【
>>841の直前】
>アリスティスラはアーシィに巻きついた
こ、この蛇女! アタシは(ぎゅぎゅっ)っ、やめっ……うああっ!!
(蛇体に締め付けられ、身を仰け反らせて苦しむ。拘束された手足はどんなに力を込めてもぴくりとも動かない。
薄く目を開けば、相手は面白がるようにこちらを覗き込んでいた。
ふつふつと怒りが沸いてくる。なんでこんな、人の名前も覚えられないような奴に! 酸欠で涙目になりながらも、負けじと真正面から睨み返す。
だが拘束は無情に強まる。全身の骨が悲鳴を上げ、意識が激しく明滅し――胸が、潰れた。)
ブヅッ
………………うぁっ!?
(熱い血潮が流れ出
は、しなかった。肉が割れたにしては音も軽い。そう、
――アーシィの胸は詰め物だったのだ!!!)
………………こ――こんにゃろおおおお!!
(呆然、羞恥、白い沈黙。
しかし悪いことばかりでもない。「心ならずも」空いた僅かな隙間を狙って、彼女は右腕を抜け出させることに成功した。
叫びながら、アリスティスラの頬を全力で殴りつける。バキリ、奥歯が折れる鈍い音が響き、拘束が解けた。
アーシィはふらつきながらも再び距離を取った。ちょっぴり緩くなった胸元を気にしつつ。
その時。【841「輝く漢字ドリル」】)