所ではむしろ死角だった。

「つまり、内緒話には最適というわけに御座るな」

放課後、二次は言われた通りに『ダクヒナ』店内を訪れていた。見渡せば昨日の男――上杉は既に着席している。
拳にバンテージを巻いているのを見るに、戦闘態勢は完了しているようだ。

「ヴァフティア定食にデザートはルミアプリンを。ドゥフフ」
上杉の対面に腰掛け、ラップトップPCを展開し、相席の者へ試しに話しかけてみることにした。

「上杉氏――と申されたか。昨夕のあの化物、心当たりはあり申されるかな?」
103西野 明星 ◆D4v7sdR.7w :2009/12/04(金) 02:34:42 O
「そっすね。じゃ、行きましょっか」

          えっ?

まるで何の疑問も抱いていないかのように、ふつーにPCを返し、ふつーに運営室を出る明星。
付き添ってくれるらしい右神を後ろに。運営室に向かう時と逆に、今度は明星が先導する形となる。
会話もなく何もトラブルもなく、その人が居るであろう高等部の校舎に足を踏み入れようとした時だ。

「って、」
明星は右手を手刀の形にすると、まずは体の左側に動かす。
次は右に平行移動させ、腰のひねりを加えて振り向きながら右斜め後ろを歩く右神に手の甲を向ける。
「ちょっとぉーっ!?」
やや遅すぎるノリツッコミが炸裂した。

「何何何何何言ってんの?一足飛びどころか飛びすぎというか何これトランポリン?スカイダイビング?紐なしバンジー?
 まぁ普通にシミュレートしましょう。全然知らない人に『好きです!付き合ってください!』さぁどうする?
 するの?告白受けるの?NONONONO絶対ないっしょ!ただの気持ち悪い人だよ!そりゃ僕は気持ち悪いけど!
 まぁそれはひとまず置いといてね!僕この先輩と面識ないの!言ったよね僕!言ったっけ?えっと、言ってなくても感づくよね!
 だから違和感なくお近づきになる方法とかお話出来る機会を作って貰おうとかそういう目的で入会してるの僕!
 それが何なの?この人調べただけかいっ!なら金が必要な恋愛倶楽部なんかじゃなく探偵部にでも頼むわぁ!
 僕が!僕がわざわざ金払ってこの倶楽部に入会してんのは恋愛へと至るプロセスへのお助けが欲しいからだから!
あとはうまく言った場合でも失敗した場合でもアフターケア!そういうのだよ!そういうの求めてるの!
 『相手見つかったね、じゃあコクればいいじゃん』そんなの僕の親戚の女の子(7歳)でも言えるわああああああああああああ!!!!」
無駄にわめきちらす明星。相当ショックだったのだろうか、キャラが変わっている。

息を整える。この女性は冗談で言っているわけではない。それがわかるからこそ、明星もパニクったのだ。
冷静に、告白するのが最善手だと思っているらしい。当然、明星はそんな風には思えないから。
「人選…人選間違えてるよ…」
頭を抱えつつその場にしゃがみ込む。

暫しの間が空いて。
立ち上がり、ため息混じりに、口を開く。
「…とりあえず、今日はありがとうございました。相手がどんな人か知れただけでも重畳っす。
 これから先はどうなるかはわからないっすが、また、後日…」
かなりとぼとぼとした足取りでその場から離れていく明星。
そういえば名前しか聞いていなかったが…まぁこの人は有名だろうし会おうと思えばすぐに会えるだろう。
今日はもう疲れたので、さっさと帰りたいと思った。
104右神 藍 ◆RqjEsQCgDM :2009/12/05(土) 23:01:29 0
>>103
「…とりあえず、今日はありがとうございました。相手がどんな人か知れただけでも重畳っす。
 これから先はどうなるかはわからないっすが、また、後日…」

明星は、一般人として当然なパニクりを見せた後にそう言うと、
その場を去っていった。そして、それを見送る立場となった藍はといえば……
「…………」
固まっていた。どうも、さっきの怒涛の台詞に飲まれたらしい。
マイペースな割に、突然のイベントに弱いとは、とんだダメ人間である。
それでも、暫く固まっている内に自分の発言がどうも恋愛倶楽部の委員として
失格なものだった事には気付いたらしく、硬直が解けて直ぐ、
歩き去る明星の背に向かいなんとか声を出そうと試みたのだが、

「あ……また、後日。その……協力、するから。頑張るといい」
悲しいかな、コミュニケーション力の無い人間の典型である藍には、
これくらいの返事しか浮かば無かったらしい。

