古代神聖チャロッゼン帝国の憂鬱(人∀・)後編

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654仮面の導師

そう…足など飾りに過ぎん! ゴーレムよ、逆立ちして移動せよ!
(名前未定のメズラシウム鉱石製ゴーレムは器用に両の手で体を支えると、ゆっくり動き始めた。)

む、警報が…執務室に鼠が入り込んだか。
どうやら私の出番のようだな…ゴーレム、出るぞ!
(執務室に侵入者が入った事で格納庫など一部の重要な部屋で警報が鳴っていた。
その警報の元。執務室までゴーレムが逆立ちでやって来た。
そして逆立ちゴーレムの後ろから仮面の導師が現れ、遷都と米沢に向って語りかける。)

君たちは、好奇心は猫をも殺すという言葉を知らんようだな?
フ…邪魔者どもにはここで消えてもらうとしようか。ゴーレム、叩き壊せ!
(ゴーレムが床にどっかり腰を下ろす。足の無い状態でも身長4メートルほどだろうか。
人の腰ほどもある太い腕を伸ばして、ゴーレムは遷都と米沢に殴りかかった。)