1 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :
おっぱいもみもみ
なしでセクハラしてみました
廊下のお掃除を終えたびんちょうタン達は、境内の井戸で手をキレイに洗うと、
茶の間でお昼ごはんを頂く事にしました…。
――― ――― ―――
オイシイ〜♪
あろえ 『 クヌギたんのサンドイッチおいしいね〜♪
…あっ、…このハムサンドの中のマヨネーズに、チーズといっしょに
まざっているミドリ色のものは何〜? 』
クヌギたん 『 それは " アボガド " って言うのよ。 ウフフ…
おしょう油をつけて食べると、マグロのトロに似てるの。 』
れんタン 『 …おもしろそう。 今度ためしてみよう…。 フフフ 』
――― ――― ―――
…タッツ タッツ タッ
オジャマ シマ〜ス!
ツカレタァ〜〜
ちくタン 『 …はぁはぁ、ユーカリたんをつれて来たよ〜〜 』
ペコリッ ニパァ〜♪
ユーカリたん 『 …コンニチハ。 キョウハ サソッテ クレテ アリガトウ。
ゴソゴソ…
オソノサンガ ミンナデ タベテッテ、カレーパンヲ クレマシタ。
アツイ ウチニ ドウゾ……。 』
ニコニコ
>>2 ひぅん!
………ふぇ……? (れんタンの青い火の玉が背中に入り込み、逃げていく
>>2さんをキョトンと見る)
>>3 おつかれさまです。
「かころぐ」、いつでも、よめるように、してくれて……ほんとに、ありがとうございます!
>>4 いただきます。 (ー人ー)
えっと…「あぼ、がっ、ど」……
ふぇえ…みなみのくにで、とれる、「きのみ」なんだ……
わぁ……めぐみおねえさんの「ばたー」みたいで…おいしい……!
「とろ」……ん…… (トロの味を思い浮かべようとするが、食べたことがないのでわからない)
ふぁ…ユーカリたん、こんにちは!
ちくタン…おかえりなさい。 (冷たい麦茶をコップについで二人に)
ふわぁ……
あったかい、「かれーぱん」って、はじめて……!
ユーカリたん…ありがとう!
>>5 楽しいお昼を済ませたみんなは、紙ねんどの色塗りと飾りつけをする事にしました…。
ウーム
ちくタン 『 ロボットの手はドングリにしようかなぁ……。 』
クヌギたん 『 …ユーカリたんは何を作るの? 』
ユーカリたん 『 …ウン。 イルカニ スル…。 ワタシノ クニニ イタトキハ、
イツモ ハマベデ アソンダノヨ……。
コネコネ…
ゴソゴソ…
…アッ、ソノハマベデ ヒロッタ アツメタ キレイナ カイガラヲ
モッテキタカラ、カザリツケニ ツカッテネ…。
ニコニコ 』
ザァー コロン コロン…
ユーカリたんは、ガラス瓶に入った色取り取りの小さな貝殻や、
明りにかざすと透ける色石を、机の上に広げて見せてくれました…。
ピンクや七色に光る貝や爪の先ほどの巻貝など、びんちょうタン達の
住む、近くの海では見る事が出来ない、珍しいものばかりでした…。
クヌギたん 『 わぁ〜 ステキな貝殻〜〜♪
…あのう、私…。 この桜色の貝を使って良い…?
うん、ありがとう〜♪ 桜の花びらみたいでカワイイなぁ〜。 』
ちくタン 『 あっいいな、いいなぁ〜〜 アハハッ
じゃあワタシは、この巻貝を手に付けてドリルパンチにしようっと。
ちくリンは、虹色に光る貝を羽につけてみたら?
キラキラして、カッコイイよ〜。 ウン、ソウスルー キラキラ〜♪ 』
あろえ 『 えっと、えーっと、わたしはカエルさんの目に、みどり色の石を
使ってみるねー。 ヨイショ… 』
れんタン 『 小さな巻貝をたくさんつけてたら、墨つぼが本物のサザエみたいに
なっちゃった…。 おもしろい…。 フフフ…
びんちょうタンも色ぬりが終わったら、飾り付けてみなよ…。 』
>>4 プリンに醤油をかけて食べるとウニの味がするって言うけど…
普通に食べたほうがおいしいよね?
>>6 わぁ…「いるか」さんって、うみに、すんでるんだよね。
おさかなみたいだけど…わたしたちと、おんなじ、「ほにゅうるい」っていう、なかまなんだ……
ふわぁ…きれいないしや、かいがら、たくさん……!
えっ…いいの? あ、ありがとう!
んっ、と……どんなかざりに、しようかな………
……ふぁ……そうだ!
(白くて丸い貝殻を何個か選び、
薄く延ばしたねんどを転がしてひも状にし、貝殻のまわりにつけていく)
ふわぁ……「くらげさん」、いっぱい……!
こっちは、おとうさんで…こっちは、おかあさん…。
>>7 わたしも、「ぷりん」、だいすきです。
でも…おしょうゆは、かけたこと、ないです。
「うに」は、ほっかいどうに、いったとき、たべたこと、あるけど…うみのかおりがして、おいしいですよね。
>>8 ちくタン 『 みんな、できたね〜〜 』
クヌギたん 『 いろんな種類の置物が出来て、とっても楽しい〜♪ 』
れんタン 『 明日になれば、透明ペンキもきちんと乾くから、
廊下の端に並べておこうね…。 』
れんタンの指示にしたがって、みんなは紙ねんど細工を風通しの良い
廊下に並べていきました…。
――― ――― ―――
ちくタン 『 …じゃあワタシ、先にユーカリたんを送って行くね〜。
びんちょうタン、ちくリンの事お願いして良い〜?
…うん、ありがとう〜。 アハッ 』
エヘッ
ユーカリたん 『 ミンナ、キョウハ アソンデ クレテ アリガトウ…。 』
れんタン 『 …これ持って行って。 ( タッパーに入った紙ねんどを渡す )
おとうと君たちにもって、びんちょうタンが用意してくれたんだよ。 』
ユーカリたん 『 ……ワァ。アリガトウ〜♪ ミンナ ヨロコブト オモイマス。 』
夕焼けがまぶしい石段の所でみんなは、手を振って挨拶しながら、それぞれの
お家へと帰って行きました。
お別れだけど、みんな楽しい笑顔をしているのは、きっと今度はどんな事をして、
遊ぼうかなぁと、考えているからなのでしょう……。
>>9 ふわぁ〜……
みんなの、ねんどざいく…すごくかわいい……
……うん!
(廊下にきれいな新聞紙を敷き、プカシューとクラゲさん達をそっと持ち上げて並べていく)
あ……うん!
ひはぁ……///
ユーカリたん…きょうは、きてくれて、ありがとう。
うん。…あしたは、「こうじょう」のひだから…がんばろうね。
おとうとくんたちの「さくひん」、できたら…みせてもらいたいなぁ………
きょうは…みんな、ほんとに…ありがとう。
…うん。 ……またね!
ふぁ……
ちくリン…ねむくなっちゃった?
ん、しょっ……
♪ なきむしけむし、はさんですてろ
なみだをふいて、わらいましょう ♪
(優しくちくリンをおんぶし、
うめばあちゃんの背中で聞いた歌を口ずさみつつ、ちくタンの家まで送っていく)
11 :
ちゅるやとゼニガメ:2009/06/08(月) 11:46:35 0
ちゅるや「ハァハァ・・‘ほすときせい”で書き込こめなかったよ。
おくればせながらびんちょうタンお誕生日おめでと〜!
カメちゃんとその間、いろんな森林をめぐってタネをゲットしてきたにょろ」
ゼニガメ「ゼニゼゼガ(かじるとちからがつくよ)」
つ「ちからのたね」
12 :
ちゅるやとゼニガメ:2009/06/08(月) 11:52:04 0
ちゅるや「あとこれはレゴといって何度も組み立てて遊べる
ブロックのおもちゃだぞっ!これもあげるね」
ゼニガメ「ゼニゼニゼニ(これでいろいろつくろう)」
・・ひょっとしたらまた書きこめなくなると思うけど、
おともだちともいっしょに元気でね〜
>>11>>12 ふわぁ…ちゅるやさん、ぜにがめさん、おひさしぶりです!
「ちからの…たね」……
わぁ…ありがとうございます!
――いただきます。
カリッ
ピキーン! 【 ビンチョウタンハ サイダイHPガ 5アガッタ! 】
んっ……
ふわぁぁぁ……「ちから」が、わいてくるみたい………!
ひはぁ! あか、あお、きいろ…
ちいさなはこ、いっぱい……
「のり」がなくても、くっつけたり、はずしたり、できるんですね。
ふぇ…これも、もらって、いいんですか?
あ、ありがとうございます!
こんど、みんなと、あつまったとき、これで、あそびたいなぁ……
ふぁ……そ、そうなんだ…
あの…もし、おじかんが、あったら、
また、いつでも、あそびにきてくださいね。
わたし…・・・まってます!
>>13 梅雨の時期に入り、びんちょうタンにとってチョット大変な季節になりました。
少しの雨なら葉っぱのカサで大丈夫ですし、鳥バスさんも学校近くの林の停留所まで
飛んでくれます。 でも雨が強い時は鳥バスさんがお休みになるので、歩いて学校に
行かなければなりません。 それでこの所は、お仕事に遅れる事が無い様に早めに
起きて、お出かけの準備をする日が続いていました…。
今日も朝からパラパラと小雨が降る中を、びんちょうタンはお仕事に出掛けました。
小雨ではあったのですが、お空を飛んで学校に着いた頃には、足はドロドロ、着物は
ぐっしょりと濡れてしまいました…。
その様子にチシャノキ先生は、お仕事帰りのびんちょうタンに、黄色い雨合羽と
赤い長靴をくれました。
卒業生が置いていったと言う、ちょっと色あせた合羽と長靴は、びんちょうタンには少し
大きいサイズのものでしたが、これで雨の日も楽しくお出掛け出来ると思うと、ちょっと
ワクワクして来るびんちょうタンでした……。
15 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/06/09(火) 20:20:19 0
>>14 ―――ありがとうございました。 (どんぐりを支払う)
ひ は 〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ……
ザパァン!! (土の道にできた水たまりに落下してしまう)
………
――― ――― ―――
おさきに、しつれいします。
……ふぇ?
ひはぁぁ…
かわいい「あまがっぱ」と、「ながぐつ」……
これ…つかって、いいんですか?
ふわぁ……!
《 これで…ばあちゃんの、きもの、あめのひでも、よごれない…… 》
ありがとうございます…せんせい!
はい…おつかれさまでした。 (深く一礼)
ヤマモモちゃん、コナラちゃん…またあしたね!
ふわぁ…ひゅふ♪ (フードをかぶり、少し強くなった雨の中でくるりと回ってみる)
あ……クヌギたん!
(校門の前にクヌギたんの馬車がとまっているのを見つけ、
車輪のそばに水たまりがないのを確かめ、近づいていく)
>>15 ( フリルのついた空色の傘をすぼめながら、馬車に乗り込もうとしていたクヌギたん )
クヌギたん 『 …あっ、びんちょうタン…? いつもと違うかっこうだったから…。
タンポポみたいでカワイイね〜♪ ウフフ…
…うん、こんど熊野の大社さまで、" あじさい祭り " があるから、
今日はみなさんにお茶をお出しする、おけいこがあるの。
…うん、それでね、だれでもお庭に入って、お花を見ながらお菓子と
お茶をいただけるの…。
良かったらみんなをさそって、あそびに行ってみない…? 』
>>16 クヌギたん…こんにちは!
ふぁ…「たんぽぽ」……ひはぁ/// (馬車の窓ガラスに映る自分の姿を見て頬を染める)
「あじさい、まつり」……
あじさいの、はなが…たくさん、さいてるのかな?
ふわぁ……いってみたいなぁ………
う、うん!
ちくタンと、れんタンと、あろえちゃんと、ユーカリたんにも、
いっしょに、いってくれるか、きいてみるね!
ふぁ…あろえちゃん! こんにちは!
あのね………
(授業を終えて出てきたあろえに、さっそく「あじさい祭り」のことを知らせる)
>>17 ( 黄色いカサをクルクルを回しながら、校門を出てきたあろえ )
あろえ 『 あっ、びんちょうタン〜 テッ テッ テッ いま帰り〜?
…うん、そうだね。行ってみたいなぁ…
お庭の池にカエルさんいるかな〜〜♪
…でも、お母さんに聞いてみないと……。 たいしゃ様のとこって
ここから少し遠いところにあるって、聞いた事があるんだ〜。 』
――― ――― ―――
( 商店街の外れにある橋の側で、薬を配達し終わったちくタンと出会う )
ちくタン 『 …?! やぁ〜、びんちょうタンかー。 キガ ツカナ カッタ…
ワタシも自転車だから、まいにち雨がふるとタイヘンだよ〜。
でも、じいちゃんがスゲ笠とミノを作ってくれたから、
少しは楽になったんだー。
ウンウン
お、お祭り? うん、行きたい〜。 …お菓子も食べられるんだ〜。
…あっでも、チョット遠いよね……
お山を越えてまっすぐ行ければいいけど、海辺の道を回って
行かないと着かないよ……。 ウ〜ン…
…うんそうだね、れんタンなら何かアイデアがあるかも〜?
じゃあ、さっそくれんタンのとこに行こうよ?
…うん、しっかりつかまっててね〜〜 』
オリャ〜! シャァァァァァァァ…
( 小降りの雨の中を、もみ寺に向かって急ぐ二人 )
>>18 ふぁ……
「たいしゃさま」って、とおいんだ…
《 わたしは…おしごと、たのまれたら、どんなとおくでも、いけるけど……
あろえちゃんは…おとうさんと、おかあさんがいる…
おうちのひとに、しんぱいかけたら、いけないんだよね。 》
……うん。 そうだね…
じゃあ、またあしたね、クヌギたん、あろえちゃん!
――― ――― ―――
あ……ちくタン、こんにちは!
ふわぁ…ちくタンの、「あたまにかぶるかさ」、かっこいい……
ふぁ……そうだね…
あめのひだったら、とりばすさんも、とんでないし……
あ……う、うん! (「ちくタン2号」に乗り込む)
パシャッ
ひぅっ!
…………ふぁ………
(走る自転車のうしろのタイヤがはね上げた泥水が体にかかるが、雨合羽のおかげで着物が汚れずにすむ)
つ20円
>>19 しばらくして二人を乗せた自転車は、もみ寺に到着しました…。
コンニチハ〜!
ガラガラ… アッ! レンタン モウイル…
れんタン 『 いらしゃい…。 はい、バスタオル使って…。
うん、先に部屋に行っててくれる…? 』
――― ――― ―――
スィー ストン
れんタン 『 飴湯を作ったからどうぞ…。
( 事の説明をするびんちょうタンとちくタン )
スタ スタ スタ…
……。 そうなの…… じゃあ、木魚持ってくる…。 』
――― ――― ―――
ポク ポク ポク…
れんタン 『 では占ってみます…。 なぁ〜むぅ〜 なぁ〜むぅ〜
ピカッ!
出ました…。 梅の林と、畑のおばあさんの顔が見〜え〜ま〜す〜 』
ちくタン 『 …う〜む? それだけじゃ、よくわからないなぁ〜〜
でもとりあえず、おばあさんの所に行ってみようか〜? …うん。
じゃあ明日の夕方、びんちょうタンを迎えに学校に行くよー。 』
れんタン 『 私も行く…。 』
ちくタン 『 うんわかった、ちくタン2号(改)の準備をしておくよー。 』
>>21 こんにちは…れんタン。
ふぁ…ありがとう。 (雨合羽を脱ぎ、濡れた顔を拭く)
おじゃまします。
――― ――― ―――
ひはぁ……「あめゆ」、あったかい……
…………うん。 それでね……
ほわぁ……… (木魚を叩くれんタンのまわりに集まってくる火の玉たちを不思議そうに見つめる)
「うめの、はやし」……
はたけのおばあさんの、おうちに、うめのき、あったっけ……?
あ……う、うん!
ありがとう…ちくタン、れんタン。
じゃあ…あしたね。
ヒュルッ (ちくタン 「ほぇえぇ??!」)
ふぁ……(火の玉の一つがちくタンの背中に入り込んだので、取ってあげる)
>>20 ふぁ…ありがとうございます!
おれいをいうのが、おそくなっちゃって、ごめんなさい。
24 :
12:2009/06/13(土) 18:55:34 0
24
>>22 次の日の放課後、学校に迎えに来てくれた二人と一緒にびんちょうタンは、
畑のおばあさんのお家に行きました…。
――― ――― ―――
おばあさん 『 …はいはい。 ガラガラ… ニコニコ
おや、びんちょうタン、ちくタン、れんタン。 よく来たね…。
さあさあ、とりあえずあがってちょうだいな…。 』
玄関の土間で採れたばかりの梅の実を選別していたおばあさんは、ゆっくりと
腰をあげると、みんなをお座敷に招きました…。
――― ――― ―――
おばあさん 『 今日は雨が降らなくて良かったけど、ちょっと蒸し暑いわね…。
さあさあ、冷やした梅シロップでも飲んでサッパリしてね。 』
ニコニコ
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2836.jpg 】
ワーイ イタダキマース ツメタ〜イ ♪♪
ウン オイシイネ〜♪
ウフフ
おばあさん 『 美味しい? うん、よかった。 ……あっ、そうだわ。
あのね…、私のお友だちに、梅の林を持っている人がいるんだけど、
このところの陽気で、一気にたくさんの梅の実が熟したらしいの…。
それで、採り入れと配達のお手伝いさんを探しているのよ…。
…そうなの。 熟して落ちた実は、直ぐに下ごしらえした方が良いから、
配達はあさっての日曜日。
トラックで熊野の方まで何軒か寄って行くから、結構時間も掛かるん
だけど、ちょうど大社さまでお祭りがあるし、遊びがてらみんなで
お手伝いしに行ってみない…? 』
>>25 こんにちは。
きゅうに、おじゃまして、ごめんなさい。
あ…はい。 しつれいします。
ふわぁ……
いただきます。
コクッ
ほわぁ……あまくて、すっぱくて……とってもおいしい……!
コクッ コクッ コクッ
カランッ
ひふぅ………
………ふぁ!
あ、ありがとうございます。 ///
(あまりのおいしさに無意識に一息で飲み干してしまい、お代わりを注いでくれるおばあさんに頬を染める)
ふぁ……
うめのみの、とりいれの、おしごと……
「たいしゃさま」……
《 おしごと、して…おまつりも、みられる……
れんタンが、いってたの…このことだったんだ……! 》
は、はい! おてつだいします!
よろしく、おねがいしますっ!
《 あろえちゃんにも、しらせてあげなくちゃ…… 》
>25
一瞬麦茶に見えた。
>>26 ちくタン 『 ……そうだね。 …うん自転車があるし、ワタシがあろえと
ユーカリたんの所に行って知らせて来るよー。 』
――― ――― ―――
そしてあくる日───
…オネガイネ。
…ウン、コノマエ ミタイニ ワタシガ アロエト ユーカリタンヲ ムカエニ イクヨー。
チクタン イツモ アリガトー
おばあさん家にみんなが集まり程無くすると、一台の三輪トラックがやって来ました…。
バタバタバタ バタバタバタ…
【
ttp://aryarya.net/up/img/2838.jpg 】
キキィーーッッツ
バタンッ タッタッタッ…
( 手ぬぐいを姉さんかぶりにした、元気なおばさんが駆けて来る )
梅林のおばさん 『 はーい、おばあちゃん、おはよう〜! 』
ニコニコ
畑のおばあさん 『 …はいはい、おはよう…。今日はこの子たちをよろしくね…。 』
オハヨウ ゴザイマース ペコッ ワゥ ワォーン ハッハッハッ…
ヨロシク オネガイ シマース ペコリッ
アハハッ!
梅林のおばさん 『 こっちこそ、よろしくねー。 アッ、ワンチャンモ イルンダー
採り入れしてもらう林は直ぐ近くにあるけど、歩くよりは
早いし、明日の配達の積み込みもあるからトラックで来たわ。
それじゃあ早速、荷台に乗ってくれる? 』
ちくタン 『 あのう…、お昼過ぎからお手伝いに来る友だちがいるんですけど、
自転車で迎えに行くんで、荷台にワタシたちといっしょに乗せて
もらっても良いですか…? …あっはい、ありがとうございます! 』
ウンショ ウンショ…
( みんなでアクセクしながら自転車をトラックに積んでいると、ちくタン2号(改)を
ひょいと担いで、あっと言う間に荷台に積んだおばさんの力強さに関心する一同 )
ウワァ〜 スゴ〜イ
29 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/06/14(日) 21:11:58 0
>>28 ……ありがとう、ちくタン!
――― ――― ―――
おはようございます、おばあさん。
ちくタン、れんタン…おはよう。
ふぁ…さじも、おてつだい、してくれるの? ありがとう!
ふぁ……
たいやが、みっつの、とらっく…おもしろいおと……
あ…お、おはようございます。
きょうは…おせわになります。 よろしくおねがいします。
ん、しょっ……! (3人で力をあわせ、自転車を荷台に押し上げる)
―――ひはっ!?
ふわぁあ……おばさん、すごぉい………!
あ……はいっ!
(おばさんが貸してくれたロープで自転車を固定した後、ちくタンとれんタンに続いて荷台に乗り込む)
>>30 あ……はいっ!
ふわぁぁぁ…… すぅ〜… (深呼吸し、梅の実の甘やかな香りを胸いっぱいに吸い込む)
……はい。 よろしくおねがいします。
(おばさんからカゴを受け取り準備しつつ、ちくタン、れんタンと打ち合わせ)
うん。 ……うん。
じゃあ…れんタンは、「あおいうめ」 … ちくタンは、「あかいうめ」 …
わたしは、「きずのついたうめ」を、ひろうね。
(梅の木の下に3人で並ぶ)
ふわぁ…なんだか、「うんどうかい」みたいだね。
(ちくタン「いくよぉ! よぉ〜い……どんっ!」)
はっ… はっ…
(木の列に沿って歩きながら、素早く足元に目を走らせ、収穫した実をていねいにカゴに入れていく)
>>31 (ピョン…) (ヒラヒラ…)
アッ、バッタ〜 アッチハ チョウチョ〜♪ ワゥ ワン! ハッハッハッ…
( いろいろな虫を追いかけて林の間を遊びまわる、ちくリンとさじ )
みんなは集めた梅の実がカゴいっぱいに成る度、トラックの側に用意した荷箱に運びます。
そして何度か往復し終えた頃、畑のおばあさんがお弁当を持ってやって来ました…。
オ〜ィ… ソロソロ オヒルニ シマショウ〜〜
みんなは手にしたカゴを木の側に立て掛け、枝に生った実を採っていたおばさんも手を
休めると、おばあさんが用意してくれたビニールシートに集まりました…。
ニコニコ
畑のおばあさん 『 さあさあ、どうぞ召し上がれ… 。 』
【
ttp://aryarya.net/up/img/2847.jpg 】
イタダキマース …ウン、オイシイネ〜 ウインナー ダイスキ〜♪
タマゴヤキモ オイシイ… エビガ イッパイダ〜〜
モグモグ… ペコリッ
ちくタン 『 ……はぁ〜。 ごちそうさまでしたー。
( 勢いよく食べ初めたかと思うと、あっと言う間に食べ終えたちくタン )
じゃあワタシ、ふたりを迎えに行って来るね〜〜 』
サジ、オイデ!
ワゥ〜ン ハッハッ… タッタッタッ…
ガシャン! キュッ シャァァァァ……
>>32 ちくリン、ころばないように、きをつけてね!
………ひゅふ♪
ん、しょっ……
ひふぅ……(重いカゴを箱のそばに下ろす)
うめのみの、かおりって…なんか、つかれが、とれてくるみたい……
ふぁ……はいっ!
ひはぁ〜…… おいしそう……!
いただきます。 (ー人ー)
ほぐ…
ふわぁ……おいしいです!
あ……ちくタン!
…はい! (おばあさんからもらった冷たいお茶を竹水筒に入れ、ちくタンに渡す)
いってらっしゃい! きをつけてねー……!
>>33 " べあーず " 着いたちくタンとさじは、おソノさんに御挨拶をすると、
お昼休みに入ったユーカリたんとアリビアを、ちくタン2号(改)に乗せて、
急いであろえの家に向かおうとしました…。
するとおソノさんは、袋にいっぱいの揚げあんドーナッツを持って来てくれて、
おやつになったら、みんなで食べる様にと言ってくれました…。
ちくタン 『 はい、みんなで頂きまーす! ありがとうございましたー! 』
ガシャン!
ガコン! シャァァァァ……
――― ――― ―――
ほどなくして二人と二匹は、あろえの家に到着しました…。
ちくタン 『 おーい、あろえー。 迎えに来たよー。 梅の林に行こうよ〜! 』
フワァ〜〜
あろえ 『 ……あっ、ちくタン、ユーカリたん、迎えに来てくれてありがと〜〜
…うん、お昼ごはんを食べ終わったらたら眠くなっちゃった…… zzz… 』
ちくタン 『 ダメだよ、居眠りしてちゃ〜。 ヘッヘッヘッ…
そんなんじゃ、おやつのドーナッツはあげられないなぁ… 』
( ユーカリたんの抱えていた袋から、甘い香りがあろえの方にただよう ) フワァ〜
あろえ 『 …あっあっ、ドーナッツたべたい〜。 眠気をさましてガンバルから、
おやつになったら食べさせて〜〜。 ネッ? 』
36 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/06/18(木) 01:52:09 0
>>35 ごちそうさまでした……とっても、おいしかったです!
キュッ
……はいっ! (炭の紐をしっかりと結び直し、気持ちを引き締めて再び作業にとりかかる)
んっ、と……
(ちくタンの分のカゴも持ち、拾った梅の実をよく見て、傷のある実とない実とを分けて入れていく)
( れんタン「…………ゴクリ」 )
ふぁ……どうしたの、れんタン?
(町のほうの空を見つめるれんタンの顔に、なにやら待ち遠しそうな微笑みが浮かんでいるのに気づく)
( れんタン「ううん……なんでもない。
もう一息……がんばろう」 )
………うんっ!
>>36 びんちょうタンは、梅の実を拾うのに屈めていた体を起こして一息ついていると、
林を吹き抜ける風の音に混じって、遠くからさじの泣き声がするのに気が付きました…。
――― ――― ―――
タッタッタッ… ワンワンッ!
ツカレタ〜
ちくタン 『 はぁはぁ…。 ふたりを連れて来たよ〜〜 』
フフフ
れんタン 『 おつかれさま。 はい、ナゼか冷たいおしぼり…。 』
…?? …ウン、アリガトー アア、ツメタクテ キモチイイ〜〜♪
( ふたりをおばさんに紹介する、びんちょうタン )
コンニチハ〜 ペコリッ
ヨロシク オネガイシマス…
ニコニコ
おばさん 『 …うんうん、コッチこそよろしくお願いするねー。
それじゃあ、あろえちゃんはアソコの湧き水の所で、傷がついた実を
丁寧に撫でるように洗ってくれる?
ユーカリたんは、包丁が使える?
…うん、よかった。 じゃあ、傷がついて熟れてしまった実の部分を
切り落とすのを、ワタシと一緒にしましょう…?
…うん、これは売り物にならないから、家用に使うのよ。
いつもたくさん出ちゃうから、あとで「みんなに分けてあげるねー。 』
>>37 ………ふぁ!
ちくタン、さじ、おかえりなさい!
ユーカリたん、あろえちゃん…こんにちは!
ふぁ…れんタン、ありがとう。
ピトッ
ひはぁ! こおりで、ひやしたみたいに、つめたい……
おばさん…しょうかいします。
おともだちの、ユーカリたんと、あろえちゃんです。
あ…はい!
(傷のついた実が入ったカゴを、あろえのいる湧き水のところへ運ぶ)
おわったら、おまつり、みられる……あろえちゃん、がんばろうね。
(おばさんのトラックの荷台にあった小さなバケツを貸してもらい、冷たい水をくんでさじに)
さじ…おつかれさま。
はい、おみずだよ。
(空になったカゴを持ち、再びちくタン、れんタンと一緒に収穫作業にとりかかる)
>>38 あろえとユーカリたんがお手伝いを始めてから暫く経つと、びんちょうタン達は
落ちていた梅の実を全部拾い集める事が出来ました…。
おばさん 『 …はいはい、ごくろうさまー。 雨が降る前に全部拾えて助かったわー。
あともう少しだけガンバッテね。
…ええっと、ちくタンとれんタンは、お掃除をしてもらおうかな?
…そう、ネットの上にある落ち葉やつぶれた実なんかを全部まとめて、
あそこの肥やしの小屋の所に集めておいてね。
ハーイ ワカリマシター!
サッサッ ウンショ…
びんちょうタンはユーカリたんを手伝ってくれるかな?
ワタシはみんなが集めた実を、選別して箱詰めするからねー。 』
ヨッコラショ
( ユーカリたんと傷んだ実の部分を切り落としながら…… )
エヘヘッ
ユーカリたん 『 …キョウハ サソッテ クレテ アリガトウ ビンチョウタン。
…ウン、ホントウハ アシタモ アソビニ イキタイケド、
オソノサンノ オミセノ オシゴトガ アルカラ、トオイ
バショニハ イケナイノ……。
ニパァ〜♪
…ウウン、ミンナデ タノシンデ キテネ。
ソレカラ、アトデ オハナシヲ キカセテネ…。 』
40 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/06/21(日) 16:48:41 0
>>39 ひふぅ…… (頬かむりの手拭いをほどいて汗を拭く)
あ……はいっ!
(手をきちんと洗い、ユーカリたんの隣で包丁を持つ)
ユーカリたん…きてくれて、ありがとう。
ふぁ……そう、だよね……
ユーカリたん…おとうとくんたちの、おせわも、しなくちゃいけないんだよね。
いそがしいのに…ごめんね。
……う、うん!
きょうの、おしごとで、おきゅうきん、もらったら、
ユーカリたんと、おとうとくんたちに、おみやげ、いっぱい、かっていくね。
―――ツッ
……いたっ! (包丁で自分の指の先を少し傷つけてしまう)
…ん…… (あわてて指先を口に入れる)
41 :
名無しになりきれ:2009/06/22(月) 19:46:40 0
頑張れ〜
ヤマモモちゃん、コナラちゃんなんて
原作の漫画にいたのか?
募集
赤ちゃんのお守り
>>42 このスレで生まれた新キャラです。
若しくは、既出で無名のキャラに名前をつけたのかもね。
初出 → びんちょうタン総合スレ その2びん。
『
420 名前: 名無しになりきれ 投稿日: 2009/03/10(火) 09:48:25 0
クヌギたんのクラスのヤマモモちゃんやコナラちゃんは言いました
「はやくびんちょうタンとお友達になっていっしょにあそびたいよう」
』
>>40 ユーカリたん 『 …! チョット ミセテ……
ヨカッタ… コレナラ オミズデ アラッテ、バンソウコウヲ
マケバ ダイジョウブダヨ…。
タッタッタッ…
( 冷たいお茶が入った大きなヤカンと一緒に置いてある湯のみを
二つ抱えて、湧き水の所からキレイな水を汲んで来るユーカリたん )
チャプチャプ…
キレイニ アラッタラ、コレデ…
( エプロンのポケットから、可愛い動物たちの絵が描いてある絆創膏の
箱を取り出し、びんちょうタンの指に巻いてあげる )
ワタシモ ケガヲ スルコトガ オオイカラ、オソノサンガ
イツモ モッテ イナサイッテ イワレテ イルノ…。 』
エヘヘッツ
その様子を見ていたおばさんは───
おばさん 『 よっこらしょ…
おーい、みんなー 手を洗っておいで〜 お三時にしよ〜〜!
あろえちゃん、そこに冷やしてある水ようかん持って来て〜
れんタンはたらやのお団子と、ユーカリたんの揚げあんドーナッツの
包みを開いておいてくれるー? 』
46 :
名無しになりきれ:2009/06/23(火) 09:47:26 0
>>44 いたわ
クヌギたんがリレーに出るって決まったとき教室の黒板にその2人の名が!
そうとうこの漫画読み込んでる奴だな。
だがそれがいい。
びんちょうタンはさっそくバイト先のお宅へ伺いました。
若妻「あら、おじょうちゃんが子守してくれるの?助かるわ」
奥さんが抱いている赤ちゃんは、髪の毛が少しづつ生えてました。
若妻「海子(うみこ)っていうのよ。私、ESP論文の研究会があって
今回どうしても出なくちゃいけないの。少しの間、お願いできる?
夜遅くになっちゃうから・・」
びんちょうタンは哺乳瓶やらおしめやら、一通り教わりました。
若妻「あなたにお土産買ってこなくちゃね。じゃあよろしくね」
さてどうなりますやら。
>>41 ふ、ふぁ……ありがとうございます!
>>42>>44>>46 ヤマモモちゃんと、コナラちゃん…げんきかな……
このあいだ、「ごむとび」の、あそびかたを、おしえてもらったから…
こんど、がっこうであったら…なにか、おれいしなくちゃ。
>>43 ピョン ピョンッ
んっ… ふっ…
ベリッ ふぁ!
ドサッ コロコロコロ (人垣に押されながらやっとのことでビラをげっと)
「あかちゃんの、おもり」……
はじめてだけど…わたしに、できるかな……?
……がんばらなくちゃ。
>>45 あ……
チャポチャポ
ふわぁ……ばんそうこうに、くまさんや、うさぎさんが、かいてある……
あ、ありがとう、ユーカリたん!
ふぁ……うん! (おばさんの声を聞き、ユーカリたんと顔を見合わせうなずく)
……は、はぁいっ!
ふわぁ〜…「どーなっつ」、いいかおり…
ユーカリたんが、もってきてくれたの?
うん。 ありびあちゃんも…いっしょにいこうね! (柱につないであったアリビアをそっと抱っこし、ユーカリたんと一緒にみんなの所へ)
>>47 こんにちは。 どうぞ、よろしくおねがいします。
ふわぁぁぁ……かわいい……!
「うみこ」ちゃん…すてきな、おなまえですね。
…はい。 …はい。
いってらっしゃい。 …おきをつけて。
―――― ―――― ――――
……… (ベビーベッドに寝ている海子ちゃんに、うちわでやさしく風を送る)
ふわぁ… (海子ちゃんの視線を追い、天井でゆっくりと回るガラガラを興味深く見つめる)
フ… フェエ フェエエエ…
……ふぁ!
もう、おっぱいの、じかん……
ちょ、ちょっと、まっててね!
(消毒済みの哺乳瓶に教わった量のお湯と粉ミルクを入れる)
えっと…「みるく」は、「ひとはだ」………
(自分の顔に触れて体温を確かめつつ、瓶を振ってミルクを溶く)
…おまたせしました。
はい…どうぞ。
(そっと海子ちゃんを抱き上げ、目を見つめつつ哺乳瓶を口に)
……おいしい?
………よかったぁ………!
えっと……のみおわったら、「げっぷ」を、するんだよね……
(海子ちゃんの頭が自分の肩のところにくるように抱き、やさしく背中をさする)
∧_∧
(´-ω⊂ヽ゛ ん〜 おはよぅ.....
/ _ノ⌒⌒ヽ
( ̄⊂人 //⌒ ノ
⊂ニニニニニニニニ⊃
>>49 おやつを頂きながらびんちょうタン達は、明日の予定をおばさんから聞いていました…。
おばさん 『 ……朝早く出発して、行きは山沿いのお宅に寄りながら大社さまに
向かうから、着くのはお昼頃かねぇ…。
…そう、帰りは海沿いのお宅に配達しながら帰るのよ。
こっちに帰って来る時間を考えると、大社さまには二時間くらいしか
いられないから、見たい所から先に行った方が良いわね…… 』
アハハッ
ちくタン 『 じゃあ先ずは、クヌギたんの所へ行ってお茶とお菓子をもらおう〜! 』
ドンナ オカシ〜? キット アマクテ オイシイ ヤツダヨ チクリン
あろえ 『 そのあとは〜 屋台のお店によって〜 』 ナニヲ カオウ カナ〜?
れんタン 『 (びんちょうタンの話を受けて) ワタシモ〜
…うん。 私たちもユーカリたんに、おみやげ買って来るね…。 』
ユーカリたん 『 ミンナ… アリガトウ…。 』
ニパァ♪
―――― ―――― ――――
おやつの後、もうひと働きし終えた所で───
おばさん 『 …だから、ちょっと早いけど、朝、おばあさんのお家に集まってねー。
それと、はい。 ( 袋に一杯の、切り落としの実をみんなに… )
水にさらしてアク抜きが済んでいるから、お砂糖やお塩で漬けてね。
ちくタンのお家なら焼酎で梅酒にすると、おじいさんが喜ぶよ〜。 』
ハーイ
アリガトウ ゴザイマス ユーカリタンヲ オクッタラ サカヤサンニ イコウ〜♪
シロップ タクサン ツクレル ♪
れんタン 『 (びんちょうタンに) 明日は早いから、今日は家に泊まっていって…。
おさとうもお塩もビンもあるから、さっそくいっしょに作ろうよ…? 』
さじにまたがったちくリンの後を追いながら、アリビアを抱いたユーカリたんと、あろえを
乗せてゆっくりと走るちくタンの自転車に、手を振って見送った二人は、荷物を積み終えた
おばさんのトラックに乗せてもらうと、お寺の近くまで送ってもらいました……。
びんちょうタンが海子ちゃんを上手いこと寝かしつけると、
奥さんが帰ってきました。
奥様「遅くなってごめんなさい。今夜は泊まってって・・」
奥様「富士まで行ってきたの。霊力パワーがたくさん集まるところですからね。
今回のお給金と、はい、これはお土産。富士山の石がたっぶりつまった袋よ」
びんちょうタンがそういうのは採ってきてはいけないのではと思った瞬間、
奥様「フフ・・驚いた?これは石に似せたザラメ砂糖のお菓子よ」
奥様のご好意で寝室で一緒に寝るとき、
不思議な面白い話をいっぱい聞かせてくれたので、びんちょうタンも
いないおばあちゃんの声が聞こえるときがある事を話しました・・
奥様「うん・・それはあなたを守ってくれる霊かもしれないわね。
困ったとき、手を貸してくれるんじゃないかしら・・
それとね、どんな物にも熱量がある限り‘いのち’があるのかもね・・
ごめんなさい、難しい例えだったわね・・」
びんちょうタンはわかったようなわからないような・・
などと話してるうちに2人ともすっかり眠ってしまいました。
朝です、奥様はしばらく見送って、
奥様「ほら、海子ちゃん、ごあいさつなさい(バブバブゥ・・)」
今回はありがとうね。
56 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/06/25(木) 20:24:16 0
>>50 コトコト コトコト
あ…おはようございます!
おみそしる、もうすぐ、できるので…ちょっと、まっててくださいね。
>>51 ……うん。
わたしも…クヌギたんが、「おちゃ」をしてるところ、みてみたいな。
ふつうに、おちゃをのむのと、どんなふうに、ちがうんだろう……たのしみ……
うん。
そのあと、みんなで、ユーカリたんの、おみやげ、さがそうね。
ふわぁ……ありがとうございます!
(甘ずっぱい梅シロップの味を思い出し、口の中に唾がわいて渇いた喉が潤う)
ふぁ……う、うん!
れんタン…ありがとう。
ちくリン、おちないように、しっかり、つかまっててね。
じゃあ、さじ…おねがいね。
またね……ちくタン、あろえちゃん、ユーカリたん! (大きく手を振る)
――――どうも、ありがとうございました。
(おばさんから今日のお給金を受け取り深くお辞儀、頂いたお給金を大切に懐にしまう)
はい。
あしたも…よろしく、おねがいします!
>>52 ♪ つきはまどからー ぎんのひかりをー ……♪
(ユーカリたんが下の弟くんに聞かせていた子守唄を思い起こしつつ歌いかける)
ふぁあ…… (海子ちゃんの安らいだ寝顔を見つめ自分も穏やかな心地に)
あ……おかえりなさい。
おしごと、おつかれさまでした。
ふぇ…い、いいんですか?
ありがとうございます!
………ふぁっ (思わず大きな声でお礼を言ってしまい、海子ちゃんを起こさないようあわてて口を押さえる)
>>53>>54>>55 ふわぁ…おさとうの、おかし…ありがとうございます。
………「れい」………
めには、みえないけど、
たいせつなひとの「おもい」って…いつも、わたしたちのそばに、いてくれる……そんな、きがします。
「いのち」……あったかい………
…………ばあちゃん………
(海子ちゃんを抱っこしたとき手に感じたぬくもりと、着物にしみ込んだばあちゃんのぬくもりをかみしめながら眠りに)
―――― ―――― ――――
どうも、ありがとうございました。
うみこちゃん…またね!
(ハイタッチをするように、海子ちゃんと手のひらを合わせ、ぬくもりを伝え合う)
>着物にもいのち=ばあちゃんのぬくもりってやつか
イイハナシダナー
(・ω・;)
きょうも、あつかったですね。
みなさん…たいちょう、くずさないように、きをつけてくださいね。
ポトッ ポトポトッ
ポトッ
――ひはっ?!
ふぁ……「おたまじゃくし」さん……!
(空から落ちてきたおたまじゃくしを手ですくい上げ、田んぼに放してあげる)
あめだけじゃなく…おたまじゃくしさんも、ふってくるなんて……なんだか…ふしぎ………
>>58 ……ゆりえおねえさんの、じんじゃであった、ひばちのかみさまが、
「わすれられると、きえちゃう」って、いってたっけ……
……だから…「わすれられなければ…いつまでも、いきてる」………
わたしのそばで…わたしの、こころのなかで……ずっと………
ばあちゃん…ありがとう。
ぜったい………わすれないよ。
>>60 はい。 …まってます!
尻穴ふにふに
>>56 昨日は夜になってまた雨が降り出したので、びんちょうタンは、れんタンと一緒に
てるてる坊主を作ってお部屋の軒先に吊るしてからお布団に入りました…。
あさ目が覚めたびんちょうタンは、カーテンを少しだけ開けて外を覗いてみました。
すると、なんとか雨があがって、薄日が差し込むお空が見えたので、ホット胸を
撫で下ろしました…。
―――― ―――― ――――
れんタンのおばあさんからみんなの分もと、少し多めに作ってもらったお弁当を手に、
畑のおばあさんの家に二人が着くと、待ちかねた様に手を振るちくタンとちくリンが
見えました…。
そして二人が着くと少し遅れて、両肩に水筒を二つぶら下げた、あろえがやって来ました…。
バタバタバタ バタバタバタ…
【
ttp://aryarya.net/up/img/2876.jpg 】
キキィーーッッツ
バタンッ タッタッタッ…
梅林のおばさん 『 みんな〜、おはよう〜! 』
オハヨウ ゴザイマース ペコッ イヨイヨ シュッパツ ダネッ!
ヨロシク オネガイ シマース ペコリッ
畑のおばあさん 『 …はいはい、おはよう。今日も子供たちをよろしくね…。
そうそう…。 おかきやらキャラメルやら、色々お菓子を
買っといたから、みんなで食べてね…。 』
ニコニコ
ワァ〜 アリガトウ ゴザイマス コノ キャラメル サイコロニ ナッテル!
アトデタベヨウネ♪
梅林のおばさん 『 じゃあみんなー、出発するよ〜 』
バタンッ
バタバタバタ バタバタバタ…
イッテ キマース オミヤゲ カッテ キマース
みんなは梅の香りに包まれたトラックからおばあさんに手を振りながら、楽しみに
していたお祭りに出掛けて行きました……。
>>63 チュン チュン
………ふぁ……あめ、やんでる………!
―――― ―――― ――――
ありがとうございます。 (少し重いお弁当の包みを、れんタンと2つずつ分けて持つ)
…はい。 いってきます!
おばあさん…おはようございます。
ちくタン、ちくリン、あろえちゃん、おはよう!
ふわぁ…あろえちゃん、おみず、いっぱい……これなら、めが、まわらないね。
おはようございます。 …きょうも、よろしく、おねがいします。
……!
………「こども、たち」…………
(おばあさんの顔を見上げ、うめばあちゃんの面影を重ね合わせる)
ふわぁ……「あおのり」のおかき、「ごま」のおかき、「くろまめ」のおかき…いろんなおかき、いっぱい……
ありがとうございます!
…は、はいっ!
(お弁当の包みを傾けないよう、みんなの後から慎重に荷台に乗り込む)
……いってきます!
65 :
名無しになりきれ:2009/06/29(月) 20:01:57 0
ハァフゥ
おじょうちゃん、ちょっと自転車を坂の上まで押すの手伝ってくれるかい?
ねぇ、話しようよ
>>65 あ……はい!
ん、しょっ……… (自転車の荷台に肩を当て、力を込めて押す)
ひふぅ……
…ふぁ…(
>>65さんが足を少し引きずっているのに気づく)
あしが、いたいのに…おしごと、おつかれさまです。
あ…はい。 …がんばってくださいね!
>>66 きょうも…ちょっと、あつかったですね。
さっき、あめふらしさんと、あいました。
あしたは、あめみたいだから……すずしくなると、いいですね。
……はい。
みなさんに、いっぱい、おはなし、してもらえて……
わたし…とっても、うれしいです!
びんちょうタンに自転車を押すのを手伝ってもらったおじさんは言いました。
「ありがとう、実はこの自転車の後ろにつんである積荷が重くてね。
何なのかって?・・じゃあもうすぐ空き地に着くから教えてあげよう。
怪しい者じゃないからついておいで」
2人が空き地に着くと、おじさんは何やらその積荷を組み立てます。
「これは紙芝居というものだよ。知っているかな?
・・おじょうちゃんには助けてもらったし、
せっかくだから一番前のいいところで見ておいきよ」
そう言うとおじさんは、びんちょに水飴を渡しました。
「これもおまけにつけようね。そう、棒で練って・・
ベトベトするからお着物につけないようにね」
そうこうしてうちに、子供たちが集まり始めました。
「さ〜あ今日の演目は大人気のうるかめマンだよ!
いい場所で見たかったら飴やせんべいを買っとくれ!」
プカシューと同じくらい子供たちに人気の『うるかめマン』のお芝居が始まりました。
(びんちょや子供たちの歓声)
・・・・・・・・
「楽しんでくれたようだね。今日はありがとうね」
72 :
昼カラ中:2009/07/01(水) 11:39:15 0
┌─┴─‐┐ ─◇
│| ̄ ̄ ̄|│ / ♪
│|___|│ ♪ ♪
└───‐┘ ∧_∧ 〜
( ・ω・)__ __ < ワタシ マ〜ツワ イツマデモ マ〜ツワ
ノ/ ¶/\_\. |[l O | ♪
ノ ̄ゝ\/__/ |┌┐|
| ̄ ̄ ̄| __ll__ .|└┘| ♪
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
73 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/07/01(水) 23:46:15 0
>>68>>69>>70>>71 あ……は、はい!
ひはぁ…… (おじさんが不思議な形の箱を組み立てるのを興味津々で見守る)
ふぇ…い、いいんですか?
あ、ありがとうございます!
ふわぁ…ひゅふ♪ (箱の前にちょこんと正座、水飴の甘い味に顔がほころぶ)
ふわぁ…「うるかめまん」さん…
でんきやさんの、てれびで、みたことある……
……ひぅ! ひはぁ…
わぁ!? はぅ…!
がんばって… うるかめまんさん… がんばって……!
(怪獣に苦戦するうるかめマンの痛みを感じるように体をすくめ、
いつしか小さな拳を握り、身を乗り出して応援)
―――― ―――― ――――
(おじさん「……やったぞうるかめマン! ありがとううるかめマン!
今日も地球の平和は守られたのでした! ……おしまい!」
ふわぁぁぁ…… よかったぁ………!
パチパチパチパチパチ (手が痛くなるほど拍手)
>>72 おまたせして…ごめんなさい。
いつも、たのしいおはなし…ありがとうございます。
>>73 バタバタバタ バタバタバタ…
みんなを乗せたトラックは山沿いの道をしばらく進むと、大きな農家の庭先に停まりました…。
バタバタバタ… キキィーーッッツ
バタンッ
農家の人 『 おお、よく来なさったなぁ…。 ホッホッホッ
おや、小さなお手伝いさんがいっぱいだこと。 』
梅林のおばさん 『 おはようございますー。 今年の梅は出来が良いですよー。 』
おばさんは少し誇らしげにそう言うと、ヒョイと荷箱をトラックから降ろして、農家の
おじいさんに自慢の梅の実を見せました。
そして、梅を買いに集まっていた近所の人たちも縁側から腰をあげると、トラックの側に
やって来ました…。
梅林のおばさん 『 びんちょうタンたちは、はかり売りをお願いねー。
ワタシは箱買いの分をさばくから。 』
ハーイ
直ぐにみんなは荷台に乗せてきた、ばね秤、ザル、紙袋を用意すると、次々と声がかかる
お客さんの注文に応じて、梅の実を売り始めました…。
ウチハ アオウメヲ 3キロ モラエル? コッチハ アオト ウレタノヲ 1カンメ ヅツネー
イチバン オオキイ アオウメヲ 2キロ クダサーイ
75 :
名無しになりきれ:2009/07/02(木) 19:48:40 0
「うるかめまん」・・コミックスでそう書いてあるカードくじを
ひく場面があったような・・
>>74 ふぁ……おはようございます! (立ち上がってお客さんたちにお辞儀)
あ…はいっ!
ん、しょ…… (ちくタンたちが秤の準備をする間に、梅の実のカゴをトラックから運ぶ)
……うん。
じゃあ、れんタンが、おかいけいで…
わたしが、「はかり」をもつから…ちくタンと、あろえちゃんは、はかりの「めもり」をみててね。
えっと……こっちが、「ごきろ」の、はかりで、
こっちが、「にかんめ」の、はかり…… (両手に二つのばね秤を持ち腕を伸ばす))
カチャッ ズシッ
…………ふっ………! (腕にかかる梅の重みに、歯をくいしばりしっかりと立つ)
……ありがとうございます!
>>75 あ……だがしやさんにある、「かーど」ですよね!
れんタンが、くじびきしてるの、みたこと、あります。
わたしも…ばあちゃんに、かってもらった、あいすで、「あたり」がでたこと、あるけど…
れんタンは、いつも、「あたり」…すごいなぁ……
暑さに負けるな
79 :
カイジ:2009/07/03(金) 14:27:41 0
俺がっ・・お前にっ・・!
博打を教えてやる!!
あくせく働くのがおかしくなっちまう位・・
>>76 みんなは走り始めたトラックから、見送る農家のおじいさんに手を振りながら、
次の場所へと向かいました…。
バタバタバタ バタバタバタ…
―――― ―――― ――――
そして走る荷台の上で、頂いたお菓子を食べながら流れる景色を楽しんでいると、
トラックは次の配達先に到着しました。
大きな玉石のある川原の前の集果場には、びんちょうタンたちのトラック以外にも、
果物や穀物を売りに来ているトラックや、その品物を買いに来た人で賑わっていました。
トラックに集まってくるお客さんの様子におばさんは、みんなにさっきと同じように
お仕事の指示をすると、集果場に荷物を運び入れ始めました…。
―――― ―――― ――――
ニコニコ
おばさん 『 …どっこいしょ。 みんなおつかれさまー。
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2919.jpg 】
山形から来てた業者さんから頂いたのよー。 ニコニコ
お仕事の話が終わったら迎えに行くから、それまで
前の川原で涼みながら、お弁当にしておいでー。 』
サラサラサラ… チャプチャプ
小川のそばに手ごろな大きさの石を持って来て腰かけにして、足を小川にさらしながら
みんなは、お弁当を広げて一休みするのでした……。
イタダキマース タマゴヤキ オイシイネ♪
ウメボシ スッパイ! デモ オイシイ〜
>>77 …あ、ありがとうございます!
>>78 ふぁ……
そういえば…ばあちゃんの、くわ…
このごろ……はじめて、もったときより、「かるくなった」みたいに、かんじるけど…
もしかして……わたし…「つよく」、なれてる、のかな……
ばあちゃん………ありがとう。
>>79 ふわぁ…さいころ…「すごろく」ですか?
…あれ? でも…「こま」もないし、「ふりだし」も「あがり」も、ない……
……あ!
いま、おしごとちゅうだから……ごめんなさい。 テテテテ
>>80 ―――ありがとうございましたぁ!
……ふぁ…… (長時間ばね秤を持ってつっぱってしまった腕を、れんタンがさすってくれる)
あ、ありがとう、れんタン。
ふわぁ…おみせが、いっぱい……「おおどうぐいち」みたい……
ひはぁ〜!
「もも」、「なし」、「ぶどう」……いろんなくだもの、たくさん……
あ…は、はいっ!
(ちくタン「じゃあ、今度はあたしがハカリを持つよ!」)
う、うん!
―――― ―――― ――――
……おつかれさまです! (ちくタンの腕をさすってあげながらお辞儀)
わぁぁ……「らむね」…ありがとうございます!
えっと……「ら、ふら……ふらだんす」………?
ふぇえ…「なし」の、あじがする、らむねなんですね。
あ…はい!
チャポッ
ひはぁ〜〜〜〜〜…… (さわやかな川風に心地よく目を閉じる)
いただきます。 (ー人ー)
コクッ
ふわぁ〜……
まえに、たべたことある「なし」と、ちょっと、ちがうあじ……
でも…とっても、おいしい………!
84 :
カイジ:2009/07/05(日) 10:09:22 0
俺にカネをよこせば倍にして返してやろう。どうだ?
>>81 バタバタバタ バタバタバタ…
集果場でのお仕事を終えたトラックは二つ峠を越えて、ようやく大社さまの鳥居の
入口に到着しました…。
バタバタバタ… キキィーーッッツ
【
ttp://aryarya.net/up/img/2926.jpg 】
おばさん 『 …そうね、少し早く着いたから三時間ぐらい居られるかなー。
じゃあ、二時に鳥居に近い方の屋台の所に集合ね。
時計は… ああ、れんタンの腕時計があるわね。
それじゃあ、みんな楽しんでおいでーー 』
みんなはおばさんと待ち合わせの約束をすると小走りで石段を駆け上がり、屋台で賑やかな
境内を通り抜けて、クヌギたんがいるお茶会の会場へと向かいました…。
―――― ―――― ――――
【
ttp://aryarya.net/up/img/2927.jpg 】
緑の木々に囲まれた会場に着くと直ぐに、緋毛氈が敷かれたお座敷でお茶を点てている
先生のお手伝いをしているクヌギたんの姿が見えました。
椅子に座って待っていたお客さんに、クヌギたんがお茶を振舞い終えた時です。
顔をあげた方向に居たみんなと、ちょうど目が合いました。するとクヌギたんは、小さく手を
振ってくれたので、みんなは小走りでクヌギたんの側に行きました…。
ウフフ
クヌギたん 『 みんな、来てくれたのね。 とってもうれしい…♪ 』
お茶の先生 『 おやおや、クヌギたんのお友達? …そうなの。
ホホホ…
お仕事をしながら来たのね。関心関心…。
そうだわクヌギたん。 今度はあなたがみなさんにお茶を点てて
みなさい。 練習した事をよく思い出せば、大丈夫ですよ…。 』
クヌギたん 『 …はい、わかりました。 がんばってみます…。 』
スッ スッ… ( ゆっくりと、所作にしたがってお茶を点てるクヌギたん )
カコン シュッ シャコシャコシャコ… スッ…
クヌギたん 『 …どうぞ。 』
【
ttp://aryarya.net/up/img/2928.jpg 】
ペコリ
れんタン 『 …いただきます。 』
( 馴れた手付きでお茶を頂くれんタンを真似て、みんなもお茶を頂く )
>>85 ふわぁ…おっきな、とりい……
あ…はい。 いってきます! (おばさんに深くお辞儀し、みんなの後を追う)
テテテテテ
ふぁ! ……クヌギたん!
……こんにちは!
クヌギたんの、きもの……さくらのはなのいろ……とっても、きれい……
…はい。 (先生に促され、みんなと並んで正座)
………………………
(優雅さと気品を感じさせるクヌギたんの一つ一つの所作に、言葉を忘れて見入る)
……! (れんタンの視線を感じて我に返る)
………いただきます。 …っ…… (いつものくせで手を合わせそうになり、あわてて毛氈に両手をつき深くお辞儀)
…… (緊張に少し震える手で、れんタンにならってお茶碗の縁を回す)
ズーッ
! ………… (お抹茶の苦さに顔をしかめそうになるのをこらえ、最後まで飲み干し、指でお茶碗を拭う)
………ごちそうさまでした。 (もう一度深くお辞儀)
>>86 お抹茶の苦さに我慢をしている様子に気がついた先生は、みんなに生菓子を勧めてくれました。
すぐに一口頂くと、生菓子の甘くて美味しい味が口いっぱいに広がり、みんなはホッとした様に
また一口と、お菓子を頂きました…。
―――― ―――― ――――
お茶の席を外した後みんなは、近くの休憩所に行くと、クヌギたんを囲んで今日あった事を
お話して過ごしました…。
―――― ―――― ――――
クヌギたん 『 …あっ、もうお休み時間が終わりになっちゃう…。 ♪♪
明日またお話の続きを聞かせてくれる? …うん、楽しみにしてるね。
あっ、そうそう……
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2930.jpg 】 【
ttp://aryarya.net/up/img/2931.jpg 】
生菓子の方はできるだけ早く食べてね。 干菓子は少したってもだいじょうぶよ。
それからユーカリたんの分のあるから…
( ちくタン 『 ワタシが持って行ってあげるよー。 お店にいると思うし。 』 )
…うん、ちくタンおねがいします。 ウフフ…
それじゃあ、みんな気をつけて帰ってね。 バイバイ
ウン マタネー
マタ アシタネー バイバーイ
クヌギたんに手を振ってさよならをしたみんなは、次にもう一つの楽しみにしていた境内の
出店へと向かいました…。
88 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/07/06(月) 19:39:10 0
>>87 あ……はい。
いただきます。
ハムッ
………ほわぁ…… (お菓子の甘みに思わず顔がほころぶ)
ごちそうさまでした。 (みんなと並んで先生に挨拶)
あろえ 「ふゎ、わ、わ、わ」 ……ペタン (立ち上がろうとしたあろえが、足がしびれて尻餅をついてしまう)
ひは! あろえちゃん、だいじょうぶ? (ちくタンといっしょにあろえの足をさすってあげる)
―――― ―――― ――――
わぁぁ…きれいなおかし……
こっちの、かたいおかしは、「らくがん」って、いうんだね。
ふぁ…ありがとう、ちくタン。
…うん。
クヌギたん…きょうは、おちゃとおかし、ごちそうさまでした。
うん。……またあした、がっこうでね。
ばいばい…クヌギたん!
《 クヌギたんにも…おみやげ、さがさなくちゃ。
たべものより…ずっと「のこるもの」が、いいよね……
なににしようかな……… 》
わ〜い!びんちょうタンッ!
さじちゃんの絵を描いたのよ。
ヤマモモ「わたしが下絵をして」
コナラ「わたしが色を塗ったの〜」
うまく描けたからびんちょうタンにあげるねっ!!
あと先生にたのんであまったプリントもらったからあげる〜
つ「けいさん」と「かんじのかきとり」のプリント
先生にもびんちょうタンの事を話したらよろこんで渡してくれたよ。
>>89>>90 ふわぁ……!
さじ…すごく、かわいく、かけてる……
ありがとう…ヤマモモちゃん、コナラちゃん! (絵の中のさじにそっと頬を寄せる)
このえ、おうちに、かざったら、
さじが、ちくタンと、おしごとしてるときでも…いつでも、さじと、いっしょに、いるみたい……
ふぁ……
これ、みんなが、おべんきょうに、つかってる、かみだよね。
……ありがとう。
わたしも…おうちで、がんばって、おべんきょうするね。
《 きょうのよる、かいて…あした、せんせいに、みてもらおう。 》
うん……また、あしたね!
>>88 社殿へお参りに訪れる人の通路を挟むように沢山の出店が立ち並び、境内はとても
賑わっていました…。
甘い香りを漂わせているベビーカステラのお店や、子供達の歓声があがるカタ抜き屋さん。
古雑誌の付録を売っているおじさんの露店にも、子供達が楽しそうに品物を選んでいます。
そんな賑わいの中をびんちょうタン達は、何を買おうかワクワクしながら歩いていると、
プカシューやうるかめマンのハッカパイプを売っているお店の隣で、四角い顔に手拭いで
鉢巻きをしたおじさんが、なんだか綺麗な石を手にして、道行くお客さんに声を掛けて
いるのに気が付きました…。
おじさん 『 さあさあ、取りい出したるはコノ " 瑪瑙 " 。
角は一流デパート白木屋、黒木屋さんで、紅白粉のお姉さんに、
ください、ちょうだい、いただきますと、千や二千はくだらない
品物ですが、今日は観光客の皆様へ特別サービスとして、破格な
お値段でお願いしてます。
本来なら無料で差し上げたいのですが、お好きなものを選んで
もらって、三つ500円でいかがですか。500円!
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2941.jpg 】
モウ ヒトコエ!
…なにっ?まだダメかい。 よしっ、俺も男だ、もう一つなんて
ケチくさい事は言わない。 もう二つおまけしようじゃないか!
さあ、五つ500円でどうだい! 500円だよ!! 』
>>92 ひはぁ〜! きれいな、いし………
そういえば…うみこちゃんの、おかあさんも、
こんなかたちの、「ねっくれす」、つけてたっけ……
ふぁ…ごこで、ごひゃくえん…… (がま口をのぞき込む)
えっと…クヌギたんと、ユーカリたんと、
ユーカリたんの、おとうとくんたちは……んっと…「しちにん」だよね……
それから…ありびあちゃん…… (指を折って数える)
………うん!
あの……「じゅっこ」、ください! っ【1000円】
>>93 れんタン 『 おみやげ、コレにするの…? …なら、私もだすね。 』
パチッ
( お財布から100円玉を二つ、びんちょうタンに渡す )
200エン ドウゾー
ちくタン 『 ワタシも、ちくリンの分と合わせて… ハイ!
びんちょうタンも自分のおみやげ買わないとねっ! アハハッ 』
あろえ 『 ユーカリたんたち、よろこんでくれるといいね〜。 ハイ 100エン 』
おじさん 『 ………。
なんだい? 友だちにおみやげかぁ…。 泣かせてくれるじゃないの…。
よし。おじさんから友だち思いのみんなにプレゼントだ! グスッ
みんな、好きなの一つずつ持って行きなー。 サアサア
ワァ〜♪ オジサン アリガトウ〜! コッチモ イイシ、アッチモ イイナァ…
ドノイロニ シヨウカナァ…
>>53 びんちょうタンが海子ちゃんのお母さんに聞いた話を
他のみんなは興味深そうに聞いていました。
特にれんタンの様子がいつもと違ってみんなびっくり。
れん「ね、他のお話は?
わたしもその赤ちゃんのお母さんに会ってみたい」
>>94 ………ふぇ?
ふぁ……
れんタン…ちくタン…あろえちゃん……!
………あ………ありがとう!
えっ……
で、でも……いいんですか?
……は、はい。 ありがとうございます!
んっと……
……うん。
これにします。 (家のそばを流れる小川の水のように透明な1個を選ぶ)
キラッ
ふわぁぁぁ……… (空にかざし、陽射しを受け輝く勾玉を言葉を忘れて見つめる)
>>95 ……ありがとうございました。
(代金を払い、おじさんに深くお辞儀した後、
ちくタンがくれた紐を勾玉に通してネックレスを作りながらお話)
うん……それでね、
どんなものにも、「ねつりょう」っていうのがあって…
それって、「いのち」がある、しょうこなんだって。
ふぁ…う、うん。
わたしも、また、うみこちゃんに、あいたいな……
でも…また、おしごと、させてもらえるかな………?
>>96 優しい顔で送ってくれたテキ屋のおじさんとお別れしたびんちょうタンたちは、
また出店を巡り始めました…。
そして、あちこちのお店をのぞいている内に、みんなはそれぞれ気に入った
おみやげを買いました。
ちくタンは斜めになっても倒れない、細い棒の先でも回る不思議な地球ゴマを。
ちくリンは雑誌の付録についていた、紙の着せ替え人形セットにしました。
あろえが選んだのは、ぴょんぴょんカエル。お尻から伸びたホースの先についた
ポンプを握ると飛び跳ねます。水に浮かべて泳がす事が出来るので、プールで
遊ぶのが楽しみみたいですね。
れんタンは、スターヘリコプターを買いました。取っ手についた紐をグイッっと
引っ張ると、プロペラがふわふわと取っ手から飛び上がるのが気に入ったようです。
れんタン 『 びんちょうタンは、何を自分のおみやげにするの…? 』
99 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/07/10(金) 20:48:46 0
>>98 ふわぁ…おもしろいおもちゃ、いっぱい………
んっ、と…… (しばらく目移り)
……ふぁ………
(悩んだ末に、赤い友禅模様の「万華鏡」を手に取る)
あの…これ、ください。
サラッ… サラッ
ふわぁぁぁ……!
まわすと、もようが、かわってく……
ふしぎだけど、とっても、きれい………
あ……ちくリンも、みてみる?
ここから、こうやって、のぞくんだよ。
100 :
名無しになりきれ:2009/07/10(金) 23:50:48 O
ウクク
>>99 びんちょうタンの万華鏡をみんなで代わる代わる覗きながら歩いていると、
待ち合わせの場所におばさんが先に待っているのが見えました…。
オーイ ミンナー
ハーイ! タッタッ…
おばさん 『 …そう、楽しめて良かったねー。
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2948.jpg 】
それじゃ、みんなでたこ焼き食べながら帰ろうかー。 』
ワーイ
イタダキマース ハフッ ハフッ… オイシーネ ♪
―――― ―――― ――――
タッタッタッ… バタンッ
バタバタバタ バタバタバタ…
潮風を受けて海沿いの道を走るトラックの上でみんなは、楽しかった今日の
出来事をお話しながら、みんなのお家へと帰って行くのでした……。
>>100 ひゃくげっと、おめでとうございます。
>>101 ……はい!
とっても、たのしかったです!
ふわぁ……ありがとうございます!
いただきます。 (ー人ー)
ほぐ……ふ……!
ふぁ……ひふっ…はふ、はふ…… (たこやきの熱さにお魚のように口をぱくぱく)
ひはぁ……おいしいです!
あしたは…あさ、やくばに、おしごと、さがしにいって…
おわったら…ユーカリたんに、おみやげ、とどけにいこう。
また…うみこちゃんと、おかあさんに、あえるといいな………
あじさい祭りに遊びに行ってからしばらく経ちました…。
梅雨の季節の終わりだったのでしょうか、数日前に、しのつく様な雨が通り過ぎると、
お空はすっかり夏の顔になりました…。
―――― ―――― ――――
学校のお仕事を終えた放課後、いつもの様に校門で遊んでいたコナラちゃんたちに
さよならをして、お家に帰ろうと鳥バスの停留所に向かっていた時です。
びんちょうタンは行く先にフラフラと歩く、あろえの姿に気が付きました…。
ヘナヘナ…
あろえ 『 …お、お水〜〜 あついよ〜 め… めがまわるよ〜〜 』
>>103 ……うん。 また、あしたね!
ミィーーーン ミン ミン
ほわぁ…… (地面から立ちのぼる陽炎にゆらめく景色を、目を丸くして見つめる)
………ふぁ…あろえちゃん! テテテテ
だ、だいじょうぶ? (あわてて駆け寄り、倒れそうなあろえに肩を貸す)
ふぁ…おみず…… (近くの小川に目をやる)
あ…で、でも…「なまのおみず」、そのままのんだら…おなか、こわしちゃう・・・
わたしの「すみ」、つかっても…きれいになるのに、じかんがかかるし……
…そうだ!
たしか…このさきの、こうえんに、すいどうが、あったっけ……!
あろえちゃん…がんばって……!
(あろえを懸命に支えつつ、公園を目指して歩き出す)
>>104 ジャバジャバ…
プルプルプル
フゥ〜
タッタッタッ…
ちくタン 『 ……! あれー? びんちょうタン、あろえ、どうしたのー? 』
あろえを抱えて来たびんちょうタンが、ようやく公園の入口に着くと、水飲み場で汗を
落として一休みしていたちくタンと会いました…。
―――― ―――― ――――
ちくタン 『 …もう、あろえは暑さに弱いんだから、気を付けないと…。 』
あろえ 『 あはは…。 しみんプールまでならだいじょうぶだと思ってたんだけど、
きゅうにカベの工事をすることになってて、およげなかったんだよー。
あついのに、いっしゅうかんもおよげないなんて、どうしよう〜〜 』
ちくタン 『 そっかー。 ウ〜ム ……!
じゃあさじゃあさ、こんどみんなで川へ泳ぎに行こうよー?
びんちょうタンのお家から少し行った所に、お魚もとれるキレイな
場所があるんだー。そこなら浅くて川の流れもゆっくりしてるから、
あそびに行っても良いって、じいちゃんが言ってたー。 』
106 :
名無しになりきれ:2009/07/13(月) 19:57:34 0
びんちょうタンがお買い物してるときです。
「あら、この前うちの赤ちゃんの面倒を見てくれた子じゃない?」
海子ちゃんのお母さんです。
「ふふ・・いつかまたうちにお誘いしようと思ってたの。
え?私の話をあなたのお友達が聴きたいって?
いいわよ。よろこんで」
>>105 はぁ… はぁ…
……ふぁ…ちくタン!
―――― ―――― ――――
ひはぁ…よかったぁ。 (水を飲んでたちまち元気になったあろえにホッと一安心)
あ……じゃあ、ぷーる、おやすみだったんだ……
ふぁ…… (鳥バスに乗っていたときに空から見た、澄んだ流れを思い出す)
う、うん! そうだね。 ……いつにしようか…?
…うん。
そのひだったら…たしか、がっこうが、いつもより、はやく、おわるから…
わたしも、はやく、かえれるとおもう…
うん! じゃあ…やくそくね。 (2人とかわりばんこに指きり)
>>106 ふぁ…こ、こんにちは! おひさしぶりです。
うみこちゃん…こんにちは! (ベビーカーの中の海子ちゃんにも挨拶)
ふぇ……また、おしごと、させてもらえるんですか?
ありがとうございます!
あ、それで… えっと…あの…
ふわぁ……は、はいっ! よろしくおねがいします!
《 すぐ、れんタンに、しらせてあげなくちゃ…
それから…かわで、あそぶとき、れんタンも、きてくれるか、きいてみよう。 》
>>107 川で遊ぶ約束の日───
今日も朝から天気が良く、あちこちに浮かんでいる、どこかで見た様な形の
大きな雲の間には、青いお空がのぞいていました…。
給食がお休みの今日は、午前中で学校のお仕事は終わりです。
チシャノキ先生からご苦労様でしたと挨拶を受けるや否やびんちょうタンは、
直ぐにテキパキと帰り仕度を済ませて校舎を出ました…。
それは、出来るだけ早くお家に帰って、川で遊んでお腹が空いたらみんなで
食べようと、焼きおにぎりの仕度をしようと思っていたからなのです。
いつも以上の駆け足で校門を走り抜け、鳥バスの停留所に着くと、木陰の下で
アリビアと遊んでいるユーカリたんが、びんちょうタンを待っていました。
今日は海辺の工場の多くが半ドンです。それでおソノさんのお店が暇になったので、
ユーカリたんも今日はみんなとたくさん遊べる事が出来るのでした…。
エヘヘッ
ユーカリたん 『 …キョウハ、サソッテ クレテ アリガトウ。
オヨギニ イクノッテ、ヒサシブリ ダカラ、トッテモ タノシミ。
オソノサンカラ ミンナニッテ、カップケーキヲ モラッタカラ、
アトデ タベヨウネ ♪
ピィー ヒョロヒョロヒョロ…
…アッ、トリサンガ キタ……
ワタシ、トリバス ハジメテ ダカラ、ノリカタヲ オシエテネ…? 』
>>108 …はい。 …おつかれさまでした。
おさきに、しつれいします。
はっ… はっ…
あ…ユーカリたん!
ありびあちゃん…こんにちは!
ふわぁ…けーき、いいにおい……
あ…うん!
(手提げカゴからどんぐりを2つ出し、1つをユーカリたんに渡す)
これ、おとさないように、しっかり、もっててね。
…ここに、こうやって、すわって、まつんだよ。
……ふぁ…… (正座ができず戸惑うユーカリたんを見る)
あ、じゃあ…こうして……うん! (横座りの姿勢になってもらい、並んで頭の高さを同じにする)
パシッ
バササッ
ひ は 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ……… (鳥さんの足につかまり、ユーカリたんといっしょに空中へ)
>>109 日差しは眩しいけど涼しい風を受けながら、びんちょうタンのお家へと飛んで行く二人は、
少しのあいだだけでしたが、空のお散歩を楽しみました…。
―――― ―――― ――――
お家に着いたびんちょうタンが、ユーカリたんにお手伝いをしてもらって、焼きおにぎりを
作り終える頃、ちくタン達みんなが集まって来ました…。
クヌギたんはいつもの様に馬車で。今日はあろえも乗せてもらって来ました。
ちくタンはさじに手伝ってもらって、ちくタン2号でちくリンとれんタンと一緒にやって来ました…。
スダじい 『 皆様、ご昼食はお済でしょうか?
お腹が空いたまま、お遊びになるのは危険と言うもの…。
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2962.jpg 】
ささ、先ずはどうぞお召し上がり下さいませ…。 』
ワァ〜
イタダキマース ハムチーズモ ナカナカ…
タマゴサンド ダイスキ〜♪
111 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/07/15(水) 20:10:32 0
>>みなさんへ
いつも、たのしいおはなし、ありがとうございます。
あの…
とまりがけの、おしごとが、はいってしまって、
あしたから、7がつ20にちくらいまで、れすが、できないかもしれません。
ほんとに…ごめんなさい。
>>110 ………… ゎ あ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ポテッ (家のそばの木の根元に着地)
ふぁ! ……ユーカリたん、だいじょうぶ?
(ユーカリたんが木の枝にひっかかっているのに気づき、あわてて家からハシゴを取ってくる))
―――― ―――― ――――
パチ パチ
ほわぁ…… (畑のおばあさんに教わって作っただし醤油を、七輪の上で香ばしく焼けるおにぎりに塗っていく)
……ふぁ! みんな…こんにちは!
ひはぁ……まあるい、「さんどいっち」、はじめて……!
すだじいさん…ありがとうございます。
じゃあ…わたしたちの、おにぎりも……
……うん! (ユーカリたんに手伝ってもらい、家の前にゴザを敷きおにぎりの準備)
いただきます。 (ー人ー)
____0 ,,______
|ゝi :|| ||\_____\
|フ|く :|| || || |:/ /:||
ノ,,,__:|| ||_||( ・∀・)|'~~~'|| ネッタイヤ ダカラ、アサマデ エイギョウ スルヨ
|| | |TTTTTTTTT|
|| | |;|;,|;,|;,|;,|;,|;,|;,|;,|;|
""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
>>113 シャクッ
ひはぁ……
とっても、おいしかったです。 …ごちそうさまでした。 っ【代金】
これで、おしごと、がんばれます。
かきごおりやさんも…柄谷、きをつけて、がんばってくださいね。
――――いってきます!
>>113 シャクッ
ひはぁ……
とっても、おいしかったです。 …ごちそうさまでした。 っ【代金】
これで、おしごと、がんばれます。
かきごおりやさんも…からだに、きをつけて、がんばってくださいね。
――――いってきます!
117 :
海子ちゃんのお母さん:2009/07/16(木) 19:52:17 0
>>107 フフ・・お仕事じゃないのよ。
20日は「海の日」でしょ?海子はその日に産まれたからそう名づけたのよ。
だから海子のお誕生日にびんちょうタンをお誘いしようと
役場へ住所を調べに行ったらたまたまあなたに出会ったわけ。
私の話を聞きたいっていう、そのお友達も連れていらっしゃいな。
γ´⌒`ヽ
,@-@、 ,;" ゛:、
,@ミA=Aツ@ ( ミ=A=彡. )
@(´・ω・`)@ ヽ(´・ω・`)彡ノ スズシク シテアゲルヨ〜
ゞ つ。 。つ くノ0。 。0ゞ
,;:"⌒⌒⌒⌒゛;,.. .,;"⌒⌒⌒⌒゛:;、
,;:,,,,'''' ;;;;'''' ;;;) (;;;;;;;;; '''',,,,:;、;;;;;
,;:,,, ;;;;;; ;;;;; ,,) (,,;;;;; ;;;;;; ,,,:;、
゛゛〜,,,,,,〜,,,,ノ ゞ,,,,〜,,,,,,〜""
ピカッ ! // ! ゜ ! ! // ! ゜ ! !
! \\ ! ! \\ ! ゜
// ! ! / / ! !
120 :
名無しになりきれ:2009/07/18(土) 19:51:11 0
>>117 びんちょうタンは海子ちゃんのお誕生日に何を持って行こうかと
おもちゃ屋さんに入りました。色々考えた末、
「でんでん太鼓」にしました。
れんタンは「たらやのおだんご」にするそうです。
/ / / /
__,____
/// |ヽヽ\ / /
^^^^^.|^^^^^^
. / |∧_∧ / / /
|´・ω・`) チョウドイイ オシメリ ダナァ…
/ 0と ) / /
し─J。。。。。
γ´ ̄r´o゚ ̄ ̄`i
| || | ∧,,_∧
| ||([) | 只・ω・`) ムギチャ ノム?
│ || | [i l] □ゆ
t___tt_____j {E }‐J c□
そういえば備長炭には湿気を取る効能もあったなあ。
! i |
i | i |
/  ̄ \ i
lニニニニコ .i |
\___/ | | i |
| ||i
| | | i i
| ̄|| i
| |i | i
|_|i | i
| | i | |
| | | ^ |
| | | ______/ ` |
| | | | ..``‐-、._ \ i
| | ! i `..`‐-、._ \
| | i . ∧∧ ../ ..`‐-、\
| | i. | (*´・ω・) / ∧∧ i |
_| |_ / o〆 (・Д・ ) アリガト ニャ〜
|___| しー-J uu_)〜
>>117 ふわぁ……
うみこちゃんの、おたんじょうかいに、よんでもらえるんですか?
…あ、ありがとうございます!
はい。 おともだちの、れんタンといっしょに…おうかがいします!
>>118 ポッ… カン… ピン…
(家の中を這っているカタツムリを見つけ、雨漏りがお茶碗に落ちる音にあわせて炭琴を演奏)
――――くひゅん!
きょうは…すずしいけど、なんだか、さむいくらい…
かたつむりさんも…かぜひかないでくださいね。
>>120 テテン テンテンテン
わぁ……おもしろいおと…ひゅふ♪
うみこちゃん、よろこんでくれるといいな…
あ…れんタンは、おだんごにするの?
あ、でも…うみこちゃんは、まだ、おかあさんの、おっぱいを、のんでるから…おだんご、たべられないんじゃ……
えっ…おかあさんに?
……ふぇえ…おかあさんが、おだんごをたべると、おっぱいが、たくさん、でるようになるんだ……
れんタン…いろんなこと、しってて…すごいなぁ…
127 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/07/21(火) 18:56:47 0
>>121 こんにちは。
あめがふって…たんぼのいねや、みちばたのくさも…げんきになりましたね。
>>122 ふわぁ…ありがとうございます!
コクッ コクッ
ひはぁ……おいしいです!
いれておくだけで、おちゃや、じゅーすが、つめたくなる…
「れいぞうこ」って、ふしぎな、はこですよね。
>>123 あ、はい!
このまえ、おせわになった、おうちでは…おしいれの、しっけをとる、おしごとを、させてもらいました。
>>124 ふわぁ……
あの…これ、どうぞ! (自分がさしていたフキの葉の傘を
>>124さんに)
あ…わたしは、だいじょうぶです。
せんせいにもらった、これがあるから… (雨合羽を取り出して着る)
ねこさん…よかったね。
(^з^)-☆ Chu!
>>112 ゴチソーサマ デシター サァサァ、アトカタヅケ シヨウ…
そして美味しいお昼ごはんを楽しんだみんなは、びんちょうタンのお部屋で水着に着替えて、
川へ行く準備にかかりました…。
アハハッ
ちくタン 『 ワタシとちくリンはびんちょうタンと同じで、水着じゃないけど良いよねっ? 』
れんタン 『 …うん。 遊びやすい格好なら大丈夫だよ…。 』
クヌギたん 『 ユーカリたんの水着、水泳の選手みたいでカッコイイね〜♪ 』
ユーカリたん 『 …ソウ? ワタシノ クニノ オトモダチハ、コンナ カンジダヨ……
クヌギタンノ ミズギハ、スソガ ヒラヒラ シテイテ、カワイイ……♪ 』
チョウチョ ミターイ
あろえ 『 ……? ねえー、ちくタン。 この竹で、できたモノはなーに? 』
コンコン
エッヘン! ハツメー?
ちくタン 『 よくぞ聞いてくれましたー。
これは太い竹を節ごとに切って、ヒモでつなげて輪にした発明品……
名付けてー、《 ちく輪 》 だよー! ジャ〜ン!
万が一、誰かがおぼれそうになった時には、さじに救助犬になって
もらって、その子につかんでもらったら、みんなでヒモを引っ張って
助けあげる事もできるスグレモノなんだよー。
さじ、その時は頼んだよー! 』
ワン! ワフ ハッハッハッ…
>>129 ………ごちそうさまでした。
(着物をたたみ、お洗濯をするときに着る古い大きめのタンクトップを着る)
ふぇえ……「みずぎ」って、およぐときにきる、ふくなんだね。
ふぁ……れんタンの、「みずぎ」…おへそが、みえてる……///
ひはぁ〜! これなら…かわに、ながされたりしないで、あんぜんに、あそべるんだ…
ちくタンの「はつめい」、すごいなぁ……
さじ…よろしくね!
んっ…ぷぅう…… (あろえが持ってきた浮き輪をふくらませるのを手伝う)
>>130 浮き袋にスイカ模様のビーチボール。ちく輪に水中メガネと、色々な遊び道具を抱えた
みんなは、川面がキラキラと光る穏やかな流れの川辺に着きました…。
チャポン!
あろえ 『 わあ〜♪ わたし、いっちば〜ん〜 』
ちくタン 『 あろえー、ダメだよー。 ちゃんと準備運動しないとー! 』
あろえ 『 だいじょうぶ、だいじょうぶ〜〜♪ スィ〜 スィ〜〜 』
( みんなを待ち切れずに泳ぎだしたあろえを横目に、しっかりと準備体操をするみんな )
―――― ―――― ――――
川に入る準備を終えたみんなは、それぞれに好きな遊びを始めました…。
ちくタンに作ってもらった水中ゴーグルを着けたれんタンは、ユーカリたんとあろえと一緒に
気持ちよさそうに泳いでいます。
ユーカリたんの泳ぎは、のんびりぷかぷか泳ぐあろえと違って、水中もお魚さんの様に
泳ぐので、みんなはチョットびっくりです。
浮き輪を着けたクヌギたんは、川辺でちくリンとさじと一緒に石を積み上げて小さなプールを
作り、ブリキの金魚やあろえが持って来たカエルのおもちゃを浮かべて遊んでいます。
そしてびんちょうタンとちくタンは箱メガネで水底を覗き込んで、岩陰でジッとしているお魚や
川エビを見つけては、慎重にタモ網で捕まえていました…。
アッ…! ソッチ イッター!
奥様「いらっしゃいお二人さん
まあまあそんな気遣いなんかいいのに・・
かぼちゃのパイを焼いたのよ。召し上がって」
おいしいパイをいただくと、れんタンはさっそくいろいろ質問します。
奥様「ここ?ここは昔は紀州って言ってね・・霊力の集まりやすい
ところだったって聞くわ。とくにこの和歌山の熊野はね・・」
そんな話を聞いてれんタンは、なにやらうなずいてます。
奥様「びんちょうタンもれんタンも、見えないものが見える、っていうのは
けっして嫌なことではないわ。
幽霊さんも寂しいからかまってほしいのかもね・・ウフフ」
それからいっぱい珍しい話を聞きました。
なんだか2人は急に、頭がよくなったような気がしました。
>>131 いち、にっ… さん、しっ…… (クヌギたんの動きを見ながら真似して準備体操)
―――― ―――― ――――
ふわぁ…! おみず、つめたくて、きもちいい……!
わぁ…ここだけ、みずのなかが、はっきりみえる……
きのはこの、そこに、がらすが、はってあるんだね。
ひはぁ…えびさんも、がらすみたいに、すきとおってて、きれい……!
………ふぁ………
あろえちゃん…そっちは、ふかくなってるから……
…………!
(足がつってしまったあろえが下流に流されているのに気づく)
ふぁ…あ、あろえちゃぁん! バシャバシャバシャ
(「ちく輪」を手に取り、すぐさま水に飛び込んださじについて懸命に泳ぐ)
ぷはっ……
あろえちゃん…つかまって!
(追いかけてきたユーカリたんと力を合わせ、あろえの体を「ちく輪」の中にくぐらせ、
さじに引っ張ってもらいつつ岸まで泳いでいく)
奥様「そういえば少し前、面白い女の子がカメさんを連れてウチに来たわ
何でもサイコキネシスをカメさんい教えてあげてくれって・・
優しく教えたつもりなんだけど、カメさん結局わからなかったみたい
・・そろそろ日が暮れるわ。おうちの人が心配するからお帰りなさい
また今度ね。海子、おねえちゃんたちにご挨拶よ」
>>132>>133 こんにちは!
ふわぁ…かぼちゃのぱい、とっても、いいかおり……
いただきます。 (ー人ー)
ふぁ…「きしゅう」…「れいりょく」……
みえないものが、みえる……「みえない」のに…「みえる」……
(お母さんといつになく熱い議論を交わすれんタンを不思議な面持ちで見つめながら、膝の上で海子ちゃんをあやす)
うみこちゃんの、て…あったかい……
「ひとのて」って、こころを、あったかくする…ふしぎな「ちから」が、あるのかも……
キュッ (海子ちゃんの手を握り、目を閉じる)
>>135 ふぁ……かめさんと、いっしょの、おんなのこ…
もしかして…ちゅるやさんかな……?
「さいこきねしす」…???
ふぇえ…てでさわらずに、ものを、もちあげたり、うごかしたり……
そんなことって……できるんだ…
うみこちゃんの、おかあさん、すごいなぁ……
あ…は、はい!
きょうは…ありがとうございました。
うみこちゃん、またね!
137 :
ちゅるやとゼニガメ:2009/07/24(金) 13:22:54 0
ちゅるや「カメちゃん、せっかく有名な念力のプロに教えてもらったのに
おぼえてないじゃないかっ!」
ゼニガメ「ゼェ〜ゼニゼニゼニゼェ
(だって〜オイラ何だかアタマ痛くなっちゃうんだもん)」
>>134 モゥー!
ちくタン 『 キチンと準備運動しないからだよー。 』
あろえ 『 ごめんね〜、みんな……。 』
ワン! ハッハッハッ…
ア〜、キンギョサン〜〜
クヌギたん 『 …どうしたの、ちくリン? 』
ナガレテッタ〜
どうやら、みんなであろえを岸に引き上げた時に、ちくリンたちが作っていたプールが
壊れて、ブリキの金魚が川に流されてしまった様です。
みんなは一斉に川下の方向に目を凝らし、水面に浮かぶ金魚を探しましたが、
細長い木の舟を操る人が見えるだけで、ちくリンの金魚は見当たりませんでした…。
ちくタン 『 ちくリン、今度のお祭りの時に新しいの買ってあげるから、
それまでガマンして…ね? 』
キンギョサン……
ギィ… ギィー ギィー
ォーイ オーイ!
スダじい 『 おやおや、あの舟から声が掛かっておりますなぁ。 』
( 舟を岸に着け、ゆっくりとした歩みでみんなの所へ来るおじいさん )
おじいさん 『 コレはあんたらの物かねー? ( ブリキの金魚を見せる )
やはりそうかい。それはヨカッタ。 ハッハッハ
ウチの子らが見つけて騒ぐもんでねー。 んで、川上を見たら
あんたらがおるし、コレはと思って来てみたんじゃよー。
えっ…? ウチの子は舟におるよ…。 』
みんなは金魚を見つけてくれたお礼をしようと舟に近づくと、そこにいたのは岸辺の
岩の上で羽を休めている大きな二羽の鳥でした…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/3041.jpg 】
れんタン 『 そうだったの…… 』
ちくタン 『 なになに? 』
れんタン 『 これは " う " と言う鳥…。
有田の川で、鮎を獲っているって聞いた事がある…。 』
おじいさん 『 おうおう、賢い子じゃのー。 そう、ワシはこの子らと一緒に
鮎獲りをしている鵜匠のジイじゃよ。
ここらの川は流れが穏やかなんで、有田の川で漁をする前の
練習に来ていたんじゃ…。 』
140 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/07/25(土) 00:10:38 0
>>137 ふわぁ! ちゅるやさん、ぜにがめさん…おひさしぶりです!
あの…よかったら、いっしょに、みずあそび、しませんか?
プシューッ …ひは!?
わぁ…ぜにがめさん、くちから、「みずでっぽう」が、だせるなんて…すごいなぁ。
>>139 ふぁぁ……あろえちゃん……よかったぁ……! (肩で大きく息)
ふぁ……ちくリンの、きんぎょ……
あ、ありがとうございます!
ひはぁ…はじめてみる、とりさん……
……「う」……うー? (鳥さんの長い首の動きにつられて首をかしげる)
ふぇえ……
「かわせみ」さんや、「あかしょうびん」さんも、おさかなをとって、たべるけど……
ひとの「りょう」の、おてつだいをする、とりさんも、いるんですね。
どんなふうに、おてつだい、するんだろう……みてみたいなぁ……
>>140 鵜 匠 『 …そうかそうか。 なら少し鵜飼いを見てもらおうかのぉ…。 』
すると鵜匠のおじいさんは二羽の鵜を引き連れて、浅瀬へと入って行きました…。
鵜 匠 『 ワシらの漁は、舟を使わない " 徒歩鵜(かちう)" と言う方法でのう、
鵜と一緒に瀬に入って魚を獲るんじゃー。 ほーれ ほーれ… 』
おじいさんの合図を受けた二羽はサッと水中に身を沈めると、間も無くノドを膨らませて
水面に上がって来ました…。
ビチッ! ビチビチッ…
鵜 匠 『 おうおう、ご苦労さん。 ( 浮きタライの中に魚を吐き出す鵜たち )
大きい魚だけが獲れたじゃろー? これはなー、紐の締め具合で
調節するんじゃよ。 小さい魚は、この子らの御褒美になるでなぁー。 』
142 :
ちゅるやとゼニガメ:2009/07/25(土) 19:53:05 0
>>140 ちゅるや「そういえばびんちょうタンのお友達と一緒なのは初めてだね
みんな〜ヨロシクにょろ〜
さあカメちゃん!ごあいさつだっ!」
ゼニガメ「ゼニゼニ〜(そ〜れみずてっぽうだ〜)」
みんな楽しそうです。なかでもちくリンは、
「カメサンノセナカ、ツメタクテキモチイイヨ」と言ってゼニガメの甲羅に
ほっぺたをくっつけて涼んでます。
>>141 ふわぁ……
みずにはいって、ちょっとしか、たってないのに…
こんなにおおきい、おさかな、いっぱい…
……ふ……! (おじいさんが紐を引っぱると、自分の息が詰まったような気がしてのどに手を当てるが、
鵜たちが苦しそうにしていないのを見てホッとする)
ふぇえ…
じゃあ、「う」さんたち…ちゃんと、「おきゅうきん」、もらってるんですね。
ひとと、とりさんが、ちからをあわせて、おしごとする……なんだか、すごいなぁ………
>>142 ―――ひゃ! つめたい……!
よぉし…わたしも…… えいっ! (両手のひらを合わせて水鉄砲)
ひはぁ……ほんとに、つめたくて、きもちいい……! (強い日差しでほてった顔をゼニガメさんの甲羅で冷やす)
>>143 鵜 匠 『 …そう、あまり紐を長くして持つと、よその操り紐と絡んで迷惑を
かける事になるんであぶないんじゃー。 おまえさんも、もう少し
背が高ければ一緒に水に入って漁が出来るんじゃがなぁ…。 』
ちくタン 『 おじいさん、びんちょうタンなら動物たち仲良くなるのがトクイだから、
ヒモがなくても " う " に頼めば、お魚をとれるかもしれませんよー。
びんちょうタン、ちょっとやってみなよー? 』
>>144 …ふぇ……わたしも……?
あ……う、うん!
えっと…よろしく、おねがいします。 (鵜に深くお辞儀)
ん…っと… (あろえから借りた水中メガネをかけ、体を小さくして鵜の背中につかまる)
ザパァッ!
……ほわぁぁぁぁぁ………! (鵜が再び川に飛び込むと、周囲に広がる水中の世界に目を丸くする)
>>145 水の中で鵜が泳ぐ様子は、まるでお空を飛んでいる時と同じだなぁ…と思っている内に、
鵜は何匹ものお魚を飲み込んで再び水面に浮かび上がりました…。
ザパァッ! スゴーイ
ビチッ! ビチビチッ… イッパイ トレター!
鵜 匠 『 ほほぉ〜! こいつは驚いた〜! 鵜の背中に乗って漁をするとはなぁ…。
…そうじゃ、お前さん、有田の川でその腕をワシに貸してはくれんか?
実は最近ヒザの調子が良うのうてのう…。体が軽くなる水の中とは言え
冷えてよう動かんで、困っておるんじゃよ…。 』
>>147 ひはっ! わぁ?!
ふわぁ……
(お魚以上のスピードで泳ぐ鵜の首にしっかりつかまる)
あ…はい! (鵜のお腹がいっぱいにふくらんだのを感じ、『戻ろう』と心に念じると、
それに答えるように2羽が水面に戻っていく)
ザパァッ!
ひはぁ……いっぱい、とれた……
おつかれさまです! (鵜たちに心からお礼)
………ふぇ……
じゃあ…おしごと、させてもらえるんですか?
あ…は、はいっ!
よろしく、おねがいします!
>>147 ふぁ…… (膝をさするおじいさんを見つめる)
テテテ (ちくタンのそばに行き耳打ち)
ねえ、ちくタン…
まえに、みんなでつくった、「ひみつきち」の、ちかくに、「おんせん」が、あったよね?
「おんせん」って、あしとか、こしのいたみに、よくきくって、きいたんだけど……
もし、みんなが、いいって、いってくれたら…
おじいさんに、おんせんのばしょ、おしえてあげたいんだけど………どうかな……?
150 :
15:2009/07/28(火) 00:27:54 0
1 >50
>>149 ちくタン 『 …うん、いい考えだよー。 実は川遊びの帰りにカゼをひかないように、
みんなを誘おうと思ってたんだー。 』
( びんちょうタンから温泉に誘われる鵜匠さん )
鵜 匠 『 …温泉? ほっほっ、それはありがたいねぇー。
…うんうん、この川を下った所にあるのかい。 それならソコまで
舟で下ろうかいのー。 さあさあ、みんな乗った乗った…。 』
鵜匠さんのお船に乗って、びんちょうタンとちくタンのお家の間にある秘密基地の側の
温泉に行く事になったみんなは、少しの間ではありましたが、川くだりを楽しみました…。
152 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/07/29(水) 00:46:28 0
>>151 …くひゅん!
ふぁ…そうだね!
かぜひいたら、おしごと、できなくなって…おじいさんや、「う」さんたちに、めいわくかけちゃう……
ふわぁ……おふね、のせてもらえるんですか?
ありがとうございます!
あ…ユーカリたんは、はじめてだよね。
おふろ、はいったあとで…わたしたちの「ひみつきち」、あんないするね。
あ……はいっ!
(手拭いで髪を拭き、みんなと2羽の鵜のあとについておじいさんの船に乗り込む)
>>152 ゆらゆらと漕がれて来たおじいさんの舟が温泉の湧く川辺に着くと、早速みんなは
温泉に入れる様に準備にかかりました…。
びんちょうタン、ちくタン、れんタンは、増水で壊れた石垣に、また大きな石を積んで
みんなが一緒に入れる様に湯船を手直しし、クヌギたん、ユーカリたん、あろえ、
ちくリン、そしてさじは、湯船に溜まった砂や砂利を、ちくリンがさじと一緒に秘密基地に
行って取って来たバケツやスコップで掻き出していきました…。
ちくタン 『 …ふぅ。 なんとか出来たねー♪ 』
あろえ 『 湯かげんもちょうど良いよ〜。 アハッ! 』
れんタン 『 おじいさん、どうぞお入り下さい…。 』
鵜 匠 『 ほっほっ…、では温まらせてもらうかのぉ…。 ヨッコラショ…
……おお、これはなかなか、丁度良い温さじゃわい…。
みんな、ほんとうにありがとう…。 』
ニコニコ
>>153 ……ふぁ!
いしが、くずれてる…なおさなくちゃ……!
ん…しょっ……! (気合いをこめて大きな石を運ぶ)
ゴトッ
ほわぁ……
みんなでやったら…おおきいおふろが、あっというまに、できちゃった……
(前よりひと回り大きくなった湯船から、白い湯気が立ち上るのを見て笑みがこぼれる)
おじいさん…どうぞ!
おゆかげんは、どうですか?
………ふわぁ……よかったぁ……!
あ、じゃあ…わたしたちも…いいですか?
チャポッ
ひはぁぁぁ………あったかい………
>>154 チャポッ
鵜 匠 『 ……おお、痛みが引いてヒザの動きも良うなったわー。
それじゃあお返しに、さっき獲れた獲物を食べてもらおうかのぉ。
鮎に… アマゴに… 小さいが川エビもあるでのー。
そうじゃ、どこかに串になるようなものは…… 』
ちくタン 『 基地に細工用の竹があるから、ワタシがそれで串を作りますー。 』
れんタン 『 お清めの為に持って来ておいた、お塩の壷も置いてあるから、
味付けはそれで出来るね…。 フフフ… 』
クヌギたん 『 川原でバーベーキューって初めて…♪ 』
みんなはそれぞれにお仕事を分担して、お魚を頂く準備にかかりました…。
156 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/07/31(金) 00:17:01 0
>>155 ふぇえ……
そとで、おにくや、おさかなをやいて、たべることを、「ばーべきゅー」って、いうんだね。
……………… (口をパクパクさせているお魚の目を見つめる)
……れんタンの、おてらのおじいちゃんが、おしえてくれたっけ……
「おさかな」も、「おこめ」も、「さんさい」も…おんなじ、「いのち」……
わたしたちの、「いのち」は……いつも、たくさんの、ほかの「いのち」に、ささえてもらって、いきてる、って……
…………… (ー人ー) (心の中でお魚たちに手を合わせる)
―――― ―――― ――――
ん、しょ…… (あろえといっしょに集めてきた焚き木を、乾いた平らな石の上に並べて火床を作る)
あ、おじいさん……その「うちわ」、かしてもらっても、いいですか?
…ありがとうございます。
じゃあ…わたしが、「ひだね」に、なるから…
ユーカリたんは、こっちのほうから、うちわで、あおいでくれる?
うん。 …ありがとう。
………… パチ パチ
(ちくリンが火床から離れているのを確かめ、
火床の真ん中に座り、赤く静かな熾き火となって燃えはじめる)
>>156 ジュッ ジュワジュワ〜
おじいさんが串を打ったお魚を返すと、辺りに香ばしい香りが漂いました…。
鵜 匠 『 どれどれ…。 おお、良い具合に焼けとるなぁ…
おまえさんは、料理も得意なんじゃなぁー。 ほっほっ…
さてさて頃合いじゃて、遠慮せんで、たんと食べておくれー。 』
ワーイ イタダキマース アッツイ! フ〜フ〜
イイ カオリガ スルネ ♪ スイカニ ニテル!
そしてみんなは美味しいお魚を頂きながら、有田川での鵜飼の様子をおじいさんから
聞いていました…。
ユーカリたん 『 ワタシノ クニデモ、イルカト リョウヲスル シマノヒトガ
イルッテ キイタコトガ アリマス…。 』
クヌギたん 『 たいまつの灯りで、お魚を追いかけるってどんなのかしら…。
見てみたいなぁ…… 』
スダじい 『 それではお嬢さま、納涼船を借りてみなさんとご見物されては…? 』
クヌギたん 『 あら、それはステキですね ♪ あっ、でもお父様が……。 』
スダじい 『 近々、旦那さまは海外へ御出張されますので、その時に…… ウホン! 』
クヌギたん 『 まあ! じいや… ありがとう…♪♪ 』
鵜 匠 『 ほっほっ、それは楽しみな事じゃ。おまえさん達が来るなら、ワシも
いっそう張り切って鵜飼をするんで、楽しみにしてもらおうかのぉ〜。 』
ホッホッホッ…
>>157 あ…は、はい!
ふわぁ…このおさかな、「あゆ」って、いうんだ……ほんとに、すいかみたいな、かおり………
――いただきます。
ほぐ… ふぁっ、はふ、はふ……
ふわぁ……ちょっと、にがくて……でも…おいしい………!
ふぇえ……「うかい」って、よるに、やるんだ……
「うしょう」さんだけじゃなく、みてるひとたちも、おふねにのってるんですね。
ふぁ……
クヌギたんも…みんなも、みにきてくれるの?
ひはぁ……///
みんなの、みてるまえで…おしごと……
………がんばらなくちゃ………!
>>158 楽しい川遊びから暫く経って───
学校が夏休みになり、給食のお仕事もお休みになったびんちょうタンは、鵜匠さんの
勧めもあって、みんなより一足先に有田の町に行って、お手伝いをする事なりました…。
鵜匠さんから頂いた切符で電車に乗って有田の駅に着くと、鵜匠さんは小さなトラックで
びんちょうタンを迎えに来てくれていました。
挨拶を交わし、そして二人を乗せたトラックは、人で賑やかな街を離れて、川に沿って
上流へと向かうのでした…。
―――― ―――― ――――
暫くすると、川の側に建つ古いお家が見えて来ました…。
ブルルルル… キキィー
鵜 匠 『 さあ、着いたよー。 ココがワシの家じゃ。 おーい、ばあさんー。 』
おばあさん 『 ……はいはい、まあまあ、良く来たねー。 ニコニコ 』
鵜 匠 『 お盆のお客さんで特別忙しくなるここ一週間ばかり、ウチで寝泊りをしながら
ワシの手伝いをしてくれる、びんちょうタンじゃー。 』
おばあさん 『 …はいはい、よろしくね、びんちょうタン。 ニコニコ
ささ、先ずは座敷にあがって、卓袱台の上のスイカでも食べて
ひと休みしなさいなー。
…あっそうそう、もうお昼過ぎだもの、スイカだけじゃ足りないわよね…
お素麺を茹でてくるから、ちょっと待っててねー。 ヨッコラショ… 』
>>160 焼き鮎で取ったお出汁でお素麺を頂きながらびんちょうタンは、鵜匠さんからお仕事の
段取りを聞いていました…。
鵜 匠 『 …と細々とした準備も、鵜飼の準備には必要なんじゃよ。
まあーその時になったら、また説明するから、あんまり心配せんでなー。
……うん? そうさなー、今日はお昼を食べ終わって一休みしたら、
鳥小屋の掃除をしてもらおうかのー。 それから、お昼寝じゃなー。
ホッホッ
ワシらの仕事は夕方から夜じゃから、寝るのが遅いんじゃ。
だからお昼寝も大切な仕事なんじゃよー。 』
162 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/08/03(月) 19:56:10 0
>>161 ―――ごちそうさまでした。
はい。 ……はい。 (真剣な表情で説明を聞く)
ふぇ…「おひるね」………
ふぁ…そ、そうなんだ…
よるから、おしごとだから…おひるのうちに、やすんでおかないと、いけないんですね。
あ…はい。 (鵜匠さんからデッキブラシと長靴を借りて鳥小屋へ)
ひはぁ……「う」さん、いっぱい……!
わぁ…「とりごや」のなかに、「ぷーる」がある……!
ふぇえ…この「う」さんたち、みんな、なまえが、あるんですね。
えっ、と…… (鵜たちの顔を見つめ、この前一緒に漁をした2羽を見つけようとする)
( 鵜匠『足をすべらせんように気をつけてな』 )
は、はいっ!
………しつれいします。 (お辞儀をして鳥小屋の中に入り、プールの周りをお掃除にかかる)
>>160 梅の実が練りこんであるそうめんって和歌山の名産品かな?
>>163 あ…そうみたいです。
うしょうさんの、おうちのある、「ありた」のまちで、つくられてるって…おばあさんから、ききました。
>>162 シャコッ シャコッ …
びんちょうタンが小屋のお掃除を始めると鵜たちは、びんちょうタンの動きに合わせて
居場所を空けてくれました…。
シャコッ シャコッ … シュワワ〜〜
お掃除が終わり一息付いた時です。 大きく羽を広げて挨拶をするかの様に二羽の
鵜がびんちょうタンに近づいて来ました…。
びんちょうタンは首輪に付けられた、カタカナで書かれた名札を確認すると、お仕事の
事をよろしくお願いしますと御挨拶をしました…。
(この二羽に名前をつけて下さい。)
ヨッコラショ
おばあさん 『 ……おやおや、お掃除が済んだようだね。 ニコニコ
お風呂が沸いているから、汗を流しなさいな…。 』
色とりどりの鮮やかな玉砂利を敷き詰めた様な、そして湯船までがタイル貼りのお風呂に
案内されたびんちょうタンは、みんなと遊んだあの川のようだなぁ…と思いながら、
お風呂を楽しみました……。
>>167 (鵜たちに水がかからないよう気をつけながら、ブラシをかけた床をホースの水で洗い流す)
ひふぅ……
……ふぁ!
このまえの、「う」さん……
えっ、と………『うてん』ちゃんと…『さてん』ちゃん……
ふわぁ…
あの…こんやから、おせわになります。 …よろしく、おねがいします!
ふぁ…は、はい!
チャポッ
ひはぁぁぁ……… (目を閉じ、お湯の温かさが体のすみずみまで染み渡るのを感じる)
169 :
13:2009/08/05(水) 15:12:52 0
>16 >9
l^ヽ'"'"~/^i、..、 ..、、
ヾ ∧__∧``;:
ミ ´ ∀ ` (´・ω・)..:;:;
ッ _ (つ|⌒|⌒|..;ミ
(´彡,. (,,_, ヽ(~^),(^~).ノ
"'"'゙''""''''゙""´
>>168 お風呂から上がって、扇風機の涼しい風にあたりながら冷えた麦茶を頂いて一息
ついていると、おばあさんが戸棚の引き出しのアチコチを、何やら探している様でした…。
おばあさん 『 …あったあった。 …はい? ああ、今ね、線香立てを探していたの。
お昼寝の前に蚊取り線香を用意してたら、あの子が遊んで何処かに
やっちゃったみたいなの…。
ホホホ
【
ttp://aryarya.net/up/img/3095.jpg 】 ナァ〜ン ゴロゴロ…
ニコニコ…
さあさあ、お布団の準備が出来たから、夕方までお休み……。
少しの間、お布団で子猫と遊んでいると、程なく子猫は眠ってしまいました。
そして、その小さな寝息を聞きながらびんちょうタンも、眠りに就いていきました…。
( 襖の向こうでは─── )
鵜 匠 『 そういやー、うっかりしとったが、仕事で使う方の蚊取り線香も、
ニ、三日で無くなってしまうのぉー。
明日はびんちょうタンに、線香屋さんへ行ってもらおうかの……… 』
ソウデスネ… スコシ…… デスケド……… … … …
>>170 ひはぁ……
おっきなねこさん、ふわふわして、きもちよさそう……!
あの…ちょっとだけ、さわらせてもらってもいいですか?
>>171 コクッ コクッ
ほわぁ…おいしいです!
………? (おばあさんが指差した方に目をやる)
ふわぁぁぁ……!
「ぶたさん」の、なかに…かわいい、こねこさん……!
あの…こんにちは!
ミィ〜
ふわぁ……ひゅふ♪
あの…このこ、おなまえは、なんていうんですか?
……『しまごろう』ちゃん……
よろしく。 わたし…びんちょうタンです。
あ…は、はい。
おさきに、しつれいします。
おやすみなさい…しまごろうちゃん。
ん…ふ……
すぅ… すぅ… (夢の中で、
>>170のように大きくなった『しまごろう』に寄り添い絵本を読んであげている)
>>172 フミフミ フミフミ…
お日様が西の空に色付き始めた頃、びんちょうタンはしまごろうに起こされて目が覚めました…。
おばあさん 『 おはよう、びんちょうタン。 良く眠れたかしら…?
…そう。じゃあ早速だけど着替えて、お出掛けの準備をしましょうかね…。 』
そう言いながらおばあさんは、黒い漁服に胸あて装束をびんちょうタンに着せてくれました…。
おばあさん 『 そうね… 炭は烏帽子の上で括りましょうかねぇ…。 』
鵜 匠 『 おお、小さな鵜飼いさんじゃのー。 よう、似合うとるわー。 ホッホッ
ほいじゃあ、鵜をトラックに追うて、出掛ける用意をするかのー。 』
びんちょうタンは鳥小屋からトラックの荷台に用意されたカゴの中へ、鵜たちに移動してもらうと、
自分も助手席に乗り込み、お出掛けの準備を済ませました…。
おばあさん 『 はい、麦茶の入った水筒とおにぎり。 鵜飼場に着くまでに、おじいさんと一緒に
腹ごしらえをしとくのよ…。 』
【
ttp://aryarya.net/up/img/3097.jpg 】
鵜 匠 『 ほいじゃー、出掛けようかー。 』
ブルンッ ブルルルル…
キヲツケテ〜 イッテ ラッシャ〜イ…
175 :
名無しになりきれ:2009/08/07(金) 09:54:59 0
びんちょうタンは折り紙が得意だそうだね
俺も教えてあげよう
パーーーーーン
これは「紙てっぽう」という折り方だよ
大勢の人たちの前ではやらないようにね
176 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/08/07(金) 18:25:03 0
>>174 ……ふぁ………んっ……
…お、おはようございます!
しまごろうちゃん…おこしてくれて、ありがとう。
…は、はいっ!
ふわぁ……かっこいいぼうし……
…「かざおりえぼし」って、いうんですね。
わぁ…「みの」を、こしにまいたら…「ふらだんす」の、おねえさんたちみたい……
(公民館でのお仕事の時に窓から見たフラダンスサークルの練習風景を思い出す)
あ…はい!
うてんちゃん、さてんちゃん…みなさん、よろしくおねがいします!
せまいけど…ちょっとだけ、がまんしてくださいね。 (右天と左天が入ったのを確かめ、カゴのふたを閉める)
ふわぁ…おいしそうな、おにぎりと、たまごやき……ありがとうございます!
……はい!
いってきまぁす!
>>175 ひぅ!
………ほわぁ…びっくりしたぁ……
ふぇえ…おりがみで、こんな、おおきなおとが、だせるなんて…すごいですね。
あ…はい。 (見よう見まねで「紙てっぽう」を折る)
ヒュッ ヒュッ
んっ…… んっ……
ふぁ…はい。
てくびを、いきおいよく……… (
>>175さんの手の動きをじっと見つめる)
ヒュッ パン!
ふわぁ……できた………!
あ、ありがとうございます!
ちくタンと、ちくリンにも、おしえてあげよう。
ちくリン……おたんじょうび、おめでとう!
ほんとは、きのうだったのに…おそくなっちゃって、ごめんね。
(・ω・;)
山奥に住むびんちょうさんの家の地下は反政府組織"裁きの虎"の巨大機動兵器の基地だったのだ!
迫り来る敵の経団連ロボ!
今こそ出撃し、宿敵に引導を渡すのだ!
戦え!日本の未来のために!俺達の明日のために!
流石だぜ俺達のびんちょうさん!
181 :
名無しになりきれ:2009/08/08(土) 19:43:30 0
折り紙はいいねえ
お金もかからないし
きれいに折れたらうれしい
>>178 はい。…まってます!
>>180 ドゴーン ズガーン
…ふぁ……? (爆発音を聞き、山の向こうに目をやる)
たしか…あっちのほうに、わたしと、にたなまえのひとが、すんでるって、きいたけど……
なにか、あったのかな……?
>>181 ほわぁ……は、はい!
「つる」さんの、くちばしや、しっぽのところが、じょうずにおれたときは……なんだか、しあわせなきもちに、なりますよね。
どうみても座敷わらしだろ
>>176 ブルンッ ブルルルル…
びんちょうタンはお山に沈む夕日を眺めながら、おばあさんのおにぎりで腹ごしらえを
済ませた頃に、ちょうどトラックは納涼船の船着場に到着しました…。
キキィーッ バタンッ
タッタッタッ… オヤカター オツカレサン デスッ! ペコリッ
鵜匠さんは鵜飼い仲間にびんちょうタンを紹介すると、早速、鵜飼いの準備に掛かりました。
【
ttp://aryarya.net/up/img/3152.jpg 】
鵜 匠 『 …そーだなぁー。 取り合えず今日は、船でお客さんの世話をしながら、
ワシらの仕事振りを見てもらおうかのぉ……。
姉さんたちやー、この子をよろしく頼んだよー。 』
アイヨー!
マカシトキナー ヨロシクネー
びんちょうタンは半被姿のお姉さん達に交じって、座布団やお料理を運び、お客さんを
迎える準備にかかりました…。
―――― ―――― ――――
やがて鵜飼いを披露する時間になると、大勢のお客さんで賑やかな船は、船頭さんに
引かれて船着場から鵜匠さん達が待つ、川中へと進んで行きました…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/3153.jpg 】
鵜匠さん達が松明を掲げて船上のお客さんに挨拶をすると、お客さんたちも拍手で
応えてくれました…。
若い鵜匠 『 ……です。 お待たせしました。それでは " 徒歩鵜(かちう)" による
鵜飼いを御覧いただきまーす。 』
【
ttp://aryarya.net/up/img/3154.jpg 】
186 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/08/10(月) 20:34:07 0
>>183 ふぁ……「ざしきわらし」さん……きいたこと、あります。
「ざしきわらし」さんが、すんでる、おうちのひとは、おかねもちに、なれるんですよね。
クヌギたんや、アベマキちゃんの、おうちにも、「ざしきわらし」さん、いるのかな……?
>>184 …こんにちは!
びんちょうタンです。 よろしく、おねがいします!
あ……はいっ!
《 「う」さんたちの、おしごとの、やりかた…しっかり、みて、おぼえなくちゃ。 》
お姉さん 「あ、それはそっちの『SOS団ご一行様』って書いてある船に頼むよ」
…はい!
ん、しょ……
テテテテ テテテテ
(お姉さん達の指示に従って、座布団や飲み物のケースを船に積み込む)
―――― ―――― ――――
ふわぁぁ………!
(鵜匠さんの肩の上で大きく翼を広げ水に飛び込む『右天』『左天』の勇壮な姿に瞳を輝かせる)
オレンジのリボンをつけたお客さん 「ねえ、ウーロン茶もらえる?」
ふぁ! …は、はいっ! (我に返り、お客さん達に飲み物をサービス)
びんちょうタンが夕食を済ませたある晩です、
さじがクゥ〜ンと鳴きました。
「どうしたの?さじ」
びんちょが玄関に目をやると、防空頭巾をかぶってモンペ姿の、
だいたい彼女と同じくらいの歳の女の子が泣いて立ってます。
「おなかすいたよぅ・・なにかたべさせてください」
びんちょうタンは、いたたまれなくなって、またお米を炊いて
おにぎりを3つ4つ作り、モンペ姿の女の子に食べさせてあげました。
びん「・・おいしい?」
女の子「うん、おいしい!おこめのおにぎりなんてひさしぶり・・
ありがとう、ありがとう・・」
そう言うと、その女の子はスゥーっとびんとさじの目の前から消えていきました
「あのこ、とってもおいしそうにたべてくれたな・・」
びんちょうタンは思いました。
決して今の自分も生活に余裕があるとはいえないけど、
頑張ればなんとかご飯が食べられるのは幸せな事なんだと。
でもまた戦争になったらお米も食べられなくなるかもしれないのです。
戦争は嫌ですね。
>>187>>188>>189 ………ふぁ………
よかったぁ……… (おにぎりを食べる女の子の笑顔に自分も微笑む)
…………ふぇ…………!?
(女の子が座っていた場所に駆け寄り辺りを見回す)
……! …………
(床の上に、焼け焦げた跡のあるおはじきが一つ落ちているのを見つける)
………
(おはじきを拾い上げ、幼い頃の自分が壁に描いたばあちゃんの絵のそばへ)
……………………………
(頬をつたう涙の理由に気づかないまま、おはじきを包み込むようにそっと掌を合わせる)
―――――――― (窓の外を飛びかうたくさんのホタルの群れ)
>>186 今日は慣れないお仕事のせいもあったのしょう、お仕事を終えてお家に着いたあと
お風呂を頂いたびんちょうタンは、お夜食もそこそこにグッスリと寝入ってしまいました…。
―――― ―――― ――――
今朝もしまごろうに起こされたびんちょうタンは手早く身支度を整えると、朝ごはんを
用意するおばあさんのお手伝いをしました…。
お味噌汁が湯気を立てている卓袱台を囲んで朝ごはんを頂いていると、ふと点けていた
テレビからコマーシャルが流れて来ました…。
____
|| ̄ ̄|| <
ttp://aryarya.net/up/img/3157.mp4 ||__||
|:::l─lo|
 ̄ ̄ ̄
鵜 匠 『 ……おう、そうじゃった、思い出したわー。
びんちょうタンや、今日は仕事の前に、お使いを頼まれてくれんかのー?
…そう、お客さんの船で使う蚊取り線香が無くなりそうなんで、ちょいと
工場へ取りに行って欲しいんじゃよ。
お前さんのカゴに持てるだけで良いんじゃよ。
後はいつもの様に送ってもらえば良いんじゃからのー。
なーに、この伝票を見せれば解ってもらえるから、心配はいらんよー。 』
―――― ―――― ――――
おばあさんから伝票が入った封筒とバス代。そして水筒と、おやつにと缶入りドロップを
頂いたびんちょうタンは、それらを大事にカゴにしまうと、セミの鳴き声で賑やかな道を
バス停へと歩いて行きました…。
194 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/08/12(水) 20:08:17 0
>>193 ふ………んっ………
…ふぁ…おはよう、しまごろうちゃん。
おはようございます!
きょうも…よろしくおねがいします。
パチ パチ (アジの開きが載った七輪の中で燃え始める)
――― いただきます。 (ー人ー)
ふぁ……
この、こまーしゃるの、かいしゃの、こうじょうって…この「ありた」のまちに、あるんですね。
あ…はい。 ……わかりました。 (おじいさんからバス停への道を教わる)
…どうぞ、しまごろうちゃん。 (残しておいたアジの開きの半分をしまごろうにあげる)
キュッ (日よけ代わりに手拭いを頭にかぶり、その上から炭を結ぶ)
わぁ…「どろっぷ」……ありがとうございます!
……いってきます!
カララン コロロン
ふわぁ…… (ドロップの缶を耳元で軽く振り、音を楽しみつつバス停へと歩く)
>>194 ブルンッ ブロロロロ…
車窓から流れて来る清々しい木々の香りを楽しみながら、びんちょうタンを乗せたバスは、
工場のある町へと走って行きました…。
―――― ―――― ――――
程なくして工場の近くにバスが到着すると、びんちょうタンは鵜匠さんから教えてもらった
事を思い出して、バス停の待合席の壁に掲げられていた、大きな鶏の看板の指す矢印の
方向へと歩いて行きました…。
そして大きな工場の玄関に着いたびんちょうタンは、事務所の受付で事務のお姉さんに
鵜匠さんから預かった伝票を渡しました…。
お姉さん 『 …はい、解りました。 では持ち帰りの分を用意しますから、
そこのソファーに座って待っててね。 』
ニコニコ
びんちょうタンは、お使いの半分を済ませて少しほっとしながらソファーに座っていると、
遠くの方から何やら賑やかな声が聞こえて来ました。
( 蚊取り線香の箱を、びんちょうタンのカゴに詰めながら… )
お姉さん 『 ああ、あの子たちは社会科見学で来た、近所の小学生たちよ。
蚊取り線香の事を、夏休みの自由研究の課題にするんですって。
……そうだわ。 もし時間があるのなら、あの子たちと一緒に
工場の中を見学して行ってみない? 』
>>195>>196 ふわぁ…… (工場から漂ってくる独特の匂いに一瞬目を閉じる)
あの…すみません。
「うしょう」さんからの、おつかいで、きました。
あ…はい。 (カゴの口を開いてお姉さんに)
………ふぁ……
「じゆう、けんきゅう」……
《 あの、くるくる、うずをまいてる、「かとりせんこう」……
どんなふうに、つくってるんだろう……みてみたいな…… 》
あ…は、はいっ!
もし…みなさんに、いいって、いってもらえたら…けんがく、させてほしいです!
>>197 びんちょうタンのお返事を聞いたお姉さんは、早速びんちょうタンを工場見学者の
待合所へ連れて行ってくれました。
するとそこには、びんちょうタンと同じくらいの歳格好の子供たちが5人、若い女の
先生に引率されて、案内のおじさんと一緒に見学を始める所でした…。
お姉さん 『 …あのう、この子も一緒に見学させてもらっても、構いませんか? 』
先 生 『 あっはい、どうぞどうぞ。 コンニチハ。 コッチヘ イラッシャイ…
( びんちょうタンの手を引きながら、子供たちの前に進み出る先生 )
みなさん、このお友だちも一緒に見学をします。
みんなで仲良く、お勉強しましょうねー。 』
ハーイ ニコニコ
コンニチハー♪ ドコカラ キタノ?
案内のおじさん 『 それではみなさん、これから蚊取り線香が作られる様子を
見学しまーす。 列を乱さない様に付いて来て下さいねー。 』
ttp://www.kincho.co.jp/factory/index.html
↓200ゲットおめでとう!
>>198 あの……
こ、こんにちは。 よろしく、おねがいします。
ふぁ……
あっ、あの…は、はじめまして。
わたし…びんちょうタンっていいます。
よろしくおねがいします。 (ちょっと緊張しつつ子供達に挨拶)
あ…はい。 「みなべ」っていう、まちから、きました。
いま、「ありたがわ」の、うしょうさんの、おてつだいをしてて……
ふぁ…は、はいっ!
―――「じょちゅうぎく」……
ふわぁ…こんなに、きれいなおはなが、「かとりせんこう」の、ざいりょうになるんだ……
ほわぁ……うずまきが、たくさん…どんどん、でてくる……
………ふ、ふぇえ…… (機械の中から出てくるうず巻きを見つめすぎて、あろえのように目を回してしまう)
>>199 ふぁ……
あの…わたしが、にひゃく、とっちゃって…ごめんなさい。
いつも、みなさんに、おはなししてもらえて…ほんとに、うれしいです。
びんちょうの夏、和歌山の夏
>>200 案内のおじさん 『 ……この様に、昔の人の知恵を生かして、蚊取り線香は
作られたのです。
みなさんも普段から、遊んでいる時や家のお手伝いを
している時に、不思議だなぁと思った事があったら、
良く観察して調べる様にしましょうね─── 』
―――― ―――― ――――
先 生 『 それではみんなー、一度学校へ帰って、今日の見学で気が付いた
ところを絵日記帳に書いてみましょうねー。 』
ハーイ
マゼル キカイガ オモシロカッタネー カタヌキモ オモシロカッタヨ チョット クサカッタ…
アハハッ!
あっそうだわ、あなたも良かったら使ってね。 サンショク イロエンピツモ ドウゾ…
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/3186.jpg 】
見学を終えた生徒たちと一緒に工場をあとにしたびんちょうタンは、バス停近くの
分かれ道で学校へ行くみんなとお別れをすると、待合所で帰りのバスを待ちながら、
早速ノートに何やら絵を書き始めるのでした……。
60日、60日、いっぽんぽん
びんちょうリキッド、いっぽんぽん
206 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/08/16(日) 01:38:24 0
>>201 きょうも、あつかったですね。
でも…あんまり、じめじめしてなくて、きもちのいい、おてんきでしたね。
>>202 ふぁ……あ、ありがとう。 (目を回して倒れかけたところを、子供たちが支えてくれる)
……よく、「かんさつして」…「しらべる」……
ふわぁ…「えにっきちょう」…「いろえんぴつ」…
ふぇ……い、いいんですか?
あ、ありがとうございます!
みんな…どうも、ありがとう。
……またね! (子供たちに大きく手を振る)
(お姉さんから蚊取り線香の入ったカゴを受け取り、深くお辞儀して工場を出る)
んっ、と…… (型抜きの機械から出てくるたくさんの蚊取り線香を絵に描いていく)
…………ふ、ふぇ……… (自分で描いたうず巻きにまた目を回しそうになる)
ブロロォ…
……ふぁ! (バスが来たのであわてて乗り込む)
>>203 わぁ…「かとりせんこう」の、かんばん……いろんなしゅるいが、あるんですね。
くるまの「らいと」にあたって、ひかる、かんばんもあるんだ……
>>204 ひを、つかわない、かとりせんこうも、あるんですね。
あれ? でも…「おせんこう」じゃ、ないから…なんて、いうんだろう……???
>>205 ふぇえ…
「きんちょう」は、かとりせんこうの、なまえで…
かいしゃのなまえは、ざいりょうの、おはなのなまえなんですね。
>>206 そして次の日───
昨日は蚊取り線香の工場へお使いに行ったびんちょうタンでしたが、今日は朝ごはんの時に
鵜匠さんが、今晩の鵜飼いで、びんちょうタンの漁もお客さんに見てもらおうと言ったので、
家の前の川で練習をする事にしました…。
朝ごはんの片づけを済ませたびんちょうタンは、早速鳥小屋に行くと、右天と左天に
お願いをして一緒に川原へと出掛けました……。
―――― ―――― ――――
チャポン!
スィー スィー
数日の事ですが、びんちょうタンと過ごした時間のせいでしょうか、二羽はこの前よりも
ゆっくりとした動きで、泳いだり、潜ったりしてお魚を追い駆けてくれました…。
後から川原に来て、その様子を眺めていた鵜匠さんは───
鵜 匠 『 …おうおう、随分素直に動く様になったのぉー。
魚の取り方も十分じゃよ。
後は…… そう、何かお客さんが楽しめる様な動きでもあれば
申し分ないんじゃがなぁ…… 』
>>208 ふぁ……
きょうは…わたしも、おきゃくさんの、まえで……
…は、はいっ! がんばります!
――ごちそうさまでした。 (ー人ー)
うてんちゃん、さてんちゃん…おはようございます!
きょうから…いっしょに、おしごと、させてもらうので……よろしく、おねがいします!
―――― ―――― ――――
ザパァッ!
ひはぁ……おつかれさまです!
ふぇ……ふわぁ…ありがとうございます!
……「おきゃくさんが、たのしめる、うごき」………
……………そうだ!
(右天の背中からいったん降りて、川面に顔を出した平らな石の上に座り、
頭から炭をはずしてひざに置く)
ポッ♪ カン♪ ピン♪
ポッ♪ カン♪ ピン♪
(炭琴の音にあわせて首をいろいろな方向に動かしたり、翼を広げたり閉じたりする右天と左天
やがて、2羽の動きが息の合ったダンスのようにシンクロし始める)
ほわぁぁ………
びんちょうタン助けて〜、蚊の大群が〜
>>209 ニコニコ
鵜 匠 『 …うんうん、これはなかなか面白い出し物じゃのぉー。
それじゃあ試しに、ワシ等の鵜飼いの前にやってもらおうかねぇー。 』
―――― ―――― ――――
いつもの様に船着場に着いた二人はそれぞれの準備を済ませると、司会役の若い鵜匠さんを
交えて、出し物の打ち合わせを始めました……。
船着場にお客さんが集まり、納涼船の準備も整うと、びんちょうタンもお世話係のお姉さんに
交じって、お客さんをお座席へと案内するお手伝いに就きました……。
お客さんの乗船が済むと、船頭さんの音頭で船が川中へと進められるました。
するとびんちょうタンは打ち合わせの通りに舳先へと移動をして、司会の鵜匠さんの合図を
少しドキドキしながら待っていました…。
若い鵜匠 『 ……ありがとうございます。ではこれより" 徒歩鵜(かちう)" による鵜飼いを
御披露させて頂くのですが、今夜はその前にひとつ、楽しい出し物を
御覧頂きたいと思います…。 』
( 司会に使っていたマイクをびんちょうタンに向ける── )
びんちょうタンがいつものように街でお買い物をしてた時です。
店先には誰もいません。その時です、小さな胸がトクン!と鳴りました・・
「いま、おみせのひとをよばなければ、だれもみていないし、
このトマトやナスを、おかねをはらわないでもっていける・・!」
思わず手を伸ばそうとしました。
その時、びんちょうタンの頭にこんな事がよぎりました。
「そんなことをしてはいけないんだ、おみせのひとにめいわくがかかるし、
がんばって、はたらいてかせいだおかねのいみがなくなっちゃう・・
それにばあちゃんがきっとかなしむ・・!」
びんちょはやっぱり、お店の人を呼んできちんと野菜を買いました。
このような気持ちは初めてだったので、
びんちょうタンはなぜか緊張しました。
でも、なぜか悪事を働かずすんだので「よかった・・」と思えたのでした。
>>210 ふぁ……は、はいっ!
シュボッ
(頭に炭の代わりに蚊取り線香をのせ、
>>210さんの部屋の隅に座って燃え始める)
〈 このおへやに、はいったら、あぶないですよぉ……… 〉 (心の中で蚊たちに向かって呼びかける)
>>213 ふわぁ………
は、はい。 がんばりますっ!
―――― ―――― ――――
あ……はい! (船頭さんが舳先に敷いておいてくれた座布団の上にちょこんと座り、炭琴とバチを準備)
………!
みなさん…ほんじつは、おこしいただき、ありがとうございます。
これから……わたしといっしょに、「うかい」をしてくれる、
「うてん」ちゃんと、「さてん」ちゃんの、「だんす」を、ごらんいただきたいと、おもいます。
どうぞ、よろしく、おねがいします!
(緊張に少し声を震わせながらも、鵜匠さんたちと打ち合わせた通りに心をこめて挨拶)
…………
ポッ♪ カン♪ ピン♪ (右天・左天と視線を合わせ、演奏を開始)
>>214-216 ……まっかな、とまと…おいしそう………
…………!
ブルブルッ
《わたし…なにしてるんだろう…
わたしが、おしごとしてるのと、おんなじように、
おみせのひとも、このとまとを、おかねにかえて、いきてるのに……》
…あの…すみません!
この、とまと…いくらですか?
わたし…しては、いけないこと…しちゃうところだった……
…ばあちゃん……ごめんなさい……
(買ったトマトを道端のお地蔵様にお供えし、手を合わせる)
調子に乗って焼きそば作りすぎた
大分食ったがもう無理気持ち悪い
残り全部びんちょうタンにあげる
>>217 ウワァ… スゴイネー! モット コッチニ、コナイカナァ…
パチパチパチ! シャシン、トッテイイ?
びんちょうタンの演奏に併せて踊る鵜たちの姿に、お客さんは歓声をあげて喜んでくれました。
中でもびんちょうタンの船に向けて、老人会のお年寄りの船からは、お菓子や小銭を包んだ
おひねりが飛んで来る程でした…。
ヒュ〜 ストン! ストン ヒュ〜 チャリ チャリン!
―――― ―――― ――――
びんちょうタンの出し物に続いて鵜匠さん達の鵜飼いが披露され、やがて楽しい宴を過ごした
お客様を見送る時間になりました…。
若い鵜匠 『 ……と、お時間になりました。
では最後にもう一度、びんちょうタンに登場してもらって、
" 徒歩鵜(かちう)"ならぬ、" 騎乗鵜"にて鮎を獲る様子を
御覧頂きながら、今宵はお開きとさせて頂きます…… 』
>>219 ポッ♪ カン♪ ピン♪
………… (演奏に熱がこもり、額ににじむ汗を気にとめず一心に炭琴を叩く)
…… ポンッ
バサッ!
(大きく翼を広げポーズを決める右天と左天)
……ありがとうございました。 (2羽と並んでお客さんたちにお辞儀)
………ふわぁぁぁ……!
えっと…あの…こ、これ……
(戸惑いながら目の前のおひねりの山とおじいさんを交互に見る
――「とっておきなさい」と優しい眼差しで告げるおじいさん)
………は…はい!
《 みんなに、おみやげ、いっぱい、もってかえれる……… 》
―――― ―――― ――――
(若い鵜匠さんのアナウンスを聞き、風折烏帽子をしっかりとかぶって右天、左天のそばへ)
あと、すこし……
うてんちゃん、さてんちゃん…がんばろうね。
(お客さんたちに深くお辞儀し、左天の背中に飛び乗り大きく息を吸い込む)
――――!
ザパァン! ザパァン!
(右手を高く上げるのに応えて、右天が先陣を切って飛び込む
それに続いて左天とともに水中へ)
つ○
おだんごドゾー
>>218 ふぇ…「やきそば」、こんなに……い、いいんですか?
ありがとうございます!
おれいをいうのが、おそくなっちゃって…ごめんなさい。
ちくタンと、ちくリンにも、わけてあげよう。
>>221 ふわぁ……おだんご…ありがとうございます!
みなさんに、おいしいもの、たくさん、もらえて……
わたし…すごく、しあわせです。
くぬぎタンの馬車の馬
馬刺にしたら何人前かなあ
もう肉なんてずいぶん食ってないな…肉ってどんな味だっけ……ジュルリ
びんちょうタン、暑くないかい?うちわで扇いであげよう
パタパタパタパタ
>>220 びんちょうタンの鵜飼いはとても評判を呼び、納涼船は連日の大盛況となりました。
それでホクホク顔の船主さんは、みんなに大入り袋を出してくれたのです。
おひねりのお菓子は、いつも接待係りのお姉さん達と分けて頂いていたのですが、
お小遣いは誰も受け取ってくれなかったので、独り占めをしたかの様で気が重かった
びんちょうタンでしたが、これで皆さんのお給金が増える事になったので、安心して
お仕事を続けられるなぁ…と、胸を撫で下ろすのでした…。
―――― ―――― ――――
そして今日はクヌギたんの御招待で、みんなが鵜飼いを見に来る日となりました。
いつもの様にお昼寝を済ませると、少し早めに目が覚めたびんちょうタンは着替えて、
縁側でお出掛けの準備をしていました…。
…ブロロロ キキィッ
庭先に乗用車の停まる音がしたので、ふと目をそちらへ目を向けると、黒塗りの高級車の
窓から手を振るみんなの姿が見えました。
バタッツ …タッタッタッ ( 縁側へ駈け寄るみんな )
ニコニコ
クヌギたん 『 びんちょうタン、お久しぶりです。 ウフフッ
今日はスダじいに、リムジンを運転してもらって来ました。 』
ホー ゲンキー?
ちくタン 『 ヤッホー! 元気だったー?
鳥便のお手紙で、”げんきです。”って書いてあったから エヘヘッ
心配してなかったけど、やっぱり会ってみて見ないとねー。 』
あろえ 『 こうきゅうな車でおでかけするのはじめてだったから、
とってもおもしろかったよー。 』
フフフ…
れんタン 『 ふかふかのシートって、お寺の座布団より気持ちいいかも…。
…あっうん、ユーカリたんはお仕事が忙しいから来れないって…。
だから、みんなでお土産を買って帰ろうって相談してたんだ……。 』
>>223 あ……おなか、すいてますか?
あの……きょう、おしごとで、「ごしゅうぎ」を、もらって、ふたつ、かえたので…ひとつ、いかがですか?
っ【揚げたてのお肉入りコロッケ】
>>224 ひはぁ……すずしいかぜ…とっても、きもちいいです。
ありがとうございます!
>>225 …おはようございます。 (おばあさんに姿見を貸してもらい、烏帽子をきちんとかぶれているか確かめる)
ふわぁ…おっきな、ぴかぴかの、くるま……
……!
クヌギたん! ちくタン! ちくリン! あろえちゃん! れんタン!
きてくれて…ありがとう!
…うん。 みんなも、げんきそうで、よかった……
あ…うん。
わたしも、おしごと、おわったら…ユーカリたんへの、おみやげ、さがすの、てつだうね。
《 みんなに、たのしんで、もらえるように…がんばらなくちゃ……! 》
>>226 ニコニコ
おばあさん 『 …まあまあ、みなさん、いらっしゃい。今日は楽しんで行ってね…。
コンニチハー ペコリッ
オセワニ、ナリマス
あっそうだわ…。 もしよかったらみんなも、びんちょうタンと
同じ様に、鵜匠の格好をしてみる? 』
ウワァ〜♪ カッコイイヨ!
ハイ、オネガイシマス! ニアッテル カナァ…
おばあさんはみんなに、びんちょうタンとお揃いの装束を着せてくれました…。
エヘヘッ
ちくタン 『 これならホントに言う事なしだねー。
…あのう、うしょうのおじいさん。 ワタシたちも、びんちょうタンといっしょに
お手伝いをしたいんですけど…。
…はい。びんちょうタンからのお手紙に、演奏をお客さんに見てもらったら、
とてもよろこんでもらえたって書いてあったから、ワタシたちもいっしょに
お手伝い出来たら、もっと楽しくなると思うんです……。 』
れんタン 『 みんな、楽器を持って来ました…。 』
そう言うとみんなはそれぞれの楽器を取り出して、鵜匠さんに見せました。
ちくタンはムックリ。 れんタンは小さな木魚を。 あろえはリコーダー。 ちくリンは
あろえから借りた赤いカスタネットを。 クヌギたんは神楽鈴を手にしていました…。
ホッホッ
鵜 匠 『 …うんうん、結構じゃよ。 これはまた、賑やかな出し物になるのぉー。 』
クヌギたん 『 ありがとうございます。 それではじい、船の手配をお願いします…。 』
カシコマリマシタ、オジョウサマ…
>>229 わぁああ……
みんな、「うしょう」さんのふく…おそろい……
……え?
じゃあ……おまつりのときみたいに…みんなも、いっしょに、えんそう、してくれるの?
ふわぁぁぁ………!
う、うん。 …ありがとう!
あ…それじゃあ、
「うてん」ちゃんと、「さてん」ちゃん…みんなに、しょうかいするね!
(鳥小屋の前に行き、右天・左天と鵜たちの見守る中でみんなとリハーサル)
232 :
名無しになりきれ:2009/08/21(金) 10:09:25 0
こんど海子ちゃんとやらに折り紙のウデをみせてあげなさい。
233 :
お盆:2009/08/21(金) 11:12:45 0
びんちょがもう寝ようかと思ったある夜のことです。
なんとウメばあちゃんがおぼろげながらいるではありませんか!
びんちょは時間の許す限り、おばあちゃんとのおしゃべりを楽しんだのでした。
>>191 びんちょ、天国であの女の子もよろこんでたよ
>>217 よくおもいとどまってくれたねぇ・・びんちょも成長したんだねぇ。
優しい人たちに囲まれてよかったねぇ・・それじゃ、またね。
234 :
1:2009/08/21(金) 18:43:35 0
234
>>232 あ……はいっ!
こないだ、「はーと」が、おれるようになりました。
うみこちゃん…てれびの、「ぷりきゅあ」が、すきだから…
「はーと」を、よっつあわせて、「ぷりきゅあ」の、まーく、つくってあげたいな……
>>233 ………ん………
ふぁ…………
…………………ばあちゃん……!
―――― ―――― ――――
……うん。
ばあちゃんの、おてがみ…たいせつに、もってるよ。
ふぁ……
あのこ、ばあちゃんのところに………
……よかった………
……そうだ。 (懐からおはじきを取り出す)
あのこの、わすれもの……
ばあちゃんの、きのしたに、うめておくから……とどけてあげてほしいな……
ばあちゃんが、みまもってくれるから…わたし、つよくなれる……
みんなが、いてくれるから…わたし、がんばれる……
いまも……これからも、ずっと………
ありがとう………ばあちゃん。
>>230 リムジンに乗って船着場に着いたびんちょうタンは、早速お世話になっているお姉さんや
船頭さん、鵜匠さんたちにお友達を紹介すると、いつもの様に準備を始めました…。
みんなのお手伝いもあって、お客さんをお迎えする準備は早く済みました。
するとみんなのいる船着場に向かって、胴付長靴に半被姿のスダじいが、小さな納涼船を
引いてやって来ました…。
スダじい 『 お嬢さま、特別船の準備が整いましてございます…。 』
ワァ〜 カワイイネー♪
その小さな納涼船には鳥や蝶をあしらった可愛らしい提灯が、沢山の花飾りと共に飾られて
おり、小さい船体ではあるのですが、暗い水面に一際艶やかに浮かんでいました…。
ネエネェ、アッチノ フネガ イイナァ… タノシミ タノシミ… フォーフォフォ
納涼船に乗り込むお客さんは、びんちょうタンたちの船を横目にしては口々に、これから
披露される出し物に期待を膨らませていました……。
―――― ―――― ――――
鵜匠さんの合図でお客さんを乗せた船が一斉に川中へを進むと、続いてびんちょうタン
たちをのせた船も、スダじいに引かれて後に続きました…。
若い鵜匠 『 ……はい。 それでは今宵も先ずは、大変好評を頂いております鵜の踊りを
御覧になって頂くのですが、今夜は更に賑やかに、子供達の演奏を交えての
出し物として御披露させて頂きます…。
びんちょうタンとお友だちのみなさん、それではどうぞー! 』
>>235 ある晩、またあのモンペ姿の女の子がびんちょタンの前に現れました。
「ありがとう。このおはじきさがしてたの。
・・あのね、あした、かわのみずをのんでみてね。いちどだけいいことがあるよ」
そう言うと女の子はまたスゥーっと消えていきました。
びんちょは翌朝、いつもよりきれいな気がする川のお水を飲んでみました。
「ひは〜つかれがとれたみたい・・」
びんちょうタンの みのまもりが 3あがった!
>>236 こんばんは!
きょうは、おともだちといっしょに、えんそう、させてもらいます。
よろしくおねがいします!
ひはぁ…! かわいい、おふね……
あ…わたしも、のって、いいんですか?
は、はい!
(鵜匠さんと鵜たちにきちんと挨拶してから船に乗り込む)
―――― ―――― ――――
……… ドキドキドキ (お客さんの期待を感じ取り、緊張で高鳴る胸に掌を当てる)
ポン
…………! (肩に手を置かれて振り向き、微笑むちくタンとお友達みんなの顔を見渡す)
…………うん!
せぇ〜…のっ!
ポッ♪ ビヨーン♪ タン♪
シャン♪ カン♪ ピィ〜♪
ポク♪ トン♪ ピン♪
ふわぁぁぁ……! (水の上から空中へと軽やかに舞う右天と左天の姿に瞳をキラキラさせつつ炭琴を叩く)
(となりの船に乗っていた高校生のお姉さんが、カスタネットを取り出し飛び入り参加)
( 澪 「ちょっと唯! 恥ずかしいからやめなよ」 )
( 唯 「だって〜楽しいんだもん♪ うんたん♪ うんたん♪」 )
( 紬 「これはいい曲ができそうです…」(五線紙を取り出しお玉杓子を書き始める)
( 律 「うえっぷ…ゆ、揺らさないでくれ〜船酔いが…」 )
>>237 ………ふぁ………!
…………う、ううん…
あの……すぐに、とどけてあげられなくて……ごめんね。
……かわの、おみず……う、うん!
コクッ コクッ
ふわぁ…………
(真っ青な空を振り仰ぐ)
………ありがとう。
ばあちゃんに……よろしくね。
(桶に水を汲み、ばあちゃんの畑へと歩き出す)
>>238 パチパチパチ! ヒュ〜 ストン ストン
パシャパシャ
チャリ チャリン!
\ コッチムイテー! /
\ カワイイヨ〜 /
びんちょうタンたちの演奏に大勢のお客さんから、声援やおひねりがみんなの船に届くと、
みんなは大きな笑顔で顔を見合わせて喜びました…。
―――― ―――― ――――
そして鵜匠さんの鵜飼いが始めると、びんちょうタンたちはお客さんの接待でてんてこ舞いの
お姉さんたちのお手伝いにかかりました…。
船着場の側に用意された炊事場で、びんちょうタンとちくタンは獲れたての鮎を焼いたり、
お素麺や枝豆を茹でると、れんタンとあろえが涼しい模様が施された器に盛り付けました。
そしてクヌギたんとちくリンはスダじいに引かれた船に乗って、お客さんの船にお料理を
運びました…。
ちくリン 『 オコヅカイ、モラッタ〜 ♪ 』
ニコニコ
ちくタン 『 よかったね、ちくリン。 それもあとでみんなで分けようねー。 』
ウン、ワカッター
クヌギたん 『 鮎が香ばしく焼けてて、とってもおいしいって言われたの。
”びんちょうタンが焼いたんですよ”って言ったら、
”ほうか…やっぱりなぁ…”って、言っていたおじいさんがいたわ。
キレイな着物姿の芸者さんを何人も連れて、お父様の仕事で見かける様な
おじ様方もたくさんいらっしゃったから、きっとお金持ちなのね…。 』
240 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/08/23(日) 21:55:06 0
>>239 ………ありがとうございました。 (みんなと並んで立ち、お客さんたちに深くお辞儀)
……ふわぁ……!
…………う…うん。
みんな………ほんとに、ありがとう!
―――― ―――― ――――
パチ パチ パチ (鮎の焼き網の下で静かに燃える)
( ちくタン 「 びんちょうタン、こっち火が弱くなってるからお願い〜! 」 )
ふぁ…はぁいっ!
テテテテ (枝豆の鍋の下へ)
ふわぁ……
おきゃくさんたち、みんな、よろこんでくれてる……
……がんばらなくちゃ……! (意欲をみなぎらせ、遠赤外線の輝きを発する)
ふぇ……?
そんな、おかねもちのひとが、わたしのこと、しってるなんて……
ふしぎだけど……でも、うれしいな……///
(さっきカスタネットで参加してくれたお姉さんがやってくる)
( 唯 「 ねえねえ! びんちょうタン、だよね?
さっきはすっごく楽しかったよ〜!
私たち、軽音部の合宿で来てるんだけど、
つい盛り上がっちゃって、急に飛び入りしちゃってゴメンね〜 」 )
ふぁ……い、いえ…そんな……
あの……いっしょに、えんそうしてもらえて……わたしも、すごく、うれしかったです。
「けー…おん」……?
ふわぁ…おねえさんたちも、いろんながっき、えんそうしてるんですね。
( 唯 「でさでさー、こんど秋に学園祭でライブやるんだけど、
もしよかったら、ゲストに来てくれないかな〜、なんて思って… 」 )
「がくえんさい」……わぁ…がっこうの、おまつりなんですね。
おねえさんたちの、えんそう、きいてみたいなぁ……
あ……は、はいっ!
クヌギたんの、がっこうの、おしごとのひと、かさならなかったら……
おてつだい、させてもらいたいです。
おはようございます。
これから一緒にラジオ体操しに行きませんか?
243 :
15:2009/08/24(月) 14:57:10 0
243
>>240 賑やかなお姉さん達とお手紙で連絡する事にしたびんちょうタンは、お姉さんにお家の
住所を告げると、お返しにお姉さんの住所のメモを頂きました。
《 きょうとし ...》 と書かれた住所を見たびんちょうタンは、以前しゅろ和尚さんから
聞いたお話を思い出し、お寺がいっぱいある町に住んでいるんだなぁ…と、思いました…。
炊事場の売店で買った焼きとうもろこしを手にして、ブンブンと振りながら納涼船に帰る
お姉さんへ、手を振って応えたびんちょうタンに───
鵜 匠 『 おーい、びんちょうタンやー。
そろそろ鵜飼いの準備をしてもらおうかのぉー。
みんなもお手伝いの手を止めて、さあさあ、船に乗った乗ったー。 』
―――― ―――― ――――
若い鵜匠 『 ……さて、今宵最後の出し物となりました…。
びんちょうタンの " 騎乗鵜"にて鮎を獲る様子をお楽しみ下さーい! 』
司会の鵜匠さんが手を指す暗がりから二羽の鵜に跨り、松明の灯りを手にしたびんちょうタンが
現れると、船上から歓声が上がりました。
パチパチパチ! ワ〜イ ♪
パシャパシャ ガンバレ〜〜
\ コッチムイテー! /
\ マッテマシタ〜! /
クヌギたん 『 まあ、水上スキーみたい ♪ 』
カコイイ〜!
ちくタン 『 びんちょうターン、カッコイイよ〜! 』
あろえ 『 あぁ〜、ワタシもおよぎたいよ〜〜 』
ウフフ…
れんタン 『 はい、たいまつ持ってあげるね…。 がんばってね…。 』
245 :
名無しになりきれ:2009/08/24(月) 19:52:58 0
ちゅるや「カメちゃん、お魚くわえるの下手だな〜」
ゼニガメ「ゼニゼニゼニガ〜(カメって魚食べるの?)」
>>244 ……はい。
「ゆい」おねえさん…おてがみ、まってます! (手を大きく振り返す)
あ……は、はいっ!
じゃあ…こんどは、わたしが、「うかい」、するから…
みんな、おふねで、ゆっくり、みててね。
うてんちゃん、さてんちゃん…よろしくおねがいします!
ザァァァァ (並んで泳ぐ2羽の背に両足をのせ、松明をかざして登場
お客さんとみんなの方を向いて深くお辞儀)
ふぁ……れんタン、ありがとう。
……うん!
(息を吸い、右腕を宙にサッと振り上げる)
ザパァ ザパァッ!
(翼を広げた2羽とともに水中へ)
ザパァン! (松明の光を受け蛍火のように輝く水しぶきを上げて空中に舞い上がり、
お友達とお客さんの船の舳先を飛び越えつつ再び水中へ)
>>245 ふぁ…ちゅるやさん、ぜにがめさん!
みにきてくれたんですか? ありがとうございます。
ふぁ…そういえば、
うみのむこうの、くにには、おさかなをたべる、かめさんも、いるって、きいたことあります。
>>241 おはようございます。
あ……はい!
ふわぁ…あさは、ちょっとだけ、すずしくなってきましたね。
いち、にぃ… さん、しっ…
ごぉ、ろく… しち、はち…
248 :
名無しになりきれ:2009/08/25(火) 09:25:55 0
漫画のびんちょうタンはそんなにたくさん「ふわぁ」なんて言わない
ここのびんちょうタンはオリキャラと見れば全然問題ない
250 :
25:2009/08/25(火) 15:40:26 0
>>246 パチパチパチ! ヒュ〜ストン チャリ チャリン!
カシャ カシャカシャ コッチムイテ〜〜!
\ ヨッ、ビンチョウタン! / パチパチパチ!!
\ アリガトウネ〜! /
びんちょうタンが二羽と一緒にポーズを決めると、一斉にお客さんから拍手と歓声が上がりました…。
サイコ〜♪
ちくタン 『 びんちょうタン、カッコ良かったよ〜 最高だよ〜〜! (*^ー゚)b 』
あろえ 『 ワタシも、ウさんと、およぎたかった〜〜 』
クヌギたん 『 おつかれさま、びんちょうタン。タオルをどうぞ…。 ウフフッ 』
れんタン 『 またおひねりがいっぱい…。
ユーカリたんの弟くんたちにも、たくさんお土産を買えるね…。 』
>>246 鵜飼いの披露を終えたびんちょうタンは急いでみんなと船着場へ戻り、見学を終えたお客様を
お見送りする事にしました…。
この前も見かけたオレンジ色のリボンを付けたお姉さんは、びんちょうタンを見つけるとニヤッと
口元を歪ませ、ヒョイとびんちょうタンを抱き上げると、”お持ち帰り〜〜♪” と叫びながら
走り始めたので、その様子に慌てて追いかけて来たお兄さんは、大声でお姉さんをたしなめながら
羽交い絞めにすると、罰が悪そうにそそくさと帰って行きました…。
ホッと胸を撫で下ろしていると、今度はみんなの演奏に参加してくれたお姉さん達がやって来ました。
お姉さん達はみんなで写真を撮ろうと言ってびんちょうタンたちを呼ぶと、パシャパシャとたくさんの
写真を撮ると、”今度送ってあげるからねー”と言って、手を振りながら帰って行きました…。
―――― ―――― ――――
アッハッハ
『 …おう、おったおった。 久しぶりやなー。
ああ、そう言うても解らんか……。
あんなー、ワシは前にアンタの料理を食べた事があるんやー。
ほれ、北海道の豚丼屋で─── 』
〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜
286 名前: 名無しになりきれ [sage] 投稿日: 2008/07/03(木) 08:16:45 0
, -───- 、
,..‐'´ `ヽ、
/:: ヽ
/::::::::: ,,:‐'''"゙´ `゙''‐、 i
. l ::::::::::. l
|..::::::::::::... ,. -─- 、 , -─- 、|
,r'⌒ヽ====i r' @ } l⌒i (@ ヽ }^i r'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
! ::`ヽ :::::::::::ヽ,〜 '~_ノ __ヽ ~し、ソ、ノ | なんちゅうもんを
ヽ::::(:::::::::::::::;ィ  ̄,J `ヽ ̄j )ヽ ,ノ 食わせてくれたんや…
{. :::::::::::::::r'´ ,u'~ 、__,丿・! (、 l '⌒i
_,.. ‐'`iー'!:::::j ( 。 ノ ,ゝj~`U ヽ ~:J | | なんちゅうもんを…
‐''´:!::::::::l::|:::::l:::::) ん' ゚ / (,'´ __ ,)( 、l ヽ、_________
:::::::::|:::::: l: l:::::ノ´j 、( ´ (~ ,><〈 ソ~。‐.、
:::::: | ! l ~ 。 、´ , ` ノ' |。 `‐
| l ヽ __  ̄_,. イ/ !
:l ヽ.ヽ ,.、 , ̄ -‐'// |
l ヽ ヽ. // / 〉 :// |
! ヽ ヽ// ./ / :// !
〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜
>>251>>252 ―――――ひはぁ……///
ありがとうございました! (頬を染めつつ深くお辞儀)
うてんちゃん、さてんちゃん……おつかれさまでした。
ふぁ…ありがとう、クヌギたん。
わぁ…たおる、ふかふか……
……うん。
みんな…きょうは、ほんとに、ありがとう。
―――― ―――― ――――
ありがとうございました。 (みんなと並び、船から降りるお客さんたちに挨拶)
………ひはっ!?
ほわぁ……びっくりしたぁ………
ひぅ! (携帯カメラのフラッシュに驚き目をつぶりそうになる)
あ……「りつ」おねえさん、ふなよい、だいじょうぶですか?
……よかったぁ……
あ、はい!
…ありがとうございました!
ふぁ……
《 あかりおねえさんに、つれていってもらった、おみせで…おてつだい、したとき……… 》
あっ、あの…えっと…ご、ごぶさたしてます。 (ちょっと緊張しつつ頭を下げる)
>>253 社長さん 『 ワシはなぁ、アン時の味が忘れられへんでなー。
なんかこう… あたたこうて、温もりのある味やったからな…。
今夜、鮎の塩焼きを食べさせてもろたら、またアン時と同じ味や。
ワシは驚いたと同時に、とても嬉しい気持ちになったんや…。
でな、そのお礼を是非したいんやが……
そやな… 今、徳島で ”阿波踊り” ちゅうお祭りがやっとるし、
この子等と一緒に、一晩でも遊びに来いへんか?
…ああ、もちろんホテルも汽車賃も心配いらんがな。
フェリーで渡たる手配もしたるよってに、どないかな…? 』
( 込み上げる笑顔を抑えつつ、びんちょうタンの両袖をチョンチョンと
引っ張りながら、目で ”行こうよ〜” と訴える、ちくタンとちくリン。 )
>>254 ふぁ……で、でも…あの…
「あゆ」を、とったのは、「う」さんたちで…わたしは、やいただけですから……
ひはぁ……「あわおどり」……
まちのなかで、たくさんのひとたちが、いっしょに、おどるんですよね……
わたしも…うてんちゃんや、さてんちゃんみたいに、かっこいいおどり、おどれるようになりたいな……
ふぇ……みんなも、いっしょに、つれていってもらえるんですか?
ふぁ…… (ちくタンたちと顔を見合わせる)
………う…うん!
あの……どうぞ、よろしくおねがいします。
256 :
2:2009/08/27(木) 00:08:16 0
>8
>>255 船着場でのお仕事を終えたみんなは鵜匠さんのお家に帰ると、お風呂とお夜食を頂き、
それから大広間にお布団を並べて、一緒に休む事にしました……。
鵜 匠 『 さあさあ、スダさんやー。 子供達も布団に入った事じゃてー、
一杯やりましょー。 ホッホッ 』
アリガトウ ゴザイマス デハ イッコン…
―――― ―――― ――――
みんなは一緒に他所のお家でお泊りする事は初めてだったので、少しワクワクした
気分に中々寝付けませんでした。
しかも明日は船に乗ってお祭りを見に行くので、みんなは口々にお祭りの様子や、
どんな出店があるのかなぁ、等と想像しては、いつまでもお喋りを続けるのでした……。
258 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/08/27(木) 20:41:12 0
>>257 ひはぁ〜…… (川の水で冷えた体がお風呂で温まり、頬をほんのり染めてみんなと寝室へ)
わぁ…クヌギたんの、ぱじゃま、かわいい……
クヌギたんと、いっしょのおへやで、ねるの…はじめてだよね。
おつかれさまでした。
おさきに、しつれいします。
…はい。 おやすみなさい。 (鵜匠さんとスダじいにお辞儀)
―――― ―――― ――――
………… (工場を見学したときに先生からもらった絵日記帳に、
翼を広げた右天・左天の勇姿と、みんなの笑顔を描いていく)
ちくリン 「ワタシモカクー!」
ふぁ……うん! (ちくリンに色鉛筆を渡し、ちくタンの顔の隣のスペースをあけてあげる)
…………わぁあ……じょうずだね、ちくリン……ひゅふ♪
みんなでいっしょに、とおくへいくの、はじめて……たのしみだなぁ………
おおきなまちだから…きっと、いろんなおみせ、いっぱい、あるよね……
………うん。
じゃあ……おやすみなさい。
すぅ… すぅ…
>>258 昨日の夜更かしのせいか、しまごろうに起こされてもチョットぼんやりしていたみんな
でしたが、障子を開けてお日様の光を浴びると、段々と目が覚めていきました…。
みんなは身支度を済ませると、お部屋、お庭、鳥小屋のお掃除。そして朝ごはんの
お手伝いと、お仕事を分担して済ませました…。
―――― ―――― ――――
みんなで卓袱台を囲んで、ほかほかの御飯を頂いていると鵜匠さんが──
鵜 匠 『 びんちょうタン、そしてみんなも昨日はご苦労さんだったのぉー。
っ 【 お給金 】
まだまだ家にいてもらいたいところなんじゃが、長く引き留めるほど
別れが辛くなるしのぉ……
ホッホッホッ
まあ、お仕事とは言わず、機会があったらまた遊びにおいでなぁー。 』
―――― ―――― ――――
お出掛けの準備を済ませて、みんながリムジンに乗り込んでいると、おばあさんが大事そうに
風呂敷を抱えて、小走りでみんなの側にやって来ました…。
…ハァハァ ホホホ
おばあさん 『 おにぎりを作ってたら… 数が多かったから、時間がかかったわ…。
玉子焼きとタコさんウインナーもあるのよ。 船の中で食べてね…。 』
ブルン ブロロロ…
みんなはゆっくりと走り始めたリムジンの窓から身を乗り出しながら、みんなを見送る鵜匠さんと
おばあさんの姿が見えなくなるまで、手を振り続けるのでした……。
>>262 おはようございます。
シャッ シャッ (鳥小屋の床を隅々まで丁寧にブラシをかけていく)
うてんちゃん、さてんちゃん……
かっこいい、おどり、みせてくれて、ありがとう。
わたしも…ゆいおねえさんや、みなさんに、たのしんでもらえるように、がんばります。
―――― ―――― ――――
―――ごちそうさまでした。 (ー人ー)
ふぁ……どうも、ありがとうございます。 (深く一礼しお給金をいただく)
……はい!
また…ぜったい、
おじいさんと、おばあさんと、「う」さんたちと、しまごろうちゃんに、あいにきます。
…もし、よかったら、
また、わたしたちの、おんせんに、はいりにきてくださいね。
…おせわになりました。 (もう一度、みんなといっしょにお辞儀)
ひはぁ……!
こんなに、おいしそうなおべんとう、いっぱい……
あ、ありがとうございます!
…… さようならぁーーーー!
ありがとうございましたぁーーーーーーー!
264 :
名無しになりきれ:2009/08/29(土) 19:27:20 0
明日は選挙だねえ
びんちょうタンが政治家になったら何をしたい?
>>263 みんなはふかふかのシートに揺られながら、様々に変わって行くお外の景色を指差しては
楽しくおしゃべりをしていると、間も無くリムジンはフェリー埠頭に着きました。
係員さんの誘導でリムジンが駐車場に停められると、みんなは側にあったエレベーターで
早速、甲板へ行く事にしました…。
ウィーン …… シュルシュルシュル…
アル〜!
ちくタン 『 わぁ〜、船の中なのにエレベーターがあるよ〜! 』
あろえ 『 デパートみたいだね〜♪ かんぱんにゆうえんちは、ないのかな〜? 』
クヌギたん 『 ゆうえんちは無いけど、潮風がとっても気持ち良いのよ…。 』
……ガッチャン
エレベーターホールから明るい陽が射す外に出た途端、みんなは何だか気持ちが急に
ウキウキして、広い甲板を走り始めました……
オジョウサマ〜 ソンナニ カケテハ アブナイ デスゾ〜〜
そして、船尾の手すりまで走り終えて満足したみんなが一息ついていると、急にれんタンが──
れんタン 『 …あっみんな、耳をふさいで…。 』
耳をおさえた格好をしたれんタンに合わせて、みんなも同じ格好をしていると、出港の合図の
大きな汽笛が鳴り響きました。
ブォ〜〜!! ブォ〜〜〜ン ……
ビックリシタ〜 テヲ フッテル ヒトガ イルヨ〜
ヒャ〜! オオキナ オトダネ〜〜! オフネガ、ウゴキ ダシタ〜♪
>>264 えっ、と……
「せいじか」のひとって、あったこと、ないので…よく、わからないんですけど……
みなさんに、おいしいごはんをたべて、えがおになってもらえるように、
いま、わたしに、できること…がんばりたいです。
>>265 ……ひはっ!? (エレベーターのドアが開くと、景色が変わり青空が広がっているのに驚く)
……ふぁ? (あわててみんなを追いかけ走り出す)
はっ… はっ…
すぅ〜〜〜…… ふぅ〜…… (海の香りがする風を胸いっぱいに吸い込む)
………ひゅふ♪
…ふぇ?
>ブォ〜〜!! ブォ〜〜〜ン ……
ひぅっ! (汽笛の音にびっくりして耳を押さえたまま固まる)
(汽笛が止むと、スダじいがそっと手を耳から離してくれる)
ほわぁ…びっくりしたぁ…
あ、ありがとうございます。
…ふぁ……!
いってきまぁ〜す………! (お友達との旅路に胸を高鳴らせつつ、桟橋で手を振る人たちに手を振り返す)
267 :
名無しになりきれ:2009/08/31(月) 19:45:58 0
さあびんちょうタン、昔懐かしい手動のサッカーゲームを持ってきたよ。
いっしょにやろうね。
そう、レバーをガチャガチャ動かして・・
あっ、ゴール決められちゃった。上手いな〜
びんちょおねえちゃん、ざんしょおみまいもうしあげます。
いまおねえちゃんやかぞくと「しょうなん」という
とてもにぎわってるうみべのまちへきてます。
おねえちゃん、「かるいざわ」もいいけどなつはやっぱりうみがなくちゃね
といってます。
ぼくとおねえちゃんのふたりでさがした
きれいなかいがらをびんちょおねえちゃんにあげます。
みみにあててうみのおとをたのしんでください。
またあおうね。 コルク
269 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/08/31(月) 23:54:42 0
>>267 ふぁ……
この、ればーで、おにんぎょうを、うごかして…
この「ぼーる」を、このなかにいれれば、いいんですね?
……はい!
んっ… ふ… ふっ……
ふわぁ…… はいっちゃった…!
あ、ありがとうございます!
>>268 パサパサッ
ふぁ……ゆうびんやさん!
わたしに…ですか?
わぁぁ…… コルクくんからだ……!
アベマキちゃんと、コルクくんも、うみに、いってるんだ……
ほわぁ…おおきな、かいがら……
ゴォォォォ ゴォォォォ
ひはぁ……! …ほんとに、「なみのおと」が、きこえる……!
ちくタン、ちくリン、…きいてみて!
ありがとう、コルクくん……
「とくしま」に、ついたら…コルクくんと、アベマキちゃんの、おみやげも、さがそう。
おうちにかえったら、すぐ、おへんじかいて、おくらなくちゃ。
>>269 甲板の日除けテントの下でお弁当を頂きながら、貝殻をまわし見していると──
あろえ 『 …あっ。 ねえねえ〜、アッチになにかあるみたいだよ〜。 』
ちくタン 『 人が集まって、何をしているのかなぁ〜?
お弁当を食べ終わったら、行ってみようよー。 』
ミヨー?
―――― ―――― ――――
お弁当を食べ終えたみんなが人だかりの方へ行ってみると、何やらぬいぐるみを
着た人が子供達と一緒にゲームをしているのが見えました…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/3277.jpg 】
すだちくん 『 僕は ”すだちくん”。 徳島へ遊びに来てくれるみんなにプレゼントを
持って来たんだ〜〜。 フフン
【
ttp://aryarya.net/up/img/3279.gif 】
ひとつでも入れば、すだちジュースをプレゼント〜!
それから、グループで挑戦するチームは、いるかな〜〜?
9本のピンの内、タテ・ヨコ・ナナメ、どこでも一列そろったら、
うずしお観光船の招待券をあげるよ〜! 』
ちくタン 『 …! はいはい! ワタシたちやりまーす! 』
すだちくんから二本ずつ輪っかをもらったみんなは円陣を組んで気合を入れると、
サッと仕切り線の内側に並びました…。
先 鋒:ちくタン テリャー! ◎ トォー! × アリャリャ… デモ、マンナカニ ハイッタヨ〜!
次鋒壱:ちくリン リャアー × リャー × ハイラナカッタ……
次鋒弐:あろえ エ〜イ × ソ〜レ… × ゼンゼン トドカナカッタ〜
中 堅:れんタン エィ! ◎ ハイッテ… ◎ ウン、リーチニ ナッタネ…
副 将:クヌギタン エイッ × ハイッ ◎ オナジ ピンニ ハイッテモ…
リーチが掛かった勝負になった一投目に、大将のびんちょうタンは緊張で指先が
縮こまってしまい、輪っかは台を大きくそれてしまいました。
するとみんなは一斉にびんちょうタンに駈け寄り、優しい笑顔で声を掛けてくれたので、
びんちょうタンは手の震えが収まり、気持ちを落ち着かせる事が出来ました。
そして改めて仕切り線に立ったびんちょうタンが、風が収まるのを待っていると──
れんタン 『 もうすぐ右上のピンにトンボがとまるから、そうしたら投げてみて… 』
>>270 ふぁ……「すだ、ち、くん」…… (思わずスダじいの顔を見る)
ふぇえ…「すだち」って、みかんににた、くだものなんですね。
…こんにちは。わたし…びんちょうタンです。
あ……うん!
(みんなと手のひらを重ねて) えい… えい… お〜!
………ふぇ……!
しっぱいしちゃった……
あと、ひとつ………
…ふぁ……みんな………
う、うん! (目を閉じ、肩の力を抜いて大きく深呼吸)
パササッ …… ツン
あ……
………
………ふぁっ! (トンボのきらきら光る大きな目をしっかりと見つめ、輪っかを投げる)
>>271 スタッ カラカラカラ…
れんタンから教えてもらったタイミングで、びんちょうタンは輪っかを投げると、
輪っかは狙いを定めたピンにとまったトンボをスルリと通り抜けました…。
ワーイ!
ヤッタヤッタ〜♪ パチパチパチ!
すだちくん 『 おめでと〜♪
風が吹いてて難しかったのに、列を良くそろえたね〜〜。
それじゃあ、商品の招待券をどうぞ〜。 』
っ 【 うずしお観測船 乗船券 】
乗船券の表には大きく渦を巻く海と、その直ぐ側で浮かんでいる船の写真が
印刷されていたので、みんなはチョットだけ不安な気持ちになりましたが、
” 観光船のエンジンは馬力があるから、コレ位のうずなんてヘイチャラさー。” と、
すだちくんが教えてくれると、機械に詳しいちくタンが納得した様子で笑顔になったので、
みんなの不安な気持ちは、ワクワクする期待感へと変わってゆくのでした…。
>>272 ………ひはぁ! よかったぁ………!
ふぁ……「うずしお」……
うみが、「せんたくき」みたいに、うずを、まいてるなんて…
ちょっと、こわいけど……みてみたいな……
あ、ありがとうございます!
うん。 ……たのしみだね。
( 黄色いカチューシャのお姉さん 「ねえねえ、これって年齢制限ある?
よーしっ! あたしたちも挑戦するわよ!」 )
( オレンジの長い髪のお姉さん 「ふえぇ…自信ないですぅ」 )
( 背の高い細い目のお兄さん 「あ、僕たちはこの遠いほうの踏み切り線からですね」 )
( 普通の顔立ちのお兄さん 「やれやれ、俺が先鋒か」 )
( 紫のショートヘアのお姉さん 「あの子たちとは遭遇の頻度が高い……ユニーク」 )
ふぁ! ……ごめんなさい。 (後ろから来たお姉さんたちにあわてて場所をあける)
…あ……
あのおねえさんたち……たしか…「うかい」のときも、みにきてくれてたっけ………
>>273 輪投げゲームの後もみんなは、子供広場にあったボーリングや風船細工、コリントゲームで
遊んでいると、程なくフェリーは汽笛をあげてターミナルへ入港して行きました…。
ブォ〜〜!! ブォ〜〜〜ン ……
―――― ―――― ――――
ブルン ブロロロ…
リムジンが船内の駐車場からみんなを迎えに、フェリーターミナルの建物の前に停車した時でした。
びんちょうタン達がリムジンに乗り込もうとしていると、ターミナルの向かい側の駐車場の
並びに在るバス停で、輪投げゲームの時に見かけたお姉さんが、何やら大きな身振りで
グループの人達とお話しをしているのが聞こえて来ました…。
「 …なによっ! 鳴門公園まで乗換えて2時間もかかるの? 直通バスは無い訳? 」
「 まあー、都会と違って地方の公共交通は厳しいものがありますからねー。 」
「 でものんびり行くのも、良いんじゃないでしょうかぁ…? 」
「 何言っているのよ、そんなのめんどくさいわ。 タクシーで行きましょ、タ・ク・シーで。 」
「 ちょ、ちょっと待ったー! その運賃はどうするんだ? まさか俺が…… 」
「 そうよ、罰よ罰。 ピンに一つも輪が入らなかったクセに、こういう感は鈍ってないのね…。 」
「 お前なぁ、そんな遠くまで、いったい幾ら掛かると思ってるんだー!? 」
「 ……総距離、29.236Km。 推定所要時間、58分38秒。 運賃は中型車利用で── 」
「 長門よ、そんな計算はせんでいい…… やはりここは学生らしく、慎ましくだな── 」
「 でも涼宮さん、肝心のタクシーもハイヤーも、全く見当たりませんねー。 」
「 ハイヤーよりも、もっと高級そうな車なら、あそこに見えますけどぉ… 」
「 …! みくるちゃん良く見つけたわねー。 いいわ、アレにしましょ! 」
そう言うや否や、引き止めようとするお兄さんを振り切って、お姉さんはみんなの方へ
駆け寄って来ました…。
「 …ハァハァ あっ、アナタたちは… うんうん、ちょうど良かった…。 フフフ…
ねぇ、アナタたちもこれから渦潮を見に行くんでしょー?
それでー、ついでにアタシたちも一緒に連れて行ってくれないかなぁー? 」
275 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/09/05(土) 02:15:01 0
>>274 ………ひはっ!? (すごい勢いで目の前に立ちはだかるお姉さんにびっくり)
あ、あの…こないだは、「うかい」、みにきてくれて…ありがとうございます。
あっ…は、はい。
じゃあ…おねえさんたちも、「うずしお」の、けん、あたったんですね。
あ……えっと…
これ…クヌギたんの、おうちの、くるまなので…きいてみないと……
クヌギたん…どうしよう……?
(クヌギたん 「 ……そうですね。
私たちと、お姉さんたちが乗っても、じゅうぶん広いし…
お父様がいつも、『困っている人に手を差し伸べられる人にならなければいけない』って、おっしゃってるから……
じい……お願い、乗せてさしあげて 」
スダじい 「 …お嬢様…
かしこまりました。 …どうぞ、お乗りください」
ふわぁ……
「うかい」の、おしごと、させてもらった、おかげで、
たくさんの、おねえさんたちと、であえた……
なんだか、うれしいな………
(お姉さんたちの後からリムジンに乗り込み、お姉さんのグループと向かい合わせに座る)
あ……わたし、びんちょうタンです。 …よろしく、おねがいします! (お友達と順番に自己紹介)
>>275 優しい顔のお姉さんから頂いたお菓子と、輪投げの景品のすだちジュースを頂きながら、
みんなで楽しくおしゃべりをしている内に、リムジンは鳴門公園に到着しました…。
…ブロロロ
キキッ… ボムッ
ハルヒ 『 うーん、やっと着いたわねー。 乗り心地の良いリムジンだったわー 』
古 泉 『 スダさん、みなさん、送って頂いてありがとうございました 』
長 門 『 ( 無言で会釈 ) 』
みくる 『 みんなとお友達になれて、お姉さん嬉しかったわぁ〜♪ 』
キョン 『 …で、これからどうするよハルヒ? 』
ハルヒ 『 ココは観測船一択でしょ? 早めにホテルにチェックインする算段に
しておかないと、踊りの一般参加受付に間に合わなくなるわ。
私たちは浴衣に着替える時間もかかるんだからー 』
古 泉 『 ”渦の道”の展望台から見下ろす渦潮も捨て難いんですけどねー 』
みくる 『 私は高い所は苦手だから、行けない方が助かりますぅ〜 』
そして相談を終え、早々と観測船の乗り場に向かうお姉さん達に手を振って、
びんちょうタンたちがサヨナラをしていると──
れんタン 『 ざわざわする… またどこかで会うような気が…… 』
ちくタン 『 ねえねえ、ワタシたちは ”渦の道”って所に行ってみようよー?
この招待券には、そこの入場券もついているんだしさー 』
>>276 ふぁ…ありがとうございます!
ふぇえ…おねえさんたちは、「にしのみや」っていう、まちから、きたんですね。
えっと……「えす、おーえす、だん」って…どんな、いみなんですか?
……「せかいを、おおいに、もりあげる、ための」……んっ、と… (長い文を懸命に覚えようとする)
わぁ……「はるひ」おねえさん……「せかいじゅう」を、たのしくしようと、してるなんて…すごいなぁ………
ふぇ…もう、ついちゃったんですか?
たのしいじかんって、あっというまに、すぎちゃうみたい……
ふぁ……
「みくる」おねえさん…わたしも、とっても、うれしいです!
あっ……はい! さよーならぁー…!
ふぁ……うん。
れんタンが、そういうんなら……きっと、また、あえるよね………
わぁ……
「うずのみち」って…あの、おおきな、はしのうえから、「うずしお」を、みられるんだね。
……う、うん!
279 :
名無しになりきれ:2009/09/07(月) 19:47:00 0
レッサーパンダの風太くんがこっちを見ている
あ、立った
フゥ〜あいつらせっかちなんだから〜
カメちゃんお留守番させといてよかったよ
ありゃ?びんちょうタンたちもここにきてたのかいっ!?
>>279 ひはぁ! あかい、たぬきさん……こんにちは!
……ふぇ?
わぁ…たぬきさんじゃなくて、「れっさあぱんだ」っていう、どうぶつなんですね。
>>280 ふわぁ…ちゅるやさん、おひさしぶりです!
あ…はい。 これから、みんなで「うずのみち」に、いくんです。
ふぇえ…ちゅるやさんって、はるひおねえさんたちと、おなじ、がっこうに、いってるんですね。
>>277 お姉さん達と別れたびんちょうタンたちは、渦巻く海にかかる遊歩道を渡り、展望室へと
歩いて行きました。
【
ttp://www.uzunomichi.jp/article/0002211.php 】
遊歩道からも見下ろした海には、小さな漁船で漁をしているおじさん達がいたので、
びんちょうタンたちは ”大きな波に揺られながらお仕事をするってすごいなぁ…”、
と思うのでした…。
そして更に歩いて行くと、ようやく展望室に到着しました。
あろえ 『 …ふぅ。 やっとてんぼうしつについたね〜 ツカレタ〜 』
ちくタン 『 そうだねー。 でもさー、途中でもいっぱい船が見えたから、
オモシロかったよー 』
クヌギたん 『 まあ、あっちの方には大きな船が走ってる… ドコヘ イクノ カシラ…? 』
ちくリン 『 ワタシー、トンデルー? 』
ちくリンが不思議そうな様子で、床に張られた硝子の上に乗って言いました。
あろえ 『 わたしもあるいてみよっと〜♪ ミズノ ウエ ダカラ、コワクナイヨ〜 』
【
ttp://aryarya.net/up/img/3294.jpg 】
れんタン 『 ……来た。 ちくタン、遠眼鏡かしてくれる…? ウン、ドウゾー
ほら…、さっきのお姉さんたちが乗ってるよ… 』
ちくタン 『 …どれどれ。 ……! ホントだー! れんタン良くわかったね〜♪ 』
みんなは順番に遠眼鏡を覗いたあと、船に向かって手を振ってみました。
すると無口だったお姉さんが、直ぐに手を振り返してくれたのが見えました。
そして無口なお姉さんは、周りのみんなにびんちょうタンたちの事を知らせた様で、荷物係の
お兄さんが持っていたオペラグラスを代わる代わる覗いては、手を振り返してくれました……。
283 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/09/08(火) 19:39:24 0
>>282 ひはっ!?
ゆかに、おおきな、あなが、いっぱい……
ふぁ…ちくリン、あぶないよ……!
ひはぁ……がらすが、はってあるんだ…よかったぁ。
(ちくリンとあろえの後について、おっかなびっくりガラスの上へ)
わぁぁ…ほんとに、おそらを、とんでるみたい……
うみが、おおきな、かわみたいに、ながれてる………
……ふぇ? (ちくタンが渡してくれた遠眼鏡を覗く)
ふわぁ……はるひおねえさんたちがいる……!
―――ひは…!?
「ゆき」おねえさん…あんなに、とおくから…わたしたちのこと、みえたのかな……?
(不思議に思いつつも大きく手を振る)
そういえば…ゆきおねえさんとは、くるまのなかで、あんまり、おはなし、できなかったから…
こんどあえたら…いろんなこと、おはなししてみたいな……
>>283 展望室で海峡の眺めを楽しんだみんなが、出口に向かって遊歩道を歩いている時でした…。
あろえ 『 おっきなうずの中で、お魚さんは目をまわさないのかなぁ〜〜 』
クヌギたん 『 特別な形をしたお魚さんがいるのかしら…? 』
れんタン 『 小さな水族館があるみたい…。 ほら、パンフレットに書いてある… 』
ちくタン 『 じゃあさ、じゃあさー、観測船に乗る前に行ってみようよー? 』
ミヨー!
―――― ―――― ――――
【
ttp://www.uzunomichi.jp/article/0002127.php 】
ちくタン 『 小さいけど水槽がいっぱいあるねー メバルニ… マゴチ ダッテー♪ 』
( 説明のパネルを見ながら… )
クヌギたん 『 鳴門の特産品は灰干しわかめ… 灰のアルカリ成分がわかめを
腐りにくくし、わかめ自体の緑色も保護します…
現在は灰の代わりに活性炭を使っています…… 』
れんタン 『 鳴門のタイは、夏にとれる魚で一番オススメだって… オイシソウ… 』
あろえ 『 あっちにさわれる水そうがあるよ〜。 わたしもあそびたい〜♪ 』
ちくリン 『 アタシモ、アソブー♪ アッー オッキナ カイー …アワビ …ハマグリ? 』
>>284 >>285 ひはぁ〜〜〜!
わたしが…ほっかいどうの、めいさんひんのみなさんと、いっしょに、ぼうけんしてる……!
「まりも」…ばすがいどの、おねえさんに、もらったっけ……
また、ほっかいどう、いってみたいなぁ……
>>286 わぁ…
うみには…かわの、おさかなより、おおきくて、いろんなかたちの、おさかなが、いるんだね。
ふぇえ…わかめや、おさかなを、こまかくした「すみ」をつかって、かんそうさせるんだ……
……ひはっ!?
(巻き貝だと思って触れたらヤドカリが出てきてすばやく歩き出したのでびっくり)
いろんないきもの、たくさん……「うみ」って、とっても、ふしぎ……
289 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/09/11(金) 20:56:44 0
>>288 ほわぁ〜〜……おおきな、うず…あっちにも…… (近くで見る渦の迫力に息をのむ)
ひはっ!?
ゎあ〜〜〜〜〜…… コロコロコロ ……ふっ……!
(バランスを崩して甲板を転がり、かろうじて手すりにしがみつく)
ひはぁ…こわかった……
「うみ」って、すごいちからを、もってるんだなぁ……
……ふぇ!?
(起き上がろうとして、飛び込んできた大きなお魚と目が合い驚く)
>>289 海の不思議さを楽しんだびんちょうタンたちは、阿波踊り会場になっている徳島駅近くの
ホテルに向かいました…。
ブルン ブロロロ…
駅前通りにリムジンが差し掛かると、通りのあちこちでは御祭りの準備で慌しくしている
人たちが見えました。
そしてみんなは、予行演習の為に流されていた賑やかな阿波踊りの曲を聞くと、段々と
気持ちがワクワクしてきて、口々に今夜のお祭りの様子についておしゃべりするのでした…。
ブロロロ… キキィ
ホテルに着いてみると、あいにく招待して頂いた社長さんはお仕事で居ませんでしたが、
事情を聞いていた受付のお姉さんは、みんなの荷物を小さな台車に乗せるとエレベーターで
最上階にあがり、大きなベッドが三つある見晴らしの良いお部屋に案内してくれました…。
ワァ〜♪ タカイナァ〜〜
お姉さん 『 …では、お荷物はここに置いておきますね。 ニコニコ
日暮れ間も無く、阿波踊りのお練が始まりますから、この時間なら
先にお食事を済ました方が良いでしょうね…。
オネガイシマース
…はい。 ではお食事処の準備が出来ましたら、そちらのお電話へ
ご連絡しますね…。
…そうだわ、それまで温泉に行ってみたらどうですか?
ソウダネ〜
ハ〜イ 着替え用の浴衣も用意しておきますから、好きなのを選んで使って
下さいね…… 』
―――― ―――― ――――
カラカラ… テチテチテチ…
チャポンッ ウ〜ン、キモチイイ〜〜♪
アッチニ オヤマガミエルヨ〜♪ ネェネェ、オヨイデイイ〜?
>>290 ふわぁ……おんがくが、きゅうに、はやくなったり、ゆっくりになったり……
「ぼんおどり」とかの、おんがくと、ちょっとちがって…たのしそう……
どんなふうに、おどるのかな……?
こんにちは。 …おせわになります。
ひはぁ…おおきな、ふかふかの、べっど…!
わぁ…このまちにも、おんせんがあるんだ……
あ…はい。 ありがとうございます。
チャポッ
……ひはぁ〜〜〜……
ふぁ…ちくリン、はしったら、あぶないよ!
おんせんのおふろって、いちにちじゅう、はいれるなんて、すごいよね。
おどって、いっぱい、あせかいたあとで、また、はいったら…きもちいいだろうなぁ…
>>293 ふわぁ〜…!
ゆかたと、じんべい…どっちも、すごくかわいい……!
ふぁ…そうだね。
おどり、しっかりおぼえて、ゆいおねえさんたちにも、みせてあげたいから…
うん。 …じゃあ、わたし…この、しろい、おさかなのもようの、「じんべい」にするね。
―――― ―――― ――――
ひはぁ! これ、ぜんぶ、「たい」の、おりょうりなんですね。
わぁ…ごはんのうえにも、たいのみが、たくさん……
いただきます。 (ー人ー)
ほぐ… ふぁぁ…おいしいです!
おこげも、いいかおり…
おみそしるも、たいの、おだしなんですね。
295 :
名無しになりきれ:2009/09/14(月) 19:04:41 0
ドラクエ9やってるよ
びんちょうタンともすれちがい通信だ!
>>295 ふわぁ…「つうしん」って、でんわで、おはなしするみたいに、
とおくにいるひとと、いっしょに、げーむが、できるんですね。
あ……でも、このげーむ…「でぃーえす」っていうのを、かわないと、できないんですよね…
おかねためて、いつか、かえるように…おしごと、もっと、がんばります。
>>296 ひはぁ〜〜〜〜……!
こんな、おおぜいのひとが、いるところ…はじめて……!
ふぁ…まだ、おどってないのに、あせがでてくる……
あ…ちくリン! (踊りの熱気にはしゃいで駆け出そうとするちくリンとしっかり手をつなぐ)
みんなと、はぐれちゃわないように、きをつけなくちゃ……
……ふぁ! …はるひおねえさん!
わぁ…おねえさんたちの、いしょう…とってもきれい……
………うん! (みんなと顔を見合わせ、踊っている人たちの邪魔にならないよう気をつけながらSOS団一行に近づいていく)
キャラメルを買ったぞ
オマケには興味ないからびんちょうタンにあげよう
↓300ゲットおめでとう!
閉店しました…。
>>297 ハルヒ 『 ……! あら、びんちょうタンたちじゃない!
そうね… ちょうど良いわ。 ねえ、みんなもこっちで踊りなさいよ?
私たちの " 連 " って他に比べて人数が少ないじゃない?
だからチョット物足り無かったのよねーー 』
みくる 『 随分と賑やかになりますね〜〜 ミンナ オイデ〜♪ ウフフ… 』
古 泉 『 ( キョンに向かって )
これでどうやら、お祭り会場の皆さんの安全が確保されましたね…。
人が多いと瞬間的なアクシデントに対応するのは難しいですから… 』
長 門 『 行進開始後12分38秒後から、不可視フレアが7度発生…。
内、2回が前方の一団に接触── 』
キョン 『 あれは足がもつれて、倒れたんじゃ無かったのか…… 』
ハルヒ 『 …キョン! なにボサーッとしてるの?
せっかく団員が増えたんだから、もっと派手に踊りなさいよっ! 』
【
ttp://aryarya.net/up/img/3342.mp3 】
( ハルヒを先頭に賑やかな踊りで通りを進んで行く一行に、見物客から拍手や声がかかる )
>>298 ふわぁ……!
どうぶつに、くるまに……ひはぁ…こんなにちいさい、「えほん」もある……!
あ、ありがとうございます!
たくさんあるから…みんなにも、わけてあげよう。
>>299>>300 ふぁ…ま、まだ、へいてんしてないです!
みなさんが、あそびにきてくれるかぎり…がんばって、つづけていきたいです!
>>301 ひはぁ! すごく、にぎやかで…たのしいおんがく…
わたしたちが、もってる、がっきのおとと、ちがうけど……どんながっきで、えんそうしてるのかな……?
>>302 パァァ
………は、はいっ!
(ちくタンと顔を見合わせ)……うん!
♪ えーらいやっちゃ、えーらいやっちゃ、よーいよーいよーいよーい…… ♪
(有希お姉さんの動きを見ながら少しぎこちない動作で踊り始める)
………ふぇ!? (音楽のテンポが急に速くなり戸惑う)
(有希お姉さん 「 …運動パターンに関するデータを、パーソナルネーム:びんちょうタンに転送… 」)
…ほゎ…?
(気がつくと手足が無意識に音楽についていき、熟練した踊り手のような動きになっている)
ふわぁぁぁ……!
>>303 みんなは初めての踊りを楽しんだあとも、お姉さん達と一緒に出店を回ったり、
公園で花火をしたりして過ごしました。 そして──
ハルヒ 『 …うん、じゃあコレが私の連絡先ね。
キョンが撮った写真は私達の合宿が終わった後で、びんちょうタンの
所に送るから、楽しみにしてなさいねー
あっそうそう、それから…… はい! 団員バッジよっ
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/3348.jpg 】
ワァ〜 オモシロイ デザイン ダネ〜
アリガトウ〜♪
びんちょうタン達を、☆ SOS団 和歌山県 特派員 ☆ に任命しますっ。
何か身の回りに面白い事があったら、その時は必ず手紙を送るのよっ! 』
ゲンキデネ〜〜! バイバ〜イ キヲ ツケテ……
―――― ―――― ――――
お姉さん達とさよならをしてホテルに戻ったみんなは、もう一度露天風呂に行って
お風呂を楽しむ事にしました…。
キモチイイ〜〜♪
カポーン テチテチテチ… チャポン…
ちくタン 『 みんなで遠くに旅行できて、とっても楽しかったねー♪ タノシカッタ〜 』
あろえ 『 わたしも〜。 およげるおんせんもあったしね〜〜♪ チャプチャプ 』
クヌギたん 『 またみんなで、お出かけしましょ…。 ウフフ… 』
れんタン 『 …うん。 落ち葉がたくさん降る頃になったら、きっと…… 』
305 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/09/17(木) 00:52:31 0
>>304 はるひおねえさん…みくるおねえさん…きょんおにいさん…いつきおにいさん……
きょうは…とっても、とっても…たのしかったです。
ゆきおねえさん…おどりかた、おしえてくれて、ありがとうございました。
ほわぁ……かっこいい、ばっじ……!
ふぁ…は、はいっ!
ぜったい、おてがみ…かきますっ! (敬礼)
ほんとに…ありがとうございました。
おねえさんたちも…おげんきで……
さようなら! また…きっと、あいましょうね!
ひはぁ………
わたしも、みんなといっしょに、たびができて…ほんとに、よかった……
……う、うん!
こんどは…みんなで、はるひおねえさんがいってた、「ふしぎたんけん」……してみたいなぁ………
>>305 楽しく過ごす事が出来た夏休みが終わってしばらく経ちました。
いつもの年ならまだ暑い日が続いているのですが、今年は少し早く秋めいた空気が
びんちょうタンの住むお山にもやって来ていました…。
ヒンヤリ〜 ソヨソヨ〜
二学期の初めにチシャノキ先生は、びんちょうタン、ちくタン、ちくリン、れんタン、
そしてユーカリたん達の為に、夏休みの時間を工面して作っておいたお勉強の
プリントをびんちょうタンに渡すと、みんなでお勉強をするように勧めてくれました。
その事をみんなに話したところ、れんタンがお部屋を貸してくれると言ってくれたので、
お仕事の後に時間が有る時は、みんなで集まってお勉強をする事になりました……。
そんなある日──
今日もお仕事が速く片付いたので、びんちょうタンは先生に採点して頂いたプリントを
手提げカゴに持って、お寺へと向かっていました…。
(~) ヤァ、ビンチョウタン。 オトモダチト オベンキョウ シテイルン ダッテネー エライナ〜
γ´⌒`ヽ ヒトヤスミ シテイキナヨ〜? …ウン、ミンナニモ オマンジュウヲ モッテイキナ〜
{i:i:i:i:i:i:i:i:} トコロデ、オベンキョウノ ホカデ コノアキニ シタイコトガ アッタラ キカセテ クレルカイ?
;; (´・∀・`) _。_
_旦_(っ(,,▼)_c(__ア~旦~ 旦~(,,▼)(,,▼)
|  ̄ ̄し゛し゛ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
308 :
名無しになりきれ:2009/09/17(木) 19:24:38 0
一方、一足先に帰ってたちゅるやは・・
ちゅるや「カメちゃん、凄かったぞう。踊るアホウに見るアホウときたもんだ!」
ゼニガメ「ゼニゼゼニ(ほうほう、たのしかったようだね)」
ちゅるや「びんちょうタンたちとも一緒になったにょろ」
ゼニガメ「ゼニゼニゼニゼ〜(うん、よかったねぇ、で、お土産は?)」
ちゅるや「これおみやげの・・
さっき帰る途中で買ったコンビニのおでんね!」
ゼニガメ「ゼニゼニゼ二ガガ〜!(徳島と全然関係ないじゃん!)」
309 :
名無しになりきれ:2009/09/17(木) 19:31:38 0
>>295 そういえばドラクエ9に出てくる「きぬのローブ」ってびんちょうタンの
着物に似て良かった。
>>306>>307 ふわぁ…
れんタン、また、ひゃくてん…すごいなぁ……
ちくタンは、はちじゅうごてん…まえより、てんすうが、あがってる…
わたしも、もっと、がんばらなくちゃ……!
―――ふぁ!
こんにちは! おひさしぶりです!
また、あえて…とっても、うれしいです。
わぁ…おいしそうな、おまんじゅう…ありがとうございます!
あっ、は、はい! えっと……
「うかい」の、おてつだいのときに、あった、「ゆい」おねえさんの、がっこうのおまつりに、いってみたいです。 (
>>240)
おねえさんたちの、「ばんど」の、えんそう、きいてみたいし…
「きょうと」って、おてらや、じんじゃが、たくさんあって、
いろんな、あきのおまつりがあるって、れんタンから、きいたので……
うしょうさんからもらった、おきゅうきんと…おきゃくさんからの「ごしゅうぎ」…ちょきんしてあるけど…
もっと、おしごと、がんばって…「りょひ」、ためます!
>>308 おかえりなさい!
あの…かめさんに、おみやげです。
よかったら…どうぞ。 【鳴門金時芋のクッキー】
かめさん…こんどの「じむせん」、がんばってくださいね。
>>309 ひはぁ…げーむに、わたしと、にたふくが、でてくるんですね!
なんだか、うれしいな……
>>310 (~)
γ´⌒`ヽ …ソウカイ、ブジニ イケルト イイネ〜
{i:i:i:i:i:i:i:i:} ソレジャアー、ガッコウヤ マチノナカ。 オヤマデ シタイ コトハ ドウ?
;; (´・∀・`) _。_
_旦_(っ(,,▼)_c(__ア~旦~ 旦~(,,▼)(,,▼)
|  ̄ ̄し゛し゛ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
312 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/09/19(土) 01:47:13 0
>>311 ズーッ
ひはぁ…おちゃ、あったかくて…おいしいです。
あ…はい。
コルクくんが、もうすぐ、がっこうの「えんそく」で、みんなで、おやまにいくって、いってました。
わたしは、おしごとしてるから、えんそく、いけないけど…
おやすみのひに、また、おやまにいって…くりひろいや、きのことり、してみたいです。
きょねん、くまさんに、おいしい、きのこのあるところ、おしえてもらったから…
ことしは、ユーカリたんや、みんなといっしょに、いきたいな……
>>312 キ〜ン コ〜ン カ〜ン コ〜ン ♪
今日の放課後は ” べあーず ”でお仕事をする日です。
校門でヤマモモちゃん達にさよならをしたびんちょうタンは、一緒に遊んでいた
さじの背中に乗せてもらって、ユーカリたんの待つお店へと向かいました…。
ワォ〜ン
ハッ ハッ ハッ… タッ タッ タッ……
商店街に着いてみると、ついこの前来た時には無かったポスターや張り紙が、
たくさんのお店屋さんの店先や電柱に、貼られているのに気がつきました。
《《 》》
☆☆ お弁当コンテスト開催のお知らせ ☆☆
今度の連休期間、当商店街におきまして、県の観光協会さんの協賛による
【和歌山・お弁当コンテスト】を開催いたします。
地元和歌山でとれた食材をメインに使ったものであれば、和食・洋食などの
様式は問いませんので、心のこもった美味しいお弁当を考えて見て下さい。
なおコンテストに入賞された方には、二泊三日の京都観光へご招待致します。
是非奮ってご参加下さい。
(注) 参加希望グループの方は、期日までに町役場へお申し込み下さい。
《《 》》
漢字がたくさん書いてある張り紙だったので、意味がよく解らなかったのですが、
おにぎりやオカズが詰まったお弁当を見て喜ぶ子供達の絵が描いてあったので、
びんちょうタンはきっと楽しい事のお知らせなんだろうなぁと思いを巡らし、お店に
着いたらおソノさんに訊いてみようと思うのでした…。
>>314 ふわぁ……えんそくでは、おやまのてっぺんで、おべんとうを、たべるんだね。
わたし、おやまの、いちばんうえには、まだ、のぼったことないんだ。
さじ…いつも、のせてくれて、ありがとう。
……うん。
ヤマモモちゃん、コナラちゃん、またね!
ふわぁ…きれいなはりがみ、いっぱい……
えっと………「お…こんてすと…のおしらせ」……
…もっと、かんじ、べんきょうしなくちゃ……
ふぁ! おそのさんの、おみせのまどにも、はってある……
カラン コロン
―――こんにちは! おせわになります!
>>313 ひはぁ……!
「あきたこまち」って…とってもおいしい、おこめなんですよね。
わたしのまちの、すみと、おこめが、せっとで、うってるんだ……
あ…は、はいっ!
わたしで、よかったら……いっしょうけんめい、おてつだいします。
わぁ…「もくちゃん」、こんなにりっぱな、おうちに、すんでるんですね…
あの…どうぞ、よろしくおねがいします!
あきのけしきにいろがわりしてるこのごろ、
びんちょうタン、おげんきかしら?
ざんねんなおしらせをしなくてはなりません。
じつはしゅじんのしごとのつごうでアメリカにひっこすことになりました。
つきましてはおともだちのれんタンをさそってウチにいらっしゃい。
ささやかながらおわかれかいをしようとおもいます・・
うみこのママ
びんちょうタンはれんタンを誘って、決められた日に海子ちゃんのお家にいきました。
海子ママ「まあ、びんちょうタン、れんタン・・海子も喜ぶわ
この前、念力をおしえてあげたカメさんとトレーナーの女の子も来てるのよ」
ちゅるや「ありゃ、またあったねびんちょうタン」
ゼニガメ「ゼニゼニ(おみやげありがとね)」
びんちょうタンは、海子ちゃんのためにたくさんの折り紙の作品を箱に入れてもってきました。
びんちょ「はい、うみこちゃん。ハートがたにおったんだよ」
海子ちゃん「ォォ〜(驚きの声)・・キャッキャッ」・・嬉しそうです。
れんタンは前日に駄菓子屋で当てた特等のおもちゃ類です。これにもニッコリ。
何の都合で引っ越すのかというと、
海子ちゃんのパパはアメリカでロケット工学の研究をしていて、
一家みんなで海を渡って住むことに決まったそうなのです。
海子ママ「私、この和歌山の包み込むような優しい感じが好きだったわ・・
それにこんな素敵な人たちと出会えたんですもの!」
みんな悲しくなって、せっかくのパーティーのご馳走も進みません。
海子ママ「ほらぁ、泣かないの!ご馳走がもったいないでしょ」
ちゅるやさんとゼニガメは、場を明るくしようと踊りだしました。
びんちょうタンやちくタンは、海子ちゃんをあやしつづけてます。
海子ママ「明日、迎えの車が来るの。きょうはみんな泊まっていきなさい」
夜中、寂しさをまぎらわすように、いっぱいお話をしました。
未来のこと、霊魂のこと、、
そして次の日のお昼前、支度をした海子ちゃんとママへ、迎えの車が来ました
海子ママ「大丈夫よ、別に一生の別れな訳じゃないんだから・・
お手紙出すわよ。海子、おねえちゃん達にバイバイのご挨拶よ」
海子ちゃん「バァバァ(バイバイ)・・フェッフェッ(少し涙)」
海子ちゃんの手には、びんちょが折った折り紙細工がありました。
海子ママ「別れってね、長引くと余計つらくなるわ・・最後に・・」
ちゅるやさんとゼニガメに、
インドメタシン、リゾチームという研究済みのお薬をあげました。
そしてびんちょとれんタンを両脇でしっかり抱きかかえると、
海子ママ「楽しい夢を見せてあげましょう・・」
海子ママに抱きかかえられたびんちょうタンは、
とても「昔の感じのする」夢を見ました。
夢の中でしか会ったことのないお父さん、お母さん、それにウメばあちゃんが
びんちょを囲んで楽しくお食事してるところです。
甘く、暖かい夢・
こんどは海子ちゃんたちと本当にお別れです。
海子ママ「じゃあね、みなさんお達者で・・くじけちゃだめよ!」
海子「バァバァ〜(バイバイ〜)ビン〜レン〜」
みんな車が見えなくなるまで、声を枯らし、手を振ってさわやかにお別れしましたとさ。
海子ちゃん編・ひとまずFIN
325 :
56:2009/09/20(日) 14:06:27 0
>3 >24
>>315 おソノ 『 ……と言うコンテストなのよ。
ウチの店も ” 道の駅弁 ” 部門で参加するの。
入賞したら、うめ振興館や県内の道の駅に置いてもらえるからって、
商店街のみんなが張り切っているわー 』
ユーカリたん 『 ワタシモ カボチャト ウメノシロップヅケヲ ツカッテ、
チイサナ パイヲ デザートニッテ カンガエマシタ… エヘヘッ 』
おソノ 『 びんちょうタンも、ちくタン達を誘って参加してみたらどう?
…うんコッチはいいから、もちろんユーカリたんも一緒に仲間に
入れてあげてねー 』
>>317-
>>324 はぁ… はぁ…
うみこちゃん、おかあさん……こ、こんにちは!
「あめりか」って…とっても、とおい、くになんですよね。
…うみこちゃん…… (折り紙を見て微笑む海子ちゃんの手のひらにそっと触れる)
スン…
ふぁ…
ちゅるやさん…ぜにがめさん…!
(涙をぬぐい、踊るふたりといっしょに炭琴を叩く)
ギュッ
ふぁ………
ばあちゃん………
おとうさん……おかあさん………
(窓から差し込むやさしい陽の光、ごはんのお釜から立ちのぼる湯気の中に浮かぶ家族の笑顔)
………… あったかい …………
……あ………
…………うみこ…ちゃん?
(戸口に微笑んでたたずむ女の子
その目を見つめ、成長した海子ちゃんであると感じ取る)
――――――――――――――
……ほんとに…ありがとうございました。
わたしも……うみこちゃんと、おかあさんにあえて……うれしいです。
うみこちゃん…
おおきくなっても、きっと、わたしのこと…おぼえててくれるよね。
わたしも…うみこちゃんのこと、ぜったい、わすれないよ。
はい。
もういちど、うみこちゃんと、おかあさんに、あえるときまで…
なにがあっても…くじけないで、がんばります!
( れんタン 「『こころ』が、つながっていれば……きっと、また、あえる」 )
……うん。
さよな……ううん……
『またね』ーーーーーーーー! うみこちゃーーーーーーーーーん!
>>326 ふぇぇ……「おべんとう」の、こんてすと……
にゅうしょうしたら、「きょうと」に、いけるんですね。
ゆいおねえさんたちに、また、あいたいなぁ………
わぁ…かぼちゃと、うめの、「ぱい」…おいしそうだね。
そろそろ、おやまに、くりや、きのこが、なるころだから…
おいしいおかず、さがして、おべんとう、つくりたいな……
あ……はいっ!
おしごと、おわったら…ちくタンたちに、おねがいしてみます。
ユーカリたん……がんばろうね。
そういえば「ドラえもん のび太とふしぎ風使い」のフー子とプカシューって似てるよね
330 :
10:2009/09/21(月) 20:52:06 0
3 >30
>>328 次の日びんちょうタンは校門の所で、登校して来たクヌギたんとあろえに、お弁当
コンテストの話をしてみました。
すると二人はニコニコと楽しそうな顔をして、一緒にコンテストに参加してくれると
言ってくれたので、放課後になったら一緒にれんタンのお家に行く事にしました…。
―――― ―――― ――――
びんちょうタンたちがもみ寺に着いてみると、一足先にちくタンとちくリンが来ていました。
そしてユーカリたんも、おソノさんが作ってくれたかぼちゃパイの試作品を差し入れに
持って、びんちょうタンたちを待っていてくれていました…。
オイシソウー!
ミンナデ タベテ クダサイ… っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/3362.jpg 】
イイカオリ〜♪
ちくタン 『 びんちょうタン、クヌギたん、あろえ〜、やっと来た〜〜!
さあさあ、さっそく試食してみようよ〜 ネェネェ〜 』
エェ〜
れんタン 『 それはお勉強が済んでから…。
楽しみは後に取っておいた方が良い…… 』
ユーカリたん 『 ソウデスネ…。 ビンチョウタン、アタラシイ プリントヲ
ミセテ クダサイ… ……ムズカシイナァ 』
クヌギたん 『 私たちは宿題をしておきましょ…? 』
あろえ 『 うん、そうだね〜。 わからないところは教えてね〜 』
―――― ―――― ――――
程なくしてお勉強が終わり、れんタンとユーカリたんが入れてくれた紅茶と、待ちかねていた
かぼちゃパイを頂きながらびんちょうタンは、改めてお弁当コンテストのお話をしました。
ちくタン 『 うん! おもしろそうだねー!
入賞したら京都に行けるんでしょ? ならとうぜん参加だよ〜〜! 』
れんタン 『 賛成です…。 ウフフ… 』
クヌギたん 『 えぇと…、メニューの条件は地元でとれたモノを使って下さいって
事だよね。 地元でとれるものって何があるのかしら…? 』
フォワグラ…? キャビア…?
あろえ 『 あゆは夏のお魚だよね〜。 秋は川で何がとれるのかなぁ… 』
ちくリン 『 ヤキグリ オイシカッター♪ 』
ちくタン 『 …そうだね! 前に食べたクリは秋の食材だよねー 』
ユーカリたん 『 クリハ デザートニ ピッタリナ ザイリョウデスネ… エヘヘッ 』
れんタン 『 目を引くおかずとか、ご飯も工夫が必要だね… 』
スシメシ トカ マゼゴハン トカ…
ちくタン 『 ねえねえ、びんちょうタンは、どんなお弁当を作りたいのー? 』
>>329 「ふしぎかぜつかい」って…てれびじゃなく、「えいが」なんですね。
わたし…てれびの「どらえもん」は、まちのでんきやさんで、みたことあるけど…
えいがは、まだ、みたことないです。
「ふーこ」ちゃん…ぷかしゅーと、にてるんだ……みてみたいなぁ……
>>331 にじゅうろく、ひく、じゅうよん、は……
………「じゅう、に」……
……できた!
ふわぁ……ちくタン、れんタン…みんな、いっしょに、おべんとう、つくってくれるの?
あ、ありがとう!
ほぐ…
ユーカリたんの、ぱい…とってもおいしい……
えっと…「おべんとう」だから…さめても、おいしい、おりょうりでないと、だめだよね……
でざーとが、ユーカリたんの「ぱい」だから、
「わふう」じゃなく、「ようふう」の、おべんとうに、ちょうせんしてみたいな。
おやまでとった、きのこを、いっぱいいれた、「おむらいす」とか… 【
ttp://allabout.co.jp/gourmet/lunchbox/closeup/CU20061121B/index.htm 】
んっと…おかずは…
いまは、「しゃけ」が、おいしいけど…このへんの、かわでは、とれないよね…
どうしよう……
…そうだ。
こんど、はたけのおばあさんの、おうちで、「おなす」の、とりいれの、おしごと、させてもらうから、
そのとき、おばあさんに、おりょうりのこと、きいてみたいんだけど……どうかな?
>>333 チクリンモ スキー♪
あろえ 『 わたし、オムライスだいすき〜〜。
ケチャップでお花やお星さまをかくの〜、たのしいよね〜♪ 』
ちくタン 『 お絵かきはおもしろいけど、先にかいておくと絵がくずれちゃうよねぇ… 』
ユーカリたん 『 …ソレニ オムライスノ タマゴハ、クフウガ イルト オモウ…。
デキタテノ ハンジュクガ イチバン オイシイケド、ソレダト
ナガク オイタママニ デキナイデショ…? 』
―――― ―――― ――――
クヌギたん 『 ……うん、畑のおばあさまなら、地元でとれた材料を使った
お料理をいっぱい知っているでしょうね…。 』
ちくタン 『 ワタシもじいちゃんに、なにか良い材料が無いか、きいてみるよー 』
れんタン 『 お坊さんたちが食べる料理で何かあったはず……
おじいさんの本棚を調べるみるね…。 』
こうして一回目のお弁当会議でみんなは、ご飯はオムライスにする事に決めましたが、
ケチャップライスに入れる具や目を引くおかずについては、まだ決まらなかったので、
お家に帰ってからそれぞれ考えて、次の会議でまた話し合う事にしました…。
―――― ―――― ――――
そして数日後、びんちょうタンはお弁当のアイデアを相談しに、畑のおばあさんの
お家に出掛けて行きました……。
335 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/09/23(水) 19:09:09 0
>>334 ふぁ…そうだね。
きょねん、ほっかいどうに、いったときに、たべた、おむらいす……
たまごが、とろとろで、おいしかったけど…
おべんとうで、ああいうふうに、つくるのは、むずかしいよね……
……うん。
おばあさんに、おそわったら…つぎの「かいぎ」までに、おかず、かんがえておくね。
―――― ―――― ――――
チャポッ
(顔を洗ってしっかり身支度をし、
教わったことをメモできるように、便せんと鉛筆を手提げカゴに入れる)
いってきます。 (家に一礼)
………………
わぁ……つやつやして、きれいな、おなす、いっぱい………
ピンポーン
…ごめんください。
>>335 びんちょうタンは畑でおばあさんと茄子を摘み取りながら、早速お弁当のアイデアを
訊いてみる事にしました…。
おばあさん 『 そうねぇ… 洋風のおかずも色々あるけど、冷めても美味しく
食べられるものには、材料の選び方や工夫が必要ね…。
たとえばこの茄子で出来るお料理はたくさんあるでしょ?
でもお弁当箱の中に入れても水っぽくならない様にするとか、
いろんな事を考えて材料を選んで作らないとね…。
ニコニコ
……玉子の工夫? ……そうね、あの方法なら─── 』
茄子の取入れを終えると二人は、台所に行って玉子の工夫を考える事にしました…。
―――― ―――― ――――
おばあさん 『 お鮨屋さんで訊いた事だけど、そのお鮨屋さんの玉子はしっかり
焼いてあるのに水っぽくなくてふわふわしてたのね。
そうしたら、” 白身魚や海老なんかも一緒にを混ぜてます。” って
言ってたの…。 ” 美味しいけど家で作るには材料費がかかるのねぇ ”
って思ってたら、安くても美味しく出来る方法を教えてくれたの… 』
そう言いながらおばあさんは、びんちょうタンに玉子と経木の包みを冷蔵庫から
取り出す様に頼むと、すり鉢を棚から取り出しました…。
おばあさん 『 ちゃんと焼いても玉子が柔らかく出来るヒミツは、はんぺんをすって
混ぜる事なのよ…。 びんちょうタン、お鉢が動かない様に支えてね… 』
ゴリゴリ… シュッシュッ…
―――― ―――― ――――
おばあさんはフライパンによくかき混ぜた玉子を流し入れて、少し厚めの薄焼き玉子を
作りました…。
ジュワ〜 フツフツ フツフツ… パチッ パチッツ!
おばあさん 『 …モグモグ うん、どうかしら? これならきちんと焼いて仕上げても、
冷めた後でも柔らかいままだと思うわ…。
後は洋風な感じのするお出汁ね…。 何が良いかしら…… 』
>>336 んっ… ふっ… (おばあさんの手元を見ながら、力を込めてすり鉢を押さえる)
ふわぁ……「はんぺん」って、こういう、つかいかたも、できるんですね。
…いただきます。
ほぐ……
ひはぁ……! すごく、しっとりしてて…おいしい……!
はやく、みんなに、おしえてあげたいな…
(持ってきた便せんを出し、玉子とすり鉢の絵の横に「はんぺん」と大きく書く)
あ…は、はい!