それから暫くその場に立ち尽くした後藍は、
「…………帰ろう」
そう言って、先の「憧れの先輩」のデータを印刷し鞄に詰め込むと、
ため息をつき、明星とは逆方向の帰路を歩き出した。
105海斗 ◆VYim6jM4h6 :2009/12/08(火) 18:28:32 O
店員に案内され、海斗はテーブルに着く。
「ホットコーヒー1つ。ブラックで。」
運ばれてきたコーヒーを啜りながら、くるりを待つ。
>「ヴァフティア定食にデザートはルミアプリンを。ドゥフフ」
しかし、海斗の前に現れたのはくるりではなく二次だった。
「あ…昨晩はどうも…。」
>「上杉氏――と申されたか。昨夕のあの化物、心当たりはあり申されるかな?」
二次の質問に、海斗の顔が一瞬曇る。
それもその筈、今の海斗にとって昨日の化物は憎むべき相手でしかないのだから。
「…いや、まったく知らないね。
 むしろこっちが聞きたいくらいさ。」
上杉はコーヒーを口に運びながら答える。
「ところで、アンタは何で昨日あの場所に?」
106二次元 ◆kKd5XVSGYw :2009/12/09(水) 02:16:45 0
店内は静謐ではない。リアルタイムチャットシステムにより音声以外の意志伝達手段が確保された
『ダクヒナ』のホールにおいては静寂などなんの意味も為さず、常時キータイプ音や厨房からの喧騒が響く。
それが極めて良い塩梅に、付近の声だけが届きそれ以外を遮蔽するという内緒話に最適な環境を作り上げる。

「…いや、まったく知らないね。むしろこっちが聞きたいくらいさ」

上杉は若干の陰りを顔に見せながら応えた。それはきっと、彼にとっての地雷だったのだろう。
そのはずだ、あんなところでロマンティックにランデブーする男女などその関係に幾許の余地もない。
恋愛関係か、それに順ずるところの交際だったに違いないのだ。

「ところで、アンタは何で昨日あの場所に?」

あちらからの質問に、二次はふむ、と一息つく。あの場所に男女で訪れる理由など彼にとっては用意に予想できるはずだが。
あるいは、このどん詰まりの状況に僅かながらでも打破への綻びを見つけたいのかもしれない。
それがどんなに薄弱な隘路であったとしても。

「そういえば名を名乗っており申さなんだ。失礼、某は二次と申す者。この度は『恋愛倶楽部』の特派員と共に
 某が恋愛悲願の成就を目的とした名所行脚を執り行っており申した。この学園には多数に願掛けの逸話が溢れているが故」

運ばれてきたヴァフティアセット、その四方に分断されたプレートランチを順繰りに口へと運びながら、二次は述懐する。

「あの場所、『小柳の丘』には竜が住まい、訪れた者の願望を成就してくれるというのが逸話に御座って」

竜、という単語に上杉が身を固くするのが分かる。竜。異形の竜。異能の竜。現実味のまるでない、怪異。
彼にとっては、恋人の仇となり得る存在。拳に巻いたバンテージは、明確な戦闘意志の表れなのだろう。

「ときに上杉氏、おそらく貴殿も昨日の邂逅でくるり女史から何も聞かされておりますまい。彼女が来る前に一つ、
 某の話――立てた仮説を聞いていただきたい。あの竜について。抗うための知識武装として」

返事も聞かず、二次はリュックサックの中から筆箱を取りだし、更にボールペンを抜き取ってテーブルへと転がす。
銀色に鈍く輝く金属製のボールペンは、昨夕の戦闘で彼が吹き矢の矢として使用したのを回収したものだ。

「これを見ていただきたい。昨夕、回収したそのままの状態に御座る。あの化物が消えてすぐに地面から発見したもの
 に御座るが、どうにも不審な点が一つ。――あれだけ盛大に傷を創ったにも関わらず、このペンには血糊の一つもついて御座らぬ」

言われてみれば奇妙な話だった。矢は狙いあやまたず竜の右目に命中し、そこには深い創傷と共に大量の血液と体液が飛び散っていた。
にもかかわらず、突き刺さったペンがあまりに綺麗すぎる。血どころか、濡れてすらいない。それが導き出す結論は――

「あの竜は現実のものではないのではあり申さぬか。すなわち、人の世の理――物理法則に依って存在していない。
 これが貴殿の事情とどう繋がるかという話に御座るが、もしかすると、貴殿の恋人女史が姿を消したのも物理に依らぬかも知れぬということ」

それはつまり、女が転落死していないかもしれないという道理。
物理に依らず、なにか超常的な存在によってその姿を一時的に隠されているだけなのかもしれないという可能性。
確証はないが、愛ヶ浜のあの口振り――『姿を消しただけで、まだ生きています』。すべてはあの女が知っているのだろう。

言いたいことを話し終えた二次は、そのまま口を噤み、またヴァフティア定食に舌鼓を打ち始めた。
いずれ愛ヶ浜がやってくる。その時が、本当の戦闘開始である。
107名無しになりきれ:2009/12/11(金) 00:21:52 0
GM生きてる?
108名無しになりきれ:2009/12/11(金) 17:12:17 0
うほ
109名無しになりきれ:2009/12/18(金) 12:06:38 O
いい女
110名無しになりきれ:2009/12/21(月) 22:16:09 0
やらないか
111名無しになりきれ:2010/01/11(月) 11:38:35 0
あっー
112名無しになりきれ:2010/02/02(火) 23:52:30 0
TRPGうざすぎ
113名無しになりきれ:2010/02/04(木) 10:23:20 0
書き込んだら落ちないんだから止めろ
ギルドギルドギルドギルドギルドギルドギルドギルドギルドギルドギルド
114名無しになりきれ
ギルドギルドギルドギルドギルドギルドギルドギルドギルドギルドギルド