えっと…ようふうの、「おだし」……
おそのさんに…「こんそめ」っていう、せいようの、おだしのこと、きいたこと、あります。
………そうだ。
あの……「おなす」って、「すぱげってぃ」に、いれると、おいしいですよね。
このあいだ、おそのさんのおみせで、まかないのとき、
「こんそめ」で、あじつけした、おやさいいりの「すぱげってぃ」を、つくらせてもらったんですけど…
それに、おなすとか、きのこを、いれてみたら、おいしいんじゃないかな、って…おもうんですけど………
>>337 おばあさん 『 コンソメスープね…。 お肉やお魚、お野菜でとったお出汁に
香草と香辛料を入れるから… うん、洋風な味に仕上がるわね…。
エエト ゴソゴソ
…スパゲッティも作りたいのね。 それなら… たしか……
うん、あったあった…。 ニコニコ 』
っ 【
ttp://cookpad.com/ 】
おばあさんは大きなお料理の本をテーブルに広げると、びんちょうタンに
見せてくれました…。
おばあさん 『 《 スパゲッティ 材料:なす 》で調べて御覧なさいな…。
作ってみたいスパゲッティの材料とお料理のコツが解ると思うわ。
…あっ、漢字でよく解らない所は読んであげるわね…。 』
>>338 わぁぁ……いろんな、すぱげってぃ、たくさん……どれも、とってもおいしそう……
えっ、と……
「とまとそーす」の、すぱげってぃも、おいしそうだけど、
おむらいすにも、けちゃっぷを、つかうから…
ふぁ… 【
ttp://cookpad.com/recipe/917903 】
「なすと、にんにくの……いり」……
ふぇえ…このじ、「め」って、よむんですね。
「にんにく」って…とっても、げんきがでる、おやさいですよね。
はるに、おやまで、「ぎょうじゃにんにく」っていう、さんさいを、たべたこと、あります。
わたしたちの、おべんとうで、たくさんのひとに、げんきになってほしいなぁ……
>>339 行者ニンニクとスズラン(毒入り)は間違いやすいから気をつけてね。
>>339 おばあさんからお弁当のヒントを色々教えて頂いたびんちょうタンは、山で採れない
お野菜や香草等は、おばあさんの畑で育てているものを譲ってもらう事になりました…。
そして次の日──
今日の放課後はもみ寺に集まって、お勉強とアイデア会議をする事になっていました。
昨日おばあさんのお家でメモを取って置いた便せんを、手提げカゴに入れたのを確かめて
お家を出ようとした時、びんちょうタンは何気なく見上げた町の方向のお空から、鳥便さんが
飛んで来るのがに気が付きました…。
ヒュ〜 ストンッ
ガサガサ…
小包を受け取ったびんちょうタンは早速包みを開けてみると、中にはスルメと干し貝柱が
お手紙と一緒に入っていました…。
《 》
びんちょうたんへ。
おげんきですか〜! おてがみありがとう〜♪
こっちはわたしもルルも、げんきにしています。
このなつは、うかいのおしごとや、おともだちとの
りょこうでコッチにはこれなくてざんねんだったけど、
とてもたのしいなつで、よかったね。
スルメとホタテのほしたものをおくります。
ながもちするから、すきなときにたべてねー。
あつこ より
《 》
342 :
1:2009/09/26(土) 23:16:56 0
342
>>340 ふぇぇ……
「すずらん」って…あんなに、きれいなおはななのに…どくが、あるんですね。
べんきょうに、なりました。 ありがとうございます。
>>341 ひはぁ…おやさいも、わけてもらえるんですか?
あ、あの……ほんとに、ありがとうございます!
はい。 ……がんばります!
――― ――― ―――
ふぁ…とりびんさん……! (小包を受け取ろうと両手を上げる)
ポスッ
(だいぶ後ろの草むらに小包が落下、あわてて取りに行く)
ふわぁぁ……あつこおねえさんからだ……!
わぁ…するめと、ほたて…
あぶったり、たきこみごはんにしたり…おいしいたべかた、いっぱい、あるよね…
おねえさん…ありがとうございます。
わたしひとりじゃ、たべきれないから……みんなにも、おすそわけしよう。
(中身をきちんと包みなおし、手提げカゴに入れる)
――― ひは! がっこう…ちこくしちゃったら、たいへん……!
……いってきます! (家に一礼して駆け出す)
>>343 れんタンのお部屋でお勉強を終えたみんなは、お番茶と炙りたてのスルメを頂きながら、
それぞれに調べて来たお料理のアイデアについて話始めました…。
_。_ < トポトポ…
つ c(__アi!
i! ガジガジ… ハムハム
旦~ マヨネーズ ツケル?
ちくタン 『 あのねあのね、ひみつ基地の少し先に流れがゆるくて深い川のふちが
あったでしょ? あそこは雨が降って川がにごる様になると、大きな
うなぎがとれるんだってー。
じいちゃんが、釣り好きの酒屋のおじさんからきいたって言ってたよ 』
あろえ 『 うなぎをつるの〜? ワタシもやってみたいな〜 』
ワタシモ ツリシタイー
ウフフ…
クヌギたん 『 スパゲッティ…? あっ、パスタの事ね…。
家では生パスタを作っているから、シェフからパスタを作る
機械をかりて、生の生地でスパゲッティを作てみませんか…? 』
ユーカリたん 『 ソノ マシンナラ、パイシートモ ラクニ ツクレマスネ…
イッショニ ツカワセテ モラッテ イイデスカ? 』
ハイ…! ニコニコ
れんタン 『 この前、だん家の漁師さん家で法事のお手伝いをしている時に、
” 今年はトビウオが豊漁だなー ” って話しているのを聞いたの…。
トビウオは特産品だからメニューに入れられると思って調べてみたら、
魚のすり身にジャガイモとタマネギを入れて、パン粉をつけて揚げた
” 大正コロッケ ” って言うのがあったんだけど、これはどうかな…? 』
346 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/09/27(日) 22:27:18 0
>>345 わぁ…うなぎも、げんきがつく、おさかなだよね。
あ、でも…うなぎの「かばやき」は、きいたことあるけど、
うなぎで、ようふうの、おりょうりって、あるのかな……?
【
ttp://www.ajinomoto.co.jp/recipe/condition/menu/702039.asp??rp=recipe 】
ふわぁ…「あかわいん」で、にるって、おいしそうだね。
ぱすたって、どんなきかいで、つくるんだろう…たのしみ……!
ひはぁ…おさかなの、すりみと、おからでつくる、ころっけなんだ……
(みんなのアイデアを便せんにメモしていく)
ほわぁ……いろんなおかず、いっぱい……
じゃあ、ざいりょうは、みんなで、ぶんたんして、あつめたほうが、いいよね。
わたしは…おやまでとれる、ざいりょうを、とってくるね。
おむらいすと、ぱすたにいれる、きのこと…さんさいと…でざーとの、くりと……
>>346 そして学校がお休みの日──
会議で出し合ったアイデアを基に、みんなは手分けして材料を集めたり、試作したりする
事にしました…。
――― ――― ―――
クヌギたんとユーカリたんは、クヌギたんのお屋敷の調理場で、パイ生地とスパゲッティの
試作にかかりました。
ちくタンとちくリン、そしてあろえは、さじをお供にしてうなぎ釣りに挑戦です。
お山のふもとの分かれ道で、川へ向かうちくタンたちと別れたびんちょうタンとれんタンは、
栗やキノコを探しに更にお山の奥へと入って行きました…。
山の清々しい空気のせいでしょうか、れんタンはいつに無く感が働いて、山菜や色々な
キノコの在る場所を次々と見つけてくれました。
それから、いつもは見つけにくい自然薯も、木に巻きついている ” つる ” に生った
ムカゴを見逃さずに見つけてくれたので、掘り出すのはちょっと手間がかかりましたが、
立派な自然薯も手に入れる事が出来ました…。
そして最後は栗林に行ってみました。 するとそこには去年と同じ様にたくさんの実が
落ちていました。 二人はイガに注意しながら実を拾い集めると、色々な食材で重くなった
カゴで転ばない様にゆっくりとした足取りで、びんちょうタンのお家へと、山を下りて行きました……。
>>347 ちくリン、かわに、おちないように、きをつけてね。
……うん!
――― ――― ―――
ひはぁ〜〜!
「ほんしめじ」…「まいたけ」…これは、「せんぼんしめじ」……
いろんなきのこ、いっぱい……!
ザクッ ザクッ
ん……しょっ…… (力をこめて、掘り棒で地面を突く)
ふっ………んんん………
………とれた…!
ほわぁ…!こんなにながい、「やまいも」、はじめて……
さきのほうを、ちょっと、のこしておくと、らいねん、また、おおきなおいもに、なるんだね。
…おぼえておかなくちゃ。 (ムカゴを見つめ、その形を覚える)
……ふぁ… (栗を拾い終わって帰ろうとした時、1頭の若いクマに出会う)
……あのときの…こぐまさん……?
ふわぁ……! (慣れた動作で栗のイガを割り、実を食べる様子に目を丸くする)
………うん。 (れんタンと顔を見合わせ、収穫したキノコの一部をあげる) ……どうぞ。
くまさんは…おおきくなると、おかあさんがいても、はなれて、ひとりで、くらすんだよね。
わたしも……がんばらなくちゃ……
さようなら。 …また、あいましょうね!
おおきなくり、たくさん…ユーカリたんたちも、よろこんでくれるね。
あまったら…きょねんみたいに、みんなで、やいてたべようね。
351 :
97:2009/09/29(火) 17:01:59 0
>35 1
>>348 オーイ…!
ビンチョウターン! レンターン! ワンワン! ハッハッハッ…
二人がびんちょうタンのお家に着いて荷物を降ろして一息ついていると、網カゴを担いだ
ちくタンたちが川から戻って来ました…。
ちくタン 『 あのねー、川に行ったら酒屋のおじさんがいてね、うなぎは夜にエサを
探して動き出すから昼間は釣れないし、それとココに住んでる大うなぎは
” てんねんきねんぶつ ” だから、とっちゃいけないんだって…
それでガッカリしてたら、今ならカニもおいしいよって、穴場の場所を
教えてもらったんだー。
ジャ〜ン
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/3413.jpg 】
モクズガニって言うんだよー。 中国だと高級料理になるんだってー 』
れんタン 『 カニと玉子は合わすとおいしいから、オムライスの具になるよね…。
うなぎがとれなくて正解だよ、ちくタン… 』
フフフ…
そしてみんなは集めた食材と、びんちょうタンのお家に有る食材を分担して、お弁当作りの
本部として貸して頂く事になった、畑のおばあさんのお家に運ぶ事にしました……。
>>352 ちくタン、ちくリン、あろえちゃん、さじ……ただいま!
ひはぁ…! おおきな、かにさん…はさみに、けがはえてる…!
「てんねん、きねんぶつ」……
おさかなや、くさにも、ほうりつで、とっちゃいけないものが、あるんだね…
そういえば、がっこうのとしょかんに、「てんねんきねんぶつの、いきもの」っていう、ほんが、あったから、
まちがって、とらないように、べんきょうしておかなくちゃ……
ふわぁ…かにさんのはいった、おむらいす…すごく、おいしそう……
………うん!
>>353 そして次の日──
今日はちくタンが川で釣りをしていた酒屋のおじさんのお誘いで、コロッケの材料になる
トビウオを獲る船に乗せてもらう事になっていました。
みんなで行く事が出来れば良かったのですが、船には定員があるので、びんちょうタン、
れんタン、ちくタンの三人が乗る事になりました。
ザザ〜ン シュワシュワシュワ……
ちくタンとさじはびんちょうタンとれんタンを乗せた、ちくタン二号(改)で夕暮れの
海岸沿いの道を走り抜け、おじさんの待つ港に着きました…。
ドッドッドッ… ――― ――― ―――
大きな電球をぶら提げた船が港を離れて、しばらく薄明かりの夜の海を進むと、やがて
船足を停めました…。
おじさん 『 いいかいみんな、これから電灯をつけると、水面近くをこの灯りに
向かってトビウオが泳いで来るぞー。
船の側まで寄って来たら、この網ですくって獲るんだ。
なーに、初めての人でも十分獲れるから、ガンバッテごらんよー 』
【
ttp://w-kushimoto.com/mpg/tobi_01.mpg 】
>>354 ……ふわぁ〜〜〜〜〜…… (水平線に沈んでいく美しい夕日を、言葉を忘れて見つめる)
ふぁ……う、うん!
こんにちは。 …よろしくおねがいします。
――― ――― ―――
ひるまのうみは、あおいのに…よるのうみは、まっくろ……ちょっと、こわい……
……ふっ……! (おじさんの声に振り向き、電球のまぶしい光に一瞬目がくらむ)
…は、はいっ!
(網を手に持ち、黒い海面を見つめる)
ヒュウウウ
パシャッ ヒュウウウウウウ
ひはっ!? (顔の横をすごいスピードで飛び過ぎる影にびびる)
ピチ ピチ
ふぇ……お、おさかな……?
ひはぁ…とりさんみたいに、はねがついてる……!
「とびうお」って…ほんとに、おそらを、とべるんだね。
うみって…ふしぎなこと、いっぱい………
……う、うん! (気を取り直して網を水面の下に沈め、お魚が網の上に来るのを待つ)
…………ふ……っ! (力をこめて網を持ち上げる)
357 :
名無しになりきれ:2009/10/01(木) 14:58:50 O
蚊
>>355 三人は右に左に一生懸命に動きながら網を振り動かすと、一時間ほどで20匹ものトビウオを
獲る事が出来ました。 その様子に安心したおじさんは、びんちょうタンたちの帰りが遅く
ならない様に、船長さんに一度港に戻って三人を下ろしてもらえる様に頼んでくれました…。
ドッドッドッ… ――― ――― ――― ワウ ワン! ハッハッハッ…
おじさん 『 じゃあな、気をつけて帰るんだぞー。 試作のコロッケ、ガンバってな。
コンテストの前の日になったら、トビウオはオレが獲って来るから、
弁当作りに集中するんだぞー 』
アリガトウ ゴザイマシター! ――― ――― ―――
トビウオが手に入ってニコニコ顔の三人は、店じまいの準備にかかったベアーズに着きました…。
カラン コロン カラン〜♪ < コンバンハ〜! トビウオ トッテキタヨ〜〜!
ネェタン、オカエリ〜♪ オカエリナサ〜イ
三人がお店に入ると、後片付けのお手伝いをしていたお留守番のちくリンと、ユーカリたんが
お出迎えしてくれました。 そしてその声に、奥からおソノさんも顔を出しました…。
おソノ 『 おやおや、コイツは良いカタのが沢山獲れたねー。
明日のランチメニューはきっと完売だよー。 アハハッ!
それじゃあコロッケの試作に使う5本を残して……
残りは約束のコレと交換ね…… ヨイショッ!
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/3423.jpg 】
ニコニコ
すさみ町名産のイノブタだよ。 スパゲッティにはもったいない位さー。
半分はベーコンにしたら? …うん、じゃあ塩漬けにしとくよ。
コンテスト前の日になったら、燻製にするんだよー。
そうそう、揚げ油用のラードももらって来たから、使いなさいなー 』
359 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/10/01(木) 21:12:01 0
>>358 わぁ…いっぱい、とれたね!
は、はい! ありがとうございました!
ユーカリたん、ちくリン、ただいま。
おそのさん…おつかれさまです。
ひはぁ! おっきな、おにく……!
「べーこん」…すぱげってぃに、いれたら、おいしいですよね。
わぁ…「らーど」、いいかおり…
ころっけだけじゃなく、おむらいすの、ごはんを、いためるのにも、つかえますよね…
ありがとうございます。
クゥ〜
ふぁ…ひはぁ///
おさかなとりに、むちゅうで…おなかすいてるの、わすれてた……
あ…はい!
(お店の看板をしまうのを手伝ったあとで、
オソノさんに調理場を貸してもらい、晩ごはんのまかないを兼ねたコロッケ試作の準備)
さじ…きょうも、ありがとう。
おいしいころっけ、できるように、がんばるから…まっててね。
>>359 ちくタン 『 それではこれからー、集めた材料をでコロッケの試作にかかりまーす!
みんなー、ガンバロウねーー! 』
オォー!
厨房の作業台の上に用意された材料は、びんちょうタンたちが獲って来たトビウオ。
おソノさんにトビウオと交換してもらったイノブタの肉とラード。
お山で掘って来た自然薯と、畑のおばあさんから頂いたタマネギ。
夕方、あろえが店に持って来てくれたオカラ。 そして一緒に来たクヌギたんは、高級
フランスパンと、すりおろすと良い香りのするパルミジャーノ・レッジャーノ チーズと、
柔らかくて美味しいカマンベール チーズを持って来てくれました…。
れんタン 『 材料の組み合わせと分量を変えてみて、いろいろ作ってみようね… 』
>>360 クヌギたん、あろえちゃん……こんばんは!
ふわぁ……ちーずって、やまいもと、あわせると、おいしいよね。
おにくに、おさかな…いろんなしゅるいの、ころっけが、できる……
みんな……ありがとう。
(みんなと役割分担の打ち合わせ)
………うん。 ……うん。
じゃあ…わたしは、「ころも」と、「あぶら」の、じゅんびをするね。
(みんなと手のひらを重ねる) ………おぉ〜!
(トビウオをフードプロセッサーにかけるちくタン
チーズをおろし金ですりおろすれんタン
茹でた自然薯をボウルに移してつぶすクヌギたん
水中めがねをかけてタマネギを刻むあろえ)
ウィィィーーーーン
ふっ……… (パンを細かくちぎってミキサーに入れ、ふたを押さえる)
ふわぁ…「ぱん」が、あっというまに、「ぱんこ」になっちゃった……
ジィィィィ コトコトコトコト
んっ……しょっ……! (額に汗を浮かべつつ、重い鍋をコンロの上で懸命に揺らしラードを溶かしていく)
>>361 コロッケの材料の下ごしらえを終わらせたみんなは、入れる材料や割合を変えたタネを
色々と作って見る事にしました…。
れんタン 『 まずは基本の作り方のモノからね…。
おからとタマネギをラードで炒めたもの… トビウオのすり身…
生卵とすりおろした山芋をつなぎにしてまぜます… コネコネ… 』
ちくタン 『 じゃあワタシは、おからとタマネギにひき肉も入れて炒めてみようっと…
あとはれんタンと同じで、揚げる時のパン粉に粉チーズを入れて見るねー 』
ワタシモ マゼルー ウン、チクリン オネガイネー
クヌギたん 『 あのう私は……うん、ユーカリたん、手伝ってくれるの? ありがとうー
ニコニコ
えぇとじゃあ…、お塩とコショウをしたうす切りのお肉をしいた上に、
ゆでてバターとコショウで下味をつけた山芋をうすく広げて…
まん中に細長く切った、カマンベール チーズをおいて包んで…
これをまた基本のタネで包んで… どうかしら…? ウン、イイカンジダヨ 』
あろえ 『 わぁ〜 いろんなコロッケができるなぁ〜 エヘヘ
ワタシは… ちょっと思いつかないから、びんちょうタンのおてつだい〜
びんちょうタンは、どんなコロッケを作るの〜? 』
363 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/10/03(土) 19:04:24 0
>>362 えっ、と……どんな、ころっけに、しようかな……
………そうだ。
まえに、まちのころっけやさんで、かった、とうもろこしの「くりーむころっけ」…すごく、おいしかった……
んっと……この、とかした「らーど」に、
ぎゅうにゅうと、ばたーと、こむぎこをいれて、につめたら、「ほわいとそーす」が、できるよね。
それに、やまいもと、ちくタンがとってきた、かにさんと、こまかくきった、ちーずをいれて、
「かにくりーむころっけ」……どうかな?
( ユーカリたん 「ホワイトソースハ、カニノ コウラデトッタ スープヲ イレルト、モット オイシクナルヨ」 )
ふわぁ…そうなんだ…
(おソノさん 「小麦粉は、そこにある薄力粉を使っていいからね〜」)
あ、ありがとうございます!
>>363 びんちょうタンは畑のおばあさんのお家に預かってもらっているモクズガニの代わりに、
今夜はおソノさんから冷凍のカニ足を少し分けてもらって、カニクリームコロッケ作りに
かかりました…。
ジュワ〜 シュワシュワ… ヤケドニ、キヲツケテネ〜
オナベガ プクプク イッテルヨー
程なくするとみんなのコロッケも揚げ終わり、まかないの野菜スープと白いご飯と一緒に
頂いてみる事にしました…。
イタダキマース アゲタテハ オイシイネー
ハフハフ… アチチ…
れんタン 『 私のはおしょう油をかけてもおいしいよ…。 和風コロッケって感じ。
おからの分量に気をつけて… さつまあげにならないように── 』
ちくタン 『 ひき肉を入れたのは正解だよー。 チーズの香りも良い感じ〜♪
でもあんまり入れすぎると普通のコロッケになっちゃうから、
トビウオのおいしさも引き立つ様な割合で── カキカキ… 』
ユーカリたん 『 クヌギタンノモ、トッテモ オイシイデス…。 デモ……
オベントウノ オカズ ダカラ、サメテカラモ オイシク
タベラレルヨウニ シナイト… 』
クヌギたん 『 そうね… このコロッケはいちど冷めてしまうと、お肉がかたくなって
しまって、食べにくいよね…… 』
あろえ 『 クリームコロッケおいしい〜♪ おくちの中で、すぐとけちゃうよ〜〜 』
ちくリン 『 チクリンモ クリームコロッケ、イチバン スキー♪♪ 』
おソノ 『 すりおろした生の山芋を入れたおかげで、冷めてもホワイトソーズが
ゴワゴワした感じにならない工夫が出来たねー。
あとは少し衣を厚めにして、外側をもっとパリッとすると良いよー 』
365 :
れんタン:2009/10/04(日) 10:33:12 0
ね、びんちょうタン、わたし、
海子ちゃんのお母さんに
>>322で抱いてもらったとき、
顔もよく覚えてないお父さんとお母さんの夢を見たのよ。
神社とお寺のおじいちゃん、おばあちゃんが一緒にニコニコ笑ってて・・
わたしもクスクス笑ってたわ。
信じられる?このわたしがよ?
うれしくて、夜中ホロッと泣いちゃったの。このわたしが。
楽しい夢だった・・
また、海子ちゃんとお母さんに会えるといいわね・・
>>364 ひはぁ……
れんタンと、ちくタンの、ころっけ……ころもに「ちーず」が、はいってるから…
ゆうひみたいに、きんいろ…きれい……!
いただきます。 (ー人ー)
ふぁ…はふっ、はふ……
わぁ……「とびうお」の、ころっけ……
おさかなの、すりみだから、「さつまあげ」みたいなかんじなのかなって、おもったけど、
おからが、じゃがいもみたいに、ふんわりしてて…おいしい……
クヌギたんと、ユーカリたんの、ころっけも…いろんなあじが、でてきて、「まほうのはこ」みたい……
ひはぁ…あろえちゃん、ちくリン……わたしのころっけ、よろこんでもらえた…
あ、ありがとう!
ふぁ……は、はい!
「ころもを…あつめに」…… (ちくタンにならい、おソノさんから教わった注意点をメモする)
>>365 ふわぁ……
じゃあ…れんタンも、おとうさんと、おかあさんに、あえたんだね……
れんタン…いつも、「えがお」……わたし、そうおもうよ。
れんタンの、えがお…わたしたちのこと、とっても、やさしいきもちに、してくれる……
うみこちゃんと、おかあさんに、またあうときも…れんタンと、いっしょが、いいな……
これからも、ずっと、おともだちでいてね……れんタン。
>>366 それぞれのコロッケを食べ比べて相談した結果、トビウオを使った ” 海のコロッケ ”と
モクズガニを使った ” 山のコロッケ ” の両方を、お弁当に入れる事にしました…。
そしてびんちょうタンは、お弁当箱の一角に2つ並んだコロッケを想像しながら、
次はどんなお料理が詰められるのかなぁ…と、思い浮かべるのでした……。
そして次の日──
今日の放課後は、畑のおばあさんのお家でスパゲッティの試作です。
びんちょうタンはお台所の勝手口からお邪魔すると、一足先にれんタンが居ました。
れんタンは、お家の冷蔵庫で預かってくれていたイノブタのお肉と、昨日の帰りがけに
おソノさんから ” スパゲッティに使うとおいしいよー ”と、頂いたドライトマトも持って
来てくれていました…。
れんタン 『 …あっうん、材料と道具を準備してた…。
ユーカリたんがパスタマシンで作ってくれたスパゲッティもあるよ。
ちくタンがお店に行って、持って来てくれたの。
……うん、ちくリンと畑でおばあさんのお手伝いをしてる…。 』
――― ――― ―――
ニコニコ
おばあさん 『 …あら、びんちょうタン、いらっしゃい…。
いま三人で、お茄子とニンニクの芽を採っていたのよ…。
きのこはお掃除してあるし…、これで材料はそろったわね。
どんなスパゲッティが出来るのかしら。 楽しみだわ〜 』
ウフフ…
368 :
名無しになりきれ:2009/10/05(月) 19:56:28 0
>>298の人
「ほう、クルマのおまけも出たんだね。ついでにこれもあげよう」
そういうと『ぼくしぃ』と書かれたボールペンをびんちょうタンにあげました。
「このボールペンのここを押してごらん?ほ〜らパチンとはじいて面白いだろう。
クルマのおまけとかを後ろからはじくと面白いぞ。
もちろんお勉強にも使ってね。えんぴつより濃い字が書けるよ」
>>367 こんにちは。 ……ふぁ、れんタン!
ふわぁ…ユーカリたんの、すぱげってぃ……
「こむぎ」って、こんなに、いいかおりが、するんだね。
ひはぁ…これは、「きしめん」みたいで、これは、「かいがら」みたい…
これは、「ぜんまい」みたいに、くるくるまいてる…!
これ、ぜんぶ、すぱげってぃとおんなじ、「ぱすた」の、なかまなんだね……
おばあさん、こんにちは! おせわになります。
いろんなぱすた、いっぱい…わたしも、とっても、たのしみです…
>>368 カチッ! ―― シャアアアアア
ひはぁ…! くるまが、ほんものみたいに、はしった……すごぉい……!
わぁ…「ぼーるぺん」って、けしごむでも、きえない、じが、かけるんですね…
ありがとうございます!
>>369 びんちょうタンたちが畑から戻ると、れんタンは料理の本と用意した材料を見比べて、
何をどう利用しようかと考えていました…。
れんタン 『 おソノさんがくれたドライトマト… ケチャップの代わりにきざんで使うと、
よりトマトの味が濃くて、おいしいものが出来ます…って。
それに水分が少ないから、時間がたっても水気が出にくいんだって… 』
ちくタン 『 それなら、お弁当にするにはモッテコイだねー。
オムライスにはカニを使うから、ライスはケチャップ味にしない方が良いよね。
だったら、スパゲッティはトマト味のにしてみないー? 』
おばあさん 『 味が重ならない方が食べていて楽しいでしょうね…。
…そうね、先ずびんちょうタンのアイデアのものを、作って見せてちょうだいな… 』
>>370 わぁ……かんそうさせた「とまと」、はじめて……
ふぁ…そうだね…
けちゃっぷあじの、ごはんだと、かにさんのあじが、わかりにくくなっちゃうよね。
あ…それじゃあ…いろんなかたちの「ぱすた」があるから…
あじも、にしゅるいくらい、ちがうあじがあると、たのしいかも…
あ…はいっ!
ジュワァァァァ (お肉をカリカリに炒め、にんにくの芽・きのこと合わせ、
おばあさんがつくっておいてくれたコンソメベースのソースといっしょにパスタにからめる)
「にんにくのめと、きのこの、こんそめぱすた」……できました!
えっと…もういっしゅるいは……
おそのさんにもらった、おにく…まだ、たくさんあるから……
とまとあじの、「みーとそーす」に、おなすをいれたら…きっと、おいしいと、おもうんですけど……
>>371 ワァ〜♪ イイカオリ ダネ〜
オイシーネー♪
ちくタン 『 お肉の脂で炒めたキノコって、おいしいね〜♪
コンテストの時はベーコンにして使うんだよね。
香りがついて、もっとおいしくなるよ ウンウン…
……うん、ニンニクの芽の香りで元気が出て来るようだよー 』
おばあさん 『 コンソメソースもこれ位の量で十分ね…。 それに時間が経ったら
スパゲッティの麺が汁気を取ってくれるし、味が良く馴染むわね… 』
れんタン 『 スパゲッティも二つ作るんだ… いいかも… フフフ…
…そうそう、ミートソースにはお肉をたくさん使うから、脂身のところを
へらして、その代わりに山でひろって来たクルミを入れてみたら…?
コクが出るし、植物の油は冷えてもゴワゴワしないからね…… 』
ちくタン 『 はいはーい、ワタシがクルミを割りまーす。 コノ キヅチヲ ツカッテ…… 』
エイッ!
373 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/10/07(水) 21:29:28 0
ちょっと、あめが、つよくなってきましたね。
たいふうが、くるみたい…みなさん、きをつけてくださいね。
>>372 ひはぁ……おばあさんも、みんなも、よろこんでくれた……
…はい。
そーすの、おつゆを、すいこむから…すぱげってぃは、すこし、かために、ゆでたほうが、いいんですね。
(おばあさんのアドバイスをメモ)
「くるみ」のはいった、みーとそーす…どんなあじに、なるんだろう……
コーンッ コーンッ
(ちくタン「ひやぁ〜…かたくて割れないよ〜」)
(おばあさん「フライパンで炒ると割れやすくなるわよ」)
ふぁ…はい!
ジィィィィィ カララン コロロン
ふわぁ……いいかおり…!
(おばあさんに教わって、殻の割れたところにスプーンの先を差し込んでひねる)
パキン
ひはぁ…きれいに、われた……!
わぁ…この、「から」も、おもしろいかたち…ちくタンの「はつめい」にも、つかえそうだね。
>>373 ちくタンとびんちょうタンがクルミと悪戦苦闘している間に、おばあさんとれんタンは
ミートソースに入れる材料を刻んで用意を済ませていました…。
れんタン 『 炒め油はドライトマトを浸けていたオリーブオイルを使うと良いかも… 』
ちくタン 『 ( びんちょうタンの手元を見ながら… ) 最初にきざんだトマトと
ニンニクをひとかけ炒めるんだねー。
ウ〜ン イイカオリ〜♪
ナルホド…
そしてクルミを入れてカリッとなるまで炒めてからお肉を入れると… 』
おばあさん 『 それじゃこっちのフライパンでは、お野菜の準備をしましょうかねぇ…
タマネギ… キノコ… ニンジン… 赤ピーマン…。
ジュワ〜 ジャッ みじん切りにしたものを炒めて…。
…そうそう、びんちょうタン、お茄子はどうしようかしら…? 』
>>374 ひふぅ… (取り出したクルミの実と殻をより分ける)
あ、はい!
あ…ちくリン、
あぶらがはねて、やけどしちゃうと、いけないから…ちょっとだけ、はなれててね。
ジ ュ ァ ア ア ア ア
ひはぁ…「おりーぶ」のあぶらも、いいかおり……
ふぁ…はいっ!
えっと…おなすは…おべんとうだから、すこし、ちいさめにきったほうが、たべやすいよね…
あ…じゃあ、えっと…なんていうんだっけ…
あっ、あの…「あらみじん」に、きって、あぶらで、あげてもらっても、いいですか?
>>375 おばあさん 『 はいはい、それじゃあ強火で素揚げにするわね… 』
ジャッ ジャアァァァ…
トントン…
ちくタン 『 油は良く切っておいた方がいいよねー。 キッチンペーパーで… 』
マダー?
モウチョット マッテネ チクリンー グツグツ… グツグツ…
れんタン 『 …あっ、お湯が沸いたよ。 パスタはどれを使うの…? 』
>>376 あ…はい。 おねがいします。
えっと…
この、かいがらみたいな、ぱすた……ふわぁ…「こんきりえ」って、いうんですね。
まんなかが、くぼんでるから…そーすを、つつみこんで、たべやすそう…
ふぁ…うん!
じゃあ…ちくタン、この「こんきりえ」を、ゆでてくれる?
…ありがとう!
>>377 パッ パッ!
ちくタン 『 りょうかーい! お塩をひと握りお湯に入れて…
5分位ゆでてみて、様子を見るんだよね…… 』
マゼマゼ…
れんタン 『 湯きりは私がするね… ジィー… 』
フツフツ フツフツフツ……
――― ――― ―――
二人の上手い連係で、ちょうど良い具合に茹で上がったコンキリエは
とてもモチモチとした感じで美味しそうです…。
ニコニコ
おばあさん 『 どれどれ……うん、ミートソースも頃合ね。
びんちょうタン、仕上げをお願いするわ… 』
>>378 ふわぁ…こんきりえ、おいしそう……
あ…はい!
ん、しょっ……
ジュワァァァ コトコトコト
(おばあさんのフライパンで炒めたお野菜の上に、自分のフライパンのトマトとお肉のソースを入れ、
パスタのゆで汁で塩加減を調節しながらゆっくり煮込む)
……… (小皿を借りて味を見る) ………うん!
シュウウウウ トロトロ〜
(れんタンとちくタンがお皿に盛ってくれたコンキリエに、できあがったミートソースをかけていく)
っと…これに、きのう、クヌギたんからもらった、「ぱるめざんちーず」を、そえて……
…………できました!
>>379 ふわぁ…こんきりえ、おいしそう……
あ…はい!
ん、しょっ……
ジュワァァァ コトコトコト
(おばあさんのフライパンで炒めたお野菜の上に、自分のフライパンのトマトとお肉のソースを入れ、
パスタのゆで汁で塩加減を調節しながらゆっくり煮込む)
……… (小皿を借りて味を見る) ………うん!
シュウウウウ トロトロ〜
(れんタンとちくタンがお皿に盛ってくれたコンキリエの上に、
油で揚げた茄子をのせ、その上からミートソースをかけていく)
っと…これに、きのう、クヌギたんからもらった、「ぱるめざんちーず」を、そえて……
…………できました!
>>380 ウ〜ン イイカオリ〜♪
イタダキマース モグモグ… …ウン、オイシイー!
れんタン 『 歯ごたえがおもしろいね…。 トマトの味もしっかり出てる… 』
おばあさん 『 お茄子も良い感じよ…。 そうね… 食感とお弁当って事を考えと、
素揚げよりも粉をまぶした方が、香ばしさと水気を抑えられるわね… 』
ちくタン 『 これならスプーンでも食べられるから、ちくリンにも食べやすい……
チクリン、コボサナイヨー
……そうだ! ワタシ家にある竹を使って、スプーンとフォークも作ってみるよー
スプーンはオムライスにも使えるし、フォークでコロッケを食べてもらえるでしょ?
…うん、おかずの仕切りも考えたお弁当箱もガンバルってみるよ〜! 』
こうしてびんちょうタンたちのお弁当の工夫は着々と進み、あとはユーカリたんとクヌギたんが
担当してくれている栗を使ったデザートのパイと、色々な山の幸が入ったオムライスの試作を
残すのみとなりました。
みんなのアイデアと努力が詰まったお弁当が完成するのも、もう直ぐの事でしょう……。
>>381 いただきます。
ふわぁ……くるみの、はごたえと、とまとのかおり……
おもちみたいな、ぱすた…とってもおいしい……!
ふぁ……は、はい。
おなすは…あげるんじゃなく、こむぎこを、まぶすと、いいんですね。 (メモメモ)
わぁ…ちくタンの、つくる、おべんとうばこ…たのしみだなぁ……
おばあさん…きょうは、ほんとに、ありがとうございました。 (みんなといっしょにおばあさんに深くお辞儀)
ふぁ…ちくリン、おなかいっぱいで、ねむくなっちゃったね…ひゅふ♪
ん、しょっ…… (ちくリンをおんぶ)
……うん。
あしたは…このまえ、ぴかぴかのかぼちゃをもらった、おばさんのところで、おてつだいするんだ。
おばさんのおうち…にわとりさん、かってるから、
おきゅうきんのかわりに、うみたてのたまご、わけてもらえる、おやくそくしてるんだ。
そしたら、おむらいすの、ざいりょう、そろうね。
うん……がんばろうね!
またね…れんタン!
(お寺への分かれ道でれんタンに手を振り、ちくリンをちくタンの家まで送り届ける)
うん。 じゃあ…またね、ちくタン、ちくリン!
>>382 お弁当コンテストを明後日に控えた今日。 学校の授業が午前中で終わったので、この前は
全員参加のクラブ活動で、パスタの試作のお手伝いに来られなかったあろえとクヌギたんも
お昼ごはんをそこそこにして、お家から食材を持って畑のおばあさんの家にやって来ました。
そして少し遅れてランチタイムのお仕事を終えたユーカリたんも、クヌギたんと一緒に考えて
作ったマロンパイを、おソノさんから厨房のオーブンを借りて、焼いて持って来てくれました…。
オイシソウー♪
あろえ 『 わぁ〜ユーカリたんのパイ、すごくいいニオイがする〜♪ 』
ソウダネ…
れんタン 『 先ずはオムライスを作らなきゃ…。 デザートはあとに取っておこうよ… 』
ちくタン 『 それじゃあ今日も分担してガンバローねー! 』
オォー!!
∧_,,∧
(`・ω・) 町内のみなさ〜ん
( ;; ヽと つ 明日のお昼にNHKが生中継にやって来るよ〜〜!
( ( ;( ;; ; ミ三三彡
""""""""""""""""""'""""""
385 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/10/12(月) 19:35:50 0
>>383 …おつかれさまでした。 (先生に挨拶)
(朝暗いうちに起きて鳥バスに乗らず歩いて家から持ってきた卵のカゴを、大切に抱えておばあさんの家へ)
おばあさん…みんな…こんにちは!
ほわぁ…くりの「ぱい」、おいしそう……
うん。 みんな…がんばろうね!
……おぉ〜!
えっと…「はじめ、ちょろちょろ、なか、ぱっぱ」……
チャポッ (研いだお米に頭の炭を入れ、お釜を火にかける)
んっと……ごはんの、あじつけは、
かにさんをいれるから…「ちゃーはん」みたいなかんじに、すると、いいかなって、おもうんですけど……
コトコトコト
ひはぁ…ちゃいろいそーす、いいかおり……「でみぐらすそーす」って、いうんですね。
(れんタン「これに、きのこをいれると、とってもおいしくなる…」)
ふわぁぁ…たのしみ……
(おばあさん「じゃあ、今度はびんちょうタンがはんぺんをすってごらん」)
ふぁ…はいっ!
キュッ (はんぺんを手で握ってちぎりながらすり鉢に入れる)
んっ…… ふっ…… (この前見たおばあさんの手元の動きを思い出しつつ、力をこめてすりこ木を動かす)
>>385 おばあさん 『 …そうね、ベーコンをバターで炒めて香りを出して、
其処に御飯を入れると良いわね…… 』
クヌギたん 『 今日はシェフから ”はっこうバター” をもらって来ました。 ニコニコ
ふつうのバターより香りも味も良いから、使ってみて下さい… 』
チクリーン、ニワノ クンエンキヲ ミテイテクレル? モシ ケムリガ イッパイ デチャッタラ オシエテネー!
ハーイ ネエタン ♪
れんタン 『 …うん。 それからびんちょうタンがお姉さんからもらった
ホタテのもどし汁も入れたら、もっとおいしくなると思う…。
…そう、身の方はご飯と一緒に炒めるといいよ…… 』
あろえ 『 このむしたカニさん、みをとるのがたいへんだよ〜〜 』
ホジホジ…
ちくタン 『 海のカニより小さいからしょうがないよー。
でもおいしいお弁当を作るためなんだからガンバロー?
…えっと、カニミソとカニのタマゴは…… 』
ウン、アリガトー
ユーカリたん 『 コノボウルニ イレテ クダサイ…。
アトデ スリバチノ タマゴト イッショニ マゼテ ヤキマス…。 エヘヘッ
タマゴガ カニノ オイシサデ イッパイニ ナルデショウネ…… 』
>>384 おそくなって、ごめんなさい。
きょう、おばあさんのおうちの、てれびで、みせてもらいました。
すみをつくる、しょくにんさんたちのかお…かまどのなかで、もえてる、すみみたいに、きらきらしてましたね。
わたしも…きらきらひかる、りっぱな「すみ」に、なれるように…がんばります!
>>386 (はんぺんがなめらかになったところに、れんタンが溶いた卵を流し入れてくれる)
ふぁ…れんタン、ありがとう。
わぁ……クヌギたんの、「はっこうばたー」…おかしみたいに、あまずっぱい、いいかおり……
ひはぁ…あの、せきゆのかんみたいな、はこのなかで、「べーこん」が、できるんだね。
ちくリン…やけどしないように、きをつけてね。
…ふぁ…めぐみおねえさんの、ほたて……
う、うん!
(おばあさんに鍋を借り、干しホタテがひたひたになるくらいのお湯を入れる)
かにさんの、おみそがはいった、たまご…
どんなあじになるんだろう…たのしみ……
(ホタテの鍋を火にかけ、身がほぐれるまでゆでる)
>>387 半月ほど前の大風の日に折れてしまった桜の枝を木端にして作ったベーコンが
出来上がる頃、ご飯も炊けて材料の下ごしらえも全て準備が整いました…。
ちくタン 『 …それじゃあちくリンは、みんなのお皿とスプーンを並べてくれるー?
それでねー、ワタシとおばあさんがフライパンで卵を焼いて取り皿に
置くから、その上にびんちょうタンが炒めたご飯を、クヌギたんと
あろえが取り分けてくれるかなぁー?
…うん、れんタンとユーカリたんはご飯を卵でキレイに包んで、
みんなのお皿の上にひっくり返しながら置いてもらえるー?
今日のオムライスの卵はとろとろじゃないから、このほうが楽だよー 』
リョウカーイ
ウマク デキルカナァ… コッチノ ジュンビハ イイヨ〜
>>388 カポッ
ほわぁぁあ……… (お釜のふたを開け、宝石のように輝くごはんの香りを胸いっぱいに吸い込む)
……うん!
トントントントン (出来たてのベーコンとタマネギを細かくきざむ)
ん、しょっ…… (温めたフライパンにクヌギたんの発酵バターを入れ、フライパンを揺らしまんべんなくのばす)
ジ ュ ァ ア ア ア ア (ベーコンとタマネギを炒める)
ん、と…かおりが、でてきたら、ごはん……
シュウウウウ (ごはんを入れ、バターと具材をしっかりなじませる)
ひふぅ…つぎは、かにさん……!
(カニの身を投入し、ホタテのスープ、塩、こしょうで味つけ)
………できました!
ひはぁ…!たまご…おつきさまみたいで、きれい……!
>>389 ほわほわとお皿の上で湯気を立ち昇らせている二つのオムライスは、何もかけないものと
キノコが入ったドミグラスソースをかけたものにして、味を比べてみる事にしました…。
イタダキマース …ウ〜ン、オイシイナァ〜〜♪
おばあさん 『 ソースがかかって無い方は、卵と混ぜたカニの風味が良く解るわねぇ… 』
ちくタン 『 ライスの方も、カニとホタテとベーコンのおいしさが良く出てるよー 』
クヌギたん 『 ソースとまぜると、キノコのおいしさがお口の中いっぱいに広がるね 』
ウフフ…
ユーカリたん 『 コレモ フタツノ アジガ、タノシメマスネ… 』
れんタン 『 …じゃあ、お弁当箱につめる時に、半分だけソースをかけたら…? 』
ソーダネー!
ウンウン… コロッケモ パスタモ フタツノ アジガ タノシメルカラ、ニコニコ オベントウダネー アハハッツ!
ソレナラ デザートモ、フタツ カンガエ ナキャ…。 エエット……
>>390 ひはぁ………
「にこにこ、おべんとう」……!
たべたら、みんな、にこにこえがおに、なってくれると、いいなぁ……
ふぁ…でざーとも、もうひとつ…そうだね!
んっと…… (みんなと一緒におばあさんが貸してくれた本のページをめくる)
ユーカリたんたちの、「くりのぱい」は、とってもあまくて、ほくほくしてるから、
もうひとつは…このあいだの「うめ」みたいに、ちょっと、すっぱいおかしが、いいかなって、おもうんだけど……
ふぁ! これ…おいしそう……! 【
ttp://cookpad.com/recipe/849377 】
「みかん」も、わたしたちのまちの、めいさんだよね。
「むーす」だから、「なまくりーむ」とちがって、おべんとうにいれても、べちゃっとしたかんじに、ならないし…
これ、つくってみたいなぁ……
>>391 みんなは大きな粒の焼き栗のシロップ漬けが、ゴロンと入った特製パイを頬張ると、
マスカルポーネチーズ入りのカスタードクリームと、香ばしいマロンペーストが口から
こぼれ落ち無い様に注意しながら、びんちょうタンの開いた本のページに目をやりました…。
ちくタン 『 ……そーだね。 おかずもご飯も油を使っているものばかりだから、
少しさっぱりした味のデザートを入れるのも良いよねー 』
れんタン 『 うちのだんかさんで、みかんを作っているおじいさんが、仏様のご供養に
どうぞって持って来たみかんがあるから、それをもらって使おうよ… 』
あろえ 『 ワタシ、みかんをキレイにむくのとくいだよ〜♪ 』
チクリン、タベルノ トクイー
クヌギたん 『 みかんジャムとヨーグルトは、うちのキッチンにあったはずだから
私が用意しますね…。 …ウン、ゼラチンモ シェフニ タノンデオクワネ 』
ユーカリたん 『 アシタ オベントウニ ツカウ ザイリョウノ シタゴシラエガ
ゼンブ スンダラ、ツクッテ ミマショ…? 』
>>392 ほぐ…
ふわぁ…くりのぱい、おいしい……
わぁ…みんな、ざいりょう、もってきてくれるの?
……ありがとう…!
じゃあ…わたし、おさとうを、かってくるね。
みかんを、きれいにむくのって、むずかしいよね…
あろえちゃん…わたしにも、むきかた、おしえてくれる?
……う、うん!
>>393 そしてコンテストを翌日に控えた次の日──
みんなは手分けしてお弁当の材料を、おソノさんのお店に運ぶ事にしました。
コンテンストは商店街の特設広場で行われるので、下ごしらえをするなら
お店で準備をした方が近いし良いよと、おソノさんが言ってくれたからです。
そしてみんなはキッチンをお借りする事と、足りない材料や調味料を分けて
頂く代わりに、お昼からお店のお手伝いをする事にしました…。
――― ――― ―――
みんなはランチタイムのお仕事を終えて、まかないご飯もそこそこに済ませると、
中休みの時間を使って、先に二つ目のデザートの試作をする事にしました…。
おソノ 『 ( みんなで書いたお弁当のアイデア図を見ながら )
アハハッ
” ニコニコお弁当 ” ね… うん、いい感じのアイデアじゃなーい。
ウチが明日の ” 道の駅弁 ” 部門で参加するメニューはネー、
キノコの炊き込みご飯と、ヒオウギ貝の炊き込みご飯で
おむすびにしてね、それに薄切りにしたイノブタの肉を巻いて
オーブンで香ばしく焼いた ” 肉巻きおむすび ” なんだよー。
夕方の仕事が終わったら、まかないに出すから味見してみてよー 』
395 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/10/18(日) 13:59:52 0
>>394 おそのさん…こんにちは!
あの…きっちん、つかわせてもらって、ありがとうございます。
わぁ…「れたす」に、「ぷちとまと」に、あまい「とうもろこし」…
こんなに、いただいて…いいんですか?
…は、はい。ありがとうございます!
……うん…おべんとうに、おやさいがついたら…えいようの、ばらんすも、とれるよね。
あ…は、はいっ! (慌ただしくテーブルや食器の準備にかかる)
――――いらっしゃいませ!
――― ――― ―――
カチャカチャカチャ (洗い終わったお皿をしっかりと拭く)
わぁ…おにくをまいた、おむすび…おいしそう……
えっと…「ひおうぎ、がい」……??
ひはぁ〜! かたちは、「ほたてがい」に、にてるけど、いろんないろの、かいがら……とってもきれい……
あ…はい!
…うん。たのしみだね。
……はい!
みんな…「みかんけーき」、がんばろうね。
ん、しょ…… チャッチャッチャッチャッ
(卵の白身にお砂糖を加えながら、力をこめて根気よく泡立てる)
>>395 お昼休みにみんなで作ったみかんケーキと、おソノさんのおむすびの試食を楽しみに
しながらお店のお手伝いをしていたみんなに、お店のガラス越しに辺りがとっぷりと
日が暮れた様子に気がついたおソノさんから、 ” お店を早仕舞いをするよー ” っと
声が掛かりました。
その声に返事をしながらみんなは、客席やお店の前のお掃除、そしてキッチンの
洗い物やまかないの準備を、手分けして取り掛かる事にしました…。
――― ――― ―――
みんなが後片付けを終えて一息つく頃、今夜のまかないのけんちん汁と、楽しみに
していた肉巻きおむすびが出来上がり、早速テーブルを囲んで頂く事にしました…。
イタダキマース モグモグ… ウン、オイシイネェ〜♪
チクリン、フゥフゥシテ タベルンダヨ〜
あろえ 『 ちょっとさむくなってきたから、あったかいおみそ汁はイイよね〜♪ 』
ユーカリたん 『 ママノ ポテトスープト オナジグライ オイシイデス… エヘヘッ 』
ちくタン 『 焼いたお肉をおむすびに巻くんじゃなくて、下味をつけた生のお肉を
巻いて焼くから、肉汁のうま味が全部おむすびにしみ込むんだねー 』
クヌギたん 『 それに… 手があぶらでよごれにくいように、別にそえた海苔とレタスで
おむすびを包めるようにしてあるのも、ステキな気くばりだと思います… 』
おソノ 『 キノコの方は脂身の多いお肉でコクを出しているけど、梅のペーストを
使ってサッパリさせているから食べやすいでしょー? アハハッ 』
れんタン 『 ヒオウギ貝のおむすびの方は貝の味を消さないように、あぶら身の少ない
部分のお肉を使っておいしさを加えているんですね… ナルホド… 』
>>396 ありがとうございました。 (深くお辞儀しお客さんを見送る)
ふぁ…はいっ! (ほうきとちり取りを持ってお店の外へ)
シャッ シャッ
さじ…おつかれさま。
もうちょっとで、ごはんだからね。
――― ――― ―――
いただきます。 (ー人ー)
ひはぁ……おやさいが、たくさんはいった、おみそしる…あったかい……
ほぐ…
ふわぁぁぁ……おいしいです!
ごはんと、おかずがのあじが、ぜんぶ「ひとつ」になってる……
「おむすび」って、こんなにすごい「おりょうり」なんですね。
(あまりのおいしさに全部食べてしまいそうになるのをグッとこらえ、さじの分をお皿にとっておく)
―――ごちそうさまでした。
……はい。 すごく…おいしかったです!
(さじにおにぎりをあげた後、お店に戻って時計を見る)
ふぁ……
れいぞうこの「みかんけーき」…そろそろ、できるころだよね。
……うん。
あの…おそのさん…
わたしたちの、「けーき」…あじみして、もらっても、いいですか?
398 :
名無しになりきれ:2009/10/20(火) 11:16:38 0
びんちょうタンは役所の掲示板でこんなお仕事を見つけました。
募 集
幼稚園の軽雑務
↓400ゲットおめでとう!
>>397 夕食の後片付けが終わったテーブルに、楽しみにしていたみかんケーキが運ばれると、
みんなはその甘酸っぱい香りに頬をゆるませました…。
あろえ 『 みかんのかおりがいっぱいだねー。 みかんの実もきれいにむけたから、
ゼリーのところもキラキラしててキレイだよ〜〜♪ 』
チクリンモ、ミカン ムイター
クヌギたん 『 とってもさわやかな味ですね…。 心がおちつきます… ホンワカ〜♪ 』
れんタン 『 ユーカリたんが焼いたスポンジケーキ、しっとり柔らかく出来たよね… 』
ユーカリたん 『 レンタンガ、オーブンノ ヒカゲンヲ ミテイテ クレタカラ、
キレイニ ヤケマシタ… レンタン、アリガトウー ウフフ… 』
ちくタン 『 …モグモグ フファー あらら、もうなくなっちゃったぁ〜 アハハッ
さっぱりしているから、ワタシこれならいくらでも食べられちゃうな〜 』
おソノ 『 みんな美味しそうな顔で食べてるねー。 それじゃあ、ワタシも頂こうかね…
…うんうん、生のみかんを使っているから香りが良いねー
でもその分、酸味も強く出ているから、ヨーグルトを少し控えめにするか
生クリームの割合を多くして、作ってみたらどうかねぇー? 』
>>398 ピョンッ ピョンッ
……んっ…! ベリッ
ポテッ コロコロコロ ………ふみゅっ
……「ようちえん」……ふわぁ……
(前に園庭のさく越しに見た、先生と歌う子供たちの楽しそうな笑顔を思い出す)
む〜すぅん〜で ひ〜ら〜いぃて〜 …… ♪
……ふぁ…… フルフル
おしごとで、いくんだから…しっかり、がんばらなくちゃ。
(建物の中から聞こえる子供たちのはしゃぐ声に、緊張で少し胸が高鳴る)
ピンポーン
……ごめんください。
>>400 よんひゃくげっと、おめでとうございます。
――――――――
ひはぁ……つめたくて、すっぱくて…おくちのなかが、すっきり……
あ…は、はい。
「よーぐると」を、ひかえめ…「なまくりーむ」を、おおめ…… メモメモ
れんタンと、ユーカリたんの、「すぽんじけーき」…
クヌギたんの、「じゃむ」…
わたしと、ちくタンがつくった、「むーす」…
あろえちゃんと、ちくリンの、「ぜりー」…
みんなの「ちから」…このけーきみたいに、「かさなりあって」、
たくさんのひとに、よろこんでもらえる、おべんとうにしたいね……
………うん!
「こんてすと」まで、あと、ちょっと…
みんな、がんばろうね!
(ケーキと同じように、手のひらをもう一度みんなと重ねる)
…………おぉ〜!
>>401 そして次の日、いよいよ今日はお弁当コンテストの日です。
昨日は夕食の後もみんなでお弁当の仕込みをして遅くなってしまったので、
びんちょうタンはれんタンのお家にお泊りさせてもらいました…。
――― ――― ―――
びんちょうタンがれんタンと、お料理の段取りの話をお話しながら、おソノさんの
お店へ向かっていると、商店会の寄合所の前でおじさん達がステージを作って
コンテストの準備をしているのが見えて来ました…。
…アッ、ビンチョウタ〜ン、レンタ〜ン!
一足先に自転車で来ていたちくタンとちくリンが、手を振ってびんちょうタンたちに
声をかけてきました…。
ちくタン 『 いよいよだねー。 なんとか入賞して京都に行きたいよね〜! 』
れんタン 『 だいじょうぶ…。 みんながいっしょうけんめい作れば結果が
ついて来ます……って、今朝の占いにそう出てたから… 』
403 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/10/21(水) 21:48:37 0
>>402 ふわぁ……
ほんばんは、そとで、おりょうりをするから…「すみのこんろ」を、つかうんだね。
いためる、おりょうりが、おおいから、
「かりょく」は、「つよめ」………がんばらなくちゃ。
ちくタン、ちくリン、おはよう!
「きょうと」…ゆいおねえさんたちに、また、あいたいな……
ふぁ…そ、そうだね。
「しょう」を、とるよりも、たいせつなこと……
みなさんに「おいしい」って、いってもらえるように、
こころをこめて、いっしょうけんめい、つくること……だよね。
………うん!
おそのさん…おはようございます。
ざいりょう、あずかっていただいて…ありがとうございます。
>>403 カラン コロン カラン〜♪
ユーカリたん 『 …アッ、ミナサン オハヨウゴザイマース 』
アハハッ
おソノ 『 みんなー、おはよー。 今日はお互いガンバロウねー 』
びんちょうタンがお店に入ると、既におソノさんを先頭にお店の人達も道の駅弁作りに
取り掛かっていました…。
おソノ 『 ウチのはお客さんに売るのも含めて、50人前作るからねー。
びんちょうタン達も展示用のお弁当の他に、試食用の分が10人前必要だろ?
ステージではみんな下拵えが済んだものを持って来るから、みんなも十分
ここで準備を済ませておくんだよー 』
カラン コロン カラン〜♪ オハヨウゴザイマース
おソノさんのアドバイスを聞いている内に、クヌギたんとあろえもお店に顔を出しました。
そしてびんちょうタンは、みんなに改めてお料理の段取りを説明すると、いつもの様に
手を合わせて気合いを入れるのでした……。
>>404 ユーカリたん…おはよう。
ひはぁ…「ごじゅうにんまえ」……すごぉい……!
おそのさんたちも、いそがしいのに、
おみせのきっちん、つかわせてもらえるなんて……
あの…ほんとに、ありがとうございます。
ふぁ…クヌギたん、あろえちゃん、おはよう。
………うん。
にるのに、じかんがかかる、そーすは、さきに、つくっておいて…
ころっけも…すてーじで、すぐに、あげられるように、しておかないと、だめだよね。
……うん。
じゃあ…わたしは、ぱすたと、おむらいすの、そーすをつくるね。
みんな……がんばろうね。
………おぉ〜!
>>404 ちくタン 「……あ、そーだ!
役場にとどけを出す時、私たちひとりひとりの名前は書いたけど、
『グループ』の名前は、まだ決めてなかったんだっけ…
びんちょうタン、どんな名前がいいと思う?」
ふぁ……
そうだね…わたしたち、みんなで、ひとつの、「ぐるーぷ」……
んっ、と……… (ごはんを炊くために自分の頭からはずした炭と、みんなの髪についた炭を見つめる)
……… 『 すみのこ、ふぁみりー 』 って……どうかな………?
>>405-406 ウン、イインジャナイ? イイカンジデス〜♪ フャミリー …… カゾクデスネ ステキデス…♪
ジャアー モウイッカイ テヲアワセテ… ミンナー! ガンバロウネ〜 オォ〜〜♪♪
再び気合を入れたみんなは、張り切ってそれぞれの仕事にかかりました…。
昨日の内に仕込みの殆どを終えたデザートの仕上げは、クヌギたんを中心に
あろえとちくリンが担当です。
クヌギたん 『 マロンパイは冷ました後でクリームを詰めて出来上がりだから、
そうしたらちくリンは、このお皿に並べてくれるかな…? ハーイ
シャコシャコ… ウフフ…
あろえちゃん、クリームはちょうど良い感じね…。 リョウカーイ!
それじゃあ、みかんケーキの上にジャムをぬってくれる…? 』
れんタンは昨日から冷やし固めておいたカニクリームコロッケのタネを、俵型にして
綺麗に小分けすると、今度はトビウオのすり身にちくタンが炒めてくれた材料を混ぜて、
小判型のコロッケを作りました…。
コネコネ… ペタペタ… フフフ…
れんタン 『 ……こうして。 うん、けっこう良い感じ… 』
コロッケの材料の仕込みを終えたちくタンは、ユーカリたんがそろえてくれた材料を
指示通りの大きさに、ひたすら包丁を動かして切りました…。
ウォーリャァ! トントントン… ザクッザクッ
ちくタン 『 …はぁはぁ 材料をたくさん切るって疲れるなぁ〜〜
( ピカッ! ) そうだ…! 今度はいくら切っても疲れない包丁を発明しよう〜! 』
ユーカリたんはちくタンが切った材料を、ステージでお料理する時に手際よく使える様に、
お料理毎に使う材料を器に入れラップをかけて、それぞれを大きなトレーに並べました…。
ユーカリたん 『 …エット、コノベーコンハ オムライスヨウデ…
コッチノ キノコハ、パスタニ ツカウモノダヨネ…… 』
>>407 パァァ
ふわぁぁ……… う、うん!
…おぉ〜〜!
(炊飯器のスイッチを入れた後、
メモを見ながら、畑のおばあさんに教わった分量でソースを配合し、お鍋を火にかける)
……うん。
こっちの、きのこは、おむらいすのそーすに、いれるほうだよね。
(コンロの火加減を見ながら、カニの身を丁寧に取り出す)
フツフツフツ コトコト
そろそろ、いいかな……
>>408 みんながテキパキと準備を進めていると、お店の外からコンテスト参加者を呼ぶアナウンスが
商店街のスピーカーから流れて来るのが聞こえて来ました…。
ピン ポン パン ポ〜ン ♪
< ( お弁当コンテスト参加の皆さんは、会場にお集まり下さーい…… )
おソノ 『 …おやおや、もうそんな時間かい。 みんなー、そっちの準備はどうだーい?
…よし、じゃあ材料を会場に運ぶとしようかねー。
急がなくて良いからねー。 気をつけて運ぶんだよー 』
ハーイ! コロッケノ ザイリョウハ コレデイイヨネ… アロエチャン、オナベ モッテイクノヲ テツダッテー
マロンパイハ コノオカモチニ イレテオクネ ソウソウ、オサラノ ジュンビモ シナキャ… エエト……
>>409 カポッ ふわぁ……
(ごはんの炊きあがりを確かめ、おソノさんに小皿を借りてソースの味を見る)
…………うん!
ひはぁ…! ちくタンのつくった、おべんとうばこ、すごくかわいい……!
ここが、ころっけで…こっちに、ぱすたを、いれるんだね。
ころっけのところには、きゃべつと、れたすをひいて……
あ……はいっ!
あろえちゃん…おなべ、あついから、きをつけてね。
ん……しょっ……… (炊飯器を運ぼうとするがなかなか持ち上がらない)
ふぁ…ユーカリたん、ありがとう!
(ユーカリたんと力を合わせ、一歩一歩しっかりと足を踏みしめて重い炊飯器を会場に運ぶ)
>>401 女の園長「あら、お嬢ちゃんが手伝ってくれるの?
・・え?赤ちゃんのお世話や小学校でもお仕事したことある?
・・フフ、それは頼もしいわ。」
園長先生はそういうと、びんちょうタンに先生たちを紹介してくれました。
チシャノキ先生より、少しだけ若そうな女性たちです。
先生たち「ヨロシクね〜!」
園長「じゃあさっそく、私と一緒にお花畑の周りの草むしりをしましょうね。
その後は・・」
びんちょうタンはさっそく、いろんな細かいお仕事に取り掛かりました。
小学校でのお仕事の経験が生きたのか、割りあい、そつなくこなせます。
園児達は、先生に付き添われてジャングルジムや鉄棒で遊んでます。
女の先生の一人が言いました。
先生「園長先生、せっかくだからみんなにもびんちょうタンへご挨拶をしましょうよ」
園長先生はニッコリうなずいて、園児たちを集めます。
園長「みなさん、今日、お手伝いに来てくれたびんちょおねえちゃんですよ」
園児たちはキャッキャッと嬉しそうに「ハジメマシテ〜!!」と元気よく挨拶しました。
園長「せっかくだからあなたも一緒に[むすんでひらいて]の輪の中に入りなさい。
びんちょうタンは園児たちと仲良く[むすんでひらいて]をしました。
お昼です。びんちょうタンは先生や園児たちと一緒にお弁当を食べました。
先生「あら、あなた、おにぎり作るのうまいのね」
園児「ビンチョオネエチャンニアタシノウインナーアゲル」 「ボクハ、タラコ」
楽しいお弁当の時間が終わると、園児たちのお昼寝の時間です。
園長「これが一番難しいのよ・・小さい子はお昼寝も大事ですからね・・」
先生たちは四苦八苦して元気な園児たちを寝かしつけます。
園長「フゥ・・あとは夕方に親御さんのお迎えが来るまでね」
びんちょうタンは園児のやさしい寝顔を見て、
なんだか鼻の奥がツーンとして、ちょっぴり涙ぐんで、こう思いました。
(世の中にはこんなに幸せそうな子供たちもいるのに、
どうして私の小さい頃のようにひとりぼっちで寂しい子供たちもいるんだろう
正反対だな・・)
それを見た園長先生、
園長「あなたはいままで頑張ってきたんでしょう?さっき[むすんでひらいて]を
した時、その小さいけど苦労してる手のひらを見たもの・・」
そう言って、びんちょをギュ、と抱きしめてくれました。
夕刻です。
園児たちは親に連れられて帰宅します。
「センセイ、ビンチョオネエチャン、バイバーイ!」
園長「今日は私も教えられたわ・・次、機会があったらお願いできる?」
そう言って賃金を渡してくれると、先生たちも一緒に
「びんちょうタン、気をつけて帰るのよ〜」と見送ってくれました。
びんちょうタンは、今日という日を忘れないでしょう。
417 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/10/25(日) 20:41:17 0
>>411-416 は、はい! ……よろしく、おねがいします!
(草むしりの後、じょうろでお花に水をあげる)
ようちえんの、おにわって…いちねんじゅう、いつでも、おはなが、いっぱい……
………! (大きな泣き声に振り向き、ころんで膝をすりむいてしまった女の子を見つける)
だいじょうぶ?
ふぁ…ちがでてる…!
せんせいに、おくすり、つけてもらおうね。 (優しく女の子の手を引いて先生の所へ)
………よかったぁ……もう、だいじょうぶだね。
いたいのいたいの…とんでけ〜……!
……ふわぁ………! (泣きやんだ女の子の笑顔に自分も笑みがこぼれる)
えっ、と…… (大勢の子供たちにいっせいに見つめられて少し緊張)
あの…みなさん、はじめまして。
わたし、びんちょうタンです。よろしくおねがいします!
ふわぁ……は、はいっ!
む〜すぅん〜で ひ〜ら〜いぃて〜 て〜を〜うって〜 む〜すんで〜 ……
―――― ―――― ――――
わぁぁ……みんな…ありがとう……!
……うん。 すごく…おいしいよ!
♪ そらのいろ くものいろ おひさまのいろ
めがさめたら おくりものがとどく
あめのうた ゆきのうた ふくかぜのうた
おくりものは あしたの はなかごのなか ……… ♪
(歌い終えると、さっきまで大騒ぎだった子供たちがみんなすやすやと寝入っているのに気づく)
ふぁ…… (先生に抱きしめられ、ばあちゃんの腕のぬくもりを思い起こす)
《 わたし……「ひとりぼっち」じゃ、ない………
………あったかい……こんなに……… 》
―――― ―――― ――――
せんせい…きょうは、ほんとに、ありがとうございました。
みんな…ありがとう。
(さっき転んで泣いていた女の子が、キュッと強くびんちょうタンの手を握りしめる)
ふぁ……
(女の子の胸のお花の形の名札を見る) ……『こうめ』ちゃん……
小梅ちゃん「おねえちゃん、またきてね。 …ぜったいだよ!」
パァァ
………う、うんっ!
こうめちゃん………またね!
>>410 びんちょうタンたちが会場に着くと、既に他の参加グループの人達が、割り当てられた
調理台で慌しく準備をしていました…。
みんながその熱気に目を奪われて足を止めていると、商店会の半被を着たおじさんが
声をかけて来ました…。
役員の人 『 …あーっ、君達は右から二番目の調理台を使ってねー。
それからこの紙にグループの名前を書いてくれるかな?
…うんうん、( ステージの方を指差しながら… )
あそこのグループと同じ様に、台の前に貼ってお客さんに見てもらうのさー 』
れんタン 『 …じゃあ、私が書くね。 サラサラ… サラリ 』
( 置かれていた幾つかの筆記用具から太い筆ペンを選び、 )
( ” すみのこ ふぁみりー ” と流れるように書く── )
>>418 あ……は、はい!
ほわぁ…れんタンの「じ」…すごくきれい……!
(他の台に貼ってあるグループの名札を見て、
街を歩いているときに見かけた食堂やレストランの看板と同じ名前をいくつか見つける)
おそのさんだけじゃなくて…
「おりょうり」を、「おしごと」にしてる、ひとたち、たくさん、でるんだ……
わたしも…「おしごと」と、おんなじきもちで、がんばらなくちゃ……!
(スダじいが、清潔な割烹着とエプロンをひとりひとりに手渡してくれる)
ふわぁ……ありがとうございます!
役員の人「お料理を作る人は、そこにある消毒スプレーを使ってね〜」
あ…はい!
(身支度を整え、みんなで手をきちんと消毒したあと、
れんタンが書いた名札を貼った台の前でお料理の準備にかかる)
420 :
名無しになりきれ:2009/10/27(火) 10:13:29 0
びんちょうタンはまた幼稚園のお仕事に行きました。
園長と先生たち「待ってたのよ、はい、これ!」
そう言ってびんちょうタンに袋に包まれた新品のあずき色のジャージを渡しました。
園長「みんなであなたに着て貰おうとお金を出し合って買ったのよ。着てみて」
びんちょうタンはさっそく着てみます。
先生たち「ちょっぴりサイズが大きいけど、その分、長く着れるわよ」
「かわいい〜」
園長「そのお着物もいいけど、汚れたらかわいそうですもんね
・・どう?私たちからのジャージのプレゼント、気に入ってくれた?」
園児たち「オネエチャン、ピッタシ〜」
(* ̄▽ ̄) ホンワカ〜♪
>>420 おはようございます。
また、よんでいただいて…とっても、うれしいです。
! ………ふわぁ……!
あたらしい、ふく………
あの……ほんとに、もらっても、いいんですか?
(ジャージの左胸に「びんちょうタン」と名前が刺繍してあるのを見る)
わぁ……わたしの、なまえ………
は、はい。
ありがとうございます。 ……ずっと…たいせつにします!
(頂いたジャージに着替え、くるりと回ってみる)
………ひはぁ……///
あ……は、はい! ……すごく、うれしいです!
みんな…きょうも、よろしくね。
(先生「もうすぐ『ハロウィンパーティー』っていうお祭りがあるから、
今日は部屋の飾りつけを手伝ってね」)
『はろ…ういん、ぱーてぃー』……
ふわぁぁ……みんなが、かわいい「いしょう」をきて、ぱーてぃーを、するんですね。
……はい! がんばります!
>>421 あさや、ゆうがた…ちょっと、さむくなってきたけど…
せんせいたちに、もらったふく…とっても、あったかいです。
みんなに、よろこんでもらえるように…がんばります!
>>419 道の駅弁部門、我が家のお弁当部門、合わせて10組の参加チームの準備が整った
様子を見計らった所で、司会のお姉さんがステージの中央へ向かいました…。
司会のお姉さん 『 お集まりの皆様、大変お待たせ致しました〜♪
これより ” 和歌山・お弁当コンテスト ” を開催致しま〜す!
腕自慢の料理人の方や、お母様方。 そして可愛いチビッコの
みんなも、地元の食材を使って工夫をこらしたお弁当を作って
頂きます。 お集まりの皆様も見るだけでは無く、御試食の上、
道の駅弁においては御購入頂き、評価をお願いしまーす。
それではみなさーん、調理を開始して下さーい! 』
ヨッシャー!
エイ エイ オゥ〜! ガンバレー オチビチャーン!
ワイワイ… ハイ、オベントー オベントーハ イカガー